JPH08168529A - 再使用不能な使い捨て注射器 - Google Patents

再使用不能な使い捨て注射器

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JPH08168529A
JPH08168529A JP7179062A JP17906295A JPH08168529A JP H08168529 A JPH08168529 A JP H08168529A JP 7179062 A JP7179062 A JP 7179062A JP 17906295 A JP17906295 A JP 17906295A JP H08168529 A JPH08168529 A JP H08168529A
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plunger
piston
hypodermic syringe
guided
cylinder
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JP7179062A
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Carlos Jose Marano
ホセ マラノ カルロス
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/50Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for preventing re-use, or for indicating if defective, used, tampered with or unsterile
    • A61M5/5066Means for preventing re-use by disconnection of piston and piston-rod

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再使用が不能で、使用者の手を借りることな
く、所定の回数だけ注射可能な皮下用注射器を提供す
る。 【解決手段】 ピストン(18)とプランジャ(8)を
誘導部材(12)を介して結合させ、注射器による吸引
が終了し、プランジャ(8)を押して加圧(即ち注入)
が開始されたとき、支持基材(10)から離れている方
の端部と反対の位置にあったボルト(15)が、誘導部
材(12)の長手方向の部分(12”)に沿って、上側
の側面部分(12a)の高さ一杯まで移動するようにす
る。上側の側面部分(12a)が長手方向の部分(1
2”)に接近すると、ボルト(15)の一部分が脇へ逸
れ、上側の側面部分(12a)と下側の側面部分(12
b)とで限定された排出経路の方へ導かれ、ピストン
(18)とプランジャ(8)の結合が切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再使用不可能な注射
器、特にその使用者が所定のストローク(往復運動)の
制限を意図的に干渉すること無く前記注射器を正常に操
作することによる改善並びに前記注射器の工業的生産の
ための迅速な調製法に関わる。即ち、本発明は、再使用
が不能で、使用者の手を借りることなく、所定の回数だ
け注射可能な皮下用注射器に対する改良と、その注射器
の迅速な組立法に関する。
【0002】
【従来の技術】再使用不可能な注射器は、再使用される
可能性無く一個人によってのみ使用されるであろうとい
う事実を保証するものである。従って、このような注射
器が包含する重要性を理解するのに多くの細かい点を説
明する必要はないであろう。
【0003】このような注射器は、対応する医薬が一度
だけ吸引及び排出されれば無用となる。この様にすれ
ば、エイズ、肝炎、及び、最初に注射器を使用した感染
患者と後にそれを再使用する健康人との間の血液感染の
ような重大な疾病の伝播が回避される。
【0004】これらの疾病により提供される情報によっ
て、使い捨て注射器及び注射針の再使用が接触感染の最
大の危機を孕んでいるということが確認されている。こ
のために、注射器及び注射針の差込みを容易にする箱及
び容器の様に、注射器及び注射針の処分を可能にすると
共にその放出を防ごうとする装置が急増している。
【0005】ところが、もし上記器材の処分が使用者の
希望に左右されるならば、患者にはあらゆる可能な防御
法が欠けることになるというのが事実である。
【0006】注射針を注射筒の空洞内に引き入れ、上記
注射針が上記注射器自身の作動的機能を妨害し、同時に
注射器も自動的に無用になる様な種々のタイプの再使用
不可能な注射器が知られている。
【0007】同様に、最初の吸引と圧縮の後、ピストン
が新たな引込みを妨害するブロック機構に遭遇し、注射
筒の底に向かっていかなる移動もできなくなることによ
ってピストンが無用となる様な再使用不可能な注射器が
ある。
【0008】ところが、このような既知の注射器によっ
て提供される操作利点にも拘らず、実際に使用してみる
と、それらの注射器が種々の問題点を提示するために、
その受入れと実用を拒むということが示されている。
【0009】これらの問題点の一つは、主要な構造的複
雑性がもたらすものであり、機能的に効率のよい注射器
の場合でさえ、これらの複雑性は複雑な構成過程を必要
とし、大量生産を困難にするばかりでなく、生産費も相
当に上昇させることにもなる。これらの事実は、疑いも
無く、大量生産によって低生産費を追及するという上記
使い捨て製品の属性に反するものである。
【0010】また、生産物の最終コストに関して考慮す
べき他の問題は、製造過程の実行可能性に関するもので
ある。注射器がストローク回数を制限する装置を備え、
その効果性は試作品においては証明出来るけれども、実
際は、これらが通常の生産過程を大いに複雑にして、新
規の機械及び構成方法論の創作と開発を余儀なくしてい
る注射器構造が存在することを考慮にいれると、このこ
とは、それを達成するための実質的な投資を余儀なくす
ることになり、全てが操作上及び生産上の出費の相当な
増大、並びに、更に不確かな結果を伴う様にするもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、それ
が開発されてきた方法のため再使用が出きず、従って再
使用不可能に適しており、使用者の希望の考慮なしでは
作用しない新規な注射器を提供することにある。即ち、
本発明の目的は、使用者の意思に無関係にストローク数
の制限された使い捨て型の皮下注射器を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の新規な注射器体
は再使用不可能タイプの注射器であり、これは、ピスト
ンとそのプランジャ部分との分離、並びに前記ピストン
と前記プランジャ部分の噛合わせ及び脱離による機械的
融合を利用したものであり、その吸引及び排出動作にお
いて前記ピストン及び前記プランジャの正常な動きによ
って操作され、前記プランジャを前記注射筒内に保持す
る手段を提供する。更に、この機構はストロークを制限
するものであり、二つの部品から構成され、これらは、
夫々、前記ピストン及び前記プランジャに付着されてお
り、前記プランジャに接する誘導手段及び前記ピストン
に接する被誘導手段によって両者の間に連結され、第一
の保留領域及び単一の完全なストロークの前記被誘導手
段の構成部分を解放する第二の領域をもつ通路を形成す
る。一方、前記被誘導手段は前記ピストンの一端或いは
後端に置かれた二本のボルトを持ち、反転可能な支持装
置の系に据え付けられている。
【0013】前記ピストンと前記プランジャ間の状況に
合わせた連結のこの新規の装置は遥かに簡単で製造が容
易であり、既知のものよりも安全で、前記被誘導手段が
誘導手段の中への挿入の問題を解決したという特徴を備
えており、このものは手作業で、或いは単純な機械装置
で迅速に、高生産性及び非常な低コストで構成すること
が出来る。
【0014】同様に、又、同等程度の構成上の単純性を
持って、上記の新発明は上記の所期の特徴を備え、しか
も1回以上の完全ストローク(例えば、2或いは3回の
ストローク)にも有用である能力を持った再使用不可能
な注射器の生産を期待させる。これは、引続いて同一の
或いは異なった薬物を注射、或いはそれらを混合するこ
とが、患者に関して、その後の吸引及び排出において必
要な場合に求められる。
【0015】これはその特異的な適用のための注射器を
含む医薬の場合であり、上記の混合物に必要な完全スト
ロークの正確な回数に適する様に調製されており、スト
ローク後、前記プランジャは前記ピストンから分離され
ることになる。この様な趣旨で、それは1つ以上の誘導
手段(ストローク当り1つ)を含むことになり、それら
の装置間で夫々のスライドを結合する。
【0016】骨異栄養症を介する本発明の更なる改善に
よって、使用者の意図的な干渉を排除して、前記注射器
の処分をもたらす機構を作動させることなく前記ピスト
ンと前記プランジャの動きを可能にする再使用不可能な
注射器が達成され、注射されるべき液体を吸引する前の
ステップにおいて前記注射器の適切な操作を提供するこ
とになっている。
【0017】解離機構の作動は、前記液体が前記注射器
に付けられた針を通して入れられ、前記液体が患者への
適用のため同じ針を介して排出される場合に起こされ
る。
【0018】従って、上記の改善された注射器は、実用
に供された場合、その範疇及び目的が何であれ、その特
徴に関して受け入れられることが期待出来る。同器は、
使用者の、及び制限された又予め設定されたストローク
の意図的な介入なしに、医学的或いは外科的利用のた
め、ヒトに対する医学及び獣医学において再使用不可能
な注射器として適用されるべく同様に提示される。
【0019】
【発明の実施の態様】本発明に基づく使い捨て皮下注射
器は、細長い円筒体(a)から一部が構成され、円筒体
(a)は解放された後端部(7’)を有し、他端部は外
部管状アダプタ(3)を介して円筒体(a)内にある液
体を注入する管状の注射針(4)と連通する開口部
(2’)のある底部(2)によって閉じられており、前
記円筒体(a)は、前記後端開口部(7’)より一端が
突出している制御用ステム(8)に連結しているピスト
ン(18)を摺動させるものであり、前記ピストン(1
8)は、吸引及び排出動作時に、ピストン(18)とス
テム(8)とを係合し及び係合解除する機構に接続さ
れ、更にステム保持手段がピストンとステムの通常の動
作を妨げない領域に保持されていることを特徴とする。
【0020】本発明の他の目的は、プランジャに連結し
ている誘導手段と、ピストンに連結している被誘導手段
とからなる係合及び係合解除手段を提供することであ
る。なお、誘導手段が、被誘導手段を保持する第1の部
分と被誘導手段を解放する第2の部分からなる通路を有
している。
【0021】本発明の更なる目的は、前記ピストンの交
互の動きに応じて水平方向に移動可能なように、被誘導
手段が誘導手段の移動路に設けられている支持部材によ
り構成されている皮下注射器を提供することである。
【0022】更に、本発明の目的は、前記支持部材が、
前記誘導手段の移動路の両端部にある2つのボルトから
なり、これらボルトの外側の端部の各々がピストンの上
部に弾性的に関節状に連結している各脚部に取り付けら
れている皮下注射器を提供することである。
【0023】本発明の目的は更に、前記ピストンは、脚
部の固定側の反対の面にピストンを構成する円形基部で
あって前記円筒体の保持手段を構成する円形基部を有
し、この円形基部が円筒体の内部を機密状態に保持する
皮下注射器を提供することである。
【0024】本発明の更なる目的は、細長い円筒体と、
ピストンと、プランジャと、ピストンの係合及び係合解
除機構と、プランジャ保持手段とから構成される使い捨
て皮下注射器を提供することである。なお、円筒体は一
端に開口部を持ち、外部管状アダプタを介して注射針を
取り付けるためのパイプの付いた底部によって閉される
他端部を持っており、前記プランジャはその一端部が円
筒体の開口部から突出しており、ピストンは円筒体内を
摺動可能なように設けられていて、その係合及び係合解
除機構を介してプランジャに連結されており、プランジ
ャ保持手段は、ピストンとプランジャの通常の動作を妨
げない位置で注射器の円筒体に設けられており、前記係
合及び係合解除機構は前記プランジャに連結している誘
導手段と前記ピストン連結している被誘導手段とからな
り、誘導手段は被誘導手段のための第1の保持部と第2
の解放部を有しており、被誘導部は誘導部の通路に設け
られた突起を有しており、突起の弾性保持手段は、ピス
トンとプランジャが係合した状態での移動を可能とし、
所定の条件に基づいて位置が決められ、突起の解放は他
の所定の条件に基づいて決められ、誘導手段の通路の保
持部及び解放部で突起を変位させる。
【0025】本発明に係る再使用不能な使い捨て注射器
は、更に、ストローク数の制限された使い捨て皮下注射
器であって、細長い円筒体から一部が構成され、この円
筒体は解放された後端部を有しその他端部は外部管状ア
ダプタを介して円筒体内にある液体を注入する管状の注
射針と連通する開口部のある底部によって閉じられてお
り、前記円筒体には、その解放された後端部より一端が
突出するプランジャであってその先端部分にピストンが
連結されたプランジャが挿入され、前記円筒体は該プラ
ンジャを所定の方向に摺動させる。
【0026】この使い捨て皮下注射器においては、前記
ピストンと前記プランジャは、注射器の吸引動作時には
それらを互いに係合すると共に注射器の排出動作後の吸
引動作時にはそれらの係合を解除する機構によって接続
されていることを特徴とする。このような使い捨て皮下
注射器において一度排出動作を行った後に吸引動作を行
った場合には、前記プランジャから前記ピストンが外れ
て前記円筒体内に前記ピストンが残ることになる。この
ため、本発明に係る使い捨て皮下注射器は一度使用した
後に二度と使用できなくなる。
【0027】また、本発明に係る再使用不能な使い捨て
注射器は、上記記載の皮下注射器において、前記ピスト
ンと前記プランジャとを係合させると共にその係合を解
除する機構は、前記ピストンにフレキシブルに動けるよ
うに取り付けられた被誘導手段と、前記プランジャに固
定的に取り付けられた誘導手段と、からなり、前記被誘
導手段は突起部を有すると共に前記誘導手段はこの突起
部が誘導される開かれた誘導経路を有し、この誘導経路
は、前記プランジャに最も近い第一端部、前記プランジ
ャから最も遠い第二端部及び斜め上の方向に設けられた
逃げ道(排出経路)を含み、最初に前記プランジャを前
記円筒体に対して押し込んだ時には前記突起部は前記第
一端部に停留し、前記プランジャを前記円筒体に対して
引いた場合には前記突起部は前記第二端部に停留する
が、この第二端部に停留した後に前記プランジャを引い
た場合には、前記突起部は逃げ道(排出経路)を通って
誘導経路を脱することを特徴とする。また、上記記載の
注射器において、前記逃げ道には、前記突起の移動に抵
抗する抵抗部が備えられ、液体の排出を行うときに該抵
抗を破って前記突起が前記誘導経路を脱することを特徴
とする。
【0028】
【実施例】本発明は、再使用が不能で、使用者の手を借
りることなく、所定の回数だけ注射可能な皮下用注射器
に対する改良と、その注射器の迅速な組立法に関する。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照しなが
ら説明する。本発明の主題は多くの図形を用いて図示さ
れており、より明確に、よりよく理解されるために好適
な実施態様の1つに示されているが、全ては説明のため
の例であり、これに限定されるものではない。
【0029】本発明における改良は、長めに作られた注
射筒(a)を有する注射器において実現されている。そ
の注射筒の後方の端部は開口部(7’)となっている。
その反対側の端部は、底部(2)により閉じられ、そこ
には長い穿孔(2”)が形成され、チューブ状の外部ア
ダプター(3)に接続されている。その外部アダプター
(3)には、注射針が取り付けられており、注射筒
(a)内の液体を通す手段となっている。
【0030】この注射筒(a)は、ピストン(18)の
滑る方向を定めており、調節用のプランジャ(8)に接
続されている。このプランジャ(8)は、半径方向に拡
がったリブを持っており、それらのリブは、注射筒
(a)の閉じた端部から開いている開口部(7’)の方
向へ形成され、開口部(7’)を突き抜けてプランジャ
(8)の端部の加圧部(9)まで伸びている。
【0031】ピストン(18)は、脱着機構および注射
回数制限機構を通してプランジャ(8)に接続されてい
る。この注射回数制限機構は、2組の部品、誘導手段
(c)と被誘導手段(b)とからできている。
【0032】誘導手段(c)は、プランジャ(8)と支
持基材(10)により形成され、その支持基材(10)
は、プランジャ(8)の内側の端部に加圧脚(11)と
誘導部材(12)とともに取り付けられている。誘導部
材(12)は、支持基材(10)の中央部に取り付けら
れている。加圧脚(11)は、誘導部材(12)の両側
で、それと同一平面上に取り付けられている。
【0033】更に詳しく説明すると、誘導部材(12)
は、適当な幅で長めに作られた部材であり、その長手方
向の部分(12”)は、注射筒(a)の長手方向の軸と
ほぼ平行になっている。誘導部材(12)は、支持基材
(10)の低い方の面に固定された上腕部を持ち、上側
の側面部分(12a)は、支持基材(10)と反対の方
向を指している。また、それは長手方向の部分(1
2”)の方向に幾分変位している。上腕部の下側には下
腕部があり、長手方向の部分(12”)の反対側に位置
するその下側の側面部分(12b)は、支持基材(1
0)の方向を指している。下腕部は、前に述べた上腕部
と、上側の側面部分(12a)の端部の外側で重なり合
っている。前に述べた上側の側面部分(12a)と下側
の側面部分(12b)は、それらの端部が弾性的な変位
をし、初期の位置に戻るのが可能な程度の厚さとする。
【0034】上側の側面部分(12a)、上腕部および
長手方向の部分(12”)は、被誘導手段(b)の維持
部分を形成する。上側の側面部分(12a)の内側の方
向を向いた下側の側面部分(12b)は、被誘導手段
(b)の開放部分を形成する。
【0035】被誘導手段(b)について説明すると、ボ
ルト(15)は、お互いに補完的な2つの部分に分か
れ、支持脚(17)から飛び出すように取り付けられて
いる。これらは、ピストン(18)の基材(18’)に
関節状に取り付けられている。
【0036】ボルト(15)は、基材(18’)の中央
部の長い頚部内に位置している。この頚部は、外形が円
形で内側が平面の2つのボディ部材(14)からなり、
基材(18’)から突き出すように形成されている。こ
れらの2つのボディ部材(14)は、ピストン(18)
の基材(18’)に関節状に取り付けられているため、
合体すると円形となる。
【0037】他の実施例では、2個あるいは3個の被誘
導手段(12)が組み合わされ、それらによりピストン
(18)の排出経路(13)が限定できるように配置す
る。これらの組み合わされた誘導手段(12)は、図1
2に示すように、それぞれ2あるいは3回の使用に対応
する。
【0038】注射器のもう一方の端部、即ち注射筒
(a)の開口部(7’)には、変形した翼(7)があ
り、プランジャ(8)の断面と一致した形をしている。
これにより、プランジャ(8)の通過する角度が一定と
なる。このように、開口部(7’)において折り曲げら
れた翼(7)は、組み立てられた注射器では、ピストン
(18)の最上部を構成する。
【0039】他の実施例としては、翼(ウイング;7)
を注射筒(a)の側壁(1)を内側に変形させて作るこ
とも可能である。
【0040】[注射器セットの動作]注射器セットは次
のような機能を果たす。
【0041】注射筒(a)の開口部(7’)の折り曲が
っている翼(7)は、被誘導手段(b)と誘導手段
(c)を挿入する際には開いている。注射筒(a)の側
壁(1)により、開いているピストン(18)のボディ
部材(14)の保護機構がはずれる仕掛けになってい
る。まず、ボルト(15)の支持脚(17)から保護機
構がはずれ、ボルト(15)の補完部分どうしが誘導手
段(c)の誘導部材(12)の内側で接続されるように
お互いに接近する。誘導手段(c)が注射筒(a)内で
動き続けるうちに、ボルト(15)の2つの部分は、誘
導部材(12)で囲まれた領域で結合して一体となり、
それらは、誘導部材(12)の端部の内、支持基材(1
0)のすぐ隣にある端部(第一の端部)に接して位置す
るようになる。一度ピストン(18)が注射筒(a)の
底部(2)まで押し込まれ、吸引が始まると、誘導部材
(12)の中に位置しているボルト(15)は、誘導部
材(12)の支持基材(10)から離れている方の端部
(第二の端部)に接しながら移動することになる。
【0042】吸引が終了すると、プランジャ(8)を押
して加圧(即ち排出)が開始される。このとき、支持基
材(10)から離れている方の端部に接する位置にあっ
たボルト(15)は、誘導部材(12)の長手方向の部
分(12”)に沿って、上側の側面部分(12a)の高
さ一杯まで移動する。上側の側面部分(12a)が長手
方向の部分(12”)に接近すると、ボルト(15)の
一部分が脇へ逸れ、上側の側面部分(12a)と下側の
側面部分(12b)とで限定された排出経路(13;逃
げ道)の方へ導かれる。
【0043】この構造により、ボルト(15)の動き
が、誘導部材(12)の排出経路(13)の方へ誘導さ
れ、その結果プランジャ(8)とピストン(18)とが
外れる仕組みになっている。このため、再度プランジャ
(8)を引いて減圧(すなわち吸引)した場合には、ピ
ストン(18)がプランジャ(8)から離れて注射筒
(a)の内部に置き去りにされることになる。従って、
本実施例によれば、一旦吸引と注入が行われた後は、ピ
ストン(18)が注射筒(a)内に置き去りにされるこ
とにより再使用不能となる。
【0044】[組立法]組立法について述べると、被誘
導手段(b)のピストン(18)は、注射筒(a)の後
方の開口部(7’)に挿入される。そして誘導部材(1
2)をピストン(18)の基材(18’)の中央部に持
たせ掛けるように置く。支持脚(17)から突き出るよ
うに取り付けられたボルト(15)の分割部が、それぞ
れ誘導部材(12)の長手方向の部分(12”)、上側
の側面部分(12a)と下側の側面部分(12b)が形
成する滑り溝に面するようにする。
【0045】プランジャ(8)を押してピストン(1
8)を注射筒(a)の中に押し込むと、注射筒(a)の
側壁(1)から開いているピストン(18)のボディ部
材(14)と支持脚(17)に力が掛かる。するとそれ
らは注射筒(a)の中で閉じ、ボルト(15)の分割部
は誘導部材(12)が形成する滑り溝の中に挿入され
る。
【0046】最終的には、プランジャ(8)に放射状に
作られたリブの形と共に注射筒(a)後方の開口部
(7’)を限定している翼(7)が折り曲げられる。こ
れは、折り曲げられる翼(7)の折り曲がり方が一定と
なるような加熱法により折り曲げることができる。
【0047】再使用が不能で、使用者の手を借りること
なく、所定の回数だけ注射可能な皮下注射器で、加圧下
で液体を充填および排出するのを除き使用回数に制限が
あるものの改良に関する望ましい他の実施例を以下に述
べる。上記の改良を施した注射器は、通常の注射筒(1
20)からなり、その一方の端部には注射針が取り付け
られたアダプター(121)が着脱可能な状態で接続さ
れている。もう一方の端部には、フランジ(122)が
付いており、そこを通ってピストン(123)のステム
(124)が作動する。ピストン(123)にはディス
ク(125)が付いており、その直径は幾分注射筒(1
20)の直径より小さめにしてある。フランジ(12
2)はプランジャ(124)の可動範囲を制限してお
り、そのときには注射筒(120)の開口部フランジ
(122)に隣接する側壁に位置する少なくとも2つの
注入口に対して注入することになる。
【0048】ピストン(123)は、誘導部材(14
9)と被誘導部材(150)でできている。誘導部材
(149)は、図23で示すように、開いている面(1
26)を持つディスク(125)と半径方向に突き出し
たボディ部材(127)とからなっている。誘導部材
(149)のボディ部材(127)は、ディスク(12
5)の外周から注射筒(120)の中心軸に向かって伸
びており、それは中心軸よりほんの少し飛び出すように
作ってある。その突き出し部(128)の端部は、ディ
スク(125)の方向へ向かって曲がっており、注射筒
(120)の仮想軸と平行になっている。ディスク(1
25)の開いている面(126)との距離は、細心の注
意を持って保持されている。誘導部材(149)のボデ
ィ部材(127)の幅は、ディスク(125)の半径よ
り小さいものとなる。誘導部材(149)のボディ部材
(127)の両方の側壁(129)には、外側で最も大
きく内側に行くと小さくなるよう、側壁の外側から内側
に向かって溝(130)が彫ってある。突き出し部(1
28)の内側の壁は、傾いた平面で切れた形で終わって
いる。
【0049】ディスク(125)の開いている面(12
6)から翼状の突起(133)が突き出し、その幅はボ
ディ部材(127)の幅と同じになっている。その突起
(133)はボディ部材(127)とは反対側の半円部
分から注射筒(120)の長手方向の軸に接近するよう
に伸びている。また、それは突き出し部(128)の下
側でボディ部材(127)の内側の壁(132)に向か
い合うようになっており、突き出し部(128)の端部
との間に自由に動けるだけの空間(136)が残るよう
になっている。
【0050】被誘導部材(150)は、通常の円筒状キ
ャップ(137)からなり(図24)、それはアダプタ
ー(121)と反対側の面の中にあって、ディスク(1
38)とつながっている。そのディスク(138)は、
開いている面の中にあって、2つの突き出た部分(13
9)を持っている。その断面は円を分割した形をしてお
り、それらは突き出た部分(139)の湾曲した面(1
41)の隣接する延長部分によってディスク(138)
に固定されている。突き出た部分(139)の平面(1
42)の分割部分の幅は、誘導部材(149)のボディ
部材(127)の幅より幾分大きくし、高さも幾分高く
する。
【0051】上述の平面(142)に垂直なディスク
(138)の直径上に、2つの支持基材(143)を向
かい合わせに配置し、先ほどの平面(142)に隣接す
るようにする。それぞれの端部に円筒状の突起(14
4)が垂直に取り付けられ、自由に動けるだけの空間を
残して、同一の直線上でお互いに向き合っている。支持
基材(143)をディスク(138)の開いている面に
接続しているジョイントは、平面(142)に平行な半
径方向の動きができるように設計されている。
【0052】円筒状の突起(144)の直径は、誘導部
材(149)の作る開いている空間(134および13
6)より幾分大きいことを知っておくことが大切であ
る。このことは、誘導部材(149)の作る開いている
空間(134および136)を円筒状の突起(144)
が通るには、被誘導部材(150)と誘導部材(14
9)中においてある決まった圧力条件を充たすときに可
能となる。
【0053】注射器の組み立て工程は、まず被誘導部材
(150)と誘導部材(149)を組み合わせる。次に
プランジャ(124)を押してピストン(123)を挿
入し、注射筒(120)の中まで入れる。一度ディスク
(125)がフランジ(122)を超えた位置に入った
ら、注射筒(120)の壁が変形し、入口(148)が
作られる。これによりピストン(123)およびステム
(124)が注射筒(120)から抜け落ちるのを防ぐ
ことができる。被誘導部材(150)と誘導部材(14
9)の組み合わせは、図15に示したようなやり方で行
う。円筒状の突起(144)は、側面にある溝に面して
いる。それらはボディ部材(127)の内側の壁(13
2)に向かって他の被誘導部材(150)の構成要素と
ともに側面を滑り、組上がり位置に到達する前に側壁
(129)の最後の一部の所で支持基材(143)に弾
性的な力を加える。この組上がり位置とは、図16に示
すように、円筒状の突起(144)が、ディスク(12
5)の開いている面(126)、ボディ部材(127)
の内側の壁(132)およびディスク(125)の開い
ている面(126)からの翼状の突起(133)限定さ
れた空間に存在することをいう。
【0054】[動作]一度注射器が前に述べたやり方で
組み立てられると、それは通常の注射器として働き、そ
のピストン(123)は注射筒(120)の中でステム
(124)を介して稼働するできるようになる。ただそ
のときには、フランジ(122)に隣接する導入口(1
48)からピストン(123)は遠く離れることはでき
ないという制限が伴う。注射筒(120)の中の液体を
放出するためにピストン(123)を動かすうちに、円
筒状の突起(144)はディスク(125)の開いてい
る面(126)にもたれ掛かり、その動きは支持基材
(143)を介して被誘導部材(150)に伝達され
る。ディスク(125)に配置された誘導部材(14
9)のボディ部材(127)と押し込み防止具(14
5)を、ピストン側のディスク(138)上の突き出た
部分(139)の間にある開いている面に対して強く押
しつけることにより組立は完了する。その時には、ステ
ム(124)側のディスク(125)の開いている面
(126)に対しピストン側のディスク(138)上の
突き出た部分(139)の開いている面がもたれ掛かる
ようになる。
【0055】アダプター(121)を通して液体を吸引
するためにピストン(123)が動く際、円筒状の突起
(144)により誘導部材(149)に結合した被誘導
部材(150)は、翼状の突起(133)の端部とボデ
ィ部材(127)の内側の壁(132)の間に保持され
る。開いている空間(134)は、円筒状の突起(14
4)の直径より小さくなるようにする。
【0056】注射針がアダプター(121)に取り付け
られると、吸引流量が減少すると考えられる。従って、
アダプター(121)と被誘導部材(150)のストッ
パー(137)との間に液体欠乏部分が生じ、これによ
り吸引中にピストン(123)に力が掛かるようにな
る。この液体欠乏部分は、誘導部材(149)の変位に
対抗して被誘導部材(150)を保持する方向に作用す
る。従って、円筒状の突起(144)には、開いている
空間(134)を介して力が掛かり、翼状の突起(13
3)の端部は緩み、図18に示すように円筒状の突起
(144)は突き出し部(128)の反対側に位置する
ようになる。
【0057】一度注射器に注射すべき液体が満たされ、
注射針が患者に刺し込まれると、液体を注射するのに必
要なピストン(123)の動作が被誘導部材(150)
のストッパー(137)とアダプター(121)との間
で開始され、圧力のかかる領域が生じる。圧力は、ピス
トン(123)を介して誘導部材(149)中で機能
し、注射針の使用で予想される流量の減少が生じること
により、液体の放出量は制限され、患者の体液の逆流に
対する抵抗性が増大する。この圧力のかかる領域は、円
筒状の突起(144)を翼状の突起(133)の表面
(135)まで変位させる。このとき円筒状の突起(1
44)は、突き出し部(128)を形成する内側のキャ
ビティーの中にある。またそれらは、突き出し部(12
8)の弾性抵抗に打ち勝って、図19に示す開いている
空間を通って抜けていく。図20に示すように、被誘導
部材(150)は誘導部材(149)から外れる。導入
口(148)の機能によりプランジャ(124)の抜け
落ちが防止されている。このように、この注射器は分解
することができず、再使用ができない。被誘導部材(1
50)を誘導部材(149)から外すのは、注射をする
人の手を借りずに行うことができることを知っておくの
は重要である。注射器に液体を吸引および排出すると
き、被誘導部材(150)は誘導部材(149)から自
動的に外れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 注射筒の縦断面図であり、ピストン及びプラ
ンジャの上記先端を上記注射筒の後部開口を通じて挿入
する場合に、矢印に従って反転する前には分離されてい
るボルトを通して挿入される前の誘導手段によって提供
されるプランジャの先端を示している図である。
【図2】 注射筒のもう1つの縦断面図であり、注射針
の装着のためのアダプターと連続する前端部に相当する
ものを現す図である。誘導手段を持つピストンは、被誘
導手段(ボルト)によってプランジャの先端に既に結合
されており、ボルトは小矢印に従って閉じられて、切断
端は単一の被誘導ボルトとなっていることが示されてい
る図である。
【図3】 注射器の構造の縦断面図であり、反転された
後端部の開口を閉じる翼状部を持っていて、最初の吸引
動作が起こされた場合のクリップ内のボルトの位置を示
す図である。
【図4】 図3に類似の切断面図であるが、圧縮操作に
対して(即ち、注射操作に対して)矢印の示す様にピス
トンが動かねばならない場合のボルトが誘導される位置
を示す。この様な状況下おいては、ボルトは小矢印に従
ってレールから逸れて誘導手段から外れてくることを説
明する図である。
【図5】 図3に類似の切断面図であるが、ボルトは誘
導手段から離脱されて、上記ピストンは上記プランジャ
から解放されて再使用不可能な状態のままになっている
図である。
【図6】 図3におけるVI-VI として示されている面に
従って観察されたプランジャの切断面図であり、上記プ
ランジャの横断面を見ることが出来、これは注射筒に対
応する後端部入り口に目的に沿う様に形成された通路に
向いていることを示す図である。
【図7】 図5におけるVII-VII が示す面に従って観察
されるプランジャの後端部及びその誘導手段の図であ
り、上記の誘導手段が上述の後端によって形成される脚
部の間に差し込まれる様子を示している図である。
【図8】 図5におけるVIII-VIII として示されている
面に沿い、同時に腕部との対応がボルトを構成する部品
の支持基材を形成する各突出体によって提供されるピス
トンの底部の図である。
【図9】 ピストン及びその後部領域の図であり、それ
を構成するボディの1つを除いてボルトの部分を支持す
る腕部がピストンの底部と関節状に連結されている様子
を示している図である。
【図10】 誘導手段の側面図で、そのオープン“9”
における配列及びピストンの位置に従ってボルトの異な
った誘導手段を定義してそれを形成する異なった部分の
配置を現わしている図である。
【図11】 本発明の装置の詳細な透視図であり、プラ
ンジャの端部分を含み、ここに被誘導手段及び被誘導手
段を構成する止め金から外れているボルトが装備され、
ピストン底部の後端によって提供される支持基材に装着
されていることが示されている図である。
【図12】 2回ストローク用の実施態様における被誘
導手段の詳細を図示した図である。
【図13】 注射筒の縦断面図及び本発明の誘導手段及
び被誘導手段を含む上記ピストンの部分的断面図であ
る。
【図14】 図13のII-II の線による上記ピストンの
断面図であり、誘導手段と被誘導手段を別々に示す図で
ある。
【図15】 図14に類似の断面図であり、被誘導手段
と関連して誘導手段の構成の過程を示す図である。
【図16】 上記の被誘導手段との組立て位置における
上記の誘導手段の縦立面図である。
【図17】 図16に類似の図であり、排出動作におけ
る誘導手段及び被誘導手段の一部分を図示した図であ
る。
【図18】 図16に類似の図であり、上記の誘導手段
及び被誘導手段の位置を図示し、被誘導手段の保留位置
における投影を点線で、半保留位置の投影を実線で示し
ている図である。
【図19】 図16に類似の図であり、被誘導手段及び
誘導手段の位置を図示し、排出ストロークが起こされる
場合の解放並びに解除位置における上記の被誘導手段の
投影を実線で示している図である。
【図20】 上記の注射筒内における上記の誘導手段及
び被誘導手段の離脱位置及び上記プランジャの保持効果
を示す図である。
【図21】 被誘導手段の上面図である。
【図22】 誘導手段の下面図である。
【図23】 誘導手段の縦立面図及び部分断面図であ
る。
【図24】 離脱位置における上記の被誘導手段及び誘
導手段の透視図である。
【符号の説明】
7 翼、7’ 開口部、8 プランジャ、10 支持基
材、12,149 誘導部材、12” 長手方向の部
分、12a 上側の側面部分、12b 下側の側面部
分、13 排出経路、14,127 ボディ部材、15
ボルト、17 支持脚、18,123 ピストン、1
8’ ピストンの基材、121 アダプター、122
フランジ、124 ステム(プランジャ)、125 デ
ィスク、128 突き出し部、130 溝、132 ボ
ディ部材の内側の壁、133 翼状の突起、134,1
36 開いている空間、144 円筒状の突起、150
被誘導部材、a,120 注射筒、b 被誘導手段、
c 誘導手段。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストローク数の制限された使い捨て皮下
    注射器であって、細長い円筒体から一部が構成され、こ
    の円筒体は解放された後端部を有しその他端部は外部管
    状アダプタを介して円筒体内にある液体を注入する管状
    の注射針と連通する開口部のある底部によって閉じられ
    ており、前記円筒体は、前記解放された後端部より一端
    が突出している制御用プランジャに連結しているピスト
    ンの摺動方向を与え、 前記ピストンは、該ピストンと前記プランジャとを吸引
    及び排出動作時に係合し及び係合解除する機構に接続さ
    れ、更に、プランジャを保持する手段は、前記円筒体内
    の領域であってピストンとプランジャの通常の動作を妨
    げない領域に保持されていることを特徴とする使い捨て
    皮下注射器。
  2. 【請求項2】 前記プランジャに連結している誘導手段
    と、前記ピストンに連結している被誘導手段とを有し、 前記誘導手段は、前記被誘導手段を保持する第1の保持
    部分と前記被誘導手段を解放する第2の解放部分とを含
    む移動路(経路)を形成していることを特徴とする請求
    項1記載の皮下注射器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の皮下注射器において、前
    記被誘導手段は、前記ピストンが交互に移動する置換路
    内において前記ピストンに接続されている誘導手段の移
    動路に配置される支持部材により構成されていることを
    特徴とする皮下注射器。
  4. 【請求項4】 前記支持部材が、前記誘導手段の移動路
    の両端部にある2つのボルトからなり、これらのボルト
    の端部はそれぞれ、前記ピストン上に各々弾性的で関節
    状に連結されている脚部に取り付けられていることを特
    徴とする請求項3記載の皮下注射器。
  5. 【請求項5】 前記ピストンは、前記脚部を固定してい
    る側と反対側の表面に前記円筒の内側部分の密閉置換路
    内に接触させるピストンを形成する円形基部であって、
    前記円筒体を保持する手段となる円形基部により構成さ
    れることを特徴とする請求項3又は4記載の皮下注射
    器。
  6. 【請求項6】 前記脚部と前記円筒体内壁の間にある前
    記円形基部は、外側が円形のボディ部材であって、前記
    脚部と平行であって内側が平らな内壁を有するボディ部
    材を有しており、これらのボディ部材がピストンの前記
    上部に弾性的に関節状に連結されていることを特徴とす
    る請求項5記載の皮下注射器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれかに記載の皮下注射
    器の組立方法であって、円筒体の後端開口部にピストン
    を当接させる工程と、アームから突出しているボルト部
    分が前記誘導手段により形成される摺動部の反対にある
    ように、傾斜させながら基部の中央に誘導手段を配置す
    る工程と、プランジャを押してピストンを円筒体内に挿
    入し、この円筒体の適切な面を用いてこの円筒体を形成
    するボディ部材とアームを反転させることによって後端
    部を閉鎖させる工程と、プランジャの周面を囲む円筒体
    の後端開口を規制するウィングを折り曲げる工程と、を
    含む組立方法。
  8. 【請求項8】 前記ピストンが底部に達する限界にまで
    ピストンを円筒体に押し込む請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 円筒体の後端開口に対応するウィングの
    折り曲げは熱作用により行われる請求項7に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 細長い円筒体と、ピストンと、プラン
    ジャと、ピストンの係合及び係合解除機構と、プランジ
    ャ保持手段とから構成される使い捨て皮下注射器であっ
    て、 前記円筒体は一端に開口部を持ち、外部管状アダプタを
    介して注射針を取り付けるためのパイプの付いた底部に
    よって閉される他端部を持っており、 前記プランジャはその一端部が前記円筒体の開口部から
    突出しており、 前記ピストンは前記円筒体内を摺動可能なように設けら
    れていて、その係合及び係合解除機構を介してプランジ
    ャに連結されており、 前記プランジャを保持する手段は、ピストンとプランジ
    ャの通常の動作を妨げない位置で注射器の円筒体に設け
    られており、 前記係合及び係合解除機構は前記プランジャに連結して
    いる誘導手段と前記ピストン連結している被誘導手段と
    からなり、 前記誘導手段は前記被誘導手段のための第1の保持部と
    第2の解放部を有しており、 前記被誘導部は前記誘導部の通路に設けられた突起を有
    しており、 前記突起の弾性保持手段は、ピストンとプランジャが係
    合した状態での移動を可能とし、所定の条件に基づいて
    位置が決められ、前記突起の解放は他の所定の条件に基
    づいて決められ、前記誘導手段の前記通路の保持部及び
    解放部で前記突起を変位させることを特徴とする使い捨
    て皮下注射器。
  11. 【請求項11】 前記弾性保持手段は、プランジャの前
    記基部の連結するボディ部材の傾斜面と反対の位置にあ
    って前記プランジャの基部に固定されたタブ(翼状部
    材)より構成され、前記タブの端部と前記傾斜面の間の
    間隔は、誘導手段の通路に設けられた被誘導手段の前記
    突起よりも小さい距離であることを特徴とする請求項1
    0に記載の皮下注射器。
  12. 【請求項12】 前記通路はプランジャに連結している
    ボディ部材の傾斜壁によって形成され、プランジャの方
    向を向いている突起により形成され、更に前記タブの上
    面から隔離されている端部を有しており、前記間隔は前
    記通路内にある被誘導部の前記突起よりも幾らか小さい
    請求項11に記載の皮下注射器。
  13. 【請求項13】 ストローク数の制限された使い捨て皮
    下注射器であって、細長い円筒体から一部が構成され、
    この円筒体は解放された後端部を有しその他端部は外部
    管状アダプタを介して円筒体内にある液体を注入する管
    状の注射針と連通する開口部のある底部によって閉じら
    れており、前記円筒体には、その解放された後端部より
    一端が突出するプランジャであってその先端部分にピス
    トンが連結されたプランジャが挿入され、前記円筒体は
    該プランジャを所定の方向に摺動させる。この使い捨て
    皮下注射器において、前記ピストンと前記プランジャ
    は、注射器の吸引動作時にはそれらを互いに係合すると
    共に注射器の排出動作後の吸引動作時にはそれらの係合
    を解除する機構によって接続されていることを特徴とす
    る使い捨て皮下注射器。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の皮下注射器におい
    て、前記ピストンと前記プランジャとを係合させると共
    にその係合を解除する機構は、前記ピストンにフレキシ
    ブルに動けるように取り付けられた被誘導手段と、前記
    プランジャに固定的に取り付けられた誘導手段と、から
    なり、前記被誘導手段は突起部を有すると共に前記誘導
    手段はこの突起部が誘導される開かれた誘導経路を有
    し、この誘導経路は、前記プランジャに最も近い第一端
    部、前記プランジャから最も遠い第二端部及び斜め上の
    方向に設けられた逃げ道(排出経路)を含み、最初に前
    記プランジャを前記円筒体に対して押し込んだ時には前
    記突起部は前記第一端部に停留し、前記プランジャを前
    記円筒体に対して引いた場合には前記突起部は前記第二
    端部に停留するが、この第二端部に停留した後に前記プ
    ランジャを引いた場合には、前記突起部は逃げ道(排出
    経路)を通って誘導経路を脱することを特徴とする使い
    捨て皮下注射器。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の注射器において、前
    記逃げ道には、前記突起の移動に抵抗する抵抗部が備え
    られ、液体の排出を行うときに該抵抗を破って前記突起
    が前記誘導経路を脱することを特徴とする使い捨て皮下
    注射器。
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