JPH08163753A - ケーブルラック振れ止め金具 - Google Patents

ケーブルラック振れ止め金具

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JPH08163753A
JPH08163753A JP33037794A JP33037794A JPH08163753A JP H08163753 A JPH08163753 A JP H08163753A JP 33037794 A JP33037794 A JP 33037794A JP 33037794 A JP33037794 A JP 33037794A JP H08163753 A JPH08163753 A JP H08163753A
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Hiroshi Nakayama
弘 中山
Yoshio Onishi
義男 大西
Masakatsu Onishi
正勝 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルラックの固定機能を有するだけでな
く、ラックカバーを簡単、確実に固定することができる
ケーブルラック振れ止め金具を提供する。 【構成】立上り部上端にケーブルラック2に対するクラ
ンプ部32を有し、座部30が締付け具4により溝形レ
ールに締付け固定されるものにおいて、前記立上り部3
1にケーブルラック2を覆うカバー6を固定するための
機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブルラックを固定す
るための振れ止め金具に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】工場、駅、営業所、
店舗、集合住宅、倉庫、体育館、劇場、空港、などのコ
ンクリート系建築物や、トンネル、地下街、高架鉄道、
高架道路、橋梁などの各種建造物においては、給電用、
通信用その他のケーブル(線を含む以下同じ)あるいはこ
れらを挿通した配管(電線管)を床、縦壁面および天井下
の空間域に敷設する電路工事が不可欠である。前記ケー
ブルや配管は幹線から支線に分岐あるいは延長され、多
条の束となって建築物や建造物の様々な個所まで敷設さ
れるのが一般である。そこで、そうした多条のケーブル
や配管をまとまった状態で立ち上げ、天井空間域で水平
方向に走らせる場合の支持手段としてケーブルラックと
称される梯子状あるいはパンチングメタル状をなした桁
材が使用されている。
【0003】かかるケーブルラックを敷設する方法とし
て、一般には壁面などの縦構造物領域では支持材として
溝形レール(レースウェイ、サドル)を一定間隔ごとに
固定し、また、天井域においては建築物や建造物の桁や
デッキプレート等から一定間隔ごとに吊りボルトを下し
て溝形レールを水平状に吊持し、そうした溝形レールに
ケーブルラックを交差状に渡して固定する方法が取られ
ている。このようなケーブルラックを溝形レールに固定
するための手段として振り止め金具が用いられている。
かかる振れ止め金具は、一般に下部に溝形レール上に着
座する座部を有し、座部の端部からケーブルラックの側
面に沿う立上り部を有し、立上り部の上端にケーブルラ
ックの上部フランジに対する拘止部(クランプ部)が屈曲
形成されており、座部にボルトを通しこれを回動するこ
とで溝形レール内に位置させた雌ねじ付きの締付け具を
溝形レールの入口溝壁に強接させ、もって座部を溝形レ
ールに締付け固定するようになっていた。
【0004】ところで、この種電設工事においては、外
観を良くしまたケーブルラック内への埃や水などの異物
の侵入を防止するためケーブルラックの上部開口をカバ
ーで覆うカバー工事が行われることが多い。このカバー
は両側縁にフランジを有しており、かかるカバーをケー
ブルラックに固定する場合、従来ではカバーをケーブル
ラック両側の桁部材の上に装着し、そのカバーの上にカ
バー幅方向を横切る長さの条材(帯板ないしレール)を
装着し、鉤ボルトの端部を前記桁部材の下部にひっか
け、条材の両端部に設けた穴にそれぞれL形状の鉤ボル
トの上端部を通しナットに螺合する方法がとられてい
た。 しかしこの方法は、カバーの固定のためだけにボ
ルトとナットを多量に使用することが必要であるため不
経済であり、また作業性が悪く、作業能率も低くなる。
さらに、鉤ボルトが一定間隔ごとにケーブルラックの
側面に露出するとともに条材の両端部がラックの外方に
かなり突出するため体裁が悪く、外観を悪くする。
【0005】また、電線路の安全対策として接地を施す
ことが義務付けられており、このため一般にケーブルラ
ックの端部同士を接続金具で接続するようにしている。
しかし、ケーブルラックは防蝕や外観の向上のためメラ
ミン、エポキシ樹脂などの塗膜やアルマイト加工により
保護膜が施されており、このような保護膜は電気絶縁性
がある。このため接続金具で接続しただけでは保護膜の
存在によって電気的抵抗値が大となり、確実に接地する
ことができないという問題があった。この対策として従
来では、各ケーブルラックの端部に穴を開け、それにボ
ンド線を接続していたが、この方法は面倒でコストが非
常に高くなるという問題があった。
【0006】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、ケー
ブルラックの固定機能を有するだけでなく、ラックカバ
ーを簡単、確実に固定することができるケーブルラック
振れ止め金具を提供することにある。また本発明の他の
目的は、上記に加えてさらに保護膜を表面に有するケー
ブルラックの接地機能をも発揮できるケーブルラック振
れ止め金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、立上り部の基端に溝形レールに対する座部を
有し、立上り部にケーブルラックに対するクランプ部を
有し、座部が締付け具により溝形レールに締付け固定さ
れるものにおいて、前記立上り部に、ケーブルラックを
覆うカバーの固定用機構を設けたものである。好適に
は、上記カバー固定機構は、立上り部に板厚を貫くよう
に設けためねじ穴とこれに螺通されるめじからなってい
る。前記ねじとしては、先端にケーブルラック桁部材の
表面に強接される尖鋭部を有する押しねじないし止めね
じタイプが好適である。必要に応じて、クランプ部にケ
ーブルラックの桁部材上部フランジに強接する突起を設
けてもよい。固定具は任意であるが、作業の簡易迅速化
のためには、座部に設けた通孔を貫通するねじに螺通す
るナットと、ねじの螺通位置から変位した部位のナット
部分に横軸によって枢支され、それら横軸を支点として
傾転することにより拡縮可能な左右一対の締付け片と、
常態において締付け片を最大拡開状態に保持し、締付け
片がすぼめられたときに拡開状態に復帰させるための復
元用の弾性体と、締付け具を常態において座部から所定
の間隔を隔てた位置に保つための軸方向付勢用の弾性体
とを備えているものが好適である。
【0008】
【作用】本発明の振れ止め金具は、座部が固定具によっ
て溝形レールに締付け固定され、クランプ部によってケ
ーブルラックを固定するが、座部とクランプ部の間の立
上り部にはカバー固定用機構が設けられており、そり代
表例としては厚さ方向を貫通するめねじ穴が設けられて
いる。ラックカバーでケーブルラックを覆うときには、
ラックカバーを左右の振れ止め金具の上に装着し、その
ラックカバーの上からカバー押えを装着する。そのカバ
ー押えは幅方向両側に振れ止め金具の立上り部と平行に
伸びる脚部を有しており、それら脚部にはめねじ穴に対
応する溝または孔が設けられている。したがって、カバ
ー押えを装着した状態でめねじ穴にねじを螺合し(溝の
場合には予めめねじ穴にねじを螺合しておくことができ
る。)、ねじを回動すれば、ねじ軸がめねじ穴に進出す
ることによりねじ頭部が溝または孔の周りの脚部外面に
強接するため、カバー押えはラックカバーに密接し、ラ
ックカバーはしっかりと固定される。カバーに溝または
孔を設けておいた場合には、カバー押えを省略し、カバ
ー単独で固定することができる。
【0009】また、前記ねじの先端に尖鋭部を設けてお
いた場合には、前記ねじ込みによって尖鋭部がケーブル
ラック桁部材のウエブ部に強接する。このため、ケーブ
ルラックに塗膜や酸化被膜からなる保護膜が施されてい
ても、上記強接によって保護膜が局部的に破られあるい
は剥離され、素地に突起が機械的、電気的に接続され
る。振れ止め金具の座部が溝形レールに密接しておりか
つ固定具も溝形レールに強接しているため、ケーブルラ
ックは振れ止め金具を介して溝形レールと電気的に接続
され、したがって、ケーブルラックは相互の接続による
電気的接続に加えて、溝形レールとも電気的に接続され
ることになり、これにより接地用の電気抵抗値を著しく
低減することができる。また、ねじ軸がケーブルラック
桁部に強接するためスベリ止め効果も得られ、振れ止め
金具とケーブルラックの一体化を向上することができ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1と図2は本発明を適用した電路例を示してお
り、図3ないし図6は本発明によるケーブルラック振れ
止め金具の基本的実施例を示している。図1と図2にお
いて、1は天井領域において所定の間隔ごとに配され開
口部を上方に向けた溝形レールであり、吊り金具100
を介して吊りボルト101,101により水平状に吊持
されている。吊りボルト101,101はたとえば形鋼
やデッキプレートなどの支持部材102に支持金具10
3,103を介して固定されている。1’は壁面領域に
開口部が横を向くように配置された溝形レールであり、
図示しない形鋼などからなる桁材ないし梁材あるいは壁
などからなる支持部材にボルトなどにより固定されてい
る。
【0011】2はケーブルラックであり、左右の桁部材
2a,2aの間を桟部材2bで連結した梯子状となって
おり、左右の桁部材2a,2aは、それぞれ中間部が内
方に窪んだウエブ21の上部と下部に内方に向かって伸
びるフランジ22,23が形成されている。ケーブルラ
ック2は直線状だけでなく、図1のように平面形状がL
形、T形、X形、上下ベンド形、水平ベンド形など各種
のものがあり、本発明はいずれにも適用される。ケーブ
ルラック2の表面全体には防食、美観向上などのため、
図4に部分的に示すごとく素地200に保護膜201が
施されている。その保護膜201は、材質が鉄系金属の
場合、メラミン、エポキシ、ナイロン、塩化ビニール、
齢化EVA樹脂(エチレン、酢酸ビニルの共重合体の齢
化物)などの塗装ないしコーティングによる膜である。
また、材質がアルミニウム系の場合には、陽極酸化被膜
あるいはさらにこの被膜上に施されたアクリル系樹脂な
どによる塗膜である。前記ケーブルラック2は所定の長
さ寸法を持ち、この長さ寸法内で少なくとも2か所が前
記溝形レール1に直交上に受載され、かつ各ケーブルラ
ック2は桁接続金具2cによって相互に繋がれている。
立上り領域ではケーブルラック2は溝形レール1’に直
交上に当接されている。これらにより図1においては第
1ウェイA1、第2ウェイA2、第3ウェイA3が構成さ
れている。Bは前記第1ウェイA1、第2ウェイA2、第
3ウェイA3に支持されたケーブル束である。
【0012】3,3は本発明による振れ止め金具であ
り、溝形レール1,1’との交差部分の左右の桁部材2
a,2aにそれぞれ取付けられる。6はケーブルラック
2上に装着されたカバー、7はカバー押えである。振れ
止め金具3は、図3ないし図5に示すように、溝形レー
ル1の上面に着座される座部30と、該座部30の付け
根から上方に伸びる立上り部31と、立上り部31の端
部から桁部材2aの上部フランジ22と平行状に伸びる
クランプ部32を有しており、前記座部30にはねじ5
を介して溝形レール1,1’に対する締付け具4が取り
付けられている。立上り領域のケーブルラック2に使用
されるものにあってはクランプ部32は自由端が水平状
のまま終わっていてもよいが、天井域のケーブルラック
2に使用するものではクランプ部32は先端側に所要長
さ下方にひさし状に伸びる係止部320が設けられる。
前記座部30からクランプ部32に到る板面にはプレス
加工によってリブ35,35が設けられており、該リブ
35,35は座部30において連結されている。
【0013】本発明の特徴は前記立上り部31にカバー
固定用機構を設けたことにある。このカバー固定用機構
としては、立上り部31の板厚方向にも設けためねじ穴
37とこれに螺合されるめじ8の組み合われが代表的な
ものである。めねじ穴37は図示するものではバーリン
グ加工により形成したボス370に設けられている。ボ
ス370は内面に突出してもよいし、外面に突出してい
てもよい。めねじ穴37を設ける位置は図4(a)のよ
うにクランプ部32に比較的近い部位すなわちウエブ部
21のストレート部分に対応する部位でもよい。また、
図3や図4(b)(c)のように桁部材2aの内方に窪
んだウエブ部分に対応する部位でもよい。また、めねじ
穴37の数は単数でもよいし、複数でもよく、後者の場
合には立上り部31の幅方向に間隔をおいて設けること
が好ましい。ねじ8はねじ込み時に頭部(これの下にワ
ッシャを取り付けた場合を含む)80が前記カバー押え
7の表面に強接し得る長さ寸法を有している。頭部形状
は図3の左側に示す多角形状、右側に示す蝶ねじタイプ
など任意であり、場合によってはトルク規制形のもの、
すなわち第1頭部の上にクビレ部を介して第2頭部を連設
したものでもよい。ねじ8は所定のねじ込み時に図4
(c)のように桁部材2aのウエブ部21に達しない長
さとなっていてもよい。しかし、好ましくは、図4
(a)(b)のように所定のねじ込み時に桁部材2aの
ウエブ部21の表面に強接する長さを持ち、かつ先端に
尖鋭部81を有しているものを使用する。尖鋭部81は
中央が突出している棒先タイブでもよいし、周縁が環状
エッジとなっている窪み先タイプなど任意である。
【0014】カバー6は左右の振り止め金具3,3のク
ランプ部32,32に受支されるウエブ60と立上り部
31,31に外接するフランジ61,61を有してい
る。カバー6は任意の長さを有し、この実施例ではケー
ブルラック2と略同等の長さを持ち、両端から約1/4
の部位が振れ止め金具3,3に受支されている。もちろ
んケーブルラック2の1/2あるいは1/3程度の長さ
となっていてもよい。カバー押え7は帯板などの条材か
らなり、幅方向両側に前記カバー6のフランジ61,6
1の外面を覆うように幅方向両側に脚部71,71が屈
曲形成されており、それら脚部71,71の自由端はカ
バー6に装着した状態で前記めねじ穴37を超える位置
に達するような長さを有している。そして、各脚部7
1,71には、図3と図5のように前記ねじ8のねじ軸
82の挿通を許す幅のスリット状の溝710,710が
設けられている。これに代えて図6のように長孔711
でもよいが、この場合にはカバー押え7を装着した後に
長孔711を通してめじ8をめねじ穴37にねじ込む操
作が必要になる不便さがあることは否めない。
【0015】なお、本発明は必ずしもカバー押え7を使
用する態様に限られず、カバー6それ自体を固定するよ
うにしてもよい。図7と図8はこの例を示しており、カ
バー6のフランジ61,61を前記めねじ穴36を超え
る位置に達するような高さに構成し、そのフランジ6
1,61に溝610かまたは図8に仮想的に示すように
長孔611を設け、これらを通してねじ8をねじ込むよ
うにしている。溝610または長孔611はカバー6の
振れ止め金具に対する固定位置の自由度を増すため、カ
バー長手方向で間隔を置いて複数設けることが好まし
い。
【0016】なお、必要に応じて、クランプ部32には
ケーブルラック桁部材2a,2aのフランジ部22の保
護膜201を貫通し、素地200に喰込み可能な突起3
aを設けてもよい。図9はその例を示しており、(a)
(b)はリブ35,35間のクランプ部32に幅方向に
長いスリット状の穴360を形成し、その穴360の一
部にかかるようにビットを打ち込んでV状類似の爪片3
61を形成したもので、爪片361は鋭いエッジを持つ
先端がクランプ部32の下面から所定の高さ突き出して
いる。 爪片361は基端が立上り部31側つまり上部
フランジ付け根方向に設けられていてもよいが、好まし
くは、図示のように基端がクランプ部自由端側つまり上
部フランジ自由端方向に設けられる。(c)は押しねじ3
63をクランプ部32に形成しためねじ穴321にねじ
込んでいる。押しねじ363は後部に回動用部363a
を有し、先端に棒先形または窪み先形の尖鋭部363b
を有しているものであればどのようなものでもよい。こ
の態様は突起高さを任意に設定することができる。(d)
は後端に拡大頭364aを、先端に円錐状または図9の
ような窪み先状の尖鋭部364bを有するピン状物36
4をクランプ部32に形成した貫通穴322に固着した
ものである。固着方法は任意であり、圧入したり、拡大
頭364aをクランプ部32にかしめたり、あるいはス
ポット溶接したりする方法が挙げられる。なお、いずれ
の場合も上記突起3aは単数でなく、複数個を間隔的に
設けてもよい。
【0017】締付け具4はねじ5に螺合し、ねじ回動に
よって上昇し、溝形レール1,1’の入口溝を構成する
壁1a,1aに強接して締付け力を発揮するものであれ
ばとくに限定はなく、図10(a)(b)に例示するような左
右に傾斜部のあるナットや羽根板状のナットなど任意で
ある。ナットは下面に溝形レール底面に接するばねを有
していてもよい。図10(b)の羽根板状ナットは長手方向
端部コーナーにガイド面が欠設されており、ねじの回動
によって溝形レール1,1’の内壁1b,1bに長手方
向端面が接するまで回動し、引き続くねじ5の回動によ
ってねじ軸に沿って上昇する形式のものである。さらに
は、図示しないが、断面溝形をなし両端に締付け部を持
ちその締付け部から上方に起立するストッパ面を1組の
対角位置に有し、いま1組の対角位置に誘導用の面を持
ち、ボルトを90度回動することによってストッパ面が入
口溝壁1a,1aに当たって回転が規制され、ストッパ
面をガイドとして上昇する形式のものでもよい。
【0018】しかし、この実施例では、仮止めと固定作
業をより簡単に行えるようにするため、特殊な締付け具
4を用いている。図11ないし図14はその詳細を示し
ており、座部30に設けた通孔300を貫通するねじ5
に螺通するナット4aと、ねじ5の螺通位置から等距離
変位した部位のナット部分に取り付けた横軸40,40
に枢支され、それら横軸40,40を支点として傾転す
ることにより拡縮可能な左右一対の締付け片4b,4b
と、常態において締付け片4b,4bを最大拡開状態に
保持し、締付け片4b,4bがすぼめられたときにもこ
の状態から拡開状態に復帰させるための復元用の弾性体
4cと、締付け具4を常態において座部30から所定の
間隔を隔てた位置に保つための軸方向付勢用の弾性体4
dとを備えている。締付け片4b,4bの長さ寸法は最
大拡開状態において溝形レール1,1’の入口溝幅より
も大きく作られている。
【0019】左右一対の締付け片4b,4bは、ウエブ
と該ウエブの両側から立ち上がるフランジによって溝形
断面形状となっており、各締付け片4b,4bの上側外
端位置には前記ウエブとフランジとによって溝形レール
1の入口溝壁の下面に強接すべき締付け部41が形成さ
れている。この締付け部41の基端側にはフランジが延
長されることにより締付け部41よりも上方に伸びる一
対の突部42,42が形成されており、それら突部4
2,42の端面には前記締付け部とで略L状をなし、溝
形レール1,1’の入口溝壁1a,1aに対峙可能なガ
イド面43,43を有している。そのガイド面43,4
3よりも上方はストレートに伸びてもよいが、この実施
例では所要角度で後方に傾斜している。突部42,42
の頂部から後方は締付け片4b,4bのすぼまりを容易
にするため、拡開状態において下り斜面44,44とな
っている。また、溝形レール1,1’の天壁1cに接す
る状態からスムーズなすぼまりが行われるようにするた
め、図11のように、締付け片4b,4bはそれぞれ締
付け部41の先端下方のウエブが前記下り斜面44と平
行ないしはこれに比較的近い角度で下降する斜面45と
なっている。
【0020】ナット4aは締付け片4b,4bの内幅と
ほぼ一致する外幅寸法を有し、中央部にねじ5がねじ込
まれるべきめねじ穴46を有している。そしてナット4
aは平面矩形状の頭部461と該頭部461と連続し左
右方向の幅が減少した脚部462を有している。頭部4
61の下面は前記ウエブの斜面45にほぼ対応する斜面
を有している。そして頭部461にはめねじ穴46より
も外側の部位に横穴が設けられており、予め締付け片4
b,4bのフランジに設けてある孔と合致させそれらに
横軸40,40を通すことでナット4aと締付け片4
b,4bを連結するようになっている。横軸40,40
はこの実施例では2本であり、それぞれ一端がかしめら
れるとともに他端は締付け片4b,4bを貫いてさらに
適度に伸び、先端にランド400が設けられている。ナ
ット4aは中実なものでもよいが、この実施例では頭部
461とこれの両側からフランジ状に下る一対の脚部4
62,462によって下向きの溝形断面となっており、
めねじ穴46は頭部を形成する壁に形成したボスに設け
られている。前記脚部462,462は締付け片4b,
4bを組付けた状態で締付け片下端よりも下方のレベル
まで伸びており、これにより締付け片4b,4bが最大
に拡開したときにウエブ下端が脚部下端側面に当接して
角度が規制されると当時に締付け部41,41に強力な
締付け力が作用したときにもその荷重を安定して受け止
めるようになっている。
【0021】復元用の弾性体4cは、ばねまたはゴムが
用いられる。ばねは線形ばねを使用して締付け片4b,
4bを結んでもよいが、この実施例では板ばねが使用さ
れ、山状に曲げられた状態でナット4aの脚部の下面側
から装入され、自由端側を左右の締付け片4b,4bの
ウエブとりわけ斜面45,45の内面に接触させ、これ
によって締付け片4b,4bを拡開させている。この実
施例ではナット4aが溝形断面となっており脚部46
2,462が紙面に対して前後で一対であることから都
合よく外れ止め用の壁となる。板ばねは中央部にねじ5
のねじ軸の通過を許す孔47を有している。
【0022】軸方向付勢用の弾性体4dはねじ5の頭部
と座部30間に介装されてもよいが、この場合には固定
時にねじを軸線方向に押圧して締付け具を溝形レール内
に装入させる動作が必要になるため操作が面倒である。
そこでこの実施例では、弾性体4dを座部30の下面と
ナット4aの頭部間に介装し、反発力によってナット4
aを反座部方向に押圧し、それによりねじ5のセット長
さを規定するとともに、締付け時にねじ5の緩み止めと
して機能させるようにしている。弾性体4dとしてはゴ
ムやプラスチックの蛇腹状の筒でもよいが、この実施例
ではコイルスプリングを使用している。コイルスプリン
グは圧縮時に線が干渉しないようにテーパ状ないし鼓状
となっている。この弾性体4dは独立した部品であって
もよいが、組立てを容易化するためこの実施例ではナッ
ト4aのめねじ穴を形成するためのボスの上端に鍔を設
け、これに弾性体後端を引掛けるようにしている。
【0023】一方、振れ止め金具3の座部30には前記
締付け具4がねじ5の周りで不用意に回動しないように
するためガイド片301を設けている。このガイド片3
01は溝形レール1,1’の入口溝幅よりも狭い幅を持
ち、締付け具4の締付け片側面とほぼ平行となってい
る。ガイド片301は座部30の前端から下っていても
よいが、締付け荷重に耐える強度を持たせるため、座部
30を構成する板材を前端から後方に反転屈曲し、それ
により座部30を上板部30aと下板部30bとの2重
構造とし、下板部30bから下方にガイド片301を屈
曲形成している。好適には下板部30bの前端に平行部
303,303を残すように切込みを形成し、この切込
み領域を屈曲してガイド片を形成する。ガイド片301
は単なるプレート状でもよいが、締付け具4のより適切
な上昇ガイドをはかるため、この実施例ではガイド溝3
02,302を形成し、図12と図13のように、それ
らガイド溝302,302に横軸40,40の先端部を
嵌め合わせている。なお、ケーブルラック2はウエブ2
1が窪んでいない平らなものもあり、これにも本発明は
適用される。また、ケーブルラック2は梯子状のものの
ほか、パンチングプレートを広幅溝状に曲げ加工したも
のもあり、これも本発明で対象とする。付記すると、図
3においては、紙面対して左側の締付け具4は仮止め状
態を、紙面に対して右側の締付け具4は固定状態を示し
ている。
【0024】
【実施例の作用】次に本発明の実施例の作用を説明す
る。天井域においては、ケーブルラック2は予め吊持さ
れている溝形レール1,1にかけ渡され、また、立上り
領域ではケーブルラック2は予め桁材や壁などに固定さ
れている溝形レール1’,1’にかけ渡され、適宜、接
続金具2c,2cにより長手方向を接続される。そして
かかるケーブルラック2を溝形レール1,1,1’,
1’に固定するには、クランプ部32をケーブルルラッ
ク2の桁部材2aの上部フランジ部22に被せ、座部3
0を溝形レール1の上に装着させ、座部30に挿通して
あるねじ5を回動して溝形レール1,1’内の締付け具
4を上昇させて入口溝壁1a,1aの下面に強接させ、
座部30を溝形レール上に密接させ、クランプ部32で
上部フランジ部22を締付けるものである。
【0025】従来の振り止め金具はこのようなケーブル
ラック固定機能を有していただけであったが、本発明に
おいてはさらにカバー固定機能をも有している。すなわ
ち、図3ないし図5の実施例においては、予めねじ軸8
2,82が立上り部31,31の外方に十分に突出して
いるようにめねじ穴37,37にそれぞれねじ込んでお
き、この状態で固定が終わったケーブルラック2にカバ
ー6を被せ、次に振れ止め金具3,3の位置で上方から
カバー押え7を被せる。こうすれば脚部71,71がカ
バー6のフランジ61,61に沿って降下するのに伴
い、溝710,710が前記ねじ軸82,82と交差す
るように進出する。そこで、カバー押え8がカバー6の
ウエブ60と接触した状態でねじ8,8を回動すれば、
めねじ穴37,37に進出することによって頭部80,
80が脚部71,71の外面に強接し、脚部71,71
を内方に押圧する。したがって、簡単にカバー施工を行
うことができる。図7と図8の実施例の場合には、ケー
ブルラック2にカバー6を被せれば、フランジ61,6
1に設けてある溝610,610が前記ねじ軸82,8
2と交差するから、上記と同様にねじ8,8を回動すれ
ばねじ頭部80,80がフランジに強接し、カバー6が
固定される。この実施例はカバー押え7を使用しないで
すむため部材数がさらに少なくなり、カバー施工を容易
化することができる。なお、図6と図8の仮想線のよう
に長孔711,611の場合にはカバー押え7を被せた
状態で長孔711,611にねじ8を通してめねじ穴3
7に捩じ込むものである。
【0026】上記ねじ8,8として先端に尖鋭部81を
有するものを使用した場合には、ねじ込みによって尖鋭
部81が桁部材2a,2aのウエブ部21に強接し、保
護膜201を破って素地200に食い込む。振れ止め金
具3は前記のように座部30をもって溝形レール1,
1’と密接し、かつ締付け具4も溝形レール1,1’と
密接している。従って、本発明によれば、上記のように
ねじ8,8が保護膜201を剥離して素地200に喰い
込むことによりケーブルラック2と振れ止め金具3とが
電気的に接続され、かつケーブルラック2は振れ止め金
具3を介して溝形レール1,1’とも電気的に接続す
る。それゆえ、溝形レール1,1’を施工現場の状況に
応じて任意のルートで接地線と結ぶことにより、ケーブ
ルラック2の相互の電気的接続による接地に加えてある
いはこれと別に、振れ止め金具3を介して溝形レール
1,1’から接地することができ、これにより電路にお
ける電気抵抗値を大幅に低減することができ、漏電や落
雷などに的確に対処することができる。また、ケーブル
ラック相互の機械的接続が何らかの理由で不良となって
も、またケーブルラックが部分的に他のものと離間せざ
るを得ない場合にも、アースを確実にとることができる
ため電路の安全性が高くなる。
【0027】溝形レール1を接地するには、たとえば、
吊りボルト101を支持する形鋼やデッキプレートなど
の部材を接地手段と接続すればよく、あるいは図1のよ
うに溝形レール1が長くこれに平行状に多数のケーブル
ラック2,2を配列するような場合には、溝形レール
1,1の長手方向端部を接地線回路と接続すればよい。
溝形レール1’が形鋼などからなる桁材や梁材に直接固
定されている場合には、その桁材や梁材を接地線回路と
結べばよく、溝形レール1’がコンクリート壁などに固
定される場合には、溝形レール1’の端部に帯板などの
導電性部材を取り付けて接地線回路に接続すればよい。
【0028】さらに、上記のように振り止め金具3を介
して溝形レール1,1’に接地することができることか
ら、電路工事中に部材や部品などをケーブルラック等に
溶接するなど電気機器を使用する必要が生じたような場
合にも、いちいち長いアース線を引き回す必要がなく、
電気溶接機などの電気機器のアース側端子を溝形レール
1,1’や吊りロッド101などに接触させることで簡
単に対処することができる。
【0029】また、ねじ8,8が桁部材2a,2aに食
い込むため、振れ止め金具3の良好なすべり止めも図ら
れ、ケーブルラック2をより強固に固定することができ
る。ことにケーブルラック2が立上り領域に使用されて
いる場合、ケーブルラック2と振れ止め金具3の相対的
なずれが防止されるため、ケーブルラック2を梯子とし
て使用するのに好都合となる。
【0030】また、実施例のように、クランプ部32の
下面から突出する突起3aを設けておいた場合には、前
記ケーブルラック固定時に突起3aが桁部材2aの上部
フランジ部22に圧接し、尖鋭な先端が保護膜201を
破りあるいは剥離し素地200に食い込む。従って、こ
の場合にはずれ止め効果がさらに増すと共に、ケーブル
ラック2と振れ止め金具3との電気的接続をより確実に
することができる。
【0031】なお、締付け具4として図10に示すよう
なものを使用した場合、振れ止め金具3の仮止め、固定
作業はかなり面倒なものとなるが、図11ないし図14
のような構造のものを使用した場合には、ワンタッチで
仮止めを行えるためラックライン化作業の簡易迅速化を
達成することができる。すなわち、ケーブルラック2を
溝形レール1に仮止めする際には、桁部材2aの上部フ
ランジ部22の上方にクランプ部32が位置するように
振れ止め金具3を垂直状または傾斜状に保持し、この状
態で振れ止め金具3を押し下げればよい。 また、ケー
ブルラック2を縦方向に固定する場合も同様であり、ク
ランプ部32が上部フランジ部22の上方に位置するよ
うに振れ止め金具3を水平状または傾斜状に保持し、こ
の状態で振れ止め金具3を押し下げればよい。
【0032】こうすれば座部30の下に吊持されている
締付け具4の締付け片4b,4bは、底としての斜面4
5,45が溝形レール1,1’の入口溝両側の天壁1c
に接し、引き続く振れ止め金具3の降下によってガイド
片301が入口溝に進入すると共に、斜面45,45が
入口溝壁1a,1aによって左右から押圧される。これ
により左右の締付け片4b,4bは復元用の弾性体4c
の力に抗して図14(a)のように横軸40,40を支
点として内向きに傾転してすぼまる。なおも振れ止め金
具3の押圧が続き、座部30が溝形レール1,1’の天
壁1cに接近し、締付け片4b,4bの斜面45,45
が入口溝壁1a,1aの下端に達すると、入口溝壁1
a,1aによる挟圧が解除されるため、図14(b)のよ
うに復元用の弾性体4cの力で締付け片4b,4bは外
転し、締付け部41,41が入口溝壁1a,1aの下を
抜けて水平状になる。その瞬間、締付け部41,41に
隣接しているガイド面43,43が再び垂直状となり、
入口溝壁1a,1aに対峙するかまたはこれの下にあ
る。
【0033】そして、振れ止め金具3は座部30が溝形
レール1,1’の天壁1cに接触し、クランプ部32が
ケーブルラック2の上部フランジ22に被せられ、クラ
ンプ部32に設けられているアース用突起3aが上部フ
ランジ22に当たる。この時、締付け具3はウエブ下端
面がナット4aの脚部側面に当接して最大拡開状態とな
り、締付け部41,41は図14(c)のように入口溝壁
1a,1aの下面に接近した位置にある。したがって、
クランプ部32がケーブルラック2の上部フランジ22
に被されように振れ止め金具3を押圧するだけの操作で
仮止め状態とすることができる。この状態では振れ止め
金具3を持ち上げても、締付け部41,41が入口溝壁
1a,1aの下面に当接するため溝形レール1,1’か
ら外れず、振れ止め金具3を幅方向に動かそうとしても
ガイド片301の側面が入口溝壁1a,1aに当接する
ため、横ずれしない。しかし、振れ止め金具3は入口溝
の長手方向に沿う方向へは移動が自由であり、ガイド片
301が良好なガイド作用を発揮する。したがって、ケ
ーブルラック2を溝形レール1,1’の任意の位置に自
由に移動させ位置調整することができる。
【0034】ケーブルラック2の固定位置が決まったな
らば、ねじ5を回動する。こうすればナット4aにねじ
軸が進入するのに伴って締付け片4b,4bは軸方向付
勢用の弾性体4dの力に抗して上昇する。この上昇時に
ガイド片301は締付け片4b,4bの連れ周りによる
姿勢変化を阻止する。ことにガイド片301がガイド溝
302,302を有する場合、ここに横軸40,40が
はまっているため締付け具4は安定して垂直上昇し、締
付け部41,41が正確に入口溝壁1a,1aの下面に
接近し、強力に締め付ける。このとき、軸方向付勢用の
弾性体4dは圧縮され、ナット4aを介してねじ5を下
方へ押圧するため、緩み止めとして機能し、また締付け
片4b,4bのウエブ下端がナット4aの脚部側面で受
け止められているため、強力なトルクに耐えることがで
きる。また、座部30が屈曲部30’によって2重の厚
さとなっているため強力な締付けによってもガイド片3
01が傾くことがない。したがって、振れ止め金具3は
簡単にまたしっかりと溝形レール1,1’に固定され、
クランプ部32によってケーブルラック2を溝形レール
上に強力に固定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、ケーブルラックを溝形レールに固定できるだけ
でなく、ラック上部を覆うカバー6も固定することがで
きるため、専用のカバー固定具を使用しないですみ、こ
の種工事の部品数と作業工程を簡略化することができ、
工事コストを低減することができるというすぐれた効果
が得られる。請求項2によれば、簡単な構造と簡単な操
作によりカバー6を確実にかつ体裁良く固定することが
できるというすぐれた効果が得られる。、請求項3によ
れば、上記効果に加えてさらにケーブルラックと溝形レ
ールとの電気的接続を図ることができ、これにより電路
における電気抵抗値の低減を実現することができると共
に、溶接用アースを自在にとることが可能になるなどの
すぐれた効果が得られる。請求項4によれば、カバー固
定をより容易化することができるというすぐれた効果が
得られる。請求項5によれば、ケーブルラックと溝形レ
ールとの電気的接続および機械的連結をさらに向上する
ことができるというすぐれた効果が得られる。請求項6
によれば、溝形レールへの仮止めをワンタッチ操作によ
って簡単迅速に行うことができ、またケーブルラックの
確実強固な固定を図ることができるというすぐれた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振れ止め金具を使用した電路例を示す
平面図である。
【図2】図1の部分的な斜視図である。
【図3】図2の部分切欠拡大縦断側面図である。
【図4】本発明におけるねじとケーブルラックの取り合
いの例を示す部分拡大断面図である。
【図5】図3の部分切欠正面図である。
【図6】カバー押えの他の例を使用状態で示す部分切欠
正面図である。
【図7】本発明におけるカバー固定の他の実施例を示す
部分切欠縦断側面図である。
【図8】同じくその正面図である。
【図9】本発明の付加的実施例を示す説明図である。
【図10】本発明で適用される締付け具を例示する縦断
正面図である。
【図11】本発明で使用される締付け具の他の例を示す
縦断正面図である。
【図12】同じくその平面図である。
【図13】図11のX−X線に沿う断面図である。
【図14】図11の締付け具を用いた場合の仮止め過程
を段階的に示す断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 溝形レール 2 ケーブルラック 2a,2a 桁部材 3 振れ止め金具 3a 突起 4 締付け金具 4a ナット 4b,4b 締付け片 4c 弾性体 4d 弾性体 5 ねじ 6 カバー 7 カバー押え 8 ねじ 21 ウエブ部 22 上部フランジ部 30 座部 31 立上り部 32 クランプ部 37 めねじ穴 81 尖鋭部 200 素地 201 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 義男 大阪府八尾市上尾町2の31の19 (72)発明者 大西 正勝 大阪府堺市金岡町1881−45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立上り部31の基端に溝形レールに対する
    座部30を有し、立上り部にケーブルラック2に対する
    クランプ部32を有し、座部30が締付け具4により溝
    形レールに締付け固定されるものにおいて、前記立上り
    部31に、ケーブルラック2を覆うカバー6の固定機構
    を設けたことを特徴とするケーブルラック振れ止め金
    具。
  2. 【請求項2】カバー固定用機構が、立上り部31に設け
    ためねじ穴37とこれにねじ込まれるねじ8とからなっ
    ている請求項1に記載のケーブルラック振れ止め金具。
  3. 【請求項3】ねじ8が先端にケーブルラック桁部材の表
    面に強接される尖鋭部81を有しているものを含む請求
    項2に記載のケーブルラック振れ止め金具。
  4. 【請求項4】カバー6またはこれの上に装着されるカバ
    ー押え7が前記ねじ8の軸と交差する溝610,710
    または長孔611,711を有している請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載のケーブルラック振れ止め金
    具。
  5. 【請求項5】クランプ部32にケーブルラック2の桁部
    材上部フランジに強接する突起3aが設けられているも
    のを含む請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のケ
    ーブルラック振れ止め金具。
  6. 【請求項6】固定具4が座部30に設けた通孔300を
    貫通するねじ5に螺通するナット4aと、ねじ5の螺通
    位置から離間した部位のナット部分に取付けた横軸4
    0,40に枢支され、それら横軸40,40を支点とし
    て傾転することにより拡縮可能な左右一対の締付け片4
    b,4bと、常態において締付け片4b,4bを最大拡
    開状態に保持し、締付け片4b,4bがすぼめられたと
    きに拡開状態に復帰させるための復元用の弾性体4c
    と、締付け具4を常態において座部30から所定の間隔
    を隔てた位置に保つための軸方向付勢用の弾性体4dと
    を備えている請求項1に記載のケーブルラック振れ止め
    金具。
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