JPH0814410A - ピストン弁 - Google Patents

ピストン弁

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JPH0814410A
JPH0814410A JP16998294A JP16998294A JPH0814410A JP H0814410 A JPH0814410 A JP H0814410A JP 16998294 A JP16998294 A JP 16998294A JP 16998294 A JP16998294 A JP 16998294A JP H0814410 A JPH0814410 A JP H0814410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
valve
cylinder
pin
guide body
Prior art date
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Pending
Application number
JP16998294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneichi Ichimaru
常一 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichimaru Giken Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Giken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichimaru Giken Co Ltd filed Critical Ichimaru Giken Co Ltd
Priority to JP16998294A priority Critical patent/JPH0814410A/ja
Publication of JPH0814410A publication Critical patent/JPH0814410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストン弁におけるピストンの実際の作動状
態をいつも正確に確認できる技術の提供。 【構成】 ピストン5の押動によって弁の切換え操作を
行うピストン弁において、シリンダ2の下部と連設され
該シリンダ2を弁本体3に取付けるための支持枠6であ
って前記ピストン下面と対向する位置に貫通穴7を設
け、該貫通穴7には、一端側が前記シリンダ2内に突出
状態に保持されると共に、押動時のピストン下面5aに
よって他端側方向に押し出され反押動時は元位置に復帰
するピン8を進退自在に設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ加硫機等に使用
するピストン弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピストン弁では、図4に示すよう
に、弁操作用のシリンダ50が支持枠51を介して弁本
体52に取り付けられ、この支持枠51には弁本体52
に着脱自在に固定するための一対の脚状体53が突設さ
れており、また、シリンダ内のピストン54に接続され
た弁棒55は、この脚状体53部分で一旦外部に露出し
た構造となっている。そして、このようなピストン弁の
弁棒55には、前記ピストンの作動を目視によって確認
できるように、このピストン押動時に外部に露出する部
分にリング状のゲージ56が周設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなピストン弁は、使用時間の経過と共に前記弁棒の
露出部分が変色したりして遠くからではゲージ56部分
の確認が困難となる場合が多い。
【0004】例えばタイヤ加硫用等では、複数のピスト
ン弁が使用されているが、加硫時にピストンが作動しな
くなっても、ゲージ位置が確認できないと支障が発生し
ていることが作業者に判らない場合があったり、それが
判っても今どのピストン弁まで実際に作動しているの
か、どのピストン弁に支障が発生しているのか判らない
場合があるという問題があった。また、これ等の改善や
作業効率化のため、ピストンの実際の動きを利用して外
部に電気信号を送るための処置が取り難いという問題が
あった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、ピストンの実際の作動状態をいつも正確に確認でき
るようにしたピストン弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載のピストン弁では、
ピストンの押動によって弁の切換え操作を行うピストン
弁において、前記ピストンのシリンダ下部と連設され該
シリンダを弁本体に取付けるための支持枠であって前記
ピストン下面と対向する位置に外部と連通する開口部を
設け、該開口部には、一端側が前記シリンダ内に突出状
態に保持されると共に、押動時のピストンによって他端
側方向に押し出されピストンの反押動時は元位置に復帰
するガイド体を進退自在に設けた構成とした。
【0007】請求項2記載のピストン弁では、前記ガイ
ド体を反押動時のピストン下面より離して設けると共
に、該ガイド体をピストン側に付勢するスプリングを前
記支持枠の開口部に設けた構成とした。
【0008】
【作用】本発明請求項1記載のピストン弁では、支持枠
の開口部にガイド体が設けられており、ピストンの押動
時には、このガイド体がピストンに押されて支持枠から
延びて見えるから、目視にてピストンが実際に作動して
いるのを確認することができる。
【0009】請求項2記載のピストン弁では、ガイド体
をピストン弁と切離して設けていてもよいため組立てが
容易となるし、ピストンの押動時にはこのピストンに押
されて支持枠が延びて見え、反押動時にはピストンが離
れスプリングでピストン側に後退して縮んで見えるか
ら、目視にてピストンが実際に作動しているのを確認す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本実施例のピストン弁を示す断面
図、図2はピストン押動時におけるガイド体の作動状態
を示す拡大断面図である。
【0011】まず実施例の構成を説明する。本実施例の
ピストン弁1は、頂部に高圧空気流入口2aを有し底部
を開口したシリンダ2と、弁本体3と、前記シリンダ2
に往復動自在に挿入され弁本体3から上方に突出した弁
棒4の先端に固定されたピストン5と、前記シリンダ2
の底部開口を密閉するように連設され弁棒4の挿入部位
の両側に突設した脚状体6aを弁箱3aに固定すること
によりシリンダ部を弁本体3と一体化する支持枠6と、
で組立てられている。
【0012】そして、前記支持枠6には、ピストン5の
下面5aであって、その外周寄り位置に対向する位置に
弁棒4と同方向の貫通穴7が開口部として設けられ、こ
の貫通穴7にピン8がガイド体として摺動自在に装着さ
れている。
【0013】前記ピン8には中程にリング状の突出部8
cが設けられており、この突出部8cにスプリング9を
係止し適宜圧縮した状態で貫通穴7に装着されている。
図中7aは前記ピンの突出部8cを係止してピン8のそ
れ以上の上方への摺動を停止させるストッパである。前
記ピン8はこの状態で、一端側8aがシリンダ2内であ
ってピストンの下面5aの最降下位置より適宜上方位置
まで延設され、また、他端側8bが支持枠6より適宜外
部に突出する状態に設けられている。
【0014】図中10はピストン5の復帰スプリング、
11は弁体、12は弁座である。また、13はシリンダ
組立て用の蝶ねじであり、支持枠6から水平に設けた突
出部14に、シリンダ2から水平に突出させたコ字状部
15を嵌合後締付け固定するものである。
【0015】次に実施例の作用を説明する。まず、高圧
空気流入口2aより高圧空気を供給することにより、ピ
ストン5が空気圧により復帰スプリング10に抗して押
圧降下し弁体11で流路の切換操作を行う。このとき、
ピストン5の下面5aがシリンダ内に突出しているピン
8の一端側8aに当接しスプリング9の反発力に抗して
押下げるから、ピン8の他端側8bがこの支持枠6から
延びて見えることになる(図2参照)。
【0016】そして、再度流路切換えに際し高圧空気を
抜くことにより、ピストン5が復帰スプリング10の反
発力により上昇し弁体11が流路を切換える。このと
き、ピン8はスプリング9の反発力によってシリンダ2
内に上昇するから、支持枠2から突出した他端側8bは
縮んで見えることになる。尚、この場合、ピンの動きで
作動するリミットスイッチを設けておき、この信号によ
ってランプを点滅させるようにしてもよい。また、遠隔
制御用の信号にも使用することができる。
【0017】以上、説明してきたように本実施例のピス
トン弁1では、流路切換操作ごとにピン8が支持枠2か
ら延びた状態、あるいは縮んだ状態に交互に見えるため
ピストンが確かに作動して流路を切換えているのを確認
することができる。また、ピン8の延びた状態縮んだ状
態が交互に行われず、あるいはその量が少ないときはピ
ストンが正規に作動せずピストン弁内部で何かトラブル
が発生しているのが判る。前記ピンはその突出状態で判
断できるから、変色していたり遠方にいたりしていても
確実に確認することができる。弁本体の蓋と支持枠との
間には、従来、弁棒のゲージを表出させるスペースを設
けていたが、本実施例では弁棒にゲージを設けなくても
よいから、弁棒の構造が簡単となり、また、スペースも
不要となって弁棒の長さと共に全体の高さも小さくする
ことができる。構造が簡単であるから安価に製作できる
し、消耗部分もないから保守点検の回数も少なく簡単に
行うことができる。
【0018】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
【0019】例えば、実施例では、ピン8はピストン5
の上昇時は離れた状態となる場合を示したが、これに限
らず、図3に示すように、ピストン5の下面側に横向き
溝20を周設し、ピン21は一端側21aに前記横向き
溝20に着脱自在に係止する頭部22を設けると共に、
ピストン5が最上位置にある場合にもピンの下部が貫通
穴に保持された状態で前記頭部22が横向き溝20に係
止可能な長さに形成し、ピストンの上下に常に連動して
その動きを表示できるように設けてもよい。この場合、
ピンの突出部やスプリング、ストッパなどが不要となり
簡単な構造となる。また、ピンはピストンの動きを全て
示すので、このピン21でポテンショメータ等を回転可
能に設けることにより、その回転角度に応じた信号でピ
ストンの作動時の全ての状態を遠隔地で確認することが
できる。
【0020】ガイド体としてのピンは目視だけによら
ず、ピンの動きをリンク装置やレバーなどで大きくした
り目立つ色を表出させることにより、遠方でもその作動
状態を確認することができる。
【0021】弁本体3の形状や構造は実施例の他、玉形
弁やアングル弁など任意に設定することができるし、ま
た、ガイド体の形状や開口部形状、その個数なども任意
である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明請求項
1記載のピストン弁にあっては、前記構成としたため、
流路切換操作でピストンの押動時にガイド体が支持枠か
ら延びて見えるから、目視にてピストンが実際に作動し
ているのを確認することができる。また、反押動時にガ
イド体が支持枠から縮で見えるから、目視にてピストン
が作動していないのを確認することができる。ガイド体
はその突出状態で判断できるから、変色していたり作業
者が遠方にいたりしても確実に確認することができる。
構造が簡単であるから、安価に製作できるし、消耗部品
もないから保守点検の回数も少なく簡単に行うことがで
きる。また、ガイド体にマイクロスイッチ等をセットで
きるから、ピストンの実際の動きを電気信号として取り
出し、ランプの点滅や遠隔地での監視ができる等の効果
が得られる。
【0023】請求項2記載のピストン弁にあっては、前
記構成としたため、ガイド体はピストンの反押動時は該
ピストンと離れているから、シリンダの分解組立ては極
めて簡単に行うことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のピストン弁を示す断面図であ
る。
【図2】実施例のピストン押動時におけるガイド体の作
動状態を示す拡大断面図である。
【図3】他の実施例のガイド体取り付け構造を示す説明
図である。
【図4】従来のピシトン弁におけるゲージを示す説明図
である。
【符号の説明】 1 ピストン弁 2 シリンダ 3 弁本体 5 ピストン 5a ピストン下面 6 支持枠 7 貫通穴(開口部) 8 ピン(ガイド体) 8a ピンの一端 8b ピンの他端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの押動によって弁の切換え操作
    を行うピストン弁において、 前記ピストンのシリンダ下部と連設され該シリンダを弁
    本体に取付けるための支持枠であって前記ピストン下面
    と対向する位置に外部と連通する開口部を設け、該開口
    部には、一端側が前記シリンダ内に突出状態に保持され
    ると共に、押動時のピストンによって他端側方向に押し
    出されピストンの反押動時は元位置に復帰するガイド体
    を進退自在に設けたことを特徴とするピストン弁。
  2. 【請求項2】 前記ガイド体を反押動時のピストン下面
    より離して設けると共に、該ガイド体をピストン側に付
    勢するスプリングを前記支持枠の開口部に設けた請求項
    1記載のピストン弁。
JP16998294A 1994-06-28 1994-06-28 ピストン弁 Pending JPH0814410A (ja)

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JP16998294A JPH0814410A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 ピストン弁

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110735A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Ichimaru Giken:Kk タイヤ加硫装置における金型自動クランプ装置
JP2007002925A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Osaka Gas Co Ltd 管の分岐装置
WO2008139660A1 (ja) * 2007-05-02 2008-11-20 Hirotek Inc. 往復動バルブ
WO2009000088A1 (en) * 2007-06-26 2008-12-31 Starcyl Canada Inc. Valve assembly for an actuating device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020910