JPH08166390A - カンチレバー及びその製造方法 - Google Patents

カンチレバー及びその製造方法

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JPH08166390A
JPH08166390A JP6308568A JP30856894A JPH08166390A JP H08166390 A JPH08166390 A JP H08166390A JP 6308568 A JP6308568 A JP 6308568A JP 30856894 A JP30856894 A JP 30856894A JP H08166390 A JPH08166390 A JP H08166390A
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film
silicon oxide
silicon
cantilever
inorganic material
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JP6308568A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Suzuki
美彦 鈴木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 探針の孔の形成に単品加工でなくバッチプロ
セスを採用することができ、製造コストの低いカンチレ
バーを提供する。 【構成】 薄膜状梁部1の先端側領域には、開口1aが
形成されている。薄膜状梁部1は支持体2より支持され
ている。薄膜状梁部1の開口1aの周囲には、開口1a
を囲むように実質的に錘状の探針3が突設されている。
探針3は、探針3の頂点部から薄膜状梁部1の開口1a
に連通する孔4を有する。探針3は、シリコンの熱酸化
による酸化珪素により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡などに用いるカ
ンチレバーに関するものである。
【0002】例えば、本発明は、原子間力顕微鏡(AF
M)の機能及び走査型近接場光学顕微鏡(SNOM)の
機能の両方を有する顕微鏡において用いることができ
る。すなわち、例えば、本発明は、被検物の表面の凹凸
像と前記被検物の表面の屈折率特性等の光学的性質の分
布とを同時に計測するために用いることができる。
【0003】
【従来の技術】近年、原子、分子オーダーの分解能で物
質表面の形状あるいは物理化学的性質に起因したイメー
ジを得ることが可能となった。
【0004】そのようなイメージを得る顕微鏡の代表的
なものとして、被検物の表面の凹凸像を得る原子間力顕
微鏡や被検物の表面の光学的性質の分布を得る走査型近
接場光学顕微鏡が提供されている。
【0005】しかし、従来の原子間力顕微鏡では、被検
物の表面の凹凸像を得ることができるものの、同時に被
検物の表面の光学的性質の分布を得ることはできない。
逆に、従来の走査型近接場光学顕微鏡では、被検物の表
面の光学的性質の分布を得ることができるものの、同時
に被検物の表面の凹凸像は得ることができない。このた
め、被検物の同一位置における、原子間力顕微鏡で得た
凹凸像と走査型近接場光学顕微鏡で得た光学的性質の分
布とを照合して、評価解析しようとしても、凹凸像と光
学的性質の分布とが同一位置のものである保証を得るこ
とが困難であり、実際には両者を照合して評価解析する
ことは困難であった。
【0006】ところが、両者を照合して評価解析するこ
とができない場合には、例えば、走査型近接場光学顕微
鏡で信号として得た光強度分布が真に被検物の光学的性
質に起因するものであるのかそれとも被検物の表面の凹
凸に起因するものであるのかを判別することができな
い。両者を照合して評価解析を行うことができれば、そ
のような判別が可能となり、被検物を観察する上で一層
望ましい。
【0007】そこで、従来、被検物の表面の凹凸像と光
学的性質の分布を同時に計測することができるカンチレ
バーが提案された。このカンチレバーは、先端側領域に
凸状の探針が設けられた薄膜状梁部を備えている。そし
て、前記探針の頂点部に集束イオンビームを照射するこ
とによって、前記頂点部からその背後に貫通する孔が形
成されている。
【0008】この従来のカンチレバーによれば、前記探
針の頂点部の開口(前記孔の開口)から該孔を通過した
エバネッセント光の強度を計測すると同時に前記薄膜状
梁部の撓みを計測しながら、被検物(試料)の表面上を
走査することにより、被検物の表面の凹凸像と被検物の
光学的性質の分布を同時に計測することができる。した
がって、同一位置における凹凸像と光学的性質の分布と
を照合して評価解析を行うことができる。
【0009】この従来のカンチレバーの製造方法につい
て、図7を参照して説明する。図7は、この従来のカン
チレバーの製造工程を示す概略断面図である。
【0010】まず、基板材料として(100)面方位の
シリコン基板20を用い、該シリコン基板20の両面に
酸化珪素膜又は窒化珪素膜等の無機材料膜21,22を
成膜する。その後、フォトリソグラフィ法及びドライエ
ッチング法によりパターニングすることによって、シリ
コン基板20の上面の無機材料膜21の所定箇所にシリ
コン基板20の表面を露出させる開口21aを形成す
る。次に、無機材料膜21,22をマスクとし、開口2
1aから露出したシリコン基板20の部分を異方性エッ
チング法等により錘状にエッチングして、無機材料膜2
1の開口21aに連続する錘状のトレンチ20aを形成
する(図7(a)))。
【0011】その後、図7(a)に示す状態となった基
板の両面にさらに無機材料膜23,24をCVD法によ
り成膜する(図7(b))。
【0012】次に、シリコン基板20の両面の無機材料
膜21〜24に対して、梁部の所望の形状及び該梁部を
支持する支持体の所望の形状に合わせて、フォトリソグ
ラフィ法及びドライエッチング法によりパターニングを
施す。その後、このパターニングにより露出したシリコ
ン基板20の部分をウェットエッチングにより溶出し
て、図7(c)に示すカンチレバー体を形成する。図7
(c)に示すように、該カンチレバー体は、薄膜状梁部
30と、該薄膜状梁部30を支持する支持体31と、薄
膜状梁部30の先端側領域の突設された探針32とから
構成されている。薄膜状梁部30は、無機材料膜21,
23から構成されている。支持体31は、ウェットエッ
チングにより溶出されなかったシリコン基板20の部分
と、この部分の両面の無機材料膜21〜24とから構成
されている。探針32は、シリコン基板20のトレンチ
21aの部分に堆積された無機材料膜23により構成さ
れている。
【0013】その後、集束イオンビーム26を探針32
の頂点部に照射し、該頂点部を開口させて該頂点部から
背後に貫通する孔25を形成する。最後に、該探針32
を含む前記カンチレバー体の下面に金属層27を真空蒸
着法などにより形成し、これにより図7(d)に示す従
来のカンチレバーが完成する。
【0014】なお、このような製造方法においても、同
一シリコン基板20上に多数のカンチレバーが製造され
るものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のカンチレバ
ーでは、多数のカンチレバーを同時に製造するに際し
て、薄膜状梁部30や支持体31については多数のカン
チレバーに対して一括して加工することができる。
【0016】しかしながら、前記従来のカンチレバーで
は、前述したように、探針32は、CVD法によりシリ
コン基板20のトレンチ20aの部分に堆積された無機
材料膜23により構成されており、該探針32の頂点部
に集束イオンビーム24を照射することによって、前記
孔25を形成している。
【0017】このため、前記従来のカンチレバーでは、
多数のカンチレバーを同時に製造するに際して、一つ一
つの探針32に対して集束イオンビームを順次照射して
前記孔25を順次形成しなければならず、探針32の孔
25の形成については個々に加工しなければならない。
換言すると、従来のカンチレバーでは、探針32の孔2
5の形成に対しては、バッチ加工ではなく単品加工を採
用せざるを得ない。したがって、従来のカンチレバーで
は、製造コストが高くなるという欠点がある。
【0018】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、探針の孔の形成に単品加工でなくバッチプロセスを
採用することができ、製造コストの低いカンチレバー及
びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様によるカンチレバーは、先端側
領域に開口が形成された薄膜状梁部と、該薄膜状梁部の
前記開口の周囲に前記開口を囲むように突設された実質
的に錘状の探針であって、該探針の頂点部から前記薄膜
状梁部の前記開口に連通する孔を有する探針と、を備え
たものである。そして、前記探針は、シリコンの熱酸化
による酸化珪素により構成される。
【0020】本発明の第2の態様によるカンチレバー
は、前記第1の態様によるカンチレバーにおいて、前記
薄膜状梁部に向けて照射される前記薄膜状梁部の撓み検
出用の光束を反射する反射層を前記薄膜状梁部に形成し
たものである。
【0021】本発明の第3の態様によるカンチレバー
は、前記第1又は第2の態様によるカンチレバーにおい
て、前記探針の頂点部の側の前記孔の周囲に遮光層を形
成したものである。
【0022】本発明の第4の態様によるカンチレバー
は、前記第1乃至第3のいずれかの態様によるカンチレ
バーにおいて、前記薄膜状梁部を無機材料膜で構成した
ものである。
【0023】本発明の第5の態様によるカンチレバー
は、前記第4の態様によるカンチレバーにおいて、前記
無機材料膜を、窒化珪素膜又は酸化珪素膜、あるいは酸
化珪素膜及び窒化珪素膜からなる2重膜としたものであ
る。
【0024】本発明の第6の態様による製造方法は、前
記第1の態様によるカンチレバーの製造方法であって、
シリコン基板の両面に無機材料膜を形成する工程と、前
記シリコン基板の表面に形成された無機材料膜の所定箇
所に前記シリコン基板の表面を露出させる開口を形成す
る工程と、前記開口から露出した前記シリコン基板の部
分を錘状にエッチングして、前記無機材料膜の前記開口
に連続する錘状のトレンチを前記シリコン基板に形成す
る工程と、前記シリコン基板の前記トレンチの部分に熱
酸化により酸化珪素膜を成長させる工程と、薄膜状梁部
に相当する部分における、前記シリコン基板の裏面に形
成された無機材料膜及び前記シリコン基板を除去する工
程と、前記シリコン基板の前記トレンチの部分に成長さ
せられた酸化珪素膜をわずかにエッチングして、前記酸
化珪素膜の頂点部を開口させる工程と、を備えたもので
ある。
【0025】本発明の第7の態様による製造方法は、前
記第6の態様による製造方法において、前記無機材料膜
の所定箇所に、薄膜状梁部に向けて照射される前記薄膜
状梁部の撓み検出用の光束を反射する反射層を形成する
工程を更に備えたものである。
【0026】本発明の第8の態様による製造方法は、前
記第6又は第7の態様による製造方法において、前記酸
化珪素膜の頂点部の前記開口の周囲に遮光層を形成する
工程を更に備えたものである。
【0027】本発明の第9の態様による製造方法は、前
記第6乃至第8のいずれかの態様による製造方法におい
て、前記無機材料膜を、窒化珪素膜又は酸化珪素膜、あ
るいは酸化珪素膜及び窒化珪素膜からなる2重膜とした
ものである。
【0028】本発明の第10の態様による製造方法は、
前記第6乃至第9のいずれかの態様による製造方法にお
いて、前記シリコン基板の前記トレンチの部分に成長さ
せられた酸化珪素膜をわずかにエッチングする前記工程
において、前記酸化珪素膜をウェットエッチング、プラ
ズマエッチング、反応性イオンエッチング又は光励起エ
ッチングによりエッチングするものである。
【0029】
【作用】本発明の第1乃至第5の態様によるカンチレバ
ーによれば、薄膜状梁部の開口の周囲に該開口を囲むよ
うに突設された実質的に錘状の探針が、シリコンの熱酸
化による酸化珪素により構成されている。
【0030】したがって、このカンチレバーは、本発明
の第6乃至第10の態様による製造方法によって製造す
ることができる。すなわち、表面に無機材料膜が形成さ
れたシリコン基板に該無機材料膜の開口に連続する錘状
のトレンチを形成し、前記シリコン基板の前記トレンチ
の部分に熱酸化により酸化珪素膜を成長させ、該酸化珪
素膜の付近のシリコン基板を除去し、前記酸化珪素膜を
わずかにエッチングして前記酸化珪素膜の頂点部を開口
させることによって、頂点部に開口する孔を有する前記
探針を形成することができる。
【0031】このようにして頂点部に開口する孔を有す
る探針を形成することができるので、本発明の第1乃至
第10の態様によれば、探針の孔の形成に単品加工でな
くバッチ加工を採用することができ、したがって、前述
した従来のカンチレバーに比べて製造コストを大幅に低
減させることができる。
【0032】なお、シリコンの熱酸化による酸化珪素膜
の成長速度は、平坦な部分では速いとともに角の部分で
は遅いという性質を有しているので、前記トレンチの部
分に熱酸化により成長させられた酸化珪素膜の厚みは、
頂点部分で薄く他の部分で厚くなる。したがって、前記
酸化珪素膜を全体的にエッチングしたとしても、前記酸
化珪素膜をわずかにエッチングすることによって前記酸
化珪素膜の頂点部を開口させることができるのである。
このように、本発明によれば、シリコンの熱酸化による
酸化珪素膜の性質を巧みに利用することによって、探針
の孔の形成のバッチ加工を実現することができるのであ
る。
【0033】この点、前記図7に関連して説明した従来
のカンチレバーでは、探針32がCVD法により堆積さ
れた無機材料膜23で構成されている。したがって、該
無機材料膜23の厚みは平坦な部分でも角の部分でもほ
ぼ同じであることから、無機材料膜23を全体的にエッ
チングして探針32の頂点部を開口させようとすると、
頂点部が開口するときには他の部分も大きくエッチング
されてしまい、探針として成立しなくなってしまう。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるカンチレバー
について、図1及び図2を参照して説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施例によるカンチレ
バーの概略断面図である。図2は、図1に示すカンチレ
バーの平面図である。なお、図1は、図2中のI−I線
断面図に相当している。
【0036】このカンチレバーは、図1及び図2に示す
ように、先端側領域に開口1aが形成された薄膜状梁部
1と、薄膜状梁部1を支持する支持体2と、薄膜状梁部
1の開口1aの周囲に開口1aを囲むように突設された
実質的に錘状の探針3であって、探針3の頂点部から薄
膜状梁部1の開口1aに連通する孔4を有する探針3と
から構成されている。そして、探針3は、シリコンの熱
酸化による酸化珪素により構成されている。
【0037】本実施例では、薄膜状梁部1は、窒化珪素
膜又は酸化珪素膜、あるいは酸化珪素膜及び窒化珪素膜
からなる2重膜などの無機材料膜5で構成されている。
支持体2は、無機材料膜5と、シリコン層6と、窒化珪
素膜又は酸化珪素膜、あるいは酸化珪素膜及び窒化珪素
膜からなる2重膜などの無機材料膜7とから構成されて
いる。もっとも、支持体2の構成はこの構成に限定され
るものではない。
【0038】また、本実施例では、薄膜状梁部1に向け
て照射される薄膜状梁部1の撓み検出用の光束9を反射
する反射層、及び、探針3の頂点部の側の孔4の周囲の
遮光層として、薄膜状梁部1及び探針3の下面並びに支
持体2の側面及び下面に、金属層8が形成されている。
本実施例では、前記光束9は、無機材料膜5を透過して
金属層8の上面で反射され、更に無機材料膜5を透過し
て反射光束10として外部に出ていく。もっとも、無機
材料膜5の上面にも金属層を形成し、光束9が無機材料
膜5を透過しないようにしてもよい。金属層8の代わり
に、任意の反射層を形成してもよい。
【0039】なお、金属層8は、前記光束9が照射され
る位置と探針3の頂点部の側の孔4の周囲の位置にのみ
形成してもよい。また、無機材料膜5の上面における光
束9が照射される位置には、金属層以外の反射層を形成
してもよい。探針の頂点部の側の孔4の周囲の位置に
は、金属層以外の反射層や光吸収層などの任意の遮光層
を形成してもよい。
【0040】本実施例では、前述したように、前記反射
層が形成されているので、光束9の反射率が大きくな
る。したがって、光てこ法などによる薄膜状梁部1の撓
み検出に有利である。
【0041】また、本実施例では、探針3の頂点部の側
の孔4の周囲に遮光層が形成されているので、エバネッ
セント光が探針の孔からのみ進入することになる。した
がって、被検物の表面の光学的性質を計測する際のSN
比を向上させることができる。
【0042】さらに、本実施例では、図2に示すよう
に、複数のカンチレバーが分離溝11を介して連結され
ている。具体的には、複数のカンチレバーの支持体2間
が分離溝11を介して連結されている。通常、これらの
カンチレバーは連結された状態で使用者に供給され、カ
ンチレバーの使用に際しては、使用者が支持体2に力を
加えて分離溝11に沿って割って個々のカンチレバーに
分離する。なお、本実施例では、一つの支持体2に対し
て探針3付き薄膜状梁部1が一つ設けられているが、例
えば、一つの支持体2に対して機械的特性の異なる探針
3付き薄膜状梁部1が複数設けられてもよい。
【0043】図1及び図2に示すカンチレバーによれ
ば、前記図7に示す従来のカンチレバーと同様に、探針
3の孔4を通過したエバネッセント光の強度を計測する
と同時に前記薄膜状梁部の撓みを計測しながら、被検物
(試料)の表面上を走査することにより、被検物の表面
の凹凸像と被検物の表面の光学的性質の分布を同時に計
測することができる。したがって、同一位置における凹
凸像と光学的性質の分布とを照合して評価解析を行うこ
とができる。
【0044】そして、図1及び図2に示すカンチレバー
によれば、探針3がシリコンの熱酸化による酸化珪素に
より構成されているので、図3に関連して以下に説明す
るような製造方法によって製造することができ、探針3
の孔4の形成に単品加工でなくバッチ加工を採用するこ
とができ、したがって、前記図7に示す従来のカンチレ
バーに比べて製造コストを大幅に低減させることができ
る。
【0045】次に、図1及び図2に示すカンチレバーの
製造方法の一例について、図3を参照して説明する。図
3は、図1及び図2に示すカンチレバーの製造工程の一
例を示す概略断面図である。なお、図3において、図1
中の各要素に対応する要素には、同一符号を付してい
る。
【0046】まず、わずかな酸化膜(酸化珪素)で覆わ
れた直径3インチ、厚さ250μm、(100)面方位
のn型シリコン基板6の両面に、低圧気相成長法により
ジクロルシランとアンモニアガスを原料として窒化珪素
膜を700nm成膜する。前記酸化膜及び窒化珪素膜の
2重層が図1中の無機材料膜5,7に相当する。さら
に、基板6の上面の無機材料膜5をフォトリソグラフィ
法及びドライエッチング法によりパターニングすること
によって、基板6上の上面の無機材料膜5の所定箇所
に、基板6の表面を露出させる一辺が約5μm〜10μ
mの四角形状の開口1aを形成する。開口1aのパター
ン形状、大きさ、数量は任意に設定することが可能であ
る。次に、この基板を、水酸化カリウム(KOH)水溶
液又はテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド
(TMAH)水溶液等のシリコン用のエッチング液に浸
漬し、前記無機材料膜5,7をマスクとし、開口1aか
ら露出した基板6の部分を四角錘状にエッチングして、
無機材料膜5の開口1aに連続する四角錘上のトレンチ
6aを形成する(図3(a))。なお、基板6として
(100)面方位のものが用いられているので、周知の
ようにエッチングがシリコンの(111)面で自動的に
停止するため、トレンチ6aの面は54.7゜の角度の
テーパ面となる。
【0047】その後、図3(a)に示す状態の基板を電
気炉に設置し、露出した基板6のトレンチ6aの部分に
熱酸化(ウェット酸化、ドライ酸化など、いずれ形式の
熱酸化でもよい)により酸化珪素膜3を成長させる(図
3(b))。周知のように、酸化珪素膜の成長速度は、
平坦な部分では速いとともに角の部分では遅いという性
質を有しているので、トレンチ6aの部分に成長した酸
化珪素膜3の断面形状は図3(b)に示すようになり、
底部の厚みが他の部分に比べて極端に薄いことになる。
【0048】次に、基板6の両面の無機材料膜5,7に
対して、梁部1の所望の形状及び支持体2の所望の形状
に合わせて、フォトリソグラフィ法及びドライエッチン
グ法によりパターニングを施す。同時に、無機材料膜5
に対して、分離溝11の形状に合わせてパターニングを
施す。その後、この基板を20〜25wt%の濃度で8
0゜Cに加熱したテトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド水溶液(この水溶液は酸化珪素膜をほとんどエ
ッチングしない)に浸漬し、前記パターニングにより露
出した不要なシリコン部のみを溶出する。これにより、
薄膜状梁部1に相当する部分における、基板6の裏面の
無機材料膜7の一部及び基板6の一部が除去され、図3
(c)に示すカンチレバー体が形成される。また、図2
に示すように、基板6上に分離溝11が形成される。
【0049】次に、図3(c)に示すカンチレバー体
は、40wt%の濃度で85゜Cに加熱された水酸化カ
リウム水溶液(この水溶液は酸化珪素膜を低速でエッチ
ングする)に約30分間浸漬され、酸化珪素膜3がごく
わずかにエッチングされて除去される。これにより、厚
みの一番薄い、酸化珪素膜3の頂点部が開口され、該頂
点部から前記開口1aに連通する孔4を有する探針が形
成される。その後、このカンチレバー体の下面に金属層
8を真空蒸着法等により形成し、これにより図1及び図
2に示すカンチレバーが完成する。金属層8としては、
例えば、先にニクロムの層を形成しその上に金の層を形
成した2層としたり、金の層の1層としてもよい。
【0050】以上説明した製造方法は、一度に多数のカ
ンチレバーを形成できるバッチプロセスである。以上説
明した製造方法により得た本発明の一実施例によるカン
チレバーは、図7に示す従来のカンチレバーに比較し
て、1/10以下の加工コストで製作することが可能で
あることが確認された。
【0051】なお、図3に関連して説明した製造方法で
は、シリコン基板6として、(100)面方位のn型シ
リコン基板が用いられているが、p型シリコン基板を用
いてもよい。また、トレンチ6aをドライエッチング等
により形成する場合には、シリコン基板6として、他の
面方位のシリコン基板を用いてもよい。
【0052】また、図3に関連して説明した製造方法で
は、酸化膜で覆われたシリコン基板6の両面に窒化珪素
膜を成膜しているが、酸化珪素膜で覆われていないシリ
コン基板の両面に窒化珪素膜を成膜してもよいし、シリ
コン基板6の両面に酸化珪素膜のみを成膜してもよい。
【0053】また、図3に関連して説明した製造方法で
は、ウェットエッチングによりトレンチ6aが形成され
ているが、ドライエッチング等によりトレンチ6aを形
成してもよい。
【0054】さらに、図3に関連して説明した製造方法
では、酸化珪素膜3をウェットエッチングによりエッチ
ングしているが、プラズマエッチング、反応性イオンエ
ッチング、光励起エッチングなど、バッチプロセス可能
な種々の形式のエッチングにより酸化珪素膜3をエッチ
ングしてもよい。
【0055】次に、本発明の他の実施例によるカンチレ
バーについて、図4及び図5を参照して説明する。
【0056】図4は、本実施例によるカンチレバーの概
略断面図である。図5は、図4に示すカンチレバーの平
面図である。なお、図4は、図5中のIV−IV線断面
図に相当している。
【0057】なお、図4及び図5において、図1及び図
2と同一又は対応する要素には同一符号を付している。
【0058】図4及び図5に示すカンチレバーも、前記
図1及び図2に示す実施例と同様に、先端側領域に開口
1aが形成された薄膜状梁部1と、薄膜状梁部1を支持
する支持体2と、薄膜状梁部1の開口1aの周囲に開口
1aを囲むように突設された実質的に錘状の探針3であ
って、探針3の頂点部から薄膜状梁部1の開口1aに連
通する孔4を有する探針3とから構成されている。そし
て、探針3は、シリコンの熱酸化による酸化珪素により
構成されている。
【0059】本実施例においても、薄膜状梁部1は、図
1及び図2に示す実施例と同様に、窒化珪素膜又は酸化
珪素膜、あるいは酸化珪素膜及び窒化珪素膜からなる2
重膜などの無機材料膜5で構成されている。しかし、本
実施例では、図1及び図2に示す実施例と異なり、支持
体2は、無機材料膜5と、該無機材料膜5の上面に接合
されたガラス部材15とから構成されている。
【0060】また、本実施例では、薄膜状梁部1に向け
て照射される薄膜状梁部1の撓み検出用の光束9を反射
する反射層、及び、探針3の頂点部の側の孔4の周囲の
遮光層として、薄膜状梁部1、探針3及び支持体2の下
面に金属層8が形成されている。
【0061】なお、ガラス部材15の角部は、図4に示
すように、前記光束9を妨げないように除去されてい
る。
【0062】さらに、本実施例においても、図1及び図
2に示す実施例と同様に、図5に示すように、複数のカ
ンチレバーの支持体2間が分離溝11を介して連結され
ている。ただし、本実施例では、この分離溝11は、ガ
ラス部材15に形成されている。
【0063】本実施例によるカンチレバーも、図1及び
図2に示すカンチレバーと同様に、被検物の表面の凹凸
像と被検物の光学的性質の分布を同時に計測することが
できる。
【0064】そして、本実施例によるカンチレバーにお
いても、図1及び図2に示す実施例と同様に探針3がシ
リコンの熱酸化による酸化珪素により構成されているの
で、図6に関連して以下に説明するような製造方法によ
って製造することができ、探針3の孔4の形成に単品加
工でなくバッチ加工を採用することができ、したがっ
て、前述した図7に示す従来のカンチレバーに比べて製
造コストを大幅に低減させることができる。
【0065】図4及び図5に示すカンチレバーが前記図
1及び図2に示すカンチレバーと異なる所は、特に、支
持体2の構成である。前記図1及び図2に示す実施例で
は支持体2が下側(探針3の側)に突出するように構成
されているのに対し、図4及び図5に示す実施例では支
持体2が上側(探針3と反対側)に突出するように構成
されている。したがって、図4及び図5に示す実施例で
は、図1及び図2に示す実施例に比べて、走査時に支持
体2が被検物に衝突して邪魔になるようなことがなく、
被検物の表面を広範囲に走査することができる。
【0066】次に、図4及び図5に示すカンチレバーの
製造方法の一例について、図6を参照して説明する。図
6は、図4及び図5に示すカンチレバーの製造工程の一
例を示す概略断面図である。なお、図6において、図4
中の各要素に対応する要素には、同一符号を付してい
る。
【0067】まず、(100)面方位のシリコン基板6
の両面に、無機材料膜5,7を形成する。さらに、基板
6の上面の無機材料膜5をフォトリソグラフィ法及びド
ライエッチング法によりパターニングすることによっ
て、基板6上の上面の無機材料膜5の所定箇所に基板6
の表面を露出させる開口1aを形成する。次に、この基
板を、水酸化カリウム(KOH)水溶液又はテトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液
等のシリコン用のエッチング液に浸漬し、前記無機材料
膜5,7をマスクとし、開口1aから露出した基板6の
部分を四角錘状にエッチングして、無機材料膜5の開口
1aに連続する四角錘上のトレンチ6aを形成する(図
6(a))。
【0068】その後、図6(a)に示す状態の基板を電
気炉に設置し、露出した基板6のトレンチ6aの部分に
熱酸化により酸化珪素膜3を成長させる(図6
(b))。周知のように、酸化珪素膜の成長速度は、平
坦な部分では速いとともに角の部分では遅いという性質
を有しているので、トレンチ6aの部分に成長した酸化
珪素膜3の断面形状は図6(b)のようになり、底部の
厚みが他の部分に比べて極端に薄いことになる。
【0069】次に、基板6の下面の無機材料膜7をドラ
イエッチング法等により除去する。さらに、基板6の上
面の無機材料膜5に対して、梁部1の所望の形状及び支
持体2の所望の形状に合わせて、フォトリソグラフィ法
及びドライエッチング法によりパターニングを施す。そ
の後、予め非接合領域(無機材料膜5に接合させない部
分)をダイシング装置等を用いて除去する加工を施した
ガラス基板15を、陽極接合法により無機材料膜5に接
合する(図6(c))。
【0070】その後、ガラス基板15における支持体2
に相当しない上側部分をダイシング装置等を用いて除去
し、さらに、前記上側部分が除去されたガラス基板15
の角部を、前記光束9を妨げないように除去する。ま
た、ダイシング装置等を用いて、図5に示すように、ガ
ラス基板15に分離溝11を形成する。次に、この基板
を水酸化カリウム(KOH)水溶液又はテトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液等の
シリコン用のエッチング液に浸漬し、基板6を除去す
る。これにより、図6(d)に示すカンチレバー体が形
成される。
【0071】次に、図6(d)に示すカンチレバー体
は、水酸化カリウム水溶液(この水溶液は酸化珪素膜を
低速でエッチングする)に浸漬され、酸化珪素膜3がご
くわずかにエッチング除去される。これにより、厚みの
一番薄い、酸化珪素膜3の頂点部が開口され、該頂点部
から前記開口1aに連通する孔4を有する探針が形成さ
れる。その後、このカンチレバー体の下面に金属層8を
真空蒸着法等により形成し、これにより図4及び図5に
示すカンチレバーが完成する。
【0072】以上説明した製造方法も、一度に多数のカ
ンチレバーを形成できるバッチプロセスである。
【0073】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、探針の孔の形成に単品加工でなくバッチプロセスを
採用することができ、製造コストの低いカンチレバー及
びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカンチレバーの概略断
面図である。
【図2】図1に示すカンチレバーの平面図である。
【図3】図1及び図2に示すカンチレバーの製造工程の
一例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるカンチレバーの概略
断面図である。
【図5】図4に示すカンチレバーの平面図である。
【図6】図4及び図5に示すカンチレバーの製造工程の
一例を示す概略断面図である。
【図7】従来のカンチレバーの製造工程を示す概略断面
図である。
【符合の説明】
1 薄膜状梁部 2 支持体 3 探針(シリコンの熱酸化による酸化珪素) 4 孔 5,7 無機材料膜 6 シリコン基板 8 金属層 15 ガラス部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側領域に開口が形成された薄膜状梁
    部と、該薄膜状梁部の前記開口の周囲に前記開口を囲む
    ように突設された実質的に錘状の探針であって、該探針
    の頂点部から前記薄膜状梁部の前記開口に連通する孔を
    有する探針と、を備え、前記探針がシリコンの熱酸化に
    よる酸化珪素により構成されたことを特徴とするカンチ
    レバー。
  2. 【請求項2】 前記薄膜状梁部に向けて照射される前記
    薄膜状梁部の撓み検出用の光束を反射する反射層を前記
    薄膜状梁部に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    カンチレバー。
  3. 【請求項3】 前記探針の頂点部の側の前記孔の周囲に
    遮光層を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載
    のカンチレバー。
  4. 【請求項4】 前記薄膜状梁部が無機材料膜で構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    カンチレバー。
  5. 【請求項5】 前記無機材料膜が、窒化珪素膜又は酸化
    珪素膜、あるいは酸化珪素膜及び窒化珪素膜からなる2
    重膜であることを特徴とする請求項4記載のカンチレバ
    ー。
  6. 【請求項6】 シリコン基板の両面に無機材料膜を形成
    する工程と、 前記シリコン基板の表面に形成された無機材料膜の所定
    箇所に前記シリコン基板の表面を露出させる開口を形成
    する工程と、 前記開口から露出した前記シリコン基板の部分を錘状に
    エッチングして、前記無機材料膜の前記開口に連続する
    錘状のトレンチを前記シリコン基板に形成する工程と、 前記シリコン基板の前記トレンチの部分に熱酸化により
    酸化珪素膜を成長させる工程と、 薄膜状梁部に相当する部分における、前記シリコン基板
    の裏面に形成された無機材料膜及び前記シリコン基板を
    除去する工程と、 前記シリコン基板の前記トレンチの部分に成長させられ
    た酸化珪素膜をわずかにエッチングして、前記酸化珪素
    膜の頂点部を開口させる工程と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のカンチレバー
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記無機材料膜の所定箇所に、薄膜状梁
    部に向けて照射される前記薄膜状梁部の撓み検出用の光
    束を反射する反射層を形成する工程を更に備えたことを
    特徴とする請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記酸化珪素膜の頂点部の前記開口の周
    囲に遮光層を形成する工程を更に備えたことを特徴とす
    る請求項6又は7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記無機材料膜が、窒化珪素膜又は酸化
    珪素膜、あるいは酸化珪素膜及び窒化珪素膜からなる2
    重膜であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか
    に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記シリコン基板の前記トレンチの部
    分に成長させられた酸化珪素膜をわずかにエッチングす
    る前記工程は、前記酸化珪素膜をウェットエッチング、
    プラズマエッチング、反応性イオンエッチング又は光励
    起エッチングによりエッチングすることを特徴とする請
    求項6乃至9のいずれかに記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100396760B1 (ko) * 2001-04-20 2003-09-02 엘지전자 주식회사 원자력 현미경용 캔틸레버 및 그 제조방법

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