JPH08163587A - 画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号装置、画像信号伝送方法及び装置、画像信号受信装置、画像信号記録方法及び装置、並びに画像信号再生装置 - Google Patents
画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号装置、画像信号伝送方法及び装置、画像信号受信装置、画像信号記録方法及び装置、並びに画像信号再生装置Info
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- JPH08163587A JPH08163587A JP6329315A JP32931594A JPH08163587A JP H08163587 A JPH08163587 A JP H08163587A JP 6329315 A JP6329315 A JP 6329315A JP 32931594 A JP32931594 A JP 32931594A JP H08163587 A JPH08163587 A JP H08163587A
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- dynamic range
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Abstract
(57)【要約】
【目的】比較的簡易な構成により画質劣化を抑制して高
圧縮率を実現する画像信号符号化装置を提案する。 【構成】二極変調符号化(Bicom符号化)処理を施
すことにより得た符号化データに対して適応ダイナミツ
クレンジ符号化(ADRC)処理を施すようにしたこと
により、画質劣化を抑制して圧縮率を上げることができ
る簡易な構成の画像信号符号化装置1を実現し得る。
圧縮率を実現する画像信号符号化装置を提案する。 【構成】二極変調符号化(Bicom符号化)処理を施
すことにより得た符号化データに対して適応ダイナミツ
クレンジ符号化(ADRC)処理を施すようにしたこと
により、画質劣化を抑制して圧縮率を上げることができ
る簡易な構成の画像信号符号化装置1を実現し得る。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図2、図6、図8、
図16、図17、図19、図21及び図24) 作用(図1、図16及び図21) 実施例 (1)画像信号符号化装置及び復号装置(図1〜図1
5) (2)画像信号伝送装置及び受信装置(図16〜図2
0) (3)画像信号記録装置及び再生復号装置(図21〜図
25) (4)他の実施例 発明の効果
図16、図17、図19、図21及び図24) 作用(図1、図16及び図21) 実施例 (1)画像信号符号化装置及び復号装置(図1〜図1
5) (2)画像信号伝送装置及び受信装置(図16〜図2
0) (3)画像信号記録装置及び再生復号装置(図21〜図
25) (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号を圧縮符号化し
て所定の伝送路を介して伝送する場合、又は所定の記録
媒体に記録する場合に適用して好適なものである。
て所定の伝送路を介して伝送する場合、又は所定の記録
媒体に記録する場合に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えばテレビ会議システムなどの
ように画像信号を遠隔地に伝送するいわゆる画像信号伝
送システムや、画像信号をデイジタル化してビデオテー
プレコーダやビデオデイスクレコーダによつて記録し再
生する装置においては、伝送路や記録媒体を効率良く利
用するため、デイジタル化した画像信号の相関を利用し
て有意情報を効率的に符号化することにより伝送情報量
や記録情報量を削減し、伝送効率や記録効率を高めるよ
うになされている。所謂画像信号の高能率符号化であ
る。
ように画像信号を遠隔地に伝送するいわゆる画像信号伝
送システムや、画像信号をデイジタル化してビデオテー
プレコーダやビデオデイスクレコーダによつて記録し再
生する装置においては、伝送路や記録媒体を効率良く利
用するため、デイジタル化した画像信号の相関を利用し
て有意情報を効率的に符号化することにより伝送情報量
や記録情報量を削減し、伝送効率や記録効率を高めるよ
うになされている。所謂画像信号の高能率符号化であ
る。
【0004】この高能率符号化の一つの方法として、B
icom(bipolar Color Modulation)符号化が提案され
ている(特開昭64-36287号公報)。このBicom符号
化は、コンポーネントデジタルビデオ信号を圧縮対象と
した符号化方式である。Bicom符号化では、輝度信
号と色差信号との相関性、及びビデオ信号のインターレ
ース走査に起因する垂直方向と時間軸方向との帯域制限
を利用して画像を圧縮する。すなわち、2つの色差信号
を輝度信号の帯域外のキヤリアで変調して多重化するこ
とにより、コンポーネントデジタルビデオ信号の情報量
を半分に圧縮するものである。
icom(bipolar Color Modulation)符号化が提案され
ている(特開昭64-36287号公報)。このBicom符号
化は、コンポーネントデジタルビデオ信号を圧縮対象と
した符号化方式である。Bicom符号化では、輝度信
号と色差信号との相関性、及びビデオ信号のインターレ
ース走査に起因する垂直方向と時間軸方向との帯域制限
を利用して画像を圧縮する。すなわち、2つの色差信号
を輝度信号の帯域外のキヤリアで変調して多重化するこ
とにより、コンポーネントデジタルビデオ信号の情報量
を半分に圧縮するものである。
【0005】また高能率符号化の別の方法として、適応
ダイナミツクレンジ符号化(ADRC(Adaptive Dynam
ic Range Coding ))が提案されている(特開昭61-144
989号公報)。ADRCでは、視覚のダイナミツクレン
ジ依存性を利用している。すなわち、画素分布のダイナ
ミツクレンジの大きい領域では、画素レベルの微小な変
動は視認されにくく、反対にダイナミツクレンジの小さ
い領域では、画素レベルの微小な変動も視認されやす
い、という視覚の特性を利用して画像を圧縮する。
ダイナミツクレンジ符号化(ADRC(Adaptive Dynam
ic Range Coding ))が提案されている(特開昭61-144
989号公報)。ADRCでは、視覚のダイナミツクレン
ジ依存性を利用している。すなわち、画素分布のダイナ
ミツクレンジの大きい領域では、画素レベルの微小な変
動は視認されにくく、反対にダイナミツクレンジの小さ
い領域では、画素レベルの微小な変動も視認されやす
い、という視覚の特性を利用して画像を圧縮する。
【0006】さらに高能率符号化の方法として、DCT
(離散コサンイン変換)符号化や、動き検出を用いた予
測符号化等が提案されている。
(離散コサンイン変換)符号化や、動き検出を用いた予
測符号化等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようする課題】ところが、Bicom符
号化やADRC符号化では、圧縮率を上げていくと、そ
の符号化データを復号して得た復元画像の画質は次第に
劣化するため、十分な圧縮率が得られない問題がある。
号化やADRC符号化では、圧縮率を上げていくと、そ
の符号化データを復号して得た復元画像の画質は次第に
劣化するため、十分な圧縮率が得られない問題がある。
【0008】またDCT符号化では、累積乗算回路を用
いて符号化及び復号処理を行つているため、その回路規
模が非常に大きくなる問題があつた。また予測符号化で
は、動き検出回路の規模が非常に大型化する問題があつ
た。
いて符号化及び復号処理を行つているため、その回路規
模が非常に大きくなる問題があつた。また予測符号化で
は、動き検出回路の規模が非常に大型化する問題があつ
た。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、比較的簡易な構成により画質劣化を抑制して高圧縮
率を実現する画像信号符号化方法を提案しようとするも
のである。
で、比較的簡易な構成により画質劣化を抑制して高圧縮
率を実現する画像信号符号化方法を提案しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、輝度信号Yと第1及び第2の色コ
ンポーネント信号B−Y、R−Yとで形成されたデイジ
タルコンポーネント信号D1を圧縮符号化する画像信号
符号化装置1において、第1の色コンポーネント信号B
−Yを輝度信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有
し、かつサンプル毎に反転し、フイールド毎に反転する
2フイールドシーケンスでなる第1のキヤリア信号S1
により変調すると共に、第2の色コンポーネント信号R
−Yを輝度信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有
し、かつサンプル毎に反転し、ライン毎及びフイールド
毎に反転する4フイールドシーケンスでなる第2のキヤ
リア信号S2により変調して符号化する二極変調符号化
手段2と、二極変調符号化手段2により形成した符号化
データD2をブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミ
ツクレンジDRを用いて再量子化する適応ダイナミツク
レンジ符号化手段3とを設けるようにする。
め本発明においては、輝度信号Yと第1及び第2の色コ
ンポーネント信号B−Y、R−Yとで形成されたデイジ
タルコンポーネント信号D1を圧縮符号化する画像信号
符号化装置1において、第1の色コンポーネント信号B
−Yを輝度信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有
し、かつサンプル毎に反転し、フイールド毎に反転する
2フイールドシーケンスでなる第1のキヤリア信号S1
により変調すると共に、第2の色コンポーネント信号R
−Yを輝度信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有
し、かつサンプル毎に反転し、ライン毎及びフイールド
毎に反転する4フイールドシーケンスでなる第2のキヤ
リア信号S2により変調して符号化する二極変調符号化
手段2と、二極変調符号化手段2により形成した符号化
データD2をブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミ
ツクレンジDRを用いて再量子化する適応ダイナミツク
レンジ符号化手段3とを設けるようにする。
【0011】また本発明においては、輝度信号Yと第1
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及び
第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD5を
復号する画像信号復号装置20において、圧縮画像デー
タD5に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す
適応ダイナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミ
ツクレンジ復号手段23の出力D13に対して、二極復
調復号処理を施す二極復調復号手段24とを設けるよう
にする。
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及び
第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD5を
復号する画像信号復号装置20において、圧縮画像デー
タD5に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す
適応ダイナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミ
ツクレンジ復号手段23の出力D13に対して、二極復
調復号処理を施す二極復調復号手段24とを設けるよう
にする。
【0012】また本発明においては、輝度信号Yと第1
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1を圧縮符号
化して伝送する画像信号伝送装置70において、第1の
色コンポーネント信号B−Yを輝度信号Yの周波数帯域
と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転し、
フイールド毎に反転する2フイールドシーケンスでなる
第1のキヤリア信号S1により変調すると共に、第2の
色コンポーネント信号R−Yを輝度信号Yの周波数帯域
と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転し、
ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールドシー
ケンスでなる第2のキヤリア信号S2により変調して符
号化する二極変調符号化手段2と、二極変調符号化手段
2により形成した符号化データD2をブロツク化し、当
該ブロツク内のダイナミツクレンジを用いて再量子化す
る適応ダイナミツクレンジ符号化手段3と、適応ダイナ
ミツクレンジ符号化手段3により形成した符号化データ
D3に基づいて伝送データD20を形成する伝送データ
形成手段71とを設けるようにする。
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1を圧縮符号
化して伝送する画像信号伝送装置70において、第1の
色コンポーネント信号B−Yを輝度信号Yの周波数帯域
と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転し、
フイールド毎に反転する2フイールドシーケンスでなる
第1のキヤリア信号S1により変調すると共に、第2の
色コンポーネント信号R−Yを輝度信号Yの周波数帯域
と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転し、
ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールドシー
ケンスでなる第2のキヤリア信号S2により変調して符
号化する二極変調符号化手段2と、二極変調符号化手段
2により形成した符号化データD2をブロツク化し、当
該ブロツク内のダイナミツクレンジを用いて再量子化す
る適応ダイナミツクレンジ符号化手段3と、適応ダイナ
ミツクレンジ符号化手段3により形成した符号化データ
D3に基づいて伝送データD20を形成する伝送データ
形成手段71とを設けるようにする。
【0013】また本発明においては、輝度信号Yと第1
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及び
第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD5に
基づいて形成された伝送画像データD21を受信する画
像信号受信装置90において、伝送画像データD21を
入力し、当該伝送画像データD21から圧縮画像データ
D5を再形成する受信手段91と、圧縮画像データD5
に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す適応ダ
イナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミツクレ
ンジ復号手段23の出力に対して、二極復調復号処理を
施す二極復調復号手段24とを設けるようにする。
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及び
第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD5に
基づいて形成された伝送画像データD21を受信する画
像信号受信装置90において、伝送画像データD21を
入力し、当該伝送画像データD21から圧縮画像データ
D5を再形成する受信手段91と、圧縮画像データD5
に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す適応ダ
イナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミツクレ
ンジ復号手段23の出力に対して、二極復調復号処理を
施す二極復調復号手段24とを設けるようにする。
【0014】また本発明においては、輝度信号Yと第1
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1を圧縮符号
化して所定の記録媒体に記録する画像信号記録装置11
0において、第1の色コンポーネント信号B−Yを輝度
信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサ
ンプル毎に反転し、フイールド毎に反転する2フイール
ドシーケンスでなる第1のキヤリア信号S1により変調
すると共に、第2の色コンポーネント信号R−Yを輝度
信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサ
ンプル毎に反転し、ライン毎及びフイールド毎に反転す
る4フイールドシーケンスでなる第2のキヤリア信号S
2により変調して符号化する二極変調符号化手段2と、
二極変調符号化手段2により形成した符号化データD2
をブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレンジ
を用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化手
段3と、適応ダイナミツクレンジ符号化手段3により形
成した符号化データD3に基づいて記録データD30を
形成する記録データ形成手段111とを設けるようにす
る。
及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで形
成されたデイジタルコンポーネント信号D1を圧縮符号
化して所定の記録媒体に記録する画像信号記録装置11
0において、第1の色コンポーネント信号B−Yを輝度
信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサ
ンプル毎に反転し、フイールド毎に反転する2フイール
ドシーケンスでなる第1のキヤリア信号S1により変調
すると共に、第2の色コンポーネント信号R−Yを輝度
信号Yの周波数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサ
ンプル毎に反転し、ライン毎及びフイールド毎に反転す
る4フイールドシーケンスでなる第2のキヤリア信号S
2により変調して符号化する二極変調符号化手段2と、
二極変調符号化手段2により形成した符号化データD2
をブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレンジ
を用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化手
段3と、適応ダイナミツクレンジ符号化手段3により形
成した符号化データD3に基づいて記録データD30を
形成する記録データ形成手段111とを設けるようにす
る。
【0015】さらに本発明においては、輝度信号Yと第
1及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで
形成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及
び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD41
が記録された記録媒体からデイジタルコンポーネント信
号D1を再生する画像信号再生装置120において、記
録媒体からの再生信号D40を入力し、当該再生信号D
40から圧縮画像データD41を再形成する圧縮画像デ
ータ再形成手段121と、再形成された圧縮画像データ
D41に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す
適応ダイナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミ
ツクレンジ復号手段23の出力に対して、二極復調復号
処理を施す二極復調復号手段24とを設けるようにす
る。
1及び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yとで
形成されたデイジタルコンポーネント信号D1の第1及
び第2の色コンポーネント信号B−Y、R−Yをそれぞ
れ、輝度信号Yの周波数帯域以外の帯域を有しかつ互い
に位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号S1、S2
により二極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ
符号化することにより形成された圧縮画像データD41
が記録された記録媒体からデイジタルコンポーネント信
号D1を再生する画像信号再生装置120において、記
録媒体からの再生信号D40を入力し、当該再生信号D
40から圧縮画像データD41を再形成する圧縮画像デ
ータ再形成手段121と、再形成された圧縮画像データ
D41に対して適応ダイナミツクレンジ復号処理を施す
適応ダイナミツクレンジ復号手段23と、適応ダイナミ
ツクレンジ復号手段23の出力に対して、二極復調復号
処理を施す二極復調復号手段24とを設けるようにす
る。
【0016】
【作用】二極変調符号化処理を施すことにより得た符号
化データD2に対して適応ダイナミツクレンジ符号化処
理を施すようにしたことにより、画質劣化を抑制して圧
縮率を上げることができる。
化データD2に対して適応ダイナミツクレンジ符号化処
理を施すようにしたことにより、画質劣化を抑制して圧
縮率を上げることができる。
【0017】この結果同じ画質の圧縮画像データを伝送
する場合に、その伝送データ量を削減できる。また同じ
画質の圧縮画像データを記録する場合に、その記録デー
タ量を削減できる。
する場合に、その伝送データ量を削減できる。また同じ
画質の圧縮画像データを記録する場合に、その記録デー
タ量を削減できる。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0019】(1)画像信号符号化装置及び復号装置 図1において、1は全体として本発明による画像信号符
号化装置を示し、輝度信号Y及び2つの色差信号B−
Y、R−YでなるコンポーネントビデオデータD1をB
icom符号化回路2に入力する。因に、コンポーネン
トビデオデータD1はITU−R(旧CCIR)601
勧告に準拠した、輝度信号Yが13.5〔MHz〕、色差信号
B−Y、R−Yが6.75〔MHz〕のサンプリングクロツク
によつてそれぞれ10bit のデジタルデータに変換された
データである。
号化装置を示し、輝度信号Y及び2つの色差信号B−
Y、R−YでなるコンポーネントビデオデータD1をB
icom符号化回路2に入力する。因に、コンポーネン
トビデオデータD1はITU−R(旧CCIR)601
勧告に準拠した、輝度信号Yが13.5〔MHz〕、色差信号
B−Y、R−Yが6.75〔MHz〕のサンプリングクロツク
によつてそれぞれ10bit のデジタルデータに変換された
データである。
【0020】Bicom符号化回路2はコンポーネント
ビデオデータD1に対してBicom符号化を行ない、
生成したBicom符号化データD2をADRC符号化
回路3に送出する。ADRC符号化回路3はBicom
符号化データD2に対してADRC符号化を行ない、生
成したADRC符号化データD3を量子化回路4に送出
する。量子化回路4はADRC符号化データD3に対し
て量子化処理を行ない、情報量を圧縮した量子化データ
D4を生成してこれを可変長符号化回路5に送出する。
可変長符号化回路5は量子化データD4に対して可変長
符号化処理を行なつて、ビツト数の削減された可変長符
号化データD5を生成する。
ビデオデータD1に対してBicom符号化を行ない、
生成したBicom符号化データD2をADRC符号化
回路3に送出する。ADRC符号化回路3はBicom
符号化データD2に対してADRC符号化を行ない、生
成したADRC符号化データD3を量子化回路4に送出
する。量子化回路4はADRC符号化データD3に対し
て量子化処理を行ない、情報量を圧縮した量子化データ
D4を生成してこれを可変長符号化回路5に送出する。
可変長符号化回路5は量子化データD4に対して可変長
符号化処理を行なつて、ビツト数の削減された可変長符
号化データD5を生成する。
【0021】このように画像信号符号化装置1において
は、Bicom符号化することにより得たBicom符
号化データD2に対してADRC符号化処理を施すよう
にしたことにより、画質劣化を抑制して圧縮率の高い画
像圧縮処理を行うことができる。
は、Bicom符号化することにより得たBicom符
号化データD2に対してADRC符号化処理を施すよう
にしたことにより、画質劣化を抑制して圧縮率の高い画
像圧縮処理を行うことができる。
【0022】実際上、Bicom符号化回路2は、図2
に示すように構成されている。Bicom符号化回路2
は、輝度信号Y、色差信号B−Y、R−Yをそれぞれス
ケーリング回路6、7、8に入力する。スケーリング回
路6は輝度信号Yを 1.0倍にスケーリングすることによ
り輝度コンポーネント信号Y′を形成し、これを加算回
路9に供給する。
に示すように構成されている。Bicom符号化回路2
は、輝度信号Y、色差信号B−Y、R−Yをそれぞれス
ケーリング回路6、7、8に入力する。スケーリング回
路6は輝度信号Yを 1.0倍にスケーリングすることによ
り輝度コンポーネント信号Y′を形成し、これを加算回
路9に供給する。
【0023】スケーリング回路7は色差信号B−Yを0.
49倍にスケーリングし、これを変調回路10に送出す
る。変調回路10はB−Y変調キヤリア信号S1によつ
て、スケーリングされた色差信号を変調することによ
り、色差コンポーネント信号B−Y′を形成し、これを
加算回路12に供給する。スケーリング回路8は色差信
号R−Yを0.87倍にスケーリングし、これを変調回路1
1に送出する。変調回路11はR−Y変調キヤリア信号
S2によつて、スケーリングされた色差信号を変調する
ことにより、色差コンポーネント信号R−Y′を形成
し、これを加算回路12に供給する。
49倍にスケーリングし、これを変調回路10に送出す
る。変調回路10はB−Y変調キヤリア信号S1によつ
て、スケーリングされた色差信号を変調することによ
り、色差コンポーネント信号B−Y′を形成し、これを
加算回路12に供給する。スケーリング回路8は色差信
号R−Yを0.87倍にスケーリングし、これを変調回路1
1に送出する。変調回路11はR−Y変調キヤリア信号
S2によつて、スケーリングされた色差信号を変調する
ことにより、色差コンポーネント信号R−Y′を形成
し、これを加算回路12に供給する。
【0024】ここでスケーリング回路6〜8は、加算処
理の結果、出力信号の振幅が増大することを抑えるため
に設けられている。またスケーリング回路6〜8は、P
ROM(Programmable Read Only Memory )等により構
成されている。この結果スケーリング6〜8を非常に簡
易に構成できることにより、装置全体を小型化できる。
理の結果、出力信号の振幅が増大することを抑えるため
に設けられている。またスケーリング回路6〜8は、P
ROM(Programmable Read Only Memory )等により構
成されている。この結果スケーリング6〜8を非常に簡
易に構成できることにより、装置全体を小型化できる。
【0025】加算回路12では、色差コンポーネント信
号B−Y′とR−Y′とが加算され、この加算結果がさ
らに加算回路9で輝度コンポーネント信号Y′と加算さ
れる。この結果加算回路9からBicom符号化データ
D2が出力される。
号B−Y′とR−Y′とが加算され、この加算結果がさ
らに加算回路9で輝度コンポーネント信号Y′と加算さ
れる。この結果加算回路9からBicom符号化データ
D2が出力される。
【0026】ここでB−Y変調キヤリア信号S1は、図
3に示すように、サンプル毎に反転すると共にフイール
ド毎に反転する、2フイールドシーケンスの信号であ
る。またR−Y変調キヤリア信号S2は、図4に示すよ
うに、サンプル毎に反転すると共にライン毎及びフイー
ルド毎に反転する、4フイールドシーケンスの信号であ
る。また図5に、Bicom符号化データD2のキヤリ
ア分布を示す。
3に示すように、サンプル毎に反転すると共にフイール
ド毎に反転する、2フイールドシーケンスの信号であ
る。またR−Y変調キヤリア信号S2は、図4に示すよ
うに、サンプル毎に反転すると共にライン毎及びフイー
ルド毎に反転する、4フイールドシーケンスの信号であ
る。また図5に、Bicom符号化データD2のキヤリ
ア分布を示す。
【0027】ADRC符号化回路3は、図6に示すよう
に構成されている。ADRC符号化回路3はBicom
符号化データD2をブロツク化回路12に入力し、当該
Bicom符号化データD2を2次元平面内の4行×4
列のデータにブロツク化する。このときブロツク化回路
12は、図5に示すように、垂直及び水平方向に隣接し
たサンプルではなく、色差コンポーネント信号B−
Y′、R−Y′が、それぞれ同一の変調位相をもつサン
プル同士を集めてブロツクを構成する。これにより変調
位相の違いによつてブロツク内のサンプルのレベルが変
動するのを防止することができる。
に構成されている。ADRC符号化回路3はBicom
符号化データD2をブロツク化回路12に入力し、当該
Bicom符号化データD2を2次元平面内の4行×4
列のデータにブロツク化する。このときブロツク化回路
12は、図5に示すように、垂直及び水平方向に隣接し
たサンプルではなく、色差コンポーネント信号B−
Y′、R−Y′が、それぞれ同一の変調位相をもつサン
プル同士を集めてブロツクを構成する。これにより変調
位相の違いによつてブロツク内のサンプルのレベルが変
動するのを防止することができる。
【0028】ブロツクデータD10は最大値検出回路1
3、最小値検出回路14及び遅延回路15に供給され
る。最大値検出回路13はブロツク内での最大値MAX
を検出し、最小値検出回路14はブロツク内での最小値
MINを検出する。遅延回路15は最大値検出回路13
及び最小値検出回路14がそれぞれ最大値MAX及び最
小値MINを検出する16サンプルの期間、データを遅延
する。
3、最小値検出回路14及び遅延回路15に供給され
る。最大値検出回路13はブロツク内での最大値MAX
を検出し、最小値検出回路14はブロツク内での最小値
MINを検出する。遅延回路15は最大値検出回路13
及び最小値検出回路14がそれぞれ最大値MAX及び最
小値MINを検出する16サンプルの期間、データを遅延
する。
【0029】減算回路16では、最大値MAXと最小値
MINの差分がとられブロツク内のダイナミツクレンジ
DRが算出される。また減算回路17では、遅延回路1
5の出力と最小値MINとの差分がとられ、この差分値
が再量子化回路18によつてダイナミツクレンジDRに
よつて再量子化され、量子化データQが生成される。そ
してこのブロツク内の最小値MIN、ダイナミツクレン
ジDR及び量子化データQが、続く多重化回路19によ
つて、図7に示すように配列されてADRC符号化デー
タD3として出力される。
MINの差分がとられブロツク内のダイナミツクレンジ
DRが算出される。また減算回路17では、遅延回路1
5の出力と最小値MINとの差分がとられ、この差分値
が再量子化回路18によつてダイナミツクレンジDRに
よつて再量子化され、量子化データQが生成される。そ
してこのブロツク内の最小値MIN、ダイナミツクレン
ジDR及び量子化データQが、続く多重化回路19によ
つて、図7に示すように配列されてADRC符号化デー
タD3として出力される。
【0030】量子化回路4はADRC符号化データD3
のうち、最小値MIN及びダイナミツクレンジDRに対
しては細かい量子化を行ない、それ以降の量子化データ
Qに対しては粗い量子化を行うことにより、全体を情報
量を圧縮する。
のうち、最小値MIN及びダイナミツクレンジDRに対
しては細かい量子化を行ない、それ以降の量子化データ
Qに対しては粗い量子化を行うことにより、全体を情報
量を圧縮する。
【0031】次に上述した画像信号符号化装置1によつ
て生成した可変長符号化データD5を復号する画像信号
復号装置について説明する。図8に示すように、画像信
号復号20は可変長符号化データD5を可変長符号復号
回路21に入力し、当該可変長符号復号回路21によつ
て可変長符号化データD5を量子化符号データD11に
復号する。逆量子化回路22は量子化符号データD11
に対して逆量子化処理を施すことによりADRC符号化
データD12を再構成して、これをADRC復号回路2
3に送出する。
て生成した可変長符号化データD5を復号する画像信号
復号装置について説明する。図8に示すように、画像信
号復号20は可変長符号化データD5を可変長符号復号
回路21に入力し、当該可変長符号復号回路21によつ
て可変長符号化データD5を量子化符号データD11に
復号する。逆量子化回路22は量子化符号データD11
に対して逆量子化処理を施すことによりADRC符号化
データD12を再構成して、これをADRC復号回路2
3に送出する。
【0032】ADRC復号回路23はADRC符号化デ
ータD12に対してADRC復号処理を施すことによ
り、Bicom符号化データD13を再構成して、これ
をBicom復号回路24に送出する。Bicom復号
回路24はBicom符号化データD13に対してBi
com復号処理を施すことにより、ITU−R601勧
告に従つたコンポーネントビデオ信号D14を再構成し
て出力する。
ータD12に対してADRC復号処理を施すことによ
り、Bicom符号化データD13を再構成して、これ
をBicom復号回路24に送出する。Bicom復号
回路24はBicom符号化データD13に対してBi
com復号処理を施すことにより、ITU−R601勧
告に従つたコンポーネントビデオ信号D14を再構成し
て出力する。
【0033】ここでADRC復号回路23は、図9に示
すように構成されている。すなわちADRC復号回路2
3はADRC符号化データD12を分離回路25に入力
すると、ここでADRC符号化データD12を最小値M
IN、ダイナミツクレンジDR及び量子化データQに分
離する。量子化データQは逆量子化回路26によつてダ
イナミツクレンジDRを用いて逆量子化される。この逆
量子化結果は加算回路27で最小値MINが加えられ
る。さらにブロツク分解回路28により4行×4列のブ
ロツクがもとの時系列に戻されることにより、Bico
m符号化データD13が再構成され、出力される。
すように構成されている。すなわちADRC復号回路2
3はADRC符号化データD12を分離回路25に入力
すると、ここでADRC符号化データD12を最小値M
IN、ダイナミツクレンジDR及び量子化データQに分
離する。量子化データQは逆量子化回路26によつてダ
イナミツクレンジDRを用いて逆量子化される。この逆
量子化結果は加算回路27で最小値MINが加えられ
る。さらにブロツク分解回路28により4行×4列のブ
ロツクがもとの時系列に戻されることにより、Bico
m符号化データD13が再構成され、出力される。
【0034】Bicom復号回路24は、図10に示す
ように構成されている。Bicom復号回路24はBi
com符号化データD13を適応型デコーダ30に入力
する。適応型デコーダ30はBicom符号化データD
13から輝度コンポーネント信号Y′、色差コンポーネ
ント信号B−Y′及びR−Y′を取り出す。
ように構成されている。Bicom復号回路24はBi
com符号化データD13を適応型デコーダ30に入力
する。適応型デコーダ30はBicom符号化データD
13から輝度コンポーネント信号Y′、色差コンポーネ
ント信号B−Y′及びR−Y′を取り出す。
【0035】輝度コンポーネント信号Y′は逆スケーリ
ング回路31に供給され、ここで 1/1.0倍の輝度信号Y
が復元されて出力される。色差コンポーネント信号B−
Y′は復調回路32に供給され、当該復調回路32にお
いてB−Y復調キヤリア信号S3によつて復調された
後、逆スケーリング回路34において1/0.49倍の色差信
号B−Yに復元されて出力される。色差コンポーネント
信号R−Y′は復調回路33に供給され、当該復調回路
33においてR−Y復調キヤリア信号S4によつて復調
された後、逆スケーリング回路35において1/0.87倍の
色差信号R−Yに復元されて出力される。
ング回路31に供給され、ここで 1/1.0倍の輝度信号Y
が復元されて出力される。色差コンポーネント信号B−
Y′は復調回路32に供給され、当該復調回路32にお
いてB−Y復調キヤリア信号S3によつて復調された
後、逆スケーリング回路34において1/0.49倍の色差信
号B−Yに復元されて出力される。色差コンポーネント
信号R−Y′は復調回路33に供給され、当該復調回路
33においてR−Y復調キヤリア信号S4によつて復調
された後、逆スケーリング回路35において1/0.87倍の
色差信号R−Yに復元されて出力される。
【0036】ここで逆スケーリング回路31、34及び
35は、PROM等により構成されている。この結果逆
スケーリング31、34及び35を非常に簡易に構成で
きることにより、装置全体を小型化できる。
35は、PROM等により構成されている。この結果逆
スケーリング31、34及び35を非常に簡易に構成で
きることにより、装置全体を小型化できる。
【0037】またB−Y復調キヤリア信号S3は図3に
ついて上述したB−Y変調キヤリア信号S1と同様にサ
ンプル毎に反転すると共にフイールド毎に反転する、2
フイールドシーケンスの信号である。またR−Y復調キ
ヤリア信号S4も図4について上述したR−Y変調キヤ
リア信号S2と同様にサンプル毎に反転すると共にライ
ン毎及びフイールド毎に反転する、4フイールドシーケ
ンスの信号である。
ついて上述したB−Y変調キヤリア信号S1と同様にサ
ンプル毎に反転すると共にフイールド毎に反転する、2
フイールドシーケンスの信号である。またR−Y復調キ
ヤリア信号S4も図4について上述したR−Y変調キヤ
リア信号S2と同様にサンプル毎に反転すると共にライ
ン毎及びフイールド毎に反転する、4フイールドシーケ
ンスの信号である。
【0038】ここで適応型デコーダ30は、図11に示
すように構成されている。Bicom符号化データD1
3はデジタル低減漏波器36及びこの漏波器と同等の遅
延量をもつ遅延回路37に入力される。この結果デジタ
ル低減漏波器36の出力として輝度信号の低減成分信号
D15が得られる。またデジタル低減漏波器36及び遅
延回路37の出力が減算回路38に供給され、この結果
減算回路38からは高域通過成分信号D16が出力され
る。
すように構成されている。Bicom符号化データD1
3はデジタル低減漏波器36及びこの漏波器と同等の遅
延量をもつ遅延回路37に入力される。この結果デジタ
ル低減漏波器36の出力として輝度信号の低減成分信号
D15が得られる。またデジタル低減漏波器36及び遅
延回路37の出力が減算回路38に供給され、この結果
減算回路38からは高域通過成分信号D16が出力され
る。
【0039】輝度信号の低域成分信号D15は補償用遅
延回路39を介して加算回路40に与えられる。また減
算回路38の出力段には、遅延回路41、42、43、
44、45及び46が縦続接続されている。ここで補償
用遅延回路39の遅延量は525システムの場合には2
61Hに、625システムの場合には311Hに選定さ
れている(但し、Hは1水平周期を表わす)。また遅延
回路41、43、44及び46の遅延量は1Hに選定さ
れていると共に、遅延回路42及び45の遅延量は52
5システムの場合261Hに、625システムの場合3
11Hに選定されている。
延回路39を介して加算回路40に与えられる。また減
算回路38の出力段には、遅延回路41、42、43、
44、45及び46が縦続接続されている。ここで補償
用遅延回路39の遅延量は525システムの場合には2
61Hに、625システムの場合には311Hに選定さ
れている(但し、Hは1水平周期を表わす)。また遅延
回路41、43、44及び46の遅延量は1Hに選定さ
れていると共に、遅延回路42及び45の遅延量は52
5システムの場合261Hに、625システムの場合3
11Hに選定されている。
【0040】減算回路38及び遅延回路46の出力と、
各遅延回路41〜46の間から取り出されたタツプの中
の所定のタツプが選択的に櫛形フイルタ47〜51にそ
れぞれ与えられる。櫛形フイルタ47は輝度信号Yの高
域成分を分離するための櫛形フイルタであり、図12に
示すような特性を有する。櫛形フイルタ48は色差信号
B−Yを分離するための櫛形フイルタであり、図13
(A)に示すような特性を有する。櫛形フイルタ49は
色差信号B−Yを分離するための櫛形フイルタであり、
図13(B)に示すような特性を有する。櫛形フイルタ
50は色差信号R−Yを分離するための櫛形フイルタで
あり、図14(A)に示すような特性を有する。櫛形フ
イルタ51は色差信号R−Yを分離するための櫛形フイ
ルタであり、図14(B)に示すような特性を有する。
各遅延回路41〜46の間から取り出されたタツプの中
の所定のタツプが選択的に櫛形フイルタ47〜51にそ
れぞれ与えられる。櫛形フイルタ47は輝度信号Yの高
域成分を分離するための櫛形フイルタであり、図12に
示すような特性を有する。櫛形フイルタ48は色差信号
B−Yを分離するための櫛形フイルタであり、図13
(A)に示すような特性を有する。櫛形フイルタ49は
色差信号B−Yを分離するための櫛形フイルタであり、
図13(B)に示すような特性を有する。櫛形フイルタ
50は色差信号R−Yを分離するための櫛形フイルタで
あり、図14(A)に示すような特性を有する。櫛形フ
イルタ51は色差信号R−Yを分離するための櫛形フイ
ルタであり、図14(B)に示すような特性を有する。
【0041】ここで図12〜図14における 1/4、1/2
等はフイルタ係数を示す。また図12〜図15における
斜線部分は輝度コンポーネント信号Y、又は色差コンポ
ーネント信号B−Y、R−Yの出力信号が生じる領域
(通過領域)を表わす。またVは垂直方向を表し、tは
時間方向を表わす。但し図12〜図15では、色差コン
ポーネント信号B−Y、R−YをそれぞれCB、CRと
して示している。
等はフイルタ係数を示す。また図12〜図15における
斜線部分は輝度コンポーネント信号Y、又は色差コンポ
ーネント信号B−Y、R−Yの出力信号が生じる領域
(通過領域)を表わす。またVは垂直方向を表し、tは
時間方向を表わす。但し図12〜図15では、色差コン
ポーネント信号B−Y、R−YをそれぞれCB、CRと
して示している。
【0042】これにより図12に示すフイルタ係数を用
いれば、色差コンポーネント信号B−Y(CB)、R−
Y(CR)がキヤンセルされ、輝度コンポーネント信号
Yが分離される。また図13に示すフイルタ係数を用い
れば、輝度コンポーネント信号Y及び色差コンポーネン
ト信号R−Y(CR)がキヤンセルされ、色差コンポー
ネント信号B−Y(CB)が分離される。また図14に
示すフイルタ係数を用いれば、輝度コンポーネント信号
Y及び色差コンポーネント信号B−Y(CB)がキヤン
セルされ、色差コンポーネント信号R−Y(CR)が分
離される。
いれば、色差コンポーネント信号B−Y(CB)、R−
Y(CR)がキヤンセルされ、輝度コンポーネント信号
Yが分離される。また図13に示すフイルタ係数を用い
れば、輝度コンポーネント信号Y及び色差コンポーネン
ト信号R−Y(CR)がキヤンセルされ、色差コンポー
ネント信号B−Y(CB)が分離される。また図14に
示すフイルタ係数を用いれば、輝度コンポーネント信号
Y及び色差コンポーネント信号B−Y(CB)がキヤン
セルされ、色差コンポーネント信号R−Y(CR)が分
離される。
【0043】これらの櫛形フイルタ47、48、49、
50、51の出力がそれぞれ乗算回路52、53、5
4、55、56に供給される。また遅延回路41及び4
5の出力がセレクトフイルタ57の減算回路58に供給
される。さらに高域通過成分信号D16及び遅延回路4
6の出力が減算回路59に供給される。減算回路58の
出力は絶対値化回路60に供給され、当該絶対値化回路
60の出力が加算回路62に供給される。同様に、減算
回路59の出力が絶対値化回路61に供給され、当該絶
対値化回路61の出力が加算回路62に供給される。
50、51の出力がそれぞれ乗算回路52、53、5
4、55、56に供給される。また遅延回路41及び4
5の出力がセレクトフイルタ57の減算回路58に供給
される。さらに高域通過成分信号D16及び遅延回路4
6の出力が減算回路59に供給される。減算回路58の
出力は絶対値化回路60に供給され、当該絶対値化回路
60の出力が加算回路62に供給される。同様に、減算
回路59の出力が絶対値化回路61に供給され、当該絶
対値化回路61の出力が加算回路62に供給される。
【0044】加算回路62の出力すなわちセレクトフイ
ルタ57の出力は乗算係数MD(0≦MD≦1)とし
て、各乗算回路52〜56にそれぞれ供給される。ここ
で乗算回路52、53及び55は(1−MD)を乗算係
数として、これを入力に掛ける。乗算回路54及び56
は乗算係数MDを入力に掛ける。
ルタ57の出力は乗算係数MD(0≦MD≦1)とし
て、各乗算回路52〜56にそれぞれ供給される。ここ
で乗算回路52、53及び55は(1−MD)を乗算係
数として、これを入力に掛ける。乗算回路54及び56
は乗算係数MDを入力に掛ける。
【0045】乗算回路52の出力(輝度コンポーネント
信号Y′の高域成分)と補償用遅延回路39を通つた輝
度信号の低域成分信号D15が加算回路40に供給さ
れ、この結果加算回路40からは復号された輝度コンポ
ーネント信号Y′が出力される。また乗算回路53及び
54の出力が加算回路63に供給され、この結果加算回
路63からは復号された色差コンポーネント信号B−
Y′が出力される。さらに乗算回路55及び56の出力
が加算回路64に供給され、この結果加算回路64から
は復号された色差コンポーネント信号R−Y′が出力さ
れる。
信号Y′の高域成分)と補償用遅延回路39を通つた輝
度信号の低域成分信号D15が加算回路40に供給さ
れ、この結果加算回路40からは復号された輝度コンポ
ーネント信号Y′が出力される。また乗算回路53及び
54の出力が加算回路63に供給され、この結果加算回
路63からは復号された色差コンポーネント信号B−
Y′が出力される。さらに乗算回路55及び56の出力
が加算回路64に供給され、この結果加算回路64から
は復号された色差コンポーネント信号R−Y′が出力さ
れる。
【0046】因に、セレクトフイルタ回路57の減算回
路58は第1のフイルタとして機能すると共に減算回路
59は第2のフイルタとして機能する。図15に、この
第1及び第2のフイルタがそれぞれ処理の対象とするデ
ータを示す。第1のフイルタ及び第2のフイルタは共
に、復号しようとするフイールドの前後のフイールドに
含まれる同一の変調位相のデータの差分を形成する。動
きなどによつて急激な色の変化があるときには、第1及
び第2のフイルタのそれぞれの出力信号の振幅が大きく
なる。このような場合には、櫛形フイルタ48、50よ
りも、櫛形フイルタ49、51の出力信号の方が好まし
いので、セレクトフイルタ57はこれらの出力信号を選
択するように制御信号(乗算係数MD)を生成する。
路58は第1のフイルタとして機能すると共に減算回路
59は第2のフイルタとして機能する。図15に、この
第1及び第2のフイルタがそれぞれ処理の対象とするデ
ータを示す。第1のフイルタ及び第2のフイルタは共
に、復号しようとするフイールドの前後のフイールドに
含まれる同一の変調位相のデータの差分を形成する。動
きなどによつて急激な色の変化があるときには、第1及
び第2のフイルタのそれぞれの出力信号の振幅が大きく
なる。このような場合には、櫛形フイルタ48、50よ
りも、櫛形フイルタ49、51の出力信号の方が好まし
いので、セレクトフイルタ57はこれらの出力信号を選
択するように制御信号(乗算係数MD)を生成する。
【0047】以上の構成において、画像信号符号化装置
1はBicom符号化することにより得たBicom符
号化データD2に対してADRC符号化処理を施すよう
にしたことにより、画質劣化を抑制して圧縮率の高い画
像圧縮処理を行うことができる。
1はBicom符号化することにより得たBicom符
号化データD2に対してADRC符号化処理を施すよう
にしたことにより、画質劣化を抑制して圧縮率の高い画
像圧縮処理を行うことができる。
【0048】ここで一般に画像圧縮において、原画像の
総ビツト数に対する符号化データの総ビツト数の比率を
圧縮率と呼び、圧縮率に対する画質維持の度合を圧縮効
率と呼ぶ。より少ないデータ量で画質劣化のより少ない
ものほど、圧縮の効率が良い。すなわち実施例の画像信
号符号化装置1では、Bicom符号化とADRC符号
化を組み合わせることにより、より効率の良い圧縮を実
現している。
総ビツト数に対する符号化データの総ビツト数の比率を
圧縮率と呼び、圧縮率に対する画質維持の度合を圧縮効
率と呼ぶ。より少ないデータ量で画質劣化のより少ない
ものほど、圧縮の効率が良い。すなわち実施例の画像信
号符号化装置1では、Bicom符号化とADRC符号
化を組み合わせることにより、より効率の良い圧縮を実
現している。
【0049】例えば画像信号符号化装置1において、B
icom符号化で 1/2に圧縮したデータをADRC符号
化でさらに 1/2に圧縮すれば、その圧縮率は 1/4とな
る。しかし、Bicom符号化だけで 1/4の圧縮を実現
しようとすると、輝度信号及び色差信号のスケーリング
後の各コンポーネントを4bit で演算処理することとな
り、その画質は相当劣化してしまう。あるいは、ADR
C符号化だけで 1/4に圧縮した場合も、その画質は実施
例の場合と比較して劣化してしまう。すなわち、同じ圧
縮率を達成するのであれば、それぞれの圧縮方式を単独
で採用した場合と比較して、良い画質を維持することが
できる。
icom符号化で 1/2に圧縮したデータをADRC符号
化でさらに 1/2に圧縮すれば、その圧縮率は 1/4とな
る。しかし、Bicom符号化だけで 1/4の圧縮を実現
しようとすると、輝度信号及び色差信号のスケーリング
後の各コンポーネントを4bit で演算処理することとな
り、その画質は相当劣化してしまう。あるいは、ADR
C符号化だけで 1/4に圧縮した場合も、その画質は実施
例の場合と比較して劣化してしまう。すなわち、同じ圧
縮率を達成するのであれば、それぞれの圧縮方式を単独
で採用した場合と比較して、良い画質を維持することが
できる。
【0050】またDCT符号化や予測符号化を実現する
画像信号符号化装置では非常に大きな回路規模となり構
成が大型化するのに対して、本発明による画像信号符号
化装置1では、単純なPROMと加減算回路、及び遅延
メモリといつた比較的小規模な回路によつて実現できる
ことにより、装置全体を小型化できる。
画像信号符号化装置では非常に大きな回路規模となり構
成が大型化するのに対して、本発明による画像信号符号
化装置1では、単純なPROMと加減算回路、及び遅延
メモリといつた比較的小規模な回路によつて実現できる
ことにより、装置全体を小型化できる。
【0051】以上の構成によれば、Bicom符号化す
ることにより得たBicom符号化データD2に対して
ADRC符号化処理を施すようにしたことにより、圧縮
効率の良い簡易な構成の画像信号符号化装置1を実現す
ることができる。
ることにより得たBicom符号化データD2に対して
ADRC符号化処理を施すようにしたことにより、圧縮
効率の良い簡易な構成の画像信号符号化装置1を実現す
ることができる。
【0052】(2)画像信号伝送装置及び受信装置 図1との対応部分に同一符号を付して示す図16におい
て、70は全体として画像信号伝送装置を示し、第1、
第2及び第3の画像信号符号化装置1A、1B及び1C
を有する。この第1〜第3の画像信号符号化装置1A〜
1Cはそれぞれ図1について上述した画像信号符号化装
置1と同様の構成でなり、コンポーネントビデオデータ
D1A、D1B及びD1Cに対してそれぞれBicom
符号化及びADRC符号化処理を施すことにより可変長
符号化データD5A、D5B及びD5Cを生成する。
て、70は全体として画像信号伝送装置を示し、第1、
第2及び第3の画像信号符号化装置1A、1B及び1C
を有する。この第1〜第3の画像信号符号化装置1A〜
1Cはそれぞれ図1について上述した画像信号符号化装
置1と同様の構成でなり、コンポーネントビデオデータ
D1A、D1B及びD1Cに対してそれぞれBicom
符号化及びADRC符号化処理を施すことにより可変長
符号化データD5A、D5B及びD5Cを生成する。
【0053】画像信号伝送装置70はこの可変長符号化
データD5A、D5B及びD5Cを多重化送信回路71
に与える。多重化送信回路71は3つの可変長符号化デ
ータD5A、D5B、D5Cを多重化してインタリーブ
及びブロツク化処理を行ない、誤り検出符号及びタイミ
ング基準信号などを付加して送信信号D20を形成し、
当該送信信号D20を出力コネクタを介して同軸ケーブ
ルに送出する。
データD5A、D5B及びD5Cを多重化送信回路71
に与える。多重化送信回路71は3つの可変長符号化デ
ータD5A、D5B、D5Cを多重化してインタリーブ
及びブロツク化処理を行ない、誤り検出符号及びタイミ
ング基準信号などを付加して送信信号D20を形成し、
当該送信信号D20を出力コネクタを介して同軸ケーブ
ルに送出する。
【0054】実際上多重化送信回路71は、図17に示
すように構成されており、入力した可変長符号化データ
D5A、D5B及びD5Cをそれぞれバツフアメモリ7
2、73及び74に一旦蓄える。送信タイミング発生回
路75はビデオフレーム信号S5に基づいて各バツフア
メモリ72、73及び74からデータを読み出すための
読出しタイミング信号S6、S7及びS8を発生する。
各読出しタイミング信号S6、S7及びS8に従つてバ
ツフアメモリ72、73及び74から読み出されたデー
タは、多重化回路76で多重化され、続く誤り検出符号
化回路77で誤り検出のためのCRCC(Cyclic Redun
dancy Check Code)が付加される。
すように構成されており、入力した可変長符号化データ
D5A、D5B及びD5Cをそれぞれバツフアメモリ7
2、73及び74に一旦蓄える。送信タイミング発生回
路75はビデオフレーム信号S5に基づいて各バツフア
メモリ72、73及び74からデータを読み出すための
読出しタイミング信号S6、S7及びS8を発生する。
各読出しタイミング信号S6、S7及びS8に従つてバ
ツフアメモリ72、73及び74から読み出されたデー
タは、多重化回路76で多重化され、続く誤り検出符号
化回路77で誤り検出のためのCRCC(Cyclic Redun
dancy Check Code)が付加される。
【0055】誤り検出符号化回路77の出力はタイミン
グ基準信号付加回路78に与えられる。タイミング基準
信号付加回路78は所定ブロツク単位でTRS(Timing
Reference Signal)パターンとして特定の固定パターン
を付加する。これにより誤り検出符号化回路77は、図
18に示すようなデータブロツクを生成する。因に、デ
ータは伝送路上を1bit のシリアルデータとして伝送さ
れる。受信側において、この1bit のシリアルデータか
ら1ワード8bit の区切りを見つけ出し、さらにデータ
ブロツクの区切りを見つけ出せるように、送信側におい
てTRSパターンを付加するのである。
グ基準信号付加回路78に与えられる。タイミング基準
信号付加回路78は所定ブロツク単位でTRS(Timing
Reference Signal)パターンとして特定の固定パターン
を付加する。これにより誤り検出符号化回路77は、図
18に示すようなデータブロツクを生成する。因に、デ
ータは伝送路上を1bit のシリアルデータとして伝送さ
れる。受信側において、この1bit のシリアルデータか
ら1ワード8bit の区切りを見つけ出し、さらにデータ
ブロツクの区切りを見つけ出せるように、送信側におい
てTRSパターンを付加するのである。
【0056】パラレル/シリアル変換回路79は1ワー
ド8bit のデータを1bit のシリアルデータに変換す
る。続くチヤンネル符号化回路80はこのシリアルデー
タを伝送特性に適した符号系列に変換する。このように
して送信信号D20が形成され、当該送信信号D20が
ケーブル駆動回路(図示せず)によつて同軸ケーブルに
送出される。
ド8bit のデータを1bit のシリアルデータに変換す
る。続くチヤンネル符号化回路80はこのシリアルデー
タを伝送特性に適した符号系列に変換する。このように
して送信信号D20が形成され、当該送信信号D20が
ケーブル駆動回路(図示せず)によつて同軸ケーブルに
送出される。
【0057】このようにして伝送された送信信号D20
は、図19に示す受信復号装置90によつて受信され復
号される。図8との対応部分に同一符号を付して示す図
19において、受信復号装置90は上述した送信信号D
20を受信信号D21として入力し、これを復号する。
は、図19に示す受信復号装置90によつて受信され復
号される。図8との対応部分に同一符号を付して示す図
19において、受信復号装置90は上述した送信信号D
20を受信信号D21として入力し、これを復号する。
【0058】受信復号装置90は受信分離回路91に受
信信号D21を入力し、当該受信分離回路91によつ
て、タイミング基準信号を検出すると共に逆インタリー
ブ及び再ブロツク化を行うことにより、3つの可変長符
号化データD5A、D5B及びD5Cを再構成した後、
これらをそれぞれ第1、第2及び第3の画像信号復号装
置20A、20B及び20Cに送出する。ここで第1〜
第3の画像信号復号装置20A〜20Bは共に、図8に
ついて上述した画像信号復号装置20と同様の構成を有
する。
信信号D21を入力し、当該受信分離回路91によつ
て、タイミング基準信号を検出すると共に逆インタリー
ブ及び再ブロツク化を行うことにより、3つの可変長符
号化データD5A、D5B及びD5Cを再構成した後、
これらをそれぞれ第1、第2及び第3の画像信号復号装
置20A、20B及び20Cに送出する。ここで第1〜
第3の画像信号復号装置20A〜20Bは共に、図8に
ついて上述した画像信号復号装置20と同様の構成を有
する。
【0059】従つて第1、第2及び第3の画像信号復号
装置20A、20B及び20Cは入力した可変長符号化
データD5A、D5B及びD5Cに対してADRC復号
処理及びBicom復号処理を施すことにより、第1、
第2及び第3のコンポーネントビデオ信号D1A、D1
B及びD1Cを形成する。
装置20A、20B及び20Cは入力した可変長符号化
データD5A、D5B及びD5Cに対してADRC復号
処理及びBicom復号処理を施すことにより、第1、
第2及び第3のコンポーネントビデオ信号D1A、D1
B及びD1Cを形成する。
【0060】ここで受信分離回路91は、図20に示す
ように構成されている。すなわち受信分離回路91は受
信信号D21を波形等化回路92に入力し、ここでケー
ブル伝送損失による波形劣化を等化する。波形等化され
た信号は判別回路93によつてデータの0と1が判別さ
れ、続くPLL回路94によつてシリアルクロツクのク
ロツクでラツチしたデータが再生される。
ように構成されている。すなわち受信分離回路91は受
信信号D21を波形等化回路92に入力し、ここでケー
ブル伝送損失による波形劣化を等化する。波形等化され
た信号は判別回路93によつてデータの0と1が判別さ
れ、続くPLL回路94によつてシリアルクロツクのク
ロツクでラツチしたデータが再生される。
【0061】チヤンネル符号復号回路95はチヤンネル
符号化回路80(図17)で施した変換処理に対する逆
変換処理を施す。TRS検出回路96はTRSパターン
を検出し、続くシリアル/パラレル変換回路97は検出
したTRSに基づいて元の1ワード8bit のデータを再
生する。伝送誤り検出回路98はCRCCを使つて伝送
誤りを検出する。
符号化回路80(図17)で施した変換処理に対する逆
変換処理を施す。TRS検出回路96はTRSパターン
を検出し、続くシリアル/パラレル変換回路97は検出
したTRSに基づいて元の1ワード8bit のデータを再
生する。伝送誤り検出回路98はCRCCを使つて伝送
誤りを検出する。
【0062】書き込みタイミング発生回路99は各ビデ
オデータの書き込みタイミングを発生し、その書き込み
タイミングに従つて、各ビデオデータがバツフアメモリ
100、101、102に書き込まれる。読み出しタイ
ミング発生回路103は入力されたビデオフレーム信号
S6に基づいてバツフアメモリ100、101、102
の読み出しのためのタイミング信号を生成し、当該読み
出しタイミング信号を各バツフアメモリ100、10
1、102に送出する。この結果バツフアメモリ10
0、101、102からは、読み出しタイミング信号に
従つてそれぞれ可変長符号化データD5A、D5B、D
5Cが読み出される。
オデータの書き込みタイミングを発生し、その書き込み
タイミングに従つて、各ビデオデータがバツフアメモリ
100、101、102に書き込まれる。読み出しタイ
ミング発生回路103は入力されたビデオフレーム信号
S6に基づいてバツフアメモリ100、101、102
の読み出しのためのタイミング信号を生成し、当該読み
出しタイミング信号を各バツフアメモリ100、10
1、102に送出する。この結果バツフアメモリ10
0、101、102からは、読み出しタイミング信号に
従つてそれぞれ可変長符号化データD5A、D5B、D
5Cが読み出される。
【0063】以上の構成において、画像信号伝送装置7
0は、画像信号符号化装置1A〜1CにおいてBico
m符号化処理及びADRC符号化処理により高圧縮効率
で形成した複数の可変長符号化データD5A〜D5C
を、多重化送信回路71において多重化して所定の伝送
路に送出する。
0は、画像信号符号化装置1A〜1CにおいてBico
m符号化処理及びADRC符号化処理により高圧縮効率
で形成した複数の可変長符号化データD5A〜D5C
を、多重化送信回路71において多重化して所定の伝送
路に送出する。
【0064】ここで画像信号伝送装置70においては、
各画像信号符号化装置1A、1B及び1Cによつて、従
来の圧縮符号化手法と同じ画質をより少ない伝送情報量
で達成できるのであるから、同じ伝送速度であれば、よ
り多くのチヤンネルを伝送できるようになる。
各画像信号符号化装置1A、1B及び1Cによつて、従
来の圧縮符号化手法と同じ画質をより少ない伝送情報量
で達成できるのであるから、同じ伝送速度であれば、よ
り多くのチヤンネルを伝送できるようになる。
【0065】また同じチヤンネル数を送るのに必要な伝
送速度を下げることもできる。これにより画像信号伝送
装置70では、伝送速度が低下することによつてより低
周波の部品を使用することが可能となる。また消費電力
を下げることができる。さらに高周波用の部品を削減す
ることも可能となる。このように画像信号伝送装置70
では、動作速度が下がつたことにより消費電力を削減し
得、かつ装置を小型し得る。
送速度を下げることもできる。これにより画像信号伝送
装置70では、伝送速度が低下することによつてより低
周波の部品を使用することが可能となる。また消費電力
を下げることができる。さらに高周波用の部品を削減す
ることも可能となる。このように画像信号伝送装置70
では、動作速度が下がつたことにより消費電力を削減し
得、かつ装置を小型し得る。
【0066】かくして以上の構成によれば、Bicom
符号化処理及びADRC符号化処理を施すことにより得
た圧縮画像データを伝送するようにしたことにより、伝
送路を有効に利用できかつ消費電力を低減し得る簡易な
構成の画像信号伝送装置70を実現できる。
符号化処理及びADRC符号化処理を施すことにより得
た圧縮画像データを伝送するようにしたことにより、伝
送路を有効に利用できかつ消費電力を低減し得る簡易な
構成の画像信号伝送装置70を実現できる。
【0067】(3)画像信号記録装置及び再生復号装置 図1との対応部分に同一符号を付して示す図21におい
て、110は全体として画像信号記録装置を示す。画像
信号記録装置110はBicom符号化処理及びADR
C符号化処理を施すことにより得た可変長符号化データ
D5を記録符号化回路111に入力する。
て、110は全体として画像信号記録装置を示す。画像
信号記録装置110はBicom符号化処理及びADR
C符号化処理を施すことにより得た可変長符号化データ
D5を記録符号化回路111に入力する。
【0068】記録符号化回路111は可変長符号化デー
タD5に対して、誤り訂正符号を付加し、シヤフリング
処理を施すと共に、SYNC、ID等の情報を付加する
ことにより記録信号をD30を形成し、当該記録信号D
30を磁気テープ上に記録するようになされている。
タD5に対して、誤り訂正符号を付加し、シヤフリング
処理を施すと共に、SYNC、ID等の情報を付加する
ことにより記録信号をD30を形成し、当該記録信号D
30を磁気テープ上に記録するようになされている。
【0069】この記録符号化回路111は、図22に示
すように構成されている。記録符号化回路111は可変
長符号化データD5をシヤフリング回路112に入力
し、可変長符号化データD5をシヤフリングする。ここ
でデイジタルVTRでは、テープ上の傷等によつて、再
生時に誤り訂正能力を越える長いバースト誤りが発生す
ることが想定される。このようなときに、誤り訂正でき
なかつた連続した誤りを、記録時に予めシヤフリングに
よつて画面上に分散させておくことにより、再生時に、
分散されたそれぞれの誤りをその周囲の正しく再生され
た若しくは正しく訂正された画像データから補正演算し
て置き換えることができる。
すように構成されている。記録符号化回路111は可変
長符号化データD5をシヤフリング回路112に入力
し、可変長符号化データD5をシヤフリングする。ここ
でデイジタルVTRでは、テープ上の傷等によつて、再
生時に誤り訂正能力を越える長いバースト誤りが発生す
ることが想定される。このようなときに、誤り訂正でき
なかつた連続した誤りを、記録時に予めシヤフリングに
よつて画面上に分散させておくことにより、再生時に、
分散されたそれぞれの誤りをその周囲の正しく再生され
た若しくは正しく訂正された画像データから補正演算し
て置き換えることができる。
【0070】外符号回路113はシヤフリングされたデ
ータに対して誤り訂正外符号パリテイを付加する。この
外符号パリテイは主に再生時のバースト誤り訂正に使用
される。続くID付加回路114は、ブロツク番号、ト
ラツク番号及びフイールド番号等をIDとして付加す
る。ここでデイジタルVTRでは、変速再生時等に、再
生ヘツドが複数のトラツクを斜めに横切るために連続し
て単位ブロツクが再生されない場合がある。このような
ときでも、予め記録時にIDを付加することにより、各
単位ブロツクを正しい位置に戻して画像を再生すること
ができる。
ータに対して誤り訂正外符号パリテイを付加する。この
外符号パリテイは主に再生時のバースト誤り訂正に使用
される。続くID付加回路114は、ブロツク番号、ト
ラツク番号及びフイールド番号等をIDとして付加す
る。ここでデイジタルVTRでは、変速再生時等に、再
生ヘツドが複数のトラツクを斜めに横切るために連続し
て単位ブロツクが再生されない場合がある。このような
ときでも、予め記録時にIDを付加することにより、各
単位ブロツクを正しい位置に戻して画像を再生すること
ができる。
【0071】内符号回路115は誤り訂正内符号パリテ
イを付加する。この内符号パリテイは主に再生時のラン
ダム誤り訂正に使用される。続くSYNC付加回路11
6はSYNCブロツク単位でSYNCパターンとして特
定の固定パターンを付加する。この結果図23に示すよ
うなSYNCブロツクが形成される。ここでデータは磁
気テープ上に、1ビツトのシリアルデータとして記録さ
れ、再生される。そこで予め記録時にSYNCパターン
を付加することにより、再生時に、この1ビツトのシリ
アルデータから8ビツトのワードの区切りを見つけ出
し、さらにSYNCブロツクの区切りを見つけ出すこと
ができるようになる。
イを付加する。この内符号パリテイは主に再生時のラン
ダム誤り訂正に使用される。続くSYNC付加回路11
6はSYNCブロツク単位でSYNCパターンとして特
定の固定パターンを付加する。この結果図23に示すよ
うなSYNCブロツクが形成される。ここでデータは磁
気テープ上に、1ビツトのシリアルデータとして記録さ
れ、再生される。そこで予め記録時にSYNCパターン
を付加することにより、再生時に、この1ビツトのシリ
アルデータから8ビツトのワードの区切りを見つけ出
し、さらにSYNCブロツクの区切りを見つけ出すこと
ができるようになる。
【0072】パラレルシリアル変換回路117は1ワー
ド8ビツトのデータを1ビツトのシリアルデータに変換
し、続くチヤンネル符号化回路118は磁気記録再生特
性に適した符号化系列に変換することにより記録信号D
30を形成する。この記録信号D30は磁気ヘツドに与
えられ、当該磁気ヘツドによつて磁気テープ上に記録さ
れる。
ド8ビツトのデータを1ビツトのシリアルデータに変換
し、続くチヤンネル符号化回路118は磁気記録再生特
性に適した符号化系列に変換することにより記録信号D
30を形成する。この記録信号D30は磁気ヘツドに与
えられ、当該磁気ヘツドによつて磁気テープ上に記録さ
れる。
【0073】このようにして磁気テープ上に記録された
記録信号D30は、図24に示す再生復号装置120に
よつて再生することができる。すなわち図8との対応部
分に同一符号を付して示す図24において、再生復号装
置120は画像信号記録装置110によつて磁気テープ
上に記録された記録信号D30に対応する再生信号D4
0を再生ヘツドから受け取る。
記録信号D30は、図24に示す再生復号装置120に
よつて再生することができる。すなわち図8との対応部
分に同一符号を付して示す図24において、再生復号装
置120は画像信号記録装置110によつて磁気テープ
上に記録された記録信号D30に対応する再生信号D4
0を再生ヘツドから受け取る。
【0074】実際上再生復号装置120は再生信号D4
0を再生訂正回路121に入力し、当該再生訂正回路1
21において再生信号D40に対して、SYNC、ID
等を検出し、デシヤフリング処理及び誤り訂正処理を施
すことにより可変長符号化データD41を再構成する。
次にこの可変長符号化データD41を、可変長符号復号
回路21、逆量子化回路22、ADRC復号回路23及
びBicom復号回路24を順次通すことにより、コン
ポーネントビデオデータD14を形成する。そしてこの
コンポーネントビデオデータD14をテレビジヨンモニ
タ等の表示装置に送出する。
0を再生訂正回路121に入力し、当該再生訂正回路1
21において再生信号D40に対して、SYNC、ID
等を検出し、デシヤフリング処理及び誤り訂正処理を施
すことにより可変長符号化データD41を再構成する。
次にこの可変長符号化データD41を、可変長符号復号
回路21、逆量子化回路22、ADRC復号回路23及
びBicom復号回路24を順次通すことにより、コン
ポーネントビデオデータD14を形成する。そしてこの
コンポーネントビデオデータD14をテレビジヨンモニ
タ等の表示装置に送出する。
【0075】ここで再生訂正回路121は、図25に示
すように構成されている。再生訂正回路121は再生信
号D40を波形等化回路122に入力し、ここで記録再
生による波形劣化を等化する。波形等化された信号は判
別回路123によつてデータの0と1が判別され、続く
PLL回路124によつてシリアルクロツクとそのクロ
ツクでラツチし直したデイジタルデータが再生される。
すように構成されている。再生訂正回路121は再生信
号D40を波形等化回路122に入力し、ここで記録再
生による波形劣化を等化する。波形等化された信号は判
別回路123によつてデータの0と1が判別され、続く
PLL回路124によつてシリアルクロツクとそのクロ
ツクでラツチし直したデイジタルデータが再生される。
【0076】チヤンネル符号復号回路125はチヤンネ
ル符号化回路118(図22)で施した変換処理に対す
る逆変換処理を施す。SYNC検出回路126はSYN
Cパターンを検出し、続くシリアルパラレル変換回路1
27はそのSYNCパターンに基づいて元の1ワード8
ビツトのデータを再生する。
ル符号化回路118(図22)で施した変換処理に対す
る逆変換処理を施す。SYNC検出回路126はSYN
Cパターンを検出し、続くシリアルパラレル変換回路1
27はそのSYNCパターンに基づいて元の1ワード8
ビツトのデータを再生する。
【0077】内符号訂正回路128は内符号パリテイを
使つてランダム誤りを訂正する。ID検出回路129は
IDを使つて各SYNCブロツクを配置し直すことによ
り、可変速再生時でも各ブロツクを正しい配置位置に戻
すようにする。外符号訂正回路130は外符号パリテイ
を使つてバースト誤りを訂正する。このとき誤り訂正能
力を越える誤りが発生したときはエラーフラグを立てて
おく。デシヤフリング回路131はシヤフリング回路1
12(図22)での変換処理に対する逆変換処理を施
す。このようにしてデシヤフリング回路131からは可
変長符号化データD41が出力される。
使つてランダム誤りを訂正する。ID検出回路129は
IDを使つて各SYNCブロツクを配置し直すことによ
り、可変速再生時でも各ブロツクを正しい配置位置に戻
すようにする。外符号訂正回路130は外符号パリテイ
を使つてバースト誤りを訂正する。このとき誤り訂正能
力を越える誤りが発生したときはエラーフラグを立てて
おく。デシヤフリング回路131はシヤフリング回路1
12(図22)での変換処理に対する逆変換処理を施
す。このようにしてデシヤフリング回路131からは可
変長符号化データD41が出力される。
【0078】以上の構成において、画像信号記録装置1
10はBicom符号化処理及びADRC符号化処理を
施すことにより得た圧縮効率の高い可変長符号化データ
D5に基づいて記録信号D30を形成し、この記録信号
D30を記録媒体上に記録する。
10はBicom符号化処理及びADRC符号化処理を
施すことにより得た圧縮効率の高い可変長符号化データ
D5に基づいて記録信号D30を形成し、この記録信号
D30を記録媒体上に記録する。
【0079】この結果、従来の別の圧縮符号化手法を適
用した画像信号記録装置によつて得た記録信号を記録媒
体に記録する場合に比して、同じ画質をより少ない記録
情報量で記録できる。従つて同じ記録媒体を使用すれ
ば、一段と長時間記録が可能となり、或いは記録容量の
小さい記録媒体に従来と同じ量の画像情報を記録するこ
とが可能となる。
用した画像信号記録装置によつて得た記録信号を記録媒
体に記録する場合に比して、同じ画質をより少ない記録
情報量で記録できる。従つて同じ記録媒体を使用すれ
ば、一段と長時間記録が可能となり、或いは記録容量の
小さい記録媒体に従来と同じ量の画像情報を記録するこ
とが可能となる。
【0080】画像信号記録装置110においては、この
ように記録情報量を削減し得ることにより、記録ヘツド
や再生ヘツド、ロータリートランス等の部品点数を削減
することができる。また内符号回路115やパラレルシ
リアル変換回路117、或いは記録駆動回路の数を削減
することができる。また再生側の波形等化回路122、
PLL回路124、SYNC検出回路126及びシリア
ルパラレル変換回路127の数を削減することができ
る。
ように記録情報量を削減し得ることにより、記録ヘツド
や再生ヘツド、ロータリートランス等の部品点数を削減
することができる。また内符号回路115やパラレルシ
リアル変換回路117、或いは記録駆動回路の数を削減
することができる。また再生側の波形等化回路122、
PLL回路124、SYNC検出回路126及びシリア
ルパラレル変換回路127の数を削減することができ
る。
【0081】従つて部品及び回路数を削減し得ることに
より、装置を小型化し得、消費電力を削減し得かつコス
トを削減し得る。さらに各回路の動作周波数が下がるこ
とにより、一段と消費電力を削減し得る。
より、装置を小型化し得、消費電力を削減し得かつコス
トを削減し得る。さらに各回路の動作周波数が下がるこ
とにより、一段と消費電力を削減し得る。
【0082】かくして以上の構成によれば、Bicom
符号化処理及びADRC符号化処理を施すことにより得
た圧縮画像データを記録媒体に記録するようにしたこと
により、記録媒体を有効に利用できかつ消費電力を低減
し得る簡易な構成の画像信号記録装置110及び再生復
号装置120を実現できる。
符号化処理及びADRC符号化処理を施すことにより得
た圧縮画像データを記録媒体に記録するようにしたこと
により、記録媒体を有効に利用できかつ消費電力を低減
し得る簡易な構成の画像信号記録装置110及び再生復
号装置120を実現できる。
【0083】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、525/60及び625/50方式の
コンポーネントビデオデータを符号化する場合、復号す
る場合、伝送する場合、受信復号する場合、記録する場
合、再生復号する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、 1125/60方式のハイデフイニシヨンビデオ信
号等、ビデオ信号をコンポーネント信号として扱う全て
のデジタルビデオ信号に広く適用することができる。
コンポーネントビデオデータを符号化する場合、復号す
る場合、伝送する場合、受信復号する場合、記録する場
合、再生復号する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、 1125/60方式のハイデフイニシヨンビデオ信
号等、ビデオ信号をコンポーネント信号として扱う全て
のデジタルビデオ信号に広く適用することができる。
【0084】また上述の実施例においては、コンポーネ
ントビデオデータに対してBicom符号化を施した後
にADRC符号化を施す場合について述べたが、これに
加えてフイールド/フレーム間予測符号化等の他の圧縮
符号化方式を併用するようにしても良い。このようにす
れば、さらに効率の良い画像圧縮処理を施すができる。
ントビデオデータに対してBicom符号化を施した後
にADRC符号化を施す場合について述べたが、これに
加えてフイールド/フレーム間予測符号化等の他の圧縮
符号化方式を併用するようにしても良い。このようにす
れば、さらに効率の良い画像圧縮処理を施すができる。
【0085】また上述の画像信号伝送装置70において
は、送信信号D20を同軸ケーブルを通して伝送する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、リボンケ
ーブルなどを使つたパラレル伝送や光フアイバーを使つ
た光伝送などに適用することもできる。
は、送信信号D20を同軸ケーブルを通して伝送する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、リボンケ
ーブルなどを使つたパラレル伝送や光フアイバーを使つ
た光伝送などに適用することもできる。
【0086】さらに上述の画像信号記録装置110及び
再生復号装置120においては、記録符号化回路111
によつて磁気テープに記録するための記録信号D30を
形成し、再生訂正回路121によつて磁気テープから再
生された再生信号D40に応じた処理を施す場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、記録符号化回路1
11及び再生訂正回路121によつて磁気デイスクや光
デイスク、光磁気デイスク等のデイスク状記録媒体、或
いは半導体メモリ等に記録及び再生するための処理を施
すようにすれば、種々の記録媒体に記録及び再生する場
合に適用し得る。
再生復号装置120においては、記録符号化回路111
によつて磁気テープに記録するための記録信号D30を
形成し、再生訂正回路121によつて磁気テープから再
生された再生信号D40に応じた処理を施す場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、記録符号化回路1
11及び再生訂正回路121によつて磁気デイスクや光
デイスク、光磁気デイスク等のデイスク状記録媒体、或
いは半導体メモリ等に記録及び再生するための処理を施
すようにすれば、種々の記録媒体に記録及び再生する場
合に適用し得る。
【0087】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、二極変調
符号化(Bicom符号化)処理を施すことにより得た
符号化データに対して適応ダイナミツクレンジ符号化
(ADRC)処理を施すことにより圧縮画像データを形
成したことにより、簡易な構成により画質劣化を抑制し
て圧縮率を上げることができる。
符号化(Bicom符号化)処理を施すことにより得た
符号化データに対して適応ダイナミツクレンジ符号化
(ADRC)処理を施すことにより圧縮画像データを形
成したことにより、簡易な構成により画質劣化を抑制し
て圧縮率を上げることができる。
【0088】これにより本発明によれば、同じ伝送速
度、同じ伝送チヤンネル数であれば、より良い画質の画
像データを伝送することができる。また同じ伝送速度、
同じ画質であれば、より多チヤンネルの画像データを伝
送できる。さらに同じ画質、同じ伝送チヤンネル数であ
れば、より低速度で伝送できる。
度、同じ伝送チヤンネル数であれば、より良い画質の画
像データを伝送することができる。また同じ伝送速度、
同じ画質であれば、より多チヤンネルの画像データを伝
送できる。さらに同じ画質、同じ伝送チヤンネル数であ
れば、より低速度で伝送できる。
【0089】またこれにより本発明によれば、同じ記録
媒体、同じ記録時間であれば、より画質の良い記録画像
を得ることができる。また同じ記録媒体、同じ画質であ
れば、より多くの情報を記録できる。
媒体、同じ記録時間であれば、より画質の良い記録画像
を得ることができる。また同じ記録媒体、同じ画質であ
れば、より多くの情報を記録できる。
【図1】本発明による画像信号符号化装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
構成を示すブロツク図である。
【図2】Bicom符号化回路の構成を示すブロツク図
である。
である。
【図3】色差コンポーネント信号B−Yの変調及び復調
キヤリア信号のフイールドシーケンスを示す略線図であ
る。
キヤリア信号のフイールドシーケンスを示す略線図であ
る。
【図4】色差コンポーネント信号R−Yの変調及び復調
キヤリア信号のフイールドシーケンスを示す略線図であ
る。
キヤリア信号のフイールドシーケンスを示す略線図であ
る。
【図5】Bicom符号化データのキヤリア分布のフイ
ールドシーケンスを示す略線図である。
ールドシーケンスを示す略線図である。
【図6】ADRC符号化回路の構成を示すブロツク図で
ある。
ある。
【図7】ADRC符号化データのブロツク構成を示す略
線図である。
線図である。
【図8】本発明による画像信号復号装置の一実施例の構
成を示すブロツク図である。
成を示すブロツク図である。
【図9】ADRC復号回路の構成を示すブロツク図であ
る。
る。
【図10】Bicom復号回路の構成を示すブロツク図
である。
である。
【図11】Bicom復号回路の適応型デコーダの構成
を示すブロツク図である。
を示すブロツク図である。
【図12】輝度コンポーネント信号Yについてのデコー
ド櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
ド櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
【図13】色差コンポーネント信号B−Yについてのデ
コード櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
コード櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
【図14】色差コンポーネント信号R−Yについてのデ
コード櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
コード櫛形フイルタの特性を示す略線図である。
【図15】適応形デコーダ中のセレクトフイルタの特性
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図16】本発明による画像信号伝送装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
構成を示すブロツク図である。
【図17】画像信号伝送装置中の多重化送信回路の構成
を示すブロツク図である。
を示すブロツク図である。
【図18】画像信号伝送装置による伝送データブロツク
のブロツク構成を示す略線図である。
のブロツク構成を示す略線図である。
【図19】本発明による画像信号受信装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
構成を示すブロツク図である。
【図20】受信復号装置中の受信分離回路の構成を示す
ブロツク図である。
ブロツク図である。
【図21】本発明による画像信号記録装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
構成を示すブロツク図である。
【図22】画像信号記録装置中の記録符号化回路の構成
を示すブロツク図である。
を示すブロツク図である。
【図23】画像信号記録装置によるSYNCブロツクの
ブロツク構成を示す略線図である。
ブロツク構成を示す略線図である。
【図24】本発明による画像信号再生装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
構成を示すブロツク図である。
【図25】再生復号装置中の再生訂正回路の構成を示す
ブロツク図である。
ブロツク図である。
1、1A、1B、1C……画像信号符号化装置、2……
Bicom符号化回路、3……ADRC符号化回路、4
……量子化回路、5……可変長符号化回路、6〜8……
スケーリング回路、10、11……変調回路、20、2
0A、20B、20C……画像信号復号装置、70……
画像信号伝送装置、71……多重化送信回路、90……
画像受信復号装置、91……受信分離回路、110……
画像信号記録装置、111……記録符号化回路、120
……再生復号装置、121……再生訂正回路、D1、D
1A、D1B、D1C、D14……コンポーネントビデ
オデータ、D2、D13……Bicom符号化データ、
D3、D12……ADRC符号化データ、D4、D11
……量子化データ、D5、D5A、D5B、D5C、D
41……可変長符号化データ、D20……送信信号、D
21……受信信号、D30……記録信号、D40……再
生信号、Y……輝度信号、B−Y、R−Y……色差信
号、S1……B−Y変調キヤリア信号、S2……R−Y
変調キヤリア信号、S3……B−Y復調キヤリア信号、
S4……R−Y復調キヤリア信号。
Bicom符号化回路、3……ADRC符号化回路、4
……量子化回路、5……可変長符号化回路、6〜8……
スケーリング回路、10、11……変調回路、20、2
0A、20B、20C……画像信号復号装置、70……
画像信号伝送装置、71……多重化送信回路、90……
画像受信復号装置、91……受信分離回路、110……
画像信号記録装置、111……記録符号化回路、120
……再生復号装置、121……再生訂正回路、D1、D
1A、D1B、D1C、D14……コンポーネントビデ
オデータ、D2、D13……Bicom符号化データ、
D3、D12……ADRC符号化データ、D4、D11
……量子化データ、D5、D5A、D5B、D5C、D
41……可変長符号化データ、D20……送信信号、D
21……受信信号、D30……記録信号、D40……再
生信号、Y……輝度信号、B−Y、R−Y……色差信
号、S1……B−Y変調キヤリア信号、S2……R−Y
変調キヤリア信号、S3……B−Y復調キヤリア信号、
S4……R−Y復調キヤリア信号。
Claims (21)
- 【請求項1】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネン
ト信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号を
圧縮符号化する画像信号符号化方法において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化ステツプと、 上記二極変調符号化ステツプにより形成した符号化デー
タをブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレン
ジを用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化
ステツプとを具えることを特徴とする画像信号符号化方
法。 - 【請求項2】上記適応ダイナミツクレンジ符号化ステツ
プでは、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第2
の色コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成す
ることを特徴とする請求項1に記載の画像信号符号化方
法。 - 【請求項3】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネン
ト信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号を
圧縮符号化する画像信号符号化装置において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化手段と、 上記二極変調符号化手段により形成した符号化データを
ブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレンジを
用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化手段
とを具えることを特徴とする画像信号符号化装置。 - 【請求項4】上記適応ダイナミツクレンジ符号化手段
は、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第2の色
コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成するこ
とを特徴とする請求項3に記載の画像信号符号化装置。 - 【請求項5】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネン
ト信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号の
上記第1及び第2の色コンポーネント信号をそれぞれ、
上記輝度信号の周波数帯域以外の帯域を有しかつ互いに
位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号により二極変
調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ符号化するこ
とにより形成された圧縮画像データを復号する画像信号
復号装置において、 上記圧縮画像データに対して適応ダイナミツクレンジ復
号処理を施す適応ダイナミツクレンジ復号手段と、 上記適応ダイナミツクレンジ復号手段の出力に対して、
二極復調復号処理を施す二極復調復号手段とを具えるこ
とを特徴とする画像信号復号装置。 - 【請求項6】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネン
ト信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号を
圧縮符号化して伝送する画像信号伝送方法において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化ステツプと、 上記二極変調符号化ステツプにより形成した符号化デー
タをブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレン
ジを用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化
ステツプと、 上記適応ダイナミツクレンジ符号化ステツプにより形成
した符号化データに基づいて伝送データを形成する伝送
データ形成ステツプとを具えることを特徴とする画像信
号伝送方法。 - 【請求項7】上記適応ダイナミツクレンジ符号化ステツ
プでは、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第2
の色コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成す
ることを特徴とする請求項6に記載の画像信号伝送方
法。 - 【請求項8】上記二極変調符号化ステツプ及び上記適応
ダイナミツクレンジ符号化ステツプにおいて、複数の上
記デイジタルコンポーネント信号を圧縮符号化し、 上記伝送データ形成ステツプにおいて、複数の圧縮符号
化データを多重化して上記伝送データを形成することを
特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像信号伝送
方法。 - 【請求項9】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネン
ト信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号を
圧縮符号化して伝送する画像信号伝送装置において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化手段と、 上記二極変調符号化手段により形成した符号化データを
ブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレンジを
用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化手段
と、 上記適応ダイナミツクレンジ符号化手段により形成した
符号化データに基づいて伝送データを形成する伝送デー
タ形成手段とを具えることを特徴とする画像信号伝送装
置。 - 【請求項10】上記適応ダイナミツクレンジ符号化手段
は、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第2の色
コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成するこ
とを特徴とする請求項9に記載の画像信号伝送装置。 - 【請求項11】上記二極変調符号化手段及び上記適応ダ
イナミツクレンジ符号化手段は、複数の上記デイジタル
コンポーネント信号を圧縮符号化し、 上記伝送データ形成手段は、複数の圧縮符号化データを
多重化して上記伝送データを形成することを特徴とする
請求項9又は請求項10に記載の画像信号伝送装置。 - 【請求項12】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネ
ント信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号
の上記第1及び第2の色コンポーネント信号をそれぞ
れ、上記輝度信号の周波数帯域以外の帯域を有しかつ互
いに位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号により二
極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ符号化す
ることにより形成された圧縮画像データに基づいて形成
された伝送画像データを受信する画像信号受信装置にお
いて、 上記伝送画像データを入力し、当該伝送画像データから
上記圧縮画像データを再形成する受信手段と、 上記圧縮画像データに対して適応ダイナミツクレンジ復
号処理を施す適応ダイナミツクレンジ復号手段と、 上記適応ダイナミツクレンジ復号手段の出力に対して、
二極復調復号処理を施す二極復調復号手段とを具えるこ
とを特徴とする画像信号受信装置。 - 【請求項13】上記伝送画像データは、複数の上記デイ
ジタルコンポーネント信号から形成された複数の上記圧
縮画像データを多重化してなり、 上記受信手段は、当該伝送画像データから複数の圧縮画
像データを分離することを特徴とする請求項12に記載
の画像信号受信装置。 - 【請求項14】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネ
ント信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号
を圧縮符号化して所定の記録媒体に記録する画像信号記
録方法において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化ステツプと、 上記二極変調符号化ステツプにより形成した符号化デー
タをブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレン
ジを用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化
ステツプと、 上記適応ダイナミツクレンジ符号化ステツプにより形成
した符号化データに基づいて記録データを形成する記録
データ形成ステツプとを具えることを特徴とする画像信
号記録方法。 - 【請求項15】上記適応ダイナミツクレンジ符号化ステ
ツプでは、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第
2の色コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成
することを特徴とする請求項14に記載の画像信号記録
方法。 - 【請求項16】上記記録データ形成ステツプでは、上記
符号化データに対して所定の付加情報を付加することを
特徴とする請求項14に記載の画像信号記録方法。 - 【請求項17】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネ
ント信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号
を圧縮符号化して所定の記録媒体に記録する画像信号記
録装置において、 上記第1の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波
数帯域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反
転し、フイールド毎に反転する2フイールドシーケンス
でなる第1のキヤリア信号により変調すると共に、上記
第2の色コンポーネント信号を上記輝度信号の周波数帯
域と異なる周波数帯域を有し、かつサンプル毎に反転
し、ライン毎及びフイールド毎に反転する4フイールド
シーケンスでなる第2のキヤリア信号により変調して符
号化する二極変調符号化手段と、 上記二極変調符号化手段により形成した符号化データを
ブロツク化し、当該ブロツク内のダイナミツクレンジを
用いて再量子化する適応ダイナミツクレンジ符号化手段
と、 上記適応ダイナミツクレンジ符号化手段により形成した
符号化データに基づいて記録データを形成する記録デー
タ形成手段とを具えることを特徴とする画像信号記録装
置。 - 【請求項18】上記適応ダイナミツクレンジ符号化手段
は、互いに同一の変調位相をもつ上記第1及び第2の色
コンポーネント信号を集めて上記ブロツクを形成するこ
とを特徴とする請求項17に記載の画像信号記録装置。 - 【請求項19】上記記録データ形成手段は、上記符号化
データに対して所定の付加情報を付加することを特徴と
する請求項17に記載の画像信号記録装置。 - 【請求項20】輝度信号と第1及び第2の色コンポーネ
ント信号とで形成されたデイジタルコンポーネント信号
の上記第1及び第2の色コンポーネント信号をそれぞ
れ、上記輝度信号の周波数帯域以外の帯域を有しかつ互
いに位相の異なる第1及び第2のキヤリア信号により二
極変調符号化した後、適応ダイナミツクレンジ符号化す
ることにより形成された圧縮画像データが記録された記
録媒体から上記デイジタルコンポーネント信号を再生す
る画像信号再生装置において、 上記記録媒体からの再生信号を入力し、当該再生信号か
ら上記圧縮画像データを再形成する圧縮画像データ再形
成手段と、 再形成された圧縮画像データに対して適応ダイナミツク
レンジ復号処理を施す適応ダイナミツクレンジ復号手段
と、 上記適応ダイナミツクレンジ復号手段の出力に対して、
二極復調復号処理を施す二極復調復号手段とを具えるこ
とを特徴とする画像信号再生装置。 - 【請求項21】上記圧縮画像データ再形成手段は、上記
再生信号に含まれる所定の付加情報に基づいて上記圧縮
画像データを再形成することを特徴とする請求項20に
記載の画像信号再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6329315A JPH08163587A (ja) | 1994-12-03 | 1994-12-03 | 画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号装置、画像信号伝送方法及び装置、画像信号受信装置、画像信号記録方法及び装置、並びに画像信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6329315A JPH08163587A (ja) | 1994-12-03 | 1994-12-03 | 画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号装置、画像信号伝送方法及び装置、画像信号受信装置、画像信号記録方法及び装置、並びに画像信号再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163587A true JPH08163587A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18220095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6329315A Pending JPH08163587A (ja) | 1994-12-03 | 1994-12-03 | 画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号装置、画像信号伝送方法及び装置、画像信号受信装置、画像信号記録方法及び装置、並びに画像信号再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08163587A (ja) |
-
1994
- 1994-12-03 JP JP6329315A patent/JPH08163587A/ja active Pending
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