JPH08155017A - 液体拡散方法とその拡散装置 - Google Patents

液体拡散方法とその拡散装置

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JPH08155017A
JPH08155017A JP6303462A JP30346294A JPH08155017A JP H08155017 A JPH08155017 A JP H08155017A JP 6303462 A JP6303462 A JP 6303462A JP 30346294 A JP30346294 A JP 30346294A JP H08155017 A JPH08155017 A JP H08155017A
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JP
Japan
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liquid
holder
fragrance
heater
holding body
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JP6303462A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kato
薫 加藤
Kazunari Miwa
一成 三輪
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MIZUHO KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MIZUHO KIKAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 香料等の液体を効率よく気化させる。また消
費電力を低減する。 【構成】 浸透性のある材質で保持体1を形成する。こ
の保持体1の表面に液体を噴霧して吹き付けた後に熱風
を吹き付け、その液体を気化拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体拡散方法とその拡散
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体の香料を空間に拡散して人々
の環境を良くする目的で、液体の香料を噴霧して自然気
化させる方法と、噴霧された香料を加熱して積極的に気
化する方法がある。前者のものは香料の気化による芳香
の効果が現れるのが遅いため、後者のものが優れてい
る。
【0003】後者のものとして従来、液体の香料を収納
したスプレーボトルとこのスプレーボトルから水平に噴
霧された香料に対向して垂直に配置した鉄板と、この鉄
板を加熱する加熱手段とからなり、約200℃に温めら
れた上記の鉄板の表面に香料を噴霧して鉄板の熱によっ
て香料を短時間に気化させるものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の後
者のもののように、垂直の鉄板の表面に香料を水平状態
で吹きつけるものにおいては、香料を鉄板の表面で受け
たときに、その噴霧状態の香料の粒子同士がぶつかって
粒子の粒が大きくなり、液状化して鉄板の表面上でその
液垂れがおこり、香料の気化の促進を妨げる問題があ
る。
【0005】また鉄板は液体の含浸性がないため、噴霧
された香料が鉄板の表面上に残りやすい。そのため鉄板
表面上に噴霧された香料が残っている場合に、次の噴霧
を行なうと香料の粒子が大粒に成長し、一層液垂れが助
長され、香料の気化を妨げる問題がある。
【0006】また、香料の瞬間気化をさせるためには鉄
板の温度を高くする必要があるが、反面、高温にすると
香料の成分が焦げてその特性を損ない、香りが変化する
問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記の各問題点を解決で
きる液体拡散方法とその拡散装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の発明は、含浸性のある材
質で保持体を形成し、該保持体に液体を噴霧して付着さ
せ、該付着した液体を熱風で気化拡散させることを特徴
とする液体拡散方法である。
【0009】請求項2記載の発明は、含浸性のある材質
で保持体を形成し、液体を所定時間、上記保持体に噴霧
して付着させ、その後に熱風を所定時間保持体に吹きつ
けて保持体に付着した液体を気化拡散させることを特徴
とする液体拡散方法である。
【0010】請求項3記載の発明は、上記保持体を素焼
きの陶器で形成した液体拡散方法である。請求項4記載
の発明は、含浸性のある材質で形成した保持体と、該保
持体の表面に液体を吹きつける噴霧手段と、上記保持体
の表面に熱風を送る熱風供給手段とからなることを特徴
とする液体の拡散装置である。
【0011】請求項5記載の発明は請求項4の保持体を
装置本体に対して取り外し可能に設置した液体の拡散装
置である。請求項6記載の発明は、請求項4記載の熱風
供給手段が、送風器と該送風器の前部に適宜間隔を存し
てヒータを配して構成したことを特徴とする液体の拡散
装置である。
【0012】請求項7記載の発明は、上記請求項4又は
5記載の保持体を素焼きの陶器で形成した液体の拡散装
置である。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、噴霧された微
細な粒子の液体は保持体(1)内に、微細な粒子の状態
で含浸保持され、その含浸保持された流体は、保持体
(1)に吹きつけられる熱風により、短時間に効率よく
気化して空中へ拡散する。
【0014】請求項2記載の発明においては、上記の液
体の噴霧と熱風の供給が交互に行なわれ、保持体(1)
に含浸されていた液体を、次回の噴霧の液体を良好に含
浸保持できる状態まで気化させた後に次回の液体を噴霧
できる。このことは、保持体(1)による液体の保持
と、この保持した液体の気化の効率が良くなる。
【0015】請求項4記載の発明においては、上記請求
項1又は2記載の発明による液体の気化拡散を行なうこ
とができる。請求項5記載の発明においては、異種の香
料のスプレーボトルに交換した場合に、保持体(1)も
同時に新規なものに交換することができる。
【0016】請求項6記載の発明においては、ファン
(3a)を停止した状態でヒータ(4)によりそのヒー
タ部の雰囲気温度を予め高めておき、この加熱された空
気をファン(3a)により保持体(1)へ吹きつける。
【0017】このようにファンを止めてヒータの熱でヒ
ータ部の雰囲気温度を高温にし、ヒータの周りに高温を
溜め、高熱が溜まった時(状態)に、ファン(3a)に
よって溜まった高熱を保持体(1)に吹き付けることに
より、保持体(1)の雰囲気温度が急上昇し、保持体
(1)にある微細な液体は短時間で高熱を受け、気化時
間が短くなる。
【0018】請求項3及び7の発明においては、保持体
(1)を素焼きの陶器で形成したことにより、吹き付け
られた香料の保持体(1)への含浸性が良く、更に保持
体(1)が熱くなりにくい。
【0019】
【実施例】次に液体香料を噴霧、気化させる芳香装置に
本発明を適用した図に示す実施例について説明する。
【0020】図1は本発明の概念図で、1は香料保持
体、2は噴霧装置付香料ボトル(以下スプレーボトルと
いう)、3は送風器、4はヒータを示す。香料の保持体
1は、液体の含浸性を有し、かつ熱伝導率の低い素焼き
の陶器で板状に成形されている。
【0021】含浸した液体を保持するためには、この保
持体1が、ある程度の厚みを有することが必要である。
保持体1が薄いと含浸率が低く保持できない液体は表面
に漏れ出してしまい、例えば後述するような噴霧の動作
サイクルが短い場合や噴霧量が多い場合には、液体漏れ
が発生する。そのためこの保持体1の厚みは、噴霧の動
作サイクルや噴霧の量などを考慮して液体を保持するの
に必要な厚みに設定するもので、実施例は4mmの板厚
のものを使用している。
【0022】また上記保持体1は、図1のように鉛直線
Zに対して所定の角度θをもって傾姿勢に配置されてお
り、その表面1aが斜め上方に向いている。上記角度θ
は図の実施例では45度に設定されており、噴霧された
香料が上方へ変向されるようになっている。
【0023】スプレーボトル2は上記保持板1の表面1
aに対して所定の距離を隔てて対向配置されている。該
スプレーボトル2は、液体の香料を収納したボトル部2
aと、その体内の液体の香料を噴霧するスプレー部2b
とからなり、該スプレー2bの噴出口2cが、上記保持
体1における表面に沿った左右方向線X−Xに直交し、
かつ保持体1の表面の中央を通る前後方向の水平線Y−
Yに沿って上記保持体1に向かって開口しており、噴出
口2から噴霧された香料の粒子が図1に示すように保持
体1の表面1aの中央部Aに付着するようになってい
る。
【0024】送風器3は小型モータ(図示しない)で回
転されるファン3aからなり、その送風方向は、上記保
持体1の表面1aの中央を通り、かつ上記左右方向線X
−Xに対して水平にα分傾斜した線X′−X′に沿って
保持体1の中央に向かうように設定されている。また該
送風器3は上記保持体1から所定の距離を隔てて配置さ
れている。
【0025】4はヒータで、環状に形成され、図示しな
い電源により加熱されるようになっている。また該ヒー
タはその中央部を上記送風方向X′−X′の線上に位置
させるとともに、保持体1と送風器3の各々に対して所
定の距離を隔てて配置されており、該ヒータ4によりヒ
ータ周りの雰囲気温度を上げて、そのヒータ周りの加熱
された空気を送風器3で保持体1の中央へ向かって吹き
つけるようになっている。
【0026】上記保持体1、スプレーボトル2、送風器
3及びヒータ4を組み付けた芳香装置を図2に示す。こ
の図2はケース5の中央に仕切板6を設け、仕切板6の
左右に上記各部材を備えて一対設けている。また、送風
器3から送風されて保持体1で上方へ変向された空気
は、ケース5の上部に形成した香料噴き出し口(図示せ
ず)からケース外へ噴出して拡散するようになってい
る。
【0027】また、上記スプーレボトル2には、図3に
示すようにスプレー部2bを押圧して噴霧作動する直動
ソレノイドからなる噴霧駆動部2dが付設されている。
尚、上記噴霧駆動部2dの直動ソレノイドと、送風器3
の伝動モータと、ヒータ4の電源スイッチは、図示しな
い制御回路によってオン・オフ制御される。
【0028】次に香料の噴霧間隔、ファン3aの作動間
隔、ヒータ4の加熱状態及びこれらによる香料の気化状
態の関係を図4により説明する。尚、この香料の噴霧間
隔、ファンの作動間隔、ヒータの設定温度は、使用する
香料の種類により、その香料に最適な値に設定するもの
で、図4に示すような状態に一概に定めるものではな
い。そのため図4は1例としての関係を示したものであ
る。
【0029】先ず、ヒータ4の電源スイッチをオン作動
してヒータ4を加熱し、ヒータ周りの雰囲気温度(空気
の温度)を上げてファン3aの前方に熱を溜める。次に
上記ヒータ4の加熱開始時点0から、ヒータ周りの雰囲
気温度イが設定温度に上昇するまでの設定時間が経過し
た後に、スプレーボトル2における噴霧駆動2dである
直動ソレノイドを所定時間オン作動して香料を所定時間
ロだけ噴霧する。この噴霧された香料の微細な粒子は、
その一部が自然気化されるものの、そのほとんどが保持
体1の表面1aに付着される。この香料の噴霧時間は1
回の噴霧量が最適量となるように設定される。
【0030】上記のように保持体1に吹き付けられた微
細な粒子の香料は、保持体の1の表面1aから内部へ浸
透する。そのため吹き付けられた微細な香料粒子を、そ
の大きさを損なうことなく、保持体1に保持することが
でき、吹き付けられた香料の粒子が保持体1の表面1a
に溜まり、これに更に吹き付けられた香料の粒子がぶつ
かって粒子の粒が大きく成長して液状化し、その液が表
面1aを垂れ下がるような現象が生じない。
【0031】また、この保持体1として液体の含浸性が
高い素焼き陶器の板を使用することにより上記のような
香料の浸透が早くなり、上記のような液垂れ防止が一層
高まるとともに、従来の鉄板の保持体に比べて熱くなり
にくいため、高熱によって香料の成分が損なわれること
がない。
【0032】次に上記の1回の噴霧が終了した後、若干
の時間をおいてファン3aの電源スイッチをオン作動
し、ファン3aを回転させる。この時点においては、既
にヒータ周りの雰囲気温度が高くなって高熱が滞ってい
るので、ファンの回転により、その溜まっていた高温の
空気は熱風として保持体1の表面1aに吹き付けられ
る。このように熱風として保持体1の表面1aへ送るこ
とにより、その表面1a部周りの雰囲気温度が急上昇
し、かつ表面1aを空気が流通することにより、保持体
1に保持されていた微細な香料は短時間に高熱を受けて
急速に気化され、その気化時間が短くなる。このとき、
保持体1に含浸されている香料は上記のように微粒子状
態であるため、その気化が一層良好に行なわれる。
【0033】そして所定時間ハ後にファン3aの電源ス
イッチをオフ作動してファン3aの回転を停止する。こ
のような加熱と送風により、保持体1からの香料が一定
時間ニにわたって気化し、その気化量は図4に示すよう
に初期においては多量で漸次少量になる。
【0034】そして気化量が少なくなった後、すなわち
保持体1が保有する香料の量が少なくなった後に、再度
スプレーボトル2における噴霧駆動部2dの直動ソレノ
イドをオン作動して香料を噴霧する。
【0035】以上が一回の動作工程(1サイクル)で以
後上記と同様の動作を繰り返す。尚、上記の送風によ
り、ヒータの温度はホのように若干昇降するが、その平
均温度は設定温度イとなる。そして上記のように保持体
1から気化した香料はファン3aから保持体1の表面1
aに当たり上方へ変向された空気流とともに、ケース5
の上部に開口した香料噴き出し口(図示せず)から外部
へ噴出拡散する。
【0036】次に、上記保持体1の取付構造について図
5及び図6により詳述する。7は金属板或いは樹脂板等
の適宜材料からなる基板で、その表面に上記保持体1が
分離可能に載置されている。更に該基板7の表面側の上
下には止め具8、9が止めねじ10、11により分離可
能に備えられており、該両止め具8、9によって保持体
1の上下部を挟持的に保持している。そして少なくとも
一方の止め具8又は9を外すことにより、別の保持体と
交換して取り替えることができるようになっている。
【0037】また、基板7の両側における上下部には脚
12、13がその基板7を裏側へ折曲して形成されてい
るとともに、その上部の脚12には引っ掛け用の切欠溝
14が形成されている。
【0038】15はケース5内に設置した受け台で、そ
の上面は45度で後傾する傾斜面に形成されている。該
受け台15の前部には受け用突起16が上方へ突設され
ており、また後部両側には受け用ピン17が突設されて
いる。
【0039】そして、図6に示すように保持体1を備え
た基板7を、その両側の脚12、13が受け台15を跨
ぐように受け台15に載置するとともに切欠溝14をピ
ン17に掛け止めして受け台15に保持させる。これに
より、保持体1は45度の後傾姿勢でセットされ、また
両脚12、13の受け台15との係合及び切欠溝14と
ピン17との係合により、保持体1が不用意に動かず、
所定の位置、姿勢に確実に設置される。
【0040】上記のような構造において、スプレーボト
ル2を別の種類の香料が入ったスプレーボトル2に交替
した場合には、先に使用した保持体1をそのまま使用す
ると、先の香料に異種の香料が混合して本来の香り(特
性)が出せなくなるため、保持体1も同時に新規なもの
に交換する。この交換作業は、先ず例えばピン10を持
って引き上げる。これにより、切欠溝14がピン17か
ら外れ、保持体1と共に基板7を受け台15から取り外
すことができる。取り出した後、止ねじ10、11の少
なくとも一方を緩めるか取外して既設の保持体1を基板
7から外し、新規な保持体1と交換し、再度止ねじ1
0、11を締め付けてその保持体1を基板7に固定す
る。
【0041】そして上記のように基板7を受け台15上
に後傾姿勢でセットする。このように、保持体1と基板
7とは一つのセットされた部品(組立品)として取扱わ
れ、例えば香料の種類を3種類用意する場合には、上記
の保持体のセット部品を3セット用意する。
【0042】尚、保持体1の交換は基板7を受け台15
に載置した状態のままで、止めねじ10、11を緩める
か取外して、保持体1のみを取出して交換してもよい。
以上のようであるから、保持体1の交換が容易に行な
え、使用する香料の香り(特性)をそのまま出すことが
できる。
【0043】また、保持体1の取付けは上記の構造に限
るものではなく、装置本体より取外し可能に設置する構
造であれば良い。尚、上記実施例では保持体1として、
その表面が平面のものを使用した例を示したが、使用状
況によって、表面が曲面、波面等のものを使用してもよ
く、また表面が平滑面や微細な凹凸面、多孔面のもので
あってもよい。
【0044】更に保持体1を不燃性の繊維布や紙、更に
は細かい網目状や、多孔体(軽石、スポンジ等)等で形
成してもよい。更に、上記基板7とは別に強度が高い裏
板の表面に所定の厚みを有する保持体を固着した複合材
としてもよい。
【0045】更に上記基板7や上記裏板の表面に、含浸
材を貼り付けたり、吹き付けて所定の厚みをもった保持
体を形成してもよい。尚、上記実施例は本発明を芳香装
置に適用した例を示したが、本発明は香料以外の液体を
空中に気化拡散させるものに適用できる。
【0046】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、噴霧された微細な粒子の液体をその微細
な粒子の状態で保持体に含浸保持できるので、前記従来
の鉄板を使用するものに見られた液垂れ現象を防止して
保持体に保持した液体の気化拡散を促進できる。そのた
め、保持体を前記従来のように直接高温に加熱すること
なく、熱風を供給することで効率よく液体を気化でき
る。そのため、芳香装置に用いた場合には、香料を熱風
によって短時間に気化でき、しかも従来の鉄板のように
香料を異常に加熱することがないので、香料の特性を損
なうことなく空中に拡散して空間を快適状態にすること
ができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、更に保持体
による液体の保持と、この保持した液体の気化の効率を
向上できる。またヒータとファンを間欠的に作動するの
みでよいため、常時作動させるものに比べて消費電力を
低減できる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、上記の効果
を発揮する装置を提供できる。請求項5記載の発明によ
れば、本発明を芳香装置に使用した場合において、異種
の香料のスプレーボトルと交換した場合には、同時に保
持体も新規なものに交換できる。そのため、先に使用し
た香料が混合することを防止し、本来の香りを出すこと
ができる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、更に保持体
へ熱を効率良く供給できる。請求項3及び請求項7記載
の発明によれば、保持体(1)を素焼きの陶器で形成し
たことにより、吹き付けられた香料の保持体(1)への
含浸性が良く、更に保持体(1)が熱くなりにくい。そ
のため、液垂れ防止と、香料に用いた場合には香料の特
性の変化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概念図。
【図2】 本発明の実施例を示す平断面図。
【図3】 同じく液体の噴霧状態を示す側面図。
【図4】 各動作のタイミング等の関係を示す図。
【図5】 保持体の設置状態の詳細を示す平面図。
【図6】 図5の側断面図。
【符号の説明】
1…保持体 2…液体のスプレーボトル 3…送風
器 3a…ファン 4…ヒータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含浸性のある材質で保持体を形成し、該
    保持体に液体を噴霧して付着させ、該付着した液体を熱
    風で気化拡散させることを特徴とする液体拡散方法。
  2. 【請求項2】 含浸性のある材質で保持体を形成し、液
    体を所定時間、上記保持体に噴霧して付着させ、その後
    に熱風を所定時間保持体に吹きつけて保持体に付着した
    液体を気化拡散させることを特徴とする液体拡散方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の保持体を素焼きの
    陶器で形成した液体拡散方法。
  4. 【請求項4】 含浸性のある材質で形成した保持体と、
    該保持体の表面に液体を吹きつける噴霧手段と、上記保
    持体の表面に熱風を送る熱風供給手段とからなることを
    特徴とする液体の拡散装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の保持体を装置本体に対し
    て取り外し可能に設置した液体の拡散装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の熱風供給手段が、送風器
    と該送風器の前部に適宜間隔を存してヒータを配して構
    成したことを特徴とする液体の拡散装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の保持体を素焼きの
    陶器で形成した液体の拡散装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2389789A (en) * 2002-05-22 2003-12-24 Bioquell Uk Ltd Apparatus for decontamination of enclosed spaces
JP2006521575A (ja) * 2003-03-28 2006-09-21 プロリテック エス.アー. 香気発散機能を有する広告パネル

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