JPH0816993A - 駐車場管理装置 - Google Patents

駐車場管理装置

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JPH0816993A
JPH0816993A JP15250794A JP15250794A JPH0816993A JP H0816993 A JPH0816993 A JP H0816993A JP 15250794 A JP15250794 A JP 15250794A JP 15250794 A JP15250794 A JP 15250794A JP H0816993 A JPH0816993 A JP H0816993A
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博 佐藤
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裕幸 島田
Hideo Yamada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般の駐車場においても、駐車状況を検出す
る子機の電力消費を極小に抑えること。 【構成】 バッテリ4を電源とし駐車場内の各駐車スペ
ースの車両の有無を検出してその結果を駐車状況情報と
して無線で送信する複数の子機a1〜a10と、複数の
子機から送信された駐車状況情報を受信する親機Bと、
親機Bにより受信された駐車状況情報に基づいて駐車場
全体の駐車状況を表示する表示部7とを備えた駐車場管
理装置において、親機Bに、受信された駐車状況情報に
基づいて駐車率を求める手段を設けると共に、子機にモ
ード切り替え手段を設け、求められた駐車率に応じて、
子機の動作を車両の有無を検出する通常動作モードと車
両の有無を検出しない低消費電力モードとに切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場において車両の
駐車状況を把握するための駐車場管理装置に関し、特
に、駐車状況を検出する車両センサを備えた子機からの
データを電波を使用して伝送する駐車場管理装置に関す
る。更に詳細には、子機の電力消費量を極小に抑えるよ
うにした駐車場管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場において車両の駐車状況を把握す
るために、各駐車位置にそれぞれ車両センサ子機を配置
し、各子機での検出結果のデータを親機に送信して駐車
状況を集中的に管理することが行なわれている。
【0003】例えば、小電力無線等の利用により、駐車
場内に設置した多数の子機からの情報を親機で受信し、
データ集計を行う駐車場管理装置が、本願人により提案
され、特願平5−012033号として出願されてい
る。
【0004】このようなシステムは、子機への電力供給
を子機の内蔵するバッテリや太陽電池等でまかなうこと
により、駐車場内の配線工事を不要としているが、電力
供給手段の容量による制約から、子機内での電力消費は
極力低くする必要がある。
【0005】この一手段として、夜間、休日等駐車場の
サービス終了後は、子機のセンサ機能等を休止させる低
消費電力モードに移行するよう親機から指示できる通信
手段が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
も、例えば高速道路のサービスエリアの駐車場のよう
に、年中無休で終日利用されるような駐車場では、低消
費電力モードを利用できる期間が無く、消費電力低減に
役立たないという問題があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決し、さらに、
一般の駐車場においても子機の電力消費を極小に抑える
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリを電
源とし駐車場内の各駐車スペースの車両の有無を検出し
てその結果を駐車状況情報として無線で送信する複数の
子機と、該複数の子機から送信された駐車状況情報を受
信する親機と、該親機により受信された駐車状況情報に
基づいて駐車場全体の駐車状況を表示する表示装置とを
備えた駐車場管理装置において、前記親機に、受信され
た駐車状況情報に基づいて駐車率を求める手段を設ける
と共に、前記子機に、車両の有無を検出する通常動作モ
ードと車両の有無を検出しない低消費電力モードとの切
り替えを行なう制御手段を設け、前記駐車率を求める手
段により求められた駐車率に応じて前記親機から前記複
数の子機の大部分の子機に対して動作モードを切り替え
る制御信号を送信して前記子機の動作モードを切り替え
ることを特徴とする。
【0009】また本発明は、バッテリを電源とし駐車場
内の各駐車スペースの車両の有無を検出してその結果を
駐車状況情報として無線で送信する複数の子機と、該複
数の子機から送信された駐車状況情報を受信する親機
と、該親機により受信された駐車状況情報に基づいて駐
車場全体の駐車状況を表示する表示装置とを備えた駐車
場管理装置において、前記親機に、受信された駐車状況
情報に基づいて駐車率を求める手段を設けると共に、前
記子機に、短い時間間隔で車両の有無を検出する通常動
作モードと長い時間間隔で車両の有無を検出する通常動
作モードとの切り替えを行なう制御手段と、前記駐車率
を求める手段により求められた駐車率に応じて前記親機
から前記複数の子機に対して動作モードを切り替える制
御信号を送信して前記子機の動作モードを切り替えるこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の駐車場管理装置においては、駐車率が
高いときは全ての子機が通常動作モードで動作する。こ
れにより、正確にかつ迅速に駐車状況を把握することが
できる。また、駐車率が低いときは、大部分或いは全て
の子機が低消費電力モードで動作する。これにより子機
における消費電力が減少し、子機の電源であるバッテリ
の寿命を長くすることができる。低消費電力モードで
は、正確な駐車状況は把握できないが、このときには駐
車スペースは充分にあるので正確な駐車状況が判らなく
ても問題は生じない。
【0011】
【実施例】以下に、図面に沿って本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、本発明の駐車場管理装置の第1の
実施例を示すブロック図である。また、図2及び図3
は、低駐車率時と高駐車率時における駐車場の駐車状況
と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式図である。
【0013】図において、a1〜a10は、駐車スペー
スの車両の有無を検出し、この検出信号を駐車状況情報
として無線で送信する車両検出手段としての子機で、駐
車スペースに設置される。また、bは親機Bを内蔵する
駐車状況表示盤で、前記子機a1〜a10からの信号に
基づいて駐車場内の空きスペースを利用者に表示する駐
車スペース表示手段である。cは、駐車車両である。
【0014】本実施例においては、各子機a1〜a10
(以下aで総称する)は、図2及び図3に示されるよう
に、最大で4台の駐車スペースに対して一つの割合で設
けられている。各子機aは、駐車スペースの駐車車両c
の有無を検出するセンサ部1と、このセンサ部1により
検出された検出結果を受け取ると共にセンサ部1の動作
/不動作を制御する制御部2と、上記検出結果の情報を
親機Bに送信すると共に親機Bからの情報を受信する送
受信機3と、子機aの各回路に対して動作電力を供給す
るバッテリ4を備えている。バッテリ4としては、乾電
池等の一次電池やニカド電池等の二次電池を使用するこ
とができる。なお、センサ部1は、子機aを中心とした
4台分の駐車スペースの状態を1台ずつ独立に検出可能
な構造を有しているものとする。
【0015】子機aは、駐車車両cの検出及び親機Bと
の通信を行なう通常動作モードと、駐車車両cの検出を
行なわず、親機Bとの通信のみを行なう低消費電力モー
ドの二つのモードの間で切り替え可能となっている。ま
た、モードの切り替えは、親機Bからの通信により行な
われる。
【0016】また、駐車状況表示盤bは、各子機aから
の駐車状況情報を受信すると共に、各子機aに所定の制
御信号を送信する送受信機5と、各子機aから受信した
情報に基づいて駐車状況を識別すると共に送受信機5か
ら各子機aに対して所定の信号を送信させるための制御
部6と、駐車状況を表示するために表示部7とを備えて
いる。なお、駐車状況表示盤bに対する動作電力は、一
般の商用電源から供給される。
【0017】次に、上記駐車場管理装置の動作について
説明する。
【0018】いま、駐車率の低い時間帯にあると仮定す
る。図2は、駐車場の駐車率の低い状態の場合を示し、
図2において、a1とa10以外の子機は、事前に親機
Bからの通信により低消費電力モードに移行しているも
のとする。
【0019】この例の場合、低消費電力モードに移行し
た子機a2〜a9は、車両検出を行わず、消費電力の低
減が図られている。その為、この間は正確な駐車状況の
モニタができないので、駐車状況表示盤bへの状況表示
は行われないが、駐車率が低い間は、表示に頼らずに運
転者の判断で容易に空き場所を探すことできる為、支障
はない。このとき、子機a1とa10は通常モードで動
作しており、検出された駐車状況に変化があったときの
み、検出データを親機Bに対して送信する。親機Bの制
御部6は、この検出データから駐車率を計算し、予め設
定した駐車率、たとえば、50%未満であるときには、
表示部7を不動作状態とする。
【0020】図2において、各々4台の駐車スペースを
検出しているa1とa10の二つの子機からの情報で
は、この検出箇所の駐車率は2/8(=25%)である
為、全体の駐車率もこの程度と推定され、他の子機a2
〜a9は低消費電力モードのままにされている。
【0021】一方、駐車車両cが増え、図3に示すよう
な状態になると、前述の駐車率は4/8となり、予め設
定した駐車率(この例では50%)以上になったと親機
Bの制御部6が判断し、制御部6は、送受信機5を制御
して全ての子機a1〜a10に対し、通常動作モードに
移行する制御信号を送信する。これにより、いままで低
消費電力モードで動作していた子機a2〜a9が、通常
モードに移行する。したがって、全部の子機a1〜a1
0により、駐車状況が正確に検出できるようになる。ま
た制御部6は表示部7を動作状態にする。これにより、
図3に示すように、駐車状況表示盤bの表示部7には正
確な駐車状況が表示されることになる。
【0022】前述したように、駐車状況が本当に必要に
なる高駐車率時以外は、大部分の子機(実施例の場合、
10個の中の8個)を低消費電力モードにすることによ
り、全体として見たとき、子機の電力消費を低減でき
る。
【0023】また、概略の駐車率をモニタする為の通常
モードで動作する少数の子機は、特定の子機に固定せ
ず、日により、あるいは時間帯により交替して設定する
ことにより、特定の子機のみの電力消費が進むことを防
止できる。
【0024】図4は、本発明の駐車場管理装置の第2の
実施例を示すブロック図である。また、図5及び図6
は、低駐車率時と高駐車率時における駐車場の駐車状況
と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式図である。な
お、第1の実施例と対応する部分には同一符号を付し説
明は省略する。
【0025】第2の実施例は、子機aに更にタイマ8が
設けられており、タイマ8の内容を制御部2で読み取る
ようになっている点が異なっている。第2の実施例にお
いては、子機aは、5秒間隔の車両の検出及び親機Bと
の通信を行なう通常動作モードと、5分間隔の車両の検
出及び親機Bとの通信を行なう低消費電力モードの二つ
のモードの間で切り替え可能となっている。
【0026】いま、駐車率の低い時間帯にあると仮定す
る。図5は、駐車場の駐車率の低い状態の場合を示し、
図5において、全ての子機a1〜a10は、事前に親機
Bからの通信により低消費電力モードに移行しているも
のとする。
【0027】通常動作モードにおいては、駐車車両cの
有無を検出する為に、概略2秒以下の間隔での検出が必
要とされる。これは、駐車状況の変化が発生してから極
力短い時間で表示をさせる為であるが、検出頻度が増す
に従い消費電力が大きくなる。
【0028】ここで、低消費電力モードとは、例えば5
分間隔といったように、実際に表示に利用するには長す
ぎるが、概略の駐車率を知るには十分で、かつ消費電力
が抑えられる時間間隔で検出するモードを指す。
【0029】低消費電力モードで動作している間は、正
確な駐車状況のモニタができない為、駐車状況表示盤へ
の状況表示は行われないが、駐車率が低い間は表示に頼
らずに運転者の判断で容易に空き場所を探すことできる
為、支障はない。
【0030】第2の実施例においては、親機Bは、5分
間隔で駐車車両を検出する子機aの情報に基づいて概略
の駐車率を判断してその駐車率が予め設定した駐車率、
たとえば、50%未満であるときには、全ての子機aを
低消費電力モードで動作させたままとする。図5の例で
は、子機aからの情報では、この検出箇所での駐車率は
5/40である為、子機は、低消費電力モードの儘にさ
れている。
【0031】一方、駐車車両cが増え、図6に示すよう
な状態になると、前述の駐車率は20/40となり、予
め設定した駐車率50%以上になったと親機Bが判断
し、親機Bは全ての子機aに対し、通常動作モードに移
行するように通信する。
【0032】前述のように、必要時以外のときには、子
機を低消費電力モードにすることにより、子機の電力消
費の低減が図れる。
【0033】上述したように、本実施例においては、バ
ッテリのような限られた電力供給手段しかもたない子機
において消費電力を減少させるために、子機を低消費電
力モードで動作させることができるようにしている。こ
の低消費電力モードを実現するための制御手順の一例
を、図4及び図7を参照して説明する。
【0034】図7は、子機と親機との間の通信状態を示
す説明図である。図7において、e1はセンサ部7(図
4参照)からのモニタ信号、e2はタイマにより設定さ
れた最長無通信許容時間t1の経過後に出力される信
号、e3は子機aと親機Bとの間の通信を示す信号、e
4は子機aから送信される駐車状況情報信号、e5は親
機Bから送信される受信確認信号、e6は親機Bから休
止命令を受けとった時の休止単位時間t3の経過後に出
力される信号を示す。なお、t2は親機Bからの受信確
認信号が受信できなかった時の再送までの時間を示す。
時間t1、t2、t3は、タイマ8によりそれぞれ独立
に設定できるものとする。
【0035】子機aは、センサ部1を用いて自分の受持
ちエリア内の車両の移動をモニタしているとする。い
ま、車両の入車あるいは、出車により状態の変化がモニ
タされると、センサ部1からはモニタ信号e1が出力さ
れ、このモニタ信号e1をトリガとして、以下に説明す
る一連の送信動作が行われる。
【0036】まず、他の子機と親機Bが既に通信を行っ
ていないか子機の送受信機3により電波をモニタする。
このとき、信号e3に示すように、他の子機と親機Bと
の間で既に通信が行われていた場合には、一定時間をお
いて再度、電波のモニタを行う。この電波のモニタは、
信号の衝突防止のために行なわれるものであり、キャア
リアセンス等、通信規格によって定められた周知の技術
である。電波状態に問題が無ければ、信号e4に示すよ
うに、モニタした内容や、自分に割り当てられた認識番
号等を含む駐車状況情報信号を無線で送信する。駐車状
況情報信号e4の送信後、子機は一定時間受信状態とな
り、親機Bからの受信確認信号e5を待つ。親機Bで
は、子機からの駐車情報信号e4が受信されると、当該
子機に対して受信確認信号e5を送信する。図7の例
は、たまたま電波状態が悪かった為に、親機Bからの受
信確認信号e5が子機で受信できなかった場合を示す。
この場合、子機は再送時間t2の時間後に、再び通信の
確認からやり直す。図7に示す例では、2回目の通信
で、親機Bからの受信確認信号e5が子機で正常に受信
出来た場合を示す。
【0037】次に、車両の駐車状況の変化が長時間無か
った時を想定する。親機Bからの受信確認信号e5が子
機で正常に受信出来た場合には、この時点からタイマ8
のカウントが開始される。タイマ8により設定されるタ
イマ時間t1は、例えば、10分に設定されている。こ
のタイマ時間t1が経過すると、タイマ8から起動信号
e2が出力され、この起動信号e2に基づいて、前述と
同様に、電波状態の確認、駐車情報信号e4の送信、受
信確認信号e5の受信という一連の通信動作が行なわれ
る。なお、この例では、タイマ8のカウント開始は、最
後の通信終了後からとなっているが、これは最後のタイ
マー起動後から開始してもよい。
【0038】一方、親機Bからの通信信号に休止命令
(図7中の斜線部で示す)が含まれていた場合には、子
機は検出動作等、電力の消費の多い動作を休止し、低消
費電力モードに移行する。この場合は、親機Bとの通信
手段も断たれるため、タイマー時間t3により、設定時
間後に自動的に起動し、通常の動作モードに入る。
【0039】図7に示す手順で親機Bと子機の間の通信
を行なうことにより、次のような効果が得られる。ま
ず、親機Bと複数の子機間の無線通信において、子機は
親機Bからの通信要求や、同期信号を待つ必要がなく、
子機の送信後の短時間だけ、受信状態をとればよいた
め、受信に要する電力を最小限に抑えることができる。
そして、親機Bからの指示や受信確認信号は、この機会
に子機に伝えられるため、子機が親機Bのコントロール
を離れることがない。さらに、子機内部のタイマーによ
り、一定時間毎に親機Bに信号を送るようにする事で、
子機に通信の不具合が生じた場合でも、親機Bがモニタ
できる。
【0040】次に、上述したような駐車場管理装置にお
いて使用するのに適したセンサについて、図8〜図12
を参照して説明する。
【0041】図8(a),(b)は、反射光量検出型の
センサの使用態様を示す平面図及び側面図である。図に
おいて、f1はレンズを含む発光部、f2はレンズを含
む受光部、f3はフィルター、g1は被検出物である車
両、g2は太陽である。
【0042】発光部f1よりパルス状に発光された光
は、被検出物g1が存在する場合、被検出物g1に当た
って反射し、フィルターf3を透過して受光部f2に入
射する。
【0043】このときの受光信号は、図9(a)のよう
に、反射光量の突出したグラフとなり、車両の存在を検
出できる。車両が存在しない場合は、発光部f1より発
光された光は発光されたままの状態で反射されず、受光
部f2に入射されない。そして、外乱光のレベルが低い
場合は、図9(b)に示すように、光量成分も一定の低
いレベルで表れる。また、車両が存在せず直射日光が強
い場合は、受光部f2が、太陽g2からの直射日光を受
光してしまい、図9(c)に示すように、光量成分が一
定の高いレベルで表れる。このため、光量成分のレベル
だけでは、車両の存在を正確に検出することはできな
い。
【0044】この車両の存在を正確に検出するための判
定ロジックを図10に示す。先ず、入射光が直射日光の
強度であるか否かが判別される (ステップ101,10
2)。直射日光の強度でない場合には、次に、入射光中
に一定レベル以上の強度の反射光が含まれているか否か
が判別され (ステップ103,104)、含まれている
場合には駐車車両があると判定され (ステップ10
5)、含まれていない場合には駐車車両がないと判定さ
れる (ステップ106)。また、ステップ102で入射
光が直射日光の強度であると判別された場合には、駐車
車両がないと判定される (ステップ106)。
【0045】上記判定ロジックにより、直射日光が受光
部f2に入射する場合においても、車両の存在を正確に
検出することができる。
【0046】図11は、屋外の駐車場において、駐車ス
ペースでの車両の有無を検出するセンサの他の実施例で
ある。図11(a),(b)は、光軸ずれ測定型のセン
サの使用態様を示す平面図及び側面図である。また、図
11(c)は、光軸ずれ測定型のセンサの測定原理を示
す模式図である。なお、図8に示す例と対応する部分に
は同一符号を付している。図において、h1は光源h1
aと出射レンズh1bを含む発光部、h2は水平面に沿
って所定の間隔で配置された複数の受光素子を有するセ
ンサアレイh2bと入射レンズh2bを含むポジション
センサ、h3はフィルター、h4は光量センサである。
なお、発光部h1とポジションセンサh2が垂直方向に
配置される場合には、ポジションセンサh2のセンサア
レイh2bは垂直方向に配置される。
【0047】発光部h1より発光された光は、被検出物
g1が存在する場合、被検出物g1に当たって反射し、
フィルターh3を透過してポジションセンサh2に入射
する。このとき、センサと被検出物g1の距離が近い場
合には、被検出物g1からの反射光(一点鎖線で示す)
は、発光部h1側に遠い側の受光素子に入射する。逆
に、センサと被検出物g1の距離が遠い場合には、被検
出物g1からの反射光(破線で示す)は、発光部h1側
に近い側の受光素子に入射する。すなわち、センサと被
検出物g1の距離に応じて、被検出物g1からポジショ
ンセンサh2のセンサアレイh2bに入射する位置が移
動する。したがって、光が入射する受光素子の位置を検
出することにより、センサと被検出物g1との間の距離
を検出することができる。検出距離が一定距離以下であ
れば車両が存在しており、そうでなければ車両が存在し
ていると判断することができる。
【0048】上述したように、図11に示す例において
は、光軸のずれ量を測定することによって車両の有無を
判定している。この場合にも、直射日光の影響を受ける
ことなく駐車車両の有無を正確に検出する必要がある。
【0049】図12に、光軸ずれ測定型のセンサを使用
した場合の車両の有無の判定ロジックを示す。先ず、入
射光が直射日光の強度であるか否かが判別される (ステ
ップ201,202)。直射日光の強度でない場合に
は、次に、ポジションセンサh2の検出位置は設定距離
以内を指しているか否かが判別され (ステップ203,
204)、設定距離以内である場合には駐車車両がある
と判定され (ステップ205)、設定距離以内でない場
合には駐車車両がないと判定される (ステップ20
6)。また、ステップ202で入射光が直射日光の強度
であると判別された場合には、駐車車両がないと判定さ
れる (ステップ206)。
【0050】上記判定ロジックにより直射日光が受光部
f2に入射する場合においても、車両の存在を正確に検
出することができる。
【0051】この例では、ずれ量を測定する素子として
ポジションセンサh2としてPSD(Position
Sensitive Device)を用い、入射光
量の全体量の測定は、別の光量センサh4で行っている
が、ポジションセンサh2であるPSDで光量を測定す
ることも可能である。低レベルの外乱光では、PSDと
周知の適当な回路を用いる事で、被検出物g1までの距
離に比例した出力が得られる。
【0052】また、PSDは、被検出物g1までの距離
を設定されたステップで測定することができるが、例え
ば、車両の有無等は、ある距離以内に車両が有るか否か
だけ検出できればよいので、そのような2値だけを出力
する専用のデバイスを用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明では、次のような効果を奏する。
【0054】(1) 駐車場利用中でも、駐車率が低い
時には、子機の消費電力を低減できる。
【0055】(2)消費電力を低減できるので、子機の
バッテリや太陽電池のような電力供給源を小型化でき、
センサ全体の小型化と低コストが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の駐車場管理装置の第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】 第1の実施例における低駐車率時の駐車場の
駐車状況と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式図であ
る。
【図3】 第1の実施例における高駐車率時における駐
車場の駐車状況と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式
図である。
【図4】 本発明の駐車場管理装置の第2の実施例を示
すブロック図である。
【図5】 第2の実施例における低駐車率時の駐車場の
駐車状況と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式図であ
る。
【図6】 第2の実施例における高駐車率時における駐
車場の駐車状況と駐車状況表示盤の表示状態を示す模式
図である。
【図7】 子機と親機との間の通信状態を示す説明図で
ある。
【図8】 (a),(b)は、反射光量検出型のセンサ
の使用態様を示す平面図及び側面図である。
【図9】 (a),(b),(c)は、駐車車両がある
とき、駐車車両がないとき、及び、直射日光が入射する
ときの、受光部に入射する光量を示すグラフである。
【図10】 反射光量検出型のセンサを使用した場合の
駐車車両判定ロジックを示すフローチャートである。
【図11】 (a),(b)は、光軸ずれ測定型のセン
サの使用態様を示す平面図及び側面図である。(c)
は、光軸ずれ測定型のセンサの測定原理を示す模式図で
ある。
【図12】 光軸ずれ測定型のセンサを使用した場合の
駐車車両判定ロジックを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…センサ部、2…制御部、3…送受信機、4…バッテ
リ、5…送受信機、6…制御部、7…表示部、8…タイ
マ、a1〜a10:子機、b:駐車状況表示盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを電源とし駐車場内の各駐車ス
    ペースの車両の有無を検出してその結果を駐車状況情報
    として無線で送信する複数の子機と、該複数の子機から
    送信された駐車状況情報を受信する親機と、該親機によ
    り受信された駐車状況情報に基づいて駐車場全体の駐車
    状況を表示する表示装置とを備えた駐車場管理装置にお
    いて、 前記親機に、受信された駐車状況情報に基づいて駐車率
    を求める手段を設けると共に、前記子機に、車両の有無
    を検出する通常動作モードと車両の有無を検出しない低
    消費電力モードとの切り替えを行なう制御手段を設け、 前記駐車率を求める手段により求められた駐車率に応じ
    て前記親機から前記複数の子機の大部分の子機に対して
    動作モードを切り替える制御信号を送信して前記子機の
    動作モードを切り替えることを特徴とする駐車場管理装
    置。
  2. 【請求項2】 バッテリを電源とし駐車場内の各駐車ス
    ペースの車両の有無を検出してその結果を駐車状況情報
    として無線で送信する複数の子機と、該複数の子機から
    送信された駐車状況情報を受信する親機と、該親機によ
    り受信された駐車状況情報に基づいて駐車場全体の駐車
    状況を表示する表示装置とを備えた駐車場管理装置にお
    いて、 前記親機に、受信された駐車状況情報に基づいて駐車率
    を求める手段を設けると共に、前記子機に、短い時間間
    隔で車両の有無を検出する通常動作モードと長い時間間
    隔で車両の有無を検出する通常動作モードとの切り替え
    を行なう制御手段と、 前記駐車率を求める手段により求められた駐車率に応じ
    て前記親機から前記複数の子機に対して動作モードを切
    り替える制御信号を送信して前記子機の動作モードを切
    り替えることを特徴とする駐車場管理装置。
  3. 【請求項3】 前記親機が、前記駐車率が所定の値より
    小さい場合には、前記子機を低消費電力モードとする制
    御信号を送信し、前記駐車率が所定の値より大きい場合
    には、前記子機を通常動作モードとする制御信号を送信
    するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の駐車場管理装置。
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