JPH0814753A - 赤外線棒状ヒータ保持具 - Google Patents

赤外線棒状ヒータ保持具

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JPH0814753A
JPH0814753A JP14313494A JP14313494A JPH0814753A JP H0814753 A JPH0814753 A JP H0814753A JP 14313494 A JP14313494 A JP 14313494A JP 14313494 A JP14313494 A JP 14313494A JP H0814753 A JPH0814753 A JP H0814753A
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shaped heater
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JP14313494A
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Inventor
Munehiro Yamada
宗弘 山田
Takayoshi Aoyanagi
▲隆▼義 青柳
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GAS ENG KK
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GAS ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高い取付精度を必要とせず、しかも赤外線棒状
ヒータを破損するおそれが少ない赤外線棒状ヒータ保持
具を提供する。 【構成】台座1にホルダ取付構造を用いてホルダ2を取
付ける。ホルダ2は赤外線棒状ヒータ103の端部を挟
持する一対の挟持片2a及び2bとこれら一対の挟持片
の一端をそれぞれ連結する連結部2cを有する。ホルダ
2の連結部2cにねじ挿入孔23を形成し、台座1には
凹部11と貫通孔12とを形成する。ねじ部材13を、
ねじ挿入孔23と貫通孔12に挿入し、ねじ部材13の
凹部11内に位置するねじ部分にコイルスプンリング2
5を嵌装する。ねじ部材13のねじ部分にナットを螺合
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線棒状ヒータを赤
外線乾燥炉等の内壁面に取付ける場合に用いる赤外線棒
状ヒータ保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(A)は、塗膜や紙等の予備乾燥や
本乾燥に用いられる赤外線乾燥炉の内壁部101に、従
来の赤外線棒状ヒータ保持具102(以下単に保持具と
言う。)を用いて近赤外線棒状ヒータ103を取付けた
状態の概略正面図を示しており、図8(B)はその概略
平面図を示しており、図8(C)は図8(A)のC−C
断面図を示している。近赤外線棒状ヒータ103は、ガ
ラス管103aの内部にヒータが配置され、ヒータの両
端の電極部がガラス管の端部を押し潰して形成した電極
保持部103bに保持された構造を有している。そして
電極保持部103bからはヒータへの給電線103cが
引き出されている。またガラス管103aの外表面のう
ち、赤外線乾燥炉の内壁部101に面する半部には反射
体被覆部103dを形成する金の膜が被着されている。
この反射体被覆部103dは、ヒータから内壁部101
側に向かう近赤外線を照射方向に反射させるものであ
る。
【0003】保持具102は、磁器製の台座102a
と、金属板を折り曲げて形成されたホルダ102bと、
ホルダ102bを台座102aに取付けるためのホルダ
取付構造102cとを備えている。なお台座を炉の内壁
部101に取付けるための取付構造は図示していない。
ホルダ102bは、近赤外線棒状ヒータ103の電極保
持部103bの外表面と面接触する接触面を有して電極
保持部103bを挟持する一対の挟持片102b1 と、
これら一対の挟持片102b1 を連結する連結部102
b2 とを備えている。102dは、一対の挟持片102
b1 の中間部を連結するねじであり、ねじ102dのね
じ部にはナット102eが螺合されている。このねじ1
02dは、赤外線棒状ヒータ103の電極保持部103
bと当接して、電極保持部103bの位置決めをする機
能と、一対の挟持片102b1 が必要以上に広がるのを
防止している。
【0004】ホルダ取付構造102cは、ホルダ102
bの連結部102b2 に形成されたねじ挿入孔と台座1
02aに形成された貫通孔102a1 とに挿入されるね
じ部材102c1 と、ねじ部材102c1 に螺合される
ナット102c2 と、座金102c3 とから構成され
る。保持具102は、ホルダ取付構造102cによっ
て、台座102aに動かないように取付けられている。
【0005】図9(A)は、中赤外線棒状ヒータ103
´を従来の保持具102´を用いて取付けた状態の概略
正面図を示しており、図9(B)は、その概略平面図を
示しており、図9(C)は図9(A)のC−C線断面図
を示している。これらの図において、図8に示した従来
の構成と同様の構成には、図8に付した符号にダッシュ
を付して説明を省略する。図8の近赤外線棒状ヒータ1
03の構成と基本的に相違する点は、中赤外線棒状ヒー
タ103´が、いわゆるU字管形状を呈しているために
ホルダ102´bの形状が相違する点である。中赤外線
棒状ヒータ103´は、ガラス管103´aが中央部で
曲げられて一対の電極部を保持する両端部103´bが
ヒータの一端側に並んで配置された構造を有している。
そのためホルダ102´bは、2本のガラス管を保持で
きるように構成されている。その他の構造は、図8の保
持具と実質的に同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8及び図9に示した
従来の保持具102及び102´は、ホルダ102b及
び102´bが動かないように台座102a及び102
´aに固定されている。そのため赤外線棒状ヒータ10
3及び103´を、保持具102及び102´を用いて
炉の内壁部101に取付ける場合には、保持具102及
び102´の内壁部101への取付精度を高くしておく
必要がある。赤外線棒状ヒータ103及び103´の両
端を保持する一対の保持具102及び102´のホルダ
102b及び102´bの一対の挟持片102b1 及び
102´b1 の中心を結ぶ線(仮想の中心線)と赤外線
棒状ヒータ103及び103´の長手方向の中心線とが
一致しない場合、即ち一対の保持具が仮想の中心線に沿
って一直線上に配置されていない場合には、ホルダ10
2b及び102´bの一対の挟持片102b1 及び10
2´b1 のそれぞれの挟持片から赤外線棒状ヒータ10
3及び103´に加わる力(接触圧)に差が生じる。一
対の挟持片のそれぞれから赤外線棒状ヒータに加わる力
に大きな差が生じると、赤外線棒状ヒータ103及び1
03´のガラス管103a及び103´aに大きな反力
や残留応力が発生して、ガラス管103a及び103´
aが破損する問題が発生する。またヒータの使用中に発
生する熱歪みによって、ガラス管103aが長手方向に
延び縮みしたり、反ったりする変形が発生する。このよ
うな変形が発生すると、一対の挟持片のそれぞれから赤
外線棒状ヒータに加わる力に大きな差が生じて、過大な
反力や応力が発生して、ガラス管103aが破損する問
題がある。
【0007】また一対の保持具の取付け不整合により、
一対の挟持片のそれぞれの挟持片と赤外線棒状ヒータの
ガラス管との接触圧に差が生じたり、接触面積に差が生
じると、挟持片と接触するガラス管の部分からの放熱に
も差が生じて放熱不良が発生し、これが赤外線棒状ヒー
タの寿命を短くする問題がある。
【0008】本発明の目的は、高い取付精度を必要とし
ない赤外線棒状ヒータ保持具を提供することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、高い取付精度を
必要とせず、しかも赤外線棒状ヒータを破損するおそれ
が少ない赤外線棒状ヒータ保持具を提供することにあ
る。
【0010】本発明の更に他の目的は、ホルダの取付姿
勢がスムーズに変わる赤外線棒状ヒータ保持具を提供す
ることにある。
【0011】本発明の別の目的は、寸法を小さくできる
赤外線棒状ヒータ保持具を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、組立が容易な赤外線
棒状ヒータ保持具を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、赤外線棒状ヒー
タを常に同じ姿勢で保持できる赤外線棒状ヒータ保持具
を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、赤外線棒状ヒータと
給配電線との接続が容易な赤外線棒状ヒータ保持具を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、台座と、可撓
性を有する材料から形成され且つ赤外線棒状ヒータを挟
持する一対の挟持片を備えたホルダと、ホルダを前記台
座に取付けるホルダ取付構造とを具備する赤外線棒状ヒ
ータ保持具を改良の対象とする。なお理解を容易にする
ために、図面に示した実施例に付した符号を併記して説
明する。
【0016】本発明においては、特にホルダ取付構造と
して、一対の挟持片(2a,2b,32a,32b)か
ら赤外線棒状ヒータ103,103´にそれぞれ加わる
力(接触圧)に大きな差が生じないように、赤外線棒状
ヒータを一対の挟持片に挟持させる際及び使用中の熱歪
みにより前記赤外線棒状ヒータが変形する際に赤外線棒
状ヒータからホルダに伝わる力によってホルダ2、32
の取付姿勢が変わる構造を採用する。
【0017】ホルダの取付姿勢が変わるホルダ取付構造
の構成としては、種々の構成が考えられる。例えば、一
対の挟持片に赤外線棒状ヒータを挟持させる際及び使用
中の熱歪みにより赤外線棒状ヒータが変形する際に、赤
外線棒状ヒータからホルダに伝わる力によって軸線方向
に変位し得るように台座1,31に取付られた取付軸
(13,43)に、ホルダの一対の挟持片を連結する連
結部2c,32cを回動自在に取付けた構造のホルダ取
付構造を用いることができる。このようにすると、例え
ば赤外線棒状ヒータの両端を保持す一対の保持具が正し
く整列していない場合や、炉の内壁部の取付面に高低差
がある場合等でも、赤外線棒状ヒータを保持具のホルダ
に挟持させる際に、ホルダが取付軸を中心にして左また
右に回動したり、取付軸の上下動に応じてホルダが上下
方向に変位したり、ホルダが左右前後に傾くことによ
り、一対の挟持片のそれぞれから赤外線棒状ヒータに加
わる力に大きな差が生じないようになる。なおホルダが
外力を受けて傾くようにするためには、ホルダ2,32
の連結部2c,32cに取付軸(13,43)が貫通す
る貫通孔(23,43)を形成し、この貫通孔の径寸法
を取付軸の直径寸法よりも適宜に大きくすればよい。
【0018】取付軸の台座への取付構造は任意である
が、例えば取付軸としてねじ部材13、43を用いるこ
とができる。この場合には、ホルダの連結部2c,32
cにねじ挿入孔23,43を形成し、台座1,31には
厚み方向に貫通する貫通孔12,42を形成し、ねじ部
材13,43としては一端に頭部を有し且つ他端にねじ
部を有するねじ部材を用いることができる。そしてねじ
部材をホルダのねじ挿入孔と台座の貫通孔に挿入し、ね
じ部材のねじ部にナット24,54を螺合させ、ねじ部
材の頭部及びナットの少なくとも一方と台座1,31及
び連結部2c,32cの少なくとも一方との間に蓄勢さ
れた状態のバネ部材(25,55)を挟持すればよい。
【0019】なおこの構造において、ねじ部材の取付姿
勢は任意であり、ねじ部材の頭部がホルダの連結部の上
に位置するようにしてもよいが、ねじ部材に螺合される
ナットが連結部の上に位置するようにしてもよい。また
バネ部材は、ホルダの連結部を台座に押し付けることが
できる位置であれば、台座の表側または裏側のいずれか
一方またはその両方に配置することができ、またその形
態は任意である。特に、コイルスプリング25,55を
バネ部材として用いると、ねじ部材13,43の軸をコ
イルスプリングの中央に挿入するだけで、コイルスプリ
ングの位置決めができるため、組立が容易になる。
【0020】このようにバネ部材を配置すると、蓄勢さ
れた即ち圧縮されたバネ部材のバネ力でホルダの連結部
を台座に押し付けることになる。例えば、ねじ部材の頭
部及びナットの少なくとも一方と台座1,31との間に
バネ部材を配置した場合には、このバネ力よりも大きな
力がホルダに加わると、ホルダはねじ部材を中心にして
回動し、バネ部材の変形量分だけねじ部材がその軸線方
向(長手方向)に変位して、ホルダが上に動いたり傾い
たりする。またねじ部材の頭部及びナットの少なくとも
一方と連結部2c,32cとの間にバネ部材を配置した
場合には、このバネ力よりも大きな力がホルダに加わる
と、ホルダはねじ部材を中心にして回動し、バネ部材の
変形量分だけ連結部2c,32cがねじ部材の軸線方向
(長手方向)に変位して、ホルダが上に動いたり傾いた
りする。更に、ねじ部材の頭部及びナットと台座1,3
1及び連結部2c,32cの間に、それぞれ蓄勢された
状態の2つのバネ部材(25,55)を挟持させると、
ホルダはねじ部材を中心にして回動し、バネ部材の変形
量分だけねじ部材または連結部2c,32cがねじ部材
の軸線方向(長手方向)に変位して、ホルダが上に動い
たり傾いたりする。このような構造によれば、部品点数
としてはバネ部材が増えるだけであるため、構造が簡単
でしかも安価な保持具を得ることができる。
【0021】取付軸としてねじ部材を用いる場合に、台
座の裏面側にねじ部材の一部やナットが突出すると、保
持具の全体形状を小形化することができない。そこで、
台座には炉の内壁部側に向かって開口する凹部11,4
1を形成し、台座に形成する貫通孔12,42を一端が
凹部の底面11a,41aに開口するように形成するの
が好ましい。このような凹部を形成すると、この凹部に
ねじ部材に螺合されるナットやねじ部材の頭部、またバ
ネ部材を収納することができるため、支持具の小形化
(特に台座の厚み方向の小形化)を図ることができる。
特に、この凹部にナットを収納する場合に、凹部11,
41の形状をナットが内部で回転しないような形状にす
ると、ねじ部材の締め付け作業が容易になって、結果と
して保持具の組立が容易になる利点がある。ナットが内
部で回転しないような凹部11,41の形状とは、ナッ
トの6つある側面のうち少なくとも1つの側面と接触す
る面を有する形状であり、最も典型的な形状は、断面形
状が6角形となる形状である。
【0022】本発明の保持具では、取付軸(ねじ部材)
を中心にしてホルダが回動するが、ホルダの回動範囲を
制限しない場合には、保持具の製造過程や保持具の取付
過程でホルダに外力が加わると、ホルダは回動してしま
う。そのため、保持具を箱詰めする際や、保持具を炉の
壁部に取付ける際に、ホルダの位置を正規の位置に戻す
作業が必要になる場合がある。そこで予め台座1,31
にホルダ2,32と当接して該ホルダの回動範囲を制限
するストッパ部1c,31cを設けておけば、この様な
修正作業を行う必要が無くなる。
【0023】従来の保持具では、保持具自体に赤外線棒
状ヒータの電極部から延びる給電線103cと電源に接
続された給配電線L1,L2とを接続するための構造は
設けられていなかった。従来の赤外線乾燥炉では、赤外
線棒状ヒータが配置される炉の内壁部側で給電線と給配
電線とを接続するような構造にはなっておらず、赤外線
棒状ヒータから延びる給電線を炉の内壁部を貫通させて
内壁部の外に出し、内壁部の外側で給配電線と接続して
いた。このような構造では、赤外線棒状ヒータの取付作
業を行う際に、炉の内部と炉の外部とでそれぞれ作業を
行わなければならず、作業性が悪かった。そこで本発明
では、台座1に給配電線L1,L2が接続される接続用
導電体3を固定し、赤外線棒状ヒータ103から延びる
給電線103cを接続用導電体3に接続できるようにし
た。台座1に、接続用導電体3を設けると、隣接する赤
外線棒状ヒータとの間の給配電線の接続と、赤外線棒状
ヒータから延びる給電線103cと給配電線L1,L2
との接続を、炉の内部だけの作業で行うことできる。そ
のため赤外線棒状ヒータの取付作業性が大幅に改善でき
る。なお中赤外線棒状ヒータ103´のように一端側に
一対の電極部が配置されるヒータを保持する保持具のう
ち、電極部側を端部を保持する保持具には、台座31に
極性の異なる給配電線がそれぞれ接続される2つの接続
用導電体33a,33bを設けることになる。この場合
には、2つの接続用導電体が短絡しないように、2つの
接続用導電体の間に位置する台座の部分に絶縁用の起立
壁部31dを設けるのが好ましい。
【0024】ここで接続用導電体とは、全体が同電位に
なって、給配電線と給電線との接続に用いることができ
るものである。給配電線及び給電線の接続用導電体の接
続構造は任意であるが、接続用導電体にねじ孔を形成
し、このねじ孔に接続金具をねじ止めするようにしても
よく、また溶接等で直接接続するようにしてもよい。ね
じ止めにする場合には、給配電線及び給電線をそれぞれ
別のねじで接続用導電体に固定するのが好ましい。ねじ
止めする場合には、接続用導電体を複数のねじ孔が形成
された導電板から構成し、台座に導電板の複数のねじ孔
に対応して凹部または貫通孔を形成するのが好ましい。
このようにするとんねじ止めが可能になるうえ、保持具
全体の寸法を小さくすることが可能になる。
【0025】赤外線棒状ヒータが、近赤外線棒状ヒータ
103のように、ガラス管が円筒状部分と、該円筒状部
分の両端に位置してそれぞれ電極部を保持するように板
状化された板状部分(電極保持部)103bとこの円筒
状部分から板状部分に向かって絞り込まれた絞り込み部
分103eとを有するヒータの直線状板状部分を保持す
る従来の保持具では、図8に示すように、電極保持部1
03bをホルダ102の一対の挟持片102b1 で挟持
している。これは板状の電極保持部103bをホルダに
保持させると、何もしなくても赤外線棒状ヒータを一定
の姿勢で保持できるためである。しかしながら電極保持
部103bをホルダで保持すると、その部分の放熱が悪
くなるため、電極部の温度が高くなって、電極部の寿命
が短くなり、結果としてヒータ寿命が短くなる問題が発
生する。そこでこのような直線状のヒータであっても、
ガラス管103aの円筒状部分を保持するようにするの
が好ましい。しかしながらガラス管103aの円筒状部
分を単にホルダの一対の挟持片で保持するだけでは、ヒ
ータの姿勢は一定にならず、必ずヒータの姿勢調整作業
(ヒータの軸線を中心にしてヒータを回転させて、反射
体被覆部103dが炉の内壁部側に位置するように調整
する作業)が必要になる。本発明では、このような姿勢
調整作業を不要にするために、一対の挟持片に、ガラス
管の絞り込み部分と接触する位置決め用爪部2a4 ,2
b4 を一体に設けた。このような爪部を設けると、従来
と同様にヒータを一定の姿勢で保持具に取付けることが
できる。
【0026】
【作用】本発明のように、赤外線棒状ヒータを一対の挟
持片に挟持させる際及び使用中の熱歪みにより赤外線棒
状ヒータが変形する際に赤外線棒状ヒータからホルダに
伝わる力によってホルダの取付姿勢が変わる構造を採用
すると、保持具の取付精度が多少悪くても、また熱歪み
により赤外線棒状ヒータに変形が発生しても、一対の挟
持片から赤外線棒状ヒータにそれぞれ加わる力に大きな
差が生じないようにホルダの取付姿勢が変わる。そのた
め赤外線棒状ヒータを破損させるような力が赤外線棒状
ヒータに加わることがない。また一対の接触片の接触圧
に大きな差がないため、局部的な放熱不良が発生するこ
とはなく、赤外線棒状ヒータの寿命を延ばすことができ
る。
【0027】
【実施例】図1(A)〜(D)は、近赤外線棒状ヒータ
を保持するための保持具に本発明を適用した実施例の要
部の平面図、B−B線断面図、右側面図及びD−D線断
面図である。これらの図において、1は磁器製の台座で
あり、この台座1は、ホルダ2が取付けられるホルダ取
付部1aと給配電線が接続される接続用導電体を構成す
る導電板3が取付けられる導体取付部1bとからなる。
台座1の表面部には、ホルダ取付部1aと導体取付部1
bとの境界部に、導電板3の一つの端面と接触して導電
板3の位置決めに用いる位置決め用凸部1cが突設され
ている。位置決め用凸部1cは、台座1の表面を2つに
仕切るように直線状に延びており、ホルダ2と導電板3
とを絶縁する機能を有するとともに、ホルダ2の回動範
囲を制限するストッパ部としての機能も有している。台
座1のホルダ取付部1aには、厚み方向に貫通して平行
に延びる2つの台座固定用長孔4,5が形成されてい
る。これらの台座固定用長孔4,5はホルダ取付部1a
の長手方向に間隔を開けて形成されている。これらの台
座固定用長孔4,5に挿入したねじ部材6[図1
(A)]を、図3に概略的に図示しすように、台座1の
下側に配置した取付金具7に形成した図示しないねじ孔
に螺合させて、台座1を取付金具7に固定する。図3に
示した取付金具7は、細長い金属板を折り曲げて形成さ
れており、その両端の取付部には、台座1に形成された
2つの台座固定用長孔4,5が延びる方向と直交する方
向に延びる2つの金具固定用長孔8,9が形成されてい
る。金具固定用長孔8,9に挿入したねじ部材10によ
り、固定金具は炉の内壁部に固定される。本実施例のよ
うにして、台座1に台座固定用長孔4,5を形成し、取
付金具7に金具固定用長孔8,9を形成すると、図3に
示したX−Y方向への位置調整が可能になる。
【0028】図1(D)に示すように、台座1のホルダ
取付部1aには、2つの台座固定用長孔4,5の間の部
分に、裏面側(炉の内壁面側)に開口する凹部11と、
台座1を厚み方向に貫通して一端が凹部11の底面11
aに開口し他端がホルダ2が取付けられる取付面に開口
する貫通孔12とが形成されている。この貫通孔12に
は、後に詳しく説明するようにホルダ2を取付けるため
の取付軸を構成するねじ部材13が挿入される。また台
座1の導体取付部1bには、3つの凹部14…が、表面
側に開口するようにして形成されている。なお図1
(D)には1つの凹部14だけを図示してある。これら
の凹部14…は、導電板3に形成した3つのねじ孔15
に螺合されるターミナル取付用のねじ部材16の先端部
を収容するために設けられている。なおこれらの凹部1
4に代えて、貫通孔を形成してもよいのは勿論である。
更に台座1には、導電板3を台座1に固定するためのね
じ部材17の頭部を収容するための凹部18と、この凹
部18の底面と台座1の表面との間を延びてねじ部材1
7が挿入される貫通孔19とが形成されている。導電板
3には、ねじ部材17のねじ部が螺合されるねじ孔が形
成されている。本実施例のように、導電板3をねじ止め
構造により台座1に固定すると、確実に導電板を台座に
固定できる利点がある。また導電板3を台座に取り付け
るねじ部材17を、台座1の裏面側から操作するように
配置すると、ターミナル取付用のねじ部材16と誤認さ
れるおそれがなくなる。
【0029】ホルダ2は、ステンレス板等のように可撓
性を有する材料を折り曲げて形成されている。ホルダ2
は、赤外線棒状ヒータの端部を挟持する一対の挟持片2
a,2bとこれら一対の挟持片2a,2bの一端を連結
する連結部2cとを備えている。本実施例の保持具で
は、図7に示した従来の保持具と異なって、赤外線棒状
ヒータ103のガラス管103aの円筒状部分を挟持で
きるように形成されている。具体的には、一対の挟持片
2a,2bの先端部には、ガラス管103aの挿入を容
易にするために、それぞれ外側に向かって傾斜するテー
パ部2a1 及び2b1 が形成されている。そして一対の
挟持片2a,2bは、テーパ部2a1 及び2b1 に連続
してガラス管103aの円筒状部分の外周面に添うよう
に湾曲した湾曲部2a2 及び2b2 と、この湾曲部2a
2 及び2b2 に連続して延びる板状部2a3 及び2b3
とを更に備えている。
【0030】湾曲部2a2 及び2b2 には、ガラス管1
03aの円筒状部分と板状の電極保持部103bとの間
に位置する絞り込み部分103eの外表面と接触する位
置決め用爪部2a4 及び2b4 が一体に設けられてい
る。ガラス管103aの絞り込み部分103は、非円錐
形状を成しているため、2つの位置決め用爪部2a4 及
び2b4 を絞り込み部分103eに接触させると、ガラ
ス管103aはその軸線を中心にして回動することはな
くなる。したがってホルダ2によって電極保持部103
bを挟持せずに、ガラス管103の筒状部分を保持する
場合でも、ヒータ103を常に一定の位置に位置決めす
ることができる。またこの位置決め用爪部2a4 及び2
b4 は、ヒータ103が台座側に下がるのを防止するス
トッパとしても機能している。
【0031】ホルダ2の板状部2a3 及び2b3 には、
それぞれねじ挿入孔20[図1(D)参照]が形成され
ており、このねじ挿入孔20にねじ部材21が挿入さ
れ、ねじ部材21のねじ部にナット22が螺合されて、
一対の挟持片2a及2bが開き過ぎないようになってい
る。なお、このねじ部材21とナット22は必ずしも必
要なものではない。ホルダ2の連結部2cには、ホルダ
取付構造の取付軸を構成するねじ部材13が挿入される
貫通孔23[図1(D)参照]が形成されている。本実
施例では、ねじ部材13の頭部が連結部2cの上に位置
するようにねじ部材が貫通孔23と台座1に形成した貫
通孔12に挿入されている。ねじ部材13のねじ部の先
端は凹部11内に位置しており、ナット24が螺合され
ている。そして凹部11内に位置するねじ部材13の軸
部には、バネ部材としてのコイルスプリング25が嵌合
され、このコイルスプリング25はナット24と凹部1
1の底面11aとの間に挟持されて圧縮された状態で蓄
勢されている。コイルスプリング25のバネ力は、ねじ
部材13の頭部をホルダ2の連結部2cに押し付けるよ
うに作用している。したがってホルダ2は台座に押し付
けられた状態で取り付けられている。なお図1におい
て、符号26〜29はそれぞれ座金を示している。
【0032】連結部2cの貫通孔23の直径寸法が、ね
じ部材13の軸部の直径寸法より若干大きい(実質的に
等しい)場合には、一対の挟持片2a,2bにヒータ1
03を挟持させる際にヒータ103からホルダ2に伝わ
る力によって、ホルダ2はねじ部材13の軸線を中心に
して回動するか、またはホルダ2を台座1から離すよう
な力がホルダ2に加わったときに、ねじ部材13と一緒
に台座1から離れる方向にホルダ2は移動する。但し、
ホルダ2の回動範囲は台座1の表面に突設されたストッ
パ部として機能する位置決め用凸部1cにホルダ2の連
結部2cが当接するまでの範囲である。また貫通孔23
の直径寸法D1をねじ部材13の軸部の直径寸法D2よ
りも適宜に大きく設定すると、その差(D1−D2)の
範囲内でホルダ2の連結部2c(即ちホルダ2)をねじ
部材13の軸を中心にして傾けることができる。本実施
例の連結部2cは輪郭が矩形状をなしているため、連結
部2cの周囲の4つの辺のうち対向する一対の辺の一方
が支点となって、連結部2cは傾く傾向がある。即ちホ
ルダ2は、左右の方向[図1(B)のX−X方向]と、
前後の方向[図1(D)のY−Y方向]に傾く傾向にあ
る。ホルダ2の形状を工夫することにより、ホルダ2の
傾く方向を更に増やすことは可能である。
【0033】図2は、図1の保持具に電源に接続された
給配電線L1及びL2とヒータ103から延びる給電線
103cとを接続した状態の一例を示している。通常、
炉の内壁部には、複数本のヒータ103が所定の間隔を
開けて配置される。したがって給配電線L1及びL2
は、隣接するヒータ間を電気的に接続する渡り線として
用いられている。図3は、本実施例の保持具を用いて、
1本のヒータ103を保持した状態の概略斜視図を示し
ている。
【0034】図3に示すようにヒータ103を本実施例
の保持具で保持する場合に、各保持具の取付精度が多少
悪くても、ヒータ103のガラス管103aが破損すよ
うな事態が発生しない理由について、図4を用いて説明
する。なお理解を容易にするために、保持具が取付けら
れる炉の内壁部の取付面は同一平面内に位置しているも
のとする。図4(A)及び(D)は、2つの保持具が、
仮想の中心線CL上に正しく配置された場合の、ヒータ
103と保持具の状態を示している。この状態では、仮
想の中心線CLとヒータ103の長手方向に延びる中心
線即ち軸線ALが一致しているため問題はない。図4
(B)の場合は、紙面上において2つの保持具のうち右
側の1つの保持具が仮想の中心線CLから下がった位置
に配置されたときの状態を示している。この状態でヒー
タ103を保持させようとすると、ヒータ103のガラ
ス管103aを一対の挟持片2a1 及び2b1 の間に挟
持させる際に、ヒータ103から加わる力で、2つの保
持具のホルダ2はねじ部材13を中心にしてそれぞれ右
回りに(時計回りに)α度回転して、取付姿勢を変え
る。これにより、各ホルダ2の一対の挟持片2a1 及び
2b1 からヒータ103に加わる力の差が大きくなるの
が阻止される。ホルダ2の回動範囲は図4(D)に示し
たギャップGの寸法により定まる。また図4(C) の場
合は、紙面上において2つの保持具のうち左側の1つの
保持具が仮想の中心線CLから下がった位置に配置され
たときの状態を示している。この状態でヒータ103を
保持させようとすると、ヒータ103のガラス管103
aを一対の挟持片2a1 及び2b1の間に挟持させる際
に、ヒータ103から加わる力で、2つの保持具のホル
ダ2はねじ部材13を中心にしてそれぞれ左回りに(反
時計回りに)β度回転して、取付姿勢を変える。これに
より、各ホルダ2の一対の挟持片2a1 及び2b1 から
ヒータ103に加わる力の差が大きくなるのが阻止され
る。
【0035】使用時のガラス管103aの熱歪みによ
り、ガラス管103aが延びたり縮んだり、または反っ
たりする変形を起こした場合には、各ホルダ2が左右
[図1(B)のX−X方向)または前後[図1(D)の
Y−Y方向]に傾いたり、または上下に変位して、ホル
ダの取付姿勢が変わることにより、ガラス管103aの
変形を吸収する。
【0036】図5(A)〜(D)は、中近赤外線棒状ヒ
ータを保持するための保持具に本発明を適用した実施例
の、要部の平面図、B−B線断面図、右側面図及びD−
D線断面図である。これらの図において、31は磁器製
の台座であり、この台座31は、ホルダ32が取付けら
れるホルダ取付部31aと給配電線が接続される接続用
導電体を構成する導電板33a及び33bが取付けられ
る導体取付部31bとからなる。台座31の表面部には
ホルダ取付部31aと導体取付部31bの境界部に、導
電板33bの一つの端面と接触して導電板33bの位置
決めに用いる第1の位置決め用凸部31cが突設されて
いる。第1の位置決め用凸部31cは、直線状に延びて
おり、ホルダ32と導電板33bとを絶縁する機能を有
するとともに、ホルダ32の回動範囲を制限するストッ
パ部としての機能も有している。また台座31の表面部
には導電板33a及び33bの間の絶縁と位置決めのた
めに第2の位置決め用凸部31dが突設されている。
【0037】台座31のホルダ取付部31aには、厚み
方向に貫通して平行に延びる2つの台座固定用長孔3
4,35が形成されている。これらの台座固定用長孔3
4,35はホルダ取付部31aの長手方向に間隔を開け
て形成されている。これらの台座固定用長孔34,35
に挿入したねじ部材36は、台座31の下側に配置され
る図示しない取付金具に形成した図示しないねじ孔に螺
合させる。この取付金具は、図3に示した取付金具7と
同様のものである。
【0038】図5(D)に示すように、台座31のホル
ダ取付部31aには、2つの台座固定用長孔34,35
の間の部分に、裏面側(炉の内壁面側)に開口する凹部
41と、台座31を厚み方向に貫通して一端が凹部41
の底面41aに開口し他端がホルダ32が取付けられる
取付面に開口する貫通孔42とが形成されている。この
貫通孔12には、ホルダ32を取付けるための取付軸を
構成するねじ部材43が挿入される。また台座31の導
体取付部31bには、6つの凹部44…が、表面側に開
口するようにして形成されている。なお図5(D)には
1つの凹部44だけを図示してある。これらの凹部44
…は、導電板33a及び33bにそれぞれ形成した6つ
のねじ孔45…に螺合されるターミナル取付用のねじ部
材46の先端部を収容するために設けられている。なお
これらの凹部44に代えて、貫通孔を形成してもよいの
は勿論である。更に台座31には、導電板33a及び3
3bを台座31に固定するための2本ねじ部材47のそ
れぞれの頭部を収容するための2つの凹部48と、この
2つの凹部48の底面と台座31の表面との間を延びて
ねじ部材47が挿入される貫通孔49とが形成されてい
る。導電板33a及び33bには、それぞれねじ部材4
7のねじ部が螺合されるねじ孔が形成されている。
【0039】ホルダ32は、ステンレス板等のように可
撓性を有する材料を折り曲げて形成されている。ホルダ
32は、2本のガラス管が接合されて構成される赤外線
棒状ヒータ103´の端部を挟持する一対の挟持片32
a,32bとこれら一対の挟持片32a,32bの一端
を連結する連結部32cとを備えている。具体的には、
一対の挟持片32a,32bの先端部には、ガラス管1
03´aの挿入を容易にするために、それぞれ外側に向
かって傾斜するテーパ部32a1 及び32b1が形成さ
れている。そして一対の挟持片32a,32bは、テー
パ部32a1 及び32b1 に連続してガラス管103´
aの円筒状部分の外周面に添うように湾曲した湾曲部3
2a2 及び32b2 と、この湾曲部32a2 及び32b
2 に連続して延びる板状部32a3 及び32b3 とを更
に備えている。
【0040】ホルダ32の板状部32a3 及び32b3
には、それぞれねじ挿入孔50[図5(D)参照]が形
成されており、このねじ挿入孔50にねじ部材51が挿
入され、ねじ部材51のねじ部にナット52が螺合され
ている。ホルダ32の連結部32cには、ホルダ取付構
造の取付軸を構成するねじ部材43が挿入される貫通孔
53[図5(D)参照]が形成されている。本実施例で
は、ねじ部材43の頭部が連結部32cの上に位置する
ようにねじ部材が貫通孔53と台座31に形成した貫通
孔42に挿入されている。ねじ部材43のねじ部の先端
は凹部41内に位置しており、ナット54が螺合されて
いる。そして凹部41内に位置するねじ部材43の軸部
には、バネ部材としてのコイルスプリング55が嵌合さ
れ、このコイルスプリング55はナット54と凹部41
の底面41aとの間に挟持されて圧縮された状態で蓄勢
されている。なお図5において、符号56〜59はそれ
ぞれ座金を示している。本実施例において、ホルダ32
を台座31に取付けるホルダ取付機構の動作及び作用
は、図1の実施例と同じであり、ホルダ32は、ねじ部
材43を中心にして回動し、図5(B)に示したX−X
方向及び図5(D)に示したY−Y方向に傾くことが可
能である。
【0041】図2は、図5の保持具に電源に接続された
一方の極性の給配電線L1及びL2と他方の極性の給配
電線L3及びL4と、ヒータ103´から延びる2本の
給電線103´cとを接続した状態の一例を示してい
る。なおヒータ103´の他方の端部を保持する保持具
は、導電板33a及び33bを取付ける必要がないた
め、台座がホルダ保持部だけを備えた形状になってい
る。その他の構成は、本実施例と同じである。
【0042】上記2つの実施例では、バネ部材25,5
5を台座1、31に形成した凹部11,41内に配置し
ているが、バネ部材の取付け状態は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、図1に示した保持具におい
て、図7に示すように、ホルダ2の連結部2cの上にバ
ネ部材25を配置してもよい。このようなに構造にする
と、バネ部材25のバネ力よりも大きな力がホルダ2に
加わると、ホルダ2はねじ部材13を中心にして回動
し、バネ部材25の変形量分だけ連結部2c,32cが
ねじ部材の軸線方向(長手方向)に変位して、ホルダが
上に動いたり傾いたりする。図5に示したホルダ32に
おいても、同様の構成をとることができるのは勿論であ
る。
【0043】また上記実施例では、バネ部材を1つだけ
用いているが、ホルダの連結部を台座に押し付けること
ができる位置であれば、台座の表側及び裏側の両方にそ
れぞれまたバネ部材を配置してもよい。
【0044】以下本願明細書に記載された複数の発明の
うち一部の発明について、その発明の構成に欠くことが
できない要件を列記する。なお理解を容易にするため
に、図面付した符号を併記する。
【0045】(1)赤外線乾燥炉の内壁部に取付けられ
る絶縁性材料からなる台座1,31と、可撓性を有する
材料から形成されて赤外線棒状ヒータの端部を挟持する
一対の挟持片及び該一対の挟持片の一端をそれぞれ連結
する連結部を備え、前記連結部が前記台座に取付られて
いるホルダ2,32とを具備してなる赤外線棒状ヒータ
保持具であって、前記ホルダの前記連結部2c,32c
にはねじ挿入孔23,53が形成され、前記台座には前
記内壁面側に開口する凹部11,41と、前記台座を厚
み方向に貫通して一端が前記凹部の底面11a,41a
に開口し他端が前記ホルダの前記連結部2c,32cが
取付けられる取付面に開口する前記貫通孔12,42と
が形成され、一端に頭部を有し且つ他端にねじ部を有す
るねじ部材13,43が、前記頭部と前記台座1,41
の前記取付面との間に前記連結部2c,32cを挟み且
つ前記ねじ部が前記台座の前記凹部11,41内に位置
するようにして前記ホルダの前記ねじ挿入孔23,53
と前記台座の前記貫通孔12,42に挿入され、前記ね
じ部材13,43の前記ねじ部にはコイルスプリング2
5,55が嵌装され、前記ねじ部材の前記ねじ部にナッ
ト24,54が螺合され、前記凹部の前記底面と前記ナ
ットとの間に前記コイルスプリングが圧縮された状態で
挟持されていることを特徴とする赤外線棒状ヒータ保持
具。
【0046】(2)前記台座には厚み方向に貫通し平行
に延びる2つの台座固定用長孔4,5が形成され、前記
台座1の下面には前記2つの台座固定用長孔に整合する
2つのねじ孔を有する取付金具7が配置され、前記台座
は前記2つの台座固定用長孔に挿入されて前記2つのね
じ孔と螺合するねじ部材6により前記取付金具7に固定
され、前記取付金具7の取付部には前記台座に形成され
た前記2つの台座固定用長孔4,5が延びる方向と直交
する方向に延びる2つの金具固定用長孔10が形成され
ている上記(1)に記載の赤外線棒状ヒータ保持具。
【0047】(3)前記台座1,31は前記ホルダ2,
32が取付けられるホルダ取付部1a,31aと給配電
線が接続される接続用導電体3,33a,33bが取付
けられる導体取付部1b,31bとからなり、前記ホル
ダ取付部1a,31aに前記2つの台座固定用長孔4,
5,34,35が形成され、前記ホルダ2,32を取付
けるために用いる前記貫通孔12,42が前記2つの台
座固定用長孔の間の位置に形成されている上記(2)に
記載の赤外線棒状ヒータ保持具。
【0048】(4)前記接続用導電体は複数のねじ孔1
5,45が形成された導電板3,33a,33bからな
り、前記台座1,31の前記導体取付部1b,31bに
は導電板の前記複数のねじ孔に対応して凹部14,44
または貫通孔が形成されている上記(3)に記載の赤外
線棒状ヒータ保持具。
【0049】(5)前記ホルダ取付部と前記導体取付部
の境界部には、前記導電板の端面と接触して前記導電板
の位置決めに用いる位置決め用凸部1b,31bが形成
されており、前記位置決め用凸部が前記ホルダの前記連
結部と当接して前記ホルダの回動範囲を制限する規制す
るストッパ部を構成している上記(4)に記載の赤外線
棒状ヒータ保持具。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、赤外線棒状ヒータを一
対の挟持片に挟持させる際及び使用中の熱歪みにより赤
外線棒状ヒータが変形する際に赤外線棒状ヒータからホ
ルダに伝わる力によってホルダの取付姿勢が変わるホル
ダ取付構造を採用するため、保持具の取付精度が多少悪
くても、また熱歪みにより赤外線棒状ヒータに変形が発
生しても、赤外線棒状ヒータを破損させるような力が赤
外線棒状ヒータに加わることがないという利点が。また
一対の接触片の接触圧に大きな差がないため、局部的な
放熱不良が発生することはなく、赤外線棒状ヒータの寿
命を延ばすことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は、近赤外線棒状ヒータを保持
するための保持具に本発明を適用した実施例の、要部の
平面図、B−B線断面図、右側面図及びD−D線断面図
である。
【図2】図1の保持具に給配電線とヒータから延びる給
電線とを接続した状態の一例を示す図である。
【図3】本実施例の保持具を用いて1本のヒータを保持
した状態の概略斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は図1の実施例の保持具の作用
及び動作を説明するために用いる図である。
【図5】(A)〜(D)は、中赤外線棒状ヒータを保持
するための保持具に本発明を適用した実施例の、要部の
平面図、B−B線断面図、右側面図及びD−D線断面図
である。
【図6】図5の保持具に給配電線とヒータから延びる給
電線とを接続した状態の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例の変形例を示す図である。
【図8】(A)は、塗膜や紙等の予備乾燥や本乾燥に用
いられる赤外線乾燥炉の内壁部に、従来の赤外線棒状ヒ
ータ保持具を用いて近赤外線棒状ヒータを取付けた状態
の概略正面図を示しており、(B)はその概略平面図を
示しており、(C)は図8(A)のC−C断面図を示し
ている。
【図9】(A)は、中赤外線棒状ヒータを従来の保持具
を用いて取付けた状態の概略正面図を示しており、
(B)はその概略平面図を示しており、(C)は図9
(A)のC−C断面図を示している。
【符号の説明】
1,31 台座 2,32 ホルダ 2a,2b,32a,32b 挟持片 2c,32c 連結部 3,33 導電板(接続用導電体) 4,5,34,35 台座固定用長孔 6,36 ねじ部材 7 取付金具 8,9 金具固定用長孔 10 ねじ部材 11,41 凹部 12,42 貫通孔 13,43 ねじ部材(取付軸) 14,44 凹部 15,45 ねじ孔 16,46 ねじ部材 17,47 ねじ部材 18,48 凹部 19,49 貫通孔 20,50 ねじ挿入孔 21,51 ねじ部材 22,52 ナット 23,53 貫通孔 24,54 ナット 25,55 コイルスプリング(ばね部材) 26〜29,56〜59 座金

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台座と、可撓性を有する材料から形成され
    且つ前記赤外線棒状ヒータを挟持する一対の挟持片を備
    えたホルダと、前記ホルダを前記台座に取付けるホルダ
    取付構造とを具備する赤外線棒状ヒータ保持具であっ
    て、 前記ホルダ取付構造は、前記一対の挟持片から前記赤外
    線棒状ヒータにそれぞれ加わる力に大きな差が生じない
    ように、前記赤外線棒状ヒータを前記一対の挟持片に挟
    持させる際及び使用中の熱歪みにより前記赤外線棒状ヒ
    ータが変形する際に前記赤外線棒状ヒータから前記ホル
    ダに伝わる力によって前記ホルダの取付姿勢が変わる構
    造を有していることを特徴とする赤外線棒状ヒータ保持
    具。
  2. 【請求項2】台座と、 可撓性を有する材料から形成されて赤外線棒状ヒータを
    挟持する一対の挟持片及び該一対の挟持片を連結する連
    結部を有するホルダと、 前記ホルダを前記台座に取付けるホルダ取付構造とを具
    備する赤外線棒状ヒータ保持具であって、 前記ホルダ取付構造は、前記一対の挟持片に前記赤外線
    棒状ヒータを挟持させる際及び使用中の熱歪みにより前
    記赤外線棒状ヒータが変形する際に前記赤外線棒状ヒー
    タから前記ホルダに伝わる力によって軸線方向に変位し
    得るように前記台座に取付られた取付軸を備えており、 前記ホルダの前記連結部が前記取付軸に回動自在に取付
    けられていることを特徴とする赤外線棒状ヒータ保持
    具。
  3. 【請求項3】前記ホルダの前記連結部には前記取付軸の
    直径よりも大径の貫通孔が形成されており、前記取付軸
    が前記ホルダの前記貫通孔を貫通した状態で前記ホルダ
    が前記取付軸に取付けられている請求項2に記載の赤外
    線棒状ヒータ保持具。
  4. 【請求項4】赤外線乾燥炉の内壁部に取付けられる台座
    と、 可撓性を有する材料から形成されて赤外線棒状ヒータの
    端部を挟持する一対の挟持片及び該一対の挟持片の一端
    を連結する連結部を備え、前記連結部が前記台座に支持
    されているホルダとを具備してなる赤外線棒状ヒータ保
    持具であって、 前記ホルダの前記連結部にはねじ挿入孔が形成され、 前記台座には厚み方向に貫通する貫通孔が形成され、 一端に頭部を有し且つ他端にねじ部を有するねじ部材が
    前記ホルダの前記ねじ挿入孔と前記台座の前記貫通孔に
    挿入され、 前記ねじ部材の前記ねじ部にナットが螺合され、 前記ねじ部材の前記頭部及び前記ナットの少なくとも一
    方と前記台座及び前記連結部の少なくとも一方との間に
    蓄勢された状態のバネ部材が挟持されていることを特徴
    とする赤外線棒状ヒータ保持具。
  5. 【請求項5】前記台座には前記内壁部側に開口する凹部
    が形成され、前記貫通孔は一端が前記凹部の底面に開口
    するように形成され、 前記ねじ部材は前記ねじ部が前記凹部内に位置するよう
    に前記ホルダの前記ねじ挿入孔と前記台座の前記貫通孔
    とに挿入され、 前記ナットが前記凹部内に収納されている請求項4に記
    載の赤外線棒状ヒータ保持具。
  6. 【請求項6】前記凹部は前記ナットが内部で回転しない
    ような形状を有している請求項5に記載の赤外線棒状ヒ
    ータ保持具。
  7. 【請求項7】前記台座には前記ホルダと当接して該ホル
    ダの回動範囲を制限するストッパ部が設けられている請
    求項1,2または4に記載の赤外線棒状ヒータ保持具。
  8. 【請求項8】前記台座には給配電線が接続される接続用
    導電体が固定されており、前記赤外線棒状ヒータから延
    びる給電線が前記接続用導電体に接続されている請求項
    1,2または4に記載の赤外線棒状ヒータ保持具。
  9. 【請求項9】前記赤外線棒状ヒータは、円筒状部分と、
    該円筒状部分の両端に位置してそれぞれ電極部を保持す
    るように板状化された板状部分と前記円筒状部分から前
    記板状部分に向かって絞り込まれた絞り込み部分とを有
    するガラス管を備えた直線状ヒータからなり、 前記ホルダ2の前記一対の挟持片は前記円筒状部分を挟
    持するように形成されており、 前記一対の挟持片には前記絞り込み部分に接触する位置
    決め用爪部が一体に設けられている請求項1,2または
    4に記載の赤外線棒状ヒータ保持具。
  10. 【請求項10】前記赤外線棒状ヒータは、ガラス管が中
    央部でターンして一対の電極部を保持する両端部が前記
    ヒータの一端側に位置するように構成されており、 前記赤外線棒状ヒータの前記一対の電極部が位置する側
    の端部を保持する赤外線棒状ヒータ保持具は、 絶縁性材料から形成された前記台座に極性の異なる給配
    電線がそれぞれ接続される2つの接続用導電体を備えて
    いる請求項1,2または4に記載の赤外線棒状ヒータ保
    持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022260100A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 住友重機械工業株式会社 成形システム、通電加熱システム、電極、成形装置、及び支持装置

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WO2022260100A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 住友重機械工業株式会社 成形システム、通電加熱システム、電極、成形装置、及び支持装置

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