JPH08163431A - フレーム数変換装置 - Google Patents
フレーム数変換装置Info
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- JPH08163431A JPH08163431A JP30772994A JP30772994A JPH08163431A JP H08163431 A JPH08163431 A JP H08163431A JP 30772994 A JP30772994 A JP 30772994A JP 30772994 A JP30772994 A JP 30772994A JP H08163431 A JPH08163431 A JP H08163431A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】元のフレームを確実に復元する。
【構成】フィールドメモリ12乃至14には連続した3フィ
ールドのフィールドデータを与えて記憶させる。画像デ
ータ判定回路11はフィールドメモリ12,14から読出した
フィールドデータを比較して同一のフレームに基づくも
のである否かを判定する。判定結果はパターン記憶回路
15に与え、パターン記憶回路15は判定結果の履歴から、
次の判定結果を予測する。パターン記憶回路15のパター
ン予測結果と判定結果とが一致しない場合には、編集点
であると判断して、フィールドメモリ16から次のフィー
ルドデータを読出して4フィールドで画像の一致を判定
する。この判定結果に基づいてフレーム作成回路10がフ
ィールドデータを合成することにより、元のフレーム数
と一致したフレーム数でフレーム数変換が可能である。
ールドのフィールドデータを与えて記憶させる。画像デ
ータ判定回路11はフィールドメモリ12,14から読出した
フィールドデータを比較して同一のフレームに基づくも
のである否かを判定する。判定結果はパターン記憶回路
15に与え、パターン記憶回路15は判定結果の履歴から、
次の判定結果を予測する。パターン記憶回路15のパター
ン予測結果と判定結果とが一致しない場合には、編集点
であると判断して、フィールドメモリ16から次のフィー
ルドデータを読出して4フィールドで画像の一致を判定
する。この判定結果に基づいてフレーム作成回路10がフ
ィールドデータを合成することにより、元のフレーム数
と一致したフレーム数でフレーム数変換が可能である。
Description
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、2−3プルダウン方式
のテレシネ変換装置等に好適なフレーム数変換装置に関
する。
のテレシネ変換装置等に好適なフレーム数変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、映画用に作成された映像をテレビ
ジョン放送によって放送する場合等には、映画のフィル
ムに記録されたフレーム(以下、駒という)とNTSC
信号のフレーム(以下、NTSCフレームという)との
間で変換を行うテレシネ変換装置を用いる。文献1「フ
ィルム技術」(日本放送協会編pp.98−99)に記
載されているように、テレシネ変換装置においては、フ
ィルムに撮影された画像を電子的にスキャンして画像信
号に変換する。
ジョン放送によって放送する場合等には、映画のフィル
ムに記録されたフレーム(以下、駒という)とNTSC
信号のフレーム(以下、NTSCフレームという)との
間で変換を行うテレシネ変換装置を用いる。文献1「フ
ィルム技術」(日本放送協会編pp.98−99)に記
載されているように、テレシネ変換装置においては、フ
ィルムに撮影された画像を電子的にスキャンして画像信
号に変換する。
【0003】映画では毎秒24駒を撮像する。これに対
し、NTSC信号は毎秒29.97フレーム(約30フ
レーム)で、1フレームを2フィールドで構成してい
る。従って、テレシネ変換においては、毎秒24駒を毎
秒30フレームの画像に変換しなければならない。即
ち、4駒で5フレーム(10フィールド)のNTSC信
号を作成する。また、逆に、NTSCフィールドの画像
データ(以下、フィールドデータという)を映画の駒に
変換する場合には、テレシネ変換装置は、10フィール
ドのフィールドデータから4駒を作成する。
し、NTSC信号は毎秒29.97フレーム(約30フ
レーム)で、1フレームを2フィールドで構成してい
る。従って、テレシネ変換においては、毎秒24駒を毎
秒30フレームの画像に変換しなければならない。即
ち、4駒で5フレーム(10フィールド)のNTSC信
号を作成する。また、逆に、NTSCフィールドの画像
データ(以下、フィールドデータという)を映画の駒に
変換する場合には、テレシネ変換装置は、10フィール
ドのフィールドデータから4駒を作成する。
【0004】図14はこのようなテレシネ変換を行う2
−3プルダウン方式を説明するための説明図であり、ま
た、図15は2−3プルダウン方式をディジタル化した
場合のテレシネ変換回路を示すブロック図である。図1
4(a)乃至(c)は上段に奇数フィールド(以下、o
ddという)のフィールドデータA1 ,A3 ,B2 ,…
を示し、下段に偶数フィールド(以下、evenとい
う)のフィールドデータを示している。図14の水平方
向はフィールド単位の時間に対応しており、入力画像デ
ータは図14の左側のフィールドデータA1 ,A2 ,A
3 ,B1 ,…の順に入力される。実線枠は同一の駒から
作成されたNTSCフィールドの組を示し、破線枠はN
TSCフレームを示している。
−3プルダウン方式を説明するための説明図であり、ま
た、図15は2−3プルダウン方式をディジタル化した
場合のテレシネ変換回路を示すブロック図である。図1
4(a)乃至(c)は上段に奇数フィールド(以下、o
ddという)のフィールドデータA1 ,A3 ,B2 ,…
を示し、下段に偶数フィールド(以下、evenとい
う)のフィールドデータを示している。図14の水平方
向はフィールド単位の時間に対応しており、入力画像デ
ータは図14の左側のフィールドデータA1 ,A2 ,A
3 ,B1 ,…の順に入力される。実線枠は同一の駒から
作成されたNTSCフィールドの組を示し、破線枠はN
TSCフレームを示している。
【0005】映画の24駒をNTSC信号の30フレー
ムに変換する場合には、所定の1駒から3フィールドの
映像信号を作成し、次の1駒から2フィールドの映像信
号を作成する。以後同様に繰返して、4駒で10フィー
ルドを作成する。図14(a)は、連続した映画の各駒
A,B,C,…に基づいて夫々3フィールド,2フィー
ルド,3フィールド,…のフィールドデータを作成した
ことを示している。即ち、図14(a)の例では、駒A
から3つのフィールド、即ち、フレームf1 のoddと
evenのフィールドデータA1 ,A2 と次のフレーム
f2 のoddのフィールドデータA3 とを形成してい
る。また、駒Bから2つのフィールド、即ち、フレーム
f2 のevenのフィールドデータB1 とフレームf3
のoddのフィールドデータB2 とを形成している。以
下同様にして、各駒C,D,…から3フィールド又は2
フィールドを形成する。
ムに変換する場合には、所定の1駒から3フィールドの
映像信号を作成し、次の1駒から2フィールドの映像信
号を作成する。以後同様に繰返して、4駒で10フィー
ルドを作成する。図14(a)は、連続した映画の各駒
A,B,C,…に基づいて夫々3フィールド,2フィー
ルド,3フィールド,…のフィールドデータを作成した
ことを示している。即ち、図14(a)の例では、駒A
から3つのフィールド、即ち、フレームf1 のoddと
evenのフィールドデータA1 ,A2 と次のフレーム
f2 のoddのフィールドデータA3 とを形成してい
る。また、駒Bから2つのフィールド、即ち、フレーム
f2 のevenのフィールドデータB1 とフレームf3
のoddのフィールドデータB2 とを形成している。以
下同様にして、各駒C,D,…から3フィールド又は2
フィールドを形成する。
【0006】ところで、映画の画像をNTSC信号に変
換した後に記録等のために圧縮することが考えられる。
この場合には、毎秒30フレームの状態で圧縮するより
も毎秒24駒の状態に戻して圧縮した方が圧縮効率が高
いことから、NTSC信号を一旦テレシネ変換して駒に
戻して圧縮する。駒からNTSCフレームへの変換時に
おいては、図8(a)の例えばフレームf2 に示すよう
に、1NTSCフレームが異なる駒から形成されること
がある。従って、NTSCフレームから駒への変換時に
おいては、各フィールドの画像データを対応する駒に戻
すように変換を行う必要がある。図15はこの点を考慮
してNTSCフレームから駒へのフレーム数変換を行う
テレシネ変換回路を構成している。
換した後に記録等のために圧縮することが考えられる。
この場合には、毎秒30フレームの状態で圧縮するより
も毎秒24駒の状態に戻して圧縮した方が圧縮効率が高
いことから、NTSC信号を一旦テレシネ変換して駒に
戻して圧縮する。駒からNTSCフレームへの変換時に
おいては、図8(a)の例えばフレームf2 に示すよう
に、1NTSCフレームが異なる駒から形成されること
がある。従って、NTSCフレームから駒への変換時に
おいては、各フィールドの画像データを対応する駒に戻
すように変換を行う必要がある。図15はこの点を考慮
してNTSCフレームから駒へのフレーム数変換を行う
テレシネ変換回路を構成している。
【0007】図15において、入力バッファ1には図1
4(a)に示すNTSC信号に変換された画像データを
フレームf1 ,f2 ,…の順でフィールド単位に順次入
力する。入力バッファ1は、3フィールド分の画像デー
タを保持してフィールド毎にフィールドメモリ3,4,
5に出力する。例えば、フィールドメモリ3,4,5は
フレームf1 のodd,even及びフレームf2 のo
ddのフィールドデータA1 ,A2 ,A3 を格納する。
フィールドメモリ3,5は格納したフィールドデータを
メモリを6,8に与えて記憶させる。
4(a)に示すNTSC信号に変換された画像データを
フレームf1 ,f2 ,…の順でフィールド単位に順次入
力する。入力バッファ1は、3フィールド分の画像デー
タを保持してフィールド毎にフィールドメモリ3,4,
5に出力する。例えば、フィールドメモリ3,4,5は
フレームf1 のodd,even及びフレームf2 のo
ddのフィールドデータA1 ,A2 ,A3 を格納する。
フィールドメモリ3,5は格納したフィールドデータを
メモリを6,8に与えて記憶させる。
【0008】画像データ判定回路7はメモリ6,8のフ
ィールドデータを読出して比較する。即ち、画像データ
判定回路7は、1フレーム前後のodd同士又は1フレ
ーム前後のeven同士のフィールドデータが与えら
れ、これらの2つのフィールドデータの同一位置の画素
値同士の差分を全画素に亘って累積し、累積結果が所定
の閾値以下である場合には、これらのフィールドの画像
データは駒からNTSCフレームへの変換時に同一の1
駒に基づいて作成されたフィールドであるものと判断す
る。図14(c)の矢印は画像データ判定回路7によっ
て比較する2つのフィールドの組を示しており、実線枠
はこの比較結果によって同一の駒に基づくものであると
判定された2又は3フィールドから成る駒を示してい
る。
ィールドデータを読出して比較する。即ち、画像データ
判定回路7は、1フレーム前後のodd同士又は1フレ
ーム前後のeven同士のフィールドデータが与えら
れ、これらの2つのフィールドデータの同一位置の画素
値同士の差分を全画素に亘って累積し、累積結果が所定
の閾値以下である場合には、これらのフィールドの画像
データは駒からNTSCフレームへの変換時に同一の1
駒に基づいて作成されたフィールドであるものと判断す
る。図14(c)の矢印は画像データ判定回路7によっ
て比較する2つのフィールドの組を示しており、実線枠
はこの比較結果によって同一の駒に基づくものであると
判定された2又は3フィールドから成る駒を示してい
る。
【0009】フレームf1 のoddとフレームf2 のo
ddとは、図14(a)に示すように、同一の駒に基づ
いて作成されたものであるので、画像データ判定回路7
によってこれらのフィールドの画像データは同一である
ものと判断される。そうすると、画像データ判定回路7
は、メモリ6,8から画像データを出力させると共にス
イッチ9に端子aを選択させて、メモリ6,8に格納さ
れていた画像データをフレーム作成回路10に与える。フ
レーム作成回路10にはフィールドメモリ4に格納されて
いたフレームf1 のevenのフィールドデータも入力
されており、フレーム作成回路10はこれらの3フィール
ドの画像データから図14(c)の実線枠で示す駒K1
を作成して出力する。なお、フレーム作成回路10は入力
された2又は3フィールドの画像データの各画素同士の
加算平均によって1駒を作成する。
ddとは、図14(a)に示すように、同一の駒に基づ
いて作成されたものであるので、画像データ判定回路7
によってこれらのフィールドの画像データは同一である
ものと判断される。そうすると、画像データ判定回路7
は、メモリ6,8から画像データを出力させると共にス
イッチ9に端子aを選択させて、メモリ6,8に格納さ
れていた画像データをフレーム作成回路10に与える。フ
レーム作成回路10にはフィールドメモリ4に格納されて
いたフレームf1 のevenのフィールドデータも入力
されており、フレーム作成回路10はこれらの3フィール
ドの画像データから図14(c)の実線枠で示す駒K1
を作成して出力する。なお、フレーム作成回路10は入力
された2又は3フィールドの画像データの各画素同士の
加算平均によって1駒を作成する。
【0010】画像データ判定回路7はメモリ6,8に記
憶された画像データが一致したことを示す信号をフィー
ルド番号制御回路2にも出力する。そうすると、フィー
ルド番号制御回路2は入力バッファ1に次の3フィール
ドのデータを取り込ませる。入力バッファ1は取り込ん
だ3フィールドの画像データを入力順にフィールドメモ
リ3,4,5に与える。即ち、この場合には、フィール
ドメモリ3,4,5には夫々フレームf2 のeven、
フレームf3 のodd及びフレームf3 のevenのフ
ィールドデータB1 ,B2 ,C1 が格納される。
憶された画像データが一致したことを示す信号をフィー
ルド番号制御回路2にも出力する。そうすると、フィー
ルド番号制御回路2は入力バッファ1に次の3フィール
ドのデータを取り込ませる。入力バッファ1は取り込ん
だ3フィールドの画像データを入力順にフィールドメモ
リ3,4,5に与える。即ち、この場合には、フィール
ドメモリ3,4,5には夫々フレームf2 のeven、
フレームf3 のodd及びフレームf3 のevenのフ
ィールドデータB1 ,B2 ,C1 が格納される。
【0011】フィールドメモリ3,5のフィールドデー
タはメモリ6,8に与え、画像データ判定回路7はこれ
らのメモリ6,8のフィールドデータ同士を比較する。
つまり、図14(c)の矢印に示すように、画像データ
判定回路7はフィールドデータB1 ,C1 を比較する。
図14(a)の実線枠に示すように、これらのフィール
ドデータは夫々駒B,Cに基づくものであり、画像デー
タ判定回路7はこれらのフィールドデータが異なるもの
であることを示す信号をスイッチ9及びフィールド番号
制御回路2に出力する。
タはメモリ6,8に与え、画像データ判定回路7はこれ
らのメモリ6,8のフィールドデータ同士を比較する。
つまり、図14(c)の矢印に示すように、画像データ
判定回路7はフィールドデータB1 ,C1 を比較する。
図14(a)の実線枠に示すように、これらのフィール
ドデータは夫々駒B,Cに基づくものであり、画像デー
タ判定回路7はこれらのフィールドデータが異なるもの
であることを示す信号をスイッチ9及びフィールド番号
制御回路2に出力する。
【0012】これにより、スイッチ9は端子bを選択
し、メモリ8に格納されているフレームf3 のeven
のフィールドデータC1 、即ち、入力バッファ1によっ
て3番目に取り込まれたフィールドデータは、次のテレ
シネ変換の1番目のフィールドデータとしてフィールド
メモリ3に与えられる。この場合には、メモリ6からの
フレームf2 のeven及びフィールドメモリ4からの
フレームf3 のoddのフィールドデータB1 ,B2 を
フレーム作成回路10に出力する。これにより、フレーム
作成回路10は、図14(c)の実線枠に示すように、元
の駒Bを復元して出力する。
し、メモリ8に格納されているフレームf3 のeven
のフィールドデータC1 、即ち、入力バッファ1によっ
て3番目に取り込まれたフィールドデータは、次のテレ
シネ変換の1番目のフィールドデータとしてフィールド
メモリ3に与えられる。この場合には、メモリ6からの
フレームf2 のeven及びフィールドメモリ4からの
フレームf3 のoddのフィールドデータB1 ,B2 を
フレーム作成回路10に出力する。これにより、フレーム
作成回路10は、図14(c)の実線枠に示すように、元
の駒Bを復元して出力する。
【0013】また、次の変換の1番目のフィールドデー
タはフィールドメモリ3に供給されているので、フィー
ルド番号制御回路2は入力バッファ1を制御して、次の
2フィールドのフィールドデータを取り込ませる。これ
により、フィールドメモリ3,4,5には次の変換のた
めの3フィールドのフィールドデータC1 ,C2 ,C3
が夫々格納される。以後同様の動作を繰返して2−3プ
ルダウンが行われる。
タはフィールドメモリ3に供給されているので、フィー
ルド番号制御回路2は入力バッファ1を制御して、次の
2フィールドのフィールドデータを取り込ませる。これ
により、フィールドメモリ3,4,5には次の変換のた
めの3フィールドのフィールドデータC1 ,C2 ,C3
が夫々格納される。以後同様の動作を繰返して2−3プ
ルダウンが行われる。
【0014】ところで、編集の容易さから、駒をNTS
C信号に変換した後に編集が行われることがある。図1
4(b)は図14(a)に示す画像1と編集を行う画像
2を示しており、画像2も駒からNTSC信号に変換さ
れている。図14(b)においても元の駒C′,D′,
E′,…を実線枠によって示している。図14では画像
1のフレームf3 の終了後に画像2の最初のフレームf
3 ′が接続される。なお、画像2では元の駒C′,
D′,E′,…によって、夫々3フィールド,2フィー
ルド,3フィールド,…が形成されている。
C信号に変換した後に編集が行われることがある。図1
4(b)は図14(a)に示す画像1と編集を行う画像
2を示しており、画像2も駒からNTSC信号に変換さ
れている。図14(b)においても元の駒C′,D′,
E′,…を実線枠によって示している。図14では画像
1のフレームf3 の終了後に画像2の最初のフレームf
3 ′が接続される。なお、画像2では元の駒C′,
D′,E′,…によって、夫々3フィールド,2フィー
ルド,3フィールド,…が形成されている。
【0015】図14(c)に示すように、駒K2 は2つ
のフィールドデータB1 ,B2 によって形成しており、
上述したように、編集点直前のフレームf3 のeven
のフィールドデータC1 はフィールドメモリ3に転送さ
れる。入力バッファ1は編集点直後のフレームf4 ′の
odd及びevenのフィールドデータC1 ′,C2′
を取り込んで夫々フィールドメモリ4,5に与える。画
像データ判定回路7は、メモリ6,8からフィールドデ
ータC1 ,C2 ′が与えられて両者を比較する。この場
合には、これらのフィールドデータが編集点前後のフィ
ールドデータであり、同一の駒に基づくものではないの
で、画像データ判定回路7はスイッチ9に端子bを選択
させる。こうして、フレーム作成回路10にはフレームf
3 のevenとフレームf4 ′のoddのフィールドデ
ータC1 ,C1 ′が与えられ、フレーム作成回路10は、
図14(c)に示すように、これらの2フィールドのフ
ィールドデータによって駒K3 を作成する。
のフィールドデータB1 ,B2 によって形成しており、
上述したように、編集点直前のフレームf3 のeven
のフィールドデータC1 はフィールドメモリ3に転送さ
れる。入力バッファ1は編集点直後のフレームf4 ′の
odd及びevenのフィールドデータC1 ′,C2′
を取り込んで夫々フィールドメモリ4,5に与える。画
像データ判定回路7は、メモリ6,8からフィールドデ
ータC1 ,C2 ′が与えられて両者を比較する。この場
合には、これらのフィールドデータが編集点前後のフィ
ールドデータであり、同一の駒に基づくものではないの
で、画像データ判定回路7はスイッチ9に端子bを選択
させる。こうして、フレーム作成回路10にはフレームf
3 のevenとフレームf4 ′のoddのフィールドデ
ータC1 ,C1 ′が与えられ、フレーム作成回路10は、
図14(c)に示すように、これらの2フィールドのフ
ィールドデータによって駒K3 を作成する。
【0016】次の画像取り込みによって、フィールドメ
モリ3,4,5は夫々フィールドデータC2 ′,C3
′,D1 ′を格納する。フィールドデータC2 ′,D1
′は一致しないので、この場合には、フレーム作成回
路10は図14(c)に示す駒K3′を復元する。以後同
様にして駒を復元して、駒K4,K5,…を出力する。
モリ3,4,5は夫々フィールドデータC2 ′,C3
′,D1 ′を格納する。フィールドデータC2 ′,D1
′は一致しないので、この場合には、フレーム作成回
路10は図14(c)に示す駒K3′を復元する。以後同
様にして駒を復元して、駒K4,K5,…を出力する。
【0017】ところで、画像1を編集することなくテレ
シネ変換すると、元の駒を完全に復元することができ
る。例えば、画像1の6つのフレームf1 乃至f6 をテ
レシネ変換することにより、これらのフレームを作成し
た元の駒A乃至Eを復元することができる。ところが、
画像1と画像2とを編集して接続した場合には、復元さ
れる駒数は変化することがある。例えば、6つのフレー
ムf1 ,f2 ,f3 ,f4 ′,f5 ′,f6 ′をテレシ
ネ変換すると、上述したように、駒K1 ,K2 ,K3 ,
K3 ′,K4 ,K5 が復元される。即ち、この場合に
は、元の駒数に対して1駒増加している。このため、例
えば圧縮時の効率が低下するという問題があり、また、
例えば、パケット化した場合には、パケット内の駒数が
変化して信号処理が困難になってしまうという問題があ
った。
シネ変換すると、元の駒を完全に復元することができ
る。例えば、画像1の6つのフレームf1 乃至f6 をテ
レシネ変換することにより、これらのフレームを作成し
た元の駒A乃至Eを復元することができる。ところが、
画像1と画像2とを編集して接続した場合には、復元さ
れる駒数は変化することがある。例えば、6つのフレー
ムf1 ,f2 ,f3 ,f4 ′,f5 ′,f6 ′をテレシ
ネ変換すると、上述したように、駒K1 ,K2 ,K3 ,
K3 ′,K4 ,K5 が復元される。即ち、この場合に
は、元の駒数に対して1駒増加している。このため、例
えば圧縮時の効率が低下するという問題があり、また、
例えば、パケット化した場合には、パケット内の駒数が
変化して信号処理が困難になってしまうという問題があ
った。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、画
像を編集した後フレーム数変換すると、駒数が変化して
しまうという問題点があった。
像を編集した後フレーム数変換すると、駒数が変化して
しまうという問題点があった。
【0019】本発明は、元のフレーム(駒)数を再現す
ることができるフレーム数変換装置を提供することを目
的とする。
ることができるフレーム数変換装置を提供することを目
的とする。
【0020】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレーム数
変換装置は、1枚の画面に基づいて2種類の枚数の画面
を作成する所定のフレーム数変換処理が施された画像デ
ータが順次画面単位で入力され、一連の画面を画面メモ
リに格納する格納手段と、前記所定のフレーム数変換処
理に基づく画面間隔の2画面を前記画面メモリから読出
して同一性を判定して判定結果を得る第1の判定手段
と、この第1の判定手段からの前記判定結果に基づいて
前記第1の判定手段による同一性の判定を予想して予想
結果を得る予想手段と、前記第1の判定手段の判定結果
と前記予想手段の予想結果とが一致しない場合には、前
記画面メモリから読出した前記2画面、その次の画面及
び前記2画面の相互間の画面の各画面同士で前記画像デ
ータの同一性を判定して判定結果を得る第2の判定手段
と、前記第1又は第2の判定手段の判定結果に基づいて
前記画像データを画面単位で合成して新たな画面群を構
成すると共に、前記合成した画面の数を示す情報を前記
予想手段に与えて前記予想結果を更新させる画面群生成
手段とを具備したものである。
変換装置は、1枚の画面に基づいて2種類の枚数の画面
を作成する所定のフレーム数変換処理が施された画像デ
ータが順次画面単位で入力され、一連の画面を画面メモ
リに格納する格納手段と、前記所定のフレーム数変換処
理に基づく画面間隔の2画面を前記画面メモリから読出
して同一性を判定して判定結果を得る第1の判定手段
と、この第1の判定手段からの前記判定結果に基づいて
前記第1の判定手段による同一性の判定を予想して予想
結果を得る予想手段と、前記第1の判定手段の判定結果
と前記予想手段の予想結果とが一致しない場合には、前
記画面メモリから読出した前記2画面、その次の画面及
び前記2画面の相互間の画面の各画面同士で前記画像デ
ータの同一性を判定して判定結果を得る第2の判定手段
と、前記第1又は第2の判定手段の判定結果に基づいて
前記画像データを画面単位で合成して新たな画面群を構
成すると共に、前記合成した画面の数を示す情報を前記
予想手段に与えて前記予想結果を更新させる画面群生成
手段とを具備したものである。
【0021】
【作用】本発明において、入力される画像データは1枚
の画面から2種類の枚数の画面を作成する所定のフレー
ム数変換処理が施されている。入力された画像データは
保持手段によって画面メモリに順次格納する。第1の判
定手段は所定のフレーム数変換処理に基づく画面間隔の
2画面を読出して同一性を判定して判定結果を得る。入
力される画像データが編集されたものでない場合には、
この判定結果と予想手段からの予想結果とは一致し、画
面群合成手段は、第1の判定手段の判定結果に基づいて
画面を合成する。第1の判定手段の判定結果と予想手段
からの予想結果とが一致しない場合には、第2の判定手
段は、前記2画面、その次の画面及び前記2画面の相互
間の画面の各画面同士で画像データの同一性を判定して
判定結果を得る。画面群合成手段は、この場合には、第
1又は第2の判定手段の判定結果に基づいて画面を合成
することにより新たな画面群を構成する。
の画面から2種類の枚数の画面を作成する所定のフレー
ム数変換処理が施されている。入力された画像データは
保持手段によって画面メモリに順次格納する。第1の判
定手段は所定のフレーム数変換処理に基づく画面間隔の
2画面を読出して同一性を判定して判定結果を得る。入
力される画像データが編集されたものでない場合には、
この判定結果と予想手段からの予想結果とは一致し、画
面群合成手段は、第1の判定手段の判定結果に基づいて
画面を合成する。第1の判定手段の判定結果と予想手段
からの予想結果とが一致しない場合には、第2の判定手
段は、前記2画面、その次の画面及び前記2画面の相互
間の画面の各画面同士で画像データの同一性を判定して
判定結果を得る。画面群合成手段は、この場合には、第
1又は第2の判定手段の判定結果に基づいて画面を合成
することにより新たな画面群を構成する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るフレーム数変換装置の
一実施例を示すブロック図である。図1において図15
と同一の構成要素には同一符号を付してある。本実施例
は2−3プルダウン方式によって5フレームの画像を4
フレームの画像に変換させるものに適用した例である。
て説明する。図1は本発明に係るフレーム数変換装置の
一実施例を示すブロック図である。図1において図15
と同一の構成要素には同一符号を付してある。本実施例
は2−3プルダウン方式によって5フレームの画像を4
フレームの画像に変換させるものに適用した例である。
【0023】入力バッファ1には例えばNTSC方式の
ディジタル画像データをフィールド単位で入力する。入
力バッファ1はフィールド番号制御回路2に制御され
て、入力されたフィールドデータを保持しフィールド単
位でフィールドメモリ12乃至14,16に供給するようにな
っている。フィールド番号制御回路2は後述する画像デ
ータ判定回路11及びパターン記憶回路15によって制御さ
れて、入力バッファ1のフィールドデータの取り込みを
制御すると共に、入力バッファ1のフィールドデータを
読出して連続した4フィールドのフィールドデータをフ
ィールド順にフィールドメモリ12乃至14,16に記憶させ
るようになっている。
ディジタル画像データをフィールド単位で入力する。入
力バッファ1はフィールド番号制御回路2に制御され
て、入力されたフィールドデータを保持しフィールド単
位でフィールドメモリ12乃至14,16に供給するようにな
っている。フィールド番号制御回路2は後述する画像デ
ータ判定回路11及びパターン記憶回路15によって制御さ
れて、入力バッファ1のフィールドデータの取り込みを
制御すると共に、入力バッファ1のフィールドデータを
読出して連続した4フィールドのフィールドデータをフ
ィールド順にフィールドメモリ12乃至14,16に記憶させ
るようになっている。
【0024】フィールドメモリ12乃至14,16は入力され
た画像データ(フィールドデータ)を記憶して画像デー
タ判定回路11に出力することができるようになってい
る。また、フィールドメモリ12,13は記憶したフィール
ドデータをフレーム作成回路10に出力する。フィールド
メモリ14,16は夫々記憶したフィールドデータをスイッ
チ9,17に出力するようになっている。
た画像データ(フィールドデータ)を記憶して画像デー
タ判定回路11に出力することができるようになってい
る。また、フィールドメモリ12,13は記憶したフィール
ドデータをフレーム作成回路10に出力する。フィールド
メモリ14,16は夫々記憶したフィールドデータをスイッ
チ9,17に出力するようになっている。
【0025】画像データ判定回路11は、フィールドメモ
リ12乃至14に格納されたフィールドデータのうち時間順
で1番目及び3番目のフィールドデータをフィールドメ
モリ12,14から読出し、これらのフィールドデータの画
面上の同一位置の画素同士の画素値の差分を画像全域に
亘って累積し、累積値Δと所定の閾値dとを比較する。
画像データ判定回路11は累積値Δが所定の閾値d以下で
ある場合には、フィールドメモリ12,14に格納されたフ
ィールドデータは同一のフレーム(駒)に基づくもので
あるものと判定する。即ち、画像データ判定回路11は2
フィールド前後のフィールドデータ同士が同一のフレー
ム(駒)に基づくものであることから、フィールドメモ
リ12乃至14に格納された3フィールドのフィールドデー
タが同一のフレーム(駒)に基づくものであると判断
し、これらの3フィールドのフィールドデータを用いて
1フレーム(駒)を復元するパターン(以下、3のパタ
ーンという)であることを示す判定結果を得る。
リ12乃至14に格納されたフィールドデータのうち時間順
で1番目及び3番目のフィールドデータをフィールドメ
モリ12,14から読出し、これらのフィールドデータの画
面上の同一位置の画素同士の画素値の差分を画像全域に
亘って累積し、累積値Δと所定の閾値dとを比較する。
画像データ判定回路11は累積値Δが所定の閾値d以下で
ある場合には、フィールドメモリ12,14に格納されたフ
ィールドデータは同一のフレーム(駒)に基づくもので
あるものと判定する。即ち、画像データ判定回路11は2
フィールド前後のフィールドデータ同士が同一のフレー
ム(駒)に基づくものであることから、フィールドメモ
リ12乃至14に格納された3フィールドのフィールドデー
タが同一のフレーム(駒)に基づくものであると判断
し、これらの3フィールドのフィールドデータを用いて
1フレーム(駒)を復元するパターン(以下、3のパタ
ーンという)であることを示す判定結果を得る。
【0026】また、画像データ判定回路11は累積値Δが
所定の閾値dを越えた場合には、フィールドメモリ12,
14に格納されたフィールドデータは異なるフレーム
(駒)に基づくものであるものと判定する。即ち、画像
データ判定回路11は2フィールド前後のフィールドデー
タが異なるフレーム(駒)に基づくものであることか
ら、フィールドメモリ12,13に格納された2フィールド
のフィールドデータが同一のフレーム(駒)駒に基づく
ものである判断し、これらの2フィールドのフィールド
データを用いて1フレーム(駒)を復元するパターン
(以下、2のパターンという)であることを示す判定結
果を得る。
所定の閾値dを越えた場合には、フィールドメモリ12,
14に格納されたフィールドデータは異なるフレーム
(駒)に基づくものであるものと判定する。即ち、画像
データ判定回路11は2フィールド前後のフィールドデー
タが異なるフレーム(駒)に基づくものであることか
ら、フィールドメモリ12,13に格納された2フィールド
のフィールドデータが同一のフレーム(駒)駒に基づく
ものである判断し、これらの2フィールドのフィールド
データを用いて1フレーム(駒)を復元するパターン
(以下、2のパターンという)であることを示す判定結
果を得る。
【0027】本実施例においては、画像データ判定回路
11からの判定結果はパターン記憶回路15及びフィールド
番号制御回路2に与える。パターン記憶回路15は画像デ
ータ判定回路11が3のパターンを指定したか2のパター
ンを指定したかを記憶する。入力されたNTSCフィー
ルドのフィールドデータが編集されていないものとする
と、画像データ判定回路11の判定結果は2のパターンと
3のパターンとが交互に現れるものと考えることができ
る。パターン記憶回路15は記憶したパターンの履歴に基
づいて、既に終了したフレーム数変換の次の変換におけ
るパターンを予想し、パターン予想結果をフィールド番
号制御回路2及び画像データ判定回路11に出力するよう
になっている。フィールド番号制御回路2は、画像デー
タ判定回路11からの判定結果とパターン記憶回路15から
のパターン予想結果とが異なる場合には、入力バッファ
1を制御して次のフィールドのフィールドデータをフィ
ールドメモリ16に供給させて記憶させるようになってい
る。
11からの判定結果はパターン記憶回路15及びフィールド
番号制御回路2に与える。パターン記憶回路15は画像デ
ータ判定回路11が3のパターンを指定したか2のパター
ンを指定したかを記憶する。入力されたNTSCフィー
ルドのフィールドデータが編集されていないものとする
と、画像データ判定回路11の判定結果は2のパターンと
3のパターンとが交互に現れるものと考えることができ
る。パターン記憶回路15は記憶したパターンの履歴に基
づいて、既に終了したフレーム数変換の次の変換におけ
るパターンを予想し、パターン予想結果をフィールド番
号制御回路2及び画像データ判定回路11に出力するよう
になっている。フィールド番号制御回路2は、画像デー
タ判定回路11からの判定結果とパターン記憶回路15から
のパターン予想結果とが異なる場合には、入力バッファ
1を制御して次のフィールドのフィールドデータをフィ
ールドメモリ16に供給させて記憶させるようになってい
る。
【0028】画像データ判定回路11は、パターン予想結
果と同一のパターンを示す判定結果を得た場合には、こ
の判定結果を確定した判定結果としてそのままスイッチ
9に与えるようになっている。一方、画像データ判定回
路11は、パターン予想結果と異なるパターンを示す判定
結果を得た場合には、フィールドメモリ12,14からのフ
ィールドデータだけでなくフィールドメモリ13,16に格
納されているフィールドデータも読出し、これらの連続
した4フィールドのフィールドデータを用いて3のパタ
ーンか又は2のパターンを指定するための判定結果を得
るようになっている。画像データ判定回路11はこの判定
結果を確定した判定結果としてスイッチ9に与えるよう
になっている。なお、パターン記憶回路15にはこの確定
した判定結果を供給するようになっている。
果と同一のパターンを示す判定結果を得た場合には、こ
の判定結果を確定した判定結果としてそのままスイッチ
9に与えるようになっている。一方、画像データ判定回
路11は、パターン予想結果と異なるパターンを示す判定
結果を得た場合には、フィールドメモリ12,14からのフ
ィールドデータだけでなくフィールドメモリ13,16に格
納されているフィールドデータも読出し、これらの連続
した4フィールドのフィールドデータを用いて3のパタ
ーンか又は2のパターンを指定するための判定結果を得
るようになっている。画像データ判定回路11はこの判定
結果を確定した判定結果としてスイッチ9に与えるよう
になっている。なお、パターン記憶回路15にはこの確定
した判定結果を供給するようになっている。
【0029】スイッチ9は、3のパターンを示す判定結
果によりスイッチaを選択してフィールドメモリ14に格
納されているフィールドデータをフレーム作成回路10に
与え、2のパターンを示す判定結果によりスイッチbを
選択してフィールドメモリ14に格納されているフィール
ドデータをフィールドメモリ12に与えるようになってい
る。
果によりスイッチaを選択してフィールドメモリ14に格
納されているフィールドデータをフレーム作成回路10に
与え、2のパターンを示す判定結果によりスイッチbを
選択してフィールドメモリ14に格納されているフィール
ドデータをフィールドメモリ12に与えるようになってい
る。
【0030】フィールドメモリ16の出力はスイッチ17に
も供給するようになっている。スイッチ17の端子aはフ
レーム作成回路10に接続し、端子bはフィールドメモリ
12に接続する。スイッチ17は、画像データ判定回路11か
ら確定した判定結果が与えられるようになっており、こ
の判定結果に基づいて端子a,bを選択するようになっ
ている。なお、画像データ判定回路11は入力されるフィ
ールドデータのパターンによっては、スイッチ9とスイ
ッチ17とで異なるパターンを示す判定結果を出力するこ
ともある。
も供給するようになっている。スイッチ17の端子aはフ
レーム作成回路10に接続し、端子bはフィールドメモリ
12に接続する。スイッチ17は、画像データ判定回路11か
ら確定した判定結果が与えられるようになっており、こ
の判定結果に基づいて端子a,bを選択するようになっ
ている。なお、画像データ判定回路11は入力されるフィ
ールドデータのパターンによっては、スイッチ9とスイ
ッチ17とで異なるパターンを示す判定結果を出力するこ
ともある。
【0031】フレーム作成回路10は、入力されたフィー
ルドデータに基づいて新たなフレームデータを作成す
る。フレーム作成回路10は、フィールドメモリ12,13か
ら2フィールドのフィールドデータが与えられたときに
は、入力されたフィールドデータを夫々odd及びev
enとして1フレームを構成して出力する。また、フレ
ーム作成回路10は、フィールドメモリ12,13,14から3
フィールドのフィールドデータが与えられた場合には、
フィールドメモリ12,14からのフィールドデータのいず
れもoddであるか又はevenであるものとし、例え
ば画素毎の加算平均を行って1フィールドを構成する。
なお、フィールドメモリ12,14の出力に基づいて作成す
るフィールドがoddであるか又はevenであるか
は、フィールド番号制御回路2によって示されるように
なっている(図示省略)。フレーム作成回路10は、作成
したフィールドとフィールドメモリ13からのフィールド
データとによって1フレームを構成して出力するように
なっている。
ルドデータに基づいて新たなフレームデータを作成す
る。フレーム作成回路10は、フィールドメモリ12,13か
ら2フィールドのフィールドデータが与えられたときに
は、入力されたフィールドデータを夫々odd及びev
enとして1フレームを構成して出力する。また、フレ
ーム作成回路10は、フィールドメモリ12,13,14から3
フィールドのフィールドデータが与えられた場合には、
フィールドメモリ12,14からのフィールドデータのいず
れもoddであるか又はevenであるものとし、例え
ば画素毎の加算平均を行って1フィールドを構成する。
なお、フィールドメモリ12,14の出力に基づいて作成す
るフィールドがoddであるか又はevenであるか
は、フィールド番号制御回路2によって示されるように
なっている(図示省略)。フレーム作成回路10は、作成
したフィールドとフィールドメモリ13からのフィールド
データとによって1フレームを構成して出力するように
なっている。
【0032】なお、フレーム作成回路10は入力されたフ
ィールドデータに基づいて映画の駒を作成する場合に
は、入力されたデータの加算平均を求めることにより駒
を作成して出力するようになっている。
ィールドデータに基づいて映画の駒を作成する場合に
は、入力されたデータの加算平均を求めることにより駒
を作成して出力するようになっている。
【0033】次に、このように構成された実施例の動作
について図2乃至図11を参照して説明する。図2は実
施例の動作を説明するためのフローチャートである。図
3(a),(b)は編集前の画像を示し、図3(c)は
編集後の画像を示し、図3(d)は復元した画像を示
し、図3(e)はパターン記憶回路15によるパターン予
想結果を示している。また、図3(a)乃至(c)は上
段にoddの画像データA1 ,A3 ,B2 ,…を示し、
下段にevenの画像データA2 ,B1 ,C1 ,…を示
している。図3乃至図10の水平方向はフィールド単位
の時間に対応しており、入力画像データは各図の左側か
らA1 ,A2 ,A3 ,B1 ,…の順に入力される。図3
(a),(b)の実線枠は同一のフレーム(駒)から作
成されたNTSCフィールドの組を示し、図3(c)の
実線枠はNTSCフレームを示し、図3(d)の破線枠
は復元したフレーム(駒)を示している。また、各図の
矢印は図1中の画像データ判定回路11による判定対象を
示している。
について図2乃至図11を参照して説明する。図2は実
施例の動作を説明するためのフローチャートである。図
3(a),(b)は編集前の画像を示し、図3(c)は
編集後の画像を示し、図3(d)は復元した画像を示
し、図3(e)はパターン記憶回路15によるパターン予
想結果を示している。また、図3(a)乃至(c)は上
段にoddの画像データA1 ,A3 ,B2 ,…を示し、
下段にevenの画像データA2 ,B1 ,C1 ,…を示
している。図3乃至図10の水平方向はフィールド単位
の時間に対応しており、入力画像データは各図の左側か
らA1 ,A2 ,A3 ,B1 ,…の順に入力される。図3
(a),(b)の実線枠は同一のフレーム(駒)から作
成されたNTSCフィールドの組を示し、図3(c)の
実線枠はNTSCフレームを示し、図3(d)の破線枠
は復元したフレーム(駒)を示している。また、各図の
矢印は図1中の画像データ判定回路11による判定対象を
示している。
【0034】いま、入力されるNTSCフィールドデー
タが図3(c)に示す画像3であるものとする。画像3
は図14の画像1,2と同一の画像1,2(図3
(a),(b))を編集して作成したものであり、画像
1のフレームf3 の直後に画像2のフレームf4 ′を接
続したものである。画像3のフィールドデータは図2の
ステップS1 において入力バッファ1に入力する。入力
バッファ1はフィールド番号制御回路2に制御されて、
順次入力されるフィールドデータA1 ,A2 ,A3 ,B
1 ,…をフィールド順にフィールド単位でフィールドメ
モリ12,13,14に供給する(ステップS2 )。即ち、先
ず、フィールドメモリ12乃至14には夫々フィールドデー
タA1 乃至A3 が格納される。
タが図3(c)に示す画像3であるものとする。画像3
は図14の画像1,2と同一の画像1,2(図3
(a),(b))を編集して作成したものであり、画像
1のフレームf3 の直後に画像2のフレームf4 ′を接
続したものである。画像3のフィールドデータは図2の
ステップS1 において入力バッファ1に入力する。入力
バッファ1はフィールド番号制御回路2に制御されて、
順次入力されるフィールドデータA1 ,A2 ,A3 ,B
1 ,…をフィールド順にフィールド単位でフィールドメ
モリ12,13,14に供給する(ステップS2 )。即ち、先
ず、フィールドメモリ12乃至14には夫々フィールドデー
タA1 乃至A3 が格納される。
【0035】画像データ判定回路11は、フィールドメモ
リ12,14に格納されたフィールドデータA1 ,A3 を読
出して比較する。即ち、画像データ判定回路11は、ステ
ップS3 において、フィールドデータA1 ,A3 の画面
上の同一位置の画素同士の画素値の差分を画像全域に亘
って累積して累積値Δを求め、次のステップS4 におい
て累積値Δと所定の閾値dとを比較する。この場合に
は、フィールドデータA1 ,A3 はいずれもフレーム
(駒)Aに基づくものであるので、累積値Δは閾値dよ
りも小さく、画像データ判定回路11は、3のパターンを
示す判定結果を出力する。次に、ステップS5 において
パターン予想結果と判定結果を比較する。この時点で
は、パターン記憶回路15にはパターン予想結果が格納さ
れておらず、処理はステップS6 に移行する。
リ12,14に格納されたフィールドデータA1 ,A3 を読
出して比較する。即ち、画像データ判定回路11は、ステ
ップS3 において、フィールドデータA1 ,A3 の画面
上の同一位置の画素同士の画素値の差分を画像全域に亘
って累積して累積値Δを求め、次のステップS4 におい
て累積値Δと所定の閾値dとを比較する。この場合に
は、フィールドデータA1 ,A3 はいずれもフレーム
(駒)Aに基づくものであるので、累積値Δは閾値dよ
りも小さく、画像データ判定回路11は、3のパターンを
示す判定結果を出力する。次に、ステップS5 において
パターン予想結果と判定結果を比較する。この時点で
は、パターン記憶回路15にはパターン予想結果が格納さ
れておらず、処理はステップS6 に移行する。
【0036】画像データ判定回路11は3のパターンを示
す判定結果を確定した判定結果としてスイッチ9に出力
する。これにより、スイッチ9は端子aを選択し、フィ
ールドメモリ14に格納されていたフィールドデータA3
をフレーム作成回路10に供給する。フィールドメモリ1
2,13に格納されていたフィールドデータA1 ,A2 も
フレーム作成回路10に与える。
す判定結果を確定した判定結果としてスイッチ9に出力
する。これにより、スイッチ9は端子aを選択し、フィ
ールドメモリ14に格納されていたフィールドデータA3
をフレーム作成回路10に供給する。フィールドメモリ1
2,13に格納されていたフィールドデータA1 ,A2 も
フレーム作成回路10に与える。
【0037】フレーム作成回路10はフィールド番号制御
回路2からフィールドデータA1 ,A3 がoddである
ことを示すデータが入力されており、フレーム作成回路
10は、フィールドデータA1 ,A3 を例えば画素毎に加
算平均してoddを構成する。フレーム作成回路10は、
作成したoddのフィールドデータとフィールドデータ
A2 とによって図3(d)のフレームAを構成して出力
する。なお、フレーム作成回路10は映画の駒を作成する
場合には、これらのフィールドデータA1 乃至A3 の加
算平均を求めて図3(d)に示す駒Aを復元すればよ
い。
回路2からフィールドデータA1 ,A3 がoddである
ことを示すデータが入力されており、フレーム作成回路
10は、フィールドデータA1 ,A3 を例えば画素毎に加
算平均してoddを構成する。フレーム作成回路10は、
作成したoddのフィールドデータとフィールドデータ
A2 とによって図3(d)のフレームAを構成して出力
する。なお、フレーム作成回路10は映画の駒を作成する
場合には、これらのフィールドデータA1 乃至A3 の加
算平均を求めて図3(d)に示す駒Aを復元すればよ
い。
【0038】画像データ判定回路11の判定結果は、次の
ステップS7 においてフィールド番号制御回路2に与え
ると共に、パターン記憶回路15にも与える。これによ
り、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換において
画像データ判定回路11が2のパターンを指定するものと
予想してパターン予想結果をフィールド番号制御回路2
及び画像データ判定回路11に出力する(図3(e))。
ステップS7 においてフィールド番号制御回路2に与え
ると共に、パターン記憶回路15にも与える。これによ
り、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換において
画像データ判定回路11が2のパターンを指定するものと
予想してパターン予想結果をフィールド番号制御回路2
及び画像データ判定回路11に出力する(図3(e))。
【0039】次のステップS8 では画像が終了したか否
かを判断してステップS2 に処理を戻す。ステップS2
では、フィールド番号制御回路2は入力バッファ1によ
って取込まれた次の3フィールドのフィールドデータB
1 ,B2 ,C1 を夫々フレームメモリ12乃至14に記憶さ
せる。
かを判断してステップS2 に処理を戻す。ステップS2
では、フィールド番号制御回路2は入力バッファ1によ
って取込まれた次の3フィールドのフィールドデータB
1 ,B2 ,C1 を夫々フレームメモリ12乃至14に記憶さ
せる。
【0040】画像データ判定回路11は、次のステップS
3 において、フィールドメモリ12,14に格納されたフィ
ールドデータB1 ,C1 を読出して、画素同士の画素値
の差分の累積値Δを求める。この場合には、フィールド
データB1 ,C1 が元のフレーム(駒)B,Cに基づく
ものであるので、累積値Δは閾値dよりも大きくなり、
画像データ判定回路11はこれらのフィールドデータB1
,C1 が異なるフレームに基づくものであって2フィ
ールドのフィールドデータB1 ,B2 によってフレーム
を復元すべきであるものと判断し、2のパターンを示す
判定結果を得る。
3 において、フィールドメモリ12,14に格納されたフィ
ールドデータB1 ,C1 を読出して、画素同士の画素値
の差分の累積値Δを求める。この場合には、フィールド
データB1 ,C1 が元のフレーム(駒)B,Cに基づく
ものであるので、累積値Δは閾値dよりも大きくなり、
画像データ判定回路11はこれらのフィールドデータB1
,C1 が異なるフレームに基づくものであって2フィ
ールドのフィールドデータB1 ,B2 によってフレーム
を復元すべきであるものと判断し、2のパターンを示す
判定結果を得る。
【0041】これにより、処理はステップS9 に移行し
て、画像データ判定回路11はパターン予想結果と判定結
果とが一致するか否かを判断する。上述したように、こ
の時点ではパターン記憶回路15から2のパターンを示す
パターン予測結果が入力されており、画像データ判定回
路11は両者が一致したものと判断して処理をステップS
10に移行して、判定結果を確定した判定結果としてスイ
ッチ9に出力する。
て、画像データ判定回路11はパターン予想結果と判定結
果とが一致するか否かを判断する。上述したように、こ
の時点ではパターン記憶回路15から2のパターンを示す
パターン予測結果が入力されており、画像データ判定回
路11は両者が一致したものと判断して処理をステップS
10に移行して、判定結果を確定した判定結果としてスイ
ッチ9に出力する。
【0042】スイッチ9は2のパターンを指定する判定
結果が入力されると、ステップS10において端子bを選
択する。これにより、フィールドメモリ12,13に格納さ
れていたフィールドデータB1 ,B2 のみがフレーム作
成回路10に供給される。フレーム作成回路10はこれらの
フィールドデータB1 ,B2 の加算平均を求めて図3
(d)に示すフレーム(駒)Bを復元する。画像データ
判定回路11は2のパターンを示す判定結果を確定した判
定結果としてパターン記憶回路15に供給する(ステップ
S11)。これにより、パターン記憶回路15は、次のフレ
ーム数変換において3のパターンのパターン予想結果を
出力する(図3(e))。また、この場合には、ステッ
プS12において、フィールドメモリ14に格納されていた
フィールドデータC1 はスイッチ9を介してフィールド
メモリ12に与えて記憶させる。
結果が入力されると、ステップS10において端子bを選
択する。これにより、フィールドメモリ12,13に格納さ
れていたフィールドデータB1 ,B2 のみがフレーム作
成回路10に供給される。フレーム作成回路10はこれらの
フィールドデータB1 ,B2 の加算平均を求めて図3
(d)に示すフレーム(駒)Bを復元する。画像データ
判定回路11は2のパターンを示す判定結果を確定した判
定結果としてパターン記憶回路15に供給する(ステップ
S11)。これにより、パターン記憶回路15は、次のフレ
ーム数変換において3のパターンのパターン予想結果を
出力する(図3(e))。また、この場合には、ステッ
プS12において、フィールドメモリ14に格納されていた
フィールドデータC1 はスイッチ9を介してフィールド
メモリ12に与えて記憶させる。
【0043】画像の終わりでない場合には、ステップS
8 から処理をステップS2 に戻して次のフィールドデー
タを入力バッファメモリ1に入力する。この場合には、
フィールドメモリ12にフィールドデータC1 が既に格納
されているので、フィールド番号制御回路2は次のフィ
ールドデータC1 ′,C2 ′のみを夫々フィールドメモ
リ13,14に与えて記憶させる。
8 から処理をステップS2 に戻して次のフィールドデー
タを入力バッファメモリ1に入力する。この場合には、
フィールドメモリ12にフィールドデータC1 が既に格納
されているので、フィールド番号制御回路2は次のフィ
ールドデータC1 ′,C2 ′のみを夫々フィールドメモ
リ13,14に与えて記憶させる。
【0044】以後同様にして、入力フィールドデータが
編集されていない場合には、パターン記憶回路15が予想
したパターン予想結果と画像データ判定回路11の判定結
果とが一致するので、処理はステップS5 ,S9 から、
ステップS6 乃至S7 の処理(以下、Aのパターンとい
う)又はステップS10乃至S12の処理(以下、Bのパタ
ーンという)に移行して、各フレーム(駒)が復元され
る。
編集されていない場合には、パターン記憶回路15が予想
したパターン予想結果と画像データ判定回路11の判定結
果とが一致するので、処理はステップS5 ,S9 から、
ステップS6 乃至S7 の処理(以下、Aのパターンとい
う)又はステップS10乃至S12の処理(以下、Bのパタ
ーンという)に移行して、各フレーム(駒)が復元され
る。
【0045】しかし、画像3においては、evenのフ
ィールドデータC1 の直後において編集が行われている
ので、この場合には、画像データ判定回路11の判定結果
とパターン記憶回路15が予想するパターン予測結果とは
一致しない。即ち、画像データ判定回路11は、次のステ
ップS3 においてフィールドメモリ12,14からフィール
ドデータC1 ,C2 ′を読出し、画素差分の累積値Δを
求める。これらのフィールドデータC1 ,C2 ′は異な
るフレーム(駒)C,C′に基づくものであり、累積値
Δは閾値dよりも大きくなって、画像データ判定回路11
は2のパターンを示す判定結果を得る。この2のパター
ンを示す判定結果はフィールド番号制御回路2に供給す
る。
ィールドデータC1 の直後において編集が行われている
ので、この場合には、画像データ判定回路11の判定結果
とパターン記憶回路15が予想するパターン予測結果とは
一致しない。即ち、画像データ判定回路11は、次のステ
ップS3 においてフィールドメモリ12,14からフィール
ドデータC1 ,C2 ′を読出し、画素差分の累積値Δを
求める。これらのフィールドデータC1 ,C2 ′は異な
るフレーム(駒)C,C′に基づくものであり、累積値
Δは閾値dよりも大きくなって、画像データ判定回路11
は2のパターンを示す判定結果を得る。この2のパター
ンを示す判定結果はフィールド番号制御回路2に供給す
る。
【0046】一方、このタイミングでは、図3(e)に
示すように、パターン記憶回路15は3のパターンを示す
パターン予測結果を画像データ判定回路11及びフィール
ド番号制御回路2に与えている。フィールド番号制御回
路2はパターン予想結果と判定結果とが一致しないこと
から、図2のCのパターンのステップS13に移行して、
次のフィールドのフィールドデータC3 ′をフィールド
メモリ16に与えて格納させる。画像データ判定回路11
は、ステップS14において、フィールドメモリ12,13か
らのフィールドデータC1 ,C1 ′とを比較する。
示すように、パターン記憶回路15は3のパターンを示す
パターン予測結果を画像データ判定回路11及びフィール
ド番号制御回路2に与えている。フィールド番号制御回
路2はパターン予想結果と判定結果とが一致しないこと
から、図2のCのパターンのステップS13に移行して、
次のフィールドのフィールドデータC3 ′をフィールド
メモリ16に与えて格納させる。画像データ判定回路11
は、ステップS14において、フィールドメモリ12,13か
らのフィールドデータC1 ,C1 ′とを比較する。
【0047】図11はこの場合の画像データ判定回路11
の比較動作を説明するための説明図である。
の比較動作を説明するための説明図である。
【0048】odd同士又はeven同士の各画素差分
を求める場合には、同一の画素位置同士で画素値の差分
を求めることができる。oddとevenとでは画素位
置が異なるので、画像データ判定回路11は、図11に示
すように、oddの第x(xは1以上の整数)ライン目
とevenの第(x+1)ライン目の画素同士の画素差
分を求める。これにより、2つのフィールドデータが同
一フレームに基づくものであるか否かの判定を比較的正
確に行うことができる。
を求める場合には、同一の画素位置同士で画素値の差分
を求めることができる。oddとevenとでは画素位
置が異なるので、画像データ判定回路11は、図11に示
すように、oddの第x(xは1以上の整数)ライン目
とevenの第(x+1)ライン目の画素同士の画素差
分を求める。これにより、2つのフィールドデータが同
一フレームに基づくものであるか否かの判定を比較的正
確に行うことができる。
【0049】画像データ判定回路11は、フィールドメモ
リ12,13からのフィールドデータC1 ,C1 ′との間で
画素差分の累積値Δ′を求めて、所定の閾値d′と比較
する(ステップS15)。同様に、画像データは判定回路
11は、ステップS14でフィールドメモリ13,14からのフ
ィールドデータC1 ′,C2 ′との画素差分の累積値
Δ′及びフィールドメモリ13,16からのフィールドデー
タC1 ′,C3 ′との画素差分の累積値Δ′を求める。
即ち、画像データ判定回路11は、図3(d)の矢印に示
すように、4つのフィールドデータ相互間で同一性を判
定する。
リ12,13からのフィールドデータC1 ,C1 ′との間で
画素差分の累積値Δ′を求めて、所定の閾値d′と比較
する(ステップS15)。同様に、画像データは判定回路
11は、ステップS14でフィールドメモリ13,14からのフ
ィールドデータC1 ′,C2 ′との画素差分の累積値
Δ′及びフィールドメモリ13,16からのフィールドデー
タC1 ′,C3 ′との画素差分の累積値Δ′を求める。
即ち、画像データ判定回路11は、図3(d)の矢印に示
すように、4つのフィールドデータ相互間で同一性を判
定する。
【0050】画像データ判定回路11は、ステップS15に
おいて求めた全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きい
か否かを判定する。全ての累積値Δ′が閾値d′よりも
大きい場合、即ち、4つのフィールドデータが相互に同
一のフレーム(駒)に基づくものではない場合には、ス
テップS15から処理をステップS18,S19に移行(以
下、Fのパターンという)する。
おいて求めた全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きい
か否かを判定する。全ての累積値Δ′が閾値d′よりも
大きい場合、即ち、4つのフィールドデータが相互に同
一のフレーム(駒)に基づくものではない場合には、ス
テップS15から処理をステップS18,S19に移行(以
下、Fのパターンという)する。
【0051】フィールドデータC1 ′,C2 ′,C3 ′
は同一のフレーム(駒)C′に基づくものであるので、
フィールドデータC1 ,C1 ′に基づく画素差分の累積
値Δ′のみが閾値d′よりも大きく、他の累積値Δ′は
閾値d′よりも小さくなる。これにより、処理はステッ
プS16,S17に移行(以下、Eパターンという)する。
は同一のフレーム(駒)C′に基づくものであるので、
フィールドデータC1 ,C1 ′に基づく画素差分の累積
値Δ′のみが閾値d′よりも大きく、他の累積値Δ′は
閾値d′よりも小さくなる。これにより、処理はステッ
プS16,S17に移行(以下、Eパターンという)する。
【0052】ステップS16では、d′<Δ′を満足する
フィールドデータ同士をフレーム作成回路10に供給す
る。即ち、この場合には、画像データは判定回路11はス
イッチ9,17に端子aを選択させてフィールドメモリ1
3,14,16に格納されているフィールドデータC1 ′,
C2 ′,C3 ′をフレーム作成回路10に与える。フレー
ム作成回路10はこれらのフィールドデータC1 ′,C2
′,C3 ′を用いて、図3(d)に示すフレーム
(駒)C′を復元する。次に、画像判定回路11はステッ
プS17において、3のパターンを示す判定結果をパター
ン記憶回路15に与える。これにより、パターン記憶回路
15は次のパターンを2のパターンであると予想する(図
3(e))。
フィールドデータ同士をフレーム作成回路10に供給す
る。即ち、この場合には、画像データは判定回路11はス
イッチ9,17に端子aを選択させてフィールドメモリ1
3,14,16に格納されているフィールドデータC1 ′,
C2 ′,C3 ′をフレーム作成回路10に与える。フレー
ム作成回路10はこれらのフィールドデータC1 ′,C2
′,C3 ′を用いて、図3(d)に示すフレーム
(駒)C′を復元する。次に、画像判定回路11はステッ
プS17において、3のパターンを示す判定結果をパター
ン記憶回路15に与える。これにより、パターン記憶回路
15は次のパターンを2のパターンであると予想する(図
3(e))。
【0053】以後画像3は編集が行われていないので、
図2のAパターン及びBパターンを交互に繰り返して図
3(d)に示すフレーム(駒)D′,E′,…を復元す
る。図3に示すように、元の画像1,2のフレーム
(駒)A,B,C′,D′,E′,…(図3(a),
(b))に基づく画像3を復元してフレーム(駒)A,
B,C′,D′,E′,…(図3(d))を得ており、
変換後において元のフレーム(駒)数に対応したフレー
ム数のフレーム(駒)を復元することができる。
図2のAパターン及びBパターンを交互に繰り返して図
3(d)に示すフレーム(駒)D′,E′,…を復元す
る。図3に示すように、元の画像1,2のフレーム
(駒)A,B,C′,D′,E′,…(図3(a),
(b))に基づく画像3を復元してフレーム(駒)A,
B,C′,D′,E′,…(図3(d))を得ており、
変換後において元のフレーム(駒)数に対応したフレー
ム数のフレーム(駒)を復元することができる。
【0054】なお、画像が編集されたものであっても、
元のフレーム(駒)の途中で編集されていない場合で、
且つ編集前のパターンの変化と編集後のパターンの変化
が同一である場合には、図2のAのパターン又はBのパ
ターンのみとなる。図4及び図5はこの場合の動作を説
明するための説明図であり、図4及び5(a)乃至
(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)に対
応する。
元のフレーム(駒)の途中で編集されていない場合で、
且つ編集前のパターンの変化と編集後のパターンの変化
が同一である場合には、図2のAのパターン又はBのパ
ターンのみとなる。図4及び図5はこの場合の動作を説
明するための説明図であり、図4及び5(a)乃至
(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)に対
応する。
【0055】図4において、入力される画像は画像4,
5を編集したものであり、画像4の元のフレーム(駒)
B,Cの接続点において画像4のフレーム(駒)C′を
接続している。フィールドデータC1 ′,C2 ′,D1
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータC1 ′,D1 ′
を比較して2のパターンであることを検出し、処理は図
2のステップS9 に移行する。この場合には、前のフレ
ーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bを3つ
のフィールドデータによって構成しているので、この時
点では、パターン記憶回路15は、図4(d)に示すよう
に、2のパターンを示すパターン予想結果を出力してい
る。従って、この場合には、ステップS9 からBのパタ
ーンに移行して処理を続ける。こうして、フレーム
(駒)C′,D′,…を復元する。
5を編集したものであり、画像4の元のフレーム(駒)
B,Cの接続点において画像4のフレーム(駒)C′を
接続している。フィールドデータC1 ′,C2 ′,D1
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータC1 ′,D1 ′
を比較して2のパターンであることを検出し、処理は図
2のステップS9 に移行する。この場合には、前のフレ
ーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bを3つ
のフィールドデータによって構成しているので、この時
点では、パターン記憶回路15は、図4(d)に示すよう
に、2のパターンを示すパターン予想結果を出力してい
る。従って、この場合には、ステップS9 からBのパタ
ーンに移行して処理を続ける。こうして、フレーム
(駒)C′,D′,…を復元する。
【0056】図5では、画像6の元のフレーム(駒)
B,Cの接続点において画像7のフレーム(駒)C′を
接続している。フィールドデータC1 ′,C2 ′,C3
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータC1 ′,C3 ′
を比較して3のパターンであることを検出する。これに
より、処理は図2のステップS5 に移行する。この場合
には、前のフレーム数変換によって復元した前フレーム
(駒)Bを2つのフィールドデータによって構成してい
るので、この時点では、パターン記憶回路15は、図5
(d)に示すように、3のパターンを示すパターン予想
結果を出力している。従って、この場合には、ステップ
S5 からAのパターンに移行して処理を続ける。こうし
て、図5(c)に示す復元したフレーム(駒)C′,
D′,…を得る。
B,Cの接続点において画像7のフレーム(駒)C′を
接続している。フィールドデータC1 ′,C2 ′,C3
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータC1 ′,C3 ′
を比較して3のパターンであることを検出する。これに
より、処理は図2のステップS5 に移行する。この場合
には、前のフレーム数変換によって復元した前フレーム
(駒)Bを2つのフィールドデータによって構成してい
るので、この時点では、パターン記憶回路15は、図5
(d)に示すように、3のパターンを示すパターン予想
結果を出力している。従って、この場合には、ステップ
S5 からAのパターンに移行して処理を続ける。こうし
て、図5(c)に示す復元したフレーム(駒)C′,
D′,…を得る。
【0057】また、編集前のパターンの変化と編集後の
パターンの変化が同一でない場合、即ち、パターン予測
結果と判定結果とが一致しない場合であっても、元のフ
レーム(駒)の途中で編集されていないときには、変換
後において元のフレーム(駒)数に対応したフレーム数
のフレーム(駒)を復元することができる。図6はこの
場合の動作を説明するための説明図であり、図6(a)
乃至(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)
に対応する。
パターンの変化が同一でない場合、即ち、パターン予測
結果と判定結果とが一致しない場合であっても、元のフ
レーム(駒)の途中で編集されていないときには、変換
後において元のフレーム(駒)数に対応したフレーム数
のフレーム(駒)を復元することができる。図6はこの
場合の動作を説明するための説明図であり、図6(a)
乃至(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)
に対応する。
【0058】図6では、画像6の元のフレーム(駒)
C,Dの接続点において画像8のフレーム(駒)D′を
接続している。フィールドデータD1 ′,D2 ′,D3
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータD1 ′,D3 ′
を比較して3のパターンであることを検出する。これに
より、処理は図2のステップS5 に移行する。しかしこ
の場合には、前のフレーム数変換によって復元した前フ
レーム(駒)Cが3つのフィールドデータによって構成
されているので、この時点では、パターン記憶回路15
は、図6(d)に示すように、2のパターンを示すパタ
ーン予想結果を出力している。従って、この場合には、
ステップS5 からステップS20,S21の処理(以下、D
のパターンという)に移行する。
C,Dの接続点において画像8のフレーム(駒)D′を
接続している。フィールドデータD1 ′,D2 ′,D3
′がフィールドメモリ12,13,14に格納されると、画
像データ判定回路11はフィールドデータD1 ′,D3 ′
を比較して3のパターンであることを検出する。これに
より、処理は図2のステップS5 に移行する。しかしこ
の場合には、前のフレーム数変換によって復元した前フ
レーム(駒)Cが3つのフィールドデータによって構成
されているので、この時点では、パターン記憶回路15
は、図6(d)に示すように、2のパターンを示すパタ
ーン予想結果を出力している。従って、この場合には、
ステップS5 からステップS20,S21の処理(以下、D
のパターンという)に移行する。
【0059】ステップS20ではフィールドメモリ12,1
3,14に格納されているフィールドデータをフレーム作
成回路10に与える。即ち、画像データ判定回路11は、パ
ターン予想結果に拘わらず、3のパターンを示す判定結
果をスイッチ9に与えて、スイッチ9に端子aを選択す
る。フレーム作成回路10にはフィールドデータD1 ′,
D2 ′,D3 ′が入力され、フレーム作成回路10はこれ
らの3フィールドのデータによってフレーム(駒)D′
(図6(c))を復元して出力する。
3,14に格納されているフィールドデータをフレーム作
成回路10に与える。即ち、画像データ判定回路11は、パ
ターン予想結果に拘わらず、3のパターンを示す判定結
果をスイッチ9に与えて、スイッチ9に端子aを選択す
る。フレーム作成回路10にはフィールドデータD1 ′,
D2 ′,D3 ′が入力され、フレーム作成回路10はこれ
らの3フィールドのデータによってフレーム(駒)D′
(図6(c))を復元して出力する。
【0060】次のステップS21では3のパターンである
ことを示す判定結果をパターン記憶回路15に与える。こ
うして、この場合においても、元のフレーム(駒)に対
応したフレーム数のフレーム(駒)を復元することがで
きる。
ことを示す判定結果をパターン記憶回路15に与える。こ
うして、この場合においても、元のフレーム(駒)に対
応したフレーム数のフレーム(駒)を復元することがで
きる。
【0061】図3の例では、復元されたフレーム(駒)
は、図3(e)に示すように、編集点前後においてパタ
ーン予想結果と一致したパターンで作成されている。こ
れに対し、編集点によっては復元後のフレーム(駒)の
発生パターンがパターン予想結果と一致しないこともあ
る。図7及び図8はこの場合の例を示す説明図であり、
図7及び図8(a)乃至(d)は夫々図3(a),
(b),(d),(e)に対応する。
は、図3(e)に示すように、編集点前後においてパタ
ーン予想結果と一致したパターンで作成されている。こ
れに対し、編集点によっては復元後のフレーム(駒)の
発生パターンがパターン予想結果と一致しないこともあ
る。図7及び図8はこの場合の例を示す説明図であり、
図7及び図8(a)乃至(d)は夫々図3(a),
(b),(d),(e)に対応する。
【0062】図7では、画像6のフィールドデータC1
直後において画像9のフィールドデータC1 ′を接続し
ている。フィールドデータC1 ,C1 ′,C2 ′がフィ
ールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判
定回路11はフィールドデータC1 ,C2 ′を比較して2
のパターンであることを検出する。これにより、処理は
図2のステップS9 に移行する。この場合には、前のフ
レーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bが2
つのフィールドデータによって構成されているので、こ
の時点では、パターン記憶回路15は、図7(d)に示す
ように、3のパターンを示すパターン予想結果を出力し
ている。従って、この場合には、ステップS5 からCの
パターンに移行する。
直後において画像9のフィールドデータC1 ′を接続し
ている。フィールドデータC1 ,C1 ′,C2 ′がフィ
ールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判
定回路11はフィールドデータC1 ,C2 ′を比較して2
のパターンであることを検出する。これにより、処理は
図2のステップS9 に移行する。この場合には、前のフ
レーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bが2
つのフィールドデータによって構成されているので、こ
の時点では、パターン記憶回路15は、図7(d)に示す
ように、3のパターンを示すパターン予想結果を出力し
ている。従って、この場合には、ステップS5 からCの
パターンに移行する。
【0063】フィールド番号制御回路2はパターン予想
結果と判定結果との不一致を検出すると、ステップS13
において、次のフィールドデータD1 ′をフィールドメ
モリ16に与えて格納させる。これにより、画像データ判
定回路11は、フィールドデータC1 ,C1 ′間の画素差
分の累積値Δ′、フィールドデータC1 ′,C2 ′間の
画素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC1 ,D1
′間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS1
4)、ステップS15で閾値d′と比較する。この場合に
は、同一のフレームC′に基づくフィールドデータC1
′,C2 ′間の画素差分の累積値Δのみが閾値d′よ
りも小さいので、処理は上述したEのパターンに移行す
る。これにより、画像データ判定回路11はスイッチ9に
端子aを選択させると共に、スイッチ17に端子bを選択
させ、ステップS16においてフィールドデータC1 ′,
C2 ′のみをフレーム作成回路10に与える。
結果と判定結果との不一致を検出すると、ステップS13
において、次のフィールドデータD1 ′をフィールドメ
モリ16に与えて格納させる。これにより、画像データ判
定回路11は、フィールドデータC1 ,C1 ′間の画素差
分の累積値Δ′、フィールドデータC1 ′,C2 ′間の
画素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC1 ,D1
′間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS1
4)、ステップS15で閾値d′と比較する。この場合に
は、同一のフレームC′に基づくフィールドデータC1
′,C2 ′間の画素差分の累積値Δのみが閾値d′よ
りも小さいので、処理は上述したEのパターンに移行す
る。これにより、画像データ判定回路11はスイッチ9に
端子aを選択させると共に、スイッチ17に端子bを選択
させ、ステップS16においてフィールドデータC1 ′,
C2 ′のみをフレーム作成回路10に与える。
【0064】フレーム作成回路10は入力されたフィール
ドデータC1 ′,C2 ′を用いてフレーム(駒)を復元
する。また、フィールドメモリ16に格納されていたフィ
ールドデータは次の変換の1番目のデータとしてスイッ
チ17を介してフィールドメモリ12に与える。このよう
に、フレーム(駒)C′は2フィールドのデータによっ
て構成しており、画像データ判定回路11は2のパターン
であることを示す判定結果をパターン記憶回路15に出力
する。これにより、パターン記憶回路15は次のフレーム
数変換において3のパターンを示すパターン予想結果を
出力する(図7(d))。以後、同様の動作によってフ
レーム(駒)を復元する。
ドデータC1 ′,C2 ′を用いてフレーム(駒)を復元
する。また、フィールドメモリ16に格納されていたフィ
ールドデータは次の変換の1番目のデータとしてスイッ
チ17を介してフィールドメモリ12に与える。このよう
に、フレーム(駒)C′は2フィールドのデータによっ
て構成しており、画像データ判定回路11は2のパターン
であることを示す判定結果をパターン記憶回路15に出力
する。これにより、パターン記憶回路15は次のフレーム
数変換において3のパターンを示すパターン予想結果を
出力する(図7(d))。以後、同様の動作によってフ
レーム(駒)を復元する。
【0065】図8は同一パターン構成の画像6,10を
編集した例であり、画像6のフィールドデータC1 直後
において画像10のフィールドデータC2 ′を接続して
いる。フィールドデータC1 ,C2 ′,C3 ′がフィー
ルドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判定
回路11はフィールドデータC1 ,C3 ′を比較して2の
パターンであることを検出する。これにより、処理は図
2のステップS9 に移行する。しかしこの時点では、図
8(d)に示すように、パターン記憶回路15は3のパタ
ーンを示すパターン予想結果を出力しており、処理はC
のパターンに移行する。
編集した例であり、画像6のフィールドデータC1 直後
において画像10のフィールドデータC2 ′を接続して
いる。フィールドデータC1 ,C2 ′,C3 ′がフィー
ルドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判定
回路11はフィールドデータC1 ,C3 ′を比較して2の
パターンであることを検出する。これにより、処理は図
2のステップS9 に移行する。しかしこの時点では、図
8(d)に示すように、パターン記憶回路15は3のパタ
ーンを示すパターン予想結果を出力しており、処理はC
のパターンに移行する。
【0066】こうして、次のフィールドデータD1 ′を
フィールドメモリ16に与えて格納し、図8の矢印に示す
ように、フィールドデータC1 ,C2 ′間の画素差分の
累積値Δ′、フィールドデータC2 ′,C3 ′間の画素
差分の累積値Δ′及びフィールドデータC2 ′,D1 ′
間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS14)、ス
テップS15で閾値d′と比較する。この場合には、同一
のフレームC′に基づくフィールドデータC2 ′,C3
′間の画素差分の累積値Δのみが閾値d′よりも小さ
いので、処理はEのパターンに移行してフレーム作成回
路10にフィールドデータC2 ′,C3 ′を与える。
フィールドメモリ16に与えて格納し、図8の矢印に示す
ように、フィールドデータC1 ,C2 ′間の画素差分の
累積値Δ′、フィールドデータC2 ′,C3 ′間の画素
差分の累積値Δ′及びフィールドデータC2 ′,D1 ′
間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS14)、ス
テップS15で閾値d′と比較する。この場合には、同一
のフレームC′に基づくフィールドデータC2 ′,C3
′間の画素差分の累積値Δのみが閾値d′よりも小さ
いので、処理はEのパターンに移行してフレーム作成回
路10にフィールドデータC2 ′,C3 ′を与える。
【0067】フレーム作成回路10は入力されたフィール
ドデータC2 ′,C3 ′を用いてフレーム(駒)を復元
し、画像データ判定回路11は2のパターンであることを
示す判定結果をパターン記憶回路15に出力する。これに
より、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換におい
て3のパターンを示すパターン予想結果を出力する(図
8(d))。
ドデータC2 ′,C3 ′を用いてフレーム(駒)を復元
し、画像データ判定回路11は2のパターンであることを
示す判定結果をパターン記憶回路15に出力する。これに
より、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換におい
て3のパターンを示すパターン予想結果を出力する(図
8(d))。
【0068】次の変換時には、フィールドメモリ12,1
3,14には夫々フィールドデータD1′,D2 ′,E1 ′
が格納されている。画像データ判定回路11はフィールド
データD1 ′,E1 ′を比較して2のパターンであるも
のと判断する。これに対し、上述したように、パターン
記憶回路15は3のパターンを示すパターン予想結果を出
力しており(図8(d))、画像データ判定回路11は次
のフィールドデータE2 ′を用いて4フィールドで画素
差分の累積値Δ′を求める(図8(c)の矢印参照)。
3,14には夫々フィールドデータD1′,D2 ′,E1 ′
が格納されている。画像データ判定回路11はフィールド
データD1 ′,E1 ′を比較して2のパターンであるも
のと判断する。これに対し、上述したように、パターン
記憶回路15は3のパターンを示すパターン予想結果を出
力しており(図8(d))、画像データ判定回路11は次
のフィールドデータE2 ′を用いて4フィールドで画素
差分の累積値Δ′を求める(図8(c)の矢印参照)。
【0069】これらの累積値Δ′と閾値d′との比較か
ら、この場合には、フィールドデータD1 ′,D2 ′の
みをフレーム作成回路10に供給する。こうして、このフ
レーム数変換時においても2フィールドのデータから1
フレーム(駒)D′を復元する。また、画像データ判定
回路11は2のパターンであることを示す判定結果をパタ
ーン記憶回路15に出力する。これにより、パターン記憶
回路15は次のフレーム数変換において3のパターンを示
すパターン予想結果を出力する(図8(d))。
ら、この場合には、フィールドデータD1 ′,D2 ′の
みをフレーム作成回路10に供給する。こうして、このフ
レーム数変換時においても2フィールドのデータから1
フレーム(駒)D′を復元する。また、画像データ判定
回路11は2のパターンであることを示す判定結果をパタ
ーン記憶回路15に出力する。これにより、パターン記憶
回路15は次のフレーム数変換において3のパターンを示
すパターン予想結果を出力する(図8(d))。
【0070】このように、この場合には、画像データ判
定回路11の判定結果とパターン予想結果が2回続けて不
一致となるが、図8(a),(b),(d),の比較か
ら明らかなように、復元されたフレーム数は元のフレー
ム数に対応している。
定回路11の判定結果とパターン予想結果が2回続けて不
一致となるが、図8(a),(b),(d),の比較か
ら明らかなように、復元されたフレーム数は元のフレー
ム数に対応している。
【0071】ところで、図2のCのパターンのステップ
S15において全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きい
と判断されることがある。図9及び図10はこの場合の
例を示す説明図である。図9及び図10(a)乃至
(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)に対
応する。
S15において全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きい
と判断されることがある。図9及び図10はこの場合の
例を示す説明図である。図9及び図10(a)乃至
(d)は夫々図3(a),(b),(d),(e)に対
応する。
【0072】図9では、画像6のフィールドデータC1
直後において画像11のフィールドデータC2 ′を接続
している。フィールドデータC1 ,C2 ′,D1 ′がフ
ィールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ
判定回路11はフィールドデータC1 ,D1 ′を比較して
2のパターンであることを検出する。これにより、処理
は図2のステップS9 に移行する。この場合には、前の
フレーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bが
2つのフィールドデータによって構成されているので、
この時点では、パターン記憶回路15は、図9(d)に示
すように、3のパターンを示すパターン予想結果を出力
している。従って、この場合には、ステップS5 からC
のパターンに移行する。
直後において画像11のフィールドデータC2 ′を接続
している。フィールドデータC1 ,C2 ′,D1 ′がフ
ィールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ
判定回路11はフィールドデータC1 ,D1 ′を比較して
2のパターンであることを検出する。これにより、処理
は図2のステップS9 に移行する。この場合には、前の
フレーム数変換によって復元した前フレーム(駒)Bが
2つのフィールドデータによって構成されているので、
この時点では、パターン記憶回路15は、図9(d)に示
すように、3のパターンを示すパターン予想結果を出力
している。従って、この場合には、ステップS5 からC
のパターンに移行する。
【0073】ステップS13では、次のフィールドデータ
D2 ′をフィールドメモリ16に与えて格納させ、画像デ
ータ判定回路11はフィールドメモリ12乃至14,16から連
続した4フィールドのフィールドデータを読出して画素
差分の累積値Δ′を求める(図9(c)の矢印)。この
場合には、フィールドデータC1 ,C2 ′間の画素差分
の累積値Δ′、フィールドデータC2 ′,D1 ′間の画
素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC2 ′,D2
′間の画素差分の累積値Δ′のいずれも閾値d′より
も大きいので、Fのパターンに移行する。
D2 ′をフィールドメモリ16に与えて格納させ、画像デ
ータ判定回路11はフィールドメモリ12乃至14,16から連
続した4フィールドのフィールドデータを読出して画素
差分の累積値Δ′を求める(図9(c)の矢印)。この
場合には、フィールドデータC1 ,C2 ′間の画素差分
の累積値Δ′、フィールドデータC2 ′,D1 ′間の画
素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC2 ′,D2
′間の画素差分の累積値Δ′のいずれも閾値d′より
も大きいので、Fのパターンに移行する。
【0074】この場合には、ステップS18において、フ
ィールドメモリ12,13に格納されているフィールドデー
タC1 ,C2 ′のみをフレーム作成回路10に供給する。
フレーム作成回路10はこれらの2フィールドのフィール
ドデータを用いて1フレーム(駒)C′を復元する。ま
た、画像データ判定回路11は2のパターンであることを
示す判定結果をパターン記憶回路15に与え、記憶回路15
は次の変換時に3のパターン予想結果を出力する。こう
して、この場合にも、正確にフレーム数を復元すること
ができる。
ィールドメモリ12,13に格納されているフィールドデー
タC1 ,C2 ′のみをフレーム作成回路10に供給する。
フレーム作成回路10はこれらの2フィールドのフィール
ドデータを用いて1フレーム(駒)C′を復元する。ま
た、画像データ判定回路11は2のパターンであることを
示す判定結果をパターン記憶回路15に与え、記憶回路15
は次の変換時に3のパターン予想結果を出力する。こう
して、この場合にも、正確にフレーム数を復元すること
ができる。
【0075】図10は画像6のフィールドデータC1 直
後において画像11のフィールドデータC3 ′を接続し
ている。フィールドデータC1 ,C3 ′,D1 ′がフィ
ールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判
定回路11はフィールドデータC1 ,D1 ′を比較して2
のパターンであることを検出する。これにより、処理は
図2のステップS9 に移行する。しかしこの時点では、
図10(d)に示すように、パターン記憶回路15は3の
パターンを示すパターン予想結果を出力しており、処理
はCのパターンに移行する。
後において画像11のフィールドデータC3 ′を接続し
ている。フィールドデータC1 ,C3 ′,D1 ′がフィ
ールドメモリ12,13,14に格納されると、画像データ判
定回路11はフィールドデータC1 ,D1 ′を比較して2
のパターンであることを検出する。これにより、処理は
図2のステップS9 に移行する。しかしこの時点では、
図10(d)に示すように、パターン記憶回路15は3の
パターンを示すパターン予想結果を出力しており、処理
はCのパターンに移行する。
【0076】こうして、次のフィールドデータD2 ′を
フィールドメモリ16に与えて格納し、図10の矢印に示
すように、フィールドデータC1 ,C3 ′間の画素差分
の累積値Δ′、フィールドデータC3 ′,D1 ′間の画
素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC3 ′,D2
′間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS1
4)、ステップS15で閾値d′と比較する。この場合に
は、全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きいので、F
のパターンに移行して、フィールドデータC1 ,C3′
のみをフレーム作成回路10に与える。
フィールドメモリ16に与えて格納し、図10の矢印に示
すように、フィールドデータC1 ,C3 ′間の画素差分
の累積値Δ′、フィールドデータC3 ′,D1 ′間の画
素差分の累積値Δ′及びフィールドデータC3 ′,D2
′間の画素差分の累積値Δ′を求め(ステップS1
4)、ステップS15で閾値d′と比較する。この場合に
は、全ての累積値Δ′が閾値d′よりも大きいので、F
のパターンに移行して、フィールドデータC1 ,C3′
のみをフレーム作成回路10に与える。
【0077】こうして、フレーム作成回路10は入力され
たフィールドデータC1 ,C3 ′を用いてフレーム
(駒)C′を復元する。画像データ判定回路11は2のパ
ターンであることを示す判定結果をパターン記憶回路15
に出力し、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換に
おいて3のパターンを示すパターン予想結果を出力する
(図10(d))。
たフィールドデータC1 ,C3 ′を用いてフレーム
(駒)C′を復元する。画像データ判定回路11は2のパ
ターンであることを示す判定結果をパターン記憶回路15
に出力し、パターン記憶回路15は次のフレーム数変換に
おいて3のパターンを示すパターン予想結果を出力する
(図10(d))。
【0078】次の変換時には、フィールドメモリ12,1
3,14には夫々フィールドデータD1′,D2 ′,E1 ′
が格納されている。画像データ判定回路11はフィールド
データD1 ′,E1 ′を比較して2のパターンであるも
のと判断する。これに対し、上述したように、パターン
記憶回路15は3のパターンを示すパターン予想結果を出
力しており(図10(d))、画像データ判定回路11は
次のフィールドデータE2 ′を用いて4フィールドで画
素差分の累積値Δ′を求める(図10(c)の矢印参
照)。
3,14には夫々フィールドデータD1′,D2 ′,E1 ′
が格納されている。画像データ判定回路11はフィールド
データD1 ′,E1 ′を比較して2のパターンであるも
のと判断する。これに対し、上述したように、パターン
記憶回路15は3のパターンを示すパターン予想結果を出
力しており(図10(d))、画像データ判定回路11は
次のフィールドデータE2 ′を用いて4フィールドで画
素差分の累積値Δ′を求める(図10(c)の矢印参
照)。
【0079】これらの累積値Δ′と閾値d′との比較か
ら、この場合には、フィールドデータD1 ′,D2 ′の
みをフレーム作成回路10に供給する。これにより、フレ
ーム作成回路10はこれらの2フィールドのデータから1
フレーム(駒)D′を復元する。また、画像データ判定
回路11は2のパターンであることを示す判定結果をパタ
ーン記憶回路15に出力する。これにより、パターン記憶
回路15は次のフレーム数変換において3のパターンを示
すパターン予想結果を出力する(図10(d))。
ら、この場合には、フィールドデータD1 ′,D2 ′の
みをフレーム作成回路10に供給する。これにより、フレ
ーム作成回路10はこれらの2フィールドのデータから1
フレーム(駒)D′を復元する。また、画像データ判定
回路11は2のパターンであることを示す判定結果をパタ
ーン記憶回路15に出力する。これにより、パターン記憶
回路15は次のフレーム数変換において3のパターンを示
すパターン予想結果を出力する(図10(d))。
【0080】このように、本実施例においては、前回の
フレーム数変換におけるパターンを記憶して、その履歴
に基づいて次のパターンを予想し、パターン予想結果と
判定したパターンとが一致しない場合には編集点である
ものと判断し、次のフィールドデータを含む4フィール
ド間で画面の一致を検出してフレーム(駒)を復元する
ようにしている。このため、フレーム数変換後において
元のフレーム(駒)数に対応したフレーム数のフレーム
(駒)を復元することができる。
フレーム数変換におけるパターンを記憶して、その履歴
に基づいて次のパターンを予想し、パターン予想結果と
判定したパターンとが一致しない場合には編集点である
ものと判断し、次のフィールドデータを含む4フィール
ド間で画面の一致を検出してフレーム(駒)を復元する
ようにしている。このため、フレーム数変換後において
元のフレーム(駒)数に対応したフレーム数のフレーム
(駒)を復元することができる。
【0081】図12は本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図である。図12において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。図1の実施例におい
ては、入力されたフィールドデータを変換出力に用いな
いことがある。例えば、図3の例では、フレーム作成回
路10はフィールドデータC1 を用いてフレーム(駒)を
構成しておらず、このフィールドデータC1 は変換出力
に反映されない。そこで、本実施例は、入力された全て
のフィールドデータの情報を伝送可能にしたものであ
る。
ク図である。図12において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。図1の実施例におい
ては、入力されたフィールドデータを変換出力に用いな
いことがある。例えば、図3の例では、フレーム作成回
路10はフィールドデータC1 を用いてフレーム(駒)を
構成しておらず、このフィールドデータC1 は変換出力
に反映されない。そこで、本実施例は、入力された全て
のフィールドデータの情報を伝送可能にしたものであ
る。
【0082】本実施例はフレーム作成回路10に代えて、
フレーム作成回路18を採用した点が図1の実施例と異な
る。フレーム作成回路18にはフィールドメモリ12乃至1
4,16からのフィールドデータの外に、パターン記憶回
路15からのパターン予想結果も与えるようになってい
る。フレーム作成回路18は、フレーム作成に用いないフ
ィールドデータについても単独で出力すると共に、出力
したフィールドデータがフレーム作成に用いられていな
いことを示すフィールド送信情報を出力するようになっ
ている。
フレーム作成回路18を採用した点が図1の実施例と異な
る。フレーム作成回路18にはフィールドメモリ12乃至1
4,16からのフィールドデータの外に、パターン記憶回
路15からのパターン予想結果も与えるようになってい
る。フレーム作成回路18は、フレーム作成に用いないフ
ィールドデータについても単独で出力すると共に、出力
したフィールドデータがフレーム作成に用いられていな
いことを示すフィールド送信情報を出力するようになっ
ている。
【0083】次に、このように構成された実施例の動作
について図13の説明図を参照して説明する。図13は
図3(d)に対応しており、入力フィールドデータとし
て図3の画像3の各フィールドのデータが入力された場
合の例を示している。
について図13の説明図を参照して説明する。図13は
図3(d)に対応しており、入力フィールドデータとし
て図3の画像3の各フィールドのデータが入力された場
合の例を示している。
【0084】本実施例におけるフレーム数変換方法は図
1の実施例と同様であり、パターン予想結果と画像デー
タ判定回路11の判定結果とが一致する場合には、図2の
Aのパターン又はBのパターンが実行される。これによ
り、フレーム作成回路18からはフレーム(駒)A,Bが
出力される。
1の実施例と同様であり、パターン予想結果と画像デー
タ判定回路11の判定結果とが一致する場合には、図2の
Aのパターン又はBのパターンが実行される。これによ
り、フレーム作成回路18からはフレーム(駒)A,Bが
出力される。
【0085】そうすると、次にフィールドメモリ12乃至
14には夫々フィールドデータC1 ,C1 ′,C2 ′が入
力される。この場合の処理も図1と同様であり、図2の
CのパターンからEのパターンに移行して、フィールド
データC1 ′,C2 ′,C3′をフレーム作成回路18に
供給する。フレーム作成回路18はこれらの3フィールド
のデータを用いてフレーム(駒)C′を作成して出力す
る。この場合には、フレーム作成回路18には、フィール
ドメモリ12からフィールドデータC1 も与えられてお
り、本実施例においては、フレーム作成回路18は、この
フィールドデータC1 も作成したフレーム(駒)と共に
出力する。更に、フレーム作成回路18はフィールドデー
タC1 がフレーム(駒)の作成に用いられていないこと
を示すフィールド送信情報も出力する。
14には夫々フィールドデータC1 ,C1 ′,C2 ′が入
力される。この場合の処理も図1と同様であり、図2の
CのパターンからEのパターンに移行して、フィールド
データC1 ′,C2 ′,C3′をフレーム作成回路18に
供給する。フレーム作成回路18はこれらの3フィールド
のデータを用いてフレーム(駒)C′を作成して出力す
る。この場合には、フレーム作成回路18には、フィール
ドメモリ12からフィールドデータC1 も与えられてお
り、本実施例においては、フレーム作成回路18は、この
フィールドデータC1 も作成したフレーム(駒)と共に
出力する。更に、フレーム作成回路18はフィールドデー
タC1 がフレーム(駒)の作成に用いられていないこと
を示すフィールド送信情報も出力する。
【0086】他の作用は図1の実施例と同様である。
【0087】このように、本実施例においては、フレー
ム作成に用いられないフィールドデータを含めて、入力
フィールドデータの全ての情報を伝送することができ
る。このため、フレーム作成に用いられないフィールド
データが重要な画面である場合においても、画面情報を
損なうことなく伝送することができる。
ム作成に用いられないフィールドデータを含めて、入力
フィールドデータの全ての情報を伝送することができ
る。このため、フレーム作成に用いられないフィールド
データが重要な画面である場合においても、画面情報を
損なうことなく伝送することができる。
【0088】なお、上記実施例において、フレーム
(駒)の作成に用いられないフィールドデータを出力す
る場合には、フィールド送信情報を出力するようにした
が、フレーム数変換後のフィールド編集処理においてフ
ィールド検出が可能であれば、フィールド送信情報を出
力することなく同様の効果を得ることができる。
(駒)の作成に用いられないフィールドデータを出力す
る場合には、フィールド送信情報を出力するようにした
が、フレーム数変換後のフィールド編集処理においてフ
ィールド検出が可能であれば、フィールド送信情報を出
力することなく同様の効果を得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、元
のフレーム(駒)数を再現することができるという効果
を有する。
のフレーム(駒)数を再現することができるという効果
を有する。
【図1】本発明に係るフレーム数変換装置の一実施例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
ト。
【図3】実施例の動作を説明するための説明図。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するための説明図。
【図6】実施例の動作を説明するための説明図。
【図7】実施例の動作を説明するための説明図。
【図8】実施例の動作を説明するための説明図。
【図9】実施例の動作を説明するための説明図。
【図10】実施例の動作を説明するための説明図。
【図11】実施例の動作を説明するための説明図。
【図12】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図13】図12の実施例の動作を説明するための説明
図。
図。
【図14】2−3プルダウン方式を説明するための説明
図。
図。
【図15】従来のフレーム数変換装置を示すブロック
図。
図。
1…入力バッファ、2…フィールド番号制御回路、9,
17…スイッチ、10…フレーム作成回路、11…画像データ
判定回路、12〜14,16…フィールドメモリ、15…パター
ン記憶回路
17…スイッチ、10…フレーム作成回路、11…画像データ
判定回路、12〜14,16…フィールドメモリ、15…パター
ン記憶回路
Claims (12)
- 【請求項1】1枚の画面に基づいて2種類の枚数の画面
を作成する所定のフレーム数変換処理が施された画像デ
ータが順次画面単位で入力され、一連の画面を画面メモ
リに格納する格納手段と、 前記所定のフレーム数変換処理に基づく画面間隔の2画
面を前記画面メモリから読出して同一性を判定して判定
結果を得る第1の判定手段と、 この第1の判定手段からの前記判定結果に基づいて前記
第1の判定手段による同一性の判定を予想して予想結果
を得る予想手段と、 前記第1の判定手段の判定結果と前記予想手段の予想結
果とが一致しない場合には、前記画面メモリから読出し
た前記2画面、その次の画面及び前記2画面の相互間の
画面の各画面同士で前記画像データの同一性を判定して
判定結果を得る第2の判定手段と、 前記第1又は第2の判定手段の判定結果に基づいて前記
画像データを画面単位で合成して新たな画面群を構成す
ると共に、前記合成した画面の数を示す情報を前記予想
手段に与えて前記予想結果を更新させる画面群生成手段
とを具備したことを特徴とするフレーム数変換装置。 - 【請求項2】 前記2種類の枚数は、2及び3であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項3】 前記第1の判定手段は、 前記2画面の各画素同士の差分を累積して累積値を得る
第1の差分値計算手段と、 前記累積値が所定の閾値以上であるか否かに基づいて前
記2画面の同一性を判定する第1の比較手段とを具備し
たことを特徴とする請求項1に記載のフレーム数変換装
置。 - 【請求項4】 前記予想手段は、 前記第1の判定手段の判定結果を記憶する記憶手段と、 この記憶手段が記憶した判定結果の履歴に基づいて前記
予想結果を得る判断手段とを具備したことを特徴とする
請求項1に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項5】 前記第2の判定手段は、 前記2画面、その次の画面及び2画面相互間の画面同士
で各画素同士の差分を累積して各累積値を得る第2の差
分値計算手段と、 この第2の差分値計算手段の各累積値が夫々所定の閾値
以上であるか否かに基づいて前記各画面同士の同一性を
判定する第2の比較手段とを具備したことを特徴とする
請求項1に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項6】 前記第1及び第2の判定手段は、同一性
を判定する画面同士が異なるフィールドに基づくもので
ある場合には1ライン上下の画素同士で同一性を判定す
ることを特徴とする請求項3又は5のいずれか一方に記
載のフレーム数変換装置。 - 【請求項7】 前記画面群生成手段は、 前記第1の判定手段の判定結果と前記予想手段の予想結
果とが一致した場合には、前記第1の判定手段の判定結
果によって前記2画面が同一であるものと示されたとき
には前記2画面及びその相互間の画面を用いて前記2種
類の枚数のうちの一方の種類の枚数の新たな画面群を構
成し、前記第1の判定手段の判定結果によって前記2画
面が同一であるものと示されたときには前記2画面及び
その相互間の画面のうちの他方の種類の枚数の画面を用
いて新たな画面群を構成することを特徴とする請求項1
に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項8】 前記画面群生成手段は、前記第1の判定
手段の判定結果によって前記2画面が同一であるものと
示されたときには前記第1の判定手段の判定結果と前記
予想手段の予想結果とが一致しない場合でも、前記2画
面及びその相互間の画面を用いて前記2種類の枚数のう
ちの一方の種類の枚数の新たな画面群を構成することを
特徴とする請求項1に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項9】 前記画面群生成手段は、前記第2の判定
手段の判定結果によって前記2画面、その次の画面及び
前記2画面の相互間の画面の各画面同士の全てが同一で
ないものと示された場合には、前記2画面及びその相互
間の画面のうち前記2種類のうちの少ない枚数の画面を
用いて新たな画面群を構成することを特徴とする請求項
1に記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項10】 前記画面群生成手段は、前記第2の判
定手段の判定結果によって前記2画面、その次の画面及
び前記2画面の相互間の画面の各画面同士の少なくとも
1組が同一であることが示された場合には、前記2画面
及びその相互間の画面のうち同一とされた画面を含み前
記2種類のうちの少ない枚数の画面を用いて新たな画面
群を構成することを特徴とする請求項1に記載のフレー
ム数変換装置。 - 【請求項11】 前記画面群生成手段は、前記第2の判
定手段の判定結果に基づいて新たな画面群を構成した場
合に、前記2画面、その次の画面及び前記2画面の相互
間の画面のうち新たな画面群の合成に用いなかった画面
を独立画面として出力することを特徴とする請求項1に
記載のフレーム数変換装置。 - 【請求項12】 前記画面群生成手段は、前記独立画面
を送信することを示す情報を出力することを特徴とする
請求項11に記載のフレーム数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30772994A JPH08163431A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | フレーム数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30772994A JPH08163431A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | フレーム数変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163431A true JPH08163431A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17972561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30772994A Pending JPH08163431A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | フレーム数変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08163431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000070870A1 (en) * | 1999-05-12 | 2000-11-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Telecine video signal detecting device |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30772994A patent/JPH08163431A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000070870A1 (en) * | 1999-05-12 | 2000-11-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Telecine video signal detecting device |
US6408024B1 (en) | 1999-05-12 | 2002-06-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Telecine video signal detecting device |
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