JPH0815398A - 超電導磁気センサ - Google Patents
超電導磁気センサInfo
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- JPH0815398A JPH0815398A JP6153797A JP15379794A JPH0815398A JP H0815398 A JPH0815398 A JP H0815398A JP 6153797 A JP6153797 A JP 6153797A JP 15379794 A JP15379794 A JP 15379794A JP H0815398 A JPH0815398 A JP H0815398A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールドルームや磁束検出コイルを用いずに
外部雑音が除去でき、磁界検出感度を10-8ガウスレベ
ルに向上でき、複雑な工程を用いずに作成できる超電導
磁気センサを提供する。 【構成】 超電導磁気センサは、厚さ0.5mmの基板
1の片面に形成された2個の超電導磁気抵抗素子2を備
えている。この超電導磁気抵抗素子2は、ミアンダ形状
にパターニングされたAg添加YBa2 Cu3 O7-x セ
ラミック超電導膜から構成されている。それぞれの超電
導磁気抵抗素子2の電気出力の差を取ることにより外部
雑音が除去され、大掛かりなシールドルームを用いるこ
となく、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を得ること
ができ、しかも、複雑な磁束検出コイルを用いることな
く簡単に作成することができる。
外部雑音が除去でき、磁界検出感度を10-8ガウスレベ
ルに向上でき、複雑な工程を用いずに作成できる超電導
磁気センサを提供する。 【構成】 超電導磁気センサは、厚さ0.5mmの基板
1の片面に形成された2個の超電導磁気抵抗素子2を備
えている。この超電導磁気抵抗素子2は、ミアンダ形状
にパターニングされたAg添加YBa2 Cu3 O7-x セ
ラミック超電導膜から構成されている。それぞれの超電
導磁気抵抗素子2の電気出力の差を取ることにより外部
雑音が除去され、大掛かりなシールドルームを用いるこ
となく、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を得ること
ができ、しかも、複雑な磁束検出コイルを用いることな
く簡単に作成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導磁気センサに関
し、特に超電導を示す結晶が互いに電気的に弱結合して
いるセラミック超電導体の磁気抵抗効果を利用した超電
導磁気センサに関する。
し、特に超電導を示す結晶が互いに電気的に弱結合して
いるセラミック超電導体の磁気抵抗効果を利用した超電
導磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁界を検出する素子としては、半
導体のホール効果を応用したホール素子、半導体や磁性
体の磁気抵抗効果を応用した磁気抵抗素子、磁性体に導
線をコイル上に巻き付けたフラックスゲート磁束計等が
広く用いられてきた。また、超電導体の量子干渉効果を
用いたSQUID(Superconducting Quantum Interfer
ence Device)が超高感度の磁束計として使用されてい
る。しかし、半導体ホール素子や半導体磁気抵抗素子、
磁性体磁気抵抗素子の磁界検出感度は10-3〜10-4ガ
ウスレベルであり、より広い応用、例えば、近年注目さ
れている人体の磁界を計測して健康状態の診断を行う医
療応用、金属の腐食や欠陥の検査を行う金属材料の非破
壊検査への応用には、更に高い磁界検出感度が必要であ
る。また、フラックスゲート磁束計は、10-6ガウスレ
ベルの感度を示すが、医療応用に用いるにはまだ感度が
不足している。更に、医療応用や材料の非破壊検査応用
では、磁界の強度の空間的な分布を測定することが重要
であり、このためには素子を配列したマルチチャネルセ
ンサを作成する必要がある。この場合、フラックスゲー
ト磁束計は、コイルを用いるために素子のマルチチャネ
ル化が困難であるという問題点がある。超電導体の量子
干渉効果を用いたSQUIDは10-10 ガウスレベルの
高い磁界検出感度を示すものの、厳密な素子構造と複雑
な駆動方式を必要としており、一般に使用することは非
常に困難であった。このため、高い磁界検出感度を有
し、磁界分布を測定するためのマルチチャネル化も容易
かつ簡便に使用できる磁気センサの開発が強く望まれて
いた。
導体のホール効果を応用したホール素子、半導体や磁性
体の磁気抵抗効果を応用した磁気抵抗素子、磁性体に導
線をコイル上に巻き付けたフラックスゲート磁束計等が
広く用いられてきた。また、超電導体の量子干渉効果を
用いたSQUID(Superconducting Quantum Interfer
ence Device)が超高感度の磁束計として使用されてい
る。しかし、半導体ホール素子や半導体磁気抵抗素子、
磁性体磁気抵抗素子の磁界検出感度は10-3〜10-4ガ
ウスレベルであり、より広い応用、例えば、近年注目さ
れている人体の磁界を計測して健康状態の診断を行う医
療応用、金属の腐食や欠陥の検査を行う金属材料の非破
壊検査への応用には、更に高い磁界検出感度が必要であ
る。また、フラックスゲート磁束計は、10-6ガウスレ
ベルの感度を示すが、医療応用に用いるにはまだ感度が
不足している。更に、医療応用や材料の非破壊検査応用
では、磁界の強度の空間的な分布を測定することが重要
であり、このためには素子を配列したマルチチャネルセ
ンサを作成する必要がある。この場合、フラックスゲー
ト磁束計は、コイルを用いるために素子のマルチチャネ
ル化が困難であるという問題点がある。超電導体の量子
干渉効果を用いたSQUIDは10-10 ガウスレベルの
高い磁界検出感度を示すものの、厳密な素子構造と複雑
な駆動方式を必要としており、一般に使用することは非
常に困難であった。このため、高い磁界検出感度を有
し、磁界分布を測定するためのマルチチャネル化も容易
かつ簡便に使用できる磁気センサの開発が強く望まれて
いた。
【0003】そこで、上述した問題点を解消するため
に、本出願人は、特願昭62−233369により超電
導を示す結晶粒が互いに電気的に弱結合しているセラミ
ック超電導体の磁気抵抗効果を応用した高性能磁気セン
サに用いる超電導磁気抵抗素子を提案している。この超
電導磁気抵抗素子は、所定のパターン形状のセラミック
高温超電導膜を基板上に形成したものであり、半導体、
磁性体を用いた磁気センサを大きく上回る高い磁界検出
感度を示す。そして、素子構造が簡単なため、マルチチ
ャネル化も容易であり、取扱いが簡便である。アナロ
グ、デジタル信号検出が可能である等の優れた特徴を有
している。
に、本出願人は、特願昭62−233369により超電
導を示す結晶粒が互いに電気的に弱結合しているセラミ
ック超電導体の磁気抵抗効果を応用した高性能磁気セン
サに用いる超電導磁気抵抗素子を提案している。この超
電導磁気抵抗素子は、所定のパターン形状のセラミック
高温超電導膜を基板上に形成したものであり、半導体、
磁性体を用いた磁気センサを大きく上回る高い磁界検出
感度を示す。そして、素子構造が簡単なため、マルチチ
ャネル化も容易であり、取扱いが簡便である。アナロ
グ、デジタル信号検出が可能である等の優れた特徴を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ま
すます重要になっている医療応用としての生体磁気検出
や金属材料の腐食、欠陥等の非破壊検査に用いるために
は、10-8ガウスレベルの磁界検出感度が要求されてい
る。10-8ガウスの磁界を検出するためには、センサを
高感度化するだけでなく、外部雑音の処理が必要とな
る。なお、一般に静寂な自然環境で10-5ガウスレベル
の磁気雑音が存在する。10-10 ガウスレベルの磁気検
出感度を示すSQUIDで微弱な磁界を計測する場合、
磁界を遮蔽したシールドルームを用いるか、コイルを逆
方向に直列に接続した磁束検出コイルを用いて空間的に
均一な雑音を除去する方法が用いられている。しかし、
磁気シールドルームを用いた計測は大掛かりすぎ、広く
一般に使用するには不向きである。また、磁束検出コイ
ルを用いて雑音を除去する方法では、超電導コイルを作
成する技術が液体ヘリウム温度(4.2°K)で超電導
状態になる金属超電導体では構築されているが、液体窒
素温度(77°K)で使用できる酸化物高温超電導体を
用いる場合、材料の加工に複雑なプロセスを必要とし、
特殊な技術開発が必要である。また、磁束検出コイルを
用いた場合、マルチチャネル化のためのセンサの配列が
複雑になる。
すます重要になっている医療応用としての生体磁気検出
や金属材料の腐食、欠陥等の非破壊検査に用いるために
は、10-8ガウスレベルの磁界検出感度が要求されてい
る。10-8ガウスの磁界を検出するためには、センサを
高感度化するだけでなく、外部雑音の処理が必要とな
る。なお、一般に静寂な自然環境で10-5ガウスレベル
の磁気雑音が存在する。10-10 ガウスレベルの磁気検
出感度を示すSQUIDで微弱な磁界を計測する場合、
磁界を遮蔽したシールドルームを用いるか、コイルを逆
方向に直列に接続した磁束検出コイルを用いて空間的に
均一な雑音を除去する方法が用いられている。しかし、
磁気シールドルームを用いた計測は大掛かりすぎ、広く
一般に使用するには不向きである。また、磁束検出コイ
ルを用いて雑音を除去する方法では、超電導コイルを作
成する技術が液体ヘリウム温度(4.2°K)で超電導
状態になる金属超電導体では構築されているが、液体窒
素温度(77°K)で使用できる酸化物高温超電導体を
用いる場合、材料の加工に複雑なプロセスを必要とし、
特殊な技術開発が必要である。また、磁束検出コイルを
用いた場合、マルチチャネル化のためのセンサの配列が
複雑になる。
【0005】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、シールドルームや磁束検出コイル
を用いずに外部雑音が除去でき、磁界検出感度を10-8
ガウスレベルに向上でき、複雑な工程を用いずに作成で
きる超電導磁気センサを提供することを目的とする。
めになされたもので、シールドルームや磁束検出コイル
を用いずに外部雑音が除去でき、磁界検出感度を10-8
ガウスレベルに向上でき、複雑な工程を用いずに作成で
きる超電導磁気センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、外部雑音を除去して微小磁界を測定する超電導
磁気センサであって、基板上に形成された超電導を示す
結晶粒が互いに電気的に弱結合しているセラミック超電
導体膜の磁気抵抗効果を応用した超電導磁気抵抗素子の
複数個と、前記複数個の超電導磁気抵抗素子の電気出力
の差を取る電気出力差分検出手段とを具備する請求項1
の超電導磁気センサによって達成される。
目的は、外部雑音を除去して微小磁界を測定する超電導
磁気センサであって、基板上に形成された超電導を示す
結晶粒が互いに電気的に弱結合しているセラミック超電
導体膜の磁気抵抗効果を応用した超電導磁気抵抗素子の
複数個と、前記複数個の超電導磁気抵抗素子の電気出力
の差を取る電気出力差分検出手段とを具備する請求項1
の超電導磁気センサによって達成される。
【0007】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子を同一基板上に作成した請求項
2の超電導磁気センサによって達成される。
個の超電導磁気抵抗素子を同一基板上に作成した請求項
2の超電導磁気センサによって達成される。
【0008】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とする請求項3の超電導磁気センサによって達成され
る。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とする請求項3の超電導磁気センサによって達成され
る。
【0009】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の異なる値の電
流を印加し、それぞれの超電導磁気抵抗素子の出力特性
を均一化した請求項4の超電導磁気センサによって達成
される。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の異なる値の電
流を印加し、それぞれの超電導磁気抵抗素子の出力特性
を均一化した請求項4の超電導磁気センサによって達成
される。
【0010】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに異なる周波数で変調
した磁界を印加し、位相検波することでそれぞれの超電
導磁気抵抗素子の電気出力を分離して取り出す請求項5
の超電導磁気センサによって達成される。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに異なる周波数で変調
した磁界を印加し、位相検波することでそれぞれの超電
導磁気抵抗素子の電気出力を分離して取り出す請求項5
の超電導磁気センサによって達成される。
【0011】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とする請求項6の超電導磁気センサによって達成
される。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とする請求項6の超電導磁気センサによって達成
される。
【0012】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されて
いる請求項7の超電導磁気センサによって達成される。
個の超電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されて
いる請求項7の超電導磁気センサによって達成される。
【0013】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
る請求項8の超電導磁気センサによって達成される。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
る請求項8の超電導磁気センサによって達成される。
【0014】本発明によれば、前述の目的は、前記複数
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続
し、これらの抵抗の抵抗値を調整することにより、それ
ぞれの超電導磁気抵抗素子の出力特性を均一化した請求
項9の超電導磁気センサによって達成される。
個の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続
し、これらの抵抗の抵抗値を調整することにより、それ
ぞれの超電導磁気抵抗素子の出力特性を均一化した請求
項9の超電導磁気センサによって達成される。
【0015】
【作用】請求項1の超電導磁気センサによれば、複数個
配列された超電導磁気抵抗素子の電気出力の差を取るよ
うに構成したので、外部からの磁気雑音を除去できる。
これにより、大掛かりなシールドルームを必要とせず、
10-8ガウスレベルの磁界感度を実現でき、特殊な形状
の磁束検出コイルを必要としない。
配列された超電導磁気抵抗素子の電気出力の差を取るよ
うに構成したので、外部からの磁気雑音を除去できる。
これにより、大掛かりなシールドルームを必要とせず、
10-8ガウスレベルの磁界感度を実現でき、特殊な形状
の磁束検出コイルを必要としない。
【0016】請求項2の超電導磁気センサによれば、同
一基板上に複数個の超電導磁気抵抗素子を作成すること
ができ、素子特性もほぼ均一にでき、作成プロセスを簡
便にできる。
一基板上に複数個の超電導磁気抵抗素子を作成すること
ができ、素子特性もほぼ均一にでき、作成プロセスを簡
便にできる。
【0017】請求項3の超電導磁気センサによれば、複
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子の出
力を容易に得ることができる。
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子の出
力を容易に得ることができる。
【0018】請求項4の超電導磁気センサによれば、超
電導磁気抵抗素子に流す電流値を調整するように構成し
たので、各超電導磁気抵抗素子の磁気−電気変換感度を
均一にすることができる。
電導磁気抵抗素子に流す電流値を調整するように構成し
たので、各超電導磁気抵抗素子の磁気−電気変換感度を
均一にすることができる。
【0019】請求項5の超電導磁気センサによれば、異
なる周波数で変調したバイアス磁界をそれぞれの超電導
磁気抵抗素子に印加し、超電導磁気抵抗素子の出力を位
相検波して取り出すように構成したので、簡便なマルチ
チャネルセンサシステムを構成することができる。
なる周波数で変調したバイアス磁界をそれぞれの超電導
磁気抵抗素子に印加し、超電導磁気抵抗素子の出力を位
相検波して取り出すように構成したので、簡便なマルチ
チャネルセンサシステムを構成することができる。
【0020】請求項6の超電導磁気センサによれば、複
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子
の出力を容易に得ることができる。
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子
の出力を容易に得ることができる。
【0021】請求項7の超電導磁気センサによれば、超
電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されているの
で、10-8ガウスレベルの精度で2次元の磁気パターン
が検出できる。
電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されているの
で、10-8ガウスレベルの精度で2次元の磁気パターン
が検出できる。
【0022】請求項8の超電導磁気センサによれば、複
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
るので、1つの出力端子と他の複数の出力端子との電圧
の差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で1次元
の磁気パターンが検出できる。
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
るので、1つの出力端子と他の複数の出力端子との電圧
の差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で1次元
の磁気パターンが検出できる。
【0023】請求項9の超電導磁気センサによれば、複
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に接続した抵抗
の抵抗値を調整するように構成したので、各超電導磁気
抵抗素子の磁気−電気変換感度を均一にすることができ
る。
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に接続した抵抗
の抵抗値を調整するように構成したので、各超電導磁気
抵抗素子の磁気−電気変換感度を均一にすることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、請求項1の超電導磁気センサの実施例
を図1を参照しながら説明する。
を図1を参照しながら説明する。
【0025】本実施例は、厚さ0.5mmの基板1の片
面に形成された2個の超電導磁気抵抗素子2を備えてい
る。この超電導磁気抵抗素子2は、ミアンダ形状にパタ
ーニングされたAg添加YBa2 Cu3 O7-x セラミッ
ク超電導膜から構成されている。
面に形成された2個の超電導磁気抵抗素子2を備えてい
る。この超電導磁気抵抗素子2は、ミアンダ形状にパタ
ーニングされたAg添加YBa2 Cu3 O7-x セラミッ
ク超電導膜から構成されている。
【0026】上述した超電導磁気抵抗素子2はスクリー
ン印刷法を用いて次のように作成される。
ン印刷法を用いて次のように作成される。
【0027】まず、イットリウム安定化ジルコニア(Y
SZ)からなる基板1が用意され、基板1上にYBa2
Cu3 O7-x とAgを混合分散したペーストがスクリー
ン印刷法を用いてミアンダ形状に膜形成される。この
後、970℃で5分間、空気中で熱処理が行われて、A
g添加YBa2 Cu3 O7-x 超電導セラミック膜が形成
される。超電導セラミック膜形成後、真空蒸着法を用い
て電極4としてのAg薄膜が作成される。
SZ)からなる基板1が用意され、基板1上にYBa2
Cu3 O7-x とAgを混合分散したペーストがスクリー
ン印刷法を用いてミアンダ形状に膜形成される。この
後、970℃で5分間、空気中で熱処理が行われて、A
g添加YBa2 Cu3 O7-x 超電導セラミック膜が形成
される。超電導セラミック膜形成後、真空蒸着法を用い
て電極4としてのAg薄膜が作成される。
【0028】上述した超電導磁気抵抗素子2に5mAの
定電流を流した状態での液体窒素温度(77°K)にお
ける磁気−電気変換特性は図2に示すようになる。
定電流を流した状態での液体窒素温度(77°K)にお
ける磁気−電気変換特性は図2に示すようになる。
【0029】1個の超電導磁気抵抗素子2の雑音スペク
トルは図3(a)に示すようになり、電気出力差分検出
手段としての減算器により2個の超電導磁気抵抗素子2
の電気出力の差を取った時の雑音スペクトルは図3
(b)に示すようになる。図3から分かるように、図3
(b)に示すように2個の素子出力の差を取ることで、
外部雑音が除去され、雑音の大きさが約2桁減少してい
る。図2の磁気−電気変換特性と図3の雑音スペクトル
から、10Hzの周波数において、単一素子の場合、磁
界検出感度は2×10-6ガウス/(Hz)1/2以下であ
るが、2個の素子の電気出力の差を取ることにより、外
部雑音が除去され2×10-8ガウス/(Hz)1/2 の磁
界検出感度が得られた。
トルは図3(a)に示すようになり、電気出力差分検出
手段としての減算器により2個の超電導磁気抵抗素子2
の電気出力の差を取った時の雑音スペクトルは図3
(b)に示すようになる。図3から分かるように、図3
(b)に示すように2個の素子出力の差を取ることで、
外部雑音が除去され、雑音の大きさが約2桁減少してい
る。図2の磁気−電気変換特性と図3の雑音スペクトル
から、10Hzの周波数において、単一素子の場合、磁
界検出感度は2×10-6ガウス/(Hz)1/2以下であ
るが、2個の素子の電気出力の差を取ることにより、外
部雑音が除去され2×10-8ガウス/(Hz)1/2 の磁
界検出感度が得られた。
【0030】このように、超電導磁気抵抗素子2を2個
配列し、それぞれの素子の電気出力の差を取ることによ
り外部雑音が除去され、大掛かりなシールドルームを用
いることなく、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を得
ることができ、しかも、複雑な磁束検出コイルを用いる
ことなく簡単に作成することができる。
配列し、それぞれの素子の電気出力の差を取ることによ
り外部雑音が除去され、大掛かりなシールドルームを用
いることなく、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を得
ることができ、しかも、複雑な磁束検出コイルを用いる
ことなく簡単に作成することができる。
【0031】次に、請求項3の超電導磁気センサの実施
例を図4を参照しながら説明する。
例を図4を参照しながら説明する。
【0032】本実施例では、上述同様に作成した超電導
磁気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列され、液
体窒素温度(77°K)において、それぞれの素子2に
定電流が流され、出力端子11〜19の電圧と出力端子
10の電圧との差を取ることで、10-8ガウスレベルの
精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
磁気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列され、液
体窒素温度(77°K)において、それぞれの素子2に
定電流が流され、出力端子11〜19の電圧と出力端子
10の電圧との差を取ることで、10-8ガウスレベルの
精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
【0033】次に、本発明の超電導磁気センサの参考例
を図5を参照しながら説明する。
を図5を参照しながら説明する。
【0034】本参考例では、2枚の基板1が用意され、
それぞれの基板1上に超電導磁気抵抗素子2が1個だけ
上述同様に作成される。そして、別々に形成された2個
の超電導磁気抵抗素子2がリード線20a、20b、2
0cにより接続される。この結果、図6に示す雑音スペ
クトルが得られ、磁界検出感度は、10Hzの周波数に
おいて2×10-7ガウス/(Hz)1/2 以下であった。
従って、1個の素子2に比べて磁界検出感度が向上する
が、複数の超電導磁気抵抗素子2を同一基板上に作成し
た超電導磁気センサよりも磁界検出感度が劣る。なお、
図中の20dは、2個の素子2の出力の差をとる電圧計
である。
それぞれの基板1上に超電導磁気抵抗素子2が1個だけ
上述同様に作成される。そして、別々に形成された2個
の超電導磁気抵抗素子2がリード線20a、20b、2
0cにより接続される。この結果、図6に示す雑音スペ
クトルが得られ、磁界検出感度は、10Hzの周波数に
おいて2×10-7ガウス/(Hz)1/2 以下であった。
従って、1個の素子2に比べて磁界検出感度が向上する
が、複数の超電導磁気抵抗素子2を同一基板上に作成し
た超電導磁気センサよりも磁界検出感度が劣る。なお、
図中の20dは、2個の素子2の出力の差をとる電圧計
である。
【0035】次に、請求項4の超電導磁気センサの実施
例を図7を参照しながら説明する。
例を図7を参照しながら説明する。
【0036】本実施例では、上述第2の実施例と同様に
超電導磁気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列さ
れているが、素子2の特性を均一に作成することは現実
には困難である。従って、それぞれの素子2に同じ大き
さの電流を印加して、出力端子11〜19の電圧と出力
端子10の電圧の差を取っても、外部雑音を有効に除去
することはできず、検出すべき磁界も不正確に測定され
てしまう。そこで、本実施例においては、図8に示すよ
うに、超電導磁気抵抗素子2に流す電流値I0〜I9 を
調整することによって磁気−電気変換感度を均一に調節
している。これにより、出力端子11〜19の電圧と出
力端子10の電圧の差をとることで、10-8ガウスレベ
ルの精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
超電導磁気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列さ
れているが、素子2の特性を均一に作成することは現実
には困難である。従って、それぞれの素子2に同じ大き
さの電流を印加して、出力端子11〜19の電圧と出力
端子10の電圧の差を取っても、外部雑音を有効に除去
することはできず、検出すべき磁界も不正確に測定され
てしまう。そこで、本実施例においては、図8に示すよ
うに、超電導磁気抵抗素子2に流す電流値I0〜I9 を
調整することによって磁気−電気変換感度を均一に調節
している。これにより、出力端子11〜19の電圧と出
力端子10の電圧の差をとることで、10-8ガウスレベ
ルの精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
【0037】次に、請求項5の超電導磁気センサの実施
例を図9を参照しながら説明する。
例を図9を参照しながら説明する。
【0038】本実施例は、基板1上に形成されかつ直列
に接続された複数の超電導磁気抵抗素子2と、出力端子
21a、21bと、交流バイアス磁界を各素子2に印加
する変調信号発振器22と、位相検波により各周波数制
分を取り出すことにより各素子2の信号を分離するロッ
クイン検出器23とを具備している。 従って、複数の
超電導磁気抵抗素子2が直列に接続されていることによ
り、それぞれの素子2に交流バイアス磁界が印加できる
ように構成されている。各素子2に印加する交流バイア
ス磁界を変調信号発振器22を用いて周波数を異なるよ
うにして設定し、出力端子21aと21bとの差を取
り、ロックイン検出器23により位相検波して各周波数
成分を取り出すことにより各素子の信号を分離すること
ができる。この結果、素子2を多数配列しているにもか
かわらず、出力端子の数を2個に低減でき、センサの電
極の構造が簡素化でき、センサの製造が容易になる。そ
して、出力電圧の差を取ることにより10-8ガウスレベ
ルの精度で磁気パターンが検出できる。
に接続された複数の超電導磁気抵抗素子2と、出力端子
21a、21bと、交流バイアス磁界を各素子2に印加
する変調信号発振器22と、位相検波により各周波数制
分を取り出すことにより各素子2の信号を分離するロッ
クイン検出器23とを具備している。 従って、複数の
超電導磁気抵抗素子2が直列に接続されていることによ
り、それぞれの素子2に交流バイアス磁界が印加できる
ように構成されている。各素子2に印加する交流バイア
ス磁界を変調信号発振器22を用いて周波数を異なるよ
うにして設定し、出力端子21aと21bとの差を取
り、ロックイン検出器23により位相検波して各周波数
成分を取り出すことにより各素子の信号を分離すること
ができる。この結果、素子2を多数配列しているにもか
かわらず、出力端子の数を2個に低減でき、センサの電
極の構造が簡素化でき、センサの製造が容易になる。そ
して、出力電圧の差を取ることにより10-8ガウスレベ
ルの精度で磁気パターンが検出できる。
【0039】次に、請求項7の超電導磁気センサの実施
例を図10を参照しながら説明する。
例を図10を参照しながら説明する。
【0040】本実施例は、基板1上に並列かつ2次元ア
レイ状に配列されている複数の超電導磁気抵抗素子2を
有している。従って、出力端子31〜nの電圧と出力端
子30の電圧の差をとることで、10-8ガウスレベルの
精度で2次元の磁気パターンが検出できる。
レイ状に配列されている複数の超電導磁気抵抗素子2を
有している。従って、出力端子31〜nの電圧と出力端
子30の電圧の差をとることで、10-8ガウスレベルの
精度で2次元の磁気パターンが検出できる。
【0041】次に、請求項8の超電導磁気センサの実施
例を図11を参照しながら説明する。
例を図11を参照しながら説明する。
【0042】本実施例は、基板1上に10個の超電導磁
気抵抗素子2が並列にアレイ状に配列されており、それ
ぞれの超電導磁気抵抗素子2には抵抗50〜59が直列
に接続されている。液体窒素温度(77°K)におい
て、電源線60、61の間に電源62により所定の電圧
が印加されると、出力端子41〜49の電圧と出力端子
40の電圧との差をとることで、10-8ガウスレベルの
精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
気抵抗素子2が並列にアレイ状に配列されており、それ
ぞれの超電導磁気抵抗素子2には抵抗50〜59が直列
に接続されている。液体窒素温度(77°K)におい
て、電源線60、61の間に電源62により所定の電圧
が印加されると、出力端子41〜49の電圧と出力端子
40の電圧との差をとることで、10-8ガウスレベルの
精度で1次元の磁気パターンが検出できる。
【0043】次に、請求項9の超電導磁気センサの実施
例を図12を参照しながら説明する。
例を図12を参照しながら説明する。
【0044】上述請求項8の実施例においては超電導磁
気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列されている
が、素子2の特性を均一に作成することは現実には困難
である。従って、それぞれの素子2に所定の電圧を印加
して、出力端子41〜49の電圧と出力端子40の電圧
の差を取っても、外部雑音を有効に除去することはでき
ず、検出すべき磁界も不正確に測定されてしまう。そこ
で、本実施例においては、それぞれの超電導磁気抵抗素
子2に可変抵抗70〜79が直列に接続されている。そ
して、可変抵抗70〜79の抵抗値が調整されることに
よりそれぞれの素子2に流れる電流値が変えられ、磁気
−電気変換感度を均一に設定することができる。このよ
うにして、出力端子41〜49の電圧と出力端子40の
電圧との差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で
1次元の磁気パターンが検出できる。
気抵抗素子2が10個並列にアレイ状に配列されている
が、素子2の特性を均一に作成することは現実には困難
である。従って、それぞれの素子2に所定の電圧を印加
して、出力端子41〜49の電圧と出力端子40の電圧
の差を取っても、外部雑音を有効に除去することはでき
ず、検出すべき磁界も不正確に測定されてしまう。そこ
で、本実施例においては、それぞれの超電導磁気抵抗素
子2に可変抵抗70〜79が直列に接続されている。そ
して、可変抵抗70〜79の抵抗値が調整されることに
よりそれぞれの素子2に流れる電流値が変えられ、磁気
−電気変換感度を均一に設定することができる。このよ
うにして、出力端子41〜49の電圧と出力端子40の
電圧との差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で
1次元の磁気パターンが検出できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の超電導磁気センサによれば、
複数個配列された超電導磁気抵抗素子の電気出力の差を
取るように構成したので、外部からの磁気雑音を除去で
きる。これにより、大掛かりなシールドルームを必要と
せず、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を実現でき、
特殊な形状の磁束検出コイルを必要としない。
複数個配列された超電導磁気抵抗素子の電気出力の差を
取るように構成したので、外部からの磁気雑音を除去で
きる。これにより、大掛かりなシールドルームを必要と
せず、10-8ガウスレベルの磁界検出感度を実現でき、
特殊な形状の磁束検出コイルを必要としない。
【0046】請求項2の超電導磁気センサによれば、同
一基板上に複数個の超電導磁気抵抗素子を作成すること
ができ、素子特性もほぼ均一にでき、作成プロセスを簡
便にできる。
一基板上に複数個の超電導磁気抵抗素子を作成すること
ができ、素子特性もほぼ均一にでき、作成プロセスを簡
便にできる。
【0047】請求項3の超電導磁気センサによれば、複
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子の出
力を容易に得ることができる。
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電流を印加
し、磁界が加わった時の電圧を超電導磁気抵抗素子の出
力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子の出
力を容易に得ることができる。
【0048】請求項4の超電導磁気センサによれば、超
電導磁気抵抗素子に流す電流値を調整するように構成し
たので、各超電導磁気抵抗素子の磁気−電気変換感度を
均一にすることができる。
電導磁気抵抗素子に流す電流値を調整するように構成し
たので、各超電導磁気抵抗素子の磁気−電気変換感度を
均一にすることができる。
【0049】請求項5の超電導磁気センサによれば、異
なる周波数で変調したバイアス磁界をそれぞれの超電導
磁気抵抗素子に印加し、超電導磁気抵抗素子の出力を位
相検波して取り出すように構成したので、簡便なマルチ
チャネルセンサシステムを構成することができる。
なる周波数で変調したバイアス磁界をそれぞれの超電導
磁気抵抗素子に印加し、超電導磁気抵抗素子の出力を位
相検波して取り出すように構成したので、簡便なマルチ
チャネルセンサシステムを構成することができる。
【0050】請求項6の超電導磁気センサによれば、複
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子
の出力を容易に得ることができる。
数個の超電導磁気抵抗素子それぞれに所定の電圧を印加
し、磁界が加わった時の電流変化を超電導磁気抵抗素子
の出力とするように構成したので、超電導磁気抵抗素子
の出力を容易に得ることができる。
【0051】請求項7の超電導磁気センサによれば、超
電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されているの
で、10-8ガウスレベルの精度で2次元の磁気パターン
が検出できる。
電導磁気抵抗素子が2次元アレイ状に配列されているの
で、10-8ガウスレベルの精度で2次元の磁気パターン
が検出できる。
【0052】請求項8の超電導磁気センサによれば、複
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
るので、1つの出力端子と他の複数の出力端子との電圧
の差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で1次元
の磁気パターンが検出できる。
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に抵抗を接続す
るので、1つの出力端子と他の複数の出力端子との電圧
の差をとることで、10-8ガウスレベルの精度で1次元
の磁気パターンが検出できる。
【0053】請求項9の超電導磁気センサによれば、複
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に接続した抵抗
の抵抗値を調整するように構成したので、各超電導磁気
抵抗素子の磁気−電気変換感度を均一にすることができ
る。
数の超電導磁気抵抗素子それぞれに直列に接続した抵抗
の抵抗値を調整するように構成したので、各超電導磁気
抵抗素子の磁気−電気変換感度を均一にすることができ
る。
【図1】請求項1の超電導磁気センサの実施例を示す基
本構成図である。
本構成図である。
【図2】本発明の超電導磁気センサの超電導磁気抵抗素
子の液体窒素温度における磁気−電気変換特性を示す図
である。
子の液体窒素温度における磁気−電気変換特性を示す図
である。
【図3】本発明の超電導磁気センサの雑音スペクトルを
示す図である。
示す図である。
【図4】請求項3の超電導磁気センサの実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図5】本発明の超電導磁気センサの参考例を示す構成
図である。
図である。
【図6】本発明の超電導磁気センサの雑音スペクトルを
示す図である。
示す図である。
【図7】請求項4の超電導磁気センサの実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図8】超電導磁気抵抗素子の磁気−電気変換感度を均
一に調節するために流す電流値を示す図である。
一に調節するために流す電流値を示す図である。
【図9】請求項5の超電導磁気センサの実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図10】請求項7の超電導磁気センサの実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図11】請求項8の超電導磁気センサの実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図12】請求項9の超電導磁気センサの実施例を示す
構成図である。
構成図である。
1 基板 2 超電導磁気抵抗素子 4 電極 10〜19,20,21,30 〜n,40〜49 出力端子 50〜59 抵抗 70〜79 可変抵抗
Claims (9)
- 【請求項1】 外部雑音を除去して微小磁界を測定する
超電導磁気センサであって、基板上に形成された超電導
を示す結晶粒が互いに電気的に弱結合しているセラミッ
ク超電導体膜の磁気抵抗効果を応用した超電導磁気抵抗
素子の複数個と、前記複数個の超電導磁気抵抗素子の電
気出力の差を取る電気出力差分検出手段とを具備する超
電導磁気センサ。 - 【請求項2】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子を同一
基板上に作成した請求項1に記載の超電導磁気センサ。 - 【請求項3】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに所定の電流を印加し、磁界が加わった時の電圧を超
電導磁気抵抗素子の出力とする請求項1または2に記載
の超電導磁気センサ。 - 【請求項4】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに所定の異なる値の電流を印加し、それぞれの超電導
磁気抵抗素子の出力特性を均一化した請求項1または2
に記載の超電導磁気センサ。 - 【請求項5】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに異なる周波数で変調した磁界を印加し、位相検波す
ることでそれぞれの超電導磁気抵抗素子の電気出力を分
離して取り出す請求項1または2に記載の超電導磁気セ
ンサ。 - 【請求項6】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに所定の電圧を印加し、磁界が加わった時の電流変化
を超電導磁気抵抗素子の出力とする請求項1または2に
記載の超電導磁気センサ。 - 【請求項7】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子が2次
元アレイ状に配列されている請求項1または2に記載の
超電導磁気センサ。 - 【請求項8】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに直列に抵抗を接続する請求項1または2に記載の超
電導磁気センサ。 - 【請求項9】 前記複数個の超電導磁気抵抗素子それぞ
れに直列に抵抗を接続し、これらの抵抗の抵抗値を調整
することにより、それぞれの超電導磁気抵抗素子の出力
特性を均一化した請求項1、2及び6のいずれか一項に
記載の超電導磁気センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153797A JPH0815398A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 超電導磁気センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6153797A JPH0815398A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 超電導磁気センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815398A true JPH0815398A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15570345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6153797A Pending JPH0815398A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 超電導磁気センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815398A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11312448A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Murata Mfg Co Ltd | 鋼球検出センサ |
WO2006080571A1 (en) * | 2005-01-31 | 2006-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic sensor |
JP2011102730A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Ricoh Co Ltd | 磁気センサ |
JP2012154789A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Ricoh Co Ltd | 磁気センサ制御装置 |
WO2015141236A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | 公立大学法人大阪市立大学 | 電流センサアレイとそれを用いた電流可視化装置 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP6153797A patent/JPH0815398A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11312448A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Murata Mfg Co Ltd | 鋼球検出センサ |
WO2006080571A1 (en) * | 2005-01-31 | 2006-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic sensor |
US8486334B2 (en) | 2005-01-31 | 2013-07-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic sensor |
JP2011102730A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Ricoh Co Ltd | 磁気センサ |
JP2012154789A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Ricoh Co Ltd | 磁気センサ制御装置 |
WO2015141236A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | 公立大学法人大阪市立大学 | 電流センサアレイとそれを用いた電流可視化装置 |
JPWO2015141236A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2017-04-06 | 公立大学法人大阪市立大学 | 電流センサアレイとそれを用いた電流可視化装置 |
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