JPH08145590A - 熱交換器の温度調節装置 - Google Patents

熱交換器の温度調節装置

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JPH08145590A
JPH08145590A JP30418194A JP30418194A JPH08145590A JP H08145590 A JPH08145590 A JP H08145590A JP 30418194 A JP30418194 A JP 30418194A JP 30418194 A JP30418194 A JP 30418194A JP H08145590 A JPH08145590 A JP H08145590A
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JP
Japan
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temperature
heat exchanger
process gas
tube
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP30418194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yabe
浩 矢部
Yukio Ota
幸男 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単であって、しかも制御性に優れ、且
つ設備費の安い熱交換器の温度調節装置を提供すること
を目的とする。 【構成】シエル&チユーブ型熱交換器のチューブ側出口
温度を調節する熱交換器の温度調節装置において、シエ
ル(1)の中心部に設けられるインナーバイパス管
(2)と、インナーバイパス管(2)の出口端部に直角
方向に接続し、一端が出口チヤンネル(3)に固着され
るガス出口ノズル(4)に連接し、伝熱管(5)を出る
ガスが流入する窓(7)を有する外筒(6)と、外筒
(6)内に摺接して回動自在に挿着されインナーバイパ
ス管(2)を出るガスが流入する窓(9)と前記窓
(7)に対位して伝熱管(5)を出るガスが流入する窓
(10))を有する内筒(8)と、内筒(8)を軸(1
7)を介して回動する駆動手段(11)を具備したこと
を特徴とする熱交換器の温度調節装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器の温度調節装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】石油系炭化水素を原料にして、水蒸気改
質反応を利用して都市ガス,水素ガス等の各種の合成ガ
スを製造する装置においては、反応炉等から出る高温ガ
ス(以下、プロセスガスという)から廃熱を回収するた
め、廃熱ボイラ等の熱交換器を設けて、スチーム発生に
利用したり、あるいはその他の流体の加熱に利用してい
る。この廃熱回収の際、熱交換器の後段に反応器等が設
けられる場合は、熱交換器を出るプロセスガスの温度を
一定に制御する必要がある。
【0003】このような場合に従来用いられている温度
調節装置について、図5に基づいて説明する。図におい
て、20はシエル&チューブ型の熱交換器であり、高温
プロセスガスHGは入口管路21を経て、熱交換器20
の管側に入り、伝熱管22を介してシエル側流体Lを加
熱した後に温度が下がり、熱交換器20を出て、出口管
路23を経て後続工程に移る。24は、熱交換器のバイ
パス管路25に設けられる調節弁であり、熱交換器の出
口管路23に設けられる温度調節計26によって作動が
制御される。
【0004】すなわち、装置負荷が小さくなって熱交換
器20の伝熱面積が過剰になれば、熱交換器を出るプロ
セスガスの本流側の温度が所定値より低下するので、調
節弁24の開度を大にして、バイパス側の割合を大きく
することにより、合流後の温度を所定値に維持してい
る。
【0005】以上説明した従来の熱交換器の温度調節装
置には、次のような問題がある。第1には、バイパス管
路25を経て、調節弁24に流入するプロセスガスの温
度は高温であるためガスの容積が大きいこと,一般にプ
ロセスガス流路中に設置される熱交換器の許容圧損失は
小さく抑えられるため、バイパス管路側の調節弁に許容
される圧損失も小さくなること等が原因となって、調節
弁の口径が大きくなることであり、第2には、調節弁2
4に流入するプロセスガスの温度は高温であるため、弁
本体及び接続管路の材質は耐熱性の都合上、高級材料が
必要であり、従って設備費が非常に高くなることであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
技術の問題点に鑑みてなされたものであって、構造が簡
単であって、しかも制御性に優れ、且つ設備費の安い熱
交換器の温度調節装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の要旨とするところは、シエル&チユーブ型熱
交換器のチューブ側出口温度を調節する熱交換器の温度
調節装置において、シエル(1)の中心部に設けられる
インナーバイパス管(2)と、インナーバイパス管
(2)の出口端部に直角方向に接続し、一端が出口チヤ
ンネル(3)に固着されるガス出口ノズル(4)に連接
し、伝熱管(5)を出るガスが流入する窓(7)を有す
る外筒(6)と、外筒(6)内に摺接して回動自在に挿
着されインナーバイパス管(2)を出るガスが流入する
窓(9)と前記窓(7)に対位して伝熱管(5)を出る
ガスが流入する窓(10))を有する内筒(8)と、内
筒(8)を軸(17)を介して回動する駆動手段(1
1)を具備したことを特徴とする熱交換器の温度調節装
置にある。本発明でいう熱交換器とは、構造的にはシエ
ル&チューブ型の熱交換器であって、チューブ側を高温
ガスが流れ、シェル側を液体、ガス体が流れるものを意
味するが、本発明は特に高温ガスでスチームを発生する
廃熱ボイラーに特に適する。
【0008】
【作用】装置の運転負荷が少ない場合、熱交換器の伝熱
面積が過剰になると、伝熱管5を出るプロセスガスの温
度は、所定の温度より低くなる。この場合は内筒8の窓
9を図3のように位置させて、インナーバイパス管2を
流過する高温のプロセスガスの流量を増加して、ガス出
口ノズル4を出る温度を所定温度に維持する。また装置
の運転負荷が100%の場合は、内筒8を回動して、図
4のように位置させて、インナーバイパス管2の出口端
を閉にして、高温ガスの全量を伝熱管5を通して、ガス
出口ノズル4を出るプロセスガスの温度を所定温度に維
持する。
【0009】装置負荷が以上説明した二つの場合の中間
の場合は、内筒8の回動位置は、図3と図4の中間の状
態になる。以上の内筒8の回動操作は、出口管路23に
設けられる温度調節計12によって、油圧シリンダー等
の駆動手段11によって、内筒8に固着される軸17を
回転して自動制御するのが望ましい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は一部縦断面を示す本発明の全体構
成図、図2は図1のII−II視の要部横断面図、図3は図
2のIII−III 視の断面図、図4は図3のインナーバイ
パス全閉状態を示す図である。図において、図5と同じ
部材については同じ符号を用いて示してある。
【0011】1は熱交換器の円筒形状のシエル、2はシ
エル1の中心軸上にその両端が左右の管板13,13に
嵌着されて設けられる大径管からなるインナーバイパス
管、3は管板13,13間に挿着される伝熱管5を出る
プロセスガスを集合して、ガス出口ノズル4から機外に
送出する出口チャンネルであり、鏡板14により覆蓋さ
れる。
【0012】6はインナーバイパス管2の出口端部に短
管15を介して、インナーバイパス管に対して直角方向
に接続される円筒形状の外筒であり、一端が前記ガス出
口ノズル4に連通して固定され、他端はカバー30によ
って気密に覆蓋される。そして外筒6の下半周部には、
伝熱管5を出るプロセスガスが流入する短形状の窓7が
開口している。
【0013】8は外筒6と略同長で、外筒6の内周面に
摺接して回動自在に挿着される円筒形状の内筒であり、
ガス出口ノズル4側の端部は軸16を介して、外筒6の
内部部材に軸着し、反対側の端部は軸17及びアーム1
8を介して、油圧シリンダーからなる駆動手段11に連
結している。そして内筒8の円周部には、インナーバイ
パス管2を出る高温ガスが流入する矩形状の窓9と、伝
熱管5を出る低温ガスが流入する矩形状の窓10がそれ
ぞれ適宜円弧を存して開口して設けられている。19は
チャンネル3の内面に内張りされる断熱材である。
【0014】次に以上の構成からなる実施例の作用につ
いて説明する。図示はされない反応炉を出る高温プロセ
スガスHGは、入口管路21を経て熱交換器20の入口
チャンネルから伝熱管5に入り、被加熱流体Lを加熱し
て出口チャンネル3に集合し、次いで図3に図示される
ように外筒6の窓7及び内筒8の窓10を経て内筒8内
に流入する。一方インナーバイパス管2を流過する高温
のガスは、短管15及び内筒8の窓9を経て内筒8内に
流入し、前記伝熱管5を出る温度の低いガスと合流し
て、ガス出口ノズル4から出口管路23に流出する。
【0015】装置負荷が100%の時は、内筒8を図3
の状態から反時計回りに回動して、図4に図示されるよ
うにインナーバイパス管2の出口部を全閉し、プロセス
ガスの全量を伝熱管5に通すことにより、熱交換量が最
大となり、熱交換器20を出るプロセスガスの温度を所
定の温度にできる。
【0016】実際運転上は、装置負荷は時々刻々変動し
ているので、出口管路23に設置された温度調節計12
によって、低温プロセスガスLGの温度を測定し、所定
温度より低くなった時には、駆動手段11によって内筒
8を図3に図示される状態から、反時計方向に適宜回動
して、窓9の開口面積を大きくすると同時に窓10の開
口面積を小さくすることにより、インナーバイパス管を
流過する割合を増量して、ガス出口ノズル4を出るプロ
セスガスの温度を常時所定温度に制御できる。逆に、低
温プロセスガスLGの温度が高くなった時には、内筒8
を時計方向に回動すれば、インナーバイパス管を通過す
る割合は減少して、同じ効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した構成と作用を有する本発明
によれば、非常に簡単な構造の装置でもって、熱交換器
内のインナーバイパス管と伝熱管を流れる流量を同時に
調節することにより、熱交換器を出るプロセスガスの温
度を確実に制御することができる効果が得られる。さら
には高温ガス用の耐熱性の高い高価格の調節弁を設置す
る必要がないため、設備費を節減できる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部縦断面を示す本発明の全体構成図。
【図2】図1のII-II 視の要部横断面図。
【図3】図2のIII-III 視の断面図。
【図4】図3のインナーバイパス全閉状態を示す図。
【図5】従来の熱交換器の温度調節装置。
【符号の説明】
1;シェル、2;インナーバイパス管、3;出口チャン
ネル、4;ガス出口ノズル、5;伝熱管、6;外筒、
7;窓、8;内筒、9;窓、10;窓、11;駆動手
段、12;温度調節計、13;管板、14;鏡板、1
5;短管、16;軸、17;軸、18;アーム、19;
断熱材、20;熱交換器、21;入口管路、22;伝熱
管、23;出口管路、24;調節弁、25;バイパス管
路、26;温度調節計、30;カバー、HG;高温プロ
セスガス、LG;低温プロセスガス、L;被加熱流体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シエル&チユーブ型熱交換器のチューブ側
    出口温度を調節する熱交換器の温度調節装置において、
    シエル(1)の中心部に設けられるインナーバイパス管
    (2)と、インナーバイパス管(2)の出口端部に直角
    方向に接続し、一端が出口チヤンネル(3)に固着され
    るガス出口ノズル(4)に連接し、伝熱管(5)を出る
    ガスが流入する窓(7)を有する外筒(6)と、外筒
    (6)内に摺接して回動自在に挿着されインナーバイパ
    ス管(2)を出るガスが流入する窓(9)と前記窓
    (7)に対位して伝熱管(5)を出るガスが流入する窓
    (10))を有する内筒(8)と、内筒(8)を軸(1
    7)を介して回動する駆動手段(11)を具備したこと
    を特徴とする熱交換器の温度調節装置。
JP30418194A 1994-11-15 1994-11-15 熱交換器の温度調節装置 Pending JPH08145590A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155328A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Alstom Technology Ltd 廃熱ボイラ
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