JPH08155854A - バール - Google Patents
バールInfo
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- JPH08155854A JPH08155854A JP30759294A JP30759294A JPH08155854A JP H08155854 A JPH08155854 A JP H08155854A JP 30759294 A JP30759294 A JP 30759294A JP 30759294 A JP30759294 A JP 30759294A JP H08155854 A JPH08155854 A JP H08155854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burl
- fulcrum
- stabilizer
- handle
- tip
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】土木、建築等の施工現場特に鉄筋コンクリート
製の布基礎の施工において、バールの支点を安定化する
ための安定板を当該施工現場で探し回ったりする必要が
なく、これにより作業能率の向上を図ることができるバ
ールを提供すること。 【構成】その支点33付近にハズレ止め手段34を有す
るバール本体30とその上面にハズレ止め手段34に係
止される連結部37が備えられた安定板36とからなる
バールであって、前記安定板36がバール本体30の支
点33下方に配置され、前記連結部37を介してバール
本体30の動きの邪魔にならないように取り付けられて
いる。
製の布基礎の施工において、バールの支点を安定化する
ための安定板を当該施工現場で探し回ったりする必要が
なく、これにより作業能率の向上を図ることができるバ
ールを提供すること。 【構成】その支点33付近にハズレ止め手段34を有す
るバール本体30とその上面にハズレ止め手段34に係
止される連結部37が備えられた安定板36とからなる
バールであって、前記安定板36がバール本体30の支
点33下方に配置され、前記連結部37を介してバール
本体30の動きの邪魔にならないように取り付けられて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバールに関し、特には、
その支点付近にハズレ止め手段が備えられたバール本体
と、該ハズレ止め手段に係止される連結部が上面に備え
られた安定板と、からなるバールであって、前記安定板
がバール本体の支点下方に配置され、前記連結部を介し
てバール本体の動きの邪魔にならないように取り付けら
れているバールに関する。
その支点付近にハズレ止め手段が備えられたバール本体
と、該ハズレ止め手段に係止される連結部が上面に備え
られた安定板と、からなるバールであって、前記安定板
がバール本体の支点下方に配置され、前記連結部を介し
てバール本体の動きの邪魔にならないように取り付けら
れているバールに関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築等の工事現場、特に鉄筋コン
クリート製の布基礎の施工現場において、例えば重重量
の手組の鉄筋の構築物を持ち上げてスペーサーをかった
り、かってあるスペーサーを取り外すなどの作業をする
場合、当該構築物は土などの軟弱な場所や、砂、砕
(採)石などの上に組まれているため、これらの作業は
いずれも手作業によらざるをえず、ときは補助者を頼む
必要があり、また、作業者にあっては手足の傷みや腰痛
等に悩まされることが極めて多い。
クリート製の布基礎の施工現場において、例えば重重量
の手組の鉄筋の構築物を持ち上げてスペーサーをかった
り、かってあるスペーサーを取り外すなどの作業をする
場合、当該構築物は土などの軟弱な場所や、砂、砕
(採)石などの上に組まれているため、これらの作業は
いずれも手作業によらざるをえず、ときは補助者を頼む
必要があり、また、作業者にあっては手足の傷みや腰痛
等に悩まされることが極めて多い。
【0003】従来、一端にハンドルが備えられた比較的
長い柄の他端が鈍角に折り曲げられ、滑らかな上面と下
面を有する先端部が形成され、全体として略L字形状に
形成された金属製のバールと呼ばれる工具があり、該バ
ールによれば、その先端部を構築物などの下に挿入した
状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と先端部と
の間に形成された折り曲げ部が支点として作用し、当該
構築物を浮き上がらせたり、あるいは釘を容易に抜くこ
とができる。
長い柄の他端が鈍角に折り曲げられ、滑らかな上面と下
面を有する先端部が形成され、全体として略L字形状に
形成された金属製のバールと呼ばれる工具があり、該バ
ールによれば、その先端部を構築物などの下に挿入した
状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と先端部と
の間に形成された折り曲げ部が支点として作用し、当該
構築物を浮き上がらせたり、あるいは釘を容易に抜くこ
とができる。
【0004】しかしながら、従来のバールは、土木、建
築等の工事現場特に鉄筋コンクリート製の布基礎の施工
現場において、その支点を砂、砕石などの不安定な面に
当接させることになるため、当該バールは使用中に土や
砂、砕石などの中にめり込んでしまうので、バールを安
定な状態に保持しつつ作業することができないという不
具合があった。
築等の工事現場特に鉄筋コンクリート製の布基礎の施工
現場において、その支点を砂、砕石などの不安定な面に
当接させることになるため、当該バールは使用中に土や
砂、砕石などの中にめり込んでしまうので、バールを安
定な状態に保持しつつ作業することができないという不
具合があった。
【0005】そして、このような場合には、バールの支
点の下方に配置する金属板や木板などの安定板を予め準
備したりあるいは施工現場において適当な安定板を探す
必要があり、作業能率が悪いという不都合があった。
点の下方に配置する金属板や木板などの安定板を予め準
備したりあるいは施工現場において適当な安定板を探す
必要があり、作業能率が悪いという不都合があった。
【0006】さらにまた、従来のバールの先端部は比較
的滑らかに形成されているので、滑り易いという不具合
があった。
的滑らかに形成されているので、滑り易いという不具合
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みなされたものであって、その課題は従来のバー
ルが有する上記の不都合と不具合を解消することであ
り、その目的とするところは、土木、建築等の施工現場
特に鉄筋コンクリート製の布基礎施工において、バール
の支点を安定化するための安定板を当該現場で探し回っ
たりする必要がなく、これにより作業能率の向上を図る
ことができるバールを提供することである。
情に鑑みなされたものであって、その課題は従来のバー
ルが有する上記の不都合と不具合を解消することであ
り、その目的とするところは、土木、建築等の施工現場
特に鉄筋コンクリート製の布基礎施工において、バール
の支点を安定化するための安定板を当該現場で探し回っ
たりする必要がなく、これにより作業能率の向上を図る
ことができるバールを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の従来のバールが有
する不具合を解消するために採った手段は、請求項1記
載の発明は、「その支点付近にハズレ止め手段を有する
バール本体とその上面にハズレ止め手段に係止される連
結部が備えられた安定板とからなるバールであって、前
記安定板がバール本体の支点下方に配置され、前記連結
部を介してバール本体の動きの邪魔にならないように取
り付けられている」処に特徴を有するバールを、その内
容とする。
する不具合を解消するために採った手段は、請求項1記
載の発明は、「その支点付近にハズレ止め手段を有する
バール本体とその上面にハズレ止め手段に係止される連
結部が備えられた安定板とからなるバールであって、前
記安定板がバール本体の支点下方に配置され、前記連結
部を介してバール本体の動きの邪魔にならないように取
り付けられている」処に特徴を有するバールを、その内
容とする。
【0009】請求項2記載の発明は、「前記バール本体
の先端部にスベリ止め手段が備えられている」処に特徴
を有する請求項1に記載のバールを、その内容とする。
の先端部にスベリ止め手段が備えられている」処に特徴
を有する請求項1に記載のバールを、その内容とする。
【0010】請求項3記載の発明は、「前記バール本体
の先端部に釘抜用の切り欠け部が形成されている」処に
特徴を有する請求項1又は2のいずれかに記載のバール
を、その内容とする。
の先端部に釘抜用の切り欠け部が形成されている」処に
特徴を有する請求項1又は2のいずれかに記載のバール
を、その内容とする。
【0011】
【作用】このように構成された本発明のバールは次のよ
うに作用する。
うに作用する。
【0012】まず、請求項1記載のバールは、バール本
体30の支点33付近にハズレ止め手段34が備えら
れ、かつ該ハズレ止め手段34に係止される連結部37
を有する安定板36がバール本体30の動きを妨害しな
いように支点の下方に配置されているので、仮にバール
の支点の当接面が不安定な状態であったとしても、常に
安定な状態で作業することができる。
体30の支点33付近にハズレ止め手段34が備えら
れ、かつ該ハズレ止め手段34に係止される連結部37
を有する安定板36がバール本体30の動きを妨害しな
いように支点の下方に配置されているので、仮にバール
の支点の当接面が不安定な状態であったとしても、常に
安定な状態で作業することができる。
【0013】請求項2記載のバールは、その先端部にス
ベリ止め手段が備えられているので、上記の請求項1記
載のバールの作用に加え、使用時に構築物などが滑って
はずれてしまうことを防止することができる。
ベリ止め手段が備えられているので、上記の請求項1記
載のバールの作用に加え、使用時に構築物などが滑って
はずれてしまうことを防止することができる。
【0014】請求項3記載のバールは、バールの先端部
に釘抜用の切り欠部が形成されているので、請求項1又
は2のいずれかに記載のバールの作用に加え、釘抜き作
業時、当接面を傷をつけることを防止することができ
る。
に釘抜用の切り欠部が形成されているので、請求項1又
は2のいずれかに記載のバールの作用に加え、釘抜き作
業時、当接面を傷をつけることを防止することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、これは代表的なものを示したものであり、
その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
説明するが、これは代表的なものを示したものであり、
その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
【0016】まず、本発明の実施例1のバールは、図1
に示してあるように、一端にハンドル12を備えた比較
的長い柄11の他端が鈍角に折り曲げられて先端部15
が形成され、かつ該先端部15の上面と下面は滑らかに
形成された全体として略L字形状の金属製のバール本体
10の支点13よりハンドル12側と先端部15側の両
方にハズレ止めリング14がそれぞれ溶接固着されてい
る。そして、バール本体10の軸方向と直交する方向に
前記ハズレ止めリング14に係止される逆U字形状の連
結部17を上面に取り付けた金属製の板状の安定板16
が該連結部17を介してバール本体10の支点13の下
方にバール本体の動きを妨害しないように備えられてい
るものである。
に示してあるように、一端にハンドル12を備えた比較
的長い柄11の他端が鈍角に折り曲げられて先端部15
が形成され、かつ該先端部15の上面と下面は滑らかに
形成された全体として略L字形状の金属製のバール本体
10の支点13よりハンドル12側と先端部15側の両
方にハズレ止めリング14がそれぞれ溶接固着されてい
る。そして、バール本体10の軸方向と直交する方向に
前記ハズレ止めリング14に係止される逆U字形状の連
結部17を上面に取り付けた金属製の板状の安定板16
が該連結部17を介してバール本体10の支点13の下
方にバール本体の動きを妨害しないように備えられてい
るものである。
【0017】つぎに、実施例2のバールは、図2に示し
てあるように、前記ハズレ止め手段としてバール本体2
0の軸方向と平行な逆U字形状のハズレ止めループ24
が取り付けられたバール本体20を含み構成されている
ものであって、この点を除けば、実施例1のバールと同
様に構成されている。
てあるように、前記ハズレ止め手段としてバール本体2
0の軸方向と平行な逆U字形状のハズレ止めループ24
が取り付けられたバール本体20を含み構成されている
ものであって、この点を除けば、実施例1のバールと同
様に構成されている。
【0018】つぎに、実施例3のバールは、図3に示し
てあるように、一端にハンドル32が備えられた比較的
長い柄31の他端が鈍角に折り曲げられて先端部35が
形成された全体として略L字形状の金属製の円柱体であ
り、且つその先端部35は滑らかな表面を有する先太の
偏平形状に形成されている。バール本体30の支点33
よりハンドル側の位置にはハズレ止めリング34が溶接
固定されており、かつ、前記ハズレ止めリング34に係
止される逆U字形状の連結部37を上面に備えられた安
定板36が該連結部37を介してバール本体30の支点
33の下方にバール本体30の動きを妨害しないように
取り付けられている。
てあるように、一端にハンドル32が備えられた比較的
長い柄31の他端が鈍角に折り曲げられて先端部35が
形成された全体として略L字形状の金属製の円柱体であ
り、且つその先端部35は滑らかな表面を有する先太の
偏平形状に形成されている。バール本体30の支点33
よりハンドル側の位置にはハズレ止めリング34が溶接
固定されており、かつ、前記ハズレ止めリング34に係
止される逆U字形状の連結部37を上面に備えられた安
定板36が該連結部37を介してバール本体30の支点
33の下方にバール本体30の動きを妨害しないように
取り付けられている。
【0019】つぎに、実施例4のバールは、図4に示し
てあるように、実施例1のバール本体10に備えられた
ハズレ止めリング14に代えてハズレ止めピン44が支
点43の両側に上向きに備えられているバール本体40
を含むものであって、この点を除けば、実施例1のバー
ルと同様に構成されているものである。
てあるように、実施例1のバール本体10に備えられた
ハズレ止めリング14に代えてハズレ止めピン44が支
点43の両側に上向きに備えられているバール本体40
を含むものであって、この点を除けば、実施例1のバー
ルと同様に構成されているものである。
【0020】つぎに、実施例5のバールは、図5に示し
てあるように、実施例3のバール本体30に備えられた
ハズレ止めリング34に代えてハズレ止めピン54が支
点53よりハンドル52側に上方向に備えられているバ
ール本体50を含む構成からなるものであって、この点
を除けば、実施例3のバールと同様に構成されているも
のである。
てあるように、実施例3のバール本体30に備えられた
ハズレ止めリング34に代えてハズレ止めピン54が支
点53よりハンドル52側に上方向に備えられているバ
ール本体50を含む構成からなるものであって、この点
を除けば、実施例3のバールと同様に構成されているも
のである。
【0021】つぎに、実施例6のバールは、図6に示し
てあるように、一端にハンドル62を備えた比較的長い
柄61の他端が鈍角に折り曲げられて先端部65が形成
され、かつ該先端部65の上面と下面は滑らかに形成さ
れた全体として略L字形状の金属製のバール本体60の
支点63の両側に、先端が相互に係止されかつその他端
が回動するように取り付けられたハズレ止め64が備え
られている。そして、バール本体10の軸方向と直交す
る方向に前記ハズレ止め64に係止される逆U字形状の
連結部67を上面に取り付けた金属製の板状の安定板6
6が該連結部67を介してバール本体60の支点63の
下方にバール本体の動きを妨害しないように着脱自在に
備えられているものである。
てあるように、一端にハンドル62を備えた比較的長い
柄61の他端が鈍角に折り曲げられて先端部65が形成
され、かつ該先端部65の上面と下面は滑らかに形成さ
れた全体として略L字形状の金属製のバール本体60の
支点63の両側に、先端が相互に係止されかつその他端
が回動するように取り付けられたハズレ止め64が備え
られている。そして、バール本体10の軸方向と直交す
る方向に前記ハズレ止め64に係止される逆U字形状の
連結部67を上面に取り付けた金属製の板状の安定板6
6が該連結部67を介してバール本体60の支点63の
下方にバール本体の動きを妨害しないように着脱自在に
備えられているものである。
【0022】つぎに、実施例7のバールは、図7に示し
てあるように、バール本体70の支点付近にハズレ止め
孔74が穿設されるとともに安定板76の上面には連結
ピン77が備えられている。そして、前記安定板76は
ハズレ止め孔74を貫通する連結ピン77を介してバー
ル本体70の支点の下方にバール本体の動きを妨害しな
いよう取り付けられている。
てあるように、バール本体70の支点付近にハズレ止め
孔74が穿設されるとともに安定板76の上面には連結
ピン77が備えられている。そして、前記安定板76は
ハズレ止め孔74を貫通する連結ピン77を介してバー
ル本体70の支点の下方にバール本体の動きを妨害しな
いよう取り付けられている。
【0023】以上に述べた実施例1から7に記載のバー
ルにあってはいずれも、その先端部を構築物などの下に
挿入した状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と
先端部との間に形成された折り曲げ部が支点として作用
し、当該構築物を容易に浮き上がらせることができるの
で、例えば、布基礎の鉄筋作業時にスペーサーをかう場
合であっても(30kg近い重量物を持ち上げなければ
ならない場合であっても)バールが土などの中にめり込
んでしまうこともなく、これにより、補助してもらうこ
となく1人で、手足の傷みや腰痛等に悩まされることな
く楽に作業をすることができるのである。
ルにあってはいずれも、その先端部を構築物などの下に
挿入した状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と
先端部との間に形成された折り曲げ部が支点として作用
し、当該構築物を容易に浮き上がらせることができるの
で、例えば、布基礎の鉄筋作業時にスペーサーをかう場
合であっても(30kg近い重量物を持ち上げなければ
ならない場合であっても)バールが土などの中にめり込
んでしまうこともなく、これにより、補助してもらうこ
となく1人で、手足の傷みや腰痛等に悩まされることな
く楽に作業をすることができるのである。
【0024】又、前記安定板はバール本体の支点の下方
に前記連結部を介して取り付けられているので、必要に
応じて予め準備したりあるいは施工現場であわてて適当
な安定板を探し回る必要もないので、これにより、作業
の効率化をはかることができるのである。
に前記連結部を介して取り付けられているので、必要に
応じて予め準備したりあるいは施工現場であわてて適当
な安定板を探し回る必要もないので、これにより、作業
の効率化をはかることができるのである。
【0025】次に、上記実施例1から7に記載のバール
は、いずれも該バールに備えられたバール本体の先端部
の表面を公知の方法で図示していないギザギザ形状に形
成することができる。そして、このようにギザギザの形
状に加工された先端部は、上記した実施例1から7に記
載のバールの作用効果に加えて、使用時に構築物などが
滑ってはずれてしまうことを防止することができるとい
う、所謂スベリ止めとして作用することができるのであ
る。
は、いずれも該バールに備えられたバール本体の先端部
の表面を公知の方法で図示していないギザギザ形状に形
成することができる。そして、このようにギザギザの形
状に加工された先端部は、上記した実施例1から7に記
載のバールの作用効果に加えて、使用時に構築物などが
滑ってはずれてしまうことを防止することができるとい
う、所謂スベリ止めとして作用することができるのであ
る。
【0026】更に又、上記実施例1から7に記載のバー
ルは、いずれもバール本体の先端部に、図示していない
軸線方向で先端から内方向に向けてV字状の切り欠け部
を形成することもできる。そして、この切り欠け部を形
成したバールにあっては、上記した実施例1から7に記
載のバールが奏する作用及び上述した所謂スベリ止めと
しての作用に加えて、例えばバールの当接面に傷をつけ
ることのない釘抜きとしても使用することができるの
で、これにより作業能率の向上を図ることができる。
ルは、いずれもバール本体の先端部に、図示していない
軸線方向で先端から内方向に向けてV字状の切り欠け部
を形成することもできる。そして、この切り欠け部を形
成したバールにあっては、上記した実施例1から7に記
載のバールが奏する作用及び上述した所謂スベリ止めと
しての作用に加えて、例えばバールの当接面に傷をつけ
ることのない釘抜きとしても使用することができるの
で、これにより作業能率の向上を図ることができる。
【0027】なお、上述した各実施例において、バール
本体のハンドル、柄または先端部、連結部若しくはハズ
レ止め、又は安定板などの意匠上の形状や大きさなどを
特に限定するものではない。よって、例えば安定板は例
えば金属製の薄板であっても硬質ゴム製の薄板であって
または木製の板であってもよく、さらにはその形状も長
方体であっても円板上であっても構わない。
本体のハンドル、柄または先端部、連結部若しくはハズ
レ止め、又は安定板などの意匠上の形状や大きさなどを
特に限定するものではない。よって、例えば安定板は例
えば金属製の薄板であっても硬質ゴム製の薄板であって
または木製の板であってもよく、さらにはその形状も長
方体であっても円板上であっても構わない。
【0028】
【発明の効果】本発明においては、バール本体の支点の
下方には連結部を介して安定板が取り付けられているの
で、土木、建築等の工事現場特に鉄筋コンクリート製の
布基礎の施工現場において、その支点を砂、砕石などの
不安定な面に当接させる場合に、当該バールが使用中に
砂、砕石などに沈んでしまうことを防止することができ
る。
下方には連結部を介して安定板が取り付けられているの
で、土木、建築等の工事現場特に鉄筋コンクリート製の
布基礎の施工現場において、その支点を砂、砕石などの
不安定な面に当接させる場合に、当該バールが使用中に
砂、砕石などに沈んでしまうことを防止することができ
る。
【0029】また、作業現場が不安定な状態であって
も、安定板を予め準備したりあるいは施工現場において
適当な安定板を探し回る必要がないので、これにより、
作業の効率化をはかることができる。
も、安定板を予め準備したりあるいは施工現場において
適当な安定板を探し回る必要がないので、これにより、
作業の効率化をはかることができる。
【0030】更にまた、先端部を構築物などの下に挿入
した状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と先端
部との間に形成された折り曲げ部が支点として作用し、
当該構築物を容易に浮き上がらせることができるので、
例えば、布基礎の鉄筋作業時にスペーサーをかう場合で
あっても(30kg近い重量物を持ち上げなければなら
ない場合であっても)バールが土の中などにめり込んで
しまうことがなく、これにより、補助してもらうことな
く1人で、手足の傷みや腰痛等に悩まされることなく楽
に作業をすることができるという優れた作用効果を奏す
る。
した状態でハンドルを下方に押し下げる場合、柄と先端
部との間に形成された折り曲げ部が支点として作用し、
当該構築物を容易に浮き上がらせることができるので、
例えば、布基礎の鉄筋作業時にスペーサーをかう場合で
あっても(30kg近い重量物を持ち上げなければなら
ない場合であっても)バールが土の中などにめり込んで
しまうことがなく、これにより、補助してもらうことな
く1人で、手足の傷みや腰痛等に悩まされることなく楽
に作業をすることができるという優れた作用効果を奏す
る。
【0031】次に、請求項2の発明においては、当該バ
ールは先端部の表面がギザギザ形状に形成されたバール
本体を含む構成となっているので、上述した作用効果に
加えて、構築物などが使用時に滑ってはずれてしまうこ
とを防止することができ、安全に作業することができ
る。
ールは先端部の表面がギザギザ形状に形成されたバール
本体を含む構成となっているので、上述した作用効果に
加えて、構築物などが使用時に滑ってはずれてしまうこ
とを防止することができ、安全に作業することができ
る。
【0032】次に、請求項3の発明においては、当該バ
ールに備えられたバール本体の先端部に先端から内方向
に向けてV字状の切り欠け部が形成されているので、上
述の作用効果に加えて、バールの当接面に傷をつけるこ
とを防止することができる釘抜きとしても兼用すること
ができるので、これにより作業能率の向上を図ることが
できる。
ールに備えられたバール本体の先端部に先端から内方向
に向けてV字状の切り欠け部が形成されているので、上
述の作用効果に加えて、バールの当接面に傷をつけるこ
とを防止することができる釘抜きとしても兼用すること
ができるので、これにより作業能率の向上を図ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の他の実施例のバールを示す射視図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明の他の実施例のバールを示す斜視図であ
る。
る。
10…バール本体 11…柄 12…ハンドル 13…支点 14…ハズレ止めリング 15…先端部 16…安定板 17…連結部 20…バール本体 21…柄 22…ハンドル 23…支点 24…ハズレ止めループ 25…先端部 26…安定板 27…連結部 30…バール本体 31…柄 32…ハンドル 33…支点 34…ハズレ止めリング 35…先端部 36…安定板 37…連結部 40…バール本体 43…支点 44…ハズレ止めピン 50…バール本体 51…柄 52…ハンドル 53…支点 54…ハズレ止めピン 60…バール本体 61…柄 62…ハンドル 63…支点 64…ハズレ止め 65…先端部 66…安定板 67…連結部 70…バール本体 74…ハズレ止め孔 76…安定板 77…連結ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 その支点付近にハズレ止め手段を有する
バール本体とその上面にハズレ止め手段に係止される連
結部が備えられた安定板とからなるバールであって、 前記安定板がバール本体の支点下方に配置され、前記連
結部を介してバール本体の動きの邪魔にならないように
取り付けられていることを特徴とするバール。 - 【請求項2】 前記バール本体の先端部にスベリ止め手
段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の
バール。 - 【請求項3】 前記バール本体の先端部に釘抜用の切り
欠け部が形成されていることを特徴とする請求項1又は
2のいずれかに記載のバール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30759294A JPH08155854A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | バール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30759294A JPH08155854A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | バール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155854A true JPH08155854A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17970927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30759294A Pending JPH08155854A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | バール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08155854A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6082491B1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-02-15 | 株式会社タイコー | 嵩上具及びこれを用いた嵩上方法 |
JP2017209481A (ja) * | 2017-01-20 | 2017-11-30 | 株式会社タイコー | 嵩上具及びこれを用いた嵩上方法 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30759294A patent/JPH08155854A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6082491B1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-02-15 | 株式会社タイコー | 嵩上具及びこれを用いた嵩上方法 |
JP2017209345A (ja) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | 株式会社タイコー | 嵩上具及びこれを用いた嵩上方法 |
JP2017209481A (ja) * | 2017-01-20 | 2017-11-30 | 株式会社タイコー | 嵩上具及びこれを用いた嵩上方法 |
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