JPH0817190A - ベリファイ電圧発生装置およびベリファイ電圧測定方法 - Google Patents

ベリファイ電圧発生装置およびベリファイ電圧測定方法

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JPH0817190A
JPH0817190A JP14979094A JP14979094A JPH0817190A JP H0817190 A JPH0817190 A JP H0817190A JP 14979094 A JP14979094 A JP 14979094A JP 14979094 A JP14979094 A JP 14979094A JP H0817190 A JPH0817190 A JP H0817190A
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JP
Japan
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voltage
transistor
verify
drain
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JP14979094A
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English (en)
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Isao Nojiri
勲 野尻
Kazuo Kobayashi
和男 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準電圧発生回路を構成するトランジスタの
しきい値がばらついても、この電圧を検出して安定した
基準電圧およびベリファイ電圧として出力可能に補正す
る。 【構成】 基準電圧発生回路を構成し、かつ電源および
接地間にダイオード接続された複数のトランジスタ4〜
7を設け、これらの各トランジスタ4〜7のドレイン
に、基準電圧のレベルを調整する基準電圧調整手段10
〜12を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体メモ
リにおいてベリファイ電圧によってプログラム後のマー
ジンチェックを行うのに用いるベリファイ電圧発生装置
およびベリファイ電圧測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のベリファイ電圧発生装置を
示す回路図であり、図において、1は基準電圧発生用回
路であり、これがプログラムベリファイ電圧発生用電源
(Vpp電源)またはイレーズベリファイ電圧発生回路
(Vcc電源)に、pチャネルトランジスタ3を介してn
チャネルトランジスタ4,5,6,7をダイオード接続
したものからなる。
【0003】また、2は基準電圧発生回路1に接続され
たコンパレータで、例えばpチャネルトランジスタおよ
びnチャネルトランジスタを組み合わせた周知の回路構
成が採用され、これが基準電圧発生回路1からの基準電
圧とセンスアンプやデコーダ8からの検出電圧とを比較
して、上記センスアンプやデコーダ8の電源電圧のレベ
ルを上記基準電圧に近づけるように機能するものであ
る。また、このコンパレータ2から取り出された電圧は
センスアンプ電源やデコーダ電源として出力されるよう
になっている。
【0004】次に動作について説明する。pチャネルト
ランジスタ3およびnチャネルトランジスタ4〜7はそ
れぞれ直列接続されて、プログラムベリファイ電圧また
はイレーズベリファイ電圧が印加されており、pチャネ
ルトランジスタ3およびnチャネルトランジスタ4の接
続点(ノード)には各トランジスタ3〜7がそれぞれ持
つ抵抗の分圧比に応じたベリファイ用の基準電圧が得ら
れる。
【0005】また、この基準電圧は同一ボードに実装さ
れたセンサアンプやデコーダ8などにコンパレータ2を
介してベリファイ電圧として出力される。このとき、コ
ンパレータは上記センスアンプやデコーダ8の電源電圧
を監視し、これを取り込んで上記基準電圧として、上記
センサやデコーダ8の電源電圧レベルを基準電圧に近づ
けるように動作する。
【0006】また、プログラムベリファイ用基準電圧お
よびイレーズベリファイ用の上記基準電圧は、図9に示
すように、nチャネルトランジスタ4〜7のしきい値電
圧(VTH)依存性を持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のベリファイ電圧
発生装置は以上のように構成されているので、nチャネ
ルトランジスタ4〜7のしきい値をばらつきなく作り上
げることは、現在のウェハプロセスでは困難であり、従
って、このしきい値の中心値を設定し、nチャネルトラ
ンジスタ4〜7のサイズや接続段数を適切に決定してい
るが、ウェハプロセス上しきい値がばらつくことによっ
て、図9に点線で示すように、読み出しマージンが小さ
くなるなどの問題点があった。
【0008】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するめたになされたものであり、トランジスタのしき
い値がばらついて、基準電圧発生回路から得られるベリ
ファイ用の基準電圧がばらついても、この電圧を検出し
て安定したベリファイ電圧に補正できるベリファイ電圧
発生装置を得ることを目的とする。
【0009】また、請求項2の発明は基準電圧発生回路
の各トランジスタに接続したヒューズの切断により基準
電圧の補正を行うことによって、安定したベリファイ電
圧を出力できるベリファイ電圧発生装置を得ることを目
的とする。
【0010】請求項3の発明は基準電圧発生回路の各ト
ランジスタに接続した不揮発性メモリのデータの書き換
えにより、基準電圧の補正を行うことによって、安定し
たベリファイ電圧を出力できるベリファイ電圧発生装置
を得ることを目的とする。
【0011】請求項4の発明は外部に設けた電圧測定用
のパッドから基準電圧を取り出して、これをもとにヒュ
ーズの切断または不揮発性メモリへの書き換えを判定で
きるベリファイ電圧発生装置を得ることを目的とする。
【0012】請求項5の発明は基準電圧発生回路に設け
た複数のトランジスタと等価な基準電圧チェック用のト
ランジスタを別途設けて、これに流れる電流値よりトラ
ンジスタのしきい値電圧を読み取り、ヒューズの切断ま
たは不揮発性メモリの書き換えの可否を判定できるベリ
ファイ電圧発生装置を得ることを目的とする。
【0013】請求項6の発明は電圧測定用のパッドや基
準電圧チェック用のトランジスタによる測定結果に従っ
て、基準電圧の補正をウェハプロセスの中で実行できる
ベリファイ電圧測定方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るベ
リファイ電圧発生装置は、基準電圧発生回路を構成し、
かつ電源および接地間にダイオード接続された複数のト
ランジスタを設け、これらの各トランジスタのドレイン
に、ベリファイ用の基準電圧のレベルを調整する基準電
圧調整手段を接続したものである。
【0015】請求項2の発明に係るベリファイ電圧発生
装置は、基準電圧調整手段を、各トランジスタのドレイ
ンと接地との間に接続されてレーザ切断されるヒューズ
または該ヒューズの切断時にスイッチオフとされるスイ
ッチ素子としたものである。
【0016】請求項3の発明に係るベリファイ電圧発生
装置は、基準電圧調整手段を、各トランジスタに接続さ
れて、データの書き換えにより基準電圧発生回路の抵抗
値を変化させる不揮発性メモリとしたものである。
【0017】請求項4の発明に係るベリファイ電圧発生
装置は、基準電圧発生回路の外部に、各トランジスタの
ドレインに接続されたいずれのヒューズをレーザ切断
し、またはいずれの不揮発性メモリを書き換えるかを判
定する電圧測定用のパッドを設けたものである。
【0018】請求項5の発明に係るベリファイ電圧発生
装置は、基準電圧発生回路に対し独立して、該基準電圧
発生回路を構成する複数のトランジスタとは特性上等価
な1つのトランジスタを設け、該トランジスタのドレイ
ンおよびゲートに、規定電圧が印加されるドレイン―ソ
ース間電流測定用のパッドを接続したものである。
【0019】請求項6の発明に係るベリファイ電圧測定
方法は、基準電圧発生回路の電圧測定用のパッド電圧ま
たは基準電圧チェック用のトランジスタのドレイン―ソ
ース間電流を測定し、この測定結果に従って、上記基準
電圧発生回路の基準電圧を、該基準電圧発生回路を構成
するトランジスタのドレインに接続されたヒューズの切
断または不揮発性メモリのデータ書き換えにより行える
ようにしたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明におけるベリファイ電圧発生装
置は、ウェハプロセス上でトランジスタのしきい値電圧
がばらつき、これによってベリファイ用の基準電圧がば
らついても、基準電圧調整手段によって、その基準電圧
を簡単かつ迅速に補正可能にする。
【0021】請求項2の発明におけるベリファイ電圧発
生装置は、基準電圧発生回路の各トランジスタのドレイ
ンにヒューズを接続しておくことで、これらの各ヒュー
ズの切断によって基準電圧の補正を極めて簡単に行える
ようにする。
【0022】請求項3の発明におけるベリファイ電圧発
生装置は、基準電圧発生回路の各トランジスタのドレイ
ンに、データ書き換えが可能な不揮発性メモリを接続し
ておくことで、上記データの書き換えによって基準電圧
発生回路内の抵抗値を変化させて、基準電圧を任意に調
整可能にする。
【0023】請求項4の発明におけるベリファイ電圧発
生装置は、ベリファイ電圧発生回路の外部に設けたパッ
ドにおいて任意にプロービングにすることで、いずれの
ヒューズを切断するかあるいはいずれの不揮発性メモリ
を書き換えるかを容易に決定できるようにする。
【0024】請求項5の発明におけるベリファイ電圧発
生装置は、テスト時に、プロービングによりトランジス
タのドレイン側およびゲート側の外部パッドに所定の電
圧を印加し、このときドレイン―ソース間に流れる電流
を測定した値から、そのトランジスタのしきい値を読み
取り、これにもとづきヒューズの切断や不揮発性メモリ
の書き換えの可否を決定できるようにする。
【0025】請求項6の発明におけるベリファイ電圧測
定は、ウェハプロセス工程において、基準電圧発生回路
外部のパッドに得られる基準電圧やデータ書き換え可能
な不揮発性メモリのドレイン電流に応じて、基準電圧発
生回路の基準電圧の補正を行えるようにする。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、3はpチャネルトランジスタ、4
〜7はpチャネルトランジスタ3にダイオード接続され
た4つのnチャネルトランジスタ、10,11,12は
例えばポリシリコン配線により形成されたヒューズであ
り、ヒューズ10はノードAとグランドとの間に、ヒュ
ーズ11はノードBとグランドとの間に、ヒューズ12
はノードCとグランドとの間にそれぞれ接続されてい
る。
【0027】次に動作について説明する。この実施例に
よれば、ウェハプロセス上でnチャネルトランジスタ4
〜7のしきい値がばらつき、これにより基準電圧発生回
路1の基準電圧がばらついても、上記ヒューズ10〜1
2のいずれかを切断すれば、グランドと短絡しているノ
ードA〜Cのいずれかがオープンになり(但し、nチャ
ネルトランジスタ5〜7のドレイン,ゲートは接続され
ている)、nチャネルトランジスタ4〜7で形成してい
る基準電圧発生回路1の抵抗値を変化させることがで
き、これによりベリファイ用の基準電圧が変化する。
【0028】従って、nチャネルトランジスタ4〜7の
しきい値VTHが高い時は基準電圧が高くなるが、所定の
ヒューズ10〜12をレーザにて切断することにより、
ベリファイ用の基準電圧を適正な値に設定することがで
きる。従って、適正なベリファイ電圧をセンスアンプ等
へ出力できる。
【0029】なお、この実施例では4段のnチャネルト
ランジスタ4〜7に対し、3個のヒューズ10〜12を
設けたものを示したが、そのヒューズの数は1個または
2個でもよく、また、4個以上としてもよい。
【0030】実施例2.次に、この発明の他の実施例に
ついて説明する。図2において、13,14,15は各
ドレインをノードA,B,Cに接続し、各ソースを接地
したスイッチ素子としてのnチャネルトランジスタ、1
6,17,18はインバータ回路、19,20,21は
インバータ回路16〜18をそれぞれ介してnチャネル
トランジスタ13〜15のゲートに接続されたヒューズ
回路であり、このほかの図に示したものと同一の回路部
分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
【0031】次に動作について説明する。この実施例に
おいては、ヒューズ回路19〜21はヒューズを切断し
ていない時には“L”レベルを、ヒューズを切断した時
には“H”レベルをそれぞれ出力するものである。ま
た、nチャネルトランジスタ13〜15はそれらのドレ
インがそれぞれノードA,ノードB,ノードCに接続さ
れている。
【0032】従って、ヒューズが切断されていない場合
には、ヒューズ回路19〜21の出力は“L”であるた
め、nチャネルトランジスタ13〜15のゲートには
“H”が入力され、そのnチャネルトランジスタ13〜
15は導通状態になり、ノードA,ノードB,ノードC
がグランドに接地される。
【0033】一方、ヒューズを切断した場合には、切断
されたヒューズ回路19〜21の出力は“H”となり、
その出力がゲートに入力されることによりnチャネルト
ランジスタ13〜15は非導通となる。こうしてnチャ
ネルトランジスタ4〜7で形成している基準電圧発生回
路1の抵抗が変化し、ベリファイ用の基準電圧を適正な
値に設定することができる。
【0034】なお、この実施例でも、4段のnチャネル
トランジスタ4〜7に対し、3個のヒューズ回路19〜
21を設けたものを示したが、ヒューズ回路19〜21
の数は1個または2個あるいは4個以上としてもよい。
上記2つの実施例ではヒューズ10〜12などを用いて
電流の制御,すなわち抵抗値の制御を実施するものであ
る。
【0035】実施例3.次に、この発明のさらに他の実
施例について説明する。図3において、22,23,2
4はベリファイ電圧調整手段として用いられる不揮発性
メモリとしてのフラッシュメモリセル、25,26,2
7はフラッシュメモリセル22,23,24に対し書き
込み/読み出しする書き込み/読み出し回路であり、フ
ラッシュメモリセル22〜24のドレインはそれぞれノ
ードA,ノードB,ノードCにそれぞれ接続されてい
る。なお、このほかの図1に示したものと同一の回路部
分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
【0036】次に動作について説明する。この実施例に
おいては、書き込み/読み出し回路25〜27は、読み
出し時に、出力端子b,d,fに“H”レベルを出力
し、出力端子a,c,eをオープンにする。一方、書き
込み/読み出し回路25〜27による書き込み時には出
力端子b,d,fから12Vを出力し、出力端子a,
c,eに7Vを出力する。
【0037】そして、初期状態ではフラッシュメモリセ
ル22〜24は書き込まれていない(しきい値が低い状
態)ため、書き込み/読み出し回路25〜27の出力端
子b,d,fが“H”レベルの時、このフラッシュメモ
リセル22〜24は導通状態となる。このため、ノード
A〜Cが接地され、基準電圧発生回路1の抵抗値が変化
する。
【0038】従って、ベリファイ用の基準電圧を補正す
る場合には、ある特定のフラッシュメモリセル22〜2
4に書き込みを行う。例えばフラッシュメモリ22に書
き込みを行う場合には、書き込み/読み出し回路25を
活性化させ、出力端子aに7V、出力端子bに12Vを
発生する。これによりフラッシュメモリ22には書き込
みが行われ、しきい値が高い方にシフトする。
【0039】この状態では、出力bが“H”レベル(=
5V)の時、フラッシュメモリ22は非導通となり、ノ
ードAがオープンになる(但し、nチャネルトランジス
タ5のドレインとゲートは接続されている)。こうして
nチャネルトランジスタ4およびフラッシュメモリ22
で形成されている抵抗値が変化し、ベリファイ用基準電
圧を適正な値に設定することができる。
【0040】なお、この上記実施例においても、4段の
nチャネルトランジスタ4〜7に対し、3個のフラッシ
ュメモリセル22〜24を設ける例を示したが、フラッ
シュメモリの数は1個または2個、あるいは4個以上で
もよい。また、フラッシュメモリ22〜24に代えて他
のあらゆる書き換え可能な不揮発性メモリを使用するこ
とができ、かかる書き換え可能な不揮発性メモリを用い
て電流の制御(即ち抵抗値の制御)ができれば、上記同
様にベリファイ基準電圧の設定を適正に実施できる。
【0041】実施例4.図4は図1〜図3に示すような
基準電圧発生回路を持つベリファイ電圧発生装置を備え
た不揮発性半導体メモリの上面図であり、図において、
30はロウデコーダ、31はコラムデコーダ、32はコ
ラムゲート、33はメモリセルアレイ、34は上記のベ
リファイ電圧発生装置で、このベリファイ電圧発生装置
34は通常ロウデコーダ用とコラムデコーダ用の2個存
在する。なお、説明を簡単にするため、他の回路は省略
してある。また、35はベリファイ電圧発生装置34内
の基準電圧発生回路1と接続された外部の専用のパッド
ある。
【0042】次に動作について説明する。この実施例に
よれば、テスト時にパッド35をプロービングし、テス
タによりこのパッド35に得られる基準電圧を読み出
す。そして、この読み出された基準電圧の値に応じて、
ヒューズ10〜12のいずれを切断するか、または不揮
発性メモリ13〜15のいずれを書き換えるかをそれぞ
れ決定し、その切断および書き換えによって、基準電圧
をトランジスタ4〜7のしきい値電圧のばらつきに応じ
て最適に補正することができる。また、上記テスト専用
のパッドを設けることで、他と共用する場合におけるよ
うに余分な回路が不要となり、誤動作防止に寄与でき
る。
【0043】実施例5.次に、この発明のまた他の実施
例を図5について説明する。同図において、40はnチ
ャネルトランジスタであり、基準電圧発生回路を構成す
る上記nチャネルトランジスタ4〜7と等価な、別の基
準電圧チェック用のトランジスタである。このnチャネ
ルトランジスタ40のドレインとゲートはそれぞれ外部
パッド41,42に接地され、ソースはグランドに接続
されている。
【0044】次に動作について説明する。この実施例に
よれば、テスト時のプロービングにより、外部パッド4
1,42に所定の電圧、例えば外部パッド41に1V、
外部パッド42に1Vを印加し、上記nチャネルトラン
ジスタ40に流れるドレイン―ソース間電流を測定す
る。
【0045】そして、このようにして測定した電流値に
より、nチャネルトランジスタ40のしきい値電圧を読
み取り、上記ヒューズ10〜12のいずれを切断する
か、または不揮発性メモリ13〜15のいずれを書き換
えるかを決定し、結果的に基準電圧をしきい値電圧のば
らつきに応じて補正することができる。
【0046】なお、外部パッド41および42として専
用のパッドを設けているが、パッド41,42に同時に
電圧が与えられなければ、他の入力パッドと共有しても
よい。
【0047】実施例6.図6はこの発明による上記専用
のパッド35による電圧測定ステップを含むウェハプロ
セスのテストフロー図を示し、ここではレーザトリミン
グによる基準電圧を補正する場合を示す。まず、ウェハ
プロセスにおいて、アルミ配線工程が完了すると(ステ
ップST1)、通常、メモリアレイの欠陥ビットを検出
し(プリレーザトリミングウェハテスト)(ステップS
T2)、さらにそのビットを良品ビットと置換する(レ
ーザリペア)(ステップST3)。続いて、基準電圧レ
ベルを測定しまたはモニター用のnチャネルトランジス
タのドレイン―ソース間電流を測定し(ステップST
4)、この値に基づいて所定のヒューズのレーザリペア
を行い(ステップST5)、基準電圧を適正レベルに補
正する。
【0048】この後、パッシベーション膜を形成して
(ステップST6)、ウェハプロセスを完了した後、ウ
ェハテストを行い(ステップST7)、アッセンブリを
行った後(ステップST8)、ファイナルテストを実施
する(ステップST9)。なお、ここではレーザリペア
をプリレーザトリミングウェハテストの後と、基準電圧
レベル測定またはモニター用nチャネルトランジスタの
ドレイン―ソース間電流測定後の2回に分けて行った
が、プリレーザトリミングウェハテストの後に基準電圧
レベル測定を行って、レーザリペアを1回にしてもよ
い。この実施例によれば、基準電圧チェック用のトラン
ジスタによる基準電圧の測定結果に従って、その基準電
圧の補正をウェハプロセスの中で実施することができ
る。
【0049】実施例7.図7はウェハプロセスの他のテ
ストフローを示す。まず、ステップST11のウェハプ
ロセスに続いて、プリレーザトリミングウェハテストお
よびレーザリペアを実施し(ステップST12,1
3)、続いてパッシベーション膜を形成して(ステップ
ST14)、ウェハプロセスを完了する。次に、基準電
圧レベルを測定しまたはモニター用のnチャネルトラン
ジスタのドレイン―ソース間電流を測定し(ステップS
T15)、この値に基づいて、所定のフラッシュメモリ
(不揮発性)メモリのデータ書き換えを行い(ステップ
ST16)、基準電圧を適正レベルへ補正する。その
後、ウェハテストを実施し(ステップST17)、アッ
センブリを行った後(ステップST18)、ファイナル
テストを実施する(ステップST19)。この実施例に
おいても、基準電圧の補正をウェハプロセスの中で実施
できる。
【0050】なお、ここでは基準電圧レベル測定および
不揮発性メモリデータ書き換えをパッシベーション膜形
成後に行う場合を示したが、アルミ配線形成後であれば
よいため、プリレーザトリミングウェハテストの前また
はレーザリペアの後でもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ベリファイ電圧発生回路を構成し、かつ電源および
接地間にダイオード接続された複数のトランジスタを設
け、これらの各トランジスタのドレインに接続されて、
ベリファイ電圧のレベルを調整する基準電圧調整手段を
接続するように構成したので、基準電圧発生回路を構成
するトランジスタのしきい値がばらついて、基準電圧発
生回路から得られるベリファイ用の基準電圧がばらつい
ても、この基準電圧を検出して補正することで、安定し
たベリファイ電圧としてセンスアンプ等へ出力できるも
のが得られる効果がある。
【0052】請求項2の発明によれば、基準電圧調整手
段を、各トランジスタのドレインと接地との間に接続さ
れてレーザ切断されるヒューズまたは該ヒューズの切断
時にスイッチオフとなるスイッチ素子とするように構成
したので、基準電圧発生回路に接続したヒューズの切断
により基準電圧の補正を行うことによって、安定した基
準電圧を出力できるものが得られる効果がある。
【0053】請求項3の発明によれば、基準電圧調整手
段を、各トランジスタに接続されて、データの書き換え
により基準電圧発生回路の抵抗値を変化させる不揮発性
メモリとするように構成したので、基準電圧発生回路に
接続した上記不揮発性メモリのデータの書き換えて基準
電圧の補正を行うことによって、安定したベリファイ電
圧をセンスアンプ等へ出力できるものが得られる効果が
ある。
【0054】請求項4の発明によれば、基準電圧発生回
路の外部に、各トランジスタのドレインに接続されたい
ずれのヒューズをレーザ切断し、またはいずれの不揮発
性メモリを書き換えるかを判定する電圧測定用の専用の
パッドを設けるように構成したので、上記パッドからベ
リファイ電圧を取り出して、これをもとにヒューズの切
断または不揮発性メモリへの書き換えを判定できるもの
が得られる効果がある。
【0055】請求項5の発明によれば、基準電圧発生回
路に対し独立して、該基準電圧発生回路を構成する複数
のトランジスタとは特性上等価な1つのトランジスタを
設け、該トランジスタのドレインおよびゲートに、規定
電圧が印加されるドレイン―ソース間電流測定用のパッ
ドを接続するように構成したので、上記トランジスタに
流れる電流値からそのトランジスタのしきい値電圧を読
み取り、ヒューズの切断または不揮発性メモリの書き換
えを判定できるものが得られる効果がある。
【0056】請求項6の発明によれば、基準電圧発生回
路の電圧測定用のパッド電圧を測定し、この測定結果に
従って、上記基準電圧発生回路の基準電圧を、該基準電
圧発生回路を構成するトランジスタのドレインに接続さ
れたヒューズの切断または不揮発性メモリのデータ書き
換えにより調整するようにしたので、電圧測定用のパッ
ドや基準電圧チェック用のトランジスタによる測定結果
に従って、基準電圧の補正をウェハプロセスの中で実行
できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1および請求項2の発明の一実施例に
よる基準電圧発生回路を示す回路図である。
【図2】 請求項1および請求項2の発明の他の基準電
圧発生回路を示す回路図である。
【図3】 請求項3の発明の一実施例による基準電圧発
生回路を示す回路図である。
【図4】 請求項4の発明の一実施例による電圧測定用
パッドを持った不揮発性半導体メモリを示す概略平面図
である。
【図5】 請求項5の発明の一実施例によるトランジス
タのドレイン―ソース間電流の測定回路を示す回路図で
ある。
【図6】 請求項6の発明の一実施例によるベリファイ
電圧測定方法を示すテストフロー図である。
【図7】 請求項6の発明の他の実施例によるベリファ
イ電圧測定方法を示すテストフロー図である。
【図8】 従来のベリファイ電圧検出装置を示す回路図
である。
【図9】 従来のnチャネルトランジスタのしきい値電
圧特性図である。
【符号の説明】
4〜7 トランジスタ(nチャネルトランジスタ)、1
0〜12 ヒューズ(基準電圧調整手段)、13〜15
nチャネルトランジスタ(スイッチ素子)、19〜2
1 ヒューズ回路、22〜24 フラッシュメモリセル
(ベリファイ電圧調整手段)、34 ベリファイ電圧発
生装置、35,41,42 パッド、40 nチャネル
トランジスタ(トランジスタ)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード実装状態の不揮発性半導体メモリ
    に設けられて、プログラム後にベリファイ電圧によりマ
    ージンチェックをするのに用いるベリファイ電圧発生装
    置において、上記ベリファイ電圧用の電源および接地間
    にダイオード接続された複数のトランジスタからなり、
    かつ基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、上記各ト
    ランジスタのドレインおよびアース間に接続されて、上
    記基準電圧レベルを調整する基準電圧調整手段とを備え
    たことを特徴とするベリファイ電圧発生装置。
  2. 【請求項2】 基準電圧調整手段が、各トランジスタの
    ドレインと接地との間に接続されてレーザ切断されるヒ
    ューズまたは該ヒューズの切断時にスイッチオフとされ
    るスイッチ素子である請求項1に記載のベリファイ電圧
    発生装置。
  3. 【請求項3】 基準電圧調整手段が、各トランジスタの
    ドレインに接続されて、データの書き換えにより基準電
    圧発生回路の抵抗値を変化させる不揮発性メモリである
    請求項1に記載のベリファイ電圧発生装置。
  4. 【請求項4】 基準電圧発生回路に対し、各トランジス
    タのドレインに接続されたいずれかのヒューズをレーザ
    切断し、またはいずれの不揮発性メモリを書き換えるか
    を判定する電圧測定用のパッドを外部接続した請求項2
    または請求項3に記載のベリファイ電圧発生装置。
  5. 【請求項5】 基準電圧発生回路に対し独立して設けら
    れ、該基準電圧発生回路を構成する複数のトランジスタ
    とは特性上等価な1つのトランジスタと、該トランジス
    タのドレインおよびゲートに接続されて、規定電圧が印
    加されるドレイン―ソース間電流測定用のパッドとを外
    部接続した請求項2または請求項3に記載のベリファイ
    電圧発生装置。
  6. 【請求項6】 アルミ配線工程後、メモリアレイ中の欠
    陥ビットの検出および良品ビットとの置換を実施し、パ
    ッシベーション膜を形成するウェハプロセスにおいて、
    基準電圧発生回路の電圧測定用のパッド電圧またはベリ
    ファイ電圧チェック用のトランジスタのドレイン―ソー
    ス間電流を測定し、この測定結果に従って、上記基準電
    圧発生回路の基準電圧の調整を、該基準電圧発生回路を
    構成するトランジスタのドレインに接続されたヒューズ
    の切断または不揮発性メモリのデータ書き換えにより行
    えるようにするベリファイ電圧測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462512B1 (ko) * 2001-06-26 2004-12-17 산요덴키가부시키가이샤 기준 전위 발생 회로
KR100486827B1 (ko) * 2000-11-08 2005-05-03 인피니언 테크놀로지스 아게 내부 배전 전압을 갖는 회로 장치
JP2016048871A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

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