JPH08150203A - 注入物の注入用処置具 - Google Patents

注入物の注入用処置具

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JPH08150203A
JPH08150203A JP6297575A JP29757594A JPH08150203A JP H08150203 A JPH08150203 A JP H08150203A JP 6297575 A JP6297575 A JP 6297575A JP 29757594 A JP29757594 A JP 29757594A JP H08150203 A JPH08150203 A JP H08150203A
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JP
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injectate
drug
reservoir
injecting
injection needle
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Application number
JP6297575A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Koichi Kawashima
晃一 川島
Koji Kanbara
浩司 神原
Yutaka Yanuma
豊 矢沼
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Tsutomu Okada
勉 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は微量の薬剤等の注入物を無駄な容量を
必要とせずに、確実に患者の体内の治療対象組織に注入
することを最も主要な特徴とする。 【構成】注入針14の近傍部位に設けられたリザーバ4
6と、このリザーバ46内の注入物を注入針14を通し
て外部側に押し出すピストン17と、挿入部8の基端部
側に連結された手元操作部9に設けられ、ピストン17
を機械的に動作させる第1,第2の手掛け部材19,2
0とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経内視鏡的に患者の体内
に挿入され、体腔内の局所に薬剤等の注入物を注入する
注入物の注入用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、実開平1−68052
号公報や、実公平3−15081号公報に示されている
ように経内視鏡的に患者の体内に挿入されて使用される
内視鏡用注射針が知られている。この種の処置具では患
者の体腔内に挿入される挿入部の先端部に管体からなる
注入針が配設されている。
【0003】この注入針の基端部には細長い接続チュー
ブの一端部が連結されている。この接続チューブの他端
部は挿入部の基端部側に延出され、患者の体外で保持さ
れる手元側の接続端部に連結されている。さらに、手元
側の接続端部には薬剤等の注入物の注入具である、例え
ばシリンジ等が接続されるようになっている。
【0004】そして、この処置具の使用時には経内視鏡
的に患者の体内に挿入された注入針が体腔内の治療対象
組織に穿刺された状態で、シリンジの操作にともない薬
剤等の注入物が接続チューブを通して注入針側に圧送さ
れ、さらにこの注入針の管内を通して治療対象組織に局
所的に注入されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の注射針
では注入針の接続チューブ内の薬剤注入管路の全長にわ
たって薬剤が充填された状態で、手元側からさらにこの
薬剤をシリンジ等で圧送することにより、注入針の管内
を通して治療対象組織に薬剤を注入するようになってい
る。そのため、薬剤の注入後、接続チューブ内の薬剤注
入管路の全長にわたって薬剤が充填状態で残されるが、
このとき接続チューブ内に残る薬剤は実際には使用され
ることはなく、無駄に捨てられることになる。
【0006】その結果、1回の薬剤注入操作で使用され
る薬剤の容量が治療のために実際に必要な薬剤の容量よ
りも必然的に大きくなるので、高価な薬剤を治療対象組
織に微量に注入する場合には微量の注入に対して無駄な
容量が著しく大きくなる問題がある。
【0007】特に、近年では、内視鏡用注射針を使用し
て高価な遺伝子を含む薬剤を患者の体内の治療対象組織
に注入する遺伝子治療が行われている。ここで、患者の
体内の治療対象組織に注入される遺伝子を含む薬剤の注
入量は微量であるので、上記従来構成の内視鏡用注射針
を使用した場合には極めて高価な遺伝子を含む薬剤が大
量に使用されずに残り、コスト的に大きな問題となる。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、従来よりも微量の薬剤等の注入物を無
駄な容量を必要とせずに、確実に患者の体内の治療対象
組織に注入できる注入物の注入用処置具を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は体腔内に挿入さ
れる挿入部の先端部に薬剤等の注入物を注入するための
注入針を備え、この注入針を通して体内の組織内に前記
注入物を注入する注入物の注入用処置具において、前記
注入針の針部近傍部位に設けられた前記注入物の収納用
リザーバと、このリザーバ内の前記注入物を前記注入針
を通して外部側に押し出す注入物押圧手段と、前記挿入
部の基端部側に連結された手元操作部に設けられ、前記
注入物押圧手段を機械的に動作させる操作手段とを具備
したものである。
【0010】
【作用】手元操作部の操作手段の操作にともない注入物
押圧手段を機械的に動作させ、注入物収納用リザーバ内
の注入物を注入物押圧手段によって注入針を通して外部
側に押し出すようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)〜
(C)を参照して説明する。図1(A)は内視鏡1の処
置具挿通チャンネル2を通して体内に挿入される薬剤注
入用処置具3の使用状態を示すものである。ここで、内
視鏡1には体腔内に挿入される挿入部4とこの挿入部4
の基端部に連結された手元側の操作部5とが設けられて
いる。さらに、操作部5には処置具挿通チャンネル2の
一端部側の開口部である鉗子導入口6が形成されてい
る。この処置具挿通チャンネル2の他端部側の開口部で
ある鉗子導出口7は挿入部4の先端面に形成されてい
る。
【0012】また、薬剤注入用処置具3には体腔内に挿
入される細長い挿入部8と、この挿入部8の基端部に連
結され、患者の体外で保持される手元操作部9とが設け
られている。
【0013】ここで、挿入部8には可撓性を備えた細長
いコイルシース10が設けられている。このコイルシー
ス10の先端部には図1(B)に示すように略筒状の先
端部材11の基端部が固定されている。この先端部材1
1の先端部には先端閉止部12が形成されている。さら
に、この先端閉止部12の軸心部には貫通口13が形成
されている。そして、この先端閉止部12の貫通口13
に管体からなる注入針14の基端部が固定されている。
【0014】また、先端部材11の本体は注入物の収納
用リザーバ15を構成するシリンダ16によって形成さ
れている。このシリンダ16内にはリザーバ15内の注
入物を注入針14を通して外部側に押し出すピストン
(注入物押圧手段)17が水密状態で摺動可能に設けら
れている。このピストン17はシリコン、ポリウレタン
等の弾性材料によって形成されている。
【0015】また、ピストン17の背面中央部位にはコ
イルシース10内に挿通された操作ワイヤ18の先端部
が固定されている。さらに、この操作ワイヤ18の基端
部側はコイルシース10内を通り、手元操作部9側に延
出されている。
【0016】また、手元操作部9には図1(C)に示す
ようにコイルシース10の基端部に固定された第1の手
掛け部材(操作手段)19と、操作ワイヤ18の基端部
に固定された第2の手掛け部材(操作手段)20とが設
けられている。ここで、第1の手掛け部材19には使用
者が手指等を挿入する一対の手掛け用穴部21と、第2
の手掛け部材20の移動動作を案内するガイド孔22と
が設けられている。さらに、第2の手掛け部材20には
第1の手掛け部材19のガイド孔22内に挿入されるシ
ャフト部23と、このシャフト部23の基端部に連結さ
れ、使用者が手指等を挿入する手掛け用穴部24とが設
けられている。
【0017】そして、第1の手掛け部材19に対し、第
2の手掛け部材20が図1(C)中で、右側に引き離さ
れる操作にともない操作ワイヤ18を介してシリンダ1
6内でピストン17が図1(B)中で、右側に引っ張り
操作され、このピストン17の移動動作にともない外部
側から注入針14を通してリザーバ15内に注入物であ
る液状の薬剤p等が充填されるようになっている。
【0018】なお、注入物である液状の薬剤pとしては
治療用の薬剤や、検査用の薬剤や、患者の細胞内に導入
するための治療用の遺伝子等を含む。ここで、治療用遺
伝子はこの遺伝子を内包したリポソーム、またはこの遺
伝子をレトロウイルスに組み込んだものでもよい。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、手元操作部9の第1の手掛け部材19に対し、第
2の手掛け部材20を押し込んで両者を接近させた状態
(このとき、シリンダ16内でピストン17が注入針1
4側の内底部に押し当てられる)に準備する。この状態
で、注入針14を注入物である液状の薬剤pに浸したの
ち、第1の手掛け部材19に対し、第2の手掛け部材2
0を図1(C)中で、右側に引き離す。このとき、第2
の手掛け部材20の操作にともない操作ワイヤ18を介
してシリンダ16内でピストン17が図1(B)中で、
右側に引っ張り操作され、このピストン17の右移動動
作にともない外部側から注入針14を通してリザーバ1
5内に注入物である液状の薬剤pが充填される。
【0020】また、リザーバ15内への薬剤pの充填
後、処置具3の挿入部8が内視鏡1の処置具挿通チャン
ネル2内に挿通される。そして、内視鏡1のチャンネル
2を通して処置具3の挿入部8の先端部が治療目的場所
の近傍まで案内される。続いて、処置具3の挿入部8の
先端部が内視鏡1のチャンネル2の鉗子導出口7から外
部側に突出され、注入針14が患者の体腔内の患部組織
Hに刺入される。
【0021】この状態で、手元操作部9の第1の手掛け
部材19に対し、第2の手掛け部材20を押し込んで両
者を接近させることにより、操作ワイヤ18を介してシ
リンダ16内でピストン17が図1(B)中で、左側
(注入針14側)に押し出し操作され、このピストン1
7の左移動動作にともないリザーバ15内の薬剤pが外
部側に押し出される。
【0022】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、処置具3の細長い挿入部8の先
端部に配置された注入針14の針部近傍部位に設けられ
たリザーバ15内のみに注入物を充填し、注入物の注入
時にはリザーバ15内に充填されている注入物のみを注
入針14の外部に放出できるようにしたので、1回の薬
剤注入操作で使用される薬剤pの容量は注入針14のリ
ザーバ15内に収容した分量で済ませることができる。
そのため、従来のように1回の薬剤注入操作で処置具3
側の薬剤供給管路内に無駄に残される注入物の容量を大
幅に低減することができるので、高価な薬剤p等の注入
物の使用量を必要最低限で済ませることができる。した
がって、高価な遺伝子等の薬剤pを使用する場合であっ
ても無駄がなく、コスト的にも有利となる。
【0023】また、図2(A),(B)は本発明の第2
の実施例を示すものである。本実施例は図2(A)に示
すように、第1の実施例の薬剤注入用処置具3のコイル
シース10内にシリコン等の弾性材料からなるバルーン
(注入物押圧手段)31を設け、このバルーン31の先
端を先端部材11のシリンダ16内に配置したものであ
る。
【0024】ここで、薬剤注入用処置具3の手元側には
図2(B)に示すようにコイルシース10の基端部に固
定された口金部32が設けられている。この口金部32
にはバルーン31の基端部が固定されている。さらに、
口金部32にはシリンジ33が着脱可能に取付けられる
ようになっている。
【0025】そして、この薬剤注入用処置具3の使用時
にはシリンジ33を操作して口金部32から空気、水等
をバルーン31内に加圧注入することにより、図2
(A)中に点線で示すようにバルーン31を膨脹させ
る。これにより、注入針14のリザーバ15内の薬剤p
がバルーン31によって注入針14側に押し出され、注
入針14を通して患者の体腔内の患部組織Hに注入され
る。
【0026】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
用処置具3の細長い挿入部8の先端部に配置された注入
針14の針部近傍部位に設けられたリザーバ15内のみ
に注入物を充填し、注入物の注入時にはリザーバ15内
に充填されている注入物のみを注入針14の外部に放出
できるようにしたので、第1の実施例と同様に1回の薬
剤注入操作で使用される薬剤pの容量は注入針14のリ
ザーバ15内に収容した分量で済ませることができ、少
量の薬剤pを無駄なく治療部位Hへ注入できる。
【0027】さらに、本実施例では特に第1の実施例の
ように操作ワイヤ18でピストン17を動作させる場合
のようにワイヤ18の蛇行等により、薬剤注入動作のロ
スが発生するおそれがないので、第1の実施例に比べて
一層確実に薬剤注入動作を行うことができる。そのた
め、リザーバ15内のすべての薬剤pを無駄なく治療部
位Hへ注入できる。
【0028】なお、注入針14のリザーバ15内に薬剤
pを吸入する場合は、あらかじめバルーン31を膨脹さ
せておき、注入針14の先端を薬剤pに浸した状態で、
シリンジ33を吸引操作し、バルーン31を収縮させれ
ばよい。
【0029】また、図3に示す第2の実施例の変形例の
ように注入針14内にバルーン31を入れ、このバルー
ン31によって注入針14内の薬剤pを注入針14の外
側に押し出す構成にしてもよい。
【0030】また、図4(A),(B)は本発明の第3
の実施例を示すものである。図4(A)は薬剤注入用処
置具41における挿入部42の先端部の概略構成を示す
ものである。
【0031】この薬剤注入用処置具41の挿入部42は
テフロンチューブ等の可撓管43と、この可撓管43の
座屈防止のための外筒管44とからなる2重管構造によ
って形成されている。
【0032】また、可撓管43の先端部には注入針45
の基端部が固定されている。さらに、可撓管43の先端
部分には注入物の収納用リザーバ46を構成するシリン
ダ47が形成されている。このシリンダ47内にはリザ
ーバ46内の注入物を注入針45を通して外部側に押し
出すピストン(注入物押圧手段)48が水密状態で摺動
可能に設けられている。
【0033】また、ピストン48の背面中央部位には可
撓管43内に挿通された操作ワイヤ49の先端部が固定
されている。さらに、この操作ワイヤ49の基端部側は
可撓管43内を通り、挿入部42の基端部側に連結され
た手元操作部50側に延出されている。
【0034】また、手元操作部50には図4(B)に示
すように可撓管43の基端部に固定された操作部本体5
1と、操作ワイヤ49の基端部に固定された取手(操作
手段)52とが設けられている。
【0035】ここで、操作部本体51には操作ワイヤ4
9を挿通する挿通孔53が形成されている。この挿通孔
53の先端部は接続リング54を介して可撓管43の基
端部に連結されている。さらに、この挿通孔53の基端
部には操作ワイヤ49との間のシール用のOリング等か
らなるシール部59が設けられている。そして、操作ワ
イヤ49の基端部はこのシール部59を介して挿通孔5
3の外部側に延出され、操作部本体51の外部の取手5
2と連結されている。
【0036】また、操作部本体51の外周面には挿通孔
53に連通された送気口55が突設されている。この送
気口55には送気ポンプ(操作手段)56の送気チュー
ブ57が接続されている。そして、この送気ポンプ56
から供給される空気によって挿通孔53内を加圧可能に
なっている。なお、外筒管44の基端部はリング状の連
結部材58を介して操作部本体51に固定されている。
【0037】そして、この薬剤注入用処置具41の使用
時には手元操作部50の操作部本体51に対し、取手5
2を押し込んで両者を接近させた状態(このとき、シリ
ンダ47内でピストン48が注入針45側に押し当てら
れる)に準備する。この状態で、注入針45を注入物で
ある液状の薬剤pに浸したのち、操作部本体51に対
し、取手52を図4(B)中で、右側に引き離す。この
とき、取手52の操作にともない操作ワイヤ49を介し
てシリンダ47内でピストン48が図4(A)中で、右
側に引っ張り操作され、このピストン48の右移動動作
にともない外部側から注入針45を通してリザーバ46
内に注入物である液状の薬剤pが充填される。
【0038】また、リザーバ46内への薬剤pの充填
後、処置具41の挿入部42が内視鏡1の処置具挿通チ
ャンネル2(図1(A)参照)内に挿通される。そし
て、内視鏡1のチャンネル2を通して処置具41の挿入
部42の先端部が治療目的場所の近傍まで案内される。
続いて、処置具41の挿入部42の先端部が内視鏡1の
チャンネル2の鉗子導出口7から外部側に突出され、注
入針45が患者の体腔内の患部組織Hに刺入される。
【0039】この状態で、手元操作部50の操作部本体
51に対し、取手52を押し込んで両者を接近させるこ
とにより、操作ワイヤ49を介してシリンダ47内でピ
ストン48が図4(A)中で、左側(注入針45側)に
押し出し操作され、このピストン48の左移動動作にと
もないリザーバ46内の薬剤pが外部側に押し出され
る。
【0040】さらに、この取手52の操作に加え、ポン
プ56から加圧空気を送気口55より、挿通孔53、接
続リング54を介して可撓管43の内部に送り、ピスト
ン48を加圧することもできる。取手52を押し込むこ
とをせず、ポンプ56からの加圧空気によってのみピス
トン48を操作してもよい。
【0041】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
用施薬具41の細長い挿入部42の先端部に配置された
注入針45の針部近傍部位に設けられたリザーバ46内
のみに注入物を充填し、注入物の注入時にはリザーバ4
6内に充填されている注入物のみを注入針45の外部に
放出できるようにしたので、第1の実施例と同様に1回
の薬剤注入操作で使用される薬剤pの容量は注入針45
のリザーバ46内に収容した分量で済ませることがで
き、少量の薬剤pを無駄なく治療部位Hへ注入できる。
【0042】さらに、本実施例では特に取手52の操作
に加え、ポンプ56から加圧空気を送気口55より、挿
通孔53、接続リング54を介して可撓管43の内部に
送り、ピストン48を加圧することもできるので、第1
の実施例のように操作ワイヤ18のみでピストン17を
動作させる場合のようにワイヤ18の蛇行等により、薬
剤注入動作のロスが発生するおそれがない。そのため、
第1の実施例に比べて一層確実に薬剤注入動作を行うこ
とができるので、リザーバ46内のすべての薬剤pを無
駄なく治療部位Hへ注入できる。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
【0044】次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下
記の通り付記する。
【0045】記 (付記項1) 先端に注射針を備えた経内視鏡的な薬剤
等の注入用処置具において、処置具先端部に薬剤等の注
入物の収納用リザーバ部を設け、このリザーバ内の薬剤
の押し出し部と、この押し出し部を手元操作部により機
械的に動作させる押し出し手段を設けた注入用処置具。
【0046】(付記項2) リザーバ部はシリンダであ
り、押し出し部はピストンである付記項1の処置具。
【0047】(付記項3) ピストンはワイヤにより手
元側操作部の押引動作で進退する付記項2の処置具。
【0048】(付記項4) 押し出し部はバルーンであ
り、手元側操作部からの加圧流体の注入・排出により膨
脹・収縮させてなる付記項1の処置具。
【0049】(付記項5) 注入物は遺伝子治療用の遺
伝子である付記項1の処置具。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば注入針の針部近傍部位に
設けられた注入物の収納用リザーバと、このリザーバ内
の注入物を注入針を通して外部側に押し出す注入物押圧
手段と、挿入部の基端部側に連結された手元操作部に設
けられ、注入物押圧手段を機械的に動作させる操作手段
とを設けたので、微量の薬剤等の注入物を無駄な容量を
必要とせずに、確実に患者の体内の治療対象組織に注入
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、(A)
は薬剤注入用処置具の使用状態を示す概略構成図、
(B)は薬剤注入用処置具における挿入部の先端部の縦
断面図、(C)は薬剤注入用処置具の手元操作部を示す
側面図。
【図2】 本発明の第2の実施例を示すもので、(A)
は薬剤注入用処置具における挿入部の先端部の縦断面
図、(B)は薬剤注入用処置具の手元操作部を示す側面
図。
【図3】 第2の実施例の変形例を示す要部の縦断面
図。
【図4】 本発明の第3の実施例を示すもので、(A)
は薬剤注入用処置具における挿入部の先端部の縦断面
図、(B)は薬剤注入用処置具の手元操作部を示す側面
図。
【符号の説明】
8,42…挿入部、9,50…手元操作部、14,45
…注入針、15,46…収納用リザーバ、p…薬剤(注
入物)、17,48…ピストン(注入物押圧手段)、1
9…第1の手掛け部材(操作手段)、20…第2の手掛
け部材(操作手段)、31…バルーン(注入物押圧手
段)、52…取手(操作手段)、56…送気ポンプ(操
作手段)。
フロントページの続き (72)発明者 矢沼 豊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡田 勉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される挿入部の先端部に薬
    剤等の注入物を注入するための注入針を備え、この注入
    針を通して体内の組織内に前記注入物を注入する注入物
    の注入用処置具において、 前記注入針の針部近傍部位に設けられた前記注入物の収
    納用リザーバと、このリザーバ内の前記注入物を前記注
    入針を通して外部側に押し出す注入物押圧手段と、前記
    挿入部の基端部側に連結された手元操作部に設けられ、
    前記注入物押圧手段を機械的に動作させる操作手段とを
    具備したことを特徴とする注入物の注入用処置具。
JP6297575A 1994-11-30 1994-11-30 注入物の注入用処置具 Withdrawn JPH08150203A (ja)

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