JPH08170155A - 内部粒界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼 - Google Patents
内部粒界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼Info
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- JPH08170155A JPH08170155A JP606695A JP606695A JPH08170155A JP H08170155 A JPH08170155 A JP H08170155A JP 606695 A JP606695 A JP 606695A JP 606695 A JP606695 A JP 606695A JP H08170155 A JPH08170155 A JP H08170155A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、自動車排気系材料や発電プラント
における高温部材として用いられ、高温使用時に生じる
酸素との親和力に強い微量添加元素の内部粒界酸化を防
止したフェライト系ステンレス鋼を提供することを目的
とする。 【構成】 内部酸化相の主な形成元素であるAlおよび
Tiの固溶量を算出し、これを制限することで内部粒界
酸化の発生を抑制する。sol.Al≦0.020%−sol.
Ti≦0.15%で内部酸化相深さは900℃で10μ
m以下とすることが可能であることを見いだし、更に、
Si≧10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)
とし、sol.Al≦0.015%−sol.Ti≦0.10%
以下で殆ど阻止できることを見いだした。
における高温部材として用いられ、高温使用時に生じる
酸素との親和力に強い微量添加元素の内部粒界酸化を防
止したフェライト系ステンレス鋼を提供することを目的
とする。 【構成】 内部酸化相の主な形成元素であるAlおよび
Tiの固溶量を算出し、これを制限することで内部粒界
酸化の発生を抑制する。sol.Al≦0.020%−sol.
Ti≦0.15%で内部酸化相深さは900℃で10μ
m以下とすることが可能であることを見いだし、更に、
Si≧10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)
とし、sol.Al≦0.015%−sol.Ti≦0.10%
以下で殆ど阻止できることを見いだした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車排気系部品や発
電プラントにおける高温部材に主として用いられるフェ
ライト系ステンレス鋼に関する。
電プラントにおける高温部材に主として用いられるフェ
ライト系ステンレス鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼(Fe−Cr
合金)を高温に保持すると表面は、Cr2 O3 の緻密な
保護性の酸化皮膜が生成し、優れた耐酸化性を示す。こ
の優れた耐酸化性に加えて、加工性を向上させるため
C,Nを低めたSUS410L 、更にはTiやNbを添
加し侵入型固溶元素を固着したType409,SUS
430LXやSUS436L が自動車排気管や発電排気ダ
クトや脱硝設備のケーシング材に用いられている。
合金)を高温に保持すると表面は、Cr2 O3 の緻密な
保護性の酸化皮膜が生成し、優れた耐酸化性を示す。こ
の優れた耐酸化性に加えて、加工性を向上させるため
C,Nを低めたSUS410L 、更にはTiやNbを添
加し侵入型固溶元素を固着したType409,SUS
430LXやSUS436L が自動車排気管や発電排気ダ
クトや脱硝設備のケーシング材に用いられている。
【0003】一方では、エンジン等の高効率化および高
出力化の観点から、燃焼排ガス温度が上昇する傾向にあ
り、排気系部材の耐酸化性を更に向上させる必要が生じ
ている。例えば特開平6−88168号公報や特開平5
−171360号公報にあるように、Cr添加量を増加
させて、耐熱性を向上させるとともに、Ti,NbやM
oを単独あるいは複合添加することで高温強度、加工
性、耐熱疲労性等の特性の改善を図り、今後の燃焼排ガ
ス温度の上昇に対応しようとするものである。これら
は、合金添加量が多量になり経済的には不利であるとい
える。また、耐酸化性についていえば、異常酸化が生じ
るかどうかの因子(例えば酸化増量や酸化減量)での判
断はなされているが、本発明の目的とする内部粒界酸化
の阻止に関しては、一切、考慮されていない。
出力化の観点から、燃焼排ガス温度が上昇する傾向にあ
り、排気系部材の耐酸化性を更に向上させる必要が生じ
ている。例えば特開平6−88168号公報や特開平5
−171360号公報にあるように、Cr添加量を増加
させて、耐熱性を向上させるとともに、Ti,NbやM
oを単独あるいは複合添加することで高温強度、加工
性、耐熱疲労性等の特性の改善を図り、今後の燃焼排ガ
ス温度の上昇に対応しようとするものである。これら
は、合金添加量が多量になり経済的には不利であるとい
える。また、耐酸化性についていえば、異常酸化が生じ
るかどうかの因子(例えば酸化増量や酸化減量)での判
断はなされているが、本発明の目的とする内部粒界酸化
の阻止に関しては、一切、考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】耐酸化性を考慮する時
に、先ず異常酸化の発生を抑制させることが一般的で、
これに関しては多くの研究がなされており、Cr,Si
やAl更にはREMの添加で、異常酸化の発生を抑制可
能なことが知られている(例えば〔材料とプロセスVOL.
4, 1991,P. 1784 や川崎製鉄技報 October,1976,P.
1)。しかし、通常酸化領域(酸化時間:tと酸化増
量:wの関係がほぼw∞√tとなる領域)でも、特に酸
素と親和力の強い微量添加元素が母相/酸化皮膜界面近
傍の母相粒界に酸化物として出現する場合がある。これ
は、微量添加元素と酸素との親和力が大きいこと、
微量添加元素の表面近傍までの拡散が可能であること、
が条件で発生すると考えられる。また、形態としては表
面近傍の母相粒界に優先的に出現するため疲労亀裂の起
点となることが懸念される(防食技術 VOL.35, 1986,
P.97)。今後の燃焼排ガス温度の上昇を考慮すると、微
量添加元素の拡散が容易となるため内部粒界酸化が発生
し易くなる。このため、今後の燃焼排ガス温度上昇の状
況下においては、この内部粒界酸化を抑制する必要があ
る。
に、先ず異常酸化の発生を抑制させることが一般的で、
これに関しては多くの研究がなされており、Cr,Si
やAl更にはREMの添加で、異常酸化の発生を抑制可
能なことが知られている(例えば〔材料とプロセスVOL.
4, 1991,P. 1784 や川崎製鉄技報 October,1976,P.
1)。しかし、通常酸化領域(酸化時間:tと酸化増
量:wの関係がほぼw∞√tとなる領域)でも、特に酸
素と親和力の強い微量添加元素が母相/酸化皮膜界面近
傍の母相粒界に酸化物として出現する場合がある。これ
は、微量添加元素と酸素との親和力が大きいこと、
微量添加元素の表面近傍までの拡散が可能であること、
が条件で発生すると考えられる。また、形態としては表
面近傍の母相粒界に優先的に出現するため疲労亀裂の起
点となることが懸念される(防食技術 VOL.35, 1986,
P.97)。今後の燃焼排ガス温度の上昇を考慮すると、微
量添加元素の拡散が容易となるため内部粒界酸化が発生
し易くなる。このため、今後の燃焼排ガス温度上昇の状
況下においては、この内部粒界酸化を抑制する必要があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】今後の燃焼排ガス温度上
昇を考慮し、高温使用に伴う材質劣化の一因となり得る
内部粒界酸化を900℃の温度域まで抑制するため、
酸素との親和力が大きく、表面近傍までの拡散が可能
である微量添加元素であるAlおよびTiの固溶量を限
定するとともに、Siの添加量を増加させることで母相
/酸化皮膜界面での微量添加元素の酸化物形成反応を抑
制することとした。更に、特に粒界に出現するAlの内
部酸化を、AlやTiよりも酸素との親和力の強いC
a,Mg,希土類元素を単独または複合添加することで
抑制することとした。
昇を考慮し、高温使用に伴う材質劣化の一因となり得る
内部粒界酸化を900℃の温度域まで抑制するため、
酸素との親和力が大きく、表面近傍までの拡散が可能
である微量添加元素であるAlおよびTiの固溶量を限
定するとともに、Siの添加量を増加させることで母相
/酸化皮膜界面での微量添加元素の酸化物形成反応を抑
制することとした。更に、特に粒界に出現するAlの内
部酸化を、AlやTiよりも酸素との親和力の強いC
a,Mg,希土類元素を単独または複合添加することで
抑制することとした。
【0006】フェライト系ステンレス鋼の主な添加元素
の中で、酸素との親和力が大きく、表面近傍までの
拡散が可能である微量添加元素は、Al,TiおよびS
iである。発明者らは、図1に示すように、比較鋼C1
の900℃での内部酸化相の形態は、針状の粒界酸化相
と粒状の粒内酸化物が認められ、これらはそれぞれ、針
状:Al2 O3 、粒状:TiO2 であることを発見し
た。また、この酸化物出現の形態は900℃を超えると
顕著に起こる。これは、AlやTiの拡散が容易になる
ためと考えられる。また、形態から考えると針状:Al
2 O3 の酸化物が材質劣化に寄与する可能性が大きいこ
とが予想される。
の中で、酸素との親和力が大きく、表面近傍までの
拡散が可能である微量添加元素は、Al,TiおよびS
iである。発明者らは、図1に示すように、比較鋼C1
の900℃での内部酸化相の形態は、針状の粒界酸化相
と粒状の粒内酸化物が認められ、これらはそれぞれ、針
状:Al2 O3 、粒状:TiO2 であることを発見し
た。また、この酸化物出現の形態は900℃を超えると
顕著に起こる。これは、AlやTiの拡散が容易になる
ためと考えられる。また、形態から考えると針状:Al
2 O3 の酸化物が材質劣化に寄与する可能性が大きいこ
とが予想される。
【0007】本発明は、特に粒界に生じる酸化物の出現
を抑制するための条件を詳細に検討することにより、下
記知見に基づき初めて達成されたものである。すなわち
Crはこの粒界酸化物の抑制には殆ど効果がなく、Si
はその抑制効果を持つことを見いだした。また、内部粒
界酸化は固溶したAlおよびTiに大きく依存し、sol.
Al:0.015%以下、sol.Ti:0.10%以下と
することで針状の粒界酸化物の出現を抑制できることを
見いだした。ただし、sol.Alおよびsol.Ti量は標記
の式により算出される値であり、固溶Alおよび固溶T
i量はC,N含有量によっても影響される。すなわち高
温使用前に固溶しているAlおよびTi量によって内部
酸化が出現するか否かが決まる。したがって、鋼材製造
にあたって最終焼鈍時に析出するTi(C,N)やAl
Nの析出に消費されたAlおよびTiは内部酸化形成に
寄与する固溶Alおよび固溶Tiとして換算すべきでな
い。このことから、下記式をもって内部酸化に寄与する
sol.Alおよびsol.Tiを算出し、これを制限すること
で内部粒界酸化相の少ないフェライト系ステンレス鋼が
得られることを見いだした。 sol.Ti* =Ti−48×(N/14+C/12) ・sol.Ti* ≧0の時 sol.Ti=sol.Ti* sol.Al=Al ・sol.Ti* <0かつTi≦(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al−(27/14)×(N−(14/4
8)×Ti) ・sol.Ti* <0かつTi>(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al
を抑制するための条件を詳細に検討することにより、下
記知見に基づき初めて達成されたものである。すなわち
Crはこの粒界酸化物の抑制には殆ど効果がなく、Si
はその抑制効果を持つことを見いだした。また、内部粒
界酸化は固溶したAlおよびTiに大きく依存し、sol.
Al:0.015%以下、sol.Ti:0.10%以下と
することで針状の粒界酸化物の出現を抑制できることを
見いだした。ただし、sol.Alおよびsol.Ti量は標記
の式により算出される値であり、固溶Alおよび固溶T
i量はC,N含有量によっても影響される。すなわち高
温使用前に固溶しているAlおよびTi量によって内部
酸化が出現するか否かが決まる。したがって、鋼材製造
にあたって最終焼鈍時に析出するTi(C,N)やAl
Nの析出に消費されたAlおよびTiは内部酸化形成に
寄与する固溶Alおよび固溶Tiとして換算すべきでな
い。このことから、下記式をもって内部酸化に寄与する
sol.Alおよびsol.Tiを算出し、これを制限すること
で内部粒界酸化相の少ないフェライト系ステンレス鋼が
得られることを見いだした。 sol.Ti* =Ti−48×(N/14+C/12) ・sol.Ti* ≧0の時 sol.Ti=sol.Ti* sol.Al=Al ・sol.Ti* <0かつTi≦(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al−(27/14)×(N−(14/4
8)×Ti) ・sol.Ti* <0かつTi>(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al
【0008】なお、「内部粒界酸化の少ない」とは、大
気中で900℃以下の温度範囲で使用した場合に、内部
粒界酸化相の深さが10μm以下であることを意味する
ものである。
気中で900℃以下の温度範囲で使用した場合に、内部
粒界酸化相の深さが10μm以下であることを意味する
ものである。
【0009】
【作用】以下に本発明の成分を特定した理由を説明す
る。 C:加工性を劣化させる上、特に900℃付近での高温
強度が必要な場合には強化因子である固溶Nbを低下さ
せてしまう(粗大M6 Cの形成による)ため高温使用に
伴う強度低下を招くため、低めが望ましく0.03%以
下とした。一方では、Tiの内部酸化防止には有効であ
り、加工性や高温強度および高温での組織安定性(析出
制御)とのバランスから0.005〜0.015%が望
ましい範囲である。
る。 C:加工性を劣化させる上、特に900℃付近での高温
強度が必要な場合には強化因子である固溶Nbを低下さ
せてしまう(粗大M6 Cの形成による)ため高温使用に
伴う強度低下を招くため、低めが望ましく0.03%以
下とした。一方では、Tiの内部酸化防止には有効であ
り、加工性や高温強度および高温での組織安定性(析出
制御)とのバランスから0.005〜0.015%が望
ましい範囲である。
【0010】N:加工性を劣化させる上、オーステナイ
トフォーマーであるため低めが望ましく0.03%以下
とした。また、AlおよびTiの内部酸化防止には有効
であり、加工性とのバランスから0.005〜0.02
%が望ましい範囲である。
トフォーマーであるため低めが望ましく0.03%以下
とした。また、AlおよびTiの内部酸化防止には有効
であり、加工性とのバランスから0.005〜0.02
%が望ましい範囲である。
【0011】Si:耐酸化性および耐高温塩害性を向上
させる。特に耐酸化性に関しては酸化増量および内部粒
界酸化抑制に効果的であるため、0.5%以上とした。
また加工性を劣化させるため上限を2.0%とした。更
に、内部酸化を完全に抑制することが必要な場合は、1
0×28×(sol.Al/27+sol.Ti/48)≦Si
とした。
させる。特に耐酸化性に関しては酸化増量および内部粒
界酸化抑制に効果的であるため、0.5%以上とした。
また加工性を劣化させるため上限を2.0%とした。更
に、内部酸化を完全に抑制することが必要な場合は、1
0×28×(sol.Al/27+sol.Ti/48)≦Si
とした。
【0012】Mn:オーステナイトフォーマーであるた
め低めが望ましく、また、加工性も劣化させるため1.
0%以下とした。 Cr:耐食性および耐酸化性を向上させるが、添加量の
増加により硬化するため10〜20%とした。また、比
較的腐食環境が厳しくなく耐食性をあまり必要とせず加
工性を重視する場合には低めが望ましく、Crを10〜
17%とした場合には、10×28×(sol.Al/27
+sol.Ti/48)≦Siとした。
め低めが望ましく、また、加工性も劣化させるため1.
0%以下とした。 Cr:耐食性および耐酸化性を向上させるが、添加量の
増加により硬化するため10〜20%とした。また、比
較的腐食環境が厳しくなく耐食性をあまり必要とせず加
工性を重視する場合には低めが望ましく、Crを10〜
17%とした場合には、10×28×(sol.Al/27
+sol.Ti/48)≦Siとした。
【0013】sol.Al:Alは強脱酸剤として有効であ
るが、母相中に固溶状態で残存したAlは高温酸化にお
いて酸化皮膜/母相界面で母相粒界にAl2 O3 の形成
源となるため低めが望ましく900℃までの内部粒界酸
化を10μm以下とするために0.020%以下、殆ど
なくするためには0.015%以下とした。なお、sol.
Alは計算により求めることが可能である(算出用式は
後述する)。
るが、母相中に固溶状態で残存したAlは高温酸化にお
いて酸化皮膜/母相界面で母相粒界にAl2 O3 の形成
源となるため低めが望ましく900℃までの内部粒界酸
化を10μm以下とするために0.020%以下、殆ど
なくするためには0.015%以下とした。なお、sol.
Alは計算により求めることが可能である(算出用式は
後述する)。
【0014】sol.Ti:Tiは加工性向上に有効な元素
であるが母相中に固溶状態で残存したTiは高温酸化に
おいて酸化皮膜/母相界面で母相粒界に酸化物(TiO
2 )の形成源となるため、C,Nを十分固着できる範囲
で低めが望ましく900℃までの内部粒界酸化の深さを
10μm以下とするために0.15%以下、殆どなくす
るためには0.10%以下とした。なお、sol.Tiは下
記の通り計算により求めることが可能である。
であるが母相中に固溶状態で残存したTiは高温酸化に
おいて酸化皮膜/母相界面で母相粒界に酸化物(TiO
2 )の形成源となるため、C,Nを十分固着できる範囲
で低めが望ましく900℃までの内部粒界酸化の深さを
10μm以下とするために0.15%以下、殆どなくす
るためには0.10%以下とした。なお、sol.Tiは下
記の通り計算により求めることが可能である。
【0015】sol.Alおよびsol.Ti量は下記の式によ
り算出される値とする。 sol.Ti* =Ti−48×(N/14+C/12) ・sol.Ti* ≧0の時 sol.Ti=sol.Ti* sol.Al=Al ・sol.Ti* <0かつTi≦(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al−(27/14)×(N−(14/4
8)×Ti) ・sol.Ti* <0かつTi>(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al
り算出される値とする。 sol.Ti* =Ti−48×(N/14+C/12) ・sol.Ti* ≧0の時 sol.Ti=sol.Ti* sol.Al=Al ・sol.Ti* <0かつTi≦(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al−(27/14)×(N−(14/4
8)×Ti) ・sol.Ti* <0かつTi>(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al
【0016】上記した式において、ここで定義されるso
l.Tiおよびsol.Alは、酸化試験中に酸化物になり得
る量を意味するものである。すなわち、焼鈍時には母相
中のC,Nはその殆どがTi(C,N)またはAlNと
して析出するため、この析出に使用されず残存したAl
およびTiが酸化試験中に酸化皮膜/母相界面付近まで
拡散しOと結合するため、これらのAl,Tiを限定す
ることで高温保持時に生じる粒界内部酸化を防止する。
sol.Ti* ≧0の時、すなわち、Ti添加量がC,N量
に対して過剰の時は、C,Nは全てTi(C,N)とな
り残存したTiおよび添加Al全量が酸化試験中に酸化
皮膜/母相界面付近まで拡散しOと結合する。sol.Ti
* <0の時には、すなわち、Ti添加量がC,N量に対
して少なく、N過剰(Ti≦(48/14)N)の場合
には、まずTiNが形成され、残存したNがAlと結合
するため、sol.AlはTiとの結合分を差し引いた値;
Al−(27/14)×(N−14/48×Ti)とな
る。一方、Ti過剰(Ti>(48/14)N)の場合
には、NはTiNの形で全て析出するため、添加Al全
量が内部酸化相形成に寄与する。上記の計算式で求め
た、sol.Tiおよびsol.Alがsol.Ti≦0.15%、
sol.Al≦0.020%で、後述する900℃×200
hまでの内部粒界酸化相の深さ≦10μmを達成可能で
ある。
l.Tiおよびsol.Alは、酸化試験中に酸化物になり得
る量を意味するものである。すなわち、焼鈍時には母相
中のC,Nはその殆どがTi(C,N)またはAlNと
して析出するため、この析出に使用されず残存したAl
およびTiが酸化試験中に酸化皮膜/母相界面付近まで
拡散しOと結合するため、これらのAl,Tiを限定す
ることで高温保持時に生じる粒界内部酸化を防止する。
sol.Ti* ≧0の時、すなわち、Ti添加量がC,N量
に対して過剰の時は、C,Nは全てTi(C,N)とな
り残存したTiおよび添加Al全量が酸化試験中に酸化
皮膜/母相界面付近まで拡散しOと結合する。sol.Ti
* <0の時には、すなわち、Ti添加量がC,N量に対
して少なく、N過剰(Ti≦(48/14)N)の場合
には、まずTiNが形成され、残存したNがAlと結合
するため、sol.AlはTiとの結合分を差し引いた値;
Al−(27/14)×(N−14/48×Ti)とな
る。一方、Ti過剰(Ti>(48/14)N)の場合
には、NはTiNの形で全て析出するため、添加Al全
量が内部酸化相形成に寄与する。上記の計算式で求め
た、sol.Tiおよびsol.Alがsol.Ti≦0.15%、
sol.Al≦0.020%で、後述する900℃×200
hまでの内部粒界酸化相の深さ≦10μmを達成可能で
ある。
【0017】900℃×200hまでの内部粒界酸化相
の深さ:疲労亀裂の起点にならないためには、高温で形
成される析出物(例えば炭化物や窒化物)のサイズより
も小さいことが必要であると考えられる。発明者の研究
から900℃付近での炭化物および金属間化合物等の大
きさが最大でも10μm程度であることから、10μm
以下とした。
の深さ:疲労亀裂の起点にならないためには、高温で形
成される析出物(例えば炭化物や窒化物)のサイズより
も小さいことが必要であると考えられる。発明者の研究
から900℃付近での炭化物および金属間化合物等の大
きさが最大でも10μm程度であることから、10μm
以下とした。
【0018】Nb:高温強度および加工性を向上させる
が、靱性確保の観点から0.8%以下とした。 Mo,W:高温強度および耐高温塩害性向上に有効な添
加元素であるが、過剰添加は加工性および耐高温塩害性
を劣化させるため上限を2.0%とした。
が、靱性確保の観点から0.8%以下とした。 Mo,W:高温強度および耐高温塩害性向上に有効な添
加元素であるが、過剰添加は加工性および耐高温塩害性
を劣化させるため上限を2.0%とした。
【0019】Ca:特にAl2 O3 の内部粒界酸化抑制
に有効で、0.0005%以上の添加とした。一方、過
剰添加すると熱間加工性が劣化するため0.01%以下
とした。 Mg:特にAl2 O3 の内部粒界酸化抑制に有効で、
0.0005%以上の添加とした。一方、過剰添加する
と熱間加工性が劣化するため0.01%以下とした。 希土類元素:特にAl2 O3 の内部粒界酸化抑制に有効
で、0.01%以上の添加とした。一方、過剰添加する
と熱間加工性が劣化するため0.05%以下とした。な
お、ここでいう希土類元素とは、La,Ceを主とした
ランタノイド系またはYを意味する。
に有効で、0.0005%以上の添加とした。一方、過
剰添加すると熱間加工性が劣化するため0.01%以下
とした。 Mg:特にAl2 O3 の内部粒界酸化抑制に有効で、
0.0005%以上の添加とした。一方、過剰添加する
と熱間加工性が劣化するため0.01%以下とした。 希土類元素:特にAl2 O3 の内部粒界酸化抑制に有効
で、0.01%以上の添加とした。一方、過剰添加する
と熱間加工性が劣化するため0.05%以下とした。な
お、ここでいう希土類元素とは、La,Ceを主とした
ランタノイド系またはYを意味する。
【0020】
【実施例】表1に発明鋼および比較鋼の化学成分を示
す。これらの鋼は、真空高周波炉にて各15kg溶製し、
加熱熱延〜酸洗(必要に応じて熱延板焼鈍を酸洗前に施
した)〜冷延〜焼鈍〜酸洗し、各試験に供試した。な
お、高CrであるC4およびC7、高NbであるC6、
高Mo,WのC3,C4およびC5について熱延板靱性
を確保する観点から熱延板焼鈍を施して供試した。
す。これらの鋼は、真空高周波炉にて各15kg溶製し、
加熱熱延〜酸洗(必要に応じて熱延板焼鈍を酸洗前に施
した)〜冷延〜焼鈍〜酸洗し、各試験に供試した。な
お、高CrであるC4およびC7、高NbであるC6、
高Mo,WのC3,C4およびC5について熱延板靱性
を確保する観点から熱延板焼鈍を施して供試した。
【0021】酸化試験は900℃大気中で200hまで
行い、その後各試料の断面組織を観察することで内部酸
化の形態を調査した。なお、内部粒界酸化は内部粒内酸
化に比べ優先的に生じるため、粒界酸化の深さ=内部酸
化進展の深さとなるため、内部酸化相深さを測定し、こ
れを耐内部酸化性の指標とした。
行い、その後各試料の断面組織を観察することで内部酸
化の形態を調査した。なお、内部粒界酸化は内部粒内酸
化に比べ優先的に生じるため、粒界酸化の深さ=内部酸
化進展の深さとなるため、内部酸化相深さを測定し、こ
れを耐内部酸化性の指標とした。
【0022】図2に0.5%以上のSiを含む鋼の90
0℃×200h大気中連続酸化試験後の、内部酸化相の
深さを測定した結果を示す。内部酸化相の深さはsol.A
l≦0.020%、sol.Ti≦0.15%の領域で10
μm以下(P2,P6,P9)、更にsol.Al≦0.0
15%、sol.Ti≦0.10%の領域(P1,P3,P
4,P7)で殆どなくなる。またCa,Mgおよび希土
類元素(REM)を添加(P10,P11,P12)す
ると、同程度のsol.Alおよびsol.Tiのこれらを添加
していない鋼と比較すると、耐内部酸化性に優れたもの
が得られる。
0℃×200h大気中連続酸化試験後の、内部酸化相の
深さを測定した結果を示す。内部酸化相の深さはsol.A
l≦0.020%、sol.Ti≦0.15%の領域で10
μm以下(P2,P6,P9)、更にsol.Al≦0.0
15%、sol.Ti≦0.10%の領域(P1,P3,P
4,P7)で殆どなくなる。またCa,Mgおよび希土
類元素(REM)を添加(P10,P11,P12)す
ると、同程度のsol.Alおよびsol.Tiのこれらを添加
していない鋼と比較すると、耐内部酸化性に優れたもの
が得られる。
【0023】また、図3は発明鋼の添加Si量と28
(sol.Al/27+sol.Ti/48)との関係を示す
が、10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)≦
Siの領域で耐内部酸化性に特に優れている(P1,P
3,P4,P5,P8)。また、図2および図3より高
Si化:10×28(sol.Al/27+sol.Ti/4
8)≦SiはTiの内部酸化相抑制に有効に作用し、C
a,Mgおよび希土類元素(REM)の添加はAlの内
部酸化相抑制に有効に作用する傾向にある。表2に各鋼
の機械的性質および内部酸化相深さを示す。低Si(<
0.5)であるC1およびC4は内部酸化相深さが大き
い。また、MoおよびWが2%以上添加されているC
3,C4およびC5、Cr量の高いC4およびC7は、
高耐力−低延性である。更にCa,Mgおよび希土類元
素(REM)を過剰に添加する(C8,C9,C10)
と圧延時に割れが多発してしまう。
(sol.Al/27+sol.Ti/48)との関係を示す
が、10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)≦
Siの領域で耐内部酸化性に特に優れている(P1,P
3,P4,P5,P8)。また、図2および図3より高
Si化:10×28(sol.Al/27+sol.Ti/4
8)≦SiはTiの内部酸化相抑制に有効に作用し、C
a,Mgおよび希土類元素(REM)の添加はAlの内
部酸化相抑制に有効に作用する傾向にある。表2に各鋼
の機械的性質および内部酸化相深さを示す。低Si(<
0.5)であるC1およびC4は内部酸化相深さが大き
い。また、MoおよびWが2%以上添加されているC
3,C4およびC5、Cr量の高いC4およびC7は、
高耐力−低延性である。更にCa,Mgおよび希土類元
素(REM)を過剰に添加する(C8,C9,C10)
と圧延時に割れが多発してしまう。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明は、自動車排気系材料や発電プラ
ントにおける高温部材として用いられ、今後の燃焼効率
向上に対応可能な高温時の内部粒界酸化を抑制防止した
フェライト系ステンレス鋼を得ることができる。
ントにおける高温部材として用いられ、今後の燃焼効率
向上に対応可能な高温時の内部粒界酸化を抑制防止した
フェライト系ステンレス鋼を得ることができる。
【図1】C1鋼の大気中900℃×200h連続酸化試
験後の試料の断面組織スケッチを示す。内部酸化形態と
して、前述のように酸化皮膜/母相界面近傍で、母相粒
界に針状Al2 O3 、母相粒内にTiO2 が認められ
る。
験後の試料の断面組織スケッチを示す。内部酸化形態と
して、前述のように酸化皮膜/母相界面近傍で、母相粒
界に針状Al2 O3 、母相粒内にTiO2 が認められ
る。
【図2】内部酸化相深さのsol.Al−sol.Tiマップで
あるが、内部酸化相深さが10μm以下とするためには
sol.Al≦0.020%以下−sol.Ti≦0.15%で
あることが必要で、殆どなくするためにはsol.Al≦
0.015%以下−sol.Ti≦0.10%であることが
必要である。
あるが、内部酸化相深さが10μm以下とするためには
sol.Al≦0.020%以下−sol.Ti≦0.15%で
あることが必要で、殆どなくするためにはsol.Al≦
0.015%以下−sol.Ti≦0.10%であることが
必要である。
【図3】Si量と内部酸化相深さとの関係を示す。Si
≧10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)で内
部酸化相が殆どなくなる。
≧10×28(sol.Al/27+sol.Ti/48)で内
部酸化相が殆どなくなる。
Claims (7)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.03%以下、 N :0.03%以下、 Si:0.5〜2.0%、 Mn:1.0%以下、 Cr:10〜20%、 sol.Al:0.020%以下、 sol.Ti:0.15%以下、 但し、sol.Alおよびsol.Ti量は下記の式により算出
される値とする sol.Ti* =Ti−48×(N/14+C/12) ・sol.Ti* ≧0の時 sol.Ti=sol.Ti* sol.Al=Al ・sol.Ti* <0かつTi≦(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al−(27/14)×(N−(14/4
8)×Ti) ・sol.Ti* <0かつTi>(48/14)Nの時 sol.Ti=0 sol.Al=Al を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる内部粒
界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼。 - 【請求項2】 請求項1の成分にさらに重量%で、 Nb:0.8%以下、 Mo:2.0%以下、 W :2.0%以下 の1種以上を含むことを特徴とする耐熱用フェライト系
ステンレス鋼。 - 【請求項3】 重量%で、 C :0.005〜0.015%、 N :0.005〜0.02% としたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の耐熱
用フェライト系ステンレス鋼。 - 【請求項4】 重量%で、 Cr:10〜17%、 sol.Al:0.015%以下、 sol.Ti:0.10%以下とし、かつ 10×28×(sol.Al/27+sol.Ti/48)≦S
i を満たすことを特徴とする請求項1,2あるいは3に記
載の耐熱用フェライト系ステンレス鋼。 - 【請求項5】 請求項1,2,3あるいは4において、
さらに重量%で、 Ca:0.0005〜0.01%,Mg:0.0005
〜0.01%,希土類元素:0.010〜0.05%の
1種以上を含むことを特徴とする耐熱用フェライト系ス
テンレス鋼。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4あるいは5に記載
の耐熱用フェライト系ステンレス鋼の鋼板薄板または鋼
管からなる自動車排気系部品。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,4あるいは5に記載
の耐熱用フェライト系ステンレス鋼からなる発電用排気
系構造部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP606695A JPH08170155A (ja) | 1994-10-19 | 1995-01-18 | 内部粒界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-253727 | 1994-10-19 | ||
JP25372794 | 1994-10-19 | ||
JP606695A JPH08170155A (ja) | 1994-10-19 | 1995-01-18 | 内部粒界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170155A true JPH08170155A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=26340139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP606695A Pending JPH08170155A (ja) | 1994-10-19 | 1995-01-18 | 内部粒界酸化の少ない耐熱用フェライト系ステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170155A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105925913A (zh) * | 2015-02-27 | 2016-09-07 | Posco公司 | 耐晶间腐蚀性优异的铁素体类不锈钢 |
EP3428292A1 (en) | 2017-07-14 | 2019-01-16 | Daido Steel Co.,Ltd. | Ferritic stainless steel and heat-resistant member |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP606695A patent/JPH08170155A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105925913A (zh) * | 2015-02-27 | 2016-09-07 | Posco公司 | 耐晶间腐蚀性优异的铁素体类不锈钢 |
JP2016164309A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-08 | ポスコ | 耐粒界腐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼 |
EP3428292A1 (en) | 2017-07-14 | 2019-01-16 | Daido Steel Co.,Ltd. | Ferritic stainless steel and heat-resistant member |
US10689723B2 (en) | 2017-07-14 | 2020-06-23 | Daido Steel Co., Ltd. | Ferritic stainless steel and heat-resistant member |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020108 |