JPH0816815A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents
画像処理方法及び画像処理装置Info
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- JPH0816815A JPH0816815A JP6146092A JP14609294A JPH0816815A JP H0816815 A JPH0816815 A JP H0816815A JP 6146092 A JP6146092 A JP 6146092A JP 14609294 A JP14609294 A JP 14609294A JP H0816815 A JPH0816815 A JP H0816815A
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- projection
- processing
- generating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 患部及び血管の関連を立体的に表示すること
が可能な画像処理方法及び画像処理装置を実現する。 【構成】 複数枚のイメージデータに対して各ピクセル
について予め設定された所定の値を取り出す投影処理を
実行して投影画像を生成する投影処理手段2aと、複数
枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体のイメ
ージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成する
3D処理手段2bと、前記投影処理手段で生成された投
影画像と前記3D処理手段で生成された3D画像とを各
ピクセルについて合成する融合画像処理を実行して融合
画像を生成する融合画像処理手段4とを備えた画像処理
装置。
が可能な画像処理方法及び画像処理装置を実現する。 【構成】 複数枚のイメージデータに対して各ピクセル
について予め設定された所定の値を取り出す投影処理を
実行して投影画像を生成する投影処理手段2aと、複数
枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体のイメ
ージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成する
3D処理手段2bと、前記投影処理手段で生成された投
影画像と前記3D処理手段で生成された3D画像とを各
ピクセルについて合成する融合画像処理を実行して融合
画像を生成する融合画像処理手段4とを備えた画像処理
装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投影画像を用いた画像処
理方法及び画像処理装置に関し、特に、画像診断装置で
の表示に適した画像処理方法及び画像処理装置に関す
る。
理方法及び画像処理装置に関し、特に、画像診断装置で
の表示に適した画像処理方法及び画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像診断装置における3次元的な画像表
示として、最も簡単なものとして投影(IP:Intensit
y Projectionの略)処理が知られている。例えば、観測
方向を細かい角度で変化させることによって得られた一
連の投影画像を用いて、シネモードにより血管の走行並
びに病巣部等と血管等の関係を立体的に観測することが
可能になる。このような立体的な観測は腫瘍の大きさと
悪性/良性の判断等に役立つと考えられる。
示として、最も簡単なものとして投影(IP:Intensit
y Projectionの略)処理が知られている。例えば、観測
方向を細かい角度で変化させることによって得られた一
連の投影画像を用いて、シネモードにより血管の走行並
びに病巣部等と血管等の関係を立体的に観測することが
可能になる。このような立体的な観測は腫瘍の大きさと
悪性/良性の判断等に役立つと考えられる。
【0003】ここで、IP処理とは、処理対象である全
ての原画像に対して、対応するそれぞれのピクセルにつ
いて最大値(若しくは最小値,特定値)等の所定の値を
取り出して投影することで得られた投影画像(IPイメ
ージ)を得る処理である。すなわち、図6に示すような
場合、奥行き方向に得られた第1番目から第N番目まで
の原画像に対して、同一位置のピクセルで所定の値を取
り出す処理を全ピクセルについて行って1枚の投影画像
を得るようにしている。
ての原画像に対して、対応するそれぞれのピクセルにつ
いて最大値(若しくは最小値,特定値)等の所定の値を
取り出して投影することで得られた投影画像(IPイメ
ージ)を得る処理である。すなわち、図6に示すような
場合、奥行き方向に得られた第1番目から第N番目まで
の原画像に対して、同一位置のピクセルで所定の値を取
り出す処理を全ピクセルについて行って1枚の投影画像
を得るようにしている。
【0004】そして、最大値について行うIP処理をM
IP(Maximun Intensity Projection)処理と呼ぶが、
CTスキャナで得られたイメージデータを用いてMIP
処理を行なった場合、血管のみが検出される。すなわ
ち、このMIP処理においては、抽出したい組織(例え
ば、血管)より強いIntensity を持つ組織(例えば、骨
など)は邪魔になる。従って、前もってそれらを取り除
く作業が必要になる。このため、しきい値処理やマスク
処理により予め骨が除かれたイメージデータについてI
P処理が行われるので、得られた画像は骨が除かれ、血
管のみが抽出されることになる。
IP(Maximun Intensity Projection)処理と呼ぶが、
CTスキャナで得られたイメージデータを用いてMIP
処理を行なった場合、血管のみが検出される。すなわ
ち、このMIP処理においては、抽出したい組織(例え
ば、血管)より強いIntensity を持つ組織(例えば、骨
など)は邪魔になる。従って、前もってそれらを取り除
く作業が必要になる。このため、しきい値処理やマスク
処理により予め骨が除かれたイメージデータについてI
P処理が行われるので、得られた画像は骨が除かれ、血
管のみが抽出されることになる。
【0005】また、上述のCTスキャナで得られたイメ
ージデータと異なり、MRI装置で得られたイメージデ
ータでは骨が描写されない。従って、このイメージデー
タを用いてMIP処理を行なった場合は血管のみが検出
されることになる。このため、骨と臓器とが検出されな
い状態になるので、血管の周囲の臓器や骨の立体的な把
握が困難になる。
ージデータと異なり、MRI装置で得られたイメージデ
ータでは骨が描写されない。従って、このイメージデー
タを用いてMIP処理を行なった場合は血管のみが検出
されることになる。このため、骨と臓器とが検出されな
い状態になるので、血管の周囲の臓器や骨の立体的な把
握が困難になる。
【0006】従って、CTスキャナ及びMRI装置のい
ずれによって得られた画像を用いてMIP処理を行った
場合でも、診断に重要な臓器,血管,骨の相互の関係を
分かりやすく画像表示することができないといった問題
を有している。
ずれによって得られた画像を用いてMIP処理を行った
場合でも、診断に重要な臓器,血管,骨の相互の関係を
分かりやすく画像表示することができないといった問題
を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、IP処理
によると血管の様子を抽出するには有効であるが、関心
領域の血管及びその周囲の臓器や骨の様子を鮮明に表示
することはできない。
によると血管の様子を抽出するには有効であるが、関心
領域の血管及びその周囲の臓器や骨の様子を鮮明に表示
することはできない。
【0008】また、3次元画像表示を行うのに、前述の
IP処理以外に、複数の断層データを用いて立体画像を
生成する3D処理がある。このような場合、例えば、予
め関心領域の抽出を行った複数の胸の断層データ等を用
いて、肺や心臓の3D表示を行うようにする。
IP処理以外に、複数の断層データを用いて立体画像を
生成する3D処理がある。このような場合、例えば、予
め関心領域の抽出を行った複数の胸の断層データ等を用
いて、肺や心臓の3D表示を行うようにする。
【0009】しかし、この3D表示した場合は、関心領
域の肺や心臓などの臓器の外観の様子を立体的に観察す
ることが可能になるが、その内部の様子などを描写する
ことはできない。
域の肺や心臓などの臓器の外観の様子を立体的に観察す
ることが可能になるが、その内部の様子などを描写する
ことはできない。
【0010】このように、いずれの処理によっても臓器
と血管との関連を表示することは困難であった。本発明
は上記の点に鑑みてなされたもので、第1の目的は、血
管周囲の臓器等の関連を立体的に表示することが可能な
画像処理方法を実現することである。また、第2の目的
は、血管周囲の臓器等の関連を立体的に表示することが
可能な画像処理装置を実現することである。また、第3
の発明の目的は、血管周囲の臓器等の関連を立体的かつ
鮮明に表示することが可能な画像処理装置を実現するこ
とである。
と血管との関連を表示することは困難であった。本発明
は上記の点に鑑みてなされたもので、第1の目的は、血
管周囲の臓器等の関連を立体的に表示することが可能な
画像処理方法を実現することである。また、第2の目的
は、血管周囲の臓器等の関連を立体的に表示することが
可能な画像処理装置を実現することである。また、第3
の発明の目的は、血管周囲の臓器等の関連を立体的かつ
鮮明に表示することが可能な画像処理装置を実現するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する第
1の手段は、複数枚のイメージデータに対して各ピクセ
ルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処理
を実行して投影画像を生成すると共に、複数枚のイメー
ジデータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成
する3D処理を実行して3D画像を生成し、前記投影画
像と前記3D画像とを重ね合わせた融合画像を生成する
ことを特徴とする画像処理方法である。
1の手段は、複数枚のイメージデータに対して各ピクセ
ルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処理
を実行して投影画像を生成すると共に、複数枚のイメー
ジデータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成
する3D処理を実行して3D画像を生成し、前記投影画
像と前記3D画像とを重ね合わせた融合画像を生成する
ことを特徴とする画像処理方法である。
【0012】前記の課題を解決する第2の手段は、複数
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像とを重ね合わせた融合画像を生
成する融合画像処理手段とを備えたことを特徴とする画
像処理装置である。
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像とを重ね合わせた融合画像を生
成する融合画像処理手段とを備えたことを特徴とする画
像処理装置である。
【0013】前記の課題を解決する第3の手段は、複数
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、
いずれか一方の画像のピクセルを選択的に用いて融合画
像を生成する融合画像処理手段とを備えたことを特徴と
する画像処理装置である。
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、
いずれか一方の画像のピクセルを選択的に用いて融合画
像を生成する融合画像処理手段とを備えたことを特徴と
する画像処理装置である。
【0014】前記の課題を解決する第4の手段は、複数
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像の一方の画像の各ピクセルの信
号値を所定のしきい値と比較し、この比較結果に応じ
て、投影画像若しくは3D画像のいずれか一方のピクセ
ルを選択的に用いて融合画像を生成する融合画像処理手
段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画
像を生成する投影処理手段と、複数枚のイメージデータ
を用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D
処理を実行して3D画像を生成する3D処理手段と、前
記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理手
段で生成された3D画像の一方の画像の各ピクセルの信
号値を所定のしきい値と比較し、この比較結果に応じ
て、投影画像若しくは3D画像のいずれか一方のピクセ
ルを選択的に用いて融合画像を生成する融合画像処理手
段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
【0015】
【作用】課題を解決する第1の手段である画像処理方法
において、複数枚のイメージデータに対して各ピクセル
について予め設定された所定の値を取り出す投影処理が
実行されて投影画像が生成され、また、複数枚のイメー
ジデータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成
する3D処理が実行されて3D画像が生成される。そし
て、投影画像と3D画像とが重ね合わされて融合画像が
生成される。このため、血管を表示する投影画像に対し
て、臓器若しくは骨の3D画像が合成され、血管とその
周囲の臓器の様子が立体的に表示される。
において、複数枚のイメージデータに対して各ピクセル
について予め設定された所定の値を取り出す投影処理が
実行されて投影画像が生成され、また、複数枚のイメー
ジデータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成
する3D処理が実行されて3D画像が生成される。そし
て、投影画像と3D画像とが重ね合わされて融合画像が
生成される。このため、血管を表示する投影画像に対し
て、臓器若しくは骨の3D画像が合成され、血管とその
周囲の臓器の様子が立体的に表示される。
【0016】課題を解決する第2の手段である画像処理
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像とが重ね
合わされて融合画像が生成される。このため、血管を表
示する投影画像に対して、臓器若しくは骨の3D画像が
合成され、血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表示
される。
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像とが重ね
合わされて融合画像が生成される。このため、血管を表
示する投影画像に対して、臓器若しくは骨の3D画像が
合成され、血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表示
される。
【0017】課題を解決する第3の手段である画像処理
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像の各ピク
セルの信号値に応じていずれか一方の画像のピクセルが
選択的に用いられて融合画像が生成される。このため、
血管を表示する投影画像と臓器若しくは骨の3D画像と
が合成され、血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表
示される。
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像の各ピク
セルの信号値に応じていずれか一方の画像のピクセルが
選択的に用いられて融合画像が生成される。このため、
血管を表示する投影画像と臓器若しくは骨の3D画像と
が合成され、血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表
示される。
【0018】課題を解決する第4の手段である画像処理
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像のいずれ
か一方の画像の各ピクセルの信号値が所定のしきい値と
比較され、この比較結果に基づいて投影画像若しくは3
D画像のいずれか一方の画像のピクセルが選択的に用い
られて融合画像が生成される。このため、血管を表示す
る投影画像と臓器若しくは骨の3D画像とが合成され、
血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表示される。
装置において、投影処理手段において複数枚のイメージ
データに対して各ピクセルについて予め設定された所定
の値を取り出す投影処理が実行されて投影画像が生成さ
れる。また、3D処理手段において複数枚のイメージデ
ータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生成する
3D処理が実行されて3D画像が生成される。そして、
融合画像処理手段において投影画像と3D画像のいずれ
か一方の画像の各ピクセルの信号値が所定のしきい値と
比較され、この比較結果に基づいて投影画像若しくは3
D画像のいずれか一方の画像のピクセルが選択的に用い
られて融合画像が生成される。このため、血管を表示す
る投影画像と臓器若しくは骨の3D画像とが合成され、
血管とその周囲の臓器の様子が立体的に表示される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例の画像処理装置の
概略構成を示す構成図、図2は画像処理方法の処理手順
を示したフローチャートである。
に説明する。図1は本発明の一実施例の画像処理装置の
概略構成を示す構成図、図2は画像処理方法の処理手順
を示したフローチャートである。
【0020】まず、図1を用いて画像処理装置の構成を
説明する。データ格納部1は、MRI装置(磁気共鳴撮
影装置),CTスキャナ,超音波診断装置等のデータ収
集装置により収集されたイメージデータを一時的に格納
しておくためのもので、磁気ディスク装置や光磁気ディ
スク装置などで構成されている。画像処理部2はIP処
理部2aと3D処理部2bとから構成されており、複数
枚のイメージデータについて投影処理と3D処理とを実
行し投影画像及び3D画像を生成する。メモリ3は画像
処理部2で生成された投影画像及び3D画像を記憶する
ためのもので、フレームメモリ3a,フレームメモリ3
bとから構成されている。融合処理部4はメモリ3a,
3bに記憶された投影画像及び3D画像とに対して融合
画像処理を実行して融合画像を生成するものであり、融
合処理プロセッサ4a及びフレームメモリ4bとから構
成されている。表示部5は融合処理部4で生成された融
合画像を表示するものである。指示入力部6は各種の指
示,要求,パラメータ等を入力するものである。制御部
7は画像処理装置全体を統括制御すると共に、以下に説
明する画像処理の制御を行う。尚、画像処理部2,融合
処理部4,制御部7は、それぞれの処理プログラムが搭
載されたコンピュータ装置若しくは画像処理プロセッサ
等のソフトウェア,ハードウェア,ファームウェアによ
り構成されている。
説明する。データ格納部1は、MRI装置(磁気共鳴撮
影装置),CTスキャナ,超音波診断装置等のデータ収
集装置により収集されたイメージデータを一時的に格納
しておくためのもので、磁気ディスク装置や光磁気ディ
スク装置などで構成されている。画像処理部2はIP処
理部2aと3D処理部2bとから構成されており、複数
枚のイメージデータについて投影処理と3D処理とを実
行し投影画像及び3D画像を生成する。メモリ3は画像
処理部2で生成された投影画像及び3D画像を記憶する
ためのもので、フレームメモリ3a,フレームメモリ3
bとから構成されている。融合処理部4はメモリ3a,
3bに記憶された投影画像及び3D画像とに対して融合
画像処理を実行して融合画像を生成するものであり、融
合処理プロセッサ4a及びフレームメモリ4bとから構
成されている。表示部5は融合処理部4で生成された融
合画像を表示するものである。指示入力部6は各種の指
示,要求,パラメータ等を入力するものである。制御部
7は画像処理装置全体を統括制御すると共に、以下に説
明する画像処理の制御を行う。尚、画像処理部2,融合
処理部4,制御部7は、それぞれの処理プログラムが搭
載されたコンピュータ装置若しくは画像処理プロセッサ
等のソフトウェア,ハードウェア,ファームウェアによ
り構成されている。
【0021】このように構成された画像処理装置の動作
及び画像処理方法について図1及び図2を用い、CTス
キャナにより得られたイメージデータの場合を例にして
説明する。
及び画像処理方法について図1及び図2を用い、CTス
キャナにより得られたイメージデータの場合を例にして
説明する。
【0022】指示入力部6若しくは図外の操作部等から
の融合表示要求を受けた制御部7は融合表示画像処理モ
ードに移行し、パラメータ指示入力を受け付ける(図2
ステップ,)。例えば、このパラメータとして、画
像の投影処理や3D処理を行う際のX軸からのずれ角,
処理イメージ枚数,投影画像と3D画像との融合画像処
理枚数(範囲),投影処理及び3D処理を行う範囲(例
えば、病巣部のみ3D,骨のみ3D)等が指示される。
の融合表示要求を受けた制御部7は融合表示画像処理モ
ードに移行し、パラメータ指示入力を受け付ける(図2
ステップ,)。例えば、このパラメータとして、画
像の投影処理や3D処理を行う際のX軸からのずれ角,
処理イメージ枚数,投影画像と3D画像との融合画像処
理枚数(範囲),投影処理及び3D処理を行う範囲(例
えば、病巣部のみ3D,骨のみ3D)等が指示される。
【0023】そして、指示入力部6からの入力値を制御
部7が監視しており、所定のパラメータの必要な項目の
入力が完了すると、指示入力の受付けを完了する。そし
て、指示入力部6で入力されたパラメータによって必要
な画像処理を行うように各部にパラメータを設定して処
理開始指示を与える(図2ステップ)。
部7が監視しており、所定のパラメータの必要な項目の
入力が完了すると、指示入力の受付けを完了する。そし
て、指示入力部6で入力されたパラメータによって必要
な画像処理を行うように各部にパラメータを設定して処
理開始指示を与える(図2ステップ)。
【0024】処理開始指示により、イメージデータがデ
ータ格納部1から順次画像処理部2に読み込まれる。こ
のようにして読み込まれたイメージデータによりIP処
理部2aが投影処理を実行して投影画像を生成する(図
2ステップ)。そして、生成された投影画像はフレー
ムメモリ3aに格納する。また、このようにして読み込
まれたイメージデータにより3D処理部2bが3D処理
を実行して3D画像を生成する(図2ステップ)。そ
して、生成された3D画像はフレームメモリ3bに格納
する。従って、このIP処理と3D処理とは同時に読み
込んだイメージデータを用いてほぼ同時に行っても、ま
た、読み込みを別々に行って各処理を片方ずつ行っても
構わない。処理時間,処理枚数,処理範囲が異なる場合
は別々にデータ格納部1からの読み込み及び所定の画像
処理を行うが、可能であれば同時に読み込みを行って必
要なイメージデータの必要な範囲だけ画像処理を行うよ
うにすることも可能である。
ータ格納部1から順次画像処理部2に読み込まれる。こ
のようにして読み込まれたイメージデータによりIP処
理部2aが投影処理を実行して投影画像を生成する(図
2ステップ)。そして、生成された投影画像はフレー
ムメモリ3aに格納する。また、このようにして読み込
まれたイメージデータにより3D処理部2bが3D処理
を実行して3D画像を生成する(図2ステップ)。そ
して、生成された3D画像はフレームメモリ3bに格納
する。従って、このIP処理と3D処理とは同時に読み
込んだイメージデータを用いてほぼ同時に行っても、ま
た、読み込みを別々に行って各処理を片方ずつ行っても
構わない。処理時間,処理枚数,処理範囲が異なる場合
は別々にデータ格納部1からの読み込み及び所定の画像
処理を行うが、可能であれば同時に読み込みを行って必
要なイメージデータの必要な範囲だけ画像処理を行うよ
うにすることも可能である。
【0025】そして、画像処理部2での所定の画像処理
が完了し、所定の投影画像及び3D画像がメモリ3aが
メモリ3に格納されると、制御部7の指示に従いフレー
ムメモリ3a,3bからそれぞれ投影画像及び3D画像
が読み出され、それぞれ融合処理プロセッサ4aに供給
される。融合処理プロセッサ4aでは、読み込まれた投
影画像と3D画像との同一ピクセルを重ね合わせる融合
画像処理を実行して融合画像を生成する(図2ステップ
)。
が完了し、所定の投影画像及び3D画像がメモリ3aが
メモリ3に格納されると、制御部7の指示に従いフレー
ムメモリ3a,3bからそれぞれ投影画像及び3D画像
が読み出され、それぞれ融合処理プロセッサ4aに供給
される。融合処理プロセッサ4aでは、読み込まれた投
影画像と3D画像との同一ピクセルを重ね合わせる融合
画像処理を実行して融合画像を生成する(図2ステップ
)。
【0026】この融合画像処理では、血管を表示する投
影画像に対して患部等の臓器の3D画像を用いるが、臓
器以外に骨の3D画像,臓器及び骨の全領域の3D画像
のいずれかを用いて投影画像に重ね合わせるようにす
る。
影画像に対して患部等の臓器の3D画像を用いるが、臓
器以外に骨の3D画像,臓器及び骨の全領域の3D画像
のいずれかを用いて投影画像に重ね合わせるようにす
る。
【0027】また、この融合画像処理としては、投影画
像と3D画像の各ピクセルの信号値を加算する処理と、
投影画像と3D画像の各ピクセルの信号値に応じていず
れか一方の画像のピクセルを選択的に出力する処理とが
考えられる。
像と3D画像の各ピクセルの信号値を加算する処理と、
投影画像と3D画像の各ピクセルの信号値に応じていず
れか一方の画像のピクセルを選択的に出力する処理とが
考えられる。
【0028】このような融合画像処理としては、具体的
には以下の,,,の各処理が考えられる。 単純に信号(輝度,濃度)値を加算(若しくは平
均)することで融合画像を生成する処理。この場合、図
3に示すように、融合処理プロセッサ4a内に加算部4
1を設けるようにする。
には以下の,,,の各処理が考えられる。 単純に信号(輝度,濃度)値を加算(若しくは平
均)することで融合画像を生成する処理。この場合、図
3に示すように、融合処理プロセッサ4a内に加算部4
1を設けるようにする。
【0029】 投影画像と3D画像の各ピクセルで信
号値の比較を行って、信号値の大きい若しくは小さいも
ののいずれかを選択的に出力して融合画像を生成する処
理。この場合、図4のように構成して信号値に応じて選
択的に出力するように、セレクタ42及び両信号を比較
する比較部43とで構成する。このようにすることで、
単純な信号値加算の場合と異なり、融合画像の各ピクセ
ルの信号値がいずれか一方の大きいもの(若しくは小さ
いもの)が出力されるので、各ピクセル毎に3D画像若
しくは投影画像のいずれかの原画像データが出力される
ことになり、鮮明な融合画像が得られる。
号値の比較を行って、信号値の大きい若しくは小さいも
ののいずれかを選択的に出力して融合画像を生成する処
理。この場合、図4のように構成して信号値に応じて選
択的に出力するように、セレクタ42及び両信号を比較
する比較部43とで構成する。このようにすることで、
単純な信号値加算の場合と異なり、融合画像の各ピクセ
ルの信号値がいずれか一方の大きいもの(若しくは小さ
いもの)が出力されるので、各ピクセル毎に3D画像若
しくは投影画像のいずれかの原画像データが出力される
ことになり、鮮明な融合画像が得られる。
【0030】 しきい値Th を定めて、投影画像か3
D画像かのいずれか一方の画像のピクセルの信号値をし
きい値保持部44で保持された所定のしきい値Th と比
較し、この比較結果に応じて、投影画像若しくは3D画
像のいずれか一方のピクセルを選択的に出力して融合画
像を生成する処理。例えば、図5に示すように、投影画
像のピクセルの信号値としきい値Th とを比較部43比
較して、この比較結果で投影画像の信号値が大きい場合
には投影画像のピクセルを選択的に出力し、逆に比較結
果でしきい値Th が大きい場合には3D画像のピクセル
を選択的に出力するようにセレクタ42を構成する。
D画像かのいずれか一方の画像のピクセルの信号値をし
きい値保持部44で保持された所定のしきい値Th と比
較し、この比較結果に応じて、投影画像若しくは3D画
像のいずれか一方のピクセルを選択的に出力して融合画
像を生成する処理。例えば、図5に示すように、投影画
像のピクセルの信号値としきい値Th とを比較部43比
較して、この比較結果で投影画像の信号値が大きい場合
には投影画像のピクセルを選択的に出力し、逆に比較結
果でしきい値Th が大きい場合には3D画像のピクセル
を選択的に出力するようにセレクタ42を構成する。
【0031】このようにすることで、単純な信号値加算
の場合と異なり、融合画像の各ピクセルの信号値がいず
れか一方の大きいもの(若しくは小さいもの)が出力さ
れるので、各ピクセル毎に3D画像若しくは投影画像の
いずれかの原画像データが出力されて鮮明な融合画像が
得られる。
の場合と異なり、融合画像の各ピクセルの信号値がいず
れか一方の大きいもの(若しくは小さいもの)が出力さ
れるので、各ピクセル毎に3D画像若しくは投影画像の
いずれかの原画像データが出力されて鮮明な融合画像が
得られる。
【0032】そして、例えば、しきい値Th を投影画像
の血管の信号値に近い値を設定しておくことで、投影画
像の中の血管の部分が効率良く抽出されるようになり、
3D画像と血管部分の投影画像との融合画像をを鮮明に
表示できるようになる。尚、しきい値の選択,いずれの
画像をしきい値と比較するか,比較の際の大小関係等の
組み合わせは、この例に限定されず自由に選ぶことがで
きる。
の血管の信号値に近い値を設定しておくことで、投影画
像の中の血管の部分が効率良く抽出されるようになり、
3D画像と血管部分の投影画像との融合画像をを鮮明に
表示できるようになる。尚、しきい値の選択,いずれの
画像をしきい値と比較するか,比較の際の大小関係等の
組み合わせは、この例に限定されず自由に選ぶことがで
きる。
【0033】 また、以上の〜のような加算や比
較,選択出力を所定の領域(関心領域等)に限定して行
い、他の領域では予め定めたいずれか一方の画像の信号
をそのまま出力することも可能である。例えば、関心領
域内で比較,選択出力を行うようにすると共に、残余の
領域では3D画像をそのまま出力するように設定するこ
とで、周囲の部分では3D画像により臓器の様子が明瞭
になり、関心領域内の血管部分では比較,選択により血
管の投影画像が出力され、関心領域内であっても血管の
無い部分では比較,選択出力により3D画像が出力され
るようになる。これにより、関心領域内の血管の様子及
びそれ以外の領域で臓器全体の様子が描写され、血管と
臓器との関係が更に明瞭になる利点を有する。
較,選択出力を所定の領域(関心領域等)に限定して行
い、他の領域では予め定めたいずれか一方の画像の信号
をそのまま出力することも可能である。例えば、関心領
域内で比較,選択出力を行うようにすると共に、残余の
領域では3D画像をそのまま出力するように設定するこ
とで、周囲の部分では3D画像により臓器の様子が明瞭
になり、関心領域内の血管部分では比較,選択により血
管の投影画像が出力され、関心領域内であっても血管の
無い部分では比較,選択出力により3D画像が出力され
るようになる。これにより、関心領域内の血管の様子及
びそれ以外の領域で臓器全体の様子が描写され、血管と
臓器との関係が更に明瞭になる利点を有する。
【0034】以上の〜に説明したような加算若しく
は比較選択処理によって出力したピクセルにより生成さ
れる融合画像はフレームメモリ4bに格納される。そし
て、このようにして融合処理プロセッサで生成されフレ
ームメモリ4bに格納された融合画像は表示部5で画像
表示される(図2ステップ)。
は比較選択処理によって出力したピクセルにより生成さ
れる融合画像はフレームメモリ4bに格納される。そし
て、このようにして融合処理プロセッサで生成されフレ
ームメモリ4bに格納された融合画像は表示部5で画像
表示される(図2ステップ)。
【0035】また、指示されたパラメータが複数であっ
て処理が終わっていないものがあれば、指示入力部6で
入力されたパラメータによって必要な画像処理を行うよ
うに各部にパラメータを設定して処理開始指示を与え
(図2ステップ)、IP処理,3D処理,融合画像処
理を実行して融合画像表示を行う(図2ステップ〜
)。指示された全パラメータについての融合画像表示
が終われば処理を終了する。
て処理が終わっていないものがあれば、指示入力部6で
入力されたパラメータによって必要な画像処理を行うよ
うに各部にパラメータを設定して処理開始指示を与え
(図2ステップ)、IP処理,3D処理,融合画像処
理を実行して融合画像表示を行う(図2ステップ〜
)。指示された全パラメータについての融合画像表示
が終われば処理を終了する。
【0036】また、上述の実施例では入力されたパラメ
ータについて処理と表示を交互に繰り返すものとした
が、複数のパラメータについて処理を連続して実行した
後に表示を行なうようにすることも可能である。
ータについて処理と表示を交互に繰り返すものとした
が、複数のパラメータについて処理を連続して実行した
後に表示を行なうようにすることも可能である。
【0037】以上詳細に説明したように、複数枚のイメ
ージデータに対して各ピクセルについて予め設定された
所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画像を生成
すると共に、複数枚のイメージデータを用いて3次元空
間内の物体のイメージを生成する3D処理を実行して3
D画像を生成し、前記投影画像と前記3D画像とを重ね
合わせた融合画像を生成する画像処理方法によれば、複
数枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め
設定された所定の値を取り出す投影処理が実行されて投
影画像が生成され、また、複数枚のイメージデータを用
いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D処理
が実行されて3D画像が生成される。そして、投影画像
と3D画像とが重ね合わされて融合画像が生成される。
このため、血管を表示する投影画像に対して、臓器若し
くは骨の3D画像が合成され、血管とその周囲の臓器の
様子が立体的に表示できるようになる。
ージデータに対して各ピクセルについて予め設定された
所定の値を取り出す投影処理を実行して投影画像を生成
すると共に、複数枚のイメージデータを用いて3次元空
間内の物体のイメージを生成する3D処理を実行して3
D画像を生成し、前記投影画像と前記3D画像とを重ね
合わせた融合画像を生成する画像処理方法によれば、複
数枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め
設定された所定の値を取り出す投影処理が実行されて投
影画像が生成され、また、複数枚のイメージデータを用
いて3次元空間内の物体のイメージを生成する3D処理
が実行されて3D画像が生成される。そして、投影画像
と3D画像とが重ね合わされて融合画像が生成される。
このため、血管を表示する投影画像に対して、臓器若し
くは骨の3D画像が合成され、血管とその周囲の臓器の
様子が立体的に表示できるようになる。
【0038】また、複数枚のイメージデータに対して各
ピクセルについて予め設定された所定の値を取り出す投
影処理を実行して投影画像を生成する投影処理手段と、
複数枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体の
イメージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成
する3D処理手段と、前記投影処理手段で生成された投
影画像と前記3D処理手段で生成された3D画像とを重
ね合わせた融合画像を生成する融合画像処理手段とを備
えた画像処理装置によれば、投影処理手段において複数
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理が実行されて投影
画像が生成される。また、3D処理手段において複数枚
のイメージデータを用いて3次元空間内の物体のイメー
ジを生成する3D処理が実行されて3D画像が生成され
る。そして、融合画像処理手段において投影画像と3D
画像とが重ね合わされて融合画像が生成される。このた
め、血管を表示する投影画像に対して、臓器若しくは骨
の3D画像が合成され、血管とその周囲の臓器の様子が
立体的に表示できるようになる。
ピクセルについて予め設定された所定の値を取り出す投
影処理を実行して投影画像を生成する投影処理手段と、
複数枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体の
イメージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成
する3D処理手段と、前記投影処理手段で生成された投
影画像と前記3D処理手段で生成された3D画像とを重
ね合わせた融合画像を生成する融合画像処理手段とを備
えた画像処理装置によれば、投影処理手段において複数
枚のイメージデータに対して各ピクセルについて予め設
定された所定の値を取り出す投影処理が実行されて投影
画像が生成される。また、3D処理手段において複数枚
のイメージデータを用いて3次元空間内の物体のイメー
ジを生成する3D処理が実行されて3D画像が生成され
る。そして、融合画像処理手段において投影画像と3D
画像とが重ね合わされて融合画像が生成される。このた
め、血管を表示する投影画像に対して、臓器若しくは骨
の3D画像が合成され、血管とその周囲の臓器の様子が
立体的に表示できるようになる。
【0039】また、融合画像を生成するに際し、投影画
像と3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、いずれか一
方の画像のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成す
る画像処理方法若しくは画像処理装置によれば、血管と
その周囲の臓器の様子が立体的に表示されることに加
え、融合画像の各ピクセルの信号値がいずれか一方の大
きいもの(若しくは小さいもの)が出力されるので、各
ピクセル毎に3D画像若しくは投影画像のいずれかの原
画像に近い鮮明な融合画像が得られるようになる。
像と3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、いずれか一
方の画像のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成す
る画像処理方法若しくは画像処理装置によれば、血管と
その周囲の臓器の様子が立体的に表示されることに加
え、融合画像の各ピクセルの信号値がいずれか一方の大
きいもの(若しくは小さいもの)が出力されるので、各
ピクセル毎に3D画像若しくは投影画像のいずれかの原
画像に近い鮮明な融合画像が得られるようになる。
【0040】そして、融合画像を生成するに際し、投影
画像と3D画像の一方の画像の各ピクセルの信号値を所
定のしきい値と比較し、この比較結果に応じて、投影画
像若しくは3D画像のいずれか一方のピクセルを選択的
に用いて融合画像を生成する融合画像処理手段とを備え
た画像処理方法若しくは画像処理装置によれば、血管と
その周囲の臓器の様子が立体的に表示されることに加
え、投影画像の中の血管の部分が効率良く抽出されるよ
うになり、3D画像と血管部分の投影画像との融合画像
をを鮮明に表示できるようになる。
画像と3D画像の一方の画像の各ピクセルの信号値を所
定のしきい値と比較し、この比較結果に応じて、投影画
像若しくは3D画像のいずれか一方のピクセルを選択的
に用いて融合画像を生成する融合画像処理手段とを備え
た画像処理方法若しくは画像処理装置によれば、血管と
その周囲の臓器の様子が立体的に表示されることに加
え、投影画像の中の血管の部分が効率良く抽出されるよ
うになり、3D画像と血管部分の投影画像との融合画像
をを鮮明に表示できるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した画像処理方法によれ
ば、投影画像と3D画像とで融合画像処理を実行して融
合画像を生成するようにしているので、血管を表示する
投影画像に対して、病変部等の3D画像,骨の3D画
像,全領域の3D画像のいずれかを合成すること等で、
血管とその周囲の臓器の様子を立体的に明瞭に表示する
ことが可能になる。
ば、投影画像と3D画像とで融合画像処理を実行して融
合画像を生成するようにしているので、血管を表示する
投影画像に対して、病変部等の3D画像,骨の3D画
像,全領域の3D画像のいずれかを合成すること等で、
血管とその周囲の臓器の様子を立体的に明瞭に表示する
ことが可能になる。
【0042】また、以上詳細に説明した画像処理装置に
よれば、投影画像と3D画像とで融合画像処理を実行し
て融合画像を生成するようにしているので、血管を表示
する投影画像に対して、病変部等の3D画像,骨の3D
画像,全領域の3D画像のいずれかを合成すること等
で、血管とその周囲の臓器の様子を立体的に明瞭に表示
することが可能になる。
よれば、投影画像と3D画像とで融合画像処理を実行し
て融合画像を生成するようにしているので、血管を表示
する投影画像に対して、病変部等の3D画像,骨の3D
画像,全領域の3D画像のいずれかを合成すること等
で、血管とその周囲の臓器の様子を立体的に明瞭に表示
することが可能になる。
【0043】また、融合画像を生成する際に、投影画像
と3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、いずれか一方
の画像のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成する
ことで更に鮮明な表示が可能になる。そして、融合画像
を生成する際に、投影画像と3D画像の一方の画像の各
ピクセルの信号値を所定のしきい値と比較し、この比較
結果に応じて、投影画像若しくは3D画像のいずれか一
方のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成すること
でも更に鮮明な表示が可能になる。
と3D画像の各ピクセルの信号値に応じ、いずれか一方
の画像のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成する
ことで更に鮮明な表示が可能になる。そして、融合画像
を生成する際に、投影画像と3D画像の一方の画像の各
ピクセルの信号値を所定のしきい値と比較し、この比較
結果に応じて、投影画像若しくは3D画像のいずれか一
方のピクセルを選択的に用いて融合画像を生成すること
でも更に鮮明な表示が可能になる。
【図1】本発明の一実施例の画像処理装置の構成を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の一実施例の画像処理方法の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】加算による融合画像の生成の様子を説明する説
明図である。
明図である。
【図4】信号値同士の比較による融合画像の生成の様子
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図5】信号値としきい値との比較による融合画像の生
成の様子を説明する説明図である。
成の様子を説明する説明図である。
【図6】IP処理の様子を示す説明図である。
1 データ格納部 2 画像処理部 3 メモリ 4 融合処理部 5 表示部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数枚のイメージデータに対して各ピク
セルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処
理を実行して投影画像を生成すると共に、複数枚のイメ
ージデータを用いて3次元空間内の物体のイメージを生
成する3D処理を実行して3D画像を生成し、 前記投影画像と前記3D画像とを重ね合わせた融合画像
を生成することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 複数枚のイメージデータに対して各ピク
セルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処
理を実行して投影画像を生成する投影処理手段と、 複数枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体の
イメージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成
する3D処理手段と、 前記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理
手段で生成された3D画像とを重ね合わせた融合画像を
生成する融合画像処理手段とを備えたことを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項3】 複数枚のイメージデータに対して各ピク
セルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処
理を実行して投影画像を生成する投影処理手段と、 複数枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体の
イメージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成
する3D処理手段と、 前記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理
手段で生成された3D画像の各ピクセルの信号値に応
じ、いずれか一方の画像のピクセルを選択的に用いて融
合画像を生成する融合画像処理手段とを備えたことを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 複数枚のイメージデータに対して各ピク
セルについて予め設定された所定の値を取り出す投影処
理を実行して投影画像を生成する投影処理手段と、 複数枚のイメージデータを用いて3次元空間内の物体の
イメージを生成する3D処理を実行して3D画像を生成
する3D処理手段と、 前記投影処理手段で生成された投影画像と前記3D処理
手段で生成された3D画像の一方の画像の各ピクセルの
信号値を所定のしきい値と比較し、この比較結果に応じ
て、投影画像若しくは3D画像のいずれか一方のピクセ
ルを選択的に用いて融合画像を生成する融合画像処理手
段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146092A JPH0816815A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146092A JPH0816815A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816815A true JPH0816815A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15399960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146092A Pending JPH0816815A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 画像処理方法及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0816815A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100315422B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2001-11-28 | 오길록 | 의료 수술 시뮬레이션에서 사용되는 인체의 핏줄에 대한기하학적인 3차원 정보를 의료영상 입체 데이터에서추출하고 추상화하는 방법 |
JP2004534584A (ja) * | 2001-07-06 | 2004-11-18 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 3d画像に表示される3dサーフェイスとインタラクトする画像処理方法 |
JP2012500040A (ja) * | 2008-08-15 | 2012-01-05 | エスティーアイ・メディカル・システムズ・エルエルシー | 子宮頸部画像における血管パターンを強調するための方法 |
KR20130107333A (ko) | 2010-11-24 | 2013-10-01 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 시트상 기록재 박리용 슬라이딩 부재, 자동차용 밀봉링, 및 산업가스 압축기용 밀봉링 및 슬라이딩 부재 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6146092A patent/JPH0816815A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100315422B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2001-11-28 | 오길록 | 의료 수술 시뮬레이션에서 사용되는 인체의 핏줄에 대한기하학적인 3차원 정보를 의료영상 입체 데이터에서추출하고 추상화하는 방법 |
JP2004534584A (ja) * | 2001-07-06 | 2004-11-18 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 3d画像に表示される3dサーフェイスとインタラクトする画像処理方法 |
JP2012500040A (ja) * | 2008-08-15 | 2012-01-05 | エスティーアイ・メディカル・システムズ・エルエルシー | 子宮頸部画像における血管パターンを強調するための方法 |
KR20130107333A (ko) | 2010-11-24 | 2013-10-01 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 시트상 기록재 박리용 슬라이딩 부재, 자동차용 밀봉링, 및 산업가스 압축기용 밀봉링 및 슬라이딩 부재 |
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