JPH08155484A - 散気板用パッキン - Google Patents
散気板用パッキンInfo
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- JPH08155484A JPH08155484A JP6298270A JP29827094A JPH08155484A JP H08155484 A JPH08155484 A JP H08155484A JP 6298270 A JP6298270 A JP 6298270A JP 29827094 A JP29827094 A JP 29827094A JP H08155484 A JPH08155484 A JP H08155484A
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、排水処理の曝気槽等に用いられる曝
気用デフュ−ザ−の散気板用パッキンを提供することを
目的とする。 【構成】角型散気板と、空気供給孔を有する該散気板用
ホルダ−と、該散気板と該ホルダ−の間に設ける空気室
をシ−ルするための散気板用パッキンよりなる曝気用デ
フュ−ザ−において、前記散気用パッキンの隣り合う辺
をたすきにより連結することを特徴とする、散気板用パ
ッキンである。
気用デフュ−ザ−の散気板用パッキンを提供することを
目的とする。 【構成】角型散気板と、空気供給孔を有する該散気板用
ホルダ−と、該散気板と該ホルダ−の間に設ける空気室
をシ−ルするための散気板用パッキンよりなる曝気用デ
フュ−ザ−において、前記散気用パッキンの隣り合う辺
をたすきにより連結することを特徴とする、散気板用パ
ッキンである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水処理の曝気槽等に
用いられる曝気用デフュ−ザ−の散気板用パッキンに関
するものである。
用いられる曝気用デフュ−ザ−の散気板用パッキンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理装置や汚水処理装置等の排水処
理装置の1つに活性汚泥による方法がある。この方法は
排水処理装置中に曝気槽を設け、この曝気槽中に曝気用
デフュ−ザ−を設置し、これにより空気を送入して排水
を浄化するのである。曝気用ディフュ−ザ−は、プラス
チックまたはセラミックの粒子を円い筒、四角の板また
は円筒上に焼結した、空気を通過する微細孔を持つエレ
メントを主体に、該エレメントを保持するホルダ−と、
該ホルダ−と該エレメントの接点に空気の漏洩を防止す
るためのパッキンとからなっている。しかして、該曝気
用ディフュザ−は、外部より送入された空気を一旦エレ
メントとこれを保持するホルダ−とこの両者に介在する
パッキンにより構成させる空気室に導入された後、エレ
メントを通して曝気層中に気泡として分散させるもので
ある。本発明は、上記のエレメントの形の内、四角の板
の通常散気板と称するエレメントを使用した曝気ディフ
ュザ−のパッキンに関するものである。
理装置の1つに活性汚泥による方法がある。この方法は
排水処理装置中に曝気槽を設け、この曝気槽中に曝気用
デフュ−ザ−を設置し、これにより空気を送入して排水
を浄化するのである。曝気用ディフュ−ザ−は、プラス
チックまたはセラミックの粒子を円い筒、四角の板また
は円筒上に焼結した、空気を通過する微細孔を持つエレ
メントを主体に、該エレメントを保持するホルダ−と、
該ホルダ−と該エレメントの接点に空気の漏洩を防止す
るためのパッキンとからなっている。しかして、該曝気
用ディフュザ−は、外部より送入された空気を一旦エレ
メントとこれを保持するホルダ−とこの両者に介在する
パッキンにより構成させる空気室に導入された後、エレ
メントを通して曝気層中に気泡として分散させるもので
ある。本発明は、上記のエレメントの形の内、四角の板
の通常散気板と称するエレメントを使用した曝気ディフ
ュザ−のパッキンに関するものである。
【0003】散気板とこのホルダ−とパッキンによって
形成される空気室には散気板ホルダ−の形状によって二
つの形式に分けられる。その一つは内周に段部を有する
パン形状をしたホルダ−によって空気室が形成されてい
るパン形式であり、他の一つは平なプレ−ト形状をした
ホルダ−を使用しパッキンの厚さによって空気室が形成
されているプレ−ト形式である。これらの形式について
図をもって説明すると、図8及び図9はパン形式の平面
図及びその断面図を、また、図10及び図11はプレ−
ト形式の平面図及びその断面図である。これらの図にお
いて、散気板2は散気板ホルダ−3上のパッキン1の上
に載せ、押え金具4と押え締め付けボルト、ナット5に
よって固定し、空気室6を形成する。散気板ホルダ−3
には空気室6に通じる空気供給孔3aを穿設し、その外
部に散気板ホルダ−空気通路3bを設け、この空気通路
3bの他端に空気配管接続管3cを取り付ける。空気は
空気配管接続管3cより送入され、空気通路3bを通過
し空気供給孔3aより空気室6に導入される。
形成される空気室には散気板ホルダ−の形状によって二
つの形式に分けられる。その一つは内周に段部を有する
パン形状をしたホルダ−によって空気室が形成されてい
るパン形式であり、他の一つは平なプレ−ト形状をした
ホルダ−を使用しパッキンの厚さによって空気室が形成
されているプレ−ト形式である。これらの形式について
図をもって説明すると、図8及び図9はパン形式の平面
図及びその断面図を、また、図10及び図11はプレ−
ト形式の平面図及びその断面図である。これらの図にお
いて、散気板2は散気板ホルダ−3上のパッキン1の上
に載せ、押え金具4と押え締め付けボルト、ナット5に
よって固定し、空気室6を形成する。散気板ホルダ−3
には空気室6に通じる空気供給孔3aを穿設し、その外
部に散気板ホルダ−空気通路3bを設け、この空気通路
3bの他端に空気配管接続管3cを取り付ける。空気は
空気配管接続管3cより送入され、空気通路3bを通過
し空気供給孔3aより空気室6に導入される。
【0004】そして、これらの形式は何れも散気板が角
型であるので空気漏洩防止のためのパッキンも当然角型
である。したがって、この空気室に空気圧が掛かった
際、該角型パッキンの各辺に作用し、辺の中央に最大の
撓みをもたらす等分布荷重が加わる。この荷重により撓
み、即ちパッキンに膨らみが生じた場合、この部分より
空気が漏洩する恐れを生じる。この膨らみを防止するた
め次ぎのような工夫が施されている。パン形式の場合に
は、図9に示すように、パン形状をしたホルダ−の内周
の段部に嵌合する掛り1cを有するパッキンを使用し、
また、プレ−ト形式の場合には、図11に示すように、
一方の辺に平行した凸状の渡し1dを設けた渡し付パッ
キンを採用している。
型であるので空気漏洩防止のためのパッキンも当然角型
である。したがって、この空気室に空気圧が掛かった
際、該角型パッキンの各辺に作用し、辺の中央に最大の
撓みをもたらす等分布荷重が加わる。この荷重により撓
み、即ちパッキンに膨らみが生じた場合、この部分より
空気が漏洩する恐れを生じる。この膨らみを防止するた
め次ぎのような工夫が施されている。パン形式の場合に
は、図9に示すように、パン形状をしたホルダ−の内周
の段部に嵌合する掛り1cを有するパッキンを使用し、
また、プレ−ト形式の場合には、図11に示すように、
一方の辺に平行した凸状の渡し1dを設けた渡し付パッ
キンを採用している。
【0005】しかし、これらのパッキンには次の如き問
題点がある。即ち、図9に示した掛り1cを設けた場合
には、該パンの段部の内寸法とパッキンの掛り1cとの
関係寸法が合致するものでなければならず、パンの段部
の内寸法が少しでも異なるホルダ−場合は、該パッキン
は使用は出来ないと言う欠点がある。また、プレ−ト形
式の渡し付パッキンの場合は、渡しのある辺と渡しのな
い辺を持った、いわゆる方向性を持つパッキンであるた
めに、曝気デフュ−ザ−を組立てるに当っては、該パッ
キンの渡し1dの取付いていない辺を、図10の押さえ
金具4のある辺に合わせて組込む必要がある。これを9
0度間違えて渡し1dの取付けられた辺を押さえた場
合、渡し1dのない辺が膨らんで空気漏れを生じる恐れ
がある。特にこの間違えに気が付かないで、曝気槽の水
中4〜5m下に該デフュ−ザ−を没した後、この空気漏
れが発見された場合、やり直し作業に莫大な労力を必要
とする。
題点がある。即ち、図9に示した掛り1cを設けた場合
には、該パンの段部の内寸法とパッキンの掛り1cとの
関係寸法が合致するものでなければならず、パンの段部
の内寸法が少しでも異なるホルダ−場合は、該パッキン
は使用は出来ないと言う欠点がある。また、プレ−ト形
式の渡し付パッキンの場合は、渡しのある辺と渡しのな
い辺を持った、いわゆる方向性を持つパッキンであるた
めに、曝気デフュ−ザ−を組立てるに当っては、該パッ
キンの渡し1dの取付いていない辺を、図10の押さえ
金具4のある辺に合わせて組込む必要がある。これを9
0度間違えて渡し1dの取付けられた辺を押さえた場
合、渡し1dのない辺が膨らんで空気漏れを生じる恐れ
がある。特にこの間違えに気が付かないで、曝気槽の水
中4〜5m下に該デフュ−ザ−を没した後、この空気漏
れが発見された場合、やり直し作業に莫大な労力を必要
とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の従
来技術の欠点を解消するため、種々検討した結果、本発
明を完成したもので、本発明の目的はパン形式のホルダ
−の内寸法が少し異なる場合にも使用可能なパッキンで
あり、しかも、方向性を持たないプレ−ト形式のホルダ
−にも使用が可能なパッキンを提供することである。
来技術の欠点を解消するため、種々検討した結果、本発
明を完成したもので、本発明の目的はパン形式のホルダ
−の内寸法が少し異なる場合にも使用可能なパッキンで
あり、しかも、方向性を持たないプレ−ト形式のホルダ
−にも使用が可能なパッキンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は角型散気
板と、空気供給孔を有する該散気板用ホルダ−と、該散
気板と該ホルダ−の間に設ける空気室をシ−ルするため
の散気板用パッキンよりなる曝気用デフュ−ザ−におい
て、前記散気用パッキンの隣り合う辺をたすきにより連
結することを特徴とする散気板用パッキンである。即
ち、本発明においては散気用パッキンの隣り合う辺をた
すきにより連結することによって空気室の空気圧によっ
ても辺が膨らむことがなく空気洩れやパッキン自体に方
向性がないので従来の欠点を解消することができる。
板と、空気供給孔を有する該散気板用ホルダ−と、該散
気板と該ホルダ−の間に設ける空気室をシ−ルするため
の散気板用パッキンよりなる曝気用デフュ−ザ−におい
て、前記散気用パッキンの隣り合う辺をたすきにより連
結することを特徴とする散気板用パッキンである。即
ち、本発明においては散気用パッキンの隣り合う辺をた
すきにより連結することによって空気室の空気圧によっ
ても辺が膨らむことがなく空気洩れやパッキン自体に方
向性がないので従来の欠点を解消することができる。
【0008】次に本発明に係る散気用パッキン及びこれ
を装着した曝気用デフュ−ザ−を図を持って説明する。
図1に本発明の散気板用パッキンの平面図を、図2に同
側面図を、図3に断面部分拡大図をそれぞれ示した。図
においてパッキン1は隣り合う辺をたすき1aによって
連結されており、このたすき1aにより隣り合う辺を連
結することによって、角型パッキンにおいて空気の圧力
が加わった場合、辺の中央が外に膨らむ欠点を防ぐこと
ができる。この散気板用パッキンが適用される散気板の
大きさには特に制限がないが、公共の下水処理場では一
般的に20cm角〜40cm角の範囲で多く使用され
る。上記20cm角〜40cm角の散気板の場合の、本
発明のパッキンの散気板の各部の寸法は、概ね次の通り
である。なお、以下に示す寸法は、使用条件や使用材料
によって変える必要が生ずるものであり、この寸法にこ
だわるものではない。
を装着した曝気用デフュ−ザ−を図を持って説明する。
図1に本発明の散気板用パッキンの平面図を、図2に同
側面図を、図3に断面部分拡大図をそれぞれ示した。図
においてパッキン1は隣り合う辺をたすき1aによって
連結されており、このたすき1aにより隣り合う辺を連
結することによって、角型パッキンにおいて空気の圧力
が加わった場合、辺の中央が外に膨らむ欠点を防ぐこと
ができる。この散気板用パッキンが適用される散気板の
大きさには特に制限がないが、公共の下水処理場では一
般的に20cm角〜40cm角の範囲で多く使用され
る。上記20cm角〜40cm角の散気板の場合の、本
発明のパッキンの散気板の各部の寸法は、概ね次の通り
である。なお、以下に示す寸法は、使用条件や使用材料
によって変える必要が生ずるものであり、この寸法にこ
だわるものではない。
【0009】パッキンの散気板2に接触する内寸法は、
該散気板の外寸法にほぼ同寸法か、数mm小さい寸法を
採用する。数mm小さい寸法を採用した場合は、パッキ
ンを引伸ばして該散気板に装着する。散気板2の周囲の
外に立ち上げるパッキンの縁の幅は2〜10mmであ
り、該幅の外面はパッキンの全体の外面である。パッキ
ンの、散気板2の下面からの該縁の高さは、1〜15m
mである。散気板2の下面とホルダ−の上面に挟まるパ
ッキンの厚みは5〜15mmであり、この高さはホルダ
−と散気板の間のクッションによるパッキン効果をもた
らすと共に、プレ−ト形式のホルダ−に使用する場合
は、空気室としての空間を維持する高さとなる。パッキ
ンの、散気板の下面とホルダ−の上面に挟まる部分の幅
は5〜25mmであり、該幅の内面はパッキンの内径と
なる。
該散気板の外寸法にほぼ同寸法か、数mm小さい寸法を
採用する。数mm小さい寸法を採用した場合は、パッキ
ンを引伸ばして該散気板に装着する。散気板2の周囲の
外に立ち上げるパッキンの縁の幅は2〜10mmであ
り、該幅の外面はパッキンの全体の外面である。パッキ
ンの、散気板2の下面からの該縁の高さは、1〜15m
mである。散気板2の下面とホルダ−の上面に挟まるパ
ッキンの厚みは5〜15mmであり、この高さはホルダ
−と散気板の間のクッションによるパッキン効果をもた
らすと共に、プレ−ト形式のホルダ−に使用する場合
は、空気室としての空間を維持する高さとなる。パッキ
ンの、散気板の下面とホルダ−の上面に挟まる部分の幅
は5〜25mmであり、該幅の内面はパッキンの内径と
なる。
【0010】散気板の下面に接触するパッキンの上面
と、ホルダ−の上面に接触するパッキンの下面に、辺に
沿って高さ0.5〜3mm、幅1〜5mmの断面が四角
または三角の線状の、図3に示す突起1bを設けること
が好ましく、該突起は、散気板とホルダ−の間にパッキ
ンを挟んで、押さえ金具4と締付けボルト、ナット5に
より締め付けた際、該線状の突起を集中的に潰すことに
よりパッキン効果を上げる。なお、該突起はパッキンの
上面又は下面の片方のみ、或いはその両面に設けても良
い。辺の膨らみを防ぐたすきの辺に対する角度は特に限
定されるものではないが、各辺の隣に辺に45度の角度
で渡す場合が最も好ましい。そして、たすきの幅は散気
板の外寸法の10〜20%、厚みは2〜6mmとし、取
付け位置は散気板の下面に該たすき同志が接触しない位
置とする。通常はパッキンの突起1bを除く下面と、た
すきの下面を同一面とする。本発明の散気板パッキンの
材質は、一般に使用されるゴムパッキンの材質であれば
よく、例えば、クロロプレンゴム、エチレンプロピレン
ゴム、ニトリルゴム等を多く使用する。また、硬度はゴ
ム硬度で40〜60度である。
と、ホルダ−の上面に接触するパッキンの下面に、辺に
沿って高さ0.5〜3mm、幅1〜5mmの断面が四角
または三角の線状の、図3に示す突起1bを設けること
が好ましく、該突起は、散気板とホルダ−の間にパッキ
ンを挟んで、押さえ金具4と締付けボルト、ナット5に
より締め付けた際、該線状の突起を集中的に潰すことに
よりパッキン効果を上げる。なお、該突起はパッキンの
上面又は下面の片方のみ、或いはその両面に設けても良
い。辺の膨らみを防ぐたすきの辺に対する角度は特に限
定されるものではないが、各辺の隣に辺に45度の角度
で渡す場合が最も好ましい。そして、たすきの幅は散気
板の外寸法の10〜20%、厚みは2〜6mmとし、取
付け位置は散気板の下面に該たすき同志が接触しない位
置とする。通常はパッキンの突起1bを除く下面と、た
すきの下面を同一面とする。本発明の散気板パッキンの
材質は、一般に使用されるゴムパッキンの材質であれば
よく、例えば、クロロプレンゴム、エチレンプロピレン
ゴム、ニトリルゴム等を多く使用する。また、硬度はゴ
ム硬度で40〜60度である。
【0011】上記の散気板板用散気装置の曝気用デフュ
−ザ−に取付けた場合について説明する。図4及び図5
はパン形式の散気板ホルダ−によって空気室が形成され
ている場合である。該図に示す如く、曝気用デフュ−ザ
−の空気室は空気供給孔3aを有する散気板用ホルダ−
3と、空気を微細な気泡にして水中に散気する散気板2
と、これらの間に本発明にかかるパッキン1を一体に組
付ける押え金具4と締付けボルト、ナット5により構成
される。散気板用ホルダ−3と押え金具4には、一般的
に水中で耐腐食性があり、構造的な強度を有するステン
レス鋼が、散気板2には、ABS等の合成樹脂、または
セラミックが、パッキンには、クロロプレンゴム等一般
的に使用されるゴムが、それぞれ使用される。一方、実
使用においては、該デフュ−ザ−は散気板を1枚単独に
使用する場合、或いは1列に数枚、2列に数枚並列に接
続して使用される場合がある。図6及び図7はプレ−ト
形式の散気板ホルダ−によって空気室が形成されている
場合であるが、この場合、散気板ホルダ−の形状が異な
るのみで他は全てパン形式の場合と同じである。
−ザ−に取付けた場合について説明する。図4及び図5
はパン形式の散気板ホルダ−によって空気室が形成され
ている場合である。該図に示す如く、曝気用デフュ−ザ
−の空気室は空気供給孔3aを有する散気板用ホルダ−
3と、空気を微細な気泡にして水中に散気する散気板2
と、これらの間に本発明にかかるパッキン1を一体に組
付ける押え金具4と締付けボルト、ナット5により構成
される。散気板用ホルダ−3と押え金具4には、一般的
に水中で耐腐食性があり、構造的な強度を有するステン
レス鋼が、散気板2には、ABS等の合成樹脂、または
セラミックが、パッキンには、クロロプレンゴム等一般
的に使用されるゴムが、それぞれ使用される。一方、実
使用においては、該デフュ−ザ−は散気板を1枚単独に
使用する場合、或いは1列に数枚、2列に数枚並列に接
続して使用される場合がある。図6及び図7はプレ−ト
形式の散気板ホルダ−によって空気室が形成されている
場合であるが、この場合、散気板ホルダ−の形状が異な
るのみで他は全てパン形式の場合と同じである。
【0012】
【実施例】次に実施例をもって本発明を更に具体的に説
明する。 実施例1 外寸30cm角、厚み3cmの角形散気板用パッキンと
して下記寸法を有するパッキンを作成した。 散気板に接触する内寸法:296mm 散気板の縁の外に立ち上げるパッキンの縁の幅:5mm 外縁の、散気板2の下面からの高さ:10mm パッキンの外寸法:306mm角 散気板の下面とホルダ−の上面に挟まるパッキンの厚
み:10mm 散気板の下面とホルダ−の上面に挟まる部分の幅:14
mm パッキンの内径:268mm 散気板の下面に接触するパッキンの上面に、辺に沿う線
状の突起:幅2mm高さ1mmの正三角形 各辺の隣の辺に45度の角度で取付けるたすきの幅:4
0mm たすきの厚み:4mm パッキンの下面と、たすきの下面、同一面 たすきの取付け高さ位置:パッキンの突起1bを除く下
面とたすきの下面、同一面 材質:クロロクレンゴム ゴム硬度:45度
明する。 実施例1 外寸30cm角、厚み3cmの角形散気板用パッキンと
して下記寸法を有するパッキンを作成した。 散気板に接触する内寸法:296mm 散気板の縁の外に立ち上げるパッキンの縁の幅:5mm 外縁の、散気板2の下面からの高さ:10mm パッキンの外寸法:306mm角 散気板の下面とホルダ−の上面に挟まるパッキンの厚
み:10mm 散気板の下面とホルダ−の上面に挟まる部分の幅:14
mm パッキンの内径:268mm 散気板の下面に接触するパッキンの上面に、辺に沿う線
状の突起:幅2mm高さ1mmの正三角形 各辺の隣の辺に45度の角度で取付けるたすきの幅:4
0mm たすきの厚み:4mm パッキンの下面と、たすきの下面、同一面 たすきの取付け高さ位置:パッキンの突起1bを除く下
面とたすきの下面、同一面 材質:クロロクレンゴム ゴム硬度:45度
【0013】以上に示した本発明の散気板パッキンを、
ステンレス鋼製パン形式のホルダ−と、ABS樹脂製散
気板を組合せて曝気デフュ−ザ−として組み立て、ブロ
ワ−により細孔2000mmAqの空気α知力をホルダ
−の空気室に送った結果、外パッキンの辺の中央の外へ
の膨らみは見られず、したがって、該パッキンからの空
気の漏洩は全くなかった。因みに、公共の下水処理場に
おける曝気デフュ−ザ−の、空気室にかかる空気圧は最
大1000mmAqであり、本実施例からの安全率は
2.7倍以上である。
ステンレス鋼製パン形式のホルダ−と、ABS樹脂製散
気板を組合せて曝気デフュ−ザ−として組み立て、ブロ
ワ−により細孔2000mmAqの空気α知力をホルダ
−の空気室に送った結果、外パッキンの辺の中央の外へ
の膨らみは見られず、したがって、該パッキンからの空
気の漏洩は全くなかった。因みに、公共の下水処理場に
おける曝気デフュ−ザ−の、空気室にかかる空気圧は最
大1000mmAqであり、本実施例からの安全率は
2.7倍以上である。
【0014】
【発明の効果】角型散気板を用いた曝気用デフュ−ザ−
に、本発明のたすき構造の散気板用パッキンを採用する
ことにより、パン形式のホルダ−におけるパンの縁にパ
ッキンの辺の膨らみ防止のための掛り(図9の1c)を
省略することが出来、これに伴い、パンの内寸法が少し
異なるホルダ−場合でも使用可能である。また、従来の
プレ−ト形式において、使用した渡し(図11の1d)
付きパッキンを使用することを要しないので方向性に基
づく欠点を改良することができ、従って、曝気用デフュ
−ザ−に取り付が容易となる等の効果を奏する。
に、本発明のたすき構造の散気板用パッキンを採用する
ことにより、パン形式のホルダ−におけるパンの縁にパ
ッキンの辺の膨らみ防止のための掛り(図9の1c)を
省略することが出来、これに伴い、パンの内寸法が少し
異なるホルダ−場合でも使用可能である。また、従来の
プレ−ト形式において、使用した渡し(図11の1d)
付きパッキンを使用することを要しないので方向性に基
づく欠点を改良することができ、従って、曝気用デフュ
−ザ−に取り付が容易となる等の効果を奏する。
【図1】 本発明の散気板パッキンの平面図
【図2】 本発明の散気板パッキンの側面図
【図3】 本発明の散気板パッキンの断面部分拡大図
【図4】 本発明の散気板パッキンをパン形式のホルダ
−に使用した場合の平面図
−に使用した場合の平面図
【図5】 図4の側断面図
【図6】 本発明の散気板パッキンをプレ−ト形式のホ
ルダ−に使用した場合の平面図
ルダ−に使用した場合の平面図
【図7】 図6の側断面図
【図8】 従来技術の掛りのあるパッキンをパン形式の
ホルダ−に使用した場合の平面図
ホルダ−に使用した場合の平面図
【図9】 図8の側断面図
【図10】 従来技術の渡りのあるパッキンをプレ−ト
形式のホルダ−に使用した場合の平面図
形式のホルダ−に使用した場合の平面図
【図11】 図10の側断面図
1 散気板パッキン、 1a 散気板パッキンたす
き、1b 散気板パッキン、突起、 1c 散気板
パッキン掛り、1d 散気板パッキン渡し、 2
散気板、3 散気板ホルダ−、 3a 散気板ホル
ダ−空気供給孔、3b 散気板ホルダ−空気通路、3c
散気板ホルダ−空気配管接続管、 4 押え金具 5 締付けボルト、ナット 6 空気室
き、1b 散気板パッキン、突起、 1c 散気板
パッキン掛り、1d 散気板パッキン渡し、 2
散気板、3 散気板ホルダ−、 3a 散気板ホル
ダ−空気供給孔、3b 散気板ホルダ−空気通路、3c
散気板ホルダ−空気配管接続管、 4 押え金具 5 締付けボルト、ナット 6 空気室
Claims (1)
- 【請求項1】 角型散気板と、空気供給孔を有する該散
気板用ホルダ−と、該散気板と該ホルダ−の間に設ける
空気室をシ−ルするための散気板用パッキンよりなる曝
気用デフュ−ザ−において、前記散気用パッキンの隣り
合う辺をたすきにより連結することを特徴とする散気板
用パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6298270A JPH08155484A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 散気板用パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6298270A JPH08155484A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 散気板用パッキン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155484A true JPH08155484A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17857469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6298270A Pending JPH08155484A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 散気板用パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08155484A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024726A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Metawater Co Ltd | 散気部材の支持構造 |
CN102372370A (zh) * | 2011-10-18 | 2012-03-14 | 江苏菲力环保工程有限公司 | 塑料片叠加固定孔曝气设备 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6298270A patent/JPH08155484A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024726A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Metawater Co Ltd | 散気部材の支持構造 |
CN102372370A (zh) * | 2011-10-18 | 2012-03-14 | 江苏菲力环保工程有限公司 | 塑料片叠加固定孔曝气设备 |
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