JPH0814782A - 回転蓄熱式熱交換器用コアの構造 - Google Patents

回転蓄熱式熱交換器用コアの構造

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Publication number
JPH0814782A
JPH0814782A JP16740794A JP16740794A JPH0814782A JP H0814782 A JPH0814782 A JP H0814782A JP 16740794 A JP16740794 A JP 16740794A JP 16740794 A JP16740794 A JP 16740794A JP H0814782 A JPH0814782 A JP H0814782A
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JP
Japan
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cell
core
heat exchanger
central part
thickness
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16740794A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyasu Matsudaira
伸康 松平
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0814782A publication Critical patent/JPH0814782A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D19/00Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium
    • F28D19/04Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier
    • F28D19/041Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier with axial flow through the intermediate heat-transfer medium
    • F28D19/042Rotors; Assemblies of heat absorbing masses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換エレメントを構成するセルの曲げ強度
を向上せしめることにより、セルの曲げ変形によるガス
漏れ量の増大及びこれによる熱交換器の性能低下の発生
を防止するとともに、セル連結部の曲げ破壊の発生を防
止してコアの耐久性を向上せしめる。 【構成】 ハニカム状に連結されたセルを、その中央部
及び両端連結部が他の部位よりも厚肉になるようなウエ
イビーセルに構成し、セル中央部及び連結部の曲げ応力
を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービン等に使用さ
れる回転蓄熱式熱交換器用コアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン、各種熱回収プラント等に
おいては装置の熱効率の向上を図る手段の1つとして回
転蓄熱型熱交換器が用いられている。この回転蓄熱型熱
交換器は、高温ガスによって加熱された回転可能な固体
(コア)を熱交換体として利用するものであって、固体
を一定時間高温ガス中にさらして熱を吸収させて蓄熱し
た後に回転させて蓄熱面を移動し、次の一定時間蓄熱面
を低温ガスに接触せしめて固体に蓄えられた熱を低温ガ
ス中に放出させることにより熱エネルギを回収するもの
である。
【0003】図1に前記回転蓄熱式熱交換器の概要を示
す。図において1は多数のセルをハニカム状に連結して
流体通過のための細孔を形成した円柱状のコアであり、
該コア1はこれの外周に固着されたリングギヤ1aを介
して駆動源(ガスタービンのロータ軸等)により回転軸
Z廻りに回転駆動せしめられる。
【0004】6は燃焼器(図示せず)への高圧低温の空
気が流過する高圧低温空気通路、5はタービン(図示せ
ず)からの低圧高温のガスが流過する低圧高温ガス通路
であり、該高圧低温空気通路6と低圧高温ガス通路5と
はコア1の上端面1bにおいてアウタシール3により、
コア1の下端面1cにおいてインナシール2により夫々
シールされている。
【0005】即ち前記アウタシール3の下面(摺動面)
とコアの上端面1bとが、インナシール2の上面(摺動
面)とコアの下端面1cとが夫々摺接されて両通路5,
6をシールされた状態でコア1がハウジング4に支承さ
れた支軸Z回りに回転せしめられる。
【0006】図2に前記円柱状のコア1の外観構造を示
す。該コア1は、環状の外周部材11と、これに囲繞さ
れて設けられた熱交換エレメント12とを備えており、
中心部の支軸Zがハウジングに支承され、回転せしめら
れるようになっている。
【0007】前記熱交換エレメント12は、多数のセル
23をハニカム状に連結して構成されている。
【0008】図5に前記熱交換エレメント12の従来の
1例を示す。図において、13はセルでコージェライト
材(MgO−Al2 3 −SiO2)等の耐熱、耐摩耗
性を有する材料からなり、これを多数ハニカム状に連結
して前記エレメント12を構成し、前記セル13の間に
熱交換ガス通路用の細孔14を区画形成している。前記
セル13は、その厚さtを、通常0.1mm程度の均一
厚さに形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記コア1は、その両
端面1b,1cをインナシール2及びアウタシール3と
摺接せしめられつつ高速回転している。即ちコア1の熱
交換エレメント12を構成するセル13の端面がインナ
シール2及びアウタシール3と摺接していることから、
両シールとの摺接部に局部的に強い押圧力が作用する
と、コア1bが高速回転せしめられていることから、図
5に2点鎖線で示すように、セル13にはせん断荷重w
による曲げ応力σが発生する。
【0010】図5に示されるような厚さtが均一なセル
13においては、このせん断荷重wにより過大な曲げ応
力がセル13の両連結部13a及び中央部13bに作用
することとなる。
【0011】このため、前記曲げ応力による中央部13
bの曲げ変形により、シール不良が生起され、該部より
の高圧空気漏れ量が増大し、熱交換器の性能低下が誘発
される。また、セル13の連結部13aにおいては、曲
げ応力過大によるセルの破壊の発生をみる。
【0012】本発明の目的は、熱交換エレメントを構成
するセルの曲げ強度を向上せしめることにより、セルの
曲げ変形による高圧空気漏れ量の増大及びこれによる熱
交換器の性能低下の発生を防止するとともに、セル連結
部の曲げ破壊の発生を防止してコアの耐久性を向上せし
めることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するため、セルの平面形状即ちセルを両端固定ばりに
置換したときのはりの形状を曲げ応力が極大となる部位
において高剛性になるような形状に構成してセルの曲げ
変形及び連結部の曲げ応力を抑制している。
【0014】即ち本発明によれば、ハニカム状に連結さ
れたセルを、その中央部及び両端連結部が他の部位より
も肉厚になるようなウエイビーセルに構成したことを特
徴としている。
【0015】
【作用】コア用のセルの荷重系は、両端支持ばりに等分
布荷重が加わる系となることから、セルの中央部と両端
連結部とに極大曲げ応力が発生する。
【0016】本発明においては、セルの中央部及び両端
連結部を他の部位よりも厚肉に形成したので、端部の曲
げ剛性が増加し応力が低下せしめられる。従ってセル中
央部の曲げ変形が減少し、これにつながるコア端面のシ
ール不良による高圧空気漏れ量の増加が防止されるとと
もに、連結部の曲げ強度が増大し、コアの耐久性が向上
する。
【0017】実施例1 以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示的に詳しく
説明する。但し、この実施例に記載されている構造部品
の寸法、材質、形状その相対位置などは特に特例的な記
載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する
趣旨でなく単なる説明例に過ぎない。
【0018】図1には本発明の実施例に係るガスタービ
ン用回転蓄熱式熱交換器の構成図が示され、図2には前
記熱交換器用コアの外観図が示されているが、かかる熱
交換器及びコアの構成及び機能は前記〔従来の技術〕に
説明した通りである。
【0019】本発明は前記コアを構成するセルの構造に
係るものであり、図3に本発明の実施例に係るコアのセ
ル部の平面図を示す。
【0020】図3において12はコアの熱交換エレメン
トであり、該エレメント12はコージェライト(MgO
−Al2 3 −SiO2 )等の耐熱性、高温時の耐摩耗
性大なる材料からなるセル23をハニカム状に連結して
構成される。
【0021】前記各セル23は、図3に示すように、中
央部23aをこれの両側部から連続的に厚肉になるよう
に形成するとともに、その両端連結部23bも厚肉で、
かつ半径Rを附して滑らかに相手壁部に接続している。
24は該セル23により区画形成される熱交換ガス流過
用の細孔である。
【0022】前記コア1は、通常金型による押し出し成
形により製作されるが、この押し出し成形の際、セル2
3用材料であるセラミックスの泥漿の金型内での流れが
不均一になるとコア1の材質にばらつきが生じて品質の
一様性が喪失される。
【0023】従って、金型の形状面から、前記セラミッ
クスの泥漿の流路断面形状(肉厚)に大きな差をつける
のは前記流れを不均一にする。このため、セル23の壁
厚の差を小さく保持しつつ、曲げ応力の極大値を低下せ
しめることが要求される。
【0024】図3に示される上記実施例においては、中
央部(細孔24の幅aの1/2の部位)23aの厚肉部
の厚さt1 を、中央部両側の薄肉部の厚さtcの1.3
倍即ち、t1 =1.3tc程度を選定したウエイビー形
セルに構成する。
【0025】また、連結部23bの半径Rは該部の応力
集中を防止する面では大きく採ることが望ましいが、前
記コア1の成形時における制限からセル23の肉厚に大
きな差が出ない範囲で設定する。
【0026】セル23の厚さを前記のように構成するこ
とにより、中央部23aの曲げ応力による曲げ変形及び
連結部23bの曲げ応力の低下が得られる。以下、曲げ
応力の低下量を算出してみる。
【0027】セル23部の荷重附与構成は両端固定ばり
に置換できるので、曲げ応力σb は、
【0028】
【数1】
【0029】ここでa=セル23の長さ、w=セルに作
用するせん断荷重、t=セルの肉厚でる。
【0030】コア1が曲げ変形(チッピング)を起こさ
ないための限界曲げ応力をσbc、このときのセル23の
最小肉厚をtcとすると、a及びwは一定であるから
【0031】
【数2】
【0032】従ってσb とσbcとを応力比で示すと次の
ようになる。
【0033】
【数3】
【0034】今、a=1mm,tc=0.1mmのと
き、 t=0.05mmのときの応力比 σb /σbc=4.4
6 t=0.10mmのときの応力比 σb /σbc=1.0
0 t=0.13mmのときの応力比 σb /σbc=0.5
5 となり、セル23の厚さを増すに従い応力降下は大きく
なる。
【0035】即ち、セル23の厚さt1 を1.3倍(3
0%増加)とすれば、最大曲げ応力は0.55倍と、4
5%低減されることとなる。かかる肉厚の増加量は、金
型中のセラミックス泥漿の流れの均一性を保持できる範
囲の肉厚の増加量であり、セル23の品質も充分に保持
できる。
【0036】図4に本発明の実施例に係るセルと従来の
セルとの曲げ応力分布の比較を示す。図4の(A)は本
発明のもの、図4の(B)は従来のもの(セル厚さが一
定のもの)であり、図から明らかなように、本発明のセ
ルの曲げ応力分布は従来のものよりも平準化しており、
曲げ応力の値も小さい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セルの中
央部及び両端連結部を他の部位よりも厚肉に形成したの
で、セル部中央部の曲げ剛性が増加して該部の局部荷重
による曲げ変形が減少し、これにつながるコア端面のシ
ール不良による高圧空気漏れ量の増加が阻止され、熱交
換器性能の低下が防止される。
【0038】また、最大応力点である連結部の曲げ応力
が低減され該部の応力過大による破損の発生も防止さ
れ、耐久性の大なるコアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転蓄熱式熱交換器の要部構成図。
【図2】前記熱交換器用コアの外観斜視図。
【図3】本発明の実施例に係るセルの平面拡大図。
【図4】セルの曲げ応力比較図。
【図5】従来のセルの平面拡大図。
【符号の説明】
1 コア 2 インナシール 3 アウタシール 12 熱交換エレメント 23 セル 23a セルの中央部 23b セルの連結部 24 細孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに支承された支軸廻りに回転
    駆動され両端面間を連通する細流路を有する円柱状のコ
    アと、 前記コアの両端面に摺接して高圧ガスと低圧ガスとの流
    路域を区画するシール部材とを備えた回転蓄熱式熱交換
    器において、 前記コアは、ハニカム状に連結されたセルを、その中央
    部及び連結部が他の部位よりも厚肉に形成されたウエイ
    ビーセルに構成してなることを特徴とする回転蓄熱式熱
    交換器用コアの構造。
JP16740794A 1994-06-27 1994-06-27 回転蓄熱式熱交換器用コアの構造 Withdrawn JPH0814782A (ja)

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JP (1) JPH0814782A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005602A1 (fr) * 1996-08-07 1998-02-12 Denso Corporation Ceramique nid d'abeille et procede de fabrication

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005602A1 (fr) * 1996-08-07 1998-02-12 Denso Corporation Ceramique nid d'abeille et procede de fabrication

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20010904