JPH08162169A - 電池パック - Google Patents
電池パックInfo
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- JPH08162169A JPH08162169A JP6299852A JP29985294A JPH08162169A JP H08162169 A JPH08162169 A JP H08162169A JP 6299852 A JP6299852 A JP 6299852A JP 29985294 A JP29985294 A JP 29985294A JP H08162169 A JPH08162169 A JP H08162169A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery pack
- charging
- battery
- charger device
- outer case
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度微分検出方式の定電流充電を、容易かつ
安定的に適用し得る電池パックの提供を目的とする。 【構成】 電気絶縁性外装ケース1と、前記外装ケース
1内に封装された二次電池2と、前記二次電池2の端子
に一端が接続し他端が外装ケース1外に導出された充放
電用端子3a,3bとを具備して成る電池パックにおいて、
前記充電用端子3a,3bを充電器装置に装着したとき、充
電器装置側に接する電池パックの外装ケース1内壁面
に、断熱性の難燃シート4を配設したことを特徴とす
る。さらに、具体的例としては、電気絶縁性外装ケース
1と、前記外装ケース1内に封装された二次電池2と、
前記二次電池2の端子に一端が接続し他端が外装ケース
1外に導出された充放電用端子3a,3bとを具備して成る
電池パックにおいて、 前記充電用端子3a,3bを充電器
装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面に、パルプ成分10〜40質量%および
水酸化アルミウム成分90〜60質量%の混合系からシート
4を配設したことを特徴とする。
安定的に適用し得る電池パックの提供を目的とする。 【構成】 電気絶縁性外装ケース1と、前記外装ケース
1内に封装された二次電池2と、前記二次電池2の端子
に一端が接続し他端が外装ケース1外に導出された充放
電用端子3a,3bとを具備して成る電池パックにおいて、
前記充電用端子3a,3bを充電器装置に装着したとき、充
電器装置側に接する電池パックの外装ケース1内壁面
に、断熱性の難燃シート4を配設したことを特徴とす
る。さらに、具体的例としては、電気絶縁性外装ケース
1と、前記外装ケース1内に封装された二次電池2と、
前記二次電池2の端子に一端が接続し他端が外装ケース
1外に導出された充放電用端子3a,3bとを具備して成る
電池パックにおいて、 前記充電用端子3a,3bを充電器
装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面に、パルプ成分10〜40質量%および
水酸化アルミウム成分90〜60質量%の混合系からシート
4を配設したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電池パックに係り、特に
充電器装置に対して断熱し、所要の充電を容易、かつ確
実に行い得る電池パックに関する。
充電器装置に対して断熱し、所要の充電を容易、かつ確
実に行い得る電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】ニッケル−水素二次電池、もしくはニッ
ケル−カドミウム二次電池などに代表される二次電池
は、たとえば携帯用電話機や携帯型撮像機など、各種の
機器システムの作動電源として、複数個をパック化し実
用に供されている。つまり、二次電池は、いわゆる充電
操作によって電力を蓄え、前記蓄えた電力を負荷の駆動
(放電)にと繰り返し動作させることが可能なので、複
数個の二次電池をパック化し、各種の機器システムに組
み込んで実用されている。
ケル−カドミウム二次電池などに代表される二次電池
は、たとえば携帯用電話機や携帯型撮像機など、各種の
機器システムの作動電源として、複数個をパック化し実
用に供されている。つまり、二次電池は、いわゆる充電
操作によって電力を蓄え、前記蓄えた電力を負荷の駆動
(放電)にと繰り返し動作させることが可能なので、複
数個の二次電池をパック化し、各種の機器システムに組
み込んで実用されている。
【0003】そして、この種の電池パックに対する定電
流充電は、一般的に、充電時における電池の温度上昇状
態に基づいて、充電操作を制御する温度微分検出方式を
採用した充電器装置で行っている。すなわち、電池パッ
クを嵌合的に装着可能な凹設部を上面側に備えた充電器
装置本体と、前記充電器装置本体の凹設部に設置され、
水平に嵌合・装着される電池パックの充電用端子に接続
する充電用端子と、前記電池パックの定電流充電に伴う
温度を測定し、その温度変化を表示する温度検出系とを
具備した構成の充電器装置によって、所要の充電を行っ
ている。この温度微分検出方式での充電制御は、定電流
満充電状態に近い時点で、電池パックの温度が急激に上
昇する現象を利用する。ところで、電池パックの急激な
温度上昇は、定電流充電終点で起こるので、その急激な
温度上昇を微分した形(微分値)でとらえて、その微分
値を定電流充電終点の目安としている。
流充電は、一般的に、充電時における電池の温度上昇状
態に基づいて、充電操作を制御する温度微分検出方式を
採用した充電器装置で行っている。すなわち、電池パッ
クを嵌合的に装着可能な凹設部を上面側に備えた充電器
装置本体と、前記充電器装置本体の凹設部に設置され、
水平に嵌合・装着される電池パックの充電用端子に接続
する充電用端子と、前記電池パックの定電流充電に伴う
温度を測定し、その温度変化を表示する温度検出系とを
具備した構成の充電器装置によって、所要の充電を行っ
ている。この温度微分検出方式での充電制御は、定電流
満充電状態に近い時点で、電池パックの温度が急激に上
昇する現象を利用する。ところで、電池パックの急激な
温度上昇は、定電流充電終点で起こるので、その急激な
温度上昇を微分した形(微分値)でとらえて、その微分
値を定電流充電終点の目安としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二次電池は
いずれの場合も、充電および放電が主要な機能であり、
また、一般的な取扱いや使用上の安全性から、充電の終
止電圧、放電の終止電圧をそれぞれ限界とし、この限界
範囲内の電圧で充電や放電を行っている。そして、二次
電池は、前記したように、その充電の開始,進行(経
過)に伴って、充電器装置からの煽り熱および二次電池
自体の充電発熱によって、定電流充電初期および定電流
充電終了時に電池温度が急激に上昇する。したがって、
電池温度の急激な変化を定電流充電の終点の目安とする
温度微分検出方式では、定電流充電初期と定電流充電終
点との誤検出を生じ易く、所要の満充電を達成し難くな
るとともに、一方では、電池温度の上昇に伴い電池内部
で酸素などの発生が起こり易くなって、二次電池自体の
破損(損傷)を招来する恐れがある。
いずれの場合も、充電および放電が主要な機能であり、
また、一般的な取扱いや使用上の安全性から、充電の終
止電圧、放電の終止電圧をそれぞれ限界とし、この限界
範囲内の電圧で充電や放電を行っている。そして、二次
電池は、前記したように、その充電の開始,進行(経
過)に伴って、充電器装置からの煽り熱および二次電池
自体の充電発熱によって、定電流充電初期および定電流
充電終了時に電池温度が急激に上昇する。したがって、
電池温度の急激な変化を定電流充電の終点の目安とする
温度微分検出方式では、定電流充電初期と定電流充電終
点との誤検出を生じ易く、所要の満充電を達成し難くな
るとともに、一方では、電池温度の上昇に伴い電池内部
で酸素などの発生が起こり易くなって、二次電池自体の
破損(損傷)を招来する恐れがある。
【0005】特に、前記したように、充電器装置本体の
凹設部に電池パックを水平に嵌合・装着して定電流充電
を行う場合は、凹設部面に電池パックの一主面が直接接
触するため、この部分においては、充電器装置からの煽
り熱での温度上昇がさらに助長されることになり、前記
温度微分方式による定電流充電の制御に誤りを生じ易い
ことになる。したがって、定電流充電初期では温度微分
検出を行わずに、定電流充電開始から一定時間(たとえ
ば5 分間)経過後、温度微分検出系を作動させることも
試みられている。しかし、この場合は、既に満充電状態
にある電池パック(もしくは二次電池)を再充電して過
充電状態にする恐れもある。いずれにしても、電池パッ
クについて、従来採られている定電流充電方式で、所要
の定電流充電を行った場合は、充電器装置からの煽り熱
および二次電池自体の発生熱がこもり易く、過充電によ
る二次電池の破損・損傷など招いたり、あるいは満充電
に達しない時点で充電を停止(終了)することが起こ
り、所要の充電が成されないまま、駆動用電源として実
用に供されることも生じる。
凹設部に電池パックを水平に嵌合・装着して定電流充電
を行う場合は、凹設部面に電池パックの一主面が直接接
触するため、この部分においては、充電器装置からの煽
り熱での温度上昇がさらに助長されることになり、前記
温度微分方式による定電流充電の制御に誤りを生じ易い
ことになる。したがって、定電流充電初期では温度微分
検出を行わずに、定電流充電開始から一定時間(たとえ
ば5 分間)経過後、温度微分検出系を作動させることも
試みられている。しかし、この場合は、既に満充電状態
にある電池パック(もしくは二次電池)を再充電して過
充電状態にする恐れもある。いずれにしても、電池パッ
クについて、従来採られている定電流充電方式で、所要
の定電流充電を行った場合は、充電器装置からの煽り熱
および二次電池自体の発生熱がこもり易く、過充電によ
る二次電池の破損・損傷など招いたり、あるいは満充電
に達しない時点で充電を停止(終了)することが起こ
り、所要の充電が成されないまま、駆動用電源として実
用に供されることも生じる。
【0006】本発明は上記事情に対処してなされたもの
で、温度微分検出方式の定電流充電を、容易かつ安定的
に適用し得る電池パックの提供を目的とする。
で、温度微分検出方式の定電流充電を、容易かつ安定的
に適用し得る電池パックの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の電池
パックは、電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケース内
に封装された二次電池と、前記二次電池の端子に一端が
接続し他端が外装ケース外に導出された充放電用端子と
を具備して成る電池パックにおいて、前記充電用端子を
充電器装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池
パックの外装ケース内壁面に、断熱性の難燃シートを配
設したことを特徴とする。本発明に係る第2の電池パッ
クは、電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケース内に封
装された二次電池と、前記二次電池の端子に一端が接続
し他端が外装ケース外に導出された充放電用端子とを具
備して成る電池パックにおいて、前記充電用端子を充電
器装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池パッ
クの外装ケース内壁面に、パルプ成分10〜40質量%およ
び水酸化アルミウム成分90〜60質量%の混合系から成る
シートを配設したことを特徴とする。
パックは、電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケース内
に封装された二次電池と、前記二次電池の端子に一端が
接続し他端が外装ケース外に導出された充放電用端子と
を具備して成る電池パックにおいて、前記充電用端子を
充電器装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池
パックの外装ケース内壁面に、断熱性の難燃シートを配
設したことを特徴とする。本発明に係る第2の電池パッ
クは、電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケース内に封
装された二次電池と、前記二次電池の端子に一端が接続
し他端が外装ケース外に導出された充放電用端子とを具
備して成る電池パックにおいて、前記充電用端子を充電
器装置に装着したとき、充電器装置側に接する電池パッ
クの外装ケース内壁面に、パルプ成分10〜40質量%およ
び水酸化アルミウム成分90〜60質量%の混合系から成る
シートを配設したことを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明は、充電器装置に装着し
て充電を行うときに、充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面側に、断熱性および難燃性を有する
シートを介挿・設置しておくことを骨子とする。ここ
で、外装ケース内壁面側に介挿・設置するシートについ
ては、断熱性および難燃性が要求される。その理由は、
充電器装置に起因する煽り熱の影響を効果的に緩和する
ことに加え、発火などに対する安全性の確保もしくは危
険性を排除を要するからである。そして、このような断
熱性および難燃性を備えたシートとしては、たとえばパ
ルプ−水酸化アルミウム系,パルプ−ケイ酸カルシウム
系,パルプ−水酸化マグネシウム系などが挙げられ、特
に、パルプ−水酸化アルミウム系において、パルプ成分
10〜40質量%,水酸化アルミウム成分90〜60質量%と選
択した混合系が好ましい。また、パルプ−ケイ酸カルシ
ウム系においては、パルプ成分10〜35質量%,ケイ酸カ
ルシウム成分90〜65質量%が好ましく、パルプ−水酸化
マグネシウム系においては、水酸化アルミウム成分と配
合された混合系がよく、これらのシート厚は、前記断熱
機能を考慮した場合、一般的に 0.1mm以上が望ましい。
て充電を行うときに、充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面側に、断熱性および難燃性を有する
シートを介挿・設置しておくことを骨子とする。ここ
で、外装ケース内壁面側に介挿・設置するシートについ
ては、断熱性および難燃性が要求される。その理由は、
充電器装置に起因する煽り熱の影響を効果的に緩和する
ことに加え、発火などに対する安全性の確保もしくは危
険性を排除を要するからである。そして、このような断
熱性および難燃性を備えたシートとしては、たとえばパ
ルプ−水酸化アルミウム系,パルプ−ケイ酸カルシウム
系,パルプ−水酸化マグネシウム系などが挙げられ、特
に、パルプ−水酸化アルミウム系において、パルプ成分
10〜40質量%,水酸化アルミウム成分90〜60質量%と選
択した混合系が好ましい。また、パルプ−ケイ酸カルシ
ウム系においては、パルプ成分10〜35質量%,ケイ酸カ
ルシウム成分90〜65質量%が好ましく、パルプ−水酸化
マグネシウム系においては、水酸化アルミウム成分と配
合された混合系がよく、これらのシート厚は、前記断熱
機能を考慮した場合、一般的に 0.1mm以上が望ましい。
【0009】
【作用】本発明に係る電池パックは、充電器装置に装着
して充電を行うときに充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面側に、断熱性および難燃性を有する
シートを介挿・設置した構成を採っている。つまり、定
電流充電時において、充電器装置からの煽り熱が容易に
遮断され、煽り熱の影響を大幅に回避し得るとともに、
電池パック自体の充電に伴う発熱は充電器装置から露出
する外装ケース面を介して容易に放散される構成を採っ
ている。したがって、定電流充電時において、充電器装
置からの煽り熱がこもる恐れも全面的に解消され、特
に、定電流充電初期における電池温度の上昇を正常な状
態に制御し得ることことになり、二次電池に所要の定電
流充電を的確に行い得るので、二次電池の効率的な利用
(使用)に、あるいは長寿命化に大きく寄与する。
して充電を行うときに充電器装置側に接する電池パック
の外装ケース内壁面側に、断熱性および難燃性を有する
シートを介挿・設置した構成を採っている。つまり、定
電流充電時において、充電器装置からの煽り熱が容易に
遮断され、煽り熱の影響を大幅に回避し得るとともに、
電池パック自体の充電に伴う発熱は充電器装置から露出
する外装ケース面を介して容易に放散される構成を採っ
ている。したがって、定電流充電時において、充電器装
置からの煽り熱がこもる恐れも全面的に解消され、特
に、定電流充電初期における電池温度の上昇を正常な状
態に制御し得ることことになり、二次電池に所要の定電
流充電を的確に行い得るので、二次電池の効率的な利用
(使用)に、あるいは長寿命化に大きく寄与する。
【0010】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0011】図1は本発明に係る電池パックの要部構成
例を示す断面図である。図1において、1は電気絶縁性
外装ケース、2は前記外装ケース1内に封装された二次
電池、3は前記二次電池2の端子に一端が接続し他端が
外装ケース1外に導出(露出)された充放電用端子3a,
3bを備えた端子部、4は前記充放電用端子3a,3bを充電
器装置に装着したとき、図示されてない充電器装置側に
接する電池パックの外装ケース1内壁面に、介挿・設置
された断熱性および難燃性を有するシート(断熱性の難
燃シート)である。
例を示す断面図である。図1において、1は電気絶縁性
外装ケース、2は前記外装ケース1内に封装された二次
電池、3は前記二次電池2の端子に一端が接続し他端が
外装ケース1外に導出(露出)された充放電用端子3a,
3bを備えた端子部、4は前記充放電用端子3a,3bを充電
器装置に装着したとき、図示されてない充電器装置側に
接する電池パックの外装ケース1内壁面に、介挿・設置
された断熱性および難燃性を有するシート(断熱性の難
燃シート)である。
【0012】さらに、具体的に説明すると、前記外装ケ
ース1は、たとえばポリカーボネート樹脂、 ABA樹脂な
どを素材として形成された充放電用端子3a,3bを露出す
る窓1a,1bを有する側壁厚 mm程度の筒状体部1c、およ
び前記筒状体部1cの開口端を封止する蓋体部1dで構成さ
れている。ここで、外装ケース1は、たとえば上下2分
割型化し、対向する分割面を係合・組み合わせする構造
であってもよい。また、前記外装ケース1内に封装され
た二次電池2は、たとえばニッケル水素電池であり、直
列に接続して形で装着されている。そして、前記二次電
池2の端子に、充放電用端子3a,3bの一端をそれぞれ接
続させ、かつ他端を外装ケース1の窓1a,1bに露出させ
て端子部3が装着されている。また、前記電池パックの
外装ケース1内壁面に介挿・設置された断熱性および難
燃性を有するシートは、たとえばパルプ成分10〜40質量
%および水酸化アルミニウム成分90〜60質量%の混合物
から成る厚さ mm程度のシートである。
ース1は、たとえばポリカーボネート樹脂、 ABA樹脂な
どを素材として形成された充放電用端子3a,3bを露出す
る窓1a,1bを有する側壁厚 mm程度の筒状体部1c、およ
び前記筒状体部1cの開口端を封止する蓋体部1dで構成さ
れている。ここで、外装ケース1は、たとえば上下2分
割型化し、対向する分割面を係合・組み合わせする構造
であってもよい。また、前記外装ケース1内に封装され
た二次電池2は、たとえばニッケル水素電池であり、直
列に接続して形で装着されている。そして、前記二次電
池2の端子に、充放電用端子3a,3bの一端をそれぞれ接
続させ、かつ他端を外装ケース1の窓1a,1bに露出させ
て端子部3が装着されている。また、前記電池パックの
外装ケース1内壁面に介挿・設置された断熱性および難
燃性を有するシートは、たとえばパルプ成分10〜40質量
%および水酸化アルミニウム成分90〜60質量%の混合物
から成る厚さ mm程度のシートである。
【0013】次に、前記構成を採った電池パック(単セ
ル定格 1.2 V)について、定電流充電をを行ったとこ
ろ、図2に示すような挙動が認められた。すなわち、定
電流充電(曲線a)の進行に伴って、単位セル当たりの
電池電圧(…充電電圧…曲線b)、および電池温度(曲
線c)は上昇し、満充電状態に近付くと、電池電圧およ
び電池温度とも急上昇するので、いわゆる温度微分検出
方式による定電流充電の終了の目安となる。そして、こ
の電池パックの場合は、定電流充電初期における電池温
度の上昇が緩やかで、温度微分検出方式の適用が実質的
に困難である。つまり、従来の電池パックについて、同
一の条件で定電流充電を行った場合、電池温度の上昇は
曲線dに示すような傾向を採るため、定電流充電初期に
おける電池温度の急激な上昇に温度微分検出方式が適用
され、誤った検出が行われる恐れがあるのに対して、本
発明に係る電池パックの場合は、このような誤った検出
は全面的に回避される。したがって、本発明に係る電池
パックの場合は、充電器装置による定電流充電におい
て、容易にかつ正常に所要の充電が行われることにな
り、駆動電源としての機能を効果的に発揮し得るといえ
る。
ル定格 1.2 V)について、定電流充電をを行ったとこ
ろ、図2に示すような挙動が認められた。すなわち、定
電流充電(曲線a)の進行に伴って、単位セル当たりの
電池電圧(…充電電圧…曲線b)、および電池温度(曲
線c)は上昇し、満充電状態に近付くと、電池電圧およ
び電池温度とも急上昇するので、いわゆる温度微分検出
方式による定電流充電の終了の目安となる。そして、こ
の電池パックの場合は、定電流充電初期における電池温
度の上昇が緩やかで、温度微分検出方式の適用が実質的
に困難である。つまり、従来の電池パックについて、同
一の条件で定電流充電を行った場合、電池温度の上昇は
曲線dに示すような傾向を採るため、定電流充電初期に
おける電池温度の急激な上昇に温度微分検出方式が適用
され、誤った検出が行われる恐れがあるのに対して、本
発明に係る電池パックの場合は、このような誤った検出
は全面的に回避される。したがって、本発明に係る電池
パックの場合は、充電器装置による定電流充電におい
て、容易にかつ正常に所要の充電が行われることにな
り、駆動電源としての機能を効果的に発揮し得るといえ
る。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく、発明の主旨を逸脱しない範囲でいろいろの変
形を採り得る。たとえば、外装ケース1の材質、二次電
池2の種類、あるいは二次電池2の数など、用途に応じ
て適宜選択・変更することも可能である。
のでなく、発明の主旨を逸脱しない範囲でいろいろの変
形を採り得る。たとえば、外装ケース1の材質、二次電
池2の種類、あるいは二次電池2の数など、用途に応じ
て適宜選択・変更することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上実施例の説明から分かるように、本
発明に係る電池パックよれば、充電器装置に装着して所
要の定電流充電を行うとき、充電器装置からの煽り熱が
大幅に低減ないし回避され、定電流充電初期の温度上昇
が大幅に緩和される。つまり、充電器装置の煽り熱が、
定電流充電に伴う電池温度の上昇に影響しないため、定
電流充電初期と定電流充電終期との電池温度上昇は分別
・区分し易くなる。換言すると、定電流充電時における
充電初期と充電終期の電池温度変化(温度上昇)は、容
易に、かつ精度よく区分できるので、常に、二次電池に
対して定電流充電を効率よく行い所要の機能発揮を図り
得る。
発明に係る電池パックよれば、充電器装置に装着して所
要の定電流充電を行うとき、充電器装置からの煽り熱が
大幅に低減ないし回避され、定電流充電初期の温度上昇
が大幅に緩和される。つまり、充電器装置の煽り熱が、
定電流充電に伴う電池温度の上昇に影響しないため、定
電流充電初期と定電流充電終期との電池温度上昇は分別
・区分し易くなる。換言すると、定電流充電時における
充電初期と充電終期の電池温度変化(温度上昇)は、容
易に、かつ精度よく区分できるので、常に、二次電池に
対して定電流充電を効率よく行い所要の機能発揮を図り
得る。
【図1】本発明に係る電池パックの要部構成例を示す断
面図。
面図。
【図2】本発明に係る電池パックについて、定電流充電
時の電池電圧および電池温度の変化を従来の電池パック
の場合と比較して示す特性図。
時の電池電圧および電池温度の変化を従来の電池パック
の場合と比較して示す特性図。
1……電気絶縁性外装ケース 1a……充電用端子窓
1b……放電用端子窓 1c……筒状体部
1d……蓋体部 2……二次電池 3……端子部
3a……充電用端子 3b……放電用端子
4……断熱性および難燃性を有するシート
1b……放電用端子窓 1c……筒状体部
1d……蓋体部 2……二次電池 3……端子部
3a……充電用端子 3b……放電用端子
4……断熱性および難燃性を有するシート
Claims (2)
- 【請求項1】 電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケー
ス内に封装された二次電池と、前記二次電池の端子に一
端が接続し他端が外装ケース外に導出された充放電用端
子とを具備して成る電池パックにおいて、 前記充電用端子を充電器装置に装着したとき、充電器装
置側に接する電池パックの外装ケース内壁面に、断熱性
の難燃シートを配設したことを特徴とする電池パック。 - 【請求項2】 電気絶縁性外装ケースと、前記外装ケー
ス内に封装された二次電池と、前記二次電池の端子に一
端が接続し他端が外装ケース外に導出された充放電用端
子とを具備して成る電池パックにおいて、 前記充電用端子を充電器装置に装着したとき、充電器装
置側に接する電池パックの外装ケース内壁面に、パルプ
成分10〜40質量%および水酸化アルミウム成分90〜60質
量%の混合系から成るシートを配設したことを特徴とす
る電池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299852A JPH08162169A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299852A JPH08162169A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162169A true JPH08162169A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17877729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6299852A Withdrawn JPH08162169A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08162169A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998016958A1 (en) * | 1996-10-15 | 1998-04-23 | Ericsson Inc. | Rechargeable battery enabling reduction of battery overheating probability during charging |
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CN113540640A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-22 | 远景动力技术(江苏)有限公司 | 一种动力电池模组 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP6299852A patent/JPH08162169A/ja not_active Withdrawn
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CN113540640A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-22 | 远景动力技术(江苏)有限公司 | 一种动力电池模组 |
CN113540640B (zh) * | 2021-07-19 | 2023-08-04 | 远景动力技术(江苏)有限公司 | 一种动力电池模组 |
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