JPH08149127A - トランスミッタ及び受信ユニット - Google Patents

トランスミッタ及び受信ユニット

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JPH08149127A
JPH08149127A JP29107994A JP29107994A JPH08149127A JP H08149127 A JPH08149127 A JP H08149127A JP 29107994 A JP29107994 A JP 29107994A JP 29107994 A JP29107994 A JP 29107994A JP H08149127 A JPH08149127 A JP H08149127A
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receiving unit
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Tetsuo Teranishi
哲郎 寺西
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Naldec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トランスミッタが固定番号だけでなくコード番
号に対しても変更コード番号を生成することにより、コ
ード番号の変更規則を隠蔽してコード番号の解読を不可
能とするトランスミッタを提供する。 【構成】トランスミッタ100に固有の固定コードと、
トランスミッタ100を操作する毎に順次変更されるコ
ード番号とを記憶する領域を有するメモリ103と、固
定番号に対して所定の演算を行なって変更番号を生成
し、コード番号に対して所定の演算を行なって変更コー
ド番号を生成し、生成された変更番号と変更コード番号
とを受信回路202側に出力する送信回路101とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、キーレスエン
トリーシステムに用いられるトランスミッタ及び受信ユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等のドアロック装置に、従
来の機械式若しくは電子式の鍵を用いた解除機構に代わ
って、電波若しくは赤外線などを用いた所謂「キーレス
エントリシステム」が実用化されている。このシステム
は、鍵の代わりとなるトランスミッタに自動車毎にユニ
ークな値を有する「固定番号」を記憶させ、この固定番
号を自動車に向けて送信する。自動車側でも前もってそ
の自動車に固有の「固定番号」が与えられ、自動車側の
固定番号とトランスミッタから送信されてきた固定番号
とが一致したときのみロックを解除するようになってい
る。
【0003】しかしながら、この固定番号は、トランス
ミッタから送出したところを解読することが容易である
ために、盗難には防御効果が弱い。そこで、従来から提
案されているキーレスエントリーシステムでは、受信機
側への送信信号として送信機に固有の固定番号と送信機
のロック、アンロック等のスイッチを操作する毎に順次
変化するコード番号とを送信することで、車両の盗難防
止を図るものがある。
【0004】この従来のキーレスエントリーシステムで
のコード化方式は、ローリングコード方式と呼ばれ、上
記送信機は固定番号とコード番号のうち、コード番号の
みを累進変更して送信するようにしたものや、固定番号
とコード番号に所定の演算を実行することにより変更番
号を新たに生成し、この変更番号とコード番号とを受信
機側に送信するようにコード化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のキーレスエントリーシステムにおいて、送
信機が固定番号とコード番号のうち、コード番号のみを
累進変更して送信するようにしたものでは、固定番号は
変化しないのでコード番号の変更規則を解読されると送
信信号の複製が比較的容易に実行されていまうという不
都合がある。
【0006】また、送信機が固定番号とコード番号に所
定の演算を実行することにより変更番号を新たに生成
し、この変更番号とコード番号とを受信機側に送信する
ようにしたものでは、処理はより複雑になるけれども、
コード番号の変更規則に基づいて変更番号の変化規則を
解読することは不可能なことではない。本発明はかかる
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、送信機が固定番号だけでなくコード番号に対しても
変更コード番号を生成することにより、コード番号の変
更規則を隠すようにしてコード番号の解読を不可能とす
るトランスミッタ及び受信ユニットを提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決し、
目的を達成するために、この発明に係わるトランスミッ
タ及び受信ユニットは、次のような構成を備える。即
ち、トランスミッタの操作に応じた所定操作を受信ユニ
ット側で実行させるための信号を送出するトランスミッ
タであって、前記トランスミッタに固有の第1のコード
と、該トランスミッタを操作する毎に順次変更される第
2のコードとを記憶する領域を有する記憶手段と、前記
第1のコードに対して前記第2のコードと所定の第1の
演算を行なって第1の符号を生成する第1の符号生成手
段と、前記第2のコードに対して所定の第2の演算を行
なって第3の符号を生成する第2の符号生成手段と、生
成された第1の符号と第3の符号とを前記受信ユニット
側に出力する手段とを具備することを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、トランスミッタから送
出された所定操作を実行させるための信号を受信して該
所定操作を実行する受信ユニットであって、前記信号
は、前記トランスミッタ側から送出された該トランスミ
ッタに固有の暗号化された第1の符号と、該トランスミ
ッタを操作する毎に順次変更される第2のコードに基づ
いて生成される暗号化された第3の符号とを含み、前記
暗号化された第1の符号に対して、前記復元された第2
のコードに基づく復元処理を行う第2の復元手段と、前
記暗号化された第3の符号に対して、前記第2のコード
に基づく復元処理を行う第1の復元手段と、復元された
前記第1のコードがこの受信ユニットに予め記憶された
固有なコードと一致しているかを照合し、併せて復元さ
れた前記第2のコードがこの受信ユニットにおいて前回
受信して記憶されていたコードに対し累進変更されてい
るかを照合する照合手段とを具備することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】以上のように、本発明は構成されているので、
トランスミッタ側からの送信信号としてトランスミッタ
に固有の固定番号と、スイッチ類を操作する毎に順次変
化するコード番号とから所定の演算を実行することによ
り、変更番号を生成すると共に、コード番号に対して同
様に変更コード番号を生成するので、トランスミッタ側
から変更番号と変更コード番号とが送信されることにな
り、コード番号の変更規則を隠蔽してコード番号の解読
を不可能とすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施例に係わる遠隔式ロック解除システムを示す。図中、
100はトランスミッタであり、後述するように暗号化
された「固定番号」と「コード番号」とを送信回路10
1がアンテナ102を介して受信側に送出する。200
は受信側として自動車であり、トランスミッタからの電
波を受信するアンテナ201と受信回路202と解除機
構203とを有する。受信回路202は、暗号化された
「固定番号」と「コード番号」を受信し、それらを復号
化する。受信回路202は「固定番号」と「コード番
号」とを記憶しており、その記憶しておいた「固定番
号」と「コード番号」と復号化した「固定番号」と「コ
ード番号」とを照合して、ロックを解除するか否かを決
定する。トランスミッタ側で送信が行なわれると、トラ
ンスミッタ側でコード番号の更新が不揮発性のメモリ1
03において行なわれる。トランスミッタ100と受信
側の受信回路202との間で照合が取れたならば、「コ
ード番号」の更新が行なわれ、更新された「コード番
号」は不揮発性のメモリ204に記憶される。実施例で
は、これらのメモリにEEPROM(electrically eras
able programable ROM)を使っている。
【0011】尚、トランスミッタ100には、2つの押
下式のキーX、Yが設けられている。暗号化の手法につ
いて説明する。この実施例の暗号化の手法は、図2に示
す手順により行われる。即ち、 :まず、コード番号を更新する。 :更新されたコード番号の各ディジットと固定番号の
各ディジットとに対して、四則演算処理若しくは論理演
算処理を施す。 :更新されたコード番号に対して、四則演算処理若し
くは論理演算処理を施すというものである。
【0012】暗号化の手法について図2を参照して更に
詳細に説明する。便宜上、固定番号はcdefの4桁と
し、コード番号はABCDの4桁とする。コード番号
は、トランスミッタ100において押されたキーによっ
て同一とする。のコード番号の変更は、 今回のコード番号=前回のコード番号+α=ABCD+α …(1) によってなされる。但し、αは整数である。新たなコー
ド番号ABCD+αは、4桁のA’B’C’D’で表さ
れる。の固定番号の暗号化の処理は、操作者がどのキ
ーを操作したかによって異なる。例えば、Xキーが押さ
れたとすると、 第1ディジットc’=A’ OR c 第2ディジットd’=B’ OR d 第3ディジットe’=C’ OR e 第4ディジットf’=D ’OR f …(2) に従って、固定番号の各ディジットを計算する。便宜
上、このようにして変更された固定番号を「変更番号」
と呼ぶ。のコード番号の暗号化の処理は、コード番号
の第4ディジットのデータによって異なる。例えば、第
4ディジットD(D1、D2、D3、D4)が0001
であるとすると、 第1ディジットA”=A’ xOR D’ 第2ディジットB”=B’ xOR D’ 第3ディジットC”=C ’xOR D’ 第4ディジットD”=D ’ …(3) に従って、コード番号の各ディジットを計算する。便宜
上、このようにして変更されたコード番号を「変更コー
ド番号」と呼ぶ。
【0013】図3は、トランスミッタ100から受信回
路202に送られる「変更番号」と「変更コード番号」
のデータの構成を示す。この中で、「変更番号」は3つ
のフィールドからなるフレーム形式となっており、順に
「機能番号」、「固定番号」、「コード番号」である。
機能番号フィールドは、どのキーが押されたかを表すデ
ータを格納する。
【0014】受信回路202は、受信した「機能番号」
から、操作者がどのキーを操作したかが分かる。受信回
路202は内部にメモリ204を有し、このメモリ20
4に前回の交信時における「固定番号」、「コード番
号」を記憶している。先ず、受信回路202は、受信し
た「機能番号」が“01”を示しているのならば、それ
により、変更コード番号がトランスミッタにおいて「コ
ード番号」と「コード番号の下位ビット」との排他的論
理和により生成されたことが分かるので、受信側では、
受信した「変更コード番号」と「コード番号」との逆演
算を実行することにより、コード番号を復元する。即
ち、 復元コード番号=(コード番号)と(受信した変更コー
ド番号)との逆演算 である。
【0015】次に、受信回路202は、例えば、「機能
番号」が“01”を示しているのならば、それにより、
変更番号がトランスミッタにおいて「固定番号」と「コ
ード番号」との論理和により生成されたことが分かるよ
うにすると、受信側では、復元した「コード番号」から
固定番号を復元する。即ち、 復元固定番号=(固定番号)と(復元したコード番号)
との逆演算 である。復元された固定番号は、受信側で記憶(メモリ
204)していた固定番号と照合される。一致していれ
ば、固定番号については一致していると見做す。
【0016】このように、固定番号の照合がとれれば、
正規の操作がなされたと判断する。次に、受信側では、
復元したコード番号が記憶しておいたコード番号+10
24α以内であるかの照合をとる。即ち、トランスミッ
タは予期しない状態でいずれかのキーが押されてしまう
場合がある。かかる場合は、トランスミッタ側でのみコ
ード番号が更新されてしまい、受信側では更新されな
い。そして、実際の交信において、トランスミッタから
送られてきたコード番号が、受信側で記憶しているコー
ド番号と大きくかけ離れた値になってしまう。例えば、
操作者が不注意に10回キーを押してしまったならば、
トランスミッタ側と受信側ではコード番号で10αの差
が発生してしまう。
【0017】このような場合、受信側が記憶しているコ
ード番号+αのみの受信制御を行うと、正規コードにも
かかわらず受信制御されなくなる。また、全てのコード
を受信制御すると、コピー防止の機能が失われてしまう
ため、固定番号を復元した時点で得られた今回のコード
番号が、 前回のコード番号<受信コード番号≦前回のコード番号
+n のときに限り照合がとれたとする。但し、n=1024
αである。具体的には、トランスミッタからの番号が+
1025αであり、受信側が記憶している番号が+αで
あった場合には、受信側は操作者がそれ以前に1024
回無意味な操作を行なったが、その差はn(=1024
α)以下であるので正規の操作と解釈し、ロックを解除
する。しかし、トランスミッタからの番号が+1026
αであった場合には、その差が1025αであり、nを
越えているので不正使用と判断して解除は行なわない。
【0018】図4はトランスミッタ100の構成を、図
5は受信回路202の構成を、図6はトランスミッタ1
00の制御手順を、図7は受信機202の動作を夫々示
す。トランスミッタ101は、電池電源のほかに、内部
アンテナ102,不揮発性メモリ103,発振回路10
4,CPU105,リセット回路106などを有する。
また、受信回路202は、車両本体のバッテリから電源
を供給され、その電圧を電源回路208により定電圧化
して使用する。更に、トランスミッタからの電波を受信
するアンテナ201と受信した電波を検波増幅する受信
部210と、電源投入時にCPU207をリセットさせ
るリセット回路209と、コード番号,固定番号を記憶
する不揮発性メモリ204と、ロックを解除する信号を
発生させる出力回路206とを有する。
【0019】まず、トランスミッタの動作について説明
する。キースイッチX、Yのいずれかが押されるとリセ
ット回路106はCPU105に対してリセットパルス
を送る。リセットパルスが入力されると、CPU105
が起動し、動作を開始する。CPU105の動作は図6
のフローチャートに従って説明される。まず、CPU1
05は初期設定を実行する(ステップS2)。CPU1
05は、この初期設定で、リセット回路106を停止さ
せる。ステップS4で、メモリ103から固定番号とコ
ード番号を読み出し、CPU105内部のRAMに格納
する。前述したように、固定番号は個々のトランスミッ
タに与えられているもので不変であるのに対し、コード
番号はスイッチが押される度に累進変更される。
【0020】ステップS4で固定番号、コード番号の読
み出しが終了すると、ステップS6では、前述の(1)
式に従ってコード番号が更新される。ステップS8で
は、更新されたコード番号及び前述の(2)式に従って
変更番号を生成する。尚、ステップS8では、(2)式
のように固定番号とコード番号の桁を一致させて演算し
ても、一致させないで演算してもよい。ステップS10
では、前述の(3)式に従って変更コード番号を生成す
る。ステップS12では、図2のフォーマットに従っ
て、機能番号、変更番号、コード番号の順でパルス列に
変換され、ステップS14でそのパルスを発振回路10
4に出力する。この時、機能番号はスイッチによりどの
機能が起動されたかを判定するのに用いられる。その
後、変更番号、変更コード番号の全データの出力が完了
するとステップS16で変更コード番号をステップS6
で生成されたコード番号に復元する。ステップS18で
は、ステップS16で復元されたコード番号をメモリ1
03に上書きし更新記録する。上書きが終了すると、C
PU105は全ての機能を停止し、初期状態(スイッチ
による入力待ち状態)に戻る。尚、電波の放射回数は1
回又は数回とする。
【0021】次に、図7のフローチャートに従って、受
信機の動作を説明する。CPU207はステップS30
で初期設定を行なってから、ステップS32でトランス
ミッタからの受信待ち状態となる。受信部210はアン
テナ201が受信した信号を検波増幅してデータを取り
出し、そのデータをCPU207に送る。CPU207
はデータを受け取ったならば、それをCPU207内の
RAM(不図示)に一旦記憶する(ステップS36)。
ステップS38では、データの中の機能番号が装置に許
された機能番号であるかを照合する。ステップS38で
機能番号が一致していないならば、不正使用であるとし
て、今回のトランスミッタからの入力を無視して受信待
ち状態へリターンする。
【0022】ステップS40では前述の復元方法に従っ
て、受信した変更番号、変更コード番号を固定番号及び
コード番号に復元する。ステップS42では、トランス
ミッタから受信した変更番号から復元した固定番号と、
メモリ204に記憶しておいた固定番号とを比較し照合
する。固定番号同士が一致していないならば、不正使用
であるとして、今回のトランスミッタからの入力を無視
して受信待ち状態へリターンする。
【0023】固定番号同士が一致したならば、ステップ
S44において、復元したコード番号と記憶しておいた
前回復元したコード番号とを比較し、受信したコード番
号は、記憶していたコード番号に対して正規の変更がな
されたものであるかを調べる。この実施例では、前述し
たように、コード番号に対する変更をαを加算するもの
としている。従って、ステップS44では、受信したコ
ード番号は、記憶していたコード番号に対してnαの加
算がなされたものであるかを調べる。尚、コード番号の
変更方法はこれに限られないので、例えば論理演算によ
る変更も考えられ、その場合にも、ステップS44で、
受信したコード番号は、記憶していたコード番号に対し
てその論理演算がなされたものであるかを調べる。ステ
ップS44で、コード番号は正規でないと判断された場
合には、不正なトランスミッタの使用がなされたとして
ステップS52で、以後このトランスミッタの全ての出
力制御を停止し、受信待ち状態へリターンする。
【0024】コード番号の変更が正規のものであれば、
ステップS46で、受信したコード番号が何回変更され
たものであるかを調べる。このチェックは、前述したよ
うに、前回のコード番号<受信したコード番号≦前回受
信のコード番号+1024αの範囲以内に受信したコー
ド番号が入っていれば正規とする。そして、ステップS
48でその受信したコード番号をメモリ204に更新し
て記憶する。ステップS50では、出力回路206から
ロック解除機構に対して集中制御装置205を介して解
除信号を送る。
【0025】一方、ステップS46でコード番号の変更
回数が1024α回を越えていると判断されたならば、
この入力を無視してステップS52で以後、このトラン
スミッタの全ての出力制御を停止した後、受信待ち状態
へリターンする。かくして、上述の実施例によれば、 :固定番号のみならず、コード番号も変更されている
ので、その解読は極めて困難であるので、不正使用が防
止される。 :固定番号の変更は、変更されたコード番号に基づい
て、それと固定番号との論理演算若しくは四則演算によ
って行ない、コード番号の変更は、その下位ビットのデ
ータに基づいて、下位ディジットと各ディジットとの論
理演算若しくは四則演算によって行なわれるので、暗号
化が複雑になり、その解読は実質的に不可能となる。 :コード番号の正規な範囲を限定することにより、コ
ード番号の累進変更方法と夫々のコードの符号化方法が
盗まれても、受信側ではこの範囲をチェックすることに
より、不正使用者によるロック解除を防止できる。
【0026】本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で、
上記実施例を修正または変形したものに適用可能であ
る。例えば、 :上記実施例では、固定番号、コード番号を4ディジ
ットとしたが、本発明はこれに限定される理由は全くな
い。10桁、20桁でもよい。 :上記実施例では、固定番号とコード番号の長さは同
じものとしたが、これを異ならせてもよい。 :変更コード番号の生成の際の演算も、変更番号と同
様に四則演算や論理演算により、必要によって複数回演
算を行ってもよい。また、この時の演算に用いるデータ
としては、コード番号、変更番号、システムに固有のデ
ータ、スイッチや機能番号である。 :送信機に3つ以上の複数のスイッチが設けられてい
る場合、夫々のスイッチ、又は機能番号について全て同
様の演算にしたり、全て異なる演算にしたり、組み合わ
せにより異なる演算とするようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のトランスミ
ッタ及び受信ユニットによれば、トランスミッタ側から
の送信信号としてトランスミッタに固有の固定番号と、
スイッチ類を操作する毎に順次変化するコード番号とか
ら所定の演算を実行することにより、変更番号を生成す
ると共に、コード番号に対して同様に変更コード番号を
生成するので、トランスミッタ側から変更番号と変更コ
ード番号とが送信されることになり、コード番号の変更
規則を隠蔽してコード番号の解読を不可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスミッタ及び受信ユニットを適
用した自動車のキーレスエントリーシステムの構成を示
した図。
【図2】図1のトランスミッタから送出される変更番
号、変更コード番号の生成手順を説明する図。
【図3】図1のトランスミッタから送出される信号フォ
ーマットを説明する図。
【図4】実施例のトランスミッタの回路構成を説明する
ブロック図。
【図5】実施例のロック解除装置の回路構成を説明する
ブロック図。
【図6】実施例のトランスミッタの動作手順を説明する
フローチャート。
【図7】実施例の解除装置の動作手順を説明するフロー
チャート。
【符号の説明】
100…トランスミッタ 101…送信回路 102、201…アンテナ 200…自動車 202…受信回路 103、204…EEPROM 105、207…CPU 106、209…リセット回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッタの操作に応じた所定操作
    を受信ユニット側で実行させるための信号を送出するト
    ランスミッタであって、 前記トランスミッタに固有の第1のコードと、該トラン
    スミッタを操作する毎に順次変更される第2のコードと
    を記憶する領域を有する記憶手段と、 前記第1のコードに対して前記第2のコードと所定の第
    1の演算を行なって第1の符号を生成する第1の符号生
    成手段と、 前記第2のコードに対して所定の第2の演算を行なって
    第3の符号を生成する第2の符号生成手段と、 生成された第1の符号と第3の符号とを前記受信ユニッ
    ト側に出力する手段とを具備することを特徴とするトラ
    ンスミッタ。
  2. 【請求項2】 前記第1の演算は、受信ユニット側にて
    既知の固定された演算であることを特徴とする請求項1
    に記載のトランスミッタ。
  3. 【請求項3】 前記第2の演算は、受信ユニット側にて
    既知の固定された演算であることを特徴とする請求項1
    に記載のトランスミッタ。
  4. 【請求項4】 前記第3の符号を前記受信ユニット側に
    出力した後、該第3の符号を再び前記第2のコードに復
    元する手段を更に具備することを特徴とする請求項1に
    記載のトランスミッタ。
  5. 【請求項5】 トランスミッタから送出された所定操作
    を実行させるための信号を受信して該所定操作を実行す
    る受信ユニットであって、 前記信号は、前記トランスミッタ側から送出された該ト
    ランスミッタに固有の暗号化された第1の符号と、該ト
    ランスミッタを操作する毎に順次変更される第2のコー
    ドに基づいて生成される暗号化された第3の符号とを含
    み、 前記暗号化された第1の符号に対して、前記復元された
    第2のコードに基づく復元処理を行う第2の復元手段
    と、 前記暗号化された第3の符号に対して、前記第2のコー
    ドに基づく復元処理を行う第1の復元手段と、 復元された前記第1の符号がこの受信ユニットに予め記
    憶された固有なコードと一致しているかを照合し、併せ
    て復元された前記第2のコードがこの受信ユニットにお
    いて前回受信して記憶されていたコードに対し累進変更
    されているかを照合する照合手段とを具備することを特
    徴とする受信ユニット。
  6. 【請求項6】 前記照合手段により、復元された前記第
    1の符号が前記受信ユニットに予め記憶された固有なコ
    ードに一致し、且つ前記第2のコードが前回受信し記憶
    されていたコードに対して累進変更されている場合、前
    記第2のコードを書き換えるための記憶手段を更に具備
    することを特徴とする請求項5に記載の受信ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999044869A1 (fr) * 1998-03-02 1999-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif antivol pour voiture
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