JPH0564642A - 医療用穿刺針チユーブ - Google Patents
医療用穿刺針チユーブInfo
- Publication number
- JPH0564642A JPH0564642A JP3226996A JP22699691A JPH0564642A JP H0564642 A JPH0564642 A JP H0564642A JP 3226996 A JP3226996 A JP 3226996A JP 22699691 A JP22699691 A JP 22699691A JP H0564642 A JPH0564642 A JP H0564642A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- puncture needle
- grip
- cylinder tube
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 穿刺針が管腔壁と角度を持てない状況下にお
いても確実に穿刺が可能となる穿刺針チューブを提供す
る。 【構成】 外筒チューブ（１）とその内腔に挿通される
内筒チューブ（２）とで構成され、内筒チューブの両端
には穿刺針（７）と接続用かつ気密性保持を目的とした
パイプ（８）が接続され、パイプの後端には局注用のコ
ネクターと内グリップ（９）がつながっている。また、
外筒チューブの先端部近傍には施術対象となる管腔壁の
捕捉用の側孔（３）が開いており、手元側には吸引圧を
かけるためのコネクター部（５）と外筒チューブ内を気
密に保つための弁（４）を有する外グリップ（６）が接
続されている。
いても確実に穿刺が可能となる穿刺針チューブを提供す
る。 【構成】 外筒チューブ（１）とその内腔に挿通される
内筒チューブ（２）とで構成され、内筒チューブの両端
には穿刺針（７）と接続用かつ気密性保持を目的とした
パイプ（８）が接続され、パイプの後端には局注用のコ
ネクターと内グリップ（９）がつながっている。また、
外筒チューブの先端部近傍には施術対象となる管腔壁の
捕捉用の側孔（３）が開いており、手元側には吸引圧を
かけるためのコネクター部（５）と外筒チューブ内を気
密に保つための弁（４）を有する外グリップ（６）が接
続されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、体内管腔内側の管腔壁
を穿刺し、薬液の注入や組織片の採取を行なうための用
具に関するものである。
を穿刺し、薬液の注入や組織片の採取を行なうための用
具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば癌組織への抗癌剤の注入に
は、太い管腔に対しては内視鏡と共に穿刺針を目的部位
まで挿入し、内視鏡にアングルをかけて穿刺して来た
が、管腔が１０mmφ程度以下になると内視鏡にアングル
がかけられず、さらに５mmφ以下になると内視鏡自体挿
入できないため、穿刺は経皮的に行なわざるを得ず、ま
た、一般に管腔には、動静脈が沿っているため、手技は
困難を伴ってきた。また部位によっては、穿刺自体が不
可能な所も多く、管腔内からの穿刺が望まれてきた。
は、太い管腔に対しては内視鏡と共に穿刺針を目的部位
まで挿入し、内視鏡にアングルをかけて穿刺して来た
が、管腔が１０mmφ程度以下になると内視鏡にアングル
がかけられず、さらに５mmφ以下になると内視鏡自体挿
入できないため、穿刺は経皮的に行なわざるを得ず、ま
た、一般に管腔には、動静脈が沿っているため、手技は
困難を伴ってきた。また部位によっては、穿刺自体が不
可能な所も多く、管腔内からの穿刺が望まれてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の方法で
は穿刺できなかった管腔壁や、できたとしても熟練を要
した細い管腔壁を穿刺し、（１）薬液等の注入、（２）
管腔壁等の組織片採取等を、安全、且つ、簡便に出来る
医療用穿刺針を提供することを目的とする。
は穿刺できなかった管腔壁や、できたとしても熟練を要
した細い管腔壁を穿刺し、（１）薬液等の注入、（２）
管腔壁等の組織片採取等を、安全、且つ、簡便に出来る
医療用穿刺針を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、外筒チュ
ーブと、該外筒チューブの内腔に挿通される内筒チュー
ブとで構成された穿刺針チューブであって、外筒チュー
ブは先端部近傍に側孔を設け、手元側には外グリップを
接続すると共に、該外グリップの前方部側面にはコネク
ター部を付設し、該コネクター部の後部側内腔面にはエ
アシール弁が配設されており、一方、内筒チューブは先
端部に穿刺針を有し、手元側にはパイプ部を介して内グ
リップが接続されていることを特徴とする医療用穿刺針
チューブである。
ーブと、該外筒チューブの内腔に挿通される内筒チュー
ブとで構成された穿刺針チューブであって、外筒チュー
ブは先端部近傍に側孔を設け、手元側には外グリップを
接続すると共に、該外グリップの前方部側面にはコネク
ター部を付設し、該コネクター部の後部側内腔面にはエ
アシール弁が配設されており、一方、内筒チューブは先
端部に穿刺針を有し、手元側にはパイプ部を介して内グ
リップが接続されていることを特徴とする医療用穿刺針
チューブである。
【０００５】以下、図面により本発明を詳しく説明す
る。図１は、本発明の一実施例となる医療用穿刺針チュ
ーブの全体構造を示す図である。
る。図１は、本発明の一実施例となる医療用穿刺針チュ
ーブの全体構造を示す図である。
【０００６】本発明の医療用穿刺針チューブは、外筒チ
ューブ（１）と内筒チューブ（２）からなり、外筒チュ
ーブ（１）は先端部近傍に側孔（３）を設けると共に、
手元側には吸引圧をかけるためのコネクター部（５）と
外筒チューブ（１）内を気密に保つための弁（４）とを
付設した外グリップ（６）が接続されている。外筒チュ
ーブ（１）は先端部で開孔しているが、使用部位によっ
ては閉鎖していても良く、その方が扱い易い場合も多
い。
ューブ（１）と内筒チューブ（２）からなり、外筒チュ
ーブ（１）は先端部近傍に側孔（３）を設けると共に、
手元側には吸引圧をかけるためのコネクター部（５）と
外筒チューブ（１）内を気密に保つための弁（４）とを
付設した外グリップ（６）が接続されている。外筒チュ
ーブ（１）は先端部で開孔しているが、使用部位によっ
ては閉鎖していても良く、その方が扱い易い場合も多
い。
【０００７】一方、内筒チューブ（２）は先端部に穿刺
もしくは生検用の穿刺針（７）が接続され、手元側には
弁（４）と気密性を保ちながらスライドできるパイプ
（８）が設けられ、さらに後端がコネクター部になった
内グリップ（９）が接続されている。
もしくは生検用の穿刺針（７）が接続され、手元側には
弁（４）と気密性を保ちながらスライドできるパイプ
（８）が設けられ、さらに後端がコネクター部になった
内グリップ（９）が接続されている。
【０００８】外筒チューブ（１）および内筒チューブ
（２）はいずれも軟質プラスチック又は金属を用いて成
形されたものであるが、これにすべりの良い樹脂もしく
はすべりの良い材料でコートしたものが使用上好適であ
る。側孔（３）は外筒チューブ（１）に直接孔を開けて
もよいが、側孔を開けたチップを外筒チューブの先端側
に接続してもよい。外グリップ（６）および内グリップ
（９）はいずれも耐衝撃の良い樹脂、ゴム、金属などを
用いて成形されている。弁（４）はシール性の優れた材
質を用いることが必要で、シリコーンゴム、ラテックス
ゴムなどが使用できる。また、穿刺針（７）及びパイプ
（８）は金属製が好適である。
（２）はいずれも軟質プラスチック又は金属を用いて成
形されたものであるが、これにすべりの良い樹脂もしく
はすべりの良い材料でコートしたものが使用上好適であ
る。側孔（３）は外筒チューブ（１）に直接孔を開けて
もよいが、側孔を開けたチップを外筒チューブの先端側
に接続してもよい。外グリップ（６）および内グリップ
（９）はいずれも耐衝撃の良い樹脂、ゴム、金属などを
用いて成形されている。弁（４）はシール性の優れた材
質を用いることが必要で、シリコーンゴム、ラテックス
ゴムなどが使用できる。また、穿刺針（７）及びパイプ
（８）は金属製が好適である。
【０００９】次に、本発明の穿刺針チューブの使用方法
について説明する。その使用方法は図２に示すように、
先ず内筒チューブ（２）を後退させた状態で、穿刺針チ
ューブをＸ線透視もしくは超音波エコーによる誘導下
に、生体管腔内の目的部位まで進め、コネクター部
（５）に吸引器等を接続して吸引をかけ、側孔（３）に
施術対象部位の管腔壁（１０）をとらえた後、内グリッ
プ（９）、内筒チューブ（２）を前進させて、先端部の
穿刺針（７）で管腔壁（１０）を穿刺し、内グリップ
（９）後端のコネクター部を通して薬剤等を注入した
り、生検用の試料採取を行ったりする。また、内筒チュ
ーブ（２）を通して造影剤を注入して穿刺部位の確認を
行うこともある。また、管腔の径がある程度太い場合
（５mm以上）には、細径の内視鏡により穿刺部位まで穿
刺針チューブを誘導し、内視鏡直視下により穿刺するこ
ともできる。
について説明する。その使用方法は図２に示すように、
先ず内筒チューブ（２）を後退させた状態で、穿刺針チ
ューブをＸ線透視もしくは超音波エコーによる誘導下
に、生体管腔内の目的部位まで進め、コネクター部
（５）に吸引器等を接続して吸引をかけ、側孔（３）に
施術対象部位の管腔壁（１０）をとらえた後、内グリッ
プ（９）、内筒チューブ（２）を前進させて、先端部の
穿刺針（７）で管腔壁（１０）を穿刺し、内グリップ
（９）後端のコネクター部を通して薬剤等を注入した
り、生検用の試料採取を行ったりする。また、内筒チュ
ーブ（２）を通して造影剤を注入して穿刺部位の確認を
行うこともある。また、管腔の径がある程度太い場合
（５mm以上）には、細径の内視鏡により穿刺部位まで穿
刺針チューブを誘導し、内視鏡直視下により穿刺するこ
ともできる。
【００１０】
【発明の効果】本発明による医療用穿刺針チューブを使
用することにより、径の細い体内管腔や体内深い位置に
ある管腔であっても、内視鏡使用のいかんにかかわら
ず、管腔壁の穿刺、採取ができるようになり、患者にと
っても苦痛や負担が少なく、かつ安全で、効果的な処置
が行なえるので、本発明は医療上画期的で有用なもので
ある。
用することにより、径の細い体内管腔や体内深い位置に
ある管腔であっても、内視鏡使用のいかんにかかわら
ず、管腔壁の穿刺、採取ができるようになり、患者にと
っても苦痛や負担が少なく、かつ安全で、効果的な処置
が行なえるので、本発明は医療上画期的で有用なもので
ある。
【図１】本発明の一実施例となる医療用穿刺針チューブ
の全体構造を示す図である。
の全体構造を示す図である。
【図２】本発明の穿刺針チューブにより管腔壁（１０）
を吸引し、側孔（５）にとらえている使用状態を示す図
である。
を吸引し、側孔（５）にとらえている使用状態を示す図
である。
１ 外筒チューブ ２ 内筒チューブ ３ 側 孔 ５ コネクター部 ６ 外グリップ ７ 穿刺針
Claims (1)
- 【請求項１】 外筒チューブと、該外筒チューブの内腔
に挿通される内筒チューブとで構成された穿刺針チュー
ブであって、外筒チューブは先端部近傍に側孔を設け、
手元側には外グリップを接続すると共に、該外グリップ
の前方部側面にはコネクター部を付設し、該コネクター
部の後部側内腔面にはエアシール弁が配設されており、
一方、内筒チューブは先端部に穿刺針を有し、手元側に
はパイプ部を介して内グリップが接続されていることを
特徴とする医療用穿刺針チューブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226996A JPH0564642A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 医療用穿刺針チユーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226996A JPH0564642A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 医療用穿刺針チユーブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564642A true JPH0564642A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16853881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3226996A Pending JPH0564642A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 医療用穿刺針チユーブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564642A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005065554A1 (ja) | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Olympus Corporation | 吻合器および生体内管腔器官壁部の切除方法 |
| JP2008155005A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-07-10 | Ethicon Endo Surgery Inc | 腔内出血を処置するための接着剤の使用 |
| US7846085B2 (en) | 1999-08-13 | 2010-12-07 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Kit for forming implants in wall of gastrointestinal tract |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3226996A patent/JPH0564642A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7846085B2 (en) | 1999-08-13 | 2010-12-07 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Kit for forming implants in wall of gastrointestinal tract |
| WO2005065554A1 (ja) | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Olympus Corporation | 吻合器および生体内管腔器官壁部の切除方法 |
| JP2008155005A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-07-10 | Ethicon Endo Surgery Inc | 腔内出血を処置するための接着剤の使用 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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