JPH08150353A - 塗料供給装置 - Google Patents

塗料供給装置

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JPH08150353A
JPH08150353A JP29482294A JP29482294A JPH08150353A JP H08150353 A JPH08150353 A JP H08150353A JP 29482294 A JP29482294 A JP 29482294A JP 29482294 A JP29482294 A JP 29482294A JP H08150353 A JPH08150353 A JP H08150353A
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JP
Japan
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booster pump
supply
paint
pump
booster
Prior art date
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Pending
Application number
JP29482294A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Kawase
晴之 川瀬
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、大規模化や設備費用の増大
を招くことなく、塗料を循環させ得る塗料供給装置を提
供することにある。 【構成】 第1供給路11における第1ブースターポン
プ20の下流域と、第2供給路12における第2ブース
ターポンプ30の上流域とを、第1ブースターポンプ2
0のブースト動作時に開成する第1開閉バルブ51を設
けた第1循環路41により接続し、第2供給路12にお
ける第2ブースターポンプ30の下流域と、第1供給路
11における第1ブースターポンプ20の上流域とを、
第2ブースターポンプ30のブースト動作時に開成する
第2開閉バルブ52を設けた第2循環路42により接続
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装機への塗料供給装
置に関し、詳しくは塗料供給装置において塗料を循環さ
せるための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す塗料供給装置Aは、2台のス
プレーガンに塗料を供給するものであり、第1スプレー
ガンG1および第2スプレーガンG2は、それぞれ第1
供給路S1および第2供給路S2によって一次供給ポン
プMPと接続されており、さらに第1供給路S1および
第2供給路S2には、それぞれ第1ブースターポンプB
P1および第2ブースターポンプBP2が介装されてい
る。なお、図中における一次供給ポンプMP′は、上記
一次供給ポンプMPの予備機である。この塗料供給装置
Aにおいて一次供給ポンプMPから送り出された塗料
は、第1供給路S1および第2供給路S2を介して、第
1ブースターポンプBP1および第2ブースターポンプ
BP2に供給され、各ブースターポンプBP1,BP2
のブースト動作により一定の圧力で定量的に押し出され
たのち、第1スプレーガンG1および第2スプレーガン
G2を介して噴射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
塗料供給装置では、スプレーパターンの安定性向上のた
めに塗料の温度を一定に保つことを目的として、さらに
PVC(ポリ塩化ビニール)塗料やアスファルト系塗料
等の高粘度塗料を供給の対象とした際に、そのチクソ性
(振動等を与えることによって液化し、かつ放置によっ
て再び固化する性質)の対抗措置として、塗料を流動さ
せるべく装置内において循環させる必要がある。しか
し、塗料を循環させるには、既存の装置に塗料循環用の
配管とともに高価な循環ポンプ等の設備を追加しなけれ
ばならず、このため塗料供給装置の規模が大きなものと
なり、併せて設備費用の徒らな増大をも招く不都合があ
った。本発明は上記実状に鑑みて、大規模化や設備費用
の増大を招くことなく、塗料を循環させ得る塗料供給装
置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、一次
供給ポンプと第1スプレーガンとを互いに接続する第1
供給路における第1ブースターポンプの下流域と、一次
供給ポンプと第2スプレーガンとを互いに接続する第2
供給路における第2ブースターポンプの上流域とを、第
1ブースターポンプのブースト動作時に開成し、かつ第
2ブースターポンプのブースト動作時に閉成する第1開
閉バルブを介装した第1循環路によって互いに接続する
とともに、第2供給路における第2ブースターポンプの
下流域と、第1供給路における第1ブースターポンプの
上流域とを、第2ブースターポンプのブースト動作時に
開成し、かつ第1ブースターポンプのブースト動作時に
閉成する第2開閉バルブを介装した第2循環路によって
互いに接続している。
【0005】
【作用】上記構成によれば、一次供給ポンプの停止時に
おいて、第1ブースターポンプと第2ブースターポンプ
とを、交互に繰り返してブースト動作させることによ
り、第1供給路と第1循環路、および第2供給路と第2
循環路を介して塗料が循環して流動することとなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を一実施例を示す図に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図3は、自動車の塗装設備
において重防錆を目的とした高粘度塗料を塗装機へ供給
するための装置に、本発明に関わる塗料供給装置を適用
した例を示している。
【0007】本発明に関わる塗料供給装置1は、図1に
示すように一次供給ポンプ2と、第1スプレーガン3お
よび第2スプレーガン4とを具備しており、上記第1ス
プレーガン3は主供給路10および第1供給路11によ
って一次供給ポンプ2と接続されているとともに、上記
第2スプレーガン4は主供給路10および第2供給路1
2によって一次供給ポンプ2と接続されている。なお、
図中における一次供給ポンプ2′は、上記一次供給ポン
プ2の予備機であり、一次供給ポンプ2から延びる主供
給路10に接続されている。
【0008】上記第1供給路11および第2供給路12
には、それぞれ第1ブースターポンプ20および第2ブ
ースターポンプ30が介装されている。上記第1ブース
ターポンプ20は、第1供給路11に連通するブースタ
ーシリンダ21と、該ブースターシリンダ21に収容さ
れたブースターピストン22とを備えるとともに、上記
ブースターピストン22を動作させるための駆動シリン
ダ23および駆動ピストン24を備えている。
【0009】上記駆動シリンダ23には、駆動ポンプ2
5およびリークバルブ26が接続されており、上記リー
クバルブ26を開成することにより、一次供給ポンプ2
からの塗料が、その圧力によってブースターピストン2
2を下死点から上死点へ上動させつつブースターシリン
ダ21に導入する一方、リークバルブ26を閉成してブ
ースターピストン22を上死点から下死点へ下降、すな
わちブースト動作させることにより、塗料がブースター
シリンダ21から第1供給路11を介して第1スプレー
ガン3へ圧送されることとなる。なお、図中におけるス
トローク検出用エンコーダ27は、上記第1ブースター
ポンプ20の動作態様を検出するためのものである。
【0010】また、第2ブースターポンプ30も上記第
1ブースターポンプ20と同様、第2供給路12に連通
するブースターシリンダ31と、該ブースターシリンダ
31に収容されたブースターピストン32とを備えると
ともに、上記ブースターピストン32を動作させるため
の駆動シリンダ33および駆動ピストン34を備えてい
る。
【0011】上記駆動シリンダ33には、駆動ポンプ3
5およびリークバルブ36が接続されており、上記リー
クバルブ36を開成することにより、一次供給ポンプ2
からの塗料が、その圧力によってブースターピストン3
2を下死点から上死点へ上動させつつブースターシリン
ダ31に導入する一方、リークバルブ36を閉成してブ
ースターピストン32を上死点から下死点へ下降、すな
わちブースト動作させることにより、塗料がブースター
シリンダ31から第2供給路12を介して第2スプレー
ガン4へ圧送されることとなる。なお、図中におけるス
トローク検出用エンコーダ37は、上記第2ブースター
ポンプ30の動作態様を検出するためのものである。
【0012】上記第1供給路11と第2供給路12と
は、第1循環路41および第2循環路42によって互い
に接続されている。第1循環路41は、第1供給路11
における第1ブースターポンプ20の下流域(図1中の
右方域)と、第2供給路12における第2ブースターポ
ンプ30の上流域(図1中の左方域)とを互いに接続し
ており、第2循環路42は、第2供給路12における第
2ブースターポンプ30の下流域(図1中の右方域)
と、第1供給路11における第1ブースターポンプ20
の上流域(図1中の左方域)とを互いに接続している。
【0013】さらに、上記第1循環路41には、第1ブ
ースターポンプ20のブースト動作時に開成し、第2ブ
ースターポンプ30のブースト動作時に閉成する第1開
閉バルブ51が介装されている一方、上記第2循環路4
2には、第2ブースターポンプ30のブースト動作時に
開成し、第1ブースターポンプ20のブースト動作時に
閉成する第2開閉バルブ52が介装されている。
【0014】上記第1開閉バルブ51と第2開閉バルブ
52とは、共に図示していないコントローラの信号に基
いて動作される自動開閉弁であり、例えば塗料循環スイ
ッチ(図示せず)がONされた際に、第1ブースターポ
ンプ20および第2ブースターポンプ30と共に、上記
コントローラからの信号に基いて開閉制御される。
【0015】また、上述した第1供給路11と第2供給
路12、および第1循環路41と第2循環路42には、
各々のほぼ全長に亘って、塗料加熱用ヒータ(図示せ
ず)が装着されている。
【0016】なお、上述した主供給路10、第1供給路
11、第2供給路12、第1循環路41および第2循環
路42には、要所にボールバルブbおよびチェックバル
ブcが設けられている。ボールバルブbは、メンテナン
ス時に使用される手動の開閉弁であって通常は閉止され
ており、またチェックバルブcは、周知の如く塗料を一
方向にのみ流通させる作用を為すものである。さらに、
上記主供給路10、第1供給路11および第2供給路1
2には、圧力ゲージg、フィルターfおよびサージタン
クt等が設けられている。
【0017】上述した構成の塗料供給装置1において、
ワークに対する塗装を実施する場合には、先ず第1循環
路41における第1開閉バルブ51と、第2循環路42
における第2開閉バルブ52とを共に閉止するととも
に、第1ブースターポンプ20におけるリークバルブ2
6と、第2ブースターポンプ30におけるリークバルブ
36とを共に開成する。
【0018】次いで、一次供給ポンプ2の運転に基い
て、第1ブースターポンプ20のブースターシリンダ2
1と、第2ブースターポンプ30のブースターシリンダ
31とに塗料を供給したのち、第1ブースターポンプ2
0と第2ブースターポンプ30とを各々ブースト動作さ
せることによって、第1スプレーガン3および第2スプ
レーガン4からワーク(図示せず)に向けて塗料が噴射
されることとなる。
【0019】一方、ワークに対する塗装作業が終了した
のち、塗料供給装置1において塗料を循環させる場合に
は、第1開閉バルブ51と第2開閉バルブ52とを共に
閉止した状態で、先ず第1ブースターポンプ20のリー
クバルブ26を開成する。
【0020】これにより、第1ブースターポンプ20の
ブースターピストン22は、第1供給路11内の一次供
給圧に基づいてブースターシリンダ21に導入される塗
料により、図2中に実線で示す下死点から鎖線で示す上
死点へ上動する。
【0021】次いで、第1ブースターポンプ20のリー
クバルブ26を閉成するとともに、第1循環路41にお
ける第1開閉バルブ51を開成し、さらに第2ブースタ
ーポンプ30のリークバルブ36を開成する。
【0022】こののち、第1ブースターポンプ20にお
けるブースターピストン22を、図2中の矢印hで示す
如く下死点へ下降(ブースト動作)させることにより、
矢印i、j、k、l、mで示す如く、第1供給路11、
第1循環路41、第2供給路12を塗料が流動すること
となり、第2ブースターポンプ30のブースターピスト
ン32は、矢印nで示す如く鎖線で示す下死点から実線
で示す上死点へと上動される。
【0023】なお、上述した工程においては、第2循環
路42における第2開閉バルブ52は閉成したままであ
る。また、塗料供給装置1において塗料を循環させる
際、第1スプレーガン3と第2スプレーガン4とのトリ
ガーバルブ(図示せず)は共に閉成されており、上記第
1スプレーガン3と第2スプレーガン4とから塗料が漏
れ出ることはない。
【0024】次いで、第2ブースターポンプ30のリー
クバルブ36を閉成し、第1循環路41における第1開
閉バルブ51を閉成するとともに、第2循環路42にお
ける第2開閉バルブ52を開成し、さらに第1ブースタ
ーポンプ20のリークバルブ26を開成する。
【0025】こののち、第2ブースターポンプ30にお
けるブースターピストン32を、図3中の矢印oで示す
如く下死点へ下降(ブースト動作)させることにより、
矢印p、q、r、s、tで示す如く、第2供給路12、
第2循環路42、第1供給路11を塗料が流動すること
となり、第1ブースターポンプ20のブースターピスト
ン22は、矢印uで示す如く鎖線で示す下死点から実線
で示す上死点へと上動される。
【0026】以下、第1ブースターポンプ20のリーク
バルブ26を閉成、第1循環路41の第1開閉バルブ5
1を開成、第2循環路42の第2開閉バルブ52を閉
成、かつ第2ブースターポンプ30のリークバルブ30
を開成した状態における第1ブースターポンプ20のブ
ースト動作と、第2ブースターポンプ30のリークバル
ブ36を閉成、第1循環路41における第1開閉バルブ
51を閉成、第2循環路42における第2開閉バルブ5
2を開成、かつ第1ブースターポンプ20のリークバル
ブ26を開成した状態における第2ブースターポンプ3
0のブースト動作とを繰り返すことにより、第1供給路
11と第1循環路41、および第2供給路12と第2循
環路42を介して塗料が循環して流動することとなる。
【0027】上述したように、塗料供給装置1において
は、第1ブースターポンプ20と第2ブースターポンプ
30とを、交互に繰り返してブースト動作させることに
よって、第1供給路11、第1循環路41、第2供給路
12および第2循環路42を塗料が流動するので、専用
の循環ポンブ等を必要とすることなく塗料を循環させる
ことができる。
【0028】また、上述した塗料供給装置1では、第1
供給路11、第1循環路41、第2供給路12および第
2循環路42から構成される、塗料の循環ループを可及
的に小さく設定することによって、塗料の加熱に要する
エネルギーを抑えることが可能となり、さらに塗料の循
環と加熱とが確実に実施されることにより、常に良好な
スプレーパターンを得ることができる。
【0029】なお、上述した実施例においては、本発明
を自動車の塗装設備において高粘度塗料を塗装機へ供給
するための装置に適用した例を示したが、本発明に関わ
る塗料供給装置は重防錆を目的とした高粘度塗料のみな
らず、各種塗料を塗装機へ供給するための装置として有
効に適用し得るものであることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わる塗
料供給装置では、一次供給ポンプの停止時において、第
1ブースターポンプと第2ブースターポンプとを、交互
に繰り返してブースト動作させることにより、第1供給
路と第1循環路、および第2供給路と第2循環路を介し
て塗料が循環して流動することとなる。すなわち、本発
明に関わる塗料供給装置によれば、専用の循環ポンブ等
を必要とすることなく、言い換えれば大規模化や設備費
用の増大を招くことなく、塗料を循環させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる塗料供給装置を示す全体構成
図。
【図2】本発明に関わる塗料供給装置の動作態様を示す
要部構成図。
【図3】本発明に関わる塗料供給装置の動作態様を示す
要部構成図。
【図4】従来の塗料供給装置を示す全体構成図。
【符号の説明】
1…塗料供給装置、 2…一次供給ポンプ、 3…第1スプレーガン、 4…第2スプレーガン、 11…第1供給路、 12…第2供給路、 20…第1ブースターポンプ、 30…第2ブースターポンプ、 41…第1循環路、 42…第2循環路、 51…第1開閉バルブ、 52…第2開閉バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次供給ポンプと第1スプレーガン
    とを互いに接続するとともに第1ブースターポンプを介
    装した第1供給路と、 上記一次供給ポンプと第2スプレーガンとを互いに接続
    するとともに第2ブースターポンプを介装した第2供給
    路と、 上記第1供給路における上記第1ブースターポンプの下
    流域と、上記第2供給路における上記第2ブースターポ
    ンプの上流域とを互いに接続するとともに、上記第1ブ
    ースターポンプのブースト動作時に開成し、上記第2ブ
    ースターポンプのブースト動作時に閉成する第1開閉バ
    ルブを介装した第1循環路と、 上記第2供給路における上記第2ブースターポンプの下
    流域と、上記第1供給路における上記第1ブースターポ
    ンプの上流域とを互いに接続するとともに、上記第2ブ
    ースターポンプのブースト動作時に開成し、上記第1ブ
    ースターポンプのブースト動作時に閉成する第2開閉バ
    ルブを介装した第2循環路とを具備し、 上記一次供給ポンプの停止時において、上記第1ブース
    ターポンプと上記第2ブースターポンプとを交互に繰り
    返してブースト動作させることにより、上記第1供給
    路、上記第1循環路、上記第2供給路および上記第2循
    環路を介して塗料を循環させるよう構成したことを特徴
    とする塗料供給装置。
JP29482294A 1994-11-29 1994-11-29 塗料供給装置 Pending JPH08150353A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161770A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Chugai Ro Co Ltd 塗工液供給装置
CN112536197A (zh) * 2020-11-11 2021-03-23 西安印钞有限公司 一种印钞涂布光油循环上料设备
JP2021053607A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 ユニバーサル製缶株式会社 ボトル缶の塗装装置

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