JPH08152866A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08152866A
JPH08152866A JP31921594A JP31921594A JPH08152866A JP H08152866 A JPH08152866 A JP H08152866A JP 31921594 A JP31921594 A JP 31921594A JP 31921594 A JP31921594 A JP 31921594A JP H08152866 A JPH08152866 A JP H08152866A
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JP
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line
polarity
signal
liquid crystal
crystal display
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JP31921594A
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Akihiro Sato
明洋 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は液晶表示装置に関し、従来に比してフ
リツカを一段と低減し得る液晶表示装置を実現する。 【構成】第1の原色信号を極性反転する位相を第2及び
第3の原色信号を極性反転する位相に対して逆相に選定
したことにより、本来、スジ幅が3ラインに見える水平
方向のラインフリツカを3/2ラインのスジ幅にするこ
とができ、かくして従来に比して一段とフリツカを低減
し得る液晶表示装置を実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図11) 発明が解決しようとする課題(図12〜図18) 課題を解決するための手段(図1、図3、図4、図8及
び図9) 作用(図7及び図10) 実施例 (1)第1実施例(図1〜図7) (2)第2実施例(図8〜図10) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関し、特
にアクテイブマトリクス駆動方式によつて駆動される液
晶デイスプレイ(Liquid-Crystal-Display)に適用して
好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の液晶デイスプレイは、文
字表示やグラフイツク表示、ビデオ表示等、様々な情報
を表示する場合に広く利用されている。この液晶デイス
プレイは各画素毎に設けられたスイツチング素子と信号
蓄積素子とによつて構成されており、スイツチング素子
の種類に応じて2種類に大別される。1つは2端子の非
線形素子をスイツチング素子とするものであり、1つは
電界効果トランジスタ等の3端子素子をスイツチング素
子とするものである。
【0004】ここで後者の例として、図11に示すよう
に、TFT(薄膜トランジスタ)型アクテイブマトリク
ス方式の液晶デイスプレイ1がある。この液晶デイスプ
レイ1では、それぞれシフトレジスタでなる走査電極駆
動回路2及び信号電極駆動回路3が設けられており、こ
の走査電極駆動回路2及び信号電極駆動回路3によつて
各画素に対応する液晶表示素子LCを駆動するようにな
されている。
【0005】すなわち走査電極駆動回路2は各走査線に
対応する複数本のゲートライン4のうち1本(例えばn
ライン目)に電圧(以下これをゲートパルスVG と呼
ぶ)を与え、そのゲートライン4上に位置する全てのT
FT5を一時導通状態にする。一方、信号電極駆動回路
3は垂直方向に伸びる信号ライン6を介して液晶表示素
子LCと当該液晶表示素子LCに対して並列に接続され
た蓄積コンデンサCS に画像信号Vsig を供給する。こ
れにより液晶表示素子LCは画像信号Vsig と対向電極
に印加される電圧Vcom との差電圧ΔVによつて励起す
る。これを各ゲートライン4毎に繰り返すことにより、
液晶デイスプレイ1は画像信号Vsig に応じた画像を表
示するようになされている。
【0006】因みに、信号電極駆動回路3には3原色信
号(赤色(R)信号VsigR、緑色(G)信号VsigG、青
色(B)信号VsigB)が入力されており、信号電極駆動
回路3はこの3原色信号VsigR、VsigG、VsigBに応じ
た画像信号VSIG を信号ライン6に出力するようになさ
れている。また各画素はデルタ配列のため隣接するゲー
トライン4間で水平方向に 0.5画素ずれている。また蓄
積コンデンサCS は液晶表示素子LCを次フイールドま
で励起状態に保持するために設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような構
成を有する液晶デイスプレイ1では、画像信号Vsig
フイールド周期で極性反転することにより、フリツカを
低減するようになされている。しかしながら画像信号V
sig を極性反転した場合、一般的に正極性信号と負極性
信号とで光出力波形が異なる傾向にあり、このような場
合にはフイールド周期の極性反転だけではフリツカを防
止しきれず、目にちらつきを感じることがある。これを
解決する方法として1H反転方式、2H反転方式、デル
タライン反転方式等があり、液晶デイスプレイ1ではこ
れらの方法を採用することにより、フリツカを一段と低
減するようになされている。
【0008】ここで各反転方式について以下に説明す
る。図12(A)及び(B)に示すように、1H反転方
式では画像信号Vsig をフイールド周期毎に極性反転す
ると共に、1水平周期毎に極性反転する。例えば奇数フ
イールドのnライン目を正極性にした場合、次のn+1
ライン目を負極性にする。そして偶数フイールドではn
ライン目を負極性にし、次のn+1ライン目を正極性に
する。
【0009】このような1H反転方式の場合、3原色信
号VsigR、VsigG、VsigBとしては、図13(A)及び
(B)に示すような位相関係になる。すなわち1H反転
方式では、3原色信号VsigR、VsigG、VsigBをそれぞ
れフイールド周期毎に極性反転すると共に、1水平周期
(1H)毎に極性反転する。その際、1H反転方式で
は、3原色信号VsigR、VsigG、VsigBの極性反転する
位相をそれぞれ同期させる。因みに、図13において、
「R+ 」、「G+ 」、「B+ 」はそれぞれ正極性を示
し、「R- 」、「G- 」、「B- 」はそれぞれ負極性を
示している。この場合、3原色(R、G、B)の各画素
の光出力を模式図化すると、図14(A)及び(B)に
示すようになる。この図14において明らかなように、
同一水平ライン上では光出力の極性は3原色(R、G、
B)の間で一致している。
【0010】これに対して2H反転方式の場合、3原色
信号VsigR、VsigG、VsigBとしては、図15(A)及
び(B)に示すような位相関係になる。すなわち2H反
転方式では、3原色信号VsigR、VsigG、VsigBをそれ
ぞれフイールド周期毎に極性反転すると共に、2水平周
期(2H)毎に極性反転する。その際、2H反転方式で
は、3原色信号VsigR、VsigG、VsigBの極性反転する
位相をそれぞれ同期させる。このように2H反転方式は
1H反転方式に対して水平方向の極性反転周期を2倍に
したものである。この場合、3原色(R、G、B)の各
画素の光出力を模式図化すると、図16(A)及び
(B)に示すようになる。この図16において明らかな
ように、2H反転方式の場合も同様に、同一水平ライン
上では光出力の極性は3原色(R、G、B)の間で一致
している。
【0011】一方、デルタライン反転方式の場合、3原
色信号VsigR、VsigG、VsigBとしては、図17(A)
及び(B)に示すような位相関係になる。すなわちデル
タライン反転方式では、3原色信号VsigR、VsigG、V
sigBをそれぞれフイールド周期毎に極性反転すると共
に、1水平周期(1H)毎に極性反転する。その際、デ
ルタライン反転方式では、B信号VsigBの極性反転の位
相をR信号VsigR及びG信号VsigGの極性反転の位相に
対して 180°ずらす(すなわち逆相にする)。この場
合、3原色(R、G、B)の各画素の光出力を模式図化
すると、図18(A)及び(B)に示すようになる。こ
の図18において明らかなように、デルタライン反転方
式の場合、3原色(R、G、B)のうち青色(B)の極
性が同一水平ライン上で赤色(R)及び緑色(G)に対
して逆になる。
【0012】ところで上述のような1H反転方式、2H
反転方式、デルタライン反転方式のうちいずれの方式を
採用した場合にも、面フリツカは防止し得るがラインフ
リツカは防止しきれず、フリツカ防止策として未だ不十
分な点がある。例えば電圧Vcom がずれた場合等に、上
述の1H反転方式、2H反転方式、デルタライン反転方
式では、水平方向に3ラインおきにラインフリツカによ
るスジが見えるおそれがある。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比してフリツカを一段と低減し得る液晶表示
装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、それぞれフイールド周期毎に極性
反転されると共に、2水平周期毎に極性反転される第
1、第2及び第3の原色信号を対応する液晶表示素子L
Cに供給し、当該第1、第2及び第3の原色信号に応じ
た画像を液晶表示素子LCの集合体でなる画面上に表示
させる液晶表示装置10において、第1の原色信号を極
性反転する位相を第2及び第3の原色信号を極性反転す
る位相に対して逆相に選定した。
【0015】
【作用】第1の原色信号を極性反転する位相を第2及び
第3の原色信号を極性反転する位相に対して逆相に選定
したことにより、本来、スジ幅が3ラインに見える水平
方向のラインフリツカを3/2ラインのスジ幅にするこ
とができる。この場合、上述のように第1の原色信号を
極性反転する位相を逆相にすることにより、3ライン中
に2周期の輝度が発生するため水平方向のラインフリツ
カのスジ幅は3/2ラインになる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)第1実施例 図11との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、10は全体としてTFT(薄膜トランジスタ)型ア
クテイブマトリクス方式の液晶デイスプレイを示し、極
性反転位相制御部11によつて3原色信号(R信号V
sigR、G信号VsigG、B信号VsigB)の極性反転の位相
を制御するようになされている。この場合、極性反転位
相制御部11は、図2(A)〜(C)に示すように、B
信号VsigBの極性反転の位相をR信号VsigR及びG信号
sigGの極性反転の位相に対して 180°ずらす(すなわ
ち逆相にする)ようになされている。そして極性反転位
相制御部11は、全体として図3(A)及び(B)に示
すように、3原色信号VsigR、VsigG、VsigBをそれぞ
れフイールド周期毎に極性反転すると共に、2水平周期
(2T)毎に極性反転する(以下このような極性反転方
式をデルタドツト反転方式と呼ぶ)。
【0018】このように3原色信号VsigR、VsigG、V
sigBを極性反転した場合、3原色(R、G、B)の各画
素の光出力を模式図化すると、図4(A)及び(B)に
示すようになる。この図4において明らかなように、3
原色(R、G、B)のうち青色(B)の極性が赤色
(R)及び緑色(G)に対して同一水平ライン上で逆に
なる。また水平方向に対しては破線hで示すように3ラ
イン毎に同じパターンが繰り返される。また垂直方向に
対しては破線vで示すように4ライン毎に同じパターン
が繰り返される。
【0019】因みに、液晶デイスプレイ10では、信号
ライン6は垂直方向に対してR画素同士、G画素同士、
B画素同士を接続するようになされており、これにより
3原色信号VsigR、VsigG、VsigBの極性反転の位相を
変えれば、同一水平ライン上で3原色(R、G、B)の
極性関係を容易に変化させることができる。
【0020】以上の構成において、液晶デイスプレイ1
0に生じるラインフリツカについて説明する。一般的に
奇数フイールドで任意の画素に正極性信号を供給し、偶
数フイールドでその画素に負極性信号を供給すると、図
5に示すように、光出力としては非対象になる(但し、
この図5においては光出力としてR光出力、G光出力及
びB光出力の合成であるW(白)光出力を示してい
る)。またこれをR光出力、G光出力、B光出力で別々
に見た場合にも、図6(A)〜(C)に示すように、光
出力としては非対象になる。因みに、このような光出力
の非対象性によつて一般的にはフリツカが生じる。
【0021】ところで正極性信号のW光出力を便宣上
1.0+ 、負極性信号のW光出力を便宣上 1.0- とする
と、視感度特性によつて3原色(R、G、B)の光出力
相対比はR:G:B=3:6:1になるため、3原色
(R、G、B)の光出力比はR光出力:G光出力:B光
出力= 0.3: 0.6: 0.1になる。すなわち正極性のR光
出力(「R+ 」)は 0.3+ 、負極性のR光出力
(「R- 」)は 0.3- になり、正極性のG光出力(「G
+ 」)は 0.6+ 、負極性のG光出力(「G- 」)は 0.6
- になり、正極性のB光出力(「B+ 」)は 0.1+ 、負
極性のB光出力(「B- 」)は0.1- になる。
【0022】ここでこれらの数値を用いてラインフリツ
カのスジ幅を算出することにより、液晶デイスプレイ1
0ではラインフリツカが低減していることを説明する。
まず従来の1H反転方式の場合、図14に示すように、
「R+ 」、「G+ 」、「B+ 」又は「R- 」、
「G- 」、「B- 」でなるブロツクが水平方向に順に繰
り返されるため、水平方向に対しては3ライン毎に同じ
パターンが繰り返される。すなわちこれは水平方向に生
じるラインフリツカのスジ幅が3ラインであることを意
味している。この場合、水平方向に生じるラインフリツ
カにおいて、光出力LH はR光出力、G光出力及びB光
出力の合成で表され、次式
【数1】 に示すように、1.0 + 又は1.0 - になる。この光出力L
H の絶対値を実効係数とすれば、水平方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FHWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数2】 に示すように、3.0 になる。
【0023】また垂直方向では、図14において明らか
なように、同じパターンが2ライン毎に繰り返される。
すなわちこれは垂直方向に生じるラインフリツカのスジ
幅が2ラインであることを意味している。この場合、垂
直方向に生じるラインフリツカにおいて、光出力LV
R光出力、G光出力及びB光出力の合成で表され、次式
【数3】 に示すように、1.0 + 又は1.0 - になる。この光出力L
V の絶対値を実効係数とすれば、垂直方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FVWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数4】 に示すように、2.0 になる。同様にして2H反転方式及
びデルタライン反転方式についてラインフリツカのスジ
幅及び実効スジ幅を求めると、図7に示すようになる。
【0024】これに対して液晶デイスプレイ10のよう
にデルタドツト反転方式の場合、図4に示すように、水
平方向に対して3ライン毎に同じパターンが繰り返され
る(図中破線hで示す)。このためデルタドツト反転方
式の場合も水平方向に生じるラインフリツカのスジ幅は
3ラインに思えるが、実際には破線h' の左側と右側で
面として見たときに等価的に同じ輝度になるため3ライ
ン中に2周期の輝度が発生し、これによりスジ幅として
は3/2ラインに見えることになる。この場合、水平方
向に生じるラインフリツカにおいて、光出力LH はR光
出力、G光出力及びB光出力の合成で表され、次式
【数5】 に示すように、0.8 + 又は0.8 - になる。この光出力L
H の絶対値を実効係数とすれば、水平方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FHWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数6】 に示すように、1.2 になる。
【0025】また垂直方向では、図4において明らかな
ように、同じパターンが4ライン毎に繰り返される(図
中破線vで示す)。すなわちこれは垂直方向に生じるラ
インフリツカのスジ幅が4ラインであることを意味して
いる。この場合、垂直方向に生じるラインフリツカにお
いて、光出力LV はR光出力、G光出力及びB光出力の
合成で表され、次式
【数7】 に示すように、0.8 + 又は0.8 - になる。この光出力L
V の絶対値を実効係数とすれば、垂直方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FVWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数8】 に示すように、3.2 になる。
【0026】このようにして求めた各反転方式のスジ幅
を併記すると、図7に示すようになる。この図7におい
て明らかなように、デルタドツト反転方式では従来の1
H反転方式、2H反転方式及びデルタライン反転方式に
比して水平方向に生じるラインフリツカのスジ幅を低減
することができる。因みに、図4及び図18において、
デルタドツト反転方式とデルタライン反転方式は似てい
るが、デルタライン反転方式の場合には、奇数フイール
ドでは破線h’の左側は全て正極性、右側は全て負極性
になり、偶数フイールドでは破線h’の左側は全て負極
性、右側は全て正極性になるため破線h’の右側と左側
とで等価的に輝度が等しくならない。これによりデルタ
ライン反転方式では、水平方向に生じるラインフリツカ
は3ラインになる。
【0027】かくして以上の構成によれば、3原色信号
(R信号VsigR、G信号VsigG、B信号VsigB)をそれ
ぞれフイールド周期毎に極性反転すると共に、2水平周
期(2H)毎に極性反転し、さらにB信号VsigBの極性
反転の位相をR信号VsigR及びG信号VsigGの極性反転
の位相に対して 180°ずらすようにしたことにより、従
来に比して水平方向に生じるラインフリツカを低減する
ことができる。これにより液晶デイスプレイ10では一
段と均質な画像が得られる。
【0028】(2)第2実施例 この第2実施例において、液晶デイスプレイは第1実施
例と同様の構成を有し、極性反転位相制御部11によつ
て3原色信号(R信号VsigR、G信号VsigG、B信号V
sigB)の極性反転の位相を制御する。この実施例の場
合、図8(A)及び(B)に示すように、極性反転位相
制御部11は3原色信号VsigR、VsigG、VsigBをそれ
ぞれフイールド周期毎に極性反転すると共に、2水平周
期(2T)毎に極性反転する。その際、極性反転制御部
11はG信号VsigGの極性反転の位相をR信号VsigR
びB信号VsigBの極性反転の位相に対して 180°ずらす
(以下このような極性反転方式を第2デルタドツト反転
方式と呼ぶ)。
【0029】このように3原色信号VsigR、VsigG、V
sigBを極性反転した場合、3原色(R、G、B)の各画
素の光出力を模式図化すると、図9(A)及び(B)に
示すようになる。この図9において明らかなように、3
原色(R、G、B)のうち緑色(G)の極性が赤色
(R)及び青色(B)に対して同一水平ライン上で逆に
なる。また水平方向に対しては破線hで示すように3ラ
イン毎に同じパターンが繰り返される。また垂直方向に
対しては破線vで示すように4ライン毎に同じパターン
が繰り返される。
【0030】以上の構成において、液晶デイスプレイに
生じるラインフリツカについて説明する。この実施例の
場合、図9に示すように、水平方向に対して3ライン毎
に同じパターンが現れる(図中破線hで示す)。このた
め水平方向に生じるラインフリツカのスジ幅は3ライン
に思えるが、実際には破線h' の左側と右側で面として
見たときに等価的に同じ輝度になるため3ライン中に2
周期の輝度が発生し、これによりスジ幅としては3/2
ラインに見えることになる。この場合、水平方向に生じ
るラインフリツカにおいて、光出力LH はR光出力、G
光出力及びB光出力の合成で表され、次式
【数9】 に示すように、0.2 - 又は0.2 + になる。この光出力L
H の絶対値を実効係数とすれば、水平方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FHWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数10】 に示すように、0.3 になる。
【0031】また垂直方向では、図9において明らかな
ように、同じパターンが4ライン毎に現れる(図中破線
vで示す)。すなわちこれは垂直方向に生じるラインフ
リツカのスジ幅が4ラインであることを意味している。
この場合、垂直方向に生じるラインフリツカにおいて、
光出力LV はR光出力、G光出力及びB光出力の合成で
表され、次式
【数11】 に示すように、0.2 - 又は0.2 + になる。この光出力L
V の絶対値を実効係数とすれば、垂直方向のラインフリ
ツカの実効スジ幅FVWはスジ幅と実効係数との積で表さ
れ、次式
【数12】 に示すように、0.8 になる。
【0032】この実施例の場合のスジ幅(すなわち第2
デルタドツト反転方式のスジ幅)を従来の方式に併記す
ると、図10に示すようになる。この図10において明
らかなように、第2デルタドツト反転方式では従来の1
H反転方式、2H反転方式及びデルタライン反転方式に
比して水平方向に生じるラインフリツカのスジ幅を低減
することができる。さらに第2デルタドツト反転方式で
は従来の各反転方式に比して垂直方向に生じるラインフ
リツカも低減することができる。
【0033】かくして以上の構成によれば、3原色信号
(R信号VsigR、G信号VsigG、B信号VsigB)をそれ
ぞれフイールド周期毎に極性反転すると共に、2水平周
期(2H)毎に極性反転し、さらにG信号VsigGの極性
反転の位相をR信号VsigR及びB信号VsigBの極性反転
の位相に対して 180°ずらすようにしたことにより、従
来に比して水平方向及び垂直方向に生じるラインフリツ
カを一段と低減することができる。これにより液晶デイ
スプレイでは一段と均質な画像が得られる。
【0034】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、B信号VsigB又はG信号
sigGの極性反転の位相を他の信号の極性反転の位相に
対して 180°ずらすようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、R信号VsigRの極性反転の位相
を他の信号の極性反転の位相に対して 180°ずらすよう
にしても良い。
【0035】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の原
色信号を極性反転する位相を第2及び第3の原色信号を
極性反転する位相に対して逆相に選定したことにより、
本来、スジ幅が3ラインに見える水平方向のラインフリ
ツカを3/2ラインのスジ幅にすることができ、かくし
て従来に比して一段とフリツカを低減し得る液晶表示装
置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液晶デイスプレイの構
成を示す接続図である。
【図2】デルタドツト反転方式の極性反転の位相関係を
示す略線図である。
【図3】デルタドツト反転方式の極性反転の位相関係を
示す略線図である。
【図4】デルタドツト反転方式の各画素の光出力を示す
略線図である。
【図5】W光出力(R、G、B光出力の合成)の特性を
示す略線図である。
【図6】R、G、B光出力の特性を示す略線図である。
【図7】デルタドツト反転方式によるラインフリツカの
スジ幅を示す図表である。
【図8】第2デルタドツト反転方式の極性反転の位相関
係を示す略線図である。
【図9】第2デルタドツト反転方式の各画素の光出力を
示す略線図である。
【図10】第2デルタドツト反転方式によるラインフリ
ツカのスジ幅を示す図表である。
【図11】従来の液晶デイスプレイの構成を示す接続図
である。
【図12】1H反転方式の極性反転の位相関係を示す略
線図である。
【図13】1H反転方式の極性反転の位相関係を示す略
線図である。
【図14】1H反転方式の各画素の光出力を示す略線図
である。
【図15】2H反転方式の極性反転の位相関係を示す略
線図である。
【図16】2H反転方式の各画素の光出力を示す略線図
である。
【図17】デルタライン反転方式の極性反転の位相関係
を示す略線図である。
【図18】デルタライン反転方式の各画素の光出力を示
す略線図である。
【符号の説明】
1、10……液晶デイスプレイ、2……走査電極駆動回
路、3……信号電極駆動回路、4……ゲートライン、5
……TFT、6……信号ライン、11……極性反転位相
制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれフイールド周期毎に極性反転され
    ると共に、2水平周期毎に極性反転される第1、第2及
    び第3の原色信号を対応する液晶表示素子に供給し、当
    該第1、第2及び第3の原色信号に応じた画像を上記液
    晶表示素子の集合体でなる画面上に表示させる液晶表示
    装置において、 上記第1の原色信号を極性反転する位相を上記第2及び
    第3の原色信号を極性反転する位相に対して逆相に選定
    したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記第1の原色信号は青色信号でなり、上
    記第2、第3の原色信号はそれぞれ赤色信号、緑色信号
    でなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】上記第1の原色信号は緑色信号でなり、上
    記第2、第3の原色信号はそれぞれ赤色信号、青色信号
    でなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】上記第1の原色信号は赤色信号でなり、上
    記第2、第3の原色信号はそれぞれ緑色信号、青色信号
    でなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
JP31921594A 1994-11-28 1994-11-28 液晶表示装置 Pending JPH08152866A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375901B1 (ko) * 1999-07-21 2003-03-15 닛본 덴기 가부시끼가이샤 액티브 매트릭스형 액정 표시 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375901B1 (ko) * 1999-07-21 2003-03-15 닛본 덴기 가부시끼가이샤 액티브 매트릭스형 액정 표시 장치

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