JPH08150160A - 骨内インプラント用セット - Google Patents

骨内インプラント用セット

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Publication number
JPH08150160A
JPH08150160A JP6296764A JP29676494A JPH08150160A JP H08150160 A JPH08150160 A JP H08150160A JP 6296764 A JP6296764 A JP 6296764A JP 29676494 A JP29676494 A JP 29676494A JP H08150160 A JPH08150160 A JP H08150160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
implant
container
sterilized
intraosseous
implanting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6296764A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ishiwatari
一之 石渡
Nobuhiro Tanaka
伸拡 田中
Norio Kaneko
則夫 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH08150160A publication Critical patent/JPH08150160A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛生的で取り扱い易く、しかも効率的な手術
が可能な骨内インプラント用セットを提供する 【構成】 骨内インプラント用セットは、骨内インプラ
ントと、その付属品と、前記骨内インプラント及び前記
付属品の埋植手術用器具とを一組にして、外部から収納
物を滅菌可能であり、かつ該滅菌を施した収納物の滅菌
状態を維持可能な容器内に収納してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は骨内インプラントと、そ
の付属品と、前記骨内インプラント及び前記付属品の埋
植手術用器具とを一組にして容器内に収納してなる新規
な骨内インプラント用セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、歯科分野で使用されている骨内イ
ンプラント(以下、インプラントと略す)には、シリン
ダータイプとブレードタイプの2種類がある。円筒状の
外観形状を有するシリンダータイプのインプラントに
は、大きく分類して、円柱状、円錐状およびネジ(テー
パーネジも含む)の3種類がある。また、ブレードタイ
プは板状の外観形状を有する。
【0003】通常、インプラントは埋植される顎骨の形
状にあわせて、シリンダータイプを使用するか、ブレー
ドタイプを使用するかが判断される。シリンダータイプ
のインプラントは、長さや直径の種類が多く、ブレード
タイプのインプラントは板の形状の種類が多い。このよ
うなインプラントは、顎骨にインプラントと同形状ある
いはそれに近い形状に形成した穿孔窩に、専用の埋植手
術用器具を使って、インプラントを圧入するか、あるい
はネジ込むことにより埋植される。
【0004】一般に、歯科医はインプラントを滅菌済み
医療用具として入手する。インプラントの包装形態は、
各メーカーがそれぞれ工夫している。例えば、滅菌袋、
ガラス瓶、アンプル瓶等にインプラントを収納した後、
ガス滅菌、高圧蒸気滅菌、放射線滅菌等により滅菌して
いる。また、埋植手術用器具は、歯科医によって使用前
に滅菌されて使用されることが一般的であるが、メーカ
ーが滅菌済みで、しかもディスポーザブルな医療用具と
して埋植手術用器具を歯科医に提供している例もある。
【0005】従来のインプラント、その付属品、インプ
ラント及びその付属品の埋植手術用器具は各々別々の容
器に収納され、別々に滅菌、管理、保管されている。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】インプラントは、顎骨
の形状にあわせて埋植できるように、インプラントの直
径や長さの種類又は板の形状の種類が多い。したがっ
て、それに対応して埋植手術用器具も種類が多くなる。
そのため、手術前にインプラントの直径や長さ又は板の
形状に適した埋植手術器具を選択準備する手間がかか
り、また手術中に使用する埋植手術用器具数が非常に多
くなるので、準備(滅菌)を忘れる、使用手順を間違え
る、迷うという問題点がある。万一、滅菌されていない
埋植手術用器具を使ってインプラントが埋植されると、
感染を生じ、インプラントが脱落するばかりでなく、肝
炎等の感染症の心配もある。また、滅菌された埋植手術
用器具を用いる場合でも、手術後の洗浄、滅菌に時間を
要し、かつ保管が面倒であるという問題点もある。
【0007】そこで本発明では、前記従来技術の問題点
を解消し、衛生的で取り扱い易く、しかも効率的な手術
が可能な骨内インプラント用セットを提供することを目
的としている。また、本発明は歯科分野のみならず、顎
顔面補綴でも応用可能な骨内インプラント用セットを提
供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は第一に「骨内インプラントと、その付属品
と、前記骨内インプラント及び前記付属品の埋植手術用
器具とを一組にして、外部から収納物を滅菌可能であ
り、かつ該滅菌を施した収納物の滅菌状態を維持可能な
容器内に収納してなる骨内インプラント用セット(請求
項1)」を提供する。
【0009】また、本発明は第二に「前記容器が複数の
凹部を有し各凹部内に、骨内インプラントと、その付属
品と、前記骨内インプラント及び前記付属品の埋植手術
用器具とを各々収納してなることを特徴とする請求項1
記載の骨内インプラント用セット(請求項2)」を提供
する。また、本発明は第三に「前記容器の少なくとも一
部は滅菌用放射線が透過可能であることを特徴とする請
求項1又は2記載の骨内インプラント用セット(請求項
3)」を提供する。
【0010】また、本発明は第四に「前記容器の少なく
とも一部は滅菌用ガスが透過可能であることを特徴とす
る請求項1又は2記載の骨内インプラント用セット(請
求項4)」を提供する。また、本発明は第五に「前記容
器の少なくとも一部はガス透過性フィルムからなること
を特徴とする請求項4記載の骨内インプラント用セット
(請求項5)」を提供する。
【0011】また、本発明は第六に「請求項1〜5記載
の骨内インプラント用セットをさらに外部から収納物を
滅菌可能であり、かつ該滅菌を施した収納物の滅菌状態
を維持可能な別の容器に収納してなる骨内インプラント
用セット(請求項6)」を提供する。また、本発明は第
七に「前記骨内インプラント及び前記付属品の埋植手術
用器具がディスポーザブルであることを特徴とする請求
項1〜6記載の骨内インプラント用セット(請求項
7)」を提供する。
【0012】
【作用】本発明にかかる骨内インプラント用セットは、
インプラントと、その付属品と、インプラント及び付属
品の埋植手術用器具を一組にして外部から収納物を滅菌
可能であり、かつ該滅菌を施した収納物の滅菌状態を維
持可能な容器に収納してなり、滅菌済み医療用具として
歯科医等に提供される。埋植手術用器具はインプラント
の直径や長さ又は板の形状に適した大きさ、形状のもの
が選択されている。
【0013】本発明において、インプラントは本発明に
かかる容器内の別のインプラント保持器に収納しても良
く、この場合ホルダーで保持したインプラントの表面が
インプラント保持器に接触していない状態(中空状態)
で収納されていてもよい。付属品には、例えば、シーリ
ングキャップ、上部構造体(アバットメント、ゴールド
シリンダー等)、締結部材(アバットメントスクリュ
ー、クラウンナット等)、及び歯冠部(クラウン等)が
あるがこれらに限定されるものではない。
【0014】埋植手術用器具は、バースタンド等の専用
器具に保持されていてもよいし、インプラントと同様に
個別の容器に入れてあってもよい。埋植手術用器具に
は、例えば、ラウンドバー、パイロットドリル、ストレ
ートドリル、カウンターシンク、タップ、ドライバー等
があるが、これらに限定されるものではない。
【0015】埋植手術用器具は操作性をよくするため
に、容器内に使用順に配列して収納することが好まし
い。また、本発明にかかる容器は、外部から収納物を滅
菌可能であり、かつ該滅菌を施した収納物の滅菌状態を
維持可能な容器であれば良い。例えば、滅菌用放射線が
透過可能な材料(ガラス、プラスチック、金属等)から
なる容器や、その少なくとも一部を滅菌用ガスが透過可
能な材料(紙、ガス透過性フィルム等)からなる容器が
好ましい。さらに好ましくは、操作性よく収納でき、歯
科医の取扱いも容易なブリスターパックが良い。特に、
容器をあけることなく内容物が確認できる少なくとも一
部が透明なブリスターパックが好ましい。
【0016】また、本発明にかかる骨内インプラント用
セット(請求項1〜6)を別の外袋あるいは外容器(請
求項7にかかる容器)に入れて滅菌すれば、骨内インプ
ラント用セット(請求項1〜6)そのものが滅菌状態に
なるため、手術中に歯科医が手で直接、骨内インプラン
ト用セット(請求項1〜6)を取り扱うことができる。
この時、外袋や外容器を水蒸気の透過性の低い材料とし
たり、乾燥剤を同包することで、骨内インプラント用セ
ット(請求項1〜6)(インプラントや埋植手術用器
具)を乾燥状態で保つことができ、品質の低下を防ぐこ
とができる。
【0017】本発明にかかる骨内インプラント用セット
はディスポーザブルにすることが好ましい。即ちディス
ポーザブルにすることで、手術後のセットの洗浄や保管
の必要性がなくなり、衛生士の負担が軽くなり、また手
術コストの低減や院内感染の防止をすることができる。
以下、本実施例により、本発明を説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0018】
【実施例】
〔実施例1〕図1は本実施例の骨内インプラント用セッ
トの概略構成図(斜視図)である。この骨内インプラン
ト用セットは中空状態でインプラント5(埋植治具6付
き)を保持した容器7(プラスチック瓶)、シーリング
キャップ8、ラウンドバー2、パイロットドリル3、ス
トレートドリル4を複数の凹部を有するブリスターパッ
ク1の各凹部内に各々別々に収納し、ガス透過性フィル
ムでヒートシールした後、この状態でガス滅菌処理され
たものである。
【0019】使用方法は次の通りである。ブリスターパ
ック1を開封し、ラウンドバー2、パイロットドリル
3、ストレートドリル4の順に取り出して、顎骨に穿孔
窩を形成する。また容器7に保持されたインプラント5
を取り出し、穿孔窩に圧入する。圧入後、インプラント
に装着した埋植用治具6を外した後、シーリングキャッ
プ8を装着して、埋植手術を終了する。尚、すべての器
具はディスポーザブルである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の骨内インプラン
ト用セットによれば、衛生的で取り扱い易く、しかも効
率的な手術が可能であり、誤用の心配もなくなる。ま
た、大部分の埋植用手術器具は滅菌の必要性がなくな
り、かつ、ディスポーザブルにすることで手術後の洗
浄、保管の必要性もなくなり、衛生士の負担も軽くな
り、手術コストの低減や院内感染の防止も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の骨内インプラント用セッ
トの概略構成図(斜視図)である。
【符号の説明】
1・・・ブリスターパック 2・・・ラウンドバー 3・・・パイロットドリル 4・・・ストレートドリル 5・・・インプラント 6・・・埋植用治具 7・・・インプラントを中空状態で保持するインプラン
ト保持器 8・・・シーリングキャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨内インプラントと、その付属品と、前
    記骨内インプラント及び前記付属品の埋植手術用器具と
    を一組にして、外部から収納物を滅菌可能であり、かつ
    該滅菌を施した収納物の滅菌状態を維持可能な容器内に
    収納してなる骨内インプラント用セット。
  2. 【請求項2】 前記容器が複数の凹部を有し各凹部内
    に、骨内インプラントと、その付属品と、前記骨内イン
    プラント及び前記付属品の埋植手術用器具とを各々収納
    してなることを特徴とする請求項1記載の骨内インプラ
    ント用セット。
  3. 【請求項3】 前記容器の少なくとも一部は滅菌用放射
    線が透過可能であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の骨内インプラント用セット。
  4. 【請求項4】 前記容器の少なくとも一部は滅菌用ガス
    が透過可能であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の骨内インプラント用セット。
  5. 【請求項5】 前記容器の少なくとも一部はガス透過性
    フィルムからなることを特徴とする請求項4記載の骨内
    インプラント用セット。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の骨内インプラント用
    セットをさらに外部から収納物を滅菌可能であり、かつ
    該滅菌を施した収納物の滅菌状態を維持可能な別の容器
    に収納してなる骨内インプラント用セット。
  7. 【請求項7】 前記骨内インプラント及び前記付属品の
    埋植手術用器具がディスポーザブルであることを特徴と
    する請求項1〜6記載の骨内インプラント用セット。
JP6296764A 1994-11-30 1994-11-30 骨内インプラント用セット Pending JPH08150160A (ja)

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JPH08150160A true JPH08150160A (ja) 1996-06-11

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JP6296764A Pending JPH08150160A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 骨内インプラント用セット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107708603A (zh) * 2015-07-01 2018-02-16 株式会社南陶 补缀物包装盒、补缀物、带有包装盒的补缀物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107708603A (zh) * 2015-07-01 2018-02-16 株式会社南陶 补缀物包装盒、补缀物、带有包装盒的补缀物

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