JPH08161198A - 入出力データシミュレータ - Google Patents

入出力データシミュレータ

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JPH08161198A
JPH08161198A JP6298450A JP29845094A JPH08161198A JP H08161198 A JPH08161198 A JP H08161198A JP 6298450 A JP6298450 A JP 6298450A JP 29845094 A JP29845094 A JP 29845094A JP H08161198 A JPH08161198 A JP H08161198A
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JP
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JP6298450A
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Hideo Takagi
英男 高木
Kinichiro Masuda
金一郎 増田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々な被試験プログラムに対応して、入出力
動作の試験を行う入出力データシミュレータを提供す
る。 【構成】 送信データに付された発信元情報および宛て
先情報に応じて中継する中継手段101を備えた情報処
理システムにおいて、試験対象のプログラムを処理する
処理手段102との間でデータの入出力の試験を行う入
出力データシミュレータにおいて、処理手段102に対
応する属性情報を保持する属性情報保持手段111と、
処理手段102の通信相手に対応する属性情報と個別デ
ータとを入力する送信指示入力手段112と、処理手段
102に対応する属性情報と通信相手に対応する属性情
報とを個別データに組み合わせて送信データを作成し、
中継手段101に送出する送信手段113と、中継手段
101を介して処理手段102から送出された送信デー
タをそれぞれ受信する受信手段114とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の様々な
機能毎にパッケージ化されたソフトウェアにそれぞれの
機能に合わせたデータ入出力環境を提供して、ソフトウ
ェアの試験を行う入出力データシミュレータに関するも
のである。情報処理装置の高機能化,多機能化に伴っ
て、入出力装置や演算処理装置,画像処理装置など様々
な機器の機能に合わせたソフトウェアがそれぞれ独立性
の強いパッケージとして開発されており、これらのパッ
ケージソフトウェアの組み合わせによって情報処理シス
テムが構築されるようになっている。
【0002】このように、様々な用途に合わせて、様々
なパッケージソフトウェアが組み合わされて情報処理シ
ステムが構築されるので、それぞれのパッケージソフト
ウェアの動作を試験するためには、様々な処理環境にお
いてデータの入出力を試行する必要がある。
【0003】
【従来の技術】上述したような様々な機能に対応するパ
ッケージソフトウェアのそれぞれは、プラットホームと
呼ばれる基本ソフトウェアを介して、情報処理システム
のオペレーティングシステムや他のプロセスとの通信を
行う構成となっており、プロセス間通信の手順やデータ
の構成などの入出力インタフェースの標準化が図られて
いる。
【0004】この場合に、各パッケージソフトウェア
は、自身を示す属性情報として、プロセス番号,パッケ
ージ識別番号および部品識別番号などの情報を上述した
プラットホームに定義することで、このプラットホーム
におけるプロセスとして動作が可能となり、また、プラ
ットホーム側は、上述した属性情報によって各プロセス
を識別して、プロセス間通信の制御を行っている。
【0005】ところで、上述したように、個々のパッケ
ージソフトウェアは、それぞれが果たす機能は様々であ
るから、個々のパッケージソフトウェア毎に、通信する
相手先やその内容が異なっている。このため、従来は、
パッケージソフトウェアの試験を行う際には、試験対象
のパッケージソフトウェア(以下、被試験プログラムと
称する)ごとに、対応する相手先の代わりに入出力処理
を代行する試験用プログラムを作成し、上述したプラッ
トホームを介して、この試験用プログラムと被試験プロ
グラムとの間のデータの入出力の試験を行っていた。
【0006】上述した試験プログラムには、被試験プロ
グラムからの要求などに対応する応答に含めるべきデー
タや様々な状況をシミュレートするための手順が含まれ
ており、これらによって、被試験プログラムの動作環境
を疑似的に実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の試験プログラムのそれぞれは、被試験プログラムと1
対1で対応して、応答データや宛て先、その送出順序な
どの手順を試験プログラム自身の中に埋め込まれた情報
として含んでいる。したがって、類似した機能を持つパ
ッケージソフトウェアを試験対象とする既存の試験プロ
グラムが存在する場合でも、その試験プログラムを新し
い被試験プログラム用に利用するためには大幅な修正を
加える必要があり、むしろ、新たに試験プログラムを作
成した方が工数が少ない場合すらある。
【0008】このように、従来方式では、それまでの試
験プログラムなどの資源と重複する部分が多いにもかか
わらず、重複している部分と新規の部分とを分離するこ
とを考慮していなかった。このため、結局は、パッケー
ジソフトウェアのそれぞれに合わせて試験プログラムを
作っており、このような無駄な作業に必要となる膨大な
工数のために、ソフトウェアの開発期間が大幅に増大し
ていた。
【0009】その一方では、ソフトウェアの開発期間の
短縮が要求されており、このためには、試験プログラム
の開発に要する時間を含めて、各パッケージソフトウェ
アの試験に要する期間を大幅に削減することが必要であ
る。本発明は、様々な被試験プログラムに柔軟に対応し
て、データの入出力動作を疑似的に実現する入出力デー
タシミュレータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。請求項1の発明は、送信データに付さ
れた発信元情報および宛て先情報に基づいて、発信元お
よび宛て先をそれぞれ識別して中継する中継手段101
を備えた情報処理システムにおいて、試験対象のプログ
ラムにしたがって処理を行う処理手段102との間でデ
ータの入出力の試験を行う入出力データシミュレータに
おいて、処理手段102を識別するための属性情報を保
持する属性情報保持手段111と、処理手段102を宛
て先として送信すべき個別データと、処理手段102の
通信相手に対応する属性情報とを入力する送信指示入力
手段112と、処理手段102に対応する属性情報と通
信相手に対応する属性情報とをそれぞれ宛て先情報およ
び発信元情報として、個別データとを組み合わせて送信
データを作成し、中継手段101に送出する送信手段1
13と、中継手段101を介して処理手段102から少
なくとも一つの通信相手を宛て先として送出された送信
データをそれぞれ受信する受信手段114とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求1に記載の入出力
データシミュレータにおいて、送信指示入力手段112
は、送信すべき個別データと通信相手に対応する属性情
報との組み合わせを格納する送信情報格納手段121
と、個別データと属性情報との組み合わせの送信順序に
関する手順情報を格納する手順情報格納手段122と、
手順情報に基づいて、送信情報格納手段121から個別
データと属性情報との組み合わせを読み出して、送信手
段113に送出する送出制御手段123とを備えた構成
であることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明は、送信指示入力手段112に
よって入力された個別データと属性情報との組み合わせ
と属性情報保持手段111に保持された属性情報とに基
づいて、送信手段113により送信データを作成して、
中継手段101を介して処理手段102に送出すること
により、発信元情報で示された属性情報を有する別の処
理手段に代わって、処理手段102に宛てて送出するこ
とができる。また、受信手段114により、処理手段1
02からの送信データを中継手段101を介して、その
宛て先情報で示された属性情報を有する処理手段に代わ
って受け取ることができる。
【0013】すなわち、請求項1の入出力データシミュ
レータにより、処理手段102の通信相手となるべき処
理手段の送受信機能を疑似的に果すことができるから、
処理手段102とその通信相手となるべき処理手段との
間のデータの入出力を疑似的に実現し、様々な被試験プ
ログラムに柔軟に対応して、その入出力動作の試験を行
うことができる。
【0014】また、請求項2の発明は、送信情報格納手
段121と手順情報格納手段122とに予め格納してお
いた情報に基づいて、送出制御手段123が送信手段1
13に送信指示を送出することにより、処理手段102
との間の入出力動作の試験を自動化することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の入出力データシミ
ュレータを適用した情報処理システムの実施例構成図で
ある。図2において、情報処理システムは、キーボード
201やマウス202などの入力装置とディスプレイ装
置203やプリンタ装置204などの出力装置およびハ
ードディスク装置205などの外部記憶装置を備えてお
り、入出力データシミュレータ210は、オペレーティ
ングシステム(図示せず)およびプラットホーム206
の機能によって提供される入出力制御部207を介し
て、これらの各装置との間でデータの授受を行う構成と
なっている。
【0016】図2に示した入出力データシミュレータ2
10において、入力解釈部211は、利用者がキーボー
ド201やマウス202を操作することによって入力し
た指示やデータを入出力制御部207を介して受け取っ
て解釈し、この解釈結果に応じて、送信データ作成部2
12および画面制御部213に適切な指示およびデータ
を送出して制御する構成となっている。
【0017】この画面制御部213は、上述した入力解
釈部211からの指示に応じて、プログラムの試験の手
順などを示すメニュー画面や利用者によるデータの入力
を促す入力用画面などを表す表示用データを作成し、入
出力制御部207を介してディスプレイ装置203に送
出する構成となっている。この場合は、利用者が、画面
制御部213によって制御されているディスプレイ装置
203の表示画面を見ながら、キーボード201やマウ
ス202を操作し、その操作結果を入出力制御部207
を介して入力解釈部211に入力することにより、適切
な指示および送信すべき個別データを入力することが可
能となっている。すなわち、これらの各部によって、送
信指示入力手段112の機能を果たすことができ、これ
により、被試験プログラムに固有の試験条件のひとつで
ある個別データを分離することができる。
【0018】更に、画面制御部213によってメニュー
画面などを作成することにより、利用者に試験の手順な
どを案内することが可能となり、利用者の入力操作を簡
易化することができる。なお、利用者が逐次入力する代
わりに、予め予想される個別データをファイルに纏めて
ハードディスク装置205に格納しておき、利用者の指
示に応じて、該当するファイルから必要な個別データを
読み出して、送信データ作成部212に入力する構成と
してもよい。
【0019】また、図2において、属性情報格納部21
4は属性情報保持手段111に相当するものであり、被
試験プログラムに従って動作する被試験プロセス208
に対応する属性情報とともに、処理手段102に相当す
るこの被試験プロセス208の通信相手となる少なくと
も1つのプロセスを示す属性情報が登録されており、送
信データ作成部212の処理に供する構成となってい
る。
【0020】この送信データ作成部212は、入力解釈
部211からの指示に応じて、上述した属性情報格納部
214から指定された属性情報を読み出し、これらの属
性情報と宛て先および発信元を示す情報として、図3に
示すように、上述した指示とともに入力された個別デー
タと組み合わせることにより、送信データを作成する構
成となっている。
【0021】また、図2において、入出力データシミュ
レータ210の通信処理部215は、上述した被試験プ
ロセス208の通信相手となるプロセスに対応する属性
情報をそれぞれ持っている少なくとも1つの疑似的な通
信プロセスから構成されている。これらの通信プロセス
は、通信依頼部216からの依頼に応じて、上述した送
信データ作成部212で作成された送信データをプラッ
トホーム206を介して被試験プロセス208に送信す
るとともに、対応する属性情報を指定して、プラットホ
ーム206を介して被試験プロセス208が送信した送
信データを受信する構成となっている。
【0022】すなわち、上述した送信データ作成部21
2で作成された送信データに応じて、通信依頼部216
と通信処理部215とが動作することにより、送信手段
113の機能を実現し、中継手段101に相当するプラ
ットホーム206を介して送信データを被試験プロセス
208に送出することができる。また、通信処理部21
5に設けられた疑似的な通信プロセスそれぞれが有して
いる受信機能により、受信手段114の機能が実現され
ている。
【0023】ここで、プラットホーム206上でプロセ
スを動作させるためには、このプラットホーム206に
設けられた属性一覧テーブル209に各プロセスの属性
情報を登録しておく必要がある。例えば、上述した被試
験プロセス208の通信相手となるプロセス,,
に対応して、それぞれ該当するプロセス番号,プロセス
名,パッケージ識別情報およびパッケージ内における部
品識別情報などを登録しておけばよい。この場合は、入
出力データシミュレータ210の通信処理部215は、
上述したプロセス,,の属性情報を持つ3つの通
信プロセス,,から構成される。
【0024】したがって、図4に示すように、入出力デ
ータシミュレータ210に対応する属性情報テーブル2
21に、通信処理部215を構成する通信プロセス,
,に対応して、上述したプロセス,,の属性
情報を登録し、また、各通信プロセス,,に対応
するイベント制御テーブル2221 〜2223 に、上述
した通信機能を果たす部品をライブラリ231から選択
し、その識別情報を定義しておけばよい。
【0025】この属性情報テーブル221およびイベン
ト制御テーブル2221 〜2223を入出力データシミ
ュレータ210に対応するソースコード223ととも
に、コンパイラ232によってコンパイルし、リンカ2
33によってリンクすることにより、図2に示すよう
に、上述した通信プロセス,,からなる通信処理
部215を持つ入出力データシミュレータ210に対応
するロードモジュールを得ることができる。
【0026】このようにして、被試験プロセス208の
通信相手のそれぞれに対応する通信プロセスを生成する
ことができ、該当する属性情報を持つプロセスとして、
被試験プロセス208とのあいだで通信を実行すること
が可能となる。ここで、被試験プロセス208に固有の
試験条件である通信相手の属性情報は、属性情報テーブ
ル221およびイベント制御テーブル222として、ソ
ースコード223から分離されており、この属性情報テ
ーブル221およびイベント制御テーブル222を独立
に変更することで、様々な被試験プログラムに適合する
試験環境を提供することができる。
【0027】また、上述したようにして、被試験プロセ
ス208のもう一つの固有の試験条件である個別データ
を分離して入力可能となっているから、本発明の入出力
データシミュレータ210は、様々な被試験プログラム
に柔軟に適合して、データの入出力処理の試験を行うこ
とができる。これにより、被試験プログラムのそれぞれ
に対応して試験用プログラムを作成する作業が不要とな
るから、プログラムの試験に要する時間を大幅に短縮
し、プログラム開発作業の能率を飛躍的に向上すること
ができる。
【0028】また、利用者からの指示に応じて、被試験
プロセス208との間の送受信に関するトレース処理の
開始,停止および再開を制御したり、更に、必要な部分
のトレース結果のみをハードディスク装置205などの
出力装置に出力することも可能である。この場合は、図
5に示すように、図2に示した入出力データシミュレー
タ210に、トレース処理部241とトレースバッファ
242とを付加し、トレース処理部241が、入力解釈
部211からの指示に応じて、通信処理部215を介し
て送受信されるデータをトレースバッファ242に転送
するとともに、このトレースバッファ242に蓄積され
たトレースデータを入出力制御部207を介して、指定
された出力装置に送出する構成とすればよい。
【0029】このとき、入力解釈部211は、利用者が
キーボード201やマウス202を操作して入力したコ
マンドを入出力制御部207を介して受け取り、トレー
ス動作の開始や停止を指示するコマンドやトレース結果
の出力を指示するコマンドを検出したときに、トレース
処理部241に該当する指示を送出すればよい。これに
より、利用者の指示に応じて、被試験プロセス208と
の間で送受信されるデータを所望の期間だけトレースし
たり、更に、そのトレース結果をディスプレイ装置20
3やプリンタ装置204を介して出力したりすることが
可能となる。このように、必要な部分のみを抽出するこ
とにより、利用者は、トレース結果を有効に利用して、
効率よくプログラムの試験作業を行うことができるか
ら、プログラムの試験に要する期間を短縮することがで
きる。
【0030】更に、被試験プロセス208との間で特定
の順序で予め設定したメッセージの送受信シミュレーシ
ョンを行うことも可能である。以下、予め設定したメッ
セージを送受信する順序や条件による分岐などを示す情
報をシナリオと称する。この場合は、図6に示すよう
に、図5に示した入出力データシミュレータ210に、
シナリオ制御部251とシナリオ解釈部252とを付加
するとともに、ハードディスク装置205にシナリオフ
ァイル253を設けて、このシナリオファイル253に
少なくとも1つのシナリオを格納しておけばよい。
【0031】ここで、このシナリオは、請求項2で述べ
た手順情報および送信情報の両方を含んだものであり、
送信データの指定や受信データの内容などを条件とする
分岐などを簡単なキーワードを用いて記述すればよい。
したがって、上述したシナリオファイル253により、
送信情報格納手段121および手順情報格納手段122
の機能が果たされている。
【0032】また、上述したシナリオ解釈部252は、
シナリオを構成するテキストデータからこのキーワード
を抽出し、指定された送信データの内容や分岐条件およ
び分岐先などを解釈結果としてシナリオ制御部251に
返す構成とすればよい。また、図6において、入力解釈
部211は、利用者がキーボード201やマウス202
を操作して、ハードディスク装置205に設けられたシ
ナリオファイル253に格納された少なくとも1つのシ
ナリオのいずれかを選択する旨を指示したときに、入出
力制御部207を介してシナリオを指定する情報を受け
取り、これをシナリオ制御部251に送出して、該当す
るシナリオの実行を指示すればよい。
【0033】これに応じて、シナリオ制御部251は、
入出力制御部207を介してハードディスク装置205
のシナリオファイル253から該当するシナリオを読み
出してシナリオ解釈部252に送出し、このシナリオの
解釈結果に応じて、送信データ作成部212およびトレ
ース処理部241の動作を制御する構成とすればよい。
【0034】また、このとき、シナリオ制御部251
は、上述したシナリオに対応して、その実行状態を示す
状態情報を格納するシナリオ制御テーブル254を作成
し、シナリオの実行状態を管理すればよい。なお、複数
のシナリオを平行して実行する場合には、各シナリオに
対応して複数のシナリオ制御テーブル254を作成し、
これらのシナリオの実行状態をそれぞれ管理すればよ
い。
【0035】このようにして、シナリオ制御部251と
シナリオ解釈部252とシナリオ制御テーブル254と
により、送出制御手段123の機能を実現し、シナリオ
で示された手順に従って、被試験プロセス208の試験
作業を自動的に実行することができる。これにより、例
えば、通信プロセスを介して特定の個別データを送信
した後に、被試験プロセス208からの応答の内容に応
じて、次に送信する個別データを変更したり、別の通信
プロセスを介して別の個別データを送信する、あるい
は、特定の期間だけについてトレース処理部241を動
作させて、その期間分についてのみのトレース結果を得
るといった複雑な手順を含んだ試験の自動化を図ること
が可能となる。
【0036】また、上述したように、このシナリオ25
3は、入出力データシミュレータ210とは独立に変更
可能であるから、このシナリオ253を変更することに
より、様々な被試験プロセス208に柔軟に対応して、
様々な手順でデータ入出力処理の試験を自動的に行うこ
とができる。これにより、利用者が逐一指示を入力する
手間を省くことができ、試験を実施する際の利用者の作
業負担を軽減することができる。
【0037】また、このシナリオの作成作業や変更作業
は、従来のように試験用プログラムのソースコードその
ものを作成したり修正したりする作業に比べて、非常に
少ない工数で十分に行うことができる。したがって、シ
ナリオの作成/変更作業によって、プログラムの試験全
体に要する期間が大幅に増大することはなく、プログラ
ムの試験作業を自動化したことによる効果の方が大き
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
被試験プログラム毎に固有な試験条件である通信相手と
通信内容とに関する情報を分離しておき、試験の際に、
これらの情報を入力可能としたことにより、様々な被試
験プログラムおよび様々な試験環境に柔軟に対応して、
被試験プログラムとの間のデータ入出力に関する試験を
行うことが可能である。これにより、被試験プログラム
毎に試験用プログラムを作成するために要していた膨大
な労力を省くことができ、プログラムの試験に要する時
間を大幅に削減して、プログラムの開発期間の短縮を図
ることができる。
【0039】また、請求項2の発明は、請求項1の入出
力データシミュレータに予めプログラムされた手順情報
を入力可能としたことにより、複雑な試験手順を自動化
して、利用者の作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1の入出力データシミュレータを適用し
た情報処理システムの実施例構成図である。
【図3】送信データの構成を示す図である。
【図4】通信プロセスの作成処理を説明する図である。
【図5】請求項1の入出力データシミュレータを適用し
た情報処理システムの別実施例構成図である。
【図6】請求項2の入出力データシミュレータを適用し
た情報処理システムの実施例構成図である。
【符号の説明】
101 中継手段 102 処理手段 111 属性情報保持手段 112 送信指示入力手段 113 送信手段 114 受信手段 121 送信情報格納手段 122 手順情報格納手段 123 送出制御手段 201 キーボード 202 マウス 203 ディスプレイ装置(ディスプレイ) 204 プリンタ装置(プリンタ) 205 ハードディスク装置(HD) 206 プラットホーム 207 入出力制御部 208 被試験プロセス 210 入出力データシミュレータ 211 入力解釈部 212 送信データ作成部 213 画面制御部 214 属性情報格納部 215 通信処理部 216 通信依頼部 221 属性情報テーブル 222 イベント制御テーブル 223 ソースコード 231 ライブラリ 232 コンパイラ 233 リンカ 241 トレース制御部 242 トレースバッファ 251 シナリオ制御部 252 シナリオ解釈部 253 シナリオファイル 254 シナリオ制御テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データに付された発信元情報および
    宛て先情報に基づいて、発信元および宛て先をそれぞれ
    識別して中継する中継手段を備えた情報処理システムに
    おいて、試験対象のプログラムにしたがって処理を行う
    処理手段との間でデータの入出力の試験を行う入出力デ
    ータシミュレータにおいて、 前記処理手段を識別するための属性情報を保持する属性
    情報保持手段と、 前記処理手段を宛て先として送信すべき個別データと、
    前記処理手段の通信相手に対応する属性情報とを入力す
    る送信指示入力手段と、 前記処理手段に対応する属性情報と前記通信相手に対応
    する属性情報とをそれぞれ宛て先情報および発信元情報
    として、前記個別データとを組み合わせて送信データを
    作成し、前記中継手段に送出する送信手段と、 前記中継手段を介して前記処理手段から前記少なくとも
    一つの通信相手を宛て先として送出された送信データを
    それぞれ受信する受信手段とを備えたことを特徴とする
    入出力データシミュレータ。
  2. 【請求項2】 請求1に記載の入出力データシミュレー
    タにおいて、 送信指示入力手段は、 送信すべき個別データと通信相手に対応する属性情報と
    の組み合わせを格納する送信情報格納手段と、 前記個別データと前記属性情報との組み合わせの送信順
    序に関する手順情報を格納する手順情報格納手段と、 前記手順情報に基づいて、送信情報格納手段から前記個
    別データと前記属性情報との組み合わせを読み出して、
    送信手段に送出する送出制御手段とを備えた構成である
    ことを特徴とする入出力データシミュレータ。
JP6298450A 1994-12-01 1994-12-01 入出力データシミュレータ Withdrawn JPH08161198A (ja)

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