JPH0816109B2 - ピラゾロトリアジン誘導体および それを含有するキサンチンオキシダーゼ阻害剤 - Google Patents

ピラゾロトリアジン誘導体および それを含有するキサンチンオキシダーゼ阻害剤

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JPH0816109B2
JPH0816109B2 JP34113693A JP34113693A JPH0816109B2 JP H0816109 B2 JPH0816109 B2 JP H0816109B2 JP 34113693 A JP34113693 A JP 34113693A JP 34113693 A JP34113693 A JP 34113693A JP H0816109 B2 JPH0816109 B2 JP H0816109B2
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JP
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phenyl
lower alkyl
substituent
triazine
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節郎 藤井
博之 川村
博 清川
敏 山田
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピラゾロトリアジン誘
導体およびそれを含有するキサンチンオキシダーゼ阻害
剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】キサ
ンチンオキシダーゼ阻害剤としては、J.Heterocycl.Che
m., 22(3), 601-34, 1985 に開示の種々の複素環化合物
が知られているが、そのキサンチンオキシダーゼ阻害活
性は充分でなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、下
記の一般式(1) で表される文献未記載の新規なピラゾロ
トリアジン誘導体およびその塩を提供するものである。
【0004】
【化11】
【0005】[式中、R 1 は水酸基または低級アルカノ
イルオキシ基を示し、R 2 は水素原子を示し、R 3 は、 (1) チオクロマニル基、ベンゾチエニル基、2,3−ジ
ヒドロベンゾチエニル基、ハロゲン原子が1〜2個置換
したチエニル基、5−ニトロチエニル基、5−フェニル
チオチエニル基、もしくはジベンゾチオフェニル基、 (2) 次の群から選ばれる置換フェニル基(ただし、フェ
ニル環上の置換基としてフェニルスルホニル基単独、フ
ェニルスルホニル基と低級アルキル基との組合せ、フェ
ニルスルホニル基と低級アルコキシ基との組合せおよび
フェニルスルフィニル基と低級アルコキシ基との組合せ
は除く。) (i) 3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチル
フェニル基、3−メチルフェニル基、4−エチルフェニ
ル基もしくは4−t−ブチルフェニル基、 (ii) 4−低級アルコキシカルボニルフェニル基、 (iii) 4−シアノフェニル基、 (iv) ニトロフェニル基、 (v) 3−メチル−4−ニトロフェニル基、3−クロロ
−4−ニトロフェニル基もしくは3,5−ジメチル−4
−ニトロフェニル基、 (vi) 3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル
基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキ
シフェニル基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、
3−メトキシ−4−ニトロフェニル基もしくは4−メト
キシ−3−メチルフェニル基、 (vii) フェニル低級アルコキシフェニル基もしくは4−
フェニル低級アルコキシ−3,5−ジクロロフェニル
基、 (viii)フェニルチオ低級アルキルフェニル基、 (ix) フェノキシフェニル基、 (X) 4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル基、4−
ブロモ−3−メトキシフェニル基、4−ブロモフェニル
基、3,4−ジクロロフェニル基、3−クロロフェニル
基、4−クロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル
基、3,4,5−トリクロロフェニル基、4−ブロモ−
3−クロロフェニル基、4−ブロモ−3−メチルフェニ
ル基、3,4−ジフルオロフェニル基、4−ブロモ−3
−ヒドロキシフェニル基、3,5−ジクロロ−4−ヒド
ロキシフェニル基もしくは3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル基、 (xi) 4−カルボキシフェニル基、 (xii) 低級アルカノイルフェニル基、 (xiii)ベンゾイル基のフェニル環上に置換基としてハロ
ゲン原子、フェニル 低級アルコキシ基および/または水
酸基を1〜3個有することのあるベンゾイルフェニル
基、 (xiv) 3−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシフェ
ニル基もしくは3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフ
ェニル基もしくは (xv) 低級アルカノイルオキシフェニル基 (3) 下記式で表される基(I) および(II)のいずれかが必
ず1個置換し、かつ他の置換基として次の i 〜 xviii
からなる群より選ばれる置換基が0〜2個置換したフ
ェニル基、
【0006】
【化12】
【0007】(式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置
換低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲ
ン原子、低級アルキル基および低級アルコキシ基からな
る群より選ばれた置換基を1〜3個有することのあるフ
ェニル基;フェニル低級アルキル基もしくはピリジル
基;tは0,1または2の整数を示す。)
【0008】
【化13】
【0009】(式中、R 4 およびR 5 は、同一または異
なって、水素原子;シクロアルキル基;置換基として、
水酸基、フリル基、チエニル基、テトラヒドロフラニル
基およびフェニル基からなる群より選ばれた置換基を有
することのある低級アルキル基 ;置換基として、水酸基
を有することのある低級アルキル基;低級アルカノイル
基、シアノ基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、水酸基、低級アルコキシ基およびハロゲン原子か
らなる群より選ばれた置換基を1〜3個有していてもよ
いフェニル基;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、
イソオキサゾリルおよびピラゾリルからなる群より選ば
れた複素環基を示し、該複素環基は置換基として低級ア
ルキル基、アミノ基または低級アルカノイルアミノ基を
有していてもよい;さらにR 4 およびR 5 は、結合する
窒素原子と共に酸素原子を介し若しくは介することなく
結合し、飽和の5員もしくは6員環を形成してもよ
い。) i 低級アルキル基; ii フェニル基; iii 低級アルコキシカルボニル基; iv シアノ基; v ニトロ基; vi 低級アルコキシ基; vii フェニル低級アルコキシ基; viii フェニルチオ低級アルキル基; ix フェノキシ基; x 基、
【0010】
【化14】
【0011】(式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置
換低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲ
ン原子、低級アルキル基および低級アルコキシ基からな
る群より選ばれた置換基を1〜3個有することのあるフ
ェニル基;またはピリジル基;tは0,1または2の整
数を示す。); xi ハロゲン原子; xii カルボキシ基; xiii 低級アルカノイル基; xiv フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、フ
ェニル低級アルコキシ基および/または水酸基を1〜3
個有することのあるベンゾイル基; xv アミノ基; xvi 水酸基; xvii 低級アルカノイルオキシ基もしくは xviii 基
【0012】
【化15】
【0013】(式中、R 4 およびR 5 は、同一または異
なって、水素原子;シクロアルキル基;置換基として水
酸基、フリル基、チエニル基、テトラヒドロフラニル基
およびフェニル基からなる群より選ばれた置換基を有す
ることのある低級アルキル基;置換基として、水酸基を
有することのある低級アルキル基、低級アルカノイル
基、シアノ基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、水酸基、低級アルコキシ基およびハロゲン原子か
らなる群より選ばれた置換基を1〜3個有していてもよ
いフェニル基;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、
イソオキサゾリルおよびピラゾリルからなる群より選ば
れた複素環基を示し、該複素環基は置換基として低級ア
ルキル基、アミノ基または低級アルカノイルアミノ基を
有していてもよい;さらにR 4 およびR 5 は、結合する
窒素原子と共に酸素原子を介し若しくは介することなく
結合し、飽和の5員若しくは6員環を形成してもよ
い。)〕上記一般式(1) で表される本発明のピラゾロト
リアジン誘導体は、キサンチンオキシダーゼ阻害活性を
有し、抗痛風剤として極めて有用な化合物である。
【0014】上記一般式(1) において示される各基を、
より具体的に説明すると次のとおりである。低級アルキ
ル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル
基等の炭素数1〜6のアルキル基を例示できる。
【0015】ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を例示でき
る。低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素
数1〜6のアルコキシ基を例示できる。
【0016】低級アルカノイル基並びに低級アルカノイ
ルオキシ基および低級アルカノイルアミノ基の低級アル
カノイル部分としては、例えば、ホルミル、アセチル、
プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イ
ソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル基等の炭素数1
〜6のアルカノイル基を例示できる。低級アルコキシカ
ルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、t−ブトキシカ
ルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシ
カルボニル基等のアルコキシ部分の炭素数が1〜6のア
ルコキシカルボニル基を例示できる。
【0017】フェニル低級アルコキシ基としては、例え
ば、ベンジルオキシ、1−フェニルエトキシ、2−フェ
ニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、2−フェニル
−1−メチルエトキシ、4−フェニルブトキシ、2−フ
ェニル−1,1−ジメチルエトキシ、5−フェニルペン
チルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ基等のアルコ
キシ部分の炭素数が1〜6のフェニルアルコキシ基等を
例示できる。
【0018】フェニルチオ低級アルキル基としては、例
えば、フェニルチオメチル、1−フェニルチオエチル、
2−フェニルチオエチル、3−フェニルチオプロピル、
2−フェニルチオ−1−メチルエチル、4−フェニルチ
オブチル、2−フェニルチオ−1,1−ジメチルエチ
ル、5−フェニルチオペンチル、6−フェニルチオヘキ
シル基等のアルキル部分の炭素数が1〜6のフェニルチ
オアルキル基を例示できる。
【0019】ハロゲン置換低級アルキル基としては、例
えば、クロロメチル、ブロモメチル、1−クロロエチ
ル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロ
プロピル、2−クロロ−1−メチルエチル、2−ブロモ
ブチル、4−ブロモブチル、2−クロロ−1,1−ジメ
チルエチル、5−クロロペンチル、6−ブロモヘキシル
基等のアルキル部分の炭素数が1〜6のハロゲン置換ア
ルキル基を例示できる。
【0020】フェニル環上に置換基として、ハロゲン原
子、低級アルキル基および低級アルコキシ基からなる群
より選ばれた置換基を1〜3個有することのあるフェニ
ル基としては、例えば、フェニル、2−クロロフェニ
ル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2−ブ
ロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニ
ル、4−フルオロフェニル、4−ヨードフェニル、2,
4−ジブロモフェニル、2,6−ジブロモフェニル、
2,4,6−トリブロモフェニル、2−メチルフェニ
ル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エ
チルフェニル、4−エチルフェニル、3−プロピルフェ
ニル、4−(t−ブチル)フェニル、4−ペンチルフェ
ニル、4−ヘキシルフェニル、2,4−ジメチルフェニ
ル、2,6−ジメチルフェニル、2−メチル−4−エチ
ルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−メ
トキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシ
フェニル、2−エトキシフェニル、4−エトキシフェニ
ル、3−プロポキシフェニル、4−(t−ブトキシ)フ
ェニル、4−ペンチルオキシフェニル、4−ヘキシルオ
キシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、2−メト
キシ−4−エトキシフェニル、2,4,6−トリメトキ
シフェニル、2−クロロ−4−メチルフェニル、2,6
−ジブロモ−4−メチルフェニル、2−クロロ−4−メ
トキシフェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシフェ
ニル、2−ブロモ−4−メトキシフェニル、2,6−ジ
ブロモ−4−メトキシフェニル、2,6−ジブロモ−4
−エトキシフェニル基等のハロゲン原子、炭素数1〜6
のアルキル基および炭素数1〜6のアルコキシ基を有す
ることのあるフェニル基を例示できる。
【0021】フェニル低級アルキル基としては、例え
ば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチ
ル、3−フェニルプロピル、2−フェニル−1−メチル
エチル、4−フェニルブチル、2−フェニル−1,1−
ジメチルエチル、5−フェニルペンチル、6−フェニル
ヘキシル基等のアルキル部分の炭素数が1〜6のフェニ
ルアルキル基を例示できる。
【0022】フェニル環上に置換基としてハロゲン原
子、フェニル低級アルコキシ基および/または水酸基を
1〜3個有することのあるベンゾイル基としては、例え
ば、ベンゾイル、3−ブロモベンゾイル、4−ベンジル
オキシベンゾイル、4−ヒドロキシベンゾイル、3,5
−ジブロモベンゾイル、3−ブロモ−4−ベンジルオキ
シベンゾイル、3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾイ
ル、3,5−ジブロモ−4−ベンジルオキシベンゾイ
ル、3,5−ジブロモ−4−(1−フェネチルオキシ)
ベンゾイル、3,5−ジブロモ−4−(2−フェネチル
オキシ)ベンゾイル、3,5−ジブロモ−4−(3−フ
ェニルプロポキシ)ベンゾイル、3,5−ジブロモ−4
−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル、3,5−ジブ
ロモ−4−(5−フェニルペンチルオキシ)ベンゾイ
ル、3,5−ジブロモ−4−(6−フェニルヘキシルオ
キシ)ベンゾイル、3,5−ジクロロ−4−ベンジルオ
キシベンゾイル、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベ
ンゾイル、3,4−ジクロロ−5−ヒドロキシベンゾイ
ル基等のハロゲン原子、アルコキシ部分の炭素数が1〜
6のフェニルアルコキシ基および水酸基からなる群から
選ばれた置換基を1〜3個有することのあるベンゾイル
基を例示できる。
【0023】シクロアルキル基としては、例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等の炭素数
3〜8のシクロアルキル基を例示できる。フリル基とし
ては、例えば、2−フリル、3−フリル基を例示でき
る。チエニル基としては、例えば、2−チエニル、3−
チエニル基を例示できる。
【0024】テトラヒドロフラニル基としては、2−テ
トラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル基を例
示できる。置換基として水酸基を有することのある低級
アルキル基としては、例えば、前記の低級アルキル基の
他に、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−
ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒド
ロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキ
シヘキシル基等の置換基として水酸基を有することのあ
るアルキル部分の炭素数1〜6のアルキル基を例示でき
る。
【0025】置換基として、水酸基、フリル基、チエニ
ル基、テトラヒドロフラニル基およびフェニル基からな
る群より選ばれた置換基を有することのある低級アルキ
ル基としては、例えば、上記のフェニル低級アルキル
基、置換基として水酸基を有することのある低級アルキ
ル基の他に、2−フルフリル、3−フリルメチル、1−
(2−フリル)エチル、2−(3−フリル)エチル、3
−(2−フリル)プロピル、4−(3−フリル)ブチ
ル、3−(2−フリル)ペンチル、6−(2−フリル)
ヘキシル、2−チエニルメチル、3−チエニルメチル、
1−(2−チエニル)エチル、2−(3−チエニル)エ
チル、3−(2−チエニル)プロピル、4−(3−チエ
ニル)ブチル、4−(2−チエニル)ペンチル、6−
(2−チエニル)ヘキシル、2−テトラヒドロフラニル
メチル、3−テトラヒドロフラニルメチル、1−(2−
テトラヒドロフラニル)エチル、2−(3−テトラヒド
ロフラニル)エチル、3−(2−テトラヒドロフラニ
ル)プロピル、4−(3−テトラヒドロフラニル)ブチ
ル、5−(2−テトラヒドロフラニル)ペンチル、6−
(2−テトラヒドロフラニル)ヘキシル基等の置換基と
して水酸基、フリル基、チエニル基、テトラヒドロフラ
ニル基またはフェニル基を有することのあるアルキル部
分の炭素数が1〜6のアルキル基を例示できる。
【0026】置換基として、水酸基を有することのある
低級アルキル基、低級アルカノイル基、シアノ基、カル
ボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、水酸基、低級
アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群より選ばれ
た置換基を1〜3個有していてもよいフェニル基として
は、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニ
ル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エ
チルフェニル、4−エチルフェニル、2−イソプロピル
フェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピ
ルフェニル、3−プロピルフェニル、4−ブチルフェニ
ル、2−(t−ブチル)フェニル、3−(t−ブチル)
フェニル、4−(t−ブチル)フェニル、4−ペンチル
フェニル、4−ヘキシルフェニル、4−ヒドロキシメチ
ルフェニル、2−(1−ヒドロキシエチル)フェニル、
3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル、4−(1−ヒ
ドロキシエチル)フェニル、2−(2−ヒドロキシエチ
ル)フェニル、4−(2−ヒドロキシエチル)フェニ
ル、3−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル、4−
(4−ヒドロキシブチル)フェニル、4−(5−ヒドロ
キシペンチル)フェニル、4−(6−ヒドロキシヘキシ
ル)フェニル、2−アセチルフェニル、3−アセチルフ
ェニル、4−アセチルフェニル、3−プロピオニルフェ
ニル、4−ブチリルフェニル、3−バレリルフェニル、
4−ヘキサノイルフェニル、2−シアノフェニル、3−
シアノフェニル、4−シアノフェニル、2−カルボキシ
フェニル、3−カルボキシフェニル、4−カルボキシフ
ェニル、2−メトキシカルボニルフェニル、3−メトキ
シカルボニルフェニル、4−メトキシカルボニルフェニ
ル、2−エトキシカルボニルフェニル、4−プロポキシ
カルボニルフェニル、4−(t−ブトキシカルボニル)
フェニル、4−ペンチルオキシカルボニルフェニル、4
−ヘキシルオキシカルボニルフェニル、2−ヒドロキシ
フェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフ
ェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニ
ル、4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニ
ル、2,4,6−トリメトキシフェニル、3,4,5−
トリメトキシフェニル、4−エトキシフェニル、4−t
−ブトキシフェニル、4−ヘキシルオキシフェニル、2
−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフ
ェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロ
フェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、3,4,
5−トリクロロフェニル、4−ブロモフェニル、4−フ
ルオロフェニル、4−ヨードフェニル、2−ヒドロキシ
−4−カルボキシフェニル、3−ヒドロキシ−4−カル
ボキシフェニル、4−ヒドロキシ−3−カルボキシフェ
ニル、2−ヒドロキシ−4−メトキシカルボニルフェニ
ル、3−ヒドロキシ−4−メトキシカルボニルフェニ
ル、4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニルフェニ
ル、2−メトキシ−4−メトキシカルボニルフェニル、
3−メトキシ−4−メトキシカルボニルフェニル、4−
メトキシ−3−メトキシカルボニルフェニル基等のフェ
ニル基(このフェニル基は、置換基として水酸基を有す
ることのある炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のアルカノイル基、シアノ基、カルボキシ基、アルコキ
シ部分の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、水酸
基、炭素数1〜6のアルコキシ基およびハロゲン原子か
らなる群から選ばれた置換基を1〜3個有していてもよ
い。)を例示できる。
【0027】ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イ
ソオキサゾリルおよびピラゾリルからなる群から選ばれ
た複素環基であって、この複素環基上に、置換基として
低級アルキル基、アミノ基または低級アルカノイルアミ
ノ基が置換していてもよい複素環基としては、例えば、
2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリ
ミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−
チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、3−イ
ソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキ
サゾリル、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラ
ゾリル、2−メチル−4−ピリジル、4−メチル−3−
ピリジル、3−アミノ−5−ピリジル、4−アミノ−2
−ピリジル、2−アセチルアミノ−4−ピリジル、3−
プロパノイルアミノ−5−ピリジル、2−メチル−4−
ピリミジニル、4−メチル−6−ピリミジニル、5−エ
チル−2−ピリミジニル、2−アミノ−5−ピリミジニ
ル、2−アミノ−4−ピリミジニル、4−アセチルアミ
ノ−2−ピリミジニル、4−アセチルアミノ−6−ピリ
ミジニル、4−プロパノイルアミノ−2−ピリミジニ
ル、2−メチル−4−チアゾリル、2−エチル−5−チ
アゾリル、4−メチル−2−チアゾリル、2−アミノ−
4−チアゾリル、4−アミノ−5−チアゾリル、2−ア
セチルアミノ−4−チアゾリル、5−アセチルアミノ−
2−チアゾリル、5−メチル−3−イソオキサゾリル、
4−メチル−3−イソオキサゾリル、4−メチル−5−
イソオキサゾリル、5−エチル−3−イソオキサゾリ
ル、5−プロピル−4−イソオキサゾリル、4−イソプ
ロピル−3−イソオキサゾリル、5−ブチル−3−イソ
オキサゾリル、5−ペンチル−4−イソオキサゾリル、
5−ヘキシル−3−イソオキサゾリル、3−アミノ−4
−イソオキサゾリル、4−アミノ−5−イソオキサゾリ
ル、3−アセチルアミノ−4−イソオキサゾリル、5−
アセチルアミノ−3−イソオキサゾリル、1−メチル−
3−ピラゾリル、3−メチル−5−ピラゾリル、4−エ
チル−1−ピラゾリル、5−アミノ−1−ピラゾリル、
4−アミノ−1−ピラゾリル、3−アミノ−1−ピラゾ
リル、5−アミノ−3−ピラゾリル、5−アセチルアミ
ノ−1−ピラゾリル、4−アセチルアミノ−1−ピラゾ
リル、3−アセチルアミノ−1−ピラゾリル、5−アセ
チルアミノ−3−ピラゾリル、5−プロパノイルアミノ
−1−ピラゾリル、4−ブチリルアミノ−1−ピラゾリ
ル、5−イソブチリルアミノ−1−ピラゾリル、5−バ
レリルアミノ−1−ピラゾリル、5−ヘキサノイルアミ
ノ−1−ピラゾリル基等の置換基として炭素数1〜6の
アルキル基、アミノ基、またはアルカノイル部分の炭素
数が1〜6のアルカノイルアミノ基を有していてもよい
ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イソオキサゾリ
ルおよびピラゾリル基からなる群から選ばれた複素環基
を例示できる。
【0028】R4 およびR5 が、結合する窒素原子と共
に酸素原子を介し若しくは介することなく結合して形成
される、飽和の5員若しくは6員環の複素環基として
は、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒド
ロ−1,2−オキサジニル、テトラヒドロ−1,3−オ
キサジニル、モルホリノ基等を例示できる。本発明の化
合物は、種々の方法で製造されるが、例えば、下記反応
工程式に示される方法で製造することができる。 反応工程式−1
【0029】
【化16】
【0030】(式中、R3 は前記と同じ。)一般式(1
−a)で表わされる本発明の化合物は、一般式(2) の化
合物と、オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル等のオル
トギ酸アルキルとを反応させることにより得られる。上
記反応は、反応に悪影響を与えない溶媒中でも行うこと
ができるが、オルトギ酸アルキルが溶媒としても機能す
るため、溶媒は必ずしも必要ではない。上記反応は、一
般式(2) の化合物に対してオルトギ酸アルキルを15倍
モル程度用い、通常80〜120℃にて約2〜15時間
程度反応させることにより終了する。 反応工程式−
【0031】
【化17】
【0032】(式中、R3 は前記と同じ、R1 aは低級
アルカノイル基、R 2 水素原子を示す。)上記反応
は、一般式(1−b)の化合物の4位の水酸基をアシル
化し、一般式(1−c)の化合物を得る反応であり、通
常のアシル化反応の条件を広く適用でき、例えば酸ハラ
イド法、酸無水物法、混合酸無水物法、N,N´−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド法(DCC法)等のいずれ
をも適用することができ、特に酸無水物法及び酸ハライ
ド法が有利に適用される。
【0033】上記酸無水物法は、一般式(1−b)の化
合物を適当な溶媒中、酸無水物と共に反応させることに
より行なわれる。酸無水物としては、一般式(1−b
の化合物の4位の水酸基に導入すべきアシル基に対応す
る酸の無水物を使用する。その具体例としては、例えば
無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸等を例示でき
る。これらの酸無水物は、一般式(1−b)の化合物に
対して少なくとも等モル量、好ましくは1〜3倍モル量
程度用いるのがよい。上記反応における溶媒としては各
種の不活性溶媒、例えばピリジン、クロロホルム、ジク
ロルメタン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン(THF)等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DM
SO)、アセトニトリル等を使用できる。上記反応は、
通常、反応温度−30℃〜100℃程度、好ましくは室
温〜80℃程度で行なわれ、反応は約20分〜20時間
で終了する。また上記反応は、塩基性化合物の存在下に
有利に行なわれる。該塩基性化合物としては、例えばピ
リジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等の第3級アミン類等の有機塩基や、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム等の無機塩基性化合
物を例示できる。
【0034】上記酸ハライド法は、一般式(1−b)の
化合物に導入されるアシル基に対応する酸ハロゲン化物
(例えば、酸クロライド、酸ブロマイドなど)を、塩基
性化合物の存在下、適当な溶媒中で作用させることによ
り行なわれる。この反応に用いられる溶媒および塩基性
化合物としては、上記酸無水物法で例示された溶媒およ
び塩基性化合物が挙げられ、該反応は、−30℃〜80
℃、好ましくは、0℃〜室温程度で行なわれ、通常、5
分〜10時間程度で終了する。
【0035】本発明の化合物は上記反応式工程式1〜
において得ることができるが、さらに、本発明の化合物
の8位に存在するフェニル基およびチエニル基等の不飽
和複素環基上に置換基を導入する反応および置換基の相
互変換反応によっても得ることができる。以下、これら
の反応について記載する。なお、以下の記載において、
変換される置換基についてのみ説明するが、上記フェニ
ル環、不飽和複素環上には特許請求の範囲に記載した種
々の置換基が存在していてもよい。 変換反応−1 フェニル環上に低級アルキル基が存在する場合には、過
マンガン酸カリウム、クロム酸等の酸化剤により低級ア
ルキル基をカルボキシ基に変換することができる。上記
変換反応は、例えば溶媒としては水を使用することがで
き、氷冷下5〜24時間程度で有利に実施できる。低級
アルキル基を有する化合物に対する酸化剤の使用割合
は、1〜2倍モル量が好ましい。 変換反応−2 フェニル環上にカルボキシ基を有する化合物は、通常の
エステル化反応によりカルボキシ基を対応するエステル
基に変換することができる。上記変換反応は、例えば触
媒として硫酸、塩化水素等を用い、カルボキシ基を有す
る化合物に対しメタノ−ル、エタノ−ル等の低級アルコ
−ルを、その沸点付近にて約24時間程度反応させるこ
とにより有利に実施できる。上記変換反応において、上
記低級アルコ−ルの使用割合は、カルボキシ基を有する
化合物に対して約100〜500倍モル量使用するのが
よい。 変換反応−3 フェニル環上にメチレン基を有する低級アルキル基が置
換した化合物は、通常の酸化反応に付すことにより上記
メチレン基をカルボニル基に変換することができる。上
記変換反応は、例えば酸化剤として二酸化セレン、クロ
ム酸等を用い、溶媒として酢酸、または酢酸と水との混
合溶媒を用い、室温下、10〜18時間程度反応させる
ことにより有利に実施できる。上記変換反応において、
メチレン基を有する化合物に対する上記酸化剤の使用割
合は、約5倍モル量程度が好ましい。 変換反応− フェニル環、またはチエニル基等の不飽和複素環を有す
る本発明の化合物は、通常のニトロ化反応に付すことに
より、上記フェニル環上、または不飽和複素環上にニト
ロ基を導入することができる。上記反応は、通常のニト
ロ化反応の条件を広く適用でき、例えば溶媒として酢酸
を用いると共に、濃硝酸、発煙硝酸、または濃硝酸−濃
硫酸の混酸を用い、室温〜60℃付近にて、約1時間程
度反応させることにより有利に実施できる。特に、上記
不飽和複素環上にニトロ基を導入する場合、その反応は
室温下で行なうのが好ましい。 変換反応− フェニル環上にニトロ基を有する化合物は、通常の接触
還元等によりニトロ基をアミノ基に変換することができ
る。この変換反応は、例えばメタノール−水の混合溶媒
中にて、パラジウム炭素を用い、室温下、約14時間程
度水素添加を行なうことにより有利に実施できる。 変換反応− フェニル環上に、フェニル基で置換されていてもよいア
ルコキシ基を有する化合物は、ハロゲン化アルミニウム
との反応に付すことにより、該アルコキシ基を水酸基に
変換することができる。上記変換反応は、溶媒としてニ
トロベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族化合物を用
い、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム等のハロゲン
化アルミニウムを、前記アルコキシ基を有する化合物に
対して、6倍モル量程度用いて行なわれる。上記反応
は、室温〜60℃付近の反応温度にて、1〜5時間程度
反応を行なうことにより有利に実施できる。特に、アル
コキシ基がベンジルオキシ基である場合、上記反応は室
温下で行なうのが好ましく、1時間程度で反応は終了す
る。 変換反応− フェニル環上に水酸基を有する化合物は、前記反応工程
式−のアシル化反応と同様にして、低級脂肪酸無水物
または低級脂肪酸ハライドとの反応に付すことにより、
上記水酸基をアシルオキシ基に変換することができる。
上記変換反応は、例えば、上記低級脂肪酸無水物または
低級脂肪酸ハライドを、上記フェニル環上に水酸基を有
する化合物に対して少なくとも1モル量程度、好ましく
は1.1〜1.5倍モル量程度用いて反応させることに
より行なわれる。上記反応は、室温下、約45分程度行
うことにより有利に実施できる。 変換反応− フェニル環上に低級アルキルチオ基を有する化合物は、
過ヨウ素酸塩、過酸化水素等の酸化剤との反応に付すこ
とにより、上記低級アルキルチオ基を低級アルキルスル
フィニル基に変換することができる。上記変換反応は、
例えば溶媒としてメタノ−ル、エタノ−ル等の低級アル
コ−ルと水との混合溶媒(40:1)を用い、過ヨウ素
酸ナトリウム、過ヨウ素酸カリウム等の過ヨウ素酸塩
を、前記低級アルキルチオ基を有する化合物に対して2
倍モル量程度用いて行なわれる。上記反応は、室温下約
40時間程度で有利に実施できる。
【0036】またフェニル環上にフェニルチオ基を有す
る化合物も同様にして、上記フェニルチオ基をフェニル
スルフィニル基に変換することができる。 変換反応− フェニル環上に低級アルキルチオ基または低級アルキル
スルフィニル基を有する化合物は、過酸化水素との反応
に付すことにより上記低級アルキルチオ基または低級ア
ルキルスルフィニル基を低級アルキルスルホニル基に変
換することができる。上記変換反応は、例えば溶媒とし
て酢酸を用い、フェニル環上に低級アルキルチオ基また
は低級アルキルスルフィニル基を有する化合物に対して
過酸化水素を30倍モル量程度用いて反応させることに
より行なわれる。上記反応は、約70〜80℃付近にて
約1時間程度反応を行なうことにより有利に実施でき
る。 変換反応−10 不飽和複素環上にフェニルチオ基を導入するには、例え
ば不飽和複素環基を有する化合物をハロゲノチオベンゼ
ンとの反応に供すればよい。上記反応は、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の
非プロトン性極性溶媒中にて、不飽和複素環基を有する
化合物に対して、メルカプトベンゼンとN−クロロスク
シンイミド、N−ブロモスクシンイミド等のN−ハロゲ
ン化スクシンイミドとを反応させることにより得られた
ハロゲノチオベンゼンを約1.2倍モル量程度用いて反
応させることにより実施できる。上記反応は、0℃〜室
温下、約2時間程度反応させることにより有利に実施で
きる。 変換反応−11 フェニル環上に基:
【0037】
【化18】
【0038】(式中、R4 およびR5 は前記と同じ。)
を導入するには、フェニル基を有する化合物とハロゲノ
スルホン酸とを反応させてフェニル環上にスルホン酸基
を導入し、次いで、通常のアミド結合生成反応に付すこ
とにより実施できる。上記反応におけるハロゲノスルホ
ン酸としては、クロロスルホン酸、ブロモスルホン酸等
が例示できる。上記反応は、例えばフェニル基を有する
化合物に対して、ハロゲノスルホン酸を20〜25倍モ
ル量程度用いて反応させ、約80℃の条件下1〜3時間
程度反応させることによりフェニル環上にクロロスルホ
ニル基を導入することができ、次いで、無溶媒またはピ
リジン、トリエチルアミン等の有機塩基の存在下、一般
【0039】
【化19】
【0040】(式中、R4 およびR5 は前記と同じ。)
のアミンを50〜100℃の条件下、2〜15時間程度
反応させることにより有利に実施できる。 変換反応−12 通常のハロゲン化反応によりフェニル環上にハロゲン原
子を導入することができる。上記ハロゲン化反応は、例
えば溶媒として、ニトロベンゼン、クロロベンゼン、ブ
ロモベンゼン等の芳香族化合物を用い、ハロゲン分子
を、フェニル基を有する化合物に対して5倍モル量程度
用いて反応させることにより実施できる。上記反応は、
塩化アルミニウム等の触媒の存在下あるいは非存在下、
50〜60℃の条件において約4時間程度反応させるこ
とにより有利に実施できる。
【0041】また、フェニル環上にフェニルチオ基を有
する化合物を、室温下12時間程度、上記ハロゲン化反
応に付することにより、フェニル環上にフェニルチオ基
を有する化合物を、フェニル環上にハロゲン置換フェニ
ルチオ基を有する化合物に変換できる。また、不飽和複
素環基を有する化合物を、室温下、1時間程度、上記ハ
ロゲン化反応に付することにより、不飽和複素環基を有
する化合物の不飽和複素環上にハロゲン原子を導入でき
る。
【0042】前記反応工程式−1において、出発原料で
ある一般式(2) で表される化合物は、次の反応により得
ることができる。 反応工程式−
【0043】
【化20】
【0044】(式中、R3 は前記と同じ。)上記反応
は、一般式(3) のアセトニトリル誘導体とギ酸エステル
とを反応させ一般式(4) の化合物を得た後、上記一般式
(4) の化合物とセミカルバジドの塩酸塩や硫酸塩等のセ
ミカルバジド鉱酸塩とを反応させ、一般式(2) の化合物
を製造する反応である。
【0045】一般式(3) の化合物とギ酸エステルとの反
応に使用される溶媒としては、反応に影響を及ぼさない
溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等を例示することができる。一般式(3)
の化合物に対するギ酸メチル、ギ酸エチル等のギ酸エス
テルの使用割合は、少なくとも等モル量であり、好まし
くは1.05〜1.25倍モル量用いて反応させるのが
よい。本反応は、通常、氷冷下にて、5分〜20分程度
反応させ、次に室温下、4〜12時間程度反応させるの
が好ましい。また、上記反応に際し、反応を十分に進行
させる為にナトリウムメトキシド等のナトリウムアルコ
キシドを、上記ギ酸エステルに対して少なくとも等モル
量程度存在させるのが好ましい。反応終了後、水を加え
水層を分取し、塩酸等の鉱酸によりpHを3〜4に調整
し、一般式(4) の析出結晶を得る。
【0046】次に、得られた一般式(4) の化合物に、氷
冷下セミカルバジド・鉱酸塩を少なくとも等モル量、好
ましくは1〜1.2倍モル量程度滴下し、つづいて、室
温下、4〜15時間程度反応させ一般式(2) の化合物を
得る。上記反応において使用される溶媒としては、反応
に影響を及ぼさない溶媒、例えば、メタノ−ル、エタノ
−ル等の低級アルコ−ル、またはこれら低級アルコール
と水との混合溶媒を例示できる。上記混合溶媒を使用す
る場合、低級アルコ−ルと水との混合割合は、1:1〜
10:1程度の範囲のものを使用できる。
【0047】反応工程式−の出発原料である一般式
(3) の化合物は、以下の反応工程式−の方法によ
っても製造することができる。 反応工程式−
【0048】
【化21】
【0049】[式中、Xは前記と同じ、R7 は低級アル
キル基、ハロゲン置換低級アルキル基、フェニル環上に
置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基および低級
アルコキシ基からなる群より選ばれた置換基を1〜3個
有することのあるフェニル基、R8 は次の群から選ばれ
た置換基を示す。 i 低級アルキル基; ii フェニル基; iii 低級アルコキシカルボニル基; iv シアノ基; v ニトロ基; vi 低級アルコキシ基; vii フェニル低級アルコキシ基; viii フェニルチオ低級アルキル基; ix フェノキシ基; x 基
【0050】
【化22】
【0051】(式中、Rおよびtは前記と同じ); xi ハロゲン原子; xii カルボキシ基;xiii 低級アルカノイル基;xiv フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、フェ
ニル低級アルコキシ基および/または水酸基を1〜3個
有することのあるベンゾイル基;xv アミノ基;xvi 水酸基;xvii 低級アルカノイルオキシ基;xviii
【0052】
【化23】
【0053】(式中、R4 およびR5 は前記と同じ);
およびxix 水素原子。mは1または2の整数を示す。]
一般式(7) の化合物は、塩基性化合物の存在下、不活性
溶媒中で、一般式(5)の化合物と一般式(6) の化合物と
を反応させることにより得られる。上記反応に使用され
る不活性溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒
であればいずれの溶媒も使用することができ、水、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコー
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プ
ロトン性極性溶媒、およびそれらの混合溶媒等が挙げら
れる。また使用される塩基性化合物としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸
塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸水素塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド等のアルカリ金属アルコキシド等が挙げら
れ、これら塩基性化合物は2種以上併用してもよい。
【0054】一般式(5) の化合物に対する一般式(6)
化合物の使用割合は、少なくとも等モル量、好ましくは
少し過剰に用いるのがよい。塩基性化合物は、一般式
(5) の化合物および一般式(6) の化合物の塩を形成させ
るため、一般式(5) の化合物に対して、少なくとも2倍
モル量、好ましくは少し過剰に用いるのがよい。上記反
応は、通常、室温〜180℃にて行われ、反応は30分
〜24時間程度で終了し、略定量的に目的物が得られ
る。
【0055】上記一般式(7) の化合物において、R8
ニトロ基である化合物は、ニトロ基をアミノ基に変換す
る通常の還元反応に付すことにより、R8 がアミノ基で
ある化合物に導くことができる。さらに、上記反応で得
られたアミノ基を有する化合物は、ザンドマイヤー型の
反応に付すことにより、R8 が水酸基である化合物に導
くことができる。 反応工程式−
【0056】
【化24】
【0057】(式中、R6 は低級アルキル基を示し、R
7 、R8 およびmは前記と同じ)一般式(8) のエステル
化合物は、一般式(7) の化合物を通常のエステル化反応
に付すことにより得ることができる。上記のエステル化
反応は、例えば、触媒の存在下、一般式(7) の化合物に
一般式R6 −OH(式中、R6 は前記と同じ)で表され
るアルコール類を反応させることにより行なわれ、使用
される触媒としては、エステル化反応に慣用の触媒が用
いられる。具体的には、塩化水素、濃硫酸、リン酸、ポ
リリン酸、三フッ化ホウ素、過塩素酸等の無機酸、トリ
フルオロ酢酸、トリクロロメタンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、エタンスルホン酸等の有機酸、トリクロロメタ
ンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無
水物等の酸無水物、塩化チオニル等が挙げられる。ま
た、カチオン交換樹脂(酸型)も使用できる。上記のエ
ステル化反応は、無溶媒または適当な溶媒の存在下に行
なわれる。使用される溶媒としては、エステル化反応に
慣用の溶媒のいずれも使用でき、例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化
水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドフラン、ジオキ
サン等のエーテル類などが挙げられる。一般式(7) の化
合物に対する酸の使用割合は、等モル〜100倍モル
量、好ましくは10〜30倍モル量とするのがよい。ま
た、反応温度は−20℃〜200℃、好ましくは0〜1
50℃で行なうのがよい。
【0058】また、一般式(8) の化合物は、一般式(7)
の化合物のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カ
リウム塩等)に、一般式R6 −X(式中、R6 およびX
は前記と同じ)で表されるハライド化合物を反応させる
方法、一般式(7) の化合物に、ジアゾメタン、ジアゾエ
タン、ジアゾプロパン等のジアゾアルカン類を反応させ
る方法、一般式(7) の化合物をそのカルボキシ基におけ
る反応性誘導体に変換した後、一般式R6 −OH(式
中、R6 は前記と同じ)で表されるアルコール類を反応
させる方法等によっても得ることができる。これらのエ
ステル化反応は慣用の方法に準じて行うことができる。 反応工程式−
【0059】
【化25】
【0060】(式中、R6 およびR7 は前記と同じ、R
9 は低級アルキル基を示す。)一般式(10)の化合物は、
一般式(9) の化合物をアルキル化反応に付すことにより
得ることができる。上記反応はフェノール性水酸基をア
ルキル化する慣用のアルキル化反応のいずれも適用する
ことができ、例えば、一般式(9) の化合物に、ジ(低
級)アルキル硫酸(例えば、ジメチル硫酸、ジエチル硫
酸等)、低級アルキルハライド(例えば、ヨウ化メチ
ル、臭化メチル、ヨウ化エチル、臭化エチル、ヨウ化プ
ロピル等)、ジアゾ(低級)アルカン(例えば、ジアゾ
メタン、ジアゾエタン等)等を反応させることにより行
われる。
【0061】上記反応をジ(低級)アルキル硫酸を用い
て行う場合、反応はメタノール、エタノール等の低級ア
ルコール、アセトン等の不活性溶媒中、一般式(9) の化
合物に対してジ(低級)アルキル硫酸を等モル量程度用
い、50℃〜溶媒の沸点下、3〜10時間程度、好まし
くは6時間程度反応させることにより行われる。上記反
応は、一般式(9) の化合物の塩を形成させて反応速度を
速めるためおよび反応後生成するモノ(低級)アルキル
硫酸を中和するため、塩基性化合物の存在下に行うのが
好ましい。使用される塩基性化合物としては、前記反応
工程式−で例示された塩基性化合物が挙げられる。該
塩基性化合物は、一般式(9) の化合物に対して、等モル
量程度、好ましくは少し過剰に用いるのがよい。 反応工程式−
【0062】
【化26】
【0063】(式中、R6 、R7 、R8 、Xおよびmは
前記と同じ。)一般式(8) の化合物は、水素化リチウム
アルミニウム、水素化アルミニウム、水素化ジイソプロ
ピルアルミニウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ
素ナトリウム−塩化アルミニウム、ジボラン等の水素化
還元剤を用いる通常の還元反応に付すことにより、一般
(11)の化合物に導くことができる。この還元反応は溶
媒中で行われ、溶媒としては、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム等のエーテル
類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類等が挙げられる。水
素化還元剤の使用量は、一般式(8) の化合物に対して少
なくとも0.5倍モル量、好ましくは0.6〜1.2倍
モル量程度用いるのがよい。該反応は、通常、氷冷下〜
100℃、好ましくは0〜50℃程度で行われ、反応は
30分〜10時間程度で終了する。
【0064】一般式(12)の化合物は、無溶媒または適当
な溶媒中、一般式(11)の化合物とハロゲン化剤とを反応
させることにより得ることができる。溶媒としては、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン等
の芳香族炭化水素類等が挙げられる。使用されるハロゲ
ン化剤としては、塩化チオニル、臭化チオニル等のハロ
ゲン化チオニル、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素等の
ハロゲン化水素、三塩化リン、三臭化リン等のハロゲン
化リン等が挙げられる。
【0065】ハロゲン化剤の使用量は、一般式(11)の化
合物に対して、少なくとも等モル量、好ましくは1〜
1.3倍モ量用いるのがよい。該反応は、氷冷下〜10
0℃、好ましくは0〜50℃程度で行われ、通常30分
〜5時間程度で終了する一般式(13)の化合物は、適当な
溶媒中、一般式(12)の化合物にシアン化合物を反応させ
ることにより得られる。この反応で使用される溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、プロパノール等の低級
アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プ
ロトン性極性溶媒、それらと水との混合溶媒等が例示さ
れる。
【0066】上記反応で使用されるシアン化合物として
は、例えば、シアン化カリウム、シアン化ナトリウム、
シアン化銀、シアン化銅、シアン化カルシウム等が挙げ
られ、該シアン化合物は一般式(12)の化合物に対して、
少なくとも等モル量、好ましくは1〜1.3倍モル量程
度用いるのがよい。上記の反応は、通常、室温〜150
℃、好ましくは室温〜100℃にて行われ、通常1〜2
0時間程度で終了する。 反応工程式−
【0067】
【化27】
【0068】(式中R7 、R8 およびmは前記と同じ、
X′は水素原子またはハロゲン原子を示し、X″はハロ
ゲン原子を示す。)上記反応は、一般式(14)の化合物の
X″で表されるハロゲン原子を基−SRで置換し、一般
(16)の化合物を得る反応である。上記反応はジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル中で一般式
(14)の化合物に過剰量のマグネシウムを加え、グリニャ
ール試薬を生成し、次に一般式(15)のジスルフィド化合
物を反応させることにより行われる。グリニャール試薬
生成時にはヨウ素、ヨウ化メチル等のヨウ素化合物を触
媒量存在させるのがよい。生成したグリニャール試薬と
一般式(15)の化合物との反応は、室温〜溶媒の沸点下に
て行われ、1〜10時間程度で終了する。一般式(15)
化合物の使用割合は、一般式(14)の化合物に対して、少
なくとも等モル量、好ましくは1〜1.2倍モル量程度
とするのがよい。 反応工程式−
【0069】
【化28】
【0070】(式中、R7 、R8 、X、X′およびmは
前記と同じ。)上記反応において、一般式(16)の化合物
から一般式(17)の化合物を得る反応は、一般式(16)の化
合物をハロメチル化し、一般式(17)の化合物を得る反応
であり、通常のハロメチル化反応の条件を広く適用でき
る。上記反応は、例えば、不活性溶媒中、触媒の存在
下、一般式(16)の化合物にハロメチル化剤を反応させる
ことにより行われる。使用される不活性溶媒としては、
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、二硫化炭素等が挙げら
れる。使用される触媒としては、例えば、塩化アルミニ
ウム、塩化鉄、塩化亜鉛、五塩化アンチモン、四塩化ス
ズ、三フッ化ホウ素等のルイス酸、フッ化水素、濃硫酸
等のプロトン酸が例示される。またハロメチル化剤とし
ては、例えば、クロロメチルメチルエーテル、ブロモメ
チルメチルエーテル、ジクロロメチルエーテル、ジブロ
モメチルエーテル等が挙げられる。上記反応において、
触媒の使用量は、一般式(16)の化合物に対して等モル〜
3倍モル量程度、好ましくは2倍量モル程度用いるのが
よい。またハロメチル化剤の使用量は、一般式(16)の化
合物に対して等モル〜3倍モル量程度、好ましくは2倍
量モル程度用いるのがよい。上記反応は室温〜加温下で
行われ、通常1〜5時間程度で終了する。
【0071】なお、この反応において、ハロメチル基の
置換位置は、化合物(17)の置換基の種類および置換基数
に応じて、ベンゼン環上の置換可能な位置の炭素原子の
電子密度および立体障害等に基づいて決定され、反応生
成物が混合物である場合には蒸留、カラムクロマトグラ
フィー等の慣用の手段で分離精製することができる。一
般式(17)の化合物から一般式(18)の化合物を得る反応
は、前記反応工程式−の一般式(12)の化合物を一般式
(13)の化合物に導く反応と同様の方法および条件で行う
ことができる。
【0072】また、一般式(3) の化合物において、R3
が1〜3個の基−S−R′(R′は低級アルキル基、ハ
ロゲン置換低級アルキル基、フェニル環上に置換基とし
てハロゲン原子、低級アルキル基および低級アルコキシ
基からなる群より選ばれた置換基を1〜3有することの
あるフェニル基)を有するフェニル基である場合、該化
合物を前記変換反応−の反応と同様な方法で酸化する
ことにより、R3 が1〜3個の基−SO−R′(R′は
前記と同じ)を有するフェニル基である一般式(3) の化
合物に導くことができる。この反応において、酸化剤と
して過酸化水素を用いる場合、過酸化水素の使用量は一
般式(3) の化合物に対して1〜3倍モル量程度、好まし
くは1.5〜2.5倍モル量程度用いられる。該反応
は、室温下4〜24時間程度、好ましくは10時間程度
で終了する。
【0073】上記の方法により得られたR3 が1〜3個
の基−SO−R′(R′は前記と同じ)を有するフェニ
ル基である一般式(3) の化合物は、前記反応工程式−
に示される一般式(3) の化合物から一般式(4) の化合物
を導く反応と同様な方法にて、R3 が1〜3個の基−S
O−R′(R′は前記と同じ)を有するフェニル基であ
る一般式(4) の化合物に導くことができ、さらに前記反
応工程式−の方法に従って、一般式(2) の化合物を得
ることができる。 本発明の一般式(1) で表わされる化
合物の内、塩基性基を有する化合物は医薬的に許容され
る酸を作用させることにより、また酸性基を有する化合
物は医薬的に許容される塩基性化合物を作用させること
により容易に塩を形成し得る。該酸としては、例えば、
塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュウ
酸、マレイン酸、フマ−ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエ
ン酸、安息香酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸、エタン
スルホン酸等の有機酸を例示でき、該塩基性化合物とし
ては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭
酸塩または重炭酸塩等を例示できる。
【0074】また、本発明化合物の塩には、当然に分子
内塩も包含される。斯くして得られる本発明化合物は、
通常の分離手段により容易に単離精製できる。該分離手
段としては、例えば溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、カ
ラムクロマトグラフィ、プレパラティブ薄層クロマトグ
ラフィ等を採用できる。本発明の一般式(1) で表される
化合物は、当然に光学異性体を含むものである。これら
の異性体は、慣用の分割法、例えば、光学分割剤を使用
する方法などで分離することができる。
【0075】本発明化合物は、通常、一般的な医薬製剤
の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填剤、増
量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤な
どの稀釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。この医
薬製剤としては各種の形態が治療目的に応じて選択で
き、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、
懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液
剤、懸濁剤等)などが挙げられる。錠剤の形態に成形す
るに際しては、担体として、この分野で従来公知のもの
を広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、
ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリ
ン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノー
ル、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン
液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラ
ック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニル
ピロリドンなどの結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナ
トリウム、カンテン、ラミナラン末、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖などの崩壊剤、白
糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油などの崩壊
抑制剤、第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリ
ウムなどの吸収促進剤、グリセリン、デンプンなどの保
湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロ
イド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク、ステアリン酸
塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコールなどの滑沢剤な
どが例示できる。さらに錠剤は必要に応じて通常の剤皮
を施した錠剤、例えば糖衣剤、ゼラチン被包錠、腸溶被
錠、フイルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠と
することができる。丸剤の形態に成形するに際しては、
担体として、この分野で従来公知のものを広く使用で
き、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬
化植物油、カオリン、タルクなどの賦形剤、アラビアゴ
ム末、トラガント末、ゼラチン、エタノールなどの結合
剤、ラミナラン、カンテンなどの崩壊剤などが例示でき
る。坐剤の形態に成形するに際しては、担体として、従
来公知のものを広く使用でき、例えば、ポリエチレング
リコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコール
のエステル類、ゼラチン、半合成グリセライドなどを挙
げることができる。注射剤として調製される場合には、
液剤、乳剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張で
あるのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形
態に成形するのに際しては、稀釈剤としてこの分野にお
いて慣用されているものをすべて使用でき、例えば水、
エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化
イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリ
ルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類などを挙げることができる。なお、この場合等
張性の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖ある
いはグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤などを、更に必
要に応じて着色材、保存剤、香料、風味剤、甘味剤など
や他の医薬品を該治療剤に含有せしめてもよい。ペース
ト、クリームおよびゲルの形態に成形するに際しては、
希釈剤として例えば、白色ワセリン、パラフィン、グリ
セリン、セルロース誘導体、ボリエチレングリコール、
シリコン、ベントナイト等を使用できる。
【0076】本発明の医薬製剤中に含有されるべき一般
式(1) で表される化合物またはその塩の量は、特に限定
されず広範囲に選択されるが、通常全組成物中1〜70
重量%とするのがよい。本発明の医薬製剤の投与方法は
特に制限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その
他の条件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、およ
びカプセル剤の場合には経口投与される。また注射剤の
場合には単独であるいはブドウ糖、アミノ酸などの通常
の補液と混合して静脈内投与され、さらには必要に応じ
て単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され
る。坐剤の場合には直腸内投与される。
【0077】本発明の医薬製剤の投与量は用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度などにより適宜選
択されるが、通常本発明化合物の量は一日当り体重1kg
当り1〜100mg、好ましくは5〜20mgとするのがよ
く、該製剤は、1日に2〜4回に分けて投与することが
できる。
【0078】
【実施例】以下、参考例、実施例および薬理試験に基づ
いて、この発明を詳細に説明する。なお、NMRスペク
トルの測定は、特に明示のない限り60MHzを用い
た。 参考例1 1) 窒素気流下、4−クロロ−3−ニトロ安息香酸
(241.88g)、炭酸水素ナトリウム(100.8
0g)および50%含水メタノール(900ml)の混
合物を室温にて攪拌し、チオフェノール(128.35
ml)、および水酸化ナトリウム(49.6g)の50
%含水メタノール(200ml)溶液を順次加えた。添
加後、窒素雰囲気下で1時間還流した。反応終了後、反
応混合物を氷水で冷却した後、濃塩酸を加えてpH2〜
3とし、黄色析出物を濾取、水洗して、3−ニトロ−4
−フェニルチオ安息香酸を得た。これは、次の反応にそ
のまま用いた。 2) 上記で得られた3−ニトロ−4−フェニルチオ安
息香酸、鉄粉(201.0g)および50%含水エタノ
ール(800ml)の混合物に、還流下、攪拌しながら
濃塩酸(20ml)のエタノール(40ml)溶液を徐
々に加えた。攪拌下に15時間還流した後、反応混合物
を冷却し、析出物を濾取、水洗した。得られた析出物に
水酸化ナトリウム(50g)および水(1.95リット
ル)を加え、加熱溶解させて不溶物を濾別した後、氷冷
しながら濾液に希硫酸を加えてpH2〜3とした。析出
物を濾取、水洗、乾燥して、3−アミノ−4−フェニル
チオ安息香酸(218.28g)を得た。 3) 3−アミノ−4−フェニルチオ安息香酸(11
0.27g)を、加熱された濃硫酸(81ml)の水
(400ml)溶液に加え、2時間加熱攪拌した後、氷
−食塩浴にて−5℃に冷却した。これに、別途氷冷して
おいた亜硝酸ナトリウム(36.25g)の水(80m
l)溶液を約1時間かけて加えた。さらに、0〜5℃に
て、30分間攪拌した後、尿素(2g)を加え、30分
間攪拌して未反応の亜硝酸を分解した。得られた混合物
を、濃硫酸(121ml)、無水硫酸ナトリウム(16
8g)および水(112ml)の混合物中に、攪拌下、
100〜110℃にて、1時間15分かけて少しずつ加
えた。添加終了後、同温にて1時間攪拌した。反応混合
物を冷却し、析出する褐色の粒状の析出物を濾取、水洗
した後、50℃にて、終夜乾燥した。得られた生成物
を、メタノール(1.4リットル)および濃硫酸(70
ml)の混合物に加え、攪拌しながら2時間還流した。
反応終了後、反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水
(1.5リットル)を加え、酢酸エチル(500ml×
3)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下に濃縮した。残渣を熱ヘキサン(4.2リッ
トル)で抽出後、冷却し、析出する黄色析出物を濾取し
て、3−ヒドロキシ−4−フェニルチオ安息香酸メチル
(49.37g)を得た。
【0079】NMR(CDCl3 )δ: 7.13〜7.71(m,8H)、6.47(bs,1
H)、3.92(s,3H) 参考例2 3−ヒドロキシ−4−フェニルチオ安息香酸メチル(4
9.11g)、炭酸カリウム(27.33g)およびア
セトン(627ml)の混合物に、ジメチル硫酸(1
7.85ml)を加え、攪拌下に6時間還流した。反応
混合物を冷却し、析出物を濾取し、アセトンで洗浄し
た。上記濾液および洗液を合わせて、減圧下に濃縮し
て、3−メトキシ−4−フェニルチオ安息香酸メチルを
得た。
【0080】NMR(CDCl3 )δ: 7.35〜7.51(m,7H)、6.79(d,J=
8.57Hz,1H)、3.96(s,3H)、3.8
8(s,3H) 参考例3 1) 3−メトキシ−4−フェニルチオ安息香酸メチル
(30.67g)の乾燥ジエチルエーテル(744m
l)溶液に、氷冷攪拌下、水素化リチウムアルミニウム
(4.32g)を少しずつ加えた。1時間攪拌した後、
反応混合物に酢酸エチル、メタノールおよび水を順次加
え、未反応の水素化リチウムアルミニウムを分解した。
有機層を分離後、水層を酢酸エチル(300ml×2)
で抽出した。抽出液を上記有機層と合わせ、飽和食塩水
(300ml×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下に濃縮して、1−ヒドロキシメチル−3−
メトキシ−4−フェニルチオベンゼンを得た。
【0081】NMR(CDCl3 )δ: 7.20〜7.37(m,5H)、7.04(d,J=
7.69Hz,1H)、6.95(bs,1H)、6.
84(bd,J=7.91Hz,1H)、4.68
(s,2H)、3.87(s,3H)2) 上記で得ら
れた1−ヒドロキシメチル−3−メトキシ−4−フェニ
ルチオベンゼンを塩化メチレン(372ml)に溶解
し、氷冷攪拌下、塩化チオニル(9.12ml)を加え
た。1時間攪拌した後、反応混合物を氷水(500ml
×2)で洗浄し、酢酸エチル(500ml)を加えた。
混合物を5%炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)、
水(200ml)および飽和食塩水(200ml×2)
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下に濃縮して、1−クロロメチル−3−メトキシ−4−
フェニルチオベンゼンを得た。
【0082】NMR(CDCl3 )δ: 7.25〜7.32(m,5H)、6.89〜6.94
(m,3H)、4.55(s,2H)、3.89(s,
3H)3) 上記で得られた1−クロロメチル−3−メ
トキシ−4−フェニルチオベンゼンを、N,N−ジメチ
ルホルムアミド(200ml)に溶解し、細かく砕いた
青酸ナトリウム(7.34g)を加え、30℃にて14
時間攪拌した。反応混合物に飽和食塩水(300ml)
および氷水(300ml)を加え、酢酸エチル(300
ml×3)にて抽出した。抽出液を飽和食塩水(200
ml×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、1
−シアノメチル−3−メトキシ−4−フェニルチオベン
ゼンを得た。
【0083】NMR(CDCl3 )δ: 7.25〜7.41(m,5H)、7.01(d,J=
7.70,1H)、6.83(s,1H)、6.79
(d,J=7.47Hz,1H)、3.89(s,3
H)、3.72(s,2H) 参考例4 水酸化カリウム(20.86g)のN,N−ジメチルア
セトアミド(70ml)溶液を150℃に加熱し、窒素
雰囲気下、同温にて攪拌しながらチオフェノール(1
9.52ml)および4−ブロム安息香酸(25.47
g)を加えた。窒素雰囲気下、20時間還流した後、反
応混合物を氷水(400ml)に注ぎ、ベンゼン(40
0ml)を加えて洗浄し水層を分離した。さらにベンゼ
ン層を2.5N−水酸化ナトリウム(100ml×4)
で抽出した。抽出液を上記水層と合わせて、濃塩酸にて
pH1〜2とし、析出物を濾取、水洗、乾燥して、4−
フェニルチオ安息香酸(26.29g)を得た。
【0084】NMR(DMSO−d6 )δ: 7.95(d,J=8.57Hz,2H)、7.34〜
7.48(m,5H)、7.20(d,J=8.57H
z,2H) 参考例5 4−フェニルチオ安息香酸(26.29g)、濃硫酸
(5ml)およびメタノール(400ml)の混合物を
攪拌しながら10時間還流した。反応終了後、反応混合
物を減圧下に濃縮し、残渣に酢酸エチル(400ml)
を加え、飽和食塩水(200ml×3)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、4−フ
ェニルチオ安息香酸メチル(27.44g)を得た。
【0085】NMR(CDCl3 )δ: 7.89(d,J=8.58Hz,2H)、7.32〜
7.53(m,5H)、7.20(d,J=8.79H
z,2H)、3.88(s,3H) 参考例6 1) 4−フェニルチオ安息香酸メチル(27g)の乾
燥ジエチルエーテル(500ml)溶液に、氷冷攪拌
下、水素化リチウムアルミニウム(2.5g)を少しず
つ加える。1時間攪拌した後、反応混合物に酢酸エチル
および水を順次加え、未反応の水素化リチウムアルミニ
ウムを分解した。有機層を分離後、水層を酢酸エチル
(100ml×2)で抽出した。抽出液を上記有機層と
合わせ、飽和食塩水(100ml×2)で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、1−ヒド
ロキシメチル−4−フェニルチオベンゼン(25g)を
得た。
【0086】NMR(CDCl3 )δ: 7.19〜7.40(m,9H)、4.67(s,2
H)2) 1−ヒドロキシメチル−4−フェニルチオベ
ンゼン(3.0g)を塩化メチレン(15ml)に溶解
し、氷冷攪拌下、塩化チオニル(1.5ml)を加え
る。1時間攪拌した後、反応混合物を氷水(10ml×
3)で洗浄し、塩化メチレン(50ml)を加えた。混
合物を5%炭酸水素ナトリウム水溶液(5ml×3)お
よび飽和食塩水(30ml×2)で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、1−クロロ
メチル−4−フェニルチオベンゼン(3.0g)を得
た。
【0087】NMR(CDCl3 )δ: 7.25〜7.35(m,9H)、4.54(s,2
H)3) 1−クロロメチル−4−フェニルチオベンゼ
ン(3.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(15
ml)に溶解し、細かく砕いた青酸ナトリウム(1.0
g)を加え、室温にて17時間攪拌した。反応混合物に
飽和食塩水(50ml)および氷水(50ml)を加え
た後、酢酸エチル(100ml×3)で抽出した。抽出
液を飽和食塩水(50ml×3)で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、1−シアノメチ
ル−4−フェニルチオベンゼン(2.9g)を得た。
【0088】NMR(CDCl3 )δ: 7.29〜7.38(m,9H)、3.71(s,2
H) 参考例7 水酸化カリウム(1.368g)をN,N−ジメチルア
セトアミド(20ml)に熱時溶解し、窒素気流下、チ
オフェノール(1.16ml)を加えた。次いで4−ク
ロル−3−メチル安息香酸を加え、窒素雰囲気中、2日
間還流した。反応終了後、反応混合物を冷却し、氷水
(約100ml)に注ぎ、ベンゼン(50ml)で洗浄
した後、水層を分離した。ベンゼン層をさらに5%水酸
化ナトリウム水溶液(50ml)で抽出し、抽出液と上
記水層とを合わせ、塩酸にてpH2〜3とし、析出物を
濾取、水洗、乾燥して、3−メチル−4−フェニルチオ
安息香酸(1.55g)を得た。 参考例8 3−メチル−4−フェニルチオ安息香酸(85g)、濃
硫酸(20ml)およびメタノール(1.2l)の混合
物を攪拌しながら4時間還流した。反応終了後、反応混
合物を減圧下に濃縮し、残渣に酢酸エチル(1.5l)
を加え、飽和食塩水(400ml×3)で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮して3−メチル
−4−フェニルチオ安息香酸メチル(80.33g)を
得た。
【0089】NMR(CDCl3 )δ: 7.85(bs,1H)、7.70(bd,J=8.1
3Hz,1H)、7.37(bs,5H)7.00
(d,J=8.13Hz,1H) 参考例9 1) 3−メチル−4−フェニルチオ安息香酸メチル
(80.33g)の乾燥ジエチルエーテル(900m
l)溶液に、氷冷攪拌下、水素化リチウムアルミニウム
(7.08g)を少しずつ加える。1時間攪拌した後、
反応混合物に酢酸エチル、メタノールおよび水を順次加
え、未反応の水素化リチウムアルミニウムを分解した。
有機層を分離後、水層を酢酸エチル(300ml×2)
で抽出し、抽出液を上記有機層と合わせ、飽和食塩水
(300ml×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下に濃縮して、1−ヒドロキシメチル−3−
メチル−4−フェニルチオベンゼンを得た。
【0090】NMR(CDCl3 )δ: 7.04〜7.36(m,8H)、4.62(s,2
H)、2.37(s,3H) 2) 上記で得られた1−ヒドロキシメチル−3−メチ
ル−4−フェニルチオベンゼンを塩化メチレン(100
ml)に溶解し、氷冷攪拌下、塩化チオニル(23.3
4ml)を加えた。1時間攪拌した後、反応混合物を氷
水(100ml×3)で洗浄し、酢酸エチル(500m
l)を加えた。混合物を5%炭酸水素ナトリウム水溶液
(50ml×4)および飽和食塩水(100ml×2)
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に
濃縮して、1−クロロメチル−3−メチル−4−フェニ
ルチオベンゼンを得た。
【0091】NMR(CDCl3 )δ: 7.16〜7.25(m,8H)、4.53(s,2
H)、2.37(s,3H) 3) 上記で得られた1−クロロメチル−3−メチル−
4−フェニルチオベンゼンをN,N−ジメチルホルムア
ミド(56ml)に溶解し、細かく砕いた青酸ナトリウ
ム(18.16g)を加え、室温にて終夜攪拌した。反
応混合物に飽和食塩水(300ml)および氷水(30
0ml)を加えた後、酢酸エチル(300ml×3)で
抽出した。抽出液を飽和食塩水(200ml×3)で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮し
て、1−シアノメチル−3−メチル−4−フェニルチオ
ベンゼン(45.95g)を得た。
【0092】NMR(CDCl3 )δ: 7.10〜7.37(m,8H)、3.69(s,2
H)、2.38(s,3H) 参考例10 2−ブロモ−4−フルオロトルエン(45g)の無水ジ
エチルエーテル(500ml)溶液に、マグネシウム
(グリニャール試薬用,7g)を加え攪拌下に還流し
た。反応混合物にヨウ化メチル(1ml)を加えると激
しく反応が始まり、熱浴を除いて30分間攪拌した。次
いで反応がおだやかになるので加熱して30分間還流さ
せた。放冷後、反応混合物にジメチルジスルフィド(2
4ml)を加えて3時間還流した。放冷後、反応混合物
に水および10%塩酸を加え、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液を水(500ml×3)で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧蒸溜して、4−フルオロ−2−メチルチオトルエン
(30g)を得た。
【0093】bp15:95℃ NMR(CDCl3 )δ: 6.60〜7.14(m,3H)、2.45(s,3
H)、2.27(s,3H) 参考例11 塩化アルミニウム(29g)の二硫化炭素(300m
l)懸濁液に、クロロメチルメチルエーテル(17m
l)を加え、30分間攪拌した。これに、4−フルオロ
−2−メチルチオトルエン(17.2g)を加え、室温
で2時間攪拌する。反応混合物に水を加えた後、ジエチ
ルエーテルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮すると、5−クロロ
メチル−4−フルオロ−2−メチルチオトルエン(21
g)を得た。
【0094】NMR(CDCl3 )δ: 7.30(d,J=9.0Hz,1H)、7.13
(d,J=8.0Hz,1H)、6.83(d,J=1
0.5Hz,1H)、4.57(s,2H)、2.45
(s,3H)、2.26(s,3H) 参考例12 5−クロロメチル−4−フルオロ−2−メチルチオトル
エン(21g)をN,N−ジメチルホルムアミド(90
ml)に溶解し、細かく砕いた青酸ナトリウム(6.0
3g)を加え、室温で18時間攪拌した。反応混合物に
飽和食塩水(300ml)および氷水(300ml)を
加え、酢酸エチル(300ml×3)で抽出した。抽出
物を飽和食塩水(200ml×3)で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、5−シアノメ
チル−4−フルオロ−2−メチルチオトルエンを得た。
【0095】NMR(CDCl3 )δ: 7.30(d,J=9.0Hz,1H)、7.14
(d,J=8.0Hz,1H)、6.85(d,J=1
0.5Hz,1H)、3.68(s,2H)、2.45
(s,3H)、2.27(s,3H) 参考例13 氷冷攪拌下、ナトリウムメトキシド(5.56g)のベ
ンゼン(200ml)懸濁液に、ギ酸エチル(8.14
g)とフェニルアセトニトリル(11.7g)との混合
物を滴下し、30分後、氷浴を除去した。3時間後、氷
水を加えて水層を分離し、更に有機層を0.5N−水酸
化ナトリウム水溶液(50ml×3)で洗浄し、水層及
び洗液を合わせて、濃塩酸を用いてpH3〜4とした。
氷冷下で20分間攪拌し、析出晶を濾取し、水洗し、α
−ホルミルフェニルアセトニトリルを得た。これをその
まま次の反応に用いる。得られたα−ホルミルフェニル
アセトニトリルをメタノール−水(1:1〜10:1、
200ml)溶液とし氷冷攪拌下、セミカルバジド塩酸
塩(9.95g)を加えた。氷浴を除去し、12時間
後、5N−水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和した。
20分間攪拌した後、析出晶を濾取し、水洗、乾燥する
ことにより、3−アミノ−2−カルバモイル−4−フェ
ニルピラゾール(16.82g)を得た。これは精製せ
ずに用いた。 参考例14 氷冷攪拌下、ナトリウムメキシド(10.8g)のベン
ゼン(300ml)懸濁液にギ酸エチル(16.28
g)とフェニルアセトニトリル(23.4g)の混合物
を滴下した。30分後、氷浴を除去した。3時間後、氷
水を加え水層分離し、更に有機層を0.5N−水酸化ナ
トリウム水溶液(100ml×3)で洗浄した。水層及
び洗液を合わせて、濃塩酸を用いてpH3〜4とし、氷
冷下攪拌した。20分後、析出晶を濾取し、水洗乾燥し
て、α−ホルミルフェニルアセトニトリル(21.13
g)を得た。これをそのまま次の反応に用いた。得られ
たα−ホルミルフェニルアセトニトリル(18.85
g)、ヒドラジン−水和物(8.46g)、酢酸(1
6.9ml)およびベンゼン(200ml)の混合物を
アゼオトロピックに脱水しながら加熱還流した。2時間
後、冷却し、6N−塩酸(28.5mlおよび12.7
ml×2)で洗浄し、洗液を合わせて28%アンモニア
水を加え中和した。20分間攪拌後、析出晶を濾取、水
洗、乾燥して3−アミノ−4−フェニルピラゾール(1
5.16g)を得た。更に精製することなく、このまま
次の反応に用いた。3−アミノ−4−フェニルピラゾー
ル(3.97g)の酢酸エチル(15ml)−ベンゼン
(75ml)懸濁液に5℃冷却攪拌下、エトキシカルボ
ニルイソチオシアネート(3.28g)のベンゼン(2
5ml)溶液を加えた。その後、冷却浴を除去し、15
時間攪拌後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エ
チルより再結晶してN−カルボエトキシ−N´−[3−
(4−フェニル)ピラゾリル]チオ尿素(3.34g)
を得た。参考例15 氷冷攪拌下、ナトリウムメキシド(10.35g)のベ
ンゼン(400ml)懸濁液にギ酸エチル(20.67
g)と3−メチルフェニルアセトニトリル(24.38
g)との混合物を滴下した。30分後、氷浴を除去し
た。3時間後、氷水を加えて水層を分離し、更に有機層
を0.5N−水酸化ナトリウム水溶液(50ml×3)
で洗浄した。水層及び洗液を合わせて、濃塩酸を用いて
pH3〜4とし、氷冷下攪拌した。20分後、析出物を
濾取し、水洗乾燥して、α−ホルミル−3−メチルフェ
ニルアセトニトリル(23.81g)を得た。これをそ
のまま次の反応に用いた。得られたα−ホルミル−3−
メチルフェニルアセトニトリル(15.90g)をメタ
ノール水(1:1〜10:1、300ml)溶液とし、
氷冷攪拌下、セミカルバジド塩酸塩(11.15g)を
加えた。氷浴を除去し、12時間後、5N−水酸化ナト
リウム水溶液を用いて中和した。20分間攪拌 した後、
析出物を濾取し、水洗、乾燥することにより、3−アミ
ノ−2−カルバモイル−4−(3−メチルフェニル)ピ
ラゾール(15.50g)を得た。これは精製せずに用
いた。 参考例16 4−ヒドロキシ−8−(2−ヒドロキシフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン4−ヒド
ロキシ−8−(2−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,
5−a]−1,3,5−トリアジン(242mg)、塩
化アルミニウム(799mg)およびニトロベンゼン
(3ml)の混合物を80〜90℃にて5時間加熱攪拌
した。反応液を冷却し、氷水に注ぎ析出晶を濾取し、水
洗乾燥して、目的物(140mg)を得た。
【0096】mp:293〜297℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 9.85(s,1H)、8.55(s,1H)、8.0
7(s,1H)、7.97〜8.07(dd,J=1.
98Hz,1H)、6.76〜7.14(m,3H) 参考例17 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェニルス
ルフィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,
3,5−トリアジン・一水和物4−ヒドロキシ−8−
(3−メトキシ−4−フェニルチオフェニル)ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン(11.21
g)の酢酸(384ml)懸濁液に、30%過酸化水素
水溶液(10.24ml)を約3.5時間かけて加え
た。室温にて28時間攪拌した後、反応混合物に水(4
00ml)を加え、析出物を濾取し、水洗、乾燥して、
目的物(11.31g)を得た。
【0097】NMR(DMSO−d6 )δ: 8.66(s,1H)、8.15(s,1H)、7.4
5〜7.95(m,8H)、3.88(s,3H)
お、上記で得られた一水和物を、80℃にて、12時間
減圧乾燥することにより無水物を得た。
【0098】mp:258〜266℃(分解) 実施例 4−ヒドロキシ−8−(3−メチルフェニル)ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン3−アミノ−
2−カルバモイル−4−(3−メチルフェニル)ピラゾ
ール(12.98g)とオルトギ酸エチル(160m
l)との混合物を、100〜110℃にて13時間加熱
攪拌し、メタノールまたは酢酸エチルを加えて析出物を
濾取し、メタノールまたは酢酸エチルにて洗浄、乾燥
し、目的物(3.13g)を得た。
【0099】mp:262.5〜265.0℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.12(s,1H)、7.8
5(bs,1H)7.82(d,J=8.40Hz,1
H)、7.31(t,J=8.40Hz,1H)、7.
17(d,J=9.01Hz,1H)、2.36(s,
3H)実施例1と同様にして、適当な出発原料を用い
て、実施例2〜46の化合物を得た。 実施例 8−(4−エチルフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.54(s,1H)、8.09(s,1H)、7.9
2(d,J=8.4Hz,2H)、7.26(d,J=
8.4Hz,2H)、2.56(q、J=3.7Hz,
2H)、1.20(t、J=3.7Hz,3H) 実施例 8−(4−t−ブチルフニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.49(s,1H)、8.07(s,1H)、7.9
1(d,J=8.35Hz,2H)、7.42(d,J
=8.35Hz,2H)、1.30(s,9H) 実施例 8−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.70(s,1H)、8.24(d,J=8.8H
z,2H)、8.18(s,1H)、7.87(d,J
=8.8Hz,2H) 実施例 4−ヒドロキシ−8−(3−ニトロフェニル)ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:295〜299℃ NMR:(DMSO−d6 )δ: 8.96(t,J=1.87,1H)、8.73(s,
1H)、8.42(d,J=7.91Hz,1H)、
8.22(s,1H)、8.12(dd,J=7.03
および2.30Hz,1H)、7.71(t,J=8.
02Hz,1H) 実施例 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシフェニル)ピラゾ
ロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:288〜290℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.59(s,1H)、8.12(s,1H)、7.5
9〜7.65(m,2H)、7.33(t,J=7.1
Hz,1H)、6.84(ddd、J=7.0、1.5
および1.0Hz,1H)、3.81(s,3H) 実施例 4−ヒドロキシ−8−(4−メトキシフェニル)ピラゾ
ロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:297.5〜305℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.48(s,1H)、8.06(s,1H)、7.9
2(d,J=9.01Hz,2H)、6.98(d、J
=9.01Hz,2H)、3.78(s,3H) 実施例 8−(4−ベンジルオキシフェニル)−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.48(s,1H)、8.05(s,1H)、7.9
3(d,J=8.79Hz,2H)、7.33〜7.4
2(m,5H)、7.07(d,J=8.79Hz,2
H)、5.12(s,2H) 実施例 4−ヒドロキシ−8−(3−メチルチオフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:240〜243℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.12(s,1H)、7.8
4(t,J=1.5Hz,1H)、7.80(dt、J
=7.7および1.5Hz,1H)、7.37(t,J
=7.7Hz,1H)、7.15(dt、J=7.7お
よび1.4Hz,1H)、2.52(s,3H) 実施例10 4−ヒドロキシ−8−(4−メチルチオフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.10(s,1H)、7.9
7(d,J=8.6Hz,2H)、7.32(d、J=
8.6Hz,2H)、2.50(s,3H) 実施例11 8−(4−エチルチオフェニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:288〜289℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.11(s,1H)、7.9
8(d,J=8.6Hz,2H)、7.37(d,J=
8.6Hz,2H)、3.00(q,J=7.4Hz,
2H)、1.25(t,J=7.4Hz,3H) 実施例12 8−[4−β−クロロエチルチオフェニル]−4−ヒド
ロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:249℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.58(s,1H)、8.11(s,1H)、8.0
0(d,J=8.6Hz,2H)、7.46(d,J=
8.6Hz,2H)、3.68〜3.85(m,2
H)、3.20〜3.43(m,2H) 実施例13 4−ヒドロキシ−8−(4−フェニルチオフェニル)ピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:297〜298℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.58(s,1H)、8.12(s,1H)、8.0
4(d,J=8.4Hz,2H)、7.41(d、J=
8.5Hz,2H)、7.34(s,5H) 実施例14 4−ヒドロキシ−8−[4−(2−メチルフェニルチ
オ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.10(s,1H)、8.0
0(d,J=8.35Hz,2H)、7.27(d、J
=8.35Hz,2H)、7.20〜8.29(m,4
H) 実施例15 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−メチルフェニルチ
オ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.11(s,1H)、7.9
9(d,J=8.6Hz,2H)、7.32(d、J=
8.6Hz,2H)、7.30(d、J=8.8Hz,
2H)、7.18(d、J=8.8Hz,2H)、2.
31(s,3H) 実施例16 8−(3−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.62(s,1H)、8.15(s,2H)、7.9
6(bd,J=7.21Hz,1H)、7.2〜7.5
(m,2H) 実施例17 8−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.60(s,1H)、8.13(s,1H)、8.0
6(d,J=8.6Hz,2H)、7.49(d,J=
8.6Hz,2H) 実施例18 8−(3,4−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−b6)δ: 8.52(s,1H)、8.09(s,1H)、7.7
8(bs,1H)、7.74(dd,J=8.4および
1.8Hz,1H)、7.17(d,J=8.4Hz,
1H)、2.27(s,3H)、2.24(s,3H) 実施例19 4−ヒドロキシ−8−(4−メトキシ−3−メチルフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:279.5〜280.5℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.45(s,1H)、8.06(s,1H)、7.7
5〜7.82(m,2H)、6.95(d,J=9.2
3Hz,1H)、3.81(s,3H)、2.21
(s,3H) 実施例20 4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−メチルチオフ
ェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:273〜276℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.54(s,1H)、8.09(s,1H)、7,8
5(d,J=9.0Hz,1H)、7.83(s,1
H)、7,25(d,J=9.0Hz,1H)、2.4
8(s,3H)、2.30(s,3H) 実施例21 8−(4−エチルチオ−3−メチルフェニル)−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:260〜263℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.50(s,1H)、8.08(s,1H)、7.7
7〜7.94(m,2H)、7.31(d,J=9.0
1Hz,1H)、2.96(q,J=7.26Hz,2
H)、2.33(s,3H)、1.28(t,J=7.
26Hz,3H) 実施例22 8−(4−ベンジルチオ−3−メチルフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:234〜236℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.10(s,1H)、7.8
6(s,1H)、7.82(dd,J=8.0および
1.7Hz,1H)、7.20〜7.45(m,6
H)、4.21(s,2H)、2.28(s,3H) 実施例23 4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−フェルニチオ
フェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:274〜276℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.59(s,1H)、8.13(s,1H)、8.0
1(bs,1H)、7.89(dd,J=8.1および
1.5Hz,1H)、7.36(d,J=8.0Hz,
1H)、7.11〜7.42(m,5H)、2.36
(s,3H) 実施例24 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(2−メチル
フェニルチオ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:246〜251℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.11(s,1H)、7.9
8(bs,1H)、7.84(bd,J=8.13H
z,1H)、6.9〜7.4(m,5H)、2.36
(s,3H)、2.33(s,3H) 実施例25 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(3−メチル
フェニルチオ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:270〜273℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.59(s,1H)、8.13(s,1H)、7.9
9(s,1H)、7,87(dd,J=7.9および
1.7Hz,1H)、7.32(d,J=8.0Hz,
1H)、6.90〜7.40(m,4H)、2.36
(s,3H)、2.26(s,3H) 実施例26 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(4−メチル
フェニルチオ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:287〜290℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.12(s,1H)、7.9
7(d,J=1.5Hz,1H)、7.82(dd,J
=9.3および2.0Hz,1H)、7.23(d,J
=9.3Hz,1H)、7.15(s,4H)、2.3
5(s,3H)、2.28(s,3H) 実施例27 4−ヒドロキシ−8−[4−(3−メトキシフェニルチ
オ)−3−メチル]フェニルピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:245〜249℃ NMR(DMSO−d6)δ: 8.60(s,1H)、8.13(s,1H)、8.0
2(bs,1H)、7.91(dd,J=7.9および
1.6Hz,1H)、7.39(d,J=8.4Hz,
1H)、7.20(d,J=8.1Hz,1H)、6.
67〜6.85(m,3H)、3.70(s,3H)、
2.36(s,3H) 実施例28 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−メトキシフェニルチ
オ)−3−メチル]フェニルピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:283〜287℃ NMR(DMSO−d6)δ: 8.53(s,1H)、8.10(s,1H)、7.9
2(d,J=1.5Hz,1H)、7.77(dd,J
=8.1および1.7Hz,1H)、7.31(d,J
=9.0Hz,2H)、7.03(d,J=8.1H
z,1H)、6.97(d,J=9.0Hz,2H)、
3.77(s,3H)、2.36(s,3H) 実施例29 8−(3−エチル−4−メチルチオフェニル)−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:289〜294℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.46(s,1H)、8.05(s,1H)、7.7
7〜7.87(m,2H)、7.25(d,J=9.0
1Hz,1H)、2.71(q,J=7.25Hz,2
H)、2.52(s,3H)、1.24(t,J=7.
25Hz,3H) 実施例30 8−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:250℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.09(s,1H)、7.6
2(s,1H)、7.57(bd,J=8.13Hz,
1H)、6.99(d,J=8.13Hz,1H)、
3.83(s,3H)、3.79(s,3H) 実施例31 8−[(3,4−ビスメチルチオ)フェニル]−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:286〜292℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.12(s,1H)、7.9
1(d,J=1.76Hz,1H)、7.85(dd,
J=8.13および1.76Hz,1H)、7.29
(d,J=8.13Hz,1H)、2.53(s,3
H)、2.48(s,3H) 実施例32 8−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.15(s,1H)、7.2
〜8.2(m,3H) 実施例33 8−(3−クロロ−4−メチルチオフェニル)−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:282〜286℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.15(d,J=2.0H
z,1H)、8.14(s,1H)、7.99(dd、
J=8.3および2.0Hz,1H)、7.36(d,
J=8.3Hz,1H)、2.52(s,3H) 実施例34 8−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:296.5〜297.5℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.31(d,J=1.98H
z,1H)、8.15(s,1H)、8.01(dd,
J=8.57および1.98Hz,1H)、7.64
(d,J=8.57Hz,1H) 実施例35 8−(3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.52(s,1H)、8.11(s,1H)、7.6
3(s,2H)、6.90(s,1H)、2.31
(s,6H) 実施例36 8−(3,5−ジメトキシフェニル)−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:280℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.12(s,1H)、7.2
3(d,J=2.4Hz,2H)、6.42(t,J=
2.4Hz,1H)、3.79(s,6H) 実施例37 8−(3,5−ジクロロフェニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.18(s,1H)、8.0
9(d,J=1.98Hz,2H)、7.39(t,J
=1.98Hz,1H) 実施例38 8−(2−フルオロ−4−メチルチオフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:270〜272℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.33(d,J=3.5Hz,1H)、8.13
(s,1H)、8.11(t,J=8.5Hz,1
H)、7.21(dd,J=12.0および1.7H
z,1H)、7.19(dd,J=8.6および1.6
Hz,1H)、2.53(s,3H) 実施例39 4−ヒドロキシ−8−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:262〜265℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.12(s,1H)、7.3
5(s,2H)、3.85(s,6H)、3.70
(s,3H) 実施例40 8−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジクロロフェニ
ル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,
3,5−トリアジン mp:273〜273.5℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.66(s,1H)、8.17(s,3H)、7.2
〜7.7(m,5H)、5.03(s,2H) 実施例41 4−ヒドロキシ−8−(3,4,5−トリクロロフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.34(s,2H)、8.0
8(s,1H) 実施例42 8−(2−フルオロ−5−メチル−4−メチルチオフェ
ニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,
3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.32(d,J=3.3Hz,1H)、8.13
(s,1H)、7.94(d,J=7.9Hz,1
H)、7.11(d,J=12.0Hz,1H)、2.
51(s,3H)、2.24(s,3H) 実施例43 8−(3−ベンゾ[b]チエニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:289〜292℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.51(s,1H)、8.10(s,1H)、8.0
0〜8.08(m,2H)、7.96(s,1H)、
7.38〜7.48(m,2H) 実施例44 8−(2−ベンゾ[b]チエニル)−4−ヒドロキシピ
ラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.16(s,1H)、7.8
5(s,1H)、7.77〜8.00(m,2H)、
7.27〜7.39(m,2H) 実施例45 4−ヒドロキシ−8−(6−チオクロマニル)ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:260℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.51(s,1H)、8.08(s,1H)、7.7
2(d,J=8.8Hz,1H)、7.70(s,1
H)、7.09(d,J=8.8Hz,1H)、3.0
5(t,J=5.6Hz,2H)、2.81(t,J=
5.6Hz,2H)、1.90〜2.10(m,2H) 実施例46 8−[(2,3−ジヒドロベンゾ[b]チオフェン)−
5−イル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.53(s,1H)、8.08(s,1H)、7.9
1(d,J=1.3Hz,1H)、7.79(dd,J
=8.0および1.5Hz,1H)、7.27(d,J
=7.9Hz,1H)、3.35(s,2H)、3.2
6(s,2H) 実施例47 8−(4−カルボキシフェニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン4−ヒド
ロキシ―8−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[1,5
−a]−1,3,5−トリアジン(1.13g)を1N
−水酸化ナトリウム水溶液(50ml)に懸濁させ、過
マンガン酸カリウム(1.58g)を冷却攪拌下徐々に
加える。10分後氷浴を除去した。5時間後、更に過マ
ンガン酸カリウム(2.3g)を徐々に加えた。5時間
後、生成した二酸化マンガンを濾過した。濾液を希塩酸
にてpH2〜3に調整し、析出晶を濾取し、水洗、乾燥
することにより、目的物(0.56g)を得た。
【0100】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.65(s,1H)、8.16(s,1H)、8.1
6(d,J=8.57Hz,2H)、7.98(d,J
=8.57Hz,2H) 実施例48 4−ヒドロキシ−8−(4−メトキシカルボニルフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン
8−(4−カルボキシフェニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン(145
mg)、濃硫酸(4ml)およびメタノール(4ml)
の混合物を24時間攪拌しながら加熱還流した。冷却
後、析出晶を濾取し、メタノ−ルで洗浄、乾燥して目的
物(74mg)を得た。
【0101】mp:>300℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.17(d,J=8.24H
z,2H)、8.15(s,IH)、7.98(d,J
=8.24Hz,2H) 実施例49 8−(4−アセチルフェニル)−4−ヒドロキシピラゾ
ロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン8−(4−
エチルフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン(240mg)の酢酸
(5ml)懸濁液中に、三酸化クロム(500mg)と
水(1ml)を加え、室温で14時間攪拌した。反応液
に水を加え、不溶物を濾取し、水洗、乾燥して、目的物
(150mg)を得た。
【0102】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.19(d,J=8.6H
z,2H)、8.18(s,1H)、7.99(d,J
=8.6Hz,2H)、2.58(s,3H) 実施例50 8−(4−ベンゾイルフェニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン8−(4
−α,α−エチレンジオキシベンジルフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン(0.20g)、濃塩酸(0.5ml)、水(1
ml)、メタノ−ル(4ml)およびアセトン(1m
l)の混合物を45〜60℃で2時間加熱攪拌した。冷
却後、析出晶を濾取し、水洗、乾燥して目的物(0.1
5g)を得た。 mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.67(s,1H)、8.22(d,J=8.35H
z,2H)、8.17(s,1H)、7.5〜8.0
(m,7H) 実施例51 8−[4−(4−ベンジロキシ−3,5−ジブロモベン
ゾイル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1.5
−a]−1,3,5−トリアジン実施例1に従って得ら
れた目的物のエチレンケタ−ル体を実施例50の方法で
処理し、目的物を得た。
【0103】mp:273〜274℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.71(s,1H)、8.25(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.98(s,2
H)、7.84(d,J=8.6Hz,2H)、7.3
9〜7.62(m,5H)、5.10(s,2H) 実施例52 4−ヒドロキシ−8−(4−ニトロフェニル)ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン濃硫酸(0.
5ml)、濃硝酸(0.5ml)および酢酸(2ml)
の混合液中に、4−ヒドロキシ−8−フェニルピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン(310m
g)を加え、50〜60℃で加熱攪拌した。1時間後、
水を加え、不溶物を濾取し、水、熱メタノ−ルで洗浄
後、乾燥して、目的物(210mg)を得た。
【0104】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.75(s,1H)、8.30(s,4H)、8.2
3(s,1H)実施例52と同様にして、適当な出発原
料を用いて、実施例5356の化合物を得た。 実施例53 4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−ニトロフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:280℃(昇華) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.73(s,1H)、8.22(s,1H)、8.1
2(d,J=1.5Hz,3H)、2.60(s,3
H) 実施例54 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−ニトロフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.79(s,1H)、8.22(s,1H)、7.9
9(d,J=8.8Hz,1H)、7.93(d,J=
1.7Hz,1H)、7.83(dd,J=8.8およ
び1.5Hz,1H)、4.01(s,3H) 実施例55 8−(3−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−ヒドロ
キシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:265℃(昇華) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.79(s,1H)、8.44(d,J=1.3H
z,1H)、8.26(s,1H)、8.19(s,2
H) 実施例56 8−(3,5−ジメチル−4−ニトロフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:270℃(昇華) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.18(s,1H)、7.9
5(s,2H)、2.31(s,6H) 実施例57 4−ヒドロキシ−8−[2−(5−ニトロチエニル)]
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン濃硫
酸(0.2ml)、濃硝酸(0.2ml)および酢酸
(3ml)の混合液中に、4−ヒドロキシ−8−(2−
チエニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン(440mg)を氷冷下加えた後、室温で攪拌し
た。3時間後、水を加え、不溶物を濾取し、熱メタノ−
ルで洗浄後乾燥して、目的物(190mg)を得た。
【0105】mp:250℃(昇華) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.72(s,1H)、8.28(s,1H)、8.1
3(d,J=4.4Hz,1H)、7.63(d,J=
4.4Hz,1H)参考例16と同様にして、適当な出
発原料を用いて実施例5860の化合物を得た。 実施例58 4−ヒドロキシ−8−(3−ヒドロキシフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:262〜266℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.46(s,1H)、8.08(s,1H)、7.4
4〜7.49(m,1H)、7.35(bs,1H)、
7.19(t,J=7.58Hz,1H)、6.67
(dd,J=7.69および1.32Hz,1H) 実施例59 4−ヒドロキシ−8−(4−ヒドロキシフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.43(s,1H)、8.03(s,1H)、7.8
0(d,J=8.57Hz,2H)、6.81(d,J
=8.57Hz,2H) 実施例60 8−(4−ブロモ−3−ヒドロキシフェニル)−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1.5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:277〜279℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 10.23(s,1H)、8.45(s,1H)、8.
10(s,1H)、7.69(d,J=1.87Hz,
1H)、7.49(d,J=8.13Hz,1H)、
7.33(dd,J=8.13および1.75Hz,1
H) 実施例61 8−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−
4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン参考例16と同様にして、8−(4−ベンジ
ルオキシ−3,5−ジクロロフェニル)−4−ヒドロキ
シピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−ピリミジンよ
り、室温で1時間反応して、目的物を得た。
【0106】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.60(s,1H)、8.14(s,1H)、8.0
4(s,2H) 実施例62 8−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン実施例1に従って得られた目的物のベンジル
体を、参考例16と同様の方法で処理し、目的物を得
た。
【0107】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.24(s,2H)、8.1
5(s,1H) 実施例63 8−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)
−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5
−トリアジン参考例16と同様にして適当な出発原料を
用いて、目的物を得た。
【0108】mp:250〜270℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.55(s,1H)、8.37(bs,1H)、8.
07(s,1H)、7.31(s,2H)、3.79
(s,6H) 実施例64 8−(3−アセトキシフェニル)−4−ヒドロキシピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン4−ヒド
ロキシ−8−(3−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,
5−a]−1,3,5−トリアジン(242mg)、塩
化アルミニウム(799mg)およびニトロベンゼン
(3ml)の混合物を80〜90℃にて5時間加熱攪拌
した。塩化アセチル(0.12ml)を加え、45分
後、冷却し、氷水に注ぎ析出晶を濾取し、水洗、乾燥し
て、目的物(8mg)を得た。
【0109】mp:244〜249℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.58(s,1H)、8.13(s,1H)、7.7
9〜7.96(m,2H)、7.45(t,J=7.9
1Hz,1H)、7.01(bd,J=7.91Hz,
1H) 実施例65 8−[4−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシベンゾ
イル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン実施例51に従って得ら
れた目的物のベンジル体を、参考例16と同様の方法で
処理し、目的物を得た。
【0110】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.70(s,1H)、8.23(d,J=8.0H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.88(s,2
H)、7.79(d,J=8.1Hz,2H) 実施例66 4−ヒドロキシ−8−(4−メチルスルフィニルフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン
4−ヒドロキシ−8−(4−メチルチオフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン(258
mg)とメタ過ヨウ素酸ナトリウム(430mg)のメ
タノ−ル(20ml)懸濁液中に水(0.5ml)を加
え、室温で40時間攪拌した。不溶物を濾取し、水洗、
乾燥して目的物(180mg)を得た。
【0111】mp:285〜286℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.66(s,1H)、8.22(d,J=8.6H
z,2H)、8.16(s,1H)、7.73(d,J
=8.6Hz,2H)、2.76(s,3H) 実施例67 4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−メチルスルフ
ィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5
−トリアジン実施例66と同様にして、適当な出発原料
を用いて目的物を得た。
【0112】mp:281〜282℃ MNR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.16(s,1H)、8.1
3(dd,J=8.2および1.6Hz,1H)、7.
95(d,J=1.6Hz,1H)、7.83(d,J
=8.2Hz,1H)、2.70(s,3H)、2.3
9(s,3H) 実施例68 4−ヒドロキシ−8−(4−メタンスルホニルフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン
4−ヒドロキシ−8−(4−メチルチオフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン(260
mg)の酢酸(5ml)懸濁液中に、35%過酸化水素
水(3ml)を加え、70〜80℃で加熱攪拌した。1
時間後、水を加え、不溶物を濾取し、水洗、乾燥して目
的物(250mg)を得た。
【0113】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.71(s,1H)、8.30(d,J=8.6H
z,2H)、8.20(s,1H)、7.96(d,J
=8.6Hz,2H)、3.27(s,3H) 実施例69 4−ヒドロキシ−8−[2−(5−フェニルチオチエニ
ル)]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ンチオフェノ−ル(130ml)のジメチルホルムアミ
ド(2ml)溶液中に、N−ブロモスクシンイミド(1
60mg)を加え、室温で攪拌した。5分後、4−ヒド
ロキシ−8−(2−チエニル)ピラゾロ[1,5−a]
−1,3,5−トリアジン(218mg)を加え、室温
で2時間攪拌した。反応液にジエチルエ−テルを加え、
析出物を濾取し、エタノ−ル、酢酸エチル、ジエチルエ
−テルで順次洗浄後乾燥して目的物(120mg)を得
た。
【0114】mp:295〜298℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.54(s,1H)、8.12(s,1H)、7.5
6(d,J=3.7Hz,1H)、7.40(d,J=
3.7Hz,1H)、7.19〜7.35(m,5H) 実施例70 4−ヒドロキシ−8−(4−フェニルアミノスルホニル
フェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン4−ヒドロキシ−8−フェニルピラゾロ[1,5
−a]−1,3,5−トリアジン(420mg)とクロ
ロスルホン酸(3ml)の混合物を、80℃で加熱攪拌
した。1時間後、反応液に水を加え、析出物を濾取し、
水洗、乾燥した。次いで上記濾取物に、アニリン(10
ml)を加え、80℃で加熱攪拌した。2時間後2N−
塩酸を加え、反応液を酸性とし、析出物を濾取し、水
洗、乾燥して、目的物(420mg)を得た。
【0115】mp:274〜277℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.21(s,1H)、8.62(s,1H)、8.
17(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.78(d,J=8.6Hz,2H)、6.9
2〜7.34(m,5H)実施例70と同様にして、適
当な出発原料を用い、実施例71116の化合物を得
た。 実施例71 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−メチルフェニルアミ
ノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:262〜265℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.05(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
17(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.76(d,J=8.6Hz,2H)、7.0
1(s,4H)、2.18(s,3H) 実施例72 8−[4−(4−エチルフェニルアミノスルホニル)フ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:285〜290℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.09(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
17(s,1H)、8.17(d,J=8.6Hz,2
H)、7.78(d,J=8.6Hz,2H)、7.0
4(s,4H)、2.25(q,J=7.3Hz,2
H)、1.17(t,J=7.3Hz,3H) 実施例73 8−[4−(3−エチルフェニルアミノスルホニル)フ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:240〜248℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.15(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
18(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.79(d,J=8.6Hz,2H)、6.7
0〜7.50(m,4H)、2.20〜2.60(m,
2H)、1.08(t,J=7.2Hz,3H) 実施例74 8−[4−(2−エチルフェニルアミノスルホニル)フ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:250〜254℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 9.51(s,1H)、8.67(s,1H)、8.2
1(d,J=8.6Hz,2H)、8.18(s,1
H)、7.71(d,J=8.6Hz,2H)、7.0
7〜7.25(m,4H)、2.46〜2.57(m,
2H)、0.97(t,J=7.7Hz,3H) 実施例75 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−イソプロピルフェニ
ルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:290〜295℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.10(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
18(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.78(d,J=8.6Hz,2H)、7.0
0〜7.20m,4H)、2.46〜2.52(m,1
H)、1.11(d,J=6.8Hz,6H) 実施例76 8−[4−(4−tーブチルフェニルアミノスルホニ
ル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:275〜279℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.13(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
18(d,J=8.6Hz,2H)、8.17(s,1
H)、7.80(d,J=8.6Hz,2H)、7.2
5(d,J=8.8Hz,2H)、7.02(d,J=
8.8Hz,2H)、1.19(s,9H) 実施例77 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−α−ヒドロキシエチ
ルフェニルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:236〜239℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.54(s,1H)、8.18(d,J=8.6H
z,2H)、8.12(s,1H)、7.78(d,J
=8.6Hz,2H)、7.21(d,J=8.6H
z,2H)、7.06(d,J=8.6Hz,2H)、
4.61(q,J=6.6Hz,1H)、1.24
(d,J=6.4Hz,3H) 実施例78 8−[4−(4−アセチルフェニルアミノスルホニル)
フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:260〜262℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.82(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
21(d,J=8.8Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.88(d,J=8.8Hz,2H)、7.8
4(d,J=8.8Hz,2H)、7.24(d,J=
8.8Hz,2H)、3.42(s,3H) 実施例79 8−[4−(4−シアノフェニルアミノスルホニル)フ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:272〜274℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 11.01(s,1H)、8.64(s,1H)、8.
22(d,J=8.6Hz,2H)、8.18(s,1
H)、7.88(d,J=8.6Hz,2H)、7.7
0(d,J=9.0Hz,2H)、7.28(d,J=
9.0Hz,2H) 実施例80 8−[4−(4−カルボキシフェニルアミノスルホニ
ル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:200〜202℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.75(s,1H)、8.62(s,1H)、8.
20(d,J=8.6Hz,2H)、8.15(s,1
H)、7.86(d,J=8.6Hz,2H)、7.8
0(d,J=8.6Hz,2H)、7.22(d,J=
8.8Hz,2H) 実施例81 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−メトキシカルボニル
フェニルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,
5−a]−1,3,5−トリアジン mp:241〜243℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.81(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
21(d,J=8.8Hz,2H)、8.17(s,1
H)、7.86(d,J=8.8Hz,2H)、7.8
3(d,J=8.8Hz,2H)、7.25(d,J=
8.8Hz,2H)、3.78(s,3H) 実施例82 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−ヒドロキシフェニル
アミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]
−1,3,5−トリアジン mp:175〜177℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 9.69(s,1H)、8.63(s,1H)、8.1
7(s,1H)、8.16(d,J=8.6Hz,2
H)、7.70(d,J=8.6Hz,2H)、6.8
9(d,J=9.0Hz,2H)、6.61(d,J=
9.0Hz,2H) 実施例83 4−ヒドロキシ−8−[4−(3−ヒドロキシフェニル
アミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]
−1,3,5−トリアジン mp:166〜169℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.10(s,1H)、8.64(s,1H)、8.
18(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.79(d,J=8.6Hz,2H)、6.9
0(t,J=8.4Hz,1H)、6.37〜6.61
(m,3H) 実施例84 4−ヒドロキシ−8−[4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:280〜282℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.06(s,1H)、8.64(s,1H)、8.
20(d,J=8.6Hz,2H)、8.16(s,1
H)、7.82(d,J=8.6Hz,2H)、6.4
2(s,2H)、3.65(s,6H)、3.56
(s,3H) 実施例85 8−[4−(4−クロロフェニルアミノスルホニル)フ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:189〜193℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.38(s,1H)、8.64(s,1H)、8.
20(d,J=8.6Hz,2H)、8.17(s,1
H)、7.79(d,J=8.6Hz,2H)、7.3
1(d,J=9.0Hz,2H)、7.12(d,J=
9.0Hz,2H) 実施例86 4−ヒドロキシ−8−[4−(3,4,5−トリクロロ
フェニルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,
5−a]−1,3,5−トリアジン mp:280〜283℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.91(bs,1H)、8.66(s,1H)、
8.25(d,J=8.8Hz,2H)、8.19
(s,1H)、7.87(d,J=8.8Hz,2
H)、7.32(s,2H) 実施例87 8−[4−(4−カルボキシ−3−ヒドロキシフェニル
アミノスルホニル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾ
ロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:213〜216℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.81(s,1H)、8.65(s,1H)、8.
23(d,J=8.6Hz,2H)、8.18(s,1
H)、7.89(d,J=8.6Hz,2H)、7.6
5(d,J=9.2Hz,1H)、6.67〜6.77
(m,2H) 実施例88 4−ヒドロキシ−8−[4−(3−ヒドロキシ−4−メ
トキシカルボニルフェニルアミノスルホニル)フェニ
ル]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン
mp:269〜273℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.84(bs,1H)、10.55(bs,1
H)、8.64(s,1H)、8.22(d,J=8.
6Hz,2H)、8.18(s,1H)、7.88
(d,J=8.6Hz,2H)、7.64(d,J=
9.0Hz,1H)、6.69〜6.79(m,2
H)、3.81(s,3H) 実施例89 4−ヒドロキシ−8−[4−(3−メトキシ−4−メト
キシカルボニルフェニルアミノスルホニル)フェニル]
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:160〜163℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.73(s,1H)、8.64(s,1H)、8.
22(d,J=8.8Hz,2H)、8.17(s,1
H)、7.89(d,J=8.8Hz,2H)、7.5
8(d,J=8.4Hz,1H)、6.90(d,J=
1.8Hz,1H)、6.79(dd,J=8.4およ
び1.8Hz,1H)、3.74(s,3H)、3.7
1(s,3H) 実施例90 4−ヒドロキシ−8−[4−(3−ピリジルアミノスル
ホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,
5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.20(d,J=8.6H
z,2H)、8.17(s,1H)、8.14〜8.3
3(m,2H)、7.30〜7.50(m,4H) 実施例91 4−ヒドロキシ−8−[4−(ピリミジン−2−イルア
ミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:267〜269℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.66(s,1H)、8.52(d,J=4.8H
z,2H)、8.23(d,J=8.8Hz,2H)、
8.19(s,1H)、8.03(d,J=8.8H
z,2H)、7.05(t,J=4.8Hz,1H) 実施例92 4−ヒドロキシ−8−[4−(チアゾール−2−イルア
ミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:242〜245℃ MNR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.18(d,J=8.6H
z,2H)、8.17(s,1H)、7.84(d,J
=8.6Hz,2H)、7.24(d,J=4.6H
z,1H)、6.82(d,J=4.6Hz,1H) 実施例93 4−ヒドロキシ−8−[4−(5−メチルイソキサゾー
ル−3−イルアミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:273℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 11.40(bs,1H)、8.67(s,1H)、
8.24(d,J=8.8Hz,2H)、8.19
(s,1H)、7.89(d,J=8.8Hz,2
H)、6.16(d,J=0.9Hz,1H)、2.3
0(d,J=0.9Hz,3H) 実施例94 4−ヒドロキシ−8−[4−(ピラゾール−3−イルア
ミノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.18(d,J=8.6H
z,2H)、8.16(s,1H)、7.80(d,J
=8.6Hz,2H)、7.52(d,J=2.4H
z,1H)、5.97(d,J=2.2Hz,1H) 実施例95 8−[4−(3−アミノピラゾール−2−イルスルホニ
ル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:190〜194℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.67(s,1H)、8.24(d,J=8.4H
z,2H)、8.20(s,1H)、8.00(d,J
=2.8Hz,1H)、7.86(d,J=8.8H
z,2H)、5.88(d,J=2.8Hz,1H) 実施例96 8−[4−(3−アセチルアミノピラゾール−2−イル
スルホニル)フェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:239〜242℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 10.89(s,1H)、8.69(s,1H)、8.
53(d,J=2.9Hz,1H)、8.29(d,J
=8.6Hz,2H)、8.21(s,1H)、7.9
5(d,J=8.6Hz,2H)、6.86(d,J=
2.9Hz,1H)、1.98(s,3H) 実施例97 4−ヒドロキシ−8−(4−N−メチル−フェニルアミ
ノスルホニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,
3,5−トリアジン mp:252〜255℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.22(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.54(d,J
=8.6Hz,2H)、7.10〜7.40(m,5
H)、3.17(s,3H) 実施例98 8−(4−ジメチルアミノスルホニルフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:283〜284℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.70(s,1H)、8.29(d,J=8.6H
z,2H)、8.20(s,1H)、7.79(d,J
=8.6Hz,2H)、2.64(s,6H) 実施例99 8−(4−ジ−n−ブチルアミノスルホニルフェニル)
−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5
−トリアジン mp:136〜140℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.51(s,1H)、8.26(d,J=8.6H
z,2H)、8.08(s,1H)、7.77(d,J
=8.6Hz,2H)、2.80〜3.10(m,4
H)、0.95〜1.61(m,8H)、0.78〜
0.95(m,6H) 実施例100 4−ヒドロキシ−8−(4−ピペリジノスルホニルフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.28(d,J=8.6H
z,2H)、8.14(s,1H)、7.74(d,J
=8.6Hz,2H)、2.50〜3.10(m,4
H)、1.00〜1.80(m,6H) 実施例101 4−ヒドロキシ−8−(4−ピロリジノスルホニルフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.69(s,1H)、8.27(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.84(d,J
=8.6Hz,2H)、3.10〜3.24(m,4
H)、1.59〜1.73(m,4H) 実施例102 4―ヒドロキシ―8―(4―モルホリノスルホニルフェ
ニル)ピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.71(s,1H)、8.31(d,J=8.6H
z,2H)、8.20(s,1H)、7.78(d,J
=8.6Hz,2H)、3.59〜3.64(m,4
H)、2.90〜3.00(m,4H) 実施例103 4―ヒドロキシ―8―(4―メチルアミノスルホニルフ
ェニル)ピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―トリア
ジン mp:296〜298℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.24(d,J=8.4H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.82(d,J
=8.4Hz,2H)、7.39(q,J=5.1H
z,1H)、2.44(d,J=4.8Hz,3H) 実施例104 8―(4―アミノスルホニルフェニル)−4―ヒドロキ
シピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―トリアジン mp:297〜300℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.67(s,1H)、8.22(d,J=8.6H
z,2H)、8.17(s,1H)7.86(d,J=
8.6Hz,2H)、7.31(s,2H) 実施例105 8―(4―シクロヘキシルアミノスルホニルフェニル)
−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,3,5
―トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.23(d,J=8.6H
z,2H)、8.18(s,1H)、7.86(d,J
=8.6Hz,2H)、7.59(d,J=7.0H
z,1H)、2.70〜3.00(m,1H)、1.0
0〜1.62(m,10H) 実施例106 4―ヒドロキシ―8―(4―テトラヒドロフルフリルア
ミノスルホニルフェニル)ピラゾロ[1,5―a]―
1,3,5―トリアジン mp:258〜262℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.24(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.84(d,J
=8.6Hz,2H)、7.80〜8.06(m,1
H)、3.60〜3.80(m,3H)、2.51
(t,J=2.0Hz,2H)、1.68〜1.82
(m,4H) 実施例107 4―ヒドロキシ―8―(4―β―ヒドロキシエチルアミ
ノスルホニルフェニル)ピラゾロ[1,5―a]―1,
3,5―トリアジン mp:268〜270℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.24(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、7.84(d,J
=8.6Hz,2H)、7.54(t,J=6.1H
z,1H)、3.38(t,J=6.8Hz,2H)、
2.70〜3.00(m,2H) 実施例108 8―(4―ベンジルアミノスルホニルフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―トリ
アジン mp:283〜286℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.23(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、8.10(t,J
=6.4Hz,1H)、7.85(d,J=8.6H
z,2H)、7.26(s,5H)、4.02(d,J
=6.4Hz,2H) 実施例109 8−(4―フルフリルアミノスルホニルフェニル)−4
−ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―ト
リアジン mp:214℃(分解) NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.22(d,J=8.6H
z,2H)、8.19(s,1H)、8.12(t,J
=5.9Hz,1H)、7.82(d,J=8.6H
z,2H)、7.48(dd,J=2.0および0.9
Hz,1H)、6.31(dd,J=3.3および2.
0Hz,1H)、6.19(dd,J=3.1および
0.7Hz,1H)、4.04(d,J=5.9Hz,
2H) 実施例110 4―ヒドロキシ―8―[4―(2―チエニルメチルアミ
ノスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5―a]―
1,3,5―トリアジン mp:240〜245℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.69(s,1H)、8.24(d,J=8.6H
z,2H)、8.23(t,J=5.9Hz,1H)、
8.19(s,1H)、7.84(d,J=8.6H
z,2H)、7.38(dd,J=4.0および2.4
Hz,1H)、6.92(d,J=4.2Hz,1
H)、6.90(t,J=2.4Hz,1H)、4.2
1(d,J=5.9Hz,2H) 実施例111 8―(2―ジメチルアミノスルホニル―5―メトキシフ
ェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―
1,3,5―トリアジン mp:246〜248℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.15(s,1H)、8.02(s,1H)、7.8
9(d,J=8.8Hz,1H)、7.14(dd,J
=8.8および2.6Hz,1H)、7.04(d,J
=2.6Hz,1H)、3.85(s,3H)、2.4
0(s,6H) 実施例112 8―(3―クロロ―4―ジメチルアミノスルホニルフェ
ニル)−4―ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,
3,5―トリアジン mp:291〜294℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.76(s,1H)、8.38(d,J=1.5H
z,1H)、8.24(s,1H)、8.19(dd,
J=8.4および1.5Hz,1H)、7.97(d,
J=8.4Hz,1H)、2.82(s,6H) 実施例113 8―(4―アミノスルホニル−3−クロロフェニル)−
4―ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,3,5―
トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.74(s,1H)、8.34(d,J=1.3H
z,1H)、8.23(s,1H)、8.06(dd,
J=8.4および1.3Hz,1H)、7.99(d,
J=8.4Hz,1H)、7.55(s,2H) 実施例114 8―(4−ジメチルアミノスルホニル―3―メチルフェ
ニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,
3,5―トリアジン mp:256〜258℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.19(s,1H)、8.0
5〜8.13(m,2H)、7.80(d,J=8.8
Hz,1H)、2.74(s,6H)、2.50(s,
3H) 実施例115 4―ヒドロキシ―8―[4−(4―t―ブチルフェニル
アミノスルホニル)―3―メチルフェニル]ピラゾロ
[1,5―a]―1,3,5―トリアジン mp:258〜260℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 10.24(s,1H)、8.63(s,1H)、8.
17(s,1H)、7.99(bs,3H)、7.23
(d,J=8.8Hz,2H)、7.00(d,J=
8.8Hz,2H)、2.50(s,3H)、1.18
(s,9H) 実施例116 8―(4―クロロ―3―ジメチルアミノスルホニルフェ
ニル)−4―ヒドロキシピラゾロ[1,5―a]―1,
3,5―トリアジン mp:294〜299℃ NMR(DMSO―d6 )δ: 8.70(s,2H)、8.23(s,1H)、8.2
0(dd,J=8.6および2.2Hz,1H)、7.
75(d,J=8.6Hz,1H)、2.87(s,6
H) 実施例117 8−(4−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン4−ヒドロキ
シ−8−フェニルピラゾロ[1,5−a]−1,3,5
−トリアジン(420mg)および塩化アルミニウム
(1.6g)のニトロベンゼン(2ml)懸濁液中に臭
素(0.5ml)を加え、60℃で加熱攪拌した。15
時間後、水を加え、析出物を濾取し、熱メタノールで洗
浄して目的物(340mg)を得た。
【0116】mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.60(s,1H)、8.13(s,1H)、8.0
0(d,J=8.6Hz,2H)、7.61(d,J=
8.6Hz,2H)実施例117と同様にして、適当な
出発原料を用い、実施例118123の化合物を得
た。 実施例118 8−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−4−ヒドロ
キシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.59(s,1H)、8.14(s,1H)、8.0
0(d,J=1.5Hz,1H)、7.77(dd,J
=8.3および1.5Hz,1H)、7.61(d,J
=8.3Hz,1H)、2.39(s,3H) 実施例119 8−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−4−ヒドロ
キシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.68(s,1H)、8.32(d,J=1.8H
z,1H)、8.18(s,1H)、7.95(dd,
J=8.6および2.0Hz,1H)、7.79(d,
J=8.6Hz,1H) 実施例120 8−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.57(s,1H)、8.14(s,1H)、7.8
4(s,2H)、2.41(s,6H) 実施例121 8−(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)−4−ヒド
ロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:288〜291℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.65(s,1H)、8.13(s,1H)、7.7
0(s,1H)、7.59(s,2H)、3.92
(s,3H) 実施例122 8−(3−ブロモ−4−メチルチオフェニル)−4−ヒ
ドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン mp:292〜293℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.63(s,1H)、8.31(d,J=1.8H
z,1H)、8.15(s,1H)、8.02(dd,
J=8.4および2.0Hz,1H)、7.31(d,
J=8.4Hz,1H)、2.51(s,3H) 実施例123 8−[4−(4−ブロモフェニルチオ)−3−メチルフ
ェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.14(s,1H)、8.0
3(d,J=2.0Hz,1H)、7.93(dd,J
=8.1および2.0Hz,1H)、7.50(d,J
=8.8Hz,2H)、7.43(d,J=8.1H
z,1H)、7.10(d,J=8.6Hz,2H)、
2.36(s,3H) 実施例124 8−[2−(5−ブロモチエニル)]−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン4−
ヒドロキシ−8−(2−チエニル)ピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン(440mg)のニトロ
ベンゼン(4ml)懸濁液中に、臭素(0.11ml)
を氷冷下加えた後、室温にて攪拌した。30分後、ジエ
チルエーテルを加え、析出物を濾取し、N,N−ジメチ
ルホルムアミド−メタノールより再結晶を行い、目的物
(280mg)を得た。
【0117】mp:286℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.50(s,1H)、8.14(s,1H)、7.3
6(d,J=3.8Hz,1H)、7.21(d,J=
3.8Hz,1H)実施例124と同様にして、適当な
出発原料を用いて、実施例125127の化合物を得
た。 実施例125 8−[2−(4,5−ジブロモチエニル)]−4−ヒド
ロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.66(s,1H)、8.18(s,1H)、7.3
5(s,1H) 実施例126 8−[3−(2−ブロモチエニル)]−4−ヒドロキシ
ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.57(s,1H)、8.11(s,1H)、7.6
9(d,J=5.7Hz,1H)、7.54(d,J=
5.7Hz,1H) 実施例127 8−[3−(2,5−ジブロモチエニル)]−4−ヒド
ロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.57(s,1H)、8.14(s,1H)、7.6
8(s,1H) 実施例128 4−アセトキシ−8−(3−メチル−4−メチルチオフ
ェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリア
ジン4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−メチルチ
オフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−ト
リアジン(0.100g)、トリエチルアミン(0.1
ml)および塩化メチレン(10ml)の溶液に、室温
で塩化アセチル(0.1ml)を滴下した。10分後、
塩化メチレン(90ml)を加え、水洗(20ml×
3)し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し、
目的物(0.110g)を得た。
【0118】mp:213℃ NMR(CDCl3 )δ: 8.63(s,1H)、8.30(s,1H)、7.7
0(bd,J=8.36Hz,1H)、7.65(b
s,1H)、7.21(d,J=8.79Hz、1
H)、2.92(s,3H)、2.49(s、3H)、
2.39(s、3H)実施例1と同様にして、適当な出
発原料を用いて、実施例129135の化合物を得
た。 実施例129 4−ヒドロキシ−8−(4−フェニルチオメチルフェニ
ル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.54(s,1H)、8.10(s,1H)、7.6
8(d,J=8.3Hz,2H)、7.39(d,J=
8.3Hz,2H)、7.14〜7.34(m,5
H)、4.24(s,2H) 実施例130 4−ヒドロキシ−8−(3−フェノキシフェニル)ピラ
ゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:292〜293℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.59(s,1H)、8.10(s,1H)、7.7
〜7.8(m,2H)、7.3〜7.5(m,3H)、
6.8〜7.2(m,4H) 実施例131 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(ピリジン−
2−イルチオ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−
1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.38(ddd,J=4.
8,2.0および1.0Hz,1H)、8.16(s,
1H)、8.08(d,J=1.7Hz,1H)、7.
97(dd,J=8.0および1.7Hz,1H)、
7.61(d,J=8.0Hz,1H)、7.61(d
dd,J=8.5,8.1および2.0Hz,1H)、
7.11(ddd,J=8.5,4.8および1.0H
z,1H)、6.84(dt,J=8.1および1.0
Hz,1H)、2.37(s,3H) 実施例132 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−メチルチオ
フェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:284〜285℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.61(s,1H)、8.11(s,1H)、7.6
6(dd,J=8.13および1.54Hz,1H)、
7.61(bs,1H)、7.18(d,J=8.13
Hz,1H)、3.89(s,3H)、2.40(s,
3H) 実施例133 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−フェニルチ
オフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−ト
リアジン mp:247〜248℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.13(s,1H)、7.7
4(d,J=1.75Hz,1H)、7.63(dd,
J=7.91および1.75Hz,1H)、7.22〜
7.35(m,5H)、7.15(d,J=7.91H
z,1H) 実施例134 8−(3−クロロ−4−フェニルチオフェニル)−4−
ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリ
アジン mp:290〜293℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.62(s,1H)、8.27(d,J=2.0H
z,1H)、8.15(s,1H)、7.92(dd,
J=8.4および2.0Hz,1H)、7.41(s,
5H)、7.16(d,J=8.4Hz,1H) 実施例135 8−(2−フルオロ−3−メチル−4−メチルチオフェ
ニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]−1,
3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.33(d,J=3.5Hz,1H)、8.12
(s,1H)、7.99(t,J=8.3Hz,1
H)、7.14(d,J=8.1Hz,1H)、2.5
1(s,3H)、2.23(s,3H)実施例66と同
様にして、適当な出発原料を用いて、実施例136
39の化合物を得た。 実施例136 8−(2−フルオロ−5−メチル−4−メチルスルフィ
ニルフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.41(d,J=3.5Hz,1H)、8.19
(s,1H)、8.08(d,J=7.5Hz,1
H)、7.62(d,J=10.5Hz,1H)、2.
74(s,3H)、2.35(s,3H) 実施例137 4−ヒドロキシ−8−(4−フェニルスルフィニルフェ
ニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジ
ン mp:290〜291℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.60(s,1H)、8.17(d,J=8.57H
z,2H)、8.13(s,1H)7.75(d,J=
8.57Hz,2H)、7.64〜7.74(m,2
H)、7.47〜7.60(m,3H) 実施例138 4−ヒドロキシ−8−(3−メチル−4−フェニルスル
フィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,
5−トリアジン mp:243〜245.5℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.60(s,1H)、8.14(s,1H)、8.1
1(bd,J=8.35Hz,1H)、7.93(b
s,1H)、7.84(d,J=8.35Hz,1
H)、7.47〜7.67(m,5H) 実施例139 4−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−4−メチルスル
フィニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]−1,3,
5−トリアジン mp:259〜260℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.70(s,1H)、8.16(s,1H)、7.9
2(bd,J=7.91Hz,1H)、7.75(b
s,1H)、7.66(d,J=8.13Hz,1
H)、3.95(s,3H)、2.73(s,3H)実
施例68と同様にして、適当な出発原料を用いて、実施
140の化合物を得た。 実施例140 8−(2−フルオロ−5−メチル−4−メチルスルホニ
ルフェニル)−4−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]
−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.44(d,J=3.7Hz,1H)、8.27
(d,J=7.0Hz,1H)、8.24(s,1
H)、7.75(d,J=10.0Hz,1H)、3.
28(s,3H)2.54(s,3H)実施例117
同様にして、適当な出発原料を用いて、実施例141
142の化合物を得た。 実施例141 8−[4−(3−ブロモ−4−メトキシフェニルチオ)
−3−メチルフェニル]−4−ヒドロキシピラゾロ
[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:280〜285℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.56(s,1H)、8.12(s,1H)、7.8
7(d,J=1.6Hz,1H)、7.83(dd,J
=7.9および1.6Hz,1H)、7.48(d,J
=2.0Hz,1H)、7.32(dd,J=8.4お
よび2.2Hz,1H)、7.19(d,J=8.1H
z,1H)、7.13(d,J=8.5Hz,1H)、
3.85(s,3H)、2.37(s,3H) 実施例142 8−[4−(2,4−ジブロモ−5−メトキシフェニル
チオ)−3−メチルフェニル]−4−ヒドロキシピラゾ
ロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.64(s,1H)、8.15(s,1H)、8.1
2(d,J=1.5Hz,1H)、8.00(dd,J
=8.1および1.5Hz,1H)、7.87(s,1
H)、7.46(d,J=7.9Hz,1H)、6.4
7(s,1H)、3.53(s,3H)、2.38
(s,3H)実施例1と同様にして、適当な出発原料を
用いて、実施例143の化合物を得た。 実施例143 8−(ジベンゾチオフェン−2−イル)−4−ヒドロキ
シピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−トリアジン mp:>300℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.94(d,J=1.1Hz,1H)、8.80
(s,1H)、7.98〜8.45(m,4H)、8.
18(s,1H)、7.49〜7.59(m,2H)参
考例17と同様にして、適当な出発原料を用いて、実施
144の化合物を得た。 実施例144 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(ピリジン−
2−イルスルフィニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:172〜174℃ NMR(DMSO−d6 )δ: 8.58(s,1H)、8.55(dt,J=4.83
および1.10Hz,1H)、8.13(s,1H)、
7.93〜8.10(m,4H)、7.71(d,J=
8.13Hz,1H)、7.47(ddd,J=6.5
9,4.56および2.20Hz,1H)、2.61
(s,3H)実施例68と同様にして、適当な出発原料
を用いて、実施例145の化合物を得た。 実施例145 4−ヒドロキシ−8−[3−メチル−4−(3−メチル
フェニルスルホニル)フェニル]ピラゾロ[1,5−
a]−1,3,5−トリアジン mp:278〜280℃(分解) NMR(DMSO−d6 )δ: 8.65(s,1H)、8.18(s,1H)、8.1
5(s,2H)、8.02(bs,1H)7.46〜
7.66(m,4H)、2.42(s,3H)、2.3
9(s,3H)次に、製剤例を示す。 製剤例 4−ヒドロキシ−8−[4− (4−メチルフェニルチオ)− フェニル]ピラゾロ[1,5−a]− −1,3,5−トリアジン 100 g アビセル (商標名、旭化成(株)製) 40 g コーンスターチ 30 g ステアリン酸マグネシウム 2 g TC−5 (商標名、 信越化学工業(株)製、 ヒドロキシプロピル メチルセルロース) 10 g ポリエチレングリコール−6000 3 g ヒマシ油 40 g エタノール 40 g 4−ヒドロキシ−8−[4−(4−メチルフェニルチ
オ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]−1,3,5−
トリアジン、アビセル、コーンスターチおよびステアリ
ン酸マグネシウムを、混合研磨後、糖衣R10mmのキ
ネで打錠する。得られた錠剤をTC−5、ポリエチレン
グリコール−6000、ヒマシ油およびエタノールからなる
フィルムコーティング剤被膜を行い、上記組成のフィル
ムコーティング錠を製造する。
【0119】以下に薬理試験方法およびその結果を示
す。 薬理試験−1(in vitro測定法) 1)キサンチンオキシターゼ液の調整 ICRマウス屠殺後、小腸を摘出し、冷生理食塩水で洗
浄した後、4倍量の冷リン酸緩衝生理食塩水(PBS)
中でホムジナイズ後、105000×g、60分間遠心した。
その上清画分をPBS中で一晩透析した。得られた透析
液は、使用されるまで−20℃に保存した。 2)試験化合物の調製 試験化合物に、200μlのDMSOと100μlの2
N−NaOHを加えて溶解し、PBSを加え、10-3
水溶液(25ml) を作成した。また、PBSで希釈を行
ない、10-4、10-5、10-6、10-7、10-8、10
-9、10-10 及び10-11 M水溶液を作成した。 3)測定方法 下記の組成を有する溶液を37℃、5分間反応させ、1
00℃、1分の条件下において酵素を失活させ、次に、
下記の条件下において液体高速クロマトグラフィー(H
PLC)により測定した。 溶液の組成 キサンチンオキシターゼ液 (上記の保存液を PBSにて4倍希釈) 200μl キサンチン(1mM) 100μl 試験化合物 200μl PBS 500μl HPLCの条件 カラム:Cosmosil packed column φ4.6×150mm 5C18−300 溶出液:10mMリン酸緩衝液(pH6.0) 流 速:1.0ml/分 検出器:UV 292nm サンプルサイズ:20μl 保持時間:尿酸2.4分 4)阻害率は下記の式により求めた。
【0120】
【数1】
【0121】2)で調製した試験化合物の各々について
阻害率(%)を求め、その値からキサンチンオキシター
ゼ(X.O.)阻害IC50値を算出した。その結果を表
1および表2に示す。
【0122】
【表1】
【0123】
【表2】
【0124】薬理試験−2(経口投与測定法) 1)動物および投与、血清の採取 自由摂餌、摂水された体重30g前後の正常ICR雄性
マウスに、0.5 %CMC−Naに懸濁した試験化合物
(投与量5mg/kg)を胃ゾンデを用いて強制経口投
与した。1群を6匹とし、投与後、4時間後にエーテル
麻酔下において、後大静脈より血液を約0.6ml採取
した。常法により血清を分離した。 2)血清中尿酸値測定 血清200μlに10%過塩素酸100μlを添加し、
遠心後、その上清100μlに0.2MNa2 HPO4
200μlを添加後、その20μlをHPLCで分析し
尿酸を測定した。
【0125】 HPLC条件は、以下の通りである。 カラム:Cosmosil packed column φ4.6×150mm 5C18−300 溶出液:10mMリン酸緩衝液(pH6.0) 流 速:1.0ml/分 検出器:UV 292nm サンプルサイズ:20μl 保持時間:尿酸2.4分 3)尿酸低下率は下記の式により求めた。
【0126】
【数2】
【0127】得られた結果を表3に示す。
【0128】
【表3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 は水酸基または低級アルカノイルオキシ基
    を示し、 R2 は水素原子を示し、 R3 は、 (1) チオクロマニル基、ベンゾチエニル基、2,3−ジ
    ヒドロベンゾチエニル基、ハロゲン原子が1〜2個置換
    したチエニル基、5−ニトロチエニル基、5−フェニル
    チオチエニル基もしくはジベンゾチオフェニル基 (2) 次の群から選ばれる置換フェニル基(ただし、フェ
    ニル環上の置換基としてフェニルスルホニル基単独、フ
    ェニルスルホニル基と低級アルキル基との組合せ、フェ
    ニルスルホニル基と低級アルコキシ基との組合せおよび
    フェニルスルフィニル基と低級アルコキシ基との組合せ
    は除く。) (i) 3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチル
    フェニル基、3−メチルフェニル基、4−エチルフェニ
    ル基もしくは4−t−ブチルフェニル基、 (ii) 4−低級アルコキシカルボニルフェニル基、 (iii) 4−シアノフェニル基、 (iv) ニトロフェニル基、 (v) 3−メチル−4−ニトロフェニル基、3−クロロ
    −4−ニトロフェニル基もしくは3,5−ジメチル−4
    −ニトロフェニル基、 (vi) 3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル
    基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキ
    シフェニル基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、
    3−メトキシ−4−ニトロフェニル基もしくは4−メト
    キシ−3−メチルフェニル基 (vii) フェニル低級アルコキシフェニル基もしくは4−
    フェニル低級アルコキシ−3,5−ジクロロフェニル
    基、 (viii)フェニルチオ低級アルキルフェニル基、 (ix) フェノキシフェニル基、 (X) 4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル基、4−
    ブロモ−3−メトキシフェニル基、4−ブロモフェニル
    基、3,4−ジクロロフェニル基、3−クロロフェニル
    基、4−クロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル
    基、3,4,5−トリクロロフェニル基、4−ブロモ−
    3−クロロフェニル基、4−ブロモ−3−メチルフェニ
    ル基、3,4−ジフルオロフェニル基、4−ブロモ−3
    −ヒドロキシフェニル基、3,5−ジクロロ−4−ヒド
    ロキシフェニル基もしくは3,5−ジブロモ−4−ヒド
    ロキシフェニル基、 (xi) 4−カルボキシフェニル基、 (xii) 低級アルカノイルフェニル基 (xiii)ベンゾイル基のフェニル環上に置換基としてハロ
    ゲン原子、フェニル低級アルコキシ基および/または水
    酸基を1〜3個有することのあるベンゾイルフェニル
    基、 (xiv) 3−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシフェ
    ニル基もしくは3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフ
    ェニル基もしくは (xv) 低級アルカノイルオキシフェニル基 (3) 下記式で表される基(I) および(II)のいずれかが必
    ず1個置換し、かつ他の置換基として次の i 〜 xviii
    からなる群より選ばれる置換基が0〜2個置換したフ
    ェニル基、 【化2】 (式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置換低級アルキ
    ル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級
    アルキル基および低級アルコキシ基からなる群より選ば
    れた置換基を1〜3個有することのあるフェニル基;フ
    ェニル低級アルキル基もしくはピリジル基;tは0,1
    または2の整数を示す。) 【化3】 (式中、R4 およびR5 は、同一または異なって、水素
    原子;シクロアルキル基;置換基として、水酸基、フリ
    ル基、チエニル基、テトラヒドロフラニル基およびフェ
    ニル基からなる群より選ばれた置換基を有することのあ
    る低級アルキル基;置換基として、水酸基を有すること
    のある低級アルキル基;低級アルカノイル基、シアノ
    基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、水酸
    基、低級アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群よ
    り選ばれた置換基を1〜3個有していてもよいフェニル
    基;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イソオキサ
    ゾリルおよびピラゾリルからなる群より選ばれた複素環
    基を示し、該複素環基は置換基として低級アルキル基、
    アミノ基または低級アルカノイルアミノ基を有していて
    もよい;さらにR4 およびR5 は、結合する窒素原子と
    共に酸素原子を介し若しくは介することなく結合し、飽
    和の5員もしくは6員環を形成してもよい。 i 低級アルキル基; ii フェニル基; iii 低級アルコキシカルボニル基; iv シアノ基; v ニトロ基; vi 低級アルコキシ基; vii フェニル低級アルコキシ基; viii フェニルチオ低級アルキル基; ix フェノキシ基; x 基、 【化4】 (式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置換低級アルキ
    ル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級
    アルキル基および低級アルコキシ基からなる群より選ば
    れた置換基を1〜3個有することのあるフェニル基;ま
    たはピリジル基; tは0,1または2の整数を示す。); xi ハロゲン原子; xii カルボキシ基; xiii 低級アルカノイル基; xiv フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、フ
    ェニル低級アルコキシ基および/または水酸基を1〜3
    個有することのあるベンゾイル基; xv アミノ基; xvi 水酸基; xvii 低級アルカノイルオキシ基もしくは xviii 基 【化5】 (式中、R4 およびR5 は、同一または異なって、水素
    原子;シクロアルキル基;置換基として水酸基、フリル
    基、チエニル基、テトラヒドロフラニル基およびフェニ
    ル基からなる群より選ばれた置換基を有することのある
    低級アルキル基;置換基として、水酸基を有することの
    ある低級アルキル基、低級アルカノイル基、シアノ基、
    カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、水酸基、
    低級アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群より選
    ばれた置換基を1〜3個有していてもよいフェニル基;
    ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イソオキサゾリ
    ルおよびピラゾリルからなる群より選ばれた複素環基を
    示し、該複素環基は置換基として低級アルキル基、アミ
    ノ基または低級アルカノイルアミノ基を有していてもよ
    い;さらにR4 およびR5 は、結合する窒素原子と共に
    酸素原子を介し若しくは介することなく結合し、飽和の
    5員若しくは6員環を形成してもよい。)で表される
    ピラゾロトリアジン誘導体およびその塩。
  2. 【請求項2】前記R3 が、フェニル環上に置換基として
    前記一般式(I) で表される基を必ず1個有し、かつ他の
    置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ基または
    ハロゲン原子を0〜2個有するフェニル基である請求項
    1記載のピラゾロトリアジン誘導体およびその塩。
  3. 【請求項3】フェニル環上の置換基が、 (a)低級アルキルチオ基単独、もくしは低級アルキルチ
    オ基と、低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ
    ゲン原子から選ばれる置換基との組合せ、 (b)フェニル低級アルキルチオ基と低級アルキル基との
    組合せ、 (c)置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ基も
    しくはハロゲン原子を有することのあるフェニルチオ基
    単独、もしくはこのフェニルチオ基と低級アルキル基と
    の組合せ、 (d)ピリジルチオ基と低級アルキル基との組合せ、 (e)低級アルキルスルフィニル基単独、もしくは低級ア
    ルキルスルフィニル基と、低級アルキル基および低級ア
    ルコキシ基から選ばれる置換基との組合せ、 (f)低級アルキルスルフィニル基と低級アルキル基とハ
    ロゲン原子との組合せ 、 (g)フェニルスルフィニル基およびピリジルスルフ
    ィニル基から選ばれる置換基単独、もしくはこの置換基
    と低級アルキル基との組合せ、 (h)低級アルキルスルホニル基単独、もしくは低級アル
    キルスルホニル基と、低級アルキル基ハロゲン原子の
    組合せ、または (i)低級アルキル基置換フェニルスルホニル基と低級ア
    ルキル基との組合せからなる請求項2記載のピラゾロト
    リアジン誘導体およびその塩。
  4. 【請求項4】前記R3 が、置換基として前記一般式(I)
    で表される基をフェニル環上に2個有するフェニル基で
    ある請求項1記載のピラゾロトリアジン誘導体およびそ
    の塩。
  5. 【請求項5】メチルチオ基を2個有するフェニル基であ
    る請求項4記載のピラゾロトリアジン誘導体およびその
    塩。
  6. 【請求項6】請求項3の(c)において、置換基が低級ア
    ルキル基もしくは低級アルコキシ基を有することのある
    フェニルチオ基単独、もしくはこのフェニルチオ基と低
    級アルキル基との組合せからなるピラゾロトリアジン誘
    導体およびその塩。
  7. 【請求項7】前記R3 が、フェニル環上に置換基として
    前記一般式(II)で表される基を必ず1個有し、かつ他の
    置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ基または
    ハロゲン原子を0〜2個有するフェニル基である請求項
    1記載のピラゾロトリアジン誘導体およびその塩。
  8. 【請求項8】一般式 【化6】 [式中、R 1 は水酸基または低級アルカノイルオキシ基
    を示し、 2 は水素原子を示し、 3 は、 (1) チオクロマニル基、ベンゾチエニル基、2,3−ジ
    ヒドロベンゾチエニル基、ハロゲン原子が1〜2個置換
    したチエニル基、5−ニトロチエニル基、5−フェニル
    チオチエニル基もしくはジベンゾチオフェニル基 (2) 次の群から選ばれる置換フェニル基(ただし、フェ
    ニル環上の置換基としてフェニルスルホニル基単独、フ
    ェニルスルホニル基と低級アルキル基との組合せ、フェ
    ニルスルホニル基と低級アルコキシ基との組合せおよび
    フェニルスルフィニル基と低級アルコキシ基との組合せ
    は除く。) (i) 3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチル
    フェニル基、3−メチルフェニル基、4−エチルフェニ
    ル基もしくは4−t−ブチルフェニル基、 (ii) 4−低級アルコキシカルボニルフェニル基、 (iii) 4−シアノフェニル基、 (iv) ニトロフェニル基、 (v) 3−メチル−4−ニトロフェニル基、3−クロロ
    −4−ニトロフェニル基もしくは3,5−ジメチル−4
    −ニトロフェニル基、 (vi) 3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル
    基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキ
    シフェニル基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、
    3−メトキシ−4−ニトロフェニル基もしくは4−メト
    キシ−3−メ チルフェニル基、 (vii) フェニル低級アルコキシフェニル基もしくは4−
    フェニル低級アルコキシ−3,5−ジクロロフェニル
    基、 (viii)フェニルチオ低級アルキルフェニル基、 (ix) フェノキシフェニル基、 (X) 4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル基、4−
    ブロモ−3−メトキシフェニル基、4−ブロモフェニル
    基、3,4−ジクロロフェニル基、3−クロロフェニル
    基、4−クロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル
    基、3,4,5−トリクロロフェニル基、4−ブロモ−
    3−クロロフェニル基、4−ブロモ−3−メチルフェニ
    ル基、3,4−ジフルオロフェニル基、4−ブロモ−3
    −ヒドロキシフェニル基、3,5−ジクロロ−4−ヒド
    ロキシフェニル基もしくは3,5−ジブロモ−4−ヒド
    ロキシフェニル基、 (xi) 4−カルボキシフェニル基、 (xii) 低級アルカノイルフェニル基、 (xiii)ベンゾイル基のフェニル環上に置換基としてハロ
    ゲン原子、フェニル低級アルコキシ基および/または水
    酸基を1〜3個有することのあるベンゾイルフェニル
    基、 (xiv) 3−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシフェ
    ニル基もしくは3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフ
    ェニル基もしくは (xv) 低級アルカノイルオキシフェニル基 (3) 下記式で表される基(I) および(II)のいずれかが必
    ず1個置換し、かつ他の置換基として次の i 〜 xviii
    からなる群より選ばれる置換基が0〜2個置換したフ
    ェニル基、 【化7】 (式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置換低級アルキ
    ル基;フェニル環上に置 換基としてハロゲン原子、低級
    アルキル基および低級アルコキシ基からなる群より選ば
    れた置換基を1〜3個有することのあるフェニル基;フ
    ェニル低級アルキル基もしくはピリジル基;tは0,1
    または2の整数を示す。) 【化8】 (式中、R 4 およびR 5 は、同一または異なって、水素
    原子;シクロアルキル基;置換基として、水酸基、フリ
    ル基、チエニル基、テトラヒドロフラニル基およびフェ
    ニル基からなる群より選ばれた置換基を有することのあ
    る低級アルキル基;置換基として、水酸基を有すること
    のある低級アルキル基;低級アルカノイル基、シアノ
    基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、水酸
    基、低級アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群よ
    り選ばれた置換基を1〜3個有していてもよいフェニル
    基;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イソオキサ
    ゾリルおよびピラゾリルからなる群より選ばれた複素環
    基を示し、該複素環基は置換基として低級アルキル基、
    アミノ基または低級アルカノイルアミノ基を有していて
    もよい;さらにR 4 およびR 5 は、結合する窒素原子と
    共に酸素原子を介し若しくは介することなく結合し、飽
    和の5員もしくは6員環を形成してもよい。) i 低級アルキル基; ii フェニル基; iii 低級アルコキシカルボニル基; iv シアノ基; v ニトロ基; vi 低級アルコキシ基; vii フェニル低級アルコキシ基; viii フェニルチオ低級アルキル基; ix フェノキシ基; x 基、 【化9】 (式中、Rは低級アルキル基;ハロゲン置換低級アルキ
    ル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級
    アルキル基および低級アルコキシ基からなる群より選ば
    れた置換基を1〜3個有することのあるフェニル基;ま
    たはピリジル基;tは0,1または2の整数を示す。); xi ハロゲン原子; xii カルボキシ基; xiii 低級アルカノイル基; xiv フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、フ
    ェニル低級アルコキシ基および/または水酸基を1〜3
    個有することのあるベンゾイル基; xv アミノ基; xvi 水酸基; xvii 低級アルカノイルオキシ基もしくは xviii 基 【化10】 (式中、R 4 およびR 5 は、同一または異なって、水素
    原子;シクロアルキル基;置換基として水酸基、フリル
    基、チエニル基、テトラヒドロフラニル基およびフェニ
    ル基からなる群より選ばれた置換基を有することのある
    低級アルキル基;置換基として、水酸基を有することの
    ある低級アルキル基、低級アルカノイル基、シアノ基、
    カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、水酸基、
    低級アルコキシ基およびハロゲン原子からなる群より選
    ばれた置換基を1〜3個有していて もよいフェニル基;
    ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、イソオキサゾリ
    ルおよびピラゾリルからなる群より選ばれた複素環基を
    示し、該複素環基は置換基として低級アルキル基、アミ
    ノ基または低級アルカノイルアミノ基を有していてもよ
    い;さらにR 4 およびR 5 は、結合する窒素原子と共に
    酸素原子を介し若しくは介することなく結合し、飽和の
    5員若しくは6員環を形成してもよい。)]で表される
    ピラゾロトリアジン誘導体およびその塩のピラゾロトリ
    アジン誘導体またはその塩を有効成分として含有するキ
    サンチンオキシダーゼ阻害剤。
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