JPH08160167A - ラップタイム計測装置 - Google Patents
ラップタイム計測装置Info
- Publication number
- JPH08160167A JPH08160167A JP30948394A JP30948394A JPH08160167A JP H08160167 A JPH08160167 A JP H08160167A JP 30948394 A JP30948394 A JP 30948394A JP 30948394 A JP30948394 A JP 30948394A JP H08160167 A JPH08160167 A JP H08160167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- unique number
- data
- trigger signal
- lap time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ラップタイム等のデータを、自動的に、正確
かつ確実に計時できる。 【構成】 競走馬Hがトレーニングされる走路トラック
1にはゴール地点Gからと、その手前の200m毎に計
測地点M1 〜Mn が設けられている。これら各計測位置
には引き金信号発生手段2と信号受信手段3とが設けら
れており、また競走馬Hは固有番号発信器4を携帯して
いる。競走馬Hが各計測位置を通過する時に、引き金信
号発生手段2からの引き金信号を検知して、この固有番
号発信器4の固有番号信号を送信する。固有番号信号は
信号受信手段3に受信されて、この信号受信手段3の計
数処理部3bにおけるデータ識別部で固有番号を読み取
り、またタイマからこの固有番号信号の受信時間が割り
出される。競走馬Hのゴール地点Gから、各計測地点M
1 ,M2 ,M3 ,・・・の各ハロンのラップタイムを記
録できるようになる。
かつ確実に計時できる。 【構成】 競走馬Hがトレーニングされる走路トラック
1にはゴール地点Gからと、その手前の200m毎に計
測地点M1 〜Mn が設けられている。これら各計測位置
には引き金信号発生手段2と信号受信手段3とが設けら
れており、また競走馬Hは固有番号発信器4を携帯して
いる。競走馬Hが各計測位置を通過する時に、引き金信
号発生手段2からの引き金信号を検知して、この固有番
号発信器4の固有番号信号を送信する。固有番号信号は
信号受信手段3に受信されて、この信号受信手段3の計
数処理部3bにおけるデータ識別部で固有番号を読み取
り、またタイマからこの固有番号信号の受信時間が割り
出される。競走馬Hのゴール地点Gから、各計測地点M
1 ,M2 ,M3 ,・・・の各ハロンのラップタイムを記
録できるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば練習用トラック
等の走路を走行する走行体の所定距離間隔毎のラップタ
イムを計時するラップタイム計測装置に関するものであ
る。
等の走路を走行する走行体の所定距離間隔毎のラップタ
イムを計時するラップタイム計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、競走馬のトレーニングは、騎手
等が競走馬に騎乗して走路を走行させることにより行わ
れるが、従来は、このトレーニングの成果や競走馬の走
行能力等は走行タイムを計測することにより判定してい
た。競走馬のトレーニングを行う際には、スタートから
全速力で走行するのではなく、徐々に速度を上げて行
き、ある速度でゴール地点を通過するという方法が採ら
れるのが普通である。このために、単にスタート地点か
らゴール地点までの走行時間を計測しても、あまり意味
がなく、むしろ所定距離間隔毎のラップタイムを計時す
ることの方が重要である。通常、競馬においては、20
0mを基準としたハロンという単位が用いられ、主にゴ
ール地点から手前の8〜5ハロン程度の通過時間を計測
して記録し、この記録に基づいて、競走馬としての能力
や仕上がり状態の判定が行われるのが一般的である。
等が競走馬に騎乗して走路を走行させることにより行わ
れるが、従来は、このトレーニングの成果や競走馬の走
行能力等は走行タイムを計測することにより判定してい
た。競走馬のトレーニングを行う際には、スタートから
全速力で走行するのではなく、徐々に速度を上げて行
き、ある速度でゴール地点を通過するという方法が採ら
れるのが普通である。このために、単にスタート地点か
らゴール地点までの走行時間を計測しても、あまり意味
がなく、むしろ所定距離間隔毎のラップタイムを計時す
ることの方が重要である。通常、競馬においては、20
0mを基準としたハロンという単位が用いられ、主にゴ
ール地点から手前の8〜5ハロン程度の通過時間を計測
して記録し、この記録に基づいて、競走馬としての能力
や仕上がり状態の判定が行われるのが一般的である。
【0003】以上のように、競馬のトレーニングではラ
ップタイムの計測が行われるが、この計測は記録者がス
トップウォッチを用いて行うようにしているが、トレー
ニングが行われれる走路トラックには多数の競走馬がそ
れぞれ任意の速度で走行しており、しかも複数の競走馬
がほぼ並走状態となっている場合もある等様々な状況が
あり、これらの状況に迅速かつ正確に対応して、記録者
の目で特定の競走馬を追いながらタイムを取らなければ
ならないこと等から、正確な計時を行うのには多数の人
手と熟練を必要とする。このために、ラップタイムの計
測を自動的に行えるシステムの開発が望まれている。そ
の一例として、バーコードを用いた計時システムが提案
されている。このシステムは、走路における各ハロン位
置に光学的なバーコードの読み取り装置を設けておき、
競走馬の鞍やゼッケン等に各競走馬を特定するためのバ
ーコードを貼着させる等により着用させ、競走馬が各ハ
ロン位置を通過すると、読み取り装置でバーコードを読
み取るようになし、各ハロン位置における読み取り装置
でのバーコードの読み取り時間の差を演算することによ
って、ハロン毎のラップタイムの計時を行うようにした
ものである。
ップタイムの計測が行われるが、この計測は記録者がス
トップウォッチを用いて行うようにしているが、トレー
ニングが行われれる走路トラックには多数の競走馬がそ
れぞれ任意の速度で走行しており、しかも複数の競走馬
がほぼ並走状態となっている場合もある等様々な状況が
あり、これらの状況に迅速かつ正確に対応して、記録者
の目で特定の競走馬を追いながらタイムを取らなければ
ならないこと等から、正確な計時を行うのには多数の人
手と熟練を必要とする。このために、ラップタイムの計
測を自動的に行えるシステムの開発が望まれている。そ
の一例として、バーコードを用いた計時システムが提案
されている。このシステムは、走路における各ハロン位
置に光学的なバーコードの読み取り装置を設けておき、
競走馬の鞍やゼッケン等に各競走馬を特定するためのバ
ーコードを貼着させる等により着用させ、競走馬が各ハ
ロン位置を通過すると、読み取り装置でバーコードを読
み取るようになし、各ハロン位置における読み取り装置
でのバーコードの読み取り時間の差を演算することによ
って、ハロン毎のラップタイムの計時を行うようにした
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、バーコードを
用いた計時システムの欠点としては、気象条件に大きく
左右される点である。例えば、雨や霧の中では、バーコ
ードの読み取りが極めて困難乃至実質的に不可能にな
る。また、競走馬のトレーニングは、通常、早朝に行わ
れるものであり、冬場の日の出が遅い時には日照前にト
レーニングが行われることになり、バーコードを用いた
計時システムでは照明施設も必要とすることから、全体
のシステムが大規模化する。さらには、複数の競走馬が
並走している場合には、バーコードが遮られて、読み取
り不能となることもある。以上の問題点や欠点があるこ
とから、バーコードを用いた計時システムは、競走馬の
トレーニングやその他、屋外で行われる走行体のラップ
タイムを自動的に計時するには用いることができない。
さらにまた、バーコードにおいては、予め与えられた情
報しか保持せず、走行体が走行する間にある種の測定を
行って、その測定結果におけるデータを伝達する等とい
った機能を付加することはできない。
用いた計時システムの欠点としては、気象条件に大きく
左右される点である。例えば、雨や霧の中では、バーコ
ードの読み取りが極めて困難乃至実質的に不可能にな
る。また、競走馬のトレーニングは、通常、早朝に行わ
れるものであり、冬場の日の出が遅い時には日照前にト
レーニングが行われることになり、バーコードを用いた
計時システムでは照明施設も必要とすることから、全体
のシステムが大規模化する。さらには、複数の競走馬が
並走している場合には、バーコードが遮られて、読み取
り不能となることもある。以上の問題点や欠点があるこ
とから、バーコードを用いた計時システムは、競走馬の
トレーニングやその他、屋外で行われる走行体のラップ
タイムを自動的に計時するには用いることができない。
さらにまた、バーコードにおいては、予め与えられた情
報しか保持せず、走行体が走行する間にある種の測定を
行って、その測定結果におけるデータを伝達する等とい
った機能を付加することはできない。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、走行体の走行時にお
けるラップタイム等のデータを自動的に、正確かつ確実
に計時できるようにすることにある。
あって、その目的とするところは、走行体の走行時にお
けるラップタイム等のデータを自動的に、正確かつ確実
に計時できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、走路に沿って所定の距離間隔毎に計
測位置を設け、各計測位置を通過する走行体のラップタ
イムを計測するものにおいて、前記各計測位置にはそれ
ぞれ引き金信号発生手段を設け、これら各計測位置を走
行体が通過する時に、その引き金信号発生手段の受信時
間と当該の計測位置の位置識別信号とからなる測定手段
とを有し、この測定手段によって、走行体の所定距離間
隔毎のラップタイムを計測する構成としたことをその特
徴とするものである。
ために、本発明は、走路に沿って所定の距離間隔毎に計
測位置を設け、各計測位置を通過する走行体のラップタ
イムを計測するものにおいて、前記各計測位置にはそれ
ぞれ引き金信号発生手段を設け、これら各計測位置を走
行体が通過する時に、その引き金信号発生手段の受信時
間と当該の計測位置の位置識別信号とからなる測定手段
とを有し、この測定手段によって、走行体の所定距離間
隔毎のラップタイムを計測する構成としたことをその特
徴とするものである。
【0007】
【作用】走路を走行方向に単位距離間隔毎の計測位置に
引き金信号発生手段を配置しておく。一方、測定手段と
しては、引き金信号発生手段の近傍に測定手段としての
信号受信手段を配置すると共に、走行体には当該の固有
番号を持った固有番号発信器が着用させる。また、測定
手段としては、走行体に携帯させ、信号受信部及び時間
計測部及びこれらのデータを記憶する記憶部を備えたデ
ータ収録器とすることもでき、この場合には引き金信号
発生手段としては、引き金信号と共に位置コード信号を
送信するものとなし、データ収録器では、各計測位置の
位置コードに関する信号と、その計測位置の通過時間に
関する信号とを取得して、記憶部に記憶させるようにす
る。
引き金信号発生手段を配置しておく。一方、測定手段と
しては、引き金信号発生手段の近傍に測定手段としての
信号受信手段を配置すると共に、走行体には当該の固有
番号を持った固有番号発信器が着用させる。また、測定
手段としては、走行体に携帯させ、信号受信部及び時間
計測部及びこれらのデータを記憶する記憶部を備えたデ
ータ収録器とすることもでき、この場合には引き金信号
発生手段としては、引き金信号と共に位置コード信号を
送信するものとなし、データ収録器では、各計測位置の
位置コードに関する信号と、その計測位置の通過時間に
関する信号とを取得して、記憶部に記憶させるようにす
る。
【0008】今、測定手段を信号受信手段で構成した場
合には、走行体が走路を走行して、計測位置を通過する
時に、引き金信号発生手段からの引き金信号を受信する
ことになり、固有番号発信器が引き金信号を受信する
と、それが引き金となって当該の固有番号発信器から固
有番号信号が送信される。この固有番号信号は信号受信
手段により受信されて、この信号受信手段からの固有番
号信号と、計測位置に関する位置識別信号と、受信時間
からなる測定データが記憶される。走行体が次の計測位
置に到達すると、当該の位置にある引き金信号発生手段
からの引き金信号に応じて再び固有番号発信器から固有
番号信号を発信して、この固有番号が当該の計測位置に
おける信号受信手段に取り込まれる。そして、この信号
受信手段から、前述と同様の計測データが作成される。
従って、両計測位置間における時間差を測定すれば、そ
の走行体のラップタイムの計測され、ゴール地点までこ
の計測を繰り返し行うと、スタート地点からのラップタ
イムや、ゴール地点から遡るラップタイムの計測を行う
ことができる。
合には、走行体が走路を走行して、計測位置を通過する
時に、引き金信号発生手段からの引き金信号を受信する
ことになり、固有番号発信器が引き金信号を受信する
と、それが引き金となって当該の固有番号発信器から固
有番号信号が送信される。この固有番号信号は信号受信
手段により受信されて、この信号受信手段からの固有番
号信号と、計測位置に関する位置識別信号と、受信時間
からなる測定データが記憶される。走行体が次の計測位
置に到達すると、当該の位置にある引き金信号発生手段
からの引き金信号に応じて再び固有番号発信器から固有
番号信号を発信して、この固有番号が当該の計測位置に
おける信号受信手段に取り込まれる。そして、この信号
受信手段から、前述と同様の計測データが作成される。
従って、両計測位置間における時間差を測定すれば、そ
の走行体のラップタイムの計測され、ゴール地点までこ
の計測を繰り返し行うと、スタート地点からのラップタ
イムや、ゴール地点から遡るラップタイムの計測を行う
ことができる。
【0009】このように、引き金信号に応じて走行体側
から固有番号信号を送信するように構成しているので、
気象条件や日照の程度等の影響を受けずに、確実に受信
手段で固有番号信号を受信させることができる。また、
固有番号発信器は引き金信号発生手段からの引き金信号
を受信した時にのみ、固有番号信号を出力することにな
るから、消費電力を最小限に抑制できる。従って、固有
番号発信器の電源としては小型の電池を用いることがで
きるようになり、走行体が携帯する固有番号発信器を小
型で軽量なものとすることができる。
から固有番号信号を送信するように構成しているので、
気象条件や日照の程度等の影響を受けずに、確実に受信
手段で固有番号信号を受信させることができる。また、
固有番号発信器は引き金信号発生手段からの引き金信号
を受信した時にのみ、固有番号信号を出力することにな
るから、消費電力を最小限に抑制できる。従って、固有
番号発信器の電源としては小型の電池を用いることがで
きるようになり、走行体が携帯する固有番号発信器を小
型で軽量なものとすることができる。
【0010】ここで、正確な計測を行うためには、引き
金信号発生手段が正確な位置に配置されていることが必
要である。この引き金信号発生手段は、計測位置に走路
の幅全体に及び、かつ走路方向には狭い領域で、固有番
号発信器に確実に引き金信号を受信させるようにする。
このためには、引き金信号発生手段は、例えば測定位置
にゲートを設けて、このゲートから地中にループ状に架
設するのが好ましい。また、電波以外にも、例えば磁力
線や超音波等を引き金信号として用いることができ、こ
の場合には、電磁石や超音波発振手段を計測位置におけ
る走路の幅方向に多数配設する。要するに、走路の上下
方向に向けて引き金信号が送信されるようにすること
が、複数の走行体が並走している場合に、各固有番号発
信器で確実に引き金信号を受信させる上で好ましい。一
方、受信手段は、固有番号発信器からの信号を感度良く
受信できる位置に配置されておれば良く、格別配設位置
についての制限はない。
金信号発生手段が正確な位置に配置されていることが必
要である。この引き金信号発生手段は、計測位置に走路
の幅全体に及び、かつ走路方向には狭い領域で、固有番
号発信器に確実に引き金信号を受信させるようにする。
このためには、引き金信号発生手段は、例えば測定位置
にゲートを設けて、このゲートから地中にループ状に架
設するのが好ましい。また、電波以外にも、例えば磁力
線や超音波等を引き金信号として用いることができ、こ
の場合には、電磁石や超音波発振手段を計測位置におけ
る走路の幅方向に多数配設する。要するに、走路の上下
方向に向けて引き金信号が送信されるようにすること
が、複数の走行体が並走している場合に、各固有番号発
信器で確実に引き金信号を受信させる上で好ましい。一
方、受信手段は、固有番号発信器からの信号を感度良く
受信できる位置に配置されておれば良く、格別配設位置
についての制限はない。
【0011】一方、測定手段としてデータ収録器を用い
る場合には、各計測位置に設けた引き金信号発生手段か
ら送信される信号には、位置コード信号を含ませる。そ
して、走行体が携帯するデータ収録器には、受信時間を
測定するために、クロック発振器を設けて、このクロッ
ク発振器によって、常時時間を計測する。そして、引き
金信号発生手段からの引き金信号を受信した時に、この
受信信号に含まれる位置コード信号と、その受信時の時
間に関するデータを記憶部に取り込むようにする。そし
て、次々に計測位置を通過する毎に、当該の位置コード
と受信時間、即ちその通過時間を記憶部に記憶させてお
き、この記憶データは、後にパーソナルコンピュータ等
のデータ処理装置に転送することにより、スタート地点
からのラップタイムや、ゴール地点から遡るラップタイ
ムの計測を行うことができる。
る場合には、各計測位置に設けた引き金信号発生手段か
ら送信される信号には、位置コード信号を含ませる。そ
して、走行体が携帯するデータ収録器には、受信時間を
測定するために、クロック発振器を設けて、このクロッ
ク発振器によって、常時時間を計測する。そして、引き
金信号発生手段からの引き金信号を受信した時に、この
受信信号に含まれる位置コード信号と、その受信時の時
間に関するデータを記憶部に取り込むようにする。そし
て、次々に計測位置を通過する毎に、当該の位置コード
と受信時間、即ちその通過時間を記憶部に記憶させてお
き、この記憶データは、後にパーソナルコンピュータ等
のデータ処理装置に転送することにより、スタート地点
からのラップタイムや、ゴール地点から遡るラップタイ
ムの計測を行うことができる。
【0012】走行体が、例えば、前述した競走馬の場合
において、その競走馬の競走能力や身体の状況等の判断
するためには、単に走行時の速度だけでなく、走行時に
おける循環機能の状態等に関するデータが取得できれ
ば、極めて有益である。これら競走馬の生体に関するデ
ータを取得するには、例えば心拍計等を競走馬に着用さ
せて、走行時に心拍数を測定して、その測定データを蓄
積しておき、計測位置において引き金信号を受信した時
に、固有番号発信器からの固有番号の送信と共に、この
測定データを送信して、この種のデータをも信号受信手
段で受信させるか、またはデータ収録器を用いる場合に
は、計測時間のデータ等と共に記憶部に記憶させるよう
にする。これによって、競走馬のラップタイムにリンク
させて、それと生体の走行時における必要なデータが得
ることができる。従って、このデータを参照することに
よって、競走馬の能力なり身体状況なりを正確に把握で
きる。勿論、心拍計以外にも呼吸計や体温計等を着用さ
せることができ、このように取得される測定データの種
類が多ければ、それだけ走行時の身体状況等の把握をよ
り正確に行えるようになる。また、走行体が競走馬以外
の生体であっても、それらの身体の状況に関する種々の
データを取得して、これらのデータをラップタイプのデ
ータとリンクさせることにより、種々の解析が可能とな
る。また、走行体が自動車やオートバイ等の機械である
場合には、エンジン回転数や各部位の温度変化等のデー
タを取得することも可能である。
において、その競走馬の競走能力や身体の状況等の判断
するためには、単に走行時の速度だけでなく、走行時に
おける循環機能の状態等に関するデータが取得できれ
ば、極めて有益である。これら競走馬の生体に関するデ
ータを取得するには、例えば心拍計等を競走馬に着用さ
せて、走行時に心拍数を測定して、その測定データを蓄
積しておき、計測位置において引き金信号を受信した時
に、固有番号発信器からの固有番号の送信と共に、この
測定データを送信して、この種のデータをも信号受信手
段で受信させるか、またはデータ収録器を用いる場合に
は、計測時間のデータ等と共に記憶部に記憶させるよう
にする。これによって、競走馬のラップタイムにリンク
させて、それと生体の走行時における必要なデータが得
ることができる。従って、このデータを参照することに
よって、競走馬の能力なり身体状況なりを正確に把握で
きる。勿論、心拍計以外にも呼吸計や体温計等を着用さ
せることができ、このように取得される測定データの種
類が多ければ、それだけ走行時の身体状況等の把握をよ
り正確に行えるようになる。また、走行体が競走馬以外
の生体であっても、それらの身体の状況に関する種々の
データを取得して、これらのデータをラップタイプのデ
ータとリンクさせることにより、種々の解析が可能とな
る。また、走行体が自動車やオートバイ等の機械である
場合には、エンジン回転数や各部位の温度変化等のデー
タを取得することも可能である。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。以下の実施例においては、競走馬のトレー
ニングを行うための調教コースにおいて、競走馬の20
0mのハロン毎のラップタイムを計測するようにしたシ
ステムを示し、また、このラップタイムの計測に加えて
走行時の心拍数等の生体データを取得するようにするシ
ステムとして構成したものも示すが、必ずしもこのシス
テムに限定されるものではなく、例えば競走馬のトレー
ニング以外にも、他の動物の競走におけるトレーニング
や、自転車競技,オートバイやモータボート,自動車競
走のトレーニングや試走時等におけるラップタイムの自
動計測システム等として用いることも可能である。
て説明する。以下の実施例においては、競走馬のトレー
ニングを行うための調教コースにおいて、競走馬の20
0mのハロン毎のラップタイムを計測するようにしたシ
ステムを示し、また、このラップタイムの計測に加えて
走行時の心拍数等の生体データを取得するようにするシ
ステムとして構成したものも示すが、必ずしもこのシス
テムに限定されるものではなく、例えば競走馬のトレー
ニング以外にも、他の動物の競走におけるトレーニング
や、自転車競技,オートバイやモータボート,自動車競
走のトレーニングや試走時等におけるラップタイムの自
動計測システム等として用いることも可能である。
【0014】まず、図1に調教コースの構成を示す。図
中において、1は競走馬Hがトレーニングされる走路ト
ラックであって、この走路トラック1にはゴール地点G
が設けられており、またゴール地点Gの手前には、20
0m毎に計測地点M1 〜Mnが設けられている。なお、
走路トラックとしては、ループ状のものに限らず、直線
的なトラックや坂路トラック等であっても良い。これら
ゴール地点G及び各計測地点M1 〜Mn が計測位置であ
る。
中において、1は競走馬Hがトレーニングされる走路ト
ラックであって、この走路トラック1にはゴール地点G
が設けられており、またゴール地点Gの手前には、20
0m毎に計測地点M1 〜Mnが設けられている。なお、
走路トラックとしては、ループ状のものに限らず、直線
的なトラックや坂路トラック等であっても良い。これら
ゴール地点G及び各計測地点M1 〜Mn が計測位置であ
る。
【0015】以上の調教コースにおいて、競走馬Hの各
計測地点の通過ラップタイムを計測するに当っては、図
2に示したように、引き金信号発生手段2と信号受信手
段3とが各々の計測地点M1 〜Mn 及びゴール地点Gに
設けられている。引き金信号発生手段2は、信号発振器
2aと引き金信号送信用のループアンテナ2bとから構
成され、ループアンテナ2bは走路トラック1の両側に
立設したポスト2cの先端部間から地中に埋設するよう
にしてループ状に架設されている。なお、ループアンテ
ナはこれ以外にも、ポスト間や地中においてループを描
くように敷設することも可能であり、また電磁石や超音
波発振器等を用いて引き金信号を送信するようにしても
良い。要は、複数の競走馬Hがほぼ同時に測定位置を通
過しても、全ての競走馬Hが引き金信号を受信できる狭
い領域が形成されておれば良い。一方、信号受信手段3
は、受信アンテナ3aと計測処理部3bとを備えてい
る。受信アンテナ3aは、引き金信号発生手段2の近傍
位置において、走路トラック1の左右に配置されてい
る。競走馬Hは騎乗者(図示せず)が騎乗して、走路ト
ラック1でトレーニングされるようになっている。競走
馬H(または騎乗者)は固有番号発信器4を携帯してお
り、この固有番号発信器4はゼッケンや鞍等に止着する
ようにして着用される。
計測地点の通過ラップタイムを計測するに当っては、図
2に示したように、引き金信号発生手段2と信号受信手
段3とが各々の計測地点M1 〜Mn 及びゴール地点Gに
設けられている。引き金信号発生手段2は、信号発振器
2aと引き金信号送信用のループアンテナ2bとから構
成され、ループアンテナ2bは走路トラック1の両側に
立設したポスト2cの先端部間から地中に埋設するよう
にしてループ状に架設されている。なお、ループアンテ
ナはこれ以外にも、ポスト間や地中においてループを描
くように敷設することも可能であり、また電磁石や超音
波発振器等を用いて引き金信号を送信するようにしても
良い。要は、複数の競走馬Hがほぼ同時に測定位置を通
過しても、全ての競走馬Hが引き金信号を受信できる狭
い領域が形成されておれば良い。一方、信号受信手段3
は、受信アンテナ3aと計測処理部3bとを備えてい
る。受信アンテナ3aは、引き金信号発生手段2の近傍
位置において、走路トラック1の左右に配置されてい
る。競走馬Hは騎乗者(図示せず)が騎乗して、走路ト
ラック1でトレーニングされるようになっている。競走
馬H(または騎乗者)は固有番号発信器4を携帯してお
り、この固有番号発信器4はゼッケンや鞍等に止着する
ようにして着用される。
【0016】引き金信号発生手段2における信号発振器
2aは、数百キロヘルツ程度の低い周波数の引き金信号
を常時出力するものであり、ループアンテナ2bは走路
トラック1の各計測位置を横切るようにして配置されて
おり、走行方向には狭い領域においてこの引き金信号を
送信して、競走馬Hがこの引き金信号の送信領域を横切
ると、この競走馬Hが携帯している固有番号発信器4が
この引き金信号を検知して、固有番号信号を送信するよ
うになっている。
2aは、数百キロヘルツ程度の低い周波数の引き金信号
を常時出力するものであり、ループアンテナ2bは走路
トラック1の各計測位置を横切るようにして配置されて
おり、走行方向には狭い領域においてこの引き金信号を
送信して、競走馬Hがこの引き金信号の送信領域を横切
ると、この競走馬Hが携帯している固有番号発信器4が
この引き金信号を検知して、固有番号信号を送信するよ
うになっている。
【0017】図3に固有番号発信器4の回路構成を示
す。図中において、10は受信用アンテナ、11は低周
波増幅回路であって、この受信用アンテナ10は引き金
信号発生手段2からの引き金信号を受信するようになっ
ており、低周波増幅回路11は、この引き金信号の周波
数帯域の信号を増幅して、読み出し駆動回路12を作動
させるようになっている。13は、例えば2値化された
複数ビットの信号からなる固有番号記憶部、14シフト
レジスタであって、読み出し駆動回路12に引き金信号
が取り込まれると、シフトレジスタ14を作動させて、
固有番号記憶部13から固有番号信号を読み出されるよ
うになっている。そして、このようにして読み出された
固有番号信号は、高周波発振回路15からの高周波信号
と合成されて、出力回路16から送信アンテナ17を介
して固有番号信号が送信されることになる。なお、この
固有番号発信器4の電源としては電池が用いられる。
す。図中において、10は受信用アンテナ、11は低周
波増幅回路であって、この受信用アンテナ10は引き金
信号発生手段2からの引き金信号を受信するようになっ
ており、低周波増幅回路11は、この引き金信号の周波
数帯域の信号を増幅して、読み出し駆動回路12を作動
させるようになっている。13は、例えば2値化された
複数ビットの信号からなる固有番号記憶部、14シフト
レジスタであって、読み出し駆動回路12に引き金信号
が取り込まれると、シフトレジスタ14を作動させて、
固有番号記憶部13から固有番号信号を読み出されるよ
うになっている。そして、このようにして読み出された
固有番号信号は、高周波発振回路15からの高周波信号
と合成されて、出力回路16から送信アンテナ17を介
して固有番号信号が送信されることになる。なお、この
固有番号発信器4の電源としては電池が用いられる。
【0018】送信アンテナ17から送信される固有番号
信号は、数メガヘルツ〜数百メガヘルツ、好ましくは数
十メガヘルツ乃至数百メガヘルツ程度の高い周波数の帯
域を用い、微弱な信号とする。ここで、固有番号信号の
送信周波数帯域としては、数百キロヘルツ乃至それ以下
の周波数帯域を用いることも可能である。低周波帯域の
信号を用いれば、消費電力が小さい等の利点があるが、
高速に固有番号信号の送信及び受信ができず、0.1秒
以下の単位での計測は困難であり、しかも同時に多数の
固有番号を受信できないこともある。また、ギガヘルツ
帯域の信号を用いる場合には、極めて高い精度の計時が
可能であるが、指向性が高過ぎるために、受信アンテナ
で固有番号信号を捕捉できない場合があり、またギガヘ
ルツ帯域の信号を発生させるためには、消費電力も大き
くなる。数十乃至数百メガヘルツ、例えば60メガヘル
ツ程度の周波数帯域を用いれば、0.01秒乃至それ以
下の単位の時間計測が可能となり、調教を行う際のラッ
プタイムの計時には0.01秒単位の測定精度があれば
十分であり、また指向性も高過ぎることがなく、さらに
は微弱電波とすることにより、消費エネルギを最小限に
抑制できるために、固有番号発信器4の全体を小型化、
軽量化が図られる。勿論、計測対象となるものによって
は、キロヘルツのものやメガヘルツのものを用いること
もできる。
信号は、数メガヘルツ〜数百メガヘルツ、好ましくは数
十メガヘルツ乃至数百メガヘルツ程度の高い周波数の帯
域を用い、微弱な信号とする。ここで、固有番号信号の
送信周波数帯域としては、数百キロヘルツ乃至それ以下
の周波数帯域を用いることも可能である。低周波帯域の
信号を用いれば、消費電力が小さい等の利点があるが、
高速に固有番号信号の送信及び受信ができず、0.1秒
以下の単位での計測は困難であり、しかも同時に多数の
固有番号を受信できないこともある。また、ギガヘルツ
帯域の信号を用いる場合には、極めて高い精度の計時が
可能であるが、指向性が高過ぎるために、受信アンテナ
で固有番号信号を捕捉できない場合があり、またギガヘ
ルツ帯域の信号を発生させるためには、消費電力も大き
くなる。数十乃至数百メガヘルツ、例えば60メガヘル
ツ程度の周波数帯域を用いれば、0.01秒乃至それ以
下の単位の時間計測が可能となり、調教を行う際のラッ
プタイムの計時には0.01秒単位の測定精度があれば
十分であり、また指向性も高過ぎることがなく、さらに
は微弱電波とすることにより、消費エネルギを最小限に
抑制できるために、固有番号発信器4の全体を小型化、
軽量化が図られる。勿論、計測対象となるものによって
は、キロヘルツのものやメガヘルツのものを用いること
もできる。
【0019】信号受信手段3における計測処理部3b
は、図4に示したように、CPU20と、タイマ21,
データ識別部22,計測位置識別部23及びメモリ24
で構成される。受信用アンテナ3aで固有番号発信器4
からの固有番号信号が受信されると、この計数処理部3
bに取り込まれて、データ識別部22で固有番号を読み
取り、またタイマ21からこの固有番号信号の受信時間
が割り出されて、これらと共に計測位置識別部23から
の計測位置識別信号を読み出して、メモリ24に記憶さ
せる。このようにメモリ24に記憶された固有番号,タ
イム及び計測位置識別データからなるデータは適宜のタ
イミングで、制御用パーソナルコンピュータ5に入力さ
れ、この制御用パーソナルコンピュータ5により所定の
信号処理を行うことによって、競走馬毎のラップタイム
の計測が行われて、そのデータは制御用パーソナルコン
ピュータ5に付設した外部メモリ6に記憶されるように
なっている。そして、このデータは、プリンタ7により
プリントアウトできる。
は、図4に示したように、CPU20と、タイマ21,
データ識別部22,計測位置識別部23及びメモリ24
で構成される。受信用アンテナ3aで固有番号発信器4
からの固有番号信号が受信されると、この計数処理部3
bに取り込まれて、データ識別部22で固有番号を読み
取り、またタイマ21からこの固有番号信号の受信時間
が割り出されて、これらと共に計測位置識別部23から
の計測位置識別信号を読み出して、メモリ24に記憶さ
せる。このようにメモリ24に記憶された固有番号,タ
イム及び計測位置識別データからなるデータは適宜のタ
イミングで、制御用パーソナルコンピュータ5に入力さ
れ、この制御用パーソナルコンピュータ5により所定の
信号処理を行うことによって、競走馬毎のラップタイム
の計測が行われて、そのデータは制御用パーソナルコン
ピュータ5に付設した外部メモリ6に記憶されるように
なっている。そして、このデータは、プリンタ7により
プリントアウトできる。
【0020】ここで、信号受信手段3はゴール地点G及
び各計測地点M1 〜Mn というように、複数の個所に設
けられているから、これら各計測位置における計測処理
部3bのタイマ21は正確に一致していなければならな
い。このために、制御用パーソナルコンピュータ5に
は、メインタイマを備えており、各計測位置に配置した
信号処理手段3における各タイマ21は、このメインタ
イマにより制御されて、全ての測定位置での時間計測が
一致するように設定される。
び各計測地点M1 〜Mn というように、複数の個所に設
けられているから、これら各計測位置における計測処理
部3bのタイマ21は正確に一致していなければならな
い。このために、制御用パーソナルコンピュータ5に
は、メインタイマを備えており、各計測位置に配置した
信号処理手段3における各タイマ21は、このメインタ
イマにより制御されて、全ての測定位置での時間計測が
一致するように設定される。
【0021】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、各競走馬Hにはそれぞれ固有番号発信器4を着
用させて、走路トラック1に入れて走行させる。ここ
で、走路トラック1では、多数の競走馬Hが同時にトレ
ーニングするものであり、これら多数の競走馬Hはそれ
ぞれ異なる速度で走行している。競走馬Hはある地点か
ら徐々にから速度を上げて行きゴール地点Gを通過する
ものもあり、または楽走状態で走路トラック1を2,3
周回った後に、速度を上げてゴール地点Gを通過するも
のや、さらには楽走のままでトレーニングを終えること
もある等というように、個々の競走馬に合せたトレーニ
ングが行われる。ここで、200m毎の計測地点M1 〜
Mn 及びゴール地点Gからなる各計測位置に配置されて
いる引き金信号発生手段2は引き金信号を常時連続的に
送信する状態に保持されている。
あって、各競走馬Hにはそれぞれ固有番号発信器4を着
用させて、走路トラック1に入れて走行させる。ここ
で、走路トラック1では、多数の競走馬Hが同時にトレ
ーニングするものであり、これら多数の競走馬Hはそれ
ぞれ異なる速度で走行している。競走馬Hはある地点か
ら徐々にから速度を上げて行きゴール地点Gを通過する
ものもあり、または楽走状態で走路トラック1を2,3
周回った後に、速度を上げてゴール地点Gを通過するも
のや、さらには楽走のままでトレーニングを終えること
もある等というように、個々の競走馬に合せたトレーニ
ングが行われる。ここで、200m毎の計測地点M1 〜
Mn 及びゴール地点Gからなる各計測位置に配置されて
いる引き金信号発生手段2は引き金信号を常時連続的に
送信する状態に保持されている。
【0022】競走馬Hが走行して計測位置を通過する時
に、当該の競走馬Hが携帯している固有番号発信器4の
受信用アンテナ10で引き金信号発生手段2から送信さ
れる引き金信号を受信される。このように受信用アンテ
ナ10から取り込まれた引き金信号は低周波増幅器11
で増幅されて、読み出し駆動部12に取り込まれる。そ
こで、この読み出し駆動部12からシフトレジスタ14
に読み出し信号が入力されて、固有番号記憶部13から
固有番号信号が読み出される。また、これと共に読み出
し駆動部12からの信号は高周波発振回路15にも入力
されて、この高周波発振回路15からの高周波信号が固
有番号信号の搬送信号として合成されて、出力回路17
から送信アンテナ18を介して信号受信手段3の受信用
アンテナ3aに向けて送信される。
に、当該の競走馬Hが携帯している固有番号発信器4の
受信用アンテナ10で引き金信号発生手段2から送信さ
れる引き金信号を受信される。このように受信用アンテ
ナ10から取り込まれた引き金信号は低周波増幅器11
で増幅されて、読み出し駆動部12に取り込まれる。そ
こで、この読み出し駆動部12からシフトレジスタ14
に読み出し信号が入力されて、固有番号記憶部13から
固有番号信号が読み出される。また、これと共に読み出
し駆動部12からの信号は高周波発振回路15にも入力
されて、この高周波発振回路15からの高周波信号が固
有番号信号の搬送信号として合成されて、出力回路17
から送信アンテナ18を介して信号受信手段3の受信用
アンテナ3aに向けて送信される。
【0023】当該の競走馬Hからの固有番号信号が信号
受信手段3の受信用アンテナ3aで受信されると、この
受信信号が計測処理部3bのCPU20に取り込まれ
る。そして、この信号取り込み時間がタイマ21から読
み出されると共に、固有番号読み取り部22によって、
固有番号が読み取られる。そして、これら固有番号と、
タイムと共に、計測位置識別部23から読み出された計
測位置識別データがメモリ24に記憶させる。そして、
これらメモリ24に記憶されているデータは、適宜読み
出されて、制御用パーソナルコンピュータ5に取り込ま
れる。そして、計測地点Mn 〜M1 を次々に通過する毎
に前述したと同様のデータの収集を行うことによって、
当該の競走馬Hのゴール地点Gから、各計測地点M1 ,
M2 ,M3,・・・の各ハロンのラップタイムを記録で
きるようになる。
受信手段3の受信用アンテナ3aで受信されると、この
受信信号が計測処理部3bのCPU20に取り込まれ
る。そして、この信号取り込み時間がタイマ21から読
み出されると共に、固有番号読み取り部22によって、
固有番号が読み取られる。そして、これら固有番号と、
タイムと共に、計測位置識別部23から読み出された計
測位置識別データがメモリ24に記憶させる。そして、
これらメモリ24に記憶されているデータは、適宜読み
出されて、制御用パーソナルコンピュータ5に取り込ま
れる。そして、計測地点Mn 〜M1 を次々に通過する毎
に前述したと同様のデータの収集を行うことによって、
当該の競走馬Hのゴール地点Gから、各計測地点M1 ,
M2 ,M3,・・・の各ハロンのラップタイムを記録で
きるようになる。
【0024】以上のように、競走馬Hが携帯する固有番
号発信器4は、この固有番号発信器4が引き金信号を受
信しない限り、信号を発信しないようになっているか
ら、消費電力を最小限に抑制できる。従って、小型の電
池であっても繰り返し長期間使用でき、かつ送信される
信号は微弱信号であることからも、固有番号発信器4は
小型で軽量なものに形成できる。従って、競走馬Hのゼ
ッケンや鞍等に容易に取り付けることができ、この固有
番号発信器4の携帯により競走馬Hが負担となるような
ことはない。
号発信器4は、この固有番号発信器4が引き金信号を受
信しない限り、信号を発信しないようになっているか
ら、消費電力を最小限に抑制できる。従って、小型の電
池であっても繰り返し長期間使用でき、かつ送信される
信号は微弱信号であることからも、固有番号発信器4は
小型で軽量なものに形成できる。従って、競走馬Hのゼ
ッケンや鞍等に容易に取り付けることができ、この固有
番号発信器4の携帯により競走馬Hが負担となるような
ことはない。
【0025】ところで、走路トラック1には多数の競走
馬がめいめいの速度で走行していることから、追い越し
があり、また何頭かが並走していることもある。従っ
て、複数の競走馬が同時に計測位置を通過することも多
々ある。この場合には、固有番号信号が重なり合って、
その識別を行えないこともある。このために、固有番号
発信器4が引き金信号を受信して、固有番号を発信する
際に、1回だけでなく、図5に示したように、複数回の
固有番号を発信する。そして、各々の固有番号発信器に
より発信タイミングをずらせるように、固有番号発信器
4の読み出し駆動回路12による読み出しタイミングを
設定しておけば良い。
馬がめいめいの速度で走行していることから、追い越し
があり、また何頭かが並走していることもある。従っ
て、複数の競走馬が同時に計測位置を通過することも多
々ある。この場合には、固有番号信号が重なり合って、
その識別を行えないこともある。このために、固有番号
発信器4が引き金信号を受信して、固有番号を発信する
際に、1回だけでなく、図5に示したように、複数回の
固有番号を発信する。そして、各々の固有番号発信器に
より発信タイミングをずらせるように、固有番号発信器
4の読み出し駆動回路12による読み出しタイミングを
設定しておけば良い。
【0026】これによって、図5に示したように、固有
番号信号Aと固有番号信号Bとが同時に発信されて、第
1回目の固有番号の読み取りが不能であったとしても、
2回目以降のいずれかの送信時に読み取りが可能とな
る。ここで、固有番号発信器4からの固有番号信号の周
波数を数十メガヘルツとすることによって、所定のタイ
ミングをもって5回乃至それ以上の固有番号信号を発信
しても、測定誤差が0.01秒以内に抑制できる。従っ
て、信号受信部3における計測処理部3bにおいいて、
そのCPU20で複数回受信した固有番号信号の平均時
間を演算することによって、当該の競走馬Hのタイムと
するように設定すれば良い。
番号信号Aと固有番号信号Bとが同時に発信されて、第
1回目の固有番号の読み取りが不能であったとしても、
2回目以降のいずれかの送信時に読み取りが可能とな
る。ここで、固有番号発信器4からの固有番号信号の周
波数を数十メガヘルツとすることによって、所定のタイ
ミングをもって5回乃至それ以上の固有番号信号を発信
しても、測定誤差が0.01秒以内に抑制できる。従っ
て、信号受信部3における計測処理部3bにおいいて、
そのCPU20で複数回受信した固有番号信号の平均時
間を演算することによって、当該の競走馬Hのタイムと
するように設定すれば良い。
【0027】ところで、競走馬Hの走行時における、所
謂心肺機能等の生体に関するデータを測定できれば、特
に、この種の測定データは、ラップタイムとリンクさせ
た状態で取得できれば、その競走馬Hの競走能力や、体
調等を知る上で極めて貴重な情報が得られる。このよう
に、競走馬Hの生体に関する測定データを、その走行ラ
ップタイムと共に取得するためには、競走馬Hに携帯さ
せるものとしては、図6に示したように、固有番号だけ
でなく、所定の測定データも送信できる構成とすれば良
い。
謂心肺機能等の生体に関するデータを測定できれば、特
に、この種の測定データは、ラップタイムとリンクさせ
た状態で取得できれば、その競走馬Hの競走能力や、体
調等を知る上で極めて貴重な情報が得られる。このよう
に、競走馬Hの生体に関する測定データを、その走行ラ
ップタイムと共に取得するためには、競走馬Hに携帯さ
せるものとしては、図6に示したように、固有番号だけ
でなく、所定の測定データも送信できる構成とすれば良
い。
【0028】同図において、固有番号発信器40は、引
き金信号を受信するための受信アンテナ41及び引き金
信号の周波数帯域の信号を増幅する低周波増幅回路42
を備えており、この低周波増幅回路42で受信した引き
金信号を分周カウンタ43で分周することによって、信
号を読み出すためのクロック信号を生成する。また、分
周カウンタ43には、ラッチ信号回路44が接続されて
おり、このラッチ信号回路44によってラッチ信号が生
成されるようになっている。一方、データ出力部とし
て、複数のシフトレジスタ45を並列に設けておく。
き金信号を受信するための受信アンテナ41及び引き金
信号の周波数帯域の信号を増幅する低周波増幅回路42
を備えており、この低周波増幅回路42で受信した引き
金信号を分周カウンタ43で分周することによって、信
号を読み出すためのクロック信号を生成する。また、分
周カウンタ43には、ラッチ信号回路44が接続されて
おり、このラッチ信号回路44によってラッチ信号が生
成されるようになっている。一方、データ出力部とし
て、複数のシフトレジスタ45を並列に設けておく。
【0029】これらのシフトレジスタ45は、並列入力
直列出力シフトレジスタで構成され、図示のものは4個
のシフトレジスタ45a〜45dを設けたものが示され
ている。第1のシフトレジスタ45aは、固有番号デー
タを出力するためのものであって、このシフトレジスタ
45aには固有番号記憶部46を接続しておく。また、
第2のシフトレジスタ45b及び第3のシフトレジスタ
45cは、2進カウンタ47,48に接続され、これら
各2進カウンタ47,48には入力端子47a,48a
と接続されて、外部からある種のデジタル信号のデータ
を取り込むことができるようになっている。さらに、第
4のシフトレジスタ45dは、A/Dコンバータ49が
接続されており、このA/Dコンバータ49には入力端
子49aが接続されている。従って、このA/Dコンバ
ータ49には、外部からある種のアナログ信号のデータ
を取りこめるようになっている。さらに、50は高周波
発振回路、51は出力回路、52は送信アンテナであ
る。
直列出力シフトレジスタで構成され、図示のものは4個
のシフトレジスタ45a〜45dを設けたものが示され
ている。第1のシフトレジスタ45aは、固有番号デー
タを出力するためのものであって、このシフトレジスタ
45aには固有番号記憶部46を接続しておく。また、
第2のシフトレジスタ45b及び第3のシフトレジスタ
45cは、2進カウンタ47,48に接続され、これら
各2進カウンタ47,48には入力端子47a,48a
と接続されて、外部からある種のデジタル信号のデータ
を取り込むことができるようになっている。さらに、第
4のシフトレジスタ45dは、A/Dコンバータ49が
接続されており、このA/Dコンバータ49には入力端
子49aが接続されている。従って、このA/Dコンバ
ータ49には、外部からある種のアナログ信号のデータ
を取りこめるようになっている。さらに、50は高周波
発振回路、51は出力回路、52は送信アンテナであ
る。
【0030】而して、競走馬Hが携帯している固有番号
発信器40に、この競走馬Hの生体データとして、例え
ば心拍数,呼吸数及び体温に関する測定データを固有番
号と共に送信することができる。このためには、心拍計
と、呼吸計と、体温計とを競走馬に取り付けておく。例
えば、心拍計としては、図7に示したように、競走馬H
の体外皮における心臓を囲むように、3つの電極T1 ,
T2 ,T3 を固着しておき、これら3つの電極のうちの
一つの電極T1 をアース電位となし、2点の電極T2 ,
T3 間の電位差を差動増幅器60により取り出して、信
号整形器61によってパルス信号となるように信号整形
を行う。そして、この信号整形器61に出力端子62を
設けて、この出力端子62を、例えば2進カウンタ47
の入力端子47aに接続しておく。なお、この心拍計の
うち、信号処理部を構成する差動増幅器及び信号整形器
は固有番号発信器に内蔵させ、電極T1 ,T2 ,T3 か
らなるセンサ部分をこの固有番号発信器に着脱可能に接
続するようにすることもできる。また、呼吸計は、図示
は省略するが、マイクロフォンを競走馬Hの胸部や首等
に取り付けておき、このマイクロフォンからの信号を処
理して、呼吸毎にパルス信号を発生させるものとすれば
良い。そして、この呼吸計は2進カウンタ48の入力端
子48aに接続するが、この呼吸計もその信号処理部も
固有番号発信器に内蔵させるようにしても良い。さら
に、体温計はサーミスタ等で構成したものを競走馬Hに
着用させておけば良い。ここで、体温計からの出力信号
は電圧等からなるアナログ信号であるために、A/Dコ
ンバータ49の入力端子49aに接続する。これら以外
でも、万歩計に用いられる加速度センサを着用させれ
ば、計測位置間の歩数も検出でき、この測定歩数を計測
位置間の距離で割り算すれば、歩幅も検出できる。
発信器40に、この競走馬Hの生体データとして、例え
ば心拍数,呼吸数及び体温に関する測定データを固有番
号と共に送信することができる。このためには、心拍計
と、呼吸計と、体温計とを競走馬に取り付けておく。例
えば、心拍計としては、図7に示したように、競走馬H
の体外皮における心臓を囲むように、3つの電極T1 ,
T2 ,T3 を固着しておき、これら3つの電極のうちの
一つの電極T1 をアース電位となし、2点の電極T2 ,
T3 間の電位差を差動増幅器60により取り出して、信
号整形器61によってパルス信号となるように信号整形
を行う。そして、この信号整形器61に出力端子62を
設けて、この出力端子62を、例えば2進カウンタ47
の入力端子47aに接続しておく。なお、この心拍計の
うち、信号処理部を構成する差動増幅器及び信号整形器
は固有番号発信器に内蔵させ、電極T1 ,T2 ,T3 か
らなるセンサ部分をこの固有番号発信器に着脱可能に接
続するようにすることもできる。また、呼吸計は、図示
は省略するが、マイクロフォンを競走馬Hの胸部や首等
に取り付けておき、このマイクロフォンからの信号を処
理して、呼吸毎にパルス信号を発生させるものとすれば
良い。そして、この呼吸計は2進カウンタ48の入力端
子48aに接続するが、この呼吸計もその信号処理部も
固有番号発信器に内蔵させるようにしても良い。さら
に、体温計はサーミスタ等で構成したものを競走馬Hに
着用させておけば良い。ここで、体温計からの出力信号
は電圧等からなるアナログ信号であるために、A/Dコ
ンバータ49の入力端子49aに接続する。これら以外
でも、万歩計に用いられる加速度センサを着用させれ
ば、計測位置間の歩数も検出でき、この測定歩数を計測
位置間の距離で割り算すれば、歩幅も検出できる。
【0031】以上のように構成することによって、競走
馬Hに心拍計,呼吸計及び体温計といった測定手段を取
り付け、これらを固有番号発信器40に接続した状態
で、走路トラック1に入れてトレーニングを行うと、こ
のトレーニングの間中、心拍計及び呼吸計からのパルス
がそれぞれ2進カウンタ47,48に取り込まれて、心
拍数及び呼吸数がカウントされる。また、体温計によっ
て、競走馬Hの体温が検出されて、逐次この検出信号は
A/Dコンバータ48に取り込まれる。
馬Hに心拍計,呼吸計及び体温計といった測定手段を取
り付け、これらを固有番号発信器40に接続した状態
で、走路トラック1に入れてトレーニングを行うと、こ
のトレーニングの間中、心拍計及び呼吸計からのパルス
がそれぞれ2進カウンタ47,48に取り込まれて、心
拍数及び呼吸数がカウントされる。また、体温計によっ
て、競走馬Hの体温が検出されて、逐次この検出信号は
A/Dコンバータ48に取り込まれる。
【0032】この状態で、競走馬Hが計測位置を通過す
る時に、引き金信号発生手段2からの引き金信号が固有
番号発信器40の受信用アンテナ41で受信される。こ
の引き金信号は低周波増幅回路42により増幅されて、
分周カウンタ43に送られて、この分周カウンタ43に
よりクロック信号が生成されると共に、ラッチ信号回路
44に送られて、ラッチ信号が生成される。そして、こ
のラッチ信号回路44からのラッチ信号はシフトレジス
タ45a〜45dに入力される。これによって、シフト
レジスタ45aにおいては、固有番号記憶部46からの
固有番号信号が、またシフトレジスタ45b,45cで
は、それぞれ2進カウンタ47,48における心拍数カ
ウント値及び呼吸数カウント値が、さらにシフトレジス
タ45dにおいては、A/Dコンバータ48から体温の
データが同時に読み出されて、それぞれラッチされる。
そして、分周カウンタ43からシフトレジスタ45a〜
45dに送られるクロック信号に基づいて、データが順
次時系列的に読み出されて、高周波発信回路50からの
信号と合成されて、所定の周波数信号として、出力回路
51から送信用アンテナ52から送信される。ここで、
以上の信号を繰り返し発信する場合には、図7に示した
ように、分周カウンタ43にリセット部53を設けて、
このリセット部53により設定されるリセット時間を信
号送信時間より所定の時間長く設定しておく。なお、こ
のリセット部53の抵抗とコンデンサの定数を個々の固
有番号発信器毎に変えることによって、図5に説明した
複数回における信号発信の周期を変えることができる。
る時に、引き金信号発生手段2からの引き金信号が固有
番号発信器40の受信用アンテナ41で受信される。こ
の引き金信号は低周波増幅回路42により増幅されて、
分周カウンタ43に送られて、この分周カウンタ43に
よりクロック信号が生成されると共に、ラッチ信号回路
44に送られて、ラッチ信号が生成される。そして、こ
のラッチ信号回路44からのラッチ信号はシフトレジス
タ45a〜45dに入力される。これによって、シフト
レジスタ45aにおいては、固有番号記憶部46からの
固有番号信号が、またシフトレジスタ45b,45cで
は、それぞれ2進カウンタ47,48における心拍数カ
ウント値及び呼吸数カウント値が、さらにシフトレジス
タ45dにおいては、A/Dコンバータ48から体温の
データが同時に読み出されて、それぞれラッチされる。
そして、分周カウンタ43からシフトレジスタ45a〜
45dに送られるクロック信号に基づいて、データが順
次時系列的に読み出されて、高周波発信回路50からの
信号と合成されて、所定の周波数信号として、出力回路
51から送信用アンテナ52から送信される。ここで、
以上の信号を繰り返し発信する場合には、図7に示した
ように、分周カウンタ43にリセット部53を設けて、
このリセット部53により設定されるリセット時間を信
号送信時間より所定の時間長く設定しておく。なお、こ
のリセット部53の抵抗とコンデンサの定数を個々の固
有番号発信器毎に変えることによって、図5に説明した
複数回における信号発信の周期を変えることができる。
【0033】以上のように、引き金信号発生部2が設け
られている計測位置を通過する時に、固有番号信号と、
それに加えて心拍数,呼吸数,体温等のデータを固有番
号発信器40で送信し、信号受信手段3の受信アンテナ
3aでこの信号を受信して、計測処理部3bに伝送され
た時に、この計数処理部3bにおけるCPU20で、取
り込んだ信号から固有番号だけを認識するのではなく、
心拍数,呼吸数及び体温に関するデータを識別して、所
定の演算処理を行った上で、メモリ24に取り込むこと
ができる。ここで、心拍数及び呼吸数はカウント値とし
て伝送されるから、当該の計測位置で信号が取り込まれ
た時に、前の計測位置での数から差し引けば、当該の計
測単位における心拍数及び呼吸数のデータが得られる。
られている計測位置を通過する時に、固有番号信号と、
それに加えて心拍数,呼吸数,体温等のデータを固有番
号発信器40で送信し、信号受信手段3の受信アンテナ
3aでこの信号を受信して、計測処理部3bに伝送され
た時に、この計数処理部3bにおけるCPU20で、取
り込んだ信号から固有番号だけを認識するのではなく、
心拍数,呼吸数及び体温に関するデータを識別して、所
定の演算処理を行った上で、メモリ24に取り込むこと
ができる。ここで、心拍数及び呼吸数はカウント値とし
て伝送されるから、当該の計測位置で信号が取り込まれ
た時に、前の計測位置での数から差し引けば、当該の計
測単位における心拍数及び呼吸数のデータが得られる。
【0034】以上のように、単に競走馬Hのラップタイ
ムだけでなく、このラップタイムにリンクさせて、心拍
数,呼吸数,体温等といった生体に関する測定データを
取得できるようになると、この種のデータを解析するこ
とによって、当該の競走馬Hの競走能力や身体状態等を
的確に把握できるようになる。特に、これらの記録を蓄
積しておけば、当該の競走馬Hについて、例えばどの程
度の瞬発力や持続力その他の能力を備えているか等の判
定を行うことができ、またトレーニングを実行するに当
って、どのような手順で行えば最も効率的なトレーニン
グを行うことができるか、等の判定を行うこともできる
ことから、以上のようなラップタイムとリンクさせた生
体に関するデータを得ることは極めて重要である。
ムだけでなく、このラップタイムにリンクさせて、心拍
数,呼吸数,体温等といった生体に関する測定データを
取得できるようになると、この種のデータを解析するこ
とによって、当該の競走馬Hの競走能力や身体状態等を
的確に把握できるようになる。特に、これらの記録を蓄
積しておけば、当該の競走馬Hについて、例えばどの程
度の瞬発力や持続力その他の能力を備えているか等の判
定を行うことができ、またトレーニングを実行するに当
って、どのような手順で行えば最も効率的なトレーニン
グを行うことができるか、等の判定を行うこともできる
ことから、以上のようなラップタイムとリンクさせた生
体に関するデータを得ることは極めて重要である。
【0035】次に、図8乃至図10は本発明の第2の実
施例を示すものであって、本実施例においては、走行体
である競走馬Hにデータ収録器70を携帯させて、この
データ収録器70によりラップタイムを検出すると共
に、生体データとして、心拍数,呼吸数及び体温に関す
る測定データの検出を行うようにしている。そして、各
計測位置には、引き金信号発生手段71が設けられる
が、この引き金信号発生手段71は、単に引き金信号を
送信するだけでなく、当該の計測位置のコード信号も送
信されるようになっている。
施例を示すものであって、本実施例においては、走行体
である競走馬Hにデータ収録器70を携帯させて、この
データ収録器70によりラップタイムを検出すると共
に、生体データとして、心拍数,呼吸数及び体温に関す
る測定データの検出を行うようにしている。そして、各
計測位置には、引き金信号発生手段71が設けられる
が、この引き金信号発生手段71は、単に引き金信号を
送信するだけでなく、当該の計測位置のコード信号も送
信されるようになっている。
【0036】従って、引き金信号発生手段71は、図8
に示したように、引き金信号を生成する信号発振器72
に加えて、当該の位置コード信号を設定する位置コード
設定器73を備え、この位置コード設定器73から出力
される位置コード信号は、シフトレジスタ74を介して
読み出され、出力回路75において、信号発振器72か
ら出力される搬送波に搬送させて、ループアンテナから
なる送信アンテナ76から位置コードを含む引き金信号
を送信するようになされている。この送信信号として
は、例えば300kHz程度の周波数の微弱電波とし
て、位置コード信号をこの周波数の搬送波に搬送され
て、繰り返し送信されるようになっている。
に示したように、引き金信号を生成する信号発振器72
に加えて、当該の位置コード信号を設定する位置コード
設定器73を備え、この位置コード設定器73から出力
される位置コード信号は、シフトレジスタ74を介して
読み出され、出力回路75において、信号発振器72か
ら出力される搬送波に搬送させて、ループアンテナから
なる送信アンテナ76から位置コードを含む引き金信号
を送信するようになされている。この送信信号として
は、例えば300kHz程度の周波数の微弱電波とし
て、位置コード信号をこの周波数の搬送波に搬送され
て、繰り返し送信されるようになっている。
【0037】競走馬Hが携帯するデータ収録器70は、
図9に示したように、受信アンテナ77を有し、この受
信アンテナ77は、引き金信号発生手段71のように無
線送信される場合には、この引き金信号発生手段71か
らの位置コード信号を含む引き金信号を受信するもので
あり、また引き金信号発生手段として、磁石や超音波を
用いる場合には、磁気センサ,超音波センサで構成され
る。受信アンテナ77で受信された信号は、増幅器78
により増幅されて、検波器79で検波することによっ
て、位置コード信号を認識できるようになっている。ま
た、データ収録器70には、クロック発振器80を有
し、このクロック発振器80はタイマとして機能するも
のであり、このクロック発振器80からのクロック信号
はタイマカウンタ81に入力されて、時間の計測が行わ
れるようになっている。
図9に示したように、受信アンテナ77を有し、この受
信アンテナ77は、引き金信号発生手段71のように無
線送信される場合には、この引き金信号発生手段71か
らの位置コード信号を含む引き金信号を受信するもので
あり、また引き金信号発生手段として、磁石や超音波を
用いる場合には、磁気センサ,超音波センサで構成され
る。受信アンテナ77で受信された信号は、増幅器78
により増幅されて、検波器79で検波することによっ
て、位置コード信号を認識できるようになっている。ま
た、データ収録器70には、クロック発振器80を有
し、このクロック発振器80はタイマとして機能するも
のであり、このクロック発振器80からのクロック信号
はタイマカウンタ81に入力されて、時間の計測が行わ
れるようになっている。
【0038】データ収録器70には、さらに図7に示し
た心拍計82や、呼吸計83及び体温計84からなる測
定手段が接続されており、これらの測定手段のうち、心
拍計82及び呼吸計83はシュミット回路85,86が
接続されており、体温計84には信号増幅器87が接続
されている。そして、シュミット回路85,86には、
それぞれカウンタ88,89が接続されて、それぞれ心
拍数,呼吸数を計数するようになっている。また、体温
計84に接続した信号増幅器87には、A/D変換器9
0が接続されており、このA/D変換器90によって、
競走馬Hの体温測定データをデジタル信号に変換するよ
うになっている。
た心拍計82や、呼吸計83及び体温計84からなる測
定手段が接続されており、これらの測定手段のうち、心
拍計82及び呼吸計83はシュミット回路85,86が
接続されており、体温計84には信号増幅器87が接続
されている。そして、シュミット回路85,86には、
それぞれカウンタ88,89が接続されて、それぞれ心
拍数,呼吸数を計数するようになっている。また、体温
計84に接続した信号増幅器87には、A/D変換器9
0が接続されており、このA/D変換器90によって、
競走馬Hの体温測定データをデジタル信号に変換するよ
うになっている。
【0039】以上のようにして、データ収録器70で
は、検波器79により検出された通過測定位置について
の位置データと、タイマカウンタ81で検出する時間に
関するデータ及びカウンタ88によりカウントされた心
拍数データ,カウンタ89でカウントされた呼吸数デー
タ及びA/D変換器90によりデジタル信号化された体
温測定データは、受信アンテナ77で引き金信号を受信
した時に、読み出されるようになっており、このために
これら検波器79,タイマカウンタ81,カウンタ8
8,89及びA/D変換器90には、それぞれ並列入力
直列出力シフトレジスタからなるシフトレジスタ91〜
95が接続されている。受信アンテナ77に接続した増
幅器78には、スイッチ付きの分周器96が接続されて
おり、受信アンテナ77で引き金信号が受信されると、
この分周器96のスイッチが作動して、この分周器96
から各シフトレジスタ91〜95に読み出し駆動信号が
入力されるようになる。この読み出し駆動信号によっ
て、検波器79から位置データが、またタイマカウンタ
81,カウンタ88,89及びA/D変換器90から、
その時点での時間,心拍数データ,呼吸数データ及び体
温データがそれぞれ各シフトレジスタ91〜95に読み
出される。そして、分周器96はクロック発振器80か
らのクロック信号を分周して、所定の駆動信号を生成す
るようになっており、この駆動信号がシフトレジスタ9
1〜95に入力されて、順次各データが順次読み出され
るようになっている。そして、以上のデータは、EEP
ROM等の記憶素子やRAM等からなる記憶部97に記
憶されるようになっている。
は、検波器79により検出された通過測定位置について
の位置データと、タイマカウンタ81で検出する時間に
関するデータ及びカウンタ88によりカウントされた心
拍数データ,カウンタ89でカウントされた呼吸数デー
タ及びA/D変換器90によりデジタル信号化された体
温測定データは、受信アンテナ77で引き金信号を受信
した時に、読み出されるようになっており、このために
これら検波器79,タイマカウンタ81,カウンタ8
8,89及びA/D変換器90には、それぞれ並列入力
直列出力シフトレジスタからなるシフトレジスタ91〜
95が接続されている。受信アンテナ77に接続した増
幅器78には、スイッチ付きの分周器96が接続されて
おり、受信アンテナ77で引き金信号が受信されると、
この分周器96のスイッチが作動して、この分周器96
から各シフトレジスタ91〜95に読み出し駆動信号が
入力されるようになる。この読み出し駆動信号によっ
て、検波器79から位置データが、またタイマカウンタ
81,カウンタ88,89及びA/D変換器90から、
その時点での時間,心拍数データ,呼吸数データ及び体
温データがそれぞれ各シフトレジスタ91〜95に読み
出される。そして、分周器96はクロック発振器80か
らのクロック信号を分周して、所定の駆動信号を生成す
るようになっており、この駆動信号がシフトレジスタ9
1〜95に入力されて、順次各データが順次読み出され
るようになっている。そして、以上のデータは、EEP
ROM等の記憶素子やRAM等からなる記憶部97に記
憶されるようになっている。
【0040】以上のように、競走馬Hが各計測位置を通
過する毎に、それぞれ位置データ,通過時間,心拍数デ
ータ,呼吸数データ及び体温データが取得されて、順次
記憶部97に記憶されるようになっている。そして、競
走馬Hの調教が終了すると、データ収録器70が取り出
され、図10に示したように、データ読取器98を介し
てパーソナルコンピュータ99に転送されて、このパー
ソナルコンピュータ99によりデータを集計し、編集す
ることによって、例えばゴールからの各ハロン毎のラッ
プタイム表や、ラップ毎の心拍数表及び呼吸表や、全体
の運動量を示す運動量表、さらには調教中の体温の変化
に関する体温変化表等を作成でき、これらの表をプリン
タ100によりプリントアウトすることができる。
過する毎に、それぞれ位置データ,通過時間,心拍数デ
ータ,呼吸数データ及び体温データが取得されて、順次
記憶部97に記憶されるようになっている。そして、競
走馬Hの調教が終了すると、データ収録器70が取り出
され、図10に示したように、データ読取器98を介し
てパーソナルコンピュータ99に転送されて、このパー
ソナルコンピュータ99によりデータを集計し、編集す
ることによって、例えばゴールからの各ハロン毎のラッ
プタイム表や、ラップ毎の心拍数表及び呼吸表や、全体
の運動量を示す運動量表、さらには調教中の体温の変化
に関する体温変化表等を作成でき、これらの表をプリン
タ100によりプリントアウトすることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、走行体
に固有番号発信器を携帯させて、走路に沿って所定の距
離間隔毎に計測位置毎に設けた引き金信号発生手段から
の引き金信号に基づいて、固有番号発信器から、少なく
とも固有番号を送信して、信号受信手段で受信させて、
少なくともラップタイムを計測するように構成したの
で、走行体の走行時におけるラップタイム等のデータを
自動的に、正確かつ確実に計時できる等の効果を奏す
る。
に固有番号発信器を携帯させて、走路に沿って所定の距
離間隔毎に計測位置毎に設けた引き金信号発生手段から
の引き金信号に基づいて、固有番号発信器から、少なく
とも固有番号を送信して、信号受信手段で受信させて、
少なくともラップタイムを計測するように構成したの
で、走行体の走行時におけるラップタイム等のデータを
自動的に、正確かつ確実に計時できる等の効果を奏す
る。
【図1】本発明の第1の実施例のラップタイム計測装置
の全体を示す概略図である。
の全体を示す概略図である。
【図2】測定位置の構成説明図である。
【図3】固有番号発信器の回路構成図である。
【図4】信号受信手段の回路構成図である。
【図5】固有番号受信手段の受信信号の信号受信タイミ
ングを示す線図である。
ングを示す線図である。
【図6】固有番号以外のデータも送信できるようにした
固有番号発信器の回路構成図である。
固有番号発信器の回路構成図である。
【図7】生体データとして、心拍数を測定するための心
拍計の概略構成図である。
拍計の概略構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すラップタイム計測
装置の引き金信号発生手段の回路構成図である。
装置の引き金信号発生手段の回路構成図である。
【図9】データ収録器の回路構成図である。
【図10】コンピュータ機構の回路構成図である。
1 走路トラック 2,71 引き金信号発
生手段 3 信号受信手段 4,40 固有番号発信
器 5 制御用パーソナルコンピュータ 10,41,
77 受信用アンテナ 12 読み出し駆動回路 13,46
固有番号記憶部 14,45a〜45d,91〜95 シフトレジスタ 17,52,76 送信アンテナ 20 CPU
21 タイマ 22 固有番号読み出し部 23 計測位
置識別部 70 データ収録器 79 検波器 80
クロック発振器 81 タイマカウンタ 82 心拍計 83
呼吸計 84 体温計 96 分周器 H 競走馬 G ゴール地点 M1 〜Mn
計測地点
生手段 3 信号受信手段 4,40 固有番号発信
器 5 制御用パーソナルコンピュータ 10,41,
77 受信用アンテナ 12 読み出し駆動回路 13,46
固有番号記憶部 14,45a〜45d,91〜95 シフトレジスタ 17,52,76 送信アンテナ 20 CPU
21 タイマ 22 固有番号読み出し部 23 計測位
置識別部 70 データ収録器 79 検波器 80
クロック発振器 81 タイマカウンタ 82 心拍計 83
呼吸計 84 体温計 96 分周器 H 競走馬 G ゴール地点 M1 〜Mn
計測地点
Claims (9)
- 【請求項1】 走路に沿って所定の距離間隔毎に計測位
置を設け、各計測位置を通過する走行体のラップタイム
を計測するものにおいて、前記各計測位置にはそれぞれ
引き金信号発生手段を設け、これら各計測位置を走行体
が通過する時に、その引き金信号発生手段の受信時間と
当該の計測位置の位置識別信号とからなる測定手段とを
有し、この測定手段によって、走行体の所定距離間隔毎
のラップタイムを計測する構成としたことを特徴とする
ラップタイム計測装置。 - 【請求項2】 前記走行体に固有番号発信器を携帯させ
て走行させ、また各計測位置には、前記引き金信号発生
手段と共に、測定手段としての信号受信手段を配置し、
前記走行体が各計測位置を通過する際に、この固有番号
発信器が引き金信号発生手段からの引き金信号を受信し
て、この固有番号発信器から固有番号信号を送信して、
信号受信手段に受信させて、この受信固有番号信号と、
その受信時間と、当該の計測位置の位置識別信号とか
ら、走行体の所定距離間隔毎のラップタイムを計測する
構成としたことを特徴とする請求項1記載のラップタイ
ム計測装置。 - 【請求項3】 前記固有番号発信器には、前記固有番号
信号の発信部に加えて、1または複数の測定データを送
信するデータ発信部とを備えたものとなし、また走行体
に走行機能に関するデータを取得するための測定手段を
着用させ、この測定手段を固有番号発信器に接続して、
この引き金信号発信手段からの引き金信号に基づいて、
固有番号信号及び測定データを時系列的に送信するよう
にしたことを特徴とする請求項2記載のラップタイム計
測装置。 - 【請求項4】 前記固有番号発信器は、数乃至数百メガ
ヘルツの帯域の固有番号信号を発信するように構成した
ことを特徴とする請求項2記載のラップタイム計測装
置。 - 【請求項5】 前記固有番号発信器は、所定の時間間隔
毎に固有番号信号を複数回発信するものであり、この発
信時間間隔は各固有番号発信器に応じて変えることがで
きるものとしたことを特徴とする請求項2記載のラップ
タイム計測装置。 - 【請求項6】 前記引き金信号発生手段は、引き金信号
と共に位置コード信号を送信するものであり、また前記
走行体には、この引き金信号及び位置コード信号を受信
する信号受信部及び時間計測部と、この信号受信部で受
信した位置コード及びその受信時の時間に関するデータ
とを記憶する記憶部を備えた測定手段としてのデータ収
録器を携帯させる構成としたことを特徴とする請求項1
記載のラップタイム計測装置。 - 【請求項7】 前記走行体には、その走行機能に関する
データを取得するための測定手段を着用させ、これらの
測定手段を前記データ収録器に接続して、それぞれの測
定データを位置コード及びその受信時の時間に関するデ
ータと共に記憶手段に記憶させる構成としたことを特徴
とする請求項6記載のラップタイム計測装置。 - 【請求項8】 前記走行体が生体である場合に、前記測
定手段は、少なくとも心拍数,呼吸数,歩幅,体温のい
ずれかであることを特徴とする請求項3または請求項7
記載のラップタイム計測装置。 - 【請求項9】 前記引き金信号発生手段は、低周波の電
波を発信するアンテナ,超音波発振器または電磁石のい
ずれかであることを特徴とする請求項2または請求項6
記載のラップタイム計測装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30948394A JPH08160167A (ja) | 1994-10-04 | 1994-11-21 | ラップタイム計測装置 |
US08/561,580 US5737280A (en) | 1994-11-21 | 1995-11-21 | Clocking system for measuring running speeds of track runners |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26325094 | 1994-10-04 | ||
JP6-263250 | 1994-10-04 | ||
JP30948394A JPH08160167A (ja) | 1994-10-04 | 1994-11-21 | ラップタイム計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160167A true JPH08160167A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=26545933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30948394A Pending JPH08160167A (ja) | 1994-10-04 | 1994-11-21 | ラップタイム計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160167A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048399A (ja) | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Matrix:Kk | 動態管理システム、受信器および動態管理方法 |
JP2007102285A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Seiko Precision Inc | 競技用計時システム、無線機器、および、タイム送信方法 |
EP1846128A1 (en) * | 2004-12-22 | 2007-10-24 | Cfph, L.L.C. | System and method for gaming based upon intermediate points in a race event |
JP2009532786A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-10 | グラント フレイザー、マイケル | 賭けシステムおよび方法 |
JP4797116B1 (ja) * | 2010-12-14 | 2011-10-19 | 株式会社日立製作所 | 通過タイム計測装置、システムおよび方法 |
US8246432B2 (en) | 2008-01-28 | 2012-08-21 | Cfph, Llc | Electronic gaming based on intermediate points in an event |
US8246431B2 (en) | 2004-06-28 | 2012-08-21 | Cfph, Llc | Bet matrix for entering bets regarding intermediate points in a race event |
US8491366B2 (en) | 2004-06-28 | 2013-07-23 | Cfph, Llc | Bets regarding ranges of times at intermediate points in a race |
US11030859B2 (en) | 2004-06-28 | 2021-06-08 | Cfph, Llc | System and method for gaming based upon intermediate points in a race event |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP30948394A patent/JPH08160167A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8491366B2 (en) | 2004-06-28 | 2013-07-23 | Cfph, Llc | Bets regarding ranges of times at intermediate points in a race |
US8246431B2 (en) | 2004-06-28 | 2012-08-21 | Cfph, Llc | Bet matrix for entering bets regarding intermediate points in a race event |
US10515515B2 (en) | 2004-06-28 | 2019-12-24 | Cfph, Llc | Bets regarding intermediate points in a race event using fractional timing |
US8777709B2 (en) | 2004-06-28 | 2014-07-15 | Cfph, Llc | Wagering on intermediate points of a race event |
US11030859B2 (en) | 2004-06-28 | 2021-06-08 | Cfph, Llc | System and method for gaming based upon intermediate points in a race event |
US11189135B2 (en) | 2004-06-28 | 2021-11-30 | Cfph, Llc | System and method for providing bets regarding intermediate points in a race event using fractional timing |
US10311678B2 (en) | 2004-06-28 | 2019-06-04 | Cfph, Llc | Wagering on intermediate points of a race event |
US8192262B2 (en) | 2004-06-28 | 2012-06-05 | Cfph, Llc | Gaming based upon intermediate points in a race event |
US8500529B2 (en) | 2004-06-28 | 2013-08-06 | Cfph, Llc | Bets regarding intermediate points in a race |
JP2006048399A (ja) | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Matrix:Kk | 動態管理システム、受信器および動態管理方法 |
EP1846128A4 (en) * | 2004-12-22 | 2010-10-20 | Cfph Llc | SYSTEM AND TECHNIQUE FOR PLAY BASED ON INTERMEDIATE POINTS IN A RACE |
EP1846128A1 (en) * | 2004-12-22 | 2007-10-24 | Cfph, L.L.C. | System and method for gaming based upon intermediate points in a race event |
JP2007102285A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Seiko Precision Inc | 競技用計時システム、無線機器、および、タイム送信方法 |
JP2009532786A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-10 | グラント フレイザー、マイケル | 賭けシステムおよび方法 |
US10482716B2 (en) | 2008-01-28 | 2019-11-19 | Cfph, Llc | Electronic gaming based on intermediate points in an event |
US9875619B2 (en) | 2008-01-28 | 2018-01-23 | Cfph, Llc | Electronic gaming based on intermediate points in an event |
US9492735B2 (en) | 2008-01-28 | 2016-11-15 | Cfph, Llc | Electronic gaming based on intermediate points in an event |
US10964170B2 (en) | 2008-01-28 | 2021-03-30 | Cfph, Llc | System and method for gaming based upon intermediate points in a race event |
US8246432B2 (en) | 2008-01-28 | 2012-08-21 | Cfph, Llc | Electronic gaming based on intermediate points in an event |
JP4797116B1 (ja) * | 2010-12-14 | 2011-10-19 | 株式会社日立製作所 | 通過タイム計測装置、システムおよび方法 |
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