JPH08154247A - 圧縮画像データ処理装置及び方法 - Google Patents
圧縮画像データ処理装置及び方法Info
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- JPH08154247A JPH08154247A JP29221394A JP29221394A JPH08154247A JP H08154247 A JPH08154247 A JP H08154247A JP 29221394 A JP29221394 A JP 29221394A JP 29221394 A JP29221394 A JP 29221394A JP H08154247 A JPH08154247 A JP H08154247A
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- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
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- H04N19/89—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder
- H04N19/895—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder in combination with error concealment
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＭＰＥＧのビットストリームのエラーデータ
を時間的に近い既入力のピクチャ中の対応ブロックの画
像で置換することで画質劣化を低減する。 【構成】 Ｉピクチャ・Ｐピクチャ・Ｂピクチャの各圧
縮データを前方・後方・両方向の各予測マクロブロック
の復号時に参照されるピクチャが時間的に先行するよう
に配列したビットストリームから各ピクチャの画像デー
タを復号して表示順に出力する装置及び方法であって、
エラー検出時に復号中のピクチャタイプ等に応じて、当
該復号中のピクチャに最適な（例：フレーム間距離が最
短の）フレームを選択してエラーデータと置換処理する
装置及び方法。
を時間的に近い既入力のピクチャ中の対応ブロックの画
像で置換することで画質劣化を低減する。 【構成】 Ｉピクチャ・Ｐピクチャ・Ｂピクチャの各圧
縮データを前方・後方・両方向の各予測マクロブロック
の復号時に参照されるピクチャが時間的に先行するよう
に配列したビットストリームから各ピクチャの画像デー
タを復号して表示順に出力する装置及び方法であって、
エラー検出時に復号中のピクチャタイプ等に応じて、当
該復号中のピクチャに最適な（例：フレーム間距離が最
短の）フレームを選択してエラーデータと置換処理する
装置及び方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、参照データを含む画面
が時間的に先行するように画面の順番を入れ換えて配列
されたデータ（例：ＭＰＥＧ標準規格に準拠のビットス
トリーム）を復号して、表示画面順に出力する装置と方
法に関し、特に、データエラー発生時の処理に関する。
が時間的に先行するように画面の順番を入れ換えて配列
されたデータ（例：ＭＰＥＧ標準規格に準拠のビットス
トリーム）を復号して、表示画面順に出力する装置と方
法に関し、特に、データエラー発生時の処理に関する。
【０００２】
【従来の技術】動画像符号化標準のＭＰＥＧでは、イン
トラマクロブロックのみから成るＩピクチャの圧縮デー
タと、イントラマクロブロックと前方予測マクロブロッ
クが混在するＰピクチャの圧縮データと、イントラマク
ロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マクロ
ブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢピク
チャの圧縮データが、前方又は後方又は両方向の各予測
マクロブロックの復号時に参照されるピクチャが時間的
に先行するように配列されて、ビットストリームとされ
ている。ＭＰＥＧのデコーダは、このビットストリーム
から各ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力
する。したがって、ＭＰＥＧのデコーダでは、入力デー
タと出力データのピクチャの順番が異なっている。
トラマクロブロックのみから成るＩピクチャの圧縮デー
タと、イントラマクロブロックと前方予測マクロブロッ
クが混在するＰピクチャの圧縮データと、イントラマク
ロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マクロ
ブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢピク
チャの圧縮データが、前方又は後方又は両方向の各予測
マクロブロックの復号時に参照されるピクチャが時間的
に先行するように配列されて、ビットストリームとされ
ている。ＭＰＥＧのデコーダは、このビットストリーム
から各ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力
する。したがって、ＭＰＥＧのデコーダでは、入力デー
タと出力データのピクチャの順番が異なっている。
【０００３】また、ＭＰＥＧでは、複数のピクチャがＧ
ＯＰ(Group of Picture)と呼ばれる単位に纏めて扱われ
ており、上述の各予測は、通常は同一ＧＯＰ内に於いて
行われるが、相関の有るＧＯＰ間では、先行するＧＯＰ
のピクチャが予測の参照ピクチャとして用いられ得る。
相関の有るピクチャとは画像に連続性の有るピクチャで
あり、相関が有るか否かは、クローズドＧＯＰフラグ、
又は、ブロークンリンクフラグによって判定され得る。
ＯＰ(Group of Picture)と呼ばれる単位に纏めて扱われ
ており、上述の各予測は、通常は同一ＧＯＰ内に於いて
行われるが、相関の有るＧＯＰ間では、先行するＧＯＰ
のピクチャが予測の参照ピクチャとして用いられ得る。
相関の有るピクチャとは画像に連続性の有るピクチャで
あり、相関が有るか否かは、クローズドＧＯＰフラグ、
又は、ブロークンリンクフラグによって判定され得る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ＭＰＥＧのビットスト
リームにエラーが発生した場合、そのエラーによる画質
の劣化を最小限に抑えることが望まれる。その方法とし
ては、例えば、エラー部分を類似の画像で置換すること
が考えられる。類似の画像とは、既にデコードされたピ
クチャ中の対応するブロックの画像等である。
リームにエラーが発生した場合、そのエラーによる画質
の劣化を最小限に抑えることが望まれる。その方法とし
ては、例えば、エラー部分を類似の画像で置換すること
が考えられる。類似の画像とは、既にデコードされたピ
クチャ中の対応するブロックの画像等である。
【０００５】しかるに、ＭＰＥＧでは、入力されるビッ
トストリーム内のピクチャ順が、図３に示すように、表
示順と異なっている。このため、デコード済のピクチャ
中の対応部分の画像データでエラーデータを置換するた
めには、置換対象にするピクチャを最適に指定する必要
がある。
トストリーム内のピクチャ順が、図３に示すように、表
示順と異なっている。このため、デコード済のピクチャ
中の対応部分の画像データでエラーデータを置換するた
めには、置換対象にするピクチャを最適に指定する必要
がある。
【０００６】また、ＭＰＥＧでは、他のピクチャを参照
して復号される予測ピクチャ（Ｐ又はＢピクチャ）が存
在するため、参照ピクチャに発生したエラーが予測ピク
チャに波及して、該予測ピクチャにて初めてエラーが検
出される場合もある。このため、予測ピクチャでエラー
が検出された場合には、その参照ピクチャに基づいてエ
ラー処理をできない場合もある。本発明は、上記の指定
を最適に行うことで、ＭＰＥＧのビットストリームのエ
ラーによる画質の劣化を最小限に抑えることを目的とす
る。
して復号される予測ピクチャ（Ｐ又はＢピクチャ）が存
在するため、参照ピクチャに発生したエラーが予測ピク
チャに波及して、該予測ピクチャにて初めてエラーが検
出される場合もある。このため、予測ピクチャでエラー
が検出された場合には、その参照ピクチャに基づいてエ
ラー処理をできない場合もある。本発明は、上記の指定
を最適に行うことで、ＭＰＥＧのビットストリームのエ
ラーによる画質の劣化を最小限に抑えることを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、イントラマク
ロブロックのみから成るＩピクチャとイントラマクロブ
ロックと前方予測マクロブロックが混在するＰピクチャ
とイントラマクロブロックと前方予測マクロブロックと
後方予測マクロブロックと両方向予測マクロブロックが
混在するＢピクチャの各圧縮データを各予測マクロブロ
ックの復号時に画像データを参照される参照ピクチャが
時間的に先行するように配列して成るビットストリーム
から、各ピクチャの画像データを復号して表示順に出力
する圧縮画像データ処理装置であって、データのエラー
を検出する手段と、エラー検出時にＢピクチャを復号中
であって直前にＢピクチャを復号していた場合は当該直
前のＢピクチャの対応する部分の画像データでエラーデ
ータを置換するエラー処理手段と、を有する圧縮画像デ
ータ処理装置である。ここで、イントラマクロブロック
とはフレーム間差分予測を行わずにフレーム内符号化の
みを行うマクロブロックである。前方予測マクロブロッ
クとは動き補償フレーム間差分を時間軸方向に行った予
測画像との差分を符号化するマクロブロックである。後
方予測マクロブロックとは時間軸逆順に予測等を行うマ
クロブロックである。両方向予測マクロブロックとは時
間順と時間逆の双方で作った予測画像を補完することに
より予測画像を得て差分を符号化するマクロブロックで
ある。
ロブロックのみから成るＩピクチャとイントラマクロブ
ロックと前方予測マクロブロックが混在するＰピクチャ
とイントラマクロブロックと前方予測マクロブロックと
後方予測マクロブロックと両方向予測マクロブロックが
混在するＢピクチャの各圧縮データを各予測マクロブロ
ックの復号時に画像データを参照される参照ピクチャが
時間的に先行するように配列して成るビットストリーム
から、各ピクチャの画像データを復号して表示順に出力
する圧縮画像データ処理装置であって、データのエラー
を検出する手段と、エラー検出時にＢピクチャを復号中
であって直前にＢピクチャを復号していた場合は当該直
前のＢピクチャの対応する部分の画像データでエラーデ
ータを置換するエラー処理手段と、を有する圧縮画像デ
ータ処理装置である。ここで、イントラマクロブロック
とはフレーム間差分予測を行わずにフレーム内符号化の
みを行うマクロブロックである。前方予測マクロブロッ
クとは動き補償フレーム間差分を時間軸方向に行った予
測画像との差分を符号化するマクロブロックである。後
方予測マクロブロックとは時間軸逆順に予測等を行うマ
クロブロックである。両方向予測マクロブロックとは時
間順と時間逆の双方で作った予測画像を補完することに
より予測画像を得て差分を符号化するマクロブロックで
ある。
【０００８】上記処理装置に於いて、さらに、第１、第
２、及び第３のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号し
て第１又は第２のフレームメモリに格納し、第１又は第
２のフレームメモリの画像データを参照してＰピクチャ
を復号して第２又は第１のフレームメモリに格納し、第
１及び第２のフレームメモリの画像データを参照してＢ
ピクチャを復号して第３のフレームメモリに格納する格
納先制御手段と、第１、第２、又は第３の何れかのフレ
ームメモリの画像データを表示ピクチャ順に読み出して
出力する読出元制御手段とを有するように構成し、前記
エラー処理手段を、エラー検出時にＢピクチャを復号中
であって直前にＢピクチャを復号していた場合は、当該
直前のＢピクチャの対応する部分の画像データでエラー
データを置換するように構成してもよい。上記に於い
て、エラー処理手段を、第３のフレームメモリへのエラ
ーデータの格納を中止すべき旨を前記格納先制御手段に
対して指令することで前記処理を行うように構成しても
よい。また、前記直前に復号したＢピクチャがエラー処
理されていないで、且つ、第１のフレームメモリと第２
のフレームメモリの双方がエラー処理されていないこと
を条件として、第３のフレームメモリの対応する部分の
画像データでエラーデータを置換し、前記直前に復号し
たＢピクチャがエラー処理されている場合、又は、第１
のフレームメモリと第２のフレームメモリの何れか一方
がエラー処理されている場合は、フレーム間距離が最短
の参照ピクチャが格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
構成してもよい。また、エラー検出時にＢピクチャを復
号中で、且つ、その直前にＩ又はＰピクチャを復号して
いた場合は、フレーム間距離が最短の参照ピクチャが格
納されているフレームメモリの対応する部分の画像デー
タでエラーデータを置換するように構成してもよい。
２、及び第３のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号し
て第１又は第２のフレームメモリに格納し、第１又は第
２のフレームメモリの画像データを参照してＰピクチャ
を復号して第２又は第１のフレームメモリに格納し、第
１及び第２のフレームメモリの画像データを参照してＢ
ピクチャを復号して第３のフレームメモリに格納する格
納先制御手段と、第１、第２、又は第３の何れかのフレ
ームメモリの画像データを表示ピクチャ順に読み出して
出力する読出元制御手段とを有するように構成し、前記
エラー処理手段を、エラー検出時にＢピクチャを復号中
であって直前にＢピクチャを復号していた場合は、当該
直前のＢピクチャの対応する部分の画像データでエラー
データを置換するように構成してもよい。上記に於い
て、エラー処理手段を、第３のフレームメモリへのエラ
ーデータの格納を中止すべき旨を前記格納先制御手段に
対して指令することで前記処理を行うように構成しても
よい。また、前記直前に復号したＢピクチャがエラー処
理されていないで、且つ、第１のフレームメモリと第２
のフレームメモリの双方がエラー処理されていないこと
を条件として、第３のフレームメモリの対応する部分の
画像データでエラーデータを置換し、前記直前に復号し
たＢピクチャがエラー処理されている場合、又は、第１
のフレームメモリと第２のフレームメモリの何れか一方
がエラー処理されている場合は、フレーム間距離が最短
の参照ピクチャが格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
構成してもよい。また、エラー検出時にＢピクチャを復
号中で、且つ、その直前にＩ又はＰピクチャを復号して
いた場合は、フレーム間距離が最短の参照ピクチャが格
納されているフレームメモリの対応する部分の画像デー
タでエラーデータを置換するように構成してもよい。
【０００９】また、本発明は、イントラマクロブロック
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時にＰピクチャを復号中の場合は、画像データを
格納中でない方のフレームメモリの対応する部分の画像
データでエラーデータを置換するエラー処理手段と、を
有する圧縮画像データ処理装置である。
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時にＰピクチャを復号中の場合は、画像データを
格納中でない方のフレームメモリの対応する部分の画像
データでエラーデータを置換するエラー処理手段と、を
有する圧縮画像データ処理装置である。
【００１０】また、本発明は、イントラマクロブロック
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時にＩピクチャを復号中の場合は、画像データを
格納中でない方のフレームメモリに同一ＧＯＰのピクチ
ャが格納されていること、又は同一ＧＯＰではないが相
関のあるＧＯＰのピクチャが格納されていることを条件
として、該フレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換するエラー処理手段と、を有する
圧縮画像データ処理装置である。
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時にＩピクチャを復号中の場合は、画像データを
格納中でない方のフレームメモリに同一ＧＯＰのピクチ
ャが格納されていること、又は同一ＧＯＰではないが相
関のあるＧＯＰのピクチャが格納されていることを条件
として、該フレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換するエラー処理手段と、を有する
圧縮画像データ処理装置である。
【００１１】また、本発明は、イントラマクロブロック
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号し、復号されたＩピクチャ
を第１又は第２のフレームメモリに格納し、第１又は第
２のフレームメモリを参照して復号されたＰピクチャを
第２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２
のフレームメモリを参照して復号されたＢピクチャを第
３のフレームメモリに格納し、第１、第２、又は第３の
何れかのフレームメモリから表示ピクチャ順に画像デー
タを読み出して出力し、データのエラーが検出された場
合は、Ｉピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャの何れのピ
クチャを復号中であったかに応じて各々異なるエラー処
理を行う、圧縮画像データ処理方法である。
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号し、復号されたＩピクチャ
を第１又は第２のフレームメモリに格納し、第１又は第
２のフレームメモリを参照して復号されたＰピクチャを
第２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２
のフレームメモリを参照して復号されたＢピクチャを第
３のフレームメモリに格納し、第１、第２、又は第３の
何れかのフレームメモリから表示ピクチャ順に画像デー
タを読み出して出力し、データのエラーが検出された場
合は、Ｉピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャの何れのピ
クチャを復号中であったかに応じて各々異なるエラー処
理を行う、圧縮画像データ処理方法である。
【００１２】上記処理方法のエラー処理を、Ｉピクチャ
を復号中の場合は、画像データを格納中でない方のフレ
ームメモリに同一ＧＯＰのピクチャが格納されているこ
と、又は同一ＧＯＰではないが相関のあるＧＯＰのピク
チャが格納されていることを条件として、該フレームメ
モリの対応する部分の画像データでエラーデータを置換
し、Ｐピクチャを復号中の場合は、画像データを格納中
でない方のフレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換し、Ｂピクチャを復号中で、且
つ、直前にＢピクチャを復号していた場合は、第３のフ
レームメモリの対応する部分の画像データでエラーデー
タを置換し、Ｂピクチャを復号中で、且つ、直前にＩピ
クチャ又はＰピクチャを復号していた場合は、フレーム
間距離が最短の参照ピクチャが格納されているフレーム
メモリの対応する部分の画像データでエラーデータを置
換するようにしてもよい。さらに、Ｂピクチャを復号中
で且つ直前にＢピクチャを復号していた場合は該直前の
Ｂピクチャがエラー処理されていないで且つ第１のフレ
ームメモリと第２のフレームメモリの双方がエラー処理
されていないことを条件として第３のフレームメモリの
対応する部分の画像データでエラーデータを置換し、前
記直前のＢピクチャがエラー処理されている場合又は第
１のフレームメモリと第２のフレームメモリの何れか一
方がエラー処理されている場合はフレーム間距離が最短
の参照ピクチャが格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
してもよい。また、フレーム間距離が最短の参照ピクチ
ャが時間的に後に位置するピクチャの場合は、該ピクチ
ャがエラー処理されていないことを条件として、該ピク
チャの格納されているフレームメモリの対応する部分の
画像データでエラーデータを置換し、時間的に前に位置
するピクチャの場合は、該ピクチャが同一ＧＯＰのピク
チャであること、又は、同一ＧＯＰのピクチャではない
が相関のあるＧＯＰのピクチャであることを条件とし
て、該ピクチャの格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
してもよい。
を復号中の場合は、画像データを格納中でない方のフレ
ームメモリに同一ＧＯＰのピクチャが格納されているこ
と、又は同一ＧＯＰではないが相関のあるＧＯＰのピク
チャが格納されていることを条件として、該フレームメ
モリの対応する部分の画像データでエラーデータを置換
し、Ｐピクチャを復号中の場合は、画像データを格納中
でない方のフレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換し、Ｂピクチャを復号中で、且
つ、直前にＢピクチャを復号していた場合は、第３のフ
レームメモリの対応する部分の画像データでエラーデー
タを置換し、Ｂピクチャを復号中で、且つ、直前にＩピ
クチャ又はＰピクチャを復号していた場合は、フレーム
間距離が最短の参照ピクチャが格納されているフレーム
メモリの対応する部分の画像データでエラーデータを置
換するようにしてもよい。さらに、Ｂピクチャを復号中
で且つ直前にＢピクチャを復号していた場合は該直前の
Ｂピクチャがエラー処理されていないで且つ第１のフレ
ームメモリと第２のフレームメモリの双方がエラー処理
されていないことを条件として第３のフレームメモリの
対応する部分の画像データでエラーデータを置換し、前
記直前のＢピクチャがエラー処理されている場合又は第
１のフレームメモリと第２のフレームメモリの何れか一
方がエラー処理されている場合はフレーム間距離が最短
の参照ピクチャが格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
してもよい。また、フレーム間距離が最短の参照ピクチ
ャが時間的に後に位置するピクチャの場合は、該ピクチ
ャがエラー処理されていないことを条件として、該ピク
チャの格納されているフレームメモリの対応する部分の
画像データでエラーデータを置換し、時間的に前に位置
するピクチャの場合は、該ピクチャが同一ＧＯＰのピク
チャであること、又は、同一ＧＯＰのピクチャではない
が相関のあるＧＯＰのピクチャであることを条件とし
て、該ピクチャの格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換するように
してもよい。
【００１３】また、本発明は、イントラマクロブロック
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時に第１又は第２のフレームメモリの画像データ
を参照して復号されるＰピクチャを復号中の場合は第２
又は第１のフレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換し、第１及び第２のフレームメモ
リの画像データを参照して復号されるＢピクチャを復号
中の場合は時間的に前に位置するピクチャが格納されて
いるフレームメモリの対応する部分の画像データでエラ
ーデータを置換するエラー処理手段と、を有する圧縮画
像データ処理装置である。また、本発明は、画面の順番
を変更して圧縮符号化された動画像データを画面毎に、
この変更された順番で復号し、元の動画像の順番で出力
する圧縮画像データ処理方法に於いて、ある画面の復号
時に発生したエラーを他の画面の復号データにより補償
する場合、この他の画面は、復号順ではなく、前記元の
動画像での順番に基づいて選定されることを特徴とする
圧縮画像データ処理方法である。また、上記に於いて、
他の画面は、前記エラーが発生した画面の復号時に、既
に復号され且つその画面データを保持中の画面の中か
ら、選定される。また、上記に於いて、他の画面は、前
記元の動画像での順番に於いて、前記エラーが発生した
画面と、近接した画面である。また、上記に於いて、他
の画面は、前記元の動画像での順番に於いて、前記エラ
ーが発生した画面と、近接した複数の画面である。
のみから成るＩピクチャとイントラマクロブロックと前
方予測マクロブロックが混在するＰピクチャとイントラ
マクロブロックと前方予測マクロブロックと後方予測マ
クロブロックと両方向予測マクロブロックが混在するＢ
ピクチャの各圧縮データを、各予測マクロブロックの復
号時に画像データを参照される参照ピクチャが時間的に
先行するように配列して成るビットストリームから、各
ピクチャの画像データを復号して、表示順に出力する圧
縮画像データ処理装置であって、第１、第２、及び第３
のフレームメモリと、Ｉピクチャを復号して第１又は第
２のフレームメモリに格納し、第１又は第２のフレーム
メモリの画像データを参照してＰピクチャを復号して第
２又は第１のフレームメモリに格納し、第１及び第２の
フレームメモリの画像データを参照してＢピクチャを復
号して第３のフレームメモリに格納する格納先制御手段
と、第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの
画像データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出
元制御手段と、データのエラーを検出する手段と、エラ
ー検出時に第１又は第２のフレームメモリの画像データ
を参照して復号されるＰピクチャを復号中の場合は第２
又は第１のフレームメモリの対応する部分の画像データ
でエラーデータを置換し、第１及び第２のフレームメモ
リの画像データを参照して復号されるＢピクチャを復号
中の場合は時間的に前に位置するピクチャが格納されて
いるフレームメモリの対応する部分の画像データでエラ
ーデータを置換するエラー処理手段と、を有する圧縮画
像データ処理装置である。また、本発明は、画面の順番
を変更して圧縮符号化された動画像データを画面毎に、
この変更された順番で復号し、元の動画像の順番で出力
する圧縮画像データ処理方法に於いて、ある画面の復号
時に発生したエラーを他の画面の復号データにより補償
する場合、この他の画面は、復号順ではなく、前記元の
動画像での順番に基づいて選定されることを特徴とする
圧縮画像データ処理方法である。また、上記に於いて、
他の画面は、前記エラーが発生した画面の復号時に、既
に復号され且つその画面データを保持中の画面の中か
ら、選定される。また、上記に於いて、他の画面は、前
記元の動画像での順番に於いて、前記エラーが発生した
画面と、近接した画面である。また、上記に於いて、他
の画面は、前記元の動画像での順番に於いて、前記エラ
ーが発生した画面と、近接した複数の画面である。
【００１４】
【作用】本発明では、データエラーが検出されると、現
在Ｉ・Ｐ・Ｂの何れのピクチャを復号中かが判定され、
その結果に応じてエラー処理が行われる。例えば、Ｉピ
クチャであれば、第１及び第２のフレームメモリに同一
ＧＯＰのピクチャが格納されているか又は相関の有るＧ
ＯＰのピクチャが格納されていることを条件として、第
１又は第２の中で現在書き込み先でない方のフレームメ
モリのデータでエラーデータが置換される。また、Ｐピ
クチャであれば、第１又は第２の中で現在書き込み先で
ない方のフレームメモリのデータでエラーデータが置換
される。また、Ｂピクチャの場合は、さらに、その直前
のピクチャが判定され、直前がＢピクチャの場合は該Ｂ
ピクチャで置換される。また、直前がＩ又はＰピクチャ
であれば、フレーム間距離が最短のピクチャで置換され
る。なお、上記以外にも、各種の条件に応じて後述の実
施例のように処理が分岐される。
在Ｉ・Ｐ・Ｂの何れのピクチャを復号中かが判定され、
その結果に応じてエラー処理が行われる。例えば、Ｉピ
クチャであれば、第１及び第２のフレームメモリに同一
ＧＯＰのピクチャが格納されているか又は相関の有るＧ
ＯＰのピクチャが格納されていることを条件として、第
１又は第２の中で現在書き込み先でない方のフレームメ
モリのデータでエラーデータが置換される。また、Ｐピ
クチャであれば、第１又は第２の中で現在書き込み先で
ない方のフレームメモリのデータでエラーデータが置換
される。また、Ｂピクチャの場合は、さらに、その直前
のピクチャが判定され、直前がＢピクチャの場合は該Ｂ
ピクチャで置換される。また、直前がＩ又はＰピクチャ
であれば、フレーム間距離が最短のピクチャで置換され
る。なお、上記以外にも、各種の条件に応じて後述の実
施例のように処理が分岐される。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図１は実
施例装置の回路構成を示すブロック図、図２は第１実施
例の概要を示す説明図、図４〜図７は第１実施例の処理
を示すフロ−チャ−トである。
施例装置の回路構成を示すブロック図、図２は第１実施
例の概要を示す説明図、図４〜図７は第１実施例の処理
を示すフロ−チャ−トである。
【００１６】図示のように本装置は、ＭＰＥＧのビット
ストリームから画像データを復号して、表示順に出力す
る装置である。なお、ビットストリームは、通信系から
受信され、又は、蓄積メディアから読み出されるものと
する。まず、入力されるＭＰＥＧのビットストリーム
は、可変長復号化された後、逆量子化処理を施され、さ
らに、逆２次元ＤＣＴ処理を施される。次に、逆２次元
ＤＣＴ処理後のデータは、ピクチャタイプとマクロブロ
ックタイプに応じてエラー処理制御部からの指令でスイ
ッチSW1 〜スイッチSW3 を切り換えられることにより、
以下のようにフレームメモリＡ〜フレームメモリＣに格
納される。
ストリームから画像データを復号して、表示順に出力す
る装置である。なお、ビットストリームは、通信系から
受信され、又は、蓄積メディアから読み出されるものと
する。まず、入力されるＭＰＥＧのビットストリーム
は、可変長復号化された後、逆量子化処理を施され、さ
らに、逆２次元ＤＣＴ処理を施される。次に、逆２次元
ＤＣＴ処理後のデータは、ピクチャタイプとマクロブロ
ックタイプに応じてエラー処理制御部からの指令でスイ
ッチSW1 〜スイッチSW3 を切り換えられることにより、
以下のようにフレームメモリＡ〜フレームメモリＣに格
納される。
【００１７】Ｉピクチャ（＝イントラマクロブロック）
の復号時には、スイッチSW1 はａ接点に設定され、スイ
ッチSW2 はｂ接点又はｃ接点に設定される。即ち、復号
されたＩピクチャの画像データは、フレームメモリＡ又
はフレームメモリＢに格納される。即ち、フレームメモ
リＡとＢのうち、先に画像データを格納済であるフレー
ムメモリに格納される。
の復号時には、スイッチSW1 はａ接点に設定され、スイ
ッチSW2 はｂ接点又はｃ接点に設定される。即ち、復号
されたＩピクチャの画像データは、フレームメモリＡ又
はフレームメモリＢに格納される。即ち、フレームメモ
リＡとＢのうち、先に画像データを格納済であるフレー
ムメモリに格納される。
【００１８】Ｐピクチャのイントラマクロブロックの復
号時には、スイッチSW1,SW2 はＩピクチャの場合と同様
に制御され、復号されたイントラマクロブロックの画像
データは、フレームメモリＡとＢのうち、先に画像デー
タを格納済であるフレームメモリに格納される。前方予
測マクロブロックの復号時には、スイッチSW2 はイント
ラマクロブロックの場合と同じ接点（ｂ接点又はｃ接
点）に設定されるが、スイッチSW1 はｂ接点に設定さ
れ、さらに、スイッチSW3 がａ接点又はｃ接点に設定さ
れる。即ち、Ｐピクチャの前方予測差分データは、フレ
ームメモリＡとＢのうち、後に画像データを格納済であ
るフレームメモリの画像データを加算された後、先に画
像データを格納済であるフレームメモリに格納される。
このフレームメモリは、イントラマクロブロックの格納
先と同じフレームメモリである。
号時には、スイッチSW1,SW2 はＩピクチャの場合と同様
に制御され、復号されたイントラマクロブロックの画像
データは、フレームメモリＡとＢのうち、先に画像デー
タを格納済であるフレームメモリに格納される。前方予
測マクロブロックの復号時には、スイッチSW2 はイント
ラマクロブロックの場合と同じ接点（ｂ接点又はｃ接
点）に設定されるが、スイッチSW1 はｂ接点に設定さ
れ、さらに、スイッチSW3 がａ接点又はｃ接点に設定さ
れる。即ち、Ｐピクチャの前方予測差分データは、フレ
ームメモリＡとＢのうち、後に画像データを格納済であ
るフレームメモリの画像データを加算された後、先に画
像データを格納済であるフレームメモリに格納される。
このフレームメモリは、イントラマクロブロックの格納
先と同じフレームメモリである。
【００１９】Ｂピクチャの復号時には、スイッチSW2 が
ａ接点に設定されて、復号された画像データはフレーム
メモリＣに格納される。イントラマクロブロックの復号
時には、スイッチSW1 はＰピクチャのイントラマクロブ
ロックの場合と同様にａ接点に設定され、復号された画
像データはフレームメモリＣに格納される。前方予測マ
クロブロックの復号時には、スイッチSW1 はｂ接点に設
定され、さらに、スイッチSW3 がａ接点又はｃ接点に設
定される。即ち、Ｂピクチャの前方予測差分データは、
フレームメモリＡとＢのうち、先に画像データを格納済
であるフレームメモリの画像データを加算された後、フ
レームメモリＣに格納される。後方予測マクロブロック
の復号時には、スイッチSW1 は上記の前方予測時と同様
にｂ接点に設定されるが、スイッチSW3 は上記の前方予
測時とは逆にｃ接点又はａ接点に設定される。即ち、Ｂ
ピクチャの後方予測差分データは、フレームメモリＡと
Ｂのうち、後に画像データを格納済であるフレームメモ
リの画像データを加算された後、フレームメモリＣに格
納される。両方向予測マクロブロックの復号時には、ス
イッチSW1 は上記の前方及び後方予測時と同様にｂ接点
に設定されるが、スイッチSW3 はｂ接点に設定される。
即ち、Ｂピクチャの両方向差分データは、フレームメモ
リＡとＢの平均の画像データが加算された後、フレーム
メモリＣに格納される。
ａ接点に設定されて、復号された画像データはフレーム
メモリＣに格納される。イントラマクロブロックの復号
時には、スイッチSW1 はＰピクチャのイントラマクロブ
ロックの場合と同様にａ接点に設定され、復号された画
像データはフレームメモリＣに格納される。前方予測マ
クロブロックの復号時には、スイッチSW1 はｂ接点に設
定され、さらに、スイッチSW3 がａ接点又はｃ接点に設
定される。即ち、Ｂピクチャの前方予測差分データは、
フレームメモリＡとＢのうち、先に画像データを格納済
であるフレームメモリの画像データを加算された後、フ
レームメモリＣに格納される。後方予測マクロブロック
の復号時には、スイッチSW1 は上記の前方予測時と同様
にｂ接点に設定されるが、スイッチSW3 は上記の前方予
測時とは逆にｃ接点又はａ接点に設定される。即ち、Ｂ
ピクチャの後方予測差分データは、フレームメモリＡと
Ｂのうち、後に画像データを格納済であるフレームメモ
リの画像データを加算された後、フレームメモリＣに格
納される。両方向予測マクロブロックの復号時には、ス
イッチSW1 は上記の前方及び後方予測時と同様にｂ接点
に設定されるが、スイッチSW3 はｂ接点に設定される。
即ち、Ｂピクチャの両方向差分データは、フレームメモ
リＡとＢの平均の画像データが加算された後、フレーム
メモリＣに格納される。
【００２０】以上のようにしてフレームメモリＡ又はフ
レームメモリＢに格納されたＩピクチャ又はＰピクチャ
の画像データとフレームメモリＣに格納されたＢピクチ
ャの画像データは、エラー処理制御部からの指令で制御
されるスイッチSW4 の切換により、表示順に外部へ出力
される。
レームメモリＢに格納されたＩピクチャ又はＰピクチャ
の画像データとフレームメモリＣに格納されたＢピクチ
ャの画像データは、エラー処理制御部からの指令で制御
されるスイッチSW4 の切換により、表示順に外部へ出力
される。
【００２１】次に、エラーが検出された場合の処理を、
図４〜図７を参照して説明する。なお、ビットストリー
ム中に予定されていないビットの並びが現れた場合に、
これが、エラーとして検出されるものとする。
図４〜図７を参照して説明する。なお、ビットストリー
ム中に予定されていないビットの並びが現れた場合に、
これが、エラーとして検出されるものとする。
【００２２】エラーの発生が検出されると(S11;YES) 、
まず、スイッチSW1 がｃ接点に設定される(S12) 。即
ち、現在の入力データ（エラーデータ）を、フレームメ
モリＡ又はフレームメモリＢの対応ブロックの画像デー
タによって置換するための準備処理が行われる。
まず、スイッチSW1 がｃ接点に設定される(S12) 。即
ち、現在の入力データ（エラーデータ）を、フレームメ
モリＡ又はフレームメモリＢの対応ブロックの画像デー
タによって置換するための準備処理が行われる。
【００２３】次に、現在復号中のピクチャのタイプが判
定される(S13) 。その結果、Ｉピクチャを復号中の場合
は、ステップS21 に進む。そして、フレームメモリＡと
Ｂが同一ＧＯＰのピクチャである(S21;YES) か、又は、
同一ＧＯＰではないが(S21;NO)、相関のある（＝クロー
ズドＧＯＰでない、又は、ブロークンリンクでない）場
合は(S22;NO)、現在書き込み中でない方のフレームメモ
リの対応部分のデータによってエラーデータが置換され
る(S24,S25,S31,S32) 。
定される(S13) 。その結果、Ｉピクチャを復号中の場合
は、ステップS21 に進む。そして、フレームメモリＡと
Ｂが同一ＧＯＰのピクチャである(S21;YES) か、又は、
同一ＧＯＰではないが(S21;NO)、相関のある（＝クロー
ズドＧＯＰでない、又は、ブロークンリンクでない）場
合は(S22;NO)、現在書き込み中でない方のフレームメモ
リの対応部分のデータによってエラーデータが置換され
る(S24,S25,S31,S32) 。
【００２４】また、ステップS21 で同一ＧＯＰではない
と判定され(S21;NO)、さらに、相関も無いと判定された
場合は(S22;YES) 、置換によるエラー処理が不可能であ
るため、置換は行われない(S26) 。
と判定され(S21;NO)、さらに、相関も無いと判定された
場合は(S22;YES) 、置換によるエラー処理が不可能であ
るため、置換は行われない(S26) 。
【００２５】また、前記ステップS13 で、Ｐピクチャを
復号中と判定された場合は、現在書き込み中でない方の
フレームメモリの対応部分のデータによってエラーデー
タが置換される(S31;S32) 。
復号中と判定された場合は、現在書き込み中でない方の
フレームメモリの対応部分のデータによってエラーデー
タが置換される(S31;S32) 。
【００２６】また、前記ステップS13 で、Ｂピクチャを
復号中と判定された場合は、ステップS41 に進む。そし
て、直前にもＢピクチャを復号しており(S41;YES) 、そ
の直前のＢピクチャにエラーが無く(S42;YES) 、さら
に、参照元であるフレームメモリＡとＢにエラーが無い
(S43;YES) ことを条件として、フレームメモリＣのデー
タがそのまま用いられる(S44,S45) 。即ち、直前のＢピ
クチャの対応部分の画像で置換される。
復号中と判定された場合は、ステップS41 に進む。そし
て、直前にもＢピクチャを復号しており(S41;YES) 、そ
の直前のＢピクチャにエラーが無く(S42;YES) 、さら
に、参照元であるフレームメモリＡとＢにエラーが無い
(S43;YES) ことを条件として、フレームメモリＣのデー
タがそのまま用いられる(S44,S45) 。即ち、直前のＢピ
クチャの対応部分の画像で置換される。
【００２７】また、前記ステップS41 でＩ又はＰピクチ
ャを復号中とされた場合(S41;NO)、又は、前記ステップ
S42 で直前のＢピクチャにエラーが有るとされた場合(S
42;NO)、又は、前記ステップS43 でフレームメモリＡ又
はＢにエラーが有るとされた場合は(S43;NO)、ステップ
S46 以降に進み、復号中のＢピクチャとのフレーム間距
離が最短のピクチャの対応部分の画像データでエラーデ
ータが置換される。
ャを復号中とされた場合(S41;NO)、又は、前記ステップ
S42 で直前のＢピクチャにエラーが有るとされた場合(S
42;NO)、又は、前記ステップS43 でフレームメモリＡ又
はＢにエラーが有るとされた場合は(S43;NO)、ステップ
S46 以降に進み、復号中のＢピクチャとのフレーム間距
離が最短のピクチャの対応部分の画像データでエラーデ
ータが置換される。
【００２８】即ち、後方参照フレームが最短である場合
は(S46;YES) 、該後方参照フレームにエラーが無いこと
を条件として(S47;YES) 、該後方参照フレームの対応部
分の画像データでエラーデータが置換される(S48,S49,S
53,S31,S32) 。また、前方参照フレームと後方参照フレ
ームが同一距離にある場合、又は、前方参照フレームが
最短である場合は(S46;NO)、該前方参照フレームが同一
ＧＯＰ内にあるか(S50;YES) 、又は、同一ＧＯＰ内に無
くとも相関の有るＧＯＰ内にある(S50;NO,and,S51;NO)
ことを条件として、該前方参照フレームの対応部分の画
像データでエラーデータが置換される(S52,S49,S53,S3
1,S32) 。また、前方参照フレームが同一ＧＯＰ内に無
く(S50;NO)、且つ、相関も無い場合は(S51;YES) 、置換
によるエラー処理が不可能であるため、置換は行われな
い(S26) 。なお、この場合に、後方参照フレームで置換
する(S48,S49,S53,S31,S32) ようにしてもよい。
は(S46;YES) 、該後方参照フレームにエラーが無いこと
を条件として(S47;YES) 、該後方参照フレームの対応部
分の画像データでエラーデータが置換される(S48,S49,S
53,S31,S32) 。また、前方参照フレームと後方参照フレ
ームが同一距離にある場合、又は、前方参照フレームが
最短である場合は(S46;NO)、該前方参照フレームが同一
ＧＯＰ内にあるか(S50;YES) 、又は、同一ＧＯＰ内に無
くとも相関の有るＧＯＰ内にある(S50;NO,and,S51;NO)
ことを条件として、該前方参照フレームの対応部分の画
像データでエラーデータが置換される(S52,S49,S53,S3
1,S32) 。また、前方参照フレームが同一ＧＯＰ内に無
く(S50;NO)、且つ、相関も無い場合は(S51;YES) 、置換
によるエラー処理が不可能であるため、置換は行われな
い(S26) 。なお、この場合に、後方参照フレームで置換
する(S48,S49,S53,S31,S32) ようにしてもよい。
【００２９】以上の処理は、図３のように示される。な
お、図３では、Ｂ２０からＢ０へ到る場合や、Ｂ０から
Ｂ６へ到る場合等が図示されていないが、これは、前記
ステップS41 の処理を通過した場合のイメージに相当す
るものである。
お、図３では、Ｂ２０からＢ０へ到る場合や、Ｂ０から
Ｂ６へ到る場合等が図示されていないが、これは、前記
ステップS41 の処理を通過した場合のイメージに相当す
るものである。
【００３０】次に、請求項１３に対応する第２の実施例
を図８に即して説明する。エラー検出後、ピクチャタイ
プの判定まで(S71〜S73)は、第１の実施例(S11〜S13)と
同様である。また、ピクチャタイプがＰピクチャの場合
の処理(S81〜S82)も第１の実施例(S31〜S32)と同様であ
る。
を図８に即して説明する。エラー検出後、ピクチャタイ
プの判定まで(S71〜S73)は、第１の実施例(S11〜S13)と
同様である。また、ピクチャタイプがＰピクチャの場合
の処理(S81〜S82)も第１の実施例(S31〜S32)と同様であ
る。
【００３１】第２の実施例では、エラー検出時にＩピク
チャを復号中の場合は、直ちに、ステップS86 の処理、
即ち、置換によるエラー処理が不可能であるため、置換
を行わない処理となる。
チャを復号中の場合は、直ちに、ステップS86 の処理、
即ち、置換によるエラー処理が不可能であるため、置換
を行わない処理となる。
【００３２】また、第２の実施例では、エラー検出時に
Ｂピクチャを復号中の場合は、後方参照フレームの画像
データの対応部分のデータによってエラーデータが置換
される(S91,S92,S93,S81,S82) 。
Ｂピクチャを復号中の場合は、後方参照フレームの画像
データの対応部分のデータによってエラーデータが置換
される(S91,S92,S93,S81,S82) 。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、本発明では、エラー検出
時に復号中のピクチャタイプ等に応じて、最適なデータ
（例：フレーム間距離の最短のデータ等）でエラーデー
タが置換されるため、エラーによる画質の劣化を最小限
に抑えることができる。
時に復号中のピクチャタイプ等に応じて、最適なデータ
（例：フレーム間距離の最短のデータ等）でエラーデー
タが置換されるため、エラーによる画質の劣化を最小限
に抑えることができる。
【図１】実施例装置の回路構成を示すブロック図。
【図２】第１実施例で図６のステップS41 の処理を通過
した場合の置換処理の選択のイメージを示す説明図。
した場合の置換処理の選択のイメージを示す説明図。
【図３】原画像と入力ビットストリームと出力画像の順
番を示す説明図。
番を示す説明図。
【図４】第１実施例の処理の一部を示すフロ−チャ−
ト。
ト。
【図５】第１実施例の処理の一部を示すフロ−チャ−
ト。
ト。
【図６】第１実施例の処理の一部を示すフロ−チャ−
ト。
ト。
【図７】第１実施例の処理の残部を示すフロ−チャ−
ト。
ト。
【図８】第２実施例の処理の一部を示すフロ−チャ−
ト。
ト。
Claims (17)
- 【請求項１】 イントラマクロブロックのみから成るＩ
ピクチャとイントラマクロブロックと前方予測マクロブ
ロックが混在するＰピクチャとイントラマクロブロック
と前方予測マクロブロックと後方予測マクロブロックと
両方向予測マクロブロックが混在するＢピクチャの各圧
縮データを、各予測マクロブロックの復号時に画像デー
タを参照される参照ピクチャが時間的に先行するように
配列して成るビットストリームから、各ピクチャの画像
データを復号して、表示順に出力する圧縮画像データ処
理装置であって、 データのエラーを検出する手段と、 エラー検出時にＢピクチャを復号中であって直前にＢピ
クチャを復号していた場合は、当該直前のＢピクチャの
対応する部分の画像データでエラーデータを置換するエ
ラー処理手段と、 を有する圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項２】 請求項１に於いて、さらに、 第１、第２、及び第３のフレームメモリと、 Ｉピクチャを復号して第１又は第２のフレームメモリに
格納し、第１又は第２のフレームメモリの画像データを
参照してＰピクチャを復号して第２又は第１のフレーム
メモリに格納し、第１及び第２のフレームメモリの画像
データを参照してＢピクチャを復号して第３のフレーム
メモリに格納する格納先制御手段と、 第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの画像
データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出元制
御手段と、を有し、 前記エラー処理手段は、エラー検出時にＢピクチャを復
号中で、且つ、その直前にＢピクチャを復号していた場
合は、第３のフレームメモリの対応する部分の画像デー
タでエラーデータを置換する、 圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項３】 請求項２に於いて、 前記エラー処理手段は、第３のフレームメモリへのエラ
ーデータの格納を中止すべき旨を前記格納先制御手段に
対して指令することで前記処理を行う、 圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項４】 請求項２に於いて、 前記エラー処理手段は、前記直前に復号したＢピクチャ
がエラー処理されていないで、且つ、第１のフレームメ
モリと第２のフレームメモリの双方がエラー処理されて
いないことを条件として、第３のフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換し、 前記直前に復号したＢピクチャがエラー処理されている
場合、又は、第１のフレームメモリと第２のフレームメ
モリの何れか一方がエラー処理されている場合は、フレ
ーム間距離が最短の参照ピクチャが格納されているフレ
ームメモリの対応する部分の画像データでエラーデータ
を置換する、 圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項５】 請求項４に於いて、 前記エラー処理手段は、前記フレーム間距離が最短の参
照ピクチャが時間的に後に位置するピクチャの場合は、
該ピクチャがエラー処理されていないことを条件とし
て、該ピクチャの格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換し、 前記フレーム間距離が最短の参照ピクチャが時間的に前
に位置するピクチャの場合は、該ピクチャが同一ＧＯＰ
のピクチャであること、又は、同一ＧＯＰのピクチャで
はないが相関のあるＧＯＰのピクチャであることを条件
として、該ピクチャの格納されているフレームメモリの
対応する部分の画像データでエラーデータを置換する、 圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項６】 請求項２に於いて、 前記エラー処理手段は、エラー検出時にＢピクチャを復
号中で、且つ、その直前にＩ又はＰピクチャを復号して
いた場合は、フレーム間距離が最短の参照ピクチャが格
納されているフレームメモリの対応する部分の画像デー
タでエラーデータを置換する、 圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項７】 イントラマクロブロックのみから成るＩ
ピクチャとイントラマクロブロックと前方予測マクロブ
ロックが混在するＰピクチャとイントラマクロブロック
と前方予測マクロブロックと後方予測マクロブロックと
両方向予測マクロブロックが混在するＢピクチャの各圧
縮データを、各予測マクロブロックの復号時に画像デー
タを参照される参照ピクチャが時間的に先行するように
配列して成るビットストリームから、各ピクチャの画像
データを復号して、表示順に出力する圧縮画像データ処
理装置であって、 第１、第２、及び第３のフレームメモリと、 Ｉピクチャを復号して第１又は第２のフレームメモリに
格納し、第１又は第２のフレームメモリの画像データを
参照してＰピクチャを復号して第２又は第１のフレーム
メモリに格納し、第１及び第２のフレームメモリの画像
データを参照してＢピクチャを復号して第３のフレーム
メモリに格納する格納先制御手段と、 第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの画像
データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出元制
御手段と、 データのエラーを検出する手段と、 エラー検出時にＰピクチャを復号中の場合は、画像デー
タを格納中でない方のフレームメモリの対応する部分の
画像データでエラーデータを置換するエラー処理手段
と、 を有する圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項８】 イントラマクロブロックのみから成るＩ
ピクチャとイントラマクロブロックと前方予測マクロブ
ロックが混在するＰピクチャとイントラマクロブロック
と前方予測マクロブロックと後方予測マクロブロックと
両方向予測マクロブロックが混在するＢピクチャの各圧
縮データを、各予測マクロブロックの復号時に画像デー
タを参照される参照ピクチャが時間的に先行するように
配列して成るビットストリームから、各ピクチャの画像
データを復号して、表示順に出力する圧縮画像データ処
理装置であって、 第１、第２、及び第３のフレームメモリと、 Ｉピクチャを復号して第１又は第２のフレームメモリに
格納し、第１又は第２のフレームメモリの画像データを
参照してＰピクチャを復号して第２又は第１のフレーム
メモリに格納し、第１及び第２のフレームメモリの画像
データを参照してＢピクチャを復号して第３のフレーム
メモリに格納する格納先制御手段と、 第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの画像
データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出元制
御手段と、 データのエラーを検出する手段と、 エラー検出時にＩピクチャを復号中の場合は、画像デー
タを格納中でない方のフレームメモリに同一ＧＯＰのピ
クチャが格納されていること、又は同一ＧＯＰではない
が相関のあるＧＯＰのピクチャが格納されていることを
条件として、該フレームメモリの対応する部分の画像デ
ータでエラーデータを置換するエラー処理手段と、 を有する圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項９】 イントラマクロブロックのみから成るＩ
ピクチャとイントラマクロブロックと前方予測マクロブ
ロックが混在するＰピクチャとイントラマクロブロック
と前方予測マクロブロックと後方予測マクロブロックと
両方向予測マクロブロックが混在するＢピクチャの各圧
縮データを、各予測マクロブロックの復号時に画像デー
タを参照される参照ピクチャが時間的に先行するように
配列して成るビットストリームから、各ピクチャの画像
データを復号し、 復号されたＩピクチャを第１又は第２のフレームメモリ
に格納し、第１又は第２のフレームメモリを参照して復
号されたＰピクチャを第２又は第１のフレームメモリに
格納し、第１及び第２のフレームメモリを参照して復号
されたＢピクチャを第３のフレームメモリに格納し、 第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリから表
示ピクチャ順に画像データを読み出して出力し、 データのエラーが検出された場合は、Ｉピクチャ、Ｐピ
クチャ、Ｂピクチャの何れのピクチャを復号中であった
かに応じて各々異なるエラー処理を行う、 圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１０】 請求項９に於いて、 前記エラー処理は、データエラー検出時に於いて、 Ｉピクチャを復号中の場合は、画像データを格納中でな
い方のフレームメモリに同一ＧＯＰのピクチャが格納さ
れていること、又は同一ＧＯＰではないが相関のあるＧ
ＯＰのピクチャが格納されていることを条件として、該
フレームメモリの対応する部分の画像データでエラーデ
ータを置換し、 Ｐピクチャを復号中の場合は、画像データを格納中でな
い方のフレームメモリの対応する部分の画像データでエ
ラーデータを置換し、 Ｂピクチャを復号中で、且つ、直前にＢピクチャを復号
していた場合は、第３のフレームメモリの対応する部分
の画像データでエラーデータを置換し、 Ｂピクチャを復号中で、且つ、直前にＩピクチャ又はＰ
ピクチャを復号していた場合は、フレーム間距離が最短
の参照ピクチャが格納されているフレームメモリの対応
する部分の画像データでエラーデータを置換する、 圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１１】 請求項１０に於いて、 Ｂピクチャを復号中で、且つ、直前にＢピクチャを復号
していた場合は、該直前のＢピクチャがエラー処理され
ていないで、且つ、第１のフレームメモリと第２のフレ
ームメモリの双方がエラー処理されていないことを条件
として、第３のフレームメモリの対応する部分の画像デ
ータでエラーデータを置換し、 前記直前のＢピクチャがエラー処理されている場合、又
は、第１のフレームメモリと第２のフレームメモリの何
れか一方がエラー処理されている場合は、フレーム間距
離が最短の参照ピクチャが格納されているフレームメモ
リの対応する部分の画像データでエラーデータを置換す
る、 圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１２】 請求項１１に於いて、 前記フレーム間距離が最短の参照ピクチャが時間的に後
に位置するピクチャの場合は、該ピクチャがエラー処理
されていないことを条件として、該ピクチャの格納され
ているフレームメモリの対応する部分の画像データでエ
ラーデータを置換し、時間的に前に位置するピクチャの
場合は、該ピクチャが同一ＧＯＰのピクチャであるこ
と、又は、同一ＧＯＰのピクチャではないが相関のある
ＧＯＰのピクチャであることを条件として、該ピクチャ
の格納されているフレームメモリの対応する部分の画像
データでエラーデータを置換する、 圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１３】 イントラマクロブロックのみから成る
Ｉピクチャとイントラマクロブロックと前方予測マクロ
ブロックが混在するＰピクチャとイントラマクロブロッ
クと前方予測マクロブロックと後方予測マクロブロック
と両方向予測マクロブロックが混在するＢピクチャの各
圧縮データを、各予測マクロブロックの復号時に画像デ
ータを参照される参照ピクチャが時間的に先行するよう
に配列して成るビットストリームから、各ピクチャの画
像データを復号して、表示順に出力する圧縮画像データ
処理装置であって、 第１、第２、及び第３のフレームメモリと、 Ｉピクチャを復号して第１又は第２のフレームメモリに
格納し、第１又は第２のフレームメモリの画像データを
参照してＰピクチャを復号して第２又は第１のフレーム
メモリに格納し、第１及び第２のフレームメモリの画像
データを参照してＢピクチャを復号して第３のフレーム
メモリに格納する格納先制御手段と、 第１、第２、又は第３の何れかのフレームメモリの画像
データを表示ピクチャ順に読み出して出力する読出元制
御手段と、 データのエラーを検出する手段と、 エラー検出時に第１又は第２のフレームメモリの画像デ
ータを参照して復号されるＰピクチャを復号中の場合は
第２又は第１のフレームメモリの対応する部分の画像デ
ータでエラーデータを置換し、第１及び第２のフレーム
メモリの画像データを参照して復号されるＢピクチャを
復号中の場合は時間的に前に位置するピクチャが格納さ
れているフレームメモリの対応する部分の画像データで
エラーデータを置換するエラー処理手段と、 を有する圧縮画像データ処理装置。 - 【請求項１４】 画面の順番を変更して圧縮符号化され
た動画像データを画面毎に、この変更された順番で復号
し、元の動画像の順番で出力する圧縮画像データ処理方
法に於いて、 ある画面の復号時に発生したエラーを他の画面の復号デ
ータにより補償する場合、この他の画面は、復号順では
なく、前記元の動画像での順番に基づいて選定されるこ
とを特徴とする圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１５】 前記他の画面は、前記エラーが発生し
た画面の復号時に、既に復号され且つその画面データを
保持中の画面の中から、選定されることを特徴とする請
求項１４の圧縮画像データ処理方法。 - 【請求項１６】 前記他の画面は、前記元の動画像での
順番に於いて、前記エラーが発生した画面と、近接した
画面であることを特徴とする請求項１４の圧縮画像デー
タ処理方法。 - 【請求項１７】 前記他の画面は、前記元の動画像での
順番に於いて、前記エラーが発生した画面と、近接した
複数の画面であることを特徴とする請求項１４の圧縮画
像データ処理方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29221394A JPH08154247A (ja) | 1994-09-29 | 1994-10-31 | 圧縮画像データ処理装置及び方法 |
| US08/534,410 US5706053A (en) | 1994-09-29 | 1995-09-27 | Compressed motion video code processor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26158394 | 1994-09-29 | ||
| JP6-261583 | 1994-09-29 | ||
| JP29221394A JPH08154247A (ja) | 1994-09-29 | 1994-10-31 | 圧縮画像データ処理装置及び方法 |
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|---|---|
| JPH08154247A true JPH08154247A (ja) | 1996-06-11 |
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ID=26545144
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| JP (1) | JPH08154247A (ja) |
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