JPH08171197A - エキシマレーザー加工用マスクとその製造方法 - Google Patents

エキシマレーザー加工用マスクとその製造方法

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JPH08171197A
JPH08171197A JP31482794A JP31482794A JPH08171197A JP H08171197 A JPH08171197 A JP H08171197A JP 31482794 A JP31482794 A JP 31482794A JP 31482794 A JP31482794 A JP 31482794A JP H08171197 A JPH08171197 A JP H08171197A
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dielectric layer
dielectric
mask
film
excimer laser
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JP31482794A
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Inventor
Kenkichi Suzuki
堅吉 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エキシマレーザー光への耐加工性を増大させた
高精度の誘電体多層膜からなるエキシマレーザー加工用
マスクを提供する 【構成】紫外光に対して透明なガラス基板3の紫外光入
射側とは反対側の面上に、光路長が使用紫外光の1/4波
長の膜厚を持つ第1の誘電体層1と、第1の誘電体層の
上に同じく光路長が1/4波長でかつ第1の誘電体層の屈
折率より小である第2の誘電体層2を重ねてなる二層膜
の組合せを繰り返し成膜した誘電体多層膜の最上層に前
記ガラス基板の屈折率より大きな屈折率を持つと共にそ
の光路長が使用紫外線の1/4波長となる第3の誘電体層
1’を有し、最上層に金属膜4を有する構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキシマレーザー光に
よる光分解アブレーションを用いた精密なパターン形成
を行うためのエキシマレーザー加工用マスクとその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光エネルギーを用いた精密加工の一例と
して、液晶表示素子を構成するカラーフィルタの形成が
ある。
【0003】従来、この種のカラーフィルタは、ガラス
板等の透明基板に先ずブラックマトリクスを形成した
後、赤、緑、青の各フィルタを順に形成する。これらの
形成方法は、それぞれの材料の薄層を成膜し、この上に
感光性のレジストを塗布し、所定のパターンの開口を有
する露光マクスを介して紫外線を照射して、現像処理を
施すという所謂ホトリソグラフィー工程を採用するのが
一般的である。
【0004】これに対し、最近、紫外線パルスレーザで
あるエキシマレーザを用い、上記レジスト、およびブラ
ックマトリクスや各フィルタ材料をウエット現像処理な
しに直接除去する方向が提案されている。
【0005】この加工方法はエキシマレーザー光のアブ
レーション現象を利用するものであり、従来、マイクロ
マシニングの分野で主として用いられている。
【0006】なお、この種の液晶表示装置に関する従来
技術を開示したものとしては、例えば特開昭63−30
9921号公報や、「冗長構成を採用した12.5型アクテ
ィブ・マトリクス方式カラー液晶ディスプレイ」(1986
年12月15日マグロウヒル社発行 日経エレクトロニクス
1986年12月15日 第 193〜210 頁)を挙げることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】エキシマレーザー光の
アブレーション現象を利用した加工は、原理的にマイク
ロマシニング加工より更に精度の高い薄膜加工、例え
ば、TFT液晶表示素子のTFT基板、カラーフィルタ
基板等の高精細パターン形成レベルの加工が十分に可能
である。
【0008】上記の高精細パターンの加工を実現するた
めの要素技術としてはいくつか挙げられるが、その1つ
にエキシマレーザー光に爆される露光マスクの耐加工性
の向上がある。
【0009】例えば、TFT液晶表示素子のTFT基板
の製造への適用を考えた場合、露光マスクのパターン精
度は少なくとも2μm以下が必要である。
【0010】また、レジストを用いた場合のアブレーシ
ョンを考えた時は少なくとも100mJ/cm2 以上の
入射エネルギー密度が必要である。これは結像光学系に
もよるが、マスクへの入射エネルギーは最低でも200
mJ/cm2 必要であることを意味し、加工精度を維持
するためにはこのような高い入力エネルギーに対して露
光マスクに耐加工性を具備する必要がある。
【0011】最近、エキシマレーザーの出力は益々増加
しており、スループット向上を考えた場合に、露光マス
クへの入射エネルギーを500mJ/cm2 程度までは
考慮しておく必要がある。
【0012】更に、紫外光反射用の誘電体膜を形成した
場合、この誘電体膜が可視光に対して透明な場合が多い
ために、露光マスクと被加工基板とのアライメントに通
常の光学系を用いることが困難である。
【0013】上記の対策としては、誘電体膜と金属膜を
重ね合わせた露光マスクとすれば良いが、金属膜は強い
紫外レーザー光によってダメージを受け易く、上記誘電
体膜と金属膜をどのように重ねるかという構造上の問題
が生起する。
【0014】本発明の第1の目的は、上記従来技術の諸
問題を解消し、エキシマレーザー光への耐加工性を増大
させた高精度の誘電体多層膜からなるエキシマレーザー
加工用マスクを提供することにある。
【0015】また、本発明の第2の目的は、上記誘電体
多層膜からなるエキシマレーザー加工用マスクの製造方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、紫
外光に対して透明なガラス基板の光の入射面と反対の面
上に下記の(1)〜(5)を要件とした誘電体多層膜等
を形成することによって達成される。
【0017】(1)ガラス基板上にその光路長が使用波
長の1/4となる第1層、この上に同じく光路長が1/
4波長となる第2層を重ねる。第1層の屈折率は第2層
の屈折率よりも高くとり、以下この構成を繰り返した誘
電体多層膜上に基板ガラスの屈折率よりも高い屈折率を
持つ1/4波長の光路長を持つ第3の誘電体層を形成し
た多層構造をとるものとする。
【0018】誘電体パターン形成に際しては、レジスト
パターンを形成した後、イオンミリングに依って当該パ
ターンを形成するか、または最上層に金属膜を成膜し、
この金属膜のみをエッチングして所望の金属膜パターン
を形成し、これを露光マスクとしてドライエッチングに
より誘電体層のパターンニングを行う。
【0019】(2)前記構造での使用波長に対する誘電
体層を透過するエネルギー密度が基板上の被加工膜のア
ブレーション閾値以下となる様に誘電体層を構成する。
【0020】(3)上記(1)における誘電体のパター
ニング用マスク金属膜を露光マスクの構成材としてその
まま残す構造とする。この時、前記エキシマレーザー光
に対する誘電体層の透過エネルギー密度を当該金属膜の
ダメージ閾値以下となる様な膜厚で構成する。
【0021】(4)上記構成に於ける金属膜として、特
にCrを用いる。
【0022】(5)上記の誘電体層を構成する低屈折率
材料としてLiF,MgF2 ,SiO2 ,YF3 ,La
3 ,ThF4 を用い、高屈折率材料としてAl
2 3 ,MgO,ThO2 ,Sc2 3 ,Y2 3 ,H
fO2 の内いずれかの組合せを用いる。
【0023】すなわち、本発明の第1の目的を達成する
ために、請求項1に記載の第1の発明は、紫外光に対し
て透明なガラス基板と、前記ガラス基板上に紫外光の波
長を選択的に反射する誘電体多層膜パターンを形成して
なることを特徴とする。
【0024】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項2に記載の第2の発明は、紫外光に対して透
明なガラス基板と、前記ガラス基板の紫外光入射側とは
反対側の面上に、光路長が使用紫外光の1/4波長の膜
厚を持つ第1の誘電体層と、前記第1の誘電体層の上に
同じく光路長が1/4波長でかつ前記第1の誘電体層の
屈折率より小である第2の誘電体層を重ねてなる二層膜
の組合せを繰り返し成膜した誘電体多層膜と、前記誘電
体多層膜の最上層に前記ガラス基板の屈折率より大きな
屈折率を持つと共にその光路長が使用紫外線の1/4波
長となる第3の誘電体層を有することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の第1の目的を達成するた
めに、請求項3に記載の第3の発明は、上記の第2の発
明において、前記紫外光としてエキシマレーザー光の2
48nm,308nm,351nmの波長を用いると共
に、前記各波長での前記ガラス基板に形成された誘電体
層の透過エネルギー密度を被加工膜のアブレーション閾
値以下に設定したことを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の第1の目的を達成するた
めに、請求項4に記載の第4の発明は、上記第2の発明
において、前記第3の誘電体層の上に金属膜を成膜する
と共に、前記エキシマレーザー光の各波長の前記誘電体
層の透過エネルギー密度を前記金属膜のダメージ閾値以
下に設定したことを特徴とする。
【0027】さらに、本発明の第1の目的を達成するた
めに、請求項5に記載の第5の発明は、上記第4の発明
において、前記金属膜の材料がCrであることを特徴と
する。
【0028】さらに、本発明の第1の目的を達成するた
めに、請求項6に記載の第6の発明は、上記第1〜第4
の発明において、前記誘電体層を構成する前記第1の誘
電体材料がAl2 3 ,MgO,ThO2 ,Sc
2 3 ,Y2 3 ,HfO2 の内の何れかまたは2以上
の組合せであり、前記第2の誘電体材料がLiF,Mg
2,SiO2 ,YF3 ,LaF3 ,ThF4 の内の何
れかまたは2以上の組合せであることを特徴とする。
【0029】そして、本発明の第2の目的を達成するた
めに、請求項7に記載の第7の発明は、紫外光に対して
透明なガラス基板上に、光路長が使用紫外光の1/4波
長の膜厚を持つ第1の誘電体層を形成し、前記第1の誘
電体層の上に同じく光路長が1/4波長でかつ前記第1
の誘電体層の屈折率より小である第2の誘電体層を形成
してなる誘電体多層膜を形成後、前記誘電体多層膜の最
上層に前記ガラス基板の屈折率より大きな屈折率を持つ
と共にその光路長が使用紫外線の1/4波長となる第3
の誘電体層を形成する誘電体多層膜形成工程と、前記誘
電体多層膜の上に金属膜を形成する金属膜形成工程と、
前記金属膜をホトリソグラフィーにより露光マスクとし
ての開口パターンを形成する金属膜パターニング工程
と、前記金属膜の開口パターンをマスクとしてエッチン
グにより前記誘電体多層膜に前記露光マスクとしての開
口パターンを形成する誘電体多層膜パターニング工程と
を含むことを特徴とする。
【0030】
【作用】誘電体多層膜の選択反射等の機能はフィルタ
ー,ミラー,反射防止膜等に応用されており、その原理
については例えば、M.Born&E.Wolf,”P
rimciples of Optics”4th E
dition 1970pp51〜70に詳細に記述さ
れている。
【0031】上記文献によれば、反射ミラーは高屈折率
の1/4波長膜と低屈折率の1/4波長膜を交互に重ね
合わすことにより、屈折率及び層数によって所与の反射
率を得ることが出来る。
【0032】本発明では、エキシマレーザーでマスクを
照射し、被加工膜基板上にマスクの開口像を結像する場
合への適用を第1義としており、入射光はマスク面に垂
直である場合が殆どであることから、以下では垂直入射
のみとして議論を進める。この場合、上記文献の第69
頁に記載の式96に示す通り、N個の2層構造から成る
多層膜の反射率R(2N)は次の(1)式で与えられ
る。
【0033】 R(2N)={〔1-( ne / n1 )×( n2/n3 2N〕/〔1+ne / n1 ) ×(n2/n3 2N〕}2 ・・・(1) ここで、n1 はマスクを構成する入射媒体の屈折率、n
e は出射媒体の屈折率、n2,3 は各々多層誘電体層を
構成する高屈折率側誘電体の屈折率および低屈折率側誘
電体の屈折率である。
【0034】上記(1)式から明らかなように、誘電体
の層数が多い程、またn2 /n3 の比が大きい程反射率
は大きくなる。
【0035】一方、精細度の高いパターンを作る為には
誘電体層の層数をできるだけ少なくする必要がある。そ
のためには、n2 /n3 の大きな組み合わせを選ぶこと
になるが、使用可能な誘電体材料の屈折率の値は1.3
〜2.3の範囲にほぼ限られており、任意の組み合わせ
が得られる訳ではない。
【0036】更にアブレーションにマクスを適用する場
合、エキシマレーザー光に対する耐性を考慮する必要が
あるが、いくつかの文献、例えば、F.Rainer et al, Ap
plied Optics Vol. 24, No.4(1985)p496〜p500に示さ
れているように、耐性の高い材料は屈折率が小さいとい
う傾向がある。
【0037】上記文献に依れば、耐性の強い低屈折率材
料としてLiF,MgF2,SiO2,YF3,LaF3,T
hF4が、また高屈折率材料としてAl23,MgO,
ThO2,Sc23,Y23,HfO2等が挙げられる
が、高屈折率材料はこれらに関して例外なく低屈折率材
料に比べて耐性は低い。
【0038】従って、材料の組み合わせは更に限定され
るので、少しでも反射率を改善する多層膜の構成を検討
する必要がある。
【0039】図7は誘電体多層膜マスクの基本的構成の
1例を説明する断面模式図、図8は誘電体多層膜マスク
の基本的構成の他例を説明する断面模式図であって、1
は高屈折率誘電体層、2は低屈折率誘電体層、3は石英
ガラス基板である。
【0040】図7における入射媒体は石英ガラスで出射
媒体は空気であり、入射媒体の屈折率n1 は1.0、出
射媒体の屈折率ne は1.5であって、反射率比ne
1は1.0/15=0.66である。
【0041】また、図8における入射媒体は空気で出射
媒体は石英ガラスであり、入射媒体の屈折率n2 は1、
出射媒体の屈折率ne は1.5であって、反射率比ne
/n2 は1.5/1.0=1.5である。
【0042】上記図7と図8に示した誘電体多層膜マス
クを比較して、何れの構成のマスクが有利であるかは、
上記した反射率比ne /n1 の値の差であることは式
(1)から明らかである。
【0043】図9図は前記図7に対応した反射率比ne
/n1 と反射率との関係を層数をパラメータとした説明
図である。
【0044】また、図10図は前記図8に対応した反射
率比ne /n1 と反射率との関係を層数をパラメータと
した説明図である。層数は各々下から上に向かって1層
から10層まで変化している。
【0045】ここで、マスクを構成する基板は石英ガラ
スで、波長248nmに於ける屈折率は1.5である。
【0046】光が空気側から入射する図10の場合、反
射率比ne /n1 は1.5であり、他方基板側から入射
する図9の場合は1/1.5となり、層数が増加するに
従いその差は実際上無視出来ることが図より明らかであ
る。但し、n2/n3の値があまり大きくなく10層以下
の場合はこの差は顕著である。
【0047】図1は本発明によるエキシマレーザー加工
用マスク(露光マスク)の基本構造を説明する模式断面
図であって、前記図7に示した多層誘電体層の最上層に
屈折率nがマスクを構成する入射媒体の屈折率n1 より
大きいn>n1 なる1/4波長膜(追加の高屈折率層
4)を一層加えると前記(1)式は下記(2)式のよう
に変更され、上記の問題は解消される。
【0048】 R(2N+1)={〔1-( n1 e / n2)・( n2/n3 )2N 〕 /〔1+( n1 e / n2)・( n2/n3 )2N 〕}2 ・・・・(2) この追加の高屈折率層4は、透過光の最終段階にあるた
めに必ずしもレーザー耐性が強くなくても良いので、屈
折率の高い材料を選ぶことが出来る。
【0049】図2は図1の金属膜5の層を除き追加の高
屈折率層としてAl2 3 を用いた場合の多層誘電体層
の反射率比n2 /n3 と反射率の関係の特性説明図であ
る。同図から、高屈折率層を追加することによって特性
は図9はもとより図10よりも改善されていることが分
かる。
【0050】誘電体層マスクを実際に用いる場合、通常
の可視光に対してはほぼ透明であるため、従来のアライ
メント光学系等を用いることが困難である。その対策と
して、金属膜を重ねればよいが、金属膜のエキシマレー
ザー耐性は低く、種類により差はあるがAlを除いて5
0mJ/cm2 以下のものが殆どであり、マスクを長寿
命化するためには10mJ/cm2 以下の照射で用いる
ことが望ましい。
【0051】従って、金属膜を誘電体層に重ねて用いる
ためには、図1に示した配置のみ可能である。実際に誘
電体層に金属膜を重ね合わせと、マスクとしての使い易
さだけでなく、マスクの製造上で有利な点が多い。
【0052】多層誘電体多層マスクの製造法としては、
イオンミリング,ドライエッチング等が一般的に用いら
れるが、考慮すべき点はミリングまたはエッチングの前
にレジストパターンを検査,修正することである。
【0053】特に、多層誘電体層自体を修正することは
困難であるため、レジストパターンの完全な検査,修正
が必要とされる。
【0054】現在、この面で確立されているのはCrマ
スクの技術であり、これを多層誘電体層マスクに適用す
ることができる。即ち、基板上に一様に成膜された多層
誘電体層上に金属膜を成膜し、その無欠陥を確認後、通
常のフォトリソグラフィー工程によりパターンを形成す
る。
【0055】このパターンに欠陥の検査,修正を施し
て、完全な金属膜パターンを得た後、これをレジストパ
ターンとして上記エッチングにより誘電体層のパターン
を形成すればよい。
【0056】誘電体層の透過エネルギー密度を金属膜の
ダメージ閾値より低く設定し、金属膜パターンを残すこ
とにより通常の露光またはエッチングマスクと同じ扱い
をすることが出来る。
【0057】また、金属膜を重ねたマスクは低エネルギ
ー密度のアブレーションに好適であることは言うまでも
ない。
【0058】
【実施例】本発明の実施例につき、図面を参照して詳細
に説明する。
【0059】(実施例1)図1は本発明によるエキシマ
レーザー加工用マスクの実施例を説明する模式断面図で
あって、1は高屈折率層、2は低屈折層、3は石英ガラ
ス基板、4は追加の高屈折率層、5は金属膜である。
【0060】基板3はエキシマレーザー光に対する耐性
が強い石英ガラスを用い、その厚みが5mmで両面を研
磨して用いる。高屈折率層1の成膜材料としてHf
2 、低屈折率層2の成膜材料としてSiO2 を用い
る。
【0061】なお、高屈折率層1と低屈折率層2のエキ
シマレーザーの波長248nmに対する1/4波長の膜
厚は各々27.6nm,43.1nmで、両者の和は7
0.7nmである。
【0062】上記高屈折率層1と低屈折率層2を重ね合
わせたものを5層(即ち、高屈折率と低屈折率の成膜材
料の総層数は10層)重ねた最上層に追加の高屈折率層
4としてHfO2 の1/4波長膜を重ね、全層の厚みを
381nmとした時、透過率は約2%である。
【0063】この上に金属膜5としてCr膜を60nm
に成膜し、通常のフォトリソグラフィー工程によりCr
膜のパターン形成を行い、これをマスクとしてドライエ
ッチングにより下層の多層誘電体層のパターン形成を行
った。
【0064】本実施例により得られたパターンの精度は
分解能2μmである。Crパターンはそのまま残した。
【0065】このマスクにエキシマレーザー光源からの
ビームを空間的に均一な強度分布となる様均一化光学系
により形成し、400mJ/cm2 のエネルギー密度で
マスクに入射させた。Crダメージ閾値は約50mJ/
cm2 であり、この場合の透過エネルギー密度は約8J
/cm2 であるので、多数のエキシマレーザーのショッ
トに対して充分な耐久性が得られる。
【0066】本実施例により得た露光マスクすなわちエ
キシマレーザー加工用マスクを用いて、当該マスク出射
後のエキシマレーザー光を透過率70%の結像系で被加
工基板上に結像させたとき、最大280mJ/cm2
エネルギー密度で高精度のアブレーションパターンを得
ることができた。
【0067】(実施例2)上記図1に示した構成におい
て、光屈折率層と低屈折率層の対からなる誘電体層を3
層(即ち、高屈折率と低屈折率の成膜材料の総層数は6
層)とし、追加の高屈折率層4としてHfO2 を用い、
金属膜5の層として厚み500nmのAlとした。
【0068】このときの誘電体層の透過率は約10%で
あり、400mJ/cm2 のマスク面への入射エネルギ
ー密度に対して、Al(アルミニウム)は充分な耐性を
示した。
【0069】(実施例3)図3は本発明によるエキシマ
レーザー加工用マスクの実施例を説明するための高屈折
率層材料と低屈折率層材料の組み合わせと10%以下の
透過率の最小層数の説明図である。
【0070】本実施例では、上記図1に示した構成にお
いて、図3に示す高屈折率材料と低屈折率材料の組み合
わせと、層数(対)及び高屈折率材料のいずれかの追加
層によって、誘電体層部分の透過率が10%以下のマス
クを得ることが出来た。
【0071】この場合、金属膜の層を除去したマスクに
よっても、400mJ/cm2 のエキシマレーザー光の
入力に対して、閾値が50mJ/cm2 の有機レジスト
膜の高精度のアブレーションパターンを得ることが出来
た。
【0072】図4は本発明によるエキシマレーザー加工
用マスクの製造方法の一例を説明する概略工程図であ
る。
【0073】同図において、まず、(a)紫外光に対し
て透明な石英ガラス基板3上に光路長が使用紫外光の1
/4波長の膜厚を持つ第1の誘電体層を形成し、前記第
1の誘電体層の上に同じく光路長が1/4波長でかつ前
記第1の誘電体層の屈折率より小である第2の誘電体層
を形成してなる誘電体多層膜を成膜後、前記誘電体多層
膜の最上層に前記ガラス基板の屈折率より大きな屈折率
を持つと共にその光路長が使用紫外線の1/4波長とな
る第3の誘電体層を形成して誘電体多層膜を成膜し、前
記誘電体多層膜の上に金属膜8aを形成する金属膜を成
膜してマスク形成層7aを形成する。
【0074】(b)前記マスク形成層7aを形成する金
属膜8a上に感光性レジスト9aを塗布し、露光マスク
10を介して紫外線11を照射し、現像する。
【0075】(c)現像により残留したレジスト9をマ
スクとしてエッチング媒体12を適用しホトリソグラフ
ィー工程により金属膜をパターニングする。
【0076】(d)金属膜のパターニング後、残留レジ
スト9を除去してパターニングした金属膜8の層を得
る。
【0077】(e)パターニングした金属膜8の開口パ
ターンをマスクとしてエッチング媒体12’を適用して
誘電体多層膜7aをエッチングする。
【0078】(f)上記エッチングにより誘電体多層膜
にパターニングし開口パターン7を形成することによ
り、石英ガラス基板3上に多層誘電体膜7とこの上に重
畳した金属膜8からなるエキシマレーザー加工用の露光
マスクすなわちエキシマレーザー加工用マスクを得る。
【0079】なお、本発明による露光マスクすなわちエ
キシマレーザー加工用マスクは、上記の方法に限るもの
ではなく、例えば、金属膜上に感光性レジストの開口パ
ターンを形成し、この開口パターンをマスクとしてエキ
シマレーザーを照射して金属膜とその下層の多層誘電体
層をアブレーションで除去することによって露光マスク
を得ることも可能である。
【0080】次に、本発明によるエキシマレーザー加工
用マスク(露光マスク)を用いて製造したデバイスの一
例として液晶表示素子のカラーフィルタの概要を説明す
る。図5は本発明による露光マスクを用いて製造したア
クティブ・マトリクス方式カラー液晶表示装置の一画素
とその周辺を示す平面図である。
【0081】同図に示すように、各画素は隣接する2本
の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)GL
(ゲートライン)と、隣接する2本の映像信号線(ドレ
イン信号線または垂直信号線)DL(データライン)と
の交差領域内(4本の信号線で囲まれた領域内)に配置
されている。
【0082】各画素は薄膜トランジスタTFT(TFT
1,TFT2)、透明な画素電極ITO1および保持容
量素子Cadd (付加容量)を含む。走査信号線GLは図
では左右方向に延在し、上下方向に複数本配置されてい
る。また、映像信号線DLは上下方向に延在し、左右方
向に複数本配置されている。
【0083】なお、SD1はソース電極、SD2はドレ
イン電極、BMはブラックマトリクス、FILはカラー
フィルタである。
【0084】また、図6は図5のL1−L1線で切断し
た断面図であって、液晶層LCを基準にして下部透明ガ
ラス基板SUB1側には薄膜トランジスタTFTおよび
透明画素電極ITO1が形成され、上部透明ガラス基板
SUB2側にはカラーフィルタFIL、遮光膜すなわち
ブラックマトリクスBMが形成されている。この上部透
明ガラス基板を一般にカラーフィルタ基板と称する。
【0085】透明ガラス基板SUB1、SUB2の両面
にはディップ処理等によって形成された酸化シリコン膜
SIOが設けられている。
【0086】上部透明ガラス基板SUB2の内側(液晶
層LC側)の表面には、ブラックマトリクスBM、カラ
ーフィルタFIL、保護膜PSV2、共通透明画素電極
ITO2(COM)および上部配向膜ORI2が順次積
層して設けられている。
【0087】従来の液晶表示素子用カラーフィルタの製
造法は、Cr等の金属膜でブラックマトリクスBMを形
成する部分を除いて、現像機能を持つ材料を露光,現像
により、また、現像機能を持たない材料を用いる場合は
リフトオフ等の手段によりパターン形成を行っている。
【0088】上記した液晶表示素子のカラーフィルタ
は、本発明による露光マスクを用いたエキシマレーザー
によるアブレーション加工で形成したことで、高精度の
カラーフィルタを得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エキシマレーザー光を基板側から入射させることと、適
切な誘電体層の構成および金属膜パターンの併用によ
り、薄い誘電体層を用いて高精度、且つ高耐久のエキシ
マレーザー加工用マスクを得ることができる。
【0090】また、金属膜パターンの存在により通常の
マスクと同じに目合わせなどの位置調整方式を用いるこ
とを可能となる。
【0091】更に、誘電体層のパターン形成を上記金属
膜パターンをレジストとして用いることにより、検査が
容易で無欠陥のマスクをつくることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエキシマレーザー加工用マスクの
基本構造を説明する模式断面図である。
【図2】図1の金属膜の層を除き追加の高屈折率層とし
てAl2 3 を用いた場合の多層誘電体層の反射率比と
反射率の関係の特性説明図である。
【図3】本発明によるエキシマレーザー加工用マスクの
実施例を説明するための高屈折率層材料と低屈折率層材
料の組み合わせと90%透過率の最小層数の説明図であ
る。
【図4】本発明によるエキシマレーザー加工用マスクの
製造方法の一例を説明する概略工程図である。
【図5】本発明によるエキシマレーザー加工用マスクを
用いて製造したアクティブ・マトリクス方式カラー液晶
表示装置の一画素とその周辺を示す平面図である。
【図6】図5のL1−L1線で切断した断面図である。
【図7】誘電体多層膜マスクの基本的構成の1例を説明
する断面模式図である。
【図8】図8は誘電体多層膜マスクの基本的構成の他例
を説明する断面模式図である。
【図9】図7に対応した反射率比と反射率との関係を層
数をパラメータとした説明図である。
【図10】図8に対応した反射率比と反射率との関係を
層数をパラメータとした説明図である。
【符号の説明】
1 高屈折率誘電体層 2 低屈折率誘電体層 3 石英ガラス基板 4 追加の高屈折率誘電体層。 5 金属膜。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】なお、この種の液晶表示装置に関する従来
技術を開示したものとしては、例えば特開昭63−30
9921号公報や、「冗長構成を採用した12.5型アクテ
ィブ.マトリクス方式カラー液晶ディスプレイ」(マグ
ロウヒル社発行 日経エレクトロニクス 1986年12月15
日 第193〜210頁)を挙げることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】図7における入射媒体は石英ガラスで出射
媒体は空気であり、入射媒体の屈折率n1は1.0、出
射媒体の屈折率neは1.5であって、反射率比ne/n
1は1.0/1.5=0.66である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外光に対して透明なガラス基板と、前記
    ガラス基板上に紫外光の波長を選択的に反射する誘電体
    多層膜パターンを形成してなることを特徴とするエキシ
    マレーザー加工用マスク。
  2. 【請求項2】紫外光に対して透明なガラス基板と、前記
    ガラス基板の紫外光入射側とは反対側の面上に、光路長
    が使用紫外光の1/4波長の膜厚を持つ第1の誘電体層
    と、前記第1の誘電体層の上に同じく光路長が1/4波
    長でかつ前記第1の誘電体層の屈折率より小である第2
    の誘電体層を重ねてなる二層膜の組合せを繰り返し成膜
    した誘電体多層膜と、前記誘電体多層膜の最上層に前記
    ガラス基板の屈折率より大きな屈折率を持つと共にその
    光路長が使用紫外線の1/4波長となる第3の誘電体層
    を有することを特徴とするエキシマレーザー加工用マス
    ク。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記紫外光としてエキ
    シマレーザー光の248nm,308nm,351nm
    の波長を用いると共に、前記各波長での前記ガラス基板
    に形成された誘電体層の透過エネルギー密度を被加工膜
    のアブレーション閾値以下に設定したことを特徴とする
    エキシマレーザー加工用マスク。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記第3の誘電体層の
    上に金属膜を成膜すると共に、前記エキシマレーザー光
    の各波長の前記誘電体層の透過エネルギー密度を前記金
    属膜のダメージ閾値以下に設定したことを特徴とするエ
    キシマレーザー加工用マスク。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記金属膜の材料がC
    rであることを特徴とするエキシマレーザー加工用マス
    ク。
  6. 【請求項6】請求項1〜4において、前記誘電体層を構
    成する前記第1の誘電体材料がAl2 3 ,MgO,T
    hO2 ,Sc2 3 ,Y2 3 ,HfO2 の内の何れか
    または2以上の組合せであり、前記第2の誘電体材料が
    LiF,MgF2 ,SiO2,YF3 ,LaF3 ,Th
    4 の内の何れかまたは2以上の組合せであることを特
    徴とするエキシマレーザー加工用マスク。
  7. 【請求項7】紫外光に対して透明なガラス基板上に、光
    路長が使用紫外光の1/4波長の膜厚を持つ第1の誘電
    体層を形成し、前記第1の誘電体層の上に同じく光路長
    が1/4波長でかつ前記第1の誘電体層の屈折率より小
    である第2の誘電体層を形成してなる誘電体多層膜を形
    成後、前記誘電体多層膜の最上層に前記ガラス基板の屈
    折率より大きな屈折率を持つと共にその光路長が使用紫
    外線の1/4波長となる第3の誘電体層を形成する誘電
    体多層膜形成工程と、 前記誘電体多層膜の上に金属膜を形成する金属膜形成工
    程と、 前記金属膜をホトリソグラフィーにより露光マスクとし
    ての開口パターンを形成する金属膜パターニング工程
    と、 前記金属膜の開口パターンをマスクとしてエッチングに
    より前記誘電体多層膜に前記露光マスクとしての開口パ
    ターンを形成する誘電体多層膜パターニング工程とを含
    むエキシマレーザー加工用マスクの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104919368A (zh) * 2013-04-17 2015-09-16 爱发科成膜株式会社 相移掩膜的制造方法、相移掩膜及相移掩膜的制造装置
KR20230113279A (ko) 2020-12-09 2023-07-28 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 위상 시프트 마스크 및 반도체 디바이스의 제조 방법
KR20230157956A (ko) 2021-03-23 2023-11-17 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 위상 시프트 마스크 및 반도체 디바이스의 제조 방법

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