JPH08160339A - 電子撮像光学系 - Google Patents

電子撮像光学系

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Publication number
JPH08160339A
JPH08160339A JP6302390A JP30239094A JPH08160339A JP H08160339 A JPH08160339 A JP H08160339A JP 6302390 A JP6302390 A JP 6302390A JP 30239094 A JP30239094 A JP 30239094A JP H08160339 A JPH08160339 A JP H08160339A
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JP
Japan
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image pickup
cover glass
optical system
flare
pickup device
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JP6302390A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Orihara
達也 折原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーガラスの側面で反射した視野外フレア
光線が実使用撮像部に入射することで発生するフレア
を、光学系の全長を長くすることなくその外径の大きさ
もほぼ不変の状態で、容易且つ確実に抑制し得る電子撮
像光学系を提供すること。 【構成】 本発明の光学系は、撮像素子4と、その撮像
素子4の保護用カバーガラス1とを備えた電子撮像光学
系において、撮像素子4の実使用撮像部2の外周方向端
2aとカバーガラス1の側面との間に間隔を形成し、特
定方向で発生しカバーガラス1の入射面を通過しカバー
ガラス1の側面に入射する視野外フレア光線のうち最も
光軸に近い部分を通過する光線がカバーガラス1の側面
で反射して撮像素子4に入射する際の入射位置が前記間
隔の位置とほぼ一致するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子を備えた電子
撮像光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像素子を使用した電子撮像光学
系が普及してきている。その電子撮像光学系には、一般
に、対物光学系の出射側に撮像素子が配置されている。
そして、この撮像素子の基板上には撮像素子チップが設
けられており、更に、このチップ上に形成された有効撮
像部の前面には、保護用カバーガラスが配置されてい
る。このような光学系において、対物光学系を通して入
射する光線のうち、保護用カバーガラスの側面に向かう
光線は、その面で反射して、撮像素子が実際に像を得る
ために使用している有効撮像部の一部分(実使用撮像
部)に到達してフレアを発生する。従来の光学系では、
このフレアによる不具合を、前記カバーガラスを大きく
することにより解決していた。
【0003】更に、電子撮像光学系の小型化が要求され
る内視鏡の分野では、前記フレアを防止するために、カ
バーガラスの側面で反射して撮像素子の実使用撮像部に
有害光線が入射するのを防ぐ手段として、例えば、特開
昭63−46129号公報に開示された発明がある。こ
れは、カバーガラスの側面で反射して撮像素子の実使用
撮像部へ有害光線が入射することを防止する手段とし
て、カバーガラスの側面に黒色膜を形成したり、カバー
ガラスの表面の一部分に不透明な板を設ける等、遮光手
段を設けて実使用撮像部に視野外フレア光線が入射する
のを防止したものである。又、特開平5−75934号
公報では、カバーガラスの側面やその表面に反射防止部
材を設けて、実使用撮像部に視野外フレア光線が入射し
ないようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−46129号公報に記載された光学系では遮光手
段が設けられていたり、特開平5−75934号公報に
記載された光学系では薄膜,遮光板又は反射防止部材等
が別途必要になったりして部品数の増加を招いていた。
又、これに伴い製造工程における作業も増加するため、
作業効率も悪く、コストアップの要因となっていた。更
に、光学部材に膜を施すとこの膜の剥離が生じる可能性
もある。このような不具合が発生すると、フレア光線は
反射して実使用撮像部に入射してしまうため、フレア防
止の確実性に欠ける。又、仮に前記膜が剥離せずに完全
な状態であったとしても、このような膜では視野外フレ
ア光線の反射を100%抑制することはできないため、
強い光が入射するとその何%かが反射してフレアを発生
してしまう。又、カバーガラスの外形を大きくすると、
かかる光学系が搭載されている撮像装置自体も大型化し
てしまうため、特に内視鏡のような外形寸法を厳しく制
限される製品には不適である。
【0005】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する問題点に鑑みなされたもので、カバーガラスの
側面で反射した視野外フレア光線が実使用撮像部に入射
することで発生するフレアを、光学系の全長を長くする
ことなくその外径の大きさもほぼ不変の状態で、容易且
つ確実に抑制して良好な観察像が得られる安価な電子撮
像光学系を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明による電子撮像光学系は、撮像素子と、こ
の撮像素子の保護用カバーガラスとを備えた電子撮像光
学系において、前記撮像素子の実使用撮像部の外周方向
端と前記カバーガラス側面との間に間隔を形成し、特定
方向で発生し前記カバーガラス入射面を通過しそのカバ
ーガラス側面に入射する視野外フレア光線のうち最も光
軸に近い部分を通過する光線が前記カバーガラス側面で
反射して前記撮像素子に入射する際の入射位置が前記間
隔の位置と一致するようにしたことを特徴とする。更
に、本発明の光学系は、撮像素子と、この撮像素子の保
護用カバーガラスとを備えた電子撮像光学系において、
前記カバーガラスの側面で反射した視野外フレア光線
が、実使用撮像部に入射しないように、前記カバーガラ
スの厚さを薄く形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】一般に、固体撮像素子(CCD)では、その撮
像部の前面に保護用カバーガラスが設けられているが、
このカバーガラスの中心と前記撮像部の中心とは必ずし
も一致しているわけではない。例えば、図3(a)及び
(b)はビデオ内視鏡で用いられているCCDイメージ
センサの正面図及び側面図であるが、このように、実使
用撮像部(入射光を光電変換する部分)2の他に、実使
用撮像部2で生じた電荷を検出するための転送部15等
が備えられているため、実使用撮像部2の中心とCCD
の基板3の中心とはずれている。よって、この実使用撮
像部2の上に基板3と同等の大きさのカバーガラス1を
載せると、実使用撮像部2の外周方向端(縁)2aから
カバーガラス1の側面までの距離は、当然その外周上の
位置により違いを生じることになる。図5に示したCC
Dでは、上側では実使用撮像部2の外周方向端2aから
カバーガラス1の側面までの距離が長く、両サイド及び
下側ではほぼ等距離でその上側よりも短くなっている。
内視鏡では、図1に示すように、照明系と撮像系とが内
視鏡の先端部に併置され、夫々が固定されているので、
物体に向けて照明系から出射される光の角度が決まって
おり、有害光が撮像系に入射してくる方向もほぼ特定さ
れている。従って、CCDの配置位置と有害光が入射し
てくる方向との関係を適切に設定すれば、前記有害光が
撮像部に入射するのを防ぐことができる。
【0008】従来の光学系の場合、図18に示すよう
に、図示しない対物レンズを透過してカバーガラス1の
側面に向けて入射する視野外フレア光線a,bは、夫々
カバーガラス1の側面の点ra ,rb で反射されて実使
用撮像部2に到達してしまう。しかしながら、本発明の
光学系によれば、図15に示すように、撮像素子4の基
板3上のカバーガラス1の側面と実使用撮像部2との間
に間隔を形成し、この間隔に視野外フレア光線を入射さ
せて、視野外フレア光線が実使用撮像部2に入射しない
ように構成されている。従って、同図に示すb’のよう
な経路で入射した視野外フレア光線は、カバーガラス1
の側面の点rb ’での反射が起こらなくなり、又、a’
のような経路で入射した視野外フレア光線は、カバーガ
ラス1の側面の点ra ’で反射した後、直接基板3に到
達するようになり、前記視野外フレア光線が実使用撮像
部2に入射するのを阻止することができる。又、本発明
の光学系は、新規部材を用いずに従来と全く同じ部品を
用いて構成されているため、コスト面でも従来のものと
同等であり、又、その光学系の外径も従来のものより大
きくなるようなこともない。
【0009】又、本発明の光学系では、対物レンズを透
過してカバーガラス1の側面に入射する視野外フレア光
線は、カバーガラス1の厚さを薄くすることによって
も、カバーガラス1の側面で反射した視野外フレア光線
が、実使用撮像部2に入射しないようにできるため、フ
レアの軽減又は防止が可能になる。これは、CCDの実
使用撮像部2の中心とカバーガラス1の中心との位置関
係は特に問題とはならず、図16に示すように、カバー
ガラス1の厚さを薄くすることにより実使用撮像部2に
入射する有害光を減少させることができる。又、このよ
うに構成した光学系でも、従来のものと全く同数の部品
数しか使用されていないため、コスト面でも従来の光学
系とほぼ同様であり、又、外径の大きさも従来のものと
同等に設定することができる。
【0010】更に、本発明の光学系において外径の小型
化を図るためには、図17に示すように、カバーガラス
1の厚さをX,視野外フレア光線a’のカバーガラス前
面での入射位置からカバーガラス1の側面までの垂直方
向の距離をY,実使用撮像部2の外周方向端2aと前記
カバーガラス1の側面との間の距離をZ,視野外フレア
光線a’とカバーガラス1の側面とのなす角の大きさを
θとするとき、以下に示す条件式を満足することが好ま
しい。 X≦(Y+Z)/tanθ ・・・・(1) このとき、前記Y及びZの取り得る値の範囲は、 0.1≦Y≦5mm ・・・・(2) 0.3≦Z≦3mm ・・・・(3) である。
【0011】又、本発明の電子撮像光学系における撮像
素子への光線の入射角の大きさは一般に40°以下であ
り、これよりも大きくなると、対物光学系と比較して撮
像素子が大きくなってしまって、前記対物光学系と撮像
素子との大きさのバランスが悪くなってしまう。通常、
撮像光学系では、前記入射角の大きさが40°以上とな
る光線は遮光手段により遮光されてしまうが、本発明の
光学系では40°以下で入射する光線を遮光することが
ないように、多少の余裕を持たせて入射角の大きさが5
0°程度の光線も入射し得るようにした。そこで、条件
式(1)においてθの取り得る値の範囲を、 0≦θ≦50° ・・・・(4) と定めた。
【0012】又、撮像素子を更に小さくする必要が生じ
た場合には、Y,Z及びθの値は上記に示した夫々の範
囲を満足すれば、対物光学系に対する撮像装置の大きさ
をさほど大きくせずにすむので好ましい。撮像素子の前
面にカラーフィルタが設けられているようなものについ
ては、一般に、この撮像素子に入射する光の入射角の大
きさは、25°以下であるため、前記θの値を30°以
下になるように設定するとよい。又、画素を高密度化し
た撮像素子を用いる場合には、前記θの値を20°以下
に設定すると更によい。
【0013】以上のように、本発明の光学系では、カバ
ーガラス1の側面で反射されて撮像素子4に入射する視
野外フレア光線が直接実使用撮像部2に入射しないよう
にするために、カバーガラス1の側面と実使用撮像部2
とを幾分離して配置するか、又は、視野外フレア光線が
入射するカバーガラス1の厚さを薄くすることにより、
カバーガラス1の側面で反射した視野外フレア光線が実
使用撮像部2に到達することがなくなるため、確実にフ
レアの発生を抑制することができる。又、本発明の光学
系では、従来のものと全く同じ部品を使用し且つ使用す
る部品数も全く同じであるため、コスト的にも遜色はな
く、かかる光学系が搭載される撮像装置の外径の大きさ
に与える影響もない。
【0014】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。第一実施例 図1は、本実施例にかかる撮像光学系を内視鏡に搭載し
た場合における先端部の構成を示す光軸に沿う断面図で
ある。図のように、この内視鏡の先端部20は、撮像系
として、先端硬性部本体13を有し、この先端硬性部本
体13には、後述する撮像素子4の実使用撮像部2上に
結像させるための対物光学系6と、それを固定するため
の取付孔9とが設けられている。更に、取付孔9には、
対物光学系6を構成する対物レンズ6a,6b,6c,
6dを保持している対物レンズ枠5が取付けられてい
る。対物レンズ6a,6b,6c,6dは、夫々が配置
される間隔を固定リング24a,24b,24cにより
定められている。対物レンズ枠5の後端には、撮像素子
4が配置されており、撮像素子4には基板3上に撮像素
子チップ21が備えられ、その上には像を得るために光
電変換を行う有効撮像部22と、その保護を目的とする
保護用カバーガラス1が設けられている。尚、有効撮像
部22内には、像を得るための光電変換を行う際に実使
用されている部分(実使用撮像部2)がある。一方、内
視鏡の先端部20には、照明系として、観察部位を照明
する光を観察部位に向けるための照明レンズ10と、そ
の光を図示しない光源から照明レンズ10まで伝送する
ためのライトガイド11と、その取付孔12とが設けら
れている。更に、先端部20には、患部の治療や検査を
行うための処置具7が出入りする孔8が設けられてい
る。
【0015】図2は、本実施例にかかる光学系を搭載し
た内視鏡の先端硬性部本体13の正面図であり、対物レ
ンズ6aと照明レンズ10とは夫々の中心が孔8を挟ん
で一直線上になるように配置されている。又、図3
(a)は本実施例の光学系に使用される撮像素子の正面
図であり、図3(b)は同図(a)のx1 −x1 線に沿
う断面図である。この撮像素子4は、インターライン型
CCDであり、像情報を転送するために使用される転送
部15を有している。更に、転送部15及び有効撮像部
22の前面にはそれらを覆うように保護用カバーガラス
1が設けられ、このカバーガラス1の中心と実使用撮像
部2の中心とがずれた形になっていて、本実施例の光学
系は対物レンズの光軸が実使用撮像部2の中心に対応す
るように構成されている。
【0016】従来の光学系に使用されている撮像素子で
は、その撮像素子の読み込み方法やその電気信号を処理
する電気系の関係で、転送部15を図1に示した先端硬
性部本体13の撮像系の下側(孔8側)に配置してい
た。しかし、本実施例では、カバーガラス1の側面で反
射した視野外フレア光線cが実使用撮像部2に入射する
のを防止するために、かかる転送部15を前記撮像系の
上側に配置した。その結果、図3に示すように、図中上
側方向の実使用撮像部2の外周方向端2a上の点Pから
カバーガラス1の側面までの距離zが、上側以外の方向
の実使用撮像部2の外周方向端2aからカバーガラス1
の側面までの距離よりも長い距離を有するように、余裕
を持たせてある。即ち、実使用撮像部2が従来例よりも
孔8よりの位置に配置され、カバーガラス1の余裕部分
が前記撮像系の上側になるようにして固定されている。
【0017】又、図1に示すように、視野外で処置具7
が照明レンズ10から出射された照明光により照らされ
て、二次光を発している。その光の一部の光線である視
野外フレア光線cは対物光学系6に入射して、撮像素子
4のカバーガラス1の側面の点rc で反射されるが、こ
の反射点rc はカバーガラス1の後面側に位置している
ため、視野外フレア光線cの反射光は実使用撮像部2に
到達することはない。よって、フレアが発生することな
く、良好な観察像を得ることができる。このように、本
実施例の光学系では、従来使用していた撮像素子の構成
部材の配置位置を若干変えただけのものであるため、コ
スト的に従来のものと遜色はなく、内視鏡の外径の小型
化を崩さずに、フレアを防止することができる。
【0018】第二実施例 図4は、本実施例にかかる光学系を搭載した内視鏡の先
端硬性部本体13の正面図であり、処置具7を通す孔8
及び照明レンズ10が夫々二つずつ設けられており、直
線上にはないがやはり対物レンズ6aと照明レンズ10
とは孔8を挟んで反対側に配置されている。図5(a)
は、本実施例の光学系に使用される撮像素子の正面図で
あり、図5(b)は同図(a)のx2 −x2 線に沿う断
面図である。この撮像素子4は、フレーム転送型CCD
であり、蓄積部16を備えている。蓄積部16及び有効
撮像部22の前面にそれらを覆うように保護用カバーガ
ラス1が設けられ、カバーガラス1の中心と実使用撮像
部2の中心とは多少ずれた形になっている。本実施例の
光学系は、第一実施例に示した光学系と同様の目的で蓄
積部16を撮像素子4の上側(内視鏡先端部本体の撮像
系の上側)に配置することによって、図5(a)に示す
ように、実使用撮像部2の外周方向端2aとカバーガラ
ス1の上側側面との間の距離を離して固定している。
【0019】本実施例では、前述のように、処置具7の
出入り孔8が二つ設けられているため、夫々の孔から処
置具7を出した状態では往々にして、処置具7が反射光
を放ち視野外フレア光線を発生させることがある。この
とき、その視野外フレア光線が入射してくる方向は、図
4では左斜め上の方向及び右斜め上の方向になる。本実
施例の光学系に使用される撮像素子4では、図5(a)
に示したように、蓄積部16が上側に配置されており、
実使用撮像部2の外周方向端2aとカバーガラス1の上
側側面との間の距離が離されて固定されている。よっ
て、処置具7で反射された視野外フレア光線cは、対物
光学系6に入射し、カバーガラス1の上側側面に到達し
そこで反射されるが、実使用撮像部2の外周方向端2a
とカバーガラス1の上側側面との間に余裕があるため、
実使用撮像部2には到達せずフレアが発生することはな
いため、良好な観察像を得ることができる。又、従来使
用していた撮像素子の構成部材の配置位置を若干変える
だけの単純な作業で二箇所のフレア防止を実現すること
ができる。更に、従来の光学系と全く同様の部品を使用
しているため、コスト面においても、光学系の外径の大
きさに及ぼす影響に関しても、何等問題となることはな
く、フレア防止対策をなし得る。
【0020】第三実施例 図6(a)は、本実施例にかかる光学系を搭載した内視
鏡の先端硬性部本体の正面図であり、図6(b)は同図
(a)の側面図である。図7(a)は本実施例の光学系
において使用される撮像素子を示した正面図であり、図
7(b)は同図(a)のx3 −x3 線に沿う断面図であ
る。この撮像素子は、インターライン転送型CCDで、
上下二箇所に転送部15a,15bを有している。又、
これら転送部15a,15b及び有効撮像部22の前面
にそれらを覆うように保護用カバーガラス1が設けられ
ており、カバーカラス1の中心と実使用撮像部2の中心
とは若干ずれを生じた形になっている。本実施例におい
ても、第一実施例において示した光学系と同様の目的の
ために転送部15a,15bを図7(a)に示したよう
に、実使用撮像部2を挟んで基板3の上側及び下側の二
箇所に配置したため、カバーガラス1の上側側面と実使
用撮像部2の外周方向端2aとの間の距離及びカバーガ
ラス1の下側側面と実使用撮像部2の外周方向端2aと
の間の距離を夫々離して、基板3で実使用撮像部2を挟
んだ上下の部分に余裕を持たせてある。
【0021】本実施例の光学系が搭載されている内視鏡
の先端部は、処置具7の出入りする孔8と、それに対す
る対物レンズ6aの配置が図6(a)に示したように配
置されている。又、対物レンズ6aの入射面にゴミ等が
付着した場合にそれを洗い流すための水を噴出させるノ
ズル17が設けられている。このノズル17は、図6
(b)に示すように、内視鏡先端面から突出しており、
照明光が当たると有害反射光を生じる。本実施例におい
ては、輝点となるものが処置具7とノズル17との二つ
存在しているため、強い視野外フレア光線が入射してく
る方向が上下の二箇所になる(図6(a)参照)。しか
し、処置具7やノズル17に強い光が当たり、その反射
光の一部である視野外フレア光線cが対物光学系6に入
射し、カバーガラス1の上側或いは下側の側面に到達し
たとしてもそこで反射された光は、基板3の上下の両方
向の前述したような余裕を持たせた部分に入射すること
になる。よって、視野外フレア光線cは実使用撮像部2
へは到達せず、フレアとなることはないため、良好な観
察像を得ることができる。又、本実施例の光学系では従
来のものに使用されていた撮像素子の構成部材の配置位
置を若干変えただけなので、コスト面の問題も生じるこ
とはなく、光学系の外径の大きさが大型化することなく
フレアの防止を実現できる。
【0022】第四実施例 図8は、本実施例にかかる光学系を搭載した内視鏡の先
端硬性部本体の構成を示す光軸に沿う断面図である。こ
の図から明らかなように、本実施例の場合、対物光学系
6から伝送される光線を視野方向変換部材18を用いて
孔9の下側(内視鏡の中心部側)に導き、孔9の下側に
設けられた撮像素子4へ入射し得るように構成されてい
る。以下、その撮像素子4を図9を用いて説明する。
【0023】図9(a)は本実施例の光学系に使用され
る撮像素子とその周辺部の構成を示す光軸に沿う断面図
であり、図9(b)は同図(a)に示した撮像素子の上
面図である。この撮像素子4は、インターライン転送型
CCDであり、像の明るさレベルの基準とするために使
用されるオプティカルブラック19を備えている。そし
て、そのオプティカルブラック19と有効撮像部22の
上側には、それらを覆うように保護用カバーガラス1が
設けられ、このカバーガラス1の中心と実使用撮像部2
の中心とがずれた形で構成されている。本実施例では、
第一実施例において示した光学系と同様の目的でオプテ
ィカルブラック19を図9に示したように配置すること
で、実使用撮像部2の外周方向端2aとカバーガラス1
の側面との間の距離を保っている。
【0024】本実施例では、上記のように、撮像素子4
の直前に視野方向変換部材18を配置している。このよ
うな構成においても、図9(a)に示したように、対物
光学系6を透過した後にカバーガラス1の側面で反射さ
れた視野外フレア光線cは、実使用撮像部2には到達す
ることはない。よって、フレアが発生することもなく、
良好な観察像を得ることができる。又、本実施例の光学
系においても、従来使用されている撮像素子の構成部材
の配置位置を変えただけなので、コスト面での問題を生
じることもなく、かかる光学系の外径の小型化を保持し
たままでフレアの防止が実現できる。
【0025】第五実施例 図10(a)は本実施例の光学系に使用される撮像素子
の正面図であり、図10(b)は同図(a)のx5 −x
5 線に沿う断面図である。従来の保護用カバーガラスを
設けたインターライン転送型のCCDを用いた野外用固
定カメラでは、日中太陽光の一部の視野外フレア光線が
上方から対物光学系に入射して、その対物光学系を通過
した光が前記カバーガラスの下側側面で反射し、視野外
フレア光線が実使用撮像部に入射してフレアを発生させ
ていた。そこで、本実施例の光学系に使用される撮像素
子4は、第一実施例において示したものと同様の目的
で、転送部15を実使用撮像部2の下側に配置すること
によって、実使用撮像部2の外周方向端2aとカバーガ
ラス1の下側側面との間に間隔が形成されている。しか
しながら、本実施例の撮像素子の場合、より効果的なフ
レアの防止を実現するために、転送部15と実使用撮像
部2の外周方向端2aとの間隔を第一実施例において示
したものよりも大きく形成している。従って、このため
に、使用される基板3’を第一実施例において使用した
基板3よりも上下方向が若干大きく形成されている。
又、これに伴い基板3’の前方に配置されるカバーガラ
ス1’も上下方向が若干大きくなっている。
【0026】このように、本実施例の撮像素子において
も、実使用撮像部2の外周方向端2aと転送部15との
間に間隔を形成しているため、図10(b)に示したよ
うに、視野外フレア光線cは、カバーガラス1’の側面
で反射しても、実使用撮像部2へは到達しなくなり、フ
レアのない良好な観察像を得ることができる。又、本実
施例では、カバーガラス1’と基板3’とが夫々上下方
向に若干大きく形成されているだけであるため、使用さ
れる材料や作業工程等もあまり増加することもなく、容
易,確実にフレアの発生を防止することができる。
【0027】第六実施例 図11(a)は本実施例の光学系に使用される撮像素子
の正面図であり、図11(b)は同図(a)のx6 −x
6 線に沿う断面図である。本実施例の撮像素子では、図
11(b)に示すように、視野外フレア光線cのカバー
ガラス1の前面で入射位置からカバーガラス1の側面ま
での垂直方向の距離Y,実使用撮像部2の外周方向端か
らカバーガラス1の側面までの距離Z及び視野外フレア
光線bとガバーガラス1の側面とのなす角θを夫々Y=
1.8mm,Z=1.4mm,θ=33°となっている
ため、上記条件式(1)に基づきカバーガラス1の厚さ
Xを4.5mmとした。このように構成したことによ
り、図11(b)に示すように、視野外フレア光線cが
実使用撮像部2へ到達するのを阻止して、良好な観察像
を得ることができる。又、本実施例の撮像素子において
も、従来使用されているカバーガラスを厚さを変えて使
用しただけであるため、コスト的な問題が生じることは
なく、光学系の外径を大型化することなく、フレアを防
止することができる。
【0028】尚、更なる撮像素子の小型化が望まれる場
合には、カバーガラス1の厚さXを以下の条件を満たす
範囲内において、条件式(1)により決定すればよい。 0.1≦Y≦1mm ・・・・(5) 0.2≦Z≦1mm ・・・・(6) 0°<θ≦30° ・・・・(7) 更に、図12に上記条件を満足している(但しθ=25
°以下になるようにした)電子撮像光学系の例を、光軸
に沿う断面図により示す。図中、1はカバーガラス、6
a,6b,6c,6dは対物レンズ、25は絞り、2
6,27,28,29はフィルタである。
【0029】以下、図12に示した光学系のレンズの数
値データを示す。 r1 =∞ d1 =0.3557 D1 =0.934 n1 =1.88300 r2 =0.7113 d2 =0.8892 D2 =0.593 r3 =1.6698 d3 =0.7587 D3 =0.622 n3 =1.68893 r4 =-1.6698 d4 =0.0593 D4 =0.622 r5 =∞ (絞り) d5 =0.2371 D5 =0.157 n5 =1.52287
【0030】r6 =∞ d6 =0.0178 D6 =0.622 r7 =∞ d7 =0.3675 D7 =0.622 n7 =1.52000 r8 =∞ d8 =0.0178 D8 =0.622 r9 =∞ d9 =0.5928 D9 =0.510 n9 =1.69680 r10=-0.5969 d10=0.2371 D10=0.510 n10=1.84666
【0031】r11=-1.7012 d11=0.3557 D11=0.919 r12=∞ d12=0.2371 D12=0.919 n12=1.52287 r13=∞ d13=0.5394 D13=0.919 r14=∞ d14=0.6520 D14=1.156 n14=1.51633 r15=∞ d15=0.5928 D15=1.156 n15=1.51633 r16=∞
【0032】但し、上記において、r1 ,r2 ,・・・
・は各レンズ又は光学部材の曲率半径、d1 ,d2 ,・
・・・は各レンズ又は光学部材の肉厚又は間隔、D1
2,・・・・は各レンズ面又は光学部材の面の有効径
の大きさ、n1 ,n2 ,・・・・は各レンズ面又は光学
部材の面の屈折率である。
【0033】第七実施例 図13(a)は本実施例の光学系に使用される撮像素子
の正面図であり、図13(b)は同図(a)のx7 −x
7 線に沿う断面図である。本実施例の撮像素子4は、図
13に示すように、カバーガラス1が設けられ、特定の
方向に存在する輝点が発する二次光の一部の視野外フレ
ア光線cが入射する部分である実使用撮像部2の外周方
向端2aとカバーガラス1の上側側面との間に間隔が形
成されている。又、図13(b)において、Y=1.2
mm,Z=1.4mm,θ=26°であるため、カバー
ガラス1の厚さXを条件式(1)に基づき5.8mmと
定めた。
【0034】本実施例の撮像素子は上記のように構成さ
れているため、カバーガラス1の上側側面で反射した視
野外フレア光線cは、実使用撮像部2に到達することは
なく、よって、良好な観察像を得ることができる。又、
本実施例の撮像素子では、カバーガラス1の外形の大き
さを変えずその厚さを薄く形成したことにより、この撮
像素子を搭載する撮像光学系の全長をより短く構成でき
る。本実施例の撮像素子では、カバーガラス1を配置す
る位置を変えてその厚さを若干薄くしただけであるた
め、従来のものと比較しても材料及び製作工程における
コスト面で遜色もなく、容易且つ確実にフレアの発生を
防止することができる。尚、本実施例において、第一乃
至第四実施例において示した前記間隔を設けた部分に転
送部及び蓄積部を有している撮像素子を使用しても差し
支えない。又、更なる内視鏡の小型化を図るためには、
上記条件式(5)乃至(7)で示した条件に基づき条件
式(1)によってカバーガラスの厚さを決定すればよ
い。
【0035】第八実施例 図14(a)は本実施例の光学系に使用される撮像素子
の正面図であり、図14(b)は同図(a)のx8 −x
8 線に沿う断面図である。本実施例の撮像素子4は、図
14に示すように、実使用撮像部2の上側の有効撮像部
22の一部に電気的な視野マスク23が施されて構成さ
れている。即ち、実使用撮像部2が若干基板3の下方に
移動したような形になっている。そして、カバーガラス
1の上側側面で反射した視野外フレア光線cが入射して
くる部分に視野マスク23が位置するように配置されて
いる。従って、図14(b)に示すように、本実施例の
撮像素子では、視野外フレア光線cがカバーガラス1の
上側側面で反射しても実使用撮像部2に到達することは
なくなり、フレアのない良好な観察像を得ることができ
る。又、本実施例では、撮像素子に電気的な視野マスク
23を施しただけであるため、容易にフレアの防止を実
現できる。
【0036】本発明では、撮像素子において、保護用カ
バーガラスの上側側面又は下側側面と実使用撮像部の外
周方向端との間に間隔が形成されていれば、カバーガラ
スや実使用撮像部の形状は、円,四角形等の多角形又は
楕円形等どのような形状であっても、上記各実施例に示
したものと同様の効果が得られる。又、カバーガラスの
側面と実使用撮像部とが垂直になるように配置されてい
れば、カバーガラスの正面の形状や実使用撮像部の形状
がどのようなものであっても、前記と同様な効果を得る
ことができる。実使用撮像部の形状を確定する手段は、
電気的或いは光学的視野マスク及びフレアマスク等どの
ような手段により行われてもよい。このようにマスクを
施すことにより、実使用撮像部の形状が決定され、カバ
ーガラス側面との間に間隔を形成しても本発明の効果は
十分に得られる。又、カバーガラスの前方に配置される
対物光学系も直視,斜視或いは後方斜視等どのようなも
のを使用しても差し支えない。
【0037】又、例えば、食道等のような管状の内蔵や
パイプ等の狭域を観察する場合のように、壁面が対物光
学系に近接することが多い撮像装置においては、照明レ
ンズがある方向からの視野外光の方が強くなるので、照
明レンズが向けられた方向の観察物体の壁面を二次光を
発する反射物体と考えて本発明を適用することも可能で
ある。又、上記処置具等のように輝点となるものは、ノ
ズル,処置具或いは観察物体の壁面等の二次光を発する
ものだけに限られず、第五実施例において示したよう
に、太陽光や街灯,蛍光灯等のような一次光を発するも
のであってもよい。更に、本発明の光学系に用いられる
撮像素子は、CCDに限られず、MOS,CID或いは
CPD等の光エネルギーを電気信号に変換し且つカバー
ガラスを備えているものであれば何れのものを使用して
も差し支えない。
【0038】以上説明したように、本発明による電子撮
像光学系は、上記特許請求の範囲に記載されている事項
の他に、以下に示すような特徴も備えている。 (1)視野外フレア光線の発生原因となる輝点の位置に
対応して、その視野外フレア光線の撮像素子への入射位
置を定めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
の電子撮像光学系。 (2)上記視野外フレア光線の入射位置と撮像素子の実
使用撮像部の外周方向端とカバーガラス側面の間隔を形
成した位置とがほぼ一致するようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載の電子撮像光学系。 (3)上記視野外フレア光線の入射位置とカバーガラス
の距離を長く形成した部分とがほぼ一致するようにした
ことを特徴する請求項1に記載の電子撮像光学系。
【0039】(4)上記視野外フレア光線のカバーガラ
ス前面での入射位置からカバーガラス側面までの垂直方
向の距離Y、上記実使用撮像部の外周方向端と上記カバ
ーガラス側面との間の距離Z及び上記視野外フレア光線
と上記カバーガラス側面とのなす角の大きさθの値が夫
々以下に示す範囲に存在していることを特徴とする請求
項3に記載の電子撮像光学系。 0.1≦Y≦5mm 0.3≦Z≦3mm 0°<θ≦50° (5)上記Y,Z及びθの値が夫々以下に示す範囲に存
在していることを特徴とする請求項3に記載の電子撮像
光学系。 0.1≦Y≦1mm 0.2≦Z≦1mm 0°<θ≦30°
【0040】(6)上記撮像素子の上記視野外フレア光
線の入射位置に間隔を形成したことを特徴とする上記
(4)に記載の電子撮像光学系。 (7)上記Y,Z及びθの値が夫々以下に示す条件式を
満足している範囲内に撮像素子の基板上の間隔が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の電子撮像光
学系。 0.1≦Y≦5mm 0.3≦Z≦3mm 0°<θ≦50° (8)上記Y,Z及びθの値が夫々以下に示す条件式を
満足している範囲内に撮像素子の基板上の間隔が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の電子撮像光
学系。 0.1≦Y≦1mm 0.2≦Z≦1mm 0°<θ≦30°
【0041】(9)上記Y,Z及びθの値が夫々以下に
示す条件式を満足している範囲内に上記視野外フレア光
線が入射するようにしたことを特徴としている請求項1
に記載の電子撮像光学系。 0.1≦Y≦1mm 0.2≦Z≦1mm 0°<θ≦30° (10)上記電子撮像光学系において、上記撮像素子の
フレアマスクが設けられる部分に間隔が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子撮像光学系。 (11)上記輝点が二次光であることを特徴とする上記
(1)に記載の電子撮像光学系。 (12)上記二次光が観察物体の壁面での反射光である
ことを特徴とする上記(11)に記載の電子撮像光学
系。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明による電子撮像光
学系は、新規に製造した部品を使用せず又部品数を増加
させることなく、視野外フレア光線が入射する撮像素子
の基板上の部分に間隔を設けることによって、かかる視
野外フレア光線が実使用撮像部に入射するのを防止でき
るため、低コストの撮像素子によるフレアのない良好な
画像を得ることができ、又、撮像光学系の外径が大型化
することもない。又、本発明の光学系においては、従来
の部品を使用してカバーガラスの厚さを薄く形成するこ
とで、撮像素子のカバーガラスの側面で反射した視野外
フレア光線が実使用撮像部に入射しないようにしたた
め、電子撮像光学系の全長も短く構成でき、部品数の増
加もない低コストの撮像素子により、フレアのない良好
な画像を得ることができ、又、撮像光学系の外径が大型
化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例にかかる電子撮像光学系が
搭載される内視鏡の先端硬性部本体の光軸に沿う断面図
である。
【図2】図1に示した内視鏡の先端硬性部本体の正面図
である。
【図3】(a)は第一実施例の光学系に使用される撮像
素子の正面図であり、(b)は(a)のx1 −x1 線に
沿う断面図である。
【図4】本発明の第二実施例にかかる電子撮像光学系を
搭載した内視鏡の先端硬性部本体の正面図である。
【図5】(a)は第二実施例の光学系に使用される撮像
素子の正面図であり、(b)は(a)のx2 −x2 線に
沿う断面図である。
【図6】(a)は本発明の第三実施例にかかる電子撮像
光学系を搭載した内視鏡の先端硬性部本体の正面図であ
り、(b)は(a)の側面図である。
【図7】(a)は第三実施例の光学系に使用される撮像
素子の正面図であり、(b)は(a)のx3 −x3 線に
沿う断面図である。
【図8】本発明の第四実施例にかかる電子撮像光学系を
搭載した内視鏡の先端硬性部本体の正面図である。
【図9】(a)は第四実施例の光学系に使用される撮像
素子とその周辺部の構成を示す光軸に沿う断面図であ
り、(b)は(a)に示した撮像素子の上面図である。
【図10】(a)は第五実施例の光学系に使用される撮
像素子の正面図であり、(b)は(a)のx5 −x5
に沿う断面図である。
【図11】(a)は第六実施例の光学系に使用される撮
像素子の正面図であり、(b)は(a)のx6 −x6
に沿う断面図である。
【図12】第六実施例の電子撮像光学系の構成を示す光
軸に沿う断面図である。
【図13】(a)は第七実施例の光学系に使用される撮
像素子の正面図であり、(b)は(a)のx7 −x7
に沿う断面図である。
【図14】(a)は第八実施例の光学系に使用される撮
像素子の正面図であり、(b)は(a)のx8 −x8
に沿う断面図である。
【図15】本発明の概念を説明するための図である。
【図16】本発明の概念を説明するための図である。
【図17】本発明の概念を説明するための図である。
【図18】従来の撮像光学系に使用されている撮像素子
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 カバーガラス 2 実使用撮像部 3 基板 4 撮像素子 5 レンズ枠 6 対物光学系 7 処置具 8 孔 9 取付孔 10 照明レンズ 11 ライトガイドファイバ 12 取付孔 13 内視鏡の先端硬性部本体 15 転送部 16 蓄積部 17 ノズル 18 視野方向変換部材 19 オプティカルブラック 20 内視鏡先端部 21 撮像素子チップ 22 有効撮像部 23 視野マスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、該撮像素子の保護用カバー
    ガラスとを備えた電子撮像光学系において、 前記撮像素子の実使用撮像部の外周方向端と前記カバー
    ガラス側面との間に間隔を形成し、特定方向で発生し前
    記カバーガラス入射面を通過し前記カバーガラス側面に
    入射する視野外フレア光線のうち最も光軸に近い部分を
    通過する光線が前記カバーガラス側面で反射して前記撮
    像素子に入射する際の入射位置が前記間隔の位置とほぼ
    一致するようにしたことを特徴とする電子撮像光学系。
  2. 【請求項2】 撮像素子と、該撮像素子の保護用カバー
    ガラスとを備えた電子撮像光学系において、 前記カバーガラス側面で反射した視野外フレア光線が、
    実使用撮像部に入射しないように、前記カバーガラスの
    厚さを薄く形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    電子撮像素子。
  3. 【請求項3】 撮像素子と、該撮像素子の保護用カバー
    ガラスとを備えた電子撮像光学系において、 前記カバーガラスの側面と撮像面との位置関係が垂直で
    あるとき、前記カバーガラスの厚さをX,視野外フレア
    光線の前記カバーガラス前面での入射位置から該カバー
    ガラス側面までの垂直方向の距離をY,実使用撮像部の
    外周方向端と前記カバーガラス側面との間の距離をZ,
    前記視野外フレア光線と前記カバーガラス側面とのなす
    角の大きさをθとしたとき、以下の条件式を満足するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子
    撮像光学系。 X≦(Y+Z)/tanθ
  4. 【請求項4】 撮像素子と、該撮像素子の保護用カバー
    ガラスとを備えた電子撮像光学系において、 前記実使用撮像部と前記カバーガラス側面との間の距離
    Zが以下の条件式を満足するようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の電子撮像光学系。 0.3≦Z≦3mm
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013018306A1 (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
WO2014041844A1 (ja) * 2012-09-11 2014-03-20 富士フイルム株式会社 電子内視鏡装置及び撮像モジュール

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