JPH0814796A - 駐退復座装置及びその制御方法並びにショックアブソーバ - Google Patents
駐退復座装置及びその制御方法並びにショックアブソーバInfo
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- JPH0814796A JPH0814796A JP14666894A JP14666894A JPH0814796A JP H0814796 A JPH0814796 A JP H0814796A JP 14666894 A JP14666894 A JP 14666894A JP 14666894 A JP14666894 A JP 14666894A JP H0814796 A JPH0814796 A JP H0814796A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は駐退復座装置及びその制御方法並び
にショックアブソーバに関し、特に、駐退器に設けた磁
性流体の粘性を可変として駐退器の動作を制御すること
を目的とする。 【構成】 本発明による駐退復座装置及びその制御方法
並びにショックアブソーバは、駐退器(4)内の磁性流体
(12)の粘性抵抗を電磁石(25)により制御することによっ
て、砲尾環(1)又は往復移動体(1A)の駐退時又は復座時
の動作状態を任意に変えることができる構成である。
にショックアブソーバに関し、特に、駐退器に設けた磁
性流体の粘性を可変として駐退器の動作を制御すること
を目的とする。 【構成】 本発明による駐退復座装置及びその制御方法
並びにショックアブソーバは、駐退器(4)内の磁性流体
(12)の粘性抵抗を電磁石(25)により制御することによっ
て、砲尾環(1)又は往復移動体(1A)の駐退時又は復座時
の動作状態を任意に変えることができる構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐退復座装置及びその
制御方法並びにショックアブソーバに関し、特に、駐退
器に設けた磁性流体の粘性を可変として駐退器の動作を
制御するための新規な改良に関する。
制御方法並びにショックアブソーバに関し、特に、駐退
器に設けた磁性流体の粘性を可変として駐退器の動作を
制御するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の駐退復座
装置としては、一般に、図4及び図5で示す構成が採用
されていた。すなわち、図4及び図5において符号1で
示されるものは、砲身2を有し砲台3に往復移動自在に
設けられた砲尾環であり、この砲台3には、前記砲身2
を挟持するように駐退器4及び復座器5が接続固定され
ている。
装置としては、一般に、図4及び図5で示す構成が採用
されていた。すなわち、図4及び図5において符号1で
示されるものは、砲身2を有し砲台3に往復移動自在に
設けられた砲尾環であり、この砲台3には、前記砲身2
を挟持するように駐退器4及び復座器5が接続固定され
ている。
【0003】前記駐退器4の駐退器シリンダ6内に作動
自在に設けられた駐退ピストン7の駐退ピストンロッド
8は、前記砲尾環1に固定されている。また、前記復座
器5の復座器シリンダ9内にばね9aを介して作動自在
に設けられた復座ピストン10の復座ピストンロッド1
1は、前記砲尾環1に固定されている。なお、前記駐退
器シリンダ6の下部には、図5で示す溝状の油路6aが
形成され、駐退ピストン7の移動時の作動油12の逃げ
流路を形成している。
自在に設けられた駐退ピストン7の駐退ピストンロッド
8は、前記砲尾環1に固定されている。また、前記復座
器5の復座器シリンダ9内にばね9aを介して作動自在
に設けられた復座ピストン10の復座ピストンロッド1
1は、前記砲尾環1に固定されている。なお、前記駐退
器シリンダ6の下部には、図5で示す溝状の油路6aが
形成され、駐退ピストン7の移動時の作動油12の逃げ
流路を形成している。
【0004】前述の構成において、図1において、弾の
発射の際、砲尾環1は発射ガスによる後座力を直接受け
て後方に移動しようとする。この後座力を緩衝させるた
めに駐退器4および後座した砲身2を元の位置に戻す復
座器5が存在する。すなわち、後座力を受けて砲尾環1
に取りつけられた駐退ピストンロッド8および駐退ピス
トン7が後退する時、駐退器シリンダ6内の作動油12
は油路6aを通って駐退器シリンダ6の前方へ向かう
が、この油路6aが狭いため油の粘性抵抗により駐退ピ
ストン7の動きは制動され、砲身2および砲尾環1は緩
やかに後退する。後座力が無くなり砲身2と砲尾環1が
後退しきると、ばね9aによって砲尾環1及び砲身2が
前進し元の位置に戻る。
発射の際、砲尾環1は発射ガスによる後座力を直接受け
て後方に移動しようとする。この後座力を緩衝させるた
めに駐退器4および後座した砲身2を元の位置に戻す復
座器5が存在する。すなわち、後座力を受けて砲尾環1
に取りつけられた駐退ピストンロッド8および駐退ピス
トン7が後退する時、駐退器シリンダ6内の作動油12
は油路6aを通って駐退器シリンダ6の前方へ向かう
が、この油路6aが狭いため油の粘性抵抗により駐退ピ
ストン7の動きは制動され、砲身2および砲尾環1は緩
やかに後退する。後座力が無くなり砲身2と砲尾環1が
後退しきると、ばね9aによって砲尾環1及び砲身2が
前進し元の位置に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来装置においては、
火砲の駐退復座装置が動作する時、まず駐退時は砲発射
時の強大な後座力を安全に緩衝させねばならないが、復
座は発射速度を増やすためにできるだけ速やかに行うの
が望ましい。このように、駐退復座装置においてはその
駐退力と復座力を制御する必要がある。これらを制御す
るには油の粘度を変化させる方法が挙げられ、例えば導
電性添加物を加えた油に直接電流を流して湯温を変化さ
せる事により粘度をコントロールする手段もある。しか
しこの例では油と外部との絶縁性が重要となり、シリン
ダ内に絶縁物を組み込む必要があるが、強度及び加工等
に難点がある。結局制御するにはシリンダ内の油溝の形
状を変えたり、調整式の絞りなどを設置して外部から機
械的な操作を加えねばならなかった。
火砲の駐退復座装置が動作する時、まず駐退時は砲発射
時の強大な後座力を安全に緩衝させねばならないが、復
座は発射速度を増やすためにできるだけ速やかに行うの
が望ましい。このように、駐退復座装置においてはその
駐退力と復座力を制御する必要がある。これらを制御す
るには油の粘度を変化させる方法が挙げられ、例えば導
電性添加物を加えた油に直接電流を流して湯温を変化さ
せる事により粘度をコントロールする手段もある。しか
しこの例では油と外部との絶縁性が重要となり、シリン
ダ内に絶縁物を組み込む必要があるが、強度及び加工等
に難点がある。結局制御するにはシリンダ内の油溝の形
状を変えたり、調整式の絞りなどを設置して外部から機
械的な操作を加えねばならなかった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、駐退器に設けた磁性流体の
粘性を可変として駐退器及びショックアブソーバ等の動
作を制御するようにした駐退復座装置及びその制御方法
並びにショックアブソーバを提供することを目的とす
る。
めになされたもので、特に、駐退器に設けた磁性流体の
粘性を可変として駐退器及びショックアブソーバ等の動
作を制御するようにした駐退復座装置及びその制御方法
並びにショックアブソーバを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による駐退復座方
法は、砲尾環の駐退復座動作を駐退器及びばね復座型の
復座器を介して制御するようにした駐退復座装置の制御
方法において、前記駐退器内の磁性流体の粘性抵抗を電
磁石により制御する方法である。
法は、砲尾環の駐退復座動作を駐退器及びばね復座型の
復座器を介して制御するようにした駐退復座装置の制御
方法において、前記駐退器内の磁性流体の粘性抵抗を電
磁石により制御する方法である。
【0008】さらに詳細には、前記電磁石を前記駐退器
の駐退ピストンに設けて前記磁性流体に電磁作用を与え
る方法である。
の駐退ピストンに設けて前記磁性流体に電磁作用を与え
る方法である。
【0009】本発明による駐退復座装置は、砲尾環の駐
退復座動作を駐退器及びばね復座型の復座器を介して制
御するようにした駐退復座装置において、前記駐退器を
構成する駐退器シリンダ内に電磁石により粘性抵抗が変
えられる磁性流体を有する構成である。
退復座動作を駐退器及びばね復座型の復座器を介して制
御するようにした駐退復座装置において、前記駐退器を
構成する駐退器シリンダ内に電磁石により粘性抵抗が変
えられる磁性流体を有する構成である。
【0010】さらに詳細には、前記砲尾環に接続された
支持体と、前記支持体に設けられ前記駐退器シリンダ内
に位置する駐退ピストンと、前記電磁石に接続された電
流制御器と、前記電流制御器に位置信号を出力するため
前記支持体の位置を検出するための位置検出器と、を備
えた構成である。
支持体と、前記支持体に設けられ前記駐退器シリンダ内
に位置する駐退ピストンと、前記電磁石に接続された電
流制御器と、前記電流制御器に位置信号を出力するため
前記支持体の位置を検出するための位置検出器と、を備
えた構成である。
【0011】さらに詳細には、前記電磁石は、前記駐退
ピストン内に設けられ、前記電磁石のリード線は、前記
駐退ピストンと前記支持体とを接続する駐退ピストンロ
ッド内を介して前記電流制御器へ接続されている構成で
ある。
ピストン内に設けられ、前記電磁石のリード線は、前記
駐退ピストンと前記支持体とを接続する駐退ピストンロ
ッド内を介して前記電流制御器へ接続されている構成で
ある。
【0012】本発明によるショックアブソーバは、往復
移動体の駐退復座動作を駐退器及びばね復座型の復座器
を介して制御するようにしたショックアブソーバにおい
て、前記駐退器を構成する駐退器シリンダ内に電磁石に
より粘性抵抗が変えられる磁性流体を有する構成であ
る。
移動体の駐退復座動作を駐退器及びばね復座型の復座器
を介して制御するようにしたショックアブソーバにおい
て、前記駐退器を構成する駐退器シリンダ内に電磁石に
より粘性抵抗が変えられる磁性流体を有する構成であ
る。
【0013】さらに詳細には、前記往復移動体に接続さ
れた支持体と、前記支持体に設けられ前記駐退器シリン
ダ内に位置する駐退ピストンと、前記電磁石に接続され
た電流制御器と、前記電流制御器に位置信号を出力し前
記支持体の位置を検出するための位置検出器と、を備え
た構成である。
れた支持体と、前記支持体に設けられ前記駐退器シリン
ダ内に位置する駐退ピストンと、前記電磁石に接続され
た電流制御器と、前記電流制御器に位置信号を出力し前
記支持体の位置を検出するための位置検出器と、を備え
た構成である。
【0014】さらに詳細には、前記電磁石は、前記駐退
ピストン内に設けられ、前記電磁石のリード線は、前記
駐退ピストンと前記支持体とを接続する駐退ピストンロ
ッド内を介して前記電流制御器へ接続されている構成で
ある。
ピストン内に設けられ、前記電磁石のリード線は、前記
駐退ピストンと前記支持体とを接続する駐退ピストンロ
ッド内を介して前記電流制御器へ接続されている構成で
ある。
【0015】さらに詳細には、前記往復移動体には車輪
が設けられている構成である。
が設けられている構成である。
【0016】さらに詳細には、前記往復移動体には、ド
アが設けられている構成である。
アが設けられている構成である。
【0017】
【作用】本発明による駐退復座装置及びその制御方法並
びにショックアブソーバにおいては、砲尾環又は往復移
動体に設けられた駐退器内の駐退ピストンと共働する磁
性流体の粘性を電磁石によって可変とすることにより、
駐退時の駐退動作を任意に変化させることができ、砲の
場合には砲の発射に伴う砲身及び砲尾環の動きを自在に
制御することができる。また、ショックアブソーバの場
合には、往復移動体の往復動作の動きを自在に制御する
ことができる。
びにショックアブソーバにおいては、砲尾環又は往復移
動体に設けられた駐退器内の駐退ピストンと共働する磁
性流体の粘性を電磁石によって可変とすることにより、
駐退時の駐退動作を任意に変化させることができ、砲の
場合には砲の発射に伴う砲身及び砲尾環の動きを自在に
制御することができる。また、ショックアブソーバの場
合には、往復移動体の往復動作の動きを自在に制御する
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面と共に本発明による駐退復座装置
及びその制御方法並びにショックアブソーバの好適な実
施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は
同等部分については同一符号を用いて説明する。図1に
おいて符号1で示されるものは、砲身2を有し砲台3に
往復移動自在に設けられた砲尾環であり、この砲尾環1
の支持体20には、前記砲台3に支持された駐退器4及
び復座器5の駐退ピストンロッド8及び復座ピストンロ
ッド11が接続されている。
及びその制御方法並びにショックアブソーバの好適な実
施例について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は
同等部分については同一符号を用いて説明する。図1に
おいて符号1で示されるものは、砲身2を有し砲台3に
往復移動自在に設けられた砲尾環であり、この砲尾環1
の支持体20には、前記砲台3に支持された駐退器4及
び復座器5の駐退ピストンロッド8及び復座ピストンロ
ッド11が接続されている。
【0019】前記復座器5は、図4の従来構成と同一構
造であり、復座ピストンロッド11の復座ピストン10
と復座器シリンダ9との間には復座用のばね9aが介装
されている。
造であり、復座ピストンロッド11の復座ピストン10
と復座器シリンダ9との間には復座用のばね9aが介装
されている。
【0020】また、前記駐退器4は、前記駐退ピストン
ロッド8に接続された駐退ピストン7が駐退器シリンダ
6内に作動自在に設けられ、この駐退器シリンダ6の各
室6A,6B間は弁21及び油路6aによって連通され
ていると共に、この各室6A,6B内には、周知の磁性
流体12が収容されている。
ロッド8に接続された駐退ピストン7が駐退器シリンダ
6内に作動自在に設けられ、この駐退器シリンダ6の各
室6A,6B間は弁21及び油路6aによって連通され
ていると共に、この各室6A,6B内には、周知の磁性
流体12が収容されている。
【0021】前記駐退ピストン7内には電磁石25が内
蔵されており(この電磁石25は駐退器シリンダ6の外
周でも可)、この電磁石25のリード線25aは前記駐
退ピストンロッド8内の貫通孔8a及び支持体20の孔
20aを介して電流制御器30に接続されている。前記
支持体20に接続された検出棒31は位置検出器32に
係合しており、この位置検出器32により検出された支
持体20すなわち砲尾環1の位置信号32aが前記電流
制御器30に入力され、その位置信号32aに応じて電
磁石25への電流の強さが制御され、その時の磁性流体
12の粘性が自在に可変できるように構成されている。
蔵されており(この電磁石25は駐退器シリンダ6の外
周でも可)、この電磁石25のリード線25aは前記駐
退ピストンロッド8内の貫通孔8a及び支持体20の孔
20aを介して電流制御器30に接続されている。前記
支持体20に接続された検出棒31は位置検出器32に
係合しており、この位置検出器32により検出された支
持体20すなわち砲尾環1の位置信号32aが前記電流
制御器30に入力され、その位置信号32aに応じて電
磁石25への電流の強さが制御され、その時の磁性流体
12の粘性が自在に可変できるように構成されている。
【0022】次に、前述の構成において実際に駐退復座
動作する場合について述べる。まず、弾の発射の際、砲
尾環1は発射ガスによる後座力を直接受けて後方に移動
しようとする。この後座力を緩衝させるために駐退器4
および後座した砲身2を元の位置に戻す復座器5が作用
する。すなわち、後座力を受けて砲尾環1に取りつけら
れた駐退ピストンロッド8および駐退ピストン7が後退
する時、駐退器シリンダ6内の磁性流体12は油路6a
を通って駐退器シリンダ6の前方へ向かうが、この油路
6a及び弁21の流路が狭いため、予め電流制御器30
からの制御電流によって電磁石25が発生する磁界の強
さが砲尾環1の位置に応じて制御され、磁性流体12の
粘性抵抗が制御されているため、駐退ピストン7の動き
は制動され、砲身2および砲尾環1は緩やかに後退す
る。後座力が無くなり砲身2と砲尾環1が後退しきる
と、ばね9aによって砲尾環1及び砲身2が前進し元の
位置に戻る。従って、従来例にて用いた油の一定の粘性
ではなく、砲尾環1すなわち駐退ピストン7の動き(位
置)に応じて位置検出器32でその位置を検出しつつ電
磁石25への電流を制御することによって、磁性流体1
2の粘性を自在に変えて駐退動作を自在とすることがで
きる。
動作する場合について述べる。まず、弾の発射の際、砲
尾環1は発射ガスによる後座力を直接受けて後方に移動
しようとする。この後座力を緩衝させるために駐退器4
および後座した砲身2を元の位置に戻す復座器5が作用
する。すなわち、後座力を受けて砲尾環1に取りつけら
れた駐退ピストンロッド8および駐退ピストン7が後退
する時、駐退器シリンダ6内の磁性流体12は油路6a
を通って駐退器シリンダ6の前方へ向かうが、この油路
6a及び弁21の流路が狭いため、予め電流制御器30
からの制御電流によって電磁石25が発生する磁界の強
さが砲尾環1の位置に応じて制御され、磁性流体12の
粘性抵抗が制御されているため、駐退ピストン7の動き
は制動され、砲身2および砲尾環1は緩やかに後退す
る。後座力が無くなり砲身2と砲尾環1が後退しきる
と、ばね9aによって砲尾環1及び砲身2が前進し元の
位置に戻る。従って、従来例にて用いた油の一定の粘性
ではなく、砲尾環1すなわち駐退ピストン7の動き(位
置)に応じて位置検出器32でその位置を検出しつつ電
磁石25への電流を制御することによって、磁性流体1
2の粘性を自在に変えて駐退動作を自在とすることがで
きる。
【0023】また、図3で示す他の実施例としてのショ
ックアブソーバは、前述の図1の構成と同一であるが、
図1の砲身2を車輪2Aとし、砲尾環1を往復移動体1
Aとして、前述と同様の動作を得ることにより車輌用の
ショックアブソーバとすることもできる。また、この車
輌2Aを自動ドアとした場合には、前述と同様の動作を
得ることにより自動ドア開閉装置を得ることができる。
なお、図3の構成の場合、図1と同一部分には同一符号
を付し、その説明及び動作は省略する。
ックアブソーバは、前述の図1の構成と同一であるが、
図1の砲身2を車輪2Aとし、砲尾環1を往復移動体1
Aとして、前述と同様の動作を得ることにより車輌用の
ショックアブソーバとすることもできる。また、この車
輌2Aを自動ドアとした場合には、前述と同様の動作を
得ることにより自動ドア開閉装置を得ることができる。
なお、図3の構成の場合、図1と同一部分には同一符号
を付し、その説明及び動作は省略する。
【0024】
【発明の効果】本発明による駐退復座装置及びその制御
方法並びにショックアブソーバは、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。す
なわち、従来の油を用いた駐退復座装置の作動流体を磁
性流体におさえる事により、砲身の後座・復座運動の制
御が簡便に行え、駐退性能の向上が得られる。また、車
輌用のサスペンション又はドアの開閉装置への応用もで
き、往復移動体の細かい作動制御を達成することができ
る。
方法並びにショックアブソーバは、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。す
なわち、従来の油を用いた駐退復座装置の作動流体を磁
性流体におさえる事により、砲身の後座・復座運動の制
御が簡便に行え、駐退性能の向上が得られる。また、車
輌用のサスペンション又はドアの開閉装置への応用もで
き、往復移動体の細かい作動制御を達成することができ
る。
【図1】本発明による駐退復座装置を示す断面構成図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明によるショックアブソーバを示す断面構
成図である。
成図である。
【図4】従来の駐退復座装置を示す断面構成図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
1 砲尾環 1A 往復移動体 2A 車輪 4 駐退器 5 復座器 6 駐退器シリンダ 7 駐退ピストン 8 駐退ピストンロッド 12 磁性流体 20 支持体 25 電磁石 25a リード線 30 電流制御器 32 位置検出器 32a 位置信号
Claims (10)
- 【請求項1】 砲尾環(1)の駐退復座動作を駐退器(4)及
びばね復座型の復座器(5)を介して制御するようにした
駐退復座装置の制御方法において、前記駐退器(4)内の
磁性流体(12)の粘性抵抗を電磁石(25)により制御するこ
とを特徴とする駐退復座装置の制御方法。 - 【請求項2】 前記電磁石(25)を前記駐退器(4)の駐退
ピストンに設けて前記磁性流体(12)に電磁作用を与える
ことを特徴とする請求項1記載の駐退復座装置の制御方
法。 - 【請求項3】 砲尾環(1)の駐退復座動作を駐退器(4)及
びばね復座型の復座器(5)を介して制御するようにした
駐退復座装置において、前記駐退器(4)を構成する駐退
器シリンダ(6)内に電磁石(25)により粘性抵抗が変えら
れる磁性流体(12)を有することを特徴とする駐退復座装
置。 - 【請求項4】 前記砲尾環(1)に接続された支持体(20)
と、前記支持体(20)に設けられ前記駐退器シリンダ(6)
内に位置する駐退ピストン(7)と、前記電磁石(25)に接
続された電流制御器(30)と、前記電流制御器(30)に位置
信号(32a)を出力するため前記支持体(20)の位置を検出
するための位置検出器(32)と、を備えたことを特徴とす
る請求項3記載の駐退復座装置。 - 【請求項5】 前記電磁石(25)は、前記駐退ピストン
(7)内に設けられ、前記電磁石(25)のリード線(25a)は、
前記駐退ピストン(7)と前記支持体(20)とを接続する駐
退ピストンロッド(8)内を介して前記電流制御器(30)へ
接続されていることを特徴とする請求項4記載の駐退復
座装置。 - 【請求項6】 往復移動体(1A)の駐退復座動作を駐退器
(4)及びばね復座型の復座器(5)を介して制御するように
したショックアブソーバにおいて、前記駐退器(4)を構
成する駐退器シリンダ(6)内に電磁石(25)により粘性抵
抗が変えられる磁性流体(12)を有することを特徴とする
ショックアブソーバ。 - 【請求項7】 前記往復移動体(1A)に接続された支持体
(20)と、前記支持体(20)に設けられ前記駐退器シリンダ
(6)内に位置する駐退ピストン(7)と、前記電磁石(25)に
接続された電流制御器(30)と、前記電流制御器(30)に位
置信号(32a)を出力し前記支持体(20)の位置を検出する
ための位置検出器(32)と、を備えたことを特徴とする請
求項6記載のショックアブソーバ。 - 【請求項8】 前記電磁石(25)は、前記駐退ピストン
(7)内に設けられ、前記電磁石(25)のリード線(25a)は、
前記駐退ピストン(7)と前記支持体(20)とを接続する駐
退ピストンロッド(8)内を介して前記電流制御器(30)へ
接続されていることを特徴とする請求項7記載のショッ
クアブソーバ。 - 【請求項9】 前記往復移動体(1A)には車輪(2A)が設け
られていることを特徴とする請求項6ないし8の何れか
に記載のショックアブソーバ。 - 【請求項10】 前記往復移動体(1A)には、ドアが設け
られていることを特徴とする請求項6ないし8の何れか
に記載のショックアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14666894A JPH0814796A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 駐退復座装置及びその制御方法並びにショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14666894A JPH0814796A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 駐退復座装置及びその制御方法並びにショックアブソーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814796A true JPH0814796A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15412920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14666894A Pending JPH0814796A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 駐退復座装置及びその制御方法並びにショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814796A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19832495C1 (de) * | 1998-07-20 | 1999-10-21 | Bundesrep Deutschland | Hydrodynamischer Rohrwaffendämpfer mit Dämpfmedium, dessen Viskosität veränderbar ist |
EP1382930A3 (de) * | 2002-07-16 | 2006-01-18 | Rheinmetall W & M GmbH | Waffenrohrbremse |
KR101222460B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2013-01-15 | 국방과학연구소 | 래치기구 및 이를 구비하는 발사장치 |
KR101312320B1 (ko) * | 2013-06-25 | 2013-09-27 | 국방과학연구소 | 전자기 장갑 및 이를 구비하는 차량 방호 시스템 |
KR101367594B1 (ko) * | 2012-12-24 | 2014-02-26 | 김동선 | 다포신 박격포용 주퇴복좌기 |
KR101466713B1 (ko) * | 2013-03-21 | 2014-11-28 | 국방과학연구소 | 방탄용 자기유체 복합재의 자석 프레임 및 이의 제작 방법 |
US9134086B2 (en) | 2013-05-06 | 2015-09-15 | Hanwha Techwin Co., Ltd. | Apparatus for supporting firearm, firearm assembly, and method of reducing shock of firing |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14666894A patent/JPH0814796A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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DE10232014B4 (de) * | 2002-07-16 | 2011-01-05 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Waffenrohrbremse |
KR101222460B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2013-01-15 | 국방과학연구소 | 래치기구 및 이를 구비하는 발사장치 |
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