JPH08168615A - 液体食品の珪藻土濾過方法 - Google Patents
液体食品の珪藻土濾過方法Info
- Publication number
- JPH08168615A JPH08168615A JP6334621A JP33462194A JPH08168615A JP H08168615 A JPH08168615 A JP H08168615A JP 6334621 A JP6334621 A JP 6334621A JP 33462194 A JP33462194 A JP 33462194A JP H08168615 A JPH08168615 A JP H08168615A
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- JP
- Japan
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- diatomaceous earth
- sent
- filter device
- raw soy
- cake
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 珪藻土を再利用することにより、廃ケークを
減少させ、もって廃ケークの処理費用の低減化をはか
る。 【構成】 液体食品をキャンドル型フィルターで濾過し
た後に、濾過ケークをエアバブルしながら水洗して濾滓
を除去し、濾滓が除去された珪藻土は液体食品の濾過に
再利用することを特徴とする液体食品の珪藻土濾過方
法。
減少させ、もって廃ケークの処理費用の低減化をはか
る。 【構成】 液体食品をキャンドル型フィルターで濾過し
た後に、濾過ケークをエアバブルしながら水洗して濾滓
を除去し、濾滓が除去された珪藻土は液体食品の濾過に
再利用することを特徴とする液体食品の珪藻土濾過方
法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は珪藻土を使用する液体食
品の濾過方法において、珪藻土を繰り返し使用する珪藻
土濾過方法に関する。
品の濾過方法において、珪藻土を繰り返し使用する珪藻
土濾過方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種液体濾過においては、濾過助剤とし
て珪藻土が用いられることが多い。濾過に用いられた珪
藻土、いわゆる廃ケークは廃棄処分しているが、これは
産業廃棄物としての規制を受けそのまま廃棄することは
できない。したがって廃棄の形態としては、(1)十分に
脱液してそのまま廃棄する。(2)洗浄してにおい、溶出
成分などの汚れ物質を除去し、脱液して廃棄する。(3)
乾燥して廃棄する。(4)焼却して灰にして廃棄する等の
形態がある。特に液体食品を濾過した後の廃ケークは色
や臭いがついており、また腐敗の問題があるところか
ら、水洗、脱水して廃棄しているのが現状である。例え
ば醤油製造における生醤油や火入醤油の珪藻土濾過に際
しては、濾過後の廃ケークは水洗用のタンクに取出し、
これに水を加え、攪拌・洗浄後、脱水して廃棄してお
り、非常に面倒な作業である。
て珪藻土が用いられることが多い。濾過に用いられた珪
藻土、いわゆる廃ケークは廃棄処分しているが、これは
産業廃棄物としての規制を受けそのまま廃棄することは
できない。したがって廃棄の形態としては、(1)十分に
脱液してそのまま廃棄する。(2)洗浄してにおい、溶出
成分などの汚れ物質を除去し、脱液して廃棄する。(3)
乾燥して廃棄する。(4)焼却して灰にして廃棄する等の
形態がある。特に液体食品を濾過した後の廃ケークは色
や臭いがついており、また腐敗の問題があるところか
ら、水洗、脱水して廃棄しているのが現状である。例え
ば醤油製造における生醤油や火入醤油の珪藻土濾過に際
しては、濾過後の廃ケークは水洗用のタンクに取出し、
これに水を加え、攪拌・洗浄後、脱水して廃棄してお
り、非常に面倒な作業である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は液体食品
の濾過に際し、廃ケークの量を減少させることによっ
て、廃棄に要する費用を低減させることを目的として検
討した結果、珪藻土は水洗によって繰り返し使用可能で
あり、結果的に廃ケークの量を減少させることができ、
また水洗は濾過装置内で行えば、効率よく廃ケークを処
分できるという知見を得た。本発明はこの知見を基に完
成したものであり、以下本発明を具体的に説明する。
の濾過に際し、廃ケークの量を減少させることによっ
て、廃棄に要する費用を低減させることを目的として検
討した結果、珪藻土は水洗によって繰り返し使用可能で
あり、結果的に廃ケークの量を減少させることができ、
また水洗は濾過装置内で行えば、効率よく廃ケークを処
分できるという知見を得た。本発明はこの知見を基に完
成したものであり、以下本発明を具体的に説明する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となる液体
食品とは、生醤油や火入醤油、みりん、ビール、日本酒
等の醸造液体食品、あるいは各種調味料、果汁飲料等が
挙げられるが、以下の説明においては醤油を例として説
明する。添付の図１は生醤油を濾過するための装置の一
例の説明図である。 （１）プリコート工程 生醤油に対し一定量の珪藻土をプリコートタンク１で混
合し、これをポンプ２によりキャンドル型の濾過装置３
に送り、濾過装置３内のフィルター表面に珪藻土を均一
に付着（プリコート）させるためにプリコートタンク１
と濾過装置３の間をポンプ２で循環させる。濁度計４に
より目標とする濁度を確認した後、バルブ５を閉じ、バ
ルブ６を開け濾過工程に入る。
食品とは、生醤油や火入醤油、みりん、ビール、日本酒
等の醸造液体食品、あるいは各種調味料、果汁飲料等が
挙げられるが、以下の説明においては醤油を例として説
明する。添付の図１は生醤油を濾過するための装置の一
例の説明図である。 （１）プリコート工程 生醤油に対し一定量の珪藻土をプリコートタンク１で混
合し、これをポンプ２によりキャンドル型の濾過装置３
に送り、濾過装置３内のフィルター表面に珪藻土を均一
に付着（プリコート）させるためにプリコートタンク１
と濾過装置３の間をポンプ２で循環させる。濁度計４に
より目標とする濁度を確認した後、バルブ５を閉じ、バ
ルブ６を開け濾過工程に入る。
【０００５】（２）濾過工程 プリコートタンク１の液がなくなったならば、バルブ７
を開け、バルブ８を閉じ生醤油タンク９中の生醤油をポ
ンプ２により濾過装置３に送り濾過する。この生醤油に
は少量の珪藻土が珪藻土タンク１０から定量供給され
る。
を開け、バルブ８を閉じ生醤油タンク９中の生醤油をポ
ンプ２により濾過装置３に送り濾過する。この生醤油に
は少量の珪藻土が珪藻土タンク１０から定量供給され
る。
【０００６】（３）残液排出工程 一定量の濾過処理あるいは濾過流束を目安として、濾過
処理を終了し、残液排出工程に入る。塩水タンク１１の
食塩水をポンプ２により濾過装置３に送り、濾過装置３
内に残留する生醤油を押し出す。カラーセンサー１２に
より一定色度以下になったことを確認したならば、食塩
水の送りを止め、コンプレッサー１３によりエアパイプ
を介して濾過装置３の上部からエアを送り食塩水を排出
口１４から排出する。
処理を終了し、残液排出工程に入る。塩水タンク１１の
食塩水をポンプ２により濾過装置３に送り、濾過装置３
内に残留する生醤油を押し出す。カラーセンサー１２に
より一定色度以下になったことを確認したならば、食塩
水の送りを止め、コンプレッサー１３によりエアパイプ
を介して濾過装置３の上部からエアを送り食塩水を排出
口１４から排出する。
【０００７】（４）ケーク洗浄工程 温水タンク１５中の温水を一定量、ポンプ２を介して濾
過装置３の上部から濾過装置３に送り、次いでコンプレ
ッサー１３から濾過装置３の下部よりエアを送り、ケー
クをバブリング洗浄する。一定時間バブリングしたのち
排出口１６から排水し、再び新たな温水を送り、同様の
バブリング洗浄を行う。この操作を数回（４〜５回）繰
り返し、ケーク洗浄を終了する。
過装置３の上部から濾過装置３に送り、次いでコンプレ
ッサー１３から濾過装置３の下部よりエアを送り、ケー
クをバブリング洗浄する。一定時間バブリングしたのち
排出口１６から排水し、再び新たな温水を送り、同様の
バブリング洗浄を行う。この操作を数回（４〜５回）繰
り返し、ケーク洗浄を終了する。
【０００８】（５）再プリコート工程 ケーク洗浄後、濾過装置３に一定量の生醤油を送り込
み、エアを送りバブリングして生醤油中に洗浄した珪藻
土を懸濁させ、次いで更に生醤油をおくり（１）と同様
にして循環させ濾過装置３のフィルター表面に珪藻土を
均一にプリコートする。以下（２）〜（５）の工程を繰
り返す。一定の濾過流束の維持が困難となったならば、
（４）のケーク洗浄工程に次いでケークを排出させる。
み、エアを送りバブリングして生醤油中に洗浄した珪藻
土を懸濁させ、次いで更に生醤油をおくり（１）と同様
にして循環させ濾過装置３のフィルター表面に珪藻土を
均一にプリコートする。以下（２）〜（５）の工程を繰
り返す。一定の濾過流束の維持が困難となったならば、
（４）のケーク洗浄工程に次いでケークを排出させる。
【０００９】（６）ケーク排出工程 濾過装置３に（４）のケーク洗浄工程と同様にして温水
を送り、バブリングしながら温水中にケークを懸濁させ
た後、濾過装置３の上部からエアをおくりケークを排出
口１４から排出する。排出されたケークは脱水機１７に
より脱水し、脱水されたケークは廃棄処分する。
を送り、バブリングしながら温水中にケークを懸濁させ
た後、濾過装置３の上部からエアをおくりケークを排出
口１４から排出する。排出されたケークは脱水機１７に
より脱水し、脱水されたケークは廃棄処分する。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、汚れ物質の性質と量に
より異なるが廃ケークの量は従来法の５０〜１０％とな
り、また珪藻土の使用量も５０〜１０％に減少した。ま
た洗浄も濾過装置内で行うため、悪臭の問題がなく、短
時間で効率良く洗浄可能となって、水洗タンクも不要と
なり、設備的にも簡略となる。
より異なるが廃ケークの量は従来法の５０〜１０％とな
り、また珪藻土の使用量も５０〜１０％に減少した。ま
た洗浄も濾過装置内で行うため、悪臭の問題がなく、短
時間で効率良く洗浄可能となって、水洗タンクも不要と
なり、設備的にも簡略となる。
【図１】 本発明に用いられる装置の一例を示す概略説
明図。
明図。
1.プリコートタンク 2.ポンプ 3.濾過装置 9.生醤油タンク 11.塩水タンク 15.温水タンク 17.脱水機
Claims (1)
- 【請求項１】 液体食品を濾過装置で珪藻土濾過した後
に、濾過ケークを濾過装置内でエアバブルしながら水洗
して汚れ物質を除去し、汚れ物質が除去された珪藻土は
液体食品の濾過に再利用することを特徴とする液体食品
の珪藻土濾過方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33462194A JP3479567B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 液体食品の珪藻土濾過方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33462194A JP3479567B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 液体食品の珪藻土濾過方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08168615A true JPH08168615A (ja) | 1996-07-02 |
| JP3479567B2 JP3479567B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=18279434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33462194A Expired - Lifetime JP3479567B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 液体食品の珪藻土濾過方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3479567B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2779665A1 (fr) * | 1998-06-16 | 1999-12-17 | Kronenbourg Brasseries | Procede de regeneration d'une terre d'infusoires epuisee et dispositif permettant de mettre en oeuvre ce procede |
| KR100404052B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2003-11-03 | (주)킵솔 | 리코팅 여과시스템 |
| JP2010119939A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 濾過装置の洗浄方法 |
| JP2012522526A (ja) * | 2009-04-06 | 2012-09-27 | クロネス アクティェンゲゼルシャフト | キャンドルプレコート濾過装置による醤油の製造 |
| WO2012158717A2 (en) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Advanced Hydro Inc | Improved membranes with polydopamine coatings |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP33462194A patent/JP3479567B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2779665A1 (fr) * | 1998-06-16 | 1999-12-17 | Kronenbourg Brasseries | Procede de regeneration d'une terre d'infusoires epuisee et dispositif permettant de mettre en oeuvre ce procede |
| WO1999065603A1 (fr) * | 1998-06-16 | 1999-12-23 | Brasseries Kronenbourg | Procede de regeneration d'une terre d'infusoires epuisee et ses applications a la filtration de biere |
| KR100404052B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2003-11-03 | (주)킵솔 | 리코팅 여과시스템 |
| JP2010119939A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 濾過装置の洗浄方法 |
| JP2012522526A (ja) * | 2009-04-06 | 2012-09-27 | クロネス アクティェンゲゼルシャフト | キャンドルプレコート濾過装置による醤油の製造 |
| WO2012158717A2 (en) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Advanced Hydro Inc | Improved membranes with polydopamine coatings |
| WO2012158717A3 (en) * | 2011-05-16 | 2013-03-28 | Advanced Hydro Inc | Improved membranes with polydopamine coatings |
| US10518226B2 (en) | 2011-05-16 | 2019-12-31 | Dileep Agnihotri | Membranes with polydopamine coatings |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3479567B2 (ja) | 2003-12-15 |
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Legal Events
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