JPH08165902A - セラミック静翼 - Google Patents

セラミック静翼

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JPH08165902A
JPH08165902A JP7750895A JP7750895A JPH08165902A JP H08165902 A JPH08165902 A JP H08165902A JP 7750895 A JP7750895 A JP 7750895A JP 7750895 A JP7750895 A JP 7750895A JP H08165902 A JPH08165902 A JP H08165902A
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JP
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cooling air
ceramic
blade core
blade
gas turbine
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Application number
JP7750895A
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English (en)
Inventor
Masato Nakayama
真人 中山
Takashi Machida
隆志 町田
Noboru Hisamatsu
暢 久松
Isao Yuri
功 百合
Kazunori Watanabe
和徳 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】静翼は、燃焼ガスに直接曝されるセラミック部
材(セラミックシェル1、内及び外セラミックサイドウ
ォール2,3)、及びそのセラミック部材を遮熱部材
7,8,8’,9,9’を介して支える金属部材(内及
び外シュラウド4,5、翼芯6)から構成される。金属
部材、特に翼芯6の冷却は、翼芯6の内部に設けられた
冷却空気孔a,b,cを通る冷却空気によって行う。冷
却空気孔a,b,cは冷却空気に往来を持たせるために
リターンフロー冷却方式で構成されている。更に、この
金属部材の冷却空気は、隣設する回転動翼との隙間部の
シール空気も兼ねている。 【効果】金属部材の一部である翼芯の冷却に使われる冷
却空気流量を従来より大幅に低減しても十分に翼芯の温
度を耐熱温度以下に抑え得る。また、隣設する回転動翼
との隙間部のシール空気流量も従来より大幅に低減する
ことができるので、燃焼ガスの高温化に伴ってガスター
ビン単体の飛躍的な熱効率の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温ガスタービンにお
ける静翼に係わり、特にガスタービンの性能及び信頼性
の向上を図るに好適な構造を有するセラミック静翼に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に、ガスタービン単体の熱効率とガ
スタービン高温部の冷却に用いられる冷却空気流量比の
関係を示す。ここで、冷却空気流量比とは、タービン部
と同軸の圧縮機によって作り出された圧縮空気総流量に
対する冷却空気流量の割合を示している。ガスタービン
単体の熱効率は、タービン入口温度(T.I.T.)が
上昇するにつれて、また、冷却空気流量比が減少するに
つれて向上する。図中の「GT」とはガスタービンを意
味し、出力20MWの場合で例示してある(図4,図9
においても同じ。)。
【0003】従来の金属製ガスタービン用静翼は、静翼
の内壁や表面を空気により冷却し、翼部温度を翼材料の
耐熱温度以下に抑えることによって成立しているので、
ガスタービン単体の熱効率を向上させるためには、翼材
料をより耐熱性の高い材料に置き換えるか、或いは冷却
効率を向上させて冷却空気流量比を低減しなければなら
ない。
【0004】しかしながら、従来の金属製ガスタービン
用静翼においては、燃焼ガスの高温化に翼材料自体の耐
熱性が対応できないこと、また、冷却構造部における冷
却方法が性能的にほぼ限界に達していること等によっ
て、図4に示すように、燃焼ガスの高温化に伴うガスタ
ービン単体の熱効率の向上はあまり期待できない。
【0005】そこで、耐熱性の高いセラミックスをガス
タービン用静翼に用い、ガスタービン単体の熱効率を向
上させる開発が進められている。従来のような産業用大
容量ガスタービンに用いるセラミック静翼は、例えば、
特開昭61−89905号公報、同61−89906号
公報、同61−89908号公報、同61−66802
号公報、或いは同62−605号公報等に燃焼ガス流路
を形成するセラミック部材、及びそれを保持する金属部
材から成るセラミック静翼について記載がなされてい
る。
【0006】図5及び図6に、従来のセラミック静翼の
断面図を、また、図7及び図8に、他の従来のセラミッ
ク静翼の断面図をそれぞれ示す。図6は図5の横断面
図、図8は図7の横断面図である。図5及び図7の上側
がガスタービンの外周側、下側が同じく内周側に相当す
る。図5及び図6におけるセラミック静翼は、燃焼ガス
に直接曝されるセラミック部材(セラミックシェル1、
内及び外セラミックサイドウォール2,3、これらは一
体構造)、そのセラミック部材を挾み込んで固定するた
めの金属部材(内及び外シュラウド4,5、翼芯6)、
及び緩衝部材10から構成されている。11は冷却空気
孔である。
【0007】図7及び図8におけるセラミック静翼は、
燃焼ガスに直接曝されるセラミック部材(セラミックシ
ェル1、内及び外セラミックサイドウォール2,3)、
及びそのセラミック部材を遮熱部材7,8,9を介して
支える金属部材(内及び外シュラウド4,5、翼芯6)
から構成されている。このように、セラミック部材と金
属部材の複合構造であるセラミック静翼では、セラミッ
ク部材は無冷却でも十分に成立するが、燃焼ガスによっ
て曲げ応力を受ける金属部材、特に翼芯6は冷却によっ
てその温度を翼芯材料の耐熱温度以下に抑える必要があ
る。
【0008】従来のセラミック静翼では、翼芯6の冷却
は、翼芯6の内部に設けられた冷却空気孔11を通る冷
却空気によって、或いは他方では、冷却空気孔11を通
って一旦翼芯6の外表面に流れ、翼芯6の外表面凹部と
遮熱部材7との隙間部に設けられた冷却空気流路12、
及び通気性に富み変形能の大きい遮熱部材8、9の内部
を抜ける冷却空気によって行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
金属製ガスタービン用静翼では、燃焼ガスの高温化に伴
うガスタービン単体の大幅な熱効率の向上があまり期待
できないので、現在では、耐熱性の高いセラミックスを
ガスタービン用静翼に用い、ガスタービン単体の熱効率
を向上させる開発が進められている。
【0010】しかしながら、セラミックスは金属材料と
比較して非常に脆い材料であるため、ガスタービンの機
械的応力を受け持つ構造部材として用いることはでき
ず、セラミック静翼の構造はセラミック部材と金属部材
の複合構造としなければならない。従って、セラミック
静翼では、金属部材を冷却し、その温度を耐熱温度以下
に抑える必要がある。図5及び図6に示すような従来の
セラミック静翼の冷却構造では、あまり冷却性能が高く
ないので、金属部材、特に翼芯6の温度を耐熱温度以下
に抑えるためには多くの冷却空気流量を必要とし、結果
として、図9のように、ガスタービン単体の大幅な熱効
率の向上を得ることができなかった。
【0011】更に、このような冷却構造はあまり冷却性
能が高くなく、燃焼ガス温度が上昇するにつれて翼芯6
の温度も上昇するので、燃焼ガスの高温化に伴ってガス
タービン単体の熱効率の向上幅が小さくなる傾向があっ
た。
【0012】また、図7及び図8に示すような従来のセ
ラミック静翼の冷却構造では、翼芯6の温度を耐熱温度
以下に抑えるために上述のセラミック静翼ほど多くの冷
却空気流量を必要とはしないが、翼芯6を冷却する冷却
空気が出口の不確定な遮熱部材8、9の内部を通り抜け
るため、翼ごとの冷却空気流量にばらつきが生じ、場所
によるセラミック静翼の不均一な熱膨張によって強度信
頼性が著しく低下する危険性がある。燃焼ガス温度が上
昇するにつれて更にこの傾向は強くなり、セラミックシ
ェル1に非定常な熱応力が加わることによって高温領域
でのセラミック静翼の成立に不安定要素を与えることに
なった。
【0013】本発明の目的は、このような問題点を解決
し、性能及び強度信頼性に優れた高温ガスタービン用静
翼を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の高温ガスタービン用セラミック静翼は、
燃焼ガス流路を形成するセラミック部材、及びそれを保
持する金属部材から成り、金属部材の一部である翼芯の
冷却に使われる冷却空気流量を低減し、かつ翼ごとの冷
却空気流量にばらつきが生じない構造を有している。
【0015】すなわち、セラミック部材と金属部材の複
合構造から成る高温ガスタービン用静翼において、金属
部材の一部である翼芯に開ける冷却空気孔の開口率を翼
芯の横断面積に対して10%以下とし、翼芯の冷却に使
われる冷却空気流量を低減すること、また、出口の不確
定な遮熱部材の内部に冷却空気を通さないことによって
翼ごとの冷却空気流量のばらつきを抑えることを特徴と
している。
【0016】更に、翼芯の冷却構造をリターンフロー或
いはインピンジメント冷却方式として翼芯の冷却に使わ
れる冷却空気流量を低減し、かつその冷却構造が冷却空
気を燃焼ガス流中に放出しない密閉型の冷却構造である
ことを特徴としている。
【0017】更に、本発明の高温ガスタービン用セラミ
ック静翼は、冷却空気流路の往来を持たせるために翼芯
に翼芯キャップ或いはピンを設け、または同様に冷却空
気流路の往来を持たせるために翼芯が外周側/内周側の
少なくとも一方に冷却空気流路を設けた二重翼芯構造と
することが好ましい。
【0018】
【作用】本発明の高温ガスタービン用セラミック静翼
は、金属部材の一部である翼芯の冷却構造にリターンフ
ロー或いはインピンジメント冷却方式を用いているた
め、冷却空気流路における冷却性能は高い。従って、翼
芯に開ける冷却空気孔を小さくし、翼芯の冷却に使われ
る冷却空気流量を従来より大幅に低減しても、十分に翼
芯の温度を耐熱温度以下に抑えることができる。
【0019】これによって、翼芯の冷却に使われる冷却
空気流量をガスタービン全体に使われる総冷却空気流量
の0.2%にすることができ、燃焼ガスの高温化に伴っ
てガスタービン単体の飛躍的な熱効率の向上を得ること
ができる。
【0020】更に、本発明の高温ガスタービン用静翼
は、翼芯の冷却に使われる冷却空気を燃焼ガス流中に放
出しない密閉型の冷却構造であるため、この冷却空気を
初段静翼と初段動翼との隙間部のシール用にも用いるこ
とができ、シール空気を従来より大幅に低減することに
よりさらなるガスタービン単体の熱効率の向上に寄与す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に従って説明
する。◆図1及び図2に、ガスタービン単体の熱効率の
向上を目的とした本発明の高温ガスタービン用静翼の実
施例の一例を示す。図1は、高温ガスタービン用静翼翼
列を構成する1枚の静翼部の基本構造を示す縦断面図、
図2は、図1の横断面図である。図1の上側がガスター
ビンの外周側、下側が同じく内周側に相当する。図1及
び図2における高温ガスタービン用静翼は、燃焼ガスに
直接曝されるセラミック部材(セラミックシェル1、内
及び外セラミックサイドウォール2,3)、及びそのセ
ラミック部材を遮熱部材7,8,8’,9,9’を介し
て支える金属部材(内及び外シュラウド4、5、翼芯
6)から構成されている。
【0022】セラミックシェル1は、内及び外セラミッ
クサイドウォール2,3にそれぞれ設けられた嵌合溝に
嵌合されている。これらは、リテーナリング(図示せ
ず)に嵌合固定される金属部材の一部である外シュラウ
ド5とサポートリング(同じく図示せず)に嵌合保持さ
れる金属部材の一部である内シュラウド4に挾み込まれ
て固定されている。
【0023】内セラミックサイドウォール2と内シュラ
ウド4の間、及び外セラミックサイドウォール3と外シ
ュラウド5の間には、それぞれ遮熱部材8,8’,9,
9’が重ね合わされている。この遮熱部材8,8’,
9,9’は、内及び外セラミックサイドウォール2,3
と内及び外シュラウド4,5間の熱伝達を抑え、また、
高温である燃焼ガスに加熱されて生じるセラミック部材
と金属部材との翼長方向の熱膨張量の差も緩和する役目
を果たしている。内及び外シュラウド4,5は、金属部
材の一部である翼芯6によって連結されている。
【0024】セラミックシェル1と翼芯6の間には、遮
熱部材7が介在している。この遮熱部材7も、セラミッ
クシェル1と翼芯6間の熱伝達を抑え、更に、セラミッ
クシェル1の位置決めを行っている。燃焼ガス流路は内
周及び外周の円筒状壁面を形成する内及び外セラミック
サイドウォール2,3とセラミックシェル1によって構
成され、高温高圧の燃焼ガスはこの燃焼ガス流路の中を
図1中の矢印の方向に流れる。これらのセラミック部材
は、前後の圧力差によって外力を受けるが、金属部材に
よって支えられているため、セラミック部材にはこの外
力による応力はさほど発生しない。
【0025】本実施例はリターンフロー冷却方式を示し
ており、すなわち、金属部材、特に翼芯6の冷却は、翼
芯6の内部に設けられた冷却空気孔a,b,cを通る冷
却空気によって行っている。この冷却空気孔a,b,c
は、図10に示すように、外シュラウド5から入り翼芯
6の内部を通って内シュラウド4に向かう往路冷却空気
孔a、内シュラウド4内で方向を変え翼芯6の内部を通
って外シュラウド5に向かう復路冷却空気孔b、再び外
シュラウド5内で方向を変え翼芯6の内部を通って内シ
ュラウド4から出る往路冷却空気孔cから構成されてい
る。
【0026】従って、図11に示すように、この冷却空
気孔a,b,cを翼芯6の内部の外周側近くに配置し、
翼芯6の外周面における冷却性能を高めることによって
翼芯6の冷却に使われる冷却空気流量を従来より大幅に
低減することができる。
【0027】図12に、翼芯6の冷却に使われる冷却空
気流量をガスタービン全体に使われる総冷却空気流量の
0.2%にした場合の翼芯6中央部の温度解析結果例を
示す。燃焼ガス温度は翼長方向の平均で1500℃とし
た。図12によると、翼芯6の冷却に使われる冷却空気
流量をガスタービン全体に使われる総冷却空気流量の
0.2%と従来より大幅に低減しても、翼芯6の温度は
十分に耐熱温度(インコネル600ならば800℃。例
示においては最も高温になる箇所でも605℃前後であ
る。)以下で保たれることがわかる。
【0028】更に、例えば図13に示すように、燃焼ガ
スからの熱伝達が大きい部分に冷却空気孔aを重点的に
配置すれば、翼芯6における冷却効率を向上させること
ができ、翼芯6の冷却に使われる冷却空気流量をより低
減することができる。翼芯6の内部に設ける冷却空気孔
のリターン回数については、冷却空気孔のリターン回数
が多ければ多いほど翼芯6の冷却に使われる冷却空気流
量は低減されるが、冷却空気温度は冷却空気孔を流れる
につれて上昇し、出口側に近い往路冷却空気孔或いは復
路冷却空気孔ほど冷却性能は劣ることになるので、2回
或いは4回が適当である。
【0029】内及び外シュラウド4,5の冷却は、内及
び外シュラウド4,5の内部に設けられた冷却空気孔
d,eを通る冷却空気によって行っている。この冷却空
気は、内及び外シュラウド4,5の内及び外周壁に衝突
し、内及び外周壁を冷却した後、内及び外シュラウド
4、5の内部に設けられた冷却空気孔d、eに流入す
る。セラミック部材(セラミックシェル1、内及び外セ
ラミックサイドウォール2,3)及び遮熱部材7,8,
8’,9,9’の材質については、燃焼ガスに直接曝さ
れるセラミック部材(セラミックシェル1、内及び外セ
ラミックサイドウォール2,3)は耐熱性に優れた構造
用セラミックスで、遮熱部材7は耐熱性及び断熱性に優
れ、狭い隙間部に充填できる無機材質(例えば、アルミ
ナセラミックス系)充填材で、遮熱部材8、9は耐熱性
及び断熱性に優れ、通気性が低い無機材質(例えば、繊
維強化セラミックス)材で、また、遮熱部材8’、9’
は耐熱性及び断熱性に優れ、弾性変形能の大きい柔軟な
無機材質(例えば、セラミック繊維による織物)材でそ
れぞれ製造される。
【0030】図14及び図15に、本発明の高温ガスタ
ービン用静翼の他の実施例の一例を示す。図14は、高
温ガスタービン用静翼翼列を構成する1枚の静翼部の基
本構造を示す縦断面図、図15は、図14の横断面図で
ある。図14の上側がガスタービンの外周側、下側が同
じく内周側に相当する。図14及び図15における高温
ガスタービン用静翼は図1及び図2における高温ガスタ
ービン用静翼と翼芯6の冷却構造が異なり、その冷却構
造にインピンジメント冷却方式を用いている。翼芯6の
冷却に使われる冷却空気は空気孔の直近において約15
ata程度の圧がかかっている。これはガスタービンの
背圧の有効利用を図り、コンプレッサを通して供給され
る。
【0031】翼芯6の冷却に使われる冷却空気は外シュ
ラウド5から翼芯6’の内部に設けられた冷却空気孔f
に入り、冷却空気孔fに設けられた冷却空気孔gから吹
き出し、翼芯6の内周壁を冷却した後、翼芯6の内部を
通って内シュラウド4に向かって流れる。尚、前後の圧
力差によって外力を受けるセラミック部材(セラミック
シェル1、内及び外セラミックサイドウォール2,3)
は、遮熱部材7を介して翼芯6によって支えられてい
る。その他の構造は前述の実施例と同様である。図16
に、本発明の高温ガスタービン用静翼と隣設する回転動
翼とのシール構造に関する実施例の一例を示す。図16
は、高温ガスタービン初段部付近の基本構造を示す縦断
面図である。図16の上側がガスタービンの外周側、下
側が同じく内周側に相当する。従来の金属製ガスタービ
ン用静翼は、図17に示すように、静翼の内壁や表面を
冷却した後、その冷却空気Eを燃焼ガス流中に放出して
いた。従って、初段静翼Bと初段動翼Cとの隙間部のシ
ールには内シュラウド4の内周側から流れるシール空気
Fを用いていた。尚、Aはトランジションピース、Dは
動翼シュラウドである。
【0032】しかしながら、本実施例の高温ガスタービ
ン用静翼は、翼芯6の冷却に使われる冷却空気Eを燃焼
ガス流中に放出しない密閉型の冷却構造であるため、こ
の冷却空気Eを初段静翼Bと初段動翼Cとの隙間部のシ
ール用にも用いることができる。これによって、本発明
の高温ガスタービン用静翼においては、内シュラウド4
の内周側から流れるシール空気Fを従来より大幅に低減
することができ、更なるガスタービン単体の熱効率の向
上に寄与することができる。
【0033】図18及び図2に、ガスタービン単体の熱
効率の向上を目的とした本発明の高温ガスタービン用セ
ラミック静翼の他の実施例を示す。図18は、高温ガス
タービン用セラミック静翼翼列を構成する1枚の静翼部
の基本構造を示す縦断面図、図2は、図1の横断面図で
もあるが、図18の横断面図も兼ねる。図18の上側が
ガスタービンの外周側、下側が同じく内周側に相当す
る。
【0034】図18及び図2における高温ガスタービン
用セラミック静翼は、燃焼ガスに直接曝されるセラミッ
ク部材(セラミックシェル1、内及び外セラミックサイ
ドウォール2,3)、及びそのセラミック部材を遮熱部
材7,8,8’,9,9’を介して支える金属部材(内
及び外シュラウド4,5、翼芯6、翼芯キャップ6’)
から構成されている。
【0035】セラミックシェル1は、内及び外セラミッ
クサイドウォール2,3にそれぞれ設けられた嵌合溝に
嵌合されている。これらは、リテーナリング(図示せ
ず)に嵌合固定される金属部材の一部である外シュラウ
ド5とサポートリング(同じく図示せず)に嵌合保持さ
れる金属部材の一部である内シュラウド4に挾み込まれ
て固定されている。
【0036】内セラミックサイドウォール2と内シュラ
ウド4の間、及び外セラミックサイドウォール3と外シ
ュラウド5の間には、それぞれ遮熱部材8,8’,9,
9’が重ね合わされている。この遮熱部材8,8’,
9,9’は、内及び外セラミックサイドウォール2,3
と内及び外シュラウド4,5間の熱伝達を抑え、また、
高温である燃焼ガスに加熱されて生じるセラミック部材
と金属部材との翼長方向の熱膨張量の差も緩和する役目
を果たしている。
【0037】内及び外シュラウド4,5は、金属部材の
一部である翼芯6によって連結されている。セラミック
シェル1と翼芯6の間には、遮熱部材7が介在してい
る。この遮熱部材7も、セラミックシェル1と翼芯6間
の熱伝達を抑え、更に、セラミックシェル1の位置決め
を行っている。
【0038】燃焼ガス流路は、内周及び外周の円筒状壁
面を形成する内及び外セラミックサイドウォール2,3
とセラミックシェル1によって構成され、高温高圧の燃
焼ガスはこの燃焼ガス流路の中を図1中の矢印の方向に
流れる。これらのセラミック部材は、前後の圧力差によ
って外力を受けるが、金属部材によって支えられている
ため、セラミック部材にはこの外力による応力はさほど
発生しない。
【0039】金属部材、特に翼芯6の冷却は、翼芯6の
内部に設けられた冷却空気孔a,b,cを通る冷却空気
によって行っている。この冷却空気孔a,b,cは図1
9に示すように、外シュラウド5から入り翼芯6の内部
を通って内シュラウド4に向かう往路冷却空気孔a、内
シュラウド4内で方向を変え翼芯6の内部を通って外シ
ュラウド5に向かう復路冷却空気孔b、再び外シュラウ
ド5内で方向を変え翼芯6の内部を通って内シュラウド
4から出る往路冷却空気孔cにて構成される。
【0040】冷却空気孔a,b,cのそれぞれの往来
は、翼芯キャップ6’を翼芯6の両端面に装着すること
によって行われる。すなわち、この翼芯キャップ6’に
は、一端面においては外シュラウド5から入り内シュラ
ウド4に向かう往路冷却空気孔aのみ、また、他端面に
おいては再び外シュラウド5内で方向を変え翼芯6の内
部を通って内シュラウド4から出る往路冷却空気孔cの
みが開けられている。
【0041】翼芯6と翼芯キャップ6’とは、拡散接
合、溶接、電子ビーム溶接、ボルト等によって冷却空気
の漏洩がないように接合或いは結合されている。冷却空
気孔a,b,cのそれぞれの往来部は、図18及び図2
0に示すように、翼芯6側或いは翼芯キャップ6’側の
少なくとも一方に設けられている。
【0042】翼芯6の内部に設ける冷却空気孔のリター
ン回数については、冷却空気孔のリターン回数が多けれ
ば多いほど翼芯6の冷却に使われる冷却空気流量は低減
されるが、冷却空気温度は冷却空気孔を流れるにつれて
上昇し、出口側に近い往路冷却空気孔或いは復路冷却空
気孔ほど冷却性能は劣ることになるので、2回或いは4
回が適当である。従って、翼芯キャップ6’に開ける冷
却空気孔の位置は、このリターン回数によって決められ
る。
【0043】内及び外シュラウド4,5の冷却は、内及
び外シュラウド4,5の内部に設けられた冷却空気孔
d,eを通る冷却空気によって行っている。この冷却空
気は、内及び外シュラウド4,5の内及び外周壁に衝突
し、内及び外周壁を冷却した後、内及び外シュラウド
4,5の内部に設けられた冷却空気孔d,eに流入す
る。セラミック部材(セラミックシェル1、内及び外セ
ラミックサイドウォール2,3)及び遮熱部材7,8,
8’,9,9’の材質については、燃焼ガスに直接曝さ
れるセラミック部材(セラミックシェル1、内及び外セ
ラミックサイドウォール2,3)は耐熱性に優れた構造
用セラミックスで、遮熱部材7は耐熱性及び断熱性に優
れ、狭い隙間部に充填できる無機材質(例えば、アルミ
ナセラミックス系)充填材で、遮熱部材8,9は耐熱性
及び断熱性に優れ、通気性が低い無機材質(例えば、繊
維強化セラミックス)材で、また、遮熱部材8’,9’
は耐熱性及び断熱性に優れ、弾性変形能の大きい柔軟な
無機材質(例えば、セラミック繊維による織物)材でそ
れぞれ製造される。
【0044】図21に、本発明の高温ガスタービン用セ
ラミック静翼の他の実施例の一例を示す。図21は、高
温ガスタービン用セラミック静翼翼列を構成する1枚の
静翼部の金属部材の一部である翼芯部分のみを示した縦
断面図である。図21の上側がガスタービンの外周側、
下側が同じく内周側に相当する。
【0045】図21における高温ガスタービン用セラミ
ック静翼は、図18における高温ガスタービン用セラミ
ック静翼と翼芯6の冷却空気流路往来部が異なり、冷却
空気流路の往来を持たせるために翼芯6の冷却空気流路
往来部にピン6”を設けている。翼芯6とピン6”と
は、拡散接合、溶接、電子ビーム溶接等によって冷却空
気の漏洩がないように接合されている。その他の構造は
前述の実施例と同様である。
【0046】図22に本発明の高温ガスタービン用セラ
ミック静翼の他の実施例の一例を示す。図22は高温ガ
スタービン用セラミック静翼翼列を構成する1枚の静翼
部の金属部材の一部である翼芯部分のみを示した図であ
る。図22の上側がガスタービンの外周側、下側が同じ
く内周側に相当する。図22における高温ガスタービン
用セラミック静翼は、外周側翼芯6a及び冷却空気流路
が設けられた内周側翼芯6bの二重翼芯構造を有してい
る。
【0047】内周側翼芯6bには、冷却空気孔a,b,
cが一本の冷却空気流路で構成されている。外周側翼芯
6aと内周側翼芯6bとは、しまりばめ等によって冷却
空気の漏洩がないように結合されている。尚、外周側翼
芯6aと内周側翼芯6bをしまりばめ結合する際には、
燃焼ガスに加熱された高温状態でのしまりばめ代を考慮
して行う必要がある。
【0048】また、図23に示すように、外周側翼芯6
aに冷却空気流路を設けた場合、外周側翼芯6aは半割
り構造とし、外周側翼芯6aと内周側翼芯6bとは、拡
散接合等によって冷却空気の漏洩がないように接合され
ている。その他の構造は前述の実施例と同様である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、高温ガスタービン用セ
ラミック静翼において、金属部材の一部である翼芯の冷
却に使われる冷却空気流量を従来より大幅に低減して
も、十分に翼芯の温度を耐熱温度以下に抑えることがで
きる。この結果、燃焼ガスの高温化に伴ってガスタービ
ン単体の飛躍的な熱効率の向上を得ることができる。更
に、翼ごとの冷却空気流量にばらつきが生じない構造を
有しているため、特に燃焼ガス温度高温領域での強度信
頼性の向上を得ることができる。更に望ましい態様によ
れば、隣設する回転動翼との隙間部のシール空気流量も
従来より大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高温ガスタービン用静
翼翼列を構成する1枚の静翼部の基本構造を示す縦断面
図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】ガスタービン単体の熱効率とガスタービン高温
部の冷却に用いられる冷却空気流量比の関係を示す特性
図である。
【図4】図3におけるセラミックガスタービンと従来の
金属製ガスタービンとの比較を示す特性図である。
【図5】従来のセラミック静翼の縦断面図である。
【図6】図5の横断面図である。
【図7】他の従来のセラミック静翼の縦断面図である。
【図8】図7の横断面図である。
【図9】図3におけるセラミックガスタービン冷却構造
の影響を示す特性図である。
【図10】本発明の一実施例に係る高温ガスタービン用
セラミック静翼における翼芯の冷却構造を示す斜視図で
ある。
【図11】図10の横断面図である。
【図12】翼芯の冷却に使われる冷却空気流量をガスタ
ービン全体に使われる総冷却空気流量の0.2%にした
場合の翼芯中央部の温度解析結果例を示す説明図であ
る。
【図13】燃焼ガスからの熱伝達が大きい部分に往路冷
却空気孔を重点的に配置した場合の図10の横断面図で
ある。
【図14】本発明の他の高温ガスタービン用静翼翼列例
を構成する1枚の静翼部の基本構造を示す縦断面図であ
る。
【図15】図14の横断面図である。
【図16】本発明の一実施例に係る高温ガスタービン初
段部付近の基本構造を示す縦断面図である。
【図17】従来の金属製ガスタービン初段部付近の基本
構造を示す縦断面図である。
【図18】本発明の一実施例に係る高温ガスタービン用
セラミック静翼翼列を構成する1枚の静翼部の基本構造
を示す縦断面図である。
【図19】本発明の一実施例に係る高温ガスタービン用
セラミック静翼における翼芯の冷却構造を示す斜視図で
ある。
【図20】本発明の他の高温ガスタービン用セラミック
静翼翼列を構成する1枚の静翼部の金属部材の一部であ
る翼芯部分のみを示した縦断面図である。
【図21】本発明の他の高温ガスタービン用セラミック
静翼翼列を構成する1枚の静翼部の金属部材の一部であ
る翼芯部分のみを示した縦断面図である。
【図22】本発明の他の高温ガスタービン用セラミック
静翼翼列を構成する1枚の静翼部の金属部材の一部であ
る翼芯部分のみを示した斜視図である。
【図23】本発明の他の高温ガスタービン用セラミック
静翼翼列を構成する1枚の静翼部の金属部材の一部であ
る翼芯部分のみを示した斜視図である。
【符号の説明】
1…セラミックシェル、2…内セラミックサイドウォー
ル,3…外セラミックサイドウォール、4…内シュラウ
ド、5…外シュラウド、6…翼芯、6’…翼芯キャッ
プ、6”…ピン、6a…外周側翼芯、6b…内周側翼
芯、7,8,8’,9,9’…遮熱部材、10…緩衝部
材、11…冷却空気孔、12…冷却空気流路、a,b,
c…冷却空気孔、d,e…冷却空気孔、f…冷却空気
孔、g…冷却空気孔、A…トランジションピース、B…
初段静翼、C…初段動翼、D…シュラウド、E…冷却空
気、F…シール空気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久松 暢 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人 電力中央研究所 横須賀研究所内 (72)発明者 百合 功 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人 電力中央研究所 横須賀研究所内 (72)発明者 渡辺 和徳 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人 電力中央研究所 横須賀研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンの回転軸心を中心軸とするケ
    ーシング内に固定されたリテーナリングとこのリテーナ
    リングの内側に同心で配置されたサポートリングとの間
    に環状に連結し放射状に設けられたセラミック静翼にお
    いて、燃焼ガス流路を形成するセラミック部材が遮熱部
    材を介してシュラウド及び翼芯により保持され、該翼芯
    内を冷却空気が往来する翼芯冷却構造を特徴とするセラ
    ミック静翼。
  2. 【請求項2】ガスタービンの回転軸心を中心軸とするケ
    ーシング内に固定されたリテーナリングとこのリテーナ
    リングの内側に同心で配置されたサポートリングとの間
    に環状に連結し放射状に設けられたセラミック静翼にお
    いて、燃焼ガス流路を形成するセラミック部材が遮熱部
    材を介してシュラウド及び翼芯により保持され、該翼芯
    内に冷却空気が吹き付けられる翼芯冷却構造を特徴とす
    るセラミック静翼。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、リテーナリン
    グに嵌合固定される外シュラウドから入り前記金属部材
    の内部を通ってサポートリングに嵌合保持される内シュ
    ラウドから出る冷却空気が隣設する回転動翼との隙間部
    のシール空気も兼ねる構造としたことを特徴とするセラ
    ミック静翼。
  4. 【請求項4】ガスタービンの回転軸心を中心軸とするケ
    ーシング内に固定されたリテーナリングとこのリテーナ
    リングの内側に同心で配置されたサポートリングとの間
    に放射状に連結され、かつ燃焼ガス流路を形成するセラ
    ミック部材が遮熱部材を介して金属部材により保持され
    るセラミック静翼において、前記金属部材の一部である
    翼芯内に形成した冷却空気流路を翼芯の端面に至らせ、
    該端面に翼芯キャップを設けて該冷却空気流路の向きを
    変えることにより、冷却空気流路の往来を持たせること
    を特徴とするセラミック静翼。
  5. 【請求項5】ガスタービンの回転軸心を中心軸とするケ
    ーシング内に固定されたリテーナリングとこのリテーナ
    リングの内側に同心で配置されたサポートリングとの間
    に放射状に連結され、かつ燃焼ガス流路を形成するセラ
    ミック部材が遮熱部材を介して金属部材により保持され
    るセラミック静翼において、前記金属部材の一部である
    翼芯内に形成した冷却空気流路を翼芯の端面に至らせ、
    該端面の一部にピンを嵌合させて該ピン先端部にて前記
    冷却空気流路の向きを変えることにより、冷却空気流路
    の往来を持たせることを特徴とするセラミック静翼。
  6. 【請求項6】ガスタービンの回転軸心を中心軸とするケ
    ーシング内に固定されたリテーナリングとこのリテーナ
    リングの内側に同心で配置されたサポートリングとの間
    に放射状に連結され、かつ燃焼ガス流路を形成するセラ
    ミック部材が遮熱部材を介して金属部材により保持され
    るセラミック静翼において、前記金属部材の一部である
    翼芯が外周側/内周側の二重翼芯構造であり、かつこれ
    らの少なくとも一方に冷却空気流路を設けたことを特徴
    とするセラミック静翼。
JP7750895A 1994-10-12 1995-04-03 セラミック静翼 Pending JPH08165902A (ja)

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