JPH08172362A - 信号伸張装置及び方法 - Google Patents

信号伸張装置及び方法

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JPH08172362A
JPH08172362A JP6334283A JP33428394A JPH08172362A JP H08172362 A JPH08172362 A JP H08172362A JP 6334283 A JP6334283 A JP 6334283A JP 33428394 A JP33428394 A JP 33428394A JP H08172362 A JPH08172362 A JP H08172362A
Authority
JP
Japan
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data
interpolation
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adder
output
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Pending
Application number
JP6334283A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Fukui
隆郎 福井
Kazutoshi Nomoto
和利 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラグランジェ補間を用いてデータの語長を伸
張する場合、ラグランジェ補間の周波数特性を受けない
でデータを伸張する。 【構成】 ローパスフィルター2で高域成分が除去され
たデータがラグランジェ補間ブロック3でラグランジェ
補間された後、加算器4に供給される。加算器4では、
このデータと広域成分が除去されたデータとの差分がと
られる。この差分値とローパスフィルター2を介される
前のデータが加算器5で足し合わされて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、コンパクト
ディスク(CD)やディジタルオーディオテープ(DA
T)等の記録媒体に記録されたディジタルオーディオデ
ータの語長を伸張して出力することができる信号伸張装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CDやDAT等の記録媒体には、
16ビットの記録フォーマットでデータが記録されてい
る。また、業務用のレコーダー、ADコンバーターやD
Aコンバーターでは、データが20ビットで処理され
る。例えば、16ビット以上のレコーダーで録音された
ディジタルオーディオデータをCD化する場合、単純に
16ビット以下のデータを切り捨てたり、スーパービッ
トマッピング(SBM)等で16ビット以下のデータを
利用して、16ビットに圧縮するような方法が用いられ
ている。
【0003】ところで、16ビットのデータから、16
ビットより多いデータを生成する方法はない。例えば、
ディジタルミキサーやDAコンバーターでは、上述のよ
うに20ビットまたは24ビット等のデータを処理でき
るものが多い。このような機器に、一度語長が切り捨て
られたデータや圧縮されたデータが供給されても、その
語長でしか処理することができない。また、単純に理論
値通りのADコンバーターを用いて量子化されたデータ
であっても、そのADコンバーターの語長以上の分解能
でデータを処理することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば、ラグ
ランジェ補間を用いて上述の問題を解決する方法があ
る。この方法では、同じ特性を有し、ラグランジェ補間
を行う2つの補間フィルターが用いられる。第1の補間
フィルターにおいて、入力データのサンプリングポイン
トの中間ポイントのデータを前後数サンプルのデータに
基づいて原データより長い語長で補間し、第2の補間フ
ィルターにおいて、第1の補間フィルターで補間したポ
イントの中間ポイント(原信号のサンプリングポイン
ト)で、前後数サンプルの補間したデータを用いて、再
度原信号の語長より長い語長で補間することにより、原
信号のデータ語長より長い語長のディジタルオーディオ
データを得ることができる。
【0005】図3は、上述の補間フィルターを用いて語
長を伸張した場合の出力データの特性図である。なお、
X軸を周波数(Hz)、Y軸を出力信号レベル(dB)
とする。図3からもわかるように、15kHz以下で
は、一定の出力信号レベルであるが、15kHzを越え
た付近から出力信号レベルが減衰してしまう。これは、
ラグランジェ補間の周波数特性に起因する。
【0006】従って、この発明の目的は、ラグランジェ
補間を用いても周波数特性の影響を受けることなく、デ
ータの語長を伸張することができる伸張装置及び方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力データ
の高域成分を除去するローパスフィルター2と、ローパ
スフィルター2の出力データに基づいて補間を行うラグ
ランジェ補間ブロック3と、ラグランジェ補間ブロック
3の出力データとローパスフィルター2の出力データと
を加算する加算器4と、加算器4の出力データと入力デ
ータとを加算する加算器5とからなる信号伸張装置であ
る。
【0008】また、この発明は、入力データの高域成分
を除去し、高域成分が除去された入力データに基づいて
補間を行い、補間されたデータと高域成分が除去された
入力データとを加算し、加算されたデータと入力データ
とをさらに加算する信号伸張方法である。
【0009】
【作用】入力されたデータX(n)の高域成分がローパ
スフィルター2で除去され、ラグランジェ補間ブロック
3に供給される。ラグランジェ補間ブロック3では、デ
ータX(n)のサンプリングポイントの中間でデータY
(n)が生成される。さらに、データY(n)に基づい
て、そのサンプリングポイントの中間(X(n)のサン
プリングポイント)でデータZ(n)が生成される。デ
ータZ(n)は加算器4に供給される。加算器4では、
データZ(n)と低域成分のみのデータX(n)との差
分がとられる。この差分データは、加算器5において、
データX(n)と加算される。最終的に、入力データの
語長よりも長い語長のディジタルオーディオデータとし
て出力される。
【0010】
【実施例】以下、この発明による信号伸張装置に関して
図面を参照して説明する。図1は、この発明による信号
伸張装置のブロック図である。図1において、入力端子
1を介して、所定のフォーマット(例えば、AES/E
BUフォーマットやIEC958フォーマット)に復調
されたディジタルオーディオデータX(n)がローパス
フィルター(以下、LPFとする)2に供給される。L
PF2では、データX(n)の所定帯域以下のデータの
みが通過される。LPF2の出力データは、ラグランジ
ェ補間ブロック3及び加算器4に供給される。なお、L
PF2のカットオフ周波数の減衰特性は、ラグランジェ
補間ブロック3のロールオフ周波数よりも十分低いもの
に設定されている。例えば、ラグランジェ補間ブロック
3のロールオフ周波数が15kHzだとすると、LPF
2のカットオフ周波数の減衰特性は5kHzまたは10
kHzとされる。ラグランジェ補間ブロック3で補間さ
れたデータは、加算器4に供給される。加算器4では、
ラグランジェ補間ブロック3から出力されるデータとL
PF2から出力されるデータとの差分がとられる。この
差分データは、加算器5において、高域成分が除去され
る前のデータX(n)と加算されて出力される。なお、
図1に示されるブロック図は、1個のDSP(Digital
Signal Processor)で実現することができる。
【0011】以下、ラグランジェ補間ブロック3での補
間方法を図2を用いて説明する。LPF2から出力され
る、高域成分を除去されたデータX(n)は、ラグラン
ジェ補間ブロック3に供給される。なお、図2Aに示さ
れるように、黒マルで示されるデータX(n)は、1/
SF(サンプリング周波数)の時間でサンプリングされ
Nビットで量子化されたデータである。このデータがラ
グランジェ補間ブロック3に供給される。ラグランジェ
補間ブロック3では、データX(n)の任意のポイント
の前後数ポイントのデータを用いて、このサンプリング
ポイントの中間ポイントでデータの補間がなされる(図
2B参照)。この補間データY(n)が白マルで示され
る。この時、補間の計算をデータX(n)の語長より長
いMビット(N<<M)で行った後、Lビットに丸め込
む(N<L<M)(または切り捨て)ことにより、補間
データY(n)が生成される。なお、Mビットの語長
は、Lビットのデータを計算するのに、誤差を無視でき
る程度の長さとされる。例えば、データX(n)を中心
として4つの前ポイント及び3つの後ポイントを用い
て、上述の処理を行うことにより、データY(n)を得
ることができる。
【0012】一例として、7次のラグランジェ補間を行
った時の生成式を以下に示す。
【0013】Y(n)=k0×X(n−4)+k1×X
(n−3)+k2×X(n−2)+k3×X(n−1)
+k4×X(n)+k5×X(n+1)+k6×X(n
+2)+k7×X(n+3)
【0014】但し、
【0015】 k0=−c1×c2×c3×c4×c5×c6×c7/35 k1=c0×c2×c3×c4×c5×c6×c7×4/15 k2=−c0×c1×c3×c4×c5×c6×c7×6/5 k3=c0×c1×c2×c4×c5×c6×c7×4 k4=c0×c1×c2×c3×c5×c6×c7×4 k5=−c0×c1×c2×c3×c4×c6×c7×6/5 k6=c0×c1×c2×c3×c4×c5×c7×4/15 k7=−c0×c1×c2×c3×c4×c5×c6/35
【0016】また、 c0=(3+0.5)/4 c1=(2+0.5)/3 c2=(1+0.5)/2 c3=0.5 c4=1−0.5 c5=1−0.5/2 c6=1−0.5/3 c7=1−0.5/4
【0017】とする。
【0018】次に、上述と同様の条件でもって、データ
Y(n)の中間ポイントで補間すると、図2Cに示され
るデータZ(n)を得ることができる。なお、データY
(n)の中間ポイント、即ち、データZ(n)のサンプ
リングポイントは、データX(n)のサンプリングポイ
ントと同一である。このような補間を行うことにより、
Nビットの入力データ(X(n))を、語長が拡張され
たLビットのデータとして出力することができる。
【0019】ラグランジェ補間ブロック3から出力され
る補間後のデータは、加算器4に供給される。上述のよ
うに、加算器4には、高域が除去されたデータX(n)
が供給されており、補間後のデータとの差分がとられ
る。加算器4の差分出力は、加算器5に供給される。加
算器5には、LPF2に入力される前のデータが供給さ
れる。これらのデータは、加算器5で足し合わされてか
ら出力される。
【0020】
【発明の効果】この発明に依れば、入力データの語長を
伸張する手段として、ラグランジェ補間を用いた場合で
も、周波数特性を生じることなく、また、高域でのレベ
ルを減衰することなしに行うことが可能になる。従っ
て、S/N比(音質)を向上できる。さらに、ハードウ
ェアを1個のDSPで構成することができるので、この
発明を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による信号伸張装置のブロック図であ
る。
【図2】ラグランジェ補間ブロックに対する入力データ
及び出力データの波形図である。
【図3】ラグランジェ補間ブロックの周波数特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
2 ローパスフィルター 3 ラグランジェ補間ブロック 4、5 加算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データの高域成分を除去するローパ
    スフィルターと、 上記ローパスフィルターの出力データに基づいて補間を
    行う補間部と、 上記補間部の出力データと上記ローパスフィルターの出
    力データとを加算する第1の加算部と、上記第1の加算
    部の出力データと上記入力データとを加算する第2の加
    算部とからなる信号伸張装置。
  2. 【請求項2】 上記補間部では、ラグランジェ補間が行
    われることを特徴とする請求項1記載の信号伸張装置。
  3. 【請求項3】 入力データの高域成分を除去し、 高域成分が除去された上記入力データに基づいて補間を
    行い、 補間された上記データと高域成分が除去された上記入力
    データとを加算し、加算された上記データと上記入力デ
    ータとをさらに加算する信号伸張方法。
  4. 【請求項4】 上記補間は、ラグランジェ補間で行われ
    ることを特徴とする請求項3記載の信号伸張方法。
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