JPH08158777A - 原石採取方法及びその装置 - Google Patents

原石採取方法及びその装置

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JPH08158777A
JPH08158777A JP32948394A JP32948394A JPH08158777A JP H08158777 A JPH08158777 A JP H08158777A JP 32948394 A JP32948394 A JP 32948394A JP 32948394 A JP32948394 A JP 32948394A JP H08158777 A JPH08158777 A JP H08158777A
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JP
Japan
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ore
vertical shaft
rough
opening
stone
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JP32948394A
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English (en)
Inventor
Fumi Ishida
双三 石田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 岩山Wの内部に立坑体1を垂設し、立坑体の
上方開口を原石投入口Qとすると共に下方開口を原石排
出口Rとし、立坑体の内面に原石Pを左右に移動させつ
つ落下させる複数個の停留部材2を左右交互に上下複数
段に配設し、岩山の内部に原石排出口に臨む運搬坑道8
を形成し、運搬坑道に原石排出口から落下排出される原
石を岩山の外に搬送する原石コンベヤ9を配設してな
る。 【効果】 原石投入口から投入された原石は左右交互に
上下複数段に配設された保留部材の存在によって、停留
部材上の原石上に落下衝突しつつ、かつ左右に移動しつ
つ落下することになり、このため落下速度の減少に伴っ
て落下衝撃力を著しく減少することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば岩山を砕いて、
建築基礎構築用ぐり石、コンクリート用骨材、石灰石等
の原石を採取する際に用いられる原石採取方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の原石採取作業に際しては、
例えば図5の如く、立杭を利用したベンチカット工法が
知られている。
【0003】この従来工法は、原石を採取する岩山Wの
山頂部等に例えば直径5〜8m、深さ40m〜80mの
立坑Mを垂直に掘削形成し、岩山に立坑Mの底に臨む運
搬坑道Lを形成し、岩山の山頂部において、掘削機Nに
より採掘された原石を立坑まで運搬し、立坑の上方口に
原石Pを投入し、原石を立坑内で落下させ、立坑の底に
落下してくる原石を作業員による人力にて運搬坑道内で
岩山の外に運搬するように構成したものである。
【0004】又、上記従来工法によれば、立杭の深さが
長く長くなればなる程、立杭内での原石の落下速度が増
加し、それだけ立杭の底や内面に対する衝撃力が著しく
増大化し、立杭の破壊やつまり現象が生じ易くなること
から、この点を考慮して、立坑の中程部分に屈曲部分を
形成し、この屈曲部分に原石を落下させ、屈曲部を重力
シュートとして運搬坑道内に導出する構造が採用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
工法の場合、上記立坑の屈曲部分において、原石の落下
衝撃及び泥土付着により詰まり現象が起きることがあ
り、このため屈曲部分に連通して子割室を形成し、子割
室に原石の大塊を砕く子割機を配置し、子割りされた原
石を篩い分けて、下方に落下させる装置が不可欠とな
り、又、付随して、立坑内の点検のための副立坑、子割
室までの人道坑、排水坑道、通気坑道の掘削構築が不可
欠となり、それだけ大規模な設備及び装置並びに付帯設
備が必要となって、経済的な負担が大きく増加するとい
う不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、その原石採取方
法は、岩山の内部に原石を左右に移動させつつ落下させ
る複数個の停留部材を内面に左右交互に上下複数段に配
設してなる立坑体を垂設し、該立坑体の上方開口の原石
投入口に原石を投入し、立坑体の下方開口の原石排出口
から落下排出される原石を運搬坑道内の原石コンベヤに
より岩山の外に搬送することを特徴とするものである。
【0007】又、その原石採取装置は、原石採取方法岩
山の内部に立坑体を垂設し、該立坑体の上方開口を原石
投入口とすると共に下方開口を原石排出口とし、該立坑
体の内面に原石を左右に移動させつつ落下させる複数個
の停留部材を左右交互に上下複数段に配設し、該岩山の
内部に原石排出口に臨む運搬坑道を形成し、該運搬坑道
に原石排出口から落下排出される原石を岩山の外に搬送
する原石コンベヤを配設してなるものである。
【0008】この際、上記立坑体として、複数個の鋼製
ライナーを組み立てて形成することができる。
【0009】
【作用】岩山の内部に原石を左右に移動させつつ落下さ
せる複数個の停留部材を内面に左右交互に上下複数段に
配設してなる立坑体を垂設し、該立坑体の上方開口の原
石投入口に原石を投入し、立坑体の下方開口の原石排出
口から落下排出される原石を運搬坑道内の原石コンベヤ
により岩山の外に搬送することになる。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は本発明の実施例を示し、Wは
岩山であって、岩山Wの頂部には掘削機Nが配置され、
採石した原石Pを運搬することになる。
【0011】1は立坑体であって、この場合複数個の筒
状鋼板、例えば鋼板製ライナーを組付けてなり、例えば
内径2.5m、例えば長さ55mの所定の長さに形成さ
れている。
【0012】2は停留部材であって、この場合立抗体1
の内部に2.5m置きに二個のH型鋼からなる桟部材3
を並列状態に溶接により架設し、この桟部材3の片側位
置にベース4を溶接し、ベース4上に扇形状の二枚のシ
ュート部材5を溶接し、シュート部材5の上縁を立坑1
の内面に溶接し、ベース4上の立坑体1の中心部側に壁
板6を溶接して形成され、残部分を通過口7とし、この
停留部材2を立坑体1の内面に、この場合2.5m置き
に複数個左右交互に上下複数段に配置して構成してい
る。
【0013】この立坑体1を岩山Wの内部に略垂直状態
で埋設し、立坑体1の上方開口を原石投入口Qとすると
共に下方開口を原石排出口Rとしている。
【0014】又、岩山Wの内部に上記原石排出口Rに臨
む運搬坑道8を形成し、運搬坑道8に原石排出口Rから
落下排出される原石Pを岩山Wの外に搬送する原石コン
ベヤ9が配設されている。
【0015】10は囲屋根体であって、原石投入口Q内
への雨水や雪等の侵入を防ぐものである。
【0016】この実施例は上記構成であるから、掘削機
Nにより採掘された原石Pを立抗体1の原石投入口Qか
ら順次内部に投入することになり、この投入された原石
Pは図1、図5の如く、停留部材2により停留し、更な
る原石Pの投入により停留部材2上の原石Pに衝突した
のちに溢流落下することになり、その下方位置には下方
の停留部材2が位置し、原石Pはこの停留部材2により
停留し、更なる原石Pの投入によりこの停留部材2上の
原石Pに衝突したのちに溢流落下することになり、この
挙動が各々の停留部材2により行われることになる。
【0017】そして、原石Pは立抗体1の内部に左右交
互にこの場合2.5m置きに上下複数段に配設された保
留部材2により、下方の停留部材2上の原石P上に落下
衝突しつつ、かつ左右に移動しつつ落下することにな
り、そしてこの原石Pは立坑体1の下方開口の原石排出
口Rから落下排出され、この原石Pは運搬坑道8内の原
石コンベヤ9により岩山Wの外に搬送されることにな
る。
【0018】しかして、原石投入口Qから投入された原
石Pは左右交互に上下複数段に配設された保留部材2の
存在によって、停留部材2上の原石P上に落下衝突しつ
つ、かつ左右に移動しつつ通過口7を介して落下するこ
とになり、このため落下速度の減少に伴って落下衝撃力
を著しく減少することができる。
【0019】しかも、従来の如く、立坑の内面の損傷に
よる原石Pの詰まり現象を抑制することができ、それだ
け作業能率を向上することができる。
【0020】更に、必要な長さ及び内径の立抗体1を岩
山Wの内部に垂設する施工となるから、大規模な設備及
び装置並びに付帯設備は不要となり、経済的な負担を著
しく軽減することができる。
【0021】又、上記立坑体1は組立自在な複数個の鋼
製ライナーからなるから、立抗体1の施工が容易となっ
て一層作業能率を向上することができると共に耐久性の
高い立抗体1を製作することができる。
【0022】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、立抗体1の大きさや停留部材2の構造並びに配
置ピッチ等は適宜変更して設計される。
【0023】
【発明の効果】本発明の原石採取方法及びその装置は上
述の如く、原石投入口から投入された原石は左右交互に
上下複数段に配設された保留部材の存在によって、停留
部材上の原石上に落下衝突しつつ、かつ左右に移動しつ
つ落下することになり、このため落下速度の減少に伴っ
て落下衝撃力を著しく減少することができ、しかも、従
来の如く、立坑の内面の損傷による原石の詰まり現象を
抑制することができ、それだけ作業能率を向上すること
ができ、更に、必要な長さ及び内径の立抗体を岩山の内
部に垂設する施工となるから、大規模な設備及び装置並
びに付帯設備は不要となり、経済的な負担を著しく軽減
することができる。
【0024】又、上記立坑体は組立自在な複数個の鋼製
ライナーからなるから、立抗体の施工が容易となって一
層作業能率を向上することができると共に耐久性の高い
立抗体を製作することができる。
【0025】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体説明断面図である。
【図2】図1で示す実施例の部分断面斜視図である。
【図3】図1で示す実施例の部分平断面図である。
【図4】図1で示す実施例の部分縦断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分縦断面図である。
【図6】従来構造の全体説明断面図である。
【符号の説明】
W 岩山 P 原石 1 立抗体 2 停留部材 8 運搬坑道 9 原石コンベヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩山の内部に原石を左右に移動させつつ
    落下させる複数個の停留部材を内面に左右交互に上下複
    数段に配設してなる立坑体を垂設し、該立坑体の上方開
    口の原石投入口に原石を投入し、立坑体の下方開口の原
    石排出口から落下排出される原石を運搬坑道内の原石コ
    ンベヤにより岩山の外に搬送することを特徴とする原石
    採取方法。
  2. 【請求項2】 岩山の内部に立坑体を垂設し、該立坑体
    の上方開口を原石投入口とすると共に下方開口を原石排
    出口とし、該立坑体の内面に原石を左右に移動させつつ
    落下させる複数個の停留部材を左右交互に上下複数段に
    配設し、該岩山の内部に原石排出口に臨む運搬坑道を形
    成し、該運搬坑道に原石排出口から落下排出される原石
    を岩山の外に搬送する原石コンベヤを配設してなる原石
    採取装置。
  3. 【請求項3】 上記立坑体は組立自在な複数個の鋼製ラ
    イナーからなる請求項2記載の原石採取装置。
JP32948394A 1994-12-03 1994-12-03 原石採取方法及びその装置 Pending JPH08158777A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236284A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kumagai Gumi Co Ltd 立坑及び立坑形成方法
JP2010236283A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kumagai Gumi Co Ltd 立坑形成方法
WO2021261649A1 (ko) * 2020-06-23 2021-12-30 손정락 채석용 갱도 구조체 및 이를 이용한 채석 방법

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