JPH08144115A

JPH08144115A - 着脱式ベルト通し

Info

Publication number: JPH08144115A
Application number: JP32918094A
Authority: JP
Inventors: Haruko Tsukada; 晴子塚田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-11-22
Filing date: 1994-11-22
Publication date: 1996-06-04

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明はベルト通しがない、あるいはベルト
通しが使えないズボン又はスカートに簡単に装着できる
着脱式ベルト通し、特願平６−２１５１５７を改良した
発明を提供する。【構成】挟着具（４）の一部に設けられた起伏動しな
い裏板（６）の上端を延長し曲折して、着脱式ベルト通
しの主体（１）として形成する、という改良を加えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ベルト通しがない、
あるいはベルト通しが使えないズボンやスカートに簡単
に装着できる、アクセサリーとしても有効な着脱式ベル
ト通しに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ベルト通しがないズボンやスカートか
ら、ベルトが上方へずれないように考えられたものに、
本発明者の出願になる、着脱式ベルト通し、特願平６−
２１５１５７がある。これは、主体（１）に設けられた
取り付け板（５）に、さらに挟着具（４）を設けるな
ど、大変複雑な構成で、製造工程が多くなるものであっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、図４のよう
に、主体（１）と取り付け板（５）と挟着具（４）の３
部品を接着する着脱式ベルト通し、特願平６−２１５１
５７を出願したが、複雑な構成にして製造工程が多く、
当然製品単価の高騰を免れないという欠点を持つことが
判明したので改良を試みたものである。

【０００４】本発明は、以上の欠点を解決するために、
従来公知のズボン吊り用挟着具を、一部変更するにとど
めることで、部品や金型の数を減らし製造工程の簡素化
をはかり、大幅に製造コストの削減をはかるために発明
されたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以下、本発明について図
面で説明する。板状体又は、棒状体にて形成される枠体
からなる、逆Ｌ字形の主体（１）の上方短辺（３）に、
ベルトの通る間隔をあけて側方長辺（２）と平行に取り
付け板（５）を設け、取り付け板（５）に挟着具（４）
を設けた着脱式ベルト通しにおいて、上記取り付け板
（５）に代えて、挟着具（４）の一部に設けられた裏板
（６）の上端を延長し，逆Ｌ字形に曲折した主体（１）
とした着脱式ベルト通し。本発明は以上の構成からなる
着脱式ベルト通しである。

【０００６】

【作用】逆Ｌ字形の主体（１）上部の挟着具（４）を、
図２のごとくズボンやスカートのウエスト部分（Ａ）に
装着し、ベルト（Ｂ）をベルト保持金具主体（１）に
保持させると、腰を曲げたり、立つたり座ったりして
も、ベルト（Ｂ）はズボンやスカートのウエスト部分
（Ａ）から上方へずれることがない。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
発明者の先願になる、着脱式ベルト通し、特願平６−２
１５１５７は、図４のごとく板状体又は、棒状体にて形
成される枠体からなる、逆Ｌ字形の主体（１）の上方短
辺（３）に、ベルトの通る間隔をあけて側方長辺（２）
と平行に取り付け板（５）を設け、取り付け板（５）に
挟着具（４）を設けた着脱式ベルト通しであるが、主体
（１）に設けられた取り付け板（５）に、さらに挟着具
（４）を設けるなど、大変複雑な構成で、製造工程が多
く、当然製品単価の高騰を免れないという欠点を持つ
ものであった。

【０００８】本発明は、前述のような複雑な構成や、多
くの製造工程を必要とする、欠点の多い先願を整理し、
徹底的に研究した結果、単純な操作でしっかり衣服のウ
エスト部分を固縛でき、製造工程の上からも安価である
従来公知のズボン吊り用挟着具を利用して、これの一部
を変更するにとどめて安価な着脱式ベルト通しを発明し
た。

【０００９】すなわち、第一実施例として図１に示すよ
うな、上方を支点にして下方が開閉する、従来公知のズ
ボン吊り用挟着具（４）を利用した場合は、この挟着具
（４）の一部に設けられた、起伏動しない裏板（６）の
上端を、図１に示すように、右側方に延長し、若干の間
隔をあけて左側へ折り返して、さらにベルトの通る間隔
をあけて挟着具（４）と平行に下方に延長して、ベルト
保持金具逆Ｌ字形の主体（１）として一体に形成す
る。

【００１０】また、第二実施例として図１に示すよう
な、上方を支点にして下方が開閉する従来公知のズボン
吊り用挟着具（４）を利用した場合も、挟着具（４）の
一部に設けられた、起伏動しない裏板（６）の上端を左
側方へ延長し、ベルトの間隔をあけて裏板（６）と平行
に下方に延長して、主体（１）の下端部を同一の幅をも
って右上方へ折り上げて、請求項２のＣ字形ベルト保
持金具主体（１）として形成したものである。折り上
げる寸度は、ベルトが保持できる程度で良い。ベルト保
持金具主体（１）の形状をＣ字形に形成すると、ベル
トのずれを上方下方ともに防ぐことができる。

【００１１】本発明は以上のような構成であり、ズボン
吊り用挟着具は、操作がたいへん簡単な挟着具（４）で
あるから、着衣後ズボンやスカートのウエスト部分
（Ａ）に、後ろ手に装着することも容易である。これを
使用する時は，図２のように挟着具（４）で、ベルト通
しがない、あるいはベルト通しが使えないズボンやスカ
ートのウエスト部分（Ａ）をとらえた後、ベルト保持金
具主体（１）にベルト（Ｂ）を保持させる。主体
（１）の長さや、主体（１）と裏板（６）の間隔は、ベ
ルトの長さや厚みにより決定する。

【００１２】

【発明の効果】ベルト通しがない、あるいはベルト通し
が使えないズボンやスカートにベルトをする時、この着
脱式ベルト通しを使用すれば、腰を曲げたり、立ったり
座ったりしても、ベルトはズボンやスカートのウエスト
部分にしっかり保持され，主に上方へずれたり乱れたり
することがなくなる。

【００１３】特願平６−２１５１５７の着脱式ベルト通
しは、従来の技術で記したように、複雑な構成からなっ
ている。これは、とりもなおさず製造単価の高額なるこ
とを意味する。しかるに、本発明は、様々な種類がある
従来公知の単純なズボン吊り用挟着具を、徹底的に研
究した結果、これを一部変更するにとどめた。すなわ
ち、これらの挟着具（４）の一部に設けられた、起伏動
しない裏板（６）の上端を延長し、曲折することをもっ
て、着脱式ベルト通しのベルト保持金具主体（１）と
して形成し、製造工程や部品数を削減した結果、製造コ
ストが大幅に引き下げられ、非常に安価で、取扱い操作
が簡単な着脱式ベルト通しが発明された。

【００１４】このことは、ベルトのアクセサリーとし
て、幾種類も買い揃えたい女性のファッション感覚にと
って、とても大切な事である。と同時に、特願平６−２
１５１５７の着脱式ベルト通しを、改良した本発明を使
用することによって、着衣時の衣服とベルトのずれが防
止できれば、ずれによる背部の不快感がなくなり、さら
に衣装の乱れに対する気遣いからも解放されて、女性の
行動は自由かつ快適となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の挟着具が解放された斜
視図である。

【図２】本発明の第１実施例を衣服およびベルトに装
着した斜視図である。

【図３】本発明の第２実施例をベルトに装着した状態
を示す斜視図である。

【図４】特願平６−２１５１５７の着脱式ベルト通し
の斜視図である。

【符号の説明】

１主体２長辺３短辺４挟着具５取り付け板６起伏動しない裏板Ａウエスト部分Ｂベルト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】板状体又は、棒状体にて形成される枠体
からなる、逆Ｌ字形の主体（１）の上方短辺（３）に、
ベルトの通る間隔をあけて側方長辺（２）と平行に取り
付け板（５）を設け、取り付け板（５）に挟着具（４）
を設けた着脱式ベルト通しにおいて、上記取り付け板
（５）に代えて、挟着具（４）の一部に設けられた起
伏動しない裏板（６）の上端を延長し，逆Ｌ字形に曲折
し主体（１）とした起脱式ベルト通し。
【請求項２】挟着具（４）の一部に設けられた裏板
（６）の上端を延長し，Ｃ字形に曲折して主体（１）を
形成した、請求項１記載の着脱式ベルト通し。