JPH08166350A - 検査指示装置 - Google Patents
検査指示装置Info
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- JPH08166350A JPH08166350A JP6333267A JP33326794A JPH08166350A JP H08166350 A JPH08166350 A JP H08166350A JP 6333267 A JP6333267 A JP 6333267A JP 33326794 A JP33326794 A JP 33326794A JP H08166350 A JPH08166350 A JP H08166350A
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- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- light
- mounting
- inspection
- failure
- Prior art date
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光照射位置の駆動機構を簡単にして精度よく
実装基板上の不良箇所を指示できる小型の検査指示装置
を提供する。 【構成】 ヘッド部15のケーシング部22の内面に圧
電体を用いたステータ23を固定し、球殻状のロータ2
4を複数のステータ23によって回転可能に支持し、球
面モータ33を構成する。ロータ24内には色の異なる
光ビームを出射する複数の光源25を備え、ロータ24
の露出した部分にはコリメートレンズ26を設ける。自
動検査装置4によって検出された不良箇所の位置情報に
基づいて球面モータを駆動し、不良内容を示す実装情報
に従って決められた色の光ビームγを不良箇所に照射す
る。
実装基板上の不良箇所を指示できる小型の検査指示装置
を提供する。 【構成】 ヘッド部15のケーシング部22の内面に圧
電体を用いたステータ23を固定し、球殻状のロータ2
4を複数のステータ23によって回転可能に支持し、球
面モータ33を構成する。ロータ24内には色の異なる
光ビームを出射する複数の光源25を備え、ロータ24
の露出した部分にはコリメートレンズ26を設ける。自
動検査装置4によって検出された不良箇所の位置情報に
基づいて球面モータを駆動し、不良内容を示す実装情報
に従って決められた色の光ビームγを不良箇所に照射す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検査指示装置に関する。
具体的にいうと、実装基板上における電子部品等の実装
位置不良やハンダ箇所不良などの検査結果に基づき、当
該実装基板上における当該不良箇所を指示する検査指示
装置に関する。
具体的にいうと、実装基板上における電子部品等の実装
位置不良やハンダ箇所不良などの検査結果に基づき、当
該実装基板上における当該不良箇所を指示する検査指示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICチップやコンデンサ、抵抗な
どの電子部品の実装や実装後の検査は、人手に頼ること
なく装置によって自動的に行なわれている。しかしなが
ら、自動検査装置によって、実装部品が所定位置に実装
されていなかったり、ハンダ付けが適切に行なわれてい
ないなどの実装不良が検知された場合、電子部品の再実
装やハンダ付けのやり直し等は手作業で行なっている。
このとき、作業者は検査指示装置を用いて光ビームを当
該不良箇所に照射することによって不良箇所を探し出し
て、不良箇所の修正を行なっている。
どの電子部品の実装や実装後の検査は、人手に頼ること
なく装置によって自動的に行なわれている。しかしなが
ら、自動検査装置によって、実装部品が所定位置に実装
されていなかったり、ハンダ付けが適切に行なわれてい
ないなどの実装不良が検知された場合、電子部品の再実
装やハンダ付けのやり直し等は手作業で行なっている。
このとき、作業者は検査指示装置を用いて光ビームを当
該不良箇所に照射することによって不良箇所を探し出し
て、不良箇所の修正を行なっている。
【0003】図10に示すものは従来の検査指示装置7
1の概略構造図であるが、検査指示装置71は、光ビー
ムを出射するヘッド部72と実装基板78を載置するス
テージ73及び光ビームの出射方向を制御する制御部7
4とから構成されている。ヘッド部72には、固定され
た光源75と光源75から出射された光ビームγをコリ
メートするコリメートレンズ76及びコリメート化され
た光ビームγを実装基板78上に照射する3つの1軸駆
動の反射ミラー77が備えられている。また、制御部7
4には自動検査装置(図示せず)から、実装基板上の不
良箇所の位置を示す位置情報がオンラインあるいはオフ
ラインで伝えられる。
1の概略構造図であるが、検査指示装置71は、光ビー
ムを出射するヘッド部72と実装基板78を載置するス
テージ73及び光ビームの出射方向を制御する制御部7
4とから構成されている。ヘッド部72には、固定され
た光源75と光源75から出射された光ビームγをコリ
メートするコリメートレンズ76及びコリメート化され
た光ビームγを実装基板78上に照射する3つの1軸駆
動の反射ミラー77が備えられている。また、制御部7
4には自動検査装置(図示せず)から、実装基板上の不
良箇所の位置を示す位置情報がオンラインあるいはオフ
ラインで伝えられる。
【0004】しかして、自動検査装置によって実装基板
78に不良箇所fが発見されると、実装基板78は検査
指示装置71のステージ73上に運ばれ、位置決め部7
9aによって所定の方向に挟み込まれ、位置決め部79
bによって所定の位置に載置される。実装基板78がス
テージ73上に載置されると、制御部74は自動検査装
置から伝えられた位置情報に基づき、3つの反射ミラー
77を駆動して光ビームγの反射方向を変え、実装基板
78上の不良箇所fに光ビームγを照射する。こうして
不良箇所fに光ビームγが照射されると、作業者は光ビ
ームγの照射位置を探し出して不良箇所fを認識し、そ
の位置の電子部品80のハンダ付けをやり直したり、チ
ップボックス81にある電子部品80を実装基板78に
実装し、完全な実装基板78としている。
78に不良箇所fが発見されると、実装基板78は検査
指示装置71のステージ73上に運ばれ、位置決め部7
9aによって所定の方向に挟み込まれ、位置決め部79
bによって所定の位置に載置される。実装基板78がス
テージ73上に載置されると、制御部74は自動検査装
置から伝えられた位置情報に基づき、3つの反射ミラー
77を駆動して光ビームγの反射方向を変え、実装基板
78上の不良箇所fに光ビームγを照射する。こうして
不良箇所fに光ビームγが照射されると、作業者は光ビ
ームγの照射位置を探し出して不良箇所fを認識し、そ
の位置の電子部品80のハンダ付けをやり直したり、チ
ップボックス81にある電子部品80を実装基板78に
実装し、完全な実装基板78としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この検
査指示装置においては3つの反射ミラーを駆動して光ビ
ームγの照射位置を制御していたので駆動機構が複雑と
なり、ヘッド部が大型化していた。また、反射ミラーに
よって光ビームγを反射させる構造では反射ミラーの駆
動角度の2倍の角度で光ビームγの出射方向が変化し、
さらに3つの反射ミラーの制御誤差が重複する恐れがあ
るので、反射ミラーの制御精度が悪いと光ビームγの出
射方向を精度よく制御できず、電子部品の実装密度が多
くなるにつれ不良箇所fを正確に指示できなくなる恐れ
があった。
査指示装置においては3つの反射ミラーを駆動して光ビ
ームγの照射位置を制御していたので駆動機構が複雑と
なり、ヘッド部が大型化していた。また、反射ミラーに
よって光ビームγを反射させる構造では反射ミラーの駆
動角度の2倍の角度で光ビームγの出射方向が変化し、
さらに3つの反射ミラーの制御誤差が重複する恐れがあ
るので、反射ミラーの制御精度が悪いと光ビームγの出
射方向を精度よく制御できず、電子部品の実装密度が多
くなるにつれ不良箇所fを正確に指示できなくなる恐れ
があった。
【0006】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、光照射位置
の制御機構を簡単にして精度よく実装基板上の不良箇所
を指示できる小型の検査指示装置を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的とするところは、光照射位置
の制御機構を簡単にして精度よく実装基板上の不良箇所
を指示できる小型の検査指示装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の検査指示装置
は、検査対象物が載置されるステージと、前記検査対象
物へ光を照射する光源と、前記光源の光の照射位置を制
御する球面モータと、から構成されることを特徴として
いる。
は、検査対象物が載置されるステージと、前記検査対象
物へ光を照射する光源と、前記光源の光の照射位置を制
御する球面モータと、から構成されることを特徴として
いる。
【0008】ここで、球面モータとしては、複数のステ
ータを略球状のロータの表面に圧接させ、ステータに発
生させた微小振動をロータへ伝達させて当該ロータを回
転駆動させるようにしたものを用いることができる。
ータを略球状のロータの表面に圧接させ、ステータに発
生させた微小振動をロータへ伝達させて当該ロータを回
転駆動させるようにしたものを用いることができる。
【0009】このとき、ロータに光源を取り付けたり、
ロータにミラーを取り付けて光源からの光を反射させる
こととしてもよい。
ロータにミラーを取り付けて光源からの光を反射させる
こととしてもよい。
【0010】また、異なる色の光を出射する複数の光源
を備えることができる。
を備えることができる。
【0011】さらに、前記光源から出射された光が、終
局的に光を照射すべき箇所よりも広い領域に照射された
後、当該照射箇所に収束するようにするのが好ましい。
局的に光を照射すべき箇所よりも広い領域に照射された
後、当該照射箇所に収束するようにするのが好ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、球面モータによって検査対象
物に照射する光の照射位置を制御しており、球面モータ
は任意の方向に回転することができるので、一つの球面
モータによって光の照射位置を制御することができる。
このため、従来の検査指示装置に比べて光照射位置の制
御機構を簡単にすることができ、検査指示装置を小型化
できる。
物に照射する光の照射位置を制御しており、球面モータ
は任意の方向に回転することができるので、一つの球面
モータによって光の照射位置を制御することができる。
このため、従来の検査指示装置に比べて光照射位置の制
御機構を簡単にすることができ、検査指示装置を小型化
できる。
【0013】特に、略球状のロータと微小振動を発生さ
せるステータとからなる球面モータを用いれば、検査指
示装置の構造を簡単にし、かつ小型化することができ
る。
せるステータとからなる球面モータを用いれば、検査指
示装置の構造を簡単にし、かつ小型化することができ
る。
【0014】また、微小振動を発生させたステータによ
って、ロータを圧接駆動する構造となっているので、ス
テータの回転トルクが強く、微小振動の発生を精度よく
制御できる。このため、ロータの制御精度が非常によ
く、ロータに光源やミラー面を取り付けることにより、
光源から光を出射し、あるいは反射ミラーで光を反射さ
せて、精度よく光の照射方向を制御できる。
って、ロータを圧接駆動する構造となっているので、ス
テータの回転トルクが強く、微小振動の発生を精度よく
制御できる。このため、ロータの制御精度が非常によ
く、ロータに光源やミラー面を取り付けることにより、
光源から光を出射し、あるいは反射ミラーで光を反射さ
せて、精度よく光の照射方向を制御できる。
【0015】このとき、光源をロータに取り付けた検査
指示装置にあっては、光源からの光を反射させるミラー
が不要になり検査指示装置をさらに小型にでき、面倒な
光軸調整が不要になる。さらに、光源の照射方向を直接
制御できるので、ミラー面を用いた場合に比べ2倍の制
御精度で出射方向を決めることができる。また、反射ミ
ラーを用いた場合でも反射ミラーは1枚で済み、制御誤
差が重複する恐れもない。
指示装置にあっては、光源からの光を反射させるミラー
が不要になり検査指示装置をさらに小型にでき、面倒な
光軸調整が不要になる。さらに、光源の照射方向を直接
制御できるので、ミラー面を用いた場合に比べ2倍の制
御精度で出射方向を決めることができる。また、反射ミ
ラーを用いた場合でも反射ミラーは1枚で済み、制御誤
差が重複する恐れもない。
【0016】また、光源に異なる色を光を出射する複数
の光源を備えれば、実装位置不良やハンダ付け不良など
異なる不良原因ごとに光の色を変えて指示することがで
き、多目的の指示が一台の装置で行なえる。また、色を
変えることにより作業者の誤認等が予防され、操作性の
向上につながる。
の光源を備えれば、実装位置不良やハンダ付け不良など
異なる不良原因ごとに光の色を変えて指示することがで
き、多目的の指示が一台の装置で行なえる。また、色を
変えることにより作業者の誤認等が予防され、操作性の
向上につながる。
【0017】また、終局的に光を照射する箇所よりも広
い領域に照射させた後、当該照射箇所に収束させるよう
にすれば、光の照射位置をはやく認識することができ、
また、終局的にはビームスポットが収束されるので、不
良箇所を正確に指示することができる。このため視認性
と作業性が格段と向上する。
い領域に照射させた後、当該照射箇所に収束させるよう
にすれば、光の照射位置をはやく認識することができ、
また、終局的にはビームスポットが収束されるので、不
良箇所を正確に指示することができる。このため視認性
と作業性が格段と向上する。
【0018】
【実施例】図1に示すものは、本発明の検査指示装置6
を組み込んだ実装検査システムを示す構成図である。1
はICチップや抵抗、コンデンサなどの電子部品10を
実装基板11上の所定位置に載置する電子部品自動載置
装置、2は電子部品10が載置された実装基板11をハ
ンダ付けする自動ハンダ装置、3はハンダ付けされた実
装基板11を冷却し、ハンダを固定する冷却装置、4は
電子部品10が実装された実装基板11の実装不良やハ
ンダ不良などを、例えば画像処理などによって検査する
自動検査装置、5は検査された実装基板11にナンバリ
ングして識別番号を付与するラベラ、6は本発明の検査
指示装置である。ローダ7からアンローダ8に至る各装
置はベルトコンベアなどの搬送手段9によって一つのラ
インを構成しており、実装基板11はライン上で各工程
を経て、アンローダ8から完成した実装基板11として
取り出される。すなわち、ローダ7から実装基板11が
電子部品自動載置装置1に供給されると、ICチップな
どの電子部品10は自動的に実装基板11上の所定位置
に載置される。所定の電子部品10が載置されると自動
ハンダ装置2に送り込まれ、フロー法やリフロー法、デ
ィップ法などによって電子部品10が実装基板11にハ
ンダ付けされた後、冷却装置3によって冷却され電子部
品10が実装基板11に実装される。実装が終わった実
装基板11は自動検査装置4によって、電子部品10の
欠落、端子未挿入、位置ずれなどの載置不良やハンダ無
し、ハンダ過多、ハンダ不足、ブリッジなどのハンダ不
良といった実装不良が検査される。実装不良が検出され
た場合には、不良箇所の位置情報と載置不良やハンダ不
良など不良内容を示す実装情報が、検査指示装置6の制
御部17に送られる。
を組み込んだ実装検査システムを示す構成図である。1
はICチップや抵抗、コンデンサなどの電子部品10を
実装基板11上の所定位置に載置する電子部品自動載置
装置、2は電子部品10が載置された実装基板11をハ
ンダ付けする自動ハンダ装置、3はハンダ付けされた実
装基板11を冷却し、ハンダを固定する冷却装置、4は
電子部品10が実装された実装基板11の実装不良やハ
ンダ不良などを、例えば画像処理などによって検査する
自動検査装置、5は検査された実装基板11にナンバリ
ングして識別番号を付与するラベラ、6は本発明の検査
指示装置である。ローダ7からアンローダ8に至る各装
置はベルトコンベアなどの搬送手段9によって一つのラ
インを構成しており、実装基板11はライン上で各工程
を経て、アンローダ8から完成した実装基板11として
取り出される。すなわち、ローダ7から実装基板11が
電子部品自動載置装置1に供給されると、ICチップな
どの電子部品10は自動的に実装基板11上の所定位置
に載置される。所定の電子部品10が載置されると自動
ハンダ装置2に送り込まれ、フロー法やリフロー法、デ
ィップ法などによって電子部品10が実装基板11にハ
ンダ付けされた後、冷却装置3によって冷却され電子部
品10が実装基板11に実装される。実装が終わった実
装基板11は自動検査装置4によって、電子部品10の
欠落、端子未挿入、位置ずれなどの載置不良やハンダ無
し、ハンダ過多、ハンダ不足、ブリッジなどのハンダ不
良といった実装不良が検査される。実装不良が検出され
た場合には、不良箇所の位置情報と載置不良やハンダ不
良など不良内容を示す実装情報が、検査指示装置6の制
御部17に送られる。
【0019】自動検査装置4によって検査された実装基
板11はすべてラベラ5によって一連の識別番号が付与
され、ラベラ5から制御部17へ識別番号が送出され、
制御部17で識別番号と当該実装基板11の位置情報及
び実装情報とが一致される。その後、「実装不良なし」
と判定された実装基板11はそのまま検査指示装置6を
通過して、アンローダ8から取り出される。また、「実
装不良あり」と判定された実装基板11が検査指示装置
6に送られると、光ビームγが不良箇所に照射され、不
良箇所や不良内容が指示される。待機している作業者は
検査指示装置6によって指示された実装不良を修正し、
実装不良がなくなった実装基板11はアンローダ8から
取り出される。このようにして、電子部品10の載置か
ら実装検査、ラベリング(識別番号付与)まで一貫して
自動で行なうことができ、検査指示装置6を用いること
によりインラインでの修正作業を容易に行なうことがで
きる。
板11はすべてラベラ5によって一連の識別番号が付与
され、ラベラ5から制御部17へ識別番号が送出され、
制御部17で識別番号と当該実装基板11の位置情報及
び実装情報とが一致される。その後、「実装不良なし」
と判定された実装基板11はそのまま検査指示装置6を
通過して、アンローダ8から取り出される。また、「実
装不良あり」と判定された実装基板11が検査指示装置
6に送られると、光ビームγが不良箇所に照射され、不
良箇所や不良内容が指示される。待機している作業者は
検査指示装置6によって指示された実装不良を修正し、
実装不良がなくなった実装基板11はアンローダ8から
取り出される。このようにして、電子部品10の載置か
ら実装検査、ラベリング(識別番号付与)まで一貫して
自動で行なうことができ、検査指示装置6を用いること
によりインラインでの修正作業を容易に行なうことがで
きる。
【0020】次に本発明の検査指示装置6について説明
する。図2に示すものは、検査指示装置6を示す概略斜
視図であって、検査指示装置6は光ビームγを出射する
ヘッド部15と検査された実装基板11を載置するステ
ージ16及び光ビームγの出射方向を制御する制御部1
7及び操作ターミナル18とから構成されている。ヘッ
ド部15は、ステージ16上方に位置するように装置本
体19から延びた支柱20の先端部分に取り付けられて
おり、図3及び図4に示すようにヘッド部15のケーシ
ング部22の内面には圧電体を用いたステータ23が固
定されており、球殻状をしたロータ24が複数のステー
タ23によって回転可能に支持され、球面モータ33が
構成されている。すなわち、ロータ24はステータ23
の非駆動時にはステータ23との摩擦によって回転でき
ないが、ステータ23を駆動してステータ23表面にい
わゆる超音波振動(圧電体表面でのたわみ進行波)を発
生させると、それによってロータ24が回転する。ま
た、駆動するステータ23を切り替えたり、ステータ2
3の振動モードを変化させたりすると異なった方向にロ
ータ24が回転する。
する。図2に示すものは、検査指示装置6を示す概略斜
視図であって、検査指示装置6は光ビームγを出射する
ヘッド部15と検査された実装基板11を載置するステ
ージ16及び光ビームγの出射方向を制御する制御部1
7及び操作ターミナル18とから構成されている。ヘッ
ド部15は、ステージ16上方に位置するように装置本
体19から延びた支柱20の先端部分に取り付けられて
おり、図3及び図4に示すようにヘッド部15のケーシ
ング部22の内面には圧電体を用いたステータ23が固
定されており、球殻状をしたロータ24が複数のステー
タ23によって回転可能に支持され、球面モータ33が
構成されている。すなわち、ロータ24はステータ23
の非駆動時にはステータ23との摩擦によって回転でき
ないが、ステータ23を駆動してステータ23表面にい
わゆる超音波振動(圧電体表面でのたわみ進行波)を発
生させると、それによってロータ24が回転する。ま
た、駆動するステータ23を切り替えたり、ステータ2
3の振動モードを変化させたりすると異なった方向にロ
ータ24が回転する。
【0021】また、ロータ24の内部には、例えば赤
色、青色、白色といった異なる色の光ビームγを出射す
るLEDや半導体レーザー、ハロゲンランプなどの光源
25が複数配置されている。ロータ24の一部分はケー
シング部22から露出しており、この部分には光源25
から出射された光をステージ16に載置した実装基板1
1上にコリメートさせるためのコリメートレンズ26が
備えられている。
色、青色、白色といった異なる色の光ビームγを出射す
るLEDや半導体レーザー、ハロゲンランプなどの光源
25が複数配置されている。ロータ24の一部分はケー
シング部22から露出しており、この部分には光源25
から出射された光をステージ16に載置した実装基板1
1上にコリメートさせるためのコリメートレンズ26が
備えられている。
【0022】制御部17には、自動検査装置4によって
実装不良が検出された実装基板11の識別番号や不良箇
所fの位置情報や不良内容を示す実装情報などを記録す
るハードディスクなどの記憶装置、ヘッド部15の球面
モータ33を制御する制御回路などが備えられている。
自動検査装置4から送信されてきた位置情報や実装情報
は実装基板11の識別番号とともに記憶装置に蓄積さ
れ、必要に応じて実装不良の発生率や不良内容ごとの集
計結果をまとめて、操作ターミナル18上のディスプレ
イ21に表示させたり、プリントアウトさせたりするこ
とができる。また、操作ターミナル18からの指示によ
って、修正を要する実装基板11の識別番号や不良内容
をディスプレイ21上に表示したり、制御部17によっ
て球面モータ33を駆動して、ステージ16上に搬送さ
れた実装基板11上の不良箇所fに光ビームγを照射さ
せることができる。また、光ビームγは、例えば、電子
部品10の欠落の場合には赤色、ハンダ不良の場合には
青色、電子部品10の位置ずれには白色といったように
実装不良の内容に応じて変えられるようになっている。
すなわち、この検査支持装置6にあっては、自動検査装
置4によって得られた不良箇所fの位置情報に基づい
て、制御部17は球面モータ33を駆動させ、不良内容
に応じた色の光ビームγを不良箇所fに照射させること
ができるようになっている。
実装不良が検出された実装基板11の識別番号や不良箇
所fの位置情報や不良内容を示す実装情報などを記録す
るハードディスクなどの記憶装置、ヘッド部15の球面
モータ33を制御する制御回路などが備えられている。
自動検査装置4から送信されてきた位置情報や実装情報
は実装基板11の識別番号とともに記憶装置に蓄積さ
れ、必要に応じて実装不良の発生率や不良内容ごとの集
計結果をまとめて、操作ターミナル18上のディスプレ
イ21に表示させたり、プリントアウトさせたりするこ
とができる。また、操作ターミナル18からの指示によ
って、修正を要する実装基板11の識別番号や不良内容
をディスプレイ21上に表示したり、制御部17によっ
て球面モータ33を駆動して、ステージ16上に搬送さ
れた実装基板11上の不良箇所fに光ビームγを照射さ
せることができる。また、光ビームγは、例えば、電子
部品10の欠落の場合には赤色、ハンダ不良の場合には
青色、電子部品10の位置ずれには白色といったように
実装不良の内容に応じて変えられるようになっている。
すなわち、この検査支持装置6にあっては、自動検査装
置4によって得られた不良箇所fの位置情報に基づい
て、制御部17は球面モータ33を駆動させ、不良内容
に応じた色の光ビームγを不良箇所fに照射させること
ができるようになっている。
【0023】しかして、ステージ16上には実装基板1
1の挿入方向と実装基板11の位置を決める位置決め部
27が設けられており、自動検査装置4から実装不良と
判定された実装基板11が所定の基板方向を向けて送ら
れてくると、位置決め部27に基づいてステージ16上
に所定の位置に載置される。位置決め部27には例えば
爪状のものを突設し、爪に基板の端部を押し当てるよう
にすればよく、またピン状の位置決め部27に、実装基
板11に設けた位置決め用の穴を挿通させるようにして
もよい。ディスプレイ21には実装基板11の識別番号
が表示されるとともに不良内容が表示され、不良内容に
応じた色の光ビームγが不良箇所fに照射される。光ビ
ームγが照射されると、作業者はディスプレイ21に表
示された不良内容と指示された不良箇所fを目視確認し
たのち、欠落した電子部品10を実装したりハンダ付け
をやり直して実装不良を修正し、修正が終わればスター
トボタン28を押下する。一箇所の修正が終わりスター
トボタン28が押下されると、制御部17はさらに別な
実装不良があれば次の不良内容をディスプレイ21に表
示し、不良内容に応じた色の光ビームγを次の不良箇所
fに照射する。光ビームγが照射されると作業者はその
箇所の修正を行ない、スタートボタン28を押下する。
このようにして、全ての実装不良の修正が終わりスター
トボタン28が押下されると、制御部17はすべての実
装不良が修正されたかどうかを確認して実装基板11を
アンローダ8へ送り出し、次の実装基板11の修正に移
る。
1の挿入方向と実装基板11の位置を決める位置決め部
27が設けられており、自動検査装置4から実装不良と
判定された実装基板11が所定の基板方向を向けて送ら
れてくると、位置決め部27に基づいてステージ16上
に所定の位置に載置される。位置決め部27には例えば
爪状のものを突設し、爪に基板の端部を押し当てるよう
にすればよく、またピン状の位置決め部27に、実装基
板11に設けた位置決め用の穴を挿通させるようにして
もよい。ディスプレイ21には実装基板11の識別番号
が表示されるとともに不良内容が表示され、不良内容に
応じた色の光ビームγが不良箇所fに照射される。光ビ
ームγが照射されると、作業者はディスプレイ21に表
示された不良内容と指示された不良箇所fを目視確認し
たのち、欠落した電子部品10を実装したりハンダ付け
をやり直して実装不良を修正し、修正が終わればスター
トボタン28を押下する。一箇所の修正が終わりスター
トボタン28が押下されると、制御部17はさらに別な
実装不良があれば次の不良内容をディスプレイ21に表
示し、不良内容に応じた色の光ビームγを次の不良箇所
fに照射する。光ビームγが照射されると作業者はその
箇所の修正を行ない、スタートボタン28を押下する。
このようにして、全ての実装不良の修正が終わりスター
トボタン28が押下されると、制御部17はすべての実
装不良が修正されたかどうかを確認して実装基板11を
アンローダ8へ送り出し、次の実装基板11の修正に移
る。
【0024】この検査指示装置6にあっては、光源25
がロータ24内に備えられているため、球面モータ33
を駆動することによって直接光ビームγの照射方向を制
御することができる。したがって、ヘッド部15の構成
が簡単な構成になって小型化することができ、故障が少
なくなる。また、球面モータ33の制御は精度よく行な
え、光ビームγの照射方向を直接制御するようになって
いるので、反射ミラーを用いた場合に比べ2倍以上の精
度で制御でき、分解能を高めることができる。このた
め、高密度で実装された実装基板11にあっても正しく
不良箇所を指示することができる。
がロータ24内に備えられているため、球面モータ33
を駆動することによって直接光ビームγの照射方向を制
御することができる。したがって、ヘッド部15の構成
が簡単な構成になって小型化することができ、故障が少
なくなる。また、球面モータ33の制御は精度よく行な
え、光ビームγの照射方向を直接制御するようになって
いるので、反射ミラーを用いた場合に比べ2倍以上の精
度で制御でき、分解能を高めることができる。このた
め、高密度で実装された実装基板11にあっても正しく
不良箇所を指示することができる。
【0025】例えば、ヘッド部15に用いられる球面モ
ータ33としては、例えば特願平5−252273号と
して特許出願されているものを用いることができる。こ
の球面モータ33は、図5(a)に示すように、4個の
ステータ23を球面状をしたロータ24の最大円周(赤
道)に沿って90度の角度をおいて配置し、複数個のス
テータ23によってロータ24を支持したものである。
各ステータ23は図5(b)(c)に示すような回転型
表面波振動子からなる。すなわち、金属等の弾性材料に
よって形成された弾性体29は略皿状をしており、その
外周部表面には一定ピッチ毎に接触片30をロータ24
と接触させるようにしてロータ24を支持するようにな
っており、そのため接触片30の上面にはロータ24の
表面の曲率と同一の曲率を有する凹状のアール面32が
施されている。
ータ33としては、例えば特願平5−252273号と
して特許出願されているものを用いることができる。こ
の球面モータ33は、図5(a)に示すように、4個の
ステータ23を球面状をしたロータ24の最大円周(赤
道)に沿って90度の角度をおいて配置し、複数個のス
テータ23によってロータ24を支持したものである。
各ステータ23は図5(b)(c)に示すような回転型
表面波振動子からなる。すなわち、金属等の弾性材料に
よって形成された弾性体29は略皿状をしており、その
外周部表面には一定ピッチ毎に接触片30をロータ24
と接触させるようにしてロータ24を支持するようにな
っており、そのため接触片30の上面にはロータ24の
表面の曲率と同一の曲率を有する凹状のアール面32が
施されている。
【0026】このステータ23は超音波モータの原理に
よってロータ24を駆動するものであって、圧電素子3
1を振動させることによって弾性体29の接触片30の
表面にたわみ振動や伸縮振動等の表面波振動を発生させ
るものである。しかして、この圧電素子31を所定の駆
動モードで駆動すると、弾性体29の表面を円周方向に
進む進行波(たわみ進行波)により接触片30の表面の
粒子が楕円軌道を描いて運動し、ロータ24の表面がス
テータ23の円周方向にそって移動する。この結果、ロ
ータ24は駆動されているステータ23の軸心の回りに
回転し、光源24から出射された光ビームγをステージ
16上で2次元的に走査させることができる。この球面
モータ33にあっては、非常に小型で精度よくロータ2
4の回転を制御することができるので、特にヘッド部1
5の小型化や高精度化には好都合である。
よってロータ24を駆動するものであって、圧電素子3
1を振動させることによって弾性体29の接触片30の
表面にたわみ振動や伸縮振動等の表面波振動を発生させ
るものである。しかして、この圧電素子31を所定の駆
動モードで駆動すると、弾性体29の表面を円周方向に
進む進行波(たわみ進行波)により接触片30の表面の
粒子が楕円軌道を描いて運動し、ロータ24の表面がス
テータ23の円周方向にそって移動する。この結果、ロ
ータ24は駆動されているステータ23の軸心の回りに
回転し、光源24から出射された光ビームγをステージ
16上で2次元的に走査させることができる。この球面
モータ33にあっては、非常に小型で精度よくロータ2
4の回転を制御することができるので、特にヘッド部1
5の小型化や高精度化には好都合である。
【0027】このとき、不良箇所fを示す光ビームγの
スポットは非常に小さく、目視で探し出すには非常に困
難を伴う。そこで、4つのステータ23を駆動させてロ
ータ24を2次元的に回転させ、光ビームγを様々なパ
ターンに走査させながら不良箇所fに照射させるように
すると、光ビームγを容易に捉えることができ、迅速に
作業を行なうことができる。このためには、光ビームγ
を例えば図6(a)に示すようにうず状に走査させなが
ら不良箇所fに収束させたり、図6(b)に示すように
走査幅が次第に短くなるようにクロス状に走査させなが
ら収束させたり、また図6(c)に示すように大きな円
から小さな円となるように同心円状に光ビームγを走査
させながら収束させることにすればよい。このように、
照射直後にあっては広い範囲で光ビームγが走査される
ので直ちに光ビームγを認識することができ、最後には
光ビームγは収束されるので、不良箇所fを正確に認識
することが可能になる。もちろん、これ以外のパターン
で走査させながら不良箇所fに収束させるようにしても
よい。
スポットは非常に小さく、目視で探し出すには非常に困
難を伴う。そこで、4つのステータ23を駆動させてロ
ータ24を2次元的に回転させ、光ビームγを様々なパ
ターンに走査させながら不良箇所fに照射させるように
すると、光ビームγを容易に捉えることができ、迅速に
作業を行なうことができる。このためには、光ビームγ
を例えば図6(a)に示すようにうず状に走査させなが
ら不良箇所fに収束させたり、図6(b)に示すように
走査幅が次第に短くなるようにクロス状に走査させなが
ら収束させたり、また図6(c)に示すように大きな円
から小さな円となるように同心円状に光ビームγを走査
させながら収束させることにすればよい。このように、
照射直後にあっては広い範囲で光ビームγが走査される
ので直ちに光ビームγを認識することができ、最後には
光ビームγは収束されるので、不良箇所fを正確に認識
することが可能になる。もちろん、これ以外のパターン
で走査させながら不良箇所fに収束させるようにしても
よい。
【0028】また、不良内容によって光ビームγの色が
変えられるので、作業者は光ビームγの色を識別するこ
とによって不良内容を直ちに理解できる。したがって、
即座にどんな作業をすればよいかを判断することがで
き、ディスプレイ21によって確認することなく作業を
行なえ、よりスピーディに作業内容を把握することがで
きる。
変えられるので、作業者は光ビームγの色を識別するこ
とによって不良内容を直ちに理解できる。したがって、
即座にどんな作業をすればよいかを判断することがで
き、ディスプレイ21によって確認することなく作業を
行なえ、よりスピーディに作業内容を把握することがで
きる。
【0029】図7に示すものは、本発明の別な実施例で
ある検査指示装置6の球面モータ33を一部破断した断
面図であって、ロータ24には発光素子39から出射さ
れた光の集光位置が調整可能な光源35が備えられてい
る。光源35は、光を透過させるガラス基板36の一方
の面にシリコン基板37が張り合わされており、ガラス
基板36の他方の面にはフレネルレンズのような回折型
の結像素子44が設けられている。シリコン基板37に
はウェットエッチングが施されて角錐台状若しくは円錐
台状の凹部38が形成されており、凹部38の底面には
LEDや半導体レーザーのような発光素子39と対向し
て可動ミラー部40が構成されている。可動ミラー部4
0はシリコン基板37に凹部38を形成してできた薄膜
部41と、薄膜部41を厚さ方向に変位させることので
きる駆動部42とから構成されており、駆動部42は例
えば横歪みを発生させて起歪する強誘電体膜が2枚の金
属薄膜に挟まれた構造となっている。この薄膜部41の
内面は鏡面加工が施されてミラー面43となっており、
発光素子39から出射された光を反射させることができ
る。
ある検査指示装置6の球面モータ33を一部破断した断
面図であって、ロータ24には発光素子39から出射さ
れた光の集光位置が調整可能な光源35が備えられてい
る。光源35は、光を透過させるガラス基板36の一方
の面にシリコン基板37が張り合わされており、ガラス
基板36の他方の面にはフレネルレンズのような回折型
の結像素子44が設けられている。シリコン基板37に
はウェットエッチングが施されて角錐台状若しくは円錐
台状の凹部38が形成されており、凹部38の底面には
LEDや半導体レーザーのような発光素子39と対向し
て可動ミラー部40が構成されている。可動ミラー部4
0はシリコン基板37に凹部38を形成してできた薄膜
部41と、薄膜部41を厚さ方向に変位させることので
きる駆動部42とから構成されており、駆動部42は例
えば横歪みを発生させて起歪する強誘電体膜が2枚の金
属薄膜に挟まれた構造となっている。この薄膜部41の
内面は鏡面加工が施されてミラー面43となっており、
発光素子39から出射された光を反射させることができ
る。
【0030】この光源35は、駆動部42をオンして強
誘電体膜に電界を印加することにより、強誘電体膜が横
方向に歪み、薄膜部41が座屈する。したがって、印加
する電圧を調整することによって発光素子39からミラ
ー面43までの距離が変化し(あるいはミラー面43の
曲率が変化し)、発光素子39から出射された光ビーム
γの集光位置を容易に変化させることができる。したが
って、この光源35を用いて光ビームγの集光位置を調
整し、実装基板11上における光ビームγのスポットの
大きさを次第に小さくして照射領域を次第に不良箇所f
に収束させるようにすれば、容易に不良箇所fを肉眼で
捉えることができる。
誘電体膜に電界を印加することにより、強誘電体膜が横
方向に歪み、薄膜部41が座屈する。したがって、印加
する電圧を調整することによって発光素子39からミラ
ー面43までの距離が変化し(あるいはミラー面43の
曲率が変化し)、発光素子39から出射された光ビーム
γの集光位置を容易に変化させることができる。したが
って、この光源35を用いて光ビームγの集光位置を調
整し、実装基板11上における光ビームγのスポットの
大きさを次第に小さくして照射領域を次第に不良箇所f
に収束させるようにすれば、容易に不良箇所fを肉眼で
捉えることができる。
【0031】図8に示すものは、本発明のさらに別な実
施例である検査指示装置6のヘッド部15を一部破断し
た構造図である。ステージ16上に配置されたヘッド部
15の球面モータ33のロータ24表面には反射ミラー
45が固定されており、ヘッド部15の先端部にはLE
Dや半導体レーザー、ハロゲンランプなどの発光素子4
6とコリメートレンズ47とからなる光源が備えられて
いる。このヘッド部15は、ステータ23を駆動するこ
とによりロータ24を回動させ、光源からの光ビームγ
の入射角を変化させることができる。しかして、制御部
17によって球面モータ33を駆動すると反射ミラー4
5が回動して光ビームγの入射角が変化する。したがっ
て、光ビームγの照射方向を変化させることができ、実
装基板11上の不良箇所fに光ビームγを照射すること
ができる。このように、球面モータ33のロータ24表
面に反射ミラー45を設け、光ビームγを反射ミラー4
5で反射させて不良箇所fを指示することもできる。こ
の場合にも、球面モータ33と一枚の反射ミラー45と
によって駆動機構を構成することができるので、その構
成が非常に簡単になる。また、光ビームγは反射ミラー
45で一度反射されるだけであるので、従来の検査指示
装置71のように反射による誤差が重複する恐れもな
く、光ビームγの制御精度も向上する。
施例である検査指示装置6のヘッド部15を一部破断し
た構造図である。ステージ16上に配置されたヘッド部
15の球面モータ33のロータ24表面には反射ミラー
45が固定されており、ヘッド部15の先端部にはLE
Dや半導体レーザー、ハロゲンランプなどの発光素子4
6とコリメートレンズ47とからなる光源が備えられて
いる。このヘッド部15は、ステータ23を駆動するこ
とによりロータ24を回動させ、光源からの光ビームγ
の入射角を変化させることができる。しかして、制御部
17によって球面モータ33を駆動すると反射ミラー4
5が回動して光ビームγの入射角が変化する。したがっ
て、光ビームγの照射方向を変化させることができ、実
装基板11上の不良箇所fに光ビームγを照射すること
ができる。このように、球面モータ33のロータ24表
面に反射ミラー45を設け、光ビームγを反射ミラー4
5で反射させて不良箇所fを指示することもできる。こ
の場合にも、球面モータ33と一枚の反射ミラー45と
によって駆動機構を構成することができるので、その構
成が非常に簡単になる。また、光ビームγは反射ミラー
45で一度反射されるだけであるので、従来の検査指示
装置71のように反射による誤差が重複する恐れもな
く、光ビームγの制御精度も向上する。
【0032】上記の実装検査システムにあってはインラ
インでの使用について説明したが、もちろん、オフライ
ンでの使用とすることも可能である。例えば、図9に示
すように自動検査装置4と一台以上の検査指示装置6と
を用いて、実装検査システムを構成することもできる。
自動検査装置4は検査端末(コンピューター)51によ
って制御されており、自動検査装置4により検出された
実装基板11の実装情報や位置情報は実装基板11の識
別番号とともに、検査端末51からサーバコンピュータ
53に送信され、サーバコンピュータ53に記憶されて
いる。各検査指示装置6では、作業者は実装基板11を
所定の基板方向となるようにステージ16上の所定位置
に載置し、実装基板11に付された識別番号を検査指示
端末52のキーボード54やバーコードリーダから入力
する。識別番号が入力されると、検査指示装置6の検査
指示端末52はサーバコンピュータ53に記憶された該
当する実装基板11の位置情報や実装情報を読み出し、
不良内容を検査指示端末52のディスプレイ55に表示
するとともに、位置情報に基づいてヘッド部15の球面
モータ33を駆動して、不良箇所に光ビームγを照射す
ることができる。作業者はこうして指示された実装不良
を修正し一枚の実装基板11の全ての修正が済むと、次
の実装基板11をステージ16上に載置して実装不良を
修正することができる。このように検査指示装置6はオ
フラインでの使用とすることもできる。また、自動検査
装置4によって得られた実装基板11の画像をディスプ
レイ55に表示すれば、表示画面を見ながら不良箇所の
確認がさらに容易にでき、速くて確実な修正作業を行な
うことができる。
インでの使用について説明したが、もちろん、オフライ
ンでの使用とすることも可能である。例えば、図9に示
すように自動検査装置4と一台以上の検査指示装置6と
を用いて、実装検査システムを構成することもできる。
自動検査装置4は検査端末(コンピューター)51によ
って制御されており、自動検査装置4により検出された
実装基板11の実装情報や位置情報は実装基板11の識
別番号とともに、検査端末51からサーバコンピュータ
53に送信され、サーバコンピュータ53に記憶されて
いる。各検査指示装置6では、作業者は実装基板11を
所定の基板方向となるようにステージ16上の所定位置
に載置し、実装基板11に付された識別番号を検査指示
端末52のキーボード54やバーコードリーダから入力
する。識別番号が入力されると、検査指示装置6の検査
指示端末52はサーバコンピュータ53に記憶された該
当する実装基板11の位置情報や実装情報を読み出し、
不良内容を検査指示端末52のディスプレイ55に表示
するとともに、位置情報に基づいてヘッド部15の球面
モータ33を駆動して、不良箇所に光ビームγを照射す
ることができる。作業者はこうして指示された実装不良
を修正し一枚の実装基板11の全ての修正が済むと、次
の実装基板11をステージ16上に載置して実装不良を
修正することができる。このように検査指示装置6はオ
フラインでの使用とすることもできる。また、自動検査
装置4によって得られた実装基板11の画像をディスプ
レイ55に表示すれば、表示画面を見ながら不良箇所の
確認がさらに容易にでき、速くて確実な修正作業を行な
うことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、球面モータを用いて光
の照射制御を行なっているので、用いる球面モータは一
つで済み、検査指示装置を小型化することができる。
の照射制御を行なっているので、用いる球面モータは一
つで済み、検査指示装置を小型化することができる。
【0034】特に、ロータと微小振動を発生させるステ
ータとからなる球面モータにあっては、検査指示装置を
さらに小型化することができる。また、ロータは圧接駆
動されるので制御精度がよく、ロータに光源やミラーを
取り付けることにより精度よく光の照射方向を制御でき
る。
ータとからなる球面モータにあっては、検査指示装置を
さらに小型化することができる。また、ロータは圧接駆
動されるので制御精度がよく、ロータに光源やミラーを
取り付けることにより精度よく光の照射方向を制御でき
る。
【0035】このとき光源をロータに取り付けた検査指
示装置にあっては、光を反射するミラーが不要になり、
構造が簡単でさらに装置の小型化が図れる。しかも、光
源とミラーとの光軸調整が不要になり、製造工程やメン
テナンスを簡略化できる。また、光の出射方向を直接制
御できるので、位置決め精度は格段に向上する。
示装置にあっては、光を反射するミラーが不要になり、
構造が簡単でさらに装置の小型化が図れる。しかも、光
源とミラーとの光軸調整が不要になり、製造工程やメン
テナンスを簡略化できる。また、光の出射方向を直接制
御できるので、位置決め精度は格段に向上する。
【0036】また、色の異なる複数の光源を備えると、
適宜色を使いわけ一台の検査指示装置により複数の目的
に使うことができ、作業者の誤認等の予防など操作性を
向上できる。
適宜色を使いわけ一台の検査指示装置により複数の目的
に使うことができ、作業者の誤認等の予防など操作性を
向上できる。
【0037】さらに、終局的に光を照射すべき箇所より
も広い領域に照射させた後、当該照射箇所に収束させる
ようにすれば、光の照射位置をはやく認識することがで
き、また、終局的にはビームスポットが収束されるの
で、不良箇所を正確に指示することができる。このため
視認性と作業性がより一層よくなる。
も広い領域に照射させた後、当該照射箇所に収束させる
ようにすれば、光の照射位置をはやく認識することがで
き、また、終局的にはビームスポットが収束されるの
で、不良箇所を正確に指示することができる。このため
視認性と作業性がより一層よくなる。
【図1】本発明の検査指示装置を備えた実装検査システ
ムを示す全体構成図である。
ムを示す全体構成図である。
【図2】同上の検査指示装置を示す概略斜視図である。
【図3】同上の検査指示装置のヘッド部の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図4】同上の検査指示装置のヘッド部の構造を示す一
部破断した断面図である。
部破断した断面図である。
【図5】(a)は球面モータを示す一部破断した平面
図、(b)(c)は同上のステータを示す正面図及び断
面図である。
図、(b)(c)は同上のステータを示す正面図及び断
面図である。
【図6】(a)(b)(c)はそれぞれ、同上の検査指
示装置によって得られる光のビームパターンを示す図で
ある。
示装置によって得られる光のビームパターンを示す図で
ある。
【図7】本発明の別な実施例であるヘッド部の一部破断
した断面図である。
した断面図である。
【図8】本発明のさらに別な実施例のヘッド部の一部破
断した概略構造図である。
断した概略構造図である。
【図9】本発明の検査指示装置を備えた別な実装検査シ
ステムを示す構成図である。
ステムを示す構成図である。
【図10】従来例の検査指示装置を示す概略構造図であ
る。
る。
1 電子部品自動載置装置 2 自動ハンダ装置 4 自動検査装置 6 検査指示装置 15 ヘッド部 23 ステータ 24 ロータ 25 光源
Claims (6)
- 【請求項1】 検査対象物が載置されるステージと、前
記検査対象物へ光を照射する光源と、前記光源の光の照
射位置を制御する球面モータと、から構成される検査指
示装置。 - 【請求項2】 前記球面モータは、複数のステータを略
球状のロータの表面に圧接させ、ステータに発生させた
微小振動をロータへ伝達させて当該ロータを回転駆動さ
せるようにしたものであることを特徴とする請求項1に
記載の検査指示装置。 - 【請求項3】 前記ロータに、前記光源を取り付けたこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の検査指示装置。 - 【請求項4】 前記ロータにミラーを取り付け、前記光
源から出射された光を当該ミラーで反射させることを特
徴とする請求項1又は2に記載の検査指示装置。 - 【請求項5】 異なる色の光を出射する複数の光源を備
えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査
指示装置。 - 【請求項6】 前記光源から出射された光が、終局的に
光を照射すべき箇所よりも広い領域に照射された後、当
該照射箇所に収束することを特徴とする請求項1又は2
に記載の検査指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333267A JPH08166350A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 検査指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333267A JPH08166350A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 検査指示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166350A true JPH08166350A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18264198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6333267A Pending JPH08166350A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 検査指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166350A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000097864A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-07 | Olympus Optical Co Ltd | 外観検査用投光装置 |
JP2006300678A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Bridgestone Corp | 製品の外観検査方法と外観検査補助装置 |
JP2007071773A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Fujinon Corp | レンズ合否表示装置 |
JP2007315960A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Fujinon Corp | レンズ測定装置 |
JP2017168791A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 富士機械製造株式会社 | 電子部品装着機及び生産ライン |
CN107222142A (zh) * | 2017-06-23 | 2017-09-29 | 安徽大学 | 一种三自由度运动永磁球形步进电动机驱动电路 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP6333267A patent/JPH08166350A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000097864A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-07 | Olympus Optical Co Ltd | 外観検査用投光装置 |
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