JPH08165699A - 汚水圧送管路 - Google Patents

汚水圧送管路

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Publication number
JPH08165699A
JPH08165699A JP30854094A JP30854094A JPH08165699A JP H08165699 A JPH08165699 A JP H08165699A JP 30854094 A JP30854094 A JP 30854094A JP 30854094 A JP30854094 A JP 30854094A JP H08165699 A JPH08165699 A JP H08165699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewage
duct
air
pipeline
baffle plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP30854094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Inoue
静夫 井上
Hajime Ninomiya
一 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH08165699A publication Critical patent/JPH08165699A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚水の圧送管路内に注入された空気とその汚
水とを十分に攪拌する。 【構成】 下水12の圧送を行うための管路13が下り
勾配部17を有する。この下り勾配部17に、管内の下
水12と空気26とを攪拌させるための邪魔板19を設
置した。 【効果】 邪魔板19によって下水の流れが乱されるこ
とで、管路13内の下水12と空気26とが十分に攪拌
され、嫌気化の防止とエアレーションによる浄化とが行
われる。邪魔板19の設置によって増大する圧力損失が
管路勾配を越えないようにすることで、管路13自体の
圧力損失の増大が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水などの汚水をポン
プで加圧して圧送するための、汚水圧送管路に関する。
【0002】
【従来の技術】上り勾配などを有する管路において下水
の圧送を行う場合に、長距離の管路では、管路内に空気
が供給されないために嫌気化が進む。その結果、硫酸塩
還元菌の働きにより管路内で硫化水素が発生し、悪臭の
発生や管路の腐食などの問題が起きることがある。その
対策として従来より、管路内に下水とともに空気を注入
して、その管路内の嫌気化を防止することが提案されて
いる。このように空気を注入すると、上述の嫌気化防止
により硫化水素の発生を抑制する効果を期待できるほか
に、エアレーションによる下水浄化効果をも期待でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実には上記
効果はあまり顕著には現れない。これは、単に管路内に
空気を注入しただけでは、この空気と下水との攪拌が十
分でないためである。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、汚水の圧送管路内に注入された空気とその汚水とを
十分に攪拌できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、汚水の圧送を行うための管路が下り勾配部を
有し、この下り勾配部に、管内の汚水と空気とを攪拌さ
せるための邪魔板を設置したものである。
【0006】
【作用】このような構成によれば、邪魔板によって汚水
の流れが乱されることで、管路内の汚水と空気とが十分
に攪拌され、嫌気化が防止されるとともに、エアレーシ
ョンによる汚水の浄化が行われる。しかも、邪魔板は空
気注入を行った管路の下り勾配部に設置されているが、
この下り勾配部では一般に自然流下状態となるため、発
生する圧力損失勾配は管路勾配と一致し、このため、邪
魔板の設置によって増大する圧力損失が管路勾配を越え
ないようにすることで、この邪魔板を設置しても管路自
体の圧力損失を増大させることはない。
【0007】
【実施例】図8において、11はポンプ井であり、下水12
を貯留している。このポンプ井11には、下水12を下水圧
送管路13へ圧送させるためのポンプ14と、下水圧送管路
13の内部へ空気を供給可能なコンプレッサ15とが設けら
れている。下水圧送管路13は、図示のような上り勾配部
16や下り勾配部17を有する。
【0008】図1に示すように、下り勾配部17には、下
水12の流れを部分的にせき止める障害物として作用する
邪魔板19が設けられている。図1において簡略に図示す
るとともに図5において詳細に図示するように、邪魔板
19は、下水圧送管路13の管継手20を構成する受口21の奥
端面22の下半部と、この受口21の内部に挿入される挿口
23の先端面24の下半部との間に挟み込まれて保持される
半月状の板体にて構成されている。
【0009】このような構成によれば、下水圧送管路13
の下り勾配部17を流れる下水12は、邪魔板19によって堰
き止められ、この邪魔板19の上縁25を溢流して下流側へ
流れる。そして、そのときに管内の空気26を巻き込むこ
とによって、下水12と空気26とが良好に攪拌され、嫌気
化が防止されるとともにエアレーションによる浄化が行
われる。
【0010】このとき、邪魔板19は空気注入を行った管
路13の下り勾配部17に設置されており、この下り勾配部
17では一般に自然流下状態となるため、発生する圧力損
失勾配は管路勾配と一致する。また一般に管路内に障害
物を設置すると、それによる圧力損失の増大を招くが、
空気注入を行った下り勾配管路では、管路勾配を越えな
い範囲であれば、いかなる障害物を設けても圧力損失を
増大させることはない。したがって、邪魔板19の設置に
よって増大する圧力損失が下り勾配部17の管路勾配を越
えないようにすることで、管路13の圧力損失を増大させ
ることなしに、上述の嫌気化の防止とエアレーションに
よる浄化とを行うことが可能になる。
【0011】なお、邪魔板19は、図2に示すように、多
数の三角堰を備えたジグザグ状の上縁25を有するもので
あってもよい。あるいは、図3に示すように、受口21の
奥端面と挿口23の先端面との間に挟み込まれるリング体
28の上部から下向きに垂下する複数の垂下片29を、この
リング体28と一体に形成したものであってもよい。さら
に、図4に示すように、リング体28と一体に形成された
水平方向の案内板30を上下方向に複数有し、各案内板30
が上流側から下流側に向かう方向に沿って上向きに傾斜
するように構成してもよい。
【0012】図6は、邪魔板19の取り付け構造の別の例
であって、より固定を確実にするためにボルト締めを行
ったものを示す。すなわち、邪魔板19は、本来の機能を
発揮するための本体部31の周囲に管軸方向の筒状部32が
一体に形成され、さらにこの筒状部32に、受口21の奥端
面22と挿口23の先端面24との間に挟み込まれるつば部33
が一体に形成された構成となっている。そして、筒状部
32を内周側から外周側へ貫通するようにこの筒状部32か
らねじ出される固定ボルト34が、この筒状部32の周方向
に沿って複数設けられ、これら固定ボルト34の先端が管
体の内周面を押圧することによって、邪魔板19がいっそ
う確実に管内に固定されるように構成されている。
【0013】この固定ボルト34によって管内に固定され
る構成の邪魔板19は、図7に示すように本体部31と筒状
部32とのみを有して、管のストレート部35に固定される
ように構成されたものであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、汚水
の圧送を行うための管路の下り勾配部に、管内の汚水と
空気とを攪拌させるための邪魔板を設置したため、この
邪魔板により汚水の流れを乱すことができて、管路内の
汚水と空気とを十分に攪拌でき、これによって汚水の嫌
気化を防止できるうえに、エアレーションにより汚水を
浄化できる。しかも、空気注入を行った管路の下り勾配
部に邪魔板を設置したため、この邪魔板の設置によって
増大する圧力損失が管路勾配を越えないようにすること
で、管路自体の圧力損失を増大させることなしに、上述
の嫌気化の防止とエアレーションによる浄化とを達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の汚水圧送管路と同管路にお
ける邪魔板とを示す図である。
【図2】本発明の他の実施例の汚水圧送管路と同管路に
おける邪魔板とを示す図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の汚水圧送管路と同
管路における邪魔板とを示す図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の汚水圧送管路と同
管路における邪魔板とを示す図である。
【図5】邪魔板の固定構造の一例を示す図である。
【図6】邪魔板の固定構造の他の例を示す図である。
【図7】邪魔板の固定構造のさらに他の例を示す図であ
る。
【図8】本発明にもとづく下水圧送管路の配管例を示す
概略図である。
【符号の説明】
13 下水圧送管路 17 下り勾配部 19 邪魔板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水の圧送を行うための管路であって、
    下り勾配部を有し、この下り勾配部に、管内の汚水と空
    気とを攪拌させるための邪魔板を設置したことを特徴と
    する汚水圧送管路。
JP30854094A 1994-12-13 1994-12-13 汚水圧送管路 Pending JPH08165699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30854094A JPH08165699A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 汚水圧送管路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30854094A JPH08165699A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 汚水圧送管路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08165699A true JPH08165699A (ja) 1996-06-25

Family

ID=17982264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30854094A Pending JPH08165699A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 汚水圧送管路

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JP (1) JPH08165699A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156128A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社東芝 自然流下式下水管
CN110407340A (zh) * 2019-08-21 2019-11-05 南华大学 一种高架桥雨水滞留和处理的方法及装置
CN112681046A (zh) * 2020-12-26 2021-04-20 中国民用航空飞行学院 一种机场路基排水结构

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CN110407340A (zh) * 2019-08-21 2019-11-05 南华大学 一种高架桥雨水滞留和处理的方法及装置
CN110407340B (zh) * 2019-08-21 2024-01-30 南华大学 一种高架桥雨水滞留和处理的方法及装置
CN112681046A (zh) * 2020-12-26 2021-04-20 中国民用航空飞行学院 一种机场路基排水结构
CN112681046B (zh) * 2020-12-26 2022-08-26 中国民用航空飞行学院 一种机场路基排水结构

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