JPH0814616A - フィルタメディアの自動再生機能を備える除塵装置 - Google Patents

フィルタメディアの自動再生機能を備える除塵装置

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JPH0814616A
JPH0814616A JP6151342A JP15134294A JPH0814616A JP H0814616 A JPH0814616 A JP H0814616A JP 6151342 A JP6151342 A JP 6151342A JP 15134294 A JP15134294 A JP 15134294A JP H0814616 A JPH0814616 A JP H0814616A
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善正 酒井
Akifumi Sugimoto
昌文 杉本
Kikuji Hayashi
喜久治 林
Shingo Hatanaka
信吾 畠中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタメディアを自動的に抜き出し、洗浄
して再生可能とする。 【構成】 排気トンネル100内に設けられるフィルタ
101は、奥行き方向に階段状にずらされて配置され
る。フィルタ取付台122の上方には、レール119が
架設され、搬送機120がフィルタメディア121をフ
ィルタ取付台122から上方または水平方向に抜き出
し、下流側に配置されるフィルタ洗浄装置111などに
搬送して洗浄することができる。洗浄されたフィルタメ
ディア121は、搬送機120によって自動的に搬送さ
れて元のフィルタメディア取付台122の配置に上方ま
たは水平方向から差し込まれて戻され、再生される。フ
ィルタ取付台122の周囲の仕切壁123には、バイパ
スドア124が設けられ、緊急事態が発生したようなと
きに開放されて、バイパスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路トンネル換気装置
等に装備される大規模濾過式除塵装置など、フィルタメ
ディアの自動再生機能を備える除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、長くかつ交通量の多い自動車
用のトンネルなどでは、内部を走行する自動車からの排
気ガスその他の煤煙の換気のため、排気用のトンネルを
設けて強制的にトンネル内の換気を行っている。排気ト
ンネルの途中には、煤煙などのダストを除去して、清浄
化された排気を大気中に放出するため、除塵装置が設け
られる。除塵装置は、排気中に含まれる煤煙などのダス
トをフィルタで濾過する。フィルタには、濾過されたダ
ストが集積し、目詰まりを起こして濾過機能を失うよう
になるので、目詰まりを起こしたフィルタを清掃して再
生するか、フィルタとしての濾過機能を有するフィルタ
メディアと交換する必要がある。
【0003】フィルタメディアを取付けた状態のまま清
掃する先行技術は、たとえば特開昭64−58314号
公報などに開示されている。この先行技術では、フィル
タメディアの一部を密閉し、高圧空気を吹き付けてフィ
ルタメディアの表面に付着したダストを吹き飛ばし、吹
き飛ばされたダストを吸引して清掃する構成が開示され
ている。
【0004】フィルタメディアを新しいものと交換する
方法では、汚れたフィルタメディアを洗浄して再生し、
再使用している。洗浄して再使用するため、フィルタメ
ディアの形状を、ロール状としてその搬送経路の一部に
洗浄装置を設ける方式と、分割して平板状として取付台
から人手で抜き出して洗浄する方式とが主として行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フィルタメディアを取
付けた状態のまま清掃する先行技術は、フィルタメディ
ア表面のダストはある程度吹き飛ばして吸引することが
できるけれども、内部のダストに対しては除去が困難で
ある。表面のダストでも道路トンネルの排気の場合など
のように、油脂分が混入してフィルタメディアの表面に
付着しているようなダストに対しては、充分な洗浄を行
って清掃することができない。フィルタメディアを1枚
の大きなロールとして形成して、ロールの搬送経路の一
部に洗浄装置を設ける構成は、フィルタの近傍に洗浄装
置を設けなければならず、設置場所に制約がある。さら
に大面積のフィルタメディアを実現することが困難であ
る。
【0006】従来からの除塵装置では、油脂分が付着す
るフィルタメディアの洗浄や再生を自動的に行うことが
困難であり、結局は人手に頼ってフィルタメディアを抜
き出し、洗浄装置まで搬送し、洗浄したフィルタメディ
アを再び取付台の所定位置まで戻す必要がある。このよ
うなフィルタメディアは、道路トンネルの排気用除塵装
置などでは、トンネル内の交通量が少ない深夜などに換
気用の送風機を停止して交換作業を行う必要がある。多
くのフィルタメディアを同時に交換するために、比較的
多数の人員を排気トンネル内に集めなければならない。
深夜多くの人員を確保することも困難であり、また狭い
排気トンネル内で汚れたフィルタを取り扱うため、作業
環境も悪く、作業者の健康上にも問題がある。
【0007】本発明の目的は、人手によらずに自動的に
フィルタメディアを洗浄し、再生することができるフィ
ルタメディアの自動再生機能を備える除塵装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、気体流通路内
に設置され、気体中に含まれるダストを濾過するフィル
タメディアの自動再生機能を備える除塵装置であって、
複数枚の平板状のフィルタメディアを上下方向または水
平方向に抜き差し可能で、隣接するフィルタメディア同
士をV字状の平面配置となるように対向させ、全体とし
て気体流通路を横断するように配列させるフィルタ支持
枠と、フィルタ支持枠に対して気体流通路の下流側に配
設され、フィルタメディアを洗浄する洗浄装置と、フィ
ルタ支持枠の上方空間と洗浄装置との間に架設され、各
フィルタメディアを再生するために、その配列位置から
上方または水平方向に抜き出し、洗浄装置まで搬送して
洗浄し、洗浄されたフィルタメディアを抜き出した配列
位置に戻して下方に差し込む自動搬送装置とを含むこと
を特徴とするフィルタメディアの自動再生機能を備える
除塵装置である。
【0009】また本発明は、前記フィルタ支持枠に差し
込まれているフィルタメディアの上流側と下流側との間
で、気体圧力の差圧を検知する差圧検知装置を含み、前
記自動搬送装置は、差圧検知装置からの出力に応答し
て、検知された差圧が予め定める再生のための基準値以
上になる場合にフィルタメディアの再生を行うことを特
徴とする。
【0010】また本発明の前記フィルタ支持枠は、上下
または水平方向で複数区間に分割したフィルタメディア
を、気体の流通方向に階段状にずらして配列させること
を特徴とする。
【0011】また本発明の前記フィルタ支持枠は、複数
枚のフィルタメディアを、全体として気体流通路を湾曲
した形状で横断するように配列させることを特徴とす
る。
【0012】また本発明の前記洗浄装置では、搬送され
たフィルタメディアを超音波洗浄することを特徴とす
る。
【0013】また本発明は、前記フィルタ支持枠の周辺
の仕切壁に、予め定める緊急時にのみ開放されて、フィ
ルタメディアをバイパスさせて気体を流通させ、通常時
には閉鎖されるバイパス扉が設けられることを特徴とす
る。
【0014】また本発明は、前記自動搬送装置に、搬送
中のフィルタメディアが気体流によって揺れることを防
ぐフードを設けることを特徴とする。
【0015】また本発明の前記洗浄装置は、フィルタ支
持枠に配列されるフィルタメディアから分離して配置さ
れることを特徴とする。
【0016】また本発明の前記フィルタ支持枠には、フ
ィルタメディアと交換に遮蔽物を取付けて、フィルタと
しての動作中にも、フィルタメディアの洗浄が可能であ
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に従えば、フィルタメディアはフィルタ
支持枠に上下または水平方向に抜き差し可能に配列され
る。フィルタメディアは平板状であり、フィルタ支持枠
に差し込まれた状態で、隣接するフィルタメディア同士
はV字状に平面配置され、全体として気体流通路を横断
するように配列される。気体流通路を流通する気体は、
フィルタメディアを通過して濾過される。フィルタメデ
ィアは、V字状に平面配置されているので、気体が通過
する表面積は、全体として気体流通路の断面積よりも大
きくなる。フィルタ支持枠から上方または水平方向に引
き抜いたフィルタメディアは、自動搬送装置によって洗
浄装置まで搬送されて洗浄される。洗浄されたフィルタ
メディアは、自動搬送装置によって引き抜いた元のフィ
ルタ支持枠の配列位置に戻され、下方または水平方向に
差し込まれ再生される。フィルタ支持枠からのフィルタ
の抜き差しは、上下または水平方向に吊り上げ機能を有
する自動搬送装置によって行うので、大きく重量が重い
フィルタメディアでも容易に取り扱うことができる。ダ
ストなどが付着したフィルタメディアは、洗浄装置まで
搬送されるので、洗浄装置をフィルタ支持枠から間隔を
あけて配置することができ、充分に洗浄能力がある洗浄
装置を備えて迅速にかつ内部までフィルタメディアを再
生することができる。
【0018】また本発明に従えば、フィルタメディアの
再生は、フィルタ支持枠に差し込まれているフィルタメ
ディアの上流側と下流側との間で気体圧力の差圧を検知
して、検知された差圧が予め定める再生のための基準値
以上になる場合に行われる。フィルタメディアの再生の
タイミングを、人間が判断しなくても自動的に判断する
ことができ、適切なタイミングで効率的にフィルタメデ
ィアの再生を行うことができる。
【0019】また本発明に従えば、フィルタ支持枠は上
下方向で複数区間に分割したフィルタメディアを、気体
の流通方向に階段状にずらして配列させるので、気体流
通路の奥行き方向のスペースを有効に活用してフィルタ
メディアを配列することができる。また上下方向の長さ
が分割されるので、各列のフィルタメディアを抜き差し
するときに必要な上下方向のストロークを小さくし、自
動搬送装置に必要な空間の高さを減少させることがで
き、気体流通路の断面積を有効に活用してフィルタメデ
ィアを配列することができる。
【0020】また本発明に従えば、フィルタ支持枠は、
複数枚のフィルタメディアが全体として気体流通路を湾
曲した形状で横断するように配列させるので、気体の流
通に対するフィルタメディアの表面積を増加させること
ができる。
【0021】また本発明に従えば、洗浄装置は、搬送さ
れたフィルタメディアを超音波洗浄するので、フィルタ
メディアの表面および内部まで強固に付着する汚れも充
分にかつ迅速に除去することができるる また本発明に従えば、フィルタ支持枠の周辺の仕切壁
に、予め定める緊急時にのみ開放されて、フィルタメデ
ィアをバイパスさせるバイパス扉が設けられるので、緊
急時における気体の流通を円滑に行い、かつフィルタメ
ディアの保護も行うことができる。
【0022】また本発明に従えば、自動搬送装置にフー
ドを設け、搬送中のフィルタメディアが気体流によって
揺れることを防ぐので、たとえば送風機が運転中でもフ
ィルタメディアを再生するために洗浄装置との間で搬送
を行うことができる。
【0023】また本発明に従えば、フィルタ支持枠に配
置されて濾過作動中のフィルタメディアと、その再生用
の洗浄装置とが分離されているので、たとえば送風機が
運転中でも洗浄装置のメンテナンスを行うことができ
る。
【0024】また本発明に従えば、フィルタ支持枠に
は、フィルタメディアと交換に遮蔽物を取付けて洗浄可
能である。フィルタとして動作中にフィルタメディアを
フィルタ支持枠から抜き出したままであると、抜き出し
た部分で気体が濾過されずに通過してしまう。遮蔽物で
その部分を塞げば、フィルタの濾過機能は損なわれな
い。洗浄対象となるフィルタメディアは目詰まりして気
体の流通抵抗が大きくなっているので、遮蔽物と交換し
ても、全体としてのフィルタの動作に与える影響は小さ
い。
【0025】
【実施例】図1〜図4に、本発明の一実施例によるフィ
ルタメディアの自動再生機能を備える除塵装置の概略的
な配置を示す。図1は、正面断面図、図2は平面断面
図、図3は図2の切断面線IIIa−IIIa、III
b−IIIbおよびIIIc−IIIcから見た断面
図、図4は全体の配置を示す簡略化した透視図である。
排気トンネル100は、たとえば道路トンネルなどの換
気のため、トンネル内の汚染された空気を大気中に排出
するために設けられる。排出する空気は、自動車の排気
ガス中に含まれる煤煙などで汚れているので、フィルタ
101によって除塵する。フィルタ101の下流側には
送風機102が設けられ、排気ファンを回して空気の流
れを発生させる。フィルタ101から送風機102まで
は、排気トンネル100の水平部分100aに設けら
れ、案内板103によって流通方向が上方に変えられ、
排気トンネルの垂直部100bに流れる。垂直部100
b内には消音器104が設けられ、大気中に排出される
空気流の風切り音や、道路トンネルなどの騒音が排気と
ともに大気中に出ていくのを防ぐ。排気トンネル100
の入口として、道路トンネルの側壁などに開口する吸気
口105が設けられ、排気トンネル100の出口として
大気中に開口する排気口106が設けられる。
【0026】フィルタ101の下流側に、洗浄室110
が設けられる。洗浄室110内には、フィルタ101に
使用されるフィルタメディアを洗浄するためのフィルタ
洗浄装置111、さらにフィルタ洗浄装置111によっ
て洗浄する前に洗浄すべきフィルタメディアが処理され
る前処理洗浄装置112が設けられる。フィルタ洗浄装
置111には洗浄タンク113から洗浄液が供給され
る。フィルタ洗浄装置111、前処理洗浄装置112お
よび洗浄タンク113には、吸水装置114から水が供
給される。フィルタ洗浄装置111および前処理洗浄装
置112がそれぞれフィルタメディアを洗浄した後の汚
れた洗浄液は、一定のタイミングで排水処理装置11
5,116にそれぞれ移し、排水処理を行う。洗浄室1
10内および除塵装置全体としての制御のため、主制御
装置117が設けられる。フィルタ101と洗浄室11
0との間でフィルタメディアを運搬する搬送装置の制御
のため、搬送装置制御盤118が設けられる。
【0027】フィルタ101の上方空間と、洗浄室11
0との間には、レール119が架設される。レール11
9には、搬送機120が懸下され、フィルタメディア1
21を搬送することが可能である。洗浄室110は、フ
ィルタ101の下流側ではあるけれども、分離されてい
るので、送風機102の運転中でも、フィルタメディア
再生のための各装置のメンテナンスが可能であり、洗浄
の必要に備えることができる。
【0028】フィルタメディア121は、平板状であ
り、フィルタ支持枠であるフィルタ取付台122の所定
位置に着脱可能である。フィルタメディア121のフィ
ルタ取付台122に対する着脱は、上下方向に抜き差し
することによって行う。フィルタ取付台122は、複数
枚のフィルタメディア121を、隣接するフィルタメデ
ィア121同士がV字状の平面配置となるように、かつ
排気トンネル100の断面を横切るような形状で配列す
る。
【0029】フィルタ取付台122の周囲には、排気ト
ンネル100を仕切る仕切壁123が設けられる。仕切
壁123には、複数のバイパスドア124が設けられ
る。バイパスドア124を開放すると、排気トンネル1
00内に吸引された空気は、フィルタ101をバイパス
して下流側の送風機102に吸引される。
【0030】仕切壁123の前方には、火煙検知器12
5が設けられる。フィルタ101の後方には、差圧発信
器126が設けられる。火煙検知器125および差圧発
信器126からの出力は、主制御装置117に与えられ
る。主制御装置117は、差圧発信器126が検出した
差圧が、予め定める再生のための基準値以上となると、
移動搬送装置である搬送装置制御板118を介して搬送
機120を作動させ、フィルタメディア121をフィル
タ取付台122から引き抜いて洗浄し、再生する。差圧
発信器126から検出される差圧がさらに大きい基準値
以上となると、火煙検知器125から火煙検知出力が得
られる場合と同様に、後述するような動作によってバイ
パスドア124を開放させる。
【0031】図5は、図1〜図4に示す実施例のうち、
フィルタメディア121の自動再生機能に関連する構成
を示す。再生されるフィルタメディア121は、搬送機
120の把持具130によって上縁部を把持されて搬送
される。把持具130は上下方向に伸縮可能であり、前
処理洗浄装置112やフィルタ洗浄装置111の位置
で、フィルタメディア121を洗浄液中に浸漬させ、洗
浄後に引き上げることができる。道路トンネル内には、
火災の発生を検知する手段の1つとして前述の火煙検知
器125とともに、火炎を検知して火災を検知する火災
検知器127も設けられている。火災検知器127から
の出力も主制御装置117に与えられる。
【0032】フィルタ洗浄装置111および前処理洗浄
装置112におけるフィルタメディア121の洗浄は、
幅広の被洗浄面が、洗浄槽の内壁面と平行になり保持
し、さらにこの内壁面と対峙して同じく平行に被洗浄面
の幅より小さな幅を持つ振動子が移動して、超音波を発
生させることが好ましい。このようにして発生される超
音波は、定在波が安定して発生し、しかも最も洗浄効率
の高い状態に被洗浄面が保持されるので、フィルタメデ
ィア121の表面および内部に対して高い洗浄効率が得
られる。
【0033】吸水装置114から洗浄タンク113、前
処理洗浄装置112には、給水管131,132を介し
て水が供給される。給水装置114からフィルタ洗浄装
置111および前処理洗浄装置112には、フィルタメ
ディア121の洗浄によって洗浄槽が汚れているので、
洗浄前に散水するための水が散水管133,134を介
してそれぞれ供給される。給水管131,132および
散水管133,134には、開閉のための電磁弁131
v,132v,133v,134vがそれぞれ設けられ
る。フィルタ洗浄装置111および前処理洗浄装置11
2で洗浄に使用されて汚れた洗浄液は、排水管135,
136を介して排水処理装置115,116にそれぞれ
送出される。排水管135,136には電磁弁135
v,136vがそれぞれ設けられる。排水処理装置11
5,116からは、排水管137,138を介して処理
された排水が洗浄室110の外部へ排出される。洗浄タ
ンク113には、洗剤タンク139が付設され、給水管
131を介して給水された水と洗剤タンク139からの
洗剤を混合し、加熱して給湯管140を介してフィルタ
洗剤装置111に洗浄液として供給する。給湯管140
には、開閉用の電磁弁140vが設けられる。
【0034】なお、搬送機120には把持具130を外
囲するフード130hを設けるようにしてもよい。フー
ド130hは、搬送中のフィルタメディア121をカバ
ーし、送風機102が運転中で空気が流れていてもフィ
ルタメディアが揺れないようにすることができる。洗浄
時には、把持具130が下方に伸び、フィルタメディア
121はフード130hのカバー範囲から出て洗浄槽に
浸漬される。
【0035】図6は、図1〜図4に示す実施例の制御の
ための構成を示す。フィルタ取付台122は、排気トン
ネル100の奥行き方向にフィルタメディア121をず
らせて配置し、フィルタ列141,142,143,1
44,145,146として配列させる。上方のレール
119aは、上部のフィルタ列141,142,143
に配列されるフィルタメディア121を搬送するために
用いられる。下方のレール119bは、下部のフィルタ
列144,145,146に配列されるフィルタメディ
ア121を搬送するために用いられる。バイパスドア1
24には、ロック装置147が設けられ、仕切壁123
の上流側と下流側との差圧によってバイパスドア124
が不所望に開放されてしまうのを防ぐ。最下段のフィル
タ列146の上流側には上流側圧力センサ148が設置
され、下流側には下流側圧力センサ149が設置され
る。差圧発信器126は、上流側圧力センサ148と下
流側圧力センサ149との差圧を検出する。差圧は、あ
る設計点以下であれば正常であり、設計点を越えた場合
にフィルタメディア121を再生するよう基準値を設定
する。フィルタメディア121による差圧は、空気の流
通速度によっても変化する。風速計150は、送風機1
02が停止していることを確認するためにも使用され
る。フィルタメディア121の再生を行うタイミング
は、トンネル中央制御装置151から主制御装置117
に与えられる情報も判断基準の1つとして決定される。
たとえば、交通量の少ない深夜の時間帯などに限った
り、あるいは他の理由で交通量が少ないときなどに再生
を行うようにする。本実施例では、フィルタメディア1
21の洗浄時間を短縮する目的でA,B2系統のフィル
タ洗浄装置111a,111bおよび前処理洗浄装置1
12a,112bを設け、それぞれ洗浄タンク113
a,113bから洗浄液を供給する。各フィルタ洗浄装
置111a,111bで洗浄されたフィルタメディア1
21は、乾燥機152a,152bに移されて乾燥さ
れ、フィルタ取付台122の所定位置に戻される。洗浄
タンク113a,113b内には、洗剤タンク139
a,139bから供給される洗剤が最も効率よく作用す
ることができるように、ヒータ153a,153bによ
ってそれぞれ加熱される。
【0036】図7は、図6に示すフィルタメディアの自
動再生機能の動作を示す。ステップa1で差圧発信器1
26からの出力によって、差圧を検知する。ステップa
2では、差圧が再生を行う基準値であるたとえば20m
mAqを超えているか否かを判断する。超えているとき
にはステップa3に移り、トンネル中央制御装置151
から予め設定されている時間になると洗浄システムの稼
動を開始する。ステップa4では、送風機102を停止
し、ステップa5では、タイマ作動による時間調整を行
い、2系統で洗浄を行う。
【0037】一方の洗浄系統Aにおいて、ステップa6
で搬送機120がレール119の一端に設けられる格納
場所からフィルタ取付台122へ移動する。ステップa
7で、フィルタメディア121をフィルタ取付台122
の所定位置から抜き出して搬送機120に搭載する。ス
テップa8で搬送機120がフィルタ取付台122の位
置から前処理洗浄装置112aまで移動し、フィルタメ
ディア121を運搬する。ステップa9では、前処理洗
浄装置112aでフィルタメディア121の前処理洗浄
を行う。前処理洗浄は、洗剤は使用せず、水に浸漬した
状態で超音波洗浄する。次にステップa10で、搬送機
120が前処理洗浄装置112aからフィルタ洗浄装置
111aに移動し、フィルタメディア121を運搬す
る。ステップa11では、フィルタ洗浄装置111aを
運転してフィルタメディア121を洗浄する。ステップ
a12では、搬送機120がフィルタ洗浄装置111a
より乾燥機152aに移動し、フィルタメディア121
を運搬する。ステップa13では、乾燥機152aを運
転してフィルタメディア121の付着水を除去する。ス
テップa14では、搬送機120が乾燥機152aより
フィルタ取付台122へ移動し、フィルタメディア12
1を運搬する。ステップa15では、搬送機120より
フィルタメディア121を離脱し、フィルタ取付台12
2の所定位置に挿入して固定する。
【0038】ステップa16では、前処理洗浄装置11
2で洗浄水の交換が必要か否かを判断する。たとえば2
0枚のフィルタメディア121を洗浄したときに、洗浄
水交換が必要であると判断され、ステップa17で洗浄
水の交換を行い、排水処理装置116による排水処理が
ステップa18で行われる。次にステップa19では、
フィルタ洗浄装置111aで洗浄水交換が必要であるか
否かを判断する。たとえば40枚のフィルタメディア1
21を洗浄したときに洗浄水交換が必要であると判断
し、ステップa20で洗浄水の交換を行い、ステップa
21で排水処理装置115による排水処理を行う。
【0039】次にステップa22で、フィルタメディア
121の洗浄予定枚数が処理済みであるか否かを判断す
る。処理済みでないと判断されるときには、ステップa
23に移り、トンネル中央制御装置151から設定され
るシステム作動終了時間に到達しているか否かを判断す
る。終了時間に到達していないときにはステップa24
に移り、搬送機120が次のフィルタメディア121の
配列位置まで移動し、ステップa7に戻る。
【0040】ステップa5のタイマ作動による時間調整
で、B系列の装置を使用する場合も、ステップa30と
してステップa6〜ステップa24と同様の再生処理を
フィルタ洗浄装置111b、前処理洗浄装置112bお
よび乾燥機152b側の装置を用いて行う。ステップa
22で洗浄予定枚数が処理済みと判断されるとき、また
はステップa23でシステム作動終了時間となっている
と判断されるときには、ステップa40に移り、洗浄シ
ステムの作動を停止し、ステップa41で送風機102
を作動させて、通常の排気トンネルとしての動作に復帰
する。
【0041】図8は、図6の構成によって、差圧が異常
に高くなるときの非常時作動状態を示す。ステップb1
から動作を開始し、ステップb2では数秒間のタイマ設
定値に従って間欠的に差圧を検出する。ステップb3で
は、差圧発信器126によって検出される差圧がたとえ
ば30mmAqの基準値以上となっているか否かを判断
する。基準値以上でないときには、ステップb2に戻
り、一定時間間隔の差圧検知を続ける。差圧が基準値以
上となっているときには、主制御装置117からロック
装置147へロック解除指令を出してステップb4でロ
ック装置147を解除する。次に主制御装置117から
バイパスドア124へ「開」を指示し、ステップb5で
バイパスドアを「開」状態とする。次に主制御装置11
7から搬送装置制御板118へ搬送機120の作動停止
を指示し、ステップb6で搬送機120の作動停止を行
う。次に主制御装置117から前処理洗浄装置112
に、フィルタ洗浄装置111および乾燥機152に電源
「断」を指示し、ステップb7で前処理洗浄装置11
2、フィルタ洗浄装置111および乾燥機152の電源
「断」を行う。次に主制御装置117からトンネル中央
制御装置151に異常事態発生を連絡し、ステップb8
でトンネル中央制御装置に異常事態発生を表示させ、ス
テップb9で動作を終了する。
【0042】図9は、図6の構成で、火災を検知したと
きの異常状態に対応する動作を示す。ステップc1で、
火煙検知器が異常状態を検知すると、ステップc2で数
秒のタイマ設定が行われ、ステップc3で再び火煙検知
器が異常状態を検知しているか否かで異常状態か否かを
判断する。異常状態であると判断されるときには、ステ
ップc4に移り、ロック装置147を解除する。以下ス
テップc4〜ステップc9までの動作は、図8のステッ
プb4〜ステップb9までの動作と基本的に同一であ
る。ステップc3で異常状態でないと判断されるときに
は、ステップc10で現状維持を行い、ロック装置14
7の解除とバイパスドア124の開放は行わない。火災
の検知を火災検知器127からの出力で行う場合の動作
も、ステップc2以下と同様である。
【0043】図10は、(A)で水平方向実施例のフィ
ルタメディア155のフィルタ取付台156に対する着
脱の考え方と(B)で上下方向実施例によるフィルタメ
ディア121のフィルタ取付台121に対する着脱の考
え方とを対比して示す。フィルタメディア155および
フィルタメディア121の平面配置は、隣接するフィル
タメディア同士がV字状に配置されて水平方向、上下方
向実施例も同様であるけれども、その抜き差しの方向が
異なる。フィルタメディア155は水平方向155a,
155bに抜き差しするので、V字状の平面配置に対し
て、抜き差しする方向155a,155bが大きく異な
る。人手で抜き差しする場合には、大きなフィルタメデ
ィア155では取り扱いが困難となるので、小さく区分
しなければならない。一方、各実施例によるフィルタメ
ディア121および155は、上下方向121a,12
1bおよび水平方向155a,155bへの抜き差し
を、自動化しているので大きな面積でも取り扱い可能と
なる。ただし抜き差しのストロークが大きくなるので、
上下方向を複数に区分し、図6に示すように排気トンネ
ル100の上流側から下流側にかけての奥行きを利用し
て、階段状に配列することが好ましい。
【0044】図11および図12は、本発明の他の実施
例によるフィルタの構成を示す。本実施例のフィルタメ
ディア161も、フィルタ取付台162によって階段状
に配列される。階段の上方に配列されるフィルタメディ
アは、トンネルの断面形状に合わせ、幅が狭くなってい
る。階段の下方のフィルタ取付台162は、幅が広くな
っている。フィルタ取付台162の周囲の仕切壁163
には、バイパスドア164が設けられ、バイパスドア1
64の後方にはレール169が設けられる。図11
(A)は平面配置を示し、図11(B)は正面から見た
配置状態を示す。図12は、さらに斜め方向から透視し
た状態を示す。図11(B)に示すように最上段のフィ
ルタメディア161は、6枚で構成され、2段目は15
枚、3段目と4段目は19枚でそれぞれ構成される。各
フィルタメディア161の長さL1は、約1mであり、
幅L2も同程度である。
【0045】図13は、本発明のさらに他の実施例の基
本的考え方として、図13(A)に示すようにフィルタ
列170aを空気の流通方向169に対して垂直な直線
上に配列するばかりでなく、図13(B)に示すように
湾曲して配置することも可能なことを示す。フィルタ列
170bのようにフィルタメディアを全体として湾曲す
るように配置すると、同一のトンネルの幅L3に対し、
図13(A)では12対のフィルタメディアを配置可能
であるのに対し、図13(B)では18対のフィルタメ
ディアを配置することができる。また図13(B)のよ
うにフィルタ列170bを湾曲させる方向は、上流側に
向かって凸または凹となるようにすることが好ましい。
上流側に向かって凸または凹となるようにすれば、フィ
ルタメディアの面積を大きくとることができる。
【0046】以上の各実施例によれば、次のような効果
が得られる。 人手によるフィルタ洗浄という悪環境化での作業がな
くなり、省力化が可能であるとともに作業者の健康管理
上も好ましい。 フィルタメディアの再生作業がすべて自動化され、ト
ンネルの維持管理費用が大幅に低減され、省エネルギー
化と省労働化を図ることができる。 フィルタメディアの取り扱いを専用化された装置で行
うので、フィルタ洗浄時のフィルタの損耗がほとんどな
く、フィルタメディアを繰り返し再生使用可能な回数が
大幅に延長されて省資源が達成される。 フィルタメディアを完全に洗浄することができるの
で、当初から最適なメッシュのフィルタメディアを装備
することができ、安定した濾過機能を維持することがで
きる。洗浄が充分に行えないと、設計時に要求されるよ
りも粗い目のメッシュのフィルタを装備して、将来目詰
まりする状態に備えなければならないので、濾過機能が
安定しない。
【0047】さらに、フィルタ101と洗浄室110と
を別々に設けることができるので、従来のロール式の自
動再生機能付きの除塵装置のように、1箇所で大掛かり
な装置になることがなく、トンネルなどの流通路の奥行
きを有効に利用して装置を分散して配置することができ
る。
【0048】また、フィルタ101と洗浄室110との
間を空間にレール119を架設して、搬送機120によ
って自動的に搬送して移動させることができるので、フ
ィルタメディア121を人間が手で取り外したり人間の
手で搬送する必要がない。
【0049】また、従来のフィルタメディアの取り外し
と搬送とには、人手を要して、多大な作業時間が必要で
あるけれども、レール119を複数付設すれば、フィル
タメディア121の洗浄が並行して行え、洗浄時間が大
幅に短縮される。
【0050】さらに従来は、フィルタメディアをV型1
面配置方式として取り外しに機械化困難であるけれど
も、フィルタメディア121の配列を階段式にして取り
外しを機械化可能とし、しかも異なる段については並行
して同時に作業可能とすることができる。
【0051】また、従来のフィルタメディアは人力で取
り外し搬送を行うことを前提としてその大きさを制限し
ているけれども、配列位置から取り外すのに機械を使用
するので、フィルタメディア121の1枚の大きさを大
きくすることができ、フィルタ101全体としての面積
も大きくなり、フィルタ設置枚数を少なくすることがで
きる。
【0052】また、従来非常時の対応として、火災の場
合のみ一部の狭いスペースを利用してフィルタメディア
を開放し、直接火災に対する対策としているけれども、
差圧大に対する対策は取られていない。このため、時に
は差圧大による吸入圧力でフィルタメディアおよび送風
機が損傷してしまうこともある。本発明では、バイパス
ドア124を設けることによって差圧の増大時に対して
自動的に対応することができ、差圧監視に、不要な多大
なエネルギーを使用することなく、火災や火煙に対しも
自動排出が可能となり、フィルタメディア121の損傷
という事態も防ぐことができる。
【0053】また、従来はV型配列でのフィルタメディ
アの抜き出しは、水平方向に行っているので、機械化が
困難であったのに対し、上下方向の実施例では上方向に
抜き出すことで機械化が容易となっている。
【0054】また、従来はバイパスドア124を設ける
考え方がなかったけれども、バイパスドア124を設
け、ロック装置147の解除を自動的に行い、バイパス
ドア124の開放も確実に自動化される。
【0055】さらに、フィルタメディア121,155
の洗浄を、水洗浄のみの前処理洗浄と洗剤を使用した本
洗浄とに分けることによって、本洗浄用の洗剤使用量を
節約することができる。また搬送装置にフード130h
を設けることによって、排気トンネルのトンネル換気運
転中も搬送中の揺れを防いでフィルタメディア121,
155の洗浄が可能となる。さらに、抜き出すフィルタ
メディア121,155と交換に、その抜き跡を塞ぐ遮
蔽物を挿入しておけば、フィルタとしての機能は損なわ
れない。
【0056】さらに、以上の各実施例は、道路トンネル
などに付設する排気トンネル110に設ける除塵装置に
ついて示しているけれども、各種産業プラントなどで気
体からダストなどを取り除く過程で、本実施例と同様に
本発明を適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、平板状の
フィルタメディアをフィルタ支持枠から上下方向に抜き
差しして、フィルタとは間隔をあけて配設される洗浄装
置に、自動搬送装置が各フィルタメディアを搬送して洗
浄し、洗浄されたフィルタメディアを元の配列位置に差
し込んで自動的に再生することができる。フィルタメデ
ィアは自動搬送装置によって上下または水平方向に抜き
差しするので、人手で取り扱うよりも重量が大きく表面
積が大きなフィルタメディアを用いることができ、フィ
ルタメディアの使用枚数を減少させ、フィルタメディア
の再生時におけるフィルタメディアの抜き差しの必要回
数を減少させ、フィルタメディア全体の再生に必要な作
業時間を減少させることができる。またフィルタメディ
アは上下または水平方向に抜き差しするので、特に上下
方向の場合に支持枠に差し込む際には、重力を利用して
所定の配列位置に差し込むことが容易である。
【0058】また本発明によれば、フィルタメディアの
再生を、フィルタメディアを通過する気体の差圧を検知
して、差圧が予め定める再生のための基準値以上の場合
に行うので、差圧の監視に多大の人手を要することな
く、適切なタイミングでの再生を行うことができる。ま
た差圧が大きくなっても再生を行わないと、ついにはフ
ィルタメディアに対応する圧力がフィルタ支持枠が耐え
得る力よりも大きくなり、フィルタメディアが外れて損
傷を受けることとともに、送風機等が損傷の可能性があ
るけれども、そのような差圧に至る前に自動的にフィル
タメディアを再生することができる。
【0059】また本発明によれば、気体流通路を湾曲し
て横断するようにフィルタメディアが配列されるので、
気体流通路の断面積に比較して、より大きな表面積でフ
ィルタメディアを配列し、効率的な除塵作用を行わせる
ことができる。
【0060】また本発明によれば、フィルタメディアの
洗浄を超音波洗浄によって行うので、フィルタメディア
の表面および内部に強固な汚れが付着していても、迅速
かつ充分な洗浄を行うことができる。
【0061】また本発明によれば、フィルタメディアの
周辺に、バイパス扉を設け、緊急時にはバイパス扉を開
放して、フィルタメディアをバイパスするので、気体の
流通に対する抵抗を少なくして、円滑な気体流通を行う
ことができる。
【0062】また本発明によれば、自動搬送装置にフー
ドを設けるので、送風機等の運転中であっても、搬送中
のフィルタメディアが気体流によって揺れることを防ぐ
ことができる。
【0063】また本発明によれば、フィルタメディアの
配置場所とその再生のための洗浄装置とが分離されてい
るので、送風機等の運転中でも、洗浄装置のメンテナン
スを行うことができる。
【0064】また本発明によれば、フィルタ支持枠にフ
ィルタメディアと交換に遮蔽物を取付けることができる
ので、送風機等の運転中でもフィルタとしての機能を損
なわずにフィルタメディアを洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面から見た断面図であ
る。
【図2】図1の実施例の簡略化した平面断面図である。
【図3】図1の切断面線IIIa−IIIa、IIIb
−IIIbおよびIIIc−IIIcから見た断面図で
ある。
【図4】図1の実施例の斜視図である。
【図5】図1の実施例でフィルタメディアの再生機能の
ための構成を示す簡略化した斜視図である。
【図6】図1の実施例のフィルタメディアの再生機能の
制御のための電気的構成を示すブロック図である。
【図7】図6の構成の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】差圧が大きくなったときの図6の構成の動作を
示すフローチャートである。
【図9】異常状態が発生したときの図6の構成の動作を
示すフローチャートである。
【図10】図1の実施例におけるフィルタメディアの配
列状態を従来からのフィルタメディアの配列状態と対比
して示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例のフィルタメディア配置
を示す平面図および正面図である。
【図12】図11の実施例の斜視図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例のフィルタメディ
アの配列状態を示す簡略化した平面図である。
【符号の説明】
100 排気トンネル 101 フィルタ 102 送風機 110 洗浄室 111,111a,111b フィルタ洗浄装置 112,112a,112b 前処理洗浄装置 113,113a,113b 洗浄タンク 116,117 排水処理装置 117 主制御装置 118 搬送装置制御盤 119,169 レール 120 搬送機 121,155,161 フィルタメディア 122,156,162 フィルタ取付台 123,163 仕切壁 124,164 バイパスドア 125 火煙検知器 126 差圧発信器 127 火災検知器 139,139a,139b 洗剤タンク 141〜146 フィルタ列 147 ロック装置 148 上流側圧力センサ 149 下流側圧力センサ 151 トンネル中央制御装置 170a,170b フィルタ列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 7/007 B (72)発明者 林 喜久治 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 畠中 信吾 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体流通路内に設置され、気体中に含ま
    れるダストを濾過するフィルタメディアの自動再生機能
    を備える除塵装置であって、 複数枚の平板状のフィルタメディアを上下方向または水
    平方向に抜き差し可能で、隣接するフィルタメディア同
    士をV字状の平面配置となるように対向させ、全体とし
    て気体流通路を横断するように配列させるフィルタ支持
    枠と、 フィルタ支持枠に対して気体流通路の下流側に配設さ
    れ、フィルタメディアを洗浄する洗浄装置と、 フィルタ支持枠の上方空間と洗浄装置との間に架設さ
    れ、各フィルタメディアを再生するために、その配列位
    置から上方または水平方向に抜き出し、洗浄装置まで搬
    送して洗浄し、洗浄されたフィルタメディアを抜き出し
    た配列位置に戻して下方または水平方向に差し込む自動
    搬送装置とを含むことを特徴とするフィルタメディアの
    自動再生機能を備える除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ支持枠に差し込まれている
    フィルタメディアの上流側と下流側との間で、気体圧力
    の差圧を検知する差圧検知装置を含み、 前記自動搬送装置は、差圧検知装置からの出力に応答し
    て、検知された差圧が予め定める再生のための基準値以
    上になる場合にフィルタメディアの再生を行うことを特
    徴とする請求項1記載のフィルタメディアの自動再生機
    能を備える除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ支持枠は、上下方向で複数
    区間に分割したフィルタメディアを、気体の流通方向に
    階段状にずらして配列させることを特徴とする請求項1
    または2記載のフィルタメディアの自動再生機能を備え
    る除塵装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ支持枠は、複数枚のフィル
    タメディアを、全体として気体流通路を湾曲した形状で
    横断するように配列させることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のフィルタメディアの自動再生機能
    を備える除塵装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄装置では、搬送されたフィルタ
    メディアを超音波洗浄することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載のフィルタメディアの自動再生機能
    を備える除塵装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ支持枠の周辺の仕切壁に、
    予め定める緊急時にのみ開放されて、フィルタメディア
    をバイパスさせて気体を流通させ、通常時には閉鎖され
    るバイパス扉が設けられることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のフィルタメディアの自動再生機能
    を備える除塵装置。
  7. 【請求項7】 前記自動搬送装置に、搬送中のフィルタ
    メディアが気体流によって揺れることを防ぐフードを設
    けることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    フィルタメディアの自動再生機能を備える除塵装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄装置は、フィルタ支持枠に配列
    されるフィルタメディアから分離して配置されることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のフィルタメ
    ディアの自動再生機能を備える除塵装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルタ支持枠には、フィルタメデ
    ィアと交換に遮蔽物を取付けて、フィルタとしての動作
    中にも、フィルタメディアの洗浄が可能であることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のフィルタメデ
    ィアの自動再生機能を備える除塵装置。
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