JPH08149510A - 2次元3次元映像変換方法 - Google Patents

2次元3次元映像変換方法

Info

Publication number
JPH08149510A
JPH08149510A JP6285588A JP28558894A JPH08149510A JP H08149510 A JPH08149510 A JP H08149510A JP 6285588 A JP6285588 A JP 6285588A JP 28558894 A JP28558894 A JP 28558894A JP H08149510 A JPH08149510 A JP H08149510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
dimensional
data
control amount
dimensional video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6285588A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuugo Yamashita
周悟 山下
Toshiyuki Okino
俊行 沖野
Takahisa Ando
孝久 安東
Akihiro Yamada
晃弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6285588A priority Critical patent/JPH08149510A/ja
Publication of JPH08149510A publication Critical patent/JPH08149510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 文字放送信を構成するクロックランインC
R,フレーミングコードFCおよびサービスコードSI
に後続して、8つのフィールドの2次元映像信号に個別
的に適用される8つの制御量F1〜F8を1つのデータ
パケットととし、それにCRCを付加して、たとえば垂
直ブランキング期間の第13Hおよび第276Hに伝送
する。フィールドが更新される毎に8つの制御量の1つ
を新しい制御量に変えて制御量データを構成する。 【効果】 同じ制御量データを複数(たとえば7つの)
フィールドにまたがって伝送するので、制御量データが
確実に再生され、それを用いる2次元映像信号の3次元
映像信号への変換が安定的に実行され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2次元3次元映像変換
方法に関し、特にたとえば、2次元映像信号に制御量デ
ータを付加して送信ないし伝送し、受信側では2次元映
像信号を制御量データに基づいて3次元映像信号に変換
する、2次元3次元映像変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、この種の2次元3次元映
像変換方法を、平成6年2月4日付の特願平6−128
56号において提案した。この提案方法によれば、新た
に3次元映像ソフトを作成する必要がないので、現行テ
レビジョン放送を用いて簡単に3次元映像を楽しむこと
ができるという極めてすぐれた利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の主
たる目的は、先に提案した方法をより一層具体化した2
次元3次元映像変換方法を提供することである。この発
明の他の目的は、現行テレビジョン放送が利用できる、
2次元3次元映像変換方法を提供することである。
【0004】この発明の他の目的は、2次元映像信号に
基づいて3次元変換用の2次元映像信号を発生する具体
的な方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は、送信側から
制御量を付加して2次元映像信号を送信し、受信側では
受信した2次元映像信号を制御量に基づいて3次元映像
信号に変換して右目映像信号と左目映像信号とを得る2
次元3次元映像変換方法において、同じ制御量を複数フ
ィールドにまたがって送信するようにしたことを特徴と
する、2次元3次元映像変換方法である。
【0006】第2発明は、2次元映像信号にその2次元
映像信号を3次元映像信号に変換するための制御量を付
加した3次元変換用2次元映像信号を発生する方法であ
って、(a) 2次元映像信号を遅延し、(b) 2次元映像信
号に基づいて制御量の基礎となる特徴量を検出し、(c)
検出した特徴量に基づいて制御量のデータを作成し、そ
して(d) 遅延された2次元映像信号と制御量のデータと
を同期して出力する、3次元変換用2次元映像信号の発
生方法である。
【0007】
【作用】第1発明においては、同じ制御量を2次元映像
信号の複数フィールドにまたがって送信する。つまり、
2次元映像信号は、フィールド順次に送信ないし伝送さ
れ、各フィールド間のたとえば垂直ブランキング期間に
制御量データが送信ないし伝送される。制御量はたとえ
ばフィールド遅延量および水平位相制御量を含むが、こ
のような制御量は各フィールドについて僅かなビット数
(具体的には、たとえば21ビット)あれば足りる。他
方、垂直ブランキング期間の、たとえば第13水平走査
期間(第13H)(および第276H)で伝送可能なビ
ット数はそれより大きい。そこで、この発明では、たと
えば1つの水平走査期間(1H)において、各々が複数
フィールドの各々について個別的に適用される複数の制
御量を1パケットの制御量データとし、同じ制御量を含
むパケットを当該対象となる複数フィールドにまたがっ
て送信する。
【0008】受信側では、或る水平走査期間(垂直ブラ
ンキング期間中の)に受信した制御量データが訂正不能
なビット誤りを生じていても、それより以前に正常に受
信し再生していた制御量データを用いることによって、
そのフィールドの2次元映像信号を3次元映像信号に正
確に変換することができる。第2発明においては、2次
元映像信号を遅延させることによって、過去,現在,お
よび未来の各フィールドの2次元映像信号に基づいて特
徴量を検出することができ、したがって精度のよい制御
量データを付加することができる。
【0009】
【発明の効果】第1発明によれば、受信側で安定的に制
御量データを得ることができるので、再送という手法が
採れない2次元3次元映像変換方法においても、各フィ
ールドの2次元映像信号を確実に3次元映像信号に変換
することができる。第2発明によれば、過去,現在およ
び未来の特徴量に基づいて制御量データを作成すること
ができるので、2次元映像信号を精度よく3次元映像信
号に変換することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】現行の文字放送においては、図1に示す垂直
ブランキング期間(垂直帰線消去期間)の第14水平走
査(第14H)〜第16Hおよび第21Hならびに第2
77H〜第279Hおよび第284Hに文字信号を重畳
している。既存テレビジョン受像機との両立性を考慮し
たためである。
【0012】したがって、図1の垂直ブランキング期間
において、第10H〜第13Hならびに第273H〜第
276Hには文字信号を多重化できることになってはい
るものの、現在は上述のように何の信号もその期間に送
られてはいない。そこで、この発明の第1の実施例で
は、図1の垂直ブランキング期間における第13H(お
よび第276H)を利用して、2次元映像信号を3次元
映像信号に変換するために必要な制御量データを送信な
いし伝送する。そして、その伝送形式は文字信号を重畳
するための伝送形式に従う。
【0013】つまり、現行文字放送においては、図2に
示すように、16ビットのクロックランインCRおよび
8ビットのフレーミングコードFCの後に272ビット
のデータパケットを送っている。より詳しく述べると、
クロック周波数5.73MHzがカラーサブキャリアf
SCに対して(8/5)×fSCの関係があることを利用し
て、受信機がカラーサブキャリアから周波数ロックした
安定な5.73MHzを得て、さらにこの5.73MH
zの信号を図2に示すクロックランインCRに位相ロッ
クさせている。
【0014】クロックランインCRに後続するフレーミ
ングコードFCはデータパケットとしての(272,1
90)短縮化差集合巡回符号(以下、単に「(272,
190)符号」という。)の区切りを識別するためのコ
ードであり、このフレーミングコードFCを誤りなく再
生することによって(272,190)符号で構成され
るデータパケットの誤り訂正能力を十分に発揮できる。
【0015】(272,190)符号は、現在のテレビ
ジョン放送に最も適した方式として定められたもので、
ランダム誤りやバースト誤りに限らず、1パケット(2
72ビット長)中8ビットの誤りであればすべての誤り
訂正が可能である。第1の実施例においては、上述のよ
うな文字信号と同じように、クロックランインCRおよ
びフレーミングコードFCを用い、誤り訂正符号として
(272,190)符号を用いる。
【0016】図3に示す伝送フォーマットは、図2の文
字信号における272ビットのデータパケットと同じ
(272,190)符号を用いるデータパケットの一例
を示し、2次元3次元変換用の2次元映像信号を送信し
ていることを示す。この実施例では、2次元3次元映像
変換用制御パラメータ(制御量データ)として、各フィ
ールドにおけるフィールド遅延量および水平位相制御量
を用いる。フィールド遅延量は、先の特願平6−128
56号においても説明したように、受信側において、左
目映像信号または右目映像信号を生成するために、受信
した2次元映像信号を何フィールド遅延させればよいか
を示すデータであり、1ビットの符号部と3ビットのデ
ータ部とを含む。符号部は遅延量が「+」であるか
「−」であるかを示し、後に説明する動きベクトルの方
向に依存する。データ部は遅延量を示す。また、水平位
相制御量は、3次元映像の奥行き感を示すデータであ
り、6ビットの符号長を有する。たとえば、この水平位
相制御量が大きいとき3次元映像の奥行きが深くなり、
小さいとき浅くなる。
【0017】また、映画のように同じ映像が連続する映
像や動きの遅い映像を間引いて書き込むことによってフ
ィールドメモリ(後述)の使用量を削減する手法を導入
する場合、1ビットの書き込みフラグが用いられる。こ
の書き込みフラグは、各フィールドのメモリへの退避の
有無を示すフラグである。さらに、その他の情報として
は、たとえば、同じ制御量データが何回続くかを示すデ
ータ等、今後の拡張のために用いられる情報であり、1
フィールド当り10ビットが割り当てられている。
【0018】このように、図3の伝送フォーマットで
は、1フィールド当り21ビットのデータないし情報を
伝送する。他方、情報部は上述のように190ビットで
ある。そこで、この実施例では、図3に示すように、1
データパケットに8フィールド分の2次元3次元変換制
御パラメータ(制御量データ)を含ませる。
【0019】なお、図3においてF1〜F8は現フィー
ルドから1〜8フィールド後の2次元映像信号のための
制御量データ(パラメータ)であることを意味する。そ
して、1データパケット毎に14ビットのCRCを付加
している。すなわち、CRC(Cyclic Redundancy Chec
k) は、(272,190)符号の先頭ビットから17
6(=8+21×8)ビットまでのデータ系列に対する
CRCを表す。さらに、サービスコードSIを文字放送
では使用されていない「11000111」(LSBフ
ァースト)に固定することによって、文字放送と2次元
3次元映像変換放送とを区別するようにすればよい。
【0020】ここで、第1の実施例の詳細な説明に先立
って、上記(272,190)符号の復号アルゴリズム
について、「山田,柳町,磯部:“符号化伝送方式文字
放送用誤り訂正方式の開発”,NHK技報,Vol.37 No.
167,pp.38-67(1985)」より抜粋して説明する。(27
2,190)符号は、(273,191)差集合巡回符
号を1ビット短縮した符号(最初のビットを「0」に固
定することによって短縮している)であり、191ビッ
トのディジタル情報を273ビットの符号語に変換する
生成多項式は
【0021】
【数1】
【0022】である。したがって、(273,191)
符号の誤り訂正に用いられる17行273列の復号チェ
ックマトリクスH1 は次式となる。
【0023】
【数2】
【0024】送出符号ベクトルをc、誤りベクトルを
e、受信ベクトルをr(=c+e)とすると、復号回路
でのシンドローム和A1 は次式となる。
【0025】
【数3】
【0026】訂正すべき誤りベクトルeの先頭ビットを
除く位置にL個以下の誤りがあるときには、先頭ビット
以外では、h1 は各々異なる位置に「1」をもつので、
数3においては最大でもL個以下の「1」しかたたず、
(L+1)個以上の「1」がたつことはない。したがっ
て、正しい先頭ビットを誤りとして訂正することはな
い。
【0027】逆に、先頭ビットを含んでL個以下の誤り
があるときには、その誤りパターンによって、最小で1
7−(L−1)=18−L個の「1」がたち、最大で1
6個(誤りビット数が奇数のとき)または17個(誤り
ビット数が偶数のとき)の「1」がたつ。(L+1)個
以上の「1」がたった場合には、誤りの先頭ビットが訂
正される。
【0028】この操作を符号語内の各ビットに対して行
った後、シンドローム和A1 のどこかに「1」がある場
合は完全な訂正がなされないため、閾値を(L−1)と
して同じ操作を行う。誤りビット数はさらに少なくなる
可能性がある。この符号の誤り訂正能力は、誤りが8ビ
ット以下に減少していれば、最初あったL個以下の誤り
はすべて正しく訂正されることになる。
【0029】たとえば、閾値を「10」としたとき、1
0ビットの誤りビットをもつ次の272ビットの誤りパ
ターンe0 およびシンドローム和A1 を考えてみる。
【0030】
【数4】
【0031】
【数5】
【0032】となり、「1」は4個しかなく、先頭ビッ
トを訂正することはない。1ビットシフトした誤りパタ
ーンe1
【0033】
【数6】
【0034】となり、シンドローム和A1
【0035】
【数7】
【0036】となる。「1」が14個たつ。これは、閾
値「10」を超えるので、先頭の誤りビットには正しい
訂正がなされることになる。したがって、残り9ビット
について正しい訂正がなされなかったとしても、1巡訂
正後の誤りパターンは9ビット以下の誤りになっている
はずである。この誤りパターンe2
【0037】
【数8】
【0038】とし、閾値を10−1=9とする。先頭の
2ビットについては、上述と同じように、誤り訂正する
ことはない。3ビット目の誤りパターンe3
【0039】
【数9】
【0040】についてシンドローム和A1
【0041】
【数10】
【0042】となり、12個の「1」がたつ。これは閾
値「9」を超えているので正しい訂正がなされる。残っ
たビット数の合計は8ビットなので、すべてのビットが
訂正可能である。文字放送に使用されている(272,
190)符号の復号法では上述のような処理を行ってい
る。
【0043】2次元3次元変換映像放送の図3に示す伝
送フォーマットでは、多くの冗長部分含むので、それと
(272,190)符号の特性を生かすことによって、
その受信特性の向上を図ることができる。すなわち、
(272,190)符号の情報部は符号化前後で変化し
ないこと、および図3の伝送フォーマットにおいてNフ
ィールド(ただし、|N|<8)離れたパターン間で2
1×(N−1)ビット同じデータとなることを利用す
る。そして、1〜7パケット前の復号が成功した場合
は、以前の値と同一であると確定している制御量(図3
のF2〜F8のいずれか)をたとえばバッファRAM
(後述)の訂正前のデータの対応する位置に上書きした
後に従来の可変閾値多数決論理復号法を実行すればよ
い。
【0044】このように、図3の伝送フォーマットにお
いては、同じ制御量データが複数フィールドにわたって
送られるので、殆どの場合に誤り訂正に成功することに
なる。しかしながら、誤り訂正に失敗しても、なお、安
定した2次元3次元映像変換を行うことができる。すな
わち、図3に示す伝送パケットが7パケット欠落して
も、先に正しく復号した制御パラメータを参照すること
によって、正しい3次元変換を継続することができる。
【0045】図4に示す送信装置10は入力端子12を
含み、この入力端子12に2次元映像信号(文字信号が
重畳されていてもよい)を受ける。同じように、入力端
子14には音声信号が与えられる。そして、入力端子1
2に与えられた2次元映像信号は、特徴量検出回路16
に与えられるとともに、映像遅延回路18に与えられ
る。
【0046】特徴部検出回路16は、たとえば動きベク
トルのような特徴量を検出する。動きベクトルを抽出な
いし検出するためには、周知の代表点マッチング法を用
いることができる。しかしながら、映像のエッジを検出
し、そのエッジの動きによって動きベクトルを求めるよ
うにしてもよい。また、動きベクトルとともに、あるい
は動きベクトルに代えて、各検出ブロックのもつ周波数
成分を特徴量として検出するようにしてもよい。このよ
うにして特徴量検出回路16によって検出された特徴量
データ(動きベクトルなど)は、2次元3次元変換制御
量発生回路20に与えられる。
【0047】2次元3次元変換制御量発生回路20は、
たとえば動きベクトルのような特徴量に基づいて、図3
に示す最適のフィールド遅延量および水平位相制御量な
どの変換用パラメータないし制御量データを求める。具
体的には、2次元映像が左から右へ移動するときには、
フィールド遅延量の符号ビットを「+」にし、逆方向に
動いているときには「−」にする。そして、遅延量は動
きベクトルの大きさに依存して決定される。また、水平
位相制御量は、各フィールド毎に個別に設定するように
してもよいが、伝送しようとする映像ソフトの種類に応
じて固定的に設定すればよい。
【0048】なお、フィールド遅延量の具体的な値とし
ては「0〜±7フィールド」の値であり、水平位相制御
量の具体的な値としては「0〜132画素」の値が考え
られる。映像遅延回路18は、たとえば256フィール
ド分程度のフィールドメモリである。この映像遅延回路
18によって遅延された2次元映像信号が多重化回路2
2に与えられる。多重化回路22はまた、符号化回路2
4によって符号化された制御量データを受ける。したが
って、多重化回路22では、たとえば1〜8フィールド
後の2次元映像信号のための制御量データが現在の2次
元映像信号に多重化されることになる。
【0049】また、音声信号入力端子14から与えられ
た音声信号は、音声遅延回路26に与えられる。音声遅
延回路26は映像遅延回路18と同様のメモリであり、
この音声遅延回路26から出力された音声信号と多重化
回路22から出力された制御量データおよび2次元映像
信号とがテレビジョン信号送信部28に与えられる。し
たがって、図4実施例では、図1の垂直ブランキング期
間の第13Hおよび第276Hに制御量データが重畳さ
れた2次元映像信号および音声信号を含むテレビジョン
信号が送信される。
【0050】なお、制御量データを多重化する場合、上
述の実施例では、1〜8フィールド後の2次元映像信号
のための制御量データを現在の2次元映像信号と多重化
した。しかしながら、制御量データは、各フィールドの
直前の垂直ブランキング期間に重畳されてもよい。この
ような場合、偶数(または奇数)フィールドの前の垂直
ブランキング期間には次の奇数(または偶数)フィール
ドのための制御量データを送るようにすれば、次の奇数
(または偶数)フィールドを受信するときにはそのため
の制御量データは確実に再生されているであろうから、
たとえば8ビットのような低速のマイクロコンピュータ
でも処理可能である。
【0051】また数〜数十フィールド後の2次元映像信
号のための制御量データを現在の2次元映像信号と多重
化してもよい。たとえば、60フィールド後(〜67フ
ィールド後)の2次元映像信号のための制御量データ1
個のデータパケットとして現在の2次元映像信号と多重
化してもよい。この場合、映像遅延回路18および音声
遅延回路26の遅延量の増大という負担を送信装置10
にしいることになる。しかし、受信機側では、現在の2
次元映像信号のための制御量データがなんらかの外乱に
より受信できなくとも、未来の2次元映像信号のための
制御量データが受信できていれば、現在の2次元映像信
号のための制御量データを過去の制御量データと未来の
制御量データとから予測することが可能となるため、高
品質な2次元3次元映像変換を行うことができる。
【0052】図4の送信装置10から送られるテレビジ
ョン信号は、図5に示す受信装置30によって受信され
る。すなわち、受信装置30は高周波受信回路32を含
み、この高周波受信回路32から出力される映像中間周
波数信号が映像復調回路34に与えられる。したがっ
て、映像復調回路34は2次元映像信号を出力する。映
像復調回路34から出力される2次元映像信号は、動き
ベクトル検出回路36,フィールドメモリ38および映
像切換回路40に与えられるとともに、同期分離回路4
2および多重信号分離回路44に与えられる。多重信号
分離回路44は、同期分離回路42からの垂直同期信号
および水平同期信号に基づいて、たとえばゲート回路等
を用いて、図1に示す垂直ブランキング期間の第13H
および第276Hに重畳された図3に示す制御量データ
を分離し、それをバッファRAM46に与える。したが
って、バッファRAM46には、図3に示す伝送フォー
マットで送信される制御量データが順次蓄積される。そ
して、1データパケット分のデータが貯るごとに誤り訂
正回路48に転送され、誤り訂正が行われる。
【0053】誤り訂正が成功した場合は、訂正回路48
から訂正後の制御量データがCPU50を介してワーキ
ングRAM54内に確保された制御量データ記憶領域に
退避される。この制御量データ記憶領域は好ましくは多
い方がよいが、少なくとも8フィールド分の制御量デー
タがストアされる必要がある。誤り訂正が失敗した場合
は、この制御量データ記憶領域内にストアされた制御量
データのうち適当なものをバッファRAM46の対応す
る位置へ書き込み、その後、そのデータを再び誤り訂正
回路48に転送して誤り訂正を行う。
【0054】したがって、バッファRAM46として
は、この2回の誤り訂正が次のデータパケットの先頭ビ
ットがバッファRAM46に書き込まれるまでに終了す
るなら272ビットでよいが、終了しない場合は272
ビット以上の2個のRAMでバンク切り換えを行う構成
が必要となる。なお、誤り訂正回路48の具体的な動作
は既に説明したので、ここでは重複する説明は省略す
る。
【0055】映像復調回路34から出力される2次元映
像信号を受ける動きベクトル検出回路36は、2次元映
像信号から、たとえば代表点マッチング法に従って、動
きベクトルを検出し、それをCPU50に与える。CP
U50はプログラムや定数を予め設定しておくためのR
OM52およびワーキングRAM54を備える。そし
て、CPU50には、さらに、操作部56が接続され、
この操作部56からはチャネル設定などの送信信号ない
しコントロール信号が入力される。
【0056】映像復調回路34から出力される2次元映
像信号はまた、フィールドメモリ38に与えられる。こ
のフィールドメモリ38は、8フィールド分の2次元映
像信号を退避させるためのものであり、その遅延量はメ
モリ制御回路58によって制御される。すなわち、CP
U50は、バッファRAM46から制御量データを取り
出し、それをワーキングRAM54にストアしておく。
そして、CPU50は、現在のフィールドを処理すべき
タイミングで、ワーキングRAM54からそのフィール
ド遅延量および位相制御量を読み出し、フィールド遅延
量をメモリ制御回路58に与える。メモリ制御回路58
は、CPU50から与えられるフィールド遅延量データ
に従って、フィールドメモリ38によって、2次元映像
信号を7フィールドまでの範囲で遅延させてそれを映像
切換回路40に与える。すなわち、映像切換回路40に
は、映像復調回路34から与えられる2次元映像信号と
フィールドメモリ38から与えられる遅延された2次元
映像信号とが与えられ、CPU50からさらに切換信号
が与えられる。したがって、映像切換回路40は、CP
U50からの切換信号に応じて映像復調回路34からの
2次元映像信号およびフィールドメモリ38からの遅延
された2次元映像信号のいずれか一方を左目映像信号L
として出力OLから出力し、他方を右目映像信号Rとし
て出力ORから出力する。詳しくいえば、CPU50
は、ワーキングRAM54から読み出したフィールド遅
延量の符号部が「+」のとき、映像復調回路34からの
2次元映像信号を左目映像信号Lとして出力し、符号部
が「−」のとき映像復調回路34からの2次元映像信号
を右目映像信号Rとして出力する。
【0057】左目映像信号Lおよび右目映像信号Rの一
方が偶数フィールドであり他方が奇数フィールドである
ような場合には、走査位置が互いに異なることになり、
モニタ(図示せず)上で表示することはできなくなる。
そこで、この実施例では補間回路60を設ける。補間回
路60では、右目映像信号および左目映像信号が同じフ
ィールドになるようにライン間補間して、映像復調回路
34からの2次元映像信号と同じ偶数フィールドまたは
奇数フィールドの遅延映像信号を映像切換回路40に与
える。したがって、映像切換回路40は、結果的に、左
目映像信号または右目映像信号として、映像復調回路3
4からの2次元映像信号,フィールドメモリ38からの
遅延2次元映像信号または補間回路60からの遅延2次
元映像信号のいずれかを選択的に出力することになる。
【0058】そして、映像切換回路40の出力には、位
相制御回路62および64が設けられる。位相制御回路
62および64はともにラインメモリであり、メモリ制
御回路58から与えられる位相制御量データに従って遅
延された左目映像信号および右目映像信号を出力する。
すなわち、CPU50はワーキングRAM54から水平
位相制御量データを読み出し、それをメモリ制御回路5
8に与える。メモリ制御回路58は、その水平位相制御
量に従って、右目映像信号Rまたは左目映像信号Lをそ
の制御量で示された画素分だけ遅延させる。2次元映像
の動き方向すなわちフィールド遅延量の符号部の「+」
または「−」に応じて左目映像信号Lまたは右目映像信
号Rが基準として決まり、基準となった左目映像信号ま
たは右目映像信号の水平位相制御量は「0」であり、そ
れに対して右目映像信号または左目映像信号をどの程度
(何画素分)遅延させるかを水平位相制御量として表
す。したがって、メモリ制御回路58は、位相制御回路
62および64の一方をその水平位相制御量に従って制
御して、左目映像信号または右目映像信号を必要な画素
分遅延させる。それによって、3次元映像における奥行
き感が制御されることになる。
【0059】なお、図5に示す受信装置30は動きベク
トル検出回路36を含む。この動きベクトル検出回路3
6によって検出される動きベクトルは、当該フィールド
についてのフィールド遅延量のデータが欠落している場
合に用いられる。すなわち、当該フィールドのためのフ
ィールド遅延量のデータがワーキングRAM54に再生
されていないときには、CPU50は、動きベクトル検
出回路36によって検出された動きベクトルに従って適
当なフィールド遅延量を設定し、それをメモリ制御回路
58に与える。したがって、この実施例の受信装置30
は、送信装置10(図4)から送られる制御量データが
再生できなくても2次元映像信号を3次元映像信号に変
換できるようになっている。
【0060】ただし、受信装置30としては、この動き
ベクトル検出回路36を備えていなくてもよい。この場
合、該当フィールドの制御量データを再生できなけれ
ば、直前の制御量データを用いて3次元映像信号を得る
か、あるいは3次元映像変換を中止するようにすればよ
い。図6の受信装置30′は、文字放送と2次元3次元
映像変換放送とを受信できる。そのために、図6実施例
では、多重信号分離回路44では、3次元映像変換用制
御量データだけでなく図2に示す文字放送データを取り
出す。そして、文字信号および制御量データは、誤り訂
正が施された後CPU50に転送され、各データパケッ
トの先頭に付加されたサービスコードSIに従って各々
の処理が行われる。したがって、2次元3次元映像変換
の動作は図5実施例のものと同様であるので、ここでは
重複する説明は省略する。なお、多重信号分離回路44
から文字放送処理部66へは、文字放送番組表示に必要
なタイミング信号が直接送られる。
【0061】そして、位相制御回路62および64から
出力された左目映像信号Lおよび右目映像信号Rは、と
もに、D/A変換器68によってアナログ映像信号に変
換され、そのアナログ映像信号は、色信号復調回路70
によって処理される。したがって、色信号処理回路70
からは、左目映像色信号および右目映像色信号が出力さ
れ、映像切換回路72に与えられる。映像切換回路72
では、文字信号放送処理部66から出力される文字映像
色信号と、上述の左目映像色信号および右目映像色信号
とを切り換えて出力する。すなわち、図3の制御量デー
タパケットのサービスコードSIに文字放送で使用され
ているコードが含まれている場合、CPU50は映像切
換回路72に信号を与え、文字映像色信号を選択する。
しかしながら、サービスコードSIがたとえば「110
00111」である場合には、CPU50は、映像切換
回路72によって、左目映像色信号および右目映像色信
号を選択させる。
【0062】図6実施例によれば、現行文字放送を受信
できるテレビジョン受像機が2次元3次元映像変換放送
にも利用できる。上述の実施例ではいずれも、現行文字
放送と同様に、3次元映像変換用制御量データを垂直ブ
ランキング期間に多重化して伝送するようにした。しか
しながら、制御量データは、たとえば衛星放送(BS)
の独立音声チャネルのデータチャネルを利用して送信な
いし伝送するようにしてもよい。
【0063】図7実施例の送信装置10′は、衛星放送
(BS)のデータチャネルを利用して制御量データを送
信する。ただし、送信装置10′は、以下の点を除い
て、図4実施例の送信装置10と同様であるので、重複
する説明は省略する。送信装置10′は、データ用入力
端子74を含み、この入力端子74にデータ放送用パケ
ットデータが与えられ、符号化回路76によって、制御
量発生回路20から出力される制御量が符号化されると
もにデータ放送用パケットとほぼ同様の伝送フォーマッ
トにされ、多重化回路78に与えられる。したがって、
多重化回路78は映像遅延回路18からの2次元映像信
号および符号化回路76からの制御量データパケットと
を多重化して、送信部80に与える。
【0064】ここで、図8を参照して、制御量データパ
ケットの一例について説明する。データチャネルを用い
るテレソフトウェア,テレミュージック,静止画放送等
の既存のサービスは、データチャネルを複数の論理チャ
ネルに分け、各論理チャネルを動的に各サービスのデー
タ信号に割り当てている。すなわち、受信機が或るサー
ビスのデータ信号を受信したい場合には、受信機内のD
CD(Data Channel Decoder)に伝送制御データ(TC
D)で規定されているPV(データ放送業者),SV
(サービス識別),PR(番組番号),MI(符号化方
式)やSI(論理チャネル内サービス識別)およびSS
I(論理チャネル内サブ論理チャネル)を指定すること
によって所望のデータ信号を受信できるようにしてい
る。
【0065】このような論理チャネルを2次元3次元映
像変換放送のための制御量データの伝送に用いる場合に
は、SV,MIに2次元3次元映像変換放送を識別する
コード番号を割り付けるか、もしくはテレソフトウェア
等のサービスの番組の1つとして制御量データを電源す
ることが考えられる。したがって、2次元3次元映像変
換用制御量データを伝送するパケットは、「標準方式テ
レビジョン衛星放送のデータチャネル」の信号フォーマ
ットに則った上で、それに特有のリアルタイム性を考量
する必要がある。
【0066】データチャネル内の各種のデータ信号はた
とえばテレソフトウェア信号の仕様データ決められてい
るパケット構成1またはパケット構成2に従って伝送さ
れる。これらのパケットが幾つか集まって図8に示すデ
ータグループが構成される。したがって、地上系のNT
SCのテレビジョン信号の垂直ブランキング期間に重畳
する前述の方法とはことなるデータフォーマットする。
【0067】図8の伝送フォーマットは、基本的には
(トランスポートレイヤまで)、テレソフトウェアのフ
ォーマットに準拠している。しかしながら、データグル
ープデータは、図8に示すように、このデータグループ
がどのような属性、すなわち、番組番号,仕様機種:ワ
イドテレビ(大画面,小画面),NTSC(大画面,小
画面)等のデータであるのかを示すデータ属性,同期情
報,複数フィールドに対する制御量データによって構成
されている。
【0068】図8フォーマットにおいて特徴的な点は、
データチャネルを経由して伝送する2次元3次元映像変
換用制御量データと2次元映像信号との同期をとるため
の同期情報が含まれていることである。もし、この同期
情報がない場合、制御量データのフィールドと2次元映
像信号のフィールドとがずれてしまい、精度よく3次元
映像信号を得ることができなくなる。そこで、この実施
例では、1フィールド毎に2次元映像信号と制御量デー
タとを管理できるように、図8に示す同期情報を用い
る。
【0069】同期情報は、同期情報が何バイトのデータ
によって構成されるかを表す同期情報サイズ,各フィー
ルドごとの制御量データF1に対応する2次元映像信号
が表示されるべき時刻(絶対時刻または相対時刻)を示
す時間情報,2次元映像信号と制御量データとのタイミ
ング調整が可能なチェックポイント情報からなる。この
チェックポイント情報としては、受信機に内蔵されたシ
ーンチェンジ検出機構(これは自走式2次元3次元映像
変換装置には必ず内蔵されている)を利用して同期の確
定を図る際に仕様するシーンチェンジ情報やその他の同
期確定可能な情報(今後の拡張用:たとえば音声モード
の切り換わりを利用する方法等)が含まれる。
【0070】シーンチェンジ情報には、図8に示すよう
に、それ以降のデータがシーンチェンジ情報であること
を表す識別子,シーンチェンジ情報のバイト数を示すサ
イズ,およびシーンチェンジが発生するフィールド番号
(これはF0のフィールドを基準として相対値として示
される)によって構成される。なお、制御量データとし
ては、基本的に図3に示したように、各々が複数フィー
ルドの各々に個別的に適用される複数の制御量をパケッ
トとして構成し、CRCを付加したデータが用いられ
る。
【0071】図9に示す受信装置30′は、以下の点を
除いて図5図示の受信装置30と同一または類似してい
るので、ここでは、重複する説明は省略する。受信装置
30′は、DCD82を含み、このDCD82として
は、たとえばヤマハ製の「YDB105−F」が用いら
れる。DCD82は、ビットストリームデータを受け、
それに訂正を加え、必要な所望のデータを取り出す。し
たがって、DCD82は、ビットストリームデータから
制御量データを取り出し、CPU50に与える。
【0072】なお、図9の受信装置30′には、同期情
報に含まれる時間情報を用いて制御量データと2次元映
像信号との同期をとるために必要なRTC(Real Time C
lock) 84が設けられる。したがって、CPU50は、
このRTC84からの時刻情報および同期情報に含まれ
る時間情報を用いて、両者の同期させる。詳しく述べる
と、図10に示すように、CPU50は、ステップS1
において、動きベクトル検出回路36の出力データによ
ってシーンチェンジが発生したかどうかを判断する。シ
ーンチェンジ情報識別子があればシーンチェンジが発生
したのであるから、CPU50は、次のステップS2に
おいて、たとえばワーキングRAM54に割り付けられ
ているフィールドカウンタ(図示せず)をクリアする。
2次元映像信号によってフィールドの切れ目が分かるの
で(ステップS3)、CPU50は、新しいフィールド
を受信する毎にフィールドカウンタをインクリメントす
る(ステップS4)。
【0073】このような処理が或る程度継続すると次の
シーンチェンジが発生し(ステップS5)、これまで表
示していたシーンのフィールド数がフィールドカウンタ
のカウント値として検出できる。一方、データチャネル
を介して伝送されるシーンチェンジ情報によって、各シ
ーンのフィールド数が予めわかっている。そこで、CP
U50は、ステップS6において、それらのフィールド
の中から現在検出したシーンのフィールド数と合致して
いる制御量データを検索する。合致する制御量データが
あった場合、、次のステップS8において、基準位置を
セットする。すなわち、フィールド数の合致する制御量
データがあった場合、シーンチェンジが制御量データの
何フィールド目のものかが分かるので、2次元映像信号
と制御量データとの同期がとれる。したがって、それ以
後は、先に説明したと同様の方法で、制御量量データに
基づいて2次元映像信号を3次元映像信号に変換するこ
とができる。
【0074】なお、同期確率時には、データ内の時間情
報とフィールド番号とによって算出される時刻をRTC
84にセットすることによって、ノイズ等の影響によっ
て制御量データが再生できないときがあっても、制御量
データが訂正等によって再生され次第2次元映像信号を
3次元映像信号に変換することができるようになる。な
お、図4では、送信装置を図示したが、送信部28を除
けば、図4実施例はそのまま2次元3次元映像信号変換
用信号発生装置、あるいは編集装置として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の背景となる文字放送の文字信号の重
畳方法を示す波形図である。
【図2】文字放送において用いられている文字信号の伝
送フォーマットの一例を示す図解図である。
【図3】この発明において伝送される制御量データの伝
送フォーマットの一例を示す図解図である。
【図4】この発明の第1の実施例における送信装置を示
すブロック図である。
【図5】図4送信装置からの信号を受ける受信装置を示
すブロック図である。
【図6】図4送信装置からの信号を受ける受信装置の他
の実施例を示すブロック図である。
【図7】この発明の第2の実施例における送信装置を示
すブロック図である。
【図8】図7送信装置で送信される制御量データの伝送
フォーマットの一例を示す図解図である。
【図9】図7送信装置からの信号を受ける受信装置を示
すブロック図である。
【図10】図9実施例の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10,10′ …送信装置 16 …特徴量検出回路 20 …2次元3次元映像変換制御量発生回路 22,78 …多重化回路 30,30′ …受信装置 38 …フィールドメモリ 40,72 …映像切換回路 44 …多重信号分離回路 50 …CPU 58 …メモリ制御回路 82 …DCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 晃弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側から制御量を付加して2次元映像信
    号を送信し、受信側では受信した前記2次元映像信号を
    前記制御量に基づいて3次元映像信号に変換して右目映
    像信号と左目映像信号とを得る2次元3次元映像変換方
    法において、 同じ制御量を複数フィールドにまたがって送信するよう
    にしたことを特徴とする、2次元3次元映像変換方法。
  2. 【請求項2】前記制御量は各々が複数フィールドの各々
    に対して個別的に適用される複数の制御量を含む、請求
    項1記載の2次元3次元映像変換方法。
  3. 【請求項3】前記複数の制御量を含む制御量データを1
    パケットとして構成し、パケット毎にCRCを付加する
    ようにした、請求項2記載の2次元3次元映像変換方
    法。
  4. 【請求項4】前記制御量データおよび前記CRCは(2
    72,190)短縮化差集合巡回符号である、請求項3
    記載の2次元3次元映像変換方法。
  5. 【請求項5】前記制御量データおよび前記CRCは、文
    字放送信号の伝送フォーマットとほぼ同様の伝送フォー
    マットを有し、垂直ブランキング期間に重畳される、請
    求項4記載の2次元3次元映像変換方法。
  6. 【請求項6】前記2次元映像信号および前記制御量デー
    タを衛星放送のデータチャネルに多重化する、請求項1
    ないし4のいずれかに記載の2次元3次元映像変換方
    法。
  7. 【請求項7】2次元映像信号にその2次元映像信号を3
    次元映像信号に変換するための制御量を付加した3次元
    変換用2次元映像信号を発生する方法であって、 (a) 前記2次元映像信号を遅延し、 (b) 前記2次元映像信号に基づいて前記制御量の基礎と
    なる特徴量を検出し、 (c) 検出した特徴量に基づいて前記制御量のデータを作
    成し、そして (d) 遅延された2次元映像信号と前記制御量のデータと
    を同期して出力する、3次元変換用2次元映像信号の発
    生方法。
  8. 【請求項8】前記ステップ(d) では前記遅延された2次
    元映像信号と前記制御量のデータとを多重化する、請求
    項7記載の3次元変換用2次元映像信号の発生方法。
  9. 【請求項9】前記ステップ(d) は、(d-1) データ放送用
    パケットデータと前記制御量のデータとを多重化し、そ
    して(d-2) 前記ステップ(d-1) で多重化されたデータと
    前記遅延された2次元映像信号とを多重化する、請求項
    7または8記載の3次元変換用2次元映像信号の発生方
    法。
  10. 【請求項10】2次元映像信号にその2次元映像信号を
    3次元映像信号に変換するための制御量を付加した3次
    元変換用2次元映像信号を発生する方法であって、 (a) 前記2次元映像信号を遅延し、 (b) 前記2次元映像信号に基づいて前記制御量の基礎と
    なる特徴量を検出し、 (c) 検出した特徴量に基づいて前記制御量のデータを作
    成し、そして (d) 遅延された2次元映像信号に先立って前記制御量の
    データを出力する、3次元変換用2次元映像信号の発生
    方法。
  11. 【請求項11】前記ステップ(d) では前記制御量のデー
    タとともに同期情報を送出する、請求項10記載の3次
    元変換用2次元映像信号の発生方法。
JP6285588A 1994-11-18 1994-11-18 2次元3次元映像変換方法 Pending JPH08149510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6285588A JPH08149510A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 2次元3次元映像変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6285588A JPH08149510A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 2次元3次元映像変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08149510A true JPH08149510A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17693500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6285588A Pending JPH08149510A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 2次元3次元映像変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08149510A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8175121B2 (en) 2006-12-28 2012-05-08 Hitachi, Ltd. Image processor and image display apparatus comprising the same
JP2012529787A (ja) * 2009-06-05 2012-11-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 2次元ビデオシーケンスとともに行われる3次元変換情報の符号化(encodingofthree−dimensionalconversioninformationwithtwo−dimensionalvideosequence)
JP2016519905A (ja) * 2013-04-09 2016-07-07 ビッタニメイト インコーポレイテッド 2次元ビデオの3次元ビデオへの変換方法及びシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8175121B2 (en) 2006-12-28 2012-05-08 Hitachi, Ltd. Image processor and image display apparatus comprising the same
JP2012529787A (ja) * 2009-06-05 2012-11-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 2次元ビデオシーケンスとともに行われる3次元変換情報の符号化(encodingofthree−dimensionalconversioninformationwithtwo−dimensionalvideosequence)
JP2015046899A (ja) * 2009-06-05 2015-03-12 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 2次元ビデオシーケンスとともに行われる3次元変換情報の符号化(encodingofthree−dimensionalconversioninformationwithtwo−dimensionalvideosequence)
US9124874B2 (en) 2009-06-05 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Encoding of three-dimensional conversion information with two-dimensional video sequence
JP2016519905A (ja) * 2013-04-09 2016-07-07 ビッタニメイト インコーポレイテッド 2次元ビデオの3次元ビデオへの変換方法及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6618437B1 (en) Digital broadcasting receiver and digital broadcasting system
JP2788396B2 (ja) デジタル通信装置のための送信エラー回復方法と装置
US6289485B1 (en) Method for adding and encoding error correcting codes and its device and method for transmitting data having error correcting codes added
US8159610B2 (en) AV timing measurement for MPEG type television
US5903324A (en) Transport processor interface for a digital television system
US6081650A (en) Transport processor interface and video recorder/playback apparatus in a field structured datastream suitable for conveying television information
EP2265032A2 (en) 2D/3D video transmission apparatus
JPH11505985A (ja) Mpeg形ビデオ信号処理システム用のアニメーション形“オンスクリーン”表示手段
JP2674059B2 (ja) カラー画像データ伝送方法
JPH0750590A (ja) 高能率伝送方法
EP0768010B1 (en) Transport processor interface and video recorder/playback apparatus for a digital television system
JPH08149510A (ja) 2次元3次元映像変換方法
US20030018983A1 (en) Data broadcasting service system of storage type
JPH0738839A (ja) データ記録及び再生方法並びにビデオレコーダー
JPH0230281A (ja) テレテキストデコーダ
JPH10257525A (ja) ディジタル放送受信機
US5559558A (en) Apparatus and methodology for coding digital video signals to improve picture quality with minimal overhead
KR100240331B1 (ko) 디코더 시스템의 비디오/오디오 동기화 장치
US20070110166A1 (en) Method and device for determining the position of at least one point of reflection of an obstacle
JPH1175155A (ja) 画像と音声の再生装置
JP2956421B2 (ja) 圧縮符号用エラー訂正回路
JPH0888840A (ja) 文字多重方式判別装置
JPH0744499B2 (ja) 画像情報伝送システム
JP2000032380A (ja) 文字放送受信機及び方法
JPH01228333A (ja) ディジタル情報伝送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021210