JPH08159422A - 冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナ - Google Patents

冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナ

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JPH08159422A
JPH08159422A JP33155094A JP33155094A JPH08159422A JP H08159422 A JPH08159422 A JP H08159422A JP 33155094 A JP33155094 A JP 33155094A JP 33155094 A JP33155094 A JP 33155094A JP H08159422 A JPH08159422 A JP H08159422A
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burner
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は加熱時間が短縮し、ガス使用量を減
少させ経済的である。また従来の如き風速や天候によっ
てガス圧接作業が中断されず、工期の遅れが減少し、工
期管理が容易になる。更に誰が行っても簡単で確固に接
合出来ると共にリングバ−ナの往復移動が不要となって
ガス圧接装置自体を簡略化できる。 【構成】 従来のガス圧接用リングバ−ナのノズル2を
鋼材の軸方向に対しても多数列に配設させ、且つ各ノズ
ル2を冷却するための循環水路系B具備されたものと成
す。またノズル2を筒体3に千鳥状に設置させると良
い。更に各ノズル2周囲と各筒体3全体及び環体1を覆
うと共に前記開口1a部を確保した略環状のカバ−体5と
その上下面に蓋体9,9'を固着させて、鋼材の接合部分
を囲う構造と成しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築現場で2本の鉄筋用
線材や鋼棒等の鋼材を接合するために、該鋼材の突合せ
部分を加熱させてガス圧接が行われる際に用いるガス圧
接用リングバ−ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のガス圧接用リングバ−ナを
示した図であり、この構造は、鋼材の出入自在な開口部
(1a)を有する環体(1)の内周側面に、適宜所要数の
ノズル(2)を鋼材に向けて等間隔に設けたものであ
る。前記リングバ−ナ(A')を使用してガス圧接作業
が行われる際、先ず2本の鋼材の接合部分を均一に加熱
加圧して膨らみが形成されるように、且つ鋼材の外周面
及び接合部分の外周面に均一にノズル(2)からの火炎
が当るようにして十分な接合強度を得る必要がある。こ
のため、ノズル(2)全体を図10に示す如く鋼材(1
1),(11')の焼幅(加熱範囲)に於いて上下に移動さ
せ、前記ノズル(2)からの火炎(2a)によって均一に
加熱されるように周期的に往復移動させなければならな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
ングバ−ナ(A')の往復移動を手作業で行う場合に
は、ガス圧接作業者が手動でリングバ−ナ(A')を鋼
材(11),(11')の接合部分に沿って往復移動させて接
合部分を均一に加熱しなければならず、接合部分を均一
に加熱するためにノズル(2)の移動は中間では早く、
両端では遅くさせる必要があり、更には屋外作業時の風
速が大きく影響されると共に気温や鋼材(11),(11')
の形状及び外径などによって変化するために、加熱時間
を調節しなければならず、ガス圧接作業者の熟練と勘に
よるところが多く、且つ外的環境の影響を受け易いの
で、ガス圧接の接合強度の安定化が難しく、熟練技術に
よりガス圧接強度が大きく影響する等の欠点があった。
尚、前記鋼材(11),(11')の外径が太くなるに従って
高度のガス圧接技術が必要となり、素人が接合強度を向
上させることは極めて困難であった。
【0004】また熟練したガス圧接技術がない素人でも
容易にできると共にガス圧接継手の信頼性を著しく高め
ることが出来る自動ガス圧接機があるが、これには2本
の鋼材の突合せ端部を加熱するリングバ−ナ(A')
と、そのリングバ−ナ(A')を往復揺動させる往復移
動手段と、2本の鋼材を加圧する加圧手段と、接合する
2本の鋼材をそれぞれ挾持する挾持部材と、駆動源とが
少なくとも必要であり、これについても本発明者が種々
の提案をしたところである。しかしながら2本の鋼材を
加熱して柔らかくなると、加圧手段によって、該2本の
鋼材の接合部にだんご状の膨らみ部が形成されて2本の
鋼材を接合するが、その接合部分が移動するのに伴って
リングバ−ナ(A')が接合部分の移動に追従できず、
常に鋼材の接合部分をリングバ−ナ(A')で焙ること
が不可能であった。
【0005】このため、本発明者が提案した実公昭57
−24460号「自動ガス圧接機におけるバ−ナ位置修
正装置」などがある。これはリングバ−ナ(A')のバ
−ナ位置修正装置と、バ−ナ往復揺動幅調節用ストッパ
−機構とを備えたもので、2本の鋼材の接合部分が移動
するのに伴ってリングバ−ナ(A')も自動的に追従
し、常に鋼材の接合部分をリングバ−ナ(A')で焙る
ことが出来るようにしたものである。しかしながら前記
自動ガス圧接機は高価であり、且つ大掛かりなものであ
った。その上、適正条件でガス圧接作業を行うには、屋
外作業時の風速が大きく影響され、加えて冬と夏の気温
の変化によっても上昇温度時間が異なり、更には作業条
件、ガス装置,火炎の性能,鉄筋形状等によっても異な
り、設定時間の再調節が必要であり、安定した接合部を
得るためには多くの問題が残るのが現状であった。
【0006】尚、従来のリングバ−ナ(A')に於い
て、多数列のノズル(2)を配設させると、ノズル
(2)が加熱されて逆火(本発明において火炎が火口か
ら環体内部に入ることを言う)を生じるために、多数列
のノズル(2)が配設されたリングバ−ナ(A)の実用
化する発想はなく、本発明者によって平成6年11月3
0日に特許願「ガス圧接用リングバ−ナ」を提案したと
ころである。尚、一般にガス圧接作業を行う際、風速が
4m/sec以上になると炎が乱れて危険になるため、日本
圧接協会のガス圧接標準使用によって、作業が禁止され
ており、作業することが出来なかった。また、雨が降っ
ても作業することが出来ず、作業の中断となり、工期管
理が大変であった。
【0007】本発明は圧接作業の熟練技術を必要とせ
ず、誰が行っても簡単で確固に接合出来ると共にリング
バ−ナの往復移動が不要となってガス圧接装置自体を簡
略化できる冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナを
提供することを目的とするにある。
【0008】本発明の他の目的として、加熱効率を著し
く向上させると共に風速が4m/sec以上になった場合や
雨が降った場合であってもガス圧接作業が続行して行え
る冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は成されたものであり、つまり、従来のガス
圧接用リングバ−ナのノズルを鋼材の軸方向に対しても
多数列に配設させ、且つ各ノズルを冷却するための循環
水路系が具備されたものと成す。又、前記鋼材の軸方
向、つまり焼幅(加熱範囲)に対して、筒体を環体の上
面に多数本立設すると共に該環体と連通させ、且つ前記
筒体には適宜所定数のノズルを前記鋼材の軸心上に向け
て設ける。この時、該ノズルの位置を千鳥状に設置させ
ても良い。また前記循環水路系が、各ノズル周囲と各筒
体全体及び環体を覆うと共に前記開口部を確保した略環
状のカバ−体と、該カバ−体の外周部に設けた給水口と
排水口と、前記カバ−体の内部に設けて循環水路が形成
される仕切部材と、前記カバ−体の上下面に固着して内
部が密閉される蓋体とから成すと共にそれらを一体成形
しても良く、前記筒体と環体だけを一体成型しても良
い。更に断面が略C字状の2重壁から成すカバ−体と、
その内部で且つ下部に内蔵した環体と、カバ−体の外周
に設けた給水口,排水口,ジョイントと、カバ−体の上
下面に設けて内部を密閉させる蓋体とを一体成形しても
良い。尚、接合部分を囲って効率良く加熱するために前
記蓋体の内側に断熱材が設けられても良い。又、本発明
で言う略C字状とは、鋼材の出入用開口部を欠いた円形
なものを示す。
【0010】
【作用】次に本発明の作用について説明する。予め接合
する2本の鋼材(11),(11')を、図示しない挾持部材
によって支持させておく。先ず鋼材(11),(11')の接
合位置へ、環体(1)の開口部(1a)を入れてリングバ
−ナ(A)の加熱位置を決める。そして点火する。この
際、先ず図示しない開閉弁を開き点火した後、炎を調節
することにより、環体(1)の内周側面に等間隔で設け
た多数のノズル(2)からは、鋼材(11),(11')の中
心に向けて火炎(2a)が広がり、鋼材(11),(11')の
焼幅全体に対して図3に示すように同時に加熱されるの
である。そして、この火炎(2a)は図4(a)に示すよ
うに鋼材(11),(11')の軸心上に向けて焙られるので
ある。又、筒体(3)に配設した多数のノズル(2)の
位置関係が千鳥状になると、図4(b)のように鋼材
(11),(11')の軸心上に向けて焙られ、前記図4
(a)の時よりも鋼材(11),(11')の表面に対してよ
り均一に焙ることが可能となり、加熱効率が向上するの
である。
【0011】次に冷却水が循環水路系(B)を循環し
て、各ノズル(2)の逆火を防止する作用について説明
する。図示しない供給水栓を開くと、冷却水が図5に示
すように給水口(6)からカバ−体(5)内部下方へ給
水され、図中の矢印の如く下方から上方の内部に流れ、
更に上方内部から下方内部へと流れて排水口(7)から
排出される。この時、循環する冷却水によって強制的に
各ノズル(2)の周囲の熱を奪って冷却し、異常加熱を
積極的に防止するので、逆火の発生が殆どなくなるので
ある(図8参照)。尚、図8の図中の実線矢印は冷却水
の循環状態を、点線矢印はガスの噴出状態を示す。
【0012】更に蓋体(9),(9')によって鋼材(1
1),(11')の接合部が図3に示すように囲まれるた
め、従来、ガス圧接作業が困難であった状態、例えば風
速が4m/sec以上或いは雨降りの時などに於いても、作
業することができ、作業効率が著しく向上すると共に前
記接合部の酸化が遅延し酸化防止の役目も果たす。また
加熱時間が短縮するので、ガス使用量が減少し経済的で
ある。尚、雨天の時には接合方向が水平な鋼材(11),
(11')のガス圧接作業を行うと良い。
【0013】前記2本の鋼材(11),(11')が加熱され
て柔らかくなると、図示しない加圧手段によって、該2
本の鋼材(11),(11')の接合部がだんご状に膨らみ、
更にその膨らみ部を所定時間加熱することで、2本の鋼
材(11),(11')が接合されるのである。接合後、前記
開閉弁を閉じて消火する。そして、環体(1)を2本の
鋼材(11),(11')から外せば、圧接作業が完了するの
である。尚、本発明のリングバ−ナ(A)を使用した場
合の作業時間は、従来よりも非常に短縮することが出来
る。更に従来の如きリングバ−ナ(A')を確実に往復
揺動させる装置が不要であり、且つリングバ−ナ
(A')の往復揺動の規制する装置も不要となる。
【0014】
【実施例】図1,2は本発明の実施例を示す図であり、
これに基づき説明する。(1)は鋼材(11),(11')の
周囲を囲い且つ鋼材(11),(11')の出入自在な開口部
(1a)を有した環体であり、該環体(1)には銅管又は
真鍮管などが用いられる。(2)は環体(1)と連通す
る適宜所要数のノズルである。(3)は環体(1)の上
面に適宜所要本数立設させると共に焼幅(加熱範囲)が
確保される長さを有した銅製の筒体であり、この筒体
(3)には適宜所定数のノズル(2)を前記鋼材(1
1),(11')の軸心上に向けて多数列配設している。
又、前記筒体(3)に配設したノズル(2)位置は、図
1に示すように隣同志の筒体(3)に対し、同じように
配設させたもの以外に千鳥状に配設しても良い(図6参
照)。尚、前記鋼材(11),(11')の焼幅は、一般に直
径の1.5〜2倍の幅が良好である。又、前記環体(1)
の大きさや、それに取付けた筒体(3)の長さ及びそれ
に配設したノズル(2)の数などは、鋼材(11),(1
1')によって異なるので、それぞれ専用のリングバ−ナ
(A)を用意する。尚、図6に示す如く筒体(3)と環
体(1)とがダイカストで一体成型されたものを使用し
ても良い。(4)は環体(1)の外周側面に取付けたジ
ョイントである。
【0015】(5)は各ノズル(2)周囲と各筒体
(3)全体及び環体(1)を覆うと共に前記開口部(1
a)を確保した略環状のカバ−体であり、該カバ−体
(5)は断面が略C字状の2重壁から成すと共に鋼材
(11),(11')の焼幅(加熱範囲)よりも長い高さを有
している。又、前記カバ−体(5)の内周部にはノズル
(2)を取付けるために挿入すると共にその先端が突出
するためのノズル用孔(5a)が前記ノズル(2)の数量
に合わせて穿設されている。(6)はカバ−体(5)の
外周部に設けた給水口であり、(7)はカバ−体(5)
の外周部に設けた排水口である。(8)はカバ−体
(5)の内部に設けて循環水路系(B)が形成されるた
めの銅板或いはステンレス板の仕切部材であり、該仕切
部材(8)には、前記カバ−体(5)の略C字状の2重
壁内部に嵌入する略C字状に形成し且つその長さは両端
に冷却水用の水路と成る隙間が出来るようにカバ−体
(5)よりも短い長さを有した曲板(81)と、該曲板
(81)の略中央下方に垂下して固着する区画板(82)と
があり、前記曲板(81)には各筒体(3)を挿入する穴
が多数穿設されている。(9),(9')は略C字状に形
成した銅板の蓋体であり、該蓋体(9),(9')はカバ
−体(5)の上下面に固着させてカバ−体(5)の内部
を密閉する。又、蓋体(9),(9')の内径は鋼材(1
1),(11')の外径よりも若干大きくし、接合部の両側
を覆うようにすると良い。(10)は蓋体(9),(9')
の内側に設けた石綿或いは超耐熱無機質繊維などで形成
された断熱材である。
【0016】図7,8は本発明の別実施例を示す図であ
り、これは前記実施例と比べると、リングバ−ナ(A)
と循環水路系(B)の大半が銅合金或いはアルミニウム
合金などの熱伝導率,耐熱性,耐腐食性,成型性等の良
好な材料で一体成型したものである。この構造は断面が
略C字状の2重壁から成すと共に鋼材(11),(11')の
焼幅(加熱範囲)よりも長い高さを有したカバ−体
(5)を形成し、その内部で且つ下部に環体(1)を配
置させる。この環体(1)の上面には多数本の筒体
(3)が一体成型され、且つ該筒体(3)の前面とカバ
−体(5)の内壁との間に循環水路用の隙間を設け(図
8参照)、更に前記カバ−体(5)の開口部(1a)の一
端側に給水口(6)を、他端側に排水口(7)をそれぞ
れ設け、且つ前記カバ−体(5)の外周にジョイント
(4)を固着すると共に前記環体(1)と連通させてい
る。尚、前記給水口(6)と排水口(7)の取付け位置
は、上記位置に限定されるものではなく、カバ−体
(5)内部の仕切り状態により変わる。次に各ノズル
(2)は、予め筒体(3)に設けたノズル用ネジ孔(3
a)に向かって、カバ−体(5)のノズル用穴(5a)か
ら挿入し螺合させて取付けることにより、前記鋼材(1
1),(11')の中心及び軸心上に向けて多数列にノズル
(2)が前記カバ−体(5)に配設されてリングバ−ナ
(A)を備える。又、循環水路系(B)は全体が一体成
型された後、蓋体(9),(9')を固着した時点で冷却
用の循環水路系(B)が備えられる。前記蓋体(9),
(9')の内側には断熱材(10)が取付けられている。
【0017】
【発明の効果】本発明は従来のガス圧接用リングバ−ナ
(A')に対して、ノズル(2)を鋼材(11),(11')
の軸方向に対しても多数列に配設させ、且つ各ノズル
(2)を冷却するための循環水路系(B)が具備された
ことにより、従来不可能であったリングバ−ナ(A)の
ノズル(2)を多数列に設けても、ノズル(2)の周囲
を強制的に冷却するので、逆火することが殆どなく、安
心してガス圧接作業を素人でも行える。このためガス圧
接の熟練技術がなくとも鋼材(11),(11')の外周面に
均一に火炎(2a)が当り、加熱分布が均一の状態で鋼材
(11),(11')が接合されるため、十分な接合強度が得
られる。又、誰が行っても簡単で確固に接合でき、且
つ、従来の如きリングバ−ナ(A')を往復揺動させる
装置やリングバ−ナ(A')の往復揺動の規制する装置
が不要となり、ガス圧接装置自体を簡略化できるので、
市販価格が安価となるものを提供できるのである。
【0018】又、鋼材(11),(11')の焼幅(加熱範
囲)が確保される筒体(3)を環体(1)の上面に多数
本立設すると共に該環体(1)と連通させ、且つ前記筒
体(3)には適宜所定数のノズル(2)を前記鋼材(1
1),(11')の軸心上に向けて成し、且つ筒体(3)の
隣同志に配設したノズル(2)の位置を千鳥状にするこ
とにより、鋼材(11),(11')の接合部分をより均一に
加熱でき、且つ、加熱効率が向上する。このため、特に
前記鋼材(11),(11')の外径が太いものに対しても、
従来の如き高度な圧接技術が不必要となり、素人でも接
合強度を向上させることが可能となった。
【0019】前記筒体(3)と前記環体(1)を一体成
型することにより、構造が簡単で、且つノズル(2)の
交換や修理が容易となる。
【0020】前記循環水路系(B)を、各ノズル(2)
周囲と各筒体(3)全体及び環体(1)を覆うと共に前
記開口部(1a)を確保した略環状のカバ−体(5)と、
該カバ−体(5)の外周部に設けた給水口(6)と排水
口(7)と、前記カバ−体(5)の内部に設けて循環水
路が形成される仕切部材(8)と、前記カバ−体(5)
の上下面に固着して内部が密閉される蓋体(9),
(9')とから成し、更に蓋体(9),(9')の内側に
断熱材(10)を設けることで、鋼材(11),(11')の接
合部の両側が囲まれてガス圧接作業を行えるので、従来
困難であった状態、例えば風速が4m/sec以上或いは雨
降りの時などに於いても、作業することができ、作業効
率が著しく向上すると共に前記接合部の酸化が遅延し酸
化防止の役目も果たす。また加熱時間が短縮するので、
ガス使用量が減少し経済的である。更に、従来の如き風
速や天候によってガス圧接作業が中断される心配がない
ので、工期が遅れず正確となり、工期管理が容易になる
のである。
【0021】本発明のリングバ−ナ(A)と循環水路系
(B)を一体成型させることにより、大量生産が可能と
なり、且つ安価な市販価格で提供できる。更に本発明品
を用いれば作業時間は、従来より非常に短縮することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の分解部品を示す一部切欠いた斜視図で
ある。
【図3】本発明の作用を示す説明図である。
【図4】本発明の火炎の焙り状態を示す説明図である。
【図5】冷却水の循環状態を示す説明図である。
【図6】環体と筒体が一体成型された状態を示す斜視図
である。
【図7】一体成型されたリングバ−ナと循環水路系の概
要を示す説明図である。
【図8】図7の横断面を示す説明図である。
【図9】従来品を示す斜視図である。
【図10】従来の火炎の焙り状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A リングバ−ナ B 循環水路系 1 環体 1a 開口部 2 ノズル 3 筒体 4 ジョイント 5 カバ−体 6 給水口 7 排水口 8 仕切部材 9,9' 蓋体 10 断熱材 11,11' 鋼材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材(11),(11')の出入自在な開口部
    (1a)を有する環体(1)の内周側面には、多数のノズ
    ル(2)を前記鋼材(11),(11')の中心に向けて等間
    隔に設けたガス圧接用リングバ−ナ(A')に於いて、
    前記ノズル(2)を前記鋼材(11),(11')の軸方向に
    対しても多数列に配設させ、且つ各ノズル(2)を冷却
    するための循環水路系(B)が具備されたことを特徴と
    する冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナ。
  2. 【請求項2】 前記鋼材(11),(11')の焼幅(加熱範
    囲)が確保される筒体(3)を環体(1)の上面に多数
    本立設すると共に該環体(1)と連通させ、且つ前記筒
    体(3)には適宜所定数のノズル(2)を前記鋼材(1
    1),(11')の軸心上に向けて成る請求項1記載の冷却
    機能を有したガス圧接用リングバ−ナ。
  3. 【請求項3】 前記筒体(3)の隣同志に配設したノズ
    ル(2)の位置が千鳥状である請求項2記載の冷却機能
    を有したガス圧接用リングバ−ナ。
  4. 【請求項4】 前記筒体(3)が前記環体(1)と一体
    成型された請求項2又は3記載の冷却機能を有したガス
    圧接用リングバ−ナ。
  5. 【請求項5】 前記循環水路系(B)が、各ノズル
    (2)周囲と各筒体(3)全体及び環体(1)を覆うと
    共に前記開口部(1a)を確保した略環状のカバ−体
    (5)と、該カバ−体(5)の外周部に設けた給水口
    (6)と排水口(7)と、前記カバ−体(5)の内部に
    設け循環水路が形成される仕切部材(8)と、前記カバ
    −体(5)の上下面に固着して内部が密閉される略C字
    状の蓋体(9),(9')とから成す請求項1記載の冷却
    機能を有したガス圧接用リングバ−ナ。
  6. 【請求項6】 前記蓋体(9),(9')の内径を前記鋼
    材(11),(11')の外形よりも若干大きくし、該蓋体
    (9),(9')の内側に断熱材(10)を設けた請求項5
    記載の冷却機能を有したガス圧接用リングバ−ナ。
  7. 【請求項7】 断面が略C字状の2重壁から成すと共に
    鋼材(11),(11')の焼幅(加熱範囲)よりも長い高さ
    を有したカバ−体(5)を形成し、その下部に環体
    (1)を内蔵し、該環体(1)の上面には多数本の筒体
    (3)をその前面と前記カバ−体(5)の内壁との間に
    循環水路用の隙間が保持された状態で立設し、更に前記
    カバ−体(5)の開口部(1a)の一端側に給水口(6)
    を、他端側に排水口(7)をそれぞれ設け、且つ前記カ
    バ−体(5)の外周にジョイント(4)を固着すると共
    に前記環体(1)と連通させ、尚且つ、前記カバ−体
    (5)の上下面に蓋体(9),(9')を設けて内部が密
    閉された形状に一体成型して冷却用の循環水路系(B)
    を備えると共に、前記鋼材(11),(11')の中心及び軸
    心上に向けて多数列にノズル(2)が前記カバ−体
    (5)の内周側から取付けられ配設してリングバ−ナ
    (A)を備えたことを特徴とする冷却機能を有したガス
    圧接用リングバ−ナ。
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