JPH08172380A - クロック作成回路におけるカウンタの制御方法 - Google Patents

クロック作成回路におけるカウンタの制御方法

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JPH08172380A
JPH08172380A JP6314931A JP31493194A JPH08172380A JP H08172380 A JPH08172380 A JP H08172380A JP 6314931 A JP6314931 A JP 6314931A JP 31493194 A JP31493194 A JP 31493194A JP H08172380 A JPH08172380 A JP H08172380A
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counter
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load signal
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隆香行 田中
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 系が切り替わっても安定して基準クロックを
供給する。 【構成】 位相差検出回路12により、分周クロックR
EF0とREF1の位相差を検出して、この位相差が0
系クロックCLK0(CLK1)のクロック幅の1.5
クロック以上であるかを検出する。ロード信号作成回路
13により、位相差が1.5クロック以上の場合にのみ
待機系クロックの分周カウンタ1−0(1−1)にロー
ド信号ld0(ld1)を出力する。分周カウンタ1−
0(1−1)により、ロード信号ld0(ld1)をロ
ードして、0系(1系)クロックCLK0(CLK1)
を分周して、分周クロックREF0(REF1)を出力
する。セレクタ2により、クロック系選択信号ACTに
したがって、分周クロックREF0(REF1)を選択
して、基準クロックREFを位相同期ループ回路4に出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冗長設計されたクロッ
ク系において、現用系クロックから待機系ロックに切り
替える場合に有効なクロック生成回路におけるカウンタ
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠隔多重伝送装置では、伝送路の断、あ
るいは劣化などによる故障に対する信頼性を高めるため
に伝送クロックを0系/1系の2重化とする方式を採用
している。0/1両系のクロックは速度が同じである
が、経路の違い等で位相差を持つ。装置内部ではそのう
ちの1系統を選択的に使用している。図2は2重化され
た伝送路クロックのうち、1系統を選択して装置内部ク
ロックを作成するクロック作成回路の機能ブロック図で
ある。0系伝送路クロック(以下、0系クロックと呼
ぶ)CLK0と1系伝送路クロック(以下、1系クロッ
クと呼ぶ)CLK1は、それぞれ分周カウンタ1−0と
1−1によって分周されて、速度の遅い分周クロックR
EF0とREF1に変換される。セレクタ2では、クロ
ック系選択信号ACTにしたがってそのうちの1系統の
分周クロックREFが選択され、それを位相同期ループ
回路4の基準クロックとし、装置内部クロックCLKが
作成される。現在選択されている方を現用系クロック、
選択されていない系を待機系クロックと呼ぶ。
【0003】分周カウンタ1−0に初期値(0)をロー
ドするタイミング信号であるロード信号ld0は、基準
クロックREFの立上がりと0系クロックCLK0の立
ち下がりを用いて作成される。通常動作時は、待機系ク
ロックの分周カウンタ1−0のみロード信号ld0がロ
ードされる。待機系クロックの分周カウンタ1−0で
は、ロード信号ld0が入力されるとカウンタ値を0に
初期化して、待機系フロックの分周を行う。分周カウン
タ1−1も分周カウンタ1−0と同様に動作する。それ
により、分周クロックREF0とREF1の位相差が常
に一定になるように構成されている。クロック系を切り
替える際の基準クロックREFの振る舞い及び分周カウ
ンタの制御について説明する。一例として0系→1系→
0系の順で選択される系が切り替わっていく場合を考え
る。図3は、図2のクロック作成回路におけるカウンタ
の制御方法を示すタイムチャートである。
【0004】最初0系が選択されており、0系クロック
CLK0、0系カウンタ値、分周クロックREF(=R
EF0)は、図3(A)のような関係にある。待機系で
ある1系の分周カウンタ1−1は、基準クロックREF
の立上がりエッジ及び1系クロックCLK1の立ち下が
りエッジより作られたロード信号ld1によりロードさ
れており、1系カウンタ値、及び分周クロックREF1
は、図3(B)のようになる。ここでは、現用系クロッ
クの分周クロックREF0の立上がった後に、待機系ク
ロックCLK1が立ち上がるので、1系の分周クロック
REF1は,現用系クロックの分周クロックREF0よ
りも0系クロックCLK0と1系クロックCLK1の位
相差分右にシフトする。
【0005】次に、1系に系が切り替えられたとする
と、1系のカウンタ値にしたがって作成されている分周
クロックREF1が基準クロックREFとして選択され
る。結果として、基準クロックREFは0系のクロック
CLK0と1系のクロックCLK1の位相差分だけ右へ
シフトする。待機系となった0系の分周カウンタ1−0
は、基準クロックREF(=REF1)の立ち下がりエ
ッジ及び0系クロックCLK0の立ち下がりエッジより
作られたロード信号ld0でロードされており、0系カ
ウンタ値は図3(C)のようなタイミングとなる。現用
系クロックの分周クロックREF1の立上がる前に、待
機系クロックCLK0が立ち上がるので、0系の分周ク
ロックREF0は現用系クロックの分周クロックREF
1よりも0系クロックCLK0と1系クロックCLK1
との位相差分左にシフトする。その後、0系に系が切り
替えられたとすると、0系のカウンタ値にしたがって作
成されているREF0が基準クロックREFとして選択
される。結果として、基準クロックREFはクロックC
LK0とCLK1の位相差の分だけ左へシフトする。こ
のように、系が切り替わっても基準クロックREFは左
右に交互に動き、片方向に進むことはなく安定に動作す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クロック作成回路におけるカウンタの制御方法において
は、0系クロックCLK0と1系クロックCLK1の位
相差がおよそ180°の時、次のような課題があった。
図4は、位相差が約180°の時の従来の問題点を示す
タイムチャートである。最初0系が選択されており、0
系クロックCLK0、0系の分周カウンタ1−0のカウ
ンタ値(以下、0系カウンタ値と呼ぶ)、基準クロック
REFは、図4(A)のような関係にある。待機系であ
る1系の分周カウンタ1−1は、基準クロックREF
(=REF0)の立ち上がりエッジ及び1系クロックC
LK1の立ち下がりエッジより作られたロード信号ld
1でロードされている。いま、基準クロックREFは0
系クロックCLK0から作られているため、0系の分周
カウンタ1−0のハードウェア上の遅延によりある定常
位相差をもって0系クロックCLK0よりも遅延するこ
とになる。
【0007】よって、図4(B)に示すように、0系ク
ロックCLK0と約180°の位相差の関係にある1系
クロックCLK1のクロックエッジ(s)ではロード信
号ld1を作成することができず、クロックエッジ
(s)の次のクロックエッジ(t)でロードパルスld
1を作成する場合がある。そのため、基準クロックRE
Fが立ち上がってから、1系クロックCLK1が立ち上
がることになる。よって、1系の分周カウンタ1−1の
1系カウンタ値は図4(B)に示すものとなり、待機系
の分周クロックREF1は図のように、分周クロックR
EF0よりも半クロック分右にシフトする。 次に、1
系に系が切り替えられたとすると、1系カウンタ値にし
たがって作成されている分周クロックREF1が基準ク
ロックREFとして選択される。結果としては基準クロ
ックREFはおよそ半クロック分右にシフトする。同様
に、1系から0系に系が切り替わる場合を考える。い
ま、待機系となった0系の分周カウンタ1−0のロード
信号ld0は、基準クロックREF(=REF1)の立
上がりエッジ及び0系クロックCLK0の立ち下がりエ
ッジで定まっている。基準クロックREFは、1系クロ
ックCLK1から作られているため、ある定常位相差を
持って1系クロックCLK1よりも遅延することにな
る。
【0008】そのため、図4(C)に示すように、1系
クロックCLK1と180°の位相差にある0系クロッ
クCLK0のクロックエッジ(u)ではロードパルスl
d0を作成することができず、クロックエッジ(v)で
ロード信号ld0を作成することになる。そのため、基
準クロックREFが立ち上がってから、0系クロックC
LK0が立ち上がることになる。よって、図4(C)に
示すカウンタ値となり、分周クロックREF0は図のよ
うに分周クロックREF1よりも半クロック分右にシフ
トする。その後、0系に系が切り替えられたとすると、
0系のカウンタ値にしたがって作成されている分周クロ
ックREF0が基準クロックREFとして選択される。
その結果、クロックREF0はおよそ半クロック分右に
シフトする。
【0009】以上に示したように、0系クロックCLK
0と1系クロックCLK1の位相差がおよそ180°の
時には、0系/1系どちらの系に切り替えても基準クロ
ックREFは同じ方向にシフトする場合がある。基準ク
ロックREFは図2に示すように位相同期ループ回路4
に入力され、装置内部クロックCLKの基準となるもの
である。一般的に、対向装置(センタ装置)はこの基準
クロックREFで動作し、それを対向装置内部の受信バ
ッファの読み出しの際において、対向装置内部で作成す
るクロックに乗換えて動作している。そのため、系を切
り替えるたびに送出基準が一方向にシフトしていくと、
受信バッファへの伝送データの書き込みと読み出しのタ
イミングが互いに接近するようになり、どこかで禁止領
域に入り、そこで受信バッファのスリップを起こして、
受信バッファがオーバーフローすることになる。これは
システムにとって回線断等が発生し、不都合が生じるこ
とになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、クロック作成回路におけるカウンタの制
御方法において、以下の構成にしている。すなわち、第
1のロード信号を初期化のタイミング信号として、第1
のクロックを第1の分周カウンタにより分周する第1の
カウント処理と、第2のロード信号を初期化のタイミン
グ信号として、第2のクロックを第2の分周カウンタに
より分周する第2のカウント処理とを実行する。そし
て、クロック系選択信号に基づいて、前記第1又は第2
の分周カウンタの出力信号を基準信号としてセレクタに
より選択して、該選択された分周カウンタにより分周さ
れるクロックを現用系クロック、非選択の分周カウンタ
により分周されるクロックを待機系クロックとするクロ
ック系選択処理と、前記第1と第2の分周カウンタの出
力信号の位相差が前記第1又は第2のクロックのクロッ
ク幅と比較して閾値よりも大きいときを位相差検出回路
により検出する位相差検出処理とを実行する。さらに、
前記位相差検出処理により前記位相差が前記閾値よりも
大きいことを検出された場合のみ、現用系クロックの分
周カウンタの出力信号の変化点と待機クロック系のクロ
ックの変化点とに基づいて、ロード信号作成回路により
前記第1又は第2のロード信号を待機クロック系の分周
カウンタに出力するロード信号作成処理を実行するよう
にしている。
【0011】
【作用】本発明によれば、以上のようにクロック生成回
路におけるカウンタの制御方法を構成したので、位相差
検出処理により第1と第2の分周カウンタの出力の位相
差を検出して、この位相差が第1のクロックもしくは第
2のクロックのクロック幅と比較して閾値よりも大きい
か否かを検出する。ロード信号作成処理により、位相差
検出処理により位相差が閾値よりも大きいと検出された
場合にのみ、現用系クロックの分周カウンタの出力の変
化点と待機系クロックの変化点に基づいて、ロード信号
を作成して、このロード信号を待機系クロックの分周カ
ウンタに出力する。待機系の分周カウンタによるカウン
ト処理により、ロード信号が入力されればロード信号を
初期化のタイミングとして、ロード信号が入力されなけ
れば継続的に分周を繰り返す。これにより、ロード信号
が入力された場合には、待機系クロックの分周カウンタ
の出力と現用系クロックの分周カウンタによる出力との
位相差が所定の範囲内に収まる。また、ロード信号が入
力されない場合は、待機系クロックの分周カウンタの出
力と現用系クロックの分周カウンタの出力との位相差
は、継続的に維持される。そのため、クロック系選択信
号により系を切り替えた時の基本クロックは、切り替え
る前に比べての位相差が所定の範囲内をシフトするかも
しくは、定常位相差で左右にシフトする。従って、前記
課題を解決できるのである。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例のクロック作成回路
におけるカウンタの制御方法を実施するためクロック作
成回路の機能ブロック図であり、図2のクロック作成回
路の要素と共通の要素には共通の符号を付してある。こ
のクロック生成回路におけるカウンタの制御方法が従来
のクロック生成回路におけるカウンタ制御方法と異なる
点は、分周カウンタ1−0の分周クロックREF0と分
周カウンタ1−1の分周クロックREF1との位相差が
0系クロックCLK0又は1系CLK1のクロック幅で
閾値(例えば、1.5クロック)以内であれば、待機系
の分周カウンタをロードしない方法を採るようにしたこ
とである。このクロック作成回路では、第1のクロック
としての0系クロックCLK0を入力する第1の分周カ
ウンタとしての分周カウンタ1−0と、第2のクロック
としての1系クロックCLK1を入力する第2の分周カ
ウンタとしての分周カウンタ1−1と、0系と1系クロ
ックCLK0、CLK1を入力する位相差検出回路12
及びロード信号作成回路13とを有している。分周カウ
ンタ1−0、1−1の出力側には、セレクタ2、及び位
相差検出回路12が接続されている。セレクタ2の出力
側には、位相同期ループ回路4、及びロード信号作成回
路13が接続されている。位相差検出回路12の出力側
には、ロード信号作成回路13が接続されている。AC
Tはクロック系選択信号であり、セレクタ2、及びロー
ド信号作成回路3に入力される。CLKは位相同期ルー
プ回路4より出力される装置内部クロックである。以
下、本発明の実施例のクロック作成回路におけるカウン
タの制御方法を説明する。
【0013】第1のカウント処理 分周カウンタ1−0では、ロード信号ld0がロード信
号作成回路13より出力される(0系クロックが待機系
クロックであって、分周クロックREF0とREF1の
位相差が1.5クロック以上の場合)場合には、ロード
信号ld0をロード(0に初期化)して、0系クロック
CLK0をカウントしてN分周する。ロード信号ld0
が出力されない場合は、0系クロックCLK0をカウン
トして継続的にN分周を繰り返す。そして、分周クロッ
クREF0をセレクタ3に出力する。
【0014】第2のカウント処理 同様に、分周カウンタ1−1では、ロード信号ld1が
ロード信号作成回路13より出力されるロード信号ld
1をロードして、1系クロックCLK1をカウントし
て、ロード信号ld1が出力されない場合は、1系クロ
ックCLK1のN分周を継続的に繰り返す。そして、分
周クロックREF1をセレクタ2に出力する。
【0015】クロック系選択処理 セレクタ2では、クロック系選択信号ACTにしたがっ
て、分周クロックREF0もしくはREF1を選択し
て、基準クロックREFを位相同期ループ回路4及びロ
ード信号作成回路13に出力する。
【0016】位相差検出処理 位相差検出回路12では、分周クロックREF0の±
1.5クロック内の幅に、分周クロックREF1の立上
がりエッジがあるか否かを検出する機能と分周クロック
REF1の±1.5クロック内の幅に、分周クロックR
EF0の立上がりエッジがあるか否かを検出する機能と
を有している。JKフリップフロップで構成して、その
J端子にはカウンタ値“788”、K端子には“2”を
入力して、クロック端子には0系クロックCLK0を入
力することにより、分周クロックREF0のエッジより
±1.5クロック幅のパルスを作成する。フリップフロ
ップ2個とANDゲート1個で構成して、分周クロック
REF1の立上がりのエッジを検出する。ミスサンプル
のないように、フリップフロップを2段に構成してい
る。これらのフリップフロップのクロック端子には、0
系クロックCLK0を入力する。これは、分周クロック
REF0のエッジより±1.5クロック幅のパルスの位
相を合わせるためである。そして、ANDゲートによっ
て、前段のフリップフロップの出力と後段のフリップフ
ロップの出力の反転信号とのANDをとり、分周クロッ
クREF1の立上がりのエッジを検出する。
【0017】さらに、ANDゲートによって、分周クロ
ックREF0のエッジより±1.5クロック幅のパルス
と分周クロックREF1の立上がりのエッジとのAND
をとり、分周クロックREF0のエッジより±1.5ク
ロック内の幅に、分周クロックREF1の立上がりエッ
ジがあるか否かを検出して、その検出信号をロード信号
作成回路13に出力する。同様の構成により、分周クロ
ックREF1の±1.5クロック内の幅に、分周クロッ
クREF0の立上がりエッジがあるか否かを検出して、
その検出信号をロード信号作成回路13に出力する。以
上によって、分周クロックREF0とREF1との位相
差が1.5クロック以内にあるかどうかを検出する。
【0018】ロード信号作成処理 ロード信号作成回路13では、分周クロックREF0と
REF1の位相差が1.5クロック以内の場合はロード
信号は作成せず、位相差が1.5クロック以上の場合の
みにおいて、基準クロックREFが立上がった直後の待
機系クロックCLK0(又は、CLK1)の立ち下がり
のタイミングから1クロック幅のロード信号ld0(又
は、ld1)を作成して、クロック系選択信号ACTに
したがって待機系クロックの分周カウンタ1−0(又
は、1−1)に出力する。このとき、現用系クロックの
分周カウンタにはロード信号は出力しない。以下、分周
クロックREF0とREF1の位相差が0系クロックC
LK0もしくは1系クロックCLK1の幅で1.5クロ
ック以内であった場合、及び1.5クロック以上の場合
ついて、カウンタの制御方法を詳細に説明する。
【0019】図5は、分周クロックREF0とREF1
の位相差が0系クロックCLK0もしくは1系クロック
CLK1の幅で1.5クロック以内であった場合の図1
のクロック作成回路におけるカウンタの制御方法を示す
タイムチャートであり、0系→1系→0系の順で選択さ
れる系が切り替わる場合を示している。最初0系がクロ
ック系選択信号ACTによって選択されているとする。
0系クロックCLK1、0系カウンタ値は図5(A)の
ようであり、分周クロックREF0とREF1は1.5
クロック以内の位相差とする。ここでは、分周クロック
REF0の立上がりが、分周クロックREF1の立上が
りよりも早いものとする。その位相差が1.5クロック
以内であるため、1系の分周カウンタ1−1はロードさ
れない。そのため、1.5クロック以内の定常位相差を
持ちながら両系の分周カウンタ1−0、1−1は動作
し、分周クロックREF0とREF1も1.5クロック
以内の定常位相差を持ったままである。そのため、この
状態でクロック系選択信号ACTにより0系から1系に
系が切り替えが行われたならば、セレクタ2により基準
クロックREFとして分周クロックREF1が選択され
て、基準クロックREFは分周クロックREF0とRE
F1の位相差分だけ右に移動する。
【0020】次に、1系から0系へ系が切り替えられた
とすると、セレクタ2により基準クロックREFとして
分周クロックREF0が選択されて、基準クロックRE
Fは分周クロックREF0とREF1の位相差分だけ左
に移動する。このように、分周クロックREF0とRE
F1の位相差が1.5クロック以内の時は、系が切り替
わっても基準クロックREFは片方向に移動していくこ
とはなく、位相差分だけ左右に交互に移動するため、装
置として安定に動作する。次に、分周クロックREF0
とREF1の位相差が0系クロックCLK0もしくは1
系クロックCLK1の幅で1.5クロック以上ある場合
を考える。図6は、位相差が1.5クロック以上ある場
合の図1のクロック作成回路におけるカウンタの制御方
法を示すタイムチャートである。0系→1系の順で選択
される系が切り替わっていく場合を例にあげて説明す
る。
【0021】最初0系が選択されているとする。0系ク
ロックCLK0と0系カウンタ値は図6(A)のような
関係にあり、分周クロックREF0とREF1は1.5
クロック以上の位相差があり、しかも分周クロックRE
F0の立上がりが分周クロックREF1の立上がりより
も早いものとする。ロード信号作成回路13では、位相
差が1.5クロック以上あるので、基準クロックREF
(=REF0)の立上がりと1系クロックCLK1の立
ち下がりとによりロード信号ld1を作成して、1系の
分周カウンタ1−1にロード信号ld1を出力する。そ
れにより、待機系である1系の分周カウンタ1−1がロ
ードされて、1系カウンタ値及び分周クロックREF1
(ロード信号ld1が立ち上がる直前の1系クロックC
LK1の立上がりが分周クロックREF1の立上がりと
なるため)は、図6(C)に示すとおりに基準クロック
REF(=REF1)との位相差が1クロック以内に引
き込まれる。
【0022】次に、クロック系選択信号ACTにより1
系への系の切り替えがされたとすると、1系のカウンタ
値にしたがって作成されている分周クロックCLK1が
基準クロックREFとして選択される。結果として、切
り替えた前後の基準クロックREFの位相差は、1クロ
ック以内に収まる。この状態は、図5で示した1.5ク
ロック以内の状態であり、この後、系を切り替えれば、
図5に示すように、基準クロックREFは分周クロック
REF0とREF1の位相差分だけ左右に交互に動く。
このように、分周クロックREF0とREF1の位相差
が1.5クロック以上の時は、待機系の分周カウンタが
ロードされることによって位相差が1クロック以内に収
まるので、系が切り替わっても安定に動作する。以上の
ように、本実施例では、0系クロックCLK0と1系ク
ロックCLK1の位相差がどのような状態であっても、
系切り替えを繰り返した時に基準クロックREFが片方
向へ移動していくことはない。よって、後段の位相同期
ループ回路4に安定して基準クロックREFを供給する
ことができ、システムとして安定に動作することが可能
となる。なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々
の変形が可能である。その変形例としては、例えば次の
ようなものがある。この冗長設計されたクロック系にお
ける分周カウンタの制御方法は遠隔多重伝送装置を例に
とって説明したが、同種の装置にも適用することが可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1と第2の分周カウンタの出力信号の位相差
が、第1又は第2のクロックの幅と比較して閾値よりも
大きい時にのみロード信号を第1又は第2の分周カウン
タにロードするようにしたので、第1と第2のクロック
の位相差がどのような状態であっても、系の切り替えを
繰り返した時に基準クロックが片方向へ移動することは
ない。そのため、安定して基準クロックを供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すクロック作成装置におけ
るカウンタ制御方法を実施するためのクロック作成回路
の機能ブロック図である。
【図2】従来のクロック作成回路の機能ブロック図であ
る。
【図3】図2のクロック作成回路におけるカウンタの制
御方法を示すタイムチャートである。
【図4】従来の問題点を示すタイムチャートである。
【図5】図1のクロック作成回路におけるカウンタの制
御方法を示すタイムチャートである。
【図6】図1のクロック作成回路におけるカウンタの制
御方法を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1−0,1−1 分周カウンタ 2 セレクタ 4 位相同期ループ回路 12 位相差検出回路 13 ロード信号作成回路 CLK0 0系伝送クロック CLK1 1系伝送クロック ACT クロック系選択信号 REF 基準クロック REF0,REF1 分周クロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のロード信号を初期化のタイミング
    信号として、第1のクロックを第1の分周カウンタによ
    り分周する第1のカウント処理と、 第2のロード信号を初期化のタイミング信号として、第
    2のクロックを第2の分周カウンタにより分周する第2
    のカウント処理と、 クロック系選択信号に基づいて、前記第1又は第2の分
    周カウンタの出力信号を基準信号としてセレクタにより
    選択して、該選択された分周カウンタにより分周される
    クロックを現用系クロック、非選択の分周カウンタによ
    り分周されるクロックを待機系クロックとするクロック
    系選択処理と、 前記第1と第2の分周カウンタの出力信号の位相差が前
    記第1又は第2のクロックのクロック幅と比較して閾値
    よりも大きいときを位相差検出回路により検出する位相
    差検出処理と、 前記位相差検出処理により前記位相差が前記閾値よりも
    大きいことを検出された場合のみ、現用系クロックの分
    周カウンタの出力信号の変化点と待機クロック系のクロ
    ックの変化点とに基づいて、ロード信号作成回路により
    前記第1又は第2のロード信号を待機クロック系の分周
    カウンタに出力するロード信号作成処理とを、 実行することを特徴とするクロック作成回路におけるカ
    ウンタの制御方法。
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US6339625B1 (en) 1998-04-08 2002-01-15 Nec Corporation Clock generation circuit
WO2003049356A1 (fr) * 2001-11-30 2003-06-12 Fujitsu Limited Circuit de commutation de synchronisation et dispositif de noeud

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