JPH08158389A - 下水道の既設人孔補修用ライニング材 - Google Patents

下水道の既設人孔補修用ライニング材

Info

Publication number
JPH08158389A
JPH08158389A JP6298194A JP29819494A JPH08158389A JP H08158389 A JPH08158389 A JP H08158389A JP 6298194 A JP6298194 A JP 6298194A JP 29819494 A JP29819494 A JP 29819494A JP H08158389 A JPH08158389 A JP H08158389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lining material
locking member
protrusion
wall
lining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6298194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2857978B2 (ja
Inventor
Shingo Ito
慎吾 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd filed Critical Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Priority to JP6298194A priority Critical patent/JP2857978B2/ja
Publication of JPH08158389A publication Critical patent/JPH08158389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857978B2 publication Critical patent/JP2857978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水道における既設人孔の補修に使用するラ
イニング材であって、ライニング材周壁の多数の突起に
設ける係止部分の形状および大きさを一定とする。係止
部材付き突起の引抜強度を増大し、強度面のバラツキを
なくし、アンカー作用を確実に果す。補修後のライニン
グ材を装備した人孔の耐久性を増大する。ライニング材
の係止部材付き突起の個数を全体として減少せしめ、係
止部材の取付け加工を作業性よく、短時間で行なう。ラ
イニング材の生産効率を高める。 【構成】 下水道の既設人孔補修用ライニング材10は、
合成樹脂製の補修用筒形ライニング材主体11の周壁14
に、所要数の突起15が備えられ、各突起15の周面に雄ね
じ部16が設けられている。各突起15の雄ねじ部16にライ
ニング材周壁の多数の突起に、これらとは別部材よりな
る雌ねじ部18を有する係止部材17がねじ被せられて、取
り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水道の既設人孔補
修用ライニング材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水道における既設人孔(いわゆ
るマンホール)の内壁は、長い年月の経過による腐食、
周りからの外圧、あるいはコンクリート成分の化成変化
により生じた膨脹性化合物等に起因して、老朽化が進
み、不測の亀裂や損傷を生じることがある。
【0003】そして、これらの亀裂や損傷を生じると、
地下水等の浸入により、とくに雨天時には、下水道処理
場の処理能力を越える下水量が流入するおそれが出てく
るという問題があった。また補修後に長期間経過したと
き、充填剤等の亀裂部分などから地下水が侵入し、その
地下水の圧力で充填剤とライニング材とが互いに離間せ
しめられて、ライニング材の壁面、特に周壁が部分的に
内方に膨出するという問題があった。
【0004】そこで、近時、既設人孔の補修方法とし
て、既設人孔の内壁を覆う合成樹脂製の有底筒形ライニ
ング材と、その背面に注入する充填剤との複合構造をつ
くることを特徴とする工法が提案されている。
【0005】このような工法として、本出願人が先に提
案した例えば特開平5−301238号公報において
は、ライニング材の周壁外面にアンカー用突起を設け
て、該突起のアンカー作用により、補修後の人孔におけ
る地下水等による外圧力の作用に基づくライニング材周
壁の膨出を防止していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
提案の方法によれば、ライニング材の周壁に、多数のテ
ーパ状周面を有する突起をライニング材の回転成形と同
時に形成するため、各突起の先端に張出部を設けておく
ことは、成形品のいわゆる型抜きができなくなるので、
困難であった。このため、ライニング材の回転成形のさ
いに張出部の無いテーパ状周面を有する多数の突起を形
成した後、各突起の先端部に、ヒーターを押し当てゝ部
分的に加熱し、該先端部を外側に張り出すように変形せ
しめるといった後加工を施して、各突起の先端に係止用
張出部を設けていた。
【0007】ここで、上記ヒーターの熱源としては、電
熱ヒーターあるいはガスバーナー等を用い、熱板あるい
は金属板を押し当てて、各突起の先端に係止用張出部を
一体に設けていたが、いずれの場合も、加熱温度や変形
時の力の加減のコントロールが非常に難しいものである
ため、一体成形による張出部の形状および大きさにバラ
ツキが生じやすく、それゆえ、強度面でのバラツキが生
じやすかった。しかも材料設計時には、張出部の強度
は、ばらついた強度の平均値ではなく、下限値を採用す
る必要があるとともに、安全性を考慮して、張出部の1
個当たりの引抜強度を平均値よりも低い値で、材料設計
することから、張出部の1個当たりの引抜強度が低い場
合、ライニング材の突起の個数を多くする必要があり、
それだけ、張出部の変形加工の作業時間が長くかゝると
いう問題があった。
【0008】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、ライニング材の回転成形と同時に形成された
多数の突起に、これらとは別部材よりなる係止部材をそ
れぞれ取り付けることにより、各突起における係止部分
の形状および大きさを一定とし、これによって係止部材
付き突起の引抜強度が非常に高くなり、強度面のバラツ
キを生じることなく、アンカー作用を確実に果すことが
でき、補修後の人孔のライニング材周壁の部分的な膨出
を確実に防止し得て、耐久性を大幅に増大し得、しかも
ライニング材全体としての係止部材付き突起の個数を減
少せしめることができて、係止部材の取付け加工を作業
性よく、短時間で行なうことができて、ライニング材の
生産効率を高め得る、下水道の既設人孔補修用ライニン
グ材を提供しようとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、まず第1発明は、下水道における既
設人孔の内壁を所要間隙をおいて覆う形状を有しかつ底
壁と上壁とを備えた合成樹脂製の補修用筒形ライニング
材主体の周壁に、所要数の突起が備えられ、各突起の周
面に雄ねじ部が設けられ、各突起の雄ねじ部に雌ねじ部
を有する係止部材がねじ被せられて取り付けられてい
る、下水道の既設人孔補修用ライニング材を要旨として
いる。
【0010】つぎに、第2発明は、下水道における既設
人孔の内壁を所要間隙をおいて覆う形状を有しかつ底壁
と上壁とを備えた合成樹脂製の補修用筒形ライニング材
主体の周壁に、所要数の突起が備えられ、各突起に、先
端に鍔部を有しかつ耐熱素材よりなる環状係止部材が嵌
め被せられ、各環状係止部材の先端部より外側に突出し
た突起の外端部が熱により変形せしめられて、環状係止
部材の先端と係り合う抜止め凸部が形成せられている、
下水道の既設人孔補修用ライニング材を要旨としてい
る。
【0011】上記において、既設人孔補修用有底筒形ラ
イニング材を構成する合成樹脂としては、直鎖状低密度
ポリエチレン(いわゆるリニア・ローデン・ポリエチレ
ン)、側鎖を有する高密度ポリエチレン、およびポリプ
ロピレン等を使用し得るが、なかでも直鎖状低密度ポリ
エチレンを用いるのが、好ましい。このような直鎖状低
密度ポリエチレンよりなるライニング材は、スチームに
よる折畳み加工および復元が可能であり、なおかつ背面
に注入されるポリマーセメント・ペーストよりなる充填
剤の荷重にも充分に耐えることができて、変形を生じな
い。直鎖状低密度ポリエチレンよりなるライニング材に
ついては、本出願人が先に提案した特開平5−5973
9号公報に詳しく述べられている。
【0012】つぎに、この発明のライニング材を用いて
下水道の既設人孔を補修する方法を、図面を参照して説
明する。
【0013】まず図1に示すように、既設人孔(1) の内
部に収められる外径を有しかつ底壁(12)を備えた筒形下
部ライニング材分割体(11A) と、同上壁(13)を備えた筒
形上部ライニング材分割体(11B) とを製作する。
【0014】これらのライニング材分割体(11A)(11B)
は、それぞれ回転成形金型(図示略)に、例えば直鎖状
の低密度ポリエチレンよりなるライニング材原料を導入
して回転成形して、製作されるものである。
【0015】このとき、上下ライニング材分割体(11A)
(11B)の高さの合計が数種の既設人孔(1) の内部高さを
越えるようにしておき、老朽化が進んだ補修すべき既設
人孔(1) の高さの実測値に応じて、両ライニング材分割
体(11A)(11B)を合体して、ライニング材主体(11)を形成
するものである。
【0016】これにより、既設人孔(1) に応じた様々の
サイズを有する合成樹脂製ライニング材(10)を用意する
必要がなく、従って製造用成形型も少なくてすみ、製造
設備費およびライニング材(10 )自体の製造コストが安
くつく。またライニング材(10 )の収納スペースを少な
くして、管理および補修現場への搬入を簡略化し、既設
人孔(1) の補修コストを低減する。
【0017】上下ライニング材分割体(11A)(11B)よりな
るライニング材主体(11)の周壁(14)には、テーパ状周面
を有する多数の突起(15)がそれぞれ設けられている。各
突起(15)のテーパ状周面は、いわゆる型抜きのためであ
る。また、これらの突起(15)は、例えば高さ15〜30
mm、先端部直径10〜50mm、および基端部直径15〜
150mmを有している。
【0018】なお、図示のライニング材主体(11)の周壁
(14)に形成された突起(15)は、碁盤目配列により配置さ
れているが、突起(15)はいわゆる千鳥状配列により配置
されていても良い。
【0019】つぎに、補修すべき既設人孔(1) (図6参
照)の高さを実測して、下部ライニング材分割体(11A)
の上縁部を所要高さ分(図1の1点鎖線イ参照)だけ切
断して除去する。
【0020】そして、図2に示すように、上部ライニン
グ材分割体(11B) 下端の外径が若干小さいものとなされ
た接続縁部(20)を、切断後の下部ライニング材分割体(1
1A)の上縁部の内側に差し込んで、上下両ライニング材
分割体(11A)(11B)を溶接により接合することにより合体
して、既設人孔(1) の内部高さに相当する高さを有する
ライニング材主体(11)をつくる。
【0021】そして、このライニング材主体(11)の上壁
(13)に、スチーム導入口(27)と空気等排出口(28)をそれ
ぞれあける。
【0022】上記第1発明においては、各突起(15)の周
面に雄ねじ部(16)が設けられ、各突起(15)の雄ねじ部(1
6)に雌ねじ部(18)を有する係止部材(17)がねじ被せられ
て取り付けられる(図3参照)。
【0023】ここで、例えば図5に示すように、ライニ
ング材主体(11)の周壁(14)の各突起(15)(同図a)の周
面に、雄ねじ部(16)を設けるには、電動ダイス(30)を用
いて、これ先端部の雌ねじ部(32)を有するねじ成形用ヘ
ッド(31)を、ライニング材主体(11)の突起(15)に嵌め被
せてヘッド(31)を回転させ、雄ねじ部(16)を形成する
(同図b)。雌ねじ部(18)を有する六角ナット形の係止
部材(17)は、例えば図4に示されており、各突起(15)の
雄ねじ部(16)に係止部材(17)の雌ねじ部(18)をねじ合わ
せて、係止部材(17)を取り付ける(同図c)。
【0024】ここで、各突起(15)の先端に取り付けられ
た係止部材(17)の張出部面積は、1.0〜25.0c
m2 、好ましくは3.0〜20.0cm2 である。
【0025】また、上記のようにして得られたこの発明
によるライニング材(10)の周壁(14)の突起(15)の個数
は、各突起(15)に係止部材(17)が取り付けられた状態に
おいて、全体として周壁(14)が1kg/cm2 の圧力に耐え
得るようなものであれば良く、例えばライニング材(10)
の周壁(14)の20〜30cm2 あたりにつき係止部材(17)
付き突起(15)を1個程度、通常、同周壁(14)の25cm2
あたりにつき、係止部材(17)付き突起(15)を1個程度と
するのが、好ましい。
【0026】つぎに、このライニング材(10)を、補修す
べき既設人孔(1) の上端開口部(1b)より小さくなるよう
に折り畳み(図示略)、このライニング材(10)を、例え
ば図6に示す既設人孔(1) 内に、これの上端開口部(1b)
より挿入し、挿入後、ライニング材主体の上壁(13)にあ
けられたスチーム導入口(27)より、加熱スチームを導入
して、ライニング材(10)の構成樹脂を軟化せしめ、ライ
ニング材(10)を有底筒形に復元し、冷却固化せしめ、さ
らに、ライニング材(10)の上壁(13)を切断除去する。
【0027】補修すべき既設人孔(1) には、通常、下端
中央部にインバート部(2) を備えた擂り鉢状の底部(1a)
を有しており、ライニング材(10)の底壁(12)の中央部(1
2a)を、図示しないヒーターにより加熱して、底部(1a)
のインバート部(2) の内面に沿うように断面U形に熱変
形せしめる。
【0028】そして最後に、同図に示すように、既設人
孔(1) の周壁(1c)とライニング材(10)の周壁(14)との間
の間隙に、エマルジョン系ポリマーセメント・ペースト
(いわゆるセメントミルク)よりなる充填剤(19)を流し
込み、これを硬化せしめて、既設人孔(1) の周壁(1c)内
面に固定し、これによって既設人孔(1) の内壁を補修す
る。
【0029】そして補修後、ライニング材(10)の断面U
形の底壁中央部(12a) の左右両端部に、既設人孔(1) の
周壁(1c)下端部のインバート部(2) の両端に連なる左右
下水流通孔に対応するように、通水孔(21)をそれぞれあ
けるとともに、硬化後の充填剤(19)の対応部分にもこれ
らに連通する貫通孔をあける。
【0030】なお、ライニング材主体(11)の周壁(14)の
各突起(15)の周面に、雄ねじ部(16)を設けるいま1つの
方法としては、例えば図8に示すように、各突起(15)
(同図a)の先端部に、雌ねじ部(18)を有する六角ナッ
ト形の係止部材(17)を直接嵌め被せて(同図b)、この
六角ナット形係止部材(17)に嵌まり合うアタッチメント
(35)を有する電動ドリル(34)を用いて、この六角ナット
形係止部材(17)を回転させ、これによって雄ねじ部(16)
を形成する(同図c)と同時に、雌ねじ部(18)を有する
係止部材(17)を、突起(15)の雄ねじ部(16)にねじ止める
(同図d)。
【0031】従ってこの方法によれば、各突起(15)への
雄ねじ部(16)の形成と、雌ねじ部(18)を有する係止部材
(17)の取付けとを、同時に行なうことができるので、非
常に作業性に優れている。
【0032】なお、雌ねじ部(18)を有する係止部材(17)
は、その他の形状を有するものであっても良く、例えば
図9に示す円形ナット状の係止部材(17a) 、図10に示
す円形鍔部(22)を有する袋ナット状の係止部材(17b) 、
図11に示す六角頭部(23)を有する袋ナット状の係止部
材(17c) などであっても良い。
【0033】つぎに、上記第2発明においては、例えば
図12と図13に示すように、ライニング材主体(11)の
各突起(15)に、先端に鍔部(26)を有しかつ耐薬品性、耐
熱性および防錆性素材よりなる環状係止部材(25)が嵌め
被せられ、各環状係止部材(25)の先端部より外側に突出
した突起(15)の外端部が熱により変形せしめられて、環
状係止部材(25)の先端と係り合う抜止め凸部(15a) が形
成せられている。
【0034】
【作用】この発明のライニング材によれば、ライニング
材主体の回転成形と同時に形成された多数の突起に、こ
れらとは別部材よりなる係止部材をそれぞれ取り付けて
いるが、上記のいずれの場合にも、各突起に設けられた
係止部分の形状、および大きさはすべて一定となり、こ
れによって係止部材付き突起の引抜強度が非常に高くな
り、強度面のバラツキを生じることなく、アンカー作用
を確実に果すことができて、ライニング材の背面に注入
されたポリマーセメント・ペーストなどよりなる充填剤
の硬化後、充填剤自体の荷重に充分に耐えることができ
る。従って補修後の人孔における地下水等の外圧力の作
用に基づくライニング材周壁の部分的な膨出をも確実に
防止し得て、既設人孔の補修を確実に行なうことがで
き、耐久性を大幅に増大し得る。
【0035】しかも係止部材付き突起の引抜強度が非常
に高くなることから、ライニング材全体としての係止部
材付き突起の個数を減少せしめることができ、それだけ
係止部材の取付け加工を作業性よく、短時間で行なうこ
とができるので、ライニング材の生産効率を高め得るも
のである。
【0036】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面を参照して
説明する。
【0037】図1〜図6において、この発明のライニン
グ材(10)を用いて、下水道の既設人孔(1) を、下記のよ
うにして補修した。なお補修すべき既設人孔(1) は、上
端開口部(1b)の直径が600mm、および底部(1a)の直径
が900mmで、底部(1a)の大きさが開口部(1b)よりも大
きいものとなされ、高さは4.0mであった。
【0038】そして、図1に示すように、底壁(12)を備
えた筒形下部ライニング材分割体(11A) と、同上壁(13)
を備えた筒形上部ライニング材分割体(11B) とを用意し
た。これらのライニング材分割体(11A)(11B)は、それぞ
れ回転成形金型(図示略)に、0.925 g/cm3 の平
均密度を有する直鎖状の低密度ポリエチレンよりなるラ
イニング材原料を導入して回転成形して、製作されたも
のである。
【0039】一方の下部ライニング材分割体(11A) は、
外径850mm、厚さ約8mm、および高さ2.0mを有す
るものである。他方の上部ライニング材分割体(11B)
は、同じく外径850mm、厚さ約8mm、および高さ2.
7mを有するとともに、その下端部に外径が若干小さい
ものとなされた高さ200mmの接続縁部(20)が全周にわ
たって設けられている。
【0040】上下両ライニング材分割体(11A)(11B)の周
壁(14)には、テーパ状周面を有する多数の突起(15)がそ
れぞれ設けられている。ここで、各突起(15)は、高さ2
5mmおよび直径10mmを有している。
【0041】つぎに、補修すべき図6の既設人孔(1) の
高さを実測したところ、上記のように、4.0mであっ
たので、図1に示すように、下部ライニング材分割体(1
1A)の上縁部を0.7mの高さ分(図1の1点鎖線イ参
照)だけ切断して除去した。
【0042】そして、図2に示すように、上部ライニン
グ材分割体(11B) 下端の外径が若干小さいものとなされ
た接続縁部(20)を、切断後の下部ライニング材分割体(1
1A)の上縁部の内側に差し込んで、上下両ライニング材
分割体(11A)(11B)を溶接により接合することにより合体
して、既設人孔(1) の内部高さに相当する4.0mの高
さを有するライニング材主体(11)をつくった。
【0043】なお、上部ライニング材分割体(11B) の上
壁(13)には、スチーム導入口(27)と空気等排出口(28)と
をあけた。
【0044】つぎに、図5に示すように、電動ダイス(3
0)を用いて、これ先端部の雌ねじ部(32)を有するねじ成
形用ヘッド(31)を、ライニング材主体(11)の突起(15)に
嵌め被せてヘッド(31)を回転させ、雄ねじ部(16)を形成
した(同図b)。そして図4に示す雌ねじ部(18)を有す
るステンレス鋼製の六角ナット形の係止部材(17)を、各
突起(15)の雄ねじ部(16)に、ねじ被せて取り付けた(同
図c)。各突起(15)の先端に取り付けた係止部材(17)の
張出部面積は、5cm2 であった。
【0045】図3に示すように、こうして得られたこの
発明によるライニング材(10)の周壁(14)の突起(15)の個
数は、各突起(15)に係止部材(17)が取り付けられた状態
において、全体として周壁(14)が1kg/cm2 の圧力に耐
え得るようなものであれば良く、この実施例では、1個
/25cm2 とした。
【0046】ついで、図示は省略したが、ライニング材
(10)を、既設人孔(1) の上端開口部(1b)より小さくなる
ように、500mmφに大きさに折り畳んで、既設人孔
(1) の上端開口部(1b)より挿入した。
【0047】挿入後、導入口(27)より折畳み状有底筒形
ライニング材(10)の内部に加熱スチームを入れて、ライ
ニング材(10)の構成樹脂を軟化せしめ、ライニング材(1
0)を、蒸気圧1.3 kgf/cm2 で、図5に示すような有
底筒形に復元した。
【0048】ついで、加熱スチームを圧縮空気に切り替
えて、ライニング材(10)を冷却固化せしめた後、図6に
示すように、ライニング材(10)の上壁(13)を切断除去す
るとともに、ライニング材(10)の底壁(12)に、既設人孔
(1) の底部(1a)のインバート部(2) に対応する通水孔(2
1)をあけた。
【0049】そして最後に、既設人孔(1) の周壁(1c)と
ライニング材(10)の周壁(14)との間の間隙に、比重1.
8 g/cm3 のエマルジョン系ポリマーセメント・ペース
ト(いわゆるセメントミルク)よりなる充填剤(19)を流
し込み、これを硬化せしめて、有底筒形ライニング材(1
0)を、既設人孔(1) の周壁(1c)内面に固定し、これによ
って既設人孔(1) の内壁を補修した。
【0050】このように、ライニング材(10)の周壁(14)
に形成された多数の突起(15)の先端には、これらとは別
部材よりなる係止部材(17)をそれぞれ取り付けているた
め、各突起(15)に設けられた係止部分の形状および大き
さは一定となり、これによって係止部材(17)付き突起(1
5)の引抜強度が非常に高くなり、強度面のバラツキを生
じることなく、アンカー作用を確実に果すことができ
る。従って、ライニング材(10)の背面に注入されたポリ
マーセメント・ペーストなどよりなる充填剤(19)の硬化
後、充填剤(19)自体の荷重に充分に耐えることができ、
補修後の人孔(1)における地下水等の圧力の作用による
ライニング材周壁(14)の部分的な膨出を防止することが
でき、既設人孔(1) の補修を確実に行なうことができ
た。
【0051】実施例2 この第2実施例においては、この発明のライニング材(1
0)を用いて、下水道の既設人孔(1) を、第1実施例の場
合と同様に補修した。ここで、上記第1実施例の場合と
異なる点は、ライニング材主体(11)の周壁(14)の各突起
(15)の周面に、雄ねじ部(16)を設ける手段にある。すな
わち、図8に示すように、各突起(15)(同図a)の先端
部に、図4に示す雌ねじ部(18)を有するステンレス鋼製
の六角ナット形の係止部材(17)を直接嵌め被せて(同図
b)、この六角ナット形係止部材(17)に嵌まり合うアタ
ッチメント(35)を有する電動ドリル(34)を用いて、この
六角ナット形係止部材(17)を回転させ、これによって雄
ねじ部(16)を形成する(同図c)と同時に、雌ねじ部(1
8)を有する係止部材(17)を突起(15)の雄ねじ部(16)にね
じ止めた(同図d)。
【0052】従ってこの第2実施例によれば、各突起(1
5)への雄ねじ部(16)の形成と、雌ねじ部(18)を有する係
止部材(17)の取付けとを、同時に行なうことができるの
で、非常に作業性に優れていた。
【0053】そして、この補修用ライニング材(10)を用
いて、下水道の既設人孔(1) の補修を同様に実施したと
ころ、実施例1の場合と同様の結果が得られた。
【0054】実施例3 この第3実施例においては、この発明のライニング材(1
0)を用いて、下水道の既設人孔(1) を、第1実施例の場
合と同様に補修した。ここで、上記第1実施例の場合と
異なる点は、ライニング材主体(11)の周壁(14)の各突起
(15)に、雄ねじ部(16)を設けることなく、鍔部(26)を有
する環状係止部材(25)を取り付けた点にある。
【0055】すなわち、図11と図12に示すように、
ライニング材主体(11)の各突起(15)に、先端に鍔部(26)
を有しかつ耐薬品性、耐熱性および防錆性を有する合成
樹脂、または鋼材よりなる環状係止部材(25)が嵌め被せ
て、各環状係止部材(25)の先端部より外側に突出した突
起(15)の外端部に、ヒーター(図示略)を押し当てゝ部
分的に加熱し、該先端部を外側に張り出すように熱変形
せしめて、環状係止部材(25)の先端と係り合う抜止め凸
部(15a) が形成し、各突起(15)に環状係止部材(25)を取
り付けた。各突起(15)の先端に取り付けた鍔部(26)を有
する環状係止部材(25)の張出部面積は、5.5cm2 であ
った。
【0056】そして、この補修用ライニング材(10)を用
いて、下水道の既設人孔(1) の補修を同様に実施したと
ころ、実施例1の場合と同様の結果が得られた。
【0057】比較例1 つぎに、上記実施例1の図2に示すライニング材主体(1
1)の各突起(15)の先端部に、従来法により、ヒーター
(図示略)を押し当てゝ部分的に加熱し、該先端部を外
側に張り出すように変形せしめて、各突起の先端に係止
用張出部を形成した。ヒーターの温度は145℃とし、
各突起(15)の先端の係止用張出部は、該突起(15)の変形
前の基部直径の約1.5倍(平均値)とした。なお、ラ
イニング材(10)の突起(15)の個数は、実施例1の場合と
同様とした。
【0058】評価試験 つぎに、上記実施例1および2の各ライニング材(10)に
ついて、図7に示す引抜き荷重試験機(40)を使用して、
各ライニング材(10)の係止部材(17)付き突起(15)の引抜
き荷重と、そのバラツキを側定した。
【0059】すなわち、便宜上、実施例1および2の各
ライニング材(10)の周壁(14)の一部を切り出して、サン
プルとし、該周壁(14)の係止部材(17)付き突起(15)の周
囲に枠(41)を配置し、実施例1と同様のエマルジョン系
ポリマーセメント・ペースト(いわゆるセメントミル
ク)よりなる充填剤を流し込み、これを硬化せしめて、
充填剤ブロック(42)を形成した。なお、充填剤ブロック
(42)の上部には、シリンダロッド接続用ナット(43)を、
係止部材(17)付き突起(15)と対向するように配置して、
同様に埋め込んだ。
【0060】ついで、この充填剤ブロック(42)の接続用
ナット(43)に、引抜き荷重試験機(40)の油圧シリンダ(4
4)のロッド(45)の先端部を接続した後、油圧シリンダ(4
4)に、ホース(47)を通じて油圧装置(46)から所要の油圧
を送り込んで、ロッド(45)を引き上げ、接続用ナット(4
3)が埋め込まれた充填剤ブロック(42)を引き上げて、係
止部材(17)付き突起(15)の引抜き荷重を5回側定すると
ともに、そのバラツキの度合いを算出し、得られた結果
を下記表1に示した。
【0061】また、上記実施例3の鍔部(26)付き環状係
止部材(25)を有する突起(15)を備えたライニング材(10)
についても、同様に図7に示す引抜き荷重試験機(40)を
使用して、引抜き荷重を側定するとともに、そのバラツ
キの度合いを算出し、得られた結果を下記表1にあわせ
て示した。
【0062】さらに、比較例1のライニング材につい
て、上記の場合と同様に、その張出部付き突起の引抜き
荷重と、そのバラツキを側定し、得られた結果を下記表
1にあわせて示した。
【0063】
【表1】 上記表1の結果から分かるように、実施例1のように、
電動ダイス(30)を用いて、ライニング材主体(11)の突起
(15)の先端部に雄ねじ部(16)を形成したのち、六角ナッ
ト形の係止部材(17)をねじ被せて取り付けた場合には、
比較例1の場合に比べて、1.64倍の引抜き荷重を有
していた。
【0064】また実施例2のように、電動ドリル(34)を
用いて、ライニング材主体(11)の突起(15)の先端部に、
雌ねじ部(18)を有する六角ナット形係止部材(17)を直接
ねじ止めて取り付けた場合には、比較例1の場合に比べ
て、2.44倍の引抜き荷重を有していた。
【0065】さらに実施例3のように、ライニング材主
体(11)の周壁(14)の各突起(15)に、雄ねじ部(16)を設け
ることなく、鍔部(26)を有する環状係止部材(25)を取り
付けた場合には、比較例1の場合に比べて、2.06倍
の引抜き荷重を有していた。
【0066】従って、実施例1では、比較例1の場合と
同様の引抜き強度を得るためには、係止部材(17)付き突
起(15)の個数が約2/3ですみ、係止部材(17)のねじ止
め作業に要する時間も、比較例1に比べて、約2/3で
すむことになる。
【0067】具体的には、実施例1において、ライニン
グ材(10)の周壁(14)の25cm2 あたりにつき係止部材(1
7)付き突起(15)を1個設けた場合の強度が、比較例1に
おいて、同ライニング材周壁の16cm2 あたりにつき1
個の突起を設けた場合の強度と同じになり、実施例1に
おいて、比較例1の場合と同様の強度を得るためには、
係止部材(17)付き突起(15)の個数が非常に少なくてす
む。
【0068】また実施例2では、比較例1の場合と同様
の引抜き強度を得るためには、係止部材(17)付き突起(1
5)の個数が約2/5ですみ、またとくに、この実施例2
では、電動ドリル(34)を用いて、ライニング材主体(11)
の突起(15)の先端部に、六角ナット形係止部材(17)を直
接ねじ止めて取り付けているため、係止部材(17)のねじ
止め作業に要する時間がさらに短くてすみ、比較例1に
比べて、約1/4ですむことが明らかである。
【0069】また、実施例3では、比較例1の場合と同
様の引抜き強度を得るためには、係止部材(25)付き突起
(15)の個数が約2/3および1/2ですみ、係止部材(2
5)の取付作業に要する時間も、比較例1に比べて、約1
/2ですむことになる。
【0070】さらに、実施例1〜3では、係止部材(17)
(25)付き突起(15)の引抜き荷重のバラツキが非常に小さ
いものであるのに対し、比較例1では、熱変形により形
成した張出部付き突起の引抜き荷重のバラツキが大き
く、従ってライニング材の設計のさいには、安全性を考
慮すると、ライニング材の突起の個数を、この比較例1
ではかなり多くする必要があり、それだけ、突起の熱変
形加工の作業時間も長くかゝるものである。
【0071】
【発明の効果】この発明は、上述のように、まず第1発
明の下水道の既設人孔補修用ライニング材は、合成樹脂
製の補修用筒形ライニング材主体の周壁に、所要数の突
起が備えられ、各突起の周面に雄ねじ部が設けられ、各
突起の雄ねじ部に雌ねじ部を有する係止部材がねじ被せ
られて取り付けられているものであり、つぎに、第2発
明は、既設人孔補修用ライニング材は、同補修用筒形ラ
イニング材主体の周壁に、所要数の突起が備えられ、各
突起に、先端に鍔部を有しかつ耐熱素材よりなる環状係
止部材が嵌め被せられ、各環状係止部材の先端部より外
側に突出した突起の外端部が熱により変形せしめられ
て、環状係止部材の先端と係り合う抜止め凸部が形成せ
られているもので、いずれの場合にも、ライニング材主
体の突起とは別部材よりなる係止部材がそれぞれ取り付
けられているので、ライニング材主体の各突起に設けら
れる係止部分の形状、および大きさはすべて一定とな
り、これによって係止部材付き突起の引抜強度が非常に
高くなり、強度面のバラツキを生じることなく、アンカ
ー作用を確実に果すことができて、ライニング材の背面
に注入されたポリマーセメント・ペーストなどよりなる
充填剤の硬化後、充填剤自体の荷重に充分に耐えること
ができる。従って補修後の人孔における地下水等の外圧
力の作用に基づくライニング材周壁の部分的な膨出をも
確実に防止し得て、既設人孔の補修を確実に行なうこと
ができ、耐久性を大幅に増大し得る。
【0072】しかも係止部材付き突起の引抜強度が非常
に高くなることから、ライニング材全体としての係止部
材付き突起の個数を減少せしめることができ、それだけ
係止部材の取付け加工を作業性よく、短時間で行なうこ
とができるので、ライニング材の生産効率を高め得ると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の既設人孔補修用ライニング材の製造
に使用する上下ライニング材分割体の部分切欠き正面図
である。
【図2】上下ライニング材分割体を合体して製作したラ
イニング材主体の部分切欠き正面図で、突起に係止部材
が取り付けられていない状態を示す。
【図3】この発明のライニング材の正面図で、各突起に
係止部材が取り付けられている状態を示す。
【図4】この発明のライニング材に取り付ける六角ナッ
ト形係止部材の拡大斜視図である。
【図5】図2のライニング材主体周壁の突起に係止部材
を取り付ける工程を順に説明するためのもので、図5a
は、ライニング材主体周壁の突起の拡大正面図、図5b
は、電動ダイスを用いて突起の先端部に雄ねじ部を形成
する状態の部分切欠き拡大正面図、図5cは突起の雄ね
じ部に六角ナット形係止部材を取り付けた状態の拡大正
面図である。
【図6】この発明のライニング材により補修された後の
人孔の断面図である。
【図7】この発明によるライニング材について引抜き荷
重試験機を使用して、各係止部材付き突起の引抜き荷重
を側定する状態の部分切欠き拡大正面図である。
【図8】図2のライニング材主体周壁の突起に係止部材
を取り付けるいま1つの方法を工程順に説明するための
もので、図8aは、ライニング材主体周壁の突起の拡大
正面図である。図8bは、突起の先端部に六角ナット形
係止部材を嵌め被せた拡大正面図で、雄ねじ部を形成す
る前の状態を示している。図8cは、電動ドリルを用い
て六角ナット形係止部材を回転させ、突起の先端部に雄
ねじ部を形成する状態の部分切欠き拡大正面図、図8d
は突起に六角ナット形係止部材を取り付けた状態の拡大
正面図である。
【図9】この発明のライニング材に取り付ける円形ナッ
ト状の係止部材の拡大斜視図である。
【図10】この発明のライニング材に取り付ける円形鍔
部を有する袋ナット状の係止部材の拡大斜視図である。
【図11】この発明のライニング材に取り付ける六角頭
部を有する袋ナット状の係止部材の拡大斜視図である。
【図12】ライニング材主体周壁の突起に、先端に鍔部
を有する環状係止部材を嵌め被せた状態の要部拡大斜視
図である。
【図13】環状係止部材の先端部より外側に突出した突
起の外端部を熱により変形せしめて抜止め凸部を形成し
た状態の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】 1 既設人孔 10 ライニング材 11 ライニング材主体 12 底壁 13 上壁 14 周壁 15 突起 15a 抜止め凸部 16 雄ねじ部 17 係止部材 18 雌ねじ部 25 環状係止部材 26 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道における既設人孔(1) の内壁を所
    要間隙をおいて覆う形状を有しかつ底壁(12)と上壁(13)
    とを備えた合成樹脂製の補修用筒形ライニング材主体(1
    1)の周壁(14)に、所要数の突起(15)が備えられ、各突起
    (15)の周面に雄ねじ部(16)が設けられ、各突起(15)の雄
    ねじ部(16)に雌ねじ部(18)を有する係止部材(17)がねじ
    被せられて取り付けられている、下水道の既設人孔補修
    用ライニング材。
  2. 【請求項2】 下水道における既設人孔(1) の内壁を所
    要間隙をおいて覆う形状を有しかつ底壁(12)と上壁(13)
    とを備えた合成樹脂製の補修用筒形ライニング材主体(1
    1)の周壁(14)に、所要数の突起(15)が備えられ、各突起
    (15)に、先端に鍔部(26)を有しかつ耐熱素材よりなる環
    状係止部材(25)が嵌め被せられ、各環状係止部材(25)の
    先端部より外側に突出した突起(15)の外端部が熱により
    変形せしめられて、環状係止部材(25)の先端と係り合う
    抜止め凸部(15a) が形成せられている、下水道の既設人
    孔補修用ライニング材。
JP6298194A 1994-12-01 1994-12-01 下水道の既設人孔補修用ライニング材 Expired - Lifetime JP2857978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6298194A JP2857978B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 下水道の既設人孔補修用ライニング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6298194A JP2857978B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 下水道の既設人孔補修用ライニング材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08158389A true JPH08158389A (ja) 1996-06-18
JP2857978B2 JP2857978B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=17856441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6298194A Expired - Lifetime JP2857978B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 下水道の既設人孔補修用ライニング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2857978B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0796717A1 (en) * 1996-03-19 1997-09-24 Shonan Gosei - Jushi Seisakusho K.K. A liner for manhole and a method for lining a manhole
EP0849404A1 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Tokai Rubber Industries, Ltd. Manhole surface repairing method
JP2009243083A (ja) * 2008-03-29 2009-10-22 Tokai Rubber Ind Ltd マンホール補修方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0796717A1 (en) * 1996-03-19 1997-09-24 Shonan Gosei - Jushi Seisakusho K.K. A liner for manhole and a method for lining a manhole
EP0849404A1 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Tokai Rubber Industries, Ltd. Manhole surface repairing method
JP2009243083A (ja) * 2008-03-29 2009-10-22 Tokai Rubber Ind Ltd マンホール補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2857978B2 (ja) 1999-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI100265B (fi) Menetelmä letkun kiinnittämiseksi nipparakenteeseen, tämän menetelmän käyttö ja korkeapaineletkuliitos
US5660594A (en) Method of making a threaded connection for reinforcing bars
JPH08158389A (ja) 下水道の既設人孔補修用ライニング材
KR101183195B1 (ko) 개량형 상수관 연결구조 및 이를 이용한 상수관 보수공법
US4186906A (en) Concrete mold fastening device and tool for said device
JPH05301238A (ja) 下水道の既設人孔補修用ライニング材の製造法
CN110197025A (zh) 航空发动机机匣螺栓连接结构的设计方法
KR100762012B1 (ko) 배관보호용 슬리브
WO2005080692A1 (de) Ringelement
JPH07127084A (ja) 下水道における既設人孔の補修方法
JP3512360B2 (ja) 定着板の鉄筋取付法
JP4601081B1 (ja) 型枠用間隔保持具、段穴形成型枠及びコンクリート構造物
KR100850230B1 (ko) 입상 성형 슬리브 설치 구조체 및 그것을 이용한 공사 방법
JP4148683B2 (ja) 中空部を有するコンクリート製品の製造方法
JP3621936B2 (ja) 型枠固定具の製造方法及び型枠固定具
JP2641846B2 (ja) 遠心成形トンネルライナの継手の成形方法
JP3515185B2 (ja) コンクリート補修剤注入プラグ
EP0503113B1 (de) Verfahren zum Auskleiden eines Messrohrs eines Durchflussmessgeräts
EP0434593B1 (en) Concrete pipe with step
CN214614808U (zh) 墙体、挂板栓接组件
KR200272780Y1 (ko) 거푸집 시스템
JP2008132679A (ja) コンクリート成形体の孔成形方法及びコンクリート成形体
JPH0559739A (ja) 下水道における既設人孔の補修方法
CN210798262U (zh) 一种连墙件
JP2001090173A (ja) 管路の補修方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981006