JPH08164996A - バイアル充填打栓装置 - Google Patents

バイアル充填打栓装置

Info

Publication number
JPH08164996A
JPH08164996A JP33089694A JP33089694A JPH08164996A JP H08164996 A JPH08164996 A JP H08164996A JP 33089694 A JP33089694 A JP 33089694A JP 33089694 A JP33089694 A JP 33089694A JP H08164996 A JPH08164996 A JP H08164996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
container
piece
vial
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33089694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3516417B2 (ja
Inventor
Shoichi Suzuki
昇一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Manufacturing Co Ltd filed Critical Suzuki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP33089694A priority Critical patent/JP3516417B2/ja
Publication of JPH08164996A publication Critical patent/JPH08164996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516417B2 publication Critical patent/JP3516417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】種々の大きさのバイアルに対して充填打栓装置
を提供する。 【構成】搬送装置が、チェーン51により、閉鎖ループに
連結された保持装置50と、ループを駆動するスプロケッ
トと、回転させる回転手段とから構成される。保持装置
50は、首部を把持するための、一対の開閉自在な保持片
59、59と、供給手段近くに伸長するレールに従動して、
保持片の開放手段と、保持片59、59を閉じるバネ53’
と、第1および第2のシリンダー手段と連動して、保持
片の開閉制限手段55’とを有する。開放手段は、各保持
片59、59を軸支する各軸を中心とする、保持片に連結さ
れたピニオン57と、ピニオンの間に位置し、ピニオンと
かみ合うラック55、およびラックから下方に伸長する、
レールの外縁に対し滑動可能に係合する係合片55”とか
ら成り、ラックが前進すると、係合片が開き、ラックが
後退すると、係合片59、59が閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイアル充填打栓装置
に関し、特に種々の大きさのバイアルに対応できるバイ
アル充填打栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液状薬剤のための瓶容器としてガラス製
のバイアルが利用されているが、このバイアルに薬剤を
充填し、その口に栓をする装置として、バイアル充填打
栓装置が広く知られている。
【0003】この従来のバイアル充填打栓装置の平面図
を図11に、正面図を図12に示す。
【0004】バイアル充填打栓装置100は基本的にバ
イアルVを供給する供給装置101、バイアルVに薬剤
を充填し、栓を嵌入するための充填打栓装置110とか
ら成る。
【0005】複数の、空のバイアルVはバイアル供給装
置101に溜められ、円形のテーブル102の中心で回
転アーム103により、充填打栓装置100へとつなが
るチャネル104へと、一列になって送り出される。
【0006】チャネル104は充填打栓装置110のチ
ャネル111へと連結され、チャネル111のほぼ中央
に位置する充填器112が配置されている。充填器11
2は、ポンプ113に連結され(図では連結のためのパ
イプは省略されている)。充填器112では、チャネル
111へと供給されたバイアルをせき止め、上からバイ
アルの口へノズル114(図12)が伸び、必要な量の
薬剤が充填される。図では、同時に二つのバイアルに薬
剤を充填できる。
【0007】チャネル111は中央の歯車状の回転板1
20へと延設されている。チャネル111から送られて
きたバイアルは、回転板120の周囲に設けらた凹部1
21に順次嵌入し、回転版120の回転とともに一緒に
回動していく。
【0008】充填打栓装置110には、栓をストック
し、一つずつ供給できる栓供給装置122および123
が設けられ、各供給装置から回転板120の各凹部12
1に対応する位置にチャネル124および125が伸長
している。
【0009】回転板120の凹部121に嵌入し、その
回転によりチャネル124および125の先端位置に到
達したバイアルの口に、栓供給装置122および123
から供給された栓が供給され、嵌入される。
【0010】栓が嵌入されたバイアルは回転板120の
回転により、排出チャネル126へと送りだされ、チャ
ネル126から外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のバイ
アル充填打栓装置は、連続して、薬剤の充填、栓の嵌入
を行える。しかし、バイアルの大きさは、種々のものが
ある。
【0012】小さなバイアルの大きさに合わせて、チャ
ネルの幅、回転板の凹部を決定すると、大きなバイアル
を扱うことができない。
【0013】大きなバイアルに合わせてチャネルの幅や
回転板の凹部を決定すると、小さいバイアルがチャネル
や回転板の凹部で遊んでしまい、正確な薬剤充填位置、
栓嵌入位置が決定できず、薬剤の充填も栓の嵌入もでき
ない。
【0014】さらに、小さなバイアルと大きなバイアル
の高さが異なることから、種々のバイアルを取り扱うた
めに、チャネルの幅を変更したり、あるいは回転板を取
り替えたりしても、薬剤の充填位置(ノズルの高さ)や
栓のバイアル口への供給位置が変わり、これら位置もそ
の都度調節しなければならず、事実上種々のバイアルに
ついて取り扱うことができない。
【0015】本発明は、かかる問題点を解消すべくなさ
れたものであり、その目的は、種々の大きさのバイアル
に対して取り扱うことのできるバイアル充填打栓装置を
提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、薬剤充填位置、栓の
嵌入位置がバイアルの種類により実質的に変化しないバ
イアル充填打栓装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の容器充填打栓装置は、複数の容器を一つずつ供給す
る供給装置、容器に液体を注入する液体充填装置、液体
が充填された容器の口に栓を供給する栓供給装置、栓が
された容器を排出させる排出装置、および供給装置から
供給された容器を一つずつ保持し、液体充填装置の位
置、栓供給装置の位置へ搬送し、排出装置の位置で容器
を開放する搬送装置から成り、搬送装置が、チェーンに
より、閉鎖ループに連結された複数の保持装置と、ルー
プを駆動するスプロケットと、該スプロケットを制御し
て、回転させる回転手段とから成り、保持装置が、容器
の首部を把持するための、一対の開閉自在な保持片と、
保持手段の下に位置し、供給手段近くに伸長するレール
に従動して、保持片を開かせるための開放手段と、該保
持片を閉じるように常時力を加える弾性手段と、供給手
段および排出手段の近傍にそれぞれ位置する第1および
第2のシリンダー手段と連動して、保持片の開閉を制限
する制限手段と、を有し、保持装置が、スプールにそっ
て供給装置に接近するにつれて、開放手段はレールに従
動して、弾性手段に抗して保持片を開かせ、保持装置
が、供給手段の近傍に位置したとき、開放手段がレール
からはずれると同時に、第1のシリンダー手段が制限手
段と当接し、第1のシリンダーの起動により、保持片が
閉じ、間に容器の首部を把持し、保持装置が、排出手段
の近傍に位置したとき、第2のシリンダー手段が制限手
段と当接し、第2のシリンダーの起動により、保持片が
開き、容器を開放することを特徴とする。
【0018】チェーンにより保持装置を連結する代わり
に、円盤の周囲にそって保持装置を取り付けてもよい。
【0019】ここで、開放手段は、各保持片を軸支する
各の軸を中心とし、保持片に連結されたピニオンと、該
各ピニオンの間に位置し、各ピニオンとかみ合うラッ
ク、および該ラックから下方に伸長する、レールの外縁
に対し滑動可能に係合する係合片とから成ることが望ま
しい。このように構成されると、ラックが前進するとき
係合片が開き、ラックが後退するとき、係合片が閉じ
る。
【0020】制限手段は、ラックの下方で、係合片より
も後方に位置する突起片であることが望ましい。
【0021】弾性手段はバネであることが望ましいが、
ラックを後方に偏倚するように取り付けても、また各保
持片を閉じるようにそれぞれに連結してもよい。
【0022】供給すべき容器の首部の位置が保持装置の
保持片の高さと整合するように、供給手段は上下動可能
であること、搬送手段により排出手段の位置まで搬送さ
れた容器の底面が排出手段上に位置するように、排出手
段は上下動可能であることが望ましい。
【0023】制御手段により、保持装置が供給手段の位
置に到達したときに第1のシリンダー手段を起動させ、
保持装置が排出手段の位置に到達したときに第2のシリ
ンダー手段を起動させることが望ましい。
【0024】
【作用】本発明の容器充填打栓装置の保持装置は、中心
から一定の距離だけはなれた周囲に沿って保持位置に接
近すると、開放手段がレール上を従動することで、保持
片を開かせる。保持位置では開放手段はレールから外
れ、弾性手段により保持片は閉じようとする。そのと
き、制限手段は第1のシリンダーと連動して、その保持
片の閉鎖を停止させ、保持片を開いたままとする。
【0025】その保持片の間に容器が供給され、第1の
シリンダーが起動をすると、保持片は閉じ、容器の首部
を把持する。
【0026】保持装置は容器を保持しならが、所定の位
置へ搬送する。
【0027】保持装置が開放位置に達したとき、第2の
シリンダーが制限手段と連動し、第2のシリンダーの起
動により保持片が開き、容器を開放する。
【0028】
【実施例】本発明のバイアル充填打栓装置1の平面図が
図1に、正面図が図1に示されている。
【0029】装置1は、バイアル供給装置10、バイア
ル排出装置20、およびバイアルVに薬剤を充填し、栓
を嵌入する充填打栓装置30とから構成される。本装置
では、バイアルに限らず、所定の物質を充填する必要の
ある容器、あるいは栓をする必要のある容器であっても
よい。
【0030】供給装置10の基本構造は、テーブル11
の高さが任意に変化できるように上下動可能となってい
る点の他は従前のものと変わらない。テーブルの位置か
らバイアルが一列に供給できるようにチャネル13が充
填打栓装置30へと伸長している。
【0031】以下で説明するように、チャネル13から
送られてきたバイアルを充填打栓装置30のバイアル把
持位置へと、一つずつ供給するためのベルトコンベヤ1
4がチャネル13の下方に配置されている(図8を参
照)。
【0032】充填打栓装置30には、従前の充填器3
1、ポンプ32(充填器とポンプを連結するパイプは省
略されている)、さらに二つの栓供給器33および34
が設けられている。
【0033】この実施例においては、充填器が一つ、栓
供給器が二つであるが、これに限定される、必要に応じ
て適宜それらの数を定めてもよい。
【0034】栓供給器33および34はそれぞれ、栓を
バイアルの位置まで供給するチャネル35および36、
栓をバイアルの口に配置し、嵌入させる栓打器37およ
び38を有する。
【0035】中央には上側を保護プレート39により覆
われ、その周囲に沿って一部が外に露出した、以下で説
明するバイアルの首部を保持する保持器を有する搬送装
置40が設置されている。
【0036】栓が嵌入されたバイアルを排出する排出装
置20は、排出チャンネル21を有し、さらに、充填打
栓装置30のバイアル放出位置から排出チャネル21に
送り出すためのベルトコンベヤ22がチャネル21の下
方に設けられている(図9を参照) 図3は、図2の線3ー3に沿って一部断面とした充填打
栓装置の平面図である。図8および図9図に示されてい
るように、充填打栓装置30内には中間ベース41が設
けられ、その下部には搬送装置のチェーンを回転させる
ための、回転機構、充填器31、打栓器37、38を上
下動させる機構が設けられいるが(図示せず)、これら
機構は従前のもので、本発明の範囲外である。
【0037】ベース41には、回転軸42、43が上に
伸び、少なくとも一方の回転軸が回転駆動機構に連結さ
れ、回転する。バイアル供給装置10側の保持位置Pin
の近傍からバイアル排出装置20側の排出位置Poutの
近傍へ長円の横半分のレール44が設けられている。そ
のレール44の上を、以下で説明する保持装置(50が
滑動する(図8を参照)。レール44が図示のように、
長円の横半分となっているのは、バイアルを保持する保
持器が保持位置Pinでバイアルを把持し、開放位置Pou
tまで保持する際、保持装置50を水平に維持できるよ
うにするためである(図4、図6cを参照)。開放位置
Pinから保持位置Poutまでは保持装置はバイアルを保持
しないので、レールは必須ではないが、円滑な回転動作
を行うために開放位置から保持位置へも同様のレールを
設けてもよい。
【0038】レール44の中間位置では、すなわち薬剤
充填位置P1では薬剤が充填され、栓装着位置P2、P2'
では栓が嵌入されて、保持装置に荷重がかかるため、保
持装置を水平に維持するように、図6cに示すように、
保持装置の後端を覆うように保護ガイド45が設けられ
ている。さらに保護ガイド45に対して線対称に保護ガ
イド46が設けられ、保持装置の円滑な移動が確保され
ている。
【0039】さらに、バイアル供給装置10側には、ほ
ぼ四分の一円の円弧状のレール47が保持装置50の底
面と接する位置に設けられている。このレール47の保
護ガイド46側の端部と回転軸42との間の距離rは、
レール47の保持位置Pinの側の端部と回転軸との間の
距離Rよりも短い。このように設置したのは、以下で図
7を参照して説明するが、このレールの上を保持装置5
0が滑動すると、保持片が開くように導くためである。
【0040】バイアル供給装置10側で、レール45お
よび47の下方にシリンダー48を保持するプレート4
8'、バイアル排出装置20側で、レール45の下方に
シリンダー49を保持するプレート49'が設置されて
いる(図8および図9を参照) 図4は搬送装置40を示すために、保護プレート39の
一部を切り欠き状態にした、図2の線4ー4に沿った部
分断面図である。
【0041】回転軸42にはスプロケット42’が固定
されている(図示はしていないが回転軸43にも同様に
スプロケットが固定されている)。
【0042】これらスプロケットを取り巻くように、複
数の保持装置50がチェーン51により連結され、全体
として閉ループを形成している。
【0043】従って、回転軸が回転し、スプロケットが
回転すると、閉ループが回動し、バイアルを保持位置P
inから開放位置Poutへと搬送することができる。
【0044】図5aは保持装置50の平面図を、図5b
は保持装置の背面図を示す。図6aは保持装置50の正
面図を、図6bは図5aの線6b−6bに沿った断面図
で、図6cは保護ガイド内に滑動可能に収納された状態
の正面図中央縦断面図である。
【0045】これら図に示すように、保持装置50は基
本的に“L”字状の基部プレート52から成り、そのプ
レート52の垂直部分には凹所53が設けられ、水平部
分は溝54が先端から後端まで形成され、その中に前後
摺動可能にラック55が収納されている。さらに水平部
分の底面には、ラック55から下方に伸びる、突起5
5’およびロッド55”が外へ露出でき、かつラック5
5の前後の摺動動作とともに前後に移動できるように開
口56が形成されている。
【0046】プレートの52の水平部分内で、溝54の
両側左右対称にラック55とかみ合うピニオン57、5
7が収納され、ピン58、58により回転可能に軸支さ
れている(図6b)。ピニオン57、57の上端は外に
露出し、保持片59、59が固着され、その保持片5
9、59の先端内側には補助片60、60が向かい合う
ように伸び、その補助片60、60の先端はバイアルV
の首部を把持しやすいように切り込みが入っている。
【0047】保持片、補助片はバイアルの首部の太さが
異なっても確実に把持でき、その中心位置もほとんど変
化しない。したがって、充填ノズルの位置、栓供給位置
はバイアルの太さが変化しても、その調節は必要なく、
仮に必要であってもその調節量は僅かである。
【0048】ラック55が前進すると、ピニオン57、
57が鏡像関係に回転し、保持片59、59が互いに開
くように回転し(図5aにおいて矢印で示す)、ラック
55が後退すると、ピニオン57、57が反転し、保持
片が閉じるように回転する。
【0049】ラック55の上面には溝54から外に突き
出たロッド55aと凹所53内に固定されたロッド53
aとの間にバネ53'が渡され、ラック55を常に後退
させておき、保持片59、59が閉じるようにしてお
く。保持片同士を連結するバネでも、バネ53'と同様
な機能をもつ。
【0050】プレート52の後端の上下、左右で保持装
置50を連結するための(図4を参照)チェーン51
a、51b、51c、51dがピン51a’、51b’
により取り付けられている。かくして、保持装置のチェ
ーン同士を軸支(ピン51a”、51b”)することに
より、図4に示すように、閉ループが形成される。
【0051】以下で、保持装置がどのようにバイアルを
保持し、開放するかを説明する。
【0052】図7aは、バイアル供給装置側におけるレ
ール47の下側から上に見上げた状態で、保持装置50
の保持片59の開きか方を示し、図7bはバイアル供給
装置側10におけるレール44の下側から上に見上げた
状態で、保持装置50の保持片59の閉じ方を示す。
【0053】図7aに示すように、レール47は保持装
置の突起55'とロッド55”(図6c)との間で、か
つ前述したようにレール47の一端(保護ガイド46
側)から回転軸42までの距離rがレール47の他端
(バイアル保持位置Pin側の端)から回転軸42までの
距離Rより小さくなるように、配置されている。一方、
チェーン51により連結され、円形のスプロケット上を
たどる保持装置50は回転42から等距離の円周上(図
では破線で示す)を移動する。したがって、ロッド5
5”はレール47の外縁を滑動することから、ロッド5
5”はそれに連結されているラック55を徐々に前進さ
せ、そしてピニオン57を回転させる。ピニオン57の
回転は保持片59を開かせる。
【0054】レール47の他端は図7aに示すように、
保持位置Pin近くまでしか伸びておらず、保持装置50
が保持位置Pinに到達したとき、ロッド55”はレール
から外れ、バネ53’によりラック55は後方に移動
し、保持片は閉じようとする。そのとき、シリンダー4
8のピストンの先端が突起55’と当接し、ラック55
の後退を停止させる。したがって、保持片59は開いた
ままの状態となっている。
【0055】ベルトコンベヤー14により供給されてき
たバイアルが保持位置Pinに達したとき、シリンダー4
8のピストンが後退し、それと共にラック55が後退
し、保持片59が閉じ、バイアルの首部を保持する(図
7b)。
【0056】連結された保持装置50が保持位置Pinに
きたとき、ベルトコンベヤー14によりバイアルが供給
され、バイアルが保持位置に達したとき、シリンダーを
起動させ、保持片を閉じるようにするためには、スプロ
ケットの回転、ベルトコンベヤーの移動速度、シリンダ
ーの起動タイミングを同期させる必要がある。
【0057】図4に示すように、保持装置50により保
持されたバイアルは、充填位置P1に搬送され、そこで
薬剤が充填され、P2、P2’の位置で栓が供給され嵌
入される。これら位置では、図6cに示すように、保持
装置の後方は保護ガイド45内にあり、先端はレール4
4の上にあることから、複数の保持装置50からなる閉
ループは円滑に回動し、バイアルの首部を保持しながら
開放位置Poutへと搬送する。
【0058】バイアルを保持した保持装置が丁度開放位
置Poutに達したとき(このとき、丁度バイアル供給位置
ではシリンダー48のピストンが後退する)、シリンダ
ー49のピストンが伸長し、その先端が突起55’と当
接し、さらに突起55’を押す(図9)。そのとき、ラ
ック55が前進し、保持片59が開き、バイアルを開放
し、ベルトコンベヤーの上に放出する。バルトコンベヤ
ー20aは、薬剤が充填され、栓が嵌入されたバイアル
をバイアル排出装置へと導く。
【0059】以上の動作により、供給装置により供給さ
れた空のバイアルは連続して、液体が充填され、栓が嵌
入されて、バイアル排出装置へと自動的に排出される。
【0060】バイアルの大きさが異なり、例えば上記説
明したきたバイアルよりも大きなサイズのバイアルに液
体を充填し、栓を嵌入するときは、バイアル供給装置1
0のテーブル11の位置を下げ、バイアルの首部が保持
装置50の保持片の位置にくるように調節する。チャネ
ル13の幅が小さなバイアルの直径程度であるときは、
大きなバイアルが通過できるように、その幅を調節す
る。同様に排出装置20においても、開放位置で、保持
装置により首部が保持されたバイアルの底がベルトコン
ベヤーの上面にくるようにその高さを調節し、排出用の
チャネルの幅を調節する。
【0061】充填打栓装置30の搬送装置40において
は、バイアルはその首部が保持装置50により保持さ
れ、そのバイアルの下方は開放されているので、バイア
ルの大きさが変化しても何等の調整も要しない。
【0062】図10は、本発明の他の実施例のバイアル
充填打栓装置の平面図である。
【0063】この実施例は、図1では閉ループを二つの
スプロケットに渡し、閉ループを回動するのに対して、
複数の保持装置を一つの円盤の周囲に連結し、円盤を回
転させている点が異なるだけである。
【0064】この他の実施例においても、バイアル供給
装置10’からバイアルが充填打栓装置30’に供給さ
れる。レール47’に沿って移動すると、保持装置5
0’の保持片59’が開き、保持位置に達したとき、バ
イアルが供給される。保持装置50’はシリンダー(図
示せず)の起動によりバイアルの首部を保持し、充填位
置、栓供給位置へと搬送し、そして開放位置で、シリン
ダーの起動によりバイアルを開放し、開放されたバイア
ルは排出装置20’へと排出される。
【0065】この実施例においては、保持装置は円盤に
保持されているため、レール44’は特に必要ではな
い。
【0066】
【効果】本発明の容器充填打栓装置において、開放手段
がレール上を従動することで、保持装置の保持片は保持
位置で確実に開く。また、第1のシリンダーの起動およ
び弾性手段により保持片は確実に閉じる。したがって、
保持手段は容器の首部のみを確実の把持し、保持し、所
定の位置に搬送することから、種々の大きさの容器で
も、装置の機構を変更することなく、保持、搬送するこ
とができる。
【0067】また、保持装置がチェーンにより閉ループ
に連結されることで、複数の容器を連続して把持し、保
持して、所定の処理を行うことができる。
【0068】円盤の周囲の保持装置を取り付けると、一
度の処理できる容器の数は減少するものの、機構が簡単
となり、また要素間の連動関係も単純化する。
【0069】さらに、開放手段を保持片に連結されたピ
ニオンとこれとかみ合うラックからなることから、機構
が単純で、単にラックの移動により保持片を確実に開閉
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバイアル充填打栓装置の平面図を示
す。
【図2】図1の装置の正面図を示す。
【図3】図1の線3ー3に沿った装置の部分断面図であ
る。
【図4】図1の線4ー4に沿った装置の部分断面図であ
る。
【図5】図5aは保持装置の平面図を、図5bは保持装
置の背面図を示す。
【図6】図6aは保持装置の正面図を、図6bは図5a
の線6a−6aに沿った保持装置の部分断面図を、図6
cは保持装置の後部が保護ガイド内に収納された状態
の、正面図中央縦断面図を示す。
【図7】図7aは、ロッドがレールに従動するように、
保持装置が移動するときに、保持片が開く状態を示し、
図7bは突起がシリンダーの起動により保持片が閉じる
状態を示す。
【図8】シリンダーが保持装置の突起と連動してバイア
ルを把持する状態を示す、本装置のバイアル保持位置付
近の一部縦断面図である。
【図9】シリンダーが保持装置の突起と連動してバイア
ルを開放する状態を示す、本装置のバイアル開放位置付
近の一部縦断面図である。
【図10】本発明に従った他の実施例の平面図を示す。
【図11】従来のバイアル充填打栓装置の平面図を示
す。
【図12】図11の装置の正面図を示す。
【符号の説明】
40 搬送装置 47 レール 50 保持装置 51 チェーン 52 基部プレート 53 凹所 53a ロッド 53’ バネ 55 ラック 56 開口 57 ピニオン 58 ピン 59 保持片 60 補助片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容器を一つずつ供給する供給装
    置、容器に液体を注入する液体充填装置、液体が充填さ
    れた容器の口に栓を供給する栓供給装置、栓がされた容
    器を排出させる排出装置、および前記供給装置から供給
    された容器を一つずつ保持し、前記液体充填装置の位
    置、前記栓供給装置の位置へ搬送し、排出装置の位置で
    容器を開放する搬送装置から成る、容器充填打栓装置に
    おいて、 前記搬送装置が、 チェーンにより、閉鎖ループに連結された複数の保持装
    置と、 前記ループを駆動するスプロケットと、 該スプロケットを制御して、回転させる回転手段とから
    成り、 前記保持装置が、 前記容器の首部を把持するための、一対の開閉自在な保
    持片と、 前記保持手段の下に位置し、前記供給手段近くに伸長す
    るレールに従動して、保持片を開かせるための開放手段
    と、 該保持片を閉じるように常時力を加える弾性手段と、 前記供給手段および前記排出手段の近傍にそれぞれ位置
    する第1および第2のシリンダー手段と連動して、前記
    保持片の開閉を制限する制限手段と、を有し、 前記保持装置が、前記スプールにそって前記供給装置に
    接近するにつれて、前記開放手段は前記レールに従動し
    て、前記弾性手段に抗して前記保持片を開かせ、 前記保持装置が、前記供給手段の近傍に位置したとき、
    前記開放手段が前記レールからはずれると同時に、前記
    第1のシリンダー手段が前記制限手段と当接し、前記第
    1のシリンダーの起動により、前記保持片が閉じ、間に
    容器の首部を把持し、 前記保持装置が、前記排出手段の近傍に位置したとき、
    前記第2のシリンダー手段が前記制限手段と当接し、前
    記第2のシリンダーの起動により、前記保持片が開き、
    容器を開放する、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 複数の容器を一つずつ供給する供給装
    置、容器に液体を注入する液体充填装置、液体が充填さ
    れた容器の口に栓を供給する栓供給装置、栓がされた容
    器を排出させる排出装置、および前記供給装置から供給
    された容器を一つずつ保持し、前記液体充填装置の位
    置、前記栓供給装置の位置へ搬送し、前記排出装置の位
    置で容器を開放する搬送装置から成る、容器充填打栓装
    置において、 前記搬送装置が、 円盤の周囲に沿って取り付けられた複数の保持装置と、 前記円盤を制御して、回転させる回転手段と、 前記保持装置が、 前記容器の首部を把持するための、一対の開閉自在な保
    持片と、 前記保持手段の下に位置し、前記供給手段近くに伸長す
    るレールに従動して、保持片を開かせるための開放手段
    と、 該保持片を閉じるように常時力を加える弾性手段と、 前記供給手段および前記排出手段の近傍にそれぞれ位置
    する第1および第2のシリンダー手段と連動して、前記
    保持片の開閉を制限する制限手段と、を有し、 前記保持装置が、前記スプールにそって前記供給装置に
    接近するにつれて、前記開放手段は前記レールに従動し
    て、前記弾性手段に抗して前記保持片を開かせ、 前記保持装置が、前記供給手段の近傍に位置したとき、
    前記開放手段が前記レールからはずれると同時に、前記
    第1のシリンダー手段が前記制限手段と当接し、前記第
    1のシリンダーの起動により、前記保持片が閉じ、間に
    容器の首部を把持し、 前記保持装置が、前記排出手段の近傍に位置したとき、
    前記第2のシリンダー手段が前記制限手段と当接し、前
    記第2のシリンダーの起動により、前記保持片が開き、
    容器を開放する、ことを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 前記開放手段が、前記各保持片を軸支する各軸を中心と
    する、保持片に連結されたピニオンと、該各ピニオンの
    間に位置し、各ピニオンとかみ合うラック、および該ラ
    ックから下方に伸長する、前記レールの外縁に対し滑動
    可能に係合する係合片とから成り、 前記ラックが前進すると、前記係合片が開き、 前記ラックが後退すると、前記係合片が閉じる、ところ
    の装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置であって、 前記制限手段が、前記ラックの下方で、前記係合片より
    も後方に位置する突起片である、ところの装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 前記弾性手段が、前記ラックを後方に偏倚するバネであ
    る、ところの装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 前記弾性手段が、前記各保持片を連結するバネである、
    ところの装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 供給すべき容器の首部の位置が前記保持装置の前記保持
    片の高さと整合するように、前記供給手段が上下動可能
    である、ところの装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 前記搬送手段により前記排出手段の位置まで搬送された
    容器の底面が前記排出手段上に位置するように、前記排
    出手段が上下動可能である、ところの装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載の装置であっ
    て、 前記保持装置が前記供給手段の位置に到達したときに前
    記第1のシリンダー手段を起動させ、前記保持装置が前
    記排出手段の位置に到達したときに前記第2のシリンダ
    ー手段を起動させる制御手段をさらに有する、装置。
JP33089694A 1994-12-09 1994-12-09 バイアル充填打栓装置 Expired - Fee Related JP3516417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33089694A JP3516417B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09 バイアル充填打栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33089694A JP3516417B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09 バイアル充填打栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08164996A true JPH08164996A (ja) 1996-06-25
JP3516417B2 JP3516417B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18237716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33089694A Expired - Fee Related JP3516417B2 (ja) 1994-12-09 1994-12-09 バイアル充填打栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516417B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103322790A (zh) * 2013-06-13 2013-09-25 上海东富龙科技股份有限公司 一种三段式对接装置
CN104773689A (zh) * 2015-04-03 2015-07-15 李沛南 一种罐装瓶的夹持部件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103322790A (zh) * 2013-06-13 2013-09-25 上海东富龙科技股份有限公司 一种三段式对接装置
CN104773689A (zh) * 2015-04-03 2015-07-15 李沛南 一种罐装瓶的夹持部件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3516417B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4326568A (en) Packaging machine with continuous motion filler
US5390469A (en) Filling/sealing apparatus for ampule or the like and method for monitoring this apparatus
US3662872A (en) Apparatus for orienting and feeding articles
US5853077A (en) Article handling device, combination and methods
KR101930051B1 (ko) 스파우트 파우치 자동포장기
US6345713B1 (en) Automatic machine for overturning containers and the like
US5335474A (en) Apparatus for supplying containers to a sealing device
US6430896B1 (en) Capping machine
JP2000072204A (ja) 注射薬自動払出装置
JP3516417B2 (ja) バイアル充填打栓装置
CN113353390A (zh) 一种给药器生产系统
JP6115706B2 (ja) 物品送給装置
JP2020063146A (ja) 容器搬送装置
JPS60190339A (ja) 容器の蓋に注ぎ口を差込むための装置
JP2000072232A (ja) 給びん装置
FR2574753A1 (fr) Procede et machine de remplissage et de bouchage de flacons
KR20220010241A (ko) 펌프캡 투입장치
EP1295841B1 (en) Screw capper
CN215591126U (zh) 一种下料装置
US4185732A (en) Arrangements for and methods of improving ampul handling capacity in ampul processing machines
KR20200063056A (ko) 스팀 치환 장치 및 스팀 치환 방법
CN217146646U (zh) 一种给药器生产系统
KR100553360B1 (ko) 약제 자동 포장기의 정제 공급장치
CN215591127U (zh) 一种摆料装置
US3768229A (en) Wafer packaging apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040119

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees