JPH08147076A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH08147076A
JPH08147076A JP6312539A JP31253994A JPH08147076A JP H08147076 A JPH08147076 A JP H08147076A JP 6312539 A JP6312539 A JP 6312539A JP 31253994 A JP31253994 A JP 31253994A JP H08147076 A JPH08147076 A JP H08147076A
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JP
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data bus
cpu
bus
module
data
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JP6312539A
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Akiyoshi Nakamura
明善 中村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4009Coupling between buses with data restructuring
    • G06F13/4018Coupling between buses with data restructuring with data-width conversion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof

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  • Power Sources (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データバス幅が異なるCPUを選択して実装
できる情報処理装置を提供する。 【構成】 CPUに応じた電圧を供給するために可変電
源142を設け、CPUモジュールの帰還抵抗Rvをそ
のフィードバック端子に接続する。各CPUモジュール
における帰還抵抗Rvの抵抗値を変えることによって、
CPUに適した出力電圧VOUT を供給できる。CPUモ
ジュールにはモジュールを判別するためのモジュール判
別信号を発生する端子が設けられおり、増設RAMには
メモリが増設されているか否かを示すメモリ判別信号を
発生する端子が設けられている。メモリコントローラと
バス制御部は、モジュール判別信号とメモリ判別信号と
に従って、実装されているCPUとメモリとに適したバ
ス制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データバス幅が異な
る複数種類のCPUモジュールを交換可能な情報処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、情報処理装置に使用されるC
PU用のマイクロプロセッサの開発が急ピッチで進んで
おり、より高性能なマイクロプロセッサが漸次発表され
ている。そこで、当初に実装されているCPUを、より
高性能のCPUに置き換えることが可能な情報処理装置
も存在する。このような情報処理装置は、クロック周波
数が高いCPUに置き換えられるようになっており、C
PUの交換によって処理を高速化することが可能であ
る。
【0003】CPU用のマイクロプロセッサとしては、
上記のようにクロック周波数が異なるものばかりでな
く、データバス幅が大きく、より高速・高性能なマイク
ロプロセッサも順次開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データバス幅
が異なるCPUを選択して実装しようとすると、実装す
るCPUのバス幅と、コンピュータ内部のCPUバスの
バス幅とが異なる場合が生じるので、CPUによるデー
タ転送がうまく行なえないという問題がある。
【0005】また、CPUの処理能力を上げるためデー
タバス幅が大きくなり、クロック周波数が高くなると、
それに伴って消費電力も増加するため発熱量が大きくな
る。そこで、処理能力を高くすることによる消費電力の
増加を防ぐために、CPU内の一部の回路に供給する電
圧レベルが低く設定されているものも存在する。しか
も、CPUに供給すべき電圧レベルは一定しておらず、
CPUのタイプによって異なる場合が多い。従って、デ
ータバス幅やクロック周波数が異なるCPUを実装しよ
うとする場合には、CPUと共に、そのCPUに適した
電圧レベルの電源も一緒に実装しなければならないとい
う問題があった。
【0006】データバス幅が異なるCPUを実装しよう
とすると、上記のような種々の問題が生じるため、従来
はデータバス幅が異なるCPUを選択して実装できる情
報処理装置は存在しなかった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、データバス幅が
異なるCPUを選択して実装できる情報処理装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するため、この発明の請求項1に記載した情報処理
装置は、第1のデータバス幅を有する第1のCPUモジ
ュールと、前記第1のデータバス幅よりも大きな第2の
データバス幅を有する第2のCPUモジュールとを選択
して実装可能な情報処理装置であって、前記第1と第2
のCPUモジュールに共通に使用可能な第1の端子群
と、前記第2のCPUモジュールのバスに接続される第
2の端子群と、前記第1と第2の端子群の少なくとも一
方を介してCPUモジュールに供給する出力電圧を変更
可能な可変電源と、前記可変電源に接続され、実装され
たCPUモジュールに応じて前記可変電源の出力電圧を
調整する電圧調整手段とを備えることを特徴とする。
【0009】なお、この明細書における「CPUモジュ
ール」は、プリント基板上にCPUチップを設けたモジ
ュールに限らず、CPUチップ単体そのものも意味する
用語である。
【0010】実装されているCPUモジュールに応じて
電圧調整手段が可変電源の出力電圧を調整するので、実
装されているCPUモジュールに応じた電圧を供給する
ことができる。
【0011】請求項2に記載された情報処理装置では、
さらに、第1のCPUモジュールのバスに接続される第
3の端子群と、実装されているCPUの周辺回路部に前
記第1の端子群を介して所定の電圧を供給するととも
に、前記第1のCPUモジュールのCPUのコア部に前
記第3の端子群を介して前記所定の電圧を供給する定電
圧電源を備え、前記可変電源は、前記第2のCPUモジ
ュールのCPUのコア部に前記第2の端子群を介して出
力電圧を供給する。
【0012】こうすれば、CPUによってコア部に異な
る電圧を供給する必要がある場合にも、異なる電圧を容
易に供給することができる。
【0013】請求項3に記載された情報処理装置では、
前記電圧調整手段はCPUモジュールに設けられた帰還
抵抗を前記可変電源のフィードバック端子に接続する回
路を備える。
【0014】また、請求項4に記載された情報処理装置
では、前記電圧調整手段は、複数の帰還抵抗と、前記複
数の帰還抵抗の1つを選択して前記可変電源のフィード
バック端子に接続するためのスイッチと、実装されたC
PUモジュールから与えられる信号に応じて前記スイッ
チを操作することによって、前記複数の帰還抵抗の1つ
を前記フィードバック端子に接続するスイッチ駆動回路
と、を備える。
【0015】請求項3または4に記載された装置におい
ては、可変電源のフィードバック端子に接続される帰還
抵抗の値を変えることによって、CPUモジュールに応
じた出力電圧に調整することができる。
【0016】請求項5に記載された情報処理装置は、第
1のデータバス幅を有する第1のCPUモジュールと、
前記第1のバス幅よりも大きな第2のデータバス幅を有
する第2のCPUモジュールとを選択して実装な情報処
理装置であって、前記第1と第2のCPUモジュールに
共通に使用可能な第1の端子群と、前記第2のCPUモ
ジュールのバスに接続される第2の端子群と、前記第2
のデータバス幅と等しいバス幅を有し、少なくとも前記
第2の端子群を通じてCPUに接続されるプロセッサデ
ータバスと、前記第1と第2のCPUモジュールのいず
れが実装されているかを示すモジュール判別信号を生成
するモジュール判別信号生成手段と、前記プロセッサデ
ータバス上のいずれのバイトが有効であるかを示すため
に前記第2のCPUモジュールが出力する下位アドレス
を、前記第1のCPUモジュールが出力する下位アドレ
スと等価な信号に変換する下位アドレス変換手段と、前
記モジュール判別信号に応じて、実装されているCPU
モジュールから出力される下位アドレスと、前記下位ア
ドレス変換手段からの出力される下位アドレスのいずれ
か一方を選択する選択手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0017】CPUのバス幅が異なると、データバスの
いずれのバイトが有効であるかを示すための下位アドレ
スの構成が異なる。そこで、下位アドレス変換手段は、
第2のCPUモジュールが出力する下位アドレスを、第
1のCPUモジュールが出力する下位アドレスと等価な
信号に変換する。選択手段は、モジュール判別信号に応
じて、実装されているCPUモジュールから出力される
下位アドレスと、前記下位アドレス変換手段からの出力
される下位アドレスのいずれか一方を選択するので、実
装されているCPUモジュールに適した下位アドレスを
生成することができる。
【0018】請求項6に記載された情報処理装置は、第
1のデータバス幅を有する第1のCPUモジュールと、
前記第1のデータバス幅よりも大きな第2のデータバス
幅を有する第2のCPUモジュールとを選択して実装可
能な情報処理装置であって、前記第1と第2のCPUモ
ジュールに共通に使用可能な第1の端子群と、前記第2
のCPUモジュールのバスに接続される第2の端子群
と、前記第2のデータバス幅と等しいバス幅を有し、少
なくとも前記第2の端子群を通じてCPUのデータバス
に接続されるプロセッサデータバスと、前記第1と第2
のCPUモジュールのいずれが実装されているかを示す
モジュール判別信号を生成するモジュール判別信号生成
手段と、前記第1のデータバス幅と等しいバス幅を有す
る入出力データバスと、前記プロセッサデータバスと前
記入出力データバスとの間に介挿され、前記モジュール
判別信号に応じて、実装されているCPUモジュールの
データバスと前記入出力データバスとの間のバス変換を
行なう入出力バス変換手段と、を備える。そして、前記
入出力バス変換手段は、前記第1のCPUモジュールが
実装されている場合には前記第1のCPUモジュールの
データバス上のデータをすべて前記入出力データバスに
出力し、一方、前記第2のCPUモジュールが実装され
ている場合には前記第2のCPUモジュールのデータバ
スを一部分ずつ順次選択して、選択されたバスライン上
のデータを前記入出力データバスに出力することによっ
て前記第2のCPUモジュールのデータバス上のデータ
を複数回に分けて前記入出力データバスに出力する出力
変換手段と、前記第1のCPUモジュールが実装されて
いる場合には前記入出力データバス上のデータをすべて
前記第1のCPUモジュールのデータバスに入力し、一
方、前記第2のCPUモジュールが実装されている場合
には、前記入出力データバス上に複数回に分けて入力さ
れている複数組のデータをそれぞれ保持して、前記複数
組のデータを前記第2のCPUモジュールのデータバス
に同時に入力する入力変換手段と、を備えることを特徴
とする。
【0019】入出力バス変換手段は、モジュール判別信
号に応じ、プロセッサデータバスと入出力データバスと
の間のバス変換を、実装されているCPUモジュールに
適したモードで実行する。
【0020】請求項7に記載した情報処理装置では、前
記出力変換手段は、前記プロセッサデータバスの有効な
バスラインを示す下位アドレスに応じて、前記有効なバ
スライン上のデータを前記入出力データバスに出力する
スワップ回路を備え、前記入力変換手段は、前記入出力
データバス上に複数回に分けて入力されている複数組の
データをそれぞれ保持する複数のラッチ回路を備える。
【0021】
【0022】メモリバス変換手段は、モジュール判別信
号とメモリ判別信号に応じ、プロセッサデータバスとメ
モリデータバスとの間のバス変換を、実装されているC
PUモジュールと実装されているメモリとに適したモー
ドで実行する。
【0023】請求項9に記載した情報処理装置では、前
記出力変換手段は、前記プロセッサデータバスの有効な
バスラインを示す下位アドレスに応じて、前記有効なバ
スライン上のデータを前記メモリデータバスに出力する
スワップ回路を備え、前記入力変換手段は、前記メモリ
データバス上に複数回に分けて入力されている複数組の
データをそれぞれ保持する複数のラッチ回路を備える。
【0024】請求項10に記載した情報処理装置では、
前記モジュール判別信号生成手段は、前記第2の端子群
の接続状態に応じて前記モジュール判別信号のレベルを
切り換えるモジュール判別端子を備える。
【0025】こうすれば、第2の端子群の接続状態に応
じて、実装されているCPUモジュールに適した動作を
実行することができる。
【0026】請求項11に記載した情報処理装置では、
前記第2のデータバス幅は、前記第1のデータバス幅の
2倍である。
【0027】
【実施例】
A.CPUモジュールの実装方法:図1は、この発明の
一実施例としてのパーソナルコンピュータに実装される
第1のCPUモジュールを示す斜視図である。第1のC
PUモジュール100は、プリント基板102と、プリ
ント基板102の上面に設けられた第1のCPU104
と、プリント基板102の下面に設けられた2つのコネ
クタ106,107とを備えている。第1のCPU10
4は、32ビットのデータバス幅を有している。
【0028】パーソナルコンピュータの主要な回路が実
装されるプリント基板であるシステムボード110に
は、第1のCPUモジュール100の2つのコネクタ1
06,107にそれぞれ適合するコネクタ112,11
4(第1のコネクタ)と、後述する第2のCPUモジュ
ールに適合するコネクタ116(第2のコネクタ)とが
設けられている。
【0029】図2は、第2のCPUモジュールを示す斜
視図である。第2のCPUモジュール120は、プリン
ト基板122と、64ビットのデータバス幅を有する第
2のCPU124と、プリント基板122の下面に設け
られた3つコネクタ126,127,128とを有して
いる。これらのコネクタ126,127,128は、シ
ステムボード110の3つのコネクタ112,114,
116にそれぞれ適合する。
【0030】図1と図2に示すように、第1のCPUモ
ジュール100はシステムボード110上のコネクタ1
12,114に脱着可能に接続され、第2のCPUモジ
ュール120はコネクタ112,114,116に脱着
可能に接続される。従って、ユーザは、必要に応じて第
1のCPUモジュール100と第2のCPUモジュール
120とをいつでも交換することが可能である。
【0031】第2のCPU124は、第1のCPU10
4に対するソフトウェアをそのまま実行できること、す
なわち、第1のCPU104の上位互換であることが好
ましい。第1のCPU104としては例えばi486(イン
テル社の商標)を使用し、第2のCPU124としては
例えばPentium (インテル社の商標)を使用することが
できる。
【0032】図3(A)は、第2のCPUモジュール1
20を実装した状態を示す平面図である。図3(B)
は、コネクタ116の端子の配列を示す説明図である。
コネクタ116は、第1のCPU104には無いが第2
のCPU124に必要な信号の端子(例えば、64ビッ
トのデータバスのうちの上位32ビットの端子D32〜
D63)を有している。また、実装されたCPUモジュ
ールの種類を判別するためのモジュール判別端子det
も設けられている。
【0033】なお、この明細書においては、端子とその
端子に入出力される信号とを同じ符号で呼ぶこととす
る。
【0034】図3(C)は、モジュール判別端子det
が、実装されたCPUモジュールを判別するための判別
信号detを出力する回路構成を示している。第2のC
PUモジュール120が差込まれると、モジュール判別
端子detが接地されてモジュール判別信号detは0
レベルとなる。一方、第1のCPUモジュール100が
実装されると、モジュール判別端子detは開放され、
この結果、モジュール判別信号detは1レベルとな
る。従って、モジュール判別信号detのレベルを調べ
ることによって、第1と第2のCPUモジュールのいず
れが実装されているかを認識することができる。
【0035】B.CPUモジュールに応じた電圧供給方
法:マイクロプロセッサには、2つの異なる電圧を供給
する必要があるものがある。これに対処するため、この
実施例におけるパーソナルコンピュータは、定電圧電源
と可変電源とを備えている。図4は、CPUモジュール
に2つの電源140,142を接続した様子を示す概念
図である。第1の電源140は、3.3Vの一定電圧を
CPU内の周辺回路部に供給する定電圧電源である。第
2の電源142は、マイクロプロセッサに応じて異なる
レベルの電圧をCPUのコア部に供給する可変電圧電源
である。
【0036】図5は、可変電源142の構成を示す回路
図である。可変電源142は、電圧出力可変型の3端子
レギュレータ144を有しており、その入力端子Vinと
出力端子VOUT は、それぞれのコンデンサC1,C2を
介して接地されている。また、出力端子VOUT は、第1
の帰還抵抗R0を介してフィードバック端子ADJに接
続されている。一方、CPUモジュールの端子108,
109の間には第2の帰還抵抗Rvが設けられている。
なお、端子108,109は、図1に示すシステムボー
ド110上の2つのコネクタ112,114のいずれか
に接続される。
【0037】CPUモジュールが実装されると端子10
9は接地され、端子108は可変電源142のフィード
バック端子ADJおよび第1の帰還抵抗R1と接続され
る。この結果、フィードバック端子ADJには、可変電
源142内の第1の帰還抵抗R0とCPUモジュール内
の第2の帰還抵抗Rvとで分圧された値がフィードバッ
クされる。従って、CPUモジュールが有するマイクロ
プロセッサの種類に応じて第2の帰還抵抗Rvの抵抗値
を変えることによって、そのマイクロプロセッサに適し
た出力電圧VOUT を供給することができる。
【0038】図6は、可変電源142の他の構成を示す
回路図である。この可変電源142aは、3端子レギュ
レータ144のフィードバック端子ADJに、3つのス
イッチSW1〜SW3が並列に接続されており、これら
のスイッチSW1〜SW3はそれぞれの帰還抵抗R1〜
R3を介して接地されている。なお、スイッチSW1〜
SW3はFET等のスイッチング素子である。これらの
スイッチSW1〜SW3は、デコーダ146から与えら
れる切換信号に応じて1つだけがオン状態となり、他の
2つのオフ状態となる。デコーダ146は、CPUモジ
ュールの2つのステータス端子ST0,ST1からのス
テータス信号をデコードして、3つのスイッチSW1〜
SW3を切り換える切換信号を出力する。3つのスイッ
チSW1〜SW3にそれぞれ接続されている帰還抵抗R
1〜R3は、抵抗値がそれぞれ異なる。従って、可変電
源142aは、ステータス信号ST0,ST1のレベル
に応じて異なる電圧VOUT を出力する。図6の右下部に
は、ステータス信号ST0,ST1のレベルと、出力電
圧VOUT との関係を示している。ステータス信号ST
0,ST1がいずれも0レベルの場合には抵抗R1が選
択されて出力電圧は3.3Vとなる。また、ST0=
0,ST1=1の場合には出力電圧は2.5V、ST0
=1,ST1=1の場合には出力電圧は2.0Vとな
る。例えば、3.3Vの電圧は第1のCPUモジュール
100に供給される。また、2.5Vと2.0Vの電圧
は、クロック周波数が異なる2種類の第2のCPUモジ
ュール120にそれぞれ供給される。
【0039】2つのステータス端子ST0,ST1を用
いれば最大4種類の異なる出力電圧VOUT をCPUモジ
ュールに供給することができる。CPUモジュールに供
給すべき電圧の種類が多い場合には、ステータス端子を
増加しておくことも可能である。なお、抵抗R1〜R3
およびスイッチSW1〜SW3として、電源オフ時でも
設定を記憶できるE2 PROM内蔵の可変抵抗モジュー
ルを利用することも可能である。
【0040】C.2次キャッシュの増設方法:図7は、
2次キャッシュと呼ばれる外付けのキャッシュ回路の増
設方法を示す概念図である。図7(A)は、図2に示す
第2のCPUモジュール120の他に、独立したキャッ
シュモジュール150を実装する場合を示している。ま
た、図7(B)は、第2のCPUモジュール120a内
に2次キャッシュを設けた場合を示している。なお、図
7(B)の構成において、2次キャッシュをCPUモジ
ュールに固定して、CPUがCPUモジュールのソケッ
トに脱着できるようになっていてもよい。図7(A)の
ように、独立したキャッシュモジュール150を用いる
ようにすれば、ユーザの選択に応じて2次キャッシュの
増設を行なうことができる。また、CPUを再びアップ
グレードする際に、2次キャッシュを交換する必要がな
いという利点もある。第1のCPUモジュール100に
ついても、図7(A),(B)に示す方法でキャッシュ
の増設が可能である。
【0041】なお、2次キャッシュが増設されているか
否かは、キャッシュモジュール150のコネクタに設け
られているキャッシュ判別端子のレベルに応じて判別さ
れる。図7(C)は、キャッシュモジュール150用の
コネクタの接続状態に応じて、キャッシュ判別信号Cd
etが生成される状態を示している。キャッシュモジュ
ール150が実装されると、キャッシュ判別端子Cde
tが接地されて、キャッシュ判別信号Cdetが0レベ
ルとなる。一方、キャッシュモジュール150が実装さ
れない状態では、キャッシュ判別端子Cdetが開放さ
れ、この結果、キャッシュ判別信号Cdetは1レベル
となる。従って、キャッシュ判別信号Cdetのレベル
を調べることによって、2次キャッシュが増設されてい
るか否かを認識することができる。後述するメモリコン
トローラは、このキャッシュ判別端子Cdetのレベル
に応じて2次キャッシュのコントロールを有効にするか
無効にするかを選択する。また、2次キャッシュの有無
により、メモリを最適にコントロールすることができ
る。
【0042】C.コンピュータの構成:図8は、実施例
におけるパーソナルコンピュータの構成を示すブロック
図である。このパーソナルコンピュータは、CPUモジ
ュール100(または120)と、バス変換部200
と、メモリコントローラ202と、2次キャッシュ20
4と、システムバス変換部206と、内蔵メモリ(RO
MおよびRAMを含む)208と、増設RAM210と
を備えている。なお、2次キャッシュ204および増設
RAM210は、ユーザが増設の有無を選択することが
できる。
【0043】CPUモジュール100(または120)
から出力されるモジュール判別信号detと、キャッシ
ュモジュールから出力されるキャッシュ判別信号Cde
tは、メモリコントローラ202に与えられている。メ
モリコントローラ202には、さらに、増設RAM21
0の端子から出力されるメモリ判別信号Mdetも与え
られている。メモリ判別信号Mdetを発生するための
端子の構造は、3(C)に示すモジュール判別端子d
etの構造や、図7(C)に示すキャッシュ判別端子C
detの構造と同じである。後述するように、メモリコ
ントローラ202は、これらの判別信号det,Cde
t,Mdetに従って、コンピュータの構成に応じた適
切な制御を実行する。
【0044】CPUとしては、32ビットCPU104
か64ビットCPU124のいずれかを選択して実装す
ることができる。CPUに接続されているプロセッサバ
ス300は、コントロールバス302と、アドレスバス
304と、64ビットのデータバス306とで構成され
ている。
【0045】バス変換部200の上流側は64ビットの
データバス306に接続されており、また、下流側は6
4ビットのメモリデータバス310と、32ビットの入
出力データバス406とに接続されている。メモリデー
タバス310は、内蔵メモリ208と、増設RAM21
0とに接続されている。バス変換部200は、プロセッ
サデータバス306と入出力データバス406との間、
および、プロセッサデータバス306とメモリデータバ
ス310との間のバス変換を行なう回路である。なお、
バス変換部200の内部構成と動作については後述す
る。
【0046】メモリコントローラ202の上流側は、プ
ロセッサバス300のコントロールバス302とアドレ
スバス304に接続されている。メモリコントローラ2
02は、判別信号det,Mdetと、CPUから与え
られるコントロール信号とアドレスに応じて、内蔵メモ
リ208と、増設RAM210に物理アドレスとコント
ロール信号とを供給し、これらのメモリの入出力制御を
行なう。また、2次キャッシュ204が実装されている
場合には、2次キャッシュ204の制御も行なう。メモ
リコントローラ202の下流側は、さらに、入出力コン
トロールバス402に接続されている。
【0047】入出力バス400は、32ビットのデータ
バス406と、アドレスバス404と、コントロールバ
ス402とで構成されている。入出力バス400は、比
較的高速なバスであり、システムバス変換部206の他
に、グラフィックスコントローラ220やハードディス
クコントローラ224等が接続されている。グラフィッ
クスコントローラ220には、図示しないVRAM(ビ
デオRAM)や表示デバイスが接続されている。
【0048】システムバス変換部206は、入出力バス
400とシステムバス500との間のバス変換を行なう
回路である。システムバス500は16ビットのデータ
バスを有する比較的低速なバスであり、I/Oコントロ
ーラを介してキーボードやプリンタやフロッピーディス
クドライブなどが接続されている。
【0049】このように、コンピュータのバスは、64
ビットのデータバス幅を有する最も高速なプロセッサバ
ス300と、64ビットのデータバス幅を有する高速な
メモリバス320と、32ビットのデータバス幅を有す
る比較的高速な入出力バス400と、16ビットのデー
タバス幅を有する比較的低速なシステムバス500とを
備えている。プロセッサバス300と入出力バス400
との間の変換、および、プロセッサバス300とメモリ
バス320との間の変換は、主としてバス変換部200
が行なう。また、入出力バス400とシステムバス50
0との間の変換はシステムバス変換部206が行なう。
【0050】D.メモリコントローラ202の内部構成
と動作:図9は、メモリコントローラ202の内部構成
を示すブロック図である。メモリコントローラ202
は、タイミングコントロール部600と、CPUコント
ロール部610と、メモリコントロール部612と、2
次キャッシュコントロール部614とを備えている。図
9には、実施例に関連のある主な信号のみを示してお
り、他の信号は便宜上省略している。
【0051】タイミングコントロール部600は、CP
Uモジュールからモジュール判別信号detを受け取
り、また、増設RAM210の端子からメモリ判別信号
Mdetを受け取る。タイミングコントロール部600
は、これらの判別信号det,Mdetに応じてメモリ
コントロール部612とバス変換部200に各種の信号
を供給する。なお、これら各種の信号の機能については
後述する。メモリコントロール部612は、タイミング
コントロール部600から与えられた信号に基づいて、
内蔵メモリ208や増設RAM210にアドレスとコン
トロール信号を与えてメモリの制御を実行する。CPU
コントロール部610は、キャッシュが有効であるか否
かを示すキャッシュイネーブル信号KENや、バスサイ
クルが完了したことを示すバーストレディ信号BRDY
をCPUに供給する機能を有する。2次キャッシュコン
トロール部614は、キャッシュモジュールからキャッ
シュ判別信号Cdetを受け取り、2次キャッシュ20
4が増設されている場合にはその制御を実行する。
【0052】ところで、32ビットのCPU104が出
力するアドレスは、30ビットの上位アドレスA31〜
A2と、下位アドレスである4ビットのバイトイネーブ
ル信号BE0〜BE3とを含んでいる。すなわち、上位
アドレスA31〜A2によって4バイト毎のアドレスを
指定し、バイトイネーブル信号BE0〜BE3によっ
て、4バイトのうちの有効なバイトを示している。一
方、64ビットCPUが出力するアドレスは、29ビッ
トの上位アドレスA31〜A3と、下位アドレスである
8ビットのバイトイネーブル信号BE0〜BE7とを含
んでいる。すなわち、上位アドレスA31〜A3によっ
て8バイト毎のアドレスを指定し、バイトイネーブル信
号BE0〜BE7によって、8バイトのうちの有効なバ
イトを示している。例えばバイトイネーブル信号BE0
がLレベルの時は、8バイトのうちの最下位の1バイト
が有効となる。また、バイトイネーブル信号BE7がL
レベルの時は、8バイトのうちの最上位の1バイトが有
効となる。8バイトがすべて有効な場合には、バイトイ
ネーブル信号BE0〜BE7がすべてLレベルになる。
【0053】このように、実装されているCPUのデー
タバス幅が異なると、CPUから出力されるアドレスが
異なる。そこで、タイミングコントロール部600は、
実装されているCPUのデータバス幅に応じてアドレス
信号を調整する機能を有している。
【0054】図10は、タイミングコントロール部60
0に含まれるアドレス調整回路の構成を示すブロック図
であり、64ビットCPU124が実装されている例を
示している。アドレス調整回路は、アドレス変換テーブ
ル602と、第1のセレクタ604と、下位アドレス変
更回路606と、バーストアドレス生成部607と、第
2のセレクタ608と、ANDゲート609とを備えて
いる。64ビットCPU124が実装されている場合に
は、CPU124から8ビットのバイトイネーブル信号
BE0〜BE7が供給されるが、アドレスA2は供給さ
れない。アドレス変換テーブル602は、8ビットのバ
イトイネーブル信号BE0〜BE7を、アドレスA2
と、32ビットデータバス用のバイトイネーブル信号B
E0’〜BE3’に変換する。
【0055】なお、アドレスA2と4ビットのバイトイ
ネーブル信号BE0〜BE3は連続した64ビット(8
バイト)のいずれのバイトが有効であるかを示すので、
8ビットのバイトイネーブル信号BE0〜BE7と実質
的に同じ機能を有する。換言すれば、アドレスA2と4
ビットのバイトイネーブル信号BE0〜BE3の組み合
わせ、および、8ビットのバイトイネーブル信号BE0
〜BE7は、いずれも第2のCPUモジュール120の
データバス幅(64ビット)のいずれのバイトが有効で
あるかを示す信号であり、本願発明における「下位アド
レス」に相当する。
【0056】32ビットCPU104が実装されている
場合には、図11に示すように、CPU104から4ビ
ットのバイトイネーブル信号BE0〜BE3とアドレス
A2が供給されるが、上位のバイトイネーブル信号BE
4〜BE7は供給されない。また、32ビットCPU1
04から出力されたバイトイネーブル信号BE0〜BE
3とアドレスA2は、セレクタ604に入力されて、そ
のまま下位アドレスA2,BE0’〜BE3’として出
力される。
【0057】図12は、アドレス変換テーブル602の
入出力の関係を示す説明図である。図12において、
「H」はHレベル、「L」はLレベル、「X」は任意の
レベルを示している。アドレスA2のレベルは、図12
(A)に示す入力のAND条件で決定される。また、バ
イトイネーブル信号BE0’〜BE3’は、図12
(B)に示す入力のOR条件で決定される。
【0058】セレクタ604は、アドレス変換テーブル
602で生成された下位アドレスA2,BE0’〜BE
3’と、CPUから出力された下位アドレスA2,BE
0〜BE3の一方を、モジュール判別信号detに応じ
て選択する。64ビットCPU124が実装されている
場合には、アドレス変換テーブル602で生成された下
位アドレスA2,BE0’〜BE3’を選択する。一
方、32ビットCPU104が実装されている場合に
は、CPU104から出力された下位アドレスA2,B
E0〜BE3を選択する。セレクタ604で選択された
アドレスA2はそのまま出力されるが、バイトイネーブ
ル信号BE0’〜BE3’は下位アドレス変更回路60
6に供給される。
【0059】下位アドレス変更回路606は、キャッシ
ュイネーブル信号KENに応じてアドレスA2とバイト
イネーブル信号BE0’〜BE3’を変更する回路であ
る。キャッシュイネーブル信号KENは、CPUコント
ロール部610(図9)によって生成される信号であ
り、キャッシュが有効であるか無効であるかを示す信号
である。キャッシュはメモリのアドレス空間の一部にお
いてのみ有効とされており、キャッシュが有効なアドレ
ス範囲はメモリコントローラ202内に登録されてい
る。CPUがメモリからデータを読込む際にメモリコン
トローラ202にメモリアドレスを渡すと、CPUコン
トロール部610は、キャッシュが有効なアドレス範囲
であるか否かを判断してキャッシュイネーブル信号KE
Nを出力する。
【0060】32ビットのCPU104のキャッシュ
は、16バイトで1キャッシュラインが構成されてお
り、メモリ内のデータは1キャッシュライン毎にキャッ
シュに読み込まれる。従って、1キャッシュライン分の
データをメモリから32ビットCPU104のキャッシ
ュに読込むには、32ビット(4バイト)のすべてを有
効にして4回のデータ転送が必要である。一方、64ビ
ットのCPU124のキャッシュは32バイトで1キャ
ッシュラインが構成されている。従って、1キャッシュ
ライン分のデータをメモリからCPU124のキャッシ
ュに読込むには、64ビット(8バイト)のすべてを有
効にして4回のデータ転送が必要である。すなわち、い
ずれのCPUの場合にも、キャッシュが有効なアドレス
範囲では、データバス幅のすべてを有効にして4回連続
してデータを読込むことによって、1キャッシュライン
分のデータをキャッシュに読み込むことができる。
【0061】なお、このように複数回に渡って連続して
データの読込みまたは書込みが行われる動作は、バース
トサイクルまたはバースト転送と呼ばれている。下位ア
ドレス変更回路606は、32ビットCPU104が実
装されている場合には、キャッシュが有効なバースト読
込みサイクルの場合に4ビットのバイトイネーブル信号
BE0’〜BE3’を強制的にすべてLレベルに変更す
る。また、64ビットCPU124が実装されていれば
バイトイネーブル信号BE0’〜BE3’を強制的にす
べてLレベルに変更するとともに、アドレスA2の値を
0と1に順次切換える。
【0062】バーストアドレス生成部607(図10,
11)は、バーストサイクルに必要なアドレスA3,A
4を生成する回路である。64ビットCPUのバースト
サイクル時には、8バイトの転送を4回行なう際にアド
レスA3,A4を順次インクリメントする必要がある。
しかし、64ビットCPUではアドレスA3,A4をイ
ンクリメントしないので、バーストアドレス生成部60
7が4回の転送に同期してアドレスA3,A4を順次イ
ンクリメントする。ANDゲート609にはキャッシュ
イネーブル信号KENとモジュール判別信号detが入
力されており、ANDゲート609の出力は、第2のセ
レクタ608の選択信号端子に与えられている。64ビ
ットCPU124が実装されている場合には、キャッシ
ュが有効な場合にバーストサイクルが実行される。そこ
で、バーストアドレス生成部607で生成されたアドレ
スA3,A4がキャッシュイネーブル信号KENに応じ
て選択されて、入出力バス400に出力される。なお、
32ビットCPU104が実装されている場合には、バ
ーストサイクル時にCPU104がアドレスA2,A3
をインクリメントするので、アドレスA2,A3は、第
1と第2のセレクタ604、609からそれぞれそのま
ま出力される。
【0063】図13は、入出力バス400に接続された
メモリから64ビットCPU124にデータを読込む際
のバスサイクルを示すタイミングチャートである。キャ
ッシュが無効な読込みサイクルの場合には、図13
(a)〜(i)に示すように、まずCPUからアドレス
ステータス信号ADSが出力されて新たなバスサイクル
が開始される。タイミングコントロール部600は、入
出力バス400にバスサイクルの開始を示すアドレスス
テータス信号ADS’(図13(e))を出力する。メ
モリコントローラ20は、アドレスA31〜A3(実際
には32バイト毎のアドレスA31〜A5)からキャッ
シュが有効なアドレス範囲か否かを判断し、キャッシュ
が無効な場合には、キャッシュイネーブル信号KENを
Hレベルに保つ。この場合には、下位アドレス変更回路
606は、第1のセレクタ604から供給された下位ア
ドレスA2,BE0’〜BE3’をそのまま出力する。
なお、第2のセレクタ609は、CPU124から与え
られたアドレスA3,A4(図示せず)をそのまま出力
する。データが入出力データバス406に転送される
と、入出力データバス406がバーストレディ信号BR
DY’を発生して、データが転送されたことをタイミン
グコントロール部600に通知し、バスサイクルが終了
する。
【0064】一方、キャッシュが有効な場合には、図1
3(j)〜(r)に示すように、キャッシュイネーブル
信号KENがLレベルになるなので、下位アドレス変更
回路606は第1のセレクタ604から供給されたバイ
トイネーブル信号BE0’〜BE3’をすべてLレベル
に変更し、変更後のバイトイネーブル信号BE0’〜B
E3’として出力する。また、アドレスA2を順次0と
1に切換えることによて、64ビットのデータを32ビ
ットずつ2回に分けて転送している。なお、第2のセレ
クタ609は、64ビットの4回のバースト転送に同期
してバーストアドレス生成部607で生成されたアドレ
スA3,A4(図示せず)を選択して出力する。なお、
64ビットCPU124を実装している場合にはバース
トサイクルにおいて32ビットのデータを8回転送する
ので、タイミングコントロール部600は、入出力バス
400からバーストレディ信号BRDY’が8パルス与
えられた時にバスサイクルが終了したと判断する。
【0065】上述したように、アドレス変換テーブル6
02とセレクタ604は、モジュール判別信号detに
従い、CPUのデータバス幅に応じて下位アドレスアド
レスA2,BE0’〜BE3’を調整する。従って、実
装されているCPUのデータバス幅に応じた適切な下位
アドレスを生成することができる。
【0066】なお、タイミングコントロール部600で
生成された下位アドレスA2〜A4,BE0’〜BE
3’は、プロセッサアドレスバスのアドレスA31〜A
5と共に、入出力アドレスバス404を構成する。
【0067】E.バス変換部200の内部構成:図14
は、バス変換部200の内部構成を示すブロック図であ
り、64ビットCPU124が実装されている場合を示
している。また、図15は、32ビットCPU104が
実装された場合を示している。バス変換部200は、プ
ロセッサデータバス306と入出力データバス406と
の間の変換を行なう入出力データバス変換部620と、
プロセッサデータバス306とメモリデータバス310
との間の変換を行なうメモリデータバス変換部640と
を備えている。
【0068】入出力データバス変換部620は、スワッ
プ回路622と、2つのラッチ回路624,626とを
有している。メモリデータバス変換部640は、ライト
バッファ642と、セレクタ644と、2つのスワップ
回路646,648と、2つのラッチ回路650,65
2とを備えている。以下ではまず、入出力データバス変
換部620の動作を説明し、次に、メモリデータバス変
換部640の動作を説明する。
【0069】F.入出力データバス変換部620の動
作:入出力データバス変換部620のスワップ回路62
2は、メモリコントローラ202から与えられるライト
データセレクト信号WDSELに応じて、CPUから出
力された64ビットデータの上位32ビットCD32〜
CD63と下位32ビットCD0〜CD31の一方を選
択して入出力データバス406に出力する機能を有して
いる。
【0070】入出力データバス変換部620の2つのラ
ッチ回路624,626は、メモリコントローラ202
から与えられる上位ラッチ信号HIGHLTと下位ラッ
チ信号LOWLTにそれぞれ応じて、入出力データバス
406上の32ビットのデータD0〜D31をそれぞれ
保持し、プロセッサデータバス306に64ビットのデ
ータとして出力する機能を有している。
【0071】図16は、64ビットCPU124から入
出力データバス406へのデータ転送の動作を示すタイ
ミングチャートである。図16(a)〜(d)はCPU
から出力される信号を示しており、図16(e)〜
(g),(i)はメモリコントローラ202で生成され
る信号を、図16(h)は入出力データバス406が生
成する信号を、図16(j)は転送されるデータを、ま
た、図16(k)はメモリコントローラ202からCP
Uに出力される信号をそれぞれ示している。
【0072】CPU124は、まず、図16(a)に示
すアドレスステータス信号ADSをLレベルに立ち下げ
て、同時に、アドレスA31〜A3(図16(b))と
バイトイネーブル信号BE0〜BE7(図16(c))
とを出力し、ライト/リード信号W/R(図16
(d))をHレベル(書込み)に設定する。なお、ここ
では図16(c)に示すようにバイトイネーブル信号B
E0〜BE7がすべてLレベルであり、64ビット全部
が有効である場合について説明する。
【0073】タイミングコントロール部600(図9)
は、これらの信号に応じてアドレスステータス信号AD
S’(図16(e))を作成して入出力データバス40
6に出力する。また、タイミングコントロール部600
は、アドレスA2(図16(f))とバイトイネーブル
信号BE0’〜BE3’(図16(g))を作成して出
力する。なお、アドレスA3,A4は、CPUからのア
ドレスがそのままタイミングコントロール部600から
出力される。タイミングコントロール部600は、さら
に、ライトデータセレクト信号WDSEL(図16
(i))をLレベルに立ち下げて、下位32ビットCD
0〜CD31を選択することを指示する。この結果、ス
ワップ回路622からは、下位32ビットCD0〜CD
31のデータが入出力データバス406の32ビットD
0〜D31に出力される(図16(j))。
【0074】入出力データバス406上にデータが出力
されると、入出力データバス406はバーストレディ信
号BRDY’(図16(h))をタイミングコントロー
ル部600に出力して、データが出力されたことを通知
する。タイミングコントロール部600はアドレスステ
ータス信号ADS’(図16(e))を再度立ち下げ
て、上位の32ビットのデータ転送を開始する。すなわ
ち、アドレスA2(図16(f))を1に設定し、ライ
トデータセレクト信号WDSELをHレベルに立上げる
ことによって、上位32ビットCD32〜CD63を選
択する。この結果、スワップ回路622からは、上位3
2ビットCD32〜CD63のデータが入出力データバ
ス406上に出力される(図16(j))。
【0075】こうして、下位32ビットのデータCD0
〜CD31と上位32ビットのデータCD32〜CD6
3が順次入出力データバス406に転送されると、メモ
リコントローラ202はバーストレディ信号BRDY
(図16(k))をCPU124に出力して、データ転
送が終了したことを通知する。
【0076】図17は、32ビットCPU104が実装
されている場合におけるCPUから入出力データバス4
06へのデータ転送の動作を示すタイミングチャートで
ある。図17の動作は、図16の動作の前半部とほぼ同
様である。但し、図17(b)に示すように、32ビッ
トCPU104からは、アドレスステータス信号ADS
(図17(a))とともにアドレスA31〜A2とバイ
トイネーブル信号BE0〜BE3が出力される。また、
下位32ビットのデータCD0〜CD31が入出力デー
タバス406に転送されると、メモリコントローラ20
2はバーストレディ信号BRDY(図17(k))をC
PU104に出力して、データ転送が終了したことを通
知する。
【0077】メモリコントローラ202は、CPUから
データ転送の指示を受けた際に、CPUモジュールから
与えられるモジュール判別信号detに応じて、図16
と図17の2種類のデータ転送動作の一方を選択して実
行する。従って、データバス幅が異なるCPUを実装し
ても、CPUと入出力バス400上の回路との間のデー
タの転送を問題なく実行することができる。
【0078】なお、スワップ回路622としては、下位
アドレス(8ビットのバイトイネーブル信号BE0’〜
BE7’、または、アドレスA2と4ビットのバイトイ
ネーブル信号BE0’〜BE3’)に応じて1バイト以
上の連続したバイトを選択できる回路を使用することも
可能である。
【0079】図18は、入出力データバス406から6
4ビットCPU124へのデータ転送の動作を示すタイ
ミングチャートである。図18(a)〜(d)はCPU
から出力される信号を示しており、図18(e)〜
(g),(i),(j)はメモリコントローラ202が
生成する信号を、図18(h)は入出力データバス40
6が生成する信号を、図18(k)は転送されるデータ
を、図18(l)はメモリコントローラ202からCP
Uに出力される信号をそれぞれ示している。
【0080】CPU124は、まず、図18(a)に示
すアドレスステータス信号ADSをLレベルに立ち下げ
て、同時に、アドレスA31〜A3(図18(b))と
バイトイネーブル信号BE0〜BE7(図18(c))
とを出力し、ライト/リード信号W/R(図18
(d))をLレベル(読込み)に設定する。
【0081】タイミングコントロール部600(図9)
は、これらの信号に応じてアドレスステータス信号AD
S’(図16(e))を作成して入出力データバス40
6に出力する。また、タイミングコントロール部600
(図10)は、アドレスA2(図16(f))とバイト
イネーブル信号BE0’〜BE3’(図16(g))を
作成して出力する。入出力データバス406にデータが
出力されると、タイミングコントロール部600が下位
ラッチ信号LOWLT(図16(i))をLレベルに立
ち下げて、入出力データバス406上のデータを下位側
のラッチ回路626に保持する。この時、入出力データ
バス406からはタイミングコントロール部600にバ
ーストレディ信号BRDY’が与えられる。
【0082】下位32ビット分のデータをラッチする
と、タイミングコントロール部600はアドレスステー
タス信号ADS’(図18(e))を再度立ち下げ、ア
ドレスA2(図18(f))を1に設定して、上位の3
2ビットのデータ転送を開始する。入出力データバス4
06上に次の32ビットのデータが出力されると、タイ
ミングコントロール部600は上位ラッチ信号HIGH
LTをLレベルに立下げることによって入出力データバ
ス406のデータを上位側のラッチ回路624に保持す
る。
【0083】こうして、32ビットのデータが2つのラ
ッチ回路624,626にそれぞれ保持されて64ビッ
トのデータがプロセッサデータバス306に出力される
と、タイミングコントロール部600はバーストレディ
信号BRDY(図18(l))をCPUコントロール部
610を介してCPU124に出力し、CPU124は
64ビットのデータの読込みを行なう。
【0084】図19は、32ビットCPU104が実装
されている場合における入出力データバス406からC
PUへのデータ転送の動作を示すタイミングチャートで
ある。図19は、図18に示すタイミングチャートの前
半部とほぼ同様である。すなわち、32ビットのデータ
が下位ラッチ信号LOWLT(図19(i))に応じて
ラッチされると、メモリコントローラ202はバースト
レディ信号BRDY(図19(l))をCPU104に
出力して、データ転送の準備が完了したことを通知す
る。メモリコントローラ202は、CPUからデータ転
送の指示を受けた際に、CPUモジュールから与えられ
るモジュール判別信号detに応じて、図18と図19
の2種類のデータ転送動作の一方を選択して実行する。
【0085】上述したように、入出力データバス変換部
620は、モジュール判別信号detに応じて、64ビ
ットCPU124または32ビットCPU104に適し
たデータ転送動作を選択的に実行するので、第1と第2
のCPUモジュールのいずれを実装した場合にもプロセ
ッサデータバス306と入出力バス400との間のデー
タ転送をうまく実行することができる。
【0086】G.メモリデータバス変換部640の動
作:メモリデータバス変換部640の動作の詳細を説明
する前に、増設RAM210の有無による動作の違いの
概要について説明する。前述した図14,図15は、い
ずれも増設RAM210a,210bが設けられている
場合の構成である。内蔵RAM208a,208bと増
設RAM210a,210bは、例えばそれぞれが16
ビット×1M構成の2Mバイトの容量を有するRAMで
ある。図20は64ビットCPU124が実装されて増
設RAM210が実装されていない場合を示しており、
図21は32ビットCPU104が実装されて増設RA
M210が実装されていない場合を示している。すなわ
ち、この実施例において、CPUとRAMの容量の組み
合わせとしては、図14,15,20,21の4つのケ
ースがある。
【0087】これらの4つのケースにおけるCPUから
メモリへの書込み動作は、次の表1に示すようにまとめ
られる。
【0088】
【表1】
【0089】ケース1(64ビットCPU+増設RA
M、図14)の場合には、プロセッサデータバス306
とメモリデータバス310の64ビットがいずれも有効
にドライブされるので、プロセッサデータバス306上
のデータがそのままデータバス310に転送される。こ
の際、ライトバッファ642は、CPU124から出力
された64ビットのデータを一時記憶し、セレクタ64
4とスワップ回路646をそのまま通過する。
【0090】ライトバッファ642とセレクタ644
は、メモリへのバースト書込みサイクルの際に必要とな
る回路である。バースト書込みサイクルでは、64ビッ
トのデータが連続して4回メモリに書き込まれる。ライ
トバッファ642は64ビットのバッファを4つ有して
おり、バースト書込みサイクルの際に、タイミングコン
トロール部600(図9)から与えられる4つのラッチ
信号MLAT0〜MLAT3に応じて4組の64ビット
データを順次記憶する。なお、バーストサイクル時の4
サイクルのアドレスは一定の規則性を持つので、バス変
換部200におけるアドレスを更新するために、バス変
換部200にクロック信号を入力して2ビットのカウン
タによってクロックパルスをカウントし、そのカウント
値に従ってバーストアドレスを更新するようにしてもよ
い。この場合には、バーストサイクルの開始を指示する
ためのクロックアップ信号を、メモリコントローラ20
2からバス変換部200に与えるようにすればよい。
【0091】セレクタ644は、タイミングコントロー
ル部600から与えられる2ビットのセレクト信号MS
L0、MSL1に応じて4つのバッファのいずれか1つ
を選択し、スワップ回路646に64ビットのデータを
供給する。バースト書込みサイクルでない通常の書込み
サイクルでは、64ビットのデータはライトバッファ6
42内の1つのバッファが使用されるだけであり、セレ
クタ644はデータを単に通過させるだけである。ま
た、スワップ回路646は、プロセッサデータバス30
6とメモリデータバス310の64ビットがいずれも有
効な場合には何もせず、データを通過させるだけであ
る。
【0092】表1のケース2(32ビットCPU+増設
RAM、図15)の場合には、プロセッサデータバス3
06は下位32ビットCD0〜31のみが有効にドライ
ブされるのに対して、メモリデータバス310は64ビ
ットがすべて有効にドライブされる。従って、この場合
にはプロセッサデータバス306の下位32ビットのデ
ータはライトバッファ642とセレクタ644をそのま
ま通過し、スワップ回路646によってメモリデータバ
ス310の上位32ビットMD32〜MD63と下位3
2ビットMD0〜31の一方に出力される。
【0093】図22は、ケース2におけるメモリへの書
込みサイクルを示すタイミングチャートである。ここで
は、64ビットの連続したアドレスのデータが書き込ま
れる場合を例に説明する。まず、CPU104がバスサ
イクルの開始を示すアドレスステータス信号ADS(図
22(a))をLレベルに立ち下げ、バイトイネーブル
信号BE0〜BE3(図22(b))とアドレスA2
(図22(d))を出力するとともに、ライト/リード
信号W/RをHレベル(書込み)に設定する。これに応
じてタイミングコントロール部600(図9)がスワッ
プ信号MSWP(図22(e))をLレベルに立ち下げ
ると、スワップ回路646はプロセッサデータバス30
6の下位32ビットCD0〜CD31をメモリデータバ
ス310の下位32ビットMD0〜MD31に転送す
る。なお、このとき、メモリコントロール部612から
RAM208a,208bにローアドレスストローブ
(RAS1)や、図示していないカラムアドレスストロ
ーブCAS,ライトイネーブル信号WE等が出力され
て、データの書込みが実行される。
【0094】こうして32ビットのデータが1回転送さ
れると、バーストレディ信号BRDY(図22(h))
がメモリコントローラ202からCPU104に供給さ
れ、CPU104は次の32ビットのデータを出力す
る。2回目の書込みサイクルでは、スワップ信号MSW
P(図22(e))がHレベルに設定されるので、スワ
ップ回路646はプロセッサデータバス306の下位3
2ビットCD0〜CD31のデータをメモリデータバス
310の上位32ビットMD32〜MD63に転送す
る。
【0095】このように、32ビットCPU104と増
設RAM210が実装されているケース2では、スワッ
プ回路646によって、プロセッサデータバス306の
有効な32ビットが、メモリデータバス310の上位3
2ビットと下位32ビットのいずれか一方に転送され
る。
【0096】なお、プロセッサデータバス306上の3
2ビットのデータがすべて有効ではなく、そのうちの一
部のバイトのみが有効な場合には、スワップ回路646
は、プロセッサデータバス306の有効なバイトをメモ
リデータバス310の適切なバスラインに転送する機能
を有している。このために、スワップ回路646とし
て、下位アドレス(8ビットのバイトイネーブル信号B
E0’〜BE7’、または、アドレスA2と4ビットの
ビットイネーブル信号BE0’〜BE3’)に応じてプ
ロセッサデータバス306とメモリデータバス310の
間のデータ転送を実行する回路を採用することができ
る。
【0097】表1のケース3(64ビットCPU+内蔵
RAMのみ、図20)の場合には、スワップ回路646
の働きによって、プロセッサバス306上の64ビット
のデータが、メモリデータバス310の上位32ビット
MD32〜MD63に2回に分けて転送される。この動
作は、前述した図16(64ビットCPUから入出力デ
ータバスへのデータ転送サイクル)とほぼ同様なので、
説明を省略する。
【0098】表1のケース4(32ビットCPU+内蔵
RAMのみ、図21)の場合には、スワップ回路646
の働きによって、プロセッサデータバス306の下位3
2ビットCD0〜CD31のデータが、そのままメモリ
データバス310の上位32ビットに転送される。この
動作は、前述した図17(32ビットCPUから入出力
データバスへのデータ転送サイクル)におけるアドレス
ステータス信号ADS’がADSMに、バーストレディ
信号BRDY’がBRDYMに変更されているだけで、
その動作はほぼ同様なので、説明を省略する。
【0099】以上のように、CPUからメモリへの通常
のデータ書込みサイクルでは、スワップ回路646によ
ってプロセッサデータバス306の有効なバイトがメモ
リデータバス310の適切なバスラインに転送される。
なお、図14に示すように、内蔵RAM208a,20
8bと増設RAM210a,210bには異なるローア
ドレスストローブRAS1,RAS0がそれぞれ与えら
れており、これらのストローブRAS1,RAS0に応
じて有効なデータがそれぞれのRAMに書き込まれる。
【0100】上記の4つのケースにおけるメモリからC
PUへの読込み動作は、次の表2に示すようにまとめら
れる。
【0101】
【表2】
【0102】表2のケース1(64ビットCPU+増設
RAM、図14)の場合には、プロセッサデータバス3
06とメモリデータバス310の64ビットがいずれも
有効にドライブされるので、メモリデータバス310上
のデータがそのままプロセッサデータバス306に転送
される。従って、64ビットのデータはスワップ回路6
48をそのまま通過し、2つのラッチ回路650,65
2で32ビットずつ保持されてプロセッサデータバス3
06に出力される。
【0103】表2のケース2(32ビットCPU+増設
RAM、図15)の場合には、RAMから読み出された
32ビットのデータは、メモリデータバス310の上位
32ビットか、または下位32ビットに出力されてい
る。また、プロセッサデータバス306で有効にドライ
ブされるのは下位32ビットである。従って、スワップ
回路648は、メモリデータバス310の上位32ビッ
トと下位32ビットの一方をプロセッサデータバス30
6の下位32ビットに出力する。
【0104】図23は、ケース2におけるメモリからの
読込みサイクルを示すタイミングチャートである。ここ
では、64ビットの連続したアドレスのデータが読込ま
れる場合を例に説明する。まず、CPU104がバスサ
イクルの開始を示すアドレスステータス信号ADS(図
23(a))をLレベルに立ち下げ、バイトイネーブル
信号BE0〜BE3(図23(b))とアドレスA2
(図23(d))を出力するとともに、ライト/リード
信号W/R(図23(c))をLレベル(読込み)に設
定する。これに応じてタイミングコントロール部600
(図9)がスワップ信号MSWP(図23(e))をL
レベルに立ち下げると、スワップ回路648がメモリデ
ータバス310の下位32ビットMD0〜MD31を下
位側のラッチ回路652に転送する。ラッチ回路652
にラッチ信号LLT(図23(g))が与えられると、
32ビットのデータが保持されて、プロセッサデータバ
ス306の下位32ビットCD0〜CD31に出力され
る。
【0105】こうして32ビットのデータが1回転送さ
れると、バーストレディ信号BRDY(図23(i))
がメモリコントローラ202からCPU104に送られ
る。すると、CPU104は、これに応じて次の読込み
サイクルを開始する。2回目のサイクルが連続したアド
レスに対する読込みサイクルである場合には、スワップ
信号MSWP(図23(e))がHレベルに設定される
ので、スワップ回路648はメモリデータバス310の
上位32ビットMD32〜CD63のデータをプロセッ
サデータバス306の下位32ビットCD0〜CD31
に転送する。
【0106】このように、32ビットCPU104と増
設RAM210が実装されている場合には、スワップ回
路648によって、メモリデータバス310の有効な3
2ビットがプロセッサデータバス306の下位32ビッ
トに転送される。
【0107】なお、メモリデータバス310上の32ビ
ットのデータがすべて有効ではなく、そのうちの一部の
バイトのみが有効な場合には、スワップ回路648は、
メモリデータバス310の有効なバイトをプロセッサデ
ータバス306の適切なデータラインに転送する機能を
有している。このために、スワップ回路648として、
下位アドレス(アドレスA2と4ビットのバイトイネー
ブル信号BE0’〜BE3’、または、8ビットのバイ
トイネーブル信号BE0’〜BE7’)に応じて、プロ
セッサデータバス306とメモリデータバス310の間
のデータ転送を実行する回路を採用することができる。
【0108】表2のケース3(64ビットCPU+内蔵
RAMのみ、図20)の場合には、スワップ回路648
の働きによって、メモリデータバス310の上位32ビ
ットのデータが、上位側のラッチ回路650と下位側の
ラッチ回路652に割り当てられて保持され、2つのラ
ッチ回路650,652に保持された64ビットのデー
タがプロセッサデータバス306に同時に出力される。
この動作は、前述した図18(入出力データバスから6
4ビットCPUへのデータ転送サイクル)とほぼ同様な
ので、説明を省略する。
【0109】表2のケース4(32ビットCPU+内蔵
RAMのみ、図21)の場合には、スワップ回路648
の働きによって、メモリデータバス310の上位32ビ
ットのデータが、そのままプロセッサデータバス306
の下位32ビットに転送される。この動作は、前述した
図19(入出力データバスから32ビットCPUへのデ
ータ転送サイクル)とほぼ同様なので、説明を省略す
る。
【0110】以上のように、メモリからCPUへの通常
のデータ読込みサイクルでは、スワップ回路648とラ
ッチ回路650,652の働きによって、メモリデータ
バス310の有効なバイトがプロセッサデータバス30
6の適切なデータラインに転送される。
【0111】コンピュータの構成が上述した4つのケー
スのいずれに相当するかは、CPUモジュールの端子か
ら与えられるモジュール判別信号detと、増設RAM
の端子から与えられるメモリ判別信号Mdetとに応じ
てメモリコントローラ202が判断し、適切な信号をバ
ス変換部200に供給する。従って、メモリコントロー
ラ202とバス変換部200は、CPUのデータバス幅
とRAMの容量に応じた適切なデータ転送を実行するこ
とができる。
【0112】上述したように、この実施例では、CPU
とコネクタのみを有するCPUモジュールを交換するこ
とによって、データバス幅の異なるCPUを容易に交換
することが可能である。このようなモジュールは、CP
Uに適した電源やバス変換回路等を備えたモジュールを
交換する場合に比べて、モジュールの構成が簡単にな
り、その容積、面積を低減できるとともにコストも低く
抑えることができるという利点がある。特に、ノートパ
ソコンと呼ばれる携帯型の情報処理装置では、CPUの
ための交換モジュールの容積、面積があまり大きくする
ことができないので、小さなモジュールでCPUを交換
できることのメリットが大きい。なお、モジュールが小
さければ、モジュールの交換作業も容易になるという利
点もある。
【0113】図8に示すバス変換部200は、実装され
ているCPUのバス幅に応じたバス変換を実行するの
で、CPUの処理能力を落とすこと無くバス幅の異なる
CPUを交換することが可能である。この場合にも、モ
ジュール内にCPUに適したバス変換部200を実装す
る必要がない。
【0114】さらに、CPUとコネクタのみのモジュー
ルとした場合には、TCP(テープ・キャリア・パッケ
ージ)やQFP(クワッド・フラット・パッケージ)等
の小さなパッケージを使用することができるので、モジ
ュールを小型化することが可能である。
【0115】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0116】(1)本発明は、第1のCPU104と第
2のCPU124のデータバス幅が32ビットと64ビ
ット以外の場合にも適用できる。但し、第2のCPU1
24のデータバス幅は、第1のCPU104のデータバ
ス幅の整数倍であることが好ましい。こうすれば、スワ
ップ回路622,646,648の制御が容易になるか
らである。
【0117】(2)上記実施例では、CPUモジュール
に適切な電圧レベルを設定するためのステータス信号S
T0,ST1(図6)と、CPUのデータバス幅を示す
ためのモジュール判別信号detを別の信号としていた
が、両者に同じステータス信号(または判別信号)を用
いることも可能である。
【0118】(3)上記実施例では、判別信号det,
Mdet,Cdetのための端子をそれぞれのモジュー
ルのコネクタに設けていたが、コネクタ以外の箇所に各
種の判別信号を発生する回路を設けるようにしてもよ
い。但し、コネクタに判別端子を設けるようにすれば、
実装されているモジュールに応じた判別信号が間違いな
く発生するという利点がある。
【0119】(4)図24は、32ビットCPUの電源
の他の供給方法を示す説明図である。このCPUモジュ
ール700は、32ビットCPU104と2つのコネク
タ702,704を備えている。コネクタ702は80
ピン、704は60ピンのコネクタであり、システムボ
ード上の対応するコネクタ802,804に接続されて
いる。また、CPUモジュール700に隣接してコネク
タ712を有するバス接続ボード710が、システムボ
ード上の第3のコネクタ812に差込まれている。この
コネクタ812は、100ピンのコネクタであり、60
ピンの第2のコネクタ804の端子に加えて、64ビッ
トCPUのための信号線(バスD0〜D63やバイトイ
ネーブルBE0〜BE7等)の端子を有している。定電
圧電源140から出力される3.3Vの一定電圧は、シ
ステムボード上の第1と第2のコネクタ802,804
に与えられている。CPUモジュール700の第1のコ
ネクタ702は、システムボードのコネクタ802を介
して与えられた3.3Vの電源をCPU104の周辺回
路部に供給する。一方、CPUモジュール700の第2
のコネクタ704は、システムボードのコネクタ804
を介して与えられた3.3Vの電源をCPU104のコ
ア部に供給する。システムボードの第3のコネクタ81
2には、可変電源142の出力が与えられている。しか
し、第1のCPUモジュール700を実装した場合に
は、可変電源142の出力は、CPUに供給されない。
【0120】図25は、第2のCPUモジュール720
を実装した場合を示す説明図である。第2のCPUモジ
ュール720は、64ビットCPU124と2つのコネ
クタ722,724を備えている。第1のコネクタ72
2は、システムボード上の第1のコネクタ802に接続
されている。CPUモジュール720の第2のコネクタ
724は、システムボード上の第3のコネクタ812に
差込まれている。システムボードの第2のコネクタ80
4には何も接続されていない。第2のCPUモジュール
720の第1のコネクタ722は、システムボードのコ
ネクタ802を介して与えられた3.3Vの電源をCP
U124の周辺回路部に供給する。これは、図24と同
じである。一方、第2のCPUモジュール720の第2
のコネクタ724は、システムボードの第3のコネクタ
812を介して与えられた可変電源142の出力をCP
U124のコア部に供給する。なお、コネクタ724に
は、可変電源142の出力電圧VOUT を調整するための
帰還抵抗Rが接続されている。
【0121】このように、CPUの周辺回路部には共通
のコネクタ802を介して一定電圧の電源を供給し、C
PUのコア部にはCPUに応じた異なるコネクタを利用
してそれぞれ異なる電源を供給するようにすることが可
能である。特に、第3のコネクタ812には可変電源1
42の出力を接続しているので、コネクタ812に接続
される帰還抵抗Rの値に応じてその出力電圧VOUT を調
整することができる。従って、コア部の電圧レベルが従
来と異なるCPUを実装する場合にも、そのCPUに適
した電圧を供給することが可能である。また、図24と
図25の例では、いずれのCPUモジュールの2つのコ
ネクタによってシステムボードと接続するので、3つ以
上のコネクタを用いて接続する場合に比べてモジュール
の位置合わせが容易であるという利点もある。
【0122】(5)図26は、CPUモジュールの他の
実施例を示す概略構成図である。このCPUモジュール
730は、CPU104(または124)と、可変電源
142(図25)のフィードバック端子に接続される帰
還抵抗Rとを、多層基板731に設けたものである。シ
ステムボードには、このCPUモジュール730が差込
まれるPGA(ピングリッドアレイ)ソケット740が
設けられている。多層基板731の下面には、PGAソ
ケット740に挿入される多数のオスコネクタが設けら
れている。多層基板731の配線層には、QFPまたは
TCPタイプのCPUのリード線とPGAソケット用の
オスコネクタとを接続するための配線パターンが形成さ
れている。PGAソケット740には、多数の端子が設
けられているが、CPUモジュールによって使用される
端子群がそれぞれ決められている。例えば、64ビット
CPU124を実装する場合には、PGAソケット74
0の全部の端子を用い、32ビットCPU104を実装
する場合にはPGAソケット740の中心付近にある所
定の端子群のみを使用するようにすることができる。な
お、図26における帰還抵抗Rの値を実装するCPUに
応じて変えることによって、CPUに供給する電圧を調
整することができる。なお、図26の構成において、帰
還抵抗Rの代わりに、前述した図6に示すようなステー
タス信号端子ST0,ST1を設けるようにすることも
可能である。
【0123】このように、システムボード上に1つのソ
ケット(コネクタ)のみを設けた場合にも、前述した図
1,図2,図24,図25に示すような複数のコネクタ
を設けた場合と同様の構成を実現することができる。換
言すれば、CPUモジュールと接続するためのコネクタ
はシステムボード上に少なくとも1つ設けておけばよ
く、各CPUに共通して使用できる第1の端子群と、6
4ビットCPU専用の第2の端子群とをコネクタに設け
るようにすればよい。なお、コネクタは、32ビットC
PU専用の端子群を有していてもよい。
【0124】図27は、CPUモジュールのさらに他の
実施例を示す概略構成図である。このCPUモジュール
732は、帰還抵抗Rを内部に有する32ビットCPU
104a(または64ビットCPU124a)を用いて
いる。このように、内部に帰還抵抗Rを有するタイプの
CPUを用いれば、基板上に帰還抵抗を設ける必要がな
いという利点がある。さらに、プリント基板上にCPU
を設けたCPUモジュールを用いずに、PGAタイプの
CPUを単体でソケットに装着するような構成とするこ
とも可能である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および11に記載された情報処理装置によれば、実装さ
れているCPUモジュールに応じて電圧調整手段が可変
電源の出力電圧を調整するので、実装されているCPU
モジュールに応じた電圧を供給することができる。
【0126】請求項2に記載された情報処理装置によれ
ば、CPUによってコア部に異なる電圧を供給する必要
がある場合に、異なる電圧を容易に供給することができ
る。
【0127】請求項3および4に記載された情報処理装
置によれば、可変電源のフィードバック端子に接続され
る帰還抵抗の値を変えることによって、CPUモジュー
ルに応じた出力電圧に調整することができる。
【0128】請求項5に記載された情報処理装置によれ
ば、モジュール判別信号に応じて、実装されているCP
Uモジュールから出力される下位アドレスと、前記下位
アドレス変換手段からの出力される下位アドレスのいず
れか一方を選択するので、実装されているCPUモジュ
ールに適した下位アドレスを生成することができる。
【0129】請求項6および7に記載された情報処理装
置によれば、入出力バス変換手段は、モジュール判別信
号に応じて、プロセッサデータバスと入出力データバス
との間のバス変換を、実装されているCPUモジュール
に適したモードで実行することができる。
【0130】請求項8および9に記載された情報処理装
置によれば、モジュール判別信号とメモリ判別信号に応
じて、プロセッサデータバスとメモリデータバスとの間
のバス変換を、実装されているCPUモジュールと実装
されているメモリに適したモードで実行することができ
る。
【0131】請求項10に記載された情報処理装置によ
れば、第2のコネクタの接続状態に応じて、実装されて
いるCPUモジュールに適した動作を実行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのパーソナルコンピ
ュータに実装される第1のCPUモジュールを示す斜視
図。
【図2】第2のCPUモジュールを示す斜視図。
【図3】第2のCPUモジュール120を実装した状態
を示す平面図。
【図4】CPUモジュールに2つの電源140,142
を接続した様子を示す概念図。
【図5】可変電源142の構成を示す回路図。
【図6】可変電源142の他の構成を示す回路図。
【図7】2次キャッシュの増設方法を示す概念図。
【図8】実施例におけるコンピュータの構成を示すブロ
ック図。
【図9】メモリコントローラ202の内部構成を示すブ
ロック図。
【図10】64ビットCPU実装時におけるタイミング
コントロール部600に含まれるアドレス調整回路の構
成を示すブロック図。
【図11】32ビットCPU実装時におけるタイミング
コントロール部600に含まれるアドレス調整回路の構
成を示すブロック図。
【図12】アドレス変換テーブル602の入出力の関係
を示す説明図。
【図13】入出力バス400に接続されたメモリから6
4ビットCPU124にデータを読込む際のバスサイク
ルを示すタイミングチャート
【図14】64ビットCPU実装時におけるバス変換部
200の内部構成を示すブロック図。
【図15】32ビットCPU実装時におけるバス変換部
200の内部構成を示すブロック図。
【図16】64ビットCPU124から入出力データバ
ス406へのデータ転送の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図17】32ビットCPU124から入出力データバ
ス406へのデータ転送の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図18】入出力データバス406から64ビットCP
U124へのデータ転送の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図19】入出力データバス406から32ビットCP
U124へのデータ転送の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図20】64ビットCPU124が実装され増設RA
M210が実装されていない場合のバス変換部200の
内部構成を示すブロック図。
【図21】32ビットCPU104が実装され増設RA
M210が実装されていない場合のバス変換部200の
内部構成を示すブロック図。
【図22】表1のケース2におけるメモリへの書込みサ
イクルを示すタイミングチャート。
【図23】表2のケース2におけるメモリからの読込み
サイクルを示すタイミングチャート。
【図24】32ビットCPUの電源の他の供給方法を示
す説明図。
【図25】64ビットCPUの電源の他の供給方法を示
す説明図。
【図26】CPUモジュールの他の実施例を示す概略構
成図。
【図27】CPUモジュールのさらに他の実施例を示す
概略構成図。
【符号の説明】
100…第1のCPUモジュール 102…プリント基板 104…32ビットCPU 106,107…コネクタ 108,109…端子 110…システムボード 112,114,116…コネクタ 120…第2のCPUモジュール 120a…第2のCPUモジュール 122…プリント基板 124…64ビットCPU 126,127,128…コネクタ 140…定電圧電源 142…可変電源 142a…可変電源 146…デコーダ(スイッチ駆動回路) 150…キャッシュモジュール 200…バス変換部 202…メモリコントローラ 206…システムバス変換部 208…内蔵メモリ 208a,208b…内蔵RAM 210,210a,210b…増設RAM 220…グラフィックスコントローラ 224…ハードディスクコントローラ 300…プロセッサバス 302…コントロールバス 304…アドレスバス 306…データバス(プロセッサデータバス) 306…プロセッサバス 310…メモリデータバス 320…メモリバス 400…入出力バス 402…コントロールバス 404…アドレスバス 406…データバス(入出力データバス) 500…システムバス 600…タイミングコントロール部 602…アドレス変換テーブル 604…セレクタ 606…下位アドレス変更回路 607…バーストアドレス生成部 608…セレクタ 609…ANDゲート 610…CPUコントロール部 612…メモリコントロール部 620…入出力データバス変換部 622…スワップ回路 624,626…ラッチ回路 640…メモリデータバス変換部 642…ライトバッファ 644…セレクタ 646,648…スワップ回路 650,652…ラッチ回路 700…第1のCPUモジュール 702,704…CPUモジュールのコネクタ 710…バス接続ボード 712…バス接続ボードのコネクタ 720…第2のCPUモジュール 722,724…CPUモジュールのコネクタ 802,804,812…システムボードのコネクタ Cdet…キャッシュ判別信号 Mdet…メモリ判別信号 det…モジュール判別信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータバス幅を有する第1のCP
    Uモジュールと、前記第1のデータバス幅よりも大きな
    第2のデータバス幅を有する第2のCPUモジュールと
    を選択して実装可能な情報処理装置であって、 前記第1と第2のCPUモジュールに共通に使用可能な
    第1の端子群と、 前記第2のCPUモジュールのバスに接続される第2の
    端子群と、 前記第1と第2の端子群の少なくとも一方を介してCP
    Uモジュールに供給する出力電圧を変更可能な可変電源
    と、 前記可変電源に接続され、実装されたCPUモジュール
    に応じて前記可変電源の出力電圧を調整する電圧調整手
    段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置であって、
    さらに、 第1のCPUモジュールのバスに接続される第3の端子
    群と、 実装されているCPUの周辺回路部に前記第1の端子群
    を介して所定の電圧を供給するとともに、前記第1のC
    PUモジュールのCPUのコア部に前記第3の端子群を
    介して前記所定の電圧を供給する定電圧電源を備え、 前記可変電源は、前記第2のCPUモジュールのCPU
    のコア部に前記第2の端子群を介して出力電圧を供給す
    る、情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の情報処理装置で
    あって、 前記電圧調整手段は、 CPUモジュールに設けられた帰還抵抗を前記可変電源
    のフィードバック端子に接続する回路を備える、情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の情
    報処理装置であって、 前記電圧調整手段は、 複数の帰還抵抗と、 前記複数の帰還抵抗の1つを選択して前記可変電源のフ
    ィードバック端子に接続するためのスイッチと、 実装されたCPUモジュールから与えられる信号に応じ
    て前記スイッチを操作することによって、前記複数の帰
    還抵抗の1つを前記フィードバック端子に接続するスイ
    ッチ駆動回路と、を備える情報処理装置。
  5. 【請求項5】 第1のデータバス幅を有する第1のCP
    Uモジュールと、前記第1のバス幅よりも大きな第2の
    データバス幅を有する第2のCPUモジュールとを選択
    して実装な情報処理装置であって、 前記第1と第2のCPUモジュールに共通に使用可能な
    第1の端子群と、 前記第2のCPUモジュールのバスに接続される第2の
    端子群と、 前記第2のデータバス幅と等しいバス幅を有し、少なく
    とも前記第2の端子群を通じてCPUに接続されるプロ
    セッサデータバスと、 前記第1と第2のCPUモジュールのいずれが実装され
    ているかを示すモジュール判別信号を生成するモジュー
    ル判別信号生成手段と、 前記プロセッサデータバス上のいずれのバイトが有効で
    あるかを示すために前記第2のCPUモジュールが出力
    する下位アドレスを、前記第1のCPUモジュールが出
    力する下位アドレスと等価な信号に変換する下位アドレ
    ス変換手段と、 前記モジュール判別信号に応じて、実装されているCP
    Uモジュールから出力される下位アドレスと、前記下位
    アドレス変換手段からの出力される下位アドレスのいず
    れか一方を選択する選択手段と、を備えることを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 第1のデータバス幅を有する第1のCP
    Uモジュールと、前記第1のデータバス幅よりも大きな
    第2のデータバス幅を有する第2のCPUモジュールと
    を選択して実装可能な情報処理装置であって、 前記第1と第2のCPUモジュールに共通に使用可能な
    第1の端子群と、 前記第2のCPUモジュールのバスに接続される第2の
    端子群と、 前記第2のデータバス幅と等しいバス幅を有し、少なく
    とも前記第2の端子群を通じてCPUのデータバスに接
    続されるプロセッサデータバスと、 前記第1と第2のCPUモジュールのいずれが実装され
    ているかを示すモジュール判別信号を生成するモジュー
    ル判別信号生成手段と、 前記第1のデータバス幅と等しいバス幅を有する入出力
    データバスと、 前記プロセッサデータバスと前記入出力データバスとの
    間に介挿され、前記モジュール判別信号に応じて、実装
    されているCPUモジュールのデータバスと前記入出力
    データバスとの間のバス変換を行なう入出力バス変換手
    段と、を備え、 前記入出力バス変換手段は、 前記第1のCPUモジュールが実装されている場合には
    前記第1のCPUモジュールのデータバス上のデータを
    すべて前記入出力データバスに出力し、一方、前記第2
    のCPUモジュールが実装されている場合には前記第2
    のCPUモジュールのデータバスを一部分ずつ順次選択
    して、選択されたバスライン上のデータを前記入出力デ
    ータバスに出力することによって前記第2のCPUモジ
    ュールのデータバス上のデータを複数回に分けて前記入
    出力データバスに出力する出力変換手段と、 前記第1のCPUモジュールが実装されている場合には
    前記入出力データバス上のデータをすべて前記第1のC
    PUモジュールのデータバスに入力し、一方、前記第2
    のCPUモジュールが実装されている場合には、前記入
    出力データバス上に複数回に分けて入力されている複数
    組のデータをそれぞれ保持して、前記複数組のデータを
    前記第2のCPUモジュールのデータバスに同時に入力
    する入力変換手段と、を備えることを特徴とする情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報処理装置であって、 前記出力変換手段は、前記プロセッサデータバスの有効
    なバスラインを示す下位アドレスに応じて、前記有効な
    バスライン上のデータを前記入出力データバスに出力す
    るスワップ回路を備え、 前記入力変換手段は、前記入出力データバス上に複数回
    に分けて入力されている複数組のデータをそれぞれ保持
    する複数のラッチ回路を備える、情報処理装置。
  8. 【請求項8】 第1のデータバス幅を有する第1のCP
    Uモジュールと、前記第1のデータバス幅よりも大きな
    第2のデータバス幅を有する第2のCPUモジュールと
    を選択して実装可能な情報処理装置であって、 前記第1と第2のCPUモジュールに共通に使用可能な
    第1の端子群と、 前記第2のCPUモジュールのバスに接続される第2の
    端子群と、 前記第2のデータバス幅と等しいバス幅を有し、少なく
    とも前記第2の端子群を通じてCPUのデータバスに接
    続されるプロセッサデータバスと、 前記第1と第2のCPUモジュールのいずれが実装され
    ているかを示すモジュール判別信号を生成するモジュー
    ル判別信号生成手段と、 第1のデータバス幅と等しいバス幅を有する増設メモリ
    を実装するための第3の端子群と、 前記第1のデータバス幅と等しいバス幅を有する内蔵メ
    モリと、 前記第1のデータバス幅とそれぞれ等しいバス幅を有す
    る第1と第2のバスラインを含み、前記第1のバスライ
    ンを介して前記内蔵メモリに接続されているとともに、
    前記第2のバスラインと前記第3の端子群とを介して前
    記増設メモリに接続されるメモリデータバスと、 前記増設メモリが実装されているか否かを示すメモリ判
    別信号を生成するメモリ判別信号生成手段と、 前記モジュール判別信号と前記メモリ判別信号とに応じ
    て、実装されているCPUモジュールのデータバスと前
    記メモリデータバスとの間のバス変換を行なうメモリバ
    ス変換手段と、を備え、 前記メモリバス変換手段は、 前記第1のCPUモジュールが実装されている場合に
    は、前記メモリデータバスの前記第1と第2のバスライ
    ンの一方を選択して前記第1のCPUモジュールのデー
    タバス上のデータを出力し、前記第2のCPUモジュー
    ルと前記増設メモリとが実装されている場合には前記第
    2のCPUモジュールのデータバス上のデータをすべて
    前記メモリデータバスに出力し、一方、前記第2のCP
    Uモジュールが実装されて前記増設メモリが実装されて
    いない場合には前記第2のCPUモジュールのデータバ
    スを一部分ずつ順次選択し、選択されたバスライン上の
    データを前記メモリデータバスの前記第1のバスライン
    に出力することによって前記第2のCPUモジュールの
    データバス上のデータを複数回に分けて前記メモリデー
    タバスに出力する出力変換手段と、 前記第1のCPUモジュールが実装されている場合に
    は、前記内蔵メモリと前記増設メモリの一方から前記メ
    モリデータバスの前記第1と第2のバスラインの一方に
    読み出されたデータを前記第1のCPUモジュールのデ
    ータバスに入力し、前記第2のCPUモジュールと前記
    増設メモリとが実装されている場合には、前記メモリデ
    ータバス上のデータをすべて前記第2のCPUモジュー
    ルのデータバスに入力し、一方、前記第2のCPUモジ
    ュールが実装されて前記増設メモリが実装されていない
    場合には、前記内蔵メモリから前記メモリデータバスの
    前記第1のバスラインに複数回に分けて読み出されてい
    る複数組のデータをそれぞれ保持して、前記複数組のデ
    ータを前記第2のCPUモジュールのデータバスに同時
    に入力する入力変換手段と、を備えることを特徴とする
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の情報処理装置であって、 前記出力変換手段は、前記プロセッサデータバスの有効
    なバスラインを示す下位アドレスに応じて、前記有効な
    バスライン上のデータを前記メモリデータバスに出力す
    るスワップ回路を備え、 前記入力変換手段は、前記メモリデータバス上に複数回
    に分けて入力されている複数組のデータをそれぞれ保持
    する複数のラッチ回路を備える、情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし9のいずれかに記載の
    情報処理装置であって、 前記モジュール判別信号生成手段は、前記第2の端子群
    の接続状態に応じて前記モジュール判別信号のレベルを
    切り換えるモジュール判別端子を備える、情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の情報処理装置であって、 前記第2のデータバス幅は、前記第1のデータバス幅の
    2倍である情報処理装置。
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