JPH08163379A - 色変換装置 - Google Patents

色変換装置

Info

Publication number
JPH08163379A
JPH08163379A JP6296377A JP29637794A JPH08163379A JP H08163379 A JPH08163379 A JP H08163379A JP 6296377 A JP6296377 A JP 6296377A JP 29637794 A JP29637794 A JP 29637794A JP H08163379 A JPH08163379 A JP H08163379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
color conversion
color
bits
multiplier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6296377A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Otaki
登 大瀧
Hideichiro Ogata
秀一郎 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP6296377A priority Critical patent/JPH08163379A/ja
Publication of JPH08163379A publication Critical patent/JPH08163379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成を簡素化できる色変換装置を提供す
ること。 【構成】 3次元で示される入力色信号をRメモリ1
1、Gメモリ12、Bメモリ13から得て、その各3軸
に沿った色信号値に対応する色変換値を所定のテーブル
データより算出し、その算出結果からY、M、Cから成
る他の3次元で示される出力色信号を得る色変換装置で
あって、このテーブルデータとして、各3軸に沿って所
定ピッチ毎に基準色変換値を備えているとともに、その
所定の1軸におけるピッチが他の2軸におけるピッチよ
りも小さくなっており、第1差分係数メモリ14、第2
差分係数メモリ15、第3差分係数メモリ16にそれぞ
れ差分係数として記憶されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元で示される入力
色信号に基づき色変換値を所定のテーブルデータより算
出し、その算出結果から他の3次元で示される出力色信
号を得る色変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を読み取って用紙等に転写す
るカラー複写機やカラープリンタ、カラーファクシミリ
などの機器においては、カラースキャナ等で読み取った
R(赤)、G(緑)、B(青)から成る入力画像信号を
Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)から成
る信号に変換し、これによってインク制御量を求めてい
る。したがって、機器の内部にはこのような色信号の変
換を行うための色変換装置が設けられている。
【0003】R、G、Bの3次元から成る入力画像信号
をY、M、Cの他の3次元から成る出力画像信号へ変換
する場合には、入力画像信号の各色に応じたテーブルデ
ータを設けておき、これを参照することで入力と対応す
る色変換値を求めて出力画像信号を得る方法が考えられ
る。この場合、例えば各色のデータが8ビットの2値デ
ータすなわち256階調から成るとすると、入力色総数
が256×256×256=16,777,216色と
なり、これら全ての色変換値を記憶するとすると、テー
ブルデータとして1色あたり16メガバイト、3色で4
8メガバイトのメモリ容量が必要となり、現実的ではな
い。
【0004】そこで、画像電子学会誌第22巻第4号(1
993)p.382 〜393 に記載されている技術では、入力画像
信号の各色に対応する色変換値を3次元入力色空間の粗
い格子点上でのみ記憶しておき、格子間の値を得る場合
には補間を行って得ることが開示されている。特に、立
方体(8点)補間法においては、立方体を構成する8つ
の格子点上の色変換値を用いて間の値を補間すること
で、補間精度の高い色変換値を求めるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
立方体補間法を適用した色変換装置においては、格子点
上の8つの色変換値を用いて間の値を算出するため、リ
アルタイムで処理を行う場合には8個の乗算器と7個の
加算器が必要となり回路構成が非常に複雑となる。ま
た、回路構成が複雑となることで高速処理を行う上での
問題にもなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された色変換装置である。すなわ
ち、本発明は、3次元で示される入力色信号を得て、そ
の各3軸に沿った色信号値に対応する色変換値を所定の
テーブルデータより算出し、その算出結果から他の3次
元で示される出力色信号を得る色変換装置であって、こ
のテーブルデータとして、各3軸に沿って所定ピッチ毎
に基準色変換値を備えているとともに、その所定の1軸
におけるピッチが他の2軸におけるピッチよりも小さく
なっているものである。
【0007】また、このテーブルデータを用いて色変換
値を算出するにあたり、他の2軸に沿った平面上の最小
ピッチに備えられる4つの基準色変換値またはこの4つ
のうちの3つの基準色変換値に基づき入力色信号の各色
信号値に応じた色変換値を補間算出する色変換装置でも
ある。
【0008】
【作用】本発明では、所定ピッチで色変換値を備えるテ
ーブルデータの所定の1軸におけるピッチが他の2軸の
ピッチよりも小さくなっている。このため、ピッチの小
さい1軸に沿って隣合う基準色変換値の差が他の2軸に
おける場合と比べて小さくなり、計算上1軸に沿って隣
合う基準色変換値の値を等しいとすることで、入力色信
号に対応する色変換値の補間算出におけるパラメータ数
を削減できることになる。つまり、他の2軸に沿った平
面上の最小ピッチに備えられる4つの基準色変換値のう
ち4つまたは3つを用いることで入力色信号に対応する
色変換値を補間算出できるようになり、この算出を行う
ための回路構成も簡素化できるようになる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の色変換装置における実施例
を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例に
おける色変換装置を説明するブロック図、図2はテーブ
ルデータを説明する概念図、図3はテーブルデータのG
方向における分割を説明する図である。なお、本実施例
では、入力色信号としてカラー原稿を読み取って得た
R、G、Bのデータに基づき、所定ピッチで基準色変換
値が設けられたテーブルデータを用いてY、M、Cから
成る出力色信号を得る場合を例として説明する。
【0010】先ず、第1実施例における色変換装置の構
成を説明するに先立ち、ここで適用されるテーブルデー
タの分割方法およびこのテーブルデータを用いた色変換
値の補間算出方法の説明を行う。図2に示すように、第
1実施例で適用するテーブルデータ1は、先ず3次元で
示される入力色空間(R,G,B)における各軸を2の
n乗個に分割し、2の3n乗個の立方体領域2を構成す
る。また、図3に示すように、各立方体領域2における
例えばG座標のみをさらに2の(m−n)乗個に分割す
る。これによって、図2に示すテーブルデータ1は、合
計2の(2n+m)乗個の直方体領域3(図3参照)に
分割されることになる。
【0011】図2においては、例えばn=3として、
R、G、Bの各軸を8分割(2の3乗個分割)し、51
2個の立方体領域2を構成した場合を示している。ま
た、図3においては、例えばm=6として、各立方体領
域2のG座標を更に8分割(2の(6−3)乗個分割)
した場合を示している。これにより、図2に示すテーブ
ルデータ1は合計4096個の直方体領域3(図3参
照)に分割される。このようなテーブルデータ1の各格
子点には、予め測定等によって得られた基準色変換値が
各々設定されている。
【0012】一般的に、入力色信号R、G、Bと出力色
信号Y、M、Cとは非線形の関係にあるが、色空間をあ
る程度細かくすると線形の関係に近似できる。図2にお
けるテーブルデータ1の立方体領域2は、このことに基
づき入力色信号R、G、Bと出力色信号Y、M、Cとを
線形関係に近似できる程度の細かさとなっている。ま
た、各立方体領域2を構成する729個の格子点での基
準色変換値は、何百種類の色票を記録し、測色すること
によって入出力変換における関係を求め、さらにマスキ
ング式などを用い、最小自乗法によって予め算出した値
が用いられている。また、G座標における細かい格子点
での基準色変換値は、上記と同じように測色によって求
めても、また上記729個の格子点のデータから補間算
出したものを用いてもよい。
【0013】次に、このようなテーブルデータを用いた
第1実施例における色変換値の算出方法を説明する。こ
こで、入力色信号におけるR、G、Bの各色信号値がd
ビットの2値データであるとし、R=r+Δr、G=g
+Δg、B=b+Δbで表すとする。この場合、RとB
に関しては色信号値のdビットを上位のnビットと下位
の(d−n)ビットとに分けることで、上位のnビット
をr、bに対応させ、下位の(d−n)ビットをΔr、
Δbに各々対応させる。一方、Gに関しては色信号値の
dビットを上位のmビットと下位の(d−m)ビットと
に分けることで、上位のmビットをgに対応させ、下位
の(d−m)ビットをΔgに対応させる。
【0014】これにより、R、Bにおけるr、bおよび
Gにおけるgによって分割されたテーブルデータ1(図
2参照)の1つの直方体領域3(図3参照)を示すこと
ができ、R、BにおけるΔr、ΔbおよびGにおけるΔ
gによってその1つの直方体領域3内での相対位置を示
すことができるようになる。一般的にR、G、Bの各色
は256階調で表されるため、各色信号値はおのおの8
ビットの2値データで示されることになる。すなわち、
この場合にはd=8となる。
【0015】図4は色変換値の算出を説明する概念図で
あり、図3に示す立方体領域2を分割して得られる直方
体領域3の一つを示したものである。ここで、この直方
体領域3における格子点P1、P2、P3、P4での基
準色変換値を各々D1、D2、D3、D4とすると、格
子点P1、P2、P3、P4で囲まれるRB平面上の相
対位置すなわちΔr、Δbで指定される点Pでの色変換
値Dは、(1)式によって求められる。
【0016】
【数1】 D={(w−Δr)(w−Δb)D1+Δr(w−Δb)D2+ΔrΔbD3+ (w−Δr)ΔbD4}/(w×w) ……(1)
【0017】なお、(1)式は、(2)式のように差分
形式に変形することができる。また、ここでwは2の
(d−n)乗の値である。
【数2】 D=D1+Δr(D2−D1)/w+Δb(D4−D1)/w+(ΔrΔb/w ){(D1−D2+D3−D4)/w} ……(2)
【0018】また、格子点P1、P2、P3、P4がG
座標に沿ってΔgずれた位置P1’、P2’、P3’、
P4’での色変換値を各々D1’、D2’、D3’、D
4’とすると、位置P1’、P2’、P3’、P4’で
囲まれるRB平面上(図中2点鎖線参照)の相対位置す
なわちΔr、ΔbおよびΔgで指定される点P’での色
変換値D’は(2)式と同様な(3)式によって求めら
れる。
【0019】
【数3】 D’=D1’+Δr(D2’−D1’)/w+Δb(D4’−D1’)/w+( ΔrΔb/w){(D1’−D2’+D3’−D4’)/w} ……(3)
【0020】この(2)式および(3)式から分かるよ
うに、各直方体領域3内の任意の点の色変換値は、直方
体領域3を構成する4本のG座標軸上の既知なる基準色
変換値を差分した差分係数と下位ビットとを掛け合わ
せ、これに1本のG座標軸上の既知なる基準色変換値を
加算すれば求まることになる。
【0021】先に説明したように、図2に示す立方体領
域2で示される色空間内の色変換値は線形の関係にあ
り、また図3に示すようにこれをG座標に沿って更に細
分化していることから、図4に示す直方体領域3でのD
1とD1’、D2とD2’、D3とD3’、D4とD
4’の値の差は微少なものとなる。この差は、G座標に
沿った細分化が小さくなればなるほど微少となり、本実
施例ではΔgが最大2ビットとなるまで細分化を行って
いる。
【0022】このことから、差分係数は(D2−D1)
≒(D2’−D1’)、(D4−D1)≒(D4’−D
1’)、(D1−D2+D3−D4)≒(D1’−D
2’+D3’−D4’)となり、(3)式は(4)式の
ように変形できる。
【0023】
【数4】 D’=D1’+Δr(D2−D1)/w+Δb(D4−D1)/w+(ΔrΔb /w){(D1−D2+D3−D4)/w} ……(4)
【0024】ここで、(D2−D1)をΔDr、(D4
−D1)をΔDb、(D1−D2+D3−D4)をΔD
rbとすると、式(4)は式(5)のようになる。
【0025】
【数5】 D’=D1’+ΔrΔDr/w+ΔbΔDb/w+(ΔrΔb/w)(ΔDrb /w) ……(5)
【0026】つまり、上位ビットr、g、bにより指定
される直方体領域3に対してΔDr、ΔDb、ΔDrb
なる差分係数と、Δgに対応する色変換値D1’とを持
たせておけば、(5)式により各直方体領域3内の点
P’での色変換値D’を求めることができることにな
る。なお、直方体領域3内でΔgで指定されるRB平面
上の全ての差分係数を予め計算しておき、その算術平均
をとることで補間精度はさらに向上する。本実施例で
は、Δgが最大2ビットであるため、直方体領域3内で
の各差分係数は4個づつあることになり、これら4個の
算術平均をとるようにすればよい。
【0027】次に、このようなテーブルデータの補間に
よる色変換値の算出を実現するための構成を説明する。
図1に示すように、第1実施例における色変換装置は、
主として入力色信号であるR、G、B信号値を各々記憶
するRメモリ11、Gメモリ12、Bメモリ13と、差
分係数ΔDrを記憶する第1差分係数メモリ14、ΔD
bを記憶する第2差分係数メモリ15、ΔDrbを記憶
する第3差分係数メモリ16、D1’を記憶する色変換
値メモリ17と、各種信号の乗算を行う第1乗算器1
8、第2乗算器19、第3乗算器20、第4乗算器21
と、加算器26、27、28とから構成されている。
【0028】この第1差分係数メモリ14〜第3差分係
数メモリ16は、各々1色あたり直方体領域3(図3参
照)の個数分すなわち4096個分の差分係数を記憶し
ていることになる。また、第1乗算器18は入力色信号
値R、Bにおける下位ビット信号ΔrとΔbとの乗算
を、第2乗算器19は第1差分係数メモリ14からの出
力であるΔDrと下位ビット信号Δrとの乗算を、第3
乗算器20は第2差分係数メモリ15からの出力である
ΔDbと下位ビット信号Δbとの乗算を、第4乗算器2
1は第3差分係数メモリ16からの出力であるΔDrb
と第1乗算器18からの信号ΔrΔbを除算器22を介
して1/wにした信号との乗算を行っている。
【0029】また、加算器26は第2乗算器19からの
出力信号を除算器23で1/wにした信号ΔrΔDr/
wと第3乗算器20からの出力信号を除算器24で1/
wにした信号ΔbΔDb/wとの加算を、加算器27は
第4乗算器21からの出力信号を除算器25で1/wに
した信号(ΔrΔb/w)(ΔDrb/w)と色変換値
メモリ17から出力信号D1’との加算を、さらに加算
器28は加算器26からの出力信号と加算器27からの
出力信号との加算を行っている。この加算器28からの
出力信号がY、M、Cから成る出力色信号となる。な
お、図1においては、除算器22〜25が示されている
が、実際に除算器22、23、24、25を構成する場
合には、wが2の(d−n)乗であるため、各乗算器か
らの出力線のLSB側下位ビットのうちの(d−n)ビ
ット数の線を接続しないで無視すれば容易に1/wの除
算を実現できることになる。
【0030】次に、この第1実施例における色変換装置
の動作説明を行う。なお、以下の説明では、入力色信号
R、G、Bが各8ビットの2値データから構成され、上
位ビット信号r、bが3ビット、gが6ビット、下位ビ
ット信号Δr、Δbが5ビット、Δgが2ビットである
場合を例として説明する。図1に示すRメモリ11、G
メモリ12、Bメモリ13から読み出された色信号値
R、G、Bは、上位ビット信号r、g、bおよび下位ビ
ット信号Δr、Δbに分離され、上位ビット信号r、
g、bは第1差分係数メモリ14〜第3差分係数メモリ
16のアドレスに入力される。また、第1乗算器18に
は下位ビット信号Δr、Δbが入力され、これらの乗算
が出力される。
【0031】なお、この例では入力色信号R、G、Bが
面順次で出力色信号Y、M、Cに変換される場合を説明
するが、信号線S0、S1によってその選択が行われ
る。すなわち、S0=0、S1=0の場合に出力色信号
Yに関するデータが選択され、S0=1、S1=0の場
合に出力色信号Mに関するデータが選択され、S0=
0、S1=1の場合に出力色信号Cに関するデータが選
択される。ここでは、S0=0、S1=0でYに関する
データが選択されている場合を説明する。
【0032】信号S0、S1および上位ビット信号r、
g、bが第1差分係数メモリ14〜第3差分係数メモリ
16に入力されることで、図2に示すテーブルデータ1
(Yに関するもの)の中から図3に示す直方体領域3の
1つが選択され、差分係数ΔDr、ΔDb、ΔDrbが
それぞれ読み出されて第2乗算器19、第3乗算器2
0、第4乗算器21に入力される。また、信号S0、S
1および入力色信号値Gの全ビット(8ビット)、上位
ビット信号r、bが色変換値メモリ17に入力されるこ
とで、16384個のD1’の中から1つのD1’が選
択され、それが加算器27に入力される。
【0033】第2乗算器19にはΔDrの他に下位ビッ
ト信号Δrが入力され、これらを乗算した出力を除算器
23によって1/wし、これが加算器26に入力され
る。第3乗算器20にはΔDbの他に下位ビット信号Δ
bが入力され、これらを乗算した出力を除算器24によ
って1/wし、これが加算器26に入力される。また、
第4乗算器21にはΔDrbの他に第1乗算器18から
の出力を除算器22によって1/wした信号が入力さ
れ、これらを乗算した出力が加算器27に入力される。
【0034】加算器26では、第2乗算器19からの出
力に基づく信号ΔrΔDr/wと第3乗算器20からの
出力に基づく信号ΔbΔDb/wとの加算を行い、加算
器28へ出力する。また、加算器27では、第4乗算器
21からの出力に基づく信号(ΔrΔb/w)(ΔDr
/w)と色変換値メモリ17からの出力D1’との加算
を行い、加算器28へ出力する。これにより、(5)式
で示されるD’を加算器28の出力として得ることが可
能となる。なお、ここではY信号に関するD’の算出を
例としたが、他の信号すなわちM、C信号の場合には、
先に説明した信号S0、S1の選択により同様な動作で
各信号に対応するD’を得ることができる。
【0035】このように、第1実施例における色変換装
置では、各除算器22〜25は接続配線だけで済み、し
かも乗算器を4個、加算器を3個備えるハードウエアで
構成できるため、従来の立方体補間法における乗算器8
個、加算器7個のハードウエアに比べて大幅に装置を簡
素化することが可能となる。なお、本例の場合では、上
位ビット信号r、bがそれぞれ3ビット、gが6ビッ
ト、信号S0、S1が2ビットとなり、アドレス線は合
計で14ビットとなるから、第1差分係数メモリ14〜
第3差分係数メモリ16は各16Kバイトとなり、12
8KビットのROMまたはRAMで構成できることにな
る。また、色変換値メモリ17は入力色信号Gが8ビッ
トであり、アドレス線は合計で16ビットであるため、
64Kバイトすなわち512KビットのROMまたはR
AMで構成できることになる。
【0036】次に、本発明の第2実施例における色変換
装置の説明を行う。図5は、第2実施例における色変換
装置で使用するテーブルデータの概念図である。このテ
ーブルデータは、第1実施例で使用したテーブルデータ
の直方体領域3を2個の三角柱領域4、5に分割したも
のから構成されている。したがって、図2に示すテーブ
ルデータ1では図5に示す三角柱領域4、5が合計81
92個あることになる。図5に示すように、三角柱領域
は、タイプ1から成る三角柱領域4と、タイプ2から成
る三角柱領域5とが存在する。入力色信号に基づき色変
換値を求める場合には、入力色信号の下位ビット信号Δ
r、Δbの大小によってタイプ1から成る三角柱領域4
を用いるか、タイプ2から成る三角柱領域5を使用する
かを決定する。すなわち、下位ビット信号Δr>Δbの
場合にはタイプ1から成る三角柱領域4が選択され、Δ
r≦Δbの場合にはタイプ2から成る三角柱領域5が選
択される。
【0037】まず、タイプ1から成る三角柱領域4が選
択された場合の補間法について説明する。ここでは、格
子点P1、P2、P3での基準色変換値をD1、D2、
D3とし、格子点P1、P2、P3で囲まれるRB平面
上の下位ビット信号Δr、Δbで指定される位置Pでの
色変換値Dを求める場合を説明する。図6(a)に示す
ように、格子点P1と位置Pを結ぶ延長線と線P2P3
との交点を点Pbとすると、点Pbの色変換値DbはD
3と線分P2Pb長を乗じた値とD2と線分P3b長と
を乗じた値とを加算し、その結果を線分P2P3長で除
算した値となる。同様にして、位置Pの色変換値Dは、
上記で求めたDbと線分PP1長を乗算した値とD1と
線分PPb長を乗算した値とを加算し、その結果を線分
P1Pb長で除算した値となる。すなわち、Dは(6)
式のようになる。
【0038】
【数6】 D=D1+Δr(D2−D1)/w+Δb(D3−D2)/w ……(6)
【0039】また、同様にして、格子点P1’、P
2’、P3’での基準色変換値をD1’、D2’、D
3’とし、格子点P1’、P2’、P3’で囲まれるR
B平面上の下位ビット信号Δr、ΔbおよびΔgで指定
される位置P’での色変換値D’は、(7)式のように
なる。
【0040】
【数7】 D’=D1’+Δr(D2’−D1’)/w+Δb(D3’−D2’)/w ……(7)
【0041】(6)式、(7)式から分かるように、各
三角柱領域4、5内の任意の点の色変換値は、三角柱領
域4、5を構成する3本のG座標軸上の既知なる基準色
変換値を差分した差分係数と下位ビットとを掛け合わ
せ、これに1本のG座標軸上の既知なる基準色変換値を
加算すれば求まることになる。先に説明したように、図
2に示す立方体領域2で示される色空間内の色変換値は
線形の関係にあり、また図3に示すようにこれをG座標
に沿って更に細分化していることから、図5に示す三角
柱領域4、5でのD1とD1’、D2とD2’、D3と
D3’の値の差は微少なものとなる。このことから、差
分係数は(D2−D1)≒(D2’−D1’)、(D3
−D2)≒(D3’−D2’)となり、(7)式は
(8)式のように変形できる。
【0042】
【数8】 D’=D1’+Δr(D2−D1)/w+Δb(D3−D2)/w ……(8)
【0043】ここで、(D2−D1)をΔEr、(D3
−D2)をΔEbとすると、式(8)は式(9)のよう
になる。
【0044】
【数9】 D’=D1’+ΔrΔEr/w+ΔbΔEb/w ……(9)
【0045】つまり、上位ビットr、g、bにより指定
される直方体領域3(図2参照)に対してΔEr、ΔE
bなる差分係数と、Δgに対応する色変換値D1’とを
持たせておけば、(9)式により各三角柱領域4内の点
P’での色変換値D’を求めることができることにな
る。なお、三角柱領域4内でΔgで指定されるRB平面
上の全ての差分係数を予め計算しておき、その算術平均
をとることで補間精度はさらに向上する。本実施例で
は、Δgが最大2ビットであるため、三角柱領域4内で
の各差分係数は4個づつあることになり、これら4個の
算術平均をとるようにすればよい。
【0046】次に、タイプ2から成る三角柱領域5が選
択された場合の補間法を説明する。タイプ2の場合に
は、タイプ1と同様に図6(b)に示すDを求める。こ
れにより、タイプ1の場合における(8)式に対応して
位置P’での色変換値D’は(10)式のようになる。
【0047】
【数10】 D’=D1’+Δr(D3−D4)/w+Δb(D4−D1)/w ……(10)
【0048】ここで、(D3−D4)をΔFr、(D4
−D1)をΔFbとすると、式(10)は式(11)の
ようになる。
【0049】
【数11】 D’=D1’+ΔrΔFr/w+ΔbΔFb/w ……(11)
【0050】つまり、上位ビットr、g、bにより指定
される直方体領域3(図2参照)に対してΔFr、ΔF
bなる差分係数と、Δgに対応する色変換値D1’とを
持たせておけば、(11)式により各三角柱領域5内の
点P’での色変換値D’を求めることができることにな
る。なお、三角柱領域5内でΔgで指定されるRB平面
上の全ての差分係数を予め計算しておき、その算術平均
をとることで補間精度はさらに向上する。本実施例で
は、Δgが最大2ビットであるため、三角柱領域5内で
の各差分係数は4個づつあることになり、これら4個の
算術平均をとるようにすればよい。
【0051】次に、このような三角柱領域4、5から成
るテーブルデータの補間を用いた第2実施例における色
変換装置の構成を説明する。図7に示すように、第2実
施例における色変換装置は、主として入力色信号である
R、G、B信号値を各々記憶するRメモリ31、Gメモ
リ32、Bメモリ33と、差分係数ΔFr、ΔErを記
憶する第1差分係数メモリ34、ΔFb、ΔEbを記憶
する第2差分係数メモリ35と、色変換値D1’を記憶
する色変換値メモリ36と、下位ビット信号Δr、Δb
の比較を行う比較器37と、各種信号の乗算を行う第1
乗算器38、第2乗算器39と、加算器42、43とか
ら構成されている。
【0052】この第1差分係数メモリ34、第2差分係
数メモリ35は、各々1色あたり三角柱領域4、5(図
5参照)の個数分すなわち8192個分の差分係数を記
憶していることになる。比較器37は、入力色信号値
R、Bの下位ビット信号Δr、Δbの値の大小を比較し
て、その結果を信号S2に出力する。すなわち、Δr>
Δbの場合にはS2=0を出力し、Δr≦Δbの場合に
はS2=1を出力する。第1差分係数メモリ34および
第2差分係数メモリ35は、この信号S2の値に応じて
前述した2種類の三角柱領域4、5(図5参照)のいず
れかを選択することになる。また、第1乗算器38は、
第1差分係数メモリ34から出力されるΔFrまたはΔ
Erと下位ビット信号Δrとを乗算し、第2乗算器39
は、第2差分係数メモリ35から出力されるΔFbまた
はΔEbと下位ビット信号Δbとを乗算する。
【0053】除算器40、41は、第1乗算器38、第
2乗算器39からの出力を各々1/wにするものである
が、実際にこれを構成する場合には、各乗算器の出力線
のLSB側下位ビットのうちの(d−n)ビット数の線
を接続しないで無視すれば容易に構成できる。また、加
算器42は、第1乗算器38からの出力を除算器40で
1/wにした信号ΔrΔEr/wまたはΔrΔFr/w
と、第2乗算器39からの出力を除算記憶41で1/w
にした信号ΔbΔEb/wまたはΔbΔFb/wとの加
算を行っている。さらに、加算器43は、加算器42か
ら出力と色変換値メモリ36からの出力との加算を行っ
ている。この加算器43からの出力信号がY、M、Cか
ら成る出力色信号となる。
【0054】次に、この第2実施例における色変換装置
の動作説明を行う。なお、以下の説明では、入力色信号
R、G、Bが各8ビットの2値データから構成され、上
位ビット信号r、bが3ビット、gが6ビット、下位ビ
ット信号Δr、Δbが5ビット、Δgが2ビットである
場合を例として説明する。図7に示すRメモリ31、G
メモリ32、Bメモリ33から読み出された色信号値
R、G、Bは、上位ビット信号r、g、bおよび下位ビ
ット信号Δr、Δbに分離され、上位ビット信号r、
g、bは第1差分係数メモリ34、第2差分係数メモリ
35のアドレスに入力される。また、比較器37には下
位ビット信号Δr、Δbが入力され、2種類の三角柱領
域4、5(図5参照)を選択する信号S2が出力され
る。
【0055】なお、この例では第1実施例と同様、入力
色信号R、G、Bが面順次で出力色信号Y、M、Cに変
換される場合を説明する。この場合、信号線S0、S1
によってその選択が行われる。すなわち、S0=0、S
1=0の場合に出力色信号Yに関するデータが選択さ
れ、S0=1、S1=0の場合に出力色信号Mに関する
データが選択され、S0=0、S1=1の場合に出力色
信号Cに関するデータが選択される。ここでは、S0=
0、S1=0でYに関するデータが選択されている場合
を説明する。
【0056】第1差分係数メモリ34、第2差分係数メ
モリ35には信号線S0、S1およびS2と、入力色信
号から分離された上位ビットr、g、bが入力され、4
096個の三角柱領域4、5の中から1つが選択され
る。また、Δr>Δbの場合、S2=0となりタイプ1
から成る三角柱領域4のYに関する差分係数ΔEr、Δ
Ebが各々第1差分係数メモリ34、第2差分係数メモ
リ35から読み出されて第1乗算器38および第2乗算
器39に入力される。一方、Δr≦Δbの場合、S2=
1となりタイプ2から成る三角柱領域5のYに関する差
分係数ΔFr、ΔFbが各々第1差分係数メモリ34、
第2差分係数メモリ35から読み出されて第1乗算器3
8および第2乗算器39に入力される。
【0057】また、色変換値メモリ36には信号S0、
S1、入力色信号値Gの全ビット(8ビット)と、分離
された上位ビットr、bが入力され、16384個のD
1’の中から1つが選択され、これが加算器43に入力
される。第1乗算器38には第1差分係数メモリ34か
らΔErまたはΔFrが入力される他、下位ビット信号
Δrが入力され、これらの乗算が行われる。すなわち、
Δr>Δbの場合には、差分係数ΔErと下位ビット信
号Δrとが乗算され、Δr≦Δbの場合には、差分係数
ΔFrと下位ビット信号Δrとが乗算されることにな
る。
【0058】また、第2乗算器39には第2差分係数メ
モリ35からΔEbまたはΔFbが入力される他、下位
ビット信号Δbが入力され、これらの乗算が行われる。
すなわち、Δr>Δbの場合には、差分係数ΔEbと下
位ビット信号Δbとが乗算され、Δr≦Δbの場合に
は、差分係数ΔFbと下位ビット信号Δbとが乗算され
ることになる。第1乗算器38および第2乗算器39か
らの出力は、各々除算器40および除算器41にて1/
wされ、加算器42に入力されることになる。なお、除
算器40、41は第1実施例と同様に第1乗算器38、
第2乗算器39の各出力線の配線のみで容易に構成でき
るものである。さらに、加算器43には、加算器42か
らの出力と色変換値メモリ36からの出力とが入力さ
れ、これらの加算が行われる。これによって、加算器4
3からは(9)式または(11)式と同様な値が出力さ
れることになる。
【0059】この加算器43からの出力値がYに関する
出力色信号値であり、イエローのインク制御量信号とな
って図示しないカラープリンタ等へ送られることにな
る。また、他のM、Cに関する出力色信号値について
も、信号S0、S1と選択によってこれと同様に行われ
る。このように、第2実施例における色変換装置では、
除算器40、41は接続配線だけで済み、しかも乗算器
を2個、加算器を2個備えるハードウエハで構成できる
ため、従来の立方体補間法における乗算器8個、加算器
7個のハードウエアに比べて大幅に装置を簡素化するこ
とが可能となる。
【0060】なお、本実施例では上位ビット信号r、b
がそれぞれ3ビット、gが6ビット、信号S0、S1、
S2で3ビットとなり、アドレス線は合計で15ビット
となるから、第1差分係数メモリ34、第2差分係数メ
モリ35は各々32Kバイトとなり、256Kビットの
ROM又はRAMで構成できる。また、色変換値メモリ
36はGが8ビットであり、アドレス線は合計16ビッ
トであるため、64Kバイトすなわち512Kビットの
ROMまたはRAMで構成できる。
【0061】次に、第1実施例および第2実施例で使用
される乗算器の構成について説明する。例えば、第2実
施例におけるwは32であるため、第1乗算器38から
の出力結果Δr(ΔEr/w)はΔr(ΔEr/32)
となる。また、Δrは5ビットであり、これを2進化表
示でb4b3b2b1b0とすると、Δr(ΔEr/3
2)は(12)式のようになる。
【0062】
【数12】 Δr(ΔEr/32)=b4(ΔEr/2)+b3(ΔEr/4)+b2(ΔE r/8)+b1(ΔEr/16)+b0(ΔEr/32) ……(12)
【0063】ただし、b0〜b4は1または0である。
例えば、Δr=11ならば、b4=0、b3=1、b2
=0、b1=1、b0=1であるから、(12)式は、
11(ΔEr/32)=(ΔEr/4)+(ΔEr/1
6)+(ΔEr/32)となる。この(12)式をその
まま回路化すると、ΔErを1/32、1/16、1/
8、1/4、1/2にしたときの切捨て部の誤差が大き
くなるため、(12)式を(13)式のように変形す
る。
【0064】
【数13】 Δr(ΔEr/32)={b4(ΔEr)+b3(ΔEr/2)+b2(ΔEr /4)+b1(ΔEr/8)+b0(ΔEr/16)}/2 ……(13)
【0065】図8(a)はこの(13)式を回路化した
場合のブロック図である。この1/16セレクタ51
は、ΔEr/16と「0」データとを選択して加算器5
6へ送るものであり、1/8セレクタ52は、ΔEr/
8と「0」データとを選択して加算器56へ送るもので
あり、1/4セレクタ53は、ΔEr/4と「0」デー
タとを選択して加算器56へ送るものであり、1/2セ
レクタ54は、ΔEr/2と「0」データとを選択して
加算器56へ送るものであり、1/1セレクタ55は、
ΔErと「0」データとを選択して加算器56へ送るも
のである。また、加算器56は、1/16セレクタ51
〜1/1セレクタ55までの各出力を加算してその結果
を1/2除算器57に出力する。これにより、ΔrΔE
r/wを得ることができるようになる。
【0066】図8(b)は、Δrとb4b3b2b1b
0の2進化表示との関係を示したものである。例えば、
Δr=25の場合、b4=1、b3=1、b2=0、b
1=0、b0=1となり、図8(a)に示す1/16セ
レクタ51はb0=1よりΔEr/16データを選択
し、1/8セレクタ52はb1=0より「0」データを
選択し、1/4セレクタ53はb2=0より「0」デー
タを選択し、1/2セレクタ54はb3=1よりΔEr
/2データを選択し、1/1セレクタ55はb4=1よ
りΔErデータを選択する。そして、これら選択された
データが加算器56で加算され、その計算結果(ΔEr
+ΔEr/2+ΔEr/16)は除算器57にて1/2
されて、最終的には(25/32)ΔErを得る。
【0067】なお、ΔEr/16はΔErの下位4ビッ
トをシフトするだけで実現でき、ΔEr/8はΔErの
下位3ビットをシフトするだけで実現でき、ΔEr/4
はΔErの下位2ビットをシフトするだけで実現でき、
ΔEr/2はΔErの下位1ビットをシフトするだけで
実現できる。つまり、実際にはΔErデータの下位ビッ
ト線の配線のみで容易に構成できることになる。これ
は、1/2除算器57も同様である。このようにして、
乗算器はセレクタ群と加算器とにより容易に構成できる
ことになる。なお、第2実施例における第2乗算器3
9、第1実施例における第2乗算器19〜第4乗算器2
1においても上記の乗算器と同様な構成で実現できる。
【0068】また、本実施例においては、入力色信号
R、G、Bを面順次で出力色信号Y、M、Cに変換する
例を示したが、各差分係数メモリを1/3にして、各演
算回路部を3個並列に設ければ、並列変換を行うことも
可能である。また、本実施例におけるテーブルデータと
してR、B座標に対してG座標を細分化する例を示した
が、G座標ではなく、RまたはB座標を細分化しても同
様である。
【0069】さらに、本実施例ではY、M、Cの3色再
現のカラープリンタを用いる場合を例としてが、UCR
(Under Color Removal:下色除
去)を実行する黒色を含めた4色再現への拡張を行う場
合には、差分係数メモリをもう1色分増やすだけで容易
に実現できる。また、R、G、B空間をY、M、C空間
に色変換する例を説明したが、3刺激値X、Y、Zや等
色空間L*a*b*などの既知の色座標系間の変換にお
いても適用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の色変換装
置によれば次のような効果がある。すなわち、本発明で
は、立方体補間法で使用するテーブルデータの1軸にお
けるピッチつまり基準色変換値が設けられる所定のピッ
チを他の2軸に比べて小さくすることで、高精度の色変
換値算出を従来と比べて少ない乗算器や加算器で行うこ
とができ、回路構成を非常に簡素化することが可能とな
る。また、この回路構成の簡素化によって、色変換値の
算出における高速処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するブロック図であ
る。
【図2】テーブルデータの概念図である。
【図3】G方向の分割状態を示す図である。
【図4】色変換値の算出を説明する概念図である。
【図5】第2実施例における色変換値の算出を説明する
概念図である。
【図6】タイプ別の色変換値の算出を説明する図であ
る。
【図7】第2実施例を説明するブロック図である。
【図8】乗算器を説明する図で、(a)はブロック図、
(b)は対応表である。
【符号の説明】
1 テーブルデータ 2 立方体領域 3 直方体領域 4、5 三角柱
領域 11 Rメモリ 12 Gメモリ 13 Bメモリ 14 第1差分
係数メモリ 15 第2差分係数メモリ 16 第3差分
係数メモリ 17 色変換値メモリ 18 第1乗算
器 19 第2乗算器 20 第3乗算
器 21 第4乗算器 26、27、2
8 加算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元で示される入力色信号を得て、そ
    の各3軸に沿った色信号値に対応する色変換値を所定の
    テーブルデータより算出し、その算出結果から他の3次
    元で示される出力色信号を得る色変換装置であって、 前記テーブルデータは、前記各3軸に沿って所定ピッチ
    毎に基準色変換値を備え、かつその所定の1軸における
    ピッチが他の2軸におけるピッチよりも小さいことを特
    徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 前記各色信号値が各々dビットの2値デ
    ータで構成される場合において、 前記テーブルデータにおける前記1軸には、該dビット
    の上位mビットで指定される2のm乗で該dビットを分
    割して成るピッチ毎に前記基準色変換値を備えていると
    ともに、前記他の2軸には、該dビットの上位nビット
    (n>m)で指定される2のn乗で該dビットを分割し
    て成るピッチ毎に前記基準色変換値を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の色変換装置。
  3. 【請求項3】 前記テーブルデータを用いて前記色変換
    値を算出するにあたり、前記他の2軸に沿った平面上の
    最小ピッチに備えられる4つの基準色変換値に基づき前
    記入力色信号の各色信号値に応じた該色変換値を補間算
    出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の色変換装置。
  4. 【請求項4】 前記4つの基準色変換値をD1、D2、
    D3、D4とした場合に、D1−D4から成る値を記憶
    する第1差分係数メモリと、 前記4つの基準色変換値のうちのD2−D1から成る値
    を記憶うる第2差分メモリと、 D1−D2+D3−D4から成る値を記憶する第3差分
    係数メモリと、 前記1軸に対応する色信号値に基づきD1から求まる色
    変換値D1’を記憶する色変換値メモリと、 前記2軸に対応する各色信号値を構成するdビットのう
    ち下位(d−n)ビットの値を乗算する第1乗算器と、 前記2軸における一方の色信号値のうち下位(d−n)
    ビットの値と前記第1差分メモリから得られる値とを乗
    算する第2乗算器と、 前記2軸における他方の色信号値のうち下位(d−n)
    ビットの値と前記第2差分メモリから得られる値とを乗
    算する第3乗算器と、 前記第1乗算器から得られる値と前記第3差分メモリか
    ら得られる値とを乗算する第4乗算器と、 前記第2乗算器から得られる値と前記第3乗算器から得
    られる値と前記第4乗算器から得られる値と前記色変換
    値メモリから得られる値とを加算する加算器とを備えて
    いることを特徴とする請求項3記載の色変換装置。
  5. 【請求項5】 前記テーブルデータを用いて前記色変換
    値を算出するにあたり、前記他の2軸に沿った平面上の
    最小ピッチに備えられる4つの基準色変換値のうちの3
    つに基づいて前記入力色信号の各色信号値に応じた該色
    変換値を補間算出することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の色変換装置。
  6. 【請求項6】 前記4つの基準色変換値をD1、D2、
    D3、D4とした場合に、D3−D4から成る値および
    D2−D1から成る値を記憶する第1差分係数メモリ
    と、 D4−D1から成る値およびD3−D2から成る値を記
    憶する第2差分係数メモリと、 前記1軸に対応する色信号値に基づきD1から求まる色
    変換値D1’を記憶する色変換値メモリと、 前記2軸における一方の色信号値のうちの下位(d−
    n)ビットの値と、他方の色信号値のうちの下位(d−
    n)ビットの値とを比較する比較器と、 前記比較器による比較の結果、前記一方の色信号のうち
    の下位(d−n)ビットの値が他方の色信号値のうちの
    下位(d−n)ビットの値以下となっている場合に前記
    第1差分係数メモリよりD3−D4から成る値を得て、
    該一方の色信号のうちの下位(d−n)ビットの値が該
    他方の色信号値のうちの下位(d−n)ビットの値より
    大きい場合に前記第1差分係数メモリよりD2−D1か
    ら成る値を得て、この得た値と該一方の色信号のうちの
    下位(d−n)ビットの値とを乗算する第1乗算器と、 前記比較器による比較の結果、前記一方の色信号のうち
    の下位(d−n)ビットの値が他方の色信号値のうちの
    下位(d−n)ビットの値以下となっている場合に前記
    第2差分係数メモリよりD4−D1から成る値を得て、
    該一方の色信号のうちの下位(d−n)ビットの値が該
    他方の色信号値のうちの下位(d−n)ビットの値より
    大きい場合に前記第2差分係数メモリよりD3−D2か
    ら成る値を得て、この得た値と該他方の色信号のうちの
    下位(d−n)ビットの値とを乗算する第2乗算器と、 前記第1乗算器から得られる値と前記第2乗算器から得
    られる値と前記色変換値メモリから得られる値とを加算
    する加算器とを備えていることを特徴とする請求項5記
    載の色変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項6に記載の色変換
    装置において、 各乗算器は、各差分係数メモリから得る値を1/2、1
    /(2の2乗)、1/(2の3乗)、…、1/(2の
    (d−n)乗)にした各出力を選択する複数のセレクタ
    と、 各セレクタからの出力を加算する他の加算器とを備えて
    いることを特徴とする色変換装置。
JP6296377A 1994-11-30 1994-11-30 色変換装置 Pending JPH08163379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296377A JPH08163379A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 色変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6296377A JPH08163379A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 色変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08163379A true JPH08163379A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17832767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6296377A Pending JPH08163379A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 色変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08163379A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4992861A (en) Color image reproduction apparatus having a digitally operated look-up table constructed by means of a least squares algorithm
JP2994153B2 (ja) 色信号変換装置
US4275413A (en) Linear interpolator for color correction
US4959711A (en) Method and apparatus for correcting the color of a printed image
KR830001764B1 (ko) 디지탈식 색 수정방법
JPS5816180B2 (ja) メモリ装置における信号補間方法
JPH10136216A (ja) カラー画像処理装置
WO1989000317A1 (en) Method and apparatus for correcting color
JP2000505268A (ja) n次元の色空間における補間方法
US6930809B1 (en) Color conversion device and method of manufacturing the same
JP2899461B2 (ja) 色信号補間方法、色信号補間装置および色補正方法
JPH10200770A (ja) 画像データの色補正方法
JP3354158B2 (ja) 色補正装置、色補正方法及び色補正応用装置
US6587223B1 (en) Color signal conversion by means of the fewest converter tables
JP2906814B2 (ja) 色信号変換装置
JPH08163379A (ja) 色変換装置
JP3362281B2 (ja) 色再現装置及び色再現方法
US6906834B1 (en) Color conversion device and method of manufacturing the same
JPH0799587A (ja) 色変換方法および色変換装置
JP3743036B2 (ja) 色変換方法および色変換装置
JPH05284346A (ja) 色変換装置
JPH0814843B2 (ja) 色変換方法および色変換装置
JPH0622124A (ja) 変換方法、色変換方法、色変換テーブル作成方法、色変換装置および色変換テーブル作成装置
JPH05244405A (ja) 色補正方式
JPH0969961A (ja) 色変換装置