JPH08168909A - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JPH08168909A
JPH08168909A JP33329994A JP33329994A JPH08168909A JP H08168909 A JPH08168909 A JP H08168909A JP 33329994 A JP33329994 A JP 33329994A JP 33329994 A JP33329994 A JP 33329994A JP H08168909 A JPH08168909 A JP H08168909A
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eccentric
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eccentric nut
screw
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Takao Hashimoto
孝夫 橋本
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Cosmo Koki Co Ltd
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Cosmo Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送りねじ機構を簡素化して、小型かつ安価な
穿孔機を得る。 【構成】 先端にカッター5を備えるスピンドル3内に
収容した送りねじ14の軸線を、スピンドル3の軸線に
対し偏心させ、この送りねじ14に偏心ナット19をス
ピンドル3内において相対回転可能として螺合したこと
により、偏心ナット19は、送りねじの回転に対し完全
に回り止めがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管、ガス管等の管
壁に通水孔を穿設するための穿孔機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の穿孔機としては、例えば
実公昭51−54451号公報、実公昭62−1249
2号公報に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の穿孔機
は、いずれもカッターを進退させる送りねじ機構と、カ
ッターを回転させるスピンドルとが同軸をなしているた
め、送りねじ(ボルト)と螺合することにより自身の回
動を拘束してスピンドルを軸方向に移動させるナットの
回り止め手段に複雑な機構を用いていた。
【0004】そのため、部品点数が増加して穿孔機が大
型化するとともに製造コストが高くなる問題を有してい
た。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、送りねじ機構
を簡素化して小型化とコスト低減を可能とした穿孔機を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外部駆動手段により回転させられるスリ
ーブ内に、突出端にカッターを備えるスピンドルを、軸
方向に摺動可能かつスリーブと一体的に回転しうるよう
に嵌挿し、前記スピンドル内に収容した送りねじを回転
することにより、それに螺合したナットを移動させ、前
記スピンドルを軸方向に移動させるようにした穿孔機に
おいて、前記送りねじの軸線をスピンドルの軸線に対し
偏心させるとともに、この送りねじに、偏心ナットをス
ピンドル内と相対回転可能に螺合したことを特徴とする
ものである。
【0007】この場合、偏心ナットの外周面又はそれと
対向するスピンドルの内周面にベアリングを設けること
もできる。
【0008】送りねじの軸線を偏心ナットと偏心させ
て、この送りねじを2本以上設けることもできる。
【0009】複数の送りねじを、ギヤ手段により1個の
操作ハンドルで回転できるようにすることもできる。
【0010】
【作用】送りねじの軸線をスピンドルの軸線に対し偏心
させ、この送りねじに、偏心ナットをスピンドル内にお
いて相対回転可能に螺合したことにより、偏心ナット
は、送りねじの回転に対し完全に回り止めがなされる。
【0011】偏心ナットとスピンドルとの間にベアリン
グを介在するようにすると、スピンドル回転時における
偏心ナットの受ける回転力を最小限に小さくでき、穿孔
作業を軽快なものにできる。
【0012】偏心した送りねじを複数本設けるようにす
ると、穿孔機の操作バランスが向上するとともに、偏心
ナットがスピンドルの回転負荷を受けないようにでき
る。
【0013】複数の送りねじを1個の操作ハンドルで同
時に回転できるようにすると、送り操作が極めて簡素化
される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1及び図2を
参照して説明する。
【0015】円筒形をなすケーシング1の前部(以下方
向は図1の左方を前方として説明する)には、前端にフ
ランジ2aを備えるギヤケース2がボルト止めされ、ケ
ーシング1及びギヤケース2内には、円筒状のスピンド
ル3が収容されている。
【0016】スピンドル3の前端部は、ギヤケース2の
フランジ部2aに設けた軸受4により、回転自在かつ軸
方向に摺動可能として支持され、その前端にはカッター
5が取付けられている。
【0017】スピンドル3の回りには、それと同軸をな
す円筒状のスリーブ6が余裕をもって外嵌され、スリー
ブ6の前後端は、上記軸受4と一体をなす軸受7とケー
シング1内の後端部に内嵌した軸受8とにより、それぞ
れ回転可能に支持されている。
【0018】スリーブ6には、ウォームホイール9がキ
ー10により相対回転不能として外嵌され、ウォームホ
イール9は、ウォーム11と噛合している。ウォーム1
1はハンドドリル等に連結して回転させることができ、
その回転によりウォームホイール9を介してスリーブ6
が回転するようになっている。
【0019】スピンドル3の後端部に形成された拡径筒
部3aの外周面には、図2に示すように、すべりキー1
2が突設され、このすべりキー12は、スリーブ6の内
周面に全長に亘って形成されたキー溝13に、軸方向に
摺動可能として嵌合されている。これによりスピンドル
3は、スリーブ6の回転により一体的に回転することが
できる。
【0020】スピンドル3内には、送りねじ14がスピ
ンドル3の軸線に対し中心をずらして遊嵌され、その後
端部は、ケーシング1の側壁に嵌合した軸受15により
回転自在に支持され、突出端には、操作ハンドル16が
着脱可能として取付けられている。17、18は送りね
じ14の軸方向の移動を規制する拡径部である。
【0021】送りねじ14の後端部におけるスピンドル
3の拡径筒部3a内に位置する部分には、偏心ナット1
9が螺合され、偏心ナット19の外周面と拡径筒部3a
の内周面との間には、双方が接触しない程度の僅かな隙
間が形成されている。
【0022】偏心ナット19の前面と拡径段部3bとの
間、及び偏心ナット19の後面と拡径筒部3aの後端に
螺合した抜止めリング20との間には、それぞれスラス
トベアリング20が内嵌されている。
【0023】ウォーム11が外部の駆動装置により回転
させられ、ウォームホイール9及びスリーブ6が回転す
ると、スリーブ6にすべりキー12をもって係合されて
いるスピンドル3が回転し、カッター5も回転する。
【0024】この際、偏心ナット19には回転力は伝達
されず、両スラストベアリング21のみが回転する。
【0025】スピンドル3が回転している状態で、ハン
ドル16を背面視時計方向に回動操作し、送りねじ14
を回転させると、偏心ナット19は前方に移動する。こ
れによりスピンドル3は、その拡径段部3bがスラスト
ベアリング21を介して偏心ナット19により押圧され
ることにより、回転しながら前進し、カッター5を水道
管等に切込ませることができる。
【0026】この際、偏心ナット19は、スピンドル3
に対し偏心させて設けた送りねじ14に螺合されている
ので、送りねじ14の回転時、偏心ナット19の外面が
スピンドル3の内面に線接触するものの、スラスト荷重
が大となるので、スピンドル3及び送りねじ14ととも
に回転することはない。
【0027】ハンドル16を上記と逆方向に回動操作す
れば、スピンドル3は後退する。
【0028】以上説明したように、本発明においては送
りねじ14の軸線をスピンドル3に対し偏心させ、これ
に偏心ナット19を螺合させるだけの簡単な手段で、偏
心ナット19の回り止めを行いうるので、部品点数が少
なく構造も簡素化し、穿孔機の小型軽量化が図れるとと
もに、製造コストが低減され、かつ保守点検も容易とな
る。
【0029】図3は、偏心ナット19の収容部の他の実
施例を示すもので、偏心ナット19の外周面に前後1対
のラジアルベアリング22を外嵌したものである。この
ようにすると、送りねじ14の回転により偏心ナット1
9がスピンドル3の内周面に接触しようとする際、ラジ
アルベアリング22が接触してその外輪のみが回転する
ので、偏心ナット19にスピンドル3の回転力が伝わる
のが防止される。
【0030】図4は、送りねじ14と偏心ナット19の
更に他の実施例を示すもので、偏心ナット19の中心を
外してその周りに複数の送りねじ14を螺合したもので
ある。これら送りねじ14…の操作ハンドル16につい
ては図示を省略するが、1個の操作ハンドル16に所定
のギヤを介在させ、複数の送りねじ14…を操作ハンド
ル16の回転で同時に回転させるようにしている。
【0031】このような構造であると、スピンドル3の
中心軸に対する送りねじ14の見かけ上の中心軸が一致
するため、偏荷重が発生しないため、操作上のバランス
が向上する。また、それぞれの送りねじ14…が偏心ナ
ット19を支持するため、前述の第1実施例のように偏
心ナット19のスピンドル3への線接触がなく、さらに
前述の第2実施例のようなラジアルベアリング22も不
要となる。
【0032】なお、上記実施例では、スピンドル3にす
べりキー12を突設し、スリーブ6にキー溝13を形成
したが、その逆でもよい。
【0033】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、送りねじをスピンドル
に対して偏心させるのみでナットの回り止めが可能とな
るので、送りねじ機構の構成が簡素化し、小型で安価な
穿孔機を提供しうる。
【0035】請求項2のようにすると、偏心ナットとス
ピンドルとの間にベアリングを介在するようにすると、
スピンドル回転時における偏心ナットの受ける回転力を
最小限に小さくでき、穿孔作業を軽快なものにできる。
【0036】請求項3のようにすると、偏心した送りね
じを複数本設けるようにすると、穿孔機の操作バランス
が向上するとともに、偏心ナットがスピンドルの回転負
荷を受けないようにできる。
【0037】請求項3のようにすると、複数の送りねじ
を1個の操作ハンドルで同時に回転できるようにする
と、送り操作が極めて簡素化される。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す中央縦断面図である。
【図2】図1におけるX−X線に沿う縦断面図である。
【図3】偏心ナット収容部の他の実施例を示す拡大縦断
面図である。
【図4】偏心ナット収容部の更に他の実施例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ギヤケース 2a フランジ 3 スピンドル 3a 拡径筒部 3b 拡径断部 4 軸受 5 カッター 6 スリーブ 7 軸受 8 軸受 9 ウォームホイール 10 キー 11 ウォーム 12 すべりキー 13 キー溝 14 送りねじ 15 軸受 16 操作ハンドル 17 拡径部 18 拡径部 19 偏心ナット 20 抜止めリング 21 スラストベアリング 22 ラジアルベアリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部駆動手段により回転させられるスリ
    ーブ内に、突出端にカッターを備えるスピンドルを、軸
    方向に摺動可能かつスリーブと一体的に回転しうるよう
    に嵌挿し、前記スピンドル内に収容した送りねじを回転
    することにより、それに螺合したナットを移動させ、前
    記スピンドルを軸方向に移動させるようにした穿孔機に
    おいて、 前記送りねじの軸線をスピンドルの軸線に対し偏心させ
    るとともに、この送りねじに、偏心ナットをスピンドル
    と相対回転可能に螺合したことを特徴とする穿孔機。
  2. 【請求項2】 偏心ナットの外周面又はそれと対向する
    スピンドルの内周面にベアリングを設けた請求項1に記
    載の穿孔機。
  3. 【請求項3】 送りねじの軸線を偏心ナットと偏心させ
    て、この送りねじを2本以上設けた請求項1に記載の穿
    孔機。
  4. 【請求項4】 複数の送りねじを、ギヤ手段により1個
    の操作ハンドルで回転できるようにした請求項3に記載
    の穿孔機。
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