JPH08146468A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH08146468A
JPH08146468A JP28632594A JP28632594A JPH08146468A JP H08146468 A JPH08146468 A JP H08146468A JP 28632594 A JP28632594 A JP 28632594A JP 28632594 A JP28632594 A JP 28632594A JP H08146468 A JPH08146468 A JP H08146468A
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JP
Japan
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liquid crystal
pixel electrode
substrate
pixel
display device
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Application number
JP28632594A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Nishimura
紀子 西村
Hirobumi Wakemoto
博文 分元
Keisuke Tsuda
圭介 津田
Yuji Satani
裕司 佐谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作製プロセスの増加およびコストアップを抑
えて、広視野角を実現する。 【構成】 マトリクス状に配置した画素電極2および薄
膜トランジスタを有するアレイ基板1と、対向電極9を
有する対向基板7との間に、カイラルネマチック液晶層
11を挟持し、電圧無印加時に、液晶分子はアレイ基板
1と対向基板7との間で概ね90度捻れ、アレイ基板1
から対向基板7に向かってスプレイ変形を伴うように配
向し、画素電極2にその対角線上に筋状の画素電極欠如
部6を設け、かつアレイ基板側のラビング方向と画素電
極欠如部6との成す角を10度としている。画素電極2
の形成時に画素電極欠如部6を形成できるため、作製プ
ロセスを増加することなく、画素電極欠如部6の近傍に
生じる電界歪みを利用して、画素内の液晶分子配向を1
80度異なる2方向に規定し、上下方向が略対称で、階
調反転のない広視野角を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、視角特性に優れた液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄型で軽量、かつ低消
費電力を特徴とするディスプレイであり、ワープロやテ
レビの表示画面として広く用いられている。液晶表示装
置のなかでも、アレイ基板上に多数のスイッチング素子
を配置したアクティブマトリクス型液晶表示装置は液晶
の配向方位がほぼ90度ねじれたツイストネマチックモ
ード(以下、TNモード)を表示に用いており、高速応
答や高精細が可能なディスプレイとして開発が進んでい
る。
【0003】しかし、TNモードの液晶表示装置は、液
晶の旋光性を用いて表示しているためにパネルを見る角
度によって色調やコントラストが異なるという大きな欠
点がある。このため、良好な表示が得られる視角範囲は
陰極線管(CRT)に比べてかなり狭くCRTと同等以
上の表示性能を実現するには至っていない。
【0004】通常、アクティブマトリクス型液晶表示装
置では、電圧無印加の状態で白表示を行うノーマリホワ
イトモード(以下、NWモード)が用いられている。N
Wモードは、パネルの両側に偏光板を直交して配置する
ため黒表示が容易に得られコントラストを高くすること
ができる。また、パネルギャップが多少違っても表示色
相が大きく変わらないために工法的に優れている。しか
し、視角範囲はCRTよりもかなり狭い。
【0005】このようなNWモードのアクティブマトリ
クス型液晶表示装置の視野角を広げる手法として電極分
割法が知られている。電極分割法(例えば、A.Lien,et
al,Society of information display 93 dijest P.269
)は、画素の対向電極に筋状の電極欠如部が存在し、
パネル内の電界分布を歪ませることで画素に複数の領域
が形成され、液晶の視角方位が平均化されて広視野角を
実現するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のTN−NWモー
ドの視角特性は、上下視角が非対称で、主視角方向の階
調反転がひどく、視角範囲が狭いことが問題である。ま
た、対向電極側の電極分割法は、液晶パネルの視野角拡
大に有効な手法であるが、対向電極に電極欠如部を設け
るために、エッチングプロセスが必要となるのでプロセ
ス増加、コストアップが課題となる。さらに、対向電極
はITO(酸化インジウム・錫)で形成され、ITOの
下層はカラーフィルタ層であり、エッチングによってI
TOを除去した場合、電極欠如部のカラーフィルタ層表
面がエッチング液や、剥離液にさらされることになり、
変質する可能性がある。カラーフィルタ層の保護のため
にオーバーコートを行う方法もあるが、コストアップは
避けられない。
【0007】この発明の目的は、作製プロセスの増加お
よびコストアップを抑えて、広視野角を実現できる液晶
表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、マトリクス状に配置した複数の画素電極および
複数の画素電極の各々を駆動する複数のアクティブ素子
を有する第1の基板と、複数の画素電極と対向した共通
電極を有する第2の基板と、第1の基板と第2の基板と
の間に挟持したカイラルネマチック液晶層とを備え、電
圧無印加時に、液晶分子はカイラルネマチック液晶層の
ほぼ中央部において第1および第2の基板の主表面にほ
ぼ平行でかつ所定の方向に配向し、第1の基板から第2
の基板へ向かう方向に沿って所定の方向を中心に概ね9
0度捻れ、第1の基板から第2の基板に向かってスプレ
イ変形を伴うように配向し、画素電極にほぼ中央部を通
る筋状の画素電極欠如部を設け、かつ画素電極表面の液
晶分子の配向方向と筋状の画素電極欠如部との成す角の
うち小さい方の角を45度以下としている。
【0009】請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示装置において、筋状の画素電極欠如部を
画素電極の対角線上に設けたことを特徴とする。請求項
3記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置
において、筋状の画素電極欠如部は画素電極の少なくと
も一辺に達したことを特徴とする。請求項4記載の液晶
表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、筋
状の画素電極欠如部は画素電極の対向する二辺に達した
ことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の液晶表示装置は、請求項
1,2,3または4記載の液晶表示装置において、アク
ティブ素子に接続された走査配線を覆うように蓄積容量
部を形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の液晶表示装置は、アクティブ素子の
形成された第1の基板上の画素電極に画素電極欠如部を
設けることにより、画素電極欠如部近傍に生じる電界の
歪みを利用して、液晶の配向状態が異なる領域(ドメイ
ン)を形成し、広視野角を実現するようにした電極分割
型液晶パネルである。
【0012】以下、この電極分割型液晶パネルの動作原
理を、図面を参照しながら簡単に説明する。図11はこ
の発明の液晶表示装置の動作原理を説明するための一画
素の断面図、図12はその平面図である。図11,図1
2において、1はアレイ基板(第1の基板)、2は画素
電極、3はソースライン、6は画素電極欠如部、7は対
向基板(第2の基板)、8はカラーフィルタ層、9は対
向電極(共通電極)、12はゲートライン(走査配
線)、13は薄膜トランジスタ(アクティブ素子)、1
4,15はドメイン、16,17は偏光板である。
【0013】図11はクロスニコルに設定した偏光板1
6、17の間にスプレイツイスト配向のTFT(Thin f
ilm transistor)型液晶パネルを配置して電圧を印加し
た黒表示の状態を表している。画素電極2の対角線部分
に画素電極欠如部6を設けている。画素電極2と対向電
極9の間に電圧を印加した場合、パネル内の電気力線の
代表的な方向には、基板間の縦方向電界による電気力線
18、電気力線19がある。正の誘電率異方性を持つ液
晶分子は電気力線に平行に配向するが、上下基板間で9
0度捻れるよう液晶にカイラル剤を添加しているため、
ミッドプレーンの液晶分子の配向方向は電気力線の方向
からカイラルのツイスト方向に捻れて配向する。液晶分
子の配向方向を明示するために、液晶分子の立ち上がる
方向をくさびの頭で表すと、図12に示すように、パネ
ル内の液晶分子の配向方向は、画素電極欠如部近傍の液
晶分子の配向方向20、21、ソースライン近傍の液晶
分子の配向方向22、23と表せる。
【0014】このとき、画素電極欠如部近傍の液晶分子
の配向方向20とソースライン近傍の液晶分子の配向方
向22が揃うことで、ドメイン14の液晶の配向状態が
決まり、同様に画素電極欠如部近傍の液晶分子の配向方
向21とソースライン近傍の液晶分子の配向方向23が
揃うことで、他方のドメイン15の液晶の配向が決ま
る。
【0015】ドメイン14とドメイン15の配向は、液
晶の視角方向が互いに180度異なる。このため、表示
画素内でパネルの視角特性が平均化され、主視角側の階
調反転が大幅に解消し、同時に反主視角側のコントラス
トが向上して視野角が拡大する。このため、電極分割型
液晶パネルを作製するためには、次の2点が極めて重要
な項目となる。
【0016】(1) 電圧印加の直後に配向状態の異な
る液晶のドメインを画素内に発生させること。 (2) 発生したドメインを画素内で安定に存在させる
こと。 まず、(1)を実現するためには、以下の2つのパネル
構成条件を満たす必要がある。
【0017】まず1つは、ミッドプレーンの液晶分子配
向方向と画素電極欠如部とのなす角をより90度に近づ
けることである。画素電極欠如部に生じる電気力線は、
平面的にみると画素電極欠如部の長さ方向に対して垂直
方向に生じる。液晶パネルに電圧を印加する際、最も速
く応答するのはミッドプレーンの液晶分子なので、ミッ
ドプレーンの液晶分子配向方向と画素電極欠如部とのな
す角が90度に近いほど、画素電極欠如部近傍のドメイ
ンは大きな電界歪みの影響を受け、電圧印加直後から配
向方向が規定される。
【0018】2つめは、アクティブ素子の形成された基
板側のラビング方向とほぼ平行になるように画素電極欠
如部を形成することである。アクティブ素子の形成され
た基板側のラビング方向を規定することにより、ソース
ライン近傍の液晶分子配向方向も規定される。電圧印加
直後に画素電極欠如部の近傍に発生するドメインの液晶
分子配向方向を、ソースライン近傍の液晶分子配向方向
と一致させるためには、画素電極欠如部と前記ラビング
方向とのなす角を45度以下とする必要がある。ここ
で、角度を45度以下とする理由は、画素電極欠如部と
前記ラビング方向とのなす角度を45度より大きくする
と、画素電極欠如部に生じる電気力線とミッドプレーン
の液晶分子配向方向がほぼ垂直となる場合が生じ、液晶
分子は電界の影響をほとんど受けることができず、ドメ
インの配向方向を規定できないためである。
【0019】さらに、(2)については、図1で示した
ように、異なる配向状態であるドメイン14とドメイン
15が安定に存在するのは、ドメインの境界が画素電極
欠如部6の領域に存在するときに限られる。これは、画
素電極欠如部6の領域の液晶は、電界に応答しないため
に二つのドメイン14,15に対して一種の緩衝帯の役
割を果たすためである。このように、画素電極欠如部が
緩衝帯の役目を満たせば、一方のドメインが他方のドメ
インに及ぼす力が画素電極欠如部で緩和され、ドメイン
が画素電極欠如部を越えて他方のドメイン領域に進行す
ることはない。
【0020】そこで、ドメインの境界に発生する逆チル
ト転傾線が、電極の画素電極欠如部に安定に存在するた
めには、逆チルト転傾線が移動する際に働く力を画素電
極欠如部で緩和する必要がある。一般に、逆チルト転傾
線に働くこのような力は転傾線の形状で異なる。逆チル
ト転傾線は、転傾線の有するエネルギーが最小になるよ
うに形状を変形する。したがって、例えば、途中で鋭角
に折れ曲がっている転傾線は、その部分が直線か、曲率
の小さな円弧に変形するのが通例である。
【0021】電極分割型液晶パネルの画素に発生する逆
チルト転傾線の形状は、画素の端部近くは鋭角を成し、
画素の中央部は直線となる。したがって、画素の端部近
くでは転傾線の有するエネルギーが大きくなり、転傾線
は画素電極欠如部からはずれ、曲率の小さな円弧に変形
する不良が生じる可能性がある。この不良発生を助長す
るのが、ゲートラインからの横方向電界であり、不良発
生を抑制するために、ゲートラインを覆う形状で蓄積容
量部を形成する必要がある。
【0022】すなわち、ソースラインと直交して形成さ
れているゲートラインからも、横方向電界がかかるた
め、画素電極欠如部とソースライン近傍で規定したドメ
インの配向方向とは逆視角の配向方向を有するドメイン
が、ゲートライン近傍に形成される。このゲートライン
近傍の逆視角ドメインは、電圧印加直後に生成され、そ
のドメイン形状が経時変化するため、2つのドメインの
面積比が変化し視角特性の低下と、転傾線の移動による
残像が生じる。そこで、ゲートラインを覆う形状で蓄積
容量部を形成することにより、ゲートラインからの横方
向電界をシールドして、不良発生を抑制することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。 (第1の実施例)図1はこの発明の第1の実施例の液晶
表示装置の一画素の断面図、図2は同液晶表示装置の一
画素の平面図である。図1,図2において、1はアレイ
基板(第1の基板)、2は画素電極、3はソースライン
(信号配線)、4はパシベーション膜、5,10は配向
膜、6は画素電極欠如部、7は対向基板(第2の基
板)、8はカラーフィルタ層、9は対向電極(共通電
極)、11はカイラルネマチック液晶層、12はゲート
ライン(走査配線)、13は薄膜トランジスタ(アクテ
ィブ素子)である。
【0024】この液晶表示装置は、マトリクス状に配置
した複数の画素電極2および複数の画素電極2の各々を
駆動する複数の薄膜トランジスタ13を有するアレイ基
板1と、複数の画素電極2と対向した対向電極9を有す
る対向基板7と、アレイ基板1と対向基板7との間に挟
持したカイラルネマチック液晶層11とを備え、電圧無
印加時に、液晶分子はカイラルネマチック液晶層11の
ほぼ中央部においてアレイ基板1および対向基板7の主
表面にほぼ平行でかつ所定の方向に配向し、アレイ基板
1から対向基板7へ向かう方向に沿って所定の方向を中
心に概ね90度捻れ、アレイ基板1から対向基板7に向
かってスプレイ変形を伴うように配向し、画素電極2に
ほぼ中央部を通る筋状の画素電極欠如部6を設け、かつ
画素電極2表面の液晶分子の配向方向(アレイ基板側の
ラビング方向25)と筋状の画素電極欠如部6との成す
角のうち小さい方の角を45度以下(第1の実施例では
10度)としている。したがって、画素電極2に筋状の
画素電極欠如部6を設けた電極分割型液晶パネルであ
る。
【0025】この液晶表示装置の製造方法を説明する。
アレイ基板1に、真空蒸着とエッチングの手法を用い
て、画素電極2、ソースライン3、パシベーション膜
4、ゲートライン12、薄膜トランジスタ13等を形成
し、アクティブマトリクス基板とした。画素電極2をエ
ッチングする際に、画素電極2内に、画素電極欠如部6
を形成した。なお、画素電極欠如部6は、アレイ基板側
のラビング方向とほぼ同方向である画素電極2の対角線
上の画素端を除く部分に8μmの線幅で筋状に形成し
た。アレイ基板側のラビング方向25と、画素電極欠如
部6とのなす角は、10度であった。
【0026】対向基板7には、カラーフィルタ層8およ
び対向電極9を形成した。アレイ基板1と対向基板7に
配向膜5、10を印刷法を用いて基板に印刷した後、オ
ーブンで配向膜5、10を硬化した。配向膜5、10と
して、RN−753(日産化学社製)を用いた。次に、
アレイ基板1と対向基板7にナイロン布を用いてラビン
グ処理を施した。このとき、液晶注入後に液晶方位が基
板間で90゜スプレイツイスト配向を取るようにラビン
グを行った。ラビング方向は、対向基板側がラビング方
向24、アレイ基板側がラビング方向25である。
【0027】その後、アレイ基板1と対向基板7を、ガ
ラススペーサを用いて5μmの間隔で貼り合わせた。最
後に、カイラルネマチック液晶層11としてフッソ系液
晶であるZLI−4792(メルク社製)を真空注入法
を用いてパネルに注入し、電極分割型液晶パネルを作製
した。
【0028】図2に示すように、ソースライン3とゲー
トライン12に囲まれて画素電極2が存在する。このと
き、画素電極2の大きさは、ソースライン3に沿って1
00μm、ゲートライン12に沿って75μmである。
上記の構成の電極分割型液晶パネルに、2枚の偏光板を
その吸収軸をラビング方向24、25と平行にして図1
1のように積層した。その後、パネルをノーマリホワイ
トモードで駆動し、液晶のドメインの形成される様子を
光学顕微鏡を用いて観察した。
【0029】図3は、光学顕微鏡で観察した画素のドメ
インの模式図である。ノーマリホワイトモードの黒レベ
ルを示しており、ドメインの境界に逆チルト転傾線31
が発生した。このとき、逆チルト転傾線31は、画素電
極欠如部6と同じ形状に発生しており、逆チルト転傾線
31を挟んで隣接する2つのドメインは極めて安定であ
った。
【0030】また、バックライトをパネルに装着し、波
長540nmのフィルタを用いてパネルの視角特性を評
価した。その結果を図4に示す。図4に示す視角特性は
パネルの全方位におけるCR(コントラスト)≧5領域
と非階調反転領域とで表した。コントラスト(CR)
は、パネルの白レベルの輝度を黒レベルの輝度で割った
値を用いた。非階調反転領域については、パネルの白レ
ベルの輝度と黒レベルの輝度差を7等分し、白表示時を
レベル1とし、レベル1〜8までの8階調としたとき、
最も階調反転の目立つ黒レベル側のレベル7,レベル8
での非階調反転領域を示した。図4に示すように、視角
特性は、上下、左右が略対称で、上下方向で階調反転は
生じておらず、視野角が大幅に拡大した。
【0031】以上のようにこの実施例によれば、画素電
極2に画素電極欠如部6を形成したことにより、画素電
極欠如部6の近傍に生じる電界歪みを利用して、画素内
の液晶分子配向を180度異なる2方向に規定し、上下
方向が略対称で、階調反転のない広視野角特性を実現で
きる。また、この実施例によれば、アレイ基板側の画素
電極2に画素電極欠如部6を形成しているため、画素電
極2の形成時のマスクパターンを変更するだけで作製プ
ロセスを増加することなく、従来のTNパネルと同等の
手順とコストで作製することができ、コストメリットが
高い。
【0032】なお、この実施例では、画素電極欠如部6
を、アレイ基板側のラビング方向25とほぼ同方向であ
る画素電極2の対角線上の画素端を除く部分に形成した
が、これは画素電極欠如部6が画素の辺を分割すること
がなく、アレイ基板側のラビング方向25と画素電極欠
如部6とのなす角が45度以下であれば良い。また、こ
の実施例では、ノーマリホワイトモードでパネルを駆動
したが、これはノーマリブラックモードでも良い。
【0033】(第2の実施例)図5はこの発明の第2の
実施例の液晶表示装置の一画素の平面図である。図5に
おいて、6aは画素電極欠如部であり、その他の構成は
図2と同様であり、同一符号を付している。この実施例
では、第1の実施例と画素電極欠如部6aの形状が異な
り、画素電極2内に、画素電極欠如部6aを形成する際
に、画素電極欠如部6aとアレイ基板側のラビング方向
25とのなす角度を3度とした。また8μmの線幅で筋
状の画素電極欠如部6aが、ソースライン3に平行な画
素電極2の二辺に達するように形成されている。言い換
えれば画素電極欠如部6aが画素電極2の対向する二辺
を分割している。その他の構成は第1の実施例と同様で
ある。
【0034】第1の実施例と同様の方法でこの実施例に
おける電極分割型液晶パネルを作製した。作製したパネ
ルをノーマリホワイトモードで駆動し、液晶のドメイン
の形成される様子を光学顕微鏡を用いて観察した。図6
は、光学顕微鏡で観察した画素のドメインの模式図であ
る。ノーマリホワイトモードの黒レベルを示しており、
ドメインの境界に逆チルト転傾線32が発生した。この
とき、逆チルト転傾線32は、画素電極欠如部6aと同
じ形状に発生しており、逆チルト転傾線32を挟んで隣
接する2つのドメインは極めて安定であった。
【0035】また、バックライトをパネルに装着し、波
長540nmのフィルタを用いてパネルの視角特性を第
1の実施例同様に、評価した。その結果、作製した電極
分割型液晶パネルの全方位におけるCR≧5領域とレベ
ル7,レベル8での非階調反転領域を示した視角特性評
価結果は、図4にほぼ等しく、視角特性は、上下、左右
が略対称で、上下方向で階調反転は生じておらず、視野
角が大幅に拡大した。
【0036】また、画素電極欠如部6aの形成において
は、第1の実施例と画素電極2の形成時のマスクパター
ンが異なるだけで、第1の実施例同様、従来のTNパネ
ルと同等の手順とコストで作製することができ、コスト
メリットが高い。このようにこの実施例でも、第1の実
施例と同様の効果が得られる。なお、この実施例では、
画素電極欠如部6aを、画素電極欠如部6aとアレイ基
板側のラビング方向25とのなす角度が3度となるよう
にし、また8μmの線幅で筋状の画素電極欠如部6a
が、ソースライン3に平行な画素電極2の二辺をそれぞ
れ分割するよう形成したが、これは画素電極欠如部6a
がソースライン3に平行な画素電極2の少なくとも一辺
を分割し、アレイ基板側のラビング方向25と画素電極
欠如部6aとのなす角が45度以下であれば良い。
【0037】また、この実施例では、ノーマリホワイト
モードでパネルを駆動したが、これはノーマリブラック
モードでも良い。 (第3の実施例)図7はこの発明の第3の実施例の液晶
表示装置の一画素の平面図である。図7において、6b
は画素電極欠如部であり、その他の構成は図2と同様で
あり、同一符号を付している。
【0038】この実施例では、第1の実施例と画素電極
欠如部6bの形状が異なり、画素電極2内に、画素電極
欠如部6bを形成する際に、画素電極欠如部6bとアレ
イ基板側のラビング方向25とのなす角度は25度とし
た。また8μmの線幅で筋状の画素電極欠如部6bが、
ゲートライン12に平行な画素電極2の二辺に達するよ
うに形成されている。言い換えれば画素電極欠如部6a
が画素電極2の対向する二辺を分割している。その他の
構成は第1の実施例と同様である。
【0039】第1の実施例と同様の方法でこの実施例に
おける電極分割型液晶パネルを作製した。作製したパネ
ルをノーマリホワイトモードで駆動し、液晶のドメイン
の形成される様子を光学顕微鏡を用いて観察した。図8
は、光学顕微鏡で観察した画素のドメインの模式図であ
る。ノーマリホワイトモードの黒レベルを示しており、
ドメインの境界に逆チルト転傾線33が発生した。この
とき、逆チルト転傾線33は、画素電極欠如部6bと同
じ形状に発生しており、逆チルト転傾線33を挟んで隣
接する2つのドメインは極めて安定であった。
【0040】また、バックライトをパネルに装着し、波
長540nmのフィルタを用いてパネルの視角特性を評
価した。その結果、作製した電極分割型液晶パネルの全
方位におけるCR≧5領域とレベル7,レベル8での非
階調反転領域を示した視角特性評価結果は、図4にほぼ
等しく、視角特性は、上下、左右が略対称で、上下方向
で階調反転は生じておらず、視野角が大幅に拡大した。
【0041】また、画素電極欠如部6bの形成において
は、第1の実施例と画素電極2の形成時のマスクパター
ンが異なるだけで、第1の実施例同様、従来のTNパネ
ルと同等の手順とコストで作製することができ、コスト
メリットが高い。このようにこの実施例でも、第1の実
施例と同様の効果が得られる。なお、この実施例では、
画素電極欠如部6bを、画素電極欠如部6bとアレイ基
板側のラビング方向25とのなす角度が25度となるよ
うにし、また8μmの線幅で筋状の画素電極欠如部6b
が、ゲートライン12に平行な画素電極2の2辺を分割
するよう形成したが、これは画素電極欠如部6bがゲー
トライン12に平行な画素電極2の少なくとも一辺を分
割し、アレイ基板側のラビング方向25と画素電極欠如
部6bとのなす角が45度以下であれば良い。
【0042】また、この実施例では、ノーマリホワイト
モードでパネルを駆動したが、これはノーマリブラック
モードでも良い。 (第4の実施例)図9はこの発明の第4の実施例の液晶
表示装置の一画素の平面図である。図9において、26
は蓄積容量部であり、その他の構成は図2と同様であ
り、同一符号を付している。
【0043】この実施例では、第1の実施例同様、画素
電極2内に、アレイ基板側のラビング方向25とほぼ同
方向である画素電極2の対角線上の画素端を除く部分
に、画素電極欠如部6を8μmの線幅で筋状に形成し
た。そして、さらにゲートライン12を覆う形状で蓄積
容量部26を形成した。この蓄積容量部26は、前段の
ゲートライン12上に絶縁層を介して画素電極2と電気
的接続を有する導電層を設けたものである。
【0044】第1の実施例同様、作製したパネルをノー
マリホワイトモードで駆動し、液晶のドメインの形成さ
れる様子を光学顕微鏡を用いて観察した。図10は、光
学顕微鏡で観察した画素のドメインの模式図である。ノ
ーマリホワイトモードの黒レベルを示しており、ドメイ
ンの境界に逆チルト転傾線34が発生した。このとき、
逆チルト転傾線34は、画素電極欠如部6と同じ形状に
発生しており、逆チルト転傾線34を挟んで隣接する2
つのドメインは極めて安定であった。
【0045】また、バックライトをパネルに装着し、波
長540nmのフィルタを用いてパネルの視角特性を評
価した。その結果、作製した電極分割型液晶パネルの全
方位におけるCR≧5領域とレベル7,レベル8での非
階調反転領域を示した視角特性評価結果は、図4にほぼ
等しく、視角特性は、上下、左右が略対称で、上下方向
で階調反転は生じておらず、視野角が大幅に拡大した。
【0046】また、ゲートライン12を覆う蓄積容量部
26を設けたことにより、ゲートライン12からの横方
向電界をシールドし、逆チルト転傾線34を挟んで隣接
する2つのドメインの面積比の変化による視角特性の低
下や、転傾線の移動により生じる残像などの不良発生を
抑制することができる。なお、この実施例では、アレイ
基板側のラビング方向25とほぼ同方向である画素電極
2の対角線上の画素端を除く部分に、画素電極欠如部6
を8μmの線幅で筋状に形成したが、これは第1の実施
例でも述べたように、画素電極欠如部6が画素の辺を分
割することがなく、アレイ基板側のラビング方向25と
画素電極欠如部6とのなす角が45度以下であれば良
い。
【0047】また、この実施例では、ノーマリホワイト
モードでパネルを駆動したが、これはノーマリブラック
モードでも良い。また、この実施例では、第1の実施例
に蓄積容量部26を形成した構成としたが、第2,第3
の実施例に蓄積容量部26を形成しても同様の効果が得
られる。 (第1の比較例)第1の比較例として、従来のTNパネ
ルを用いて説明する。
【0048】ここで用いたTNパネルは、まず、アレイ
基板に、真空蒸着とエッチングの手法を用いて、画素電
極、薄膜トランジスタ、ソース・ゲートライン、および
パシベーション膜等を形成し、アクティブマトリクス基
板とした。次に、アレイ基板と対向基板に配向膜を印刷
法を用いて基板に印刷した後、オーブンで配向膜を硬化
した。配向膜として、RN−753(日産化学社製)を
用いた。次に、アレイ基板と対向基板にナイロン布を用
いてラビング処理を施した。このとき、液晶注入後に液
晶方位が基板間で90゜ツイスト配向を取るようにラビ
ングを行った。その後、アレイ基板と対向基板を、ガラ
ススペーサを用いて5μmの間隔で貼り合わせた。最後
に、フッソ系液晶であるZLI−4792(メルク社
製)を真空注入法を用いてパネルに注入し、TNパネル
を作製した。
【0049】また、基板のラビング方向は、対向基板側
が第1の実施例のラビング方向24と180度逆方向で
あり、アレイ基板側はラビング方向25である。上記の
構成のTNパネルに、偏光板の吸収軸をラビング方向に
平行にして積層した。そして、バックライトをパネルに
装着し、波長540nmのフィルタを用いてパネルの視
角特性を上記実施例と同様に評価した。図13はパネル
の全方位におけるCR≧5領域と非階調反転領域とを示
した視角特性図である。
【0050】図13に示すように、TNパネルは、上下
方向が非対称で、主視角方向の階調反転がひどく、視角
範囲が狭いことが特性図より判断できる。 (第2の比較例)第2の比較例として、従来の対向電極
側の電極分割法による液晶パネルを用いて説明する。
【0051】図14はこの第2の比較例の液晶表示装置
の一画素の断面図、図15は同液晶表示装置の一画素の
平面図である。図14,図15において、27は電極欠
如部であり、図1,図2と対応する部分には同一符号を
付している。この液晶表示装置の製造方法を説明する。
アレイ基板1に、真空蒸着とエッチングの手法を用い
て、画素電極2、ソースライン3、パシベーション膜
4、ゲートライン12、薄膜トランジスタ13等を形成
し、アクティブマトリクス基板とした。
【0052】対向基板7には、カラーフィルタ層8およ
びITOからなる対向電極9を形成した。対向電極9
に、フォトマスクを用いてポジ型レジストを空孔の形状
に塗布した。このとき、レジストとしてOFPR500
0(東京応用化学社製)を用いた。その後、ヨウ化水素
溶液を用いて対向電極9にエッチング処理を施し、電極
欠如部27を形成した。電極欠如部27は、対向基板側
のラビング方向24とほぼ同方向である対向電極9の対
角線上の、ブラックマトリクスで囲まれた領域の対角線
部分に8μmの線幅で筋状に形成した。
【0053】アレイ基板1と対向基板7に配向膜5,1
0を印刷法を用いて基板に印刷した後、オーブンで配向
膜5,10を硬化した。配向膜5,10として、RN−
753(日産化学社製)を用いた。次に、アレイ基板1
と対向基板7にナイロン布を用いてラビング処理を施し
た。このとき、液晶注入後に液晶方位が基板間で90゜
スプレイツイスト配向を取るようにラビングを行った。
ラビング方向は、対向基板側がラビング方向24、アレ
イ基板側がラビング方向25である。
【0054】その後、アレイ基板1と対向基板7を、ガ
ラススペーサを用いて5μmの間隔で貼り合わせた。最
後に、カイラルネマチック液晶層11としてフッソ系液
晶であるZLI−4792(メルク社製)を真空注入法
を用いてパネルに注入し、電極分割型液晶パネルを作製
した。
【0055】図15に示すように、ソースライン3とゲ
ートライン12に囲まれて画素電極2が存在する。この
とき、画素電極2の大きさは、ソースライン3に沿って
100μm、ゲートライン12に沿って75μmであ
る。上記の構成の電極分割型液晶パネルに、偏光板の吸
収軸をラビング方向に平行にして積層した。
【0056】作製したパネルをノーマリホワイトモード
で駆動し、バックライトをパネルに装着し、波長540
nmのフィルタを用いてパネルの視角特性を評価した。
その結果、作製した電極分割型液晶パネルの全方位にお
けるCR≧5領域とレベル7,レベル8での非階調反転
領域を示した視角特性評価結果は、図4にほぼ等しく、
視角特性は、アレイ基板側の画素電極2に画素電極欠如
部を設けた上記実施例とほぼ同等であった。
【0057】しかし、パネル作製プロセスを比較する
と、実施例では、画素電極2の形成時のマスクパターン
を変更するだけで、従来のTNパネルのプロセスで作製
可能だが、この比較例では、対向電極9に電極欠如部2
7を形成するためのエッチングプロセスが増加する。ま
た、この比較例では、ITOからなる対向電極9をエッ
チングして電極欠如部27を形成した際に、ITO下層
のカラーフィルタ層8が露出する。この露出したカラー
フィルタ層8表面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用い
て観察したところ、カラーフィルタ層8が隆起してお
り、その表面はエッチングによってダメージを受けた様
子が見られた。なお、実施例では、対向電極9に電極欠
如部27を設けないため、このようなダメージが生じる
ことはない。
【0058】
【発明の効果】以上のようにこの発明の液晶表示装置
は、アクティブ素子を形成した第1の基板上の画素電極
に画素電極欠如部を形成することにより、画素電極欠如
部近傍に生じる電界歪みを利用して、画素内の液晶分子
配向を180度異なる2方向に規定し、上下方向が略対
称で、階調反転のない広視野角特性を実現できるもので
ある。
【0059】また、画素電極に画素電極欠如部を形成す
る手法は、画素電極形成時のマスクパターンを変更する
だけで作製プロセスを増加することなく、従来のTNパ
ネルと同等の手順とコストで作製することができるため
コストメリットが高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の液晶表示装置の一画
素の断面図である。
【図2】この発明の第1の実施例の液晶表示装置の一画
素の平面図である。
【図3】この発明の第1の実施例の液晶表示装置のパネ
ル駆動時における画素の鳥瞰図である。
【図4】この発明の第1の実施例の液晶表示装置の視角
特性図である。
【図5】この発明の第2の実施例の液晶表示装置の一画
素の平面図である。
【図6】この発明の第2の実施例の液晶表示装置のパネ
ル駆動時における画素の鳥瞰図である。
【図7】この発明の第3の実施例の液晶表示装置の一画
素の平面図である。
【図8】この発明の第3の実施例の液晶表示装置のパネ
ル駆動時における画素の鳥瞰図である。
【図9】この発明の第4の実施例の液晶表示装置の一画
素の平面図である。
【図10】この発明の第4の実施例の液晶表示装置のパ
ネル駆動時における画素の鳥瞰図である。
【図11】この発明の液晶表示装置の動作原理を説明す
るための一画素の断面図である。
【図12】この発明の液晶表示装置の動作原理を説明す
るための一画素の平面図である。
【図13】第1の比較例の液晶表示装置の視角特性図で
ある。
【図14】第2の比較例の液晶表示装置の一画素の断面
図である。
【図15】第2の比較例の液晶表示装置の一画素の平面
図である。
【符号の説明】
1 アレイ基板(第1の基板) 2 画素電極 3 ソースライン 4 パシベーション膜 5,10 配向膜 6,6a,6b 画素電極欠如部 7 対向基板(第2の基板) 8 カラーフィルタ層 9 対向電極(共通電極) 11 カイラルネマチック液晶層 12 ゲートライン(走査配線) 13 薄膜トランジスタ(アクティブ素子) 14,15 ドメイン 16,17 偏光板 18,19 電気力線 20 画素電極欠如部近傍の液晶分子の配向方向 21 画素電極欠如部近傍の液晶分子の配向方向 22 ソースライン近傍の液晶分子の配向方向 23 ソースライン近傍の液晶分子の配向方向 24 対向基板側のラビング方向 25 アレイ基板側のラビング方向 26 蓄積容量部 31,32,33,34 逆チルト転傾線
フロントページの続き (72)発明者 佐谷 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置した複数の画素電極
    および前記複数の画素電極の各々を駆動する複数のアク
    ティブ素子を有する第1の基板と、前記複数の画素電極
    と対向した共通電極を有する第2の基板と、前記第1の
    基板と前記第2の基板との間に挟持したカイラルネマチ
    ック液晶層とを備え、 電圧無印加時に、液晶分子は前記カイラルネマチック液
    晶層のほぼ中央部において前記第1および第2の基板の
    主表面にほぼ平行でかつ所定の方向に配向し、前記第1
    の基板から前記第2の基板へ向かう方向に沿って前記所
    定の方向を中心に概ね90度捻れ、前記第1の基板から
    前記第2の基板に向かってスプレイ変形を伴うように配
    向し、 前記画素電極にほぼ中央部を通る筋状の画素電極欠如部
    を設け、かつ前記画素電極表面の液晶分子の配向方向と
    前記筋状の画素電極欠如部との成す角のうち小さい方の
    角を45度以下とした液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 筋状の画素電極欠如部を画素電極の対角
    線上に設けたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】 筋状の画素電極欠如部は画素電極の少な
    くとも一辺に達したことを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 筋状の画素電極欠如部は画素電極の対向
    する二辺に達したことを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  5. 【請求項5】 アクティブ素子に接続された走査配線を
    覆うように蓄積容量部を形成したことを特徴とする請求
    項1,2,3または4記載の液晶表示装置。
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