JPH08168206A

JPH08168206A - 回転力増強装置とその発電装置

Info

Publication number: JPH08168206A
Application number: JP6335283A
Authority: JP
Inventors: Takashi Nosaka; 隆野坂
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-12-09
Filing date: 1994-12-09
Publication date: 1996-06-25

Abstract

(57)【要約】【目的】蓄力機能と、回転速度に比例する、遠心力・
向心力・偶力・加速度等の諸効果を相乗する回転力増強
装置と、該、回転力を電気エネルギーに変換して提供す
る発電装置の提供を目的とする。【構成】ケーシング１０に変速機４を内蔵し、縦軸回
転に装置する、変速機４の大歯車軸３１に、円形板１２
を固着し、軸１の周円を等間隔して、ピン部２４を適度
に直折した変形ヒンジ７を複数固着し、Ｌ型重錘体６を
自在に嵌合し、変形ヒンジ７の折角角度の捩じれで、Ｌ
型重鍾体６が１８０゜の回転で高位置から低位置に降下
回転移動する、該回転移動の中途９０°の最大荷重効果
位置で抑止棒１６を円形板１２に固着して抑止制御す
る、該、蓄力機構と、抑止棒１６を梃として回転速度に
比例する遠心力・向心力・偶力・加速度等の諸効果を相
乗して、回転力増強装置を構成する、該装置の中心軸１
に変速機４を介して、上方に駆動電動機５、下方に発電
機８を接続して発電装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングに縦軸の変
速機を内蔵し、該、変速機の複数の大歯車軸が固着した
円形板に、軸の周囲を等間隔して多数の先端ピン部を直
折した、複数の変形ヒンジを固定し、長腕のＬ型重錘体
を嵌合し、抑止棒で偏位置に抑止制御した蓄力機能と、
抑止棒を梃として、回転速度に比例する遠心力、向心
力、偶力、加速度等の諸効果を、併有して相乗効果する
回転力増強装置と、該、増幅強化した回転力を電気エネ
ルギーに変換して提供する発電装置に関わる。

【０００２】

【従来の技術】従来、物理的に回転力は、変速機などで
転速度範囲の増減することは可能であるが、回転体の回
転の為に、回転に消費したエネルギー以上の、増幅余剰
のエネルギーを得ることは、不可能と認識されて今日に
至っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の難点
を克服して、利用に至極便利な電気エネルギーの創生を
期待するものである。変速機を極力無抵抗の縦軸回転に
構成して、大歯車軸上に該軸の周円を等間隔して、多数
の変形ヒンジを配置固定する、該、変形ヒンジに長腕の
Ｌ型重錘体を複数個嵌合取付けし、Ｌ型垂錘体の荷重に
因る傾斜降下回転を中途の最大荷重効果位置で抑止棒を
円形板に固定して抑止制御し、蓄力機能を生起せしめ
る、該蓄力機能と、同じ抑止棒を梃として、回転速度に
比例する遠心力、向心力、偶力、加速度等の諸効果を相
乗効果し、駆動電動機で回転速度を連続維持し、回転力
を倍増強化する、該、回転力を電気エネルギーに変換し
て提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的の達
成のために、円筒の両面に円形板を緊結保持して、円筒
形のケーシングを構成し、架台として、脚部を有して水
平に固定する。該ケーシングに延長した中心軸を有する
小歯車に、複数の大歯車を噛み合いせしめて変速機を内
臓せしめる、また、ケーシング上にほぼ同径する円形板
を緊結保持して、各、歯車軸を延長して軸受する。該歯
車軸は、転がり軸受け装置・臼軸受け装置等で、極力、
無抵杭な縦軸回転装置に構成する、該大歯車軸の大歯車
に、ほぼ同径する円形板を固着し、軸の周円を等間隔し
て取付部と台座部及びピン部で構成した複数の変形ヒン
ジを取付け固着する、該、変形ヒンジに、長腕のＬ型重
錘体の根元部を自在に嵌合して、用心締付けする。該、
変形ヒンジの折角角度の捩じれで、複数のＬ型重錘体は
１８０゜の回転で高位置から低位置に傾斜降下回転移動
する、該、回転移動を中途の約９０°の最大荷重効果位
置付近で、抑止棒を抑止孔に通して円形板に固着して抑
止制御した、Ｌ型重錘体の荷重に因る蓄力機能を生起す
る構成と、更に、同じ抑止棒を梃として併用して、Ｌ型
重錘体が、回転速度に比例する遠心力・向心力・偶力・
加速度等の諸効果を相乗効果する回転力増強装置を構成
する。

【０００５】該、回転力増強装置の中心軸に変速機を介
して、上方に、駆動電動機を接続し、下方に交流又は、
直流の発電機、更に又は、誘導電動発電機を連結して発
電装置を構成する。

【０００６】

【作用】上記のように構成された回転力増強装置は、変
形ヒンジの折角角度の捩じれで、複数のＬ型重錘体の荷
重重量は、１８０゜の回転で高位置から低位置に荷重を
降下回転移動する、該回転移動を中途の約９０°の最大
荷重効果位置付近で抑止棒をＬ型重錘体の抑止孔を通し
て、円形板に固着して抑止制御する、このことで、大歯
車軸に常時蓄力機能を生起し、回転を助長する。又、
該、抑止棒を梃として、併用し、多数のＬ型重錘体に回
転速度に比例する、遠心力・向心力・偶力・加速度等の
諸効果を異体同心して相乗効果せしめて、強力な回転力
を生起し増長する。変速機の中心軸に、変速機を介して
駆動電動機、発電機を接続することで、低速回転域・中
速回転域・高速回転域に各々、順応効果して、駆動電動
機は、回転速度を連続保持して永続せしめ、発電機は、
増幅した回転力を、電気エネルギーに変換して提供す
る。誘導電動発電機は、始動時は電動機として回転駆動
を助長し加速して、高速回転域で回転速度を飽和して発
電機に転換して、回転力を電気エネルギーに変換して提
供する。直流発電機はインバーター（ｉｎｖｅｒｔｅ
ｒ，）を介して交流に変換して提供する。

【０００７】

【実施例】本発明の一実施例について、図面を参照して
説明する。円筒に円形板１２を両面に緊結した、円筒形
のケーシング１０に、延長した中心軸１を有する小歯車
２に、複数の大歯車３を噛み合いせしめて変速機４を構
成し、該、ケーシング１０を架台１１として脚部１５を
有して水平に固定し、転がり軸受け装置１８、臼軸受け
装置１７等を有して極力無抵抗に縦軸回転機構に装置す
る、また、ケーシング１０上にほぼ同径する円形板１２
を緊結保持して、各、歯車軸１を延長して軸受け１８す
る。大歯車軸３１に、大歯車３にほぼ同径する円形板１
２を固着し、該軸１の周円を等間隔して複数の変形ヒン
ジ７を固着する、変形ヒンジ７は、取付部２２台座部２
３及びピン部２４で構成し、先端ピン部２４が取付け部
２２、台座部２３に対して、一様に約１０°〜３０°の
角度を有して直折している、該、変形ヒンジ７に長腕の
Ｌ型重錘体６の根元部を自在に嵌合して、用心締付けす
る。Ｌ型重錘体６は、重錘部に増減調整用の貫通孔１９
を穿孔し、該貫通孔１９を介して重錘板９を片面又は、
両面に固着付与して増減調整に資する。各、複数のＬ型
重錘体６荷重は、変形ヒンジ７の折角角度の捩じれで、
１８０°の回転で高位置から低位置に降下回転移動す
る、該、降下回転移動を中途の９０°の最大荷重効果位
置付近で、抑止棒１６を抑止孔２０を通して、円形板１
２に固着して抑止制御する、所謂、複数のＬ型重錘体６
の長腕の中心線を軸１の放射線上に合わせた要領で装置
して、大歯車軸３１に常時蓄力機能を生起し、回転を助
長する。該、蓄力機能と同じ抑止棒１６を梃として併用
し、Ｌ型重錘体６が、回転速度に比例する遠心力・向心
力・偶力・加速度等の諸効果を異体同心して、相乗効果
する回転力増強装置を構成する。

【０００８】円形板１２は、質量軽減のために、適所に
適度の抜き穴１４加工を施工する。変形ヒンジ７の製
作、円形板１２えの取り付けに際しては、位置決め、固
定が困難のため予めヒンジ７の台座２３裏面、円形板１
２の固着面にボール穴、または、ピン穴を対照して一様
に穿つて置く。又、規模、角度、等間隔数等で、一定で
きないが、台座部２３が超長台を要するときは、台座部
２３の上部位置を帯輪止め１３し、ビス止めして位置決
め、補強に資する。

【０００９】この回転力増強装置の中心軸１に変速機４
を介して、上方に、駆動電動機５を接続し、下方に交流
又は、直流の発電機８、更に又は、誘導電動発電機８ｂ
を連結して発電装置を構成する。直流発電機はイんバー
ター（ｉｎｖｅｒｔｅｒ，）を介して交流に変換して提
供する。

【００１０】

【発明の効果】以上説明のように、本発明は、所期の難
点を克服すると共に、該、装置は回転する部位も低速、
中速、高速回転ともに自然に諸機能と諸効果が回転方向
に順応し、入力、回転に、消費した電気エネルギーを大
幅に増幅強化し増長して、あらゆる面で有能な、電気エ
ネルギーを容易に大量に提供することができる。駆動原
動機は、回転の連続駆動保持と回転速度の維持で、電動
機に限定されるものでもなく、あらゆる原動力の利用が
自由であり容易である、発電装置も、誘導電動発電機に
特定される性質のものではない故に、交流、又は、直流
の発電機・交流又は、直流の駆動電動機で構成すること
等も自由であり容易である。インバーター又は、サイリ
スター（ｔｈｙｒｌｓｔｏｒ）を介して、需要と供給の
用途は、広範囲に拡大される。さらに、有限性のエネル
ギー資源を消費しない故に、公害物質の放出が無く省資
源で、環境破壊・環境汚染への配慮も殆ど不要となり、
経費及び、管理費が大幅に削減できる。原理・構造が単
純・簡明で安全管理・維持管理に優れている。又、規格
性・大量生産性にも優れている。さらに送電設備が省略
できる、無公害の電気自動車の普及、電柱のない美観都
市造り、未開地・山間僻地の開発、資源の有限性の延長
等々に、その効果は文化社会に貢献するところ大である
と確信する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の、一実施例の一部カット（点線内）し
て図示した平面図である。

【図２】図１の、Ａ〜Ａ線、切断の縦断面図である。

【図３】大歯車軸、一軸上に於ける形態を示す説明の平
面図である。

【図４】図３の、Ｂ〜Ｂ線、切断の縦断面図である。

【図５】円形板に変形ヒンジを配置固定した、説明の平
面図である。

【図６】ヒンジの形態を示す、正面図及び、側面図であ
る。

【図７】Ｌ型重錘体に、重錘板を取付けた説明の平面図
及び、側面図である。

【符号の説明】

１軸、回転軸、２小歯車、
３大歯車、４変速機、
５駆動電動機、５ａ電動機、
６（長腕の）Ｌ型重錘体、７変形ヒン
ジ、８発電機、８ｂ誘導
電動発電機、９重錘板、１０
ケーシング、１１架台、
１２円形板、１３帯輪止め装置、
１４抜き孔、１５脚部、
１６抑止棒、１７臼軸受け装置、
１８転がり軸受け装置、１９貫通
孔、２０抑止孔、２１小
歯車軸、２２（ヒンジの）取付け
部、２３（ヒンジの）台座部、２４
（ヒンジの）ピン部、２５スナップ・リング、
２６ビス、３１大歯車軸、

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】円筒の両面に円形板１２を緊結保持し
て、円筒形のケーシング１０（ｃａｓｉｎｇ）を構成
し、脚部１５を有して水平に固定する。該、ケーシング
１０に、延長した中心軸１を有する小歯車２に、複数の
大歯車３が噛合いして、転がり軸受け装置１８・臼軸受
け装置１７等を介して極力、無抵抗に縦軸回転する変速
機４を構成する、また、ケーシング１０にほぼ同径する
円形板１２を緊結保持して、各、歯車軸１を延長して軸
受けする。該大歯車軸３１の、歯車にほぼ同径する円形
板１２を固着し、該、大歯車軸１の周円を等間隔して、
取付部２２と台座部２３及びピン部２４で構成する変形
ヒンジ７（ｈｉｎｇｅ）を複数個［規模、角度、等間隔
数等で一定しないが、取付部２２台座部２３に対して、
約１０°〜３０°位の先端ピン部２４を直折して、（ビ
ス（ｖｉｓ）２６又は、スナップ・リング（ｓｎａｐ
ｒｉｎｇ）２５等の用心締付機能を有する）］を固着す
る。該、変形ヒンジ７に長腕のＬ型重錘体６の根元部を
自在に嵌合して、用心締付して接続する、該、変形ヒン
ジ７の折角角度の捩じれで、複数のＬ型重錘体６は１８
０゜の回転で高位置から低位置に傾斜降下回転移動す
る、該、回転移動を中途の９０°付近の最大荷重効果位
置で、抑止棒１６を抑止孔２０に通して円形板１２に固
着して抑止制御する、該、Ｌ型重錘体６の荷重に因る蓄
力機能を生起する回転体の構威と、同じ抑止棒１６を梃
として併用し、回転速度に比例する遠心力、向心力、偶
力、加速度等の諸効果を相乗効果する機能とを、有する
ことを特徴とする請求項１に記載の回転力増強装置。
【請求項２】小歯車軸２１に変速機４を介して、上部
に駆動原動力（以下駆動電動機５と総称する）を接続し
て回転速度を連続保持して、下方の軸１に交流又は、直
流の発電機８、さらに又は、誘導電動発電機８ｂを連結
し、増強された回転力を電気エネルギーに変換して提供
することを特徴とする、請求項１に記載の回転力増強装
置の発電装置。