JPH08164471A - 鋳造用取り鍋 - Google Patents
鋳造用取り鍋Info
- Publication number
- JPH08164471A JPH08164471A JP31091594A JP31091594A JPH08164471A JP H08164471 A JPH08164471 A JP H08164471A JP 31091594 A JP31091594 A JP 31091594A JP 31091594 A JP31091594 A JP 31091594A JP H08164471 A JPH08164471 A JP H08164471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- ladle
- pouring
- casting
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶湯温度を注湯直前の段階で正確に検知して
鋳造品質を高め且つ無駄をなくす。 【構成】 加圧注湯炉5から溶湯の供給を受け、これを
キャビティ内に注湯する取り鍋7の底部の略中央部に突
部25を設け、この突部25内にセラミックス等の耐熱
部材26で保護される温度センサ27を埋設する。ま
た、加圧注湯炉5から溶湯を受ける際、突部25を溶湯
の落下地点に臨ませる。
鋳造品質を高め且つ無駄をなくす。 【構成】 加圧注湯炉5から溶湯の供給を受け、これを
キャビティ内に注湯する取り鍋7の底部の略中央部に突
部25を設け、この突部25内にセラミックス等の耐熱
部材26で保護される温度センサ27を埋設する。ま
た、加圧注湯炉5から溶湯を受ける際、突部25を溶湯
の落下地点に臨ませる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型鋳造等において鋳
造品質等を高めるための注湯温度を正確に検知できる取
り鍋に関する。
造品質等を高めるための注湯温度を正確に検知できる取
り鍋に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は砂型鋳造における環境の改
善、重労働等の軽減、生産性の向上、製品の高精度化、
高寿命化等を図るため、熱伝導の高い金型を用いて溶湯
の表層を急速に凝固させ、表層組織のチル化を促進する
とともに内部が未凝固状態の時に型開きして鋳造のサイ
クル性を高めるような金型鋳造法を提案している。そし
て、このような金型鋳造においては、型温の管理と型開
きのタイミングが非常に重要であり、特に品質の良い製
品を鋳造するためには、製品の凝固状態が常に一定とな
るタイミングで型開きを行う必要がある。
善、重労働等の軽減、生産性の向上、製品の高精度化、
高寿命化等を図るため、熱伝導の高い金型を用いて溶湯
の表層を急速に凝固させ、表層組織のチル化を促進する
とともに内部が未凝固状態の時に型開きして鋳造のサイ
クル性を高めるような金型鋳造法を提案している。そし
て、このような金型鋳造においては、型温の管理と型開
きのタイミングが非常に重要であり、特に品質の良い製
品を鋳造するためには、製品の凝固状態が常に一定とな
るタイミングで型開きを行う必要がある。
【0003】このため、溶湯の温度を管理する方法とし
ては、特開平2−75463号公報に開示される方法が
知られている。この方法は、注湯温度を一定に保持する
ため、所定温度に加熱保持した溶湯鍋で溶湯を受け取っ
た後、鋳型に注湯するようにしており、溶湯鍋の温度を
一定に管理するため、溶湯鍋の内壁から放射される放射
熱を放射温度計で測定し、溶湯鍋の必要加熱量を求める
ようにしている。
ては、特開平2−75463号公報に開示される方法が
知られている。この方法は、注湯温度を一定に保持する
ため、所定温度に加熱保持した溶湯鍋で溶湯を受け取っ
た後、鋳型に注湯するようにしており、溶湯鍋の温度を
一定に管理するため、溶湯鍋の内壁から放射される放射
熱を放射温度計で測定し、溶湯鍋の必要加熱量を求める
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の温度管
理方法における溶湯の注湯温度検知は間接的な方法であ
り、直接溶湯の温度を検知していないので正確な湯温を
検出することが困難である。従って、湯温に誤差が生じ
やすく、急速凝固による金型鋳造に適用した場合には、
鋳造品質にばらつきが発生する虞れがある。
理方法における溶湯の注湯温度検知は間接的な方法であ
り、直接溶湯の温度を検知していないので正確な湯温を
検出することが困難である。従って、湯温に誤差が生じ
やすく、急速凝固による金型鋳造に適用した場合には、
鋳造品質にばらつきが発生する虞れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、注湯炉から出湯する溶湯を受ける部分となる
取り鍋の底部の略中央部に耐熱部材で保護された温度セ
ンサを設けた。また、取り鍋の底部の略中央部に突部を
設け、この突部に前記温度センサを埋設することが可能
である。
本発明は、注湯炉から出湯する溶湯を受ける部分となる
取り鍋の底部の略中央部に耐熱部材で保護された温度セ
ンサを設けた。また、取り鍋の底部の略中央部に突部を
設け、この突部に前記温度センサを埋設することが可能
である。
【0006】
【作用】取り鍋の底部に温度センサを設け、この温度セ
ンサによって直接溶湯の温度を検知するため正確であ
る。この際、温度センサは例えばセラミックス等の耐熱
部材で熱損傷から保護する。また、取り鍋の底部周辺に
は、注湯炉から出湯する溶湯を受ける際にスラグ等の不
純物が付着しやすく、底部にスラグが付着したままであ
ると溶湯の温度検知に誤差が生じやすくなるが、温度セ
ンサを注湯炉から出湯する部分の真下、つまり底部中央
付近に設けることで、出湯の勢いでスラグ等の不純物を
除去することができ、また例えば突部の頂部に温度セン
サを臨ませれば、形状的にも不純物の除去作用は一層高
まり正確な溶湯温度を検知できる。更に、突部によって
出湯の勢いによる衝撃を早期に吸収し、注湯重量の検出
時間の短縮化が図れる。
ンサによって直接溶湯の温度を検知するため正確であ
る。この際、温度センサは例えばセラミックス等の耐熱
部材で熱損傷から保護する。また、取り鍋の底部周辺に
は、注湯炉から出湯する溶湯を受ける際にスラグ等の不
純物が付着しやすく、底部にスラグが付着したままであ
ると溶湯の温度検知に誤差が生じやすくなるが、温度セ
ンサを注湯炉から出湯する部分の真下、つまり底部中央
付近に設けることで、出湯の勢いでスラグ等の不純物を
除去することができ、また例えば突部の頂部に温度セン
サを臨ませれば、形状的にも不純物の除去作用は一層高
まり正確な溶湯温度を検知できる。更に、突部によって
出湯の勢いによる衝撃を早期に吸収し、注湯重量の検出
時間の短縮化が図れる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る金型鋳造用取り
鍋を組込んだ鋳造システム全体を示すシステム図、図2
は同鋳造システムの注湯ステーションを示す図、図3は
本発明に係る金型鋳造用取り鍋の拡大断面図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係る金型鋳造用取り
鍋を組込んだ鋳造システム全体を示すシステム図、図2
は同鋳造システムの注湯ステーションを示す図、図3は
本発明に係る金型鋳造用取り鍋の拡大断面図である。
【0008】図1に示す鋳造システムは、例えば自動車
の構成部品であるステアリングナックルを全自動で鋳造
するシステムとして構成されている。このシステムで
は、熱伝導率の高い銅金型によって溶湯の表層に殻状の
凝固層を形成し、内部が未凝固の段階で型開きして払い
出すいわゆるQC(クイック・キャスチング)プロセス
を採用している。
の構成部品であるステアリングナックルを全自動で鋳造
するシステムとして構成されている。このシステムで
は、熱伝導率の高い銅金型によって溶湯の表層に殻状の
凝固層を形成し、内部が未凝固の段階で型開きして払い
出すいわゆるQC(クイック・キャスチング)プロセス
を採用している。
【0009】上記の鋳造システムの略中央には鋳造装置
1が配置され、この鋳造装置1は固定金型2と可動金型
3から構成され、また鋳造装置1の上流側には固定金型
2と可動金型3とを閉じた際に形成される製品キャビテ
ィ内に溶湯を注湯するための注湯ステーション4を設け
ている。
1が配置され、この鋳造装置1は固定金型2と可動金型
3から構成され、また鋳造装置1の上流側には固定金型
2と可動金型3とを閉じた際に形成される製品キャビテ
ィ内に溶湯を注湯するための注湯ステーション4を設け
ている。
【0010】この注湯ステーション4は加圧注湯炉5、
ロードセル6、及び加圧注湯炉5から出湯する溶湯を受
け取って鋳造装置1に該溶湯を注湯する取り鍋7を備
え、ロードセル6によって取り鍋7内の溶湯量を一定量
にセットした後、取り鍋7を鋳造装置1上に移動させ、
湯口から製品キャビティ内に注湯するようにしている。
ロードセル6、及び加圧注湯炉5から出湯する溶湯を受
け取って鋳造装置1に該溶湯を注湯する取り鍋7を備
え、ロードセル6によって取り鍋7内の溶湯量を一定量
にセットした後、取り鍋7を鋳造装置1上に移動させ、
湯口から製品キャビティ内に注湯するようにしている。
【0011】また、前記加圧注湯炉5には、更に上流側
に配置した溶解炉8で生成した溶湯を搬送取り鍋9で供
給するようにしている。更に、鋳造装置1の上方には、
黒鉛を球状化させるマグネシウム等の添加剤を溶湯に添
加するための添加剤計量装置10が設けられ、また、こ
の添加剤計量装置10に隣接して、キャビティ面に離型
剤を塗布するブロースモーク装置11が上下移動自在に
設けられている。
に配置した溶解炉8で生成した溶湯を搬送取り鍋9で供
給するようにしている。更に、鋳造装置1の上方には、
黒鉛を球状化させるマグネシウム等の添加剤を溶湯に添
加するための添加剤計量装置10が設けられ、また、こ
の添加剤計量装置10に隣接して、キャビティ面に離型
剤を塗布するブロースモーク装置11が上下移動自在に
設けられている。
【0012】また、鋳造装置1の下流側上方には、型開
きした金型から鋳造品を取り出すワーク取出ロボット1
2が水平方向に移動自在に設けられ、取り出した鋳造品
を矯正・切断装置13に移送する。
きした金型から鋳造品を取り出すワーク取出ロボット1
2が水平方向に移動自在に設けられ、取り出した鋳造品
を矯正・切断装置13に移送する。
【0013】そしてこの矯正・切断装置13でトリミン
グ等を行った後、移載ロボット14で熱処理炉15に向
けて移送する。尚、図中、16はフィルタ交換装置であ
り、湯道の途中に配設したスラグ等除去用のフィルタを
例えば毎ショットごとに交換する。
グ等を行った後、移載ロボット14で熱処理炉15に向
けて移送する。尚、図中、16はフィルタ交換装置であ
り、湯道の途中に配設したスラグ等除去用のフィルタを
例えば毎ショットごとに交換する。
【0014】前記注湯ステーション4は、図2に示す構
成となっている。即ち、加圧注湯炉5は、前記溶解炉8
からの溶湯を受け取る受入口18と、取り鍋7に所定量
の溶湯を供給する出湯口19を備え、この出湯口19は
アクチュエータ20で昇降作動するストッパ21によっ
て開閉自在とされている。また、加圧注湯炉5の内部に
は内部空間を加圧して溶湯を圧送するための加圧管22
が臨んでおり、この加圧管22には切換弁23を介して
エア源24が接続されている。
成となっている。即ち、加圧注湯炉5は、前記溶解炉8
からの溶湯を受け取る受入口18と、取り鍋7に所定量
の溶湯を供給する出湯口19を備え、この出湯口19は
アクチュエータ20で昇降作動するストッパ21によっ
て開閉自在とされている。また、加圧注湯炉5の内部に
は内部空間を加圧して溶湯を圧送するための加圧管22
が臨んでおり、この加圧管22には切換弁23を介して
エア源24が接続されている。
【0015】また、取り鍋7の底部略中央には図3に示
すような突部25が形成され、この突部25には耐熱性
に優れ且つ濡れ性の少ない例えばアルミナ系、又はジル
コニア系等のセラミックス製の耐熱部材26で全周が覆
われた温度センサ27が埋設されている。勿論、この耐
熱部材26はセラミックスのみならず、黒鉛等の耐熱性
焼結体、或いは陶器等の耐熱性に優れた部材であっても
よい。
すような突部25が形成され、この突部25には耐熱性
に優れ且つ濡れ性の少ない例えばアルミナ系、又はジル
コニア系等のセラミックス製の耐熱部材26で全周が覆
われた温度センサ27が埋設されている。勿論、この耐
熱部材26はセラミックスのみならず、黒鉛等の耐熱性
焼結体、或いは陶器等の耐熱性に優れた部材であっても
よい。
【0016】上記温度センサ27で検知した温度信号及
び前記ロードセル6で検知した重量信号は、図2に示す
ように制御ユニット28に送り込まれる。そしてこの制
御ユニット28は前記ストッパ21のアクチュエータ2
0と、加圧エアの切換弁23を制御する。
び前記ロードセル6で検知した重量信号は、図2に示す
ように制御ユニット28に送り込まれる。そしてこの制
御ユニット28は前記ストッパ21のアクチュエータ2
0と、加圧エアの切換弁23を制御する。
【0017】また、前記温度センサ27には他の制御ユ
ニット29系が接続され、この制御ユニット29は金型
の型開きタイミング等を制御することができるようにさ
れている。勿論、これらの制御ユニット28、29をま
とめて1つの制御ユニットで制御するようにしてもよ
い。
ニット29系が接続され、この制御ユニット29は金型
の型開きタイミング等を制御することができるようにさ
れている。勿論、これらの制御ユニット28、29をま
とめて1つの制御ユニットで制御するようにしてもよ
い。
【0018】以上のように構成した注湯温度検知装置の
作用について述べる。上記金型鋳造システムにおける鋳
造は、鋳造品の鋳造品質を高めるため各ショット毎の注
湯量を正確に一定に管理し、且つ注湯温度に応じて適切
に型開きタイミングを設定するため、注湯時の溶湯温度
を正確に把握することが重要なポイントになる。
作用について述べる。上記金型鋳造システムにおける鋳
造は、鋳造品の鋳造品質を高めるため各ショット毎の注
湯量を正確に一定に管理し、且つ注湯温度に応じて適切
に型開きタイミングを設定するため、注湯時の溶湯温度
を正確に把握することが重要なポイントになる。
【0019】このため、図2に示すような注湯ステーシ
ョン4において、ロードセル6の上部に載置した取り鍋
7に加圧注湯炉5内の溶湯を供給する際、制御ユニット
28によってアクチュエータ20を作動させることでス
トッパ21を上動させ、同時に切換弁23を切換えて加
圧注湯炉5内に加圧エアを供給する。そして、出湯口1
9から押出される溶湯を取り鍋7で受ける。
ョン4において、ロードセル6の上部に載置した取り鍋
7に加圧注湯炉5内の溶湯を供給する際、制御ユニット
28によってアクチュエータ20を作動させることでス
トッパ21を上動させ、同時に切換弁23を切換えて加
圧注湯炉5内に加圧エアを供給する。そして、出湯口1
9から押出される溶湯を取り鍋7で受ける。
【0020】そして、ロードセル6によって重量を測定
しつつ所定量に達した所で制御ユニット28によってア
クチュエータ20を作動させ、ストッパ21によって出
湯口19を閉鎖するとともに、切換弁23を切換えて加
圧を中止する。この際、取り鍋7内の溶湯温度は温度セ
ンサ27によって検知され、注湯直前の温度が制御ユニ
ット29に送られて型開きのタイミングが決定される。
また、供給時の溶湯温度が所定温度以下であると、制御
ユニット28を介して取り鍋7への溶湯の供給を中止す
べくストッパ21で出湯口19を閉鎖するとともに、切
換弁23を切換えて加圧を停止する。
しつつ所定量に達した所で制御ユニット28によってア
クチュエータ20を作動させ、ストッパ21によって出
湯口19を閉鎖するとともに、切換弁23を切換えて加
圧を中止する。この際、取り鍋7内の溶湯温度は温度セ
ンサ27によって検知され、注湯直前の温度が制御ユニ
ット29に送られて型開きのタイミングが決定される。
また、供給時の溶湯温度が所定温度以下であると、制御
ユニット28を介して取り鍋7への溶湯の供給を中止す
べくストッパ21で出湯口19を閉鎖するとともに、切
換弁23を切換えて加圧を停止する。
【0021】また、出湯口19から出湯する溶湯は、取
り鍋7底部の突部25上に落下し、取り鍋7の底面に付
着しやすいスラグ等の不純物は溶湯の落下地点附近では
出湯の勢いで除去され、正確な溶湯温度を検知すること
ができる。また温度センサ27の上部が臨む位置は突部
の頂部であり、この突部25の頂部は形状的にも不純物
の除去作用が強いため、溶湯温度の検知誤差が出にく
い。また突部25によって出湯の勢いによる衝撃が早期
に吸収され、ロードセル6の測定値の振れが小さくな
り、注湯重量の検出時間の短縮が図れる。これに対して
取り鍋7の底面を平板状にしておけば、溶湯の落下の衝
撃によってロードセル6の測定値が大きく振れ、正確な
注湯重量に落ち着くまでに時間を要する。
り鍋7底部の突部25上に落下し、取り鍋7の底面に付
着しやすいスラグ等の不純物は溶湯の落下地点附近では
出湯の勢いで除去され、正確な溶湯温度を検知すること
ができる。また温度センサ27の上部が臨む位置は突部
の頂部であり、この突部25の頂部は形状的にも不純物
の除去作用が強いため、溶湯温度の検知誤差が出にく
い。また突部25によって出湯の勢いによる衝撃が早期
に吸収され、ロードセル6の測定値の振れが小さくな
り、注湯重量の検出時間の短縮が図れる。これに対して
取り鍋7の底面を平板状にしておけば、溶湯の落下の衝
撃によってロードセル6の測定値が大きく振れ、正確な
注湯重量に落ち着くまでに時間を要する。
【0022】そして、以上のように注湯前に溶湯温度を
正確に把握できるので、型開きのタイミングを正確に行
うことができることに加えて、溶湯温度が極端に低い時
等には、取り鍋7への供給段階で中止できるので無駄が
生じない。
正確に把握できるので、型開きのタイミングを正確に行
うことができることに加えて、溶湯温度が極端に低い時
等には、取り鍋7への供給段階で中止できるので無駄が
生じない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、取り鍋の
底部の略中央部に温度センサを設け、この温度センサに
よって注湯直前の溶湯温度を直接検知するようにしたた
め、より正確に温度管理ができるとともに、注湯前の段
階で検知することで無駄の生じない管理が可能である。
また、取り鍋の底部の略中央部に突部を形成し、この突
部内に温度センサを埋設し、且つこの突部で出湯する溶
湯を受けるようにしたため、同部附近に付着しやすいス
ラグ等の不純物が除去され、温度検知に誤差が生じにく
い。しかも突部形状によって不純物の除去作用を一層高
めることができる。更にこの突部によって溶湯の落下衝
撃が吸収され、溶湯重量の測定時間を短縮することがで
きる等の効果がある。
底部の略中央部に温度センサを設け、この温度センサに
よって注湯直前の溶湯温度を直接検知するようにしたた
め、より正確に温度管理ができるとともに、注湯前の段
階で検知することで無駄の生じない管理が可能である。
また、取り鍋の底部の略中央部に突部を形成し、この突
部内に温度センサを埋設し、且つこの突部で出湯する溶
湯を受けるようにしたため、同部附近に付着しやすいス
ラグ等の不純物が除去され、温度検知に誤差が生じにく
い。しかも突部形状によって不純物の除去作用を一層高
めることができる。更にこの突部によって溶湯の落下衝
撃が吸収され、溶湯重量の測定時間を短縮することがで
きる等の効果がある。
【図1】本発明に係る金型鋳造用取り鍋を組込んだ鋳造
システム全体を示す図
システム全体を示す図
【図2】同鋳造システムの注湯ステーションを示す図
【図3】本発明に係る金型鋳造用取り鍋の拡大断面図
1…鋳造装置、4…注湯ステーション、6…ロードセ
ル、7…取り鍋、25…突部、26…耐熱部材、27…
温度センサ。
ル、7…取り鍋、25…突部、26…耐熱部材、27…
温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小玉 春喜 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 注湯炉から出湯する溶湯を受け取って鋳
型に該溶湯を注湯する取り鍋において、この取り鍋の底
面の略中央部には耐熱部材で保護された温度センサが設
けられていることを特徴とする鋳造用取り鍋。 - 【請求項2】 請求項1に記載の鋳造用取り鍋におい
て、前記取り鍋の底部の略中央部には突部が設けられ、
この突部に前記温度センサが埋設されることを特徴とす
る鋳造用取り鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31091594A JPH08164471A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 鋳造用取り鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31091594A JPH08164471A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 鋳造用取り鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164471A true JPH08164471A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18010918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31091594A Withdrawn JPH08164471A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 鋳造用取り鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08164471A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2388564B (en) * | 2000-12-27 | 2005-07-13 | Hoei Shokai Co Ltd | Container |
KR101354949B1 (ko) * | 2012-07-23 | 2014-01-23 | 주식회사 포스코 | 슬래그 포트 유닛 및 이를 이용한 슬래그 포트 자동교체 장치 |
CN111421131A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-07-17 | 芜湖新兴铸管有限责任公司 | 连铸中包水口恒温烘烤自动控制系统 |
WO2022190159A1 (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-15 | Tpr株式会社 | 加圧注湯炉の湯垂れ防止装置 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31091594A patent/JPH08164471A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2388564B (en) * | 2000-12-27 | 2005-07-13 | Hoei Shokai Co Ltd | Container |
US7204954B2 (en) | 2000-12-27 | 2007-04-17 | Hoei Shokai Co., Ltd. | Container |
KR101354949B1 (ko) * | 2012-07-23 | 2014-01-23 | 주식회사 포스코 | 슬래그 포트 유닛 및 이를 이용한 슬래그 포트 자동교체 장치 |
CN111421131A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-07-17 | 芜湖新兴铸管有限责任公司 | 连铸中包水口恒温烘烤自动控制系统 |
WO2022190159A1 (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-15 | Tpr株式会社 | 加圧注湯炉の湯垂れ防止装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3068185B2 (ja) | 金属の鋳造 | |
CN101602102B (zh) | 外加小温度梯度消除铸件缩孔缩松的凝固过程控制方法 | |
US8387678B1 (en) | Sensor aided direct gating for metal casting | |
JP3247265B2 (ja) | 金属の鋳造法及びその装置 | |
JP3499123B2 (ja) | 小ロット混合生産用自動注湯装置 | |
US6622774B2 (en) | Rapid solidification investment casting | |
JP5035086B2 (ja) | 粗材冷却装置および方法 | |
EP3225332B1 (en) | Automatic pouring machine and method for automatically pouring that have ability to pressurize | |
JPH08164471A (ja) | 鋳造用取り鍋 | |
CN110918943B (zh) | 一种铝合金车架反重力浇注智能模具系统及其使用方法 | |
US7140415B1 (en) | Method and apparatus for direct pour casting | |
KR101076279B1 (ko) | 필터 가열장치가 장착된 진공 용해로 | |
US5201361A (en) | Continuous casting in mold having heated end walls | |
WO2010078201A1 (en) | Low-pressure sand casting of aluminum alloy cylinder engine parts | |
JP4481945B2 (ja) | 鋳造金型及び鋳造方法 | |
CN105081283B (zh) | 一种用于低压铸造合金临界凝固系数检测的装置和方法 | |
JP5369876B2 (ja) | 溶解機能及び加圧機能付き小型鋳造装置 | |
JPH0426935B2 (ja) | ||
Thomas | Continuous casting (metallurgy) | |
US6557617B1 (en) | Method for process monitoring during die casting or thixoforming of metals | |
JPH0685992B2 (ja) | 低圧鋳造法における溶湯の加圧冷却制御方法 | |
JPH0649406Y2 (ja) | 鋳造用金型の温度調整装置 | |
JPH05318073A (ja) | 金型鋳造方法 | |
GB1600876A (en) | Method and apparatus for prediciting metallographic structure | |
JP2004512958A (ja) | 連続鋳造装置のメニスカスから炉湯出し口に至るまでの鋳造温度を制御するための方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |